はてなキーワード: 自己資本とは
・注目ののれん残高は4.1兆円。自己資本(5.1兆円)を超えてはこなかったが、その分、無形資産に振り替わった。
・無形資産残高は4.8兆円。製品開発プロジェクトコストのPurchase Price Allocation(取得原価配分)によるものだろう。
・それでものれんは自己資本の80%を占めている。無形資産は自己資本に比して94%。のれんと無形資産を合わせれば純資産をはるかに超えて、自己資本の175%相当となった。こういう会社は異常というしかないのだが、最近増えている。
・IFRSはのれんの定期償却を禁止しているが、超過収益力が見込めないとなったら減損損失処理が求められる。
・一方、無形資産は定期償却がなされる。武田の無形資産は3~20年で償却されている(前期の有価証券報告書によれば)。この償却費負担が利益の重しになる。ウェバーは償却費は無視してよいという姿勢のようだが。ご立派なものである。
・Shireの業績が当初計画を下回るというのが最悪のシナリオで(杞憂に終わればいいのだけれど)、これらのれんと無形資産の減損が求められれば武田が債務超過に陥ることもあり得る話。武田の株主はウェバーの手を通じてShireにfull betしている。
・'19年3月期の無形資産償却費はShire絡みが903億円。3か月分でこれだ。12ヵ月換算で3,612億円となる。これ以外も含めて無形資産償却費負担は年額4,390億円(毎年の償却費負担)。
・償却費は資金の流出を伴わない費用であるのはたしかにそうだ。しかしすでに支出されていて、これから費用処理されるというものだ。償却費は、過去に資金をたしかに流出させた、株主が負担する費用以外の何ものでもない。
・それを公然と無視し続ける経営者を雇い続けて、しかも年間12億円の報酬・賞与を支払って(前期の有価証券報告書によれば)いるのが武田の株主諸氏である。ウェバー氏が声高にいうコア・アーニングスとやらでは償却費が当然のように無視されている。
・翌期は統合費用1,540億円を見込む(何に使うつもりなのかよくわからないが)。
・短信の表現で「これらの一時的な費用及び非資金的な費用による影響を除きますと」翌期は営業利益+38.7%の増益見込みだそうだ。ちなみに無形資産償却費は一時的なものではない。
・表現がいちいち小賢しい。短信の文言のそこかしこから経営陣の不誠実さがぷんぷんにおってくる。悪臭を放つ決算書というものがあるとしたらこれである。
・コア・アーニングスの成長率は「力強く」「大きく伸張し」+38.7%だという。
・コア・アーニングスとはいったい何なのか。
→ 純利益から税金費用、持分法投資損益、金融損益、その他営業収益、その他営業費用、無形資産償却費、減損損失を控除して算出するという。償却費や支払利息はコアではないというのだ。
・では、それを負担するのは誰なのか。株主以外にいない。とんでもない借金を背負ってとんでもなく巨額の買収を行って、そのうえで利払いはノン・コアだという、その居直りっぷりは正常な人間のものとは思えない。しかしこういう経営者は少なくない。
・コア・アーニングスとは、ウェバー氏が手前勝手に計算した自画自賛するための利益概念である。都合の良い数字を持ち出して誇らしげにしているのが現在の武田の経営者である。よく恥ずかしげもなくこういうことができるものだと逆に感心する。
・さらに、コア・アーニングスには「その他、企業買収に係る会計処理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(ノン・コア)とマネジメントが判断した事象による影響を調整します」とある。そして、これをもってマネジメントによる業績評価に使用されているとある。事業部単位であればそういうやり方もあるだろう。ウェバー氏はじめ経営陣はどうか。これら「ノン・コア」を除外してわれわれの業績を評価するようなお手盛りとか、まさかしていないよなと不安になる。
・そんな手前勝手で都合の良い指標を持ち出されて、それを聞かされた株主が感心するとでも思っているのだろうか?読んでいてここまでばかばかしい気持ちにさせる決算短信は見たことがない。
・Shire買収のため、ウェバー氏は買収のための資金調達に大規模な新株発行を行い、発行済み株式数を2倍にしている(2019年1月)。その際の売り出し価格が短信から読めた。1株4,065円であった。資本金・資本剰余金の増加額を発行済み株式数の増加数で割れば出てくる。
・株価が安くなったタイミングで大量の新株発行をしようとしているなと苦々しく見ていたが、ずいぶんと安く会社を切り売りしてくれたものである。シャイアー買収が報じられる前は6,000円を超えていたのだ。
過去に武田は自社株買いを行っている(2008年)。当時の自社株の買い戻し価格は平均して5,238円。当時の経営トップは長谷川閑史(ちなみにウェバーを後任に据えた張本人であり、今も相談役に居すわっている)。そのときは株価が十分安いと判断したがゆえの自社株買いだったはずである。それから10年以上経った今、ウェバー氏はこれよりもかなり安く(▲22%)売り払ってくれている。無謀な買収提案で会社の評価を引き下げて後の大規模な新株発行。既存株主の価値を大規模に流出させ、希薄化させ、でかい面をしている。見事なまでの企業価値の破壊者っぷりである。ウェバー氏にしてみれば武田の価値などその程度なのだ。株主のことなど屁とも思っていない。ウェバーに同調した他の取締役も同じ穴のむじなである。
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No.1035
ウェバーはシャイアーの買収を通じて武田の既存株主からシャイアーの元オーナー達へ巨額の価値移転を行った。これがシャイアー買収の本質である。シャイアーの元オーナーたちはウェバーに借りを作ったことになる。
ウェバーはこの買収がうまくいけばそのまま武田に居座って巨額の報酬を貪っていれば良いし、うまくいかなければ(その可能性は高い)シャイアーの元オーナー筋のどこかの会社で役員に納まるといった筋書きを持っていたりしないだろうか。今のところただの陰謀論だがもしそうだったとしても私は驚かない。
共謀したとしたら投資銀行筋ではないか(巨額のアドバイザリーフィーを受け取ったJPモルガンあたりがあやしい)と当たりをつけてはいるのだが、シャイアーのアニュアル レポートを読んでも元オーナーの顔ぶれは見えてこない。
No.1034
コア アーニングスは会計基準と…
2019/07/04 00:06
コア アーニングスは会計基準とまるで関係なく計算した数字だと決算短信に書いてありますよ。会計基準は無視して作った数字ですよと。
そもそも決算短信は監査の対象外だし、仮に有報に載せたとしても、コア アーニングスは会計基準に則っていないこと(会計基準は無視して作った数字であること)が明記されているということで、付加的な情報として扱われるだけ。監査法人の監査証明はこの数字に責任は負わない、というつくり。
わかりにくいでしょう?こういう分かりにくいことをぬけぬけとやっているのがウェバーを初めとしたここの経営陣なのですよ。
コアアーニングスなんていうもの…
2019/07/03 22:41
