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はてなキーワード: パネルとは

2011-05-12

太陽光発電デメリット

太陽光発電の推進者が見落としているのか、故意に問題を隠蔽しているのかはしりませんが環境への影響についてです

まず宇宙寒いです

その寒い中、太陽の光によって地球は温められ生物が生きられる環境になっています。

そこからするとめんどくさくなったからやめた。

人間的に言うと日照権の問題です

その日照権を、電気環境が争うことになります

太陽光発電パネルを設置された地面に太陽光が届きません。

地面に届かないということは、地面が温まりません。

地面があたたまらないということは、地上の空気があたたまりません。

南側の部屋と北側の部屋では室温が違います。

太陽空気をあたためてくれるからです

それがなくなります

となると、暖房が必要になりエネルギーを使います。

もっと大きく考えます

たとえば低緯度の地域に一面に太陽パネルを施設したします。

そうするとその地域空気が温まらなくなります

温まった空気は上昇します。

上昇した空気は上空で冷やされて下降します。

下降するのはその地域はなく、もっとはなれた中緯度地帯です

大気の対流で西から東への偏西風は有名です

それ以外にも南北で循環している対流もあります

めんどくさくなったので続きだれかやって

2011-05-02

Webサイト制作】独学素人jQueryで、ドラクエ画面を作ってみた

こんなサイトを作ってみました

 オッス、オラ日曜ネット大工

 1年に1回くらい趣味webサイトを作ったりする独学素人ノンプログラマーです

 仕事はIT系にかすりもしないけど、たまサイトが作りたくなるんです

 htmlCSSも知識不足ですが、作成ソフトに頼ればなんとかなります

 そんなレベルで無謀にも「JavaScriptも使いたいな」とか思ったりするわけですよ。

 で、たまに「簡単にわかJavaScript入門」なんてサイトや記事がありますよね。

 ああいうのを書いてくださる人に、ちょっと言いたい。

 あの、独学素人ノンプログラマーの俺をなめてませんか?

 あなた方の想像を絶するほどに、俺のIT系理解能力ゴミクズですよ!

 「簡単に分かる入門」にさえ入門できません助けて先生

 と、鼻水をたらしながら泣き出すような底辺レベルスキルしかないザコであります自分は。

 ですが、jQuery出会い、見よう見まねと思いつきで作ったら、こんなんできました

ドラゴンクエスト・ロトシリーズのストーリーまとめ

 jQueryってやつを使えば、ド素人にもこんなものが作れるんですね。

 超簡単で超便利! 作ってめっちゃ感動した

 そんな感動を伝えるため、このサイトの中身を説明してみます

 あと自分の個人的な超自己満足! いやっほぅ!

 なお、素人なんで専門的な解説は他にお任せします。

 用語とかあんまり使わずに、中高生でも読めるレベルで語ります

 (小学生はがんばれ! めっちゃがんばれ!)

 web制作にくわしくない方にも「どうなってるのか?」って雰囲気は伝わるかと思います。

 技術はないけど、人とは違ったwebサイトを作りたいって方、jQueryジオススメです

 きちんと勉強されてる方からすれば失笑ものの内容かもしれませんが、ご容赦を。

 よくある「入門」すら難しく感じる自分のような方々に届けるつもりで書きます

 くわしい方は、間違いなどがあれば温かくご指摘いただければ幸いです

 あと、「知識不足人間はこんな思考をしてるのか」という参考になればうれしいです

 前置きが長くなりましたが、それではサイトで使用したつのjQueryを説明します。

1・パッケージ画像が拡大されて表示されるとこ

 jQueryには「プラグイン」ってのがあります

 プログラマーさんたちが作った高性能なjQueryコードなんですが、このプラグインってのが超便利なんです

 使い方は、すでに作られているコードコピーして、ちょっとのアレンジするだけ!

 自分ゼロから作れなくてもOKなんです

 昔、jQueryの知識がほぼゼロだったころ、このプラグインを知りました

 で、俺も「カッコいいプラグインが使いてええ!」と考えて試しに使ってみたわけです

 けどまあ、プロが作ったコードを、知識ほぼゼロで動かそうなんて甘すぎですよね。

 でも、あんまり深く考えずに、貼りつけて動かしてみたところ――

 あっけないほど簡単に動きました

 それがサイト内の、パッケージ画像マウスを合わせると大きくなる部分です

 みなさま、マウスを合わせて動くか確かめてみてくださいませ。

 きれいな動きしてるだろ? ほぼコピペなんだぜ、それ。

 プラグイン「Bubbleup」

 紹介記事1 マウスオーバーを気持ち良くするjQueryプラグイン「Bubbleup」 | Web活メモ帳

 紹介記事2 JavaScript + Ajax 実践サンプル集 - jQueryのbubbleupプラグインでアイコンを拡大する

 配布元(英語BubbleUp jQuery Plugin to Spice Up Your Menu | AEXT.NET MAGAZINE

 ネット上にはこういうのがいっぱいあるんで、ぜひいろいろ眺めてくださいませ。

 とりあえず、プラグインまとめサイトを置いておきますね。

jQuery 469 プラグイン:skuare.net

 こういうの眺めても、「どうせこんなの使えないし」と思えますよね。

 でも、「これがコピペで使えるのか!」と思えば楽しくなってきません?

 このプラグインってのを使いこなすには、htmlCSSの知識が必要です

 ですが逆に言えば、それと切り貼りアレンジだけで、高性能のjQueryが使えるわけです。最高ですぜ。

2・最初の消える画面

 プラグインを貼ってカッコよく動いたんで、

「やっぱ俺天才だな、自作も楽勝じゃね?」

 と考え、最初に作った自作jQuery部分が、サイトの表紙です

 世の中には、JavaScriptを有効にしていない人がいます。

 たとえば、決して私ではありませんが、エロサイトで出る変な広告表示をさけるため、それを切っている人もいます。

 で、頻繁にエロサイトに通いすぎて、切ったままなのを忘れて普段のサイトを巡ると、たまに表示がおかしくなる。

 あれは実に面倒らしいですね。噂で聞きました

 で、そんな人のために「JavaScriptを有効にしてください」と書いた表紙をつけたわけです

 ですが、jQueryはまだよく分かってなかったんで、「入門」のサイトを眺めてました

 で、いくつか読んでみても、やっぱりすぐには分からん……。

 でもね、そういうとこには、「練習用サンプル」ってのがあるんですよね。

 練習台で「ボタンクリックすると画像が非表示になる」みたいなのがあったんで――

 それをほぼコピペしました。ふひひ。

 みなさま、いかがでしょ?

 サイトjQueryは、「画像クリックすると画像が非表示になる」とアレンジしています。

 最初に現れる画像クリックすると、画像が消えて下の画面が現れましたでしょうか?

JavaScriptを切っていると動きませんのでご注意を)

 この表紙は1枚の大きなjpg画像で、それをクリックすると消えるようになってます

 よく分からんまま見よう見まねで貼りつけて動かしただけなんですが、こ、こいつ、動きます

 なんつーか、簡単すぎる。マジでjQuery万歳三唱です

自分が主に使った入門用サイトの紹介>

 はじめてのjQuery

 ・5分ほどのスライド最初見たときは知識不足で理解不能だった。

 ASCII.jp:40分で覚える!jQuery速習講座

 ・初心者の神・西畑一馬様の入門講座。jQueryの雰囲気が分かる!

 なお、「はじめてのjQuery」を見たのが、このドラクエサイトを作るきっかけでした

 黒い画面に浮かぶスライドを見て、「ドラクエの画面っぽい」とひらめいたのです

 いろんなjQueryサイトを見てパクれる……いや、参考になるのを探すのは面白いかと思います。

 うちのサイトを見て、「懐かしのゲームブックサイトを作りたい!」とかひらめいてください。

 個人的に楽しみたいので、ホントぜひどうか誰かひらめいてください!

