はてなキーワード: ホストとは
設定だけがぺろっと出てコンテンツが始まった時、めちゃくちゃ盛り上がったのを覚えているので、夢を捨てられないのだ。
女尊男卑の世界で暴力禁止のラップバトル、設定だけ聞くと最高だった。
「男なのに医者なんてすごい」と言われていてほしいし、「男にもデザインセンスはあるのでたまには男の意見も聞かないと」って言われていてほしいし、「男なのにいい年して働き口があるだけありがたいと思え」って言われていてほしいし、「男の賞味期限は短いからそろそろホストとしては賞味期限切れだね」って言われていてほしいし、出版された本は書店で男流作家のコーナーにまとめて置かれていてほしい。
これは別に男が貶められているコンテンツが見たいという意味ではない。
逆転したらあたりまえにそうなる、社会的弱者として扱われるというのはそういうことだという描写があると、「それでも彼らにはラップバトルがある」「でもそれすらも特権階級が消費するためのチープなエンタメにすぎない」という設定でギリギリ感を煽って盛り上がれたと思う。
というか、そういうエンタメだと思って盛り上がっていたので、肩透かしを食った。勘違いだったんなら(勘違いだったんだろうな)まあ、勘違いしたこっちが悪かった。
なんだ、別にそんなに反転してないんだな、と思ったので、今はもうラップバトル頑張ってほしいという感情はあんまりなくなってしまった。
それで別に問題はない。キャラもかわいいし。ヒプノシスマイクは十分面白いし、楽曲はめちゃくちゃいい。
それに、リアルタイムのコンテンツで設定も更新中なんじゃないかという気はするので、これから「女尊男卑の世界」という設定ももうちょっとなんとかなる可能性もあるにはあるよな~、とは思っている。
しかし、それでなくとも「オタクなんてクソ」を内面化して自己嫌悪しやすく、更に「二次元の男にキャーキャー言う自分たちの加害性」まで内面化して、「だから自分たちは隠れるべきなんだ、隠れていないあなたは悪だ」と言いたがる女オタク向けのコンテンツとして、「この男たちは女に迫害されているんですよ」という設定を、女オタクをメインターゲットとして持ってくるのはそもそも危ういし、その危ういところがいいと思ってたんだけど、もっとがっちり設定固めてから来てくれないとかなり揉めるもとなんじゃないのかなあ。杞憂だといいですね。
勿論、そこには多大という言葉ではくくれない程の犠牲を払ったのだ。
中王区と呼ばれる、男性を完全に排除した区画で政は行われるようになった。
そこで新たな法が制定された。その名もH法案。人を殺傷するすべての武器の製造禁止、及び既存の武器の廃棄。しかし、それだけでは愚かな男性の争いは根絶されない。
なので、争いは銃ではなく人の精神に干渉する特殊な【ヒプノシスマイク】にとって変わった。
言葉が力を持つことになったのだ。
そして争いに親和性のあるラップを使い、優劣を決する世界になった。
男性は中王区外のシンジュク・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン等の区画で生活をすることになる。
各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
これは、兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で紡がれる男たちの威信をかけた領土バトルなのだ。
有名なライターのダイマツイートや新譜の影響で今かなり注目されている新進気鋭のジャンルだ。要はいわゆるオトメイトにありがちなキャラクター個性の強いイケメンたちの話なのだが、今までになかった「オタク向け×ラップバトル」という所が独特である。
現在、アニメや小説ではなく、オーディオドラマとキャラクターのラップの収録されたCDが主体のコンテンツになっていて、このラップパートにかなり力が入っている。藤森慎吾やサイプレス上野、新譜にはラッパ我リヤやAvecAvecが参加していて、どれも中毒性の高い曲に仕上がっている。
