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はてなキーワード: 摂生とは

2014-01-18

面食い

高校までは岡田将生くんや三浦春馬くんみたいなさわやかイケメンが好きだったのに

つの間にかブサイクと呼ばれる人を好きになってた

面食いには変わりないんだけど、デブハゲブサイク…どうしてあんなにも愛おしいのだろう

コンビニレジうってる時に不摂生なおじさんを見ながら「あ、この人とチューしたいな」と思ってしまうのやめたい

2013-12-04

カンジダつらい

ストレスか、

摂生か、

またカンジダになってしまった

前回は気づいたら治ってたのだが

今回はいつもよりかゆい

つらい。

乳酸菌足りないらしいのでヤクルトでも飲むか。

股間をさりげなく掻いてる女なんて最低だよなぁ。。

でもつらい。。

2013-11-29

http://anond.hatelabo.jp/20131129181557

またでかくでたなw

貧乏人が必死摂生して分不相応かつ買った瞬間に価値が3割くらい下がる新築を買うのが経済的に豊かな世の中なのか?

2013-10-22

http://anond.hatelabo.jp/20131022203728

確かにそのワーキングマザーの反論は見当違いだな

あなたのご両親は、病気になった幼いあなたを放ったらかして仕事を優先していたの?だな

そもそもそのワーキングマザー自分病気の時もすぐにやすむの?

あと自分自身の病気は不摂生だと周りに言われたことなかった?w

2013-08-19

派遣社員ってどうなの?

残業なし」って条件で検索かけたらわんさか出てくるけど本当に定時に帰れるの?

私服可」って本当に私服でいいの?

残業あったとしてもちゃんと1分単位でつけてもらえるの?

正社員の糞求人みたいに求人内容と実際の勤務体系が乖離してることってない?

人生楽しい

たまに正社員転向したいって人もいるけどそんないい会社見つけられることあるの?

車も家も実家にあるし恋人はいないし結婚するつもりも無いし

摂生が重なってどうせ早死するのは判ってるし

もう名ばかり正社員プログラマブラック労働環境

会社時間だけ喰われるような生き方はしたくないよ

新卒で入った会社がろくでも無い所だったせいで

勤務地も勤務時間事実上無制限に軟禁拘束される正社員というあり方がもう怖いよ

2013-07-01

筋トレで気づいたこと

スポーツジムに通い始めて

2、3週間で見た目には現れてないけど

数字には現れてきており、

2.5kgくらい体重が増えて手応えが出てる。

今まで自己流でやっていて全然結果出なかったけど、

通い始めたら結果出てきた。

そこで考えたこと、気づいたこと

【その1】

自分のやり方の特に間違っている部分を

気づかせてくれる先生がいたほうがいいということ

成長とはプラスの方向の変化で、

変化するにはしばしば今までの

自分を否定することがカギになる

通い始めて自分の今までのやり方が

間違っていることに気づいたが

このように間違いを気づかせてくれる人やモノ、事象必要

本を読んで気づくこともあるけど

自分より先に行っている人と接していると

気づきやすいし気づかれやす

もちろん前提として

そういうことに気づける自分

否定を受け入れる向上心と柔軟性がある自分であることが

求められる

仕事でも上司ができる人で

良好な関係を結べたらラッキー

そうでない場合は周りを見たり、本やネットでの有識者意見

読んだりして気づくしかない

【その2】

モチベーションが湧いた時がやるべき時だということ

もう32歳だが、モチベーションが湧いた時がやるべき時で

やるべきだと判断したなら大抵の場合

遅すぎることはない

もちろん10代や20代でやっておけば効率が良かったのだが、

やっておけば良かった、あの時勉強しておけば良かった

負け組の発言で

だったら今からやればいい

過去出来なかったからこそ、今やればいい

いつやるのかと言われれば、今やればいい(笑)

そしてちょっと無理をしてでも

結果を出して次のモチベーションを手に入れる

モチベーションは実はコントロールするのが難しい

モチベーションは必ず枯渇する

ことを念頭に置きながら

モチベーションが湧いた時に結果を作って

次のモチベーションを手に入れるようにする

これによって何事も発展すると思う

鉄は熱い内に打て

初心は必ず忘れる

モチベーションの補給が鍵

【その3】

飽食の時代に生きる我々は

生きるために食うという、「食」への謙虚さと切実さが

薄れているということ

筋肉をつけるために

意図的に肉とか卵とかを多めに食べて

ちょっと苦しくても口の中に突っ込んでいる感じだが

そこでちょっと気づいたことがあった

人間原初的には当たり前だが

食うために生きているのではなく

生きるために食っているということ

そして食べることは快楽だが、

快楽は方便であって生きるためには

無理やり食べる、無理やり食べないことも必要

しろ今までの世界では食べないと死ぬので

(もちろん現代でも貧困地域はそう)

人類にとって無理やり食うことはデフォルト

味がどうとか、そういった快楽二の次だったはず

戦後日本も食糧難で食べないと死ぬ時代があった

その時代日本人は食べることに切実なので

割と体格がしっかりしている

俺らはやはり飽食の時代に生まれてきて

食べるといえば味、楽しみ、快楽

みたいに偏ってしまっているのではないか

そのような考えになりがちな

この飽食の時代には

健康に関する情報は多いけど

それ以上に不健康・不摂生に陥る落とし穴が沢山ある

快楽ももちろん方便として必要だけど

生きるために食うという

食べ物に対するへの謙虚さや切実さも

忘れてはいけない

2013-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20130610230709

下の方などで「チビ難病患者と同じ!チビを叩くのは悪!」と騒ぐのに

ハゲは不摂生」と平気で馬鹿にするのがチビ

2013-06-01

http://anond.hatelabo.jp/20130601203452

禿げなんか、老化を除けば、ほとんどは本人の不摂生の為だろ。

素直に禿げとけよ。隠すな、かえって見苦しいし、スキンヘッド威圧感あるから普通に怖いんだよ。

2013-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20130528111123

病気の投薬治療で太ってしまった人と、不摂生で太った人を外見だけで正確に見分けられるならね。

2013-05-19

24時間運行する東京は危ない

今朝テレビを見ていて、猪瀬都知事24時間電車バスを動かそうと計画していることを知った。猪瀬都知事や、インテリの一部は、24時間動く都市にして、世界経済の拠点にしたいと考えているようだ。夜も働く人間を生み出し、雇用の確保に繋がるので、よいことづくめのようにみえるけれど、それが「個人の幸せ」に繋がるのだろうか。