コアアーニングスなんていうものはウェバーとその取り巻き経営陣が自分たちの業績(巨額の損失を出しておいてお笑い草ですが)を自画自賛するためのでたらめな数字ですよ。会計基準をまったく無視して都合のいい数字だけ積み上げて(都合の悪い数字を片っ端から取り除いて)作り上げた数字ですから。株主を愚弄しまくっているのが報酬17億をお手盛りで分捕っているウェバーという男なのですよ。
No.1027
No.960
シャイアーの業績が当初見込みを下回ればのれんだけでなく買収時に無形資産に振り返られた分も併せて減損となる可能性が高い。そうなれば一気に債務超過だ。そうなれば配当原資はなくなり配当できなくなる。やれば違法配当になる。
No.875
No.42
シャイアー買収が良い経営判断だったとは内心誰一人思っていないのでしょう取締役連中は。そしておそらくウェバーですら本音はうまくいくわけがないと思っているはずですよ。こ奴らは高額の役員報酬さえ貰えればそれでいいのであって、他人の(株主の)カネで大きな仕事をやったと思われさえすれば、次の転職先も安泰と考えているのでしょう。しかし私は武田の価値をずたずたにしてくれたウェバーと無能な取締役連中を絶対に許さんですよ。
No.11
Core earningsなどというものは経営者自身の高額報酬を正当化するための、自画自賛のためのものですよ。
これが最大の謎。シャイアー買収が既存株主の価値を大幅に毀損すると分かっていたはずなのに。
買収承認の前後でシャイアー買い・武田売りの裁定取引が大規模に行われていたようだが、顔の見えない大株主連中はそれに参加していたのだろうか...?
No.632
その通りと思う。
No.50
No.1071
・Shire買収のため、ウェバ…
・Shire買収のため、ウェバー氏は買収のための資金調達に大規模な新株発行を行い、発行済み株式数を2倍にしている(2019年1月)。その際の売り出し価格が短信から読めた。1株4,065円であった。資本金・資本剰余金の増加額を発行済み株式数の増加数で割れば出てくる。
・株価が安くなったタイミングで大量の新株発行をしようとしているなと苦々しく見ていたが、ずいぶんと安く会社を切り売りしてくれたものである。シャイアー買収が報じられる前は6,000円を超えていたのだ。
過去に武田は自社株買いを行っている(2008年)。当時の自社株の買い戻し価格は平均して5,238円。当時の経営トップは長谷川閑史(ちなみにウェバーを後任に据えた張本人であり、今も相談役に居すわっている)。そのときは株価が十分安いと判断したがゆえの自社株買いだったはずである。それから10年以上経った今、ウェバー氏はこれよりもかなり安く(▲22%)売り払ってくれている。無謀な買収提案で会社の評価を引き下げて後の大規模な新株発行。既存株主の価値を大規模に流出させ、希薄化させ、でかい面をしている。見事なまでの企業価値の破壊者っぷりである。ウェバー氏にしてみれば武田の価値などその程度なのだ。株主のことなど屁とも思っていない。ウェバーに同調した他の取締役も同じ穴のむじなである。
・コア・アーニングスの成長率は…
2019/05/14 21:57
・コア・アーニングスの成長率は「力強く」「大きく伸張し」+38.7%だという。
・コア・アーニングスとはいったい何なのか。
→ 純利益から税金費用、持分法投資損益、金融損益、その他営業収益、その他営業費用、無形資産償却費、減損損失を控除して算出するという。償却費や支払利息はコアではないというのだ。
・では、それを負担するのは誰なのか。株主以外にいない。とんでもない借金を背負ってとんでもなく巨額の買収を行って、そのうえで利払いはノン・コアだという、その居直りっぷりは正常な人間のものとは思えない。しかしこういう経営者は少なくない。
・コア・アーニングスとは、ウェバー氏が手前勝手に計算した自画自賛するための利益概念である。都合の良い数字を持ち出して誇らしげにしているのが現在の武田の経営者である。よく恥ずかしげもなくこういうことができるものだと逆に感心する。
・さらに、コア・アーニングスには「その他、企業買収に係る会計処理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(ノン・コア)とマネジメントが判断した事象による影響を調整します」とある。そして、これをもってマネジメントによる業績評価に使用されているとある。事業部単位であればそういうやり方もあるだろう。ウェバー氏はじめ経営陣はどうか。これら「ノン・コア」を除外してわれわれの業績を評価するようなお手盛りとか、まさかしていないよなと不安になる。
・そんな手前勝手で都合の良い指標を持ち出されて、それを聞かされた株主が感心するとでも思っているのだろうか?読んでいてここまでばかばかしい気持ちにさせる決算短信は見たことがない。
No.904
2019/05/14 21:38
・'19年3月期の無形資産償却費はShire絡みが903億円。3か月分でこれだ。12ヵ月換算で3,612億円となる。これ以外も含めて無形資産償却費負担は年額4,390億円(毎年の償却費負担)。
・償却費は資金の流出を伴わない費用であるのはたしかにそうだ。しかしすでに支出されていて、これから費用処理されるというものだ。償却費は、過去に資金をたしかに流出させた、株主が負担する費用以外の何ものでもない。
・それを公然と無視し続ける経営者を雇い続けて、しかも年間12億円の報酬・賞与を支払って(前期の有価証券報告書によれば)いるのが武田の株主諸氏である。ウェバー氏が声高にいうコア・アーニングスとやらでは償却費が当然のように無視されている。
・翌期は統合費用1,540億円を見込む(何に使うつもりなのかよくわからないが)。
・短信の表現で「これらの一時的な費用及び非資金的な費用による影響を除きますと」翌期は営業利益+38.7%の増益見込みだそうだ。ちなみに無形資産償却費は一時的なものではない。
・表現がいちいち小賢しい。短信の文言のそこかしこから経営陣の不誠実さがぷんぷんにおってくる。悪臭を放つ決算書というものがあるとしたらこれである。
No.900
ゴーンがかわいく見えるレベル。
2019/05/14 21:21
ゴーンがかわいく見えるレベル。
No.899
2019/05/14 21:19
・注目ののれん残高は4.1兆円。自己資本(5.1兆円)を超えてはこなかったが、その分、無形資産に振り替わった。
・無形資産残高は4.8兆円。製品開発プロジェクトコストのPurchase Price Allocation(取得原価配分)によるものだろう。
・それでものれんは自己資本の80%を占めている。無形資産は自己資本に比して94%。のれんと無形資産を合わせれば純資産をはるかに超えて、自己資本の175%相当となった。こういう会社は異常というしかないのだが、最近増えている。
・IFRSはのれんの定期償却を禁止しているが、超過収益力が見込めないとなったら減損損失処理が求められる。
・一方、無形資産は定期償却がなされる。武田の無形資産は3~20年で償却されている(前期の有価証券報告書によれば)。この償却費負担が利益の重しになる。ウェバーは償却費は無視してよいという姿勢のようだが。ご立派なものである。
・Shireの業績が当初計画を下回るというのが最悪のシナリオで(杞憂に終わればいいのだけれど)、これらのれんと無形資産の減損が求められれば武田が債務超過に陥ることも
最近、米国高配当株の関する本を出した、バフェット太郎という投資ブロガーがいるけど
