はてなキーワード: 無責任とは
昼も夜も寝ないし授乳の時以外は大体泣いていた。乳児期は1時間ごとに起きてわたしは気が狂いそうだった。
まわりの、同じくらいの月齢の赤ちゃんを見ては、その穏やかさに驚かされた。床に転がっていても、お母さんが友達とお喋りしていても泣いていない。
はじめての子育てでとにかく必死で、子育てサークルやサロン、支援センターなどに毎日通った。けれどどこに行っても泣いて暴れて、どうしようもなくなって5分で帰るなんていうこともザラだった。その度に、なんでうちの子だけ、と暗いリビングで泣いた。
周りの人達にたくさん相談した。配偶者、実親、ママ友、リア友、親戚。帰ってくるのはいつも同じ言葉。
「大丈夫だよ」
「子供なんてそんなもんだよ」
「うちもそうだったよ」
「1歳過ぎれば楽になるらしいよ」
「今だけだから。大きくなったら離れていって寂しいもんだよ」
そうなのか、これが普通なのか。わたしは、普通の子育てにすらこんなに疲弊している、ダメな母親なんだ。そう思った。
もっと頑張らなくては、みんな頑張っているんだから、そう自分に言い聞かせた。
3ヶ月、半年、1歳、2歳、楽になる日は一向に来なかった。
紆余曲折を経て3歳をすぎた頃やっと診断がおりた。
やっぱりなと思った。だって普通の子育てがここまで大変なわけがない、とわたしはどこかホッとした気分だった。子育てはこんなもんだとか、みんな同じだとか、無責任な言葉をわたしにかけたやつみんなふざけんなと思った。いっぺんうちの子を育ててみろ、お前のところにも障害児が生まれろ、そんな風に思った。今も思っている。
子供が生まれれば多かれ少なかれ親の人生は変わる。親が真っ当であればあるほど。子供中心の生活になり、自分の時間も自我も犠牲になる。子供というフィルターを通して自分の価値が決まる。日本社会は尚更だと思う。
発達障害児が生まれてわたしは変わった。子供に手を焼き、不眠と疲れで毎日キレ散らかし、夫や親、特に物に当たり、食器を割る回数が増え、メガネや窓ガラス、パソコンなど色んな物を壊した。体重は妊娠前と比べて8キロ落ちた。自分の怪我も増えた。失神して倒れて怪我をして、顔を縫ったこともある。慢性的な吐き気と下痢はもう2年以上続いている。胃カメラも大腸内視鏡も、ホルター心電図も脳のMRIも超音波エコーも、受けられる検査は全部受けたけれど異常は無い。全部ストレスのせいだね、と医者は言う。
息子は本当に少しずつだけど成長していっているように思う。
税金を使って療育して、税金を使って教育して、定型の子たちより何倍も何十倍も努力して、それでも定型以上にはなれない。
二次障害を起こして、犯罪を起こしたり、家庭内で問題を起こす可能性が定型より圧倒的に高い我が子。
「普通の進学」「普通の友達」「普通の就職」「普通の結婚」、そんな「普通の」未来さえ思い描けない我が子。
そんな子供を育てて何のためになるんだろう。
一体何のために子育てしてるんだろう。
誰か教えてほしい。どうしてわたしのところに生まれてきたのか。
何のために生まれてきたのか。
殺すなら今のうちだと思う。
わたしは誰の為にもならない息子を殺したい。
最近女性の避妊薬についての問題をよく目にするようになった。主にジェンダー間の闘争の材料として。
俺の理解だが、避妊にはカップルや職業としての日常的な避妊とトラブルや犯罪の結果としての緊急時の避妊がある。この2つは文脈が違うから分けて考える必要がある。
前者については好きにすれば良い。女性がピルを飲もうと、男性がゴムをつけようと、合わせ技にしようと、パイプカットだろうとカップルとして合意が取れた手段をつかえばよい。
問題は後者だ。避妊具の使い方がまずくてトラブルになった、(頭悪い話だが)計算を間違えた、女性に対する敬意が足りない馬鹿男がどうしようもないことやらかした、性犯罪に遭遇してしまった、泥酔してしまい気づいたら、、、という目にあった。
このときの避妊はすべて女性にのしかかってくる。どれも笑えるトラブルにはならない。金のことじゃないぞ、肉体的な負担は全て女性がおうということだ。
こんなときに、緊急避妊薬を手に入れるために診察が必要だ、と言われたときの女性の気持ちを想像してみた。
病院にいって、ただ一言くれといえば察してくれてなにも聞かずにくれるのかどうかは流石に知らないが、診察があるということはそんなことも無いだろう。
うかうかしてたら手遅れになるかもしれないときに、凄まじく屈辱的なことのおさらいをさせられるかもしれない。そんなの耐えられるか?
