はてなキーワード: Mステとは
こいつらガチで状況全く分かってないだろ…
宇野維正 @uno_kore
ゆーすけ @yoox5135
BTSのTシャツは国際的に活躍するアーティストとして配慮が足りなかったと思うし、それをあげつらって嫌韓に結びつけた東スポも、ネトウヨの圧力に屈したテレ朝も批判されて当然だけど、日本人にも韓国人にも改めて原爆とは何かについて考える機会になればと思う。
佐々木敦 @sasakiatsushi
だが連中は毅然とした態度を取ったとでも思ってるんだろう。
李信恵 이(리)신혜 @rinda0818
ヘイトスピーチが激化してる時、KARAの大阪城ホールのコンサート、韓国の女優をCMに使ったロート製薬への抗議街宣とかもあった。
その時みたいだ。けど、新大久保でのヘイトスピーチに一番最初におかしいとTwitterで声を上げたのはKポペンだった。差別発言を繰り返すタレントは普通にテレビに出てる。
レジー @regista13
Mステがこの直前で出演者差し替えって初めてかな。音楽の世界が音楽に興味のない人に荒らされる時代…
レジー @regista13
韓国のポップスがグローバルにおいて重要なポジションを占めてる実態があって、日本はまんま真似する必要はないにせよ見習う部分がいっぱいあるわけだけど、
モデルプレス - BTSの「Mステ」出演見送り Tシャツデザイナーが謝罪・原爆写真の使用理由を説明 https://mdpr.jp/k-enta/detail/1803768
BTSのMステ出演中止決まったのは「前日」。「反日制裁」「バカにされた」ファンたちは…|BUSINESS INSIDER https://www.businessinsider.jp/post-179252
あーだこーだ言っても、結局は韓国の最高裁での判決に関連して狙い撃ちされたんでしょ?
政治と経済・文化は別のツートラック外交として今後も従前通りの対応を期待しているみたいですが、無理ですよ。
外食におけるオカズの再利用だったり、いつまで経っても日本を下に見て第二次世界大戦の賠償を求めてきているあたり、もう無理です。
平成も終わる事ですし、そろそろ是々非々な交流をして行きましょうね?
あとは、Tシャツを着用していた者からの釈明が無いのがどーにも。
本人はどう思っているんだろうね??
いわゆるスト担だ。
品川駅に、YouTubeのキャンペーンでSixTONESの大きな広告が出た。
朝からTLはてんやわんやで、うれしい、カッコいい、いろんな人に見てもらいたい……
YouTubeのジャニーズJr.チャンネルの再生回数、トップ3はSixTONESのパフォーマンス動画だ。
リピって、高評価して、コメントして、ツイッターでつぶやいて、急上昇に乗せて、そこからまた再生回数が伸びていって、とったミリオンだったりダブルミリオンだった。
そしてそれが、今回のキャンペーンの抜擢に繋がったのだと思う。
私がスト担の総意では決してないが、
なんとなくスト担の中に漂っているSixTONESが最強卍俺達最強卍みたいな空気感がある。私も結構思っている。
Mステに要望出しても、名前を出して出演するのはキンプリHiB。
先輩のコンサートのバックにはつくことはない。
メディア仕事は単発でちょくちょくあるけど、外部舞台は基本京本さんだけ。
不安で仕方がなかった。
他のユニットは今舞台やってるのに、SixTONESは暇だよね、
みたいに言われているようで、ずっと悔しかった。バックやらないのは、先輩から見放されているからだ、と言っている人もいた。SixTONESは不真面目で、コネ集団で、ずっと推されてるのにデビューできない、再生回数だけ誇っても、とか、嫌な声はどうしても目についてしまう。
でも、SixTONESはきっと今日みたいに予想外の方向から仕事とってきてくれるし、その度にスト担も喜んでアクションを起こす。
今はそれでいい、ということに今日気付かされた。
とにかく嬉しくて、誇らしくて、何より安心した。
触ってみたゲームはやれ育成だ合成だの、やれパズドラみたいなパズルだの、やれガチャで強キャラを手に入れろだの……ゲーム運が悪いのかそんなものばっかりなのだ。大体が無駄に難解なUIに実態はただの作業ゲー。
もう沢山である。作業ゲー課金ガチャはMマスだけで良いんだ。アレはもう推しの為にやってるから別枠なんだ。
こちとら手軽・通勤とかの暇つぶし程度に楽しめる・課金のプレッシャーが少ない……そんなスマホならではのゲームがしたいのだ!!