日本企業の大型M&Aを戦略に掲げてる事を特集した、日経の『日本勢 国際M&Aの主役』を例に引き出して
「日本の大型株がオワコンである理由」という記事を書いてるが、あまりに無知蒙昧すぎて大笑いしたよ(http://buffett-taro.net/archives/32913303.html)
>つまり、日本の大型株は配当や自社株買いなどを通じて株主に還元した方がよっぽど株主価値を高められるはずなのですが、古いタイプの経営者にそうした発想ができる人はほとんどおらず、いつまでたっても平気で他人(株主)のお金を使って割高なM&Aを繰り返すわけです
割高なのは、当然。それは「のれん」が上乗せされてるから。M&Aで「のれん」を上乗せした上で買収をするのは当然で、それでも、シナジー効果があるから買収するのだよ。そうでなければ、やる訳ないだろ。
稼いだキャッシュフローを再投資に回さないで、自社株買いとか配当に回せって、企業の成長戦略や企業の将来を犠牲にして、自己資本を減らして、バラマケって事だよ。
株主は、そういう経営陣より、将来の成長戦略や企業の未来に投資する経営陣の方を重視するから、日本企業は、M&A戦略を拡大するんだよ。
富士フィルムが、主力事業のフィルム事業が消滅した後でも、残る一方で、コダックが倒産したのは、富士フィルムが自己資本を蓄えて、新規事業やM&Aに活用して
イノベーションだ!ベンチャーだ!とか言ってるが、実際は起業支援にしかなってないのがおおい。
バックにあるのは役所であって、役所の役人は役所の役人なりに成果を出さないとならないってのもあるんだろう。
かつ、役所の成果だから、基準をはっきりしないとならない。とすると、「創業率」で見ないとならない。すると、起業とベンチャーの区別をつけない。
まあ、ベンチャーなんて本当に死屍累々。あるいは雇われに近い状況になってくるわけだ。社長として好き勝手して楽しいというのなら起業のほうが正解だろう。
また、これから創業する人にも起業とベンチャーの2つを分けて考えて、自分はどちらか?をちゃんと見ないとならない。
違いは2点ある。
1.(A)数か月で売りが見えるか、(B)見えないか。
2.(C)自己資本+融資だけで自力でやるか、(D)自力でできないか。
A・Cを両方満たすのが起業。だけど、社長として好き勝手出来るのはこれが一番いいだろう。
B・Dがベンチャー。
B・Cのパターンでうまくいくのは非常にレアケース。つーか、金持ちの家にでもうまれんと無理じゃね?
1について数か月で売りが見えるのなら、銀行融資で創業することができる。
けども、数か月で売りを立てるということは、創業時点でもう商品ができてないないとならない。
なおかつ、ここが想定顧客で、もう後はそこに売りに行けばいいというめどをつけてないと数か月では無理だ。
受託、飲食はこれになる。フリーランスもこちらになる。非常にレアケースだが、同人だけで飯を食えてるのもここになる。
だが、2について数か月で売りが見えるために、外部の金を入れる必要はない。とすると、正真正銘自分が会社のオーナーだ。
だけども大きくなれない。基本的に年商数億円、従業員数十人クラスで終わりだろう。
でも、それぐらいに人数であれば自分が全部見通せるわけだから、自分の判断が正しくて、金づるさえちゃんとできていれば、遊び惚けてても何とかなる。
自分が全部に口出すことができる。逆に、外部からうるさく言われることもない。
また、よくある起業についての指導についてはもっぱら、A,Cについてについて取り扱う。
2について、数か月で売りが見えないものは、外部から金を入れないとならない。
B・Dと、A・Dのパターンがある。
1を満たさない研究開発型、よく言われるベンチャーというのはこれだ。
2を満たさない出版社頼みの作家、フランチャイズによる起業はこちらになる。まあ、研究開発型、ベンチャーも自動的に2を満たさないためこちらになる。
出版社頼みの作家、フランチャイズによる起業はA・D、研究開発型,ベンチャーはB・Dになる。
けど、外部から金を入れるということは、当然外部の奴が口出してくる。
外部の奴の機嫌を損ねると本当に散々振り回される。
そもそも、その金出すところの外部の奴がまともだという保証は全くない。
嫌な客なら切ることができるが、嫌な外部の出資者、オーナーは絶対切れない。
それでもそこにへいこらして、やっていかないとならない。
質が悪い奴だと本当に奴隷にしかならないし、そこまでやっても、全部奪われてほっぽり出される懸念もある。
何も無いのでできる実生産を行っていく。
ーー
実生産を行っていくと自己資本が貯まる。この時には金がある。★
金があると、非貿易財の物価も上がるため、外国の労働費の方が安くなっていき、自国で実生産を行うのは不利となる。
ただし、すぐに産業構造を変えることはできず、1と同じ実業を続けている状態。
ーー
この状態になると外国に投資を行う方が有利となり、実際にそうする。
しかし、もちろん外国で実生産を行えば、最も資本が貯まるのはその外国であり、永遠にこの状態は続かない。金融立国は人口○百万人ほどの小国でなければ成立しない。
ーー
外国に資本が貯まり、投資の優位性がなくなった状態。この状態ではもはや金は無い。●
3の段階で実産業を捨ててしまっていて、再び産業を1の実業に戻すには時間がかかるが、やがて実業に立ち返り、やがて2に至り実産業が復活する。
ーー
コインチェック社は1月28日にNEMの保有者に対する補償方針を決定している。
総額463億円を日本円で返済。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html
先ず、資本金だが2015年8月31日に増資により4,700万円となっている。
それ以後変化は無い。
さて、返済に充てる自己資本(純資産)をどれだけ保有しているか試算してみた。
未上場会社の評価額の変遷を登記から辿ると直近変化は以下である。
2016年12月27日、第1回新株予約権発行(無償ストックオプション)
行使価額1株225円
2017年9月30日、第2回新株予約権発行(無償ストックオプション)
行使価額1株22,532円
役職員への付与のため、保守的に割引が当時評価額に対して20%入っていると仮定する。
概ね以下と考えられる。
1株280円×1,941,267株=5.43億円
その後、1月26日まで4ヶ月近く狂乱の中稼働し続けたため、
保守的に仮に4ヶ月間で2倍になったとする。
549億円×2=ざっと1,100億円
ここで、この時価総額に、保守的にPER5倍の数字を充ててみよう。
全てをはたいても返済を決定公表している463億円には、243億円不足する。
以上から、
決定公表している463億円の日本円返済を財務諸表に当てはめると
コインチェック株式会社は債務超過に陥っている可能性が高いと考えられる。
安部政権が支持率を重視していると聞いて、自民党にお灸をすえる意味で不支持と回答した説。
ただし、選挙で自民党にお灸を据えようとすると大変なことになると経験上感じているので、
ちなみに、どう「大変なことに」なったのか具体的に教えて欲しい。
一応この文章は、一般的にこのように考えられているのではないだろうか?なので、
一般的には、こういう大変なことがあったと語るべきなのでしょうが、
それだとあんまり面白くなりそうにないので、自分のことについて書きます。
そりゃなんといっても、民主党時代の超円高のことに決まってるだろ!!