こんなときにどこかの薬局でとりあえず買って妊娠のリスクだけでも回避できるならそれは明確な救いだろうと思う。だから、少なくとも緊急避妊薬はもっと気軽に買えるようにしたほうが良い。
緊急だぞ?緊急なんだからな?使い手が自己判断で入手して使えないなら名前から緊急を外せ。目の前で心臓がとまって人が倒れてるときにわざわざ119通報してAEDを使うのに適切なのかとか問い合わせるか?そういうのすっ飛ばす為に緊急の2文字があるんだろ?
次にこういうのが気軽に手に入るようになったら女性の性規範が乱れる、と言う人、男の俺目線から考えても、ねーよ、と言いたい。女性にとって受精というのが凄まじい気持ちよさで、しかも麻薬の如き中毒性があり、一度経験したら二度と離れられない、一度妊娠した女性はさらなる受精を求めて夜な夜な男を漁る、受精しては服薬、受精しては服薬、なんてものだとでも思ってるのか?こんなのホラーすぎんだろ。
緊急避妊薬あるから平気!どーんとこい!などという女性がいたら、恐らく別のクリニックが必要だ。そもそも緊急避妊薬の入手性について心配するポイントじゃないし、万が一いたとして、だから何だ?としか思わない。
今の日本の現状を見てると、恐らく男性側のほうが乱れる気はする。と言うのも男性側のの性教育はうまくできていないように見えるからだ。
緊急避妊薬あるならさー、ちょっと試させてよ!とか、緊急避妊薬があるなら問題ないってことだよね?とかそういう馬鹿男が全体のなん%いるかは知らんがほんとうにそういう変なメンタルの病気ではなく、女性に対する敬意のなさからそういう発想にいたってしまう健常な男性をとことん減らすようには少なくともできていない。もしかしたら増やす方に作られてる可能性すらある。
男は女性のからだについてもっと知って、女性に対して敬意を持たねばならない。体について幾ら知ってても敬意が育たないなら何の意味もない。むしろ害悪だ。
女性が妊娠するというのは、産むにせよ止めるにせよものすごく体に負担をかけるし、悪くすると死んでしまうか、二度と子供が産めなくなる。お前の悪ふざけやノリで踏み込んでいいことじゃない。女性は相当の覚悟をして妊娠にのぞむ。
ゴムを付けなくても感覚的に大差ない。もし本当に違いを感じるとしたら、そういうリスキーなことが性的興奮に結びつく何らかの異常性癖か精神的な何かだから心療内科にいけ。大事なことだからもう一度言うぞ、ゴムがあってもなくても男性の気持ちよさには大差ない。試すほどの価値はない。
仮にもしものときは責任とって結婚する!とか息巻く青臭い奴、そういうやつは嫌いではないが、だったらまず数ケ月面倒みてみろ。バイトして金稼いで養って見ろ。相手がそれに応じるかは知らんし、応じないなら相手にその気持ちはない。妊娠、出産、初期の育児の間は女性は働けないと思ったほうがいい。お前に経済的な負担がのしかかってくる。
お前が責任取るというのは結構だが本等に責任取れるのか試して確認してみろ。
男としてできる最大限の避妊をしろ。ゴムをつけろ、相手の体調を考慮しろ、相手の意思を尊重しろ。相手を思いやることだって一つの避妊だ。
もしも女性側が男性の避妊を拒んだら?そんなことあるのか?女性が経口避妊薬とかのんでてリスクは無いとか、不妊症とかならあるか?
