はてなキーワード: KIndleとは
いわゆる子供部屋おじさんやってる、無職の30代半ばの男性です。
今は、実家でたまーに手伝いくらいする、ずーっとアニメやゲーム見てる弱者男性そのものです。
20代の頃は、そりゃ、人生終わるじゃんとか、色々思った。
なんなら、新卒就職も名前を聞けば誰でも知ってるところ行った。
エリートだったんだけど、
3回目は、院卒の新卒でエリート就職決めたんだけど、きつくて半年でやめた
4回目は、ベンチャーに行ってみたけど、違法取引に巻き込まれそうになって半年でやめた。
人生余裕だなって思ってきた。
そもそも、65歳以上で年金もらえるわけじゃん。子供部屋おじさんしとけば、生活費なんて3万円あれば済む。
親の脛かじってれば、65歳まで余裕で達成できる。
20代の頃は、エリートにならなきゃだめだとか、色々思っていたけど。
そんな金稼ぐ必要もない。
娯楽なんて、youtubeなりsteamなりkindleなりで無料で手に入る。
あとは、性欲が衰えたのがでかいのかも。
30代前半はまだ、結婚の焦りがあったが、今は全くない。
結婚しなきゃ、責任もないし、人生ちゃんとしなくてもいいんよなあ。
つまり、自分一人が親の脛かじって生きるだけなら、全く問題ないってことやね。
衣食住十分なわけ。
某レイヤーが「Kindleに3000冊入ってる。毎月2万くらい課金してる」と言っていた
「2万くらいすぐ無くなっちゃう」とも
ほんと、漫画高いよね。自分も漫画(紙)を買ってた頃はえげつない金額飛んでったわ。なるべく中古で買うとかしてても
金はかかるし場所は取るしほんと…恐ろしい娯楽よな
電子全盛になってからは漫画読んでないし買ってないからKindleに蓄えは無い
(しかもごく僅かな買ってる漫画も買いっぱなしという状態。なんと金カム最終巻買ったまま読んでねーわ笑。今調べたら刊行されてからもう直ぐ1年経つじゃん)
でも紙時代に買った漫画が未だに手元に有って、アレどうすんだよ…って思っている
全部捨てるのは忍びないし。でも厳選して残すのも大変だし。一体何冊あるんだろう
10年に満たない期間でも無尽蔵に蔵書が増える。途中で売ったり捨てたりしててもだ
分解してスキャンしてデータで取っとくとかする気力や暇があれば良いんだが、あるわけない
はー。どーしよ
1946年ごろのプリンストン高等研究所で天才が実在だの知性の限界だのの話をする日常物語。主な主人公はフォン・ノイマン、クルト・ゲーデル、アインシュタインの三人。
肝心なのは、実在の人物が登場するが、これは物語であってドキュメンタリーではないこと。
彼らの会話内容や経歴には元ネタがあるにせよ、要するに著者の妄想である。
メイン主人公のフォン・ノイマンはプリン☆ストン高等研究所の数学教授。アカデミアでは知らない人はいない超天才。最近は計算機開発にご執心。フォン・ノイマンちゃんは天気予報をやってみたい!
