はてなキーワード: イノベーションとは
今にして思えばSTAP細胞事件が典型的だったと思う。妄想(ゆめ)を語る研究者に対する人々の期待がバブルのように膨らみ、マスコミや業界紙はそれをさらに煽るべくショーアップする。結果として、彼らの下には多額のカネが集まってくる。
結局、そのバブルは弾けて水泡に帰した。しかし、本来、科学的研究などというのは失敗してナンボのものであり、提案された成果の追試が成功せずに認められないことは珍しくない。STAP細胞も、そのような失敗した研究の一つとして粛々と科学史の闇の中へと消えていく程度の話であったはずだ。
しかし、現実には有名研究者であった副センター長の自殺という衝撃的な結末を迎えた。何が、彼をそこまで追い込んだのか?
翻って今回の場合、齊藤氏とその技術者チームが開発したスパコンはGreen500で四位という立派な成果を出したのであり、その技術力は虚像ではない。だが、その発言が非常に危ういものであったことはすでに指摘されている。
(中略)
次世代のスーパーコンピュータの必要性は、もう釈迦に説法であるかもしれないが、さまざまな手法による省エネルギー、そして新エネルギーであり、最終的にはエネルギーフリーに持っていく。小型熱核融合といったところには核変換の機能が付与されるため、資源問題が大きく改善、解決されていく可能性がある。
食糧問題というものも、植物工場のあり方次第で大きく変わってくるということや、衣食住がその次のフリーになるというようなところも議論としてあり、続いては安全保障、軍事の議論もここに含まれてくる。やがて保有するスーパーコンピュータの能力が国力という時代が非常に近づいてきているのではないかと思う。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/2030tf/summary_281003.pdf
夢を語るのは良い。だが現実には何が起きたか。おそらくは、彼の描く楽観的なビジョンに対して次々と舞い込んだ多額の助成金が、後ろ暗い勢力を引き寄せる結果となり、最後は食い物にされた。それが、今回の件の実態なのではないか。
(追記:四億円だけの話をしているわけではないよ。)
同じく委員会に参加していた「東ロボくん」などのプロジェクトで知られる新井紀子氏は、今回の件についてこうコメントしている。
マクロのパラメータが痛んでるときに、最後のブラックボックスであるイノベーションにかけて一発大逆転を狙うと必ず無理がたたってインパール作戦になるので、現実を直視し、エビデンスに基づいてコツコツ修正するように、と言ったのに…。 経産省にも責任があると私は思う。
この指摘は非常に正鵠を射ていると思う。今や、この国のあらゆる人々が一発逆転を期してユメを語る人間にカネを託すようになった。言い換えれば、経済が停滞を続ける状況下において、ブラックボックスは最もカネになる存在となったのだ。
このことは、昨今の政治スキャンダルの様相が変わったことと大きく関係していると思う。前世紀と比べて、我が国ではハコモノ利権は相当に厳しくなった。これは、有権者の目が嚴しくなったこともあるが、マクロの経済環境が停滞した結果、そもそもバラ撒くためのカネがないということもあるだろう。
一方で、昨今に取り沙汰されている政治スキャンダルを振り返ってみると、全て「教育」「構造改革」「イノベーション」に関するものだ。繰り返そう、ブラックボックスはカネになる。子供の中にも先端技術の中にも無限の可能性があり、そこに対する投資は無条件に正当化される。
既存の利権の伸びしろが無くなった今、ブラックボックスに対する期待をカネに変えて配る、すなわち「イノベーション利権」の構造こそが、この国の政治の最先端の姿なのではないか。
「もうからないのが一番の問題だ」 IIJが語る“農業IoT”の課題 - ITmedia NEWS
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/05/news092.html
まあ、これはこれで良いのかも知れないが、「儲かる・儲からない」の話にするならば、例えば、家庭菜園用の農業IoTキットを売り出すとか、
目的論的にやるのでは無く、趣味的にやらないと上手く行かない気もする。
民間企業を巻き込むなら尚更、勝算のある戦いでないと巻き込めないと思う。
