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はてなキーワード: 生存者バイアスとは

2017-12-28

anond:20171228144649

単なる生存者バイアスだろ

映画ドラマで脱いだ女優なんて山ほどいるし、殆どがとっくに消えている。

死にたいが止まった

中学校で虐められた後、高校大学社会人

毎日毎日死にたいと思っていた。

朝起きて、学校行きたくない死にたい

会社行きたくない死にたい

メールを送るのが億劫だ。死にたい

仕事でポカをやってしまった。死にたい

上司が嫌な奴だ。死にたい

布団から出たくない。死にたい

休日布団の中でスマホ見て終わってしまった。死にたい

電車が満員だ。死にたい

会社の帰りが遅かった。死にたい

月曜だ。死にたい


風呂に入ると、死にたい死にたいと言いながらシャンプーをして、

朝ぼーっとしてるときも、トイレに入ってる時も、

ほぼ毎日死にたいなあと口にしてた。

もちろん死ぬ勇気なんかない。

死にたい」と呟くことは、

もはや心に焼き付いたシミのようなもの

一生取れないんだろうと半ば諦めていた。

それでも、平凡な毎日は変わらず送れる程度には器用で、

サラリーマンを15年勤めた。

その間、鬱病になりかけて退職した職場もあったけど、

まあ何とか自殺せずに逃げ切ることもできた。

直近の職場はとても雰囲気がよく、

時間も定時でほぼ帰れて、会社の同僚と飲みに行くという、

自分にしてはとても珍しいこともやった。

すごく恵まれ職場でも、

俺は毎日あいも変わらず「死にたい死にたい」と言い続けていた。

もちろんブラック職場で働いている時と比べたら

死にたい」を言う回数はだいぶ減ったけど。

昨年、貯めた貯金を使って独立した。

それまで全くの趣味であった、未経験な業種で開業した。

当然、開業してすぐの頃はお客は全く来なかった。

でも、貯金を全部使い切るまでは続けようと思った。

どうせ世の中は売り手市場だし、前職は人手不足常態化してる業界

再就職は多分できるだろうという思いもあった。

仕事発注がなければ、自社ホームページを作ったり、

昔の同僚や友人と独立の報告に(あわよくば仕事につながればと思い)