夜に睡眠を取らないと人間健康を維持できないことを忘れてはいけない。

人間24時間動けない。睡眠という休息が必要である人間は1個の個体にみえるが、実は60兆の細胞から構成されており、そして細胞たちは生まれ、死に、入れ替わっている。身体の再生必要な成長ホルモンは、22時から2時に活発に分泌される。この時間帯は再生のために休息することがよいのだ。

また、夜だけ活動して太陽光線を浴びないとどうなるのか?骨が弱るのである。骨はカルシウムからできているが、カルシウムの吸収にはビタミンDが必要で、そのためには日光有用だ。食事で足りなければサプリメントで補う?ビタミンDは脂溶性ビタミンで、摂りすぎると悪影響を及ぼすので、服用には注意が必要だ。

猪瀬都知事は、24時間運行によって、不健康になる人間医療費の増加を考慮していない。

または、医療費の増加を上回る利益政府企業が得られれば、それでよいと考えているのかもしれない。

国、都、企業経済的な利益・損失よりも、自分自身の利益・損失に注視したい。

猪瀬都知事東京計画は、「政府企業幸せ」を追求するあまり、「個人の幸せ」をないがしろにしている。

蛇足

お金があっても、健康がなければ、人生を楽しめないとあなたはまだ知らないのかもしれない。

から健康など知ったことではないと、暴飲暴食・不摂生の限りを尽くしているのだろうか。

病気になったとき医療費のうち、どれだけ自分自身で負担するつもりなのか?

十分稼いだので、自費診療しか受けません、社会保険は利用しませんという人だけでしょう、好き勝手に生きてよいのは。

2013-05-06

仏教思想は滅びればいいのに

ちゃんと宗教を学んだわけじゃないから間違ってるかもしれないと最初に断っておく。

俺は「因果応報」という考え方が大嫌いだ。

しかしたら仏教じゃなくて日本独自の考え方なのかもしれないけれど、悪いことをすれば悪い目に遭う、という言葉がいつの間にかひっくり返って「悪い目に遭ってるからお前は悪いことをしたんだろう」という決め付けを行うのが大嫌いだ。

病気になったのも事故に遭うのも「悪いことをしたせい」、極端に言うと病気は予防しないお前が悪い、不摂生をしたお前が悪い、事故は注意しなかったお前が悪い、もっと酷いのになると外に出るから悪い。

昔、車が歩道に突っ込んできて家族が轢かれた事がある。幸い大事には至らなかったが、親戚共から「どうせ不注意で歩いていたんだろう」という言葉はやっぱり投げられた。

歩道を走る車がどう考えても悪いだろ、何いってんの?お前自分歩道歩いてる時に同じ事言えるの?って言ってやりたかった。

こう考える事で自分大丈夫だと信じたいという効果があるらしいが、言われたほうはたまったもんじゃない。

俺がちょっとした障害持ちで生まれた時も多分そうだったんだろう。

この間まとめサイトを見ると、嫁いびりをしたら親戚から障害者が生まれて、因果応報因果応報ざまぁm9(^Д^)って溜飲を下げているのを見てムカムカした。

輪廻転生因果応報仏教の考え方はいつもそうだ。

じゃあなんだ?今不幸な奴はみんな悪いことをしてきたからなのか?

前世なんて最近では信じられなくなった、じゃあ次は家族だ、家族が悪いことをしたからお前に応報があったんだと、

こじつけもいい加減にしろよと。

(言っておくが、自分の行動と結果の因果関係が明快なものまでは否定しない)

キリスト教って良いのかなと最近思う。

どこかの陸上選手半陰陽だったと判明した時、仏教だったら「そのような身体に生まれたのは何かが悪い」ってことになるけれど、「神が私をこのようにお作りになった」だったかな?はっきり言ったんだよね。

しかしたら心中とてもショックだったのかもしれないけれどね。

ただ最近目にする「絶対的な自分への自身」みたいなものを持てば幸せになれるって、こういう考え方が合ってるのかなと思う。

ブサメンでも何の取り柄も無くても、神がそのように自分を作ったんならこれが自分なんだろうと。

昔は宗教なんて気持ち悪いし神なんて信じる奴はバカだと思ってた。

最近ちょっと考えが変わってきてる、多分だれも俺を見てくれてないからだと思うが「誰も俺を見ていない」より「誰かが俺の行いを見ている」と思ったほうが正しい生活を送るモチベーションになるし、なんで俺みたいな奴が生まれてきたんだろうという劣等感も、神がそのように作ったからだと思うと受け入れられるような気がしてきた。

あなるほど、昔の人はこうやって自分を楽にさせてたのかと思った次第。

でも宗教にはまるなんてやっぱり気持ち悪い。

2013-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20130404181741

これは結婚できないオバサンが男のフリして書いてるの?w

文体に気持ち悪い女オタク臭がプンプンするぞw)

この無駄に長い文章から抜けてる大事な点

 

 

「30過ぎたババア妊娠出産が難しくなる」

 

  

ここをスルーしてるのはなんで???www

現代においても結婚の一番大きなポイント

子供を作ること」なのに・・・

>二十歳で日頃の不摂生から体調不良と内臓機能の低下プラス毎日入浴しないで体臭というよりも異臭に近い臭いをブッ放している大島優子似の女より

>三十五歳で日頃から日課として水泳を1Kmしていて新陳代謝が良くて毎日入浴していてホノカニ石鹸匂いをさせている大江麻理子似の女と

>どちらを好むかといえば

まーた、極端な例でごまかしてるw

 

