はてなキーワード: コーラとは
ディズニー映画には一切酒と煙草を登場させてはいけないという決まりがあるから、
日本のゲームキャラが登場しまくって話題になった「シュガーラッシュ」で主人公がバーで愚痴りながら飲んでるものは酒ではなくルートビアなんだけど、(日本版でもはっきりルートビアって言ってるから確認してほしい)
あのシーンを普通に飲酒してるシーンだと思ってる日本人がかなり多いのが惜しい。
ルートビアという、アメリカではポピュラーな炭酸飲料がある。(見た目がビールっぽいからそう名付けられただけで、アルコールは一切ない。)
その歴史は古く、コーラよりも先に発明された。薬剤師が滋養強壮・栄養のために作ったドリンクが元だという。コーラもドクターペッパーも元はそうだが。
アメリカでは子供がとにかく好きな炭酸飲料というイメージらしく、あのスヌーピーの大好物である。
コーラは説明不要だが、ドクターペッパーも日本では広く認知されているだろう。
しかしそれらに並ぶルートビアは日本では普及しなかった。それはなぜか?
ルートビアは、リコリス(サルサパリラ)という植物の根のエキスが含まれており、この味がまず受け付けない。
海外の子供はリコリスが大好きで、リコリス味のグミは海外ではポピュラーな菓子である。
一時期スーパーやコンビニでも販売されるほど話題になった、熊のキャラクターで有名なグミ「HARIBO」にも勿論リコリス味がある。
真っ黒い渦巻き状の硬いグミで、パッケージイラストにはそのリコリスグミが自転車のタイヤとして描かれており、
日本ではドン・キホーテや輸入食品店で販売されているが、大体「世界一まずいお菓子」「罰ゲーム用にどうぞ」などという不名誉な手書きポップが添えられているほど、日本人には受け付けない味だ。
閑話休題。
ルートビアは、そのリコリスの味がするだけで日本人には受けないのに、更にサロンパス(湿布)、またはムヒ系のスースーするフレーバーも添加されている。
日本人にとって、食品からサロンパスやムヒの香りがしたら食欲は失せるだろう。
リコリスとサロンパスの香りがする炭酸飲料。日本人には一切受け付けない要素しかない。
ググっても「世界一まずいドリンク」などと扱き下ろされたページばかりヒットする。
俺が生まれて初めてルートビアを飲んだのは高校生のとき。こんなまずいもん、飲める訳ねえだろうと思った。
でも、俺はバニラコークが好きだった。2002年頃、日本でコカ・コーラにバニラ味がついたものが発売された。そのまんま、コーラに強烈なバニラフレーバーがついたものだが、俺はこの強烈なバニラの虜になった。
しかし、やっぱり日本では「クソまずいジュース」とされ、短命に終わってしまった。
アメリカでは今もバニラコークは販売されているが、日本には一切輸入されていない。輸入食品店にも無ければ、ネット通販でも取り扱いがない。
2010年代になって何度かコンビニ限定で復刻したが、日本人向けに味が変わっており、バニラの香りが完全に薄くなっていた。あの強烈なバニラを欲している俺には物足りない代物だった。
アメリカに行かなければ、あの強烈なバニラを味わうことが出来ない。シュークリーム分ならぬ、バニラ炭酸分が尽きて限界を迎えたころ、友人が嫌がらせでエンダー社のルートビアを買ってきやがった。
こんなマズイもの、と思いながら飲むと、俺が求めていた強烈なバニラがそこにはあった。
これ!これだよ、これ!
エンダー社のルートビアは、バニラコーク並の強烈なバニラが売りだったのだ。なぜ高校時代に気づかなかったのか。
近所のドン・キホーテでも安くエンダー社のルートビアが販売されているのもわかり、そこからルートビア三昧の幸せな日々が始まった。
ある日、試しに他社製のバニラフレーバーが無い普通のルートビアを飲んでみたところ、普通に飲むことができた。っていうか、ルートビアって美味いじゃん!
東南アジアや台湾では「サルサパリラ」の名でルートビアが親しまれている。暑い中、キンキンに冷えたスースーする炭酸を飲むのは格別なんだろう。
台湾のサルサパリラ「沙士」は、日本でも中華系輸入食材店で販売されており、これもルートビアとほぼ同じ味でドンピシャ。ルートビアも沙士もかかってこい!状態である。
しかし、エンダー社以外のルートビアも沙士も遠出しないと買えないので買いだめはキツいし、値段が一缶136円である。値段的にも買いだめはちとキツい。
やっぱりエンダーのルートビアが近所のドン・キホーテで安く買えるんで、それでいいやと思っていたら、そのドン・キホーテからルートビアが消えてしまった。
ルートビアが飲みたくてたまらない時だけ遠出して購入したが、ある夜、冷蔵庫にストックが無いのにルートビア欲がマックスに達してしまった。
今から電車で遠出はキツいぞ…何かルートビアを飲む方法は無いか…と模索したところ、近所の沖縄料理屋にならあるのではないか、と思いつき、無かったら無いでオリオンビール飲んで我慢しよう…と訪ねてみるとしっかりメニューにルートビアが!
