はてなキーワード: 印刷とは
光の巨人も帰ってきたで。
あのおねだりしまくって積むだけ積んだハッシュタグツイートとフォロワー8万人達成とかああいうのを印刷して交渉提案書として出資元に投げつけるムーヴまで見えちゃうから萎えるんだよな
元々、二次創作同人は、ファン同士がファン活動の一環として、非営利で作成するものだから、公式は黙認します。
でも、紙の値段、印刷代、運搬費、サークル参加代、参加者の運賃..が掛かるから、その分は、御本の費用として頂くのは良しとしましょう。
ここまでは理解できる。
というのが増田の主張だと思うが、
ネットはネットで、通信費やらサーバ代やら別のコストが掛かるのだから、やはり、相応の値段になるのは仕方ないだろう。
特に現状では、紙媒体で出版した同人誌を電子化して売るケースが非常に多く、
人事部長さんの後悔を見て、自分の過去(数年前)がフラッシュバックしたので、総務平社員だった自分も勝手に懺悔の意味を込めてオナニー文書を残したいと思う。
◆スペック(当時)
・転職で工場のIT系総務になるが、中小企業なので実質何でも屋だった
◆勤務先
・入社3年後の退職率が30%を越えるプチブラック。自分も3年で辞めたが、その間に100名以上の退職を見てきた。
・入社から退職するまでの間、ほぼ誰かがメンタルで休職してる状態
◆懺悔
① ぶっ壊れていく人達を救えなかった
多数の人たちがメンタルがやられる環境にあり、壊れていく人たちの姿を見た。
経験者は共感できるかもしれないけど、人はいきなり壊れずに徐々に壊れていく。
顔から表情が無くなったり、目を見て喋れなくなったりする人は適応障害になり、そして鬱病になっていく。
そうなる前になるべく声掛けしたり、愚痴を聞いたりしてし、時にはその人の上司にも話をしたけど、焼け石に水で何も変わらず、何人もの人々が休職→退職するのをただ眺めていただけであった。
とある人は、徐々におかしくなっていき、顔色が常に紅潮して、会社途中に事故って廃車にするなど、ヤバいと周囲思った頃には休職→退職のコンボを決めてった。
正社員で辞めた人間の半数はメンタルをやられている(またはその手前)だったので、平社員とはいえもう少し何かできなかったか、とは思うが、最終的には部長クラスまでメンタルやられて辞めてる人いたからどうしようもなかったんかな。
ちなみに1回鬱病になった人の転職市場の価値は著しく落ちるので、皆さんメンタルには気をつけて下さい。(企業側は再発を懸念する)
② 大量に出した不採用通知
中小企業の多くもそうだと思うけど、転職エージェントはあまり使わない。エージェント会社から採用すると、採用者の年収の約30%近くをエージェント会社に支払わなければいけないので、1人採用すると100万円以上払う必要がある。
だから、専門の高いポジションを除き、エージェントは使わない。
その為、ハローワークや求人誌などで募集を掛けるのだが、それらで来る人が正社員で採用に至るケースは20~30人に1人いれば良い方だった。
求めているのが、「若くて、積極的で、仕事ができる」に対して、ハローワーク等で応募してくる人はそもそも条件にほとんど合わないのでまぁ大多数が落ちる。
(そもそもハロワ経由は地雷チックな人が応募してくることが多いこともあるけど)
ハロワや求人誌の層とはミスマッチな条件で募集を掛けており、受かりもしないのに応募している人を不幸にさせてる自覚はあったけど、募集部門の部長の指示なので仕方なくやっていた。
最終的に応募者から苦情がハロワにいったらしく、ハロワ側から募集条件見直すように怒られ、改善することになった。