正直、結構ハマっている。新譜が更新された日も、日付が変わってすぐに聴きに行った。前述の通り曲もかっこいいしかわいいし、ドラマパートも思いもよらない掛け合いや、思いもよる掛け合い、オタクなら妄想した展開が起きたりしていて、5年前の自分なら「マジ公式が最大手wwww病気www」と呟いていたと思う。
だけど一方で、このジャンル、かなり危険なんじゃないか、とも思っている。完全に馬鹿にされて乗せられているんじゃないかと感じてしまう。
女尊男卑のH歴では男は女の10倍の税を貸されていて、中王区を囲む高い壁と厳重な門は税金で作られている。男と男のディビジョンを巡るラップバトルの際は許可を得てその門をくぐって中王区に入り、そのバトルは恐らく放映なり中継なりされて、女性の巨大エンターテインメントになっているらしい。しかもかなり人気があるようで、次の日に初バトルが控えているキャラクターが女性に追い回される、という展開もあった。
この「女性に消費されるエンタメとしての男」という在り方は完全に女性向けジャンルの在り方と一致している。イケメンが出てきて、カッコイーだの顔がいいーだの個性強すぎだの言って話題にする。物語の中でもラップバトルの勝敗は女性が付けるようだけど、CDに投票券が付いているので、これはリンクというより完全に重なり合っている。
これが例えば「女性アイドルが露出や過激なサービスを男性に消費されていることへのアンチテーゼ」とか「流行り廃りの早い女性向けジャンルの在り方へのジョークで笑い所」ならかなりブラックだとは思うがまだいいのだ。けれど、設定の基幹、何度も繰り返し強調される部分で行われている。
体制側に女性を置き、打倒すべき相手として設定することで、今の社会なら「クソ女」と言えば差別で蔑称になるのを、不満や怒りの発露、当然の悪口のようにしてしまう。逆に「所詮お前も男ということか」というセリフが出てくるが、これは侮蔑として受け取れるし、そう発する女性に対してキャラクターたちは唇を噛む訳だ。
私にはこの置き換えがホモソーシャルにおいて女性を排除する事への正当化にしか思えない。
オトメイトレーベルは女性向けなのもあって女性キャラクターがほとんど出てこない。そこに正当な理由があるんですよ、としたいがための設定に過ぎないんだと思う。それを元に作り込むような丁寧な世界観構成とは言い難い。
言い訳にしては、女尊男卑の世界観はあまりにメインターゲットに失礼ではないか。
本当に女尊男卑が貫かれているならいい。税金10倍、手取りも悪くて、がんばってもマトモな仕事につけない。女性からは常に舐められる。正社員なのにお茶汲み、ものを頼めば「ほんと生意気、やっぱ男だから仕方ないか〜(笑)」と言われる、そういう世界観なら確かにキャラクターに肩入れして「このクソみたいな世界を変えてくれ!」に素直になれる。
ホストはもてはやされ、お客の女の子を「子猫ちゃん」と呼ぶ。別に上から目線の営業、という訳ではなく、むしろ紳士的な営業のタイプだ。
サラリーマンと同じ職場には女性もいるし、その友達(ホスト)が職場に来た時にナンパをしまくった、という描写から、少なくとも声を掛けられるような関係だとわかる。
警察官という官職にも、医者にも男はなれる。それがとても恵まれた特別なことというような描写はないし、そういう仕事は権力の弱い男に押し付けるということでもないようだ。
ヤクザは「権力・金・女に酒」と歌っているから、少なくとも世の女がほとんど皆男に対して高圧的で支配的な訳ではなく、むしろ逆の立場の女性もいるということがはっきりわかる。
別にこれらだけを抜き出せば女性差別すぎるという訳でもない。現代と変わらないレベルだと思う。
あるいは女性だけのクラス壁の中だけ異常に差別が強いのか、と思えば、レストランの店員の女性に生意気な口を訊いても追い出されるわけでもなし、道で女に声を掛けても「キャー!」と黄色い声を上げるだけで、デリカシーのない発言は返されない。
そのような実状の描写がありながら、ストーリーの旨みのために「覇権を女ばかり握る間違った世の中」としてしまって、巨大な壁を描写して、わかりやすい敵として女性全体を想定することはおかしいのではないかと思うのだ。それならもっと徹底すればいいし、あるいは燃えやすいジェンダーへのdisは避けるのだって定石だ。
