はてなキーワード: 都心部とは
少し前にお店を締め上げるかどうかみたいなお話がちょっとした話題になったのは記憶に新しいけれど、その辺の諸々とは違う国民感情のお話としてこれから酒関係への風当たりは強くなっていくと予想している。
どういうことかと思う所はいくつかあるので思考の整理ついでに挙げてみることにしてみた。
これに関しては細かく言うまでもない、特に人の多い所で感染者数が増加し、それが嬉々として報道される。そして原因の一つとして常々指摘されている会食が挙げられて批判の対象として晒される。
それについては証拠が伴わないと反発する層もいるし、同じく繁華街や市街地の路上で飲む人々の写真などを挙げてその通りだと賛同する層もいるわけだけれど、そんな騒ぎがある時点で既にじわじわと悪印象を広めるには十分効果を発揮しているように思うし、いわゆる都会と言われるような地域と地方・田舎と言われるような地域で見える光景の違いもある、何よりも何だかんだで大勢がそれなり以上に自粛して身を守ってる中、感染者数という分かりやすい数字を引き上げ、その数字が各種催しや補助にも影響を与えているとなればさらに嫌な感情が湧くのは仕方ないと思わざるを得ない、理屈ではなく感情の話だから。
これはどちらかと言うと前から言われる酒離れ的な文脈になると思うけど自粛だ緊急事態だと言われるようになってから既に一年以上が経ち、そもそも大勢で食べ飲みをまともな人ほどしなくなって久しいご時世、お酒を飲み始めないまま成長する人の割合がさらに増えるんじゃないかという予想。それ自体は好みなんだから別に構わないとして、消費しない人がそれを重視するなんてことはまずないわけで、元々酔うことでアレコレ問題点が指摘されている上に今では感染促進効果まで付与されているような状況のお酒を将来的にどう位置づけて扱っていくかはタバコの例を見てもなんとなく分かるというもの。
上2つを踏まえた上で、一番まずい要因になるんじゃないかと思ったことがこれで、結局日本国内では全体の数字に表れているように憲法だの法律だのの要素を抜きにしても強いことをできないし「強い処置をさせないでいられる・催し物に文句を言ってられるほど余裕がある」とも言えて、それもひとえには国民の大勢がまあそこそこには対策を講じている結果でもあると思うのだけれど、そういう「出来てる人」にとってテレビ番組やSNSで「もう我慢できない」と気勢を上げて行動に出る人達をどう見るか。「仕方ない」「生活のため」と一部の納得はできるだろうけど「でも感染は増える」「実際良くはない」「客の制御ができてない」となるし、路上飲みともなるともう完全アウトである。そんな大なり小なりの「我慢しない人」は自分たち「我慢出来てる人」と違う人だという壁、分断がもう発生している。距離が近い間柄では実害も発生していることだろう。頭の回る人ほど国だの行政だのの曖昧で大きなものではなく、具体的で近い存在をちゃんと見つけて憎むことになると思う。同じお店でも我慢してる側は我慢しているポジションを保とうとするだろうし、一緒にはされたくないことだろう。
繰り返すがこれは国民の感情の問題で、店を締めて潰すのはやり過ぎて権利的にも駄目だろうとは思いつつも、感染の温床になってるのは悪いことだし、特別な被害者面されても疑問に思ったりするし、遠慮なく営業して客を入れてやれと囁きながら、悪い客がいるから自分は行かなかったりもする、この辺りを同時に語ってる人は何人も見かけたし気持ちの上で全部同時に成立する。今はまだ呑む人が多く感情面でも比較的優勢であるけれど、それがこれからも続くかと思うと正直良くない要素が増えてきている。
こんな冗長な駄文を書いておきながら正直すぐなにか変わるとかは全然ないと思うし、長期的にも別に禁酒法みたいな極端な所に行き着くとかいうことも逆になかろうと思っている。路上飲み禁止くらいにはなるかもね。
ただまあ長期的にはじわじわとすり減るように、つまりタバコ関係の扱いの変化のように人々の意識が変化していくのをこのコロナ禍はちょっと加速させる効果になったんじゃないかなぁという程度のこと。
アドバイス罪ってバッカじゃねぇの?って皮肉だぞ。そこでコケないで
blogにコメント禁止で書けばいいことTwitterで鍵かけてやればいいこと
ネットではなく現実でもそう。人間関係で自分の望むことだけ返ってきたりはしない
たとえばある地域に180cmはゆうに超えてて体重も100キロはいってそうな
ひとりでいつもお散歩していて色んな人に「おはよう」って挨拶してた
本当は良くないことだけど都心部だったらそういう大柄な男性がいたら避けちゃうだろ?