ご飯を食べに行ったりしてた。

公的起業家セミナーに出てみたり、

営業資料的な物を作ってみたり、

利益がほぼ出ないボランティアのような仕事経験と思って受けさせてもらった。

そうこうしてるうちに半年もした頃、

運が良いことに仕事がポツポツと入り始め、

何とかサラリーマンのころの8割くらいには稼げるようになった。

ふと、気づいたら「死にたい」と全く口にしなくなっていた。

自分死にたいと言ってた時と比べてみると、

仕事が好きな事なので作業自体面白い。受注できればその分だけお金が入る。

ミスをすると仕事がなくなるので、ミスが劇的に減った。

布団から出たくない日はでなくてもよい。夜に頑張る。

満員電車は乗らなくてよい。嫌な同僚も上司とも会わなくてよい。

面倒な飲み会はなくなった。やりたくない仕事は受けなくてもよい。

微細なメールのやり取りや電話はもう必要ない。



思い起こしてみると、自分ストレスの大半が

「やらされている」事に起因してるんだと気づいた。

もちろん仕事が減って食えなくなる怖さはあるけれども。

毎日の「死にたい」が止まったら、びっくりするくらい心が軽くなった。


俺は、ただのラッキー人間生存者バイアスかもしれないし、

単純に今の生活が向いてただけかなとも思う。

でも、小さくても自分仕事を作り、それを商い、生活する。

そういう生き方ができると「死にたい」が消えるんだと実感した。

もし、毎日死にたい」を連呼している人がいたら、

「やらされている」状況を変えてみるのも良いかもしれない。

死にたい」が止まった世界はとっても彩りが鮮やかだから

2017-11-17

新人が3年でやめる時代には生存者バイアスけが会社に残る

お前がその会社に残るにはそのバイアス同調できるかどうかが重要だ。

「変えてやる!俺が変えてやる!」と思ったときは、さっさとお前が所属する会社を変えろ。

2017-09-25

anond:20170925051701

これは、生存者バイアスと言って、

異世界食堂を好んで観る人たちだけがニコ生で観続けたので、その結果、アンケート評価相対的に高くなっている。

大半の人間は、毎回、うめーうめー食事するだけの展開に、早々に切っている。

2017-06-21

歴史安全性証明しない

今日まで築地問題は起きていないか安全だと主張するのは、生存者バイアス

適者生存優生思想につながる危険な考え方

2017-04-29

fgoの生存者バイアス

最近fgoを始めた者で、なんとかAP半減期間中に1章終えられないかなーってプレイしている。

で、最近レベリング必要アイテム諸々などで(他の要因もあったらごめんなさい)「レベル上げしやす設計にしてもらえないか」っていう話 vs 時間をかけれない奴はプレイするな!運営はちゃんと前から言ってた!という古参?勢の争いを見かける。Twitterでもはてブでも。

もちろん長くやってた人はすごいけれど……「運営批判するのか!」みたいなのを見てると「見事に生存者バイアスかかってる……」って思う。オタク特有ダブスタだーとか。

2017-04-07

とにかく手を動かせっていうのが嫌い

何とかなったやつらは手を動かした奴であることは間違いないんだけど

手を動かした奴が全員なんとかなったかというとそんなことはない。生存者バイアスである

そもそも手を動かせない状況であることも多い。

処方箋もっと別のところにあるが、

それは自分にだけ通用するオーダーメイド処方箋なので

市販薬がピッタリはまる事例は少ない。

2017-03-25

研究者結婚がこわい

30代半ば、男研究職。婚約してしまった。

3つ下の婚約者研究職ではなく、学歴出身大学しかからない人なので、すごいと言ってもらっている。しかし、客観的に見て、自分の業績は大したことがない。

正確に言うと、うちの分野では重視されるトップカンファレンスには何報か筆頭で通しているので、同業者にはそこそこ名前を知ってもらってはいる。が、ジャーナル本数が少ないので、ジャーナル中心の他の分野の方から見ると、いかにも低業績に見えるだろう。

今のポスト任期付き。任期後に、どこでもいいかパーマネントの教員/研究ポストに就きたいが、このままだとジャーナル不足で絶望的だ。

ただ、分野的に、いつでも企業転職はできる。35歳後半になっても、探せば正社員待遇で取ってくれる企業はあるだろう。

正直、同じ世代の同分野の日本アカデミアトップ層に比べれば、私の業績は見劣りする。彼らトップ層は、形の上では私と同じ任期付きだが、業績&PIとの関係から考えて、将来安泰な人ばかりだ。要は、理由がないかうつらないだけで、どこでもいいか日本任期なし研究教育ポストにつきたいと思えば、それができる人たちだ。

私は、そうではない。どこでもいいか日本任期なし研究教育ポストにつきたいと思っても、私の現在の業績では無理だろう。

婚約者子供を望んでいる。周りを見渡せば、皆、子供を作ってアカデミアに残っている人は、パーマネントポストを取ってから作っている。

パーマネントポストを取らずに子供を作るということは、研究を諦めるということと同義だ。

子供もできていないのにそこまで考えるのもどうか…そもそも結婚しても子供ができるとも限らない…とも考えた上、婚約者の強い押しもあって、婚約してしまった。が、結婚してから子供ができてから、では遅い。

婚約破棄費用検索してみた。もちろん、正当な理由による破棄ではないが、「キャリアの事を考えると、子供ができることを考えた場合、お互い不幸になるとしか思えない」という理由付けなら、悪質ではない。婚約破棄費用はせいぜい80万円程度だろう。

大金だが、結婚後の離婚にかかる総費用に比べれば、大した金ではない。離婚相手拒否した場合、成立させることが困難になるが、婚約は、片方が拒否して費用さえ払えば、確実に破棄できる。