クルト・ゲーデルは不完全性定理を発表した当代随一の論理学者、にして奇人。最近は教授になりたくてしょうがない。
世界的アイドル アルバート・アインシュタインさんは、ここでは時代に取り残された古典物理学者。つまり金看板ですよ金看板。
あとはオッペンハイマーとかワイルとか、なんか色々出てきて、不確定性原理とかヒルベルトプログラムとか知性とか認知とかの話をしながら和やかに穏やかに日々が流れる。
クルト・ゲーデルが教授に昇進し、フォン・ノイマンの計算機開発が採択され、アインシュタインは主人公格なのに影が薄いまま物語は幕を閉じる。
気晴らしにはちょうど良いが内容が適当っぽくて人には勧めにくい。
図書館には娘を連れて行ったわけだが、本当に久しぶりだ。紙の娯楽本を読むのも久々だ。
年のせいか読書ヂカラが衰えてきたな、なんて思うこともあるのだが、この本はすいすい読めた。
どうもやはり紙の本は、Kindleとは違う。読んでいるときの脳のモードとか没入感が違う。
なんでだろうね。
俺はアニメやゲームは嗜む程度でオタクほど詳しくはないが、IT系の仕事をしていて最低限の知識があったのと、知人がAIに詳しかったので興味本位で始めてみた。
別にクリエイターに憧れがあったわけでもないが、生成した画像をSSDの肥やしにするのもったいなくてTwitterとpixivにアップしていたら思いの外バズった。
フォロワーも気づいたら1万を遥かに超え、小銭稼ぎでFanboxに誘導してみたらこれまた儲かっている。
儲かっていると言っても月15万程度とそこまで大きな金額でもないが、暇潰しで金稼げるのはありがたい。
ちょうどPCの更新タイミングだったので、Fanboxの収入で4090搭載のパソコンも買った。
どうせすぐ飽きられるだろうと思っていたら、未だに支援者が増えていくのでこの業界怖いな...って思う。
つうか確定申告やるのめんどくせえ。だりー。
ありがたいことにリクエストをもらうことが多く、毎日更新のネタ出しに便利で助かる。
原作を知らない場合はLoHAの作成や画像生成のついでにそのキャラが出る作品を視聴しているのだが面白い作品に出会えて楽しい。
エロはモザイク付けるのめんどくせえから断っているが、エロに手を出せばもっと儲かるかもしれん。まあ今の時点でそこまでの稼ぎを求めてないから気が向いたらやろうと思う。
あと別垢でリアル系も作っているんだが、こっちはリプライがキモいからそろそろ辞めたい。
んで、前置きが長くなったが本題に入るわ。
別に絵師を目指しているわけでもなく承認欲求とかもどうでもいいのだが、とにかく反AIのアンチ共が鬱陶しい。
AI絵師()とか罵られてもそもそも名乗ってもねえし、誰だよお前って感じ。
別にお前のプライドを満たすためにこの世が回っているわけじゃねえ。
近くにいる人、接点のある人のニーズに応え続けるだけでもいいじゃねえか。
神絵師とかもどうでもいいだろ。なんで神絵師なんかと張り合う必要があるんだ。
ましてやAI絵師なんかにかまっている暇ねえだろ。ユーザー見ろ、ユーザーを。
そして俺は絵に対してアイデンティティもねえわ。
人が求めるものをアップできたらそれで満足だ。お前は違うのか?
もしそうなら他人にかまっていても仕方ねえだろ。
描け。
なんで細かいところ修正しねえんだ。そのグチャっている手はなんなんだ?
手は第二の表情だぞ。自分で書き直せ。
あと目にもこだわりを持て。目のクオリティが出来栄えを左右するぞ。
姿勢に合わせて表情を作ってあげると統一感があって良くなるぞ。
クリスタの便利機能、例えばスマートスムージングとかも有効活用しろよ。
なんでそこで手を抜くんだ?
伸び悩みについてTwitterで愚痴る前にKindleで教本買ってYoutubeの添削動画みて勉強しろよな。
この数ヶ月クリスタと格闘したが絵心ないやつでもマシになったぞ。
その意味分かんねえ互助会に勤しむ前にユーザーが求めている画像をリサーチしたり、修正の精度を上げていけよ。
てめえのおつむとパソコンはなんのためにあるんだ?