俺は「若くてかわいく健康な女」を選ぶよw

 

どんな話でも女は勝てない議論だと必ず「究極の選択」を使うよねw

 

例「処女山田花子非処女新垣結衣

 

  

 

どっちにしろ、ブスでババア性格の悪いオバサンたちは結婚できないからw

 

ちなみに ネット特にはてなをやってる女の多くは

「日頃の不摂生から体調不良と内臓機能の低下プラス毎日入浴しないで体臭というよりも異臭に近い臭いをブッ放している」

「三十五歳」前後

ブスだろw

2013-02-24

【今更感】ぼうず事件の真相自分の友人について

秋元康が峯岸事件について語ったポッドキャストがアップされた。

これを友人とも共有したいと思った。

「これwwwめっちゃおもしろいwww」と。

しかし実際は連絡はしなかった。彼と連絡を取るのをやめて一月経っていたし。

友人は若くして病気になり、三年仕事を休むことになった。

たまたま自宅でもできる仕事だったから復帰もできそうな感じ。

それは良いのだが、俺はこいつが本当に糞なやつだということがこの病気が発端でわかった。

彼は病気になり入院をした。当然のことながら休職

ペットは親戚に預けることに。洋服、娯楽用品、洗面用具等すべてまわりが手配。

アラサーなのに親につきっきりでケアしてもらうこととなった。

病気の原因は本人の不摂生にあるのにそれを反省した素振りを見せない。

病気になる前にみんな彼に注意をした。

運動をしたほうが良いよ」「野菜を食べたほうがよいよ」などなど。

心配だったからだ。

それをなんだかんだ理由をつけて拒んだ。

「いや、時間がないんだよねー」「ジムいくお金がないっていうかー」

そのくせペットなど飼い始める始末。

自分ケアできないのにペットとかどんだけだよ。

その結果が病気車椅子休職

自分ひとりではなにもできず、親に助けてもらってる現状。

完全な負け犬自業自得だ。

でもこれはいいことだと俺は思っていた。

人間とことんまで落とされると、そこで切れて、また這い上がろうと努力する。

悪いところは改善する。

考えは変わる。

ホリエモンでさえ一時期に比べ丸くなったと言われた。

そういうものだと思っていた。

だがコイツは違った。

SNS上では愛想いい。人に心配される、同情を買うようなポストを投げる。

いいね!がそこそこつく。

しかし、実際に本人に会うと、感謝の念が感じられない。

挙句の果てには、迷惑をかけている親のケアについて不満を言う。

こんな制限かけてくるんだぜー、ホントなんでなんだよー、と。

親が制限かけるのは当たり前だろ。自己管理できない子供ルールで縛るしかないだろ。

お前自分立ち位置理解してんの。相当ダサいことになってるよ。

もうお前には当分会わないけど、この機会に言っとくよ。

お前はいつも自分の考えに固持して人の考えを批判するが、

それをまわりの人はどう思っていると思うんだ。

お前の見舞いに行って、「最近風邪気味だった。体調管理は大変だ」

と俺が愚痴った時、「体調管理は簡単だよw」と答えたな。

病気のお前が。車椅子のお前が、だ。

説得力ゼロだ。

車椅子のお前と討論する気もないし、そんなことの為に見舞いに来たんじゃない。

友人だからと人の気分を害しても気にしない、ありがとうも言えない、

そんなやつのために時間をつかいたくないよ。

俺は多分がっかりしたのだと思う。

相当がっかりした。

http://www.tbsradio.jp/utamaru/podcast/index_pod.html

宇多丸×秋元対談ポッドキャストあっぷされたよー!

2012-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20121109152845

健康自分だっていつ、通院を余儀なくされるような状況になるかわからないよ。

そのときに、増田は今のような考え方が肯定できる?

それも喫煙や過度の飲酒自分の不摂生医療費がかかるなら、真面目な生活をしている人がサポートするのはおかしな話だ。

ある日突然、会社解雇されて酒浸りの生活に。とか。

  

ほんとうに「自己責任」なのかどうか、よく検討されるべきだと思う。

俺はタバコ吸わないし酒ものすごく弱いんだけどね

2012-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20120926091559

だよね。

で、先進国で男の方が寿命が短いのは概ね男の方が不摂生生活を送ってるからってことだったと思う。

喫煙率も男の方が高いし生活習慣病罹患率も男の方が高い。

2012-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20120913163701

マッチョになるかならないか以前、

運動してない奴なんか20代後半ぐらいでも酷い体型になるよ。



十代の頃にヒョロガリだった奴は

運動不足と不摂生と全身の一層筋肉は減って

腕も足も細くなり、腹筋が無いから腹だけ飛び出た蜘蛛みたいな体型になっていく。

加齢で脂肪はつきやすくなってるから腹や顔には贅肉がついてる。



十代の頃からブタ気味だった奴は…

ブタが進行、でも筋肉は確実に減ってるので手足は細くなり

負担が増えた関節に問題が出始める。

2012-08-09

西暦2037年のエロゲ

 西暦2037年、俺は退職金を切り崩しながら、細々と年金でひとり暮らしをしていた。妻には6年前に先立たれた。平均寿命が90年にも届こうという時代であってみれば、ずいぶんと早くに死んだものだ。不摂生の極みのような生活を送っていた俺が生き残り、日々きちんとした生活をしていた妻のほうが召されていくのだから人生というのもなかなか理不尽ものだ。

 そんな俺の日々の慰めといえば、エロゲしかない。もともとオタの第二世代くらいにあたる俺の世代は、二十代で鍵ゲーの洗礼を受け、その後も世代が持ち上がるのにあわせて「我々の世代」向けのメディアが常に存在していた。俺のように貯えらしきものもあまりなく、かつかつの生活を送っているものもいるだろうが、その一方で、日本が名実ともに先進国だったころの最後の余慶があったのも俺たちの世代で、うまいこと逃げ切って余裕のある生活をしているものもいる。

