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はてなキーワード: 辛口とは

2019-11-06

コーヒー飲みたい

コーヒーが飲めない。

美味しいと思えない。苦いよね。

でも大人ってコーヒー飲める人が多い気もするし、なんやかんや差し入れとかで貰うのも缶コーヒーだったりする。

飲むのは専ら緑茶紅茶甘党からい物が苦手。

コーヒーは雪●のコーヒー牛乳しか飲めない。

これ言うとコーヒー好きに「それはコーヒーじゃないww」って言われるけど、あんだけ甘くないと飲めないんだよ、ってだけ。

差し入れコーヒーを貰うと誰かに飲んで貰ってるし、喫茶店とかは抹茶系か紅茶類。

コーヒーが飲めたらもっと色々飲めるし、フードメニューが気になっててもコーヒーが売りだからって行けないままのカフェにも気兼ねなく入れるんだろうなぁ、と思う。

もうじき30になるけど、今後「コーヒー美味しいな」って思う年齢が来るんだろうか。

それともやっぱりずっと飲めないままなんだろうか。

美味しいと言われるコーヒーを飲んだら変わるんだろうか。

それともどれを飲んでも苦手な物は苦手なままなんだろうか。

飲めなくたって支障はない。

でも飲めたら良いな、と思う。

追記

夜食を食べに行って満腹で寝て起きたら反応来ててビックリした。

しか辛口かなって覚悟して読んだら甘口ばっかで更にビックリした。ありがとう

ちょうど旅行先だったかホテルラウンジコーヒーもらって飲んでみた。

やっぱ苦いや。でも成人前とか、母から一口もらって飲んだ時に比べたら苦くない気もした。豆の種類もあるのかな?

まあでも苦いか砂糖ミルク入れて飲みきったよ。

職場でこういうこと聞くと「わざわざ飲めるようにならんでも良いじゃん」って笑われて終わることが多いから、コンビニとかでコーヒー買って色々試してみようと思う。

甘いお菓子と、ってコメあったかココナッツサブレでも食べながら飲むよ。

飲めなくたって支障はないよね。

でもなんだろう、母がコーヒー派で、私はお茶派で、家で何か飲む時はあれもこれも1人分を作るのが面倒だからって私に合わせて紅茶やら緑茶を飲んでたらしい。

嫌いなわけじゃないしね、って言ってたけど、私が家を出てからコーヒー生活満喫してる、って聞いて、じゃあ次は私が母と一緒にコーヒーを飲んで美味しいね、って言うのも親孝行になるかな、って思ったのもある。

そう言えば、コメ見て気付いたけどルイボスティー飲んだことないや。ハーブティーが苦手だからルイボスティーは飲まず嫌いしてたな。結構周りで飲んでる人多いし美味しいのかな?

追記なのに長くなっちゃった

余談だけど、家系ラーメンは美味しいね

2019-10-15

[]2019秋アニメ

久しぶりに文章を書く。構成力がなまっているので増田で。

今期も時間の制約を考えて、新作16枠、旧作・再放送12枠の28枠視聴です。これ以上視聴時間を取ると日常生活で支障が出るし。

なお、1枠は30分と換算してます。続き物で見ていないものは視聴しないので、SAOとかサイコパスとかの大作の続編はほぼ枠から外れますちはやふる3は見たかったけど関西放送しないからね。ネット配信では見ない奴。

面白いかな

ぼくたちは勉強ができない

分割2クールの後半戦。前半とノリが同じで安心出来るね。今期も不人気なりずっちを推したい。

旗揚!けものみち

これ、ゾンビランドサガのニオイがしない?「ゾンビ×佐賀×アイドル」という、何でそれかけ合わせるの?っつー構成が、「プロレス×異世界転移×ケモみみ」のこの作品にも似てるかなって。面白くなるのかは別問題として、こういう「混ぜるな危険系統は話が読めないから好き。今のところ押し切られ感すごいけど、前期のダンベルみたくうまくやっていけば面白くなると思うの。ケモみみ大好きなので期待大。しぐれ、いいよね。花子さんも気が強そうなのでいい感じかな。

歌舞伎町シャーロック

アニメオリジナルはなるべく見るようにしている。この作品もそう。1話の脚本の出来が非常によくて、各キャラクターの癖であったり小物の扱いが細かなところまで描写されている。シナリオ演出監督の息が合わないとここまで難しいんじゃないかな?アニメ脚本じゃなくて、元々ドラマ映画向けのシナリオだったんじゃ?と思いたくなる。それほどの出来。2クールなんで最初はつらいかもしれないけど、後半じわじわ面白くなってくると思うよ。どこまでの変態で攻めてくるのか、そのあたりに注目したい。

警視庁特務部特殊凶悪対策室第七課~トクナナ~

刑事物に当たり外れなし。まずは無難スタート刑事物の強みは対立構図が分かっているから見やすいしね。ナインって何?ってところから展開するので王道ストーリーならそこそこ面白くなるんじゃないかな? ただこの作品タイトル長過ぎ。警視庁~が正式名称でトクナナがサブタイっぽい。こういうのやめて欲しいんだけど…

私、能力平均値でって言ったよね!