AIで絵を生成するのは結構だが、お前自信が頭を使わなくても良い道理はねえだろ。
AIなんてただの道具だぞ。お前が頑張るんだよ。
「教師データに他人の著作物を無断で使っている」というのはそれこそChatGPTでも同じ問題があるよね。
(ChatGPTはKindleの小説やニュースサイトの記事が利用されていると言われている)
特定の著作物の特徴を学習して模倣する行為を人とAIでどう法的に分けるか本当に難しい上に
画風再現LoRAの存在が必ずしも著作権者の利益を不当に害するのかと言えばそうでもないんだよな。
複数の画風再現LoRAを混ぜたりモデル自体ににLoRAをマージしてしまえばもうわからなくなってしまうし…
もちろん著作権者の利益を不当に害する使い方(例:特定の作者風のAI画像集を販売するなど)に対してはちゃんと罰する仕組みを作った方が良いと思うけどね
約半年前、結婚後初めてホストクラブに行き、2度と行くかと思ったのにまた行ってしまった。記憶の整理のために書き残す。
※前回の増田(anond:20221109192213)を読まなくても分かるように書いたが読んだ方がより楽しめると思う。なお、話自体は前回の方が起伏があり、今回の話はさほど面白くない。
TL;DR
【あらすじ】約半年前、YouTubeでガワが超タイプのホストを見つけ会いに行った。ホストクラブ自体は楽しめたが指名したホストはかなり押しが強く逆に萎え、閉店後のデートでキスされて気持ち悪かった。LINEをブロックして2度とホストクラブに行くまいと誓ったが、わりとあっさり誓いを破り今に至る。
【忙しい人のために】支払い総額は店頭約26万+配信時の投げ銭約12万円。お店では、「前回酔いすぎて色々やらかしてごめんね」と謝ってもらい気が済んだ。高額の酒を入れてシャンパンコール(=マイクパフォーマンス)をしてもらい、まあまあ楽しい時間を過ごした。担当(=指名しているホスト)は今回は酔いが浅くそこそこ紳士的な態度で、閉店とともにタクシーに乗せられて宿に戻った。全体的にあっさりした接客でほっとした。
【スペック】結婚10年目、子なしだが夫と仲は良い、アラフォー、普通体型、不美人、田舎在住、オンラインその他で小銭を稼いでいる。性欲はあまりないがときめき欲? はある。
【本文】ある日東京へ用事を済ませた後、ホストクラブへ行った。二回目の来店だが、担当との連絡自体は数ヶ月前から取り合っている。
前回の来店では、担当からのボディータッチが多く逆に萎え、アフター(=閉店後のデート)で色々と罵られ、別れた後すぐLINEをブロックした。しかし来店翌日に帰ったためか非現実的な気分を引きずり、空腹なのに胸がいっぱいで何も食べられず、体重が減るなどの影響があった(もう戻った)。
前回の来店から約1か月後、もしかしたら連絡が来たりするのだろうかと思ってついLINEのブロックを解除したら、暫くして「今年指名してくれてありがとう、次東京来たら一緒に(店で)飲もう」とLINEが来たので「はいぜひ反省会しましょう」と返信し、そこからやりとりをするようになった。頻度は、1日数往復の時もあれば3日くらい空けることもある。
そのうち担当は集客等のため、SNSの投稿やライブ配信をするようになった。投げ銭もできるので、折を見て何度か投げた。初めて5桁の投げ銭をした時は緊張したし、担当からも感謝のLINEが来たりしたが、それが何度かあるとお互い慣れてきて担当からの感謝LINEも来たり来なかったりした。初めは腹が立ったが、だんだん「そんなものか」「じゃあ店行く時にお金使ったほうがいいな」と店に行く日を決めてからはあまり投げなくなった。
高額の投げ銭をした時は自分の気持ちに折り合いをつけるためLINEで「ボイスメッセージをください」とか「実は先日誕生日だったのでお祝いメッセージ動画をください」などといった要望を伝えて叶えて貰った。手数料込みで合計12万の投げ銭をしたが後悔はない。