この文章を読んで、「大変なこと」で、超円高を連想しないとか社会人失格!!
1ドル78円のは、俺にとっては魂の殺人ですよ、殺人。生きる気力なくすよ本当に。
まぁ、あくまでも俺の場合はというエクスキューズはつけるけどな。
全社的に売り上げの半分以上が輸出、俺の部署に限ってはそれ以上に輸出の割合が多いから、
為替の影響が大きいのは確かだが、民主党が無策なせいで円高が止まらないという認識だった。
昼休みにテレビ見てたら、1ドル78円を超えましたというニュースが流れて、乾いた笑いしか出なかったわ。
繰延税金資産の取り崩し、巨額の赤字、継続企業の前提に重要な疑義あり、
入社翌年の給与よりも、賃金下がってたからな。マジでふざけるな。
(入社年度の給与としていないのは、4月入社のため入社年度は9ヶ月分しか給与をもらっていないためです。)
嫁や子供を養っていける自信が持てるわけもなく、
今は普通に業績回復してるから、あの時無理してでも結婚しておけばよかったかなと、後悔はあるけれど、
でも、あの当時にもう一度戻れたとしても、あの当時の精神状態で、
GW、盆、正月くらい帰って地元の友人と毎度毎度馬鹿な話をしていたのが、
就職先が近い大学の友人と、夜飲みに行ったりとかも全然しなくなった。
最近、数年ぶりに会ったけど、当時はメールが来ても無視するくらいほとんど誰とも連絡を取っていなかったから、
死んでるんじゃないかと思われていたらしいけど。
あの円高期を境に友人づきあいも随分と減ってしまったなぁ、という気がする。
今はある程度は余裕あるから、久しぶりに飲みませんか?とか連絡してもいいのかもしれないけど、
でも、もうみんな結婚してて、夜飲みに行くことはなかったりして、
ライフステージのズレを感じるばかりになりそうでそれにも踏み出せていない。
趣味?趣味はね、料理なのだけど、あの時はずっとモヤシばかり食べてたよ。
おいしいのだけど、やっぱり毎食食べてると飽きるよね。
塩モヤシ、醤油モヤシ、ポン酢モヤシ。味噌モヤシは結局作らなかった。
クレイジーソルト?クレイジーなのは為替だ。円高に対して無策の民主党だ。
最近、モヤシ農家が経営厳しいってニュースを聞いたが、どんどん値上げしてくれ。
当時の恩を返す用意は出来まくってる。洒落じゃなくモヤシに命を救われたといっても過言ではない。
命を救われたと言えば、忘れてはいけないのは『祝福のカンパネラ』だよね。
あんまりお金使いたくないから、友達づきあいも減り、異性関係も減り、
でもやっぱりどこか一抹の寂しさはあるわけで、
そんなときに、女の子の声が聞けるというだけで、深夜アニメをよく見てた。
余計なことしてイライラすることがなく、女の子の声を聞くことに集中できてよかった。
ちょっとお色気もあるし、というか、後で調べたらあれR-18原作でちょっと驚いた。
おかげで、命の恩人的な作品なのにも関わらずおおっぴらに好きな作品ですとは言いづらかったのですけど、
ありがとうございます。この作品がなかったら、どこかで野垂れ死んでいたかもしれません。
さて、どう「大変なことに」なったのか具体的に語ってみましたが、お分かりいただけたでしょうか。
具体的に語れるような「大変なことに」なんて本当は特にないんだろ?的な雰囲気を感じたのでムカついて書いてみたが、
民主党のせいで結婚できなかったとか認知の歪みwwwとか言われるかもしれないね。いいけど別に。
その後、安部首相になってアベノミクスがあって、業績も、給料も回復、
会社の自己資本も、俺の貯金も順調に増えてきて、最近は経済的には余裕が出てきているけれども、
やっぱり30半ばでちょっぴりの寂しさはあるかな。
具体的にか?給料は額面で600万超えるくらいで、貯金は1500万は行かないくらいだよ。
川越まで来るなら、鰻ぐらいおごってやる。(川越は鰻が有名なのです。けど最近の乱獲には心を痛めております。)
俺は33歳から37歳までWebデザイナー兼コーダーの仕事をしてて金を貯めるために期間工に移った。
半年契約で数カ所をまわって2年弱で300万貯めてから辞めた。
普段かジョギングと筋トレをやってたから30代後半にしては体力があってきちんと休息を取れば
次の日に影響するようなこともなかったよ。休日はJavaに注力した。
40歳という年齢ではWeb業界での雇用は難しいからポートレート用にAndroidアプリをいくつか作った。
それから3ヶ月くらいはコンビニのバイトをしながらブログでの収入で食いつないでたなあ。
Java関連の仕事で就職して2年くらいはJava一筋で勉強しまくった。
42歳で自己資本200万で起業してアプリ制作とWeb制作で今に至るってところ。
期間工でもバイトでもなんでもいいから頑張って現金は持っておいたほうがいい。
今は期間工のときより収入が多いけど何が起きるかわからないからね。
考える前に行動したほうがいいよ。だいたいのことはどうにかなる。
そもそも会社に所属してる従業員が作ったものの著作権は、その法人企業に帰属する。(別途契約してる場合は除く)
なので、オプトに我が子(Webサービス)を取られたとかSNSで騒ぐのはお門違い。
それが嫌なら自己資本で起業してリスクとって創業者としてやるべきだ。
オプトの新規事業を育てる事業目的の子会社に所属して、自分は毎月給与を貰って安全な立場で
海の物とも山の物ともつかない新規サービスを作る、タネ銭をオプトに頼ってるんだから育ったサービスはオプトのもの。
こういう事態が嫌なら最初から51%以上の株を握って会社を創業するべき。
旦那が市価の半分で尽くしたとか、そんな泣き声はどうでもいい話。
なんか、オプトにメンヘルの診断書出したとか言ってるし、分けわかんない事言いだしから
オプトも身の危険を感じてネットワークのアクセス権限を剥奪しただけじゃないの?
