はてなキーワード: ホッテントリとは
いやホッテントリ入ってるじゃん
インターネットで表舞台に立たなくなってから、もうずいぶんと長い年月が経つんですけど、別にインターネットと縁が切れるわけでもなく、今日も俺は教え子に脅迫されるやつの最新巻を電子書籍で購入してその場で読み、サブスクでアルカテイル聞きながらはてなのトップページ見てるわけなんですけど、俺は冬燕ちゃん派です。おっさんになってくると「家でごはんつくって待っててくれる」みたいな部分に脆弱性が発生して絶望する。
いまやもう大文字の「インターネット」なんてものもどこにあるんだかわからんですが、てゆうかそんなものはもうなくて、世間様だけがあるんですけども、そういう意味で、あれまなめさんだったかな「ツイッターはインフラ」って言ってたの、あれめっちゃ本質だったなあという気がします。
めっきり個人ブログの入らなくなったホッテントリ見てて、俺あんまり感傷ってものと縁のない体質なんですけど、俺かつてここにいたんだよなあ、などと思ったら、なんか遠い気分になってしまった。
それで、俺かつてあの場所でなにやってたんだろうな、なんて考えたんですけど、たとえばブログからは絶対に収入を得ない、だから好き勝手に書く、でも好き勝手に書いてるんだから、せめて読んでる人の暇つぶしくらいにはなりますように、くらいのことは当時でも考えてたんですけど、このあいだPhaさんのインタビューだったかな、あれ見てるときに、不意に思ったことがありまして。
俺ひょっとして「親戚に一人はいる妙な大人」をやりたかったんじゃないかな、と。
というのは、俺にはロールモデルってのがいなかったんですよね。自分が将来どうなっていくのかとか、あるいは将来こうなれって言われるとか。ただ「ああいうふうにだけはなりたくない」というのだけが強烈にあった。その「ああいう」ってのは、つまり俺が子供時代を過ごした1980年当時の「大人」というものだったと思います。
現状の俺がどういう物体であるかはさておき、いま、変な大人、けっこうネット上で見かけるんですよね。それは単純に「俺がイメージする大人」とは違うという意味で。
俺はそういうのすごくいいなあと思うんです。
たとえば30とか40越えてなお「変」でありつづけるっていうのは、これはかなりの難事業だと思うんですよ。なぜ変なのかといえば、自分の内部にどうしようもなく世間と折り合いがつかない部分があるからで、その折り合いをつけないまま生きていくためには「どうしようもない部分」以外の折り合いはつけなきゃいけない。それってかなりの知性が必要な作業で、俺が「いいなあ」と思う変な大人は、みなそれを持っているように見える。変と見られることを恐れていないように見える。
それがね、いいなあと思うんですよね。そういう人が呼吸できる場があるということが。文章なりなんなりを発表できる場所があって、それに共感する人たちがいるということが。ひょっとしたら、変な人が変な大人でありつづけていることで、救われているだれかがいるかもしれない。かつて救われたかった子供だった俺は、そういう人たちを見て「いいなあ」と思うのです。
かつてブログやってたころ、よく「自分もたいがいひどいが、あの人にくらべればまだまし」という扱いを受けることがあって、それって俺にとってはたぶんモチベーションのひとつだったんですよね。どうだ、ひどいだろう。しかし安心していい。それでも死なない。なんとかなる。
ほら、書く人ってよく「十代の自分」を相手に書いてるっていうじゃないですか。当時はそんなこと思ってなかったんですけど、あれはやっぱりそういうことだったのかなあ、なんてもうじき50歳の俺は思います。
20201006追記
今ホッテントリの「非モテ女なんて存在しない、なめるな」への反論を書きました
https://anond.hatelabo.jp/20201006103058
どうして再投稿までしたかと言うと、現実世界でずっとずっといないものとして扱われてきたので、せめてネットでは存在を認知されたかったからだ。
