はてなキーワード: まだ子とは
理論武装した娘との交渉は困難を極める。
例えば端末の購入。
「どこどこの店だとキャッシュバックがいくらあって、事務手数料と初月オプション加入料を差し引いても1万円以上の黒字。ソースはこのURL」といったことを言ってくる。
子供は親に「買って」とねだっているのではなく、「契約書にハンコを押して」と言っているのだ。
維持費についても「3円運用できる」、「物置に眠っているモバイルルーターに格安SIM挿してWi-Fi専用機として使う」、「今度うちの固定回線のプロバイダー代えるよね? 今ならキャンペーンで……」などと、子供の小遣いでやりくりできる代案をいくつも出してくる。
タブレット端末が教育現場で使われている記事を見つけると「ねぇ」と言ってくる。ポルノサイトよりニュースサイトがある意味有害コンテンツ。
お前はまだ子供だからSNSやソシャゲでトラブルになったらどうするんだと言うと、「炎上ツイッタラーや課金兵たちは大人だよ」と切り返される。
親としてはぐうの音も出ない。
「スマホ 子供」で検索すると、どうすれば成人向けコンテンツと課金サービスから子供を隔離できるかといった議論を親たちがしている。
恐らく問題はそういうことじゃなくて、情報とどう向き合うかなのだと思う。
ずいぶんと抽象的な表現だが、具体的な言葉は生き馬の目を抜くような情報技術の世界においてはすぐ陳腐化してしまう。
拡張性に乏しいiPhoneでさえ、グーグル先生に聞けば抜け道が分かる。Android端末は言わずもがなだ。
娘には今、「父さん提督は“艦これ”に忙殺されていて、契約書にハンコを押す暇もないんだ」とよく分からないことを言ってごまかしている。
高校に入ると彼女は心機一転し、未経験の部活動に精を出し、そのために距離を置こうとなった。
まだ子供だった僕はどうしても離れたくないが為に、謎に体育館を100週してみせたり、兎に角無意味な抵抗を見せたが当然彼女の決意は変わらなかった。
やがて僕が離れなければ彼女の頑張りの邪魔になると感じた僕は了解し、しかし忘れられない自分がまた邪魔をするのではないかと感じ、自分の変化のためにも新しい恋をしようとした。
やがて高校を卒業、卒業式に二年ぶりに会話を交わした公園で彼女は彼氏を作らずに僕を待っていてくれたことを知る。
それから音沙汰なく10年が過ぎ、僕はその時の恋人と一緒にいる。
でも待っていてくれた彼女の事は忘れられないし、愛している。
きっともう結婚しているだろうが、それでも変わらず愛している。
セックスしたいとか、結婚したいとかじゃなく、二度と会えないとしても愛している。
彼女の待ってくれた二年間、僕は勘違いな行動で彼女を傷つけていた。
決して伝わることのない愛を枷にして生き続けるだろう。
仕事辞めることにした。
入れ替えは「協力会社」くらいなもので離職率は低い職場なんだけれど、3年程働いてたが全然水が合わなかった。
そもそも、職場に来た初日に直属の上司から周りに挨拶もなく「席はここ、しばらくコレやっといて」と課題みたいなのを出されて、周りの人ともイマイチ溶け込めない、みたいなスタートからして怪しかった。
隣の席の人とくらいは簡単に自己紹介くらいはしたが、全然わけもわからず、その後も「個人でよくわからない役に立つかも知らない作業を黙々とする」という状況が続く。
後になって、割り振りたい案件が上手く進まずに、採用したもののさせることがない状態だった、みたいなのを何となく理解したが、ほとんど誰と話をすることもなく黙々と作業して帰る、みたいな日々が続いたのはキツかった。
んで、担当させられるであろう案件がボヤッとしたまま、何もすることが無いのもつまらないので、自分で企画書いて出してみたり、社内の新企画コンペに参加したりしてみた。
何度かそういう自分で出したアイデアで仕事作ろうとしたんだけれど、進んでいた話が知らない間にフェードアウトしていたり、上司の手の中で死んでいたり。前も後ろもわからん職場で、自身のアイデアを強く推進するようなコミュ力なんて持ち合わせてないし、そのまま生きるでもなし、死ぬでもなし、たまにちょっと出来る細かな作業をこなして時間つぶしになる、という日々が続いた。
ちなみに、これくらいの時期に、恐らく俺と似たような状況に置かれた人間があと2人いて、その2人は同じくらいの時期に退職していった。その2人が、最後に見た退職した人だと思う。
そのまま1年半が過ぎ、ようやく進み始めたメインで振り分けられるはずだった案件がちゃんと進み始めて、やっと「仕事してる」と実感できる毎日がやってきた。しかし、それも長くは続かなかった。
何か言ってもまったく響かないので、発言する気力も失せてしまった。
そして、どう贔屓目に見ても競合他社と比較してまったく競争力のないものであることは明らかなのに、予算もないし納期が決まってるからと走り出してしまう案件。
気がついたら、予算がないからと「協力会社」の一員みたいな立場を押し付けられていた。
立場の強い社内の人間が導入を検討していた「新しいやり方」を試す実験台としてその案件が利用されることになり、まったく慣れない内容に右往左往して、連日終電まで働く「協力会社」の面々と、俺。しかも、「新しいやり方」の導入準備で作業開始が1ヶ月くらい遅れてるんよ。