このままでは空き時間に触るゲームがMマス関連しか無くなってしまう。なんか他にやりたい。もうガチャと作業ゲーは嫌だ。コンシューマ移植系はSwitchと3DSでやるからいいんだ。スマホならではのがやりたい。
・Mマス
ポチポチゲーだが推しアイドルの為に続ける。推しイベ以外ログインしないから続いている。
・Mステ
ポチポチゲーだが略。音ゲー部分は飾り。3Dの質が高め。ガチャが辛いエグい
・デレステ
元々ポップンが好きだったのと推しがいたのもあり一時期やりこんだ。今は無料10連くらいしかしてないけどやり込んだいい思い出って感じになっている。上からノーツが降る音ゲー好き。
・ミリシタ
・ぷよクエ
ぷよぷよ好きだったので始めたがシステムがあんま合わないのと素材集めが怠いのとそもそも何を楽しむゲームなのかが分からなくてやめた。Switchで家庭用新作出してほしい
・FGO
6章まで行ったが一重に育成がダル過ぎてやめた。シナリオは凄いなーと思ったが素材集めに種火集め曜日クエスト……この辺があまりに楽しくねえ面倒…感じてしまった。ポケモンとかだとストーリー進めてたら勝手にレベル上がっているのにとつい思ってしまう。ポケモンの孵化育成作業くらいなら出来たんだけどね
・Deemo
これもハマってた。ポップンでもスコアは壊滅的だったので木?が成長できる気がしなくて完クリする前に飽きてしまったが…サントラは今でも聞く。課金要素もほぼなかったし良いゲームだと思う。
元々原作が好きだったので開始からプレイ。頭が良くないので対人プレイが下手くそ過ぎてログイン勢になった。原作再現も凄いしゲーム自体はかなり優れたゲームだと思う。
・ポケモンGO
最近やり始めた。レイドバトル辺りの方面なんも理解してないけど地味に続いてる。でも出来る場所限られてるからもう一個暇潰せるゲームが欲しい
コーギー欲しかったのに課金アイテムと聞いてやめてしまった。でも熱帯魚そんな興味ないから続かなかったろうな…。
育成ゲーム自体はゆるいし癒されるし好き。でもなんかストアに氾濫してる癒しの◯◯育成シリーズはやることと変化がなさすぎてダメだった。あれ動物挿げ替えて量産してるだけじゃない?
すごいハマってリアルグッズも買い漁ってた。たまにアプリ覗けば良くて、尚且つやり込み要素もあるし何よりねこがかわいい。理想のスマホアプリの一種。
・ツムツム
ある程度ハマった。結構楽しい。でも同じことのほぼ繰り返しなのでまあ飽きる。あとそんなにパズルゲー好きじゃないな…
後はライフラインとかテラセネとかelとか買い切り系でさらっと出来てさらっと終わるゲームが好きだった。キャラゲー系はシステム面白そうでもキャラが好きにならないことが多くてハマりキレなかったのもある。(強いキャラがスコア取れるからガチャしよう!とかシステムに関わっちゃうし)
チャットモンチーが「完結」する一方で、マスドレが今日7月4日、8年ぶりにオリジナルアルバムを発売した。タイトルは「No New World」
マスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSは知る人ぞ知るガールズバンドだ。厳密に言えば元ガールズバンドだが。
もともと3人の女性で構成されていたこのバンドは、11年前にEMIミュージックジャパン主催のオーディションにて高評価を受けデビューアルバム発売の機会を得たことで注目された。ナンバーガールを見出した加茂啓太郎が関わったこのオーディションは、特典としてこれまたナンバーガールのプロデュースで知られたデイヴフリッドマンと共にレコーディングが出来るというもので、ロキノン系ファンの関心を引くものだったのだ。
今はどうだか知らないが概してロキノン系ファンというものは、流行りものが嫌いだが権威主義的である。Mステ常連のバンドはリア充に食わせて、自分は雑誌経由で知ったビクターのSpeedStarやEMIのGreatHuntingが激推ししているバンドで洒落込んだつもりでいる。
当時はサカナクションや相対性理論がニューカマーとして取り上げられていて、マスドレ含めそんなバンドたちの曲を僕は下校途中にMP3プレーヤーでリピート再生していたものだ。