プログラムにしても、"Hello world"の表示から始める訳で、小さなことから始めて応用発展させて実用に耐えうる物を作っていく、
という流れの方が収益化は早いと思う。
もちろん、寄り道したり、ステップを踏んだ発展をするので、時間はかかると思うが(なので、目的論的な研究も必要だとは思うが)、
まず米農家の問題の解決よりも先にビニルハウスの野菜の問題を先に解決しよう、的なスタンスもありではないかと。
今までの研究の流れというのは軍需産業からトップダウン的に降りてくる物が多かったが、これからはもっとボトムアップ的なやり方を
有効に利用するべきではないかと思う。深センの流れにしても、ボトムアップ的に技術が育ちやすい土地だからという面は大いにあるあるだろうし。
今セールしている下の本も似たようなことを言っているのではないかと思うが(ステマという訳ではない)
シビックテックイノベーション 行動する市民エンジニアが社会を変える (#xtech-books(NextPublishing))
とすると、小さくて、まだまだどうなるかわからないようなものに大量に撒くより、まあ、大こけはしないだろうなというでかいのに一本出したほうが安全パイ。
さらに、失敗しないようにと現場に大量の書類を押し付けて、「担当者が俺が悪くない」といいうための予防線だけいっぱい張っておく。一番割を食うのは現場でがりがり研究したい研究者。
それでもまさに「竹やりでB29を打ち落とせ!!!」的な「イノベーションだ!起業だ!」って話だけ盛り上がらせようとする。
この国のメンタルは本当に第二次世界大戦前から変わってないなーと思うね。でも、その二次大戦の話をを美化しようとするがねぇ。
俺(日本人)は悪くないんだ見たいな。ぷーたれた女子高生かよwww
まあ、政府ファンドや小規模資金がこれだけ失敗してるのが多いんですよ!みたいなのが不祥事として記事が新聞で展開される。
ああいうのはもともと一部大成長したらいいものなんだよ。特に、民間VCや企業なんてそこまでリスク取れないし。
今でこそ星の人の山中教授だって、一番最初の公募助成なんて数百万の数年だろ?担当者もこんなんほんまにうまくいくんか?と思いつつ出してたって話だろ?
ここで伝えたいことはさらに情報を補完したまとめ記事を日経が書いてくれたので、こっち読むといいよ。
ニュース解説 - PEZY社長逮捕、スパコンの旗手に何が起きたのか:ITpro
追記ここまで
開発資金確保が目的か スパコン助成金詐取事件 :日本経済新聞
逮捕容疑はこれ↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
特捜部によると、2人はメモリーデバイスの開発に絡み14年2月、事業費を約7億7300万円とした実績報告書をNEDO職員に提出し、助成金額はほぼ上限の約4億9900万円に確定した。翌3月、すでに支払われた約6800万円を除いた約4億3100万円が同社に支払われた。
事業費は本来の経費より水増しされており、特捜部は助成金を上限まで受け取れるよう逆算して水増し額を決め、実績報告書に記載していたとみている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この「メモリーデバイスの開発」とはここにある「0032」の「超広帯域Ultra WIDEーIO3次元積層メモリデバイスの実用化開発」案件
http://www.meti.go.jp/information_2/publicoffer/review2014/1_h25_saisyu.html
この案件で5億の支払いのうち4億3100万円が不正と言われている。
某やまもとの『「省電力スパコン開発のための高機能メモリーデバイス開発するわ」「ええで」「できた。4億6,000万ハラディ」「おう」「サンガツ」「待てや。そのスパコンの中、高機能メモリーデバイス入っとらんやんけ」「ほげええええ」』
とか、某だんの『確かにこれだと辻褄が合う。チップの磁気結合、ものに出来てたとしたらHDDの垂直磁化に引けを取らない新技術だし、他も採用せずにはいられないはずだし、他も採用するぐらいでないと量産にこぎつけられないはずだけど、HPC絡みではまるで登場しなかった』
とか、「TCI Memoryの開発遅れが原因か?」「GyoukouにTCI使ってないからか?」