しかも元々ラップやヒップホップというのはかなりミソジニーな文化である。FSDではラッパーの女性に「おまえもいつか妻になる 妻になり母になり、そのあと『なんでお母さんあんなことしていたの』っていわれないように」と向けられたほど、女性はスタンスや地元、これまでのバトルよりもジェンダーをdisに上げられてしまう。
それが問題視され始め、ジェンダーフリーなヒップホップをと少しずつ声が上がり始めたまさにその今、こういう性差別的コンテンツが出て来た意味は、偶然というには出来すぎている。単に商業的にいいフィールドだったとしても悪趣味だ。
ヒプノシスマイクというジャンルが怖いところは、ポップでキャッチーなキャラクターや、「ラップで回復・精神干渉・防御する」というコメディチックでバカバカしい、笑ってしまうような楽しいジャンルとしてパッケージングされているところだ。twitterで検索をかけても、ヒプノシスマイクのミソジニーを指摘している人はいるにはいるがそう多くない。みんな楽しんで考察や二次創作をして盛り上っている。
こういう時、「あなた達皮肉られているかもしれないんだよ!」とファンに言っても無駄だ。女性向けジャンルでソシャゲのトレス疑惑が騒がれた時、ファンは指摘する側を非難して意見を潰そうとした。ましてやはっきりいけないことという訳でもない思想の話、騒ぐ方が野暮だといえば黙って頷かざるを得ない。
けれどここで不快なジャンルは無視しよう、になれないのは、私もまたファンの1人だからだ。好きなキャラクターもいるし、新曲はかっこよかった。投票結果がどうなるのかも楽しみにしてしまっている。ここでとりあえず文字にすることで、あるいは盛り上がりの中心まで届くんじゃないかと思うのだ。
創作物と現実はもちろん違う。しかし、創作物の行間においてこそ現実の常識や意識が反映される。行間を埋める努力が足りないままセンシティブな問題をただ面白みとして利用するのは軽率だ。純粋なファンにしてみればうるさいだけだとしても、世に出した以上、世間の流れと切り離すことは不可能だ。
先程書いたように、ヒップホップはジェンダーフリーを目指すべきだ、という転換期に来ている。勿論、ヒップホップ以外も世間全体が性別に囚われない個人評価の時代になってきている。ヒプノシスマイクが女性が権力を握る社会への単なる下克上ストーリーではなく、ジェンダーで立場が縛られる価値観への一石になることを願ってやまない。
タイトルの通りです。よく分からないだろう。私もまったくよくわからん。
席に座ってイケメンに酒を注いでもらって軽く口説かれるとかそういうんじゃなくて
割と普通にセミナーというか、学ぶべきもの、ことがあるって感じ。
目をギラギラさせてNO1ホストを取り合うためにピンクのドンペリ入れたり
ルイ何やら世を入れたり対抗しあう女たち…!
そんな女心をもてあそぶホストたち!みたいなそういうのありません?
セミナーと称して高い酒を注文させられるのでは?
そういった疑問も最もです。だってまあほらホストクラブだもんね。
その内容をすべて書くのはちょっと無理なのでざっくり書くことにします。
しかし!セミナー前からおもしろいことが多かったのでそっちを書いてからにします。
よろしければお付き合いください。
歌舞伎町と言えば「歌舞伎町って名前なのに歌舞伎座がない」とか
「客引きがやばい」とか「喧嘩が絶えない」とか「ぼったくり店がある」とか
そういうのありません?これに関しては多分あると思う。表立ってないだけで。
さて、そんなわたしが真っ先にしたのは「歌舞伎町 行き方」という検索でした。
とりあえずJRで行ってそこから歩いて15分ほど。意外と遠いな!?
都内で土地慣れしていない場所に行くときは早めに行くのがテッパン。
ということで14:50開始なのに14:00には新宿駅に到着。
愛本店(これを声に乗せて発すると『アイフォーン テン』に聞こえる)に到着!
流石にかなり早くついてしまったので軽食でも…と思って探してみたけど
ラブホで同伴でもするんですかね?しても良いと思うけど
欲と欲と金のぶつかり合いみたいな場所だなーと半ば感心しつつ適当にうろうろしてからローソンへ。
お店の方に許可を頂いて写真を撮らせてもらう。というのも、品物の層が面白かったから!
