はてなキーワード: 人間関係とは
「発達障害30歳成人説」というものがあるらしい。なんでも、精神の発達の遅い発達障害者は定型発達者より精神年齢が10歳低いから成人を迎えるのも30歳頃になるということらしい。自分はアラサーの発達障害者(ASD)だが確かに30歳成人説は分かる気がする。最近になってようやく身だしなみに気を遣うようになったし、自分の将来について不安を感じるようにもなってきた。普通は身だしなみなら中高生、遅くとも大学生になったら気にしだすものだと思うが、少なくとも20代前半の頃は無頓着だったし、将来だって大学卒業する22、3歳までには就活の中で多くの人間が考えているはずだが自分はのほほんと生きてきた。また、人間関係の機微やコミュニケーションの作法について分かってきたのも最近のことだ。それまでは他人の気持ちを考えるということをロクにしなかったし、他人に気を遣わず自分勝手にばかり振る舞っていた。
この発達の遅さの原因はなんだろうか。脳の器質か、定型と比べた経験値の低さか。どちらも関係しているが、後者の方が強いような気がする。発達障害者は発達障害であるがゆえに社会で揉まれる経験に乏しい。自分の経験から言うと、大学に入ってからも高校時代までとさほど変わらない生活を持続し、サークルやバイト、その他いろいろな社会経験をあまりしてこなかった。友人も多くないし、定型発達者や女性との関わりも薄いから人間関係や恋愛を学ぶ機会も乏しかった。こういう「経験値の低さ」が精神年齢の低さと強く関係しているような気がする。
さて、30歳頃になってようやく定型発達者の20歳と同レベルになってきたのはいいとして、問題になってくるのはこの社会にはびこる「エイジズム」だ。人生のレールから外れることの不利が、諸外国ではどの程度のものなのかは知らないが、少なくとも日本では大きいとされている。留年することなく22歳で大学を卒業し、就職し、遅くとも30代までに結婚して子供を作る。これが正しい生き方なのだとされている。結婚や出産の規範はかつてと比べるとだいぶ変わってきているが、少なくとも22歳で大学卒業して就職するというところまでは未だに強く規範づけられている。
自分の周囲の発達障害と思しき人間は、大体就職までの段階でレールから外れている。25歳くらいまでずっとニートをやっていた奴もいたし(その後スーパーのバイト)、修論と就活が手につかず大学院を2年留年した奴もいた。他ならぬ自分自身も中退、浪人、留年を経て現在学生をやっている。発達障害を持っていて、22歳までに何らかの逸脱をしていない人間は滅多にいないのではないだろうか。定型発達者と比べて明らかなハンディを負っている発達障害者には22歳までのイベントを滞りなくクリアするのは難しいし、その後の結婚、出産もやはり厳しいだろう。自分や周囲を見ていると思う。
そんな発達障害者に対する社会の見方や扱いがこれからの時代どのように変化していくのか、そして30歳で「成人」した自分達の今後の人生はどうなるのか、当事者として不安を隠せない。
人に直したほうがいいところを言ったりアドバイスするのは優しさではあるけど、本人次第で直せるレベルのことを言うとどうやっても嫌わらがちではある。
逆に言わないのはすごく厳しいというか無関心というか。
自分への甘さとか勇気のなさとかもあるだろうけど、ただ人間関係はうまくいきやすいよね。
仕事がうまくいってない年下の同僚に対して、優しいと思っていた年上の同僚が後者だったりして、なんだかなあと思ってしまった。
自分は過去の職場で、マネージャーとしてスキルアンマッチ人材の面倒ばかりみてきたから前者の行動が多かったのだけど…
うまくできる人いんのかなあ。
そして、マネージャーとしてもうまくいかなかったことを、同僚の立場からやるのはなかなかに難しい。
今週は2回ぐらい抑えめにしつつ言ったりしたけど…今日は特に年下同僚がくらってしまったようだ。
作業は早いし、人柄もいいのだけど、偉い人からのアドバイスも聞かない子だしなあ。
俺も後者にしてったほうがいいのかな。
根本的にはしっかりしたマネージャーがいなかったり、メンターがいないのが原因ではあるけど。