そのようにして約半年過ごした後、東京での用事を済ませ漸く来店した。今回はいわゆるシャンパンコールをしたかったので、軍資金として独身時代の貯金から30万円用意した。担当やヘルプ(=担当以外に席についてくれるホスト)に思い出してもらいやすいよう、前回とだいたい似たような格好で店に足を踏み入れた。久しぶりすぎたためか、初めて行った時以上に緊張し、ずっと震えが止まらなかった。
自分と担当にホットウーロン茶、ヘルプに発泡酒を注文、それから配信で知った別のホストを場内指名(=その日に優先的に席についてもらうこと。4000円くらいかかる)する。注文内容を確認されているところに担当が「久しぶり!」と登場。思わず立ち上がって「[担当]さん、本当にお久しゅう……」などとキモいセリフを発しお辞儀すると担当は笑って、2人で席についた。相変わらず距離は近く、膝の先を触れ合わせてきて少しドキドキするが、2回目だからか前回のように脳内麻薬が過剰分泌されるような感覚はない。「ねえ痩せた?」「えっどうかな、変わらないかも」「そう? 俺太ったわ〜スーツのベストがやばい」みたいな会話から入り、そのまま担当の本日のスーツの話になる。当日の夕方に「SNSに投稿していたあのスーツを着てきてほしい」という要望を予め伝えていた。
注文した飲み物が来て、若手ヘルプを交えて乾杯する。持ち込んだ地元のお土産と、花粉症で喉がやられていると言っていたので予め買っておいた龍角散ダイレクト(タブレット)を渡す。担当は「ありがとう〜」と早速龍角散ダイレクトを開封し、「ねえこれコンドームみたいじゃね?」といきなり下ネタを発していた。
場内指名したホストも「初めまして!」とやって来る。彼の配信でもコメントしていたので、「実は私、[ハンドルネーム]です……」「えっ!? あの伝説の!? [インドアな趣味]が好きって言ってましたよね!」「で、伝説!? 私何か悪いことしましたか!?」といった会話で盛り上がる。店はまだ空いていたが、担当は「お土産置いて来るね」と言って一度席を外す。
ホストはヘルプ周りと言って、指名客がいても他の卓のヘルプをお互いにする必要があるため、担当やヘルプ達は席を外したり戻ったりと慌しかった。担当がずっと席にいたほうが顧客満足度は上がりそうだが、担当への愚痴など担当には言えない情報の共有、担当から言うと角の立つ煽り(=より高額の酒を入れるよう促すこと)、常連客だと話す内容がなくなってくるなどの対策なのだと思われる。
若手ヘルプも何回か入れ替わったが、前回もついたヘルプからは、「前は日本酒飲んでましたよね」「半年前なのによく覚えてますね」「日本酒あまり出ないからね」といった話をした。ヘルプや場内指名ホストが入れ替わるように席を外したり戻ったりする間、幹部(=売れっ子ホスト)も少し席に着く。幹部は若手より話し方がフランクなのだが、距離感の取り方がうまく初めから仲が良い友達のような感覚になり、さすが売れっ子だなと思った。「前回は[担当]さんがすごく酔っちゃって……でも、絶対ノンアルは飲まれなかったんですよ」「あ〜男ってほんとバカだからね! 酒強い方がかっこいいみたいな価値観なんだよね〜」云々……会話自体に特筆すべきことはないが、豪華な内装、美麗な顔をしたホストたち、ハイブランドなスーツや私服、彼らの香水のいい匂い……等々に囲まれていることで、なんだかとても特別な時間を過ごしているような錯覚に陥る。ヘルプや場内指名ホストは「服が素敵ですね」「落ち着いてて品がありますね」「ホットウーロン茶飲んでるのカッコいいですね」等々、座って息をしているだけなのに褒めを浴びせてくるので自己肯定感が上がる。
担当には予めLINEで話していたのだが、『担当のマイソムリエナイフを使っているところが見たい』『担当本人にコールしてほしい(※通常シャンパンコールは担当でないホストがする)』ため、シャンパンではなくワインでコールをしたいと言うと、ワインあまり出ないから値段確認してもらうね、とのこと。予算は全部で20万だけど多少超えても大丈夫、と伝えた。