 で、簡単に動くのを見て、jQueryのすごさを改めて思い知り、きちんと勉強しようと考えました

 そこで助けられたのが、jQuery初心者救世主西畑一馬」さんの記事です

 それを見ながらようやくjQuery勉強を始めたのです

 なお、本格的に勉強しようという人は、入門の「速習講座」より、

 ASCII.jp:Web制作の現場で使えるjQuery UIデザイン入門

 という記事がオススメです

 これも同じく西畑さんの記事なのですが、こちらは量が膨大にあります

 速習講座では軽く流された部分も、一個ずつ丁寧に解説されています。

 本気でやる気に火がついた方にはこちらがオススメです

 というか、西畑さんは本を書いてはるので、それを買いましょう(布教)。

 サイト作成ではホンマに助けていただきました……!

3・「すすむ」と「もどる」

 勉強しながら、コピペでなく試行錯誤で作ったのがこれです

 ここは入門によく書かれる「アコーディオンパネル」をアレンジして作りました

 アコーディオンのように開いたり閉じたりするアニメーションでの演出です

 jQueryは、簡単にいろんなアニメーション効果がつきます。これが楽しんです

 そこから3種類を紹介すると、

 どうですか? なんかおもしろそうじゃないですか?

 自分サイトの「すすむ」「もどる」で使っているのは、スライドアニメーションです

<「すすむ」の仕組み>

 「すすむ」を押すと、表示部分が上に隠れて消え、次が表示されます

 あんま気にしなくていいんですが、処理を細かく言うと、

  1. 最初は一番目だけが表示部分
  2. クリックで、表示部分の次の二番目も表示
  3. 直後に一番目を上にスライドして消すことで、二番目がスライドして現れる

 という変な動きをしています。

 たぶんもっと簡単な処理ができると思うんですが、自力で考えてやるとこんな感じになりました

<「もどる」の仕組み>

 こっちは簡単。

 クリックしたら、表示部分の前の部分スライドして現れるだけです

 正直この「すすむ」には苦戦しました……。

 けど、ちょっと苦戦して勉強するところがあるのもまたよいです

 勉強したおかげで、jQuery能力がちょっと見えました

 htmlとかCSSとかからすると、jQueryはなんか信じられないくらい大量のことができます

 たぶん、jQueryの元になってるJavaScriptがすごいんでしょうね。

 わずかに勉強して改めて、使いこなしているプログラマーのすごさを思い知りました

4・「もくじ」とかの移動

 で、順調に進んでいたサイト作成最後で壁になったのが、こいつです

 この目次には、2つの仕組みがあります

  1. 「もくじ」にマウスを合わせると、ひょいっと選択画面が現れる仕組み
  2. クリックすると指定の場所へ飛んでいく仕組み

 1つめの、「マウスを合わせたときの動作」は「hover」というものを使っています。

 hoverってのは、「マウスを合わせたとき」ってことです

 なんか難しいのが出てきましたが、実はこれも入門講座の例をパ、参考にしました

 上で挙げた、「はじめてのjQuery」に出てきた「hover」の使い方の例ですコピー万歳

 でも、いきなり「hover」とか言われても意味分からん人も多いですよね。

 なので、どんな感じで動いているか、「ふーん」とイメージだけ見ておいてください。

処理イメージ

  1. 初期状態では選択画面を隠す
  2. 「もくじを hover(カーソルを合わせる)したとき」「選択画面を 表示させる」
  3. (hoverじゃないときは、選択画面を隠す)

 ということをやっています。

 これは簡単な処理した。まあ、ほぼ丸写しですし……。

 で、苦戦したのが、2番目の「クリックして移動」です

(なお、パッケージ画像クリックしたときも同じ移動を使っています)

 処理の内容としては、たとえば「ドラクエ1・1話」の項目に飛ぶ場合

  1. ドラクエ1・1話」の前の部分すべてをスライドさせて消す。
  2. ドラクエ1・1話」の部分スライドさせて出す。

  (実際に見えるのは、2のスライドして出てくるところだけ)

 という処理です

 が、なぜかここでエラーが。

 「ドラクエ1・1話」に飛んだ後、「すすむ」がうまく使えない……。

 まるで「次が存在しない」みたいに進まなくなってしまうんです

 ぶっちゃけると、ここは今でも原因が分かりません。

 で、理屈が分からいから、思いつく方法を手当たり次第試してみました

 その中で成功したのが、「次が存在しないなら存在させてしまえ」というものです

 何を言っているかからないと思いますが、大丈夫、俺も分かりません。

 いちおう処理としては、

 1・「ドラクエ1・1話」の前の部分すべてをスライドさせて消す。

 1.5・「ドラクエ1・1話」の後ろの部分すべてをスライドさせて出す。

 2・最後に「ドラクエ1・1話」の部分スライドさせて出す。

  (実際に見えるのは、2のスライドして出てくるところだけ)

 と、1.5を入れたものです

 自分でもなんで成功したのかはよく分かりませんが、きちんと表示はされています。

 よく分からないなりにも動いてしまったのは、きっとjQueryのパワーだと勝手に納得しておきます

(ここはきちんと知識のある人に見せるのが恥ずかしい内容ですね。変なコードですみません)

最後お話したい、jQueryのすごいパワー

 つまるところもありましたが、以上がjQueryでの処理です

 これで何とかサイトは完成しました

 たま休日作成する趣味レベルサイトとして、自分でもすごく満足です

 で、このサイトを作って気づきました

 jQueryは何がすごいかって、これ、めっちゃ楽しいですよ。

 ・プラグインコピペするだけで見違えるように、サイトが動く。

 ・ちょっと表現を覚えるだけで、表現アニメーションが加わる。

 ・さらに研究すればするほど、いろんなことができるようになる。

 今までJavaScriptとか、独学素人なんで、なかなか勉強する気が出ませんでした

 勉強の大事さは分かるんですが、時間とか取れないです

 しかも、「関数引数がどうたらで、まずは足し算をアラート表示」とか、あまりやる気が出ません。

 でも、jQuery勉強の成果がすぐにめっちゃ分かりやすく出ます

 たぶん、自分にとって一番効果が大きかったのは、簡単さよりも便利さよりも、「やる気が出る」ってことでした

 実は、いったん完成した後、付け加えた機能があります

 それは「すすむ」の部分

 「最後のページで『すすむ』をクリックすると、始めに戻る」という機能です

 ここは、jQuery独自の機能を使ったわけではありません。

 JavaScriptの「if構文」を勉強して作りました

 jQueryJavaScriptの一種なんで、こういう構文が使えるんですよね。

 どんな感じの処理かを説明すると、

  • もし、最後なら最初に戻る。
  • それ以外なら、表示を次に進める

 という、単純なものです

 単純だけど、初めてのJavaScriptの構文で、自分には大きな一歩です

 今まで進むことができなかった、本当に大きな一歩を、自然と踏み出せていたのです

 届けたいので、もう一度書きます

 jQueryめっちゃ楽しいです

 めっちゃ楽しくて、やる気を引き出してくれるんです

 今はま技術はないけど、魅力あるwebを作る力を身につけたい方、jQueryジオススメです

 自分も取れる時間は少ないなりに、楽しみながら少しずつ進歩していきたいと思います。

 このような長い文章をご覧いただき、誠にありがとうございました

2011-04-28

http://japan.cnet.com/news/biz/20136747/

地球温暖化防止には原子力発電を」--グリーンピース創設者らが提言

 有力ベンチャーキャピタル、Accel Partnersのゼネラルパートナーを務めるPeter Wagner氏は、原子力を動力とする自動車10年後にはサンフランシスコの街を走っていると予測している。

