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2023-09-23

三大「好きなSFで挙げられたらセンスない認定する作品

星を継ぐ者

 Outer wildsに抜かれた過去作品Outer wildsと一緒に挙げるならまだしもこっちを挙げてOuter wildsを挙げない奴はクソ雑魚アンテナ人間SF好きを自称しながらゲーム食わず嫌いするような雑魚

たったひとつの冴えたやりかた

 主人公美少女から評価してるだけのルッキズムもしくは自己犠牲エンドを称賛してるだけの中二病。閉鎖空間吊り橋効果が起きるだけの話なので内容自体はかなりペライ。

インターステラー

 あまりにも唐突でクソ雑な展開。本音を言えばサイエンスフィクションする気なんてアリマセーンと言わんばかりのオチ。まあエロゲみたいなもんだと割り切ればありなんだろうけど、それならもうシュタゲでええやん。普遍的なノリにした劇場版シュタゲしかないっていうかさ。それならシュタゲ本編のが上じゃねっていう。

PSYCHO-PASS

 マイノリティ・リポートの方が完成度高いと思うんだよね。ライ麦畑でつかまえてアンサーソングとしても攻殻機動隊の方が上。凶暴な兄ちゃんを飼いならすバディものとして評価してますってなら分からなくも無いんだが、好きなSFを挙げるって流れでそういう話をされても困るんだよなあ。伊藤計劃話題で盛り上がってるときに「ミァハたそペロペロ」とかいきなり言われたらドン引きするだけみたいな。

・初代以外のガンダム

 まあ初代は色々とエポックメイキングだったり色んな文脈集大成的な部分があったりで評価してもいいと思う。でもそれ以外はわざわざSFについて語る場で挙げるほどではないかなあ。∀はガンダムシリーズとしては集大成なんだけど、単品でSFとして凄いかっていうと違うんだよね。

神様のパズル

 青春ジュブナイルしかないというか後の展開を見れば分かるようにキャラクター小説しかないというか。それにしては王道すぎるというか。せめてパズルの軌跡かなあ……。

マブラヴオルタネイティヴ

 いやマジで居るんだよたまに。令和にもなってマヴラブマジで凄かったと言い続けてるのが。別に凄いってほどじゃないぞ。ガンパレもそうだぞ。進撃の巨人もな。オール・ユー・ニード・イズ・キルも当たり前のようにそうだからな。

最後にして最初アイドル

 矢澤にこ同人誌星雲賞になったの一発ネタやろぶっちゃけスケールインフレし続けるスピード感は凄いが、極大大局的百合世界観の一本勝負しかないわけで。

手塚治虫関連

 当時にしては凄かったね。でも今語るほどかい?ゆーて基本的SF小説で語られたネタ大衆向けにパクってきたのが多いだけよね。まだ若い業界でよく起きるやつ。エロゲ業界やら深夜アニメ業界やら日活ポルノやらの黎明期でも起きてたねえ。先行者利得だねある種の。

横浜駅SF

 カクヨム話題になってた時期がピーク。矢澤とおなじ感じ。よくまあ何とかオチをつけたなとは思いはしたがね。

・猫のゆりかご

 ナンセンスを愛するっていうのは普通センスがないということだよ。本当に。まあセンスって結局は大衆最大公約数に寄ってるかどうかでしかない所はあるというオチがついたね。じゃあこの辺でお開き。

2023-09-15

anond:20230914145030

ハンタの蟻の辺りは本当に暗澹たる気分になるくらい良く出来てた。見た後やその後もずっと「あれはキツかった」と思う作品は凄い

でも、「このアニメ10年に一度の良作!!!」みたいなの挙げるのは難しいわ

良かった作品としてパッと思いつくのはグリムガルとかかな。終末旅行も良い。蟲師は言うまでもない。人退とか。ソ・ラ・ノ・ヲ・トも良い。ラスエグ無印とか

よく挙がってるけどギアスシュタゲも良いよね。PSYCHO-PASS1期も。新世界より

あとは普通にジョジョシリーズは当然の如く良く出来てる。何度でも見られるね

ワートリも好き

クロムクロも好きだったなー

スポーツ系だとジャイキリとか、サッカー分かんなくてもすごく好きだった

良い作品なんて数え上げたらキリが無くて幾らでも挙げられるけど、「これこそ10年に一度」なんてのは言い切れない

あ、でもいまだに「続き頼む」って思うのは「絶望先生」かな

つーかアニメ全然見てないや。最近ちょっとまた見てみようかなと思って、このす爆焔を見てみたけど数話見て止まってる。違うの見ることにするわ

(それこそ、「ここ数期で『これは絶対見とけよ』」ってのがあったら教えて欲しいわ)