マスドレはデビュー前にドラマーが脱退したためサポートメンバーを迎えて活動していたものの勢いは衰えることなく、くるりのトリビュートアルバムに参加したり2ndアルバムを発表したりしていよいよ2010年にメジャーデビューが決まった。同時にサポートメンバーであった吉野功が正式にバンドに加入し、いよいよこれからと思った矢先、同年12月にギターの石本知恵美が脱退した。
ディストーションとディレイできらきらした轟音を体から絞り出すようにかき鳴らしていたそのギタリストは持病の治療のために離脱してしまった。「ひきずるビート」という曲にて歌われる
足を止めずにどこへ行くのか
ここがどこかも分からないまま
加速していくだけのビートに
いま、消えそうだよ
という一節が疾走感のあるバンドの雰囲気と相まって悲痛な叫びのように聞こえた。
オリジナルメンバーがVo/Baの宮本菜津子だけになったマスドレはぱたりと話題にあがらなくなった。追い討ちをかけるように一年後に吉野功もバンドから離れた。事実上の解散である。
バンドの持ち味である、こだまする様に響くギターとベースの音、牧歌的にもシャウトしているようにも聞こえるボーカル、破滅的な歌詞。それら全てがこのバンドが燃え尽きてしまうことを暗示していたかのように聞こえて、長い間僕はマスドレを聴くことを避けるようになってしまった。
チャットと同じようにマスドレもメンバーの離脱で空いた穴に悩まされたバンドだ。
チャットモンチーは2011年の高橋久美子の脱退でそれまでの様な活動ができなくなりさまざまなスタイルに紆余曲折した。マスドレは宮本菜津子が砕け散ったピースを少しずつ再構築していた。2組のバンドにとって時代は2011年で一旦終わっていて、それから2018年までの7年間は次の時代のための模索期間だった。
僕が好きだったのは3人のチャットモンチーであり、石本知恵美のいるマスドレだった。でももう全て変わってしまった。
マスドレの「終わりのはじまり」という曲にはこんな一節がある。
歩いて行けば
ここから続いていく道は
君の思い描く色に染まっていくよ
繰り返しているんだ
君もぼくも同じ今日のもと
バンドの解散はメンバー同士の別れではあるが、各メンバーのこれまでの功績と今後の活動は同一線上にあって決して分断されない。別れや出会いで区切られているように見えるだけ。「No New World」"新世界ではない"というようにマスドレはメンバーが変わっても、かつてと地続きで繋がっている。
僕はチャットモンチーのメンバーがすっぱり別れていくのを見届けるため「誕生」をちゃんと聴き直したい。
そして戻ってきたマスドレを迎えるためにはやく「No New World」を聴きたい。
最近、ってわけでもないけど、近ごろはどうも浅いというかなんというか、ハッカーって言葉そのものに、以前ほどカッコよさを感じなくなってしまった。
ネット記事とかのメディアでも目にする機会が増えてきた(気がする)。
というか、なんかカジュアルな感じで目にする機会が増えてきた(気がする)。
「ハッカーのxxxさんがyyyを解説!」とか、「ハッカー向けのxxx」とか、「ハッカーズhogehoge」とか。
ハッカーって響きに「モンドセレクション受賞」程度の重みしか感じなくなってしまった。
自分でハッカーを名乗ったり、名刺の肩書にハッカーって書いたりしている人もいるそうだ。
そんなんじゃなかったじゃん、と、なんだかインディーズから応援してたバンドがMステに出演したときのような寂しさを覚える。
技術力があろうがなかろうが、自分で名乗ったりメディアに言わせたりしてるのとかね、そうじゃないでしょって。
脱線するけど、そういう人種と置換しちゃうCTOって、近しい存在のように感じるんだけど、どうだろう(:%s/置換/痴漢/)。
もっとも、カッコよさを感じていたのは自分だけで、LISPハッカーたちからすれば、元からモンドセレクション受賞程度のものだったのかもしれない。
僕も10年以上IT戦士として生きてきたし、そういったものに慣れてきてしまったのか。
中高生の頃に感じていた、掴みどころのないカッコよさは、逆に言えば、何かをつかめるほど知識も技術もなかったってだけで、いわゆる恋に恋する少女だったのかもしれない。
そう思えば、少しはプログラマとして大人になれたのかな?と、ちょっぴり気楽な気持ちになれる。
30過ぎて大した技術も持たず、OSSにコミットもせず、登壇もブログもかかぬ残念な体たらくを保ち、意欲ハナク、決シテ発信セズ、イツモシヅカニワラッテヰル。