 なにより俺の世代は、趣味に金をかけることをさほど厭わない。これが俺の下の世代になると、すでに日本未来がないという前提のもとで十代、二十代を送っているし、それに、あれはニコ動だったか、ああしたものが登場してから、娯楽は無料であり互恵精神で相互に提供しあうもの、という意識が育ちつつある。2010年から今年で25年、「素人時代」ともてはやされた時期を通過して、いまやエンターテイメントは、無料コンテンツ収益を載せる構造が完全に成立している。

 そんな状況のなかで、いまでも「金を払って」たとえばエロゲのようなコンテンツを買う俺の世代は、上客には違いないわけだ。ただ、雰囲気としては商売というよりも、かつて俺が十代を過ごした「同人誌」の世界雰囲気と、いまのエロゲ業界は似てきているようにも思う。よくも悪くもサロン的な空気がただよっている、というわけだ。

 還暦を迎えた俺たちの世代は、エロゲ通販で買うことはあまりしないようだ。これはおもしろい逆行現象だと思う。ソーシャルメディア全盛の時代を経て、俺たちの世代では「ネット経由の知人」を持つ人間が多い。にもかかわらず、こんな業態が細々とでも続いている理由は――決して認めたくはないが――さびしいのだろう。

 こんな業態、というのはエロゲショップのことだ。

 見かけるようになったのはここ10年くらいのことだろうか。最初古本屋からの発展形だったと思う。滞在時間が長く、現金払いで直接儲けにつながる客に、休憩スペースを作ったり、茶のサービスを始めた、というのが原初的な形態なのだろう。いつしかそれは、初老のオタ世代の溜まり場的なものとなっていった。

 オンラインで呼吸をしていたような俺らの世代が、最終的にオフラインに慰めを見出すようになったのは、この年になってくると、コミュニケーションというものは、やはり顔と顔をあわせなければ通じない、というつまらない真実がひしひしと感じられるようになってくるからだろう。

 あれほど夜型の生活をしていた俺も、朝5時となると目が覚めるようになった。軽く散歩をして、朝食を取り、朝7時となると近くのショップに顔を出す。

 目が覚めるんじゃない。単に眠りが浅くなっただけか。

 俺は自嘲的に思いながら、家を出た。

「よう」

 すでにショップはいものメンツが集まっていた。

 木のテーブルとコーヒー香り。流れるBGMは、この季節だ、夏影に決まっている。もう40年も変わらない、俺たちのテーマ曲だ。ただ感じかたは昔とは違う。最近の俺は、この曲にどことなく「お迎え」の影を感じるようになっていた。

「庭のパッチはまだかい

「俺らの生きてるうちには出るさ」

 定番の挨拶を経て、新作の話などをする。

 エロゲ業界クラス化が激しくなった。若年層においては、すでに「テキスト+ボイス+立ち絵」の形式のADVは死滅しているに近い。ここ四半世紀のあいだに画期的アニメーション作成ツールがいくつも出て、敷居が大幅に下がったためだ。

 しかし俺らの世代にとっては、やはり昔ながらのADVがしっくり来る。

 ジャンルもずいぶん変わったと思う。いまでも思い出したように学園ものは出るが「こんな学園どこにもねえよwww」は、より切実な響きを持つようになってしまった。いまや学制自体が違うからあたりまえだ。

 かつて、そう、俺らが三十代だったころ、冗談半分によく言っていたものだ。将来は孫ゲーが来る、と。その予測は当たったかといえば「なんとなく当たった」というのが実情だろう。結局還暦を越えても「そういう部分」での精神的な構造はあまり変わらない。むしろ老いには直面したくないのが実際で、いちばん多い設定はといえば、やはり若返りもの、ということになる。典型的テンプレは、癌の告知から始まって、主人公タイムスリップ、「あの夏」を体験したうえで現実に戻り、幸せな死を迎えるものだ。孫ルートのあるゲームは全体の3分の1くらいだろうか。

 特養老人ホーム舞台にした介護ゲー、なんていうのも昔はよくネタとしてあったが、これはむしろ陵辱ものに多い。現状の自分ルサンチマンを反映したような設定が陵辱ものに多いのは、いまも昔も変わらない。最近だと、恵まれない家庭環境にある女の子ばかりを集めて決死の肉体看護をさせるも、それらの女の子にひどいことばかりしているうちに、だんだん精神的におかしくなってきて、瞳の光が失われていき、最後は性奴隷になる描写が秀逸だった「奴隷介護地獄のエデンで少女たちは何を見たか―」がヒット作だ。

 そう、当時予測しておらず、現在隆盛になっているジャンルがある。ロリババアものだ。当時、なんでこれに気づかなかったのか、自分でもわからない。かつては純愛系のゲームならば、たいていは妹ルートがあるのがふつうだったが、いまではそれがロリババアに取って代わられている状況だ。

 エロゲ業態全体が同人的な雰囲気になって、大ヒット作というのは生まれづらくなっているわけだが、そんな中で気を吐いた例の作品における、あの名セリフに殺された人は多いだろう。

時間を止めて、待っていましたよ」

 そんなわけで、考えようによっては25年前となんら変わらない生活をしている俺らだったが、最近俳句ちょっとしたブームだ。俺たちが若いころから俳句なんていうのはジジイくさい趣味だったわけだが、この年になってみて、なぜ年寄り俳句を嗜むのかわかったような気がする。

 この年になると「言葉を紡ぐ」のが億劫になってくる。表現欲がなくなるわけではない。それ相応に人に認められたいという気分もないわけではない。しかしそのために多くの言葉を紡いで「人に伝える」ということに価値を見出せなくなるだけだ。しかし溜まっていく日々の鬱屈言葉にしたいと思ったときに、俳句のような形式はとても都合がよい。