っていうのは的外れ。
TCIとか全く関係ない。
この頃のPEZYはWIDE-IOメモリを使用しようとしていたのは明らか。TCIではなく、バンプレスTSVを用いたWIDE-IOメモリをPEZY-SCに搭載しようとしていた。そしてできなかった。
3次元積層TSVメモリ技術を活用したメニーコアプロセッサの開発 (2010/07 NEDOイノベーション推進事業(実用化) 第1回に採択)
バンプレス3次元積層技術を用いた省電力メニーコアプロセッサの開発 (2012/07 NEDO戦略的省エネルギー技術革新プログラムに採択)
超広帯域Ultra WIDE-IO 3次元積層メモリデバイスの実用化開発 (2013/04 NEDOイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択)
ということで、普通に助成金の用途外使用金が詐欺扱いされてる。
ここで用途外っていうのはPEZY-SCの開発費とかも含まれる。
案件は「超広帯域UltraWIDE-IO 3次元メモリデバイスの実用化開発」なのだから、
それ以外の用途である、PEZY-SCの開発費製造費、PEZY-SCで使用した積層DDR3DRAMの製造費とか、そこらへんに流用してんじゃないのかっていう疑いをかけられてる。
『安定した開発資金の確保を目的に助成金を詐取をした可能性』っていうやつ。
補足だが、積層DRAMは使用していたが、UltraWIDE-IOではないので、用途外に当たる。
というか、これがほんとに詐欺ならNEDOの監査は節穴すぎる。
とはいえ、正直ベンチャーの助成金不正なんてよくある犯罪なので、PEZYもやってるだろうし、アウトだと思ってる。というか用途外の判断が厳しすぎる。
この先生きのこるには、社長の辞任と、捜索への全面協力する姿勢、金を出してくれるところを探さないとヤバイ。
これをいきなり詐欺容疑とかにするのは相変わらず特捜は目立ちたがりの暇人たちだなぁと思うけど。
↓これがほんとならたったこれだけの助成金で世界4位はすごすぎるので、何とかがんばってほしい。
『NEDOによると、同社は今回のものも含め、スパコンに搭載するデバイス開発に絡み10~17年度に計5件約35億2400万円の助成金を受け取っている。』
追記
4000コア以上のCPU開発するEsperantoとPezyの関係
水増しが金額の桁変えたとか全く実在しない内容とかはないと思う。そんなに監査甘くないでしょ。ボード開発とかまで申請してたんでわ。
筋は見えるんだけども、味方はほぼいない。
むしろ、今までプライド傷つけて敵に回ってしまったやつの周辺のやつがちらほら。
僕自身の性格かね?初めからボスざるになるためのいろいろ人間関係とマウンティングばかりに集中してたら+他人にアドバイスなんかしなかったらこんなことにはならんかったのかなぁと。
なんか、気力のほうが失われてきている。
イノベーションなんて本当は誰も求めてない。それより、みんな仲良く、ボス猿みたいなのがおったらそれに服従してキャッキャウフフのムラ社会こそが真の望み。
研究開発ベンチャーなんてアカデミックポストをすでに持ってるやつしかやったらあかんのや。それか、とにかく嘘のうまいやつか。
検証に時間がかかるが、その間の研究費、自分自身の生活費すら数百万でもきついのだから。
さて、でもやめた後どうするかなんだよね。実績も学会発表一つだけ。論文は書けるネタはあるが、アクセプトまで数か月かぁ。
借金返せる職に就きたいなと思いつつ、今の時点ではそれが無理だなと思いつつどうするか、、、、、、。
村社会で過去にさかのぼって見つけた。なるほど。わかります。やっぱり、自分が好きだから頑張ろうという気になるんですよね。
起業してる身。自分の本体の部分は頑張ろうという気になれる。気になるのは部外者、あるいは金の問題だから。研究開発系だから、そこそこ長期。それでもあと2-3年の領域だとは思いますが、、、。
何が正解なの?イノベーションなんて言葉に惑わされずに、割り切って金だけもらえる仕事を割り切ってやるだけなのが正解なのかなと思いますよね。
イノベーションなんてあれができるんじゃないかこれができるんじゃないかと必死で考えて、それでも起こせないものなのかもしれないですし。
最近中国アゲサゲ論が盛り上がってるので、せっかくだから上海在住3年の自分の実感をだらだら書く。