最下層の女にとって、恋人ができない・愛されないことは当然すぎてわざわざ書くようなことじゃない。だからネットには、わざわざ書くようなオチ(そんな私にも恋人が)がつくような体験談しか上がらない。「ブスは愛されない!男性が中身を見ないのはおかしい!」なんて主張は「コアラはユーカリしか食わない!竹を食わないなんて非常識!」くらい支離滅裂だ。コアラはそういう生き物なので、変わらないし変えようがない。一部の非モテ男性が、モテないことによる攻撃的な感情(女が悪い、女がクソ的な)を持てることが、実はちょっぴり羨ましかった。それって「中身が良ければ、少しはモテるはずなのにおかしい」って思えてるってことじゃん。ブスがモテないのは当たり前すぎて誰かを恨む気持ちにもなれない。強いて言うならブスな私が悪い。誰も恨まず、このまま静かに余生を過ごしたい。
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非モテ男性の体験談はよく見かけるけど、非モテ女性も結構辛いよってのを書くので良かったら読んでほしいです。
美人でもモテないって言う子はいるけど、それは「美人のわりには」ってことです。美人のわりには言い寄ってくる男性が少ない、あるいは大切にされないみたいな話。美女がガチ喪女であることはほとんどない(無闇に性的に求められるのが幸福かどうかはもちろん別の話)。
女には化粧があるじゃないか、と言う男性もいるけれど、ちょっと夢を見過ぎだと思います。メイクは100を120にする『技術』であって、0を100にする『魔法』ではないです。メイクでできるのは、肌やパーツの形や色を「整える」こと。それでびっくりするほど綺麗になる子は、そもそもブスではありません。男性は「二重にして、目を大きくすれば可愛くなるんだろ」くらいに思ってるかもしれないけど、そういうもんじゃないです。顔の大きさ、肌質、目の位置、鼻と口の距離。そういうメイクでどうにもならない問題はいくらでもある。あと、びっくりするようなテクニック満載の変身メイクは、動画や写真なら良いけど実際見ると全然不自然だったりする。メイクをし、女装した男性のほとんどが美女になれないのと同じです。あとね、ブスが多少『整えた』ところで、可愛い子はメイクで美しさに拍車をかけてくるので、差は縮まらないんですよね。
メイクの話が長くなった。
一部の男性の言う「女」に、ブスはカウントされません。「誰でもいいからセックスさせろ」って言う男もブスは見てないです。「(ブスじゃなきゃ)誰でもいいからセックスさせろ」、です。「誰にでも」に入れないブス。それなのに、女の形をしているだけで痴漢には遭う。追い越しざまに尻を撫でられ、振り向いた歯のないおっさんに「なんだブスじゃねーか!」と言われたのはマジでトラウマ。
あと、ブスは挽回が利かない。ブサイク芸人や企業家が才能・金・自信を手に入れ美女を手に入れるケースはよくあるけれど、その逆はない。自信はともかく、才能も金も男性を惹きつける魅力にはならない。話が面白く、金持ちで性格の良い女が揃った合コンでも、全員ブスなら「大ハズレ」です。
若い頃は、「若い女はチート、何もしなくても男が寄ってくる」みたいな言葉を聞くたび辛かった。若いのに需要のない自分は、この先何を手に入れても性的魅力が増すことはない。誰からも愛されずに人生が終わるのが確定してるのだ、と。
男性はたまに「清潔感」を「男性のみに求められる、実際の清潔さとは別物の謎価値観」みたいに言うけれど、女も清潔感なんてマストだし、持っていて当然のことすぎて議論の対処にならないだけなんだよね。女は毎朝時間をかけてメイクをし、肌を整えるのが『マナー』な社会です。
非モテ男性を「生理的に無理」と突っぱねる「女」は非モテ男性に性的魅力を感じさせている時点で非モテ女ではない。非モテ女性は非モテ男性にすら相手にされないのがわかっている(身の程を知っている)のでわざわざアプローチして非モテ男性からの「生理的に無理」を浴びにいかない。彼らの視界の外でひっそりと枯れていく。