(ハロワ経由で100人近く応募して、採用0人だった時、流石に問題視されたみたい)
余談だが8割程度は書類で落とすので、ひどい時は1週間で40~50通以上の不採用通知を出していた。途中からは面倒くさくなって、マクロ組んで不採用通知と返送封筒の印刷を自動化することにしていた。
③知的障害者を見捨てた
障害者の雇用が法で定められており、社員総数約2%の障害者を雇用をせねばならない。総数100名なら、うち2名は障害者である必要があり、雇用していないと不足人数×5万円を毎月払う必要がある。
これが高いか安いかは兎も角、金を払ってでも障害者を雇いたくないという会社もそこそこあるみたいだ。
片手、片足があまり動かない、ペースメーカーが必須な方の様な、なるべく健常者に近い身体障害者(知性がある人)を雇用できれば会社としても管理が楽なのだが、そういう人は大企業や役所系(市役所とか図書館など)取られてしまうので、そういう人が中小に来ることはまずない。
次に性心疾患(障害者手帳持ち)の人だが、程度が軽いなど、比較的まともに働ける人は大手や準大手の対人が薄い部署で囲ってしまうので、こちらも中小企業には中々落ちてこない。
すると中小企業まで残るのは、発達(知的)障害者か、重度の精神、身体障害者だけになるわけだ。
発達障害の程度にもよるかもしれないが、小学校の低学年未満の知性の人を働かせないといけない為、機械設備の側には配置できない。だからやらせるのは大抵草むしりとか、ゴミ捨ての様なことになる。
雇っていた発達障害の子は20歳でアルバイトの様な形で入ってきて、当初は障害者支援(ジョブコーチ)の方々の手も借りつつ、熱意をもって指導、管理していたのだが、やがて急に怒りだしたり、怒って会社を飛び出したりするなどの行為が徐々に目立ちだすようになった。
多分、当初は知らない環境で緊張していたのが徐々に慣れだして、こちらを舐め出したと思われた。
気まぐれで朝からムスっとした顔で出社して、口も聞かない日があるなど、手におえなくなっていたので見捨てることを決め、殆ど放置することにした。恐らく、家庭的にネグレクト的な扱いをされており、時々溜まり積もったものが爆発している様だがそんなことはこちらが知ったことではない。
本人が不機嫌であろうが構わず、仕事だけこなすように伝えるだけで、あまり関わらないようにしていた。
その後、清掃のパートの方を新たに雇った際に、その方に清掃の仕事と合わせて障害者の管理も任せてしまった。
ただ、幸いにもパートの方も適度な距離感で障害者の管理ができ、最終的に私が辞めるまで良好な感じだったので、多分結果オーライだったんだろう。
とまぁこんな形で自身のココに書けるレベルの懺悔をしてみることにした。もっと上手くやれたこともあったのではという反省もあるけど、まぁ仕方ないと私は割りきってます。
もし、人事部長だった人がもし見てくれるなら一つだけ言っておきたいのが、過去の悪さを貴方が全て抱える必要はないんじゃない?ってことです。若輩者の意見で恐縮ですけど、総務や人事に携わる者で、全く白色でいられる人って残念ながらいないと思ってます。時には、訴訟を起こされないように暗躍したり、上手く退職に持っていくことも必要でしょう。
たとえ、貴方がやらなくても、貴方の代わりに誰かが泥を被っていたのです。
言い方は悪いかもしれませんが、携わったのが貴方で無かろうが結末は多分変わっていません。貴方が会社を止めようが、誰かが同じことをしていただけです。
あと、後悔だけでなく中には上手くいって辞めずにすんだり、良い結果に繋がった人もいるのでは?そういう救われた人に目を向けて、自分を許してあげられないのでしょうか??