「おはよう」って返す人もいれば「フン」と無視する人もいたが誰ひとりとして怖がってはいなかった
それはその地域の住人が彼のことを子どもの頃から知っているからだ
他にも車のないご家庭のためにボランティアで車出してくれる人がいたりとか
人間関係でいいところ取りだけは出来ない
こんなツイートをして批判を浴び、即削除したのは兵庫県知事選挙に立候補している維新の会 さいとう元彦。
兵庫県、恥ずかしいと発言した子どもたちは存在するのですか?しないのですか?
ずっとお聞きしてるのですがなぜ答えてくれないんでしょうか… pic.twitter.com/gwIGBgARmr— どうすのー (@7SJFw94Q9SIAPCe) June 21, 2021
どうやら実在しないようなんです。少なくとも「たち」ではないですよね。せいぜいが親が維新の信者で子どもに言わせた程度でしょう。
#兵庫県恥ずかしい
うさんくさしかない さいとう元彦
この斉藤候補は総務省から大阪市職員へ。「大阪とのつながりを密接にし、大阪の実績を実現できる」と息巻いていますが、大阪を上田と思っているのが痛いですよね。関西では兵庫も京都も「大阪とは一緒にせんといて」と言うのが普通ですから。それが分かってないあたりも痛いです。総務省時代も行った先々で現地の方の逆鱗に触れる発言を繰り返していたようです。
さらに時期も悪い 大阪と言えばコロナ対策で日本で一番大失敗した吉村知事と松井市長。死者は最悪で東京より多い2500人越え。自宅待機と言う名の放置になった方は一時期1万人以上となりました。メディアでは「医療崩壊の危機」と言っていましたが、実際に大阪は医療崩壊していたのです。定額給付金も大阪市は断然遅く、休業協力金の支払いも大阪府は非常に遅い。全国コロナ対応偏差値でも日本でワーストでした。その実績を生かすのでしょうか?
神戸新聞社主催の討論会でも「何の実績を生かすのか?」としつもんされると一言も答えられず。相変わらず橋下なみの維新クオリティでふわっとしたことしか言えません。維新の会は大阪では日本から独立するくらいの分権が党是ですが、東京都議選では「国政と連動したいから投票してくれ」と片山共同代表が行っています。そうです。片山虎之助元総務大臣。小泉改革・優勢民営化で「抵抗勢力」として刺客を放たれましたが、実際特定郵便局長会の支持を受けています。郵便局の利益が出ないのはどこの国もそれほど変わりませんが、日本では特に都心部で郵便局自体が多すぎるのが問題です。それも特定郵便局というフランチャイズのおかげです。これで自称「効率」最優先の維新の会の共同代表だというのですから、維新の会もとことんむちゃくちゃです。ちなみに、兵庫県の参議院議員片山大介も元NHK。総務大臣の息子がNHKへ、って利権のニオイがぷんぷんしますよね。
https://anond.hatelabo.jp/20210606090832
建設行政やらせてもらってる交差点オタクとしてはちょっと看過できまへんな~。ラウンドアバウトを意識高い系交差点やと思って叩いてるんやろうけど、本物の意識高い系交差点を見たければ最後だけ読んだってや~。
間違い。日本では渋滞の解消を目的としておらず、もっぱら安全性に着目して導入された。ただし、交通量の多い交差点には適さないというのが正しいかは別の話で、FHWAのTechnical Summaryによれば