非モテ男性が恋愛を頑張れるのは、可能性がある、希望があると思えているからだ。生まれつきのイケメンじゃなかったとしても、「清潔感()、会話の面白さ、地位名誉金を後天的に手にした今の自分なら、女性に受け入れてもらえるかも」と。非モテ女性には希望がない。選ばれないのが当然すぎて、男性を恨む気持ちも薄い。増田には非モテ男性のエントリがバズると、「女だと『そんな私にも恋人が』って展開になるけど、男にはない」って言われることもあるけど、そういう展開になる女は、少なくとも恋人となる男性に好意を向けられている時点で最下層じゃない。最下層の女にとって、『モテない』は『食べないと腹が減る』くらい当たり前で、わざわざ文章にすることでもない。逆にモテない男性たちが『どうして俺たちが飢えなくちゃならないんだよ!』って恨み節を炸裂させる気持ちがわからない。
あとコレは完全に余談だけど、現実の男性に愛される想像のできない私は夢女(漫画やアニメのキャラクターと自分の恋愛を夢見る女)だ。小説を書いているが、相手のキャラが自分を「可愛い」「綺麗だ」と言ってくれる描写が多いと最近気づいた。魔法が使え、チートな能力を自由に得られる妄想の中でさえ、ブスのまま愛されることはないのだ。
あんなめちゃくちゃな長文お気持ちをたくさんの人に読んでもらえてびっくりしています。
やべー……くそみたいな記事にこれまた正論でぶん殴ってくるコメントが多いのに普通に超嬉しい~
同情してくださったコメントはもちろん、きっつい正論もこれだから女はみたいなミソジニー風コメントも全部嬉しい~!
交霊処女ができあがる一例というパロディ記事まであったよ!くだらねぇ!嬉しい~!!
そもそも増田が何で結婚したいのかが分からない。(中略)そこまでして結婚したい理由もないなら、別に結婚する必要もないんじゃないかと。
結構料理とか掃除とか家事も好きだし、怒られそうだけど週5~6で8時間とか働くの私にとっては本当にキツいんですよ…これからもっと体力なくなって気力もなくなってくのかと思うと本当に怖い。パートタイム労働者くらいがなんの才能もない私には合ってるんだろうなと思う。誰かそこそこに気の合う人と結婚して、家のことしながらパートして社会参加するのが未来のヴィジョンとしては働き続けるよりか現実的に思えて…
でも子どもが欲しいわけでもなく、ただ別の寄生先探してるだけって言われるとぐうの音も出ない
おまんこポエム!いい得て妙だね!おまんこの精神的所有権についておまんことそのおまんこの母がギャースカやってんだもんね
まごうことなきおまんこポエム。長文読んでくれてありがとうね!
(略)挙げ句の果てにwebデザインの勉強?30歳にもなって?バカじゃないの?通信教育で一人前になれるほど優しい世界じゃないよ。(略)
その世界で一角の人間になれる!なんてことは全く思ってないです。ただ、今はほんと何の特別な能力もない事務仕事してるわけですよ。Excelも表面的な機能のみ、電話とったりパソコン上で書類をPDF化してまとまってるのをまたExcelで編集してPDF化し直したり、ほんとめっちゃ普通の仕事。契約社員なんで切れたらさようならだし、もうちょっとましな事務社員として継続的に採って貰えるとこに転職したいんすよ…
はてな記法もムズいな~と思って使ってる様な人間から脱したいわけです。
Webデザイナーになれると思ってるわけでもなく、ただもうちょっと契約きれて次行くときやら転職するときにマシになれるひとつのスキルになればいいんだけどね…とりあえず勉強頑張ります。
大病していた時期に親に逆らえなかったのは同情するけど もう治ったんだよね?だったらもうどうでもよくね?
体調に波があって一生薬飲んで付き合っていかなきゃならないやつなので治りはしないんですよ…
でも最近はまぁまぁ付き合って生きてってるんでお金と比較的安定的な職を見つけられたら(言うのだけは簡単だね…)自立は不可能じゃないかなとは思う
なんで「隠れてやる」って発想が一切無いんだろう?
