2018-06-09

ハッカーってさ、もっとこうアレだったじゃん

ハッカーって言葉

最近、ってわけでもないけど、近ごろはどうも浅いというかなんというか、ハッカーって言葉のものに、以前ほどカッコよさを感じなくなってしまった。

ネット記事とかのメディアでも目にする機会が増えてきた(気がする)。

というか、なんかカジュアルな感じで目にする機会が増えてきた(気がする)。

ハッカーのxxxさんがyyy解説!」とか、「ハッカー向けのxxx」とか、「ハッカーズhogehoge」とか。

ハッカーって響きに「モンドセレクション受賞」程度の重みしか感じなくなってしまった。

自分ハッカーを名乗ったり、名刺肩書ハッカーって書いたりしている人もいるそうだ。

そんなんじゃなかったじゃん、と、なんだかインディーズから応援してたバンドMステに出演したときのような寂しさを覚える。

技術力があろうがなかろうが、自分で名乗ったりメディアに言わせたりしてるのとかね、そうじゃないでしょって。

脱線するけど、そういう人種と置換しちゃうCTOって、近しい存在のように感じるんだけど、どうだろう(:%s/置換/痴漢/)。

もっとも、カッコよさを感じていたのは自分だけで、LISPハッカーたちからすれば、元からモンドセレクション受賞程度のものだったのかもしれない。

僕も10年以上IT戦士として生きてきたし、そういったものに慣れてきてしまったのか。

中高生の頃に感じていた、掴みどころのないカッコよさは、逆に言えば、何かをつかめるほど知識技術もなかったってだけで、いわゆる恋に恋する少女だったのかもしれない。

そう思えば、少しはプログラマとして大人になれたのかな?と、ちょっぴり気楽な気持ちになれる。

30過ぎて大した技術も持たず、OSSコミットもせず、登壇もブログもかかぬ残念な体たらくを保ち、意欲ハナク、決シテ発信セズ、イツモシヅカワラッテヰル。

ただ目の前の業務に追われて終わる毎日で、目にするハッカーって言葉にしょっぱさを感じる大人になってしまった。

それでもやっぱりmatzにカッコよさを感じる心は持ってるし、

読みきれもしない技術書を高く積み上げる出処不明知識欲も持ってるし、

ほとんど理解できないくせにtcfmをサブスクライブしてしまう臆病な自尊心尊大羞恥心も持ってる。

そろそろ何が言いたいのか分からなくなってきた。

プログラマたるものソエントリじゃなくてコードを書くべきだろう。

モヤモヤした気持ちも吐き出せたし、今日はもう休むことにして、明日からコード書いてくぞ。

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