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はてなキーワード: 自費出版とは

2024-05-01

24歳、軋んで痛む足 成長期記録を始めよう

小学3年生くらいの頃、私は夜が怖かった。

お化けや暗闇に怯えていたのではない。

私の宿敵は、成長痛だった。


毎晩、眠ろうとしてベッドに入ると、自分の足から、膝から、骨が軋む音が聞こえた。

実際にはそんなもの聴こえていなかったのだと思うのだけれど、少なくとも当時の私は聴こえるなあと感じていた。

ぎゅ、ぎぎ、という音。私と、私の身体の痛みと、ふたりぼっちの夜は本当に怖かった。痛くて、心細くて、不安だった。


「お母さん、膝が痛い。眠れない。」

普段は甘え下手の子どもだったけれど、あまりの心許なさに痺れを切らし、藁にも縋る思いで母に痛みを訴えても、子どもの成長痛を目の前に母親ができることなほとんどない。

困った顔で湿布を貼ったりマッサージをしてくれたが、結局、無理やり目を瞑り布団に潜り、なんとか眠りにつくまで、その痛みはずっと私から離れてくれなかった。


24歳になり、もちろん今は、足が軋むことなんてなくなった。

東京に出て、お酒ライブハウスの楽しみを覚え、夜が大好きになった。


それなのに、今度は朝がたまらなく怖くなってしまった。


昨年の夏に、新卒入社した会社を1年半で退職した。

1年半で、といっても、入社してから研修期間が8ヶ月ほどあったため、実務自体10ヶ月程度しかしていない。

その後、3ヶ月ほどフラフラしたのち、現在業務委託という形で働いている。フリーランスWEB編集者だ。


何時に起きても誰にも怒られないし、満員電車に乗らなくていいし、今日みたいに2駅先の大好きなカフェ仕事をすることもできる。

働き方にも、内容にも、ほとんど制限がない。

企画書名刺があれば、会いたい人に会い、尊敬する人と仕事ができる。


持ち前のフットワークの軽さ、衝動性、興味範囲の広さ、好きなものへの熱量、適度なミーハーさ。

自分性格を鑑みれば、今のこの生活に飛び込んでみたのは正解でしかない、と思う。


それなのに、私は毎日暇さえあれば怯えて、泣いている。


不安なのだ毎日、ああ、また朝に追いつかれた、という感覚が拭えない。

楽しさとか、ワクワクを食い殺してしまうほどの、強靭で凶暴な不安が、ずっと私の背中を睨んでいる。


仕事をしなければいけない。

仕事をしなければいけないのは、食っていかなければいけないからだ。自活しなければいけないからだ。

仕事をしなければいけないと、食っていかねばいけないと思えば思うほど、自分の心と身体が硬く閉じていくのを感じる。

しなければいけない仕事なんてないのに、自分で決めたこと、始めたことのはずなのに、だんだん食っていくための仕事になっていく。

1つのさなエラーが、まるで致命傷のように見えてくる。

なんで他の同級生たちができていることが自分にはできないんだ、親孝行もまともにできていないよ、だなんて、ステレオタイプなつまらない比較自己否定を、気づけば繰り返してしまっている。