ただ、いたところでどうなんだろうなという気もする。
ワイは発達障害でずっと苦しんできた
なんとか家を出て自活するまでに5回は転職した
鬱病にもかかった(発達障害は時限爆弾式に鬱病発症する)再発もした
だから結婚とかできないし(しても無理だ。全てができない、また家庭内カースト最下位にされる)諦めてるし
全てを諦めてるワイが人生で初めて自分で稼いだ金で旅行に行った時
結婚してて子供もいて顔面も良くて学歴もある奴が「いいなあ」って恨めしそうにいったんだよ
お前だよお前
全てがないワイをそういう目で見るお前だよ
何もない人生から捻り出したたった五万の旅行費用。それを妬むお前だよ
地獄に落ちるのはお前だよ
経歴
・新卒から4年 教職に就く。仕事出来なさ過ぎてオバハン教員達にいじめられる。評判は負のスパイラルを描き、仕事のパフォーマンスにも影響。分限処分間近のところで退職。当時のボスからは、「お前のやらかしは教委に報告しないとあかん。でもここで退職するんだったら黙ってやる」って言われてたわ。
・そこから2年ちょい、誰でも出来るようなテキトーな仕事をやっていたけど、職場のクソみたいなルールをどうしても守り切れんでクビ。今無職。
俺みたいなこどおじクソ発達障害野郎はさっさと死にましょうねってことで、割と現世に何の執着もなくなってきている。というか、終活をしている。
所持品はメルカリでちょくちょく減らしてるし、新しいモノは買わないようにしてるし、人間関係も徐々にフェードアウトしていって、今はほんの数人の、たまにやり取りをする人間だけ残している。
鬼滅の刃のアニメは好きだから、それが数少ない生きがいにしていた。
向こう数年かけて3回にわけて映画をやるってのは楽しみだけど、そこまで生きたくないし、死後の世界があるというんなら、そこで観れればいいなと思うし、死後の世界が無いなら無いで別にいいやって感じ。
物価も段々高くなってるし、世の中は戦争に突き進んでいるし、そのうち大地震は来るし、人口は減るし、保険料だの税金だのは高くなる一方だし、暮らしは不便になる一方だから、生きるってことのコスパが良いとは思えないんだよな俺は。
そりゃ、恋人がいるとか子どもがいるとかちゃんとした仕事でやりがいをもってやれてるってんなら生きる意味はあるけど、俺にはそれらは全部ないしな。
日本は一度レールからはみ出たら終わりなんだよ。どの会社も、なんで仕事辞めたって事ばっか聞いてきて、マジなこと言うなり誤魔化すなりしても、お祈りお祈りばっかり。
社会が俺をいらないっていうんなら、俺もそんな社会はいらないね。
さっさとオサラバして灰になるか、来世はちっこい虫とかになって、のそのそ生きていたいね。間違えても人間はやめてくれよな。鳥がいいな、人のいない山に住んでいる鳥がいい。
もう一つ
親友本人は「友達に自分の口から話すために安定期に入るまで親にしか言ってなかった」という認識なのに夫が勝手にそこらじゅうに吹聴してる
ここに大きな齟齬があると思っている
ここまで考えると、増田夫の言っている
「まあ妊娠はソイツにとっても当事者の話だし、どこまで妻の意に沿うかって難しいよね」
という意見の意味も通じるだろう。あくまで伝聞を重ねた上で状況から考えるに、妻側と旦那側で同じように行動しているようにも見えて、詳しくない人間が口を出せる範囲ではないのだ
社会人になってからは互いに近所に家を借りて、週一は一緒に映画やYouTube や海外ドラマをどちらかの家で見たり、近所の居酒屋へ飲みに繰り出したりしては、仕事の愚痴や男の話、共通の趣味の話などに花を咲かせていた。
ある日、わたしと彼女の共通の趣味の活動をしている社会人サークルを発見したので、彼女を誘ってそのサークルに参加することにした。
今思えばこれがすべての間違いだった。
わたしと彼女は、このサークルに入って1年後、同じくらいの時期にそのサークルの中で彼氏ができた。
親友の夫は、わたしにとってはサークル仲間であり、知人というよりは友人に近いくらいの関係だった。
だが、とにかく、わたしはソイツが無理だった。