https://rosap.ntl.bts.gov/view/dot/42603
二車線ラウンドアバウトの標準的な容量は45000台/日であり、日本で導入されている1車線ラウンドアバウトやミニラウンドアバウトは15000とか25000とか書かれている。これは意外と大きな交通量なので、日本でもかなり高い割合の交差点に導入することが可能であると思う。日本でも二車線ラウンドアバウトは実力のある交差点なのでドシドシ作るべきだと思う。
そしてラウンドアバウトは特定のタイプの渋滞を解消し得る。多分みなさんの近所にも、右折車が詰まってしまい直進車・左折車が後ろにずらっと並ぶような交差点があるはずだと思う。このような交差点でラウンドアバウトは非常に有効。
右折車も直進車も左折車も同じように交差点に進入出来るという点が、ラウンドアバウトの効率性が高い理由のひとつ。松本伊予も乱暴な運転をしなくなるはず。
右折車の多い交差点で機能低下しにくいというのはラウンドアバウトの大きなメリットで、270度回らなきゃいけないなんて大した問題ではない。右曲がりが最低の人間として扱われるのは日本の交差点でもはてな村でも同じである。右曲がり諸君もラウンドアバウト化すれば平等で公平な扱いを受けることが出来るので、是非とも推進しよう。
次に、ブコメにあるような都心部には向いていないという考え方も誤り。都心部にも交通量の比較的少ない交差点は存在するし、郊外にも交通量の大きな交差点は存在する。向き不向きは完全にケースバイケース。
郊外に多いのは70年代以降の欧州や90年代に入っての米国においてニュータウンの建設とともに大量に新設されたのが最大の要因。だからドバイやアブダビでは都心部に多くのラウンドアバウトが存在する。既存交差点の改修についても、都心よりも郊外の方が様々な面で事業を行いやすいからであって、適地が存在するかどうかとは別の問題。優先するなら安い方から。
ラウンドアバウトには大きな用地が必要であるというのも正しいとは言えない。ラウンドアバウトでは右折車線を付加する必要がなく全体的にコンパクトに作ることができるため、どちらが優位かは場合による。特に右折車が多い交差点では右折車線を長大にする必要があるから、そういう意味でも右折車が多い交差点に向いているということになる。
信号はないため、入ってくる車が各々のタイミングでラウンドアバウトに進入する。中では何周してもいいようだ。たまにいたずらに3周くらいする車がいて危ない事この上ない。
ラウンドアバウトそれ自体は侵入する車たちが呼吸を合わせるという事に依存しており、何故か交通整理の方策を立てることは絶対にしない。信号をつけるだけで渋滞は秒速で解消すると思われるが、ラウンドアバウトか進行付き交差点かの選択肢しかニュージーランドにはないようだ。
右から車が来なければ進入するだけのことで、呼吸を合わせる必要などどこにもない。また、3周する車は迷惑だが危険ではない。侵入しなければメリーゴーランド眺めてるのと変わらない。
ところで「ラウンドアバウトは流れに乗るのが難しい」と主張する一部の論者にお伺いしたいのだが、あなた方は普段どうやって右折してるのだろうか?もしかして「後ろの流れが詰まってるから対向の直進車来てるけど流れを読んで無理矢理右折してやろう」とかやってないよな?