ないに決まってんだろ。
もし拒むなら、ひとつはもう女性の腹は決まってる場合。もう一つはその女が能動的にか受動的にかは別としてもメンタルがどうかしてしまっている場合だ。なんにしても男は腹を割って話す、その場から逃げる、または適切な治療を勧めろ。
日本は早く女性の避妊について公平に考え、彼女らにとってもっと安全確実な避妊法を手軽に入手できるようにすべきだ。
女性には本等に可愛そうな話だが、どうしたって一定数犯罪に走る男、無責任な男、ノリでかんたんに一線を踏み超える男は出てくる。こればかりはどうしようもない。そういう男に引っかかる女性が出ないことも大事だが、そういうバカ対策は取れてしかるべきだ。
これ単体で見ると、まあそう気分にもなるかもなーとも思うんだけど。
自分が見たのは、1~2ヶ月くらい前までしきりに安倍政権の新型コロナ対策を支持して
「布マスクありがとう!」「安倍さんは頑張ってる!お顔を見ればわかる!」「野党は足引っ張ってばかり!」「桜とかどうでも良いだろ!コロナの話しろ!」
という感じのツイートをしきりに流したりRTしたりして、安倍首相や麻生副総理の会見や談話がある度に肯定的にRTしてたような人たちだった。
最近しばらく大人しいなぁと思ってたら、タイトルのようなつぶやきをし始めていてズッコケそうになった。
まあこれ以外にも、以下のような無敵の反論(?)ばかりだった。
「トイレに赤ちゃんの遺体。女を逮捕」みたいなニュース見るたびに、この赤ちゃんもどこかの誰かの血のつながった子供だったんだよなあと思う
どこかの誰かはもしかしたら妻子持ちのパパかもしれないし普通の大学生かもしれない
産み捨てるような女性と無縁な生活圏にいても、彼らは風俗でどこの誰とも知れない女性と生殖行為をする
だからどこかで自分の子供が産み捨てられたり、あるいは父親不明の子として今も生きてたりするかもしれない
そんなことを全く気にせず知りもせずに、「ひどい女もいたもんだ」「シングルマザーなんて無責任だ」なんて言いつつ、いつも通り学校や会社に行き家族との温かな生活を送る
ホラーだと思う
関連増田:
2020-07-14
ピルをオンラインで買いたいとかいうカマトトビッチさんへ (anond:20200714174008)
結婚するにあたって食の好みや云々〜と書かれたツイート発言主のマッチングアプリ使い婚活女さんが「バズったら宣伝」枠で「婦人科に行かずにピルが買えるよ!」とオンラインピル処方サイトの紹介をしていてウヘェと思ってしまった。
ピルが薬局で売られているような諸外国と日本との決定的な違い、分かってますか?
日本みたいに婦人科受診率もHPVワクチン接種率も地を這っているような国で、男に股開いてアンアン言ってるくせに「親バレしたくない」とか「内診が怖い」とか言っちゃうカマトトビッチのために処方するもんじゃないんですよ、ピルは。
ピルのオンライン処方は女性の権利!!!!薬局でも買えるようにすべき!!!とか言ってるカマトトビッチ、どうせピル=避妊としか思ってないでしょ?
あのね、親バレしたくないような付き合いをしている男が避妊に協力的じゃないなら、まず別れろ。
私はビッチじゃない!!!生理が重くてつらいからピルが欲しいんだ!!!って言うなら、なおさら婦人科に行け。それは親に堂々と言え。
コロナが怖いから病院に行きたくない?じゃあ収束するまで待て。待てないくらい症状が重くてきついなら感染対策を万全にして婦人科に行け。
ピルを飲む飲まないにかかわらず、婦人科検診を受けるのは基本的な健康管理の一環としてもっと定着すべきだと思いますが、とりあえずピルと婦人科の話。
危ない副作用の筆頭が血栓。ピルを飲むと血栓ができるリスクが上がります。そのために、本来はまず血液検査をして、問題なければ処方するという判断がなされるべきなのね。で、飲み続けるなら飲んでいる間の血液検査は必須。
私が通っている婦人科は会社の健康診断とかで受けた血液検査の結果を持っていけば見てくれるけど、婦人科に通わずにピルだけ欲しいとかいうカマトトビッチの皆さん、どっかで健診受けても「常用している薬」の欄にピルとか絶対書かないでしょ?意味なし。
あとカマトトビッチ、喫煙率が高いイメージがある。生中出し大好きなピッピが吸ってて受動喫煙してる場合も同様。喫煙は血栓リスクをガンガン高めます。ピルを飲むなら禁煙が基本だからね。