「それじゃまあ、新作の披露といきますか」

 3人のなじみのじーさんを前に俺は言った。そしてそのじーさんたちは、俺の姿でもある。

 では一句。俺はのどに絡む痰を切ってから読み上げた。

コンドームかぶせてむなし秋茜」

「ほぉ……」

「確かにむなしい……」

「もう勃起しねえしな……」

 場を、いい感じに絶望的な空気が支配した。ちなみに「秋茜」は人生黄昏を迎えた俺たちの心境を、秋の夕暮れのイメージに重ねたものだ。

「では次はオイラが」

 オイラ。またなつかしい一人称が出たものだ。映画監督としても有名だった某芸能人他界してから、この一人称を使う人は滅多にいなくなった。

「我慢汁 集めて臭し俺の川」

「川になるほど出ねえだろ……」

「てゆうか我慢汁自体もう出ないよね」

「つーか最近さぁ、オナニーの途中でめんどくさくなるんだよね……」

「あんたまだ現役だったんだ……精液だけに、原液、か……」

「もうだめだ」

「だめだなぁ……」

 俺たちがそうやって淀んだ空気の中で薄ら笑いを浮かべていると、店主の孫娘が姿をあらわした。夏休み中で家にいたものらしい。健康的な肉付きの太ももが眩しい。

「あんたらまた来てんの? いい年としてくっだらねえシモネタばっかしゃべって、店内がイカ臭くなるからやめてくんない?」

 ああ、罵倒が心地いい。あの太ももに挟まれながら罵倒されたら、そのまま昇天できるのではなかろうか。

「ってうっとりした表情浮かべてんなよ! 歯槽膿漏くせえ口あけてぼんやりすんなよ……」

 店主、あんたは勝ち組だ。

 人生において、後悔なんぞは役に立たない。そんなあたりまえの事実を笑って受け入れられるこの年になってなお、妄執は残るのだ。

 予約しておいたソフトを受け取って、家に帰った。PCの電源を入れてインストールする。

 全エンディングが腹上死ということで、発売前から話題になっていたソフトだ。もっともそれだけでは俺は買わない。エンディングひとつに、顔面騎乗による窒息死があったのが俺の直接の購入理由だ。

 ゲームを起動する。

「登場する女優さんは、すべて60歳以上だからね、まちがえないでね、おじーちゃん♪」

 老眼の進んだ俺にもやさしい極大フォントとともに、ボイスが流れる。

 さあ、残り少ない日々を謳歌しよう。

 ディスプレーの中には「あの夏」が詰まっている。

2012-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20120416222136

限度はあるだろうが、まずはその限度まで利用してはどうだろうか?

限界まで利用して弊害が発生するのもな…

それでも地域単位くらいで入札をかければ、コストは抑えられると思うよ。

その根拠は?

また、間接的ではあるが、そうやってちゃんとした食生活を送らせることによって、不摂生からくる医療費の削減も見込まれる。

それは同意

そういう人間に、無理にでも協調性をつけてもらうため、いや、他人と協調できない人間は生きていけないのだ、ということを肌で知って貰うためにも、こういう共同生活スタイルはいいと思っている。

共同生活送ったってつくとは限らない

非モテ非コミュをみれば明らかだろ

集団生活送るだけで協調性が身につけば苦労しねえよ

2011-12-24

ハーモニー リマインダー

一度ハーモニーを読んだ人(=自分)がハーモニーの内容を思い出すためのもの

01

 いまから語るのは、「私」の物語

02

 高校生時代

 私は、同じクラスのミァハに話を持ちかけられる。大人になってwatchmeを入れられて、社会の一員としてからだを見張られる前に、パプリックエネミーにならないかともちかける。

 リソース意識、公共的身体の意識にあふれた、窒息しそうなほどの優しさをあびせかけてくる社会の敵になろうと。

 自分の体は自分ものなのだ世界に主張してやろうと。

03

 私は大人になり、WHO螺旋監察官をしている。

 その仕事をしていれば、自分の体を自分ものとして、たばこをすったり酒を飲んだりできるから

 

 しかし、こうしてミァハ的(自分の体を自分ものとする)な生き方にたどり着くまでに、大きなものを失った。それは、ミァハの命。

 高校生時代、私とキアンに、ミァハは一緒に死なないかと持ちかける。私たちがこの「優しい」「公共的身体」の社会から脱出するためには、それしかないように思われた。

 私の父こそ、この「優しい」社会を作りだした研究者の一人なのだと私がいったら、ミァハはどう思うのだろう?

 私はいま、酒をのみ、たばこを吸い、ミァハ的な生活をしている。

 でも一方、螺旋監察官として、「優しい「生府」」のある側に属して、「優しさ」を、それのない世界に広める仕事をしている。本当のミァハにはなれていない。臆病者だから

04

 螺旋監察官をしていれば、さまざまな種類の死が待っている。通常の人間には老衰しかありえないのに。

 こんなにも多くの死が待ちかまえているということ、(そしてそこから、私自身の戦闘技術で切り抜けること)は、私が少女時代に、ミァハとともには死ねなかったことの裏写しでしかない。

 高校生時代、私とキアンは死ねなかった。ミァハだけが自殺を成し遂げた。

 ミァハですら、わたしを殺すことはできないんだ。

 この優しさに満ちた、公共的身体の意識にあふれた社会は、誰の手によっても、どうにもならないんだ。高校生時代に、そういう諦めの境地に達し、私は死ぬことを挫折した。

05

 上司オスカーシュタウフェンベルクに、飲酒を見られる。

 そのため、私は日本に返される。

 だが、私が酒を飲んでいたことは、世間に知られるわけにはいかない。私は私自身の失敗を人質にとることができる。

06

 私は日本に帰ってくる。

 かつて私やミァハと一緒に死のうとしたキアンが空港に迎えにきてくれる。

 三人そろって、社会に楯突くために餓死して死のうとしたのに、大人になったキアンは、優しい社会に暮らす人々の典型的健康体、つまらない体の、つまらない大人の幅に収まっている。