少子化時代に云々と言われるかも知れないが、私は別に天才ではないので、たとえ子供ができたとて、子供天才になるとは全く思えない。むしろ、頭の悪い私の子など、生まれてこない方が、この国のためなのではなかろうか。

国内トップ層を走っている30代の方は、どんどん子作りをしている。彼らは、子育て時間を割いても、この国のために研究教育を通じて貢献できるほど優秀だからこそ、それが許されるのだと思う。

私は彼らほど優秀ではない。研究教育子育てを両立させたら、研究教育の質が下がるに決まっている。私の何倍も頭がいい日本トップレベル研究者ですらそうなのだ結婚して、私の業績が下がらないはずがない。

家庭第一ながら、素晴らしい業績を出している年上の研究者も知っている。家庭を第一にした方が良い、というアドバイスを親身になさる年上の研究者も知っている。しかし、それは、彼らが優秀だからできたことなのではないか

彼らの他に、敗れ去った人が多くいるに決まっている。生存者バイアスだ。

大して頭の良くない私が、頭が悪い子供を作り、トップ研究者を仰ぎ見ながら、出来もしない家庭と業績の両立をしようとしたところで、能力不足で失敗し、両方とも質の低いレベルにおさまるのが目に見えている。

それは、家庭も、私も、そして、間接的に研究費を私に与えてくださっている国も得をしない、誰も得をしない失策なのではないか

婚約者との中は良い。好いてもらっているようだ。私も好いてはいる。しかし、ここは、相手のためを思うなら、相手が泣きわめいても裁判沙汰になっても、婚約を破棄するべきなのではないか…という疑念が頭をよぎる。

難しい。悩ましい。

2017-03-07

http://anond.hatelabo.jp/20170307124148

ただの生存者バイアスです

試行回数がすべて

バカ→とりあえず行動→数が多い

リスクに敏感→慎重に行動→数が少ない

世の中は行動した奴の勝ちなんだよ

2017-01-30

http://anond.hatelabo.jp/20170130121151

生存者バイアス???

女の側から見た成功体験談という話では無いよね?

「これを条件にしたら理想相手結婚できました」という話だと思ったの?

2016-12-31

学歴とカネの話

 ずっと昔、自分高校3年生の秋のこと。

 その日、何かの授業が自習になった。大学受験を控えていた自分は当然にみな勉強をするものだと思っていた。が、クラスメイトの大部分はバレーボールをするために外に行ってしまった。教室に残ったのはほんの数名だった。地方都市偏差値60程度の高校はいえ、大半が大学受験するはずだったので、さすがに驚いた。

 実際、周囲はかなりのんびりしていて、浪人するのが当たり前だった。「浪人してから頑張る」と公言して憚らない奴が結構いた。

 自分は「現役で受かるつもりで頑張らないと、浪人したとしてもろくなところに行けない」という話を鵜呑みにしていて、高3の夏ぐらいからは真剣勉強をするようになった。そのおかげか、高3の最初には学校内で最底辺をさまよっていた成績も順調に上がり、秋ごろには校内でかなり上位に位置するようになった。

 もっとも、それは所詮、三流進学校のなかでの話。結局、現役では志望校合格できず、浪人をすることになった。だが、予備校でもそれなりに努力を続け、翌年には東京のそれなりに偏差値の高い大学合格した。それを機に上京就職して家庭をもったいまも東京暮らしている。

 合格した直後には、本当に自分努力が誇らしかった。苦しい受験生活をなんとか乗り越え、同じ高校に通っていた連中のほとんどが行けないような大学合格した。そんな時に頭に浮かぶのは、冒頭で書いた自習時間の話。他の連中が遊んでいる間に自分勉強した、だからこの学歴自分の力だけで勝ち取ったのだと本気で思っていた。