2023-08-30

anond:20230826133624

Fate/Zeroはアメドラ好きの兄ちゃんが興奮してなーw

これだ!これが見たかったんだって

UBWはあわんかったらしい、でもHFはよかったって言ってたな

他にそれっぽいアニメいかと勧められたので攻殻機動隊PSYCHO-PASS勧めて

一緒に劇場版見に行ったわw

2023-08-17

平成以降の歴史的テレビアニメ

https://anond.hatelabo.jp/20230817095200

 

◯選ってするとむずくね?

 

ドラゴンボール
美少女戦士セーラームーン

戦う少女

新世紀エヴァンゲリオン

深夜アニメ最初にバズった

カードキャプターさくら

ロリコンを量産した

NARUTO

海外人気という点において

涼宮ハルヒの憂鬱

ラノベ最初に当たった

魔法少女まどかマギカ

アニメブーム火付け役

名探偵コナン

少年向け推理アニメ

ONE PIECE

発行部数世界一

クレヨンしんちゃん

映画の本数的に、あと海外への影響力

プリキュア

戦う少女その2

ソードアート・オンライン

入れるか迷う、オタク界隈、技術界隈でとんでもない人気

進撃の巨人

入れるか迷う、グロいのにとんでもない人気

鋼の錬金術師

入れるか迷う、言語化できないけど歴史的だと思ってる

 

ちょっと毛色が違うもの

テニスの王子様

アニメとしては強くはないが2.5次元界隈への影響力が絶大

ジョジョの奇妙な冒険

アニメと言うより漫画なんだよね

マイメロ

キャラ人気がエグい

 

個人的に好きだけど落選

攻殻機動隊

影響度が限定的

PSYCHO-PASS

同様

とあるシリーズ

電撃文庫と言う意味では入れていいと思うんだけど

ゾンビランドサガ

名作ではあるが影響度が足りない

ウマ娘

同様

無職転生

同様

スパイファミリー

同様

推しの子

同様

ぼっちざろっく

同様

呪術廻戦

同様

ゆるキャン△

おしい、入れるか迷う

シュタインズゲート

おしい、これも迷う

メイドインアビス

これもおしい

 

俺に評価ができないもの

ガンダムシリーズ

ちはやふる

のだめカンタービレ

ユーリオンアイスオリンピック選手が大ファン

2023-07-04

近未来技術と、その技術によって変化する生活を描いた作品が好きなのだけど、オススメある?

例えば、

AIの遺電子漫画

ブラックミラーNetflix

のような

攻殻機動隊漫画アニメ

PSYCHO-PASSアニメ

も同様の要素ありますが、もっと生活フォーカスした方が好き。

2023-06-29

アマプラで見たいものをだいたい見た

アマプラで昔のアニメばかり見てるが、なぜ今配信されてるのかというと、何周年記念だったり新作アニメ映画が出るからだったりするんだな。

以下は見た作品メモ


音楽アニメが多く作業BGMが増えまくったアニメ視聴だった。今回もまた知らなかった作品と縁ができた。見るものがなくなったらニカ姉とグエルのポケモンでも見る〜?

2023-06-20

何を見ても櫻井孝宏氏が出てくるんだが

近年見たコンテンツ、「この作品に出演している人はこんな作品にも出演しています」のレコメンドを追いかけてるような形に結果的になってる。

以下何度も見かけた人達の出演作。

鬼滅の刃呪術廻戦ダイの大冒険平家物語響け!ユーフォニアムPSYCHO-PASSゆるキャン△妖怪ウォッチ4ファイアーエムブレム Echoes
櫻井孝宏
早見沙織
関智一
子安武人
種﨑敦美
東山奈央