いや~…結構厳しいっすよ…一時間で繁華街に出られる立地なんで、帰るのに一時間は見とかないといけなくて、まぁ6時とかにご飯食べるじゃないすか、小一時間たって7時、残された時間は2時間弱です。9時くらいには身なり整えて帰路につかなきゃいけないんですよ。「隠れてやる」ならね。でもみんなそうやって大人になってくんだよね?めちゃくちゃ器用じゃね…?しかも何食わぬ顔してなきゃならないんだぞ…女の子たちほんとすごいよ…元々、今日はセックスすんぞ!って計画で行きゃよかったんかなー
なんかこの辺りの「隠れてやりたきゃ不倫並に計画して隠し通せ」みたいなのを出来るほどセックスに積極的になれて耽溺できてたらこんなことで悩まないんじゃない?って矛盾すら感じるよ。
親が生きてるだけで何事にも変えられんくらいありがたいやろ
仕事クビになっても布団と飯にありつけるんやぞ
煽りじゃなくてどちゃくそわかる。だから母を安易に裏切れないんだよ。私の生活費やら医療費を親は負担してくれてるんだもんよ。寝る場所も大事な物もぜーんぶ実家にあるわけだし、唐突に切られたらめっちゃ怖いわ。今になってやっと、まぁ遅かれ早かれ…って感じで受け入れてきっとレオパでも探すけど、意志薄弱に生きてて生活基盤も親依存でとにかくリスクとりたくない時もあった。
セックスさせられないという後ろめたさがあったからほとんど割り勘を申し出てて、まじでほんとに割り勘してきたから無罪かな?
子供部屋おばさんですね。
前述しましたがほんとその通り。こどおじという言葉が流行り出したときドキッとしたもんだわ。
私もあると思ってたのになかったんだよ~!その上父親自営なんだよ?なんかツテありそうなのにね~!ないんだって。
面白いこと言いたいオタク女だからお高く留まってるつもりは1ミリもなかったが、セックスさせない時点でお高く留まってるというならお高く留まってました。ブコメだったかで「過去の男は『ブスの癖に出し惜しみしやがって~』って思ってるよ」みたいなのがあったけど絶対思ってるね!
私は20代半ばで脱会を決意し、親と争いながら自分の人生を生きることに成功したけれど、その道のりはあまりにもエネルギーを消費するものだった。
大学時代、就活の時期や恋人ができるかどうかという瀬戸際だった時期、周りの友人や先生方、カウンセラーの方が私の抵抗にも介さずゆっくりと洗脳を解いてくれて、最終的に脱会を決め、自分が就職したい会社に就職し、恋人を作ることができた
こんな記事に本当に闘って乗り越えつつある方がこうしてコメントしてくれて恐縮します。親がそのときの流行りだのノリじゃなく禁止して、その上監視してくるって想像より何倍もきついですよね。あなたは今の生活を勝ち取ってこうして私にバトンを渡してくれようとしてる。恩師の言葉も、なんというかいいなぁ……あなたが自分が楽しいと思うことをして欲しい…かぁ、こういう肯定的な温かなエールってほんと素晴らしい。あなたの選んだことを応援するよって言ってくれる人に出会える体験って素敵だなぁ……
きっと運だけじゃなくて、あなたが人生に真摯に立ち向かってたから応援できるんだろうなぁと感じます。
その他父親不在をしてきたしていたブコメがちらほら見られたけれど、父親も一緒に暮らしてるはずなのに助け船もなければ掩護射撃も鶴の一声もなかったね。無関心一択って感じだった。ただ父親から早く帰れだのどんな男か連れてこいみたいな話もなかった。
よかったのか悪かったのかはよくわからないが、早いうちから無関心一択を父が選択したんだから仕方ない……
あと性欲あるのかという話には多分人並みレベルにはあると思います。
たまにエロ同人(男女)読んでたまにオナニーする普通の性欲だと思う。
ただほんとにリスクとれない時期があったから性欲より生活基盤を失いたくなかった。
あとほんとに過去の彼氏やデートしてくれた男性陣には感謝してます。
もう一回いうけど私を闇落ちさせてるのは、男性の性欲とかいう問題ではなく、母親に見捨てられたらどうしようと思う私の幼稚な恐怖心なんです。
だから私を変えてくれなかったとか救ってくれなかったとか亡霊みたいに思ってる訳じゃないことをいっておきたい。
セックス抜きの清い恋愛が最高で素晴らしい!って手放し絶賛できるほど母親みたいに純潔主義にどっぷりなら悩んでないわけだし、私を彼女にしていてセックスできずに悔しい思いをした男性陣には申し訳なさももちろん感じてるわけです。
ただ振り返って書きたくなったから書きなぐったけど、割と反響があって嬉しかったのでまた書きに来たわけです。
追記にしなかったのは元記事もくそ長いからさすがに気が引けたのと、分けとくとこの浮わついた気持ちで書いたやつだけ消してもいいかって思ったから。はてな記法頑張って使ってみた!