 しかし、それから長い時間が過ぎ、貧困格差に関する話をいろいろと読むようになった。親が勉強や進学に理解を示さない家庭や、勉強のための時間的金銭的余裕がない家庭が日本にもたくさんあるということを知った。大学進学率が都道府県によって全く異なり、2016年春のデータによると東京だと大学進学率は7割を越える一方、鹿児島では35%しかないという。どんな家庭で、どんな地域で生まれるかによって大学するか否かは大きな影響を受ける。

 考えてみれば、自分が実力で勝ち取ったと信じていた学歴も、実際には恵まれた家庭に育ったという要因に支えられていたことは明らかだ。自分高校生のころから事情で親の懐は急に暖かくなり、金銭面では何の心配もなく高校予備校に通うことができた。自宅にも集中して勉強に打ち込めるスペースがあった。多くの大学受験料も支払うことができたし、何より東京大学に通うために一人暮らしをさせてもらえた。これほど恵まれた家庭環境を踏まえるなら、自分がなした努力など、ほんのわずかな要因にすぎないと分かる。

 しかしそれでも、大学に進学するか否か、どんな大学に進学するかはその後の所得に大きな影響を与える。自分大学の同期を見渡しても、大手企業に勤めている奴は多く、平均所得はかなり高そうだ。都心の高級タワマンに住んでいる奴も結構いる。自分もそこまでではないが、世間一般の平均からすればかなり高額の給料をもらい、余裕をもって家族を支えることもできている。

 自分がフェアな競争を勝ち抜いてきたわけではないことは分かる。だから教育機会に恵まれない子どもの話を聞くと、後ろめたい気持ちになる。景気への影響もあるから、一概には増税が良いとは言えないものの、教育機会を充実させるために使ってくれるなら多少の増税も喜んで受け入れたいと思う。

 戦後日本知識人の多くが左派的な立場を支持したのは、このような「後ろめたさ」があったという話を聞いたことがある。大学進学率が今よりも遥かに低い時代例外的大学に進学できた富裕層の子供が、自らの特権性を自覚するほどに左派的なイデオロギーに吸い寄せられていったのだという。自分知識人などではないが、そういう後ろめたさはなんとなくわかる。

 その一方で、世の中には自分よりも遥かに厳しい環境を生き抜いてきたにもかかわらず、富の再分配に反対する人もいる。生存者バイアスというやつなのか、自分が厳しい環境を生きてきたからこそ、努力さえすれば成功すると信じ、富の再分配には否定的になる。補助を増やしたところで、怠け者がもっと怠け者になるだけだ、という発想があるのかもしれない。

 結果、自分のようにぬくぬくとした環境で育ってきた人間富の再分配に賛成し、それより遥かに厳しい環境で生き抜いてきた人がそれに反対するという、どうにもいびつな構図が生まれる。

 自分よりも遥かに厳しい環境を生き抜いてきた人が、社会支援よりも本人の努力が大切だといった話をするのを聞くと、やはり経験に裏打ちされた言葉は強いと感じる。自分立場偽善的だと言われれば確かにそうで、空理空論という感じがどこかにつきまとう。

 しかも、自分の子供のことを考えると、現状のような機会の不平等があってくれたほうが、都合が良いとも言える。競争がよりフェアになれば、それだけはじき出される可能性も高まる

 だがそれでも、学歴自分の力で勝ち取るもので、肉親の支援以外をあてにするべきではないなどと言うつもりにはなれない。なんというか、それは人として言っちゃだめな感じがするのだ。

 もちろん、いまの社会的立場を投げ出す覚悟自分にない以上、それが偽善ということなのだろうが。

2016-10-15

生きづらい世の中である理由

トイアンナ氏の記事

http://toianna.hatenablog.com/entry/2016/10/15/102629

は、ガチガチ生存者バイアスのかかった価値観を持った集団の考え方をよく表している。

そういうバイアス学歴一般的な頭の良さに関係なく誰でも持ってしまう。

(実際大学教授でも女性研究者に対して女のクセにと粗探しをする人間現代でもいたりする。

本人の属性研究成果の正当性無関係である論理的に考えればわかるにもかかわらずだ。)