※予定

もちろん、私の見てる物は偏ってるので、私が見てる物以外で頻出の人も多いだろう。

2023-06-16

PSYCHO-PASSサイコパスはなぜ男にウケなかったのか

俺は公開されてる作品は全部、映画劇場で観るくらいにはPSYCHO-PASS好きなんだけど

監督によると女性ファンが多くて狙いと違ったらしい

やっぱイケメンが多いとそれだけで女性ファンついちゃうよね

もっとキャラブサメンおっさん多めにすればよかったんや

2023-05-20

受け手解釈余地を残すことが流行り過ぎて作り手のオ○ニーになってる

新劇場版エヴァンゲリオン(特にQ以降)が「説明不足の映画」としてよく例に挙げられるけど、あれは割とバランスが良い方だと思う。考えなくてもわかる部分、少し考えるとわかる部分、ちゃんと調べるとわかる部分、分からない部分(≒我々の創造に委ねられている部分)があって色々考える楽しさがある。

寧ろ、それ以降に出てきた作品に酷いものが多い気がする。単に難解で説明不足。想像余地を残すとかじゃ無い。

PSYCHO-PASSってみんな見たことあるか?あれの一期は割とコンパクトにまとまっていて、説明も割と丁寧だった。個々人の動機公安局メンバーによって言語化されるし、登場人物対話も十分にあった。それが段々と登場人物の掘り下げをしない方向になり、3期には推理対話の代わりに超能力犯人思考を探り始めるように。

げんなりしたのは最近公開された映画に関する声優鼎談動画で出てきた、「監督は大量の小ネタ伏線を用意していて、そのうち一つは絶対に気付かない」という話。なんだよ絶対に気付かないって。てめえのオ○ニーを映画館で見せるな。

最近レベルで見当違いも甚だしいような考察動画が溢れてるのも、そういうクソみたいな作風が増えたからだと思ってる。考えても調べてもまともな答えが見つかるようには出来てないクソ作品理解した気になれるという意味で、たとえ「そうはならんやろ」というようなこじつけ考察でも一定需要はある。監督自慰行為と分かった気になって悦に浸る浅はかなファンたちを遠巻きに見ながら、少しずつコンテンツから離れていくしかない。

2023-01-17

anond:20230115101310

ブコメに、「痴漢冤罪を恐れる男にとっても痴漢は敵なのでは?」って言うのがあるけど、

痴漢がこの世からゼロになり、冤罪に巻き込まれ可能性がゼロになるならそうなんだけど、

実際は女性証言オンリー逮捕コース一直線で痴漢によるデメリットを高めることで痴漢を防ごう、ってのが現在痴漢撲滅策なわけで

冤罪を恐れる人からすれば、痴漢痴漢撲滅を声高に叫ぶ人間も両方敵としか言えないんだな

PSYCHO-PASSみたいに、犯罪係数でも客観的確認出来て、「むむっ、この共産党幹部女子トイレ侵入するから事前に逮捕するぞ!」が許される社会ならそれでもいいんだけど

2022-12-28

スーツ姿の女性活躍する作品を教えてください!

スーツ姿の女性が大好きです。大好きです。

マキマさんの細身のスーツ姿は最高でした。

ただしスーツ姿でも PSYCHO-PASS常守朱は可愛くなかった。

皆様、スーツ姿の女性活躍する作品を教えてください!

漫画アニメ映画ジャンルは問いません。

よろしくねがいします。

2022-09-30

リコリコの脚本問題点

リコリス・リコイルを観て、脚本に感じたモヤモヤを書くよ。

これは個人意見からガバガバ認定の全員が同じこと考えてるわけではないよ。人の意見を聞くのは面白いので、異なる意見や見落としている描写があったら教えてほしい。

リコリコとまどマギネタバレがあります


リコリコの脚本問題点は「するべき描写が足りていない」「制作人が物語客観視できていない」ことだと思う。

ストーリー描写に細かい突っ込みどころはたくさんあったけど、私が主にダメだと感じたのは以下の3つ。

①バディものにも百合にも足りていない

キャラクターが浅い

ストーリーに組み込むのに一般人描写がなさすぎる



①バディものにも百合にも足りていない

リコリコをバディものだと思ったのはイントロダクションの「凹凸コンビ」、キャッチコピーの「ふたり時間、選びとる未来」と1話から百合押しはいうまでもないでしょ。

バディもの必要ものは、「この2人じゃなければこの結末はなかったと思える」ことで、百合定義が難しいけど「女の子同士」で「互いが影響を与え合い、代わりのない存在となる」とかそのあたりが必要だと思う。