 原子力で動くといっても、Wagner氏が考えているのは間接的な利用形態だ。自動車原子炉が設置されるわけではない--サンフランシスコで開催中の「Venture Capital Investing Conference」のパネルディスカッションでも、同氏はそう説明している。むしろ、石油価格が高騰を続け、地球温暖化が日に日に悪化する現状を考えると、エネルギー源としての原子力について、米国民も容認に向かうはずだ、というのが同氏の見解だ。

 Wagner氏が考えているのは、原子力発電により送電網に電力を供給し、この電力を使って各ドライバー電気自動車を通常のコンセントから充電するというシナリオだ。また、ガレージ屋根ソーラーパネルを取り付け、これを使って充電することもおそらく可能だろうという。

 「規模およびコストを考えたとき、(化石燃料消費の)上昇を押しとどめられる存在原子力をおいてほかにない。原子力の復活は、当然の論理的帰結だ」(Wagner氏)

 電気自動車は、実際に道路を走行しているものはまほとんどないものの、少数ながら支持者を増やしつつある。なかには、ほぼ電気だけで走るプラグインハイブリッド車趣味で造っている人たちもいる。また、新興企業のTesla Motorsは、オール電気スポーツカー7月に発売する計画だ。

 とはいえ、原子力政治世界はいまだに敬遠されている。また、一部の科学者は、地球温暖化対策として原子力を用いるべきではないとの考えだ。たとえば、憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists)は3つの問題点を指摘している。1つは核廃棄物の問題、2つ目は壊滅的な被害をもたらす大事故危険性、そして3つ目は原子力発電所テロリストの標的にされる危険性だ。それでも、最近になって原子力への注目はにわかに高まっている。環境保護団体Greenpeaceの創設メンバー、Patrick Moore氏も原子力に目を向ける1人だ。同氏はGreenpeaceを離れたのち、環境保護団体のGreenspiritを設立し、原子力発電を支持する姿勢を打ち出している。

 その主張がさまざまな議論を呼んできたMoore氏は2005年4月米国議会の小委員会で次のように証言している。「Greenpeaceも含めて、環境保護活動家の大多数は過激な方向に走り、周りが見えなくなっているように思う。その結果米国の増え続けるエネルギー需要を満たし、エネルギー源を確保していく手段として原子力を利用すればそのメリットは非常に大きいことは明白なのに、この点を見落としてしまっている。米国が常に増大するエネルギー需要を満たそうとするなら、この国の原子力産業は活力を取り戻す必要があるし、成長の余地を与えられなくてはいけない」

※5年前の記事です

2011-04-21

Cd-Te型は変電効率10%と低く、20Km圏内でも放射線濃度が低い地域はある

小飼弾が福島第一原発の周辺の避難区域に太陽光パネルの設置を構想している。色々と問題があるので列挙してみよう。

小飼弾は面積で3倍、面積あたりの発電量で2倍は多く、発電量を見積もっている。

つまり、現時点で年間20mSVを上回る地域を全て太陽光発電所にしても、原発一基分の発電量も得られない。

2011-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20110420192031

(;^o^)なんというブラック企業...。

てかインフラも何もないソフトバンクという会社にわざわざ転職してくる再生可能エネルギー研究者なんているのかよw

ただでさえメーカー全体、エコだの節電だのの開発ブームなのにww

孫さんが言ってる雇用って、とりあえず既存パネル並べるから「埃と雪の掃除をする簡単なお仕事です!」てやつなの(´・ω・`)

2011-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20110406170648

それ、コメント突っ込み入ってるけど、当時の重量だから

今の太陽光電池パネルの重さなら電力に飢えた日本なら手を出しかねないレベル

まだ送受信装置がないってのがネックなだけで、マイクロ波への電力変換試験は始まってる。

2011-04-04

原発の正統なる後継者は、似たもの同士の自然エネルギーしかない

完全な妄想レベルで全く根拠はない与太話なのだがハイクに書こうと思ったらえらく長くなったので増田に書いてみる。

突っ込みどころは山ほどあると思うがまぁ与太話として聞いてくれ。

原発の現状と認識

今回大災害があった。さらに原子力災害が起きた。

様々議論はあるだろうが、今後国内では原発は向こう数十年は推進される事はなくなるのではないかと思う。少なくとも国政選挙が2回ぐらいは原発支持・不支持が論点になり、原発推進候補は勝てないだろう。当然ながらこの福島原発処理が終了するまでは先に進めないだろうし、毎年毎年、3月11日が来るたびに思い出され、忘れられずに残っていくだろう。あるいは残らなければならないと思う。

また、一緒にするなと言う話になるかもしれないが、スリーマイル島事故のあと米国は反原発に舵を切って長年原発を作ってこなかった。それが解除されたのはつい最近で、きっかけは確かカリフォルニアでの大規模停電だったように記憶しているが、そういった再び世論を動かす事故が起きなければ敢えて寝た子を起こすような政治家は出てこないと思う。(ただ…チェルノブイリ発電所2002年まで動いていたとか、そういうことを考えると残る可能性も十分あるし、今回の経験から日本原子力技術はさらに成熟されるだろうし、国際的にはどうだろとか、いろいろな議論はあるとおもうけど発散しちゃうのでここではこういう前提にする)

ただ、原子力によって叶えようとした

という夢は日本が今後成長していく上では捨ててはならない。捨てた瞬間日本経済は終わる、と言うレベルで捨ててはまずいと思う。エネルギーはすべての生産活動の基本なのでここが下がらないことにはコスト競争に勝てないからだ。

まずエネルギーコストがあがると、エネルギーコスト原材料費に占める割合が大きな産業からやられてくる。たとえば製鉄業などがこれに当たるが、実はすでに鉱石からアルミニウムの生成など一部の産業では国内企業エネルギーコストの上昇によって競争力を失っているものがある。(日本では独自に水力発電所を持っていてエネルギーを極端に安く入手できる企業しか残っていない。国内アルミニウム工業インゴットを輸入している。このためアルミニウム合金そのものについては国内より外国の方が進んでいる)これらの産業外国流出しても別にかまわないという考え方も十分あるが、これは全体的にコストの上昇を意味することとなる。

さらに、エネルギーを輸入に頼らなければならない日本では、エネルギーは即座に外国に金が流失する事を意味する。(国内エネルギー生産できる国はエネルギーコストが上がっても国内需要として残る)故にエネルギーコスト原材料費に占める割合が増えると産業競争力が落ちるばかりでなく、国内の金の巡りが悪くなり、経済はかなり厳しくなる事すら予想される。

全ての産業がこう言った事に追い込まれないためにも、永遠にエネルギーコストを削減していく技術は追い求めなければならない。

ただ、原発はもう少なくとも政治的・社会的にもう限界だし、コスト的にも議論はある。個人的にも消極的容認派から積極的収束派に意見が変わった。原子力推進でこの夢を追うのは無理だ。

では、どうするか。

原発で見た夢を継ぐ後継者自然エネルギー発電

原子力によって叶えようとした夢は、自然エネルギーが引き継ぎ、夢へと動くべきだと思う。自然エネルギー原子力と非常によく似ており、正統な後継者からだ。

「おい貴様何を言ってる水と油じゃないか」「かわいそうに、酸素欠乏症にかかって…」「ばーかばーか」等と言う声が聞こえてきそうだが、かなりマジである。原子力自然エネルギーは、少なくともチェルノブイリ以前の認識ではかなり共通点があったと思うんだ。

後ろの利権産業としての裾野の広がり、影響力)の話なんかも下手すりゃ同じである原子炉の仕組みが考え出された当時は火を燃やすよりずっと安全だと考えられており、今でも単純な死亡者の数では火力より安全だという議論すらあるくらいである。故に、今の自然エネルギーの一種のような認識だったのではないか。さらに言えば発明された当初は「こんなもの制限が多すぎて使い物にならない」と考えられていた…かもしれない。