わざわざ仕事を面倒に作り変えたり、定例ミーティングと称した「みんなで考えよう会」みたいなのが毎日2~3時間あったり。スケジュールも毎日のように引き直されて。
若い頃は月間残業200時間だろうがなんだろうが平然とこなしていたけれど、信頼関係もなくモチベーションも薄い状況では無理だった。じわじわと体力を奪われ、毎日「トラックに轢かれたら楽になる」みたいなことを考えていた。
軽口で嫁にそういうことを言ったら、酷く怒られた。そんな軽々と命を捨てたい人とは将来を考えられないって。謝って、許してもらったけど。深夜に帰ってきてテレビ見たらちゃんと笑えたし、クソみたいな状況に対する怒りの感情もちゃんと持ててたし、カジュアルに心療内科行って話しても大丈夫らしかったから、鬱じゃなかったとは思う。
連日終電ギリギリで、さすがにちょっと疲れたから適度にキリ良いところで22時くらいに帰ろうとしたら「こんな時間に帰られたら困る」みたいなことをプロジェクトマネージャー的な人が言ったのは笑った。クソが、死ねと思った。
そのことで口論してたら、その隣のソイツの子飼いが机蹴飛ばして出てったのには笑った。バーカ、死ねと思った。
そうこうしているうちに完全に納期に間に合わないスケジュールになって、それでもうちの会社(=協力会社にとってのクライアント)に対して「間に合わせるのが私達の仕事です」とか言って俺とPMの部下に過剰な長時間労働させてたのはゴミだと思った。間に合わないなら腹切るのがお前の仕事だろ、部下にしわ寄せしてるんじゃねえ。
あまりの横暴だったので、さすがに付き合い切れなくなって「案件から外してくれ」ってうちの会社の違う人に頼んだら、「私も酷いと思うから改善するように言っておく。もう少し付き合ってやって」という結論に達したので、結局リスケ1週間も含めて土日終電まで付き合って、燃え尽きた。
んで、しばらく後に「あの状況は酷かった」みたいな話を直属の上司に話をしたら「お前がひっかき回したから酷い状況になったんだから、受け入れて当然」みたいな話になってた。あ、責任おっかぶせられてた。
そういう感じで出来上がったモノからは、当然利益はほとんど上がっておらず、依然として赤字垂れ流し状態。「納期短縮」「コスト削減」を標榜して導入された「新しいやり方」も、結局作業開始を遅らせただけで、その案件で継続して採用されているわけでもなし。
職場内の人にも、メインで担当する案件にも良い塩梅で幻滅しつつも、売り上げの悪いのをなんとかしたいと思ってはいたので、その後も改善案出したり細かな実働部隊のサポートでなんとかならんものかと、奮闘とは言えずとも仕事を続けていたわけなんだけれども。
結局、担当案件も将来に渡って黒転する見込みが見えず、方針もあやふやだし周囲にもやる気が感じられないという状態なので、ここ数ヶ月じわじわとモチベーションを削られていった結果退職を決意することにした。
「仕事は自分で作れ」みたいなことを散々上司は言ってたけどさ、それなりにやってた自負はあるけど限界はあるし、そもそもこの状況で自分で仕事作って意識高くバリバリ働けるようなスーパーマン、俺の知り合いにいるけどトップアスリートのような鋼の男だぞ。豆腐みたいなメンタルの俺には無理だわ。
いや、そういうスーパーマンになりたいと思う心はあるんだけれど、この3年間で何度「なろう」と決意しても無理だったんだわ。
周囲はまったくそういった仕事のしづらさみたいな素振りを見せてないし、この業界には珍しく21時にはデスクほとんど空だし、平穏無事に楽しい仕事ライフ送ってるんだろうなとは思うんだけど、俺には無理だったってことなんだろうね。
書いた文章読めばわかると思うけれど、自分自身が十分なクズで世の中をナメきってるところがあるのは自覚してる。
20歳くらいの時に別れた彼女から最後に言われた言葉は「貴方みたいな自分勝手でわがままな人は、一生一人で生きていったほういい」だったっけ。
スーパーマンどころか、どうしたら真人間になれるのかわからん。
考えていることはあるんだけれど、言い出せない。「言い出せない」が「言わなくてもいい」に変わって、後に「言うべきではない」に変換されている。
それが積み重なって「何を考えてるんだかわからない」「何も言わずに勝手に何かを始めている」に変わって、自分に跳ね返ってくる。
あとは「自分の都合、気分が最優先」なのがいけないんだろうな。自分以外の幸せを本気で願わない限り、真人間になれないのかな。
嫁さんとの間にまだ子供はいなくて、自分の子ができれば変わるかなと思ったけど、たぶんこのままじゃ変わらないな。
不幸な結末になる前に、なんとかしないと、とは思ってるんだけど。
ちょっと色々考えてみると、実のところ私は、弟の行動をそこまで「嫌なもの」とは感じていないようだ。
ただ、それは何でかというと、私がもっと小さい頃の弟の延長線上で捉えているからであって、要は弟はまだ子供であって、男性としては感じていないからなんだと思うんだよね。勿論頭では、中高生なんてもう生物としては立派な男性だって分かってはいるんだけど。4歳差で、昔は結構色々面倒見てたりしてたからかも知れない。
けど、弟が自分をコントロールすることを覚えないといけない、というのは全くその通りだと思うし、そういう方向に誘導しないとなーと思うよ。けど、この年頃でそういうのって学べるもんなのかな?