屋台含めて普通に生活してて使えない店はまず見ない。上海以外の地方でも普通は使える。上海のコンビニ、飲食店だと利用率は95%以上という印象。公共機関が運営してる観光名所とかはたまに使えない。さすがにホームレスが投げ銭もらうのに使ってるのは見たことない。「財布無しで生活できる」という話をよく見るけど、実際は身分証や社員証、交通カードとかはカードタイプなので、それを収納する財布を持ち歩くのが普通(これらがカードタイプなのは財布を持ち歩くことが前提の時代の名残なのでこれから形状変わると思う)。中国国内の銀行口座と紐づけないと事実上使えないのだけど、去年から外国旅行者の銀行口座開設が難しくなったので、外国人が使うのはかなり困難だと思う。これは外国人排斥目的ではなくマネロン防止の観点からの政策と理解している(日本では外国人旅行者は銀行口座作れるのかな?)ちなみに日本とか中国国外でalipayとか使える店増えてるけど、これは中国人旅行客専用サービスで日本人は中国でアカウント持ってても使えない。国として完全にモバイルペイメントに依存するのはヤバイという自覚はあるらしく、店が現金払い拒否することは禁止されてる。
携帯で支払済むのはまあ便利。セキュリティが…って話も日本人からよく聞くけど、携帯端末ロックパスワードと支払パスワードの2つあるので、少なくともスイカみたいに落としたら終わりっていう支払方式よりは安全な気がしている。
「現金信奉してる日本人は未開人過ぎ」みたいな言説も多いが、中国で普及した理由は、まず何よりも店側の手数料がめちゃ低いからどの店でも使えるようになったこと。それに加えてalipayとwechatが1番ガチで戦争してる時に死ぬほど割引バラまいたてた。モバイルペイメント使うと10%引きとか普通だった。またalipayはアカウントにチャージしてる残高に対して銀行金利の数倍の金利を付けてたから、使わないけどとりあえずアカウント作ったっていう中高年も多かった。もちろんこんなのでペイするわけないのだが、アリババとテンセントが先行投資として根性入れて血流しまくって頑張ったからみんな使ってるだけ。日本だって普及期にここまで根性入れて金燃やしまくるプラットフォーマーがいたら普及すると思う。
もともとモータリゼーションの急速な進展で利用率が低くなった自転車専用道がたくさんあったこと、GPSやバッテリーの価格低下、モバイルペイメント普及による低コストの料金回収スキームという各種資源を現実的なパッケージとしてまとめ上げ、駅間移動のだるさというニーズを社会レベルで解消したのは、まさにイノベーションのお手本とも言える快挙だと思う。素直にすごい。
ただ本当に経済性があるかというと微妙で、モバイクのCEOも「どうやって利益をあげたらいいか分からない」と正直に発言してるような状態。しかも、結局今は駅間のバス、タクシー、徒歩移動が多いから便利なんだけど、中国の都市部は今ものすごい勢いで地下鉄の建設が進んでいて、東京並みのネットワークに近づいていくと、雨だと使えない自転車の優位性はどんどん下がっていくのは確実。時代の徒花で終わる可能性は否めないと個人的に感じる。
確かにみんな未来を楽観視していて、借金してでもバンバン金を使うし、それがますます経済を好転させてる。正直羨ましい感じはする。金盾で情報統制されてるのは事実だけど、普段の生活に別に影響ないし、GoogleやFacebookと遜色ない中国製のサービス(本当に遜色ないんだよ。全く困らない)を使えるから何の不満もないのが実態。治安も良いので、沿岸都市部に住む限りは、日本を超えていると感じられなくはないかな。
じゃあ中国は日本に完勝してるかというと、個人的には全然そう思わない。結局都市部の人間が便利な生活を送れてるのは農村部の人からも搾取してるから。各種Webサービスも、結局最後は人海戦術で回していて、農村からの出稼ぎ労働者がものすごい低賃金で頑張ってるから成り立っているのが現状。貧富の差はとても大きくて、地域間の収入格差は最大6倍くらいあるんだぜ。日本でいうと平均月収10万円以下の県があるということに近い。それでも中国は日本に完勝してると思えますか?これだけの国内格差に本当に皆さん耐えられますか?
色々と書いて来ましたが、勢いがあって面白い国なのは間違いない。LCCなら三時間数万円で来れるから、しのごの言わずに一回見に来たほうがいいと思うよ!