原発というのはあくまでも手段であって目的はない。大規模な原子力災害が発生し、その他様々限界が見えてきた中で手段を変えるのはそんなに悪いことじゃない。目的が達成できればいのだから

故に、自然エネルギー原子力の正当なる後継者じゃないかと思う。だから原発は今後尻すぼみになるなら、同じ夢を追う自然エネルギー原発に振り向けていた投資のうち、維持費以外を振り向けて推進するべきだと思うんだ。原発反対の反動としての自然エネルギーはなく、原発の正当なる後継者としての自然エネルギーに。

自然エネルギー問題点

ただ、よく知られているように自然エネルギー

などなど、山ほど問題を抱えていて実際の所うまくいく保証はない。というか、代替エネルギーとして今すぐ原発の後を継げるような存在はないのは間違いない。今原子力の直近の代替エネルギーになり得るのは火力しかないと思っている。(夢は継げるかもしれないが。さらには原子力が火力を駆逐できなかったように、火力も依然として必要とされるだろう)ただ個人的にはそれぞれ、以下のようなブレイクスルーがあって、研究されさえすれば解決に進むのではないかと思っている。

最後送電網の組み替えだけは、物理的な問題があるのでブレイクスルーのような物はちょっと考えつかない。ただ、これはたとえ原発事故がなくても設備更新などは必要だったわけだし、おそらく原発がこのまま推進される事になってもこの流れは必要になってくると思われるので、と言う事にしておく。

また…。これは完全に不謹慎であるし、お怒りをいただいてもしょうがない思考ではあるのだが、怒られそうな事を敢えて言うと、今回の被災地は壊滅的な打撃を受けほとんど丸ごと町を作り直さなければならなくなってしまったところがかなりあり、政府はここに莫大な公金をつぎ込み新たな町を作り上げるつもりのようだが(そして世論もそれに賛成している)、これは新エネルギーのための町をある程度採算度外視で作る事ができる条件がそろっていることを意味している。

ご存じの方も多いと思うが都市計画は、再開発よりも一から作った方がよほど簡単なのである。たとえば中国では大規模造成によって作られているのはものすごいスピードで発展しているが、何もないところ(あるいは何もないに等しいところ)を造成しているから早いのである。(日本高度経済成長期のニュータウン造成も似たような話)一つずつ立ち退かせるところから始めなければならない再開発より早いのは当然である

から災害に遭ってまっさらになってしまったところがある、というのは、未来エネルギー産業を育てるためのモデル都市を作る事ができると言う事も意味する。きっかけは不幸な災害であったが、この災害を次へと繋げる事も可能になると言えるのだ。(ただ、外野からこういうことをいるのだ、とも言えるのであるが…うまくいけば世界に名だたるモデル都市になり、産業たり得るだろう)

技術はあっても実用化までに時間はかかるが、猶予はある。

前掲した以外にも様々な技術的な問題はある。これらの実現・解決にはかなりの時間がかかる。ではどうするか。個人的にはそれでもとりあえず問題はないのではないかと思っている。何故かと言えば、原発は今すぐ停止できる物ではなく、どちらかというと安楽死というか引退させると言った緩やかな停止になり、自然エネルギーの成長を待つだけの余裕は十分にあるのではないかと思うからだ。

今後、原子力は引退させようという動きになっていくと思うが、一部の過激派の言うように「今すぐ撤去せよ!」というのは暴論も暴論で、とても無理だと思う。確かにエネルギー問題を無視あるいは過激派の言うとおり節電などでやりくりすることが可能であれば、異常な状態である福島第一原発を除けば原発を今すぐ止めることは物理的には可能だろう。しかし停止状態になっているのに問題になっている、あるいは使用済み燃料であるにもかかわらずきちんと管理が必要なことを考えれば、いきなり停止させても自己満足以外の意味は、それほどないのではないか。むしろゆっくり運転させ経済的に重要である状況に置いておいた方が、追い込みすぎて安全対策にまで金が回らなくなることに比べればずいぶん安全かもしれない。

さらに、原発解体は年単位時間がかかるし、日本国内できちんとした技術確立されていないから、そこら辺の技術をきっちり固めてからはないと危険であるし不可能だ。

また解体した原発の放射性のゴミをどこに捨てるかという問題も当然発生するだろうが、場所はすぐに見つかる物でもないので(今でも地層処分の場所が見つからず難儀している)、そこも確保してから停止しなければならない。もちろん一度にたくさんの数の解体を進めることも、現実的ではない。すると、古い順番から廃炉へと動いていく事になって、原発の廃止にはどうやっても時間がかかる。自分は少なくともどんなに急いでも二十年はかかるとおもう。

からまさに原発から自然エネルギーへ夢を引き継いでいく素地は十分にあると思うのだがどうだろう。

最後に…

根拠らしい根拠はない。また「未来可能性は無限から何でもできます」みたい不毛な話なのも自覚している。今の短期的な電力不足技術課題が残るであろう中期的な問題を解決するような話ではない。

さらには原子力クリーンな夢のエネルギーとみられていた時代と同じで自然エネルギーも今後おそらく確実に様々な今知られていない問題も出てきて、場合によっては今回のような致命的な問題は出て来て頓挫するかもしれない。

また、設備以外にも、ライフスタイルは大幅に変えなければならないだろう。少なくとも

等は考えつくところだ。さらには原子力産業で食っていた人たちをどうするかと言う事もある。電力会社は徐々に電気を作って売る会社はなく、電力送電網を所有する企業へと変貌を迫られるだろう。末端の電力網を維持管理する作業者は技術的に大きな変更はなくあまり関係ないだろうが、そうでは無い電力会社本体の、発電に携わる今まで日本を支えてきた技術者の方々には削減の並が及んでしまうだろう。

しかし、原子力が数十年原子力産業日本を食わして来たように、数十年は日本を食わせてくれる原動力になるポテンシャルは十分にあると思うがどうだろうか?

また、困難であるため他者が参入してこないと言う状態であるならばより高い見返りを得る事ができるのではないか?うまくすれば、日本がはじめてエネルギー世界で優位に立つ事ができるようになるやもしれない。

今こんな事を言うと怒られるかもしれないが、原子力は敵、自然エネルギーは味方、あるいはその逆でも良いが、そういった思考では未来は開けない。

現実原子力の力によってできあがってきた社会直視し、原子力に携わる人々に「なんて物を作ってくれたんだ!」と言い放つのはなく「今までありがとう」と言い(これは無論原子力災害に見舞われている現地の方々ではなく、そのエネルギーを享受してきた我々の立場である原子力災害のただ中にいる人は怒っても良いし保証の話は別だ)原子力で見た夢は自然エネルギーが引き継ぎます、と告げ、方向転換を図る時だと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20110404131623

電力会社に月3000円ぐらい売ってるらしいから買取単価(1kWhあたり24円)から逆算すると125kWh/月ぐらいだと思う

1日平均で約4.17kWhってところか

東向きの屋根(傾斜15°ぐらい)にしか設置されてないようだからパネルのピーク発電能力170W×8=1360Wから考えると、まあ妥当な値かな

http://anond.hatelabo.jp/20110404122539

うちの実家10年以上交換してないけどな(法定耐用年数は17年、実質的には20だってね)

パネルの数は多分8枚

全家庭に設置すれば云々は確かに見通しが甘すぎるけど、過小評価もよろしくないな

笑えるわー

未だに「全家庭やビルソーラーパネルを設置すれば日本で使う電気はすべてまかなえる(キリッ)」って思ってる人居るんだな

あれ、発電効率どんだけ低いか知ってるのかな

発電効率がかなり良い単結晶パネルでさえ単位面積当たり170Wしか発電できないんだよ?