こんな己の貧弱さを、まあいっか、と許してあげるほどのゆとりもない。

朝が来るたびに、もうやめてしまいたい、痛い。人生を前に進めるための足取りが、いつまで経ってもおぼつかない。


家族もいて友達もいて恋人もいて、だけどこの痛みを誰かが軽くしてくれるわけではない。

何か悪いことをしているわけではないのに、無慈悲に襲いかかってくるこの痛みは、あの頃の成長痛と同じだ。

いつも、この新しい痛みとふたりぼっちだ。


先日、とある仕事の打ち合わせで、フリーランスの先輩とも言えるライターの方にこの成長痛の話をした。

日記を書いてみたら?」

彼女は、フリーランスになってから増田日記を書き、それを自費出版したという経験を持つ。

「今、私からあなたはとても可能性に満ちて眩く見えるし、大丈夫だといってあげることもできる。

だけれど、確かにあなたの痛みを肩代わりすることは誰にもできないし、他人が何をいってもあなたはきっと不安なままだと思う。

でも、そんな気持ちすらいつかの食い扶持にしてやる、って、泣きながらでも歩けば、気づいたら思いがけない楽しいことに出会えるはずだから。」


しかしたら同じことばかり書いてつまらない日記になってしまうかもしれない。

だけど、私は、毎日自分を苦しめる痛みを成長痛だと思いたい。


成長痛記録、闘病記録、ということにして、痛みとふたりぼっちの日々をここに残してみようと思う。

甘ったれ根性なしの私が、新しい痛みに立ち向かう姿を記録してみよう。

いつか、痛みで軋む音に悩まされていた日々を、エピソードトークにしてしまえる日がくるまで。

anond:20240501091027

門前町花街を兼ねてた場合はままあるし、地域史が地元出版社新聞社雑誌社自費出版等で何冊も発行されてきた程度に規模の大きい都市なら、そういう記録は文化史として割と残されていそうに思う

もっと直截的・大衆的な性風俗実態が知りたいというのはなかなか難しそうだけど

(この話題と直接関係いかもしれないが、30年以上昔は歓楽街公衆電話にはピンクカードが挟まれていたりしたな。ああいうのを収集する遊びが悪ガキの間ではあったけど、それを保管していたら地域性風俗史料になったりしたんだろうか)

2024-03-31

暇空の自伝とかトランスジェンダー本とか、くだらないエロ漫画とか、ライ麦畑でつかまえてなんかもそうなんだけど

「これは悪質は書籍(存在)だ!!!!!」として、焚書運動起こして本を読めなくさせようとすればする程、その有様を見た人は本の内容に興味を持つし読みたがる人が増えるんだよね

「あの(やべー)人達が騒いでる本には、一体どんな凄い事が書かれているんだろう?」ってね


実際は大した事書かれてないんだろうけど、焚書運動自体が本の価値プレミア感を意図せず高めてしまうわけ


中世時代じゃあるまいし、焚書運動の一部が成功してもその本が完全に読めなくなる事態はまずない

どこぞの書店で買えなくなったら買える書店で買えば良いし、現代では電子書籍自費出版なんかも容易なので、完全に本を封殺するのは難しい


不都合な事実だの過激表現だの書かれている「読まれたくない本」を読まれたくない様にするには、存在のものを徹底的にスルーする

焚書運動完璧成功させて且つ作者ごと社会的に葬り出版行為を停止させる他は無いのだが、現状は焚書運動が実質宣伝行為になっている状態


リベラルは左のネトウヨであり実質安倍自民応援団とは、よく言ったもの

2024-03-08

anond:20240308143204

まともな人はネット小説読まない

みんな本を買って読む

今ならKindle自費出版したほうがまともな人に読んでもらえるだろう

なろうみたいなサイトは頭の悪い人しか使ってないから読者に期待するのは気の毒だ

あるいはnoteのような場所で、なにか読めるものを探してるヒトにアピールするのもいいだろう

自分の志すジャンル媒体を間違えてはならない

定期的に「あれなんだったんだ」と思っちゃうシリーズ

・100ワニ

アキバ自費出版ラノベ配ったアレ(2巻結局出なかったな)

他なんかあるだろうか

2024-03-01

読書メーター登録数0の(自費出版じゃない)漫画ってある?