大喜びで、沖縄料理もそこそこにルートビアを何杯もおかわりしてがぶ飲みしていると
米軍基地の関係で沖縄ではそこら辺でルートビアが売っているとはいえ、沖縄出身者でもここまでルートビアばっかり飲む人はいないだろう。俺は北海道出身だ。
日本人でも、おそらく生まれながらにルートビアがある生活なら普通に飲むんだろう。
北海道の炭酸飲料といえばガラナであり、北海道出身者は普通にガラナを飲むが
メッコールだって、日本人はマズイマズイというけど韓国ではポピュラーだ。
育った環境が味覚に大きく影響与えるんだなあ、としみじみ思う。
とりあえず俺の異常なルートビア欲を抑えるには、沖縄ではそこら辺でルートビアが安く売っているし、エンダー社がハンバーガーショップを出しておりそこではルートビア飲み放題だという。
「君の名は。」がキネマ旬報ベスト選外となったけど、これは、日本の映画批評における下記の(伝統的な)問題点の象徴する出来事なので、みんなもっと大騒ぎすればよいと思います。
最初の問題点。日本の映画批評は、アニメーション映画を適切に評価することができません。
キネマ旬報のベストテンにランクインしたピクサー映画は、何本でしょうか?少し考えてみてください。答えは、ゼロ。ゼロですよゼロ。世界のアニメーションに革命を起こした「トイストーリー」も、障碍児童の冒険譚をウェルメイドに仕上げた「ファインディングニモ」も、冒頭からほとんどセリフを用いることなく世界の荒廃を描いた意欲作「ウォーリー」も、トリロジーの最終作として圧倒的な完成度を誇る「トイストーリー3」も、ベストテン選外になっています。ピクサー以外でも、「アナ雪」も選外なら、2016年は「ズートピア」も選外。正気かよ。日本のアニメーションに目を向けても、例えば故 今敏の作品は1本もランクインしていません。「千年女優」を超える絢爛な日本映画が2001年に10本あったか?「東京ゴッドファーザー」を超える抑揚の効いた感動作があったか?「パプリカ」のイマジネーションを超える作品があったか?「パーフェクトブルー」ほど低予算の映画で、今なお国境を越えて評価され続ける映画が何本ある?
次の問題点。日本の映画批評は、映画自体の良さではなく「他国における賞レースの結果」や「興行成績」や「過去の監督作の評価」などの外部要素に引き摺られすぎる。
2000年以降、ピクサーを筆頭にCGアニメーション映画が映像面、シナリオ面での革新を重ねる中、たった1本だけキネマ旬報ベストテンに名を連ねた映画があります。2009年「戦場でワルツを」。レバノン内戦における監督自身の記憶を辿る、という半ばドキュメンタリーのような内容の映画で、ここ数年の作品でいえば「アクトオブキリング」ような手触りの、とてもいい映画です。とてもいい映画なんですが、たぶんこの映画がキネマ旬報ベストテンにランクインしたの「アカデミー賞やゴールデングローブ賞の外国語映画賞部門にノミネートされた最初のアニメーション映画」だからなんですよね。あと反戦映画だから。反戦映画と、海外の映画賞をとった映画は日本の映画批評において高く高く評価されます。
興行成績の良い映画の評価も引き下げられます。興行成績がよい映画は「おれが評価しなくてもいいだろう」という寝言をいいながら、実のところ「自分は年に100本も200本も観ているのだから、パンピーと同じランキングには出来ない」という薄っぺらながら自意識を守るために、本当はすごく面白かったのに、8位とか9位に入れたり選外にします。2016年も「シンゴジラ」より「クリーピー」を評価して、ズートピアを選外にしたハゲがいましたね。「こいつらは友達が多いから、ほかの人が評価してくれる」って言い訳しながら。一言。邪念が多いよ!!面白い映画は普通に評価しろよ!!いや、確かに「クリーピー」は面白い。その通り!映画に順位をつけるもんじゃない。その通り!けど、正直「シンゴジラ」と「ズートピア」より「クリーピー」のほうが順位が上、とい上のはさすがに無理があります。
過去の監督作に評価が引き摺られすぎる、というのはイーストウッド映画の過大評価が最も有名でしょう。確かに、イーストウッドの映画は面白い。本当に良い映画ばかりです。でも「グラディエーターとアメリカンビューティーとダンサーインザダークを抑えてスペースカウボーイが1位」とか「父親達の星条旗と硫黄島からの手紙のワンツーフィニッシュ」は、やりすぎをこえて「ヤラカシ」だと思うんですよね。