しかもその値はありえないくらいに好条件。無菌室みたいなホコリも無い部屋で、真正面から光を当てて出した結果

実際に太陽たいに光源が動くので、パネルに入射する光の向きを考えると理論発電効率の40%しか発電できないなんて当たり前。

つまり、1日太陽光を当て続けてもたったの70Wh程度の発電しかできないんだよ?

あれ?ドライヤーって何ワット使うんだっけ?

あれれ?電子レンジって何ワット使うだっけ?

それに、パネルはものすごい勢いで経年劣化するんだよ?1020年同じパネルを使い続けられると思わないでね?

結局のところ、日本のように資源小国原発に頼るしか無いんだよ。

メタンハイドレートは当てに出来ないし

2011-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20110401075853

概ね正しいが、重要な点を見落としてる。

ベース電力の説明で、

>夜間は電力が捨てられて、昼間は電力が足りない。

としているけど、これは原発が常に一定の発電量で運転しているから。

電力量の8割が原発フランスでは消費電力に追従して原発を運転しているが、日本原発は一定出力運転で、夜間も止められない。

から夜間は電力が余っていて、電力会社は夜間料金を安くして利用を促している。

逆に原発を使わないなら、夜間は火力の出力を減らせばいいので、夜間電力を下げる理由がない。

から原発を廃止するなら夜間蓄熱は意味がなくなる。

あと現状の再生可能エネルギーのまめちしき。

・風力の稼働率はだいたい2割くらい。常に最大の風が吹いているわけではないので。

太陽光発電パネルの変換効率は1割くらい。これに加えて、雨や曇り、夜には発電量が落ちる。

・風力と太陽光が増えても、「暗くて無風の瞬間」を想定してベース電力を確保する必要がある。

原発1基分の太陽光発電には山手線の内側を全部太陽パネルで埋める必要があり、発電所の敷地面積も課題

2011-03-31

ソーラーパネル寿命

http://www.jpea.gr.jp/pdf/009.pdf

太陽電池モジュール期待寿命20年以上
パワーコンディショナ期待寿命10年以上

あとソーラーパネルの製造コストもあるか。

太陽電池の主要な材料は結晶シリコン(ケイ素)だっけ。採掘するだけなら日本国内で十分な需要をまかなえるだろうけど、あれって確か精製自体に結構な電力を食うという話だったはず。だから電気が安い国で作らざるを得ない。火力にしても太陽光にしても、外国依存せざるを得ない点は同じだね。原子力発電の場合日本はNPT加盟国なのでウラン産出国から自動的に輸入されるっぽい。というか、NPT批准しないと核燃料回してもらえないっぽいな。

そんなこんなで仮に日本全国の家屋に遍くソーラーパネルを設置したとしても、毎年相応の割合で発生する故障や破損の交換は必要になるし、一気呵成に普及させれば寿命による交換時期も毎回集中してしまうはず。

太陽光発電を考える際は目安として10年、長くてせいぜい20年毎にパネル交換しなきゃならないという前提が必要って事かね。

2011-03-27

アイドルになりたい女の子の気持ちがわからない

何故なのでしょう。

芸能界たいなところを志向したとたん

ちょっとやそっとの可愛さじゃあ効かずに

ヨゴレ芸人たいなことやらされたりウンコ食わされたりする。

かろうじてでもテレビに出るようになったらマシなほうだけど

水着パネル持って立ってるような人の扱いに人権は無い。


抜きん出る可愛さがあったとしても

可愛さ一本では生きていけないぐらいにデフレが起きているか

みんな痛々しい無理をして個性キャラを作る。

それでもどうせすぐ飽きられる。


微妙タレントアイドルをずっと支えてくれるファンに一般人はいない。

BCアイドル専門のキモオタのみ。


水着仕事するようなところから這い上がって、

成功…というのはつまり女優なんだろうか。

そんなの何人居るんだろう。

アイドルとして抜群に可愛くてもそこから足を置き換えるのに失敗して

ローカルテレビの変な番組に出たり廃業したりしてる人もうじゃうじゃいる。

かなり上手く行っても舞台女優


在野でさえあれば地獄デフレ戦争に参加しなくて済むのに。

可愛い女の子チヤホヤされつつ可愛さ以外で生きてもいけるのに。

AKBとかも本人達は何が楽しいのだろう。

テンションを上げて忙しく生きていけることかな?

http://anond.hatelabo.jp/20110326002209

買えばいいって言うけど、原材料とか供給力とか、接地能力とか、一気には無理だよ。いずれにしろ。

まぁ簡単な話ではないとは思いますが,無理というのは何かしら根拠のある話なのでしょうか.私もよく知らないのですが,太陽パネル生産力ってどれくらいんなんでしょう.

下記を見ると60%くらいは輸出しているらしいので,それを国内出荷に回せばとりあえず通常の3倍くらいの生産はできそうですね.(まぁそれでも福島第一原発1~5号機の総出力は3.5GWらしいので,半分くらいですが.改めて原発パワーのすごさを思い知りますね.)

接地能力ってのは屋根に取り付ける工事側のキャパってことでしょうか.まぁそれは大変そうですが,太陽パネル設置工事にすごい高い専門性が求められるというのでないかぎり,補助金つけてサイクル回りだせば業者は増えるのでは.

はいえおっしゃる通り今夏までに全家庭に太陽光電池とかはありえないでしょうね.でもまぁやり始める価値はあるのでは.

日本における太陽電池出荷量の推移@太陽光発電協会

http://www.jpea.gr.jp/04doc01.html

2009年時点で,輸出:1,045MW,国内出荷:623MW



パネルを作るにも電力がいる。

これは安易な案ですが,(残念ながら東日本には持ってこれない)西日本の電力使ってやればいいんじゃないでしょうか.まぁ別に海外で増産してもいいですが.下記は2011年ニュースですが,中国チェコでも作っているらしいです.じゃぁあちらでじゃんじゃん電力消費して太陽パネルを作ってもらいましょう.

京セラ 太陽電池パネル 中国チェコ生産増強

http://masubuti.exblog.jp/14027359/



また、天候に左右されるが、原子力は出力変更が難しいというのがあり、組み合わせが難しい。火力は燃料の確保に懸念がある。

難易度が高いからといって組み合わせない理由にはならないのでは.選択肢は多いほど多様なほど良いでしょう.高性能な蓄電池ができない限り太陽光発電メインになることはありえないでしょうが,当分は電力量が足らなくて猫の手も借りたい状況なのだから,その理屈太陽光発電を組み合わせにいれるのは無理な話ではないのでは.

火力はご指摘の通り燃料確保に不安要素があるので将来的には依存しないようにするべきでしょうが(メタンハイドレードとか出てきたら変わるかもしれませんが),当分は活躍してもらうしかないんでしょうね.

ソーラーパネルの出力向上と普及は急務ではあるけど、現実的な効果は、子どもの世代になるよ。

現実的な効果」というのは何を指しているのでしょうか.現在出回っている出力レベルソーラーパネルが戸建やマンション病院学校,などなどの施設に普及したとしても,

それはなんら効果をもたらさない=電力会社が作らないといけない電力量は変わらない,ということですか?