滋賀で園児の列に突っ込んだ事故がどうやって起きたのか考えれば、ラウンドアバウトがどれだけ安全なものか分かりそうだが。下手すりゃ当局にも流れ論者が結構いるから仕方ないのだが、こういう流れ論者が過激化すると「あのクルマは空気読めないから制裁してやる」とかいって煽り運転を始めるのだからタチが悪い。今のうちに免許返上しとけ。
ちなみにラウンドアバウトに信号機を設置することで流入量をバランスさせることは理論的に可能だが、信号付けても制御は複雑で面倒、間違いなく事故が増えるから普通はそうしない。無信号で止まるか信号で止まるかという理由が変わるだけで、渋滞も解消しないと思う。
内部は、すぐに止まれる速度で走ることというルールがあるが、実質有名無実のルールになっており、たまにドリフトで駆け抜ける車もいて非常に危ない。
ドリフトで駆け抜ける車がいても安全だと考えるのが工学的。普通の交差点でドリフトで駆け抜けるバカよりもラウンドアバウトをドリフトで駆け抜けるバカの方が安全。やばい車がいたら進入しなけりゃいいんだから。ラウンドアバウトの安全性は半世紀近くもの長い間、理論的にも統計的にも実証され続けている。反ラウンドアバウトは反ワクチンみたいなもんだな。なんだったら長期的な結果も出てるから、新型コロナワクチンよりは安全性が高いと思うよ。知らんけど。
ほんでこの話、結論言うたら「個別の事案には回答できません」なんやけど、ラウンドアバウトが原因とみる理由がよくわかりまへんわな。急激な都市化の進行で交通量が急増してるのが原因やろ。それでは普通の信号交差点でも同じこと起きまっせ。
最後に、冗談か本気か区別がつかないので書いておくが、Citiesのラウンドアバウトを本気にしてはいけない。ブコメにあるからCitiesのラウンドアバウトがどんなもんか見たら環道内で加速してる有様のもので、設計思想のレベルで間違っている。ラウンドアバウトは車速を低下させる機能が安全性の一部を担保している。特にミニラウンドアバウトは車速を低下させることのみを目的として設置されることすらある。非常に交通量の少ない住宅地等で、近接・連続して小さいラウンドアバウトが設置されている場合はこのパターンだとみておくとよい。ゲームでは不要だが。
そんなことより、おいらっちオススメのイカしたCFIを見ておくれよ~ということで紹介したい。あんまり語ると長くなるから簡潔に書いとく。
CFIはDDIと並んで第二世代(勝手に定義)のAIなんだけれども、DIの改修というピンポイントなニーズに対応したDDIとは違って、他のAIとの組み合わせという可能性も秘めていて拡張性が高いという強みがある。ああ、AIってのはAlternative Intersectionのことね。
https://www.youtube.com/watch?v=By-clFzyHO4
https://goo.gl/maps/XUm6yeXSPWdmFtz4A
ショッピングセンター・大学・インターチェンジ・超多叉路という極悪条件を平面で解消するために設計された、CFIとラウンドアバウトを融合させた交差点。ラウンドアバウトは交通量が多いところでは使えないとか言ってる輩息しとるかー?なんでも使い方やで?
わざわざ現地まで行って10回くらい意味もなく通過したが、余りにも最高だった。米国では単にCFIを設置して満足する時代はもう終わった(出羽守)
次はバージニアのCFIとMUTの組み合わせ。
https://www.youtube.com/watch?v=yUViI-wPH0U
https://goo.gl/maps/K3XyBSQFohn1Z1YH7
4叉のCFI化ではなく2叉のCFIとMUTを組み合わせるというファインプレーによってコストの削減を可能にした。供用は開始されているはずだけど、googlemapでは反映されていない。こんど行きたい。
https://www.youtube.com/watch?v=TgL47KAkXPI
https://www.youtube.com/watch?v=kOtq2IWrN58
https://goo.gl/maps/oRrB8DuK7TMZm3Bk9
元々は対症療法的にMUTが用いられていたようだけれども、アプローチの短いCFIを1叉で採用することで改善したという凄い交差点。高架下ってとこも含めてポイント高いわ。おいらっちも海外で交通コンサルになってこういう交差点作りたいんよな~