知り合ってすぐくらいから、やたらボディタッチが多い。肩とかだけでなく、太ももや横腹とかも平気で触ってくる。本当に気持ち悪い。悪気や下心はないことはよくわかってるけど、本当に気持ち悪い。ただただ不快。
ソイツは、俗にいうイタイ男だった。
知り合ったばかりの頃、2人で飲む機会があった。そのとき話の流れで異性交遊の話になった。ソイツは当時彼女がいないというので、サークルの中で気になってる女性はいないのか?というような聞いた。そしたらなんと…そいつはランキング形式でサークル内の気になる女子を発表し始めた…。そして、各女子の気になるポイントと改善ポイントを語り始めた。
ランキング1位は、サークル内で一番の美女と名高いメンバーだった。。もちろん、今の嫁(わたしの親友)ではない。
すべてがイタくて、「早く帰りたいな」という気持ちだったのをよく覚えている。
ソイツは、俗にいう小さい男だった。
サークルの活動の中で、ソイツが担当している仕事があったのだが、ソイツは頭が悪いのか要領が悪いのか経験がなさすぎるのかわからないが、仕事でよくミスをした。それに対してわたしが毎回指摘をするのだが、わたしの指摘が間違っているという態度で、決して修正してくれなかった。だからわたしは、いつもサークル内のソイツより年上の男性に頼んで指摘してもらった。
わたしではなく、年上の男性からの指摘には、おとなしく耳を傾け、すぐに言うとおりに仕事を修正した。
「何を言われているか」よりも「どんな人から言われているか」のほうがソイツにとって大きな情報なのである。なんて小さい男だろう。本当に気持ち悪い。
ほかにもいろいろある。サークルで使う個人の道具があるんだが、勝手に他人の道具を研磨剤で磨き始めたり(研磨剤は使う人もいるけど絶対使わないという人もいる。人を選ぶので絶対に無断でやっちゃだめだしそもそも他人の私物を勝手にさわるな)、こっちで進めてる話に勝手に首を突っ込んできては順番を飛び越えて勝手に情報をやりとりするせいでサークル内の人間関係がゴワついたり、親友と二人で飲んでたら帰りにソイツが車で送ってくれるっていうから甘えたんだけど、車に乗り込んだ瞬間に親友に「いくら使ったの?」とか聞いてきて、正直に答えたら「けっこういったね笑」とか言ってきて楽しかった飲みの後の空気ぶち壊しにされたり。
良かれと思ってやってるだろうから始末に負えないけど、本当にすべてが気持ち悪い。
ほんとうにいいことがしたいならもうすこし頭使えよ。馬鹿が必至で自分のない脳みそで考えて動いても「良いこと」はできないんだよ。
かしこい人から言われたことを言われたとおりにだけやってろ無能。
って感じなんだが、最近ついに許せないことが起こった。
最近親友が「仕事が忙しい」と言ってサークルに顔を出していなかった。
ソイツだけは出席していたから、つかず離れずで接していたんだけど、
ソイツはその日当たりから、サークル内のあちこちで、「まだ安定期入ってないから内緒なんだけど、妻が妊娠したんだ」と話していた。もちろんわたしだけではなく、そこらじゅうで。その人と親友との関係値も関係なく、手当たり次第に。
後日無事安定期に入った親友から、学生時代の仲良し5人組のライングループに報告があった。「真っ先にみんなに報告したくて、まだ親しか言ってないの!」と親友は報告してくれたけど、サークル内で夫が吹聴しまくってることを知ったら親友はどう思うだろう。
ていうか、あいつ、親友から口止めされてたのに言いふらしてたんかよ。本気で気色悪いな。
本当に親友の夫が無理。
っていう親友の夫の愚痴を自分の彼氏に話してたら、彼氏から「まあ妊娠はソイツにとっても当事者の話だし、どこまで妻の意に沿うかって難しいよね」とか言い出してもう怒り爆発。
つわりと戦って、24時間自分の腹の中の命に気を使って暮らしてるのはどっち?毎週通院して医者に陰部をさらしてエコーを突っ込まれてあかちゃんの命を守ってるのはどっち?あかちゃんのためにいやおうなく体を作り替えられているのはどっち?もし安定期前に死産したら?流産したら?肉体や精神により強いダメージを受けるのはどっち?入院するのはどっち?