自家発電は自分の部屋で、というのは全くその通りで、痕跡はないけれど弟が私の部屋でそういった行為に及んだことがありそうだ、ということについては憤慨している。自分の部屋でしろ。
こちらは、元増田(あなた同一人物?)が、都会暮らしとか田舎暮らしとかちょっと勘違いしながら
自分がすげー人間だ、と言ってて、東大京大だの言ってるから、本人がなればいいじゃん、なれなかったのになにいってるの?って感じで、
(もし本人なら周りに自分がまずそうだし、周りにもそういった人間が沢山いるだろうから意識しない様に育てる方が難しいだろう)
あなたはその皮肉が引っかかったのか、その中でなんとか文句を言ってやろうと、
まだ子供いないらしいでちゅけどねー!
この部分を抜き出してきて、で、元増田は既に子供の話をしてるわけだし、その部分を書くのは別に何もおかしくないのに、って書いたら、
これなら、教育を受けなおした方がいいのはお前だよ
こんな皮肉を。でもその皮肉も的外れで、そもそも真剣なアドバイスでもなんでもなくて、
まだ子供いないらしいでちゅけどねー!
東京には負けるにしても、都会で育ち、人にすごいねと言われる程度の高学歴と言える大学を出た。
嫁も都会育ち。
俺の職でいえば、食いっぱぐれる人も少なくない中で、自分の希望する職種を得られたのですげえ満足している。
うまくいけばこのまま食うには困らず暮らせることが確定した。
都会育ちの俺にとって、この田舎はある意味新鮮で、落ち着くし、ストレスないし、悪くはないと思っている。
引退後に田舎暮らししたい、なんて人もいるけど、それがかなったような感じ。
ただ、あえて言うならひとつ悩みがある。
子育てについてだ。
まだ子供はいないのだが、将来的に子供ができた時のことを思うと悩む。
県庁所在地の市へ行けば、この地方で二番目くらいの国立大学はあるし、隣の県へ行けば旧帝大もあるにはある。
電車は、町の中を移動するものではなく、町から出入りするもの。
当然、駅までは車だ。
その駅から大学へ、とえいば乗り換えてもう30分くらいはかかるだろう。
まあ、通えなくはないのだが、田舎クオリティもあるし、この市ではこの県の国立大学がわりとあがめられてそうではある。
狙うことすらおこがましいような、ね。
このままこの町で育てば、よくネットで論争になってるような、田舎対都会の構図の、卑屈な方の田舎の人になってしまいかねないんじゃないかと危惧するんだ。
いや、田舎が悪いと言っているのではない。
自分の子供には、最低限必要な視野の広さと大局観を身につけて、世間知らずにならないでほしい、ってことなんだ。
この地域にいながら、それを得られるならここでも全く構わないんだ。
しかし、県でいい方の高校にいれて、東大や京大に10人程度は毎年進学者が出るような、そういう環境で若い時期を過ごさない限り、
「医者や東大が、身近なものと思えないこと」が一番いやなことなんだ。
進路も視野も狭くなりそうだし、諦め根性が身に付くんじゃないか、ってな。
それがもう、高校進学で人生の大きい部分が決定しちゃうんじゃないか、ってな。
いや、結果的にFランでもなんでもいいのはいい。
この町に居座ったっていい。
そういう教育するにはどうしたらいいんだ。
嫁は、まだ生まれてもいない子に、あんま期待しすぎんなよ、って言ってるんだがな。
それはまあ、その通りなんだが。
杞憂なのかなー。
学生時代、一緒に切磋琢磨するサークルの友人、先輩後輩はいたが、自分は誰かにとっていなくてはならない存在ではないことに気がついた。
最後の飲み会でも、自分も参加はしていたし、酒を呑み交わして語らいあってもいたが、この場に自分はいなかったとしても同窓や後輩たちは少し心配するだけで、きっと同じように楽しめていたのだろうと、一歩引いて考えてしまった。
逆に自分がいないと盛り上がらないとか、自分がいないことで場が成り立たなくなってしまうほどの存在だったらと考えると、それも迷惑を掛けてしまうので、不要でよかったと思う。
社会人になって、学生時代から付き合っていた彼女と仕事の関係で遠距離になり、段々と付き合う意味が消えていき苦しんでいく彼女を見ているのに耐えられなくなって、仕事を捨てて彼女を取るというドラマのようなかっこいいことも出来ず、別れを切り出した。彼女は彼女を選ばなかったことに対する落胆か、遠距離の孤独に理解を示したことに対する安堵か、どちらが強かったかあるいは等しかったのかは分からないけれど、ごめんなさい、ありがとうと言って別れを受け入れた。
彼女にとってお互いに最も必要な存在にはなれなかったけれど、そうなってくれる別の相手を見つけてくれたら、悔しくはあるが、嬉しくもある。大事な存在には幸せになっていてほしい。自分が幸せにしてあげられなかった代わりに、そう願う。