異世界転生系は多いので厳選して見ているのだけれど、今期これを視聴リストに入れたのは大正解だったかも。かなりメタネタを入れてくるのは自重してもらいたい。楽しいんだけど多いとウザくなる。きらら代替作品と言われてるけど、これはどう考えてもえんどろ~!だよね。

まあまあ

Fairy gone(2クール目)

クール目。前半には辛口コメントイマイチ盛り上がらない感があったけど、今回から対立構図がはっきりと固まったので話しについて来られるかもしれない。と思うようにしたい。この作品は構図が複雑すぎて、しか登場人物も多いのでとっつきにくさがあったもんね。

放課後さいころ倶楽部

個人的意見として、また京都か……って感じ。最初いきなり鴨川デルタが出てきた時はこれで何作目?四畳半/たまこ/有頂天……今思いつくだけでこんなにも……。まあいいけど。湘南に比べたら全然少ないか。もうひとつ、出てくる京都ことばが古くさい。関西住民にとって方言鬼門。これだけで見る気を無くす。ライデン京都スタジオ持ってるんだからそこら辺しっかりやれよと思ったら、京都スタッフロケハンしたってマジかよって思った。監督とか主要スタッフは手間でも現地に行ってほしいし、ユーフォ京都ことば使わなかったのは本当に大正解だと改めて思ったよ。アニメの方は時間の流れがゆったりとしていて癒し枠。ボードゲーム見て何が楽しいという意見はわかるものの、見せ方で変わるので今後に期待です。

本好きの下克上

NHKでやれ、名作劇場枠だろという意見は確かにその通りだと思う。脚本から演出からも、原作をどうアレンジしようか迷っている感がありありと見てとれる。正直なところ中盤まで見ないことには面白いかどうか評価出来かねる。いまのところは名作劇場みたいな感じで見るのが無難かな。

俺を好きなのはお前だけかよ

ちょっと毛色が違うラブコメというのはよくわかる。いきなりの修羅場展開は原作どおりなんだろう。久々に原作を読みたくなるアニメ出会えた感じ。今後の展開次第かな。

Dr.STONE(2クール目)

最初はクソアニメだと思ってて、どこで切ろうかと迷っていたら2クールってわかったので我慢して見てました。1クール目中盤からそこそこ面白くなったのでこのまま続けてくれればいいんじゃなかろーか。やはり対立構図と科学を使ってのものづくりさえやっていればそこそこ面白いね。

神田川Jet GIRLS

ブヒアニメAT-Xで見ているのでおっぱいもばっちり。シリーズ構成雑破業さんなんで安心して見られる。サープリのように謎競技感情移入できなくて置いてけぼりも多分なさそう。わかりやすさは正義ゲームも売れるといいね

ライフル・イズ・ビューティフル

間違いなくこれがきらら救済枠でしょ。よくもビームライフルっつーマイナー競技を見つけてきましたね。こちらは女子高生がきゃっきゃうふふしていれば問題ないと思う。しっかし展開が早いよね。

ごめん。何だこれ

BEASTARS

原作知らないんで今のところ面白さがわかんない。どういう感じで見ればいいのか…… 

星合の空

ストーリーに悲しいところがあってきついんだよな。しょうがない。最後まで見ると思うけど、展開次第では切っちゃうかも。

ダイヤのA ACTⅡ(3クール目)

もう惰性で見ているアニメ野球マンガなんで面白いっちゃあ面白いんだけれど、どこがって聞かれると最初から追っかけてるアニメからって感想しかない。マンネリ化しているカップル状態録画失敗したらはいそれまでよって感じ。

魔入りました!入間くん

NHK夕方アニメとしてはこんな感じか。異世界転移系でチートすぎて、正直お腹いっぱいなのです。

アフリカサラリーマン

再放送にあまりいいものがなかったので、枠を新作に振り替えて見ているやつ。しかし、笑いのツボがわからん何が悪いのか…… とりあえず原作ニコニコ静画無料の部分だけ見たんだけど、ここでも笑いのツボがわからん。というわけで、私に合わないアニメだった。3話見てから切る予定。