 私はミァハにあこがれ、不摂生な生活をしているのに。

 ミァハが敵になろうとした「優しい」人々と、キアンは交流を持ち、社会リソースとしてボランティアをするようになっている。私はそういう人たちとは会おうとも思わないのに。

 私はだんだんミァハになっていた。生きていたらこうなっていただろうミァハに。

 キアンと一緒に、レストランで食事をする。と、

「うん、ごめんね、ミァハ」

 キアンはそう言い、突然に私の目の前で自殺する。

 同時に世界で、何千人もの人々が自殺していた。

2

01

 自殺したのは、スクナビコナ(北海道神宮とかとかとかにまつられる、酒とかとかとかの神。オホムチ大国主とペア)生府のアグリーメンツだった。

 キアンの死を直視したことと、謹慎として日本に返されたこと。この二つを理由に、私は螺旋監察官であるにも関わらず、自殺の同時多発事件の捜査に加われない。

 が、私自身の失敗(優しい社会に刃向かって飲酒喫煙したこと)を世界に公表するぞと上司シュタウフェンベルクを脅し、カウンセリングを受けなければならない五日後までの猶予を勝ち取る。

02

 無数の自殺者のなかで、キアンだけが意味のある言葉

「ごめんねミァハ」を遺して死んだ。

 だから私は、ミァハの両親宅を訪れた。

 ミァハの母レイコは、ミァハを立派な社会的リソースにできなかったことを悔いている。自殺願望のある子に育ててしまったことを悔いている。

 ミァハはレイコ遺伝子的な子供ではなく、チェチェン戦争孤児だったと知らされる。

 そしてミァハが自殺後、献体されたことも知らされる。

 献体された研究者は、ヌァザ――私の父。

03

 キアンが死ぬ直前、彼女との食事の回想。

 キアンの告白

「ミァハが作った薬を飲んでいると、私の体がみるみる変化(ルビ:餓死)していく。「優しい社会」が提供する医療に浸りきった私は、体は恒常的なものなのだと思っていた。こんなにも変化するものなのだとは思ってもいなかった。だから恐ろしくなり、私たち三人がしていることを親に相談した。でも、そのとき、ミァハは変化しきっていた。死んでいた。だめになってた」

 私は、

「私がこうして生きているのは、キアンのおかげなんだね。アルコールたばこで体を傷つけられるのはキアンのおかげ」

 キアンは、

「トアンは、どうして私がキアンと友達になったのか聞いたよね。私だって、ミァハと同じように、あのころ世界に息苦しさを感じていた。リソース意識なんて冗談じゃないって。……でも、ミァハと友達になった本当の理由は、たぶん、バランサーを気取っていたからだと思う。ミァハが言っていた、死んじゃおう、とか、誰かを殺しちゃおうっていうのを、踏みとどまらせる役になろうとして、友達になったんだ」