更に月日は経って、別の相手と付き合うことになり、結婚して子供もできた。この新しい家族のために頑張ろうと思っていたが、ちょっとした不信からお互いを尊重して認め合いながら生活を共にするという環境が保てなくなり、子供の生活を考えて我慢することも考慮したが、笑顔の無い家庭に育つ子供も不幸であろうと思い、離婚に至った。(笑顔を作る仮面夫婦になるという選択肢もあったろうが、僕はそこまで器用でも心が強くもなかった。)
まだ子供も小さいので、もし早いうちに新しい父親が現れて、せめて母子ともに幸せになってくれれば、と思う。これについては、たかだか養育費を払っているだけの分際で父親の役目も果たさず何を偉そうに、と自分でも思っている。ただ、幸せを願っていることだけは言いたかった。
また独り身になり、上記のような経験や責任を抱えながらも、未だに心を許せ合えそうな人と友人になろうとしたり、告白をしてより近い存在になることを試みたりしている。しかしこの歳になると最も心を許せる相手となことは容易いことではなく(既にそのような友人が別にいることが殆ど)、告白も失敗する。そのような失敗の経験、あるいは必要とはされていないと気づく瞬間を経る度に、また必要な存在にはなれなかった、または必要とされる期間が終わった、と周りがすうっと一歩遠くなる感覚に襲われる。
これだけを聞くと必要な存在となるべく十分な努力ができなかった男の言い訳にしか聞こえないかもしれない。ただ、自分が必要ではないことが必ずしも悪いことではなく、例えば自分が離れたサークル・コミュニティで後輩たちがめいめい活躍して盛り上げていたり、自分の部署の部下がすっかり成長して自分が不在でもしっかり仕事を回しているのを見ると、少なくとも自分の働きで組織を壊してはいなかった、迷惑を掛けていなかったと、安心する。
かつて家族を作りかけることができたように、必要とされ合える存在をまたいずれ持つことができたらきっと安心するだろう。
ただ、もしもうそのような機会が得られなかったとしても、今まで接した家族、友人、先輩後輩、同僚や部下、全ての人たちが必要な存在と共にいられて、心の安息を得てくれることを願ってやまない。自分が幸せになれない分、皆が幸せになってくれなければ、自分はただ不幸なだけで救われない。
心の安息は得たいが、他人の幸せを願えなくなるような鈍感にはなりたくない。日々揺れながら生きている。今のところは、とりあえず、いなくてもいい存在である自分自身を、こうして自分なりに受け入れてやりたい。
どうか幸せでいてください。私は幸せではなくとも、あなたは幸せでいてください。
蛇足になることを恐れつつも。
批判や肯定や慰めのコメント、ありがとうございます。どなたかが言われていたように、現実世界で言われたらイラっとする系の吐露だったので増田に書きました。
基本的には前を向いて生きています。必要とされるよう努力をし、いろんな感情だったり困難な仕事だったりと付き合う/乗り越えるために友人/恋人を必要とし、自分なりには助け合って生きています。
友人とバカ話をして笑い合うこともあります。ただたまに、時節と心情の揺れの組み合わせが悪く、かつ自分の(きっと主に自分が傷つかないために)自省する性格も災いしてこの文章のような諦めの気持ちが強くなることがあります。苦しかったので、誰かに何かを言ってもらいたく、書いてしまいました。ですので、これだけコメントがあったことがとても嬉しく、どの種のコメントでも正直に気持ちを伝えてくださっているものはとても心に響きました。ありがとうございます。
もし同じように八方が塞がったような心情の人がいたら、自分にも同じ気持ちはあると、励ましてやりたいと思います。皆さんもぜひそうしてあげてください。
自分も一塁の選手も危険な上、走り抜けるのとタイムもほとんど変わらない。そのくせヘッスラのおかげでセーフになった事例なんて、10回に1回も見ない。
もしアピールのためにやってるなら、すぐこんなプレーはやめさせろ。
2:とにかく何でも美談にしたがりすぎ。
勝てさえすれば、後のことなんてどうなってもいいって、本当に思ってるの? 次の試合に怪我で出れずに負けてもそこで終わりじゃん。
エースの責任、4番の責任、なんて言うけど、その中には怪我せず試合に出続けるって意味も含まれてるはずでしょ。
特に私立高校。日本の各地から野球の上手い子供を集めて、地方の代表なんて片腹痛い。野球さえやってたら単位は免除。それは教育機関としてどうなんだ?
4:爽やかなイメージを作りすぎ。
高校球児っていうと爽やかで元気のいいスポーツマンってイメージだけど、結局はただの男子高校生だからね?