「ヤラカシ」といえば「オールタイムベスト日本映画こと七人の侍が、キネマ旬報年間ランキングでは3位な件」がもっとも有名ですが、このときは「木下恵介作品のワンツーフィニッシュ」というわけわからんことになっているんですね。1位は「二十四の瞳」。これは、わかります。「二十四の瞳」はすごい映画です。今観てもびっくりさせられます(比類する作品は「6歳のボクが、大人になるまで。」ぐらいしかし無いのでは?)。ところで、2位は?…2位は、「女の園」という映画です。…いや、本当なら観てから言うべきなのはわかります。でもあえて言わせていただきたい…知らないよ!!オールタイムベストどころか、木下恵介監督作としても無名の作品なのではないでしょうかコレ。(誰か観た人いますか?もし「おれは観たけど、七人の侍よりずっと良い映画だよ」という人が多ければ、この段落は訂正の上謝罪いたします)
映画は観る環境によって、評価が大きくことなります。これは前項と矛盾するようで矛盾しません。映画館で観る映画と、家で観る映画は違います。「IMAXで観るゼログラビティと、金曜ロードショーのゼログラビティは別の映画だ」と言われて、否定する人は少ないでしょう。映画は体験です。ウェイン町山が「試写室で隣にピエール瀧がいたので死ぬほどビビった」と言って「凶悪」を年間ベストに挙げるように。ガース柳下が金沢映画祭で観た映画を年間ベストに挙げるように。「お家に帰るまでが遠足」と言われるように。「フェスで盛り上がる曲」があるように。では、「夫婦やカップルで観に行き、食事をしながら感想を言い合い、その日の記念にプリクラを撮り、インスタに半券の写真を上げたくなる映画」は、その体験込みで評価しなければいけないのでは?
ひとり、ルーチンワークとして試写室のパイプ椅子に座り、原稿の締め切りを頭の片隅に置きながら観る人間は、金曜ロードショーで観た「ゼログラビティ」をつまらなかったと言い切る人間と変わりません。真面目な話、かつてこれほどまでに評価され、クチコミで観客動員の伸びたデートコースムービーってあるんでしょうか?そう言えば「動員で映画の評価を語るなら踊る大走査線2は名作」って言ってる人がいましたね。…寝言かな?(たぶん口を滑らせたのだろうと思うけど)
以上3点。おれは「息もできない」を年間ベスト映画に選ぶキネマ旬報のことが(ピラニア3Dを年間ベスト映画に選ぶ映画秘宝より)本当に大好きなんだけど、やっぱりよくないところはよくないところなので、なおしていただきたく候。
なおちゃぶ台をひっくり返すようだけど「君の名は。」は観てません。だって、子どもが生まれたばかりで、奥さんが育児で手一杯だったからね。子どもがもう少し大きくなったら、ポテトチップスとコーラを片手に、あーだこーだ言いながら2人で観るよ。ほなさいなら
色々あるし 医療とかで使うケースもある
けど一般人は 気にしなくていいよ
色々あるけど 覚える必要ないよ
ガキでも分かることだぜ
ならば撲滅しようぜ 使った人間もろとも
出し物のムービーが終わった。
その後、何とも言えない空気が観客席全体から漂うのをひしひしと感じる。
実際、何とも言えない出来なのである。
有り体に言えばドン引きだ。
だが、監督のウサクだけは満足そうなのが余計にツラい。
「なあ、マスダ。このウサクって奴に監督やらせるのは失敗だったんじゃ……」
オサカが俺に耳打ちしてくる。
「……まあ、いいんじゃないか」
俺も制作に関わっている以上、こう返すのが精一杯だった。
「いくらなんでもメッセージ性が露骨過ぎる。どこぞの公共団体が作っても、もう少しマシな演出するよ」
それをウサクじゃなく俺に言うのは、きっと言ってもロクなことにならないことを作風から感じ取ったからだろう。
「あとプロットが歪なことになっているじゃないか。あんな人々に悪影響を及ぼして、しかも依存性の強いものが当たり前に普及しているってどーいう設定だよ。しかも、それがロクに規制も禁止もされていないって、どんな国だよ」
「フィクションなのに、あんな実際にあったみたいなノリで描写されていて、そこに社会的なメッセージまで露骨にするってのが姑息なんだよ、あと……」