まり読み終わった読書家や積読読書家が全部0な漫画だ。

登録者数0の本を見つける遊びを自分に課してみて、自分が知ってる限りのマイナー漫画検索したが、どうしても一桁や登録者数がいるマンガしか見つけられない。

現在登録者数0の漫画があったら教えてほしい。ただし発売日から一週間は経ってるものとする。

追記

この増田知識が集まる流れになったから伸びる(確信)。dorawiiより

2024-02-21

Under The Roseってもう続き読めないのかな

から休載しまくりだったが、最新話からもう5年ぐらい

もうだめなのか

作者のTwitterはただのオタクがよその作品感想垂れ流すだけのものになっとるし

結婚でもして安泰した生活を手にして創作意欲消えちゃったのかな

19世紀イギリス20代後半の家庭教師の女が16歳の教え子に強姦されたけどなんやかんやレイプから愛が芽生えました~

という過程描写説得力はあるがまあ正直作者が年を取るほどしゃらくせえとなりそうなストーリーなので

一回離れたら続き描く気力萎えるのかもなあ

2002年連載開始で既刊10

同年連載開始した作品といえば鋼の錬金術師クレイモアがある

掲載誌が消えたとはいえ自費出版する例もKindleで出す例もあるし作者のやる気の問題

死ぬ前に続き描いてくれんかな

2024-01-14

アマゾンレビュー自作自演禁止してない

ようは買えば自作自演だろうとレビューで高評価つけてもいい

例えばKindleダイレクトパブリッシング自費出版した本に自分で高評価レビューを書くことは禁止されていない

購入があればランキングに上がるしレビューがあれば見た目がいい

やらない手はない

なぜかみんなおおっぴらに言わないけれど

プレステージコミックとはなんですか?

同人誌よく出してる絵師がまた新しい作品を出したのをpixiv販促していたのでリンク先の電子書籍サイトに飛んだらレーベル情報プレステージコミックとありました。

同人誌だとしたらレーベルの欄があるということ自体変なはずなのですが、その人が商業デビューしたという話も聞きません。

こういうものレーベル名で検索したらワニマガジンなら快楽天というように雑誌が出てくるはずですがそれも出てきません。

そうするとやはりこれはナンバーナインみたいな自費出版仲介するサービスレーベルなのでしょうか?詳しい方教えてください。

2023-12-10

あの娘もトランスジェンダーになったって、内容すら知られてないこと逆手にとって、題名変えてpdfで配布しちゃえばばれないんじゃねーの?

てかそんなこそこそせずとも出版社許可ないと取りやめされたもの自費出版とかできないもんなの?

あるいはtorに流れたふりして「私のパソコンウイルスが入ってそうなっただけ」で逃げるとか。

なんぼでも公開手段はありそうだが。

2023-12-07

anond:20231207151552

自費出版もできる時代出版社をわざわざ自分で選んでおいて自由もクソもないよな

anond:20231207095541

令和に自費出版して有名になったものなんてあんの?

実際に自費出版出版社では全然訴求力が違うんだからそれは「権威ガー」とか言う問題じゃないよね。

現実見なよ。

なんだかんだで旧来のメディアの影響力をみんなで支えてるよな

今回の絶版問題もすげー盛り上がってるけどさ。

出版社」とやらがわざわざ出版しないとコンテンツ発信できない時代じゃあるまいし

出版社」が出さねーって言ったところでいつまでそんな多大な影響力を感じなあかんねんってなっちゃう。

それでも、どうやら世の中の皆様方においては

出版社出版を取りやめた」ことは昔と同じように異常事態なようだ。

もう令和だぞ。

普通にWebで発信すりゃよくね?

そうじゃなくても今って電子書籍ならタダみたいな値段で自費出版できんじゃん。

いつまで「出版社」に「権威」を感じてんだろ。

よーわからんわ。

2023-12-06

anond:20231206003954

閑話休題」すんの?

それって「 二次創作の薄い自費出版本の売り上げは、原作者還元されていませんよね 」はもとの話題関係ないことを自分で認めてるんじゃね?

2023-11-01

各巻4000部しか売れてないラノベ作家だとしたらそれは単なるマイナー副業家の域を出ないだろ……

つうか6万って600円の投げ銭100人から集めるだけで達成できるわけで、多くのAI絵師ドンドン達成してる程度のレベルじゃん。

それを指して「有名作家じゃんマジやべえ!」はおかしくね?

俺はおかしいと思う。

やっぱアニメ化するラインは超えないと無名なんじゃないかな?

有名ってのは「興味がなくても勝手名前が耳に入る」のレベルだと思うよ。

日本語定義的な意味合いでね。

まあこれは世界作家に対する解像度の低さが悪いんだけどね。

LV0「一作書き上げたこともないワナビ

LV1「HPに載せたSSが一部でちょっと話題

LV2「自費出版したはいいけど全然売れてない赤字作家

LV3「新人賞を勝ち上がって実力でレビューした期待の新人

LV4「アニメ化もした有名作家

LV5「アニメ原作馬鹿売れの超有名作家」 

ぐらいの感じやろ?