バディものだったかということについては、2人で敵と戦うわけでもないし2人で悩んだりするわけでもないし、2人で選び勝ち取った未来でもなくて、最終的に千束のための物語だった。求めてたバディもの描写OP共闘部分くらいだったよ。


百合に関しては、なぜかまどマギと比べている人がいたかまどマギを例にカップリングの傾向について書く。まどマギカップリングがメイン登場人物分あって、まどかマミさんカップリングは人気だけど、さやかマミさんカップリングはそうでもないんだよね。3話まで3人で行動していたのに差があるのは、マミさんの心を理解して変化させたのはまどかだったからっていうのがあると思う(ほむらのいた世界関係も含まれると思うけど)。まどかさやかマミさんから影響を受けているけど、マミさんまどかから影響を受けて心情に変化があった描写があるからエモい関係になった。


じゃあリコリコではどうだったかというと、たきなは千束から影響を受けたといえるけど、千束はたきなに影響を受けてはいない。千束がたきなに特別感情吐露するとか、たきなという人間じゃないと成し得ない関係になってるわけでもない。ついでに言うとたきなも影響を受けてはいるけどそれで成長した描写が薄いから、ただDAが全てだった頃から依存先が変わっただけにしか見えない。

2人がお互いに不可欠な存在だったり深く干渉し合った関係ではない。だから百合か?といわれると、いや百合ではないな…ってなる。「女の子同士がいちゃいちゃしてれば百合なんだよ!」っていう層とはこの辺で相いれないんだろうなぁと思う。


そしてバディでも百合でもないし千束に影響も与えないから、たきなの存在必然性がない。これは後半だけじゃなくて物語全体で感じたことで、物語におけるたきなの役割って「ドローンを打ち落とせるくらい射撃うまい」以上のことがない。

たきなの代わりにえりか(1話人質になった子)が喫茶リコリコへ左遷された物語を考えてみてほしい。それで物語の大筋が変わるか?千束が「あなたに会えて嬉しい」とたきな以外に言わないか?そこが変わらないならたきなの存在必然性説得力もなく、制作側がやりたいことをするための存在に感じるよ。

描写が足りない点についてもう一つ考えてほしいんだけど、たきなは「昨年京都から転属した」「フキと同室だった」って1話で言っていて、千束出会う前に少なくとも数か月はフキ達と行動してたってことになる。1話以前のたきなを想像できるか?あの性格で今まで問題なく過ごせていたほうがおかしいし、1話が初任務くらいじゃないと違和感がある。あの世界でキャラクターが生きてる感じがしないんだよ。

たきなについてもう1つ問題点があって、結局1話で機銃を撃ったことに言及してない。千束は「人を助けた」って言ってるけど、たきなが命令無視して動くほど合理的だと感じた理由への言及がない。これはたきなの成長を描くなら必須だよ。

千束を除いたたきな独自関係性って本編の中ではえりかしかいから、11話のえりかとの和解重要意味があるはずで、たきなの行動が本当にえりかを救いたかったものならばそこで撃った理由を話すべきだった。例えばたきなからえりかへ「怖い思いさせてごめん」「あの時はわからなかったけど(成長した)今ならわかる。私はあなたを助けたかった」とかそういう展開が必要だった。嫌味を言うだけで終わったから、あの行動の理由なんて考えておらず、たきなの成長を描く気がなかったんだなって思ったよ。


キャラクターが浅い

このアニメモノローグ1話冒頭しかいから各々の心情を知るには主に会話になる。で、考えをベラベラ喋る割にはキャラクターの行動原理が見えてこないから、こいつら何がしたいの?感がでてくる。


千束だと不殺っていう意思があるわけだけど、

人を殺したくない←なぜ:人に救ってもらった命だから

っていうのは理解できる。でも「自分が」殺したくないにしてはたきなやフキに殺さないように言うし、直接的にも間接的にも殺したくないにしては1話の機銃乱射に歓声あげて、自分がもう少し早く到着していれば回避できたとかそういう葛藤もない。不殺理由を「気分がよくないから」って答えているけどその「気分」の根拠もないから結局何がしたいの?その中途半端な設定いる?と思ってしまう。


敵についても動機が見えてこないから浅くて小物感があるし、それと戦っている主人公達とこの物語がチープに見える。

吉松だと

千束に殺しをさせたい←なぜ:才能を世界に届けたいから←なぜ:?