中出ししただけの無能が当事者ヅラしてんじゃねえよ。すこしでも当事者としての想像力が働くなら安定期前に他人に言いふらすような真似しねえよ。そういう意味でもまるで当事者意識がないよね。
嫁を大事にしてるぶってるけど「パパになる俺」をみんなにはやく知ってほしいだけでしょ。
木村花の自殺の原因はネットいじめも大きかったと思うけど、美女たちと並べて比べられるのを長期間やられて自尊心折れたのもあると思う
女子プロレスは露出の多さからセクシーアイドルみたいな要素もある
その中でも可愛い顔立ちで、ゴツすぎずスポーティーセクシーな体つきで木村花は当時の女子プロレス界NO.1というぐらいに人気があった
巨乳グラドルと白人ファッションモデルに挟まれる時期が長く、比べるとゴツい、比べると顔も普通、比べると肌の色が黒い、と容姿一本で勝負してる人たちと並べられるのはきつかったと思う
木村花は父がインドネシア人で、言われてみないとわからない程度だが肌の色や顔つきに異国の要素が少しある
肌の色が黒いことを理由に中学は男子にいじめられて不登校になり、高校も人間関係上手くいかず退学してる
プロレスの世界にはもっとゴツいのも黒いのもいたけど、テラハにはいない
タイトルの通り。
せっかくの人生で一度きりの『一人暮らし最初の一ヶ月』なので、その感想をまとめてみた。
・生きてるって感じがする
実家にいた時は日々、約三十年間生きてきた自分や家庭の習慣に従って漫然と生きていた。とくにコロナ禍辺りからは、義務的に仕事に行って、帰ってはダラダラするだけの生活が続いていた。今はどうすれば生活や人生がより良くなるか考えてちょっとずつでも行動に起こしている。なんか生きてるって感じがする。
きっかけは生活コストを全部自分で賄わないといけなくなって「お賃金もっと欲しい!」という感情が強くなったから。ただ、最初は昇給・昇進のためでも、より良い結果を出せるようにと目標を持って働くと、以前よりもやりがいみたいなモノも感じられるようになった。
・人間関係の大切さに気付けた
一人暮らし超寂しい。でもそのお陰で人との繋がりの大切さが分かった。もともと人付き合いと悪いし、自分から人を遊びに誘うようなタイプではなかったが、そういうところを改めようとしている。最近、数年疎遠だった友人に自分から声をかけて、久しぶりに飲みに行けたのは嬉しかった。今度、社会人サークルみたいなところのイベントに参加してみる予定。
・結婚願望があることに気付けた
より正確に言えば強固な形での生活共同体を作りたい願望かも。まず何よりも家に帰った時にその日あった下らないことを互いに話して笑い合えるような人がいてほしい。生活や将来について誰かと一緒に話し合って決めていきたい。あと打算的なことを言えば、共同体を築くことで一人辺りの生活コストを減らして、もっと広い家に住みたいみたいなのもある。
自炊とかほんの少しずつ練習してるレベルなので、「できる!」と言って良いかはアレだけど、生活を自分で回していくことで、生活力のなさというコンプレックスが解消されつつある。
実家にいた時は夕飯食って寝落ちして深夜に目が覚めてウダウダして明け方に寝直すみたいなクソみたいな睡眠習慣だったが、一人暮らししてからちゃんと寝る態勢を取って通しで寝ることができるようになった。一番大きいのは寝具がベッドから布団になって「敷かなきゃ寝れない」って状況になったことなのであまり一人暮らしは関係ないかも。ただ、家事をやらずに寝ると翌日以降に響くぞという意識が寝落ちを防止してる面もあるとは感じる。
家族が全員お菓子好きだったので、自分で買わなくても家にはいつもお菓子があって、それを色々チマチマとつまんでいた。でも、一人だと一袋を全部消費しないといけないから、まずあまり買おうという気が起きない。個包装の菓子を二日に一個食べるくらい。ポテチとか一袋全部しける前に一人で消費するのキツくない?