まあ人口分布考えるとそこまで間違ったピラミッドだとは思わんけど、それにしたってLV2~LV4ぐらいの間にある個性あふれるグラデーションがガン無視されている感じ。

「有名ではないし食えてもいないけど紛れもなく作家と呼ぶべき人物」っていう立ち位置の複雑さから皆が意識をそらし過ぎてるんだと思うわけよ。

2023-10-18

村上春樹欧米評価されてるから村上春樹がすごいということにはならないと思う。

評価のために読まれるには翻訳されなきゃいけないが、まさか売り込みもなしにこれだけ「層の厚い」日本小説コンテンツにおいて、外国の方からピンポイント作家見出して「翻訳版出してくれない?」なんて声がかかることはないだろう。そも翻訳版ない状態ではほとんどの外国人にとってどの作品翻訳に値するか内容を理解することができない鶏卵構造なのだが…

多分村上春樹場合出版社側がこれは欧米でも通用するとの自己判断翻訳版を出したのだろう。逆に作家本人がどう思っていても出版社が認めない限り著作権関係自費出版もかなわないのだから翻訳してもヒットしてた可能性があるもの出版社意向のせいでその道が断たれてる作品だってあると考えるのが普通だ。

さきほど層が厚いと言ったが、これほどまで物書きじゃなくても小説を書く人がいてそうやって趣味で書いてたのが高じてプロジョブチェンジする事例を豊富に抱える土壌を持った国は他にないと思う。

海外になろうエブリスタみたいなサイトはないだろう。

増田でも小説書く人もいればTwitterSS塗れ。

海外ブロガー文化評論家的なことを書く人はたくさんいるが物語を書くことにここまで国中が夢中な国はないんじゃないか

そのなかで小説書いてたらノーベル賞に選ばれるのと、圧倒的に小説を書く人が多いこの国だとどんなにいい作品を書いてもそれに比肩する作品ごまんとあるような状況から抜け出せないであろうこの国で目立つことができないために翻訳版が出されずノーベル賞が取れないのと、どっちの方が小説家として実力が上なのか単純に比較できないと思う

ぶっちゃけイラストレーター界隈同様文学芸術から人脈や売り込みのような外的因子がものを言う世界なんだと思うわ

2023-06-27

アルガスタ戦記 ~ジーナ第一話 プロトタイプ感想レビュー

これは何ですか?

 6/23日に小説投稿サイト「ツギクル」にて投稿された

 アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ の 第一話 プロトタイプ についての感想などを書いたものです。

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ とは何ですか?

 ここにあります

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ | 小説 | 無料小説小説投稿登録サイト | ツギクル https://www.tugikuru.jp/novel/content?id=66620

 幾度かの活動休止と復活を繰り返し、現在チャンネル存在するyoutuberであるsyamu氏が作者である小説作品です。

 これは氏の過去である『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い』及び『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命真実の扉~』をリブートした作品だとされています

 物語のものに直接的な繋がりは無く、あくま世界観キャラクターの一部を再利用し、新たな作品として再構築したもの……とされています

 元々この作品はsyamu氏が自費出版すること目指して執筆されていたものでしたが、諸般の事情により企画のものが中止となり、2023/6/27から『三日間限定で』第一話のみを公開することになりました。

なんでこの作品の話をするの?

 作品のものよりも、syamu氏への関心が強いです.

 ここで話すにはとても紙幅が足りないので適当に調べていてください。

Twitter:https://twitter.com/syamu3132

youtube:https://www.youtube.com/@user-syamu_YouTube/featured

 あとは、ニコニコ大百科とかが詳しいかもしれません。

Syamu_Game - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5263954 #nicopedia

ゾット帝国 - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5502394 #nicopedia

どんなお話なの?