2億円なら売ってやるって言われたって、妥当な金額じゃないの?
それなりにスケールするのが見えてきたWebサービスをバイアウトするならそれくらい
貰わないと企業も利益にならんでしょ。開発費に何千万かかってんのよ。
繰り返すが我が子を取られたとか被害妄想。
ま、これが嫌なら次回から起業に大事なタネ銭は他人に頼らないこったね。
そいじゃーね。
[ワタミ、債務超過寸前の経営危機 キャッシュ流出、多額負債…自己資本での再建困難|ビジネスジャーナル スマホ](http://biz-journal.jp/i/2015/10/post_11978_entry.html)
もし株価903円で1000株買ったとすると903,000円。
約900,000円の損失になります。
もし株価903円で空売りして1円で買い戻せば902円分の利益です。
1000株なら902,000円の利益。
そんな銘柄とっくに売り禁になってると思いきや、まだ売れます。チャンスです。
つまり903,000円分空売りしたら1日につき14,400円の逆日歩を払わなきゃいけません。
もし会社が63日持ちこたえたら、買いで入って倒産したのと同じ損失になります。
(逆日歩がこのままの額で推移するとは限りませんが)
うっかり起業してしまった起業者だけど読んで面白かったのでトラバしてみる。
自分は3つのどれにも当てはまらないと感じた。そこで勝手に付け加えたい。
そこそこ有名な大学を出ている。普通に勉強した(せざるを得ない専攻分野だった)ので成績はよかった。学んだことは今でも役立っている。
受験等で苦労しなかったために苦労や挫折の経験に乏しく失うものが余り無いと感じているかもしれない。
起業は特段良いものだとは感じておらず、リスクを忌避し続けるという性質を持つ。にも関わらず社畜を続ける根性もなかったため、仕方なく退職・独立起業した。
起業する前に自分が起業して食べていくのにはどの程度の投資が必要かを事前にスタディし、割に合わないことを学んで避ける知性を持っているつもり。
「起業はできれば避けたかったハイリスクな道」だと思っているため、無様に失敗して他人に笑われることを恐れている。
孫正義 やら ちきりん やら Jobsやらをバカにしている。それらの信者達もバカにしている。
リーンプロダクションやら「Stay Foolish」な精神やら一通りの本やビジネス論などを読むが、商売をまともに勉強した下地がないため、結局とんでもなく稚拙なビジネスモデルで起業している。
起業して回していくうちにいち早くそのことに気付き、自らの将来価値を悲観している。
どうせ商売が成功しないならとせめて自由に拘り自己資本のみでやっていこうとするため、VCや起業家支援者等に一切関わらない。起業を勧める人間がいたらペテン師だと思っている。
そこそこの知性があるからすべての裏に気付き大きな行動が取れない。「自分はバクチを打たない」ことを周囲に得意げに話しつつ、細いコネで得た受託で細々と食いつなぐ。
ハイエンド層の仲間入りができるほどの実力が自分にないことを寂しく思いつつ、せめて昨日より1mmぐらいはマシな未来を信じて今日も「疲れたので頑張るより寝た方がマシ」と自宅兼事務所で眠りにつく。
①8億を利回り2%で預けるよの人
「ドイツ国債でも買えばそれくらい行くだろ」って話なのに
何故かインドネシア不動産等のハイリスク商品に手を出している。
②不動産の人
どうやら自己資本ではなく誰かの出資を受けて投資をしている模様。
①と共同でポートフォリオを組みたい、あるいは①の金で投資をしたい様子。
リスク選好性の高いイケイケの投資家。(あるいはそういう設定の釣り師)
③1億余ってるぜの人
もしかしたら①ー②と共同でポートフォリオを組めるかもという期待をしてる人
どうやらメールはしなかった模様。
本物の金持ちにこういう人、全くいなくはないので
イケイケっぽい②の人が絡んでいくのは割りと納得出来なくもない。
吹けば飛ぶような規模の小さなIT系コンテンツ会社だったが、一応オーナー経営者を4年ほどやっていた。
どれくらいの規模かというと多い時で7人。出入りが激しかったが平均4~5人くらいか。
こんな少人数でも、月に200万の費用がとんでいく。在庫などは持たないので、ほぼ人件費だ。
よく書籍に「社長が作業をしているようじゃダメだ、社長が動かなくてもまわるチームを作らないと伸びない」とあるが、
そのチーム作りでコケた感じだ。
結論から言うと、自分の場合はそんなチームを作ろうとせず、ひとりでやっていた方がまわっていた。
そもそも優秀な人が応募に来にくいし、妥協して雇った社員に、以下のコンボをされる。
「若手を育てる」→「もっと大きい規模の会社に転職される」というコンボ。
ストックオプションとか社長の人徳とかで惹きつければいいらしいけど、普通はなかなか厳しい。
まぁいろいろと人を育てたり、人に指示をしていたが、結局個人でやった方がよかった。
今となれば、お金出した上で人に勉強を教えてあげる、というなんてボランティアをやってたんだろうと思う。
まぁ結論として、自己資本で会社つくって、伸ばした人って本当にすげえよ。
僕はしばらく、ひとりで生きていく。
以下、相似点
未曾有の大災害
政権:
自社さ≒民主
大きな損失を出す金融機関。
95年はBarings Bankのニック・リーソンが日経先物オプションで大損失。
今回は、三菱モルスタの__さんと言う日本の苗字を持った人が、ヴァニラスワップション(報道では流動性が低いと言ってたのでおそらくヴェガエリア?)で800億円の損失。
http://www.asahi.com/business/update/0401/TKY201104010460.html
Baringsのばあいは
>損失は約8.6億ポンド(約1,380億円)、当時のベアリングス銀行の自己資本金を超過する莫大な額に膨れ上がっていた
だったが三菱さんは銀行もってるから預金持ってる人がいるからそっからなんとかなるでしょ。
どのようなモデルで日本依存を脱却するのであれ、共通して必要なアイテムがあります。
それは、英語と資金です。
英語は当然として、なぜ資金が必要かというと、
海外で安定した収入源を確保するまでには、どうしても少しタイムラグが出るので、その間貯金を食いつぶしながら、生活する必要があるからです。また、引っ越し資金や、あちらで家具を買いそろえるお金も必要でしょう。
また、スモールビジネスを立ち上げるのなら、そのための自己資本も必要です。
このため、日本依存から脱却するためにも、日頃から英語力を磨き、しっかり貯金してお金を貯めておく必要があるのです。
●おわりに
とりあえず、資産運用、ITスキル、スモールビジネスの3つを紹介させていただきましたが、これら以外にも、日本依存から抜け出すための方法は、まだまだいろいろあるでしょう。方法は自由です。
また、この記事では、おもにリスク回避という点から国家依存症から脱却する方法をいろいろ検討しましたが、そんなことよりも、たった1回しかない人生ですし、この小さな島国に引きこもったまま一生を終えてしまうのは、あまりにももったいないと思いませんか?