あとコロナを理由にせずにとっとと結婚相談所登録しろよという意見にもそうだなと思った。30過ぎてる女が結婚相談所いくのは要で急だ。今から検索して探します。
増田は29歳の独身女性。営業マンであった。出世街道まっしぐらと言うには今ひとつパッとせず、営業成績もいつだって二番手止まり。
焦燥感ばかり募り、空回りを繰り返す。そんな時期に直面していた。
デートをドタキャンされたある週末、昼間から1人缶チューハイを開け、増田ははてな匿名ダイアリーを巡回した。下ネタ、政治、男女論、いつも通りのくだらないエントリが並んでいる。この間の釣りエントリはまだホッテントリに登っていない。ああつまらないな。そんなことを考える増田の目にある文字列が飛び込んだ。
「おっさんの皮」
真っ白なバナーに地味なフォントでポツンとそう書かれた広告は、いつもみる洋服のセールやソシャゲの広告とは違っていた。
気になった増田は広告をクリックした。古臭いhtml形式のホームページには、スーツ姿の3人のおじさんの写真が並んでいた。下には2万円、と価格らしきものが書かれている。
4、50代だろうか?3人とも違った顔立ちをしているが、どれも似たような印象のおじさんだ。冴えない、少し脂っぽい、髪の薄くなりかけた、どこにでもいそうな普通のおじさん。
一番左のおじさんは、高校の頃の数学教師に少し似ていた。似たり寄ったりのおじさんの中から、わずかな親しみを感じられる1人を見つけた増田は、青い字で表示された2万円、をクリックした。
「おっさんの皮。48歳、73kg、173cm。老眼あり。眼鏡付属。」さっきと同じおじさんの写真の隣には、短くそう記されていた。後は、「戻る」「カートに入れる」があるのみだった。
不思議なサイトに好奇心をかられた増田は、ほかのおじさんのページも覗いた。身長体重は異なるものの、説明文は似たりよったりだ。
初めのおじさんのページに戻って、写真をまじまじと眺める。平凡でつまらないおじさんだ。良く見ると色々な人に似て見える。取引先の川上さんにも、政治家の武川にも。親戚にこんな人がいたような気にもなる。増田は、カートのアイコンにカーソルを重ねて考える。
2万円、それはちょうど今日の増田が彼氏の誕生日を祝うために予約していたコース料理の値段と同じだった。記念日にドタキャンなんて、もう別れどきということだろうか。心の底で澱が渦巻く。
酔っていたせいか、それともドタキャンされた腹いせか、増田は「おっさんの皮」をカートに入れ、レジに進んだ。Amaz○n IDでの決済が可能らしい。どういうことなのだろう……強く回り出した酔いに身を委ねながら、増田は考えようとした。が、暫くして暗い部屋に増田の寝息がスースーと聞こえた。
ーーー
「おっさんの皮」が届いたのは、増田がすっかり忘れ去った頃、一月もしてからのことだった。増田が、興味半分疑い半分で、その変に軽い段ボールを開けると、そこにはおっさんの皮があった。
ああ、そういうことか。
ひと目見て理解した増田は、試しに皮をまとってみた。浴室の鏡の前に立つ。そこにはあのおっさんがいた。増田より10センチも高く、20キロ近く重いおっさんが。白目は黄色がかり、眉はひょろりひょろりと伸びている。近くで見ると想像以上に肌の凹凸が激しい。ああ、おっさんだ。と増田は思う。