 ジャンルとしては異世界ファンタジーになります

 ただしよくある剣と魔法世界ではなく、近代的な文明レベル魔法とか不思議な力も存在する世界お話のように見えます

 だから厳密にはSFファンタジーとかロボットSFっぽくも見えるかもしれません。

 以下あらすじ

 夜空を飛び、『プロトタイプ』なる兵器を運ぶ輸送機が、嵐を前にして進路を変更するところから物語が始まります

 機内では『プロトタイプ』の最終調整が行われている最中でしたが、この段階になって深刻な不具合が見つかります。このままでは明日に行われるはずの軍事演習プロトタイプ暴走してしま可能性があると。

 研究員たちはプロトタイプ不具合修正しようとしますが、上手くいきません。それどころか、今度は嵐の影響が予想以上に大きく、輸送機は嵐に巻き込まれしまますさら落雷を受け、輸送機電子機器は破損。エンジンが一機停止した上に、ついにはプロトタイプが起動。機内で暴走を始めてしまます

 騒然となる輸送機内。プロトタイプは暴れに暴れ、ついにはキャノン砲で輸送機に穴を空けてしまます

 最終手段として、大佐プロトタイプに仕掛けられた自爆装置作動

 大佐キャノン砲が空けた穴から機外へ放り出され、プロトタイプは大破状態ハッチに引っかかり、脱出路を塞いでしまます

 輸送機の高度は下がり続け、眼下に『キリカ』の街が迫ります

 しかパイロットは機体の操縦桿を握り続け、何とか飛行機を街の向こうの森まで飛ばすよう奮闘します。

 そして副パイロットには後部ハッチを開け、脱出路を確保するよう指示します。機内後部でプロトタイプ燃え続けてしまえば、墜落を待つことなく燃料に引火し、空中爆発してしまうと。

 激しい風に耐えながらも、なんとか後部ハッチを手動で開くことに成功する副パイロット

 しかしここでパイロットから通信が入りますパイロット輸送機が街を抜けたこと、自身が『レギオン』に所属していたこと(過去形?)、そして副パイロットがこの輸送作戦破壊するために送り込まれスパイであることも知っていて、その情報大佐に売ったのだとも。

 言いたいことを言った後、パイロットは副パイロットを銃撃してからパラシュート輸送機から脱出してしまます

 副パイロットも、腕を撃たれていては機内にしがみついていることはできず、外へ投げ出されます

 絶体絶命。

 しかしそこに飛翔して現れた少女が、副パイロット不思議な力で落下から救います

 少女の名はミサ。そして副パイロットのことを少女レオンと呼びます

 そしてレオンは何処かにいる上司無線通信で報告をします。プロトタイプ消滅したと。

 

 という感じです。

感想は?

 第一話のみなので、なんとも言えないところもあるのですが、個人的には『web小説全体では』それほど酷いと言われるようなモノではないという印象です。

 例えば再序盤の

>> 大型軍用機が曇り夜空を縫う。 <<

 の『夜空を縫う』という表現はなかなか情緒的とも言えるし、部分部分ではちょっぴりイケてる部分もあります

 ただ。

>>  機内には両耳が立ち紅い眼と鋭い牙で顔がアーマーに覆われ、四本脚で肩と脹脛がアーマーに覆われ鋭い足爪、お腹もアーマーに覆われ背中に大きな二本の砲身、肩にさな二本の砲身、お尻に二つのブースター、長い尾もアーマーに覆われ尾の上下が尖っている金属の大型の獣が肩と両脇腹に太いケーブルで大型装置に繋がれて異彩を放っている。 <<

 とか

>>  遠くから淡い栗色のミディアムヘアでメカゴーグル付けリボン付きブラウスとチェック柄のジャケット着て背中ブースタースーツ装着して蝙蝠の翼が伸び、ジャケットと同じチェック膝丈パンツ穿いて黒白の縞靴下穿き、手足にパワースーツ装備した女の子が虹球に包まれブースター吹かし飛んで来て副パイロットの頭上で両手を広げた。 <<

 とか、書きたい情報を一気にワッと描いちゃうのはちょっと良くないクセだと思いました。

 こういう場合はまず『なんとなくのイメージ』をパッと書くほうが小説らしくなるのですが……

 他には

>> 機体に大きな雷が落ち、振動で機体が大きく揺れて大佐研究員達が体勢崩した。

 雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、機獣の身体が青白い電気に包まれ放電された。 <<

 の直後に

>> また機体に大きな雷が落ち、機体が大きく揺れて太いケーブルを持った研究員達が体勢崩す。

 また雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、太いケーブル持った研究員感電して焼き焦げ皮膚が焼ける臭いがする。<<