そろそろこの島ばかりに引きこもるのをやめて、この青く美しい地球という惑星を縦横無尽に味わい尽くしてみてはいかがでしょうか。
◆日本でしか生きていけないと将来破滅するリスクがあるので、世界中どこでも生きていける戦略のご紹介
日本依存症は、国家依存症の一種であり、会社依存症とよく似ています。
会社依存症とは、ある特定の会社でしか通用しないスキルばかり蓄積して、他の会社では通用しない人材になってしまう病気です。
会社依存症にかかると、その会社の経営が悪化して、どんどん待遇が悪くなり、給料を下げられ、「このままここにいても、少しもいいことがないまま年を取っていくだけ」という状況になっても、ひたすらその会社にしがみつくしかなくなります。
また、会社の都合で延々とつまらない仕事をさせられたり、いまいち納得のいかない降格や減給をされても、なかなか拒否しにくくなります。
上司や同僚と相性が合わず、人間関係がこじれてギスギスした雰囲気になり、毎日会社へ行くのが憂鬱になっても、そこに居続けるしかありません。
なぜなら、その会社を辞めると、ほかに行くところがなくなり、路頭に迷ってしまうからです。
このため、このことがよく分かっているエンジニアなどは、その会社の独自製品や独自環境でしか通用しないスキルしかたまらないような仕事をできるだけ避けるようにします。
そして、「広く普及しており、かつ中長期的に需要があり、供給が不足ぎみで、かつ陳腐化しにくいスキル」を戦略的に蓄積します。
たとえば、以下のようなものが考えられます。
・要求分析、要求仕様定義、システムアーキテクチャ設計、RDBスキーマ設計、サーバの負荷分散設計、各種サーバのパフォーマンス解析・チューニング、デザインパターン、マルチスレッドプログラミング、システム管理、ネットワーク管理
・マネージメント、プロデューサ・デザイナ・経営者・営業・顧客との交渉スキルや連係プレースキル
・普遍性の高いコンピュータサイエンスの基礎
・Unix、RDB、正規表現、Java、Perl、TCP/IP、.NET、C#
日本にはたくさんの会社があり、それぞれが浮き沈みを繰り返しています。
いまいる会社が今後もずっと浮いたままだという保証はありません。
一つの会社に依存しきると、その会社が沈むとき自分まで一緒に沈んでしまい、酷い目に会います。
いまいる会社が沈みそうになったら早めに別の会社へ移れるように準備しておくべきではないでしょうか。
国家に対しても同じことが言えます。
政府は全ての国民を幸せにするような政策を実行するべきですが、必ずそれに成功するとは限りません。
ときに間違った政策を行い、多くの犠牲者を出すこともあります。しかも、その犠牲者を救済するための政策が実行されないこともあります。
もっと最悪なことに、間違った政策で、国全体が沈んでしまうようなことすらあります。
もちろん、そうならないように、われわれは選挙で正しい政策を実行してくれる政治家に投票すべきですが、常に正しい政策を実行してくれる政治家が自分の選挙区から立候補してくれるとは限らず、自分以外の人々が常に正しい政策を実行してくれる政治家に投票してくれるとも限らないというのが、世の中の現実です。
だから、どんなに自分が正しい政治行動を取っていても、おかしな政策が実行され、自分の将来が危うくなるリスクは常に存在します。
たとえば、金持ちばかりが得をし、平均的な労働者が搾取される最悪の格差社会になってしまうかもしれません。
あるいは逆に、今後スキルアップし、キャリアアップし、実力を身につけて高い年収をゲットしようと思っているのに、高額所得者の所得税が大増税されて、酷い搾取に苦しむようになるかも知れません。
あるいは、少子化対策で、実質的に独身税をかけられたのと同じような状態になり、結婚するつもりも子供を作るつもりもない人たちの生活の質がかなり落ちるかも知れません。
あるいは、国の医療システムが疲弊しまくって、まともな医療サービスを受けられなくなるかも知れません。あるいは、まともな治療を受けようとしたら、恐ろしく高い料金を徴収されるようになってしまうかもしれません。
あるいは、地方格差を埋めるため、都市部の住民を徹底的に搾取し、地方にじゃんじゃんばらまくような政治が行われるかもしれません。そうすると、田舎に住む人間の暮らしはよくなるかもしれませんが、今後も都市に住み続けるつもりの人間の暮らしの質が大きく低下するかも知れません。
あるいは、非正規雇用を減らし正社員を増やすという名目で、おかしな規制がかけられ、予期せぬ副作用が出て逆に多くの人が職を失うことになるかも知れません。余波で、自分まで失職するかもしれません。残された正社員の自分に酷いしわ寄せが来るかも知れません。
労働者保護や消費者保護という名目で、過剰に企業の手足を縛るような規制がかけられて、企業の活動が阻害されて経済が悪化したり、企業がどんどん日本から逃げ出すかも知れません。雇用が減り、治安が悪化し、日本が住みにくい国になるかも知れません。
要するに、投資において、全ての資産を一点がけするのが危険な投資戦略であるように、自分の生活基盤となる国家を一カ所だけに限定してしまうのも、極めて危険な賭なのです。
この国にずっと住み続けるのが一番賢い戦略でした。
しかし状況は変わりました。
いまや日本よりも豊かな国や都市がどんどん生まれつつあります。
日本などよりも、はるかに先行きの明るい国や都市がたくさんあります。
本来、この惑星には、たくさんの国家があり、それぞれ浮き沈みを繰り返しています。
いまいる国家が、今後もずっと浮いたままだという保証はありません。
一つの国家に依存しすぎると、その国家が沈んでいくとき、酷い目に会います。
いまいる国家が沈みそうになったら、早めに別の国家に移れるように、準備しておくべきではないでしょうか。*1
こういうことを言うと、「おまえに愛国心はないのか?」と言い出す人間が時々いますが、依存症と愛国心とは別の話です。
これは、結婚において、夫を愛していることと、夫に依存することが異なるのと同じことです。
経済的にも精神的にも自立していることと、夫を愛することは両立します。