元増田とブクマカたちは、和牛食ったことない銘柄ごとの特徴知らない以前に以前に牛肉の格付けシステム知らないし、
そもそも肉の部位(ミスジ、トウガラシ、サンカク、クリ、カイノミ、ヒウチ、イチボ などなど)を知らない
ピザ ガー パン ガー チーズ ヨーグルト ガー とか言うけど
薪窯で作っている店、各種団体の認定を受けている店、規模の大小はともかく海外で賞を獲ってる店、現地で修行した店の存在を知らないし
それらはUberれるスーパーやJAやJAのファーマズマーケットに卸してることを知らないし
牧場があるような地方ならちゃんとしたチーズやオリジナルなチーズをチーズ工房でフツーに買えることを知らないし
それらのチーズはスーパーやJAやJAのファーマズマーケットに卸してることを知らないし
超都心部だから無いんです!!って設定なら専門店やデパ地下へ行けばいいだけなのに行かないし
『海外の○○のポテトチップスが好み』は"好み"なので何もおかしくはないフツーの話だけど、
『○○のポテチップは日本よりも優れている』と題打ってまさかのスーパーで売られている量販品を想定しているバカ舌
都市圏ならポテト専門店あると思うのでUberりましょーねー(anond:20210614010742)
海外の果物ガーとか言うが日本で栽培している果物の種を知らなそう+きっと貧乏or食にこだわりがなくて食べた事なさそうなブクマカが
フィリピンだのタイだの書いてるけどフィリピンのマンゴーは普通に取り扱いがある。タイは冷凍でつかわれてる
具体的にどこの国の果物のどこががすきなの?と問うと答えられない
ポテトの種類もチョコレート(カカオの種類)もパンやピザの小麦の種類も同じ話
結局、車と同じく年収の問題なんだけど気付けているご様子はなく、『ぼくあたちは楽しく海外へ行きまちた』やってる
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210613151513
anond:20210614060641 anond:20210811011601 anond:20211212145720 anond:20231022005407 anond:20231106184442 anond:20231106184947
オリンピック・ボランティア関係者として、会場周辺施設に潜り込み、
世界中でみつかった危険な変異をすべて持たせ、さらに独自に毒性を高めて培養したコロナウイルスをばらまくのである。
空間除菌用のクレペリン容器に入れて、感染対策のフリをしてあちこちに吹き付けて回る。
選手村には、超音波式の加湿器を置いて、大量のエアロゾルを空調の気流に乗せる。
感染して発症した選手がすぐに入院、充分な治療が受けられないように、
都心部が医療崩壊すれば、選手の優先入院も事実上不可能になるだろう。
隣国が、人道的見地から入院加療のためのチャーター機を飛ばせば、それに応じる選手団も少なくないと思う。
こういう状況になれば、さすがに開催中のオリンピックも中止せざるを得なくなり、閉会式を待たずに
我々の同志は、選手団の帰国に合わせて、各国で同じ株のウイルスをバラまく。
その結果、選手団が東京から持ち帰ったのだと印象付けることに成功するだろう。
(尾身会長は、選手が母国に持ち込む可能性について穏便に言及しているが、
それは善意の感染者に対するものであって、初めから悪意をもって感染を広めようとする者に対しては非力である。
爆発物よるテロであれば、日本はテロ被害国となり、世界の同情を集めることはあっても、
だが、コロナの場合は、それがテロであることに気づきにくく、感染拡大すれば管理責任を問われるのは日本である。
IOCは、「日本が安全やれると言ったから、開催を認めたんだ。すべての被害に対する賠償責任は日本ある」というだろう。
2年ほど前、留学先の友人に誘われてマレーシアの首都クアラルンプールを観光したときのこと。
とりあえず主要な観光地を回ろうと、観光バスに乗った。私は割と短絡的なので、観光地にやってきたおのぼりさんらしくKLタワーという塔に登ることにした。高さは東京タワーを超える421mで地上276mに展望台がある。壁一面ガラス張りになっていて、クアラルンプールの街並みが360度一望できた。早速望遠鏡を覗き込んだ。その日はよく晴れていて遠くまで見渡すことができたが、関心は眼下に広がるビル街に移る。発展途上といえども近代化著しいマレーシア。首都はさすがに都会なんだなあ、などと考えたのも束の間、強烈な違和感を覚えた。その正体にはすぐに気が付いた。