ヘルプ達が席を外したので前回の反省会をする。前回は終わり頃に日本酒を入れたが、「あれは俺のエゴだったよね、すごく酔っ払ったし」「そうそうアフターで何度も罵られましたしね」「www 罵ったってヤバいねwww」「ウザいって10回は言われましたよ」「笑うwww ……その節は大変申し訳ございませんでした」というような会話をして担当に深々と頭を下げられた。この時に、LINEをしばらくブロックしていた時期があったことや、前回担当が自分のグラスに入った酒を私の空いたグラスに注いだことなども話す。担当はそうだったんだねごめんねと素直に謝ってくる。前回の禍根をだいたい吐き出してすっきりし、気が済む。店に来ていない期間に担当は名刺を2回更新したので2枚の名刺を貰う。
ワインの値段確認にやたらと時間がかかり、仕方ないので発泡酒を何度か、あとは自分のチェイサーがわりのジャスミン茶を注文。「まだ[私の名前]ちゃんお茶しか飲んでないよね」「炭酸が苦手だから酎ハイとかあまり飲みたくなくて……」みたいな会話をしたり、あとは地元の方言の話だとか、店の他のホストのYouTubeチャンネルを見てるかという話など、他愛もない話をして時間を過ごす。なかなか酒の値段が確認できず、「時間かかるなら(値段のはっきりしている)シャンパンにしようか?」と提案すると「いや大丈夫、だって俺がワイン開けてるところ見たいから注文してくれたんでしょ? 待たせてごめんね」と言われる。こういうやりとりは地味に嬉しい。田舎暮らしで会話に飢えてるせいかもしれない。
内勤に呼ばれた担当がまた席を外すと、目の覚めるような美丈夫な若手ホストと場内指名ホストが入れ替わりで席に着いた。前回も今回もホスト達の席の入れ替わりで数分間席に1人になることが何回かあったのだが、前回はヘルプは1人だけだったので、会計が高額になると待遇がよくなるのかなと思った。さっき少し席に着いた幹部がやってきて話に加わり、そして漸く担当とワイン2本がやってきた。『小計』と呼ばれるメニュー上の税別表記では9万円の赤ワインと4万円の白ワインだが、消費税10%とTAXという名目の法外なサービス料約40%を入れた『総計』だと2本で20万円近くする。
担当がマイソムリエナイフで白ワインを無事開栓すると「記念に持って帰りなよ」と抜いたばかりのコルクをテーブルに置く。手に取って聞くといい香りがする。コルクを鞄にしまう。グラスが人数分やってきて乾杯する。グラスメーカーの話やワインの話などで盛り上がったところで担当はまた席を外してヘルプ周りへ。視界に入るところにいるので気にはなるのだが、前回と違って被り(=同じ担当の指名客)ではないのと、幹部を含めたヘルプが自分の席にいるのでそれほど不満はない。が、一度こういう体験をしてしまうと、次回以降使う金額を大幅に下げるのは難しいだろうなとは思った。
別の卓でシャンパンコールが始まりヘルプ達が席を外す。席に一人で暇なのでKindleを開くがコールがあまりにうるさいので1行も読めない。締めの音頭らしきものが流れて少しの間店内が無音になり、通常のBGMに戻ったところで席を外したヘルプ達や担当が戻ってくる。担当の手にはマイクが握られており、次は自分の席の番みたいだった(コールは入れたお酒の金額順に行われる)。
BGMが切り替わり、担当の入場曲的なBGMが流れる。自分のリクエストで担当にコールをお願いしているので、担当は私の隣に座ったまま乾杯の音頭のマイクパフォーマンスをする。ホスト達が10人くらい集まってきて合いの手を入れる。ヘルプは担当のiPhoneで私と担当の様子を撮影している。幹部がコールを続ける担当の隣に座り、白ワインが入ったグラスを私に手渡してきて乾杯し、そのまま一緒に白ワインを飲み干す。
マイクが渡されて当たり障りのない一言を述べると、担当のマイクの番になる。「姫様、(オフラインでは)明けましておめでとうございまーす!」という挨拶に続いて感謝の言葉を述べた後に「姫様、先日誕生日だと言ってましたので、ささやかながらご用意させていただきました」と述べて席に集まったホスト達に目線を交わすと、ホストの1人から美容系ブランドの紙袋を渡される。ホスト達からおめでとうと祝福を受け、締めの音頭に入ってシャンパンコールが終了する。