真島だと

テロを起こす←なぜ:バランスを取りたい←なぜ:?

っていう感じで行動に対する動機が見えてこない。このキャラクターはなぜそうしたいのかという部分が足りていない。過去編やって全部描写しろとは言わないよ。でもワンカット一言くらい「なんかあったんやろなぁ」と感じさせるものがないのは、そもそも理解させる気がない。

例えば真島は世界テロ組織転々としてるって設定があるんだから過去戦争バランスにこだわるきっかけがあったとか、一瞬でも過去描写があれば勝手考察してもらえるのにもったいないなぁって思った。



ストーリーに組み込むのに一般人描写がなさすぎる

12話で特に顕著だった一般人描写について、ストーリー全般で明らかに足りていない。ストーリー一般人が全く関わってこないならいいけど、一般人ギミックにするなら序盤から省いてはいけない要素だった。モノローグで「平和です!」って言われてもどのレベルかわからない。作中でも暴力団はい描写はあったし、10年前にテロが起きてる時点で平和ってなんだよって思うよ。

というかこのアニメの設定上、殺し屋とかと戦うんだから相対的治安が悪く見える。だから一般人平和ボケと平和な作中世界は過剰なくらいやらないとつり合いが取れない。それを省いた上での12話だからそれは批判されるよ。

設定上できないんだったらいいけど、喫茶店という一般人が立ち入る場所があって、かつ4話ではテレビ脱線事故に対する反応もしているのに、平和ボケしている描写を入れられなかったは通用しない。それで理解してくれは制作側の明らかな怠慢だよ。

1話でも街中の戦闘誘拐未遂があったんだから、人が死なない事件の後処理や一般人ひいては被害者事件に対する認識を描けていれば世界観も掘り下げられてよかったのになぁと思った。


総合的に言うと、やりたいことはわかるけどそれに必要描写もないしキャラクターの掘り下げもできていないせいで何がしたいのかわからないアニメだった。脚本複数いるみたいだから舵取りをするべきなのは監督だし、監督ストーリーに対する客観視が足りなかったのか、そもそのそんな詳細な設定は考えられてないのか、そこに割く時間がなかったのか。

やりたいことについては付いてきてくれる人はいからこれから頑張ってほしいよ。もったいなかったなぁ。



[余談]

上記で何度か触れてるけど、このアニメ1話が一番問題だと思う。始まりもっと丁寧に描いてほしいなって思った。


・この13話かけた世界意味があったのはミカくらいだろうね。

ミカ過去と向き合いそのけりをつけた。他の人は何も成し遂げていないし解決もしていない。


百合まどマギを例に出してたけど、オリジナルアニメ、バディもの、整備された歪な世界、それに異を唱えるラスボス という点ではPSYCHO-PASSがこの作品比較としては適切じゃないかな。PSYCHO-PASS主人公友達一般人目線があったし、ちゃんとバディものだった。まだ観たことがない人にはどっちもぜひ観てほしい。


・魅力的な世界いまいち理解できない登場人物、作者の考えた設定を見る側に伝えられていない、本筋と関係ない描写時間を割くっていう点でリコリコは打ち切り漫画みたいだなって思った。途中の失速に対してある程度落としどころ見つけたね~みたいなのも含めて。


アニメ映画でどういう話だったかって短く要約できるものは優れた脚本だといえるけど、リコリコに関して思いついた人がいれば教えてほしい。自分はできなかったので。

2022-09-17

2022秋アニメそろそろチェックすっか

ポプテピピック

ゴールデンカムイ

ブルーロック

ぼっち・ざ・ろっく

チェンソーマン

こんなところかなあ

あとPSYCHO-PASSハイキュー劇場版がいつになるかだなあ

2022-09-16

憂国モリアーティ見てるって言ったら女が見るようなの見てるなって言われた

PSYCHO-PASSハイキュー女性ファンが多そうな作品だけど見てるけどおかしいのかな

見てて楽しいから見てるんだけど

PSYCHO-PASSハイキュー劇場版決まったね!やったね!