その裏ではイジメもあるだろうし、飲酒や喫煙してる奴だっているし、エロイことばっか考えてる奴もいる。勝手に男子高校生はこうあるべきみたいな、男子高校生像を押し付けるんじゃねぇ。
5:甲子園の日程厳しすぎ。
今年から休養日を1日作ってるけど、35℃みたいな炎天下の中で野球やってるのに試合感覚流石に短いだろ。
2番手や3番手の投手がいればいいけど、居ないチームはエース1人で全部投げなきゃいけなくなる。まだ子供の高校生にプロも耐えれないような負担かけて、それで凄い投手だって褒め称えるのはなんか違う。
6:年に2回もやりすぎ
7:阪神が遠征続きで不憫すぎ。
京セラドームがあるからまだいいものの、夏の一番暑い時期に遠征が多くなるのはやめてやれ。虎党じゃなくても阪神が不憫だ。
8:関西圏のニチアサ勢が不憫すぎ。
関西人の全員が甲子園みたいわけじゃねーから。特にここ数年はライダーの終盤と重なるから、さらに悲しみに包まれる人続出。
高校球児ってのは基本的に純粋で馬鹿だから、少し考えればおかしいこれらの事が正しいって思い込む。
指導者もそれが正しいって思ってるし、世間だってそれが正しいって思ってる。糞食らえだ。
10:そもそも体育会系が嫌い。とにかくこれに尽きる。
たぶん結婚したのが間違いだったような、そういう二人ではある。だけど子供も生まれてるし、間違いだとしてもなんとかうまくやってほしい。
けどそれでうまくやれるなら家庭裁判所とかいらないですよね・・・
ここ数日、頭が煮えている。とにかく吐き出す。
弟は十五年前に私の友人に一目惚れし、その恋はいまだ終わらずに続いてる。
弟は貧相な体格でぼそぼそとうつむき加減に喋る少年だった。いじめられたりはしなかったようだが、クラスでは冷遇されがちで友人は少なかった。
そんな弟が一目惚れをきっかけに体を鍛え始め、ファッション雑誌などを買ってくるようになった。
友人は成績優秀な明るい美少女だったので、少しでもふさわしい男になろうとしたんだと思う。弟の努力は凄かった。
弟は変わった。筋肉がついて体が大きくなったし、表情も変わってよく笑うようになった。他人の目をきちんと見て話が出来るようになって、別人のようになった。
この成長は私をちょっと感動させた。これで弟と友人が付き合い始めたらいい話ぽいのだが、そうはならなかった。
元々顔立ちが悪くなかったのもあって弟はわりとモテるようになった。可愛らしいクラスメートに告白された弟は、あっさりとその子と付き合い始めた。
別にいいとは思う。身近な誰かに目を向けることが正解ってこともいっぱいある。
だけど弟の人格はこの頃から少しずつおかしな方向に変わり始めていった気がする。
他の女性と付き合っている間もずっと弟は友人のことが好きで、これは大問題だった。
女神のように神格化された脳内の友人と、短所もある現実の女を、弟は容赦なく比べた。
だから歴代の彼女たちとの付き合いは長続きしなかった。オレほんとは他に好きな人がいるけど頼まれたから付き合ってあげてるんだよね、君のあらゆる欠点はオレをうんざりさせるけどそれでも我慢してあげるね、という思いを弟はありありと出していた。
弟は人当たりが柔らかい。"オレってフェミニストで女に優しい"と酔ってるところもある。だから普段は気づきづらいが、相手を恐ろしく見下していることが時々ばれて、修羅場になる。
弟が私の前で愚痴をこぼしたことがあって、その内容も酷かった。
「性格は悪くないけど、顔が好きじゃない。メシを作らせるとまずくはないけどものすごく旨いわけでもない。これって付き合ってるメリットが乏しいよね?」
「我慢できるから別れてないだけ。結婚したくはない。期待させたらかわいそうだから『君と結婚とかありえないから』と言ったら泣かれた。うざい」
当時私は結婚を考えていた男性と別れたばかりだったので、弟の発言がむかついてしょうがなかった。
私は弟の発言がいかに失礼か指摘した。弟は私の言葉を「感情的で非合理的でわけわからん」と片づけた。"合理的で論理的で決して感情的にならないオレ"というセルフイメージを弟はとても大事にしている。
こんなやつもう知らんと私は思った。弟も私の発言が気に入らなかったらしく、その手の話をあまりしなくなった。
あれだけ執着しているくせに、弟は本命の友人に対して何もできなかった。電話だの食事だのお出かけだのは何度も繰り返したようだが、そこからさきには全然進まない。
振られるのが怖かったんだろうけど、きっとそれだけじゃない。
弟は歴代の恋人たちに、頼まれたから付き合ってあげると宣言した。相手が不満を言うと「なら別れようか」と笑った。
おかげで弟は圧倒的強者として色々思い通りに出来た。これが駄目だった。
昔の弟は逆だった。何でも周囲の言いなりだった。嫌な思いもいっぱいしたと思う。
相手に合わせることしか知らなかった子供が、相手だけが合わせてくれる関係を知っちゃった。その結果が、今の弟なんだと思う。こっちの方が楽だし上手くいくと思ってるんだろう。弟は話し合いが苦手だ。相手と自分の要求を突き合わせて妥協点を探るという考え方をしない。どっちかがどっちかに合わせる。これしか知らないみたいに見える。
だから弟は大好きな友人が相手でも、自分から行けない。頭を下げるようなことをしたら終わりだと思っている。合わせるより合わせてもらう関係にしようと一生懸命だ。