翌日増田は、自分のスーツの上から皮を着て会社へ向かった。皮を着ても、皆増田が増田と分かるようで、「増田さんおはようございます」と声をかけられる。いつも通り……、ではなかった。いつもなら「増田ちゃんおはよー」と声を掛けてくる鬱陶しい同僚も、今日はどうしたことか「どうも」だけであった。いつも煩わしいほど和かにお節介に挨拶をしてくれる老齢のヤクルトレディも、今日はやけにさっぱりとした対応だ。
おっさんの皮の効用は、取引先で顕著であった。いつも若造扱いされているような、舐められているような、どこか雑な対応が今日は違った。
増田の口からでる言葉、一つ一つが地に足がついたような、しっかりとした印象を与えてるのがわかる。それに今日はやけに取引先の社員と目が合う。
二週間が経った頃。おっさんの皮の影響は、如実に成績に現れていた。いつも良くて2番、4、5番を浮き沈みしていた増田の営業成績は、ついに1番になっていた。
おっさんの皮を着てからというもの、いいことづくしである。月に1度は遭遇していた痴漢も、皮を着て乗るようにしてから全く合わない。電車で妙に密着されて苛立つこともない。夜道を歩くのも平気だから、残業も気にせず出来る。
普段皮を着て過ごしている分、彼氏や友人と会う時は目一杯のおしゃれを楽しむ。似合わないからと敬遠していたリボンやレースをあしらったフェミニンなファッションにも挑戦した。最近の増田はいつも明るい。そのせいか、会社でもデートでもよく褒められる。
今日の増田は一段と楽しそうだ。金曜の夜だからか?いや、それだけではない。今日は、彼氏が家に来る日だからだ。それというのも、来年の4月と2人で決めた、結婚式の招待状を書くためだった。……招待状なんていうのも一つの口実で、再び愛に火がついたのだから家でのんびりいちゃつきたい、というのが真の目的なのだが。
増田は思ったより遅くなってしまった帰宅に、焦りながら部屋を片付けた。会社帰りの崩れたメイクじゃ嫌だ。この間買ったばかりの可愛い部屋着もだそう……と、背中に手をやって気づいた。
脱げないのである。おかしい。そんなはずはない。どんなに試しても脱げないのだ。皮はまるで初めから増田のものであったかのように張り付いている。今までどうやって皮を脱いでいたか、思い出そうとするが、うまくいかない。焦る増田の脂汗はおっさんの皮をつたう。臭いまでおっさんそっくりだ。このまま一生見ず知らずのおっさんの皮を貼り付けたまま生きていかないといけないのだろうか。
ああ、彼氏が来てしまった。すぐに合鍵でドアを開ける音した。でも大丈夫だ。おっさんの皮を着ていたって、わたしはわたしと認識されるんだから……。大丈夫、大丈夫。
ほら、いつも通りの表情だ。あはは、なんだ心配することなかったじゃない。皮の脱ぎ方は後でショップに連絡すればなんとかなるはず。今はせっかくの彼氏との時間に集中しなきゃ……。
彼氏が役所で貰ってきたばかりの婚姻届を取り出す。増田は笑顔を作ろうとするが、口角はぎこちなくひくつく。机の上には金色のインクで細かな縁取りのされた可愛らしい招待状が並び、まるで幸せの象徴のようである。しかし増田の頭の中は貼りついたおっさんの皮のことでいっぱいで何も頭に入らない。彼氏がなにかと尋ねるが、今日の増田の返事は要領を得ない。
最近仕事も忙しかったようだし。もう休もうか、と彼氏が言う。増田は皮に気を取られながら、口先の同意をする。
そうして、気もそぞろの増田を、彼氏がそっとベットに押し倒した。そういえば久しぶりな気がする。ここ最近お互い仕事が忙しくて会えなかったからな……。鏡を見なきゃ自分じゃわからないんだし、電気を消してしまえば……と、増田が彼に身を委ねよ……
「なんだお前おっさんじゃねーか!!」