 と、天丼ギャグでもないのにほぼ同じ描写が繰り返されるとか

>> 『元同志よ! 私もレギオンだったよ! 街を抜けて森に入った! お別れの時だ!』 <<

>>『不思議そうな顔してるな! フライト前お前の情報大佐に売った! 高く売れたよ! 元同志としてお前を泳がせた! 爆破装置を起動した! 私は脱出する!」<<

 とか、一方的に言いたいことだけを言い放題する裏切り者とか(機内放送で言ってるはずなのに、わざわざ顔を確認してたの?)

 他にもいろいろツッコミ所はあります

 とはいえ、きっちり良い所もあって。

 映画的に派手な演出で緊迫感を出せているとか、キャラクターセリフ回しもそれなり雰囲気はでているとか、この調子で頑張れば面白くなりそうなところも無くはありません。

 総評としては『web小説アマチュアとしてはそこそこ』くらいです。ランキングは無理かもしれないけど、好きな人はいるかもね。くらいに。

最後

 この記事を書いてる途中でsyamu氏がツイートしていました。

https://twitter.com/syamu3132/status/1673619504361000960?s=20

>>ゾット帝国リブート酷評している方は自分ネット作品投稿してから言おう。あと自分も家バレで嫌がらせされて同じ土俵に立ってからだと同じ事言えるだろうか?<<

https://twitter.com/syamu3132/status/1673623958745399297?s=20

>>ゾット帝国リブート第一話糞つまらないと言われ安心した。こんな怪文書書籍化中止で良かった。二話公開しなくていいので安心だ。ポテチさん本当にお疲れ様でした。短い間でしたがありがとうございました。<<

 まあ。もう多くは語りませんが。こういう人の作品ってことです。

2023-06-11

承前(← https://anond.hatelabo.jp/20230610213127 )

https://archive.md/teSJA

“「次の撮影会中学生が出ますよ」と予告してんだから開催される前に中止させるのは当り前だろ。違反した瞬間に中止できるわけないし、撮影会が終わったあとに中止することもできない。何言ってんだか。”

https://archive.md/fLer0

そもそも過去の開催分も公園条例に反していたのだから元々真っ黒でしたってハナシ。これでゴネられる神経がすごい。”

https://archive.md/HYvJD#selection-4024.1-4057.118 : https://archive.md/tQ1X0#selection-4997.8-5109.8 https://archive.md/tQ1X0#selection-3743.8-3949.8 https://archive.md/tQ1X0#selection-3503.8-3691.8 https://archive.md/tQ1X0#selection-2539.8-2923.8

“表自が……政治を持ち込んだせいで、むしろカメコたちの自浄能力、少なくとも問題視している人もいたという現実が隠されて見えなくなってしまっていますね。”

“今もレースクイーン廃止になっていません。ネットググるといっぱい記事が出てきてレースクイーン存在してます。”

“彼のいつもの言い分によれば、最強権利である施設管理権」があるのだから過去行為に基づいて使用許可管理者が決めることに何の問題があるのか、よく分からない。”

実例挙げると、真木よう子さんがクラファンで同人誌作ってコミケ販売しようとしたら同人誌販売自費出版原則!クラファンはアウト!などとコミケ規定に全く書いてないルールを持ち出して叩いてたカスが無数にいた”

2023-05-09

法律で負けてても意外にゴリ押しでいけるんだな。

ちびまる子ちゃんのハマジの元ネタになった人の自伝自費出版で7万部くらい売りまくった人の話が出てた。

表紙をさくらももこに頼んだら「自費出版ならいいですよ」と快く引き受けてくれて、引用で中にちびまる子ちゃん漫画イラストも挿入した。

その本が売れに売れまくった。

ここで新人編集者書籍内の「引用」だったはずの本編イラスト使用してPOPにして書店に配った。

自費出版からと手伝ったのに売りまくってる上に自分著作物勝手POPにされていることにさくらプロダクション激怒

出版社社長編集者POPをすべて回収し、印税の一部も差し上げます謝罪に行くも「そういうことじゃない。どういうことかはお前らで考えろ」の一点張りで結局収集がつかず、喧嘩別れに終わった。