・ギャンブルをしなくなった
元からスッても遊びで済む程度の金額しかやってなかったけど。刹那の熱のために千円二千円とか使うくらいなら、その金で外食して美味いモノ食って洗い物スキップした方が満足度が高いと思うようになった。
・発達障害傾向が気にならなくなった
過去にちゃんとして発達障害の検査を受けて明確な認定はされなかったが、傾向があると言われたことがある。それは自分にとってある種のスティグマとなっていて、色んなことに対して「できないモノはできない」という諦めに繋がっていた。ただ、一人暮らしを初めて「やらないといけないことはやるしかない」環境になって、そして「やれば以外とできるじゃん」が積み重なって、まあ事実として自分にそうした傾向はあるのだろうけど、それがなんだよくらいに思えるようになった。
・一人が辛い
もともと友人も少数だし、家族とも不仲とかでは全然ないけど、揃ってお出かけするような仲良し家族ではなかったので、孤独耐性はある方だと思ってたけど、おはようもお休みも、行ってきますもお帰りも言う相手がいないことがこんなにも寂しいとは思わなかった。自宅の無音の空間がキツい。たぶんこれが一番辛い。
・喪失感が凄い
今まで慣れ親しんだ地元の空気、自室の家具の配置、母の手料理、生活習慣……、そういったモノがもう感じられないということを思うと、胸がギュってなる。いや、実は1時間くらいで実家には帰れるので、地元の空気や母の手料理なんかはいつでも味わいに戻れるんだけど。ただ、それら全てがパッケージ化された今までと同じ"生活"がもう二度と戻らないと思うと感傷的になる。親の介護とか考える歳になったら実家に戻る可能性もあるのかもしれないけど、その時の生活はやはり過去のモノとは違うだろうし。
このままずっと独身だったら、友人と疎遠になって孤独化していったら、親がボケたり死んだりする歳になったら……、そういった不安が隙あらば顔を出してくる。もともと一人だとグチャグチャとネガティブなことを考えがちな性格だったが、一人暮らしで一人でいる時間が増えた上に"生活"や"人生"というものを意識することが増えて、そうした性質が確実に悪化してきている。
・朝が辛い
起きれないとかではなく。上記の孤独や感傷が朝になると強く襲ってくる。仕事行くとフラットになって、夜はけっこう「今の生活を楽しもう!」って気分になる。
・常に金のことを考えている
少額の生活費を納めるだけで家にあるものは好きに使えていた実家暮らしと違って、お出かけとかせず家にいて暮らすだけでも金銭的な消費に繋がるので、いつもケチケチと節約を考えることになって疲れる。都内同年齢男性平均にはギリ届かないけど中央値は確実に越えてるくらいの年収なので、爪に灯を点すような貧困生活ではないのだが、まだ暮らして一ヶ月だと標準的な月の出費を体感として把握できておらず、自分にどの程度の金銭的余裕があるのか理解できていないせいで、とにかくお金のことが気になってしょうがない。七月から家計簿をつける予定なので、収支をちゃんと把握できるようになればマシになりそう。
・食欲が減った
食事の用意がダル過ぎる。家事の内、掃除や洗濯はルーティーンでやれば良いのでわりと平気なんだが、飯は栄養やら値段やら賞味期限やら考えることが多すぎてマジで大変。俺は考えるということが苦手なので、作業の手間そのものよりそっちがキツい。そのせいで食欲が減った。自炊は練習中だが、料理のレパートリーが増えればこれもルーティーン化できるのだろうか? いやでも外食・中食でもダルいし、変わらなそうだな。
・都会に引っ越したので人が多くて疲れる