 

こういう偏屈価値観を持ってしまうと自殺に至るかもしれない。

トイアンナ氏のこの記事自殺した電通社員生前に伝えたかった内容なのだろうと思う。

この主張を受け入れ別の価値観可能性を見出せば、自殺以外の手段も自ずと見えて来るはず。

だが、それだけでは今後の悲劇を減らすことは難しいだろう。

 

人は幸せになるために生きていて、幸せになるためには周囲の承認必要になってくる。

今回の事件は、おそらくパワハラけが主要な要因だったのではなく、承認が得られないこととプライド問題なのだと思う。

プライドが高くなれば、より厳しい条件での承認を得られないと満足できない。

そして社会はよりプライドが高い人間肯定し、より良いものしか肯定してくれない。

  

例えば、富士山登山成功することも立派であるが、一度エベレストの頂上に到達した人間が出てくると、

富士山程度では誰も承認してくれなくなってしまう。それがどれだけ大変であっても、だ。

 

このように、社会はどんどん承認必要な条件を厳しくしていく傾向がある。

人間は上を目指す生き物で、それは本能なのかもしれないが、本能から絶対視するのはナンセンスだろう。

例えば、ヤギは本能でどんどん高い場所へ登るのだが、最終的に降りれなくなり転落死するものが出てくるのと同様だ。

結局人間動物しかないのだ。

からいか本能がそう訴えていても、理性を持った我々は危険本能を知恵を使って抑制する必要がある。

 

さて、今回の自殺は、電通から起こったことではない。というのが必要視点だろう。

電通の体質が今後改善したとしても、根本的な解決にはなっていない。

それは抽象化して考えれば、承認を得られなくなることへの絶望が人を死へ導いているからだ。

これは仕事以外のこと同様で、恋愛ができない、結婚ができない、就職ができない、子供ができない、収入が少ない、人に認められない......

社会からまれる項目を満たすことに希望を感じれなくなり、自殺に至る人間なんて山ほどいるだろう。

それらは決して注目されることはない。「電通社員」ほど希少性もインパクトもないからだ。

だが、おそらくそれらの自殺要因は共通している部分があって、結局は社会の目とプライドの要素が大きいのだろう。

 

本人がプライドを高くすることを抑えても、社会価値観を変えることをしない限り、劇的に自殺の数を減らすことは難しいのではないだろうか。

ネット上の意見を見ていると年々ルッキズム人間が台頭してきているように思える。

容姿という要求に対しても、どんどん厳しいものになっているだろう。

あるアンケート高学歴なら人生幸せになるかという問いに対して、yesと答えた割合の高さも衝撃的だった。

 

こうした、「承認の達成条件の厳格化」が、山羊山登りと同様に愚かなことだと、世間認識抑制しない限り、

物質的には豊かになっても精神的には貧しい状態がどんどん加速していくと想像する。

そのためには、こうした考えを一人でも多くの人間に内在した愚かさを認識させ、それを頒布し、

一人一人が社会を変える意識を持つようにしていくことでしか悲劇を劇的に抑制することはできないだろう。

これらの議論オピニオンリーダーインフルエンサーが行ない、周辺の人々もそれに続けば、世の中は少しずつよくなるのだと思う。

ただし、オピニオンリーダーインフルエンサーになるには、厳しい条件を乗り越える必要があるため、

彼らもまた、生存者バイアスのかかった価値観に毒されている可能性もあるだろう。

社会の生きづらさというのは根の深い問題なのだ

2016-09-11

コミュ力のない人の傲慢

http://anond.hatelabo.jp/20160910170427

に対するコメントを見てて、コミュ力がない人間は〜と、コミュ力がないことはまるで改善できないかのように述べる人が目立つ。

しかし、コミュ力なんてものは磨くことはできる。

病気になって神経が麻痺して動けないとかそういうものと同等ではないのだ。

 