 

いや、喧嘩別れで終われるんかいっていう。

てっきり裁判になったりしたのかと思ったら、結局謝罪を受け入れてもらえませんでしたで終わってて草。

2023-03-23

日垣隆ハックルさんの今後

https://twitter.com/kanose/status/126516042754301952

加野瀬未友 @kanose

ハックルさんが日垣案件化していると@soylent_green さんがブクマコメントしていて、最初それは言い過ぎではと思ったけど、最新記事見たら、言い過ぎじゃない気がしてきたよ…

https://twitter.com/raf00/status/126540252662870016

はあちゅうといいべにぢょといいハックルといい、今日発狂した人たちが大量に湧いている一日だなぁ

ハックルさんの様子見てきた。あいかわらずのアノ押しの強さ、すさまじいなあ。冷静に操り糸引ける参謀なりソロバン弾ける番頭なりとタッグを組めば(組めれば)、広告代理業でも押売営業でも新興宗教開祖でもナンでもやれるだろうなあ。「もしドラ」もそうだし。すごいなあ。そのタッグ相手を、とある会社経営者K氏へ一方的因縁つけて白羽の矢刺しまくってる節操の無さも含めて、押しの強さハンパなくてすごい。「もしドラ」チームから放たれて野に返されたとか組む相手いなくなったとかなにかか。いやまあ、まじめに、ああいう、議論とか感性とか倫理とかぜんぶすっ飛ばして、コチラの主張をアチラへ丸飲みさせようとする力押しと心意気、人格としてじゃなくてヤクザ手法として学ぶところあると思いました。

広告代理業でも押売営業でも新興宗教開祖でもナンでもやれる、って書いたけど、そういう押しの強さで商売するのって手品タネを明かさないことが大事で、インターネット普及しちゃってからは(書評が流布したりして)手品タネすぐバラされるから一発屋になりがちだしすぐ野に返されるなのでハックルさんもう文筆ではダマクラかせないんだから、文筆にこだわってるうちは組んでくれる相手あらわれないし、方針転換して筆は折って違う戦場でまた押しまくれば稼げるかもしれないな。あの押しの強さはひとつの才能だもの。ただ本人がベストセラー作家だけどとかやってるうちはアレだわ

見事に「ゲーム歴史」にて成し遂げましたね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%9E%A3%E9%9A%86

マーケティング手法には「電子書籍日本一売った」「世界初日本初の有料メルマガ」「5年で所得3倍」「数ヶ月でTOEIC900点超え」など煽るような広告宣伝が多かった。

買ってはいけない」は嘘である」という著書がある。

2006年11月刊行された「すぐに稼げる文章術」(幻冬舎新書)で盗作騒動が起きた。新潟大学教授(のちに慶応義塾大学教授)の山内志朗による「ぎりぎり合格への論文マニュアル」(平凡社新書2001年刊)の一節と酷似した内容が掲載されていることが刊行の翌年にインターネット上で指摘され、平凡社幻冬舎に抗議する事態に発展。問題とされた部分は増刷の際に書き改められた。

盗作騒動の影響か、2007年いっぱいで当時抱えていた連載[5](「新書一点賭け」(文藝春秋)、「MEDIA WATCH 売文生活日記 どっからでもかかって来い!」(WiLL)、「通といえば販!」(週刊現代)、「敢闘言」(エコノミスト)、「日垣隆のどこへ行くのかニッポン!」(日刊ゲンダイ))がすべて終了となった。以降、いわゆるマスメディアへはほとんど登場せず、ツイッターフェイスブックなどのSNSによる情報発信有料メルマガ電子書籍による自費出版を盛んに行っている。


dankogaiがこの日垣隆をすっごい持ち上げてたのは覚えてる。

2023-03-22

最近すいすいのエントリの切れ味が増してきてる気がする

いつか自費出版でまとめた本出してほしい

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