ちなみに今季アオアシヴィンランド・サガと風都探偵を見てます

2022-08-11

anond:20220811134111

これは、『天気の子』や『リコリコ』のテーマに直接的につながる主張であることのように思えます


 また、SF作家のアーシェラ・K・ル・グィンはこのエピソードを踏まえた上で(彼女によれば書いているとき意識していなかったということですが)、「オメラスから歩み去る人々」という寓話的な短編を書いています(『風の十二方位』収録)。


 これは、あらゆることが完璧に成立した理想都市オメラスの物語なのですが、じつはオメラスには恐ろしい欺瞞があって、ある小さな穴倉にひとりの子供が精霊への生け贄として閉じ込められているのです。


 この子供はその暗い牢獄のなかであらゆる権利剥奪され、虐待され、自分自身の糞尿の上に寝そべって暮らしているのですが、オメラスの住人のだれひとりとしてこの子供に優しい言葉ひとつかけてやろうとはしません。


 というのは、精霊との契約により、もしこの子供を救ったらオメラスそのもの崩壊することになっているからです。オメラスの大半の住人はこの事実を知ったときショックを受けますが、そのうち忘れてしまます


 ただ、ごく少数の人々はそのことを忘れられず、ただオメラスを壊してしまうこともできなくて、ただ、ひとり静かにオメラスを歩み去るのです。


 『天気の子』を観た人なら、この作品がこの「イワンテーマ」、あるいは「オメラスのテーマ」に対してひとつの答えを出していることがわかるでしょう。この映画はまさに「欺瞞理想都市オメラスから歩み去るのではなく、それを崩壊させる」物語なのです。


 そしてまた、オメラスが崩れても、それでも人は生きていくという物語でもある。これは少なくとも公開当時としては決定的に新しい決断だった。


 たったひとりの子供を犠牲にして成り立つ平和繁栄があるとしたら、その子供ひとりを救うためにでもその平和繁栄は亡んでしまってかまわない。そういう倫理的判断がその背景にあるように思えます


 一方の『リコリコ』では、リコリスたちの犠牲を背景にして成り立つ「オメラス」としての東京、あるいは日本社会は必ずしも否定的に描かれてはいません。そのことを批判的に告発することはできるでしょう。


 しかし、ぼくはあきらかにリコリコ』はその批判をも織り込み済みで、意図して「現在日本社会現実」を描出していると考えます。したがって、単になぞの組織DA」や「アラン機関」の悪を批判告発するだけではこの作品を正しく批評したことにはならない。


 『リコリコ』が語っているのは、ぼくたちが依拠しているこの「平和日本社会」そのものひとつ欺瞞理想社会オメラスなのであり、少数の人間たち(それも子供たち)の犠牲の上で成り立っているという現実なのです。


 いい換えるなら、『リコリコ』はぼくたちに対して「ほんとうにわずかな子供たちを救うためにこの平和を崩しますか? 理想平和崩壊させますか?」と問いかけて来ているといっても良い。


 『カラマーゾフの兄弟』のイワンル・グィンの描く「オメラスから歩み去る人々」のように、ただ欺瞞ユートピアを拒絶するだけならためらわない人も多いでしょう。しかし、『天気の子』のようにそれを崩壊させてしま選択を選ぶことがほんとうに「絶対正義」でしょうか?


 リコリスたちは、だまされ、利用され、搾取されているかもしれないとはいえ、一面では誇りをもって戦っているというのに?


 まだ物語は途中で、放送は続いているので確定的なことは書けませんが、ぼくは『リコリコ』は『天気の子』のように欺瞞告発し、欺瞞ユートピアとしての「日本社会≒オメラス」を崩壊させて終わるような結末にはならないと思う。


 DAリコリスによって維持される日本平和醜悪なまでに欺瞞的ですが、それでも平和には違いないのであって、一概に否定して終わることができるものではないのです。


 ここら辺の「必要悪としてのディストピアユートピア」の描写アニメPSYCHO-PASS』に通じるものがあるといって良いでしょう。


 『PSYCHO-PASS』の世界でも、欺瞞的な平和が続いているわけですが、それは必ずしも「悪」として告発すれば良いというものではなく、それを倫理的に乗り越えるためには「より良い社会モデル」を提示するしかないわけなのです。