私、姉としてひどくないか。こんな分析して何になるんだ。今更全部手遅れなのか。
弟は友人に対してちょくちょく恋愛相談を持ちかけた。弟の相談内容はいつも決まっていて、
「今の彼女とうまくいってない。別れそう」
のどちらかだった。
要するにオレを口説くなら今だよ、というアピールを何度も繰り返していたわけだ。
受身の恋愛しか知らない弟にとってはこれが唯一知っている必勝パターンだったんだろう。本当にバカな子だ。こんなの相手が自分に対して好意がある時しか有効じゃない。
弟の恋愛を終わらせるのはいつも女性の側だった。物腰柔らかな暴君に我慢できなくなった女性がある日爆発する。
「浮気もしてない、暴力もギャンブルもなし、なのになんでオレは振られちゃうんだろうね? 女の人を信じるのが、どんどん難しくなる。みんなワガママで感情的」
弟のアホなコメント。本命の友人以外の女とは何回破局しても弟は平気で、どうして破局したのかその理由を学んで次に生かそうとか、そういうことも全然考えなかった。
弟の恋愛は始めることも続けることも終わらせることも、ぜんぶ相手任せ。自分で決めたことがない。
だから弟の暴君ぶりを全部我慢できる女性が相手だと、その関係は終わらなくなる。
とても我慢強い女性が弟の暴君ぶりに耐えきった。絶対に自分から別れようとはしなかった。そうやって彼女は結婚まで押し切った。
散々嫌がったけど弟は自分から別れを告げずに時間だけが経って、とうとう結婚することになった。一年後には子供も生まれた。
披露宴を三ヶ月後に控えたある日、たまにはきょうだいでゆっくり飲みたいからと私は弟に連れ出され、焼鳥屋に行った。
「どうしてこうなる。どうして、なんでだ」
「どうしてだ、なんでだ。なあ」
弟が血走った眼をこちらに向けた。
「ねえさん教えて。なんであの人はオレを選ばないの? 放っておいたらオレもう他の女と結婚しちゃうのに。手遅れになってもいいのかな」
あの人というのはもちろん友人のことだ。
「あんたマジでアホでしょ。他の女はどうでもいいから、結婚する相手のことだけ考えろ」
「教えてくれよ、なんか聞いてないのか、なんであの人オレに来ないの?」
「我が弟ながらホント気持ち悪い。あんたって思わせぶりにするばっかりで、自分の気持ちを伝えたことないじゃん。今更そんなこと言うなら、自分からもっと動けばよかったのに」
「それはできない。ダメになったら気まずい」
「この話きいたせいで今後、私はあんたの奥さんと顔を合わせるたび気まずくなるんだが。ふざけんな」
「だってあの人はねえさんの友達じゃないか。オレ、ねえさんのことだって大事なんだよ。オレのせいでねえさんとあの人が気まずくなったら嫌だから、慎重にしようと思って」
私はその瞬間、人前であることもわきまえず弟の横っ面をひっぱたきそうになって、がまんした。
「わたしたちの友情を尊重するためにあんたは自己犠牲の精神でどうでもいい女と泣く泣く結婚してやるってことか?自分が何言ってんのか考えてみろ糞野郎。ゴミ野郎。クズ野郎」
弟は小さい頃と同じ怯えた表情を浮かべ、身を縮めた。
弟が交通事故に遭ったのは、妻の妊娠が判明してすぐのことだった。
大した事故ではなかったのだが、これが原因で弟はある厄介な疾患を患った。
弟の場合、主な症状は頭痛と倦怠感。気圧の変化で症状が悪化するため、台風が近づいてきたりすると一日中寝たきりになってトイレにも一人で行けない。当然会社も休みがちになる。弟は職場にいづらくなってしまった。
弟の妻は優しく笑ってこう言った。
「大丈夫よ。私の稼ぎがあるし。夫婦は助け合って生きるものでしょう?」
その後夫婦は話し合い、弟は会社を辞めて在宅で仕事を始めることにした。妻は出産後ちょっと休んで仕事に戻り、家事と育児は弟の役割になった。
弟は妻に対して今までずっと強気できた。「なら別れよう」と簡単に言う弟に妻が縋りつく形で関係が成立していた。
その力関係が逆転した。弟は経済的に妻に縋りつく立場になった。
彼女があまりに我慢強かったので弟は気付かずにいたが、弟の妻は寛容な女性じゃなかった。
彼女はこれまでずっと耐え続けただけで、一度も弟を許したことがなかったんじゃないか。たぶんずっと恨みをためていた。
数か月に一度、弟は私に電話を寄こす。いつも深夜だ。妻に見つからないよう家の外に出て、小さな声でひそひそ話す。
弟の妻は変わったらしい。昔とちがう別人みたいだと、弟は怯えた声を出す。
弟の作った食事がまずいと言って捨てる。赤ちゃんの首筋のあせもを指差し、育児放棄だ虐待だと怒鳴る。話しかけて弟の返事が遅れると、テーブルの表面をバンバン叩く。
普段は穏やかなのに何かの拍子にスイッチが入ったように荒れるので怖いと、弟は言う。
弟は涙声で「ワケがわからん」と繰り返すが、話を聞いていると根本原因はなんとなくわかる。妻は弟を信じていない。自分は愛されていないという疑いが常にあって、ちょっとしたことでその疑いがふくらみ、荒れるのだ。
弟は見栄っ張りだ。全てがうまくいっているみたいに見せたがる。大学も会社も、世間では一流といわれる場所に入れた。資格職についている賢明な妻を持ち、フリーランスで働きながら郊外の人気住宅地に住んでいる。"何もかも恵まれた幸せなオレ"というセルフイメージを弟は必死に守りたがっている。