そして、そんなことわかってるから助成金付けて必死にやってるよ今。

やっているのをもっと押せという案ですETCとかエコポイントとかくらい派手にやってくれと.今夏にも計画停電をするという話が出ているのだから,ここで「政府としては太陽光発電の設置を推奨します.補助金をつけます.売電の仕組みも整備します.」とすれば,かなりの人が動きそうな気がしますが,いかがでしょう.「助成金付けて必死にやってるよ今」というならば,それをもっと大がかりに仕掛けるチャンスなのでは?という話です

固定価格買取制度フィードインタリフ制度)入門@産総研櫻井啓一郎

http://ksakurai.nwr.jp/R/slides/WhyFIT/

「固定価格買取制度」とは、再生可能エネルギー(いわゆる自然エネルギー)の普及と技術開発を促進する、助成政策の一種です英語では「フィードインタリフ制度(feed-in tariff law)」などと呼ばれ、FITと略記されます。 透明性が高く効果にも優れることからドイツスペインなどを含む世界中の40以上の国や地域で広く用いられています。これまでの実績の違いから、今では再生可能エネルギーの普及を促進する方法の中で最も有効な手法とされています。



こうなる前から、各社頑張ってるんだよ。でも、買わなかったのは誰だよ。

興味示さなかったのは、誰だよ。

それこそ原発推進派の方々が言うようにコストパフォーマンスの問題で,太陽光発電の(個人レベルでの)損益分岐点が多くの人々の納得できる数値じゃなかったということでしょう.売電しても初期投資回収できるのには数年かかり,(成長が見込まれるだけに)数年内にもっと安価で高性能なパネルが出てくる可能性があるため,個人レベルでの損益分岐点はかなり高めに設定されていたと思われます

今回,原発事故および計画停電の問題回避のためなら政府はある程度コストを払う価値があり,その費用の投入先として太陽光発電を選べば,太陽光発電損益分岐点が多くの人々が納得できるところに達する可能性があるのでは,という話です

2011-03-26

原発を辞めて放射能の代わりにCO2ならいいのか?とか

日本が脱原発をすると、世界中に動きが広がると思うが、世界中が脱原発したら、燃料はどうなるのか?CO2はどうなるのか?

という問題は非常に興味深い。

風吹けば桶屋が儲かるという話ではないが、脱原発を叫べば安全になるということでもない。

今、リビアで何が起きているか?そして、それは何のためか?理由はいろいろあるが、産油国であるという事実が関係しないわけはないだろう。

ガスだろうと、メタンハイドレードだろうと同じことだ。究極は戦争になる。

 

ソーラーへの以降は急務ではあるが、まだ、ソーラーの発電力は足りないし問題を抱えている。

モノづくりをやめれば、為替が悪化して、結果燃料費が高くなる。あとはジリ貧

なんども言うけど、今やってるじゃんソーラー。助成金とかでるんだから、みんな、屋根に付けてよパネル。という話かと。

みんなが、ソーラー付けると助成金足りなくなって、増税になるけど仕方が無いよね?

はいえ、こういう状況じゃなかったら、ソーラー増税できたかどうか・・・。

 

結局、問題なのは、今まで電気代が安すぎたということ。原発を使うなら、もっと電気代を上げて、問題があったときに皆が避難できるように、費用を貯蓄しなければいけなかったこと。

 

正直、電気代と2倍に引き上げれば、年間4兆円の貯蓄ができる。あれは約40年前の原発から

40年間の積立で160兆円 これだけの積立があれば、かなり大規模な避難ができた。

水や食料も、今の何倍も、備蓄できただろう。

 

ようするに、私たちの払っていた電気代が、安すぎた。という事が一番の原因だろう。

私たちは、私たちの安全のために、電気系の増税を受けいて、電気代の上昇を受け入れなければいけないということだ。

安全はタダじゃない。

 

http://anond.hatelabo.jp/20110326001609

買えばいいって言うけど、原材料とか供給力とか、接地能力とか、一気には無理だよ。いずれにしろ。

パネルを作るにも電力がいる。

また、天候に左右されるが、原子力は出力変更が難しいというのがあり、組み合わせが難しい。火力は燃料の確保に懸念がある。

 

ソーラーパネルの出力向上と普及は急務ではあるけど、現実的な効果は、子どもの世代になるよ。

そして、そんなことわかってるから助成金付けて必死にやってるよ今。

 

こうなる前から、各社頑張ってるんだよ。でも、買わなかったのは誰だよ。

興味示さなかったのは、誰だよ。

2011-03-25

原子力賛成派の原子力廃止論

日本原子力廃止することが可能である検討

可能であると結論しました

原子力利用には賛成

・CO2地球温暖化には懐疑的

・私は新エネルギーについても懐疑的

と言う立場ですので割り引いて読んでください

なお私は機械エンジニアでありますエネルギー問題そのものについては素人です。一緒に考えていただければと思います。

資源エネルギー庁(白書2010)」

http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/index.html

を見てみましょう。

2008年データによると

発電電力量は9915億kWhでそのうちの2581億kWhが原子力です

原子力設備容量は4279億kWhですので60%の原子炉が稼働していることになります

これは特に2008年は稼働していない原子炉が多かったからで、2009年は65%が稼働しています。

よって良く引き合いに出される電力の30%は原子力という数字あんがい流動的なことがわかります

この30%を化石燃料に置き換えるには化石燃料が現状より40%多く必要になります

これをもって原子力廃止することはあまり現実的では無いとされてきました

ところで、電気以外のエネルギー消費にも目を向けてみますと、車のガソリンを始め非常に多くのエネルギーを消費していることがわかり、そのほとんどは化石燃料です

エネルギー全体でみると

化石燃料83.4%

原子力10.4%

となります

となると原子力10.4%を火力10.4%に置き換えるには化石燃料が現状より12%多く必要になります

もしくはたんに10%消費エネルギーを削減、するだけでも十分です

これはさほど無理な数字はないと考えられます

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石油と国際動向

石油依存は、リスクであるとよく言われます

日本世界最高峰省エネ技術を持っているので、原油の枯渇はむしろ日本に有利に働くのでは無いのでしょうか。

自力で石油生産できる米露はともかく、中印は石油資源を有しておらず。エネルギー効率の悪い彼らと競争関係にある日本にとっては原油が高くなれば高くなるほど有利です

また、新しい油田がどんどん開発され石油無機成因説が徐々に信憑性を持ち始めているので、本当に油田が枯渇することは向こう100年では無さそうな見込みであります。CO2による地球温暖化も当初言われていたよりははるかに影響が少ないことが多数説になりつつありますので、こちらも実のところあまり気にしなくて良さそうです

ただ、石油確保に関してはアラ石の権限を失ったり、イランとのパイプを切られたりと日本失策続きで悲観的です。ここは軍事力の拡大を含めて国際的な存在感を増す必要があると思います。とは言え、国際覇権ネタ脱線しますのでこの程度にしておきます

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エネルギーについて

白書によると新エネルギーの発電設備は53万kWで全体の0.2%です

そのうちの多くは太陽光発電であるかと思います。ここでJPEA(http://www.jpea.gr.jp/04doc01.html)の資料を見ると太陽光発電パネル国内出荷は2009年単年で62万kWとあり白書と矛盾します。ベストエフォートと推定実効値の差であると推察されます

太陽光発電は夏の電力需要のピークに最大出力を出すのは大きな利点です課題価格設備投資に安くても50万円/kWh(新築時に導入)もします。

実用レベルの22円/kWhはどうにかぎりぎり達成していますが、これは色々な付随するコストの無視や20年という非現実的な償却期間を元にしていますので実体としての数字は未知数です。また価格もこの5年間は下げ止まっている(http://www.solar.nef.or.jp/josei/kakakusuii.htm 及び現在の平均価格60万円/kWhより)ので、むこう10年で日本電気需要の5%以上を占めるには何らかの価格破壊が必要です