私もかつてコミュ症だったが、それを直すために様々な特訓をした。

自分が話している様子を動画撮影して、不審挙動を減らしたり、

発声方法を学んだり、何が自分をぎこちなくみせているか分析した。

容姿不快に見えない程度には気を使い、もともとブサイクだがそれでも最低限の清潔感は出すようにした。

外国人が集まるバーに突入してコミュニケーションを取れるようにしてみたり、

ボランティア活動だったり、ホームレス支援など知らない人とコミュニケーションをとる機会を増やした。

 

おかげで就職もうまくいき、社会人としてもそこそこやれていけている。

学生時代に同じようにコミュ症だと言っている人、もしくは就活に苦戦している友人には

私がしてきたことを経験として語り、アドバイスした。

だが、彼らは誰一人として実行に移さなかった。

ビデオに録画することを嫌がり、しまいにはむいていないと言い出す始末。

そしてこういうのだ。「コミュ症だから」と。

 

コミュ症にも優しい社会をかれらは指をくわえて待っている。

自分たち自身を変えるのではなく、当事者意識がないのだ。

動力のある人間に対するかれの意見はいつもそう。

生存者バイアスだ、特別存在だ、バイタリティが、そもそも社会が、、、、

 

違うよ。

君たちはコミュである事以前に傲慢なんだ。

コミュからはじまって改善する人と自分を比べて、そうなろうとしてないだけなんだよ。

まず君たちに言いたい。

会話している人の動画でもいいからそれをリピートしてその様子をビデオで録画してチェックしなよ。

すると改善点が見えてくるから

社会は君たちを変えてくれない。変えることができるのは君自身だけなんだよ。

2016-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20160908175623

僕がお金がない時は、マジで危機感の塊でしたけどね。何とか積み上げないと死ぬと思いながら、1日16時間働いて金貯めて勉強してました。

なので、積まないといけない人が全員悪循環に入るという事は無いと思います

おそらく、生存者バイアスの逆バージョンで、取材ストックの中からアレっぽい人をピックアップしていると思われます

今回は記事中に書かれていますが、37歳女性から応募が有ったみたいですね。

2016-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20160906124640

宝くじは買い続ければ、必ず当たる。

現に俺は当たった。

これを生存者バイアスと言う。

2016-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20160812115618

この手の記事は、女同士の空中戦になって男は置き去りにされることが往々にしてあるけど、

性別を問わず努力が報われていない弱者フォローする内容になってるし、

トイアンナみたいな成り上り層も同意の内容となっていて、広い層から支持を集めるのも納得。

惜しいのは、生存者バイアスという言葉だけに原因を帰結させてしまっているとこで、

自己奉仕バイアス」(成功自分自身努力、失敗は外的要因と思い込む傾向)も踏まえた分析も書いて欲しかった。

2016-08-11

例の炎上したブログ

http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12188216276.html

この記事最後の方にこんな記述がある。

かの有名な源氏物語では、頭中将(光源氏親友プレイボーイ)が、「女は中の品(中流)が良い。身分が高すぎると高慢だし身分が低いといやしいから」と語っています

何故いきなり源氏物語の話?と最初不思議に思ったが、過去記事を読んで合点がいった。

「下には下がいる。(ダメンズモテる理由)」と題された記事にはこんな記述がある。

階層1 既得権益人(上級公務員、難関国家資格者、大企業勤務者、成功した起業家など)

階層2 2流企業

階層3 中小企業

階層4 派遣バイト水商売、謎の人物

と、社会をざっくり4層に分類すると、女は階層3と4に9割近く属していると思います

まり階層3と4の層は、商業高校のように男女比が、男2女8くらいだと思います

(中略)

階層1の男が「自分は意外とモテない」と思うのはしかたないと思います。魅力が無いとかじゃなくて、単に、女が居ないのが原因だと思います

からモテるには、おかしいですけど、階層を下がる努力必要なのですね。

http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12182054380.html

2つの記事は対になっている。後者記事では、男性に対して「下の階層の女と結婚しろ」と説く。前者の記事では、女性に対して「上の階層の男(光源氏)と結婚しろ」と説く。そして筆者に言わせれば女の9割は階層3と階層4に属しているのだから、ここで想定している読者も階層3と階層4に属する女性ということになる。