それでも、もし貴方が人を不幸にさせてしまったと後悔するのであれば、不幸にさせたと思う以上に誰かに手を差しのべて、救ってあげてほしいな、と思います。
https://anond.hatelabo.jp/20200723161343
今回再び筆を取ったのは他でもない、anond:20200828161909 の増田を見たからだ。
「好きな同人作家さんを潰してしまった」に書いてある話が真実かどうかは知ったことではない。正直作り話を疑いたくなるような描写不足もある。
だが同人誌のDL販売が悪く言われがち、特に男性向け界隈より女性向け界隈で強くその傾向にあるというのは自分もまた存じ上げているところだ。
何故悪く言われがちなのかについては、anond:20200829104855 の増田でかなり纏まっているが、
紙の本であれば 印刷費・サークル参加費・交通費等諸経費 の対価として支払っているはずのところ、DLでそれがなくなった途端話がおかしくなってしまうのである。
何故話がこじれるのか?「ガイドラインがないから自治ルールに頼ってしまう」。これだろう。
公式が明確に定めたガイドラインでDL販売がOKとされていればOKと言えるし、NGとされていればNGと言える。
だがそれがないと自治ルールとかいう謎マナーに侵食されて行ってしまう。
DL販売可のガイドラインが制定されているジャンルで活動している知人がいる。
「同人の紙がOKでデータがNGなのは納得できん!」というのを見かけたので、個人的な見解を残す。
二次創作の同人誌は「頒布」であり、「販売」ではない。ぶっちゃけ建前だが、コミケでも同じだ。
コミケの影響で二次創作が許されている雰囲気があるが、他人の著作物で金を取るのは黒寄りのグレーゾーンだ(※二次創作ガイドラインを出している著作物は除く)。
金銭が関わらなければ二次創作は黙認される場合が多い。しかし稼ぐのなら別。
コミケの頒布がある程度許容されているのは、同人誌を作るのに印刷費・交通費・在庫管理など諸費用がかかるため、金を取るのも仕方ないという大義名分があるから。
同人誌も沢山売れたら利益になる訳だが、ほとんどは弱小で黒字にならないという事で目こぼしされている。
印刷費も交通費もかからない。売上額の半分くらいプラットフォームに吸収されるが、基本的に黒字だ。在庫も制限がない。
おまけにFANZA同人やDLsiteは販売数が見れるので、大まかな売上額も推測できる(※女性向けのDLsiteがるまには販売数非表示)。
そもそも、利益目的ではないのならpixivやTwitterで無料公開すればいい。……と言われると、反論できないのではないだろうか。広くファンに届けたい、頒布や布教が目的なら無料公開のほうがいいはずだ。
DL同人は諸費用がかかるから金を取っている、という大義名分を失うのである。
今後売上の一部を著作者に還元する仕組みが出てくれば反発も弱まるかもしれないが、今のところ二次創作DL同人は他人の褌で金を稼ぐイメージが強い(かといって袋叩きにするのはどうかと思うが)。
https://anond.hatelabo.jp/20200828161909
ブコメやトラバに「同人誌(本という媒体)という建前だから二次創作が許されてる」という意見があるけど、DL同人が批判されてるのは恐らくそこじゃない気がする。
同人誌ってのは紙の値段、印刷代、運搬費、サークル参加代、参加者の運賃、そういうのが含まれて、例えばB5で24pなら300〜500円とかそういう値段がつくと思うのよ。
でもDLだと紙も刷るインクも必要ない、運ぶ必要もない、作家がイベントの登録代払う必要も会場に行くための運賃も払う必要ない。
「めちゃシコ同人あるいはめちゃエモ同人描いてくれてありがとうな。でも、ありもしない紙やインク代をなんで払わなきゃならんのや?」
ってなるんや。で、二次創作だと他人のキャラ使っていっちょ金儲けしてるという悪印象も付き纏ってしまう。
オリジナルなら「このエロ同人俺の性癖ど真ん中やんけ!!!!500円でも1万円でも払ったるわ!」という両者win-winなやり取りができるんやけどな。
だからDL同人自体は批判されてなくて(無料ならツイッターに溢れる漫画と同じだし)批判されてるのはその値段設定なんや。
そもそも大前提として二次創作は作品のファン同士の交流やしな。ネットが普及してなかった昔は交流や自分の思いを伝えるために本を刷って、買った人が刷ってくれてありがとうとお金を渡すってやり方だった訳で。紙が必要なければ無料かお礼と言う名の原稿代を渡すくらいでええんやしな。
まあ結局DL版だとこの値段っていう暗黙のテンプレが広まればええんやけどな。このコロナのご時世だし、DL同人の需要もかなり高まってくると思う。
まあ本の同人の適切値段ですら定まるのに10年くらいかかったしそれも時間はかかると思うが…。
「PC・ペンタブ・イラストソフト・通信回線月額・電気代・販売プラットフォームのショバ代などの諸経費が含まれてないから増田はやりがい搾取のブラック企業と同じ!」みたいなことをブコメで言われてるが、
例えばデジタル原稿なら本でもDLでも書くまでにかかる電気代やソフト代などの値段は同じで、出版する場合はそこから印刷代や運搬費が上乗せされると思うんだが。
そりゃ販売プラットフォームの登録料がリターンできるくらいの料金分くらいは取ってもいいと思ってるで(だから少額と書いた)
つうか認めてないんじゃなくて、絵描く環境があるのが大前提だし当たり前だったからすっかり頭から抜け落ちてたわ。まさかそこの隅を突かれると思ってなかった。
っていうか俺、DL販売に値段付けるの反対とか認めてないなんて一言も言ってないよ?