評価まら

ぬるぺた

今期の貴重なショート枠。だけど、ショート判断するの難しいよね。

総評

夏は私の好きなコメディが充実していたので満足だったんですが、今期もそこそこなものが多そうで期待しています

anond:20191015000651

辛口って意味から、生の反対では無いんだよね。

2019-10-14

やっぱ辛口はなあ

辛口から駄目ってわけじゃ無いんだけと、辛いだけで面白くない酒が多いから、積極的に買う気にはならないんだよなあ

2019-10-02

白菊ほたるちゃんお願い!シンデレラについて

私はしがない白菊ほたるPです。本日デレステにて白菊ほたるちゃんお願い!シンデレラを初めて聴きました。

正直言って白菊ほたるちゃんのことを大好きな私でさえ、聴ける状態のものでは無いな…と思いました。

ですが、ほたるちゃんのおねシンは私は好きです。これが、大前提

上手くはないけれど、白菊ほたるが実際に自分の声で歌っているというだけで担当Pとしては嬉しいかったですし、白菊ほたるらしさは十二分に出ていたとは思います

ほたるちゃんバックストーリー自身の不幸体質によって事務所転々としてきたことが公式により発表されていますしかし、その不幸体質に負けずにアイドルをひたすらに夢見て努力してきた…というのが彼女の魅力の1つです。

からこそ、私は白菊ほたるちゃんがある程度の歌唱力(=ほたるP、他のアイドルPの両方が聴けるもの)が欲しかったです。

ひたすらに努力して、アイドルを目指してきたからこそ、おお!!っとなるものではなくても最低限聴けるものが欲しかったです。

ですが、正直そのレベルには達していないと思いました。

辛口にはなりますが、これじゃあ事務所が潰れなくてもアイドルとしてはシンデレラになることは難しいのではないか、とまで思いました。

なぜそう思ったのかというと上記は言い換えると【ほたるちゃん自身の実力、努力が足りなくて大成できないのを不幸体質に押し付けているのでは無いか】ともすることが出来てしまうからです。

純粋に白菊ほたるちゃん推しとしていた私は悲しかったです。

真面目な努力家、だったのが怠惰を運のせいにしてる…と取られかねない訳ですから

お願い!シンデレラ」という楽曲はとても難しい曲です。カラオケで実際に歌ってみるとテンポが早く、音の高低差もあります

白菊ほたるちゃんの声を演じつつ、これを歌うのは演者の方も難しいと思います。それは想像がつきます

ソロ曲として頂いたようなテンポが早くない曲ならきっと上手く歌えるのだろうなぁ、とも思います

しかし、シンデレラガールズにおいて「お願い!シンデレラ」という曲は要の曲、一番大切な曲と言っても過言ではありません。

から、もう少し何とかならなかったのか…と思えてなりません。

ソロ曲が決して下手ではなかったから、この曲での下手具合が際立ってしまっているのは実際あるとは思いますが…。

また、収録の際なにか出来なかったのかなぁと思います

SNS等で「素人の子どもが親に隠れてこそこそ歌ってるような感じ」というようなメッセージコメントがありました。

的確で、悔しいですが否定できません。曲から声が浮いてしまっていますし、何より声が小さすぎる…。

これにOKを出してしまたことも残念だなぁ…と感じました。

今年は今までの10ヶ月で新しいSSR、持ち歌、先日のイベ…。白菊ほたるちゃんにとっては間違いなく追い風が吹いていたと思っています

シンデレラガールズにはアイドルに声がついていないばかりかSSRがないアイドル存在します。

そのアイドルたちを推しているPさんに、申し訳ないと思いませんか?

せっかくのお膳立てをたくさんのアイドルの中から選んでしてもらった、言い換えると贔屓してもらった白菊ほたるちゃん推しているPとしてとても悲しく思いました。あまりにあまりな出来で…。

これから推しますし、白菊ほたるちゃんお願い!シンデレラは私は決して嫌いではありません。大好きです。

からこそ、これからアイドル1人1人が担当Pだけではなく他のPからも認められずともアリだな…と思わせられるような歌、衣装デザイン、声の選別を運営さんにして頂きたいと強く願ってやみません。

ヲタクの拙い文章、御清覧ありがとうございました。

他人の優劣をジャッジできる立場になると、なんでも辛口評価するようになるのか。特に自分より優れたものへのジャッジ権がある場合言いがかりの度合いがヤバいなと思う。

2019-09-08

anond:20190903215546

お見合い話が書かれているのかと思いきや、なかった…。

PR作成の段階でよくこんなに書いたなぁ。増田の鑑だよ増田は。

まぁ身長とか学歴フィルタしてないし、相手はあっさり見つかるかもな。希望年収も控えめだし。

男を立ててほしいとかっていう願望は35才世代であればあんまりないと思うんだけど、+10とかになるとどうなんだろな。

そこだけちょっと気になったが、まぁあとは縁だな。

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# 追記ブコメ読んだら心配になったので一言

否定的なこと書いている人いるけど、あんまり気にする必要ないぞ。俺はそんな風には感じなかった。

どちらかと言うと、これから婚活を始めていくワクワク感とか意気込みが伝わってきて、かわいらしく感じたぞ。

友達のことも愛があれば多少辛口評価してもいいと思うし、男叩きは自由にやってもOKだぞ。もっと過激でもいいくらいだ。

増田自分を変える必要ないぞ。これ書いてた時のように、のびのびと婚活すればいい。がんばっておくれ!