それから、ピルを長期服用していると子宮頸がんのリスクが上がるとも言われています。
子宮頸がんの原因になるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染経路の筆頭は性交渉です。これは性交渉の経験があれば誰でもかかり得る。これだけでビッチ認定してはいけない。
で、最初の方に書いた話に戻るんだけど、日本は婦人科受診率もHPVワクチン接種率も地を這ってるわけ。完全に婦人科受診後進国。先進国の中で子宮頸がんの患者数が増えているなんて日本だけ。
きちんと検診を受けていれば癌になる前の異形成という段階で早期発見が可能、子宮を温存した治療も可能なんだけど、放置すれば当然ながら浸潤がんに進行して、自覚症状が出る頃には子宮全摘、残念だったね転移もしてましたーで命に関わることもあるわけ。
カマトトビッチ、恋愛脳が多そうだから結婚やら出産やらにも夢を見ている子が多そうだけど、婦人科受診の習慣がなかったら最悪「妊娠した子供ごと子宮を全摘」することになるよ。その時に悲劇のヒロイン面したいならご自由に。
新車に勝手に乗って くせつけて ならしだけして あとは おまえがやれよって売っていく くせつけや 問題だよな ならしうんてんだけ かってにやっちゃうやつ
いわゆる女で言う バージン食い専門
というわけで学校でメインで教わった場合 兄弟子として 責任持て 次は企業で みたいに 責任押し付けるな おまえが ラストランナーだ という義務感はもて かってにお支援な教えたやつが責任持て といわれたばあい 責任持てるのか?これ小学校教育は まぁ なんか まぁ 体験 コースまぁしょうがないかもな
変なクセ付けてねーよな 大丈夫だろうな・・・いや ちょっと気になることがあったんだ でもいわない 他人の弟子だから
国の弟子 うん、すぐにかわる それでいい。
このさきは企業で教えます って 言葉が気になった 本当だな?約束できるな?どうしえ そのセリフいえたんだろうってきになった。約束もしてないのにいわないだろうなとおもって無責任だから。大学で教えるはまぁいいけど 企業で教えるって 義務を企業に背負わせるんだけど いいの?
高校2年生のある秋の日の放課後、夏休みに国際交流をした生徒による報告会が開かれていた。
私はそれまで、ヨーロッパの国々に何カ国か、そして2週間ほどサンフランシスコの初心者向けの英語教室に通っていたことはあったが、国際交流には参加したことがなかった。勉強をしなければならないとか、部活の予定があるとかの言い訳を考え、どこかで参加してみたいと思いながらも、なんとなく避けていたからだ。そうした思いがあったから、どんな形でもいいから国際交流に関わりたいと思い、同級生の報告会を見に行った。その他にも自分の高校に留学してきたアフリカやアジアからの生徒の発表会なども見に行き、ついに翌年の春、ヨーロッパのある国との国際交流に参加することが決まったが、あの厄災のせいでそれも叶わぬ夢となった。
中学2年生の時に、ろくに英語も話せないのに2週間もアメリカにホームステイをしたのが考えられないほど、高校生の私は臆病になってしまっていたのだろうか。高校生もまだ若いとはいえ、中学生の無知で、無責任な身軽さ、そして活力は素晴らしいものだと改めて思う。
こういう発想するのって、ボクのママはボクの子供の世話を喜んでしてくれて当然だもん!っていうマザコン坊やなんだろうけど
孫は来て良し帰って良し、ってやつだ
あくまで自分の気が向いた時だけ無責任に可愛がるだけなら良いけど、メイン養育者として全責任を負わせられるのは勘弁、ってのが普通だ
死ぬ権利や安楽死についてきちんと議論をすべきだと自分も思っているし、その立場を一方的に優生思想と結び付けられることも我慢ならない。
それは前提とした上で、安楽死肯定派には一つ苦言を呈しておきたいところがある。自分もそうだけど、「死にたい」と毎日考えていた時期のある人が、「この気持ちは普通の奴らにはわからん」と排他的になりがちだよね。安全なところから無責任に「死なないで!」と言われたって、何も響かない。それはとてもよくわかる。
でもそれを語る時の私たちは、「自分が選ばなかった選択肢」を他者の人生に仮託して、ある種の爽快感を期待していないか?
自分の個人的なフラストレーションを発散するため、他者を「復讐者」に仕立て上げ、一方的にポルノ消費していないか?
ワイはフツーに反対してるが?