 そして『PSYCHO-PASS』はそういうSF的にマクロテーマを扱う方向に進んでいるけれど、『リコリコ』はたぶんそういう物語にはならないんじゃないか


 ここまで書いて来たことを踏まえた上で、『リコリコ』が決定的に新しいといえるのは、その欺瞞、その偽善、その矛盾にもかかわらず、作品トーンが非常にあかるいことでしょう。前出のインタビューを読む限り、このあかるさも意図して選択されたものであることがわかります


 しかし、それはただ「暗いとウケないからあかるくしてみた」といった次元の話ではない。『リコリコ』は表面的なあかるさと裏面の深刻な暗さが奇跡的なほどのバランスで成立していて、それがおそらくは人気のもとになっている。


 匿名ダイアリー批判されているように、ただ百合百合女の子たちにガンアクションやらせれば人気が出るなんてことは、じっさいにはありません。エンターテインメントはそんな甘いものじゃない。


 『リコリコ』の人気は、この「天国ユートピア)のようでもあり地獄ディストピア)のようでもある過酷欺瞞社会」を「当然の前提」として受け入れつつ、なおかつ「突き抜けたあかるさ」で描くその斬新さの帰結です。


 べつの見方をすれば、『リコリコ』は日本アニメ歴史のなかで延々と語られてきた『新世紀エヴァンゲリオン』、『輪るピングドラム』、『進撃の巨人』、『BANANA FISH』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』といった「孤児たちのサバイバル」を描く物語の最新バージョンともいえる。


 いいかげん長くなったのでこれらの作品の内実については触れませんが、つまりはこれらの凄愴な物語ではごくシリアスに語られていたことが、『リコリコ』では一見ライトコミカルに語られている。


 しかし、それは搾取問題が消えてなくなったことを意味していない。そうではなく、その残酷な(新自由主義的な?)構造を生まれながらにある所与の前提として受け止めている新世代が出て来ているということ。


 それが『リコリコ』の「新しさ」であり「面白さ」だというのがこの記事結論です。『リコリコ』と最も同時代的な作品は、いま「ジャンプ+」で連載されている『チェンソーマン』の第二部とかじゃないかな。


 以上! こういったことを批判的に踏まえてより高次な議論ができれば良いと思っています。でわでわ。

anond:20220811134111

これは、『天気の子』や『リコリコ』のテーマに直接的につながる主張であることのように思えます


 また、SF作家のアーシェラ・K・ル・グィンはこのエピソードを踏まえた上で(彼女によれば書いているとき意識していなかったということですが)、「オメラスから歩み去る人々」という寓話的な短編を書いています(『風の十二方位』収録)。


 これは、あらゆることが完璧に成立した理想都市オメラスの物語なのですが、じつはオメラスには恐ろしい欺瞞があって、ある小さな穴倉にひとりの子供が精霊への生け贄として閉じ込められているのです。


 この子供はその暗い牢獄のなかであらゆる権利剥奪され、虐待され、自分自身の糞尿の上に寝そべって暮らしているのですが、オメラスの住人のだれひとりとしてこの子供に優しい言葉ひとつかけてやろうとはしません。


 というのは、精霊との契約により、もしこの子供を救ったらオメラスそのもの崩壊することになっているからです。オメラスの大半の住人はこの事実を知ったときショックを受けますが、そのうち忘れてしまます


 ただ、ごく少数の人々はそのことを忘れられず、ただオメラスを壊してしまうこともできなくて、ただ、ひとり静かにオメラスを歩み去るのです。


 『天気の子』を観た人なら、この作品がこの「イワンテーマ」、あるいは「オメラスのテーマ」に対してひとつの答えを出していることがわかるでしょう。この映画はまさに「欺瞞理想都市オメラスから歩み去るのではなく、それを崩壊させる」物語なのです。


 そしてまた、オメラスが崩れても、それでも人は生きていくという物語でもある。これは少なくとも公開当時としては決定的に新しい決断だった。


 たったひとりの子供を犠牲にして成り立つ平和繁栄があるとしたら、その子供ひとりを救うためにでもその平和繁栄は亡んでしまってかまわない。そういう倫理的判断がその背景にあるように思えます


 一方の『リコリコ』では、リコリスたちの犠牲を背景にして成り立つ「オメラス」としての東京、あるいは日本社会は必ずしも否定的に描かれてはいません。そのことを批判的に告発することはできるでしょう。