「二次創作は本という形態だから許されてて、DL販売は違うから許されてない」って説がめちゃくちゃ出回ってるからそれは違うと言いたかったたけで。
仕事で郵便物を開封中、ペリペリ剥がすタイプのハガキをペリペリしていてはっと気付いた
中面に印刷された「郵便はがき」の5文字が見えるように、宛先面に5つの穴が開いている
なぜ宛先面に印字しないのか?凝った感じがオシャレだからか?
当然仕事は後回しにして早速ググってみた
だが「ハガキ 剥がす」とかいうくっそ頭悪い検索ワードでも、グーグルは「圧着ハガキ」という言葉に辿り着いてくれる
・「郵便はがき」または「POST CARD」の文字をハガキの「本体」に印字する必要がある
・一番面積のデカイ面が本体扱いとなるため、剥がし口が三角にカットされて面積が微妙にちっさい宛名面は本体になれない。だから3枚合体の圧着ハガキ(Z折りというらしい)は面積が一番デカイ中面に文字を印字し、さらにそれが外から見えるようにしなきゃならない
という決まりがあることも分かった
思い付くのは
・最寄りの郵便局に行って聞く
の二つだが、両方とも仕事中にふと思い付いて出来ることではない
それに自分が圧着ハガキを差出そうとしているならともかく、ちょっと知的好奇心があるので教えてくださいとは頼みづらい
小学生の自由研究ならまだしも、何の利益もない話で相手の業務時間を奪うってのは、いい年した大人はどうしても遠慮してしまう
だがインターネットならどうか
自分は知的好奇心を即座に満たせて幸せ、グーグルも検索サービス利用してもらえて幸せ、圧着ハガキについて教えてくれたサイトの人も(多分)広告収入とかに繋がって幸せ
誰一人ストレスや面倒を抱えずに済んだ訳だ
さらに今日一日(あのハガキの穴は何なんだろう……)と悶々とし仕事に身が入らない、なんて悲劇も回避された
インターネットは素晴らしい
オタクはコロナ流行してから推し作家の同人誌を買え買え言うけどさ、女性向け二次創作は電子書籍にはめったにならない(建前があるのは知ってる)
電子でない本は家に置く場所がない。R18の成人向け本って他人も住んでる狭い家(自分の部屋がない2DKとかのレベル)のどこに置くんだ。
一人暮らしてたときは推しのえっちな同人誌も買い放題読み放題だったけど、人と同居することになったときに手放してしまった。
二次創作本も含めて全部電子書籍解禁してくれたら気にせず買えるのにな。
印刷代がかからない二次創作の電子書籍は建前が崩れるからだめみたいな雰囲気あるけど、といっても電子書籍だって作るとなるとぱっと思いつくだけでパソコンみたいな機材やイラストソフトの利用料金、電気代などはかかってるわけで、経費全くかかってないかと言われるとそうでもなくない? 有料で販売するなら販売ショップに手数料もとられるだろうし。
(一応自分自身もいろいろ描いたこともあったけど、本を作って領布というか販売しようと思ったことがないからよくわからない)
定義的に稼げてないからという指摘があるのはわかるが、一旦置いておいて欲しい。
FAXで集計するとか、ハンコの為に出社が必要だとか、そういうどうしようもないのも、一旦置いておいて欲しい。
MS オフィスをそれなりに使え、VBAをかけて、Teamsなどでオンライン会議、資料は印刷せずプレゼン、
メールとチャットツールは活用、ファイル共有システムはある、といった労働者・労働環境レベルとすると、
他国はそれ以上に何をしているのだろう?