ダウンも親次第じゃ大学を卒業するし、その後も教職をサポートする職に就いたりほかなんらかの仕事に就く
■ NDSS
Today, there are approximately 250 two and four-year colleges and universities that include students with intellectual disabilities in educational, independent living and vocational/career programs.
https://www.ndss.org/advocate/ndss-legislative-agenda/education/postsecondary-education/
また、水際作戦だのなんだの言ってるのか
もちろん世の中にはとんでも教師、とんでも警官、とんでも政治家がいるのと同じで、とんでも職員もいる
そういうレアケースで水際作戦みたいなことする馬鹿はいるだろう
一部のものを全体に当てはめて評価すんのは差別じゃないのかよボケ
しかも、お前ら無責任に金ないなら生活保護受けろとかデマ煽動してんだろ
役所は法律に乗っ取って対応するから、金ないだけじゃ生活保護として対応できないんだよ
これは絶対条件なんだよ
それを証明するためにたくさんの書類が必要だが、役所の人間は困窮者に病気じゃないとダメだから病院行けとは言えないんだよ
良く共産党が手助けしてくれるというが、共産党付き添ってくるなんてのは一度も経験ない
どこのデマだよって話
控えめにいって消えてなくなれ
数年前のある日、僕はあるキャラクターに惚れた。
そのキャラクターのことを深く知りたくて、気づけばGoogleでその名を検索していた。すると、見たことのないファンイラストや、小説作品のようなものが、バンバン出て来るではないか。
「同人誌」の存在は知っていたし、それを「薄い本」と呼ぶ文化も知ってた。「腐女子」を自称する人にも会ったことがあるし、オタク文化を多少は知っているつもりだった。ただ、実際に二次創作作品を楽しんだのは、この時が初めてだった。
検索で訪れたPixivというサイトの中には、僕の好きになったキャラクターのイラストや漫画、小説がかなりの数あった。(そのときはたくさんあるように感じたが、のちにそれは少ないほうだと知る)
それらの作者たちがツイッターをやっていることを知り、僕はすぐにツイッターを開始、作者たちにフォローを飛ばした。
それまでの僕のSNSの使い方といえば、リアルの知り合いとやり取りするか、芸能人や有名人などの発信を遠くから楽しむ、その二択だ。
作者たちをフォローしたときの気持ちは、もちろん後者。フォローを返してもらおうという気持ちはなかった。
ところが現在、相互フォローという形でやり取りしているひとが増えている。
僕は絵も文も書けないので、ただそのキャラクターを好きだと呟いたり、仕事が嫌だとか、友達と遊んだとか、そんな他愛もない話を呟くだけである。
大変ありがたいことだ。
この頃は、そう思っていた。
その思いは、日に日に強くなった。
「同人界隈の人間なら、これは共感できて当然だよね?」という共通認識を、まるで理解できないことが多くなってきて(さらに他の皆さんは理解できているのを目の当たりにして)、僕はふと、こわくなった。
そう、そもそも僕は同人というものを正しく理解していなかった。僕は同人について、「熱狂的なファンがときどき勢い余って創作してしまうだけ、そういう人が地球上に意外にも多く存在していただけ」という認識でいた。
しかし同人文化は、長い歴史を経てここに存在するのであって、暗黙の了解や、さまざまなタブーがある。
ただの消費者で、理解の浅い僕のような人間が、無責任に足を踏み入れてはいけない場所だったのだ。
このところ僕のフォローしている作者たちが、同人界隈…というか、「同人女」というものについて意見を述べている。
「同人女」という言葉自体、初めて知るものだったが、僕の周りは作者も読者もほとんど女性なので、そのカテゴリに該当するのだろう。好きになったキャラクターは男だったから、当然なのかもしれない(僕は男)。
作者たちは主に、このハテナブログというサイトの記事を読んで、思ったことを述べていた。
僕もいろいろな記事を読んでみたが、理解はできても全く共感できない。当然、作者の皆様が述べることにも共感できない。僕は、ただただ己の未熟さを深く反省するしかなかった。
ちょっと前に「コミケのようなイベントでは作者たちが顔を晒すんだから、来る側も顔とツイッターアカウントを申告するのが当然!」みたいなツイートがバズっていたとき、「アカウントや名前を申告?認知ほしいオタクの迷惑行為ではないか」と思ってしまったのだが、同人文化は「同じものを好きな者たちによる輪」であるのに対し、僕は完全にただのファン気分だったのだ。
やはり、一番好きなのは公式のキャラクターなんだ。誰かと盛り上がれなくても、そのキャラクターや作品を応援する気持ちを大切にできれば、僕はそれでいい。