 しかし、ぼくはあきらかにリコリコ』はその批判をも織り込み済みで、意図して「現在日本社会現実」を描出していると考えます。したがって、単になぞの組織DA」や「アラン機関」の悪を批判告発するだけではこの作品を正しく批評したことにはならない。


 『リコリコ』が語っているのは、ぼくたちが依拠しているこの「平和日本社会」そのものひとつ欺瞞理想社会オメラスなのであり、少数の人間たち(それも子供たち)の犠牲の上で成り立っているという現実なのです。


 いい換えるなら、『リコリコ』はぼくたちに対して「ほんとうにわずかな子供たちを救うためにこの平和を崩しますか? 理想平和崩壊させますか?」と問いかけて来ているといっても良い。


 『カラマーゾフの兄弟』のイワンル・グィンの描く「オメラスから歩み去る人々」のように、ただ欺瞞ユートピアを拒絶するだけならためらわない人も多いでしょう。しかし、『天気の子』のようにそれを崩壊させてしま選択を選ぶことがほんとうに「絶対正義」でしょうか?


 リコリスたちは、だまされ、利用され、搾取されているかもしれないとはいえ、一面では誇りをもって戦っているというのに?


 まだ物語は途中で、放送は続いているので確定的なことは書けませんが、ぼくは『リコリコ』は『天気の子』のように欺瞞告発し、欺瞞ユートピアとしての「日本社会≒オメラス」を崩壊させて終わるような結末にはならないと思う。


 DAリコリスによって維持される日本平和醜悪なまでに欺瞞的ですが、それでも平和には違いないのであって、一概に否定して終わることができるものではないのです。


 ここら辺の「必要悪としてのディストピアユートピア」の描写アニメPSYCHO-PASS』に通じるものがあるといって良いでしょう。


 『PSYCHO-PASS』の世界でも、欺瞞的な平和が続いているわけですが、それは必ずしも「悪」として告発すれば良いというものではなく、それを倫理的に乗り越えるためには「より良い社会モデル」を提示するしかないわけなのです。


 そして『PSYCHO-PASS』はそういうSF的にマクロテーマを扱う方向に進んでいるけれど、『リコリコ』はたぶんそういう物語にはならないんじゃないか


 ここまで書いて来たことを踏まえた上で、『リコリコ』が決定的に新しいといえるのは、その欺瞞、その偽善、その矛盾にもかかわらず、作品トーンが非常にあかるいことでしょう。前出のインタビューを読む限り、このあかるさも意図して選択されたものであることがわかります


 しかし、それはただ「暗いとウケないからあかるくしてみた」といった次元の話ではない。『リコリコ』は表面的なあかるさと裏面の深刻な暗さが奇跡的なほどのバランスで成立していて、それがおそらくは人気のもとになっている。


 匿名ダイアリー批判されているように、ただ百合百合女の子たちにガンアクションやらせれば人気が出るなんてことは、じっさいにはありません。エンターテインメントはそんな甘いものじゃない。


 『リコリコ』の人気は、この「天国ユートピア)のようでもあり地獄ディストピア)のようでもある過酷欺瞞社会」を「当然の前提」として受け入れつつ、なおかつ「突き抜けたあかるさ」で描くその斬新さの帰結です。


 べつの見方をすれば、『リコリコ』は日本アニメ歴史のなかで延々と語られてきた『新世紀エヴァンゲリオン』、『輪るピングドラム』、『進撃の巨人』、『BANANA FISH』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』といった「孤児たちのサバイバル」を描く物語の最新バージョンともいえる。


 いいかげん長くなったのでこれらの作品の内実については触れませんが、つまりはこれらの凄愴な物語ではごくシリアスに語られていたことが、『リコリコ』では一見ライトコミカルに語られている。


 しかし、それは搾取問題が消えてなくなったことを意味していない。そうではなく、その残酷な(新自由主義的な?)構造を生まれながらにある所与の前提として受け止めている新世代が出て来ているということ。


 それが『リコリコ』の「新しさ」であり「面白さ」だというのがこの記事結論です。『リコリコ』と最も同時代的な作品は、いま「ジャンプ+」で連載されている『チェンソーマン』の第二部とかじゃないかな。


 以上! こういったことを踏まえてより高次な議論ができれば良いと思っています。でわでわ。

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