街並みがおかしいのである。「ビル街」と聞いて想像するのは、ビル同士がところ狭しと立ち並ぶ日本の都市だろう。大抵は、超高層ビルの間は高層ビルで埋められている。無駄のない没個性的な建築物が寄せ集まり、地平線まで白い四角の集合が続いていく。徹底的な「均質」。これが都市なのだと認識してきた。対して、クアラルンプールの都心部は「雑多」だった。開発が遅れている地区と現代的なビル群が立ち並ぶ地区が分けられていないのだ。ガラス張りの近代建築の隣に並ぶ民家らしき平屋。40階はありそうな超高層ビルの傍を流れる小川はドブのような色をしており、対岸には廃屋が寄せ集まっている。計画性が微塵も感じられない。望遠鏡から顔を上げて、街を見下ろした。砂地の白と草木の緑、家屋の古ぼけた淡色の間に、超高層ビルの強烈な白が浮いている。マレーシアの人種のように、共生しつつも混ざり合わない歪なパッチワークのようだ。
街中を実際に歩いてみるとクアラルンプールの特異さがよく分かる。バラック小屋と露店が立ち並ぶエリアには、小説で読んだ終戦直後の東京の雰囲気があった。露店の軒先は煤けたように汚れ、乞食があちこちで座り込んでいる。感じたことのない異質さに緊張が走った。太陽が容赦なく照りつける晴れの日だったが、その一帯はどんよりと薄暗かった気がした。何だかばつが悪いような気分で、街中へそそくさと歩いて行った。街中といっても、一昔前のトレンディドラマのような古ぼけた建物がずらっと並び、頭上にけばけばしい看板がせり出たようなストリートだ。この道の先に、高架が見えてくる。見上げた先を電車が走り去っていく。高架の柱に近づいてよく見てみると、かなり年季が入っているようだった。所々コンクリートが欠けている。ぼんやりと大学の講義で聞いたことを思い出した。日本では、高度経済成長期に一斉に建設されたインフラがそろそろ限界を迎え、改修の時期になっているという。なんとなく、高架はその年代くらいに建てられたものだと推測がついた。都市の周縁部を散策し終えたので、私たちはタクシーに乗り、中心街へと向かった。車窓からペトロナスツインタワーが見える。―なんだあの巨大な建物は。対になった2棟の超高層ビルが堂々と屹立し、スカイブリッジが2つの塔を繋いでいる。天頂部は、伝統的なモスクさながらの意匠が凝らされている。タワーのすぐ近くでタクシーから降り、仰ぎ見た。黒光りする鉄塊は天にも届きそうだ。夕暮れの陽光を力強く照り返す双塔は、最新技術の粋をこれでもかと主張してくる。究極の現代建築を前に、今日一日で見てきたクアラルンプールの街並みを思い返していた。
俺がいま働いているのは、都心部のホテル。インバウンド全盛のころはADR(平均室単価)2万~3万ぐらい。
コロナ以降のインバウンドの壊滅で稼働率は急転直下し、本社の方針で単価を下げて稼働を維持することで最低限の売り上げを確保している。(といっても大赤字だが)
平日のADRは6500円程度。需要と供給の問題だとか、今までのホテルバブルが異常だったとかはまあ分からんでもないしある程度しょうがないよね。
そんなことより単価が落ちると何が起きるかというと、平たく言えば客層がゴミになる。
クレーマーが増えるとか愛想の悪い客が増えるとかそういうレベルじゃない。
15年弱この仕事をしているが、この1年半はそれまでの13年より圧倒的に濃かった。
コロナで売り上げが落ち始めた2020年頭以降、宿泊者から逮捕者が3組出た。客室での犯罪行為も3件起こり、死体は2回発見した。
プライバシーが~と言われるので消しますね。個人を特定できる内容一切なしにどのあたりがプライバシーなんですかね。
現場猫事案だとかITクソ案件みたいなのをリークするノリで書いたました。反省してもう二度と仕事の話は増田に書かないようにします。
あと水商売カップルの話は別にゴミ客層でもなんでもない話でしたね。微笑ましくて印象的だったので脱線して書いてしまいました。
客層の質の低下に伴う現場の消耗はどこのホテルも同じようなもんだと思うので、誰かに知ってほしくて書きました。面白おかしく書いたのは少し調子に乗っていたと反省しています。