コール終了後、赤ワインも開封してもらい、そのコルクも鞄にしまう。この時点で23時をとうに過ぎていて終電で帰るのは絶望的である。プレゼントの紙袋の中には(相対的に)大きな包みと小さな包みが入っていて、小さな包みの方を開けるとマニキュアが入っていた。「これはノベルティーで貰ったやつなんだけど、使わないからあげる。本命はこっち(大きい方)ね!」「ではお宿に帰ったら開けますね」といった会話をする。また別の席でシャンパンコールがかかりヘルプや担当や幹部が行ったり戻ったりを繰り返したり、「[ホスト名]の素敵なお姫様より[超高額の酒名]頂きました〜!」という放送が何度か入ったりする。ホスト本人の希望などで高額の酒が入ってもシャンパンコールをしない場合があるらしい。すさまじい世界だ。
この時間帯なのに店はほぼ満席で、担当がヘルプ周りで席を外している間、自席のヘルプと海外旅行や海外移住、英語習得の話をしたり、内勤が伝票を持ってきて会計を済ませたりした。締めて25万9千円。法外な値段だが、非現実な空間にいるからなのか高いという実感があまりない。半年間の配信による投げ銭で金銭感覚が壊されているせいもあるかもしれない。
別の幹部がやってきて「お隣いいですか?」と言って座り(幹部なら担当でない姫の隣に座ってもいいらしい)、赤ワインを飲みつつ海外旅行や海外のマリンスポーツの話などをした。担当が再び戻ってきた時には赤ワインのボトルは空いていて、いつの間に空いたんだっけ? と少し驚く。
担当は席に残っていた発泡酒を氷で割ったものを飲みつつ、「写真撮って!」と言って自分のiPhoneを私に寄越し、空いたボトルを両手に持ってポーズを取る。私の撮影センスがないのか5回くらいリテイクを食らう。iPhoneを渡して担当が写真を確認する一瞬、女の人の名前の通話が来ていたのが見える。「次は2人で写真撮ろうよ!」と言って担当はヘルプにiPhoneを渡し、ボトルを1人1本ずつ持って身体を寄せ合い写真を撮る。自分のこめかみのあたりに担当の体温と香水のいい匂いが纏わりつく。前回のように変にべたべた触ってくることもなく、これくらいの方が適度にドキドキしつつも気楽でいいと思った。
残った発泡酒を飲みながら担当は親父ギャグのようなセリフを繰り出し、「こういう接客がよかったんでしょ?」と確認するように聞いてくる。「そう! YouTubeで見た時はそういう(友達同士のような)接客だと思ってたから、前回の時はもうゴリッゴリのホストっぽい接客されて、本当にびっくりしちゃって……」と、こちらも念押しのように言う。ひとしきり笑い合った後、「やっぱり目標としてはNo.1になりたい(だからもっと金出して)」「うーん、そっか、そうだよね(無理です)」という旨の話をした。半分以上担当の言葉を聞き流しながら、今回はずいぶんあっさりした接客だなと考えていた。前回はまだホストクラブはほぼ未知の世界だったしな、今日の接客が前回の接客だったらさぞ楽しかったろうにな、でもそうしたらほどほどの満足感を抱えて行きたい気持ちがフェードアウトしていたかもしれないから、きっと初来店の接客はあれくらい激しくて正解だったのかもしれないな、現に今日私はここに来ているのだし……なら今後は? 私は何を求めてここにいるのだっけ? ……というようなことをひたすら考えていた。気がついたら蛍の光が流れていて、店内放送で今日の売り上げNO.1のホストの名前が挙げられていた。アフターも誘われなさそうだし帰ろう、と思い「もう帰るね」と伝える。担当は「今日はほんとにありがとね!」と言って私の鞄とプレゼントの紙袋を持ちエレベーターまでエスコートする。エレベーターに一緒に乗り、はじめ誤って上の階に行ってしまうが再び扉が閉まって下降する。驚いた顔をしていたのでどうしたのと聞くと「さっき扉開いた時になんかホストが客のおっぱい揉んでたのが見えた!」と言っていて、何というか、色んな意味で素直な人なんだなと思った。
店の外に出て担当にエスコートされるままタクシーに乗る。担当は「ホテル着いたらLINEちょうだい!」と言って手を振る。タクシーは慣れたようにスムーズに出発し、担当から、お店の入ったビルから、繁華街から、速やかに離れてゆく。