夫婦仲は冷め切っていて、夫の暴力に怯えながら暮らしているにもかかわらず、夫に経済的に依存しているためにガマンし続けているような状態は、とても健全だとは言えません。
むしろ、特定の国にまったく依存していないにもかかわらず、その国を愛し、その国に貢献することこそ、純粋に打算抜きの愛国的な行為なのではないでしょうか。
そもそも、「いろんな異性とつきあってみて、そのなかから最高のパートナーを見つけ出して結婚する」というのは、少しもおかしなことではありません。
「1人の異性しか知らず、最初につきあった異性と一生添い遂げなければならない」というのはいかにも古めかしい道徳観念です。これは国家についても同じことです。たまたま日本に生まれたからと言って、日本と一生添い遂げなければならないということはありません。
むしろ、さまざまな国に住んでみて、そのなかから、自分にいちばんあった国に落ち着き、添い遂げる、という人生も十分にありなのではないでしょうか。
日本以外で暮らしたことのない人々の中には、日本だけが世界で唯一暮らしやすい場所で、日本以外には暮らしやすい場所などないと信じて疑わない人もときどきいるようですが、そんなことは決してありません。
むしろ、日本よりもはるかに、晴天の日が多く、気候が温暖で、からっとさわやかで、毎日気持ちよく暮らせる国や地域がたくさんあります。
食べ物も美味しく、人々も気持ちよく、街の各種施設も充実しており、遊び場所もたくさんある快適な都市は世界中にたくさんあります。
どんなところでも、けっこう住めば都なのです。
また、日本以外の国は治安が悪くて暮らしにくいという偏見を持っている人もいますが、どんな国でも、きちんとした安全対策を講じ、危険な地域に近寄らないようにすれば、それなりに安全に快適にくらせるものです。
それに、どうせネット環境さえあれば、世界中どこでも、twitterやtumblrやmixiで遊べるし、ブログのコメント欄でクネクネすることもできるし、2ちゃんでだらだら過ごすことも出来るし、エロ画像をダウンロードすることもできるし、はてブで脊髄反射的なコメントを付けることもできるし、はてなスターを連打しまくって顰蹙をかうこともできるのです。
「わたしは(この国に生まれたというより)この惑星に生まれたのだ」という感覚を持ちながら生きるというのは、広々とした感じがして、なかなか気持ちの良いものです。
せっかくこの美しい惑星に生まれたのに、日本という小さな小さな島国に引きこもったまま一生を終えるのは、じつにもったいないことではないかと思えてきます。
●依存症からの脱出は難しい
ギャンブル依存症、アルコール依存症、買い物依存症、恋愛依存症、セックス依存症、たいていの○○依存症は、そこから抜け出すのに苦労するように、日本依存症も、一度それにかかると、そこから抜け出すのにかなり苦労します。
また、タバコ依存症から抜け出すために、さまざまな方法があるように、日本依存症から抜け出すにも、さまざまな方法があります。
日本依存症から抜け出す一番効果的な方法は、実は、英語力をアップすることではなく、日本の外でも安定した収入源を得られるようにすることです。(もちろん、最低限の英語力は必要ですが)
これに一番効果的なのが、資産運用で暮らせるようにすることです。
利回りのよい債権や株式に自分の資産を分散投資し、運用することは、どこの国に居住していてもできます。
日本の国債や株式で資産を運用していたとしても、日本に住んでいなければ運用できないということはありません。世界中どこに住んでいても、日本の国債や株式で資産運用することは可能です。
それどころか、そもそも、日本の国債や日本の株式で資産を運用しなければならないということはありません。
むしろ、全資産を円ベースに一点がけしてしまうと、今後円安が進んだときに、自分の資産が大きく目減りしてしまうというリスクを抱え込むことになります。
資産は、全世界に分散投資しておいた方が安全だし、世界全体の経済は、多少の波はあるものの、中長期的にはつねに成長し続けているので、正しくポートフォリオを組んで、世界中に分散投資しておけば、それほどひどいことにはなりません。
だから、いったん資産運用で暮らせるだけの資産を蓄積してしまえば、日本依存症からの脱却はかなり容易になります。
ここで、「日本がキャピタルゲイン課税の大増税を行ったら、資産運用では暮らしていけなくなるのではないか?」という疑問がわく人もいるでしょうが、そうでもありません。
まず、税金の徴収には、属人主義と属地主義の二つの方式があります。
日本は属地主義なので、自分が居住している国や地域に税金を納めることになっています。
このため、日本でキャピタルゲイン課税の大増税が行われたとしても、海外で暮らしている限り、影響を被ることはありません。*2
現在、属人主義を採用しているのは、アメリカとフィリピンぐらいなもので、極めて例外的なケースです。
ですから、今後日本が属人主義に変更するリスクは、とても低いと思われます。
また、万一、日本が属人主義に切り換えたとしても、ある程度の資産を持つ人間に国籍を与えてくれる国は、けっこうあります。
日本が属人主義に切り換え、さらにきわめて重いキャピタルゲイン課税をかけてきたら、単に国籍を切り換えればいいことです。
ただ、問題は、資産運用で暮らせるようになるほどの資産を蓄積することが難しい、ということです。
そのため、当面は、収入の全てを資産運用だけで稼ぎ出すのではなく、収入の一部だけでも資産運用で稼ぎ出すような状態を目指してみてはどうでしょうか。
そうすると、日本がヤバくなったので、脱出して海外で職を得たのはいいが、最初のうちはまだ英語にも不慣れで、十分な収入を得られないというようなケースでも対応できます。
たとえば、前述のUnix、Web、RDB、Java、Perl、.NET、C#など、世界中に普及している技術の場合、そのスキルを身につけることで、日本依存から抜け出すことができます。
また、これらに関連する要求仕様定義、オブジェクト設計技術、デザインパターンを適切に使いこなしたクラス設計、プロジェクトマネージメント、スケジュール管理なども、特定の国家に依存しないスキルです。
これらのスキルを身につけたITエンジニアは、さまざまな国で職を得ることが出来ます。