突然彼の声が響いた。
暗い部屋にはおっさんが1人、残されるばかりであった。
炎上狙いみたいな罵倒や極論て、やっぱつい言い返したくなっちゃうから、
ブクマ稼ぎにそういうことやる奴がいるのはもうしょーがねー
見ちゃったブクマカが釣られてコメントしちゃうのもしょーがねーと思う
1日300ちょいのスターが必要。難しく思えるが慣れてる人なら300ぐらい余裕に感じると思う。私も4月に達成した。
星をもらうにはホッテントリになりそうな記事を早い段階でブクマすることが求められる。
早ければそこそこのコメントでも序盤に星がいくつかついて、人気ブコメしか見ない人から星もらえる。
300ブクマ超えの記事だと100星は軽く越せる。ホッテントリ入ってるのでも100ブクマ以内ならチャンスあり。それ以上のはコメントするだけ時間の無駄。
跳ねそうなエントリーの見極め方は難しいが、タイトルだけでなんか言いたくなるようなものを狙うのがコツ。
東京の感染者数は常にチェックしよう。ホッテントリ入り確実だし、コロナ関連は早いタイミングで正論言うだけで星つきまくりのボーナスステージ。
タイトルだけ読んで素早く気の利いたコメントを思いつくようにしよう。
はてブはタイトルと人気ブコメしか見ない勢がかなりいるので、むしろタイトルに脊髄反射したようなブコメのほうが良い。
引用だけでも星はもらえる。
タイトルだけじゃ引きが弱い記事は最後の方までスクロールしていって、最後の方に重要なこと書いてるやんみたいなとこを引用してコメント。
100星は狙えないけど、こういうところで稼ぐのが重要。
こことかぶらないようにするだけでちょっと捻った感があるし目立つ。
例えば何かを批判するブコメが並びそうだなーって時は、擁護はしないまでもちょっと引いた目線でこういう考え方もあるのではという提示をする。
文学書いてる時間はないので「こういうの他にある?」的な反応しやすいお題を立てて自分でブクマ。
どうしてもコメントが思いつかないときは過去の似たような記事の人気ブコメを参考に。
明らかな悪や炎上狙い記事だと汚い言葉が並ぶが、そこは我慢して淡々と正論を述べよう。
静かな怒りという感じのコメントのほうが目立つ。
はてブはこれだけ書いてれば星がつく。
当時相当ブクマもついてホッテントリにも挙がってたはずだから、簡単に見つかるだろうと思ってたら意外と探せなかった。
「そこそこ恵まれた環境にいるけど私ちょっと困ってるんですよね」みたいな元増田に対する返信で、そこまで叩かれるような内容じゃなかったと思うんだけど、
何か増田の琴線逆鱗に触れてしまったようで、確か文体は違うけど、このような趣旨のことが書かれていたと思います。
元増田を超えるブクマがついて、「元増田を書いた意義はこの増田を引き出したこと」みたいなコメントもあったはず。
ふと読み返したくなって探したんだけど見つからないんだよなあ。消しちゃったのかなあ。
ホッテントリに「入った」というより「入れさせてもらった」なのね
書いたその日は大した反応がなかったしいつもそんなもんだしと思っていたら翌日ホッテントリに入ってた。
ついたブコメを読んでみたらまあ何というか、自分の意見を主張したい、とにかく批判したいがためにこっちの書いたことを婉曲してるブクマカの多いこと多いこと。
直接話しててもいるじゃん、「今そんな話してないよね!?」っていう返しをしてくる読解力迷走型。それ。
あまりに多いんで、よく見る「※追記」というやつをやってみようかと思ったけど、同じことが起きるだけなのでやめた。