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宿に着いた時は深夜1時少し過ぎだった。鞄の中からコルク2つと名刺2枚を取り出してゴミ箱に捨てる。さすがに空腹だったので、頂き物のお菓子を食べつつ冷蔵庫に残っていた水を飲み、空けていなかったほうのプレゼントの包みを開封する。包みの中にはヘアミストが入っていた。そちらは捨てずにマニキュアや紙袋や包装紙ごとスーツケースの中に入れる。
担当にLINEでプレゼントのお礼を述べ、ランドリーに行き洗濯物を放り込む。洗濯機が稼働している間に部屋に戻ってシャワーをざっと浴びる。部屋を片付けていると担当からお礼の言葉と共に今日の写真やシャンパンコールの動画が来る。洗い終わった洗濯物を取りに行ったり浴室に干したり返事をしたりして、眠いのか眠くないのかよくわからない身体と心をベッドに沈めて無理やり寝た。
再び目覚めたのは朝の6時すぎで明らかに寝不足だったが眠れそうにもなかったので、瑣末な用事と作業でひたすら時間を埋め、身体を動かし続けた。その間も担当とスローテンポなLINEのラリーを続けていて、何とも形容しがたい充足感のような何かを抱えながら帰りの交通機関に乗った。
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今回は前回と違ってあっさりした接客だったからか心を乱されることもなく、楽しかったという思い出だけが残った。このまま担当が態度を変えず、こちらも変な見栄を張らず、同じ接客、同じ価格帯、同じ頻度で通えるのなら、飽きるまで通うのもいいかな、と考えている。なお、夫への罪悪感は悲しくなるほどない。
また店に行ったらレポートしようと思う。できればそんな日が二度と来ないことをもう一度強く願ってはいるけれど、たぶん無理だ。だからせめて自分の心が乱れないことを切実に祈っている。
嫁就寝中、子供就寝中、僕はその横で小さな読書灯つけてビジネス書読むのが日課なのですが、たまに嫁が起きて怒ります。まぶしい、けせ、読むならリビング行けと。
んなわけねーだろと思いながら消すんです、渋々ね。絶対そんな眩しいわけない。言われた通りリビング行くとか寝室分けるとか、Kindleで読むとかって解決策があるのはわかってるんだけどどうも辛い。ちなみにアイマスクはつけたくないそうで。要するにナメられてるんです私。
一応勉強してんのよ?ビジネス書ですから。私経営者でして、日々勉強ですよ、守るべき家族と従業員と、喜ばせるべきお客さんがいる。まあまあ稼ぎ、そこそこの生活水準にはある。しかしビジネスパーソンにおける読書の重要性、全く知らぬ嫁、辛い。
高卒パート主婦、普段から会話が齟齬るのしばしば。国語は苦手らしくテストで30点とかとってたらしい、読書は全くしない。故に読書の有益さわからないんだと思う、わかってくれとは言わないからせめて自由に読ませてくれないか。
その増田文学は支離滅裂で、内容に乏しく、寧ろ何も書いていないに等しかった。
その他の有象無象な増田との違いは乏しく、下手な文章とデタラメな構造は三文小説以下だった。
他の有象無象の増田文章と唯一異なっていたのは大量のブクマを得ていることのみだった。
誰にもその理由は分からず、内容のない内容の増田を理解しているようにも思えなかった。
ブクマは千を越えた。
何故だろうか。誰にもわからない。
ブクマは二千を越えた。
三千を越え、四千、五千にまで到達すると他のプラットホームも増田を大々的に取り上げ、ネットニュースも増田を記事にする。
ブクマは六千を越え、七千に近づいたところでKindleから声がかかり、書籍化の話が持ち上がる。
発売されると売上は乏しく、しかしじわりじわりと売上を伸ばしていく。
発売二ヶ月後にベストセラーとなりランキング上位に名を並べると増刷が決まり書店に山積みとなって並ぶ。
人々はそれを手に取りさらに売上を伸ばし、内容のない内容の増田は誰に理解されることもなく理解される内容もないままに内容が評価されていく。
増田は芥川賞を受賞し、中身のない増田は空洞の内容の構造が素晴らしいと評価を受け、さらに売上を伸ばしていく。
後年、内容のない増田の増田は内容がないことが内容となって大衆に受け入れられ、内容のない増田を研究する人々は一応に内容がない増田の中身を評価した。