電車での移動中に資料を確認し、新幹線の往復の中で資料を作り、
労働時間内で、待ち時間といったのは、もう切り詰められている。たばこすら吸いに行く時間もなくなった。
AIがうんぬんという話はあるが、プログラミングの域を出ていない。
この手の議論で具体的にどこがボトルネックになっているのかがなく、
AI、IT、ロボット、RPAを導入すれば生産性が上がるという結論になっており、行動を起こせるようになっておらずムズムズする。
そんなこと言い出したら絵なんて描けないじゃん。
絵を描いて納品しました。印刷しました。フェミニストが言語化できない理由で文句つけてきました。回収します・・・みたいな世界がええんかお前は。
ぐだぐだ自分語り
小説を描くのが好きでちょっとくらいは書けないでもないので、思い切って小説賞に応募した。轟沈、2018年11月頃の話です。
鼻っ柱が天を突いてて、前年の受賞者の作品を見て読みながら「これ 勝てるんじゃね…?」とか思ってしまった〜。全然勝ててない! 今読み返すとどうして勝てそうだと思ったのかまったくわからん。鼻っ柱が綺麗に折れた。
ヴォーン次何に応募しよっかな〜〜いや凹むな〜なんて思いながらTwitter巡回していたら、友人が冬コミに発行するアンソロの書き手を募集していた。小説でもなんでもいいからとにかく人手が欲しい風だったので、あと好きな組み合わせでもあった、ダメなら別にお断りされてもいいかと思って、気分転換がてら手を挙げた。微妙な映画見ながらネカフェで原稿してみたり、やったことないことをいくつかやった。
結果、そこそこ喜んでくれた。いやわからん、相手は何かが気に食わなくてもあからさまに不満を出すような人ではないので……。人の本音を気にしすぎるとメンタルが爆発するので、割とボロの時に受け入れてくれたお礼に当日ちょっと良いプレゼントを渡したりした。本人には入れてくれたお礼兼クリスマスプレゼントです、とか言った。当日の話をするとCPの近いジャンル者ならほぼ特定できちゃうので伏せるが、面白いハプニングなんかもあって楽しかった。帰り風邪ひいた
話の流れで○○も本出そうぜ、みたいなことを言われた。この年の夏、ちょっと頭おかしくなるくらい好きな推しができてしまって1人だけのCPで暴れていたので、それでなんか出してみるのも悪くないな〜、と思った。この年の夏コミの申し込みセットを譲ってくれたのもその友人である。
それで出たのが年明けて5月。インテです。
この時はSTARBOOKSさんに大変お世話になりました。もう本当何から何まで教えてもらって……。ホワイト印刷という概念を知らなかった。白のインクだって普通に他の色と同じように使えるもんだと思ってた。高くついた。
ミランダの黒に、同じく黒でタイトルを箔押ししただけの表紙である。ホワイト印刷はR18マークに使った。勢いだなと思う
当日、机にデスノートだけが積まれている。ポスターはあるが、知り合いなんかいないし、誰も来ないだろうな〜と思った。作ると決めたら作るほかなく、売るときのことはあんまり考えてなかった。有名でもなんでもないし、その時売れたのは2冊。ありがとうございました。うち1冊は隣のサークルさんである。気を遣わせてしまって申し訳ない。長文感想送っときました。
話しかけにくる人は結構いたな……ジャンルを知らないようで、何度か自ジャンルを説明していた。聞きやすく見えたのか寂しそうに見えたのか。机の内側で、座ってダラダラ本を読んでいる時間が長かった。閑古鳥の鳴く古本屋の主人になったような気分で、目の前を通り過ぎる人を横目で眺めるだけでなんとなく楽しかった。帰る頃には3ヶ月後の夏コミが楽しみになっていた。