このことを念頭に置いて改めて例の炎上した記事を読むと、少し印象が変わる。第4階層の人とは口聞いちゃダメとか、犯罪者予備軍扱いしている点は差別的と言えるかもしれないが、この記事想定読者も第4階層である。つまり光源氏結婚たかったら同じ階層の人とは手を切りなさい、と説いているのだ。これ自体差別とは言えないと思う。これが差別なら、親が子供に「友達を選びなさい」とか言うのも差別になるだろう。

それから、筆者が「生存者バイアス」に捕らわれて努力不足の底辺蔑視している、というトイアンナの指摘も当たらないと思う。例の記事にはこんな記述もある。

たとえば、一流企業の人が二流企業転職することはできます。でも二流企業の人が一流企業転職するのは難しいです。

階層というのはそういうものです。

ですから底辺階層の人は、ほとんど一生底辺階層です。たとえば売春婦が、丸の内会社転職できますでしょうか?努力によっては不可能ではありませんが難しいです。

努力ではどうにもならないか結婚するのだ。結婚しかないのだ。

この様な主張は女性誌などでもありふれているし、正直そこまで炎上するほどのものでもないんじゃないの、と思う。

なお、筆者はtwitterで「私は長年読んでくれている読者のことを思っていつものとおりブログを書いただけ」と主張している。長年の読者に向けて、長年の読者にしかからないようなニュアンスで書かれた記事晒しあげて、罵詈雑言を撒き散らしているはてな民の方がよほど醜悪に見えるのは私だけだろうか。

2016-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20160706114702

机の下に隠れて結果八方塞がりになってからの「日本人だ〜」

なのでやはり平和ボケといわれても仕方なくない?

店のスタッフの何人かは屋上トイレに逃げてなんとかなったらしいじゃない

これは生存者バイアスかもしれないけど、

丸腰の日本人が机の下にいてもどうしようもないことはわかる

2016-06-12

女王の周辺

いわゆる2ちゃんねるネタであり「あそこに書かれていることなんて気にしなくていいと思うぞ」で終わってしまう話を、あえて書いてみる。


就学前の幼少時から始められる楽器代表例は、なんといってもピアノヴァイオリンだろう。

大人になってから始める人がいるくらいには人気もある。

そんなだから、当然2ちゃんねるにもヴァイオリンスレはあるのだが、ピアノと違ってこのスレはほぼ十年来、ギスギスした空気現在に至っているのだ。

理由は、幼少時から始めた人=アーリー組と、高校大学社会人くらいから始めた人=レイト組の対立にある。

結果、本スレから分家した、レイト向けスレの1に貼られるテンプレからして、その上から目線ぶりが尋常ではない

以下の論争はすでに終結しています

1.プロ演奏者に関する鑑賞系の話題

 ●耳の腐ったレイトに良し悪しは解らんだろう。

2.音律ビブラートのしつこい論争

 ●ヴァイオリンピタゴラス音律で弾く。レイト基本的ヴィブラートを掛けてはならない。

3.スズキメソッドの是非のしつこい論争

 ●スズキであろうが、サンマであろが、使い方次第。

4.アーリーレイトのどちらが上達するかのしつこい論争

 ●幼少期から習っている人に大人から始めて追いつけるワケがない。言語と同じ。

5.チューナーの是非のしつこい論争

 ●チューナーは、調弦では仕方がない、運弓で使える、音階練習には使えない。

(中略)