別のエントリに追記してる人が「※ブクマカ読解力なくて泣きそう」って書いてたけど、ここまで読解力がないものだとは。
いただいたブコメは全てありがたく読んだ上で「読解力迷走ブクマカリスト」が出来上がった。
増えゆくブコメ数を見ながら、ぶっちゃけめんどくせえから早くホッテントリから落ちねえかなと思ってた。
めでたく落ちてしばらく経ったので記念に。
レシピ系の記事など、本当にあとで読むためのブクマ。本来これだけがブクマ行為なはずだが、割合としてはわりと少ない。
ブコメは基本書かない。
内容が面白い・心動かされるなどの理由で、ホッテントリ入りすべきだと思ってつけるブクマ。〜10ブクマくらいのときはこれ。
あとから読むわけではないし、すでに充分読まれているが、褒め称えたいのでつけるブクマ。
これもブコメは書かないな。
論戦になりそうなエントリをいち早くホッテントリに押し上げるためのブクマ。過激だったり反社会的なエントリにつけることが多い。
ムカつく内容の記事を見つけたとき、罵倒するためにつけるブクマ。
ブコメはもちろん書く。
ニュースなんかをみて素直に思ったことを書くためのブクマ。テレビを見ながら独り言を言うようなもので、意図はほとんどない。
ブコメは書くが、無害な内容。
スターはもらえます、正直。トップブコメにもなります。でもみなさんも感じているようにこのめまぐるしく変わるホッテントリのなかで何度かトップブコメに入ったって、人の記憶には残りません。
そのために重要なのはアイコン。他ブクマカのIDを覚えている変態はほとんどいませんが、アイコンはなんとなく見知ったひとがいるものです。
強いのはキャラクターのアイコンです。アニメの誰かとかとにかく人間のアイコンは覚えやすい。
一番覚えにくいのは「パッと見幾何学的ななにか」です。自分もこれです。
パッと見は幾何学的ななにかっぽいけど良く見たらちゃんと犬なんです、でもアイコンてできるだけ記号的であるべきで、犬かどうかなんてどうでもいいんですよ。
だから、そろそろアイコン変えようかなって。でもこれまでに培った何度かのホッテントリトップブコメ歴が消えちゃうのが、なんか辛いな…って。
この前100ホッテントリ達成して増プレ入ってさ、嬉しかったからメルマガ会員にもなったんだよ
知らなかったんだけど、毎月ホッテントリ者でオフ会やってるらしいのね 開催場所も近いんでいくことにしたわけ
増プレdiscordのほうで有名な増田文学者も参加するって情報あったからけっこう楽しみにしてだんだけど、まじで酷かった
恵比寿駅の西改札口集合だったんだけど、もう改札出る前から臭えの。異臭。
イヤな予感してさ、ちょっとICカードチャージするフリしながらあたり伺ったら、いましたよ、ヤバい集団。
全員中学生みたいな格好してる・全員全身黒づくめ、全員浮浪者みたい を同時に達成してんのね。意味わかるか?中学生みたいな格好をずっと着替えずにし続けて、ダサイけど彩りはあった服が全部真っ黒になってんの。
関係ない集団かとも思ったんだけど、オフ会情報的に絶対アレだったんだよな。
チラチラ見てたら目があっちゃって、そしたら全員こっち向いてほんとに「ニチャア」って感じで笑ったんだよ。つか、そのニチャアって音が距離を超越して耳元で聞こえた感じがした。今思い出しても鳥肌がたつ。
俺悲鳴上げて逃げちゃったよ。改札抜けてなくて本当に良かったと思った。秋口だったんだけど、電車に駆け込んでひと息ついたときには身体中冷や汗まみれだったぜ。