自転車で近場をフラフラするのが好きだったけど、人も車も信号も多すぎてあんまり楽しくない。喫茶店なんか入ってもやはり人が多いし、席も狭い。
長い人生というスパンで見たら、一人暮らしを初めて絶対に良かったと言える。
あのまま実家にいたら、生活を親に甘えて、真面目に人生の道を考えもせず、孤独で生活力のない社会人をやってるだけの虚無のような中年ができあがっていたんじゃないかな?
一人暮らしはそういう道筋を変えるきっかけを与えてくれたと思う。
未来のことなんて一切考える必要がないならすぐにでも実家暮らしに戻りたい。
現実的には、自力でもっと物質的に豊かな暮らしができるようになりたいし、一緒に住んで会話できる相手を見つけたい。欲は尽きない。
家事の悩みなんかは今までが親に甘え過ぎていただけで、仮に幸いにも一緒に暮らすパートナーを見つけられても「金は俺が稼ぐから、家庭のことは任せたぜ!」なんて言えるだけの収入を得られる見込みはないので、一生付いて回ることになるのだろうけど。
色々と語ったけど、所詮は初めて一ヶ月。
高まった意識は初心だけで霧散して怠惰な独身生活を送るようになるのかもしれないし、逆に今は辛く感じることもすぐに適応して些末なこととしか思わなくなるのかもしれない。
日本の未婚率が急速に上昇しているのは言うまでもないだろう。なんと2020年の国勢調査の段階で、すでに30歳前半の男性の約半数にあたる47.7%が未婚であった。その後、皆も知っての通りコロナが到来し、以降、婚姻数・出生数ともに戦後最低を更新し続けている。出生数に至っては100万を切ってからすでに久しく、最近では80万人を切り、2023年には72万人で、今年(2024年)には70万人を切るんじゃないか、なんていうすごい話もある。筆者は98年生まれの今年26歳だが、僕が生まれた年の出生数は120万だったようで、それでも少子化だなんだと騒がれていたので、それから半分近くにまで減ってきていると考えると驚くべき数字だと思う。そして当然、超高齢化社会なので出生数よりも死者数が多く、人口の自然減は2023年には83万人である。これは驚くべきことで、一説によると、1937年から45年までの約8年にわたる戦争での日本人の戦死者は310万人らしく、これは年換算すれば38.75万人なので、現代では戦時下の平均の二倍のペースで人が死んでいる、という見方もあり、しかも戦時下でも日本の人口は増加幅が減っただけで総人口はまだ上昇していたので、人口だけに着目すれば戦時下よりももっと凄惨な戦争状態にあるというふうに捉えることができるかもしれない。
前置きがとても長くなってしまったが、ここでは、これから結婚だなんだという年齢に差し掛かかったいわば「結婚現役世代」になりつつあり、さらにZ世代でもある僕の超主観的な肌感覚に基づく、「マッチングアプリがZ世代の非婚化に決定的なトドメを刺し、それによって残念ながら未婚化・少子化はもっともっと加速するだろう」、という仮説について語らせてほしい。
「なぜ結婚を促進するはずのマッチングアプリが未婚化にトドメを?」と思うだろう。順を追って説明していく。まず、未婚化の原因としてニュースなどでよくとり挙げられるのは、「女性の社会進出」、そして、「経済的な問題」の二つだと感じる(主観)。だが、それが未婚化の要因として合理的に考えられたのはひと昔前の話だろう。