2019-09-03

anond:20190903123120

増田作家として、男性目線女性目線で書いてると反応の違いは顕著にある。

男性目線で書いたときの反応は良いも悪いも理性的。当然賛同だけじゃなくて辛口批判もあるけど、一応読めば理解できないものではない。

女性目線で書いたときはこれが全然変わってくる。

理屈なしに突然寄り添うような言葉が投げかけられたり、男性目線ではなかなかかかれないような見下したような言葉がつく。

ついでに外国人目線で書いても女性目線と同様の反応が見られる。

要するに書いてある内容よりも書いてある人に対して反応しようとするからそうなるのだと思う。

男性に対しては書いてある内容、女性外国人に対しては書いた人を見ようとするということ。つまり、内容よりも書いている人の人格や背景に何か言ってやろうという感じ。

その結果、寄り添おうとしているのか排他的になっているのかの違い。

これはさ、男性意外は大変だなって思うよ。

嘘だと思うなら一度書いてみなよ。驚くほど反応がないから。ブクマなんてめったにつかないから。クソザコナメクジってついただけで本当に嬉しくなるから

2019-09-02

蒙古タンメン中本チーズを入れると美味いのは有名だが、

ワイが開発したアレンジレシピで、

チーズ入れた蒙古タンメン食い終わった後に、べちゃべちゃ気味に炊いた米を入れて、

辛口チーズリゾットにすると美味いし、

アパートで一人、こんなジャンクな飯を美味い美味いって食ってる自分が悲しくて、

結婚して家族で嫁さんの手料理食いたかったって涙出てくるぞ

2019-08-13

夏の魚

最近 健康に気を使うようになり、最低でも週1回、できれば3回は魚を食べるようにしている。

だいたいは大ぶり3切れのチリ産サーモン550円を買ってすぐ冷凍し、週の間に焼いて食ったり、刺身用のアジを買ってなめろうにしたりする位なのだが。

それらを買う魚屋で、今週は鱧が入っていた。

鱧。

京都料亭などで供されることで有名だが、関東では空想上の存在とされる霊魚(ウソ)。

身に小骨が多いので、食べるには細かい包丁ミリ単位で入れる「骨切り」という工程を入れねばならず、その事で更にハードルが高くなるのだが、その鱧はしっかり骨切りもされている。