その後もオサカはしばらくこの調子だった。
とりあえず俺たちが学んだのは、ウサクに好き勝手映画を作らせるのは麻薬並に危ないということだった。
世界各国、必ず名物料理の一つや二つあるものだが、カナダの名物料理と聞いてパッと思い浮かぶ人は少ないと思われる。
そんなカナダの、カナダ人自身も認める名物料理の筆頭が、プーティンである。
といってもフライドポテトのご当地バリエーションみたいなモンで、ポテトにグレービーソースをかけチーズを散らした料理である。
前々から興味があったのに食べる機会がなく、それが今日たまたま口にできる幸運にありつけたのだが、コレがメチャクチャ美味かった。
アメリカ流のケチャップやチリチーズ、或いは英国風のモルトビネガーで食べるのに比べてずっと繊細というか、優しい旨味に溢れていて、それこそコーラや黒ビールではなく、もう少し上品な飲み物が欲しくなる味だった。
見た目もっとワイルドな味を予想していたので、嬉しい思い違いでもあった。
というかこの味を知ってしまうと、もうフライドポテトを英米の流儀で食べることはできなくなる。
一般に、アングロサクソン系のメシは不味いと世界中から言われている。
「あいつらの舌は何枚もあるので詐欺師としては超一流だが味覚はお察し」
「あいつらは自分たちの味覚と引き換えに国の繁栄を手に入れたんだ」
なんてジョークもある。
しかしアングロサクソンでも、カナダはフランスの血がブレンドされているからだろうか、英連邦では唯一美味しい国と聞いたことがあり、今回そのエビデンスを彼の国の名物でしっかり認識できたわけだ。
なんとも良い一日だった。
ロバート:吐血してたけど病気どうなった?カーソンよりロバート大丈夫か
コーラ:バリキャリモードでロバートいじけるも現場見た夫の理解を得て病院運営に携わることに
メアリー:レーサーの旦那が友人の事故でトラウマに陥り無職になるも復活でハッピーエンド
イーディス:恋人元鞘コブ付き承諾ハッピーエンド 義母とも悶着乗り越える 出版社も経営順調
ヴァイオレット:病院はコーラに任す 何だかんだでイザベルと良い感じの凸凹コンビ関係続く
イザベル:熟年再婚ハッピーエンド 旦那の病気は軽いものと判明 しかし義息子夫婦との関係は微妙
ローズ:なんか印象なかったけどとりあえずハッピーエンド 戦争と平和にも出てたな
カーソン:手の震えから執事引退もうあかんサヨナラ宣言もロバートの慰留を受けアドバイザーに就任
ヒューズ:カーソンと結婚し新婚旅行にもいく 最終回でカーソンをチャーリーと呼ぶ
バロー:自殺未遂を経て性格が軟化 ダウントンでカーソンが退いた執事の席に就くことに
トム:シビルの死を乗り越えメアリーの夫と中古車販売業を共に開業し夢いっぱい 子供も順調に育っている
ベイツ:警察からの嫌疑解消しアンナとのすれ違いも乗り越え子宝に恵まれハッピーハッピーエンド
アンナ:結婚後も終始Mr.Batesと呼び続けていたが最終回でついにジョンと呼ぶ
モールズリー:学識を認められ教師に採用され新たな住処も得る 最後には報われて良かった
バクスター:精神的な自立を獲得 モールズリーとは付かず離れずも良好な関係が続いてる
パットモア:宿屋始めて巻き込まれ波乱も乗り越えハッピー デイジーの義父となんか良い感じ
デイジー:アンディーとどう接すればいいか良く分からんけど少しずつ心開く 髪切ってドライヤー使う
アンディー:字が読めない劣等感で自暴自棄にもなったがバローのサポートなど受け徐々に自己肯定感を高めデイジーと距離縮める
クラークソン医師:微妙に重い責任のある微妙にストレスフルな立ち位置が続く イザベルとは友人関係のまま
まあ、その通りでマジョリティもマイノリティも自分に都合が良いことを考えてるだけなんだけどさ
共通の理解とか妥協ラインを見つけ出していかないと、民主主義なんて存在しないと思うのよ
今のヨーロッパで極右が台頭してるのって、理性=エリートの独善で急激に動いてきた反動だと思うんだよね
エリートが暴走するから、かえってマジョリティとマイノリティの間に軋轢が生まれてしまう
エリートが「我々はコーラとメントスの融和を唱える! それが理想だ」とか言って