だから弟には愚痴をこぼせる相手がいない。感情的で非合理的なことを言う、四つ違いの姉しかいない。これまでそれほど密に連絡をとっていたわけでもないのに。いま私たちきょうだいは子供時代に戻ったみたいに、たくさん話をしている。
弟は大人しくてまじめで素直なこどもだった。姉の後ろをちょこちょこと付いて回り、私が繰り出す理不尽な命令に従った。
家中駆け回って材料を集め、SFに出てくる宇宙基地みたいな人形の家を、二人で作ったりした。一緒にたくさん叱られた。
弟は私が何か言うと真剣な顔で耳を傾けた。何もかも弟より上手くできる姉に尊敬のまなざしを向けた。四つも年が違うんだから当たり前なのに。
たぶん弟の心のどこかに、まだあの頃の感覚が残っているんだ。だから「ねえさんどうしよう」と途方に暮れた声を出すんだ。
そういえば弟がおねえちゃんじゃなくてねえさんと呼ぶようになったのも、私が頼んだからだ。何かの本を読んで影響された私が
「これからはねえさんて言って。おねえちゃんてなんか子供みたい」
と言ったんだ。子供だったくせに。弟はこくんと頷いて、あれからずっと私のことをねえさんと呼んでいる。
弟はそう言うが、離婚すればほぼ確実に親権は弟の妻のものになるはずだ。法律は元々母親が有利なようにできてるし、妻の方が経済的にも安定している。
弟の妻は子供のことは可愛がっていて、家にいる間はよく面倒をみている。家事の中心は弟だが、妻もかなりやっている。
この状況で弟が親権をとれるはずない。
子供と離れるのは絶対に嫌だから離婚しない、いつも弟の結論はそうなる。
弟は時々夢見るような口調で友人のことを話す。
あの人はどうしているかな、あの人に会いたい、あの人に似合いそうなピアスを見つけた。
「バカ野郎、そんなだからあんたの妻はいつまで経ってもあんたが信用できないんだよ」
「だけどあの人のことを考えている時が一番楽なんだ。その時間がなくなったらすごく辛い。支えなんだ」
弟が結婚する半年前に友人は仕事の都合で引っ越し、一緒に携帯も変えた。友人の新しい連絡先を弟は知らない。
友人と私で話し合い、知らせない方がいいと判断したのだ。
ところがバカ弟はあの焼鳥屋の夜、私がトイレに行っている隙に私の携帯を調べたそうなのだ。ロックはかけていたが単純な暗証番号だったので、なんとかなったのだろう。
それでも弟は三年我慢した。時々携帯の画面に友人の連絡先を呼び出して、それを眺めることが心の支えだったという。
そして二週間前の夜、またしても妻に怒鳴られた弟は何かが切れてしまったらしい。家を飛び出し友人に電話して、
「どうしても話を聞いてほしい会って欲しい」
と頼んだ。
友人は弟のただならぬ様子に驚き、自宅のすぐ近くにある終夜営業のカフェで話を聞くことにした。
そんでもう、ほんとに今更、お前十五年間何やってたの、何で今なのと私は弟の肩を揺さぶってやりたいんだが、ずっと話し続けて空が明るくなってきた頃弟は「あなたがすきです」と友人に言ったらしい。
「そんなの言われても困る。奥さんに恨まれるの嫌だし、家庭のある人とどうにかなる気はない」
と友人から連絡を受けて頭がカーッとなったというのが、私がこの文章を書いた動機だ。
すごいよね、よくこんな長文書けたよ、自分で感心しちゃうよ。これ書くのに二日かかったバカみたいだ。
友人は弟に「このことはねえさんには話さないで」と頼み込まれて悩んだ末に、それでも黙っていられないと思ったらしい。本当に申し訳ない。うちの愚弟が。マジで愚弟が。ほんとに愚弟でどうしよう。
連絡先が流出してしまった件について、友人には謝罪した。今後弟が彼女を悩ませた場合についても話し合い対策も用意した。弟が予想を越えた暴走をしなければ、なんとかなりそう。
あと他に私ができることってなんだろう。
根本原因は弟夫婦の問題なので本人同士でしっかり話し合ってもらうしかない。お互いの主張と気持ちを突きつけあって、利害の調整をするということをしなかったから、あの夫婦な今みたいになってる。どれほど辛いとしてもまず話し合いだ。私が絡む余地はない。
ということを弟に言いたくて電話を掛けたのだが、繋がったのは最初の一回だけだ。弟が友人の連絡先をどうやって入手したか聞き出したところで妻が帰ってきたらしく、途中で切れてしまった。弟は妻の目の前では絶対に携帯を触らない。弟が携帯で誰かと連絡をとることを、妻が嫌がるからだ。だから弟は夜中隠れて電話するわけで、なんか書いててあらためて気付いたけどこれ結構異常なんじゃないのか。
私だって結婚していて、一番大事なのは自分の家庭で、弟夫婦のゴタゴタなんか巻き込まれたくないので、もう放っておいていいのかな。
だけど甥っ子は可愛いんだよな。うちまだ子供いないからなおさら。両親がうまくいってないというのは、甥っ子のためにも悲しい。
弟夫婦の関係は異常なんじゃないかと書いててあらためて思ったんだけど私の感覚が正しいのかどうかわからない。誰か教えて。
うちは子供がいないから共働きでも時間には結構余裕がある。だからわからないことがいっぱいありそう。子供のいる家庭だと余裕がなくてギスギスするのは当たり前、と一度言われた。そんなことないだろうと思うんだが、確信持てない。
電話の終わりで弟はいつも「でも大丈夫。うちはうまくいってる。妻も優しい」と言うんだけど、うそ臭くてしょうがない。でも私が姉ばかで弟のことを心配しすぎてるだけかもしれない。本当は言葉通り幸せな家庭?