なお、太陽光の利用は太陽光給湯がエネルギー変換効率約60%と太陽光発電20%と3倍であり、こちらは積極的に進めるべきであると考えられます

個人的にはいわゆる藻油などの水生系バイオマスセルロースバイオマス(藁など)に大いに期待しています。これを石炭火力発電に利用するのは比較現実的だと思います。

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省エネについて、

製造業

再び白書を見ます製造業エネルギー消費は1973年以降むしろ減っていることがわかります製造業はすでに相当に効率化されているのでさらなるエネルギーの削減は簡単では無さそうですが、単に工場国外移転で今後もじわじわ減っていくものと思われます

・運輸

運輸部門の消費は2002年をピークに減少をしています。不況ハイブリッド車の普及、ダウンサイジングによるものと思われます。このトレンドはしばらく続くでしょう。

詳しく見ますと貨物部門が1996年をピークを迎えたのに対して、旅客部門は2001年がピークです。なお、国内国内自動車販売数は1990年がピークですが保有台数はその後も上がり続け2004年にようやく以降横ばいになります。車は2004年に必要な国民に行き渡りそれ以降は買い換えの需要しか無いとも考えられます

技術的に燃費ロープレッシャーターボアイドリングストップの前者への導入などまだまだ改善の余地が有り、さらにはダウンサイジングで大きく燃費は削減できるので一回の買い換えサイクルの7年程度でさらに10%削減は大いに可能でしょう。

なお電気自動車(によるCO2削減)は原子力による無尽蔵のエネルギー供給を前提にしていますので諦めることになるでしょう。

・民生

民生部門の消費は2005年をピークに減少傾向にありますが、家庭業務の双方を含み判断が難しいです。近年では電力消費はOA機器エアコンが大きなウェイトを占めていると白書は分析されています。

ただ数字を見ると家庭業務の双方で冷房は2.1%,12%と非常に小さい数字であることがわかる一方で暖房給湯が半分を占めています。また特に業務部門ではOAの消費電力が大きく、PCサーバの消費電力がバカにならないことがわかります。つまりウォームビズで大きく消費エネルギーは削減できます。ただしこの数字は試算であるので正確性に欠けるおそれが大きいです。

IT業界2008年(ATOMの発売)頃からパフォーマンス競争は一段落し、iPad以降は特に小型低消費電力の流れが強くなっているので今後も電力消費は減る方向に向かうものと思われます

なおITについてはサーバ海外に置くことによって実質的に電力の輸入が行えると附しておきます

冷房について補足

冷房の消費エネルギーはせいぜい国内エネルギー消費の3%ではあるのだが、よく取りざたされるのは夏場の昼にのみ発生するからです

これにより、7月ピークは11月の1.5倍電力を消費するなどと言われています。

「1年間の電気の使われ方の推移」

http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_06/index.html

「最大電力発生日における1日の電気の使われ方の推移」

http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html

しかし、色々調べてみましたクールビズが定着した2005年以降の資料が見つかりませんでした。また夏場のピーク時にも電力を大きく消費するオール電化住宅2008年以降急速に普及している事実があります

これから推察される事実は夏場の電力不足は(今年はともかく)既に解決しているのでは無いのかということです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オチ

人口推移

どちらにしろ、日本人口は減少トレンドに入りましたので、これ以降はなにもしなくても必要なエネルギーは減る一方です

↓によると日本人口20年後には1割減ることになっていますのでその頃には無理なく原子力とおさらばできるでしょう。

「総人口の推移」

http://www.stat.go.jp/data/nihon/g0302.htm

つまりどんなに省エネが下手でも20年後には原子力日本には不要になっています。

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321221834

実家屋根太陽光発電パネル付いてる

親に聞いたら、月々7000円ぐらい電気代払いつつ、3000円ぐらい売ってるらしいよ(毎月125kwhぐらい発電してる計算

あと夏場に地下の冷気で部屋冷やすやつとか、太陽熱温水器とかも付いてる

10年ちょい

横だけど

http://anond.hatelabo.jp/20110321022237

# 太陽光発電

* あのパネル単位面積当たりの発電能力がどれくらいか知ってる?

* あのパネルを何平方メートル展開したら、日本原子力発電の総出力と同等になると思う?

* ソーラーパネルやそれに繋ぐ蓄電池の原料とかどうすんの?ソーラーパネルの主な材料であるケイ素自体、精製するのにものすごく電力食うんだけど。

条件に合う、一般家庭の屋根全部に載せさせてもらって、使用料を払う。その代わり設備自体は東京電力の物だから電気料金は普通に払う。太陽パネル自分の物にしたくなったら、償却分を差し引いて対価を払えば、その家の物になることにする。ってんじゃダメ? どの道、クリーンエネルギーとして太陽光発電を進めるつもりがあったでしょ? ソーラーパネル外国で作ってもらえばいいじゃん。それこそ、切実に必要な支援でしょ? 

http://anond.hatelabo.jp/20110321023615

オレの曖昧記憶によると、たしか神奈川県全部を太陽光発電パネルを敷詰めればなんとかなるレベルだったような。

神奈川県全部はちょっと無理だろ。

http://anond.hatelabo.jp/20110321014310

なぜ、代替電力源として風力とか太陽光とかが考慮されてないの? 出力が不安定だから

  1. 風力発電
  2. 太陽光発電

2011-03-19

http://anond.hatelabo.jp/20110318233050

民生品全般の消費電力低減+各家庭に太陽パネルで,原発分の30%って補えないのかな.

日本全国の原子力発電所が年間何キロワット発電してるのか把握した上で言ってんの?

2011-03-18

http://anond.hatelabo.jp/20110318225751

電力需要の増大は80年代からは主に民生用途によるもので、90年代末にはついに民生用途の電力需要産業用途を上回った。コスト面の要請から多いに節電技術を伸ばしてきた産業用とは対照的だ。民生用途についても「節電へのインセンティブ」を検討するいい機会なのではなかろうか。

民生用途増加の理由の調査結果ってないのかな.

民生品の消費電力って,25年前と比べたら30%くらい減っていそうだが

仮に減っているとしたら25年前とは異なる用途の電力消費が増えたということか.

思いつくのは,

ぐらいか

民生品全般の消費電力低減+各家庭に太陽パネルで,原発分の30%って補えないのかな.

太陽光が原発に代わるのが現実的ではなくても,(省エネの)消費量減と(太陽光の)生産量増で原発を補えないか

発電器官はデンキウナギの夢を見るか

2011年、夏。

未曾有の災害と共に発生した史上最悪と言われる原子力発電所事故により関東以北では電力危機が生じていた。あらゆる場所電気が足りないため、経済は縮退し失業率は上昇、被災地復興すらもままならない状況に人々は疲弊し、絶望していた。日本はもう終わコンだ、と誰もが思っていた。

E官房長官は滝のように流れる汗をぬぐいながら、よりいっそうの節電の協力を求める会見を行っていた。

飛んでくる野次。頭を下げるたびにたかれるフラッシュのせいで会見会場には熱がこもり(もちろんクーラーなど不謹慎なのでご法度である)、うだるような暑さに拍車をかけている。

彼とてこれ以上の節電が無理だということは分かっていた。停電が頻繁に発生するせいで製造業は壊滅的なダメージを受け、GDP10%はおちこんでいた。失業率に至っては15%以上の上昇だ。物価の上昇率も著しい

「節電してればどうにかなるのかよ! お前がどうにかしろよ!」

国民死ねってのかよ! おい! Kを退陣させろ!」

Eは汗を拭った。マスコミ記者の態度は日に日に悪化している。それにともなって世論も完全な逆風となり、いま政府転覆寸前だった。震災の直前に外務省を辞任したMの運の良さには驚きを通り越して腹立ちさえ覚える。しかもこんな時に限ってHが「放射能シュレーディンガーの猫のようなもの、見てみるまでは存在しているかどうか分からない」などという素人にも間違いだとわかる迷言をのこしたりなどしている。後ろから味方に撃たれるとはこのことだ。