まず雑誌コーナー。
次はドリンク。
お茶とかよりモンスターとレッドブルと1.5リットルのお茶やジュースが多い。
ホストのお店の人たちが愛用するんだなこれ、というのが如実に伝わります。
こちらも明らかに女性を狙ったものが少ない。買い物客は男どもばっかだな。
ここの店員さんは領収書を切ることが多そうだなー。ホストクラブの名前もばっちり覚えたりね。あるある。
その次は生活品コーナー
米まであるし一般調味料もある!オフィス街の真逆ラインナップです。
つーか洗剤もあるのかよ!
※※というか、なくはないんだろうけどここまでスペース取らない
どうしよう、コンビニに居るだけなのにこんなに面白いぞ新宿歌舞伎町!
誰も居ない!
つーかこれどこから入るの?裏口???表???表ってどこ???
「なんかホストの出待ち感ありますね」と話しながら中へ入らせてもらう。
やべええええーーーーー!!!ベッタベタにホストクラブだ!!!
ギラッギラしてる!輝いてる!シャンデリアと彫刻と謎の写真(犬とか)がある!
何故ライオン像が!?ツッコミどころしかない!ミニマリストの反対語みたいな世界だ!!
そこにはパワーポイントが映し出されていました。
「マイクロソフトもホストクラブでパワポを使うって想像してなかったのでは」
その事実に、良いこと、悪いことの味付けをするのは自分自身であったり
周囲の誰かであったりする。気にし過ぎず、考え過ぎず、見つめ過ぎず。
そう、過ぎたるは猶及ばざるが如し(BGMは美空ひばりさんの川の流れのように)」
ってな感じ。
大雑把な感想で申し訳ないけど、気になる人はセミナーに参加してみよう!
次開催されるかは分からないけど、あるならまた行きたいなー。
さてこのセミナー。
実際にホストさんたちも受けているんだそうです。
「へぇ~!」「お客さんを獲得するためかな~!?」って感じですが
もちろんそれもあるでしょう。いやしかし、もっと違うものがあるのでは…?
話が少しそれますが
今まで女性に対し「女たちの会話ってこええよな~~~!?w」とか言ったことありません?
女性は言われたことありません?「女どもの友情なんてさあ」みたいな言葉。
これって「男たちはそういうことなんかない。サッパリしている」と言いたいんでしょうが
男だってジメジメしてますよ。恋人と別れたとき未練がましい人もいるじゃないですか。
「うるさいな男だって出世が絡んだ瞬間に友情崩壊するじゃん!」と言い返すと
漏れなく男どもから「可愛くないオンナ」という称号をもらえます。やったね!
実際そうなんです。
自分の方がかっこいいのに、トークも良いのに、お客さんもいっぱいついてるのに
あいつは俺より顔が良くないのに客単価が良いから俺より順位が……っていう
マイナスな感情に振り回され、攻撃的になってしまうこともあるでしょう。
そういった気持ちに惑わされないようにするためにメンタルケアが大切なのだなと。
あともう一つ。
キャバクラだとボーイさんがいて、困ったお客さんには
ボーイさんがキャバクラのお姉さんを守るわけです。
キャバクラで働く女性を困ったお客さんから守るボーイ(絵になる)
ホストで働く男性を困ったお客さんから守るボーイ(絵にならん)
実際ホストさんを守ってるボーイさんもいらっしゃるのだろうけどね。
ボーイの力を借りるのも良いけど、自分でうまくあしらってこそホストやん?(ドヤァ)
っていう矜持もありそうだしなー。
そして楽しい時間を過ごして頂く仕事に準じているのだろうなと。
実際こういうセミナーを受けることで働きやすくなるのも事実なんでしょう。
長く愛されるためには働く人の気持ち、働き方、心構えのメンタルサポートも
ゲスっていったらなんだけど、まあ良くも悪くも女の武器使ってしたたかに生き抜いていくスタイルはこれからも崩さないんだと思う。それはフェミとは完全に違う生き方だよ。
男女同権を支持しているなら、
まあそうなんだが、論点としては
・基本こっち側がCDNを用意すると割と洒落にならないコストが発生する
・JQueryとか一般にインフラレベルとされるライブラリに関しては適宜誰がホストしたか分からんにしてもCDNを使うのが得策
・どのCDNにホストしてるかはライブラリを公開している公式に左右されるが、概ねどのCDNを使われていようが特に利用側は気にする必要はない