まず、「女性の社会進出」については、「25くらいには結婚して女性は専業主婦になって男性に生活を支えてもらうもん」、みたいな空気感がなくなって、働いて自立して生活できるようになっとか、そのこともあり女性(だけでなく男性も)が「まだ結婚していないの」みたいなプレッシャーから比較的解放された、みたいな話とか、色々包含してると思うけど、「女性の社会進出」が日本より進んでいるけど日本より未婚化・出生数がマシな先進国は結構ある(e.g. フランス、ドイツ、アメリカ)ので、それは言い訳にはならない(日本文化が欧米の文化に合わせようとしてるのだから不利なのは当然だが)だろうし、僕の世代では女性が働いているのは普通で、むしろ結婚相手となる女性には経済力を求める男性が増えているという話まであるので、僕の世代(Z世代)においてはそれが未婚化の直接的な要因とは考えづらいだろう。あとは「経済的問題」だが、実は、少子化による人材不足も相まって、新卒の初任給は上昇傾向にある。「いや、物価が上がってるし実室賃金は下がってるやろ。」って言われると、「せやな。」としか言えないが、男女ともに稼いでる人が多いんだから、同棲して家賃を折半すれば普通にもっといい暮らしができそうな人はたくさんいるように感じる。
ではなぜZ世代は結婚しないのか、その最も直接的な要因は、中高生の時から当たり前になったスマホ、そしてSNSであり、最後にトドメを刺すのがマッチングアプリ(ここでは、Pairs, With, タップル、Tinderなどの普及しているマッチングアプリを想定)である、というのが僕の考えであり、その未婚化に対する効果は大きく分けて二段階あると考えている。
一つ目は、「結婚しなくても精神的に満足して生きやすくなったこと」。スマホがなかった小さい頃は、朝起きて、飛び起きて、家族に挨拶をして身支度をして、外に駆け出さないと楽しいことなんて何もなかったのに、ある時から急に、布団から出なくても楽しいコンテンツにいくらでも触れられるようになった。LINEを使えば友達といつでも話すことができるし、Youtubeをひらけば世界のいろんなコンテンツに出会えるし、Twitterを始めれば孤独を紛らわせることができるようになったし、それまででは考えられないような性的なコンテンツにさえも、いくらでも簡単にアクセスして、性欲を解消できるようになった。それは僕らにとって大きな大きな変化であった。しかも、僕の世代では、働けば男女関係なく穏やかに暮らせるくらいには稼げる人は多くなってきたので、結婚しなくても、友達や職場の同僚と、それなりに良好な人間関係を築けていれば、経済的な不安や強い孤独感を感じずに、それなりに満足して平穏な生活を送ることができるようになったのである。いつの時代も4割は結婚や恋愛に興味がなく、積極的なのは三割だけ、という話があったりするらしいが、それが本当だとしたら、その特段積極的でない7割は、それなりに満足して生きることができるのだから、僕も含む彼らにとって結婚や恋愛は相対的に価値の低いものとなっただろうし、むしろ、現状の生活を相手に合わせて大きく変え、時には我慢も伴う結婚や恋愛は、よりハードルが高いものになったのではないかと思う。実際、結婚しない理由を聞くと、「結婚の必要性を感じないから。」とか、「独身の方が自由だから。」みたいな根も葉もない理由がほとんどだというし、それが本質だと思われる。便利で快適で、楽しくて夢中になれることが沢山ある生活に慣れすぎたのだ。