 そして、キアンの葬儀彼女はこれから液体になり、社会リソースになる。

 父はバグダッドにわたっていた。

 一方、父の共同研究者ケイタは、日本に残っていた。

 ケイタは、「意志というものは、競いあう欲求のどれを選ぶのかを決定する主体」という。

 ヌァザの研究は、人間の欲望や意志を制御するものなのだともケイタは教えてくれる。その研究を進めるために、バグダッドに渡った。

 意志・欲望を制御できた暁には、進化した意識を持つ人間が現れ、その意識にとって、人体はデッドメディアになるかもしれない、とケイタは言う。

 精神こそが、人体を生きながらえさせる手段なのかも。肉体にとって精神がデッドメディアになるときがくるかもしれない。と私。

 上司シュタウフェンベルクに、私の行動を報告せずにいると、

いつまでも「失敗」を人質にして自由に振る舞えると思うな」と、ARの電話口で叱責される。――電話をして、うつむいている私。

 キアンも、死の直前、うつむいていた。死の直前、彼女もARで誰かと話していたのではないか

 螺旋監察官の権限で、キアンの通話記録を見る。思った通り、彼女電話をしていた。

「ううん、ごめんね、ミァハ」

 そう言った相手は、ミァハ本人――ミァハは生きていた。

 ミァハ曰く、

「善とは恒常性のこと。

 現在ほど、世界恒常性に満たされた時代はなかった。

 昔は王様がいて、王様を殺せば世界を変えられたのに、民主主義以降、みんなが互いに互いを律するようになったから。優しさのおしつけあっこ。

 私たちは、そんな社会から飛び出して、自分自分を律しようって誓いあったよね? キアンもトアンも。

 その勇気を、いますぐ見せて」

 そう言われて、キアンはキアン自身の体を殺したのだ。

01

 名刺――プライバシーという言葉が、まだいやらしい意味ではなかった時代個人情報を個人が隠し持つことを許されていた時代に、個人情報を相手に手渡す手段。

 友達になった私とキアンに、ミァハはそれを渡してくれた。

 インターポールりイアン・ヴァシロフも、初対面の私に名刺自己紹介した。

 そのとき世界は、あの集団自殺のせいでゆがんでいた。

 優しさを与えあう社会、互いに互いを信頼しあう社会

 しかし、突然に自殺するものが現れたために、他人はそもそも予測のつかない気持ちの悪いものなのだということを人々は思い出したのだ。

 ヴァシロフが調査しているのは、WatchMeを介して人体に不正アクセスすることが可能な組織

 その組織は、再び人類が〈ザ・メイルストロム〉に陥らないように、人類監視しようということを大儀銘文としている。

 しかし、その組織内の、その信念に反する一派が、今回の大量自殺引き起こしたらしい。

 ヴァシロフとの車中、テレビでミァハが人類に宣言する。

「一週間以内に、誰か一人を殺してください。それができない人には死んでもらいます

02

 ミァハが、大量自殺と宣言によって作った混乱。

 そして、生府が醸し出す、息苦しい空気

 それらについて思いを巡らせているうちに、「医療ドバイ」、バグダッドにつく。

 そのころ、世界で、宣言に促された他殺、宣言から逃れるための自殺が頻発する。

03

 バグダッドガブリエル・エーディンと会う。

 彼女曰く、

人間価値判断は、指数的な合理性ではなく、双曲線的な非合理性。合理性と非合理性の争いが、意識である

04

 私のホテルの部屋に、ARではない、紙の書き置きがある。

「アブー・ヌワース。ARなし、盗聴なしで」

 アブー・ヌワースの人々は、WatchMeを人体に入れておらず、様々な病気にかかり、早死にする。

 アブー・ヌワースの食事は、生府に管理された世界のそれと違って、カロリーカフェインアルコールハレンチなほど。

 そのアブー・ヌワースに、父ヌァザがいた。彼が渡しに書き置きしたのだ。

05

 父は、ミァハの死後に、研究に没頭するために、私と母を残して家から去ったのだった。

 その父と、バグダッドで再会する。

 父の研究は、ヴァシロフが調査する組織で行われていた。父は組織の一員だった。

 組織人間意識を保持する能力を保持しているのは、再びザ・メイルストロムのようなことが起きたときに備えてのことだった。

 組織の上層――ザ・メイルストロムを生き延びた老人が望んだ世界。それをミァハは唾棄した。

 当時、多くの子供たちがミァハと同じように自分の体を傷つけるようなやり方で自殺を試みていた。この「優しい」社会ストレス限界にいる子供たち。それは、利ソース意識にあふれたこの社会の、対処するべき社会問題だった。彼らですらコントロールできるように、父らの組織システムを組もうとしていた。

 キアンの告発によって辛くも生き残ったミァハは、自殺性向のある子供として、組織モルモットになっていた。

ハーモニープログラム』。それには、老人たちですら二の足を踏むような重篤な副作用があった。

 それを実行すると、人類から意識が消滅する。

06

 意識が消滅するのはハーモニープログラムを実行すると、人間の非合理性が合理性と迎合し、葛藤がなくなるため。

 結局、プログラム人類に実装されてはいものの、第二のメイルストロムまでは実行されないものとする。そういう折衷案を老人はとった。

しかし、なぜミァハはそれを実行しようとしているの」と私は問う。

「ミァハの意識は、戦争の渦中、自殺を行うために後天的に獲得されたものだ。そして――」

 父の説明の途中で。ヴァシロフが現れる。

 ヴァシロフはインターポールとしてではなく、組織の一員としての仕事をこなすために現れた。彼は、組織の中でも、父と対立するミァハ派の一員だった。

 父は主流派のリーダー格。主流派の結束力を弱めるため、ヴァシロフは父をねらっていた。父がでてくる好機を作り出そうと、娘の私を泳がせていたのだ。

 ヴァシロフらミァハ派の目的は、人類を正しい調和へと導くこと。

 ヴァシロフは私の銃弾を食らい、父は私をかばってヴァシロフの銃弾を食らう。二人とも死ぬ。

 死の間際、ヴァシロフは、ミァハがチェチェンにいると私に告げる。ミァハの生まれ故郷に。チェチェンの、〈対ロシア自由戦線〉に。

01

 高校時代の回想。

 日本の、学校という権力のなかに、私もミァハもキアンもいた。

 ミァハは、「私は前、こことは別の権力に従わされてた。地獄だった。向こうにいたら、銃で殺される。

 でも、こちらがわにいたら、優しさに殺される。どっちもどっち。ひどい話だよね」と。

 ミァハの宣言により、世界の各地で殺戮自殺心中が頻発している。

 その問題についての、螺旋監察官会議(ARセッション)。

 わたしはシュタウフェンベルクに、これまでの捜査経過を報告したい。

 しかし、どこまで情報をつかんでいるか組織スパイされないために、セッションシュタウフェンベルクとの二人きりに切り替える。

 と、シュタウフェンベルク彼女自身が組織の一員なのだと明かす。

 ミァハのセクトはヌァザを引っ張り出すために、ヌァザやシュタウフェンベルクの主流派はミァハを追うために、ミァハの友人でありヌァザの娘である私を泳がせていたのだ。

 私が自由に行動できいていたのは、「失敗」を利用できていたからではなかったのだ。

 シュタウフェンベルクら主流派はミァハと接触し、どうして人々を自殺させているのかを聞き出したかった。

 チェチェンにいる螺旋監査官、ウーヴェに協力を要請する。

02

 チェチェンのウーヴェと会う。

 ウーヴェは、ミァハがいるはずの〈対ロシア自由戦線〉との人脈を持つ。

 ウーヴェは、私と同じようにも「優しい」社会に息苦しさを感じ、そこから逃げ出すために螺旋監察官になった男だった。

 ウーヴェが呼び出した現地の少年、〈対ロシア自由戦線〉のメッセンジャーに、私は「紙」を渡す。

 すぐに、〈対ロシア自由戦線からの返事がくる。

 一人で、ARの通じない山を登れ、と。

03

「優しい」社会では感じられない、身体の不自由さを意識させられながら山を上る。

 進化のつぎはぎでしかない身体を意識させられる。そして、私の感情も、私が私であるという思いこみも、進化の結果でしかないのた。

 バンカーの中、ミァハと再会する。

 ミァハが私に会おうと決めたのは、少年が持ってきた「紙」が、かつてミァハが私にくれた「名刺」だったから。

「ミァハが自殺に追いこんだ人たち、それに、父さんとキアン。誰も死ななくてよかった」と私。

「そう。死んでいい人なんていなかった。そして、これ以上死人を出すわけにはいかない。でも、こうでもしないと老人たちはボタンを押そうとしない。

 私たちの望みは、人類ハーモニクス

04

 高校時代、ミァハの自殺の直前、彼女の持ち物の本を火葬した、それを私が手伝った思い出。

 私たち三人の死が、世界に対する一撃になるはずだった。

物語のコア〉

 ミァハは、

「私の意識は、ここの、チェチェンバンカーで、性的暴力という人間の野蛮によって生み出された。

 でも、人類が持っているはずの野蛮を押さえつけようとする「優しい」社会では、人間が壊れていく。自殺していく。

 私は世界の人々を愛している。この世界に、人々がなじめずに死んでいくのなら、彼らは生きるために、人間という意識であることを突破しなければならない。意識という、進化上のその場しのぎの機能を取り払って生きなければならない。