★なぜ、アーリーは、いい加減に弾くレイトを忌み嫌うのか★

汚い音、狂った音程に対する嫌悪感が、上達のインセンティブで、

自分の汚い音を忌み嫌ったから、上手になったのが、上手いアーリーだ。

から、汚い音、狂った音程を何とも思わないレイトを忌み嫌ってしまう。

これはもう、明らかに「にわかを見下す熟練者」「アーリー自身が囚われている生存者バイアス」が合わさった結果であり、こういう対立がないピアノ組が正直羨ましい。

自分も一応はアーリー組の末席という立ち位置だが、どう見てもアーリー組のスタンス問題だと思うのだ。

以下、そんなアーリーの特徴を、ヴァイオリン特性も絡めて書いてみる。


主にピアノ比較したヴァイオリン特性シニカルに書くと、こんな感じである

ヴァイオリンをとても良く弾ける人間がひとたび音を出せば、それはもう堂々の主役として、当たり前のようにステージ支配する点において「楽器女王であることは間違いない。

しか楽器ポテンシャルや柔軟性から言えば、「楽器王様」はピアノだろう。


そんなヴァイオリンは、親の時間的金銭負担が大きい時点で幼少時から学習者がピアノほど多くないところに、演奏技法習得の難しさ(≒誰もが知っている名曲を弾けるまでに至るための要求水準の高さ)から、恐らく多くの脱落者を生んでいることが容易に想像できるシロモノである

それこそ面倒どころか、個人的には世界一難しい楽器としてギネス認定すべきだと思うくらいで、ヴァイオリン弾きの生存者バイアスが強いと思う理由である

例えば、モーツァルト協奏曲というのがある。

全5曲のうち、重要なのは3番以降の3曲で、これはプロオケ入団試験にも頻出する曲であり、つまりヴァイオリンクラシックをやるなら、3曲のうちのいずれかをプロアマわず習得していることが望ましい曲である

というかメンデルスゾーン協奏曲バッハシャコンヌチゴイネルワイゼンみたいな名曲を弾こうと思ったら、モーツァルトをまともに弾けるのは大前提だし。

そんなこともあり、実際プロ目指す人は小学生モーツァルトをやってしまう。

しかアマチュアになると、幼少時から習っていてもここまで来る人は1割程度だと言われている。

そして、そんなごく一部の人=アーリー組が、大人になってもヴァイオリンを続けていると、こういうわけだ。

しかし、アーリーにそんな自覚は多分ないはずで、それどころか超頑張って俺はここまで来た的な自負があり、これがレイトとの軋轢根本原因だろう。

まり、幼少時から始めた人が超上手くなって続けるか、そうならずにヴァイオリンを習っていたことそのものを無かったことにするかという両極端な事情をどうにかしないと、今後もこの憂慮すべき事態は続くと思われる。


ヴァイオリン、ちゃんと弾けたら本当に虜になる楽器なんだけど、色々大変なのが残念。

女王様は甘くないという感じである

2016-05-23

日本80年代歌謡曲の源流は今も生きているか

CDを買わない若者だけど

> たまにテレビで昔のヒット曲を振り返る番組とかやってるの見ると、80年代辺りはいい曲だなって思うのが多い。

> 何でああいう良さが現代に受け継がれてないんだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20160523225722

ひとつは、生存者バイアス。長年残って今でも紹介される曲は、優れた作品だけ。

ちなみに、80年代歌謡の流れを汲むアーティストもたくさんいるし、いい曲もたくさん書かれてるけど、テレビオリコンチャートなどの表舞台に登場しない。

まり売れてない。誰もがCDを買う時代じゃなくなったので、少数派が聞く音楽が、市場価値を持たなくなっている。

アイドルとかアニメソングとか演歌とかの固定客がいる音楽のほかは、マイルドヤンキー層に好まれる、誰にでもわかる簡単な歌(EXILE西野カナみたいな)しか売れなくなってるから

逆に、今80年代ニュアンスを徹底的に研究して曲を作っている人は、ゲーム業界とかアニメ業界とかの音楽担当に多い。

あとは、K-POPとか台湾とかタイとか、アジアの各国も日本過去アイドル歌謡を徹底的に研究し尽くして、取り入れてるよね。

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