ただ目の前の業務に追われて終わる毎日で、目にするハッカーって言葉にしょっぱさを感じる大人になってしまった。
それでもやっぱりmatzにカッコよさを感じる心は持ってるし、
読みきれもしない技術書を高く積み上げる出処不明の知識欲も持ってるし、
ほとんど理解できないくせにtcfmをサブスクライブしてしまう臆病な自尊心と尊大な羞恥心も持ってる。
そろそろ何が言いたいのか分からなくなってきた。
まずなんといっても金曜日の20時台で30年続く大長寿番組だ。(ミュージックフェアのほうがはるかに長寿だけどあちらは若干の懐メロ感もあるので別枠とする、時間帯も夕方だし)
はるか昔には夜のヒットスタジオ、ベストテン、トップテン、などの人気音楽番組歌番組があったのに、時代の流れとともにそれらはあっさりと終わっていった。音楽番組は深い時間帯の物になり細々とやっているのが現状だと思う。
そんな中でMステは30年続いてるのだ。小沢健二が久しぶりにMステに出た時、「30年前から、今もまだこのような音楽番組があってくれたことが嬉しいです」みたいな事を言っていた。
続けられる理由はいくつか考えられる。ひとつはジャニーズ枠があること。毎週必ずなんらかのジャニーズグループが出るのでこれはもう約束事になってる。お披露目としての意味も出るのでジャニーズとMステの関係はなにかしらの太いパイプになってるはずだ。それとよくわからない街中インタビューやダンスを推しまくる最近の企画傾向、これらはやはり若者に見てもらう番組でありたいという意思だろう。音楽番組は油断するとすぐに懐メロ番組になってしまう。続けるにはなんらかの若返りをはからないといけないのだ。
それらが番組を続けさせるための努力だとしたら、音楽番組としての使命というのもMステは捨てていないと思う。海外アーティストを呼ぶ、バンドには生演奏をさせる、セットも手を抜かない、これからという売り出し中のアーティストを積極的に出す、こういった特徴に音楽番組としてのポリシーを感じる。
確かに昔に比べれば謎のランキングやダンス企画が増えた。これはもう時代として仕方ない。だってオリコンランキングとかやってもアニソンとかが上位で出演者はどんなリアクションすればいいかわからないだろう。
俺はもう、Mステがあってくれるだけでありがたい。最近だとあいみょんみたいな新人をちゃんとフューチャーしてくれたり、チャットモンチーの最期の出演をフォローしてくれたり、そういうのが、金曜20時に流れてくれる事がほんとにありがたい。
かつての音楽番組の華やかさみたいなもの、スタジオできれいなセットを組んでたくさんのカメラワークで見せてくれる、これを今も高いレベルで見せてくれるMステは本当に頑張ってると思う。ジャニーズ全然いいよ、ダンスもいいよ、素晴らしいアーティスト達が輝ける舞台を用意してくれる、紅白ほどじゃないが贔屓のアーティストが出た時に「緊張します」と言ってるのを聞いて一緒にハラハラしちゃう。そういうMステが生き残ってくれてることが本当に嬉しい。
「この曲懐かしい!」
「あ~いいよね、この歌」などと言っていたが
齢10歳の息子は「ふ~ん」と。
そういえばこの息子、夕方キッズアニメの主題歌しか好きにならんな?
と思ったわけ。
歌番組の出演者にB'zが、ミスチルが、ゆずが、モー娘が、あゆが、GLAYが、
歌番組の懐かし映像に松田聖子が、郷ひろみが、光GENJIが、山口百恵が、
兄や母とこの曲好きだと話し、翌日は友人と昨日のMステ見た?と話し、
とりわけ好きなアーティストがいるわけでもない。
そういや歌番組って観ないな。
今地上波で歌番組ってなにがやってる?Mステが変わらずやってることくらいしか知らない。
少なくとも自分は結構そうやって自らの幼き頃と息子を比べてみちゃう。ごめん。
んでさ、息子がこれから先、例えば懐かしい音楽聞いて「うわ~よく聞いたよ」とか
しないんだろうな?って思ったら物足りないって思ったんだよね。
でもね、10年前聞いた曲を懐かしいって思わないことを
物足りないと思うのは息子じゃなくて自分なの。
子供に経験させようとしちゃうことって親ならあると思うんだよね。
そこでふと思い出したの。
男子ってうっかり友達の前でママなんて言おうもんなら一生からかわれるでしょ?
「どうしたら母さんって呼ぶのさ」
フツーか!そうか~~~!!