頭皮もそうだけど髪の話ではない。
まず第一に、物事に対する正しい理解ができるまでにとてつもなく時間を要するようになった。
以前なら与えられたヒントをいくつか見ただけで、提示されてないヒントを仮定しつつ物事を証明するのは容易だった。
例えばトラブルが発生すれば、与えられた条件を切り分けて原因をいくつか想定して、他に起こりうる症状を仮定しながら原因を特定していくのが得意だという自負があった。
ところが、同じつもりで取り組んでいるのに、与えられたヒントを間違った解釈のまま固執してしまい、最近では一向に原因にたどり着けなくなってしまった。
あとになってみれば顔が赤くなるほど自分が誤解していたことに気づく。わかってしまえばなんでもないことなのに、そのときはその考えから逃れられなくなってしまうのだ。
新しいことに挑戦することもとても苦手になってしまった。
いままで経験したことのないようなものが目の前に出てくると、まるでモザイクがかかったかのように頭に入ってこなくなってしまった。
いままではそういう人間を散々に見下してきた。
頭の善し悪しよりも、努力が足りないだけだと思っていた。
ところがどうだろう。
頭では理解できているつもりなのに、体が拒否反応を示すように理解を変えることが難しくなってしまったのだ。
40なんてまだまだこれから活躍しなくてはいけない年代だというのに、これは焦る。
人生計画ではあと数年で独立して、世の中にイノベーションを起こしてやるくらいのつもりでいたのにだ。
世の30代に伝えたい。
40を過ぎてからは思った以上に老化が早いぞ。気をつけろ。
分野によるよ。自分が取り扱えるより大きな額、期間が必要であれば、
事業のハンドルを手放して、それでも自分のなすべきものを目指さないとならないという側面はある。
組む会社も、ベンチャーキャピタルも結局は「売れて儲けるか」こそが最大の課題。
いい人と組めればいいんだろうが、そんなの誰だって初対面ではいい人に見せかける。
本当に自分でハンドリングしようと思えば、自分のためた金と、数カ月で売りが始められ、銀行から借りられるというスモールビジネスしかできない。
それでも「何か今までに足りなかったものが充足されるようになった」であればイノベーションだろうけどね。
それをこえるようになれば、悪魔に転じるかもしれない組む会社やベンチャーキャピタルにそこまで自分の一部を切り渡すか?という話になって金を集める必要がある。
オレはそれでも上等だとは思う。やはり、一番の専門家は社長自身だ。
小さくてもきちんと売って利益を稼ぎ続けないとならない。売って利益を稼ぎ続けている事こそが
悪魔に自分の一部を切り渡しつつも、ハンドルを握っているための術だ。
誰しも金を出したからにはそれで儲け続けてほしい。
と言っても、葬式仏教徒化したお寺では教えてもらえないが、書物としてはきちんと伝わってる。
ただ、一般化と検証が取り上げられてないから欧米でも宗教担当だ。
人間とは、生きる意味は→「世の中は、起きて稼いで食って寝て、あとは死ぬのを待つばかりなり」(それ以外は些細なこと)
幸福とは→「貪瞋痴(怒り、迷い、欲望)にとらわれている時が地獄なり、それを滅した時が浄土なり」
(双方一休宗純)
あと、イノベーションが起きないのはこの30年ほどの、新自由主義による金回りと景気を悪く、設備投資をしなくなった失われた30年。
ケインズ主義時代の日本では日本初のイノベーションはバンバン起きていた。1980年代末は一人あたり国民総生産世界一位で、
資本主義陣営、社会陣営双方から「日本は最も成功した資本主義」「日本は最も成功した社会主義」と言われた時代。
新自由主義で金回りを悪くしたのが悪い。
問題は、ほんとうに変えようとしている人とそういうイベント大好きな人との区別はつきにくいのが問題。
いや、イベント大好き人間も変えようと始めは思っていたのかもしれない。でも、軌道修正ができなくて、イベントでちやほやされること自身が麻薬で囚われて、
起業して商売で本当に世の中を変えようと思えば、資金を集めて、何かを売らないとならない。
ある程度本来狙っていたところとずれていても商売が回せていれば、また本来の夢をおえるかもしれないということを認識しないとならない。
とすると、そういうイベントにでないとならないという面もある。
一方、なにかなそうとしても、自分がこれでいいのだ、わかってくれる人はそのうちいるんだと内側に篭もって試さない人間も多い。
そうして市場を全く見ない。