もちろん食べたことはないんで興味はそそられるが、1尾1300円という破格なお値段。

「いやさすがに・・・」と思ったが、どうしても「鱧、美味しいよねー」と言ってみたい。それに骨切りもされてるし。

「えいや」で買い求めると、店員のオジさんはビニール袋に長い身を無造作に流し込み口を縛って提供した。

さあ買ったはいものの、こんな魚をどう調理したものか。

手元にスマホがあったのが幸いだ、レシピ検索すると、湯引きして薬味梅肉のつけ汁で食うと美味いらしい。

八百屋大葉ミョウガ、潰れてお安い紀州海を買いもとめ、これで準備は完了、幸い家には甘辛口日本酒、碧龍もある。未知の相手だが勝算は十分だ。

さて、お盆にやっつけておきたい読書洗濯運動不足解決するための全力バーピージャンプ最近新調したパソコンセットアップなどを済ませたら、夜になった。

鱧に向き合う時間である

待て。鱧だけでは晩餐が味気ない。

八百屋では一袋100円という別の方向で破格の生椎茸も買い求めていた。

これを切り分けて、バター焼きにする。

きのこバター文句のつけようのない組み合わせなのだ

バターで炒めた椎茸から森の息吹と旨味が混ざった香ばしい匂いが立ち上った。

信頼できる手堅いプレーヤーが脇を固めた。

あいよいよ主役の登場だ。

ビニールから取り出した鱧はやや魚臭かった。やはり足は早いようだ。

1回で食べきれない長い身を両断し、半分をジップロックに詰めて冷凍する。

まな板に残った鱧は3-4cm間隔で短冊状に切り分ける。

つけ汁も用意する。

紀州梅を叩き、みりん、酒、醤油と合わせる。

ミョウガ大葉は千切りにする。

ここからはあっという間だった。

沸かした湯に鱧を放す。

湯に放たれた身が柔らかな白に色を変え、くるっと丸まれば、骨切りされた鱧は鞠状に花をつける白菊のようだ。

すぐに上げて次は氷水に放つ。

その作業を数回繰り返せば、伝説上でしか知らなかった京料理、「鱧の落とし」が完成した。

晩餐は碧龍、カブ柚子甘酢漬け、紫キャベツピクルス椎茸バター焼き、そして鱧の落としである

まず椎茸

肉厚で程よく薫る森の香りに、グアニル酸バターの旨味。約束されていた勝利だ。

碧龍で口を洗いたいところだが、ここで酒を入れてしまえば、アルコール作用によりなんでも旨く感じてしまう。

それはそれで幸福だが、まずは初めての出逢いは酔った頭の夢見心地ではなく素面で向き合いたい。

鱧よ、お前の真価、透徹なこの目と舌で確かめさせてもらうぞ。

白菊を思わせるそれにミョウガ大葉を乗せ、梅肉に浸して口に運ぶ。

白い身は口の中でわずかな弾力を生じた後、柔らかに解け、蛋白質と繊細な魚の脂が梅肉の酸味と大葉ミョウガの鮮烈な香味と一体になって消えた。

滋味深い夏の味、これが鱧であるか。

こうなればもう酒と合わせて味わえばよりその滋味も際立つと言うもの

ええい、美味きゃ全ては良しなんだ、澄ましているお前も本当はそうなんだろう?

椎茸カブ紫キャベツ日本酒、鱧が入り乱れ、夜だ宴だ酒池肉林だ。

お盆の夏の夜、卓上で繰り広げられた饗宴口福快楽の余韻のなか幕を閉じた。

鱧よ、魚屋店頭でみた時、君を諦めなくて良かった。

思い出を残して淡雪のように消えた鱧だが、その半身はまだ冷凍庫にあって、後夜祭を静かに待っているのだった。

2019-08-09

甘いカレーを食べてて、「甘め」は「普通」より無難なんだなって

それでそれは世の中の全部に適用されるんだなって。

ちょっと辛(から)い」は人によっては「物凄く辛(つら)い」として判定されるかも知れないリスクがある。

その考えていくと「普通」も人によっては「ちょっと辛(つら)い」になるかも知れない。

普通」のさじ加減に迷ったら「甘め」な方が安全だ。

「甘め」が苦手な人も中にはいるけど、それは「好き嫌い」として処理される。

「辛め」が苦手な人に無理をさせたら、それは「暴力」として処理されるかも知れない。

からさじ加減が見えない時は「甘め」でとりあえず行くんだ。

カレー最初一口がそう語りかけてきた。


でもそれって、「普通」より無難から出てくる「甘め」はきっと、いろんな形でこの世界に沢山存在するってことなんだろうな。

臆病さからまれた「甘さ」が世界を包む優しさの正体なのだとしたら、その根底としてて世界支配しているのは結局のところは「恐怖」なんだ。

この世界は「恐怖」に支配されている。

目に映る「優しさ」の多くは「愛」ではなくて「恐怖」からまれているのだろうか。

無難からまれたであろう甘いカレーを食べながら憂鬱そうな顔をする僕に、同僚がふと「甘いのは苦手か?」と訪ねてきたけど、それが気遣いをして見せないと社会不適合として扱われることへの「恐怖」から来たのか、彼の本当の「甘さ」から来たのか、それとも、彼にとってはそれが「辛口(かるくち)」だったのか、そんなことも分からない自分への嫌気で頭を一杯にしながら、それがバレないように愛想笑いで「この年になるとカレーって普通は辛いものだって先入観があってさ」なんて少し生意気な返し方をして場を繋いでみせた。