夏コミ。前回がデスノートだったので、ちょっくら自分で明るい表紙を描くか、と思った。こんなことを言っているが別に絵描きから転向したんでもない。まともに絵を描いていたのなんか中学生の頃までである。小説は遠目じゃ書いてても誰にもバレやしないが、絵はバレる。放課後の教室で「目から描いてるような人はうまくならない」「もっと毎日真剣にデッサンしなきゃ描いたことにならない」等々ありがたいアドバイスをいろいろもらい、面倒くさくなった。小説は楽である。完成するまで誰にもバレない。いや本当は絵もそうなんだけど…なんか身構えちゃうんだよね なんでだろ。当時は個人サイトで夢小説なんて書いていた。サイトに遊びにくる人たちは基本褒めてくれるから、楽な方に逃げてそのままなのかもしれない。
htr表紙とデスノートを並べる。まあ人の入りは大阪と似たようなもんだろと思ってタカを括っていたが、こっちは少し違った。前の冬にアンソロ寄稿をさせてくれた友人は「やっぱり一番売れるのは東京よ」なんて言っていたが、結構その通りかもしれない。
5月よりちょっとは知り合いが増えていた。これが互助会なのかはよくわからないが、Twitterでちょっと喋った人と現実で話すのは楽しかった。会えて良かった〜、なんて思いながら、思い出に1冊買って回った。私の本を買ってくれた島の人たちも、近いことを少しだけ考えてくれていたら嬉しいな〜と思う。通りすがりの人がどちらもください! と言ってくれた時はちょっと踊りたくなった。踊らなかった。踊っても良かったかもれない。
1万円札を持ってきた人もいた。私の本は1冊500円なので、いい両替になる。釣り銭がなきゃ謝るだけだし、あったし、買ってくれたのは事実だし、どこにも悲しむ要素はない。
フォロワーさんも遊びに来てくれた。暇なサークルなので隣サークルの人も交えてだらだら喋ったりしていただけだが、なんか楽しそうにしてくれていたので安心した。冬は遊びに行くだけに徹しようかなと思ったが、そうもいかなかった。
あの何から何まで世話してくれてしまってる友人に、「このCP書こうぜ、表紙と挿絵描くから」と言われてしまった。2回くらいいや〜悪いしウンタラカンタラ…と断った気がする。気がつけば本文を作っていて、打ち合わせなんかしつつ全てが現実味を帯びていた。表紙挿絵合わせて6枚くらい描いてもらってるな…。今でもちょくちょく頁を捲る。今まで自分の本がそんなに売れなくてもなんとも思わなかったが、これは売れてくれ〜〜と思う……牛歩ではあるものの通販は出ている、とらのあなで価格が下がるたびちょび…ちょび…と。カートにだけ入れておいて、セールになったら買ってるのだろうか? 覚えていてくれてありがとう〜。
通販の話に飛んでしまった。当日はサークルスペースを取っていなかったので、絵を描いてくれた友人のスペースに委託させてもらった。お使いしたり自分のフォロワーさんとこにご挨拶に行ったり、なんだかんだと忙しく、あと普通に歩き疲れた。なんかバッグが重いな…と思ったら、未開封のストロングゼロが出てきた。前の晩に買って突っ込んで忘れたものだった。流石にコミケ会場でカシュッとやる訳にはいかないので、泣く泣く捨てた。
委託先のスペースにいると、友人のフォロワーさんが絵を描いていたりする。人が来ると売り子して、特に誰も来ない時は耳に鉛筆が紙を擦る音がさりさり入る。遠くに聞こえる人のざわめきと奇妙に響き合って面白かった。打合せにまで呼んでもらってしまい、Twitterを知ることとなった。互いにいいねをするくらいだが、それでいいか〜と思う。御縁があれば喋ることもあるでしょう。