コーラの中にメントスをぶちこんだら爆発しちゃったみたいな・・・
あと、付随する問題で言えば、理性的結論を理性で指示するんじゃなくて、感情で支持してる層がいるのが問題をさらに厄介にしてると思う
「へぇー、この時代でも直立だなんて。よほど悔しくて、力いっぱい突き刺したんだろうなあ」
俺からすればこういうよく分からない、教訓めいたものは話半分で聞くぐらいが丁度いいと思うのだが。
まあ、ツアーガイドがいる手前、やや過剰にリアクションしているのだろう。
それにしても、棒だと説明されているものの、棒というには妙な見た目だ。
俺の冷めた目線や、逆にタイナイの熱い視線など気にも留めず、ガイドさんは次の名所の案内を始めた。
弟のマスダはというと、ほくそ笑みながら皆の視線をかいくぐって棒を触っていた。
触ったからといって何があるというわけでもないだろうに、ああいうのに対する弟の好奇心には感心するよ。
気が済んで帰ってきた弟の脳天にチョップを食らわすが、悪びれる様子もなく、かといって笑みを浮かべたりもしなかった。
不思議に思った俺は、弟に尋ねた。
「いやあ、棒が思っていたより硬くなかったんだ。むしろ柔らかい」
確かにそれは俺にとっても意外だった。
口元がひくつく。
ちょっと興味が湧いて、もう少し話を聞いてみたくなった。
「ほぅ、どんな感じに柔らかいんだ?」
弟はうんうん唸りながら、自分の語彙力を駆使して説明しようとしていた。
「何というか……そう、ペットボトル! 空のペットボトルみたいな感触だった」
これまた予想外の回答に、俺の硬い表情筋が緩む。
左手で口元を覆いつつ、弟に更に尋ねた。
「うーん、どっちかっていうとコーラとかが入っているタイプ!」
ツアーガイドのしていた話や、あの棒らしきものが本当かは分からなかったが、ペットボトルを振り回す姿を想像して俺たちは思わず笑った。
シャドバはDTCG(デジタル・トレーディング・カード・ゲーム)だからソシャゲとは違うんだよ―と知り合いに誘われてやってみたんだけど結局これ課金ゲーじゃん。
試しに始めたけど相手のレジェンド(特にエンシェントエルフが酷いと思う。クソカード)にボコられるから相談したら、お前もじゃぶじゃぶ課金してそのカード引くか他のカード砕いて作れよ、としか返って来なかった。
安くて強いデッキはないのかと相談しても、でもなーこのクラスはまずこのレジェンド3枚入れないとなー、と言われた。
酷い……。
ソシャゲじゃないって聞いたから始めたけど結局課金ゲーじゃないか……。
挙句の果てに、でもさーDTCGの場合は必須級カードだからって理由で値段釣り上がったりしないし大したことないぜ、とか言ってきた。
俺が間違ってたよ。
つうか強いカードかつレアなカード多すぎだろ…しかもそれネタにしたら、強いカードがレアなのは当たり前レアなカードが強いのは当たり前、とコーラとハンバーガーの話するかの如く語られたぜ。
というわけで僕はシャドウバースをアンインストールして一緒に始めたHSもアンインストールして今は将棋とFPSをやっている。
課金で強さが変わらないというのはとても素晴らしいなと充実した日々を送っている。
自分のいる場所のすばらしさを知るためには普段の自分ならやらない事をやってみるといい、昔どこかでそんな話を聞いたけどこの言葉は単に耳障りが良さげなだけでなく本当に役に立つという類の言葉だったのかも知れない。
ダイエット中っぽく、弁当コーナーで5分悩んだ挙句、サラダを手にとった
そこまではいいんだけど、腹減るだろと思ったらしく、もう少し重めのサラダを追加でとった
やっぱ飲み物は大事だ、2Lのコーラを手に取り眺め、名残惜しそうに2Lアクエリアスに変えた
そして炭水化物はとらないとまずい、おにぎりを2つ追加、中身はただの味付けだ、ここは味付けが濃いものでもええやろ
あとは小腹が空いたときのパン、小ぶりでいいけれども、マヨネーズがついてないとパサパサで食えないんだよな・・・小さいから3つはいけるやろ
もうすこし、惣菜がないとお昼倒れそうだな、野菜ならカロリー低いし健康的だな、マカロニサラダとポテトサラダ追加
会計。いつもの弁当2つより高いじゃないか!こんなにカロリー制限してるのにナンデ高いんだよ!店員に罵声を浴びせ、渋々払う。2500円超。