カレーを一皿食べただけなのに、世界もっとよく分からなくなった不思議な日だった。

それとも、世界のよく分からなさに少しだけ気づいたことで、世界の分からなさが少しだけ解消された夜だったのかも知れない。

とりあえず、「普通」の多様化の中で生き残りたいなら、「甘め」な方が強いんだなってことが漠然と分かったのは、社会適合の役に立ちそうなので備忘録を残す。

2019-07-27

記録

彼の帰りを待ち続けて、幾度目かの夏が来た。

もう二度と、会えないことは知っている。

当時高校生だったわたしの前に颯爽と現れた彼は、いとも簡単わたしの心を奪っていった。

年上の彼は、まだ未成年世間知らずで若さ・可愛さ・勢いだけが売りの女子高生からアプローチには目もくれず、

仕事のためにあっちこっちを飛び回っていた。

「何の仕事をしているの?」

と聞いたことがある。

「街の雑務だ」

と言われた。

その時は「お役所の人なのかな」と思って特に追求しなかったけど、多分違う。

未だに彼が何の仕事をしていたのかは分からない。

ただ彼は、いつか小説を書きたいと言っていた。

わたしも、本を読むことは好きだったので、

「書いたら一番に読ませてね」

約束こじつけた。

衝撃を受けた出会いから一転、わたしと彼は穏やかな日々を送っていた。

彼に見合う大人の女性になろうとちょっと背伸びをしてみたり、

一方で純粋無垢を装って彼にひっついてみたり、

客観的に見たら可愛らしい、主観的に見たら両手で顔を覆いたくなるようなアプローチを続けていた。

彼はそんなわたしに動じることなく、否定肯定もせず、いつだってかに見守り、そばにいさせてくれた。

彼の、そういうところが好きだった。

彼は少し変わっていて、不思議な人だった。

彼の仕事もそうだけど、例えばものすごく辛いカレーが好物で、行きつけのお店には彼専用のメニューがあったりだとか、

真顔で冗談を言ったりだとか。

わたしカレーは甘口しか食べられない。

母もそうで、父と結婚当初、いつものように甘口のカレーを作って食べさせたら、

普段辛口カレーばかりだった父は口に合わず戻してしまった、という話を聞いた。

「もしもわたしカレーを作って御馳走したら、戻しちゃう?」

笑いながら聞いたら、

「飲み込むよう善処する」

と、ちょっと困ったような顔で言っていた。

「ひとくち食べてダメだったときのために、後入れスパイスを用意しておくね!」

「助かる」

いつかの約束が増えるのが、嬉しかった。

3年生の夏、進路の相談をした。

正直わたしは、この恋を取るかやりたいことを取るか、悩んでいた。

好きな歴史勉強をしたくて、その中でも学びたいことを学ぶためには関西とある大学に行くのがベスト

だけど関西となると、新幹線飛行機で一本とは言え、地元にはそう頻繁に帰れない。

彼に会いたいと思えば、連絡せずとも街をぶらつけば会えてしまうこの現状を棄てるのはもったいなくて、

だけど妥協して別の勉強をするだとか、そういうことはしたくなかった。

自分の思うように、後悔しないようにすればいい。俺はここにいる」

彼はそう言った。

最後のはわたしを宥めるために言わせてしまったのかもしれないけれど、

言外に「待っている」と言われたようで、舞い上がってしまったのを覚えている。

彼の、そういうところが本当に好きだった。

あの日、珍しく彼から電話がきた。

連絡するとしたらわたしからばかり、それも電話ではなくメールだったので、ケータイの画面を5度見位はしたと思う。

あわてて通話ボタンを押すと同時に彼がわたしの無事を確かめてきた。

「今どこにいる」

「家にいる」

「一人か?」

「うん」

「今から行くから、俺が着くまで戸締りをして動くな、いいな」

「わかった」

初めて聞いた、彼の切羽詰まった声。

正直、何が何だかからなかったけど、彼が来てくれる、それだけで安心できた。

彼はわたしの家に着くと、再度わたしの身に何も起こっていないか確認し、誰かへ電話を掛けた。

多分仕事先の人だろう。

まり聞かないように、かつ気が散らないように、わたしは静かに大人しく彼のためにお茶を淹れた。

電話が終わると、彼はわたしに何かを言いかけて、やめた。

わたしも、無理に聞かない方がいい気がして、黙ってお茶差し出した。

彼は何かを考えているようだった。

多分、わたしへ何かを、何と伝えようか、考えていたんだと思う。

「ありがとう」

そう言って受け取ったお茶を数分かけて飲み干した彼は、窓から外を確認し、静かに話し出した。

「俺は、やらなくてはならないことがある」

わたしは黙って聞いていた。

「ずっと、小説を書きたいと思っていた。そのために、今の生き方を選んだ」

当時のわたしには分からなかったけれど、今になって思うとあれは、覚悟を決めた目だった。

「だが、……それはもう、出来そうにない」

わたしには、彼の話を聞くことしかできなかった。

直接的な表現ではなかったけど、彼にはこの未曾有の事態の中、夢を、約束を棄ててでも、やらなくちゃいけないことがあるらしく、

それをわたしには止められないことだけは、確かだった。

「ここは大丈夫だ。後悔の無いように生きろ」

頷くことしかできないわたしの頭をひと撫でし、彼は立ち上がった。

「……待ってる」