記者が静まるのを待って、Eは原稿を再び読み上げ始めた。

「まず一点は、首都圏における新規発電方式の、採用で、えー、ございます。本日より、首都圏の主要駅を中心に新方式の発電装置を稼働しております……」

後に有名になる首都圏発電所誕生の瞬間であった。

手始めに政府ラッシュ時の駅及び電車に床発電装置を埋め込んだ。発電量は微量で実用的ではないと言われていた床発電だったが、殺人的なラッシュ時の発熱量は彼らの予想を優に越え、鉄道への電力供給を賄うことができたのだった。

これはひとつ天啓だった。

人が活動するだけで電力が発生するのだ。しかもこの発電による排出物はせいぜいうんこである。なんというクリーンな発電方法だろう。

はじめは懐疑的な主張が主だった世論はこの実験によって一変し、一挙に床発電装置首都圏一帯にばらまかれた。道路は瞬く間に敷き替えられ人が歩くだけで発電が行われるようになり、なんと10キロワットの発電を可能したである。歩くだけで発電ができるという手軽さのためかあるいは通勤ラッシュの激化に嫌気がさしている人が多かったためか、またたくまに通勤、通学は徒歩もしくは自転車に変わった。政府の発表によれば、このことによって肥満人口は27%も減少したという。

この他にも、各産業は人の活動――正確に言えば活動による圧力変化が起こりうる場所を血眼になって探し、研究開発に人材を突っ込んだ。圧、とにかく圧力変化を探せ、何でもいい。特に大きかったのは繊維から電気が取れるようになったことだ。服の伸び縮みだけでなく、その繊維を使った布で作った服を着た人が押されたり押し返したり――要するにまたラッシュである――すると発電が起きる。充電程度の電力なら服からまかなえるようになったことで、電力所からの配分は若干減少した

この発電方式が予想外の供給可能したことを受け、すべての原発は停止した原発が停止したことにより25%程供給率が下がったが、人々は不足分を補うために一心に発電に励んだ。停電は頻発したが、それでも原発を使わないことを人々は選択したのだ。原子力発電所をすべて停止するというのはKの思いつきだった。世論もそれを求めていた。一部の識者がわかったような顔で発電所を止めると云々と述べたが、そんな言説は一捻りで闇の中に葬り去られた。

人々は自分たちの使う電力を作るために仕事をし、あえてラッシュ電車に乗り、あるいは車を捨て街を歩き回った。人の活動によって作られる電気は微々たるものではあったが、それでも彼らが活動をやめればとたんに電力不足が発生する。

から電力を作らない人々は糾弾され、あるいは疎ましがられるのは当然の流れだった。

電気を使う一方の病人、活動量が少ない老人に対する風当たりは日に日に強くなっていたし、さらには引きこもりに対して課税処置――のちに「動かざるもの食うべからず法」として後世に名を残す悪法満場一致で可決されて以来、彼らはただ風の前の塵の如き存在と成り下がっていった。

そして二年が過ぎた。

電力供給改善の成果が評価されたのか、あるいは非常時に国のトップがすげ替わることを世間が求めなかったせいなのか、幸いなことにK政権は低空飛行を続ける支持率を保ったまま存続していた。その間に首脳陣が国民を「発電装置」と呼んで批判を受けたり、病床者を「発電能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」と発言して集中砲火を浴びていたりなどしたが概ねしばらくすれば収束する程度の騒ぎだった。

それよりもっと大きな問題が立ちふさがっていた。

自殺者十万人、過労死が二十万人を超えたことについてどうお考えですかぁ」

頭の中がさぞかし軽そうな女が無表情に近い薄ら笑いを浮かべて彼にマイクを向ける。

Eは汗を拭った。

日本経済は回復している、していたはずだった。だが、圧電装置運用が開始して以来、過労死の件数は増える一方だった。従来の経済活動を維持しながら、圧倒的に不足している電力供給を補うための活動が必要なのだから過労死もむべなるかなである。加えて効率的な発電を行うために電車の運行時間が制限されたことにより、通勤ラッシュが激化し、三日に一度は圧死者が出ているという報告も受けている。どうって、なにがどうだと言うんだ、と腹の中で毒づきながらEは原稿の文章を噛み砕き、どうとでも取れる無難な回答を続けた。

だってこんなことやりたくてやっているわけじゃない、とEは思った。会見中もひっきりなしに足踏みをして会場設備のために発電をする。記者が必死でキーボードを叩いているのだってキーボード打鍵で発電をしているからだ。そうでもしないと電力の供給が追いつかないのだから

しい代替発電方式を……と頭を抱えながらEは報告資料を読んでいた。震災から二年がたつというのに眠っている時間のほうが少ないのはどういうわけだろう。すっかり頬はこけ、目は落ち窪み、このままではEも過労死するに違いない。そして足元でひっきりなしに点滅するいまいましい力不足パネル

Kがあのとき原子力発電を廃止すると言いさえしなければ! あの男なやることなすことただ人気を取りたいだけなのだ。長期的な視野などあるわけがない。

くそっと彼が声を漏らしたちょうどその時、ふっとすべての電気が消えた。鼻先も見えない暗闇がEを包みこむ。

Eはあたりを見回した停電だ。停電予報が放送される程度には停電はよくあることだが議員宿舎での停電は初めてだった。よっぽど電力供給が足りないのだろうか。夜間だから工場の発電がないとしても10%程度の余裕があったはずではないのか。そういえば近々ストライキが起こるう可能性が高まっているという報告はうけていたが、ついに来たのだろうか。ストライキをするのはとても簡単なことだ。活動をやめればいいのだからプラカードを持って大声を出すよりもずっと簡単にできる、消極的ストライキ。静かな抵抗。それこそがEの最も恐れている事態に他ならない。

Eの考えがまとまる前に、携帯電話が振動を始めた。きっちり五回分のコールを待って――コール五回分の振動で約一分間話すことができる――電話を取る。声を聞いてすぐに分かった。官房副長官のSだ。

「おい、停電しているぞ! 一体これはどういう事なんだ、T社から事前に周知もなかったじゃないか

ちっと舌を打ちたいのをこらえてEは瞼を押さえた。いくらEの方が年下だとは言っても、長官はEだ。つまり彼はSの上長だ。なぜこの男はせめて丁寧語で話さないのだろうか。苛立たしい

「いえ、私の方にも報告は――」

「どういう事なんだ!」

「T社に問い合わせてください……」

「なんだと! 俺を誰だと――!」

思わずかちんと来てしまったことは否めない。だがEも限界だったのだ。

「それがあなた仕事でしょう! 私はT社のスポークスマンでもなければ、カスタマーセンターでもないんだ! 電力不足官邸で起きてるんじゃない! T社で起きてるんだ!」

怒声が耳に届く前に彼は通話を終了した携帯電話を机の上に放り出し、ベッドに潜り込む。腹の底からくつくつと笑いが漏れてくる。

彼は笑った。笑いながら眠りに落ちていった。夢は深い眠りの中に現れなかった。

※この話はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは一切関係ありません。

2011-03-03

京都大などの入試問題インターネット投稿で、関与した可能性がある男子予備校生(19)を知る関係者は2日夜、突然の疑惑浮上に「ずるいことをする子じゃないのに」と戸惑いを見せた。予備校が発表した大学合格者一覧には、この予備校生名前も載っていた。

 予備校生は同日夕、住んでいる寮の玄関に姿を見せたが、夕食には現れなかったという。「私も捜しているのだが…」と関係者。誰もいないはずの予備校生の部屋の入り口には「在室」を示す白いパネルが掲示されたままだった。

「19才予備校生を追い詰めたマスコミ報道の闇!!」

かにはならないんですかね……?

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