そんなわけで、10歳の息子は、
好きなアーティストがいなくても懐かしむほど音楽を聞いてなくても
10年後べつにもったいなくないってこと。
私にとって音楽を聞きまくって自ら求めなくても耳に入ってきた時代は
私にとって今はそうではないってこと。
体を重ねるよりピロートークをずっとしていたい。そんな思いを汲んでくれて、
あずまんが大王と桜蘭高校ホスト部の話で盛り上がれる泡姫の元に今日もまた通ったら、六月で辞めるねと告げられた。
お嬢いわく、小学校の頃はドッジボールで男子のボールをキャッチしてガンつけるのが好きだった。
お嬢いわく、背の順と名前順は表面上の公平さを歌いつつ実際は不平等な社会に初めて出会った瞬間だった。(どっちも後ろの方だったらしい)
お嬢いわく、小学校低学年の時にお兄ちゃんのタンスにあった、蔵馬と飛影のBL18禁同人誌を読んじゃって受けた衝撃が今でも忘れられない。
お嬢いわく、Mステの曲をカセットで録音すると、ガシャコンって音だったり救急車だったりバイクの排気音だったり、時々家族の声も入った曲をいつも聞いてた。
汲んでも汲んでも干上がる感じはなくて、昔話は続いていく。そんな話をずっとしていた。
生まれ変わるなら17才ー18才の女子高生がいいというお嬢に、僕は13歳だと言ったときのお嬢の表情を観て、
お嬢はなんでも話を合わせてくれるのだけど、ちゃんとひくこともできるんだなとそんなことを考えながらずっとその顔を観ていたくてガン無視して話しつづけた。
店頭にイリヤの空、UFOの夏を持って行ってレジのお姉ちゃんにドキドキしたその感情をまた取り戻したいんだと早口熱弁は止まらない。
お嬢の言葉にわかる、それな、せやな、知らんけどと相槌を打つたびに強く滾る感情に、今日も不発だった短小銃の代わりだと思った。
昭和生まれも後一年で二十代から消える今、一昔前のオタばなで花を咲かせることもだんだん難しくなってきた中で、歳を隠さない彼女には救われ続けている。
スマホの入力の打ち方がフリックでもなぞり書きでもなくてガラケー打ちなのを見るたびに、auのイチマツを使って初めてメールを顔も忘れたクラスメイトに送った当時を思い出してまた、話が止まらない。
世界広しといえども今日もお世話になったあの人だけだろう。深く深く感謝したい。しながら寝る。決して安くはないが、今日途中で盛り下げたおそ松さんの話をするためにまた再来週あたり行くだろう。
ファンの間では「口パク」と呼ばずに「音源」と呼ぶこともあるようだ。
ソロパートは生歌で、サビは音源というのもよく見るパターンだ。
(ちなみに、口と音が合ってないから口パクだ、なんていうのをよく見るが、音源と生歌は、映像見なくても聞けば全然違うので、目をつぶっていても普通にはっきりとわかるものだと思うのだが。それくらいの耳は普通にあるよね……?)
それに加えて、「被せ」という、音源を流しながら、ユニゾンで生歌も歌うという手法もメジャーになってきた。
YouTubeでMR Removed、またはMR除去で検索すれば、音源の被せを除去して生歌だけを抽出した動画がたくさんあげられている。
特殊な処理をしないと生歌が聞き取れないくらいのボリュームで音源を流しているなら、口パクと何が違うのかとも思うが、ファンとしては「歌ってるから口パクとは全然違う」らしい。
被せを取っても上手いと賞賛されたり、あるいは全然歌えていないと嘲笑されたりしている。
アイドルというのは、歌手よりも歌が下手、ダンサーよりもダンスが下手、役者よりも演技が下手、芸人よりもトークが下手であっても支持を集める。
それは顔がいいからだ。芸が未熟、内面が未熟でも、容姿や若さ、つまり、性的な魅力で多くの人を惹きつける。
実力よりも顔、などと声に出して発言すれば、この当世、ルッキズムだなんだと指弾されるのは目に見えているわけだが、
我々民衆の内なる欲望というのは、政治的に正しくないというのも、また明らかなのだ。
顔のいいわかものが集まって歌舞音曲を披露しているのが見たいという需要は広く存在している。
しかし。
多くの場合天は二物を与えないので、容姿が抜きん出て秀でている場合、人を感動させるような歌唱の才能まで持ち合わせていることは、残念ながらない。
十年、数十年にひとりくらいはその両方を持ったスターが現れるだろうが、我々はスターが現れる数十年間を禁欲的に待っていることはできない。
そこで口パクだ。
どれだけおばさんおじさんが努力して歌を上手く歌ったところで、若くてかわいい女、男がにこにこしながら下手な歌ったほうが支持される。
しかしこれは程度問題であって、下手な歌というのは、我々に生理的な不快感をもたらしてしまう。
どれだけ容姿がよくても、ピッチや音程のはずれた歌を歌ってしまえば、それが見るに値しないもの、不快で幼稚な出し物であることが露わになってしまう。
人は下手な歌に耐えられない生き物なのだ。