何か言わなくちゃと、伝えたいことはたくさんあったのに、絞り出せた言葉はこの一言だけだった。

彼は少しだけ目を見開いて、それから、「行ってくる」とだけ言って、出て行った。

それから世間では今何が起きていることはわかったけれど、

彼がどこへ、何をしに行ったのか、結局分からずじまいだった。

彼がどこかへ行って10日後、彼の友人を名乗る青年が、わたしを訪ねて来た。

その人は、彼より幾分か年下で、わたしより幾分か年上だった。

「君に、渡さなくてはならないものがある」

そう言ってその人は、彼がよく吸っていたタバコと、愛用していたジッポライターわたしの手のひらに乗せた。

「『約束を守れなくてすまない。君が作った甘口カレーを、食べてみたかった。どうか幸せになってくれ』と、言っていた」

無表情に見えるその人もまた、彼がいない事実を辛く思っていることは明白だった。

努めて表情を消していることも。

わたしとその人は、しばらく黙ったまま空を見上げていた。

何も言われなくても分かっていた。

何も言わなくても、きっと通じていた。

わたしたちの気持ちは同じだった。

わたしも、彼の友人も、誰も「彼が死んだ」とは明言していない。

馬鹿なのは分かっている。

明言していないだけで、それが事実だということも、分かってはいる。

だけど、それを口にしたら、それが確定してしまうような気がして。

言葉にしなければ、きっとどこかで……なんて、絶対に無い奇跡を、今もまだ願わずはいられないでいる。

だって彼は、「行ってくる」と言ったから。

それは、「帰ってくる」という意味を持つ言葉から

近々、わたし婚約者結婚する。

つの区切りとして、数人しか知らないこのことを、この匿名日記に記してみた。

婚約者は全てを知っている。

知ったうえで、わたしを好きだと言ってくれて、彼のことを忘れられないまま好きになってしまったわたしを愛してくれた。

「忘れる必要はない」

わたし懺悔を聞いた婚約者は、そう言ってくれた。

「その人を好いていた気持ちも含めて、君の全てを愛している」

こんなに良い男がわたし婚約者だなんて、わたし自身も驚いてはいるけれど、

この人と生きていきたいと思った。

後悔の無いように生きる。

それは思っていたより難しく、実際にわたしはあの時にわたし気持ちを伝えられなかったことを一番に悔いている。

それでも、彼の願ったことだから、出来る限り精一杯、堂々と、自信をもって今に至っているつもりだ。

わたしは今も、帰ってこない彼を待ち続けている。

いつか、婚約者との間に子供ができたとしても。

いつか、子育て日常に追われるおばさんになったとしても。

いつか、白髪や皺と格闘するおばあちゃんになったとしても。

婚約者の隣で、彼のことを待っている。

そして伝えたい。

貴方がいなくなってから出来事

哀しくて、苦しくて、辛かったけど、婚約者幸せに生きたのよ、と。

きっと貴方は、「それは良かった」と微笑んでくれるでしょう。

彼と、婚約者

わたしの大好きで大切な人が2人揃ったら、それはきっと素敵な世界だ。

この嘘のような話は、ところどころフェイクを交えている。

匿名で、そもそもこのことを知っている人が限られているとはいえ、全てを赤裸々に全世界へ発信するほど愚かではないつもりだ。

でも、彼がいたことは事実で、彼と過ごした日々があったのも事実だ。

本当の事は全て、わたし死ぬまで抱えて持っていく。

2019-07-13

未来のミライ面白いじゃん

子育て経験してから見ると「あるある」「分かる分かる」オンパレード映画だ。SFだけどね。あるある、って思うんだよ。

以下の辛口批評は、単純に子供育てたことない奴の発想だね。

https://realsound.jp/movie/2018/07/post-228005.html

2019-07-08

anond:20190627212317

最近カレーばっかり作っている。

作り方は簡単耐熱容器にカットトマト缶を開けてカレールウを入れてレンチンするだけ。

何度か作ると飽きるのでアレンジを加えていくわけだ。

ルウの甘口、中辛、辛口を変えてみたり、ルウ自体バーモントゴールデンジャワプライベートブランドに変えてみたり

そんなアレンジ試行錯誤の中で一番美味しかったのはジャワに変えたとき

2019-07-01

anond:20190618114522

でも大抵の人は書籍サイトレビューなんか書きも読みもしない

TLに直リンク流してくれた人の「これいいからヨメ」しか信頼してないぞ

 

そして上めせ辛口にあたるかどうかわからん

「これ結末にたどりつかないまま更新/連載とまってます2019/7」の情報とかは読者にとってものすごい重要なんだぞ

2019-06-28

テレビでエルドラン大統領の好物だと紹介されていたヨーグルト丼を作ってみた

ローソンのお試し引換券でもらった淡麗辛口ハイボールおいしい

2019-06-17

anond:20190617141125

辛口できる粗を探したけど無かったから じゃないの?

辛口批判する人ってのが思い浮かばいかわからん

辛口批評」を売りにしている人間特有の、

『俺(私)がホメるんだから間違いない。これマジで名作。』の根拠は?

俺(私)は「辛口批評」で有名だから

どの辺りで有名なの?

で、正しさの根拠は?