同時進行で実は漫画を描いていた。当然ドヘタクソである。iPad版クリスタをダウンロードして、まずなんなんだこの用語は、というところからやっていた。先の友人とはまた違う人で、学生時代から一次創作を主戦場にしている人である。好きが高じてその一次創作のオンリーを年明け1月に開くと決めたと言っていたから、ちょっと何か引っ提げて持っていくことにしたのである。冬コミの原稿を早めに終えていたので、なんとか何が描いてあるかは伝わりますように……と祈った。祈ってたりなかったら、コマの中に文章を突っ込んだ。
私はおだてられると結構なんでもやってしまうので、漫画も随分褒めてもらってだいぶ調子に乗ってしまった。調子に乗った結果が8月の本につながっていく。
しかしこう書いてみると流されてばかりだ。自分の意思でしっかり本を作っているつもりだったが、人におんぶにだっこですね。
1月の身内オンリーの少し前。推しジャンルのオンリー開催が伝えられた。開催は2020/08/22。当時はこんなことになるとは露も思っておらず、またこのジャンルでオンリーをやってくれることももうないと思っていた。なのでというかなんというか、自分の同人トロフィー解放も兼ねて、前々から気になっていたテーマを据えてアンソロジーを作ることにした。
私は高校時代、文芸部にいた。年に何度か部員の原稿を取りまとめて本を作り、大会に出ていた。別に中心人物でもなかったが、アンソロジーの作り方の概要くらいは知っているつもりでいたのだ。
対応できた部分もあったし、甘かった部分もあった。いろんな人に助けてもらいながら作った本はやっぱりきらきら光って見えた。箔も押したし。
当日は推しのコス売り子さんも来てくれることになっていて、もうこのオンリー終わったら死んでもいいかもな…なんで思っていた。
これでもう全部めちゃくちゃである。6月くらいまでは現地に行くつもりだったが、もう諦めた。通販がメインになるのかな、壁でもなんでもないのでとんでもなくきついが。
いつかコロナが落ち着いた時、以前と同じような形でのイベントはできるんだろうか? そもそも落ち着くってなんだろう。観るつもりだった演劇が次々払戻しとなる。行き帰りの感染を警戒して自分からキャンセルする。舞台クラスターなんて単語を見た瞬間、ふーっと心が沈む心地がした。
本当は、もう少し賑やかなところに置いて、もう少し多くの人の手にとってもらえる筈だった。せめてもの罪滅ぼしに、アンソロ参加者には予定していたより多めの謝礼を出した。でも同人って別に謝礼が楽しみでやる訳じゃないんだよな…オマケが本番みたいになってしまった、ただただ申し訳ない。
1年に小説本2冊、漫画本1冊出せたらいいな〜、なんて思っていた。まあ未来は誰にもわからないものです。せっかくだし、もう1度小説賞に挑戦してみようか。どうせ遠出なんてできないし。
しかしやっぱりこう書いてみると彼女にはすごく世話になってるな。次東京に行けたら、ちょっとお酒でも奢ろうかな! と思います。
おわり
イベントに参加していないし、ほんの現物も持っていない。ネットにアップされている断片的な内容でしかわからないのだがそれでも突っ込みどころしかない。
まず突っ込みどころとして、
①肖像権の侵害に当たる 確実に当たる。著作権侵害意外に訴えられたら勝ち目がない点が五箇所ぐらいある。
②印刷所内容チェックが話にならない 印刷所は修正だけしたら良いというものではない。
③イベントスタッフは一体どこを観て頒布OKにしたのか? 明らかに駄目。
④奥付がひどい 同人誌の奥付チェックは重要ポイントだ。自分の使ってる印刷所なら確実に印刷を引き受けない。
⑤勝手に他の政治運動に艦これPをdisるついでにガソリンぶっかけてる 無能な働き者というやつである。
ということで揃いも揃ってまるでダメだった。作者は批判されて当然だが、イベントスタッフもまるでダメである。
正直頭を抱えている。