実際、ボクの知り合いでも海外で働いているプログラマーがいます。
むしろ、日本よりも快適に働いているようです。
もちろん、これらの技術は、会社依存症から脱却するための技術としても有効で、きわめて安全性の高い技術だと言えます。
これらの標準的なITスキルは、このように、会社や国家を超越して有効ですが、それ以上に驚きなのは、かなりの長い時間をも超越する力を持っているということです。
たとえば、unixの基本アーキテクチャはボクが知っているだけでも十数年、ほとんど変わってません。マルチスレッドプログラミングやデザインパターンも十数年前に身につけたスキルは、かなりの部分、いまでもそのまま役に立ちます。はるか昔に覚えた、クロージャや再帰を使ったさまざまなプログラミングテクニックも、RDBのスキーマ設計のスキルも、ほとんどが、いまだに現役です。
TCP、UDP、IP、HTTP、SMTP、POPなどのプロトコル類もいまだに基本はほとんど変わりません。新しく登場した.NETやC#にしても、過去にマスターしたスキルにほんのちょっと上積みしたぐらいのわずかな薄皮でしかなく、いままで蓄積した基本スキルはそのまま通用します。Haskellのような関数型言語ですら、似たようなコンセプトのプログラミングアーキテクチャは昔からあり、十数年前にマスターした技術の延長線上でなんなくマスターできます。
このように、長期的に安定した技術やスキルを選んで身につけるようにすれば、会社、国家、時間を超えて、安定した収入源を確保できるのです。
ただ、注意しなければならないのは人材の需給バランスです。とくに、インドや旧共産圏からのプログラマの大量供給は要注意です。
一方で、ヨーロッパ、BRICs、VISTAなど、世界中で急速に経済が発達しており、ITエンジニアの需要が今後も全世界的に巨大化し続けるのは確実です。
ここでのポイントは、下級エンジニアや中級エンジニアは、需要はそれほど拡大しそうにないのに、供給は膨大になると思われるので、リスクが大きいということです。
つまり、下級エンジニアや中級エンジニアの場合、海外に行くと、日本にいたとき以上に悲惨になる可能性があります。安易に日本から出て行くべきではないでしょう。
一方で、上級エンジニアは技術分野にもよりますが、今後、世界中で爆発的に需要が拡大することが見込まれていますが、供給が不足する可能性は十分に考えられます。
従って、自分が今後上級エンジニアになる可能性があると考えている人たちは、この戦略に沿って日本依存症から脱却しておいたほうが良い可能性が高いです。
あと、もう一つ考慮すべき点は、上級エンジニアになるような人は生産性が高いため、今後、高額所得者になる可能性があるということです。
今後、この機運の盛り上がりに押されて、高額所得者を狙い打ちする形で大増税が行われ、酷い搾取の対象にされるリスクもあります。
このリスクに対する保険という意味でも、早めに日本依存症を治療し、いつでも仕事と生活の場を海外に移せるようにしておいた方が安全かもしれません。
日本人が海外で暮らしてみると、さまざまな小さなニッチビジネスのチャンスに気がつくことがあります。
たとえば、日本にはあって当たり前なのに、その国にはない商品やサービス。
それは、日本のやり方を現地方式にアレンジすれば、それなりに繁盛する商売ができるかもしれません。
あるいは逆に、その国のおもしろい商品やサービスで、アレンジすれば日本でもウケそうなもの。
もしくは、現地の安い人件費を利用して、何かを作らせ、日本に持ち込むというパターンもあるでしょう。
実際、ネパールに小さな工場をもっていて、そこで自分のデザインした服を作らせ、日本に輸入して販売しているという女性に会ったことがあります。
こういうビジネスのネタをみつけたとき、スモールビジネスを興すスキルを持っていると、そのチャンスを活かして、その国で商売をはじめることができたりします。
とくに、最近急速に豊かになったアジアの国々では、日本がかなりブランドになっています。
とくに富裕層は、日本のさまざまな質の高い品々やサービスを求め、日本の産物に信仰のようなものを抱いています。
これをうまく利用することで、いろいろなニッチビジネスを作り出すことができるかもしれません。
スモールビジネスのスキルとは、小さな会社向けのマーケティング、マネージメント、経理などのスキルです。
たとえば、どんな小さなビジネスでも、どんな商品を、どんな顧客に売るのか、そのために、商品にはどのような魅力がなければならないのか、顧客は、どういう理由でその商品にお金を払うのか、どのようにして利益が出る構造になっているのか、などのビジネスモデルを組み立てなければなりません。
そして、いざ、ビジネスプランが出来たら、場合によっては人を雇い、契約を結び、信頼関係を作り上げ、法律に則って取引しなければなりません。関係者全員が気分良く仕事できるように、win-winの構造を作り出す必要があります。
また、さまざまな法律を調べ、その法律に則ってビジネスを運営する必要があります。
さらに、会社を設立し、会計ソフトで帳簿を付け、経理と資金の管理をする必要があります。
また、予算計画を立て、融資なり出資なりで資金を調達する必要もあります。
こういう小さなビジネスを最小限の規模ではじめてみて、いざ、顧客の反応が上々だったら、しだいに規模を拡大していけばいいのです。
思ったより反応が悪ければ、早期に撤退するか、あるいは、やり方を変えて再度トライしてみたりすればいいでしょう。
そして、スモールビジネスの醍醐味は、たまたま大ヒットしたときのうまみです。
日本のサラリーマンの頂点とも言える、上場企業の社長の年収でも、たかだか4000万円にしかなりません。
これに比べ、スモールビジネスをヒットさせた場合、実質的に年収1億円を優に越えてしまうということは、それほど珍しくないのです。
実際、ぼくの知り合いにもそういう人がいます。
「たかが自営業」とばかにできるようなもんでもないのです。
自営業は、あたると凄いんです。
どのようなモデルで日本依存を脱却するのであれ、共通して必要な Permalink | 記事への反応(0) | 22:10