 ……組織の老人たちは、『意識の停止』を死と同義と受け取った。だからボタンを押そうとしない。私の民族のように、意識のない存在だっているのに。

 それでも、世界がめちゃくちゃになりそうになったら、老人たちは意識の消滅、ハーモニクスボタンを押すはず。

 私は、毎年無為に命を落としていく何百万の魂のために、魂のない世界を作ろうとしたの」

〈/物語コア〉

 私は、

「ミァハは戻りたかったんだ、意識のない風景に。……じゃあ、それを奪うことは、父さんやキアンを奪われたことに対する、ささやか復讐になるかな。

 あなたの望んだ世界は実現してあげる。

 だけど、それをあなたには与えない」

epilogue

 そして、人類意識を失った。

2011-11-17

処女より、人妻人妻より、同性愛

あれは25歳の時だけど、当時童貞彼女いない歴=年齢)だったときの話。

ひょんなことである女性告白した。

恥ずかしい話、彼女いない歴ryのくせして、そこそこに勝算があった。

自分に多少の自信があった。

いいとこのボンボンで、悪い遊び(酒、煙草ギャンブル、女遊び)もしてない、しかも食うに困らないレア資格も手に入れていたし、定期的な運動バランスのとれた食事で不摂生をしている周りに比べたら肉体だって自信があった。

学生時代のように、いけてるいけてないの二元論じゃない今なら、今なら、自分の評価も悪くないはずだ!っと思ってた。

一緒にいて、お喋りをして、あちこち出掛け、それなりの感触はあった。

繰り返すけど童貞のくせしてそう思った。

順序すっ飛ばして、告白前にすることをしようとしたとこだ。

手をつないだり、ハグッたりして、キスしようとしてとき、やっぱ順序逆はダメかなって思って、「好きだ」みたいなことを言った。

かいセリフは憶えてない。

たぶんそんなことを言ったはずだ。

で、それに対する彼女の返答は

ダメ、付き合えない。」

みたいなことを言ったと思う。

やっぱり細かい所は憶えていない。

「…どうして?」

自分じゃいい感触だと思っていたのが、ぜんぜんそうじゃなかったことに気づかず、恥の上塗りを続けた俺。

だってあなた結婚願望ないじゃない」

「私は楽しい恋愛はもういいの。結婚したいの。結婚してくれるならエッチさせてあげるわ。する?それとも(結婚なんか考えてない)ただの体目当て?」

そこで俺は引き下がった。

怖くなった。

もし処女がだったりしたら、それも受け止められたかもしれない。

でも、俺は心のなかで怒った。

楽しい恋愛はもういいってなんだ?君の一番綺麗だったときは他の男に捧げて、俺に与えられるのは養う義務なのか?

彼女は僕より年上だったし、バツも同棲経験もあることを知っていた。

自分の汚い部分をさらけ出すと、俺も内心では

「30に足をつっこんだ女でバツもついてりゃ、今更恥ずかしがることもないしやらせてもらえるだろ」

と全く思っていなかったとは言いがたい。

さっきの、勝算というのは、それも多少含んでいた。

俺の価値なんてものは、やっぱりなかった。

資格ホルダーとか、年収とか、それをひっくるめた俺に魅力があるかと思いあがっていた。

資格だとか年収だとか実家資産だとかに価値はあっても、それは俺の価値なんかじゃない。

結婚の可能性を匂わせて始めて価値が出る。

しかに、その当時結婚願望はほとんどなかった。

はいえ、結婚しないと思っていたわけではなく、憧れが特にはないという程度で、嫌なイメージはなかった。

しかし、部屋を出て、彼女言葉脳内リフレインしつづけ、次の日にはもう結婚に対して負のイメージしかもてなくなった。

結婚は、汚い。

結婚は、女が体を売って男の金を奪い取ることにほかならない。

そう思えてならなくなった。

いま、自分が心から好きになれる恋愛対象は、人妻と同性だ。

古典小説における恋愛はなぜか不倫愛が多い。

過去権力者には同性愛者が多かった。

昔はどうしてこうもと思っていたが、今ならわかる。

結ばれない恋こそ美しい。

結婚(=ビジネス)に結びつかない恋は美しい。

その後しばらくして、童貞風俗で捨て、素人童貞人妻で捨てた。

その人妻とは耐久レースのごとくやりまくった。

途中に食事をはさみトイレはさみ睡眠はさみ半日やりまくった。

あるときは車でも、野外でもセックスした。

1年くらいやりまくり彼女旦那との間に子供ができ、自分とは終わった。

先がない恋だったわけだし、行くとこまで行かずに終わったのは幸運だったのかもしれない。

俺は彼女に愛されたりしたんだろうか?

彼女が愛したのは、俺のペニスだけだったんじゃないだろうか?

そんな自問自答してる。

もちろん、人妻との恋愛を口外するわけにもいかないので、周囲にはまだ彼女いない歴=年齢の童貞で通してる。

次の恋人は、同性を狙ってる。

同性愛にこそ、真実の愛があるような気がして。

2011-10-04

おたく

おたくって、どうして早口標準語で甲高い声でしゃべるの?

しかも、相手の目を見てはなさないとか。

いかパソコン(笑)と話してろよww

どうして不摂生お腹が出てるか、ガリガリなの?

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