うちの両親に相談するのが一番いいのかもしれないけど、弟に激しく口止めされてるんだよなあ。もう喋った方がいい気がする。でも親巻き込むと大ごとになりそうだし、弟にも弟の妻にも恨まれそう。
ほんといくら書いてもまとまらないな。
大人になったら人間て賢くなると思ってた。全然違う。年取るほど実感する。
深夜電話で思ったんだけど、弟夫婦の関係ってちょっとDVぽくないか。考えすぎな気はするけど、一番怖いのがそれ。二番目に怖いのが弟がストーカー化することなんだけど、弟がそこまで出歩く自由なさそうだから、こっちはあまり心配しなくていいだろう。とにかくDVだったらどうしよう。こんな長文書いてる場合じゃない。
だけど弟と連絡がとれないから、動けない。
とりあえず留守電きいた弟が今夜くらいに連絡くれるといいんだけど。明日休みだから遅くても話せるし。
勉強出来る子だったんだよなあ弟。だから本人も含めてみんな弟をバカだと思ってないんだけど、私はバカだと思う。そんなことを思う姉はひどいよな。ごめん弟。とにかく、電話して来い。姉はけっこう心配してます。
HAHAHA、復縁しちゃいなYO、ガール。
結婚してもうすぐ5年経つけれど、いまだ子どもを作っていない。
周りには「子どもを作る」という行為のハードルの高さをなかなか理解して貰えないでいる。
世の中には子どもを作り育てている家庭もあれば、そうではない家庭もある。
みんな同じように家庭を築いているのに何が違うのか。
そこで、例として俺たち夫婦が何故「子どもを作る」事が出来ないのかを、3つの問題としてあげてみた。
子育てに掛かる金が辛い。
金を掛けずに子育てする選択肢もあるけれど、それによって子どもの選択肢を削除するのは親のエゴの気がしてならない。
地方から都会に出てきたタイプとしては、困ったときの親や親戚によるサポートも期待できない。
行政によるサービスは手続きがめんどくさそうだし、よくわからないとか思ってる俺みたいな人は多いはず。
時間があったとしても、性行為以外にネットやテレビ、趣味などで時間を使っているから性行為に発展しない。
これは他の人に当てはまるのかどうか微妙なラインだけれど・・・
これは、自分の気持ちを整理したいという自分勝手な思いから書いている文章であり、単なる自慰行為である。
五年前の今日、三年間付き合っていた女性と別れた。喧嘩別れでは無かったのが不幸中の幸いというべきか、ぶっちゃけ別れた原因は、完全に自分側の都合だった。その事を彼女がどれだけ理解していたのか自分には推察できない。納得もしてなかったと思う。それでも、彼女は自分のワガママを最後に受け入れてくれた。
振り返ってみると、彼女との付き合いはままごと同然だっと今になって思う。恋愛に奥手だった自分にとって初めての彼女だったのもそれを加速させたのだろう。お互いに甘え合うというまるで子どもが描く関係をそのまま続けようとしていた自分は、あの頃はまだ子どもだった。というより、全く先のことを考えずに、ただその場限りの楽な道を選んでいたのだと今なら言える。
責任を取るよと口では言っていたが、そんな気持ちはスプーンですら掬えないほど少なく、ただ、彼女とのただれた関係を楽しんでいた。彼女を愛しているという意識は当然あったが、その深さは実に浅いものだった。彼女を愛しているというよりは、彼女の身体を愛していたのだと思う。それを理解したのは別れてからずっと後になってからの事だが。彼女には本当に酷いことをした。
そんな最低最悪な自分に気になる女性が表れた。初めて会ってからもう三年になるだろうか。その気持ちを誤魔化し続けていたが、最近それがとてもつらくなってきた。自分に嘘をつくのが辛くなってきた。どうしても、あの娘が気になってしまう。
同時に、自分がその娘のパーソナリティではなく身体を求めているのでは無いかという苦悩も渦巻いている。頭や口では愛してるというのは簡単だ。だけれども、真実な所、自分自身はその娘をどれだけ知っているのだろうか。どれだけ本気で考えているのだろう。
五年前のあの日から、自分の根本的な部分は変わってないのではないだろうか。そんなどうでも良い下らない事で悩んでいる。
そういう事を何も考えずに、前に進むほど、自分は若くはなくなってしまった。
なぜ、こんなにも自分は精神が幼いままなのだろう。もっと成長しなければならないはずなのに、自らの歩みはそれに伴っていない。実に自分は惨めな人間である。
明日、気になる彼女にどういう顔をすれば良いのか良く分からなくなっている。そういう動揺を少しでも客観的に見るためにこの文章を書き綴った。
また、今日、帰ってきたらこれを読み返そう。そして、くだらない事で悩むなよ、俺と笑いとばせるようになろう。
それくらい、自分は成長してても、良いはずだ。