・JQueryはおそらくgoogle CDN上でも公開ホストされているだろうから、探して好きなの使え
・自分が好き勝手に適当なスクリプトをCDNに上げるのは勝手にすりゃいいけど、それはこの話の中には含まれていない
ってこったな。
サバイバーがキラーの行動を制限する(身動きが取りづらくなる)ラグスイッチ?があるようだ。
結構な頻度で当たるんだが、パッと調べた限りあまり情報がない。
もうあまりに当たり前すぎて言及するほどのものではないってことなんだろか。
ホスト側のラグスイッチはよく言及されてるけど、クライアントであるはずのサバイバーが
コントロールするラグスイッチについての議論があまりないようなのでとりあえず記録を残しておこうかなと。
内容としては、チェイスを始めると急にサバイバーが逃走を止めてジェスチャーを取り始め、
カックカクになって一歩もすすめなかったりする。
だからこちらがチェイスを諦めたり、向こうがジェスチャー以外の行動をはじめるとラグいのは解除される。
単純に、憎い。滅んでほしい。
もし本気で言ってるのなら、品質なんて担保できるわけがないのだ。
あのドキュメント群が、どのようにしてこの世に産まれ出たのか、顧客(エンドユーザーではない)も開発チームも知っているはずだ。
決して詳細設計ではなく、「プログラミングを一切知らないエンドユーザーが見て解る」機能について説明しただけのドキュメントなのだ。
そして更に、上っ面の機能ではなく内部仕様までこと細かく記述した「詳細設計書は作成しない」ことになったのだ。
それを顧客⇔開発チーム双方合意したうえで書かれたモノである。
すなわち今あるドキュメントは、たとえば「○○画面には△△が入力でき、決定ボタンでホストシステムに登録されます。」ということが書かれているだけで、決して「入力された△△を5byteと3byteと8byteの位置で分割し、□□と連結したものを送信用XMLのほにゃららタグにセットしてからホストに送信する。」といったことは書かれていないのだ。
なぜなら、システマティックな知識を持たないエンドユーザーが読んでもわからないからだ。
エンドユーザーは、仕組みはどうあれ、思った通りに入力したデータがホストシステムに登録できることだけを望んでいるのだ。
ところが、だ。
なぜか今は、その上っ面の機能だけが書かれたドキュメントだけに基づいてシステム要件が検討されていると言うのだ。
無理に決まっている。
上っ面の機能ですら必ずしもすべて書いてあるわけではないのだ。
誰がどう見ても数字しか入力しない入力欄には、誤って英字や全角文字を入れてしまうことが無いようチェックしたりしているのだが、「そんなの当たり前でしょ?」的なレベルのことは省略されていることも多々ある。
そしてその「それは書かなくて良いんじゃん?」には明確な基準は無く、レビュアーの感覚、さじ加減次第で省略されるのだ。
経緯は絶対に知っているはずだ。
絶対ということは絶対にない!と言うのなら、ドキュメント作成時から上流工程に携わっている人間でも知らない可能性が無いこともないのだろう。
だが、本気で「知らない」と言うのであれば、恐らくその人間はポンコツの極みである。
そのような経緯があるにも関わらず、今になって「ドキュメントに書かれていないこと」を見つけると、「ドキュメント不備だ」「きちんと書かれていないから正しい要件調整ができないじゃあないか」「不具合なのだからすぐ直せ」だとか……もうね、アホかと、バカかと。
期限と費用を重視して、詳細設計書を省略したんじゃねえのかよ?
であれば、追加開発時に改めて現状把握のためにソースコードの解析を伴う調査が必要になるに決まってるじゃねえかよ。
でもその工数を開発チームに与えることはしない。
未定義部分は末端の担当者に「ユーザーに質問してみて」と、体の良い形で実のところ調整作業自体を丸投げする。
遅れや障害でも発生しようものなら「なぜだ?!」の追及の手は緩めず「対策を考えろ」とか、根本原因の大部分を上流が占めていることを認めようとは決してしない。
それで「このプロジェクトはウォーターフォールだから」とか、どの口?
もうね、アホかと、バカかと。