2019-05-07

anond:20190507135914

まて、元増田は「辛口レビューなんて頼んでもいないのにすんなよ!」って書いてあるか?ないよな?

それに対してお前のレスは「なら…」になってないんだよ。同じ論理が通るんだったらこれもこうだろうっていう言い方してるけど、同じ論理存在してないんだよ。わかるか?これが論理的じゃないっていう一つの例だ。

おまえのようにわけのわからん言い返しをしてこられても、周りはポカーンとするだけよ。自分では鋭いこと言ったとか思ってる可能性もあって、よっぽど厄介だな。その訳のわからん俺様論理で部下とか家族叱咤してたりしたら本当に最悪だよ。頼むから自覚してくれ。

なにが辛口レビューくそ

どうでもいいけど、自分レビュー記事タイトルに「辛口レビュー」って書くのってなんなの?

pros&cons両方を書くよっていうのはレビューなんだから当然だろ。prosしか書かないんだったら宣伝記事

ならばわざわざ「辛口」と宣言する意味などあるの?わけのわからん言いがかりをつけて辛口レビュアキャラを立てようとしてるのかな?そして評論家メーカーに対して上からものをいうなよ。レビューさせていただいてるんだろおまえ。何か生み出してみろよ。金魚のフンが!

2019-05-03

妊娠前と妊娠後では嗜好が変化する

妻は辛いものが苦手だった。

カレー絶対に甘口だし、唐辛子が入ってる食べ物は出来るだけ避ける。

甘いものコーヒーが好物だった。

そんな妻が妊娠した。

つわりが酷く、スーパー鮮魚コーナーには近寄れなくなり、ご飯の炊ける匂いが受け付けなくなった。

匂いダメものも多く、妻は食べるもの制限され、かなり辛い食生活を送っていた。

そんな妊娠6ヶ月くらいのことだ。妻はいきなり、

シナモンが効いてるものが食べたい」

と言い出した。

シナモン?何故シナモン・・・とにかく分からないままコンビニへ向かうも、パンにかける用のシナモンの小瓶くらいしか見つからなかった。

シナモン食べ物が無かったかシナモンパンを買って帰り妻にあげたところ、パンの白い部分が見えなくなるまでシナモンをかけて食べていた。

何故そんなにシナモンをかけるんだろう。うまいんだろうか。不思議に思っていた。

その後、妻は甘いものシナモンぶっかけて食べるようになり、シナモンパンドーナッツスーパーで見つけると必ず買って帰った。

俺もスーパーに行ったときシナモン食べ物を探すようになった。

そこでふと気づいた。

妻の体は香辛料を求めているのではないか

シナモン洋菓子香り付けに使われるだけではなく、古くはミイラの防腐剤としても使われていた最古の香辛料である

香辛料を欲しているがゆえに、シナモンを欲してしまうのではという一つの推測へとたどり着いた。

香辛料がいっぱい入っている食べ物といえば何だろう。真っ先に思いついたのがカレーだった。

次の休みに、インド人料理している本格的なカレー屋に連れて行き、カレーを二人で食べた。

辛いものが苦手な妻は甘口のカレーを頼んでいた。

妻はおいしいおいしいと言い、カレーナンを食べていた。

食べ終わって、妻が、

もっと辛くても良かったな」

と言ったので驚いた。辛いものは苦手だといっていたのに、急に辛さを求めだしたのだ。

また次の休みカレー屋に連れて行き、今度は辛口カレーを頼んだ。

妻はおいしいおいしいと言い、カレーナンを食べていた。

食べ終わって、妻が、

「まだ辛くても良かったな」

と言った。すげえなお前。

次の休みにまたカレー屋に連れて行き、今度は激辛カレーを頼んだ。

妻はおいしいおいしいと言い、カレーナンを食べていた。

食べ終わって、妻が、

「まだもう少し辛くても大丈夫

嘘やろ。

しか激辛以上の辛さはその店には無く、あきらめるしかなかった。

少しだけ激辛カレーを分けてもらったが、俺は一口でギブだった。辛すぎる。

それからというもの、妻はカレーは必ず激辛を頼むようになり、嗜好が変化してしまった。

しかし甘いものコーヒーも相変わらず食べるので、嗜好品激辛が追加されたということなのだろうか。

カレー以外にも激辛麻婆豆腐激辛スナック菓子も食べるようになった。

妊娠中だけなのかなと思ったが、出産してから激辛を欲するのは変わらなかった。

妊娠したことにより、体にどんな変化が起きたのだろうか。

不思議なこともあるものだ。

2019-04-10

みんなが本当に同じ感覚を言っているのか怪しいやつ

スープのコク

・麺のコシ

・クセがある味

・酒の甘口辛口

・後をひく味

・しつこい味

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