そういう内籠もり技術者が本当は世の中を変えるのに。着目してあげればいいのにという感じがする。だが、やはりそいつらも世界をかえれないよ。
自分の技術を、そのままそっくり受け止めてくれる王子様が現れるんだっていう情けない夢見るお嬢様と同じ。
えてして、その内籠もり技術者は、その技術者が思う通りにやってくれないと反発するからね。だが、内籠もり技術者の思うどおりにすぐ売れるとは言えない。
市場を見ないというのは内側籠もり技術者も、イベント大好き人間もどっちもどっちだがね。
体当たりで色々試して売れるところを探さないとならないが、自己顕示欲が暴走してると、
むしろ失敗が怖くなって体当たりでの試行錯誤ができなくなるというジレンマがある。
とくに日本人は恥の文化というが、逆に言えば恥をかくのを嫌うから、恥かくの覚悟の試行錯誤ができない。
本音と建前で、上キレイ事言ってても裏でどう考えてるの?というえげつなさもある。
まあ、イノベーションを起こそうというやつの大きな仕事としては、恥かくの覚悟で体当たりで色々試してみるというのもある。
誰かあんたの作ったものサービスに金を払うと言ってから、変革は始まるんだ。
ここ直したら言うのというのを言えて、かつ、直せればいいんだが難しいねぇ。
起業がにわかにもてはやされ、ピッチがどうのこうのと話題になり
その実態はどうかと問われれば、そこに世界中の人々の生活を変えうる片鱗を露ほども感じることができないと答える
どれをとっても浅いのだ
小手先の未来論ばかり語り、いかに「面白いことをやってるんだ俺は」の風を吹かせるか
ホンモノの改変の実績がなくとも、ただただ面白おかしく遊び始めたことだけがもてはやされ、自ら技術革新していくわけでもどうやらない
何が凄いのか、本当に凄いのか、ただ雰囲気で持ち上げてるだけではないのか
欠落した倫理観をイノベーションの御旗を立てて、まさに確信犯としての行動をとり、それを集団で肯定する
ちょっとマトモな未来感を語れる人を、これが日本を引っ張っていくヤバイ若い人材だ、と皆で持ち上げ利用する
そこにあるのは技術をもってして世界の構造を変える本気の行動ではなく、単なる自己満足と自己顕示欲を満たすクソみたいな空間しか無いのではないか
本気でヤバイ人間は、きっとすでに、サクッと世界を変えているし、そんなコミュニティーに属していなくても世界を変えた人は何人もいる
本当に素晴らしい、世界を変える人は、そのコミュニティーになど存在しない
話題になる言葉を、真の意味を捉えずにキャッチーさだけで取り上げる浅はかさを、いつまで続けるのか
その明らかに過剰な「言葉」は今一瞬の利益には繋がるが、果たして長期的に信頼を、期待を得ることが本当に出来るだろうか
今さえ良ければ、後のことなどどうでもいいなどと思っている行動としか思えない
本当のAI時代が来たときに、もうその企業がAIという言葉を使うことはできなくなる
今一時の嘘が果たしてどれほどの大きなしっぺ返しとして返ってくるか容易に想像が付くだろうが、その振り上げた拳を下ろすにはもうおそすぎだろうし、下ろすこともできないだろう
自己顕示欲を満たし、ほんの小さな実績を、さも世界を変えうる成果に見せる
ありがちな希望や願望のみを語り、確固たる意思については多くを語らない「先駆者」や「イノベーター」を持ち上げ、作り上げ、民衆を躍らせる
本当にイノベーションがあったのならば、すでに世界の一部は日本のイノベータによって変えられているはずだ
良く持ち上げられる「ヤバイ人たち」が世界を、生活を変えた例が無いのが答えだろう
いい加減に眼を覚まそうよ
その人達は何をした? 何をする? 何をしたい? 何をしている?
本当に世界を変えることが出来る人を、本当に改変しようとしている人を見てあげるべきではないか
騙されていることに気がつくべきだ
本当のイノベーションに気がつくべきだ
一日も早く
で、何か変だと思っても何もしないできない。それが最善。それ故、何もしないが失敗もしないやつだけがのさばるんだね。
あわよくばだいぶうまくいきそうなやつの手柄を横取りするチャンスを狙うと。
うん。日本社会ではそれが正解だというのはわかるよ。だからくそったれだと。こんな国出ていきたいなぁと。
まだ出ていくチャンスはあるんだからさっさと出ていくのが正解なんだけどね。だけど、開発のエコサイクルが回ってる、50年前の日本とか、あるいは今の中国やアメリカに生まれたかったなぁと。
お前らのイノベーションマインドって大量に馬鹿を人柱に川に突き落としたらそのうちハクバノオウジサマになって出てくるの夢見てるだけだろうが。