二つ目が本題だが、「(主に女性が)マッチングアプリにより結婚相手を比べて選り好みすることができるようになったこと、さらには、その経験を無視できない割合の女性がすること。」だ。これが、ただでさえ相対的に価値が低くなり、ハードルが高まった結婚のハードルをさらに上げ、未婚化・少子化を取り返しのつかないレベルにまで引き上げる決定的な一撃を加える、と僕は予想している。マッチングアプリは、特にコロナによる外出自粛期間中、つまりただでさえ30代前半の男性の未婚率がすでに約半数であった2020年以降に急速に広がり、ちょっとググったところによると、今では最大手のPairsではユーザー数2000万人、2番手のタップルでも1700人以上であり、それ以外にもたくさんのアプリがあるということだ。2020年時点において、20代から30歳前半の人口は2300万人弱くらい(ここでの「弱」は2300万人に満たないくらい、という意味。最近は「弱」に多義性があるらしいので補足。)であることを考えると、今や婚活、恋活をしている20代、30代のかなりの割合が一度はマッチングアプリを使ったことがあるのではないかと思われる。そんなマッチングアプリでは、男女に圧倒的な非対称性がある。経験者はよく知っているかもしれないが、マッチングアプリ会員の男女比は大きく偏っており、男性は健気に「いいね」を送り続けてもほとんど報われることはなく、たまにマッチしたらそれをものにするべく頑張るのだが、女性は何もしなくても毎日のように「いいね」が届く。男性である僕目線からすると、顔写真も載せてない、もしくは他の会員と比べて魅力的とも思えないような女性であっても、100いいね近く軽く稼いでいるのを見て、驚くことにも慣れたことだろう。そういうモテ体験をした女性が、「いいね」を送ったたくさんの男性の中から良さそうな男性を選び(もしくは自分から送り)、実際に何人かと会い、最後に1番良かった人をパートナーに選ぶ、という具合だ。ここで、巷でも言われている通り、実際に選ばれる、「モテる男性」というのは少なく、全体の一割ほどが総取りしているという。つまり、大局的に見ると、悲しいことに多くの女性はほとんどの男性に目もくれないのに対し、一部の「モテる男性」を多くの女性が取り合う、という現象が起こるということだ。(外見に気を使って自分磨きをしている女性が多いのに対し、それほど十分に自分磨きをしている男性が少なく、男性側の怠慢が問題なのではないか、という見方もある。)それ自体はまあ、悲しいが学生生活を思い出せば特段驚くべきことではないが、問題なのはそうしてマッチングアプリで「モテない男性」と、「モテる男性と付き合えなかった女性」、という経験を、全体で無視できない割合の人がすることになる、ということだ。男性はモテない経験をすることで奮起できれば良いが、ただでさえ婚活・恋活がマストではない現代では、自信やモチベーションを決定的に低下させてしまう可能性もあるし、何よりもっと問題なのが、女性側の「目が肥える」ことで、よりそういった比較的に魅力的に思えない「モテない男性」によりいっそう目もくれなくなる、ということだ。マッチングアプリで、無視できない割合の女性が、何もしないでもアプローチを受け、自分は男性を「選べる側」だと思い、「モテる男性」のことを知ってしまえば、それがうまくいこうがいくまいが、ただでさえハードルが高くなっていた結婚・恋愛のハードルをより高くし、よりいっそう「モテない男性」と恋愛・結婚する理由を相対的に感じなくなり、それがさらに「モテない男性」のモチベーションを低下させる、という負のスパイラルを生む。これが、僕の言う「マッチングアプリが下す未婚化・少子化を取り返しのつかないレベルにまで引き上げる決定的な一撃」である。
お気づきかもしれないが、この説が当たっていたとして、婚姻数を上げるためにおそらく最も効果的かつ生産的な解決策は至ってシンプルで、より多くの男性が自分磨きを頑張り、「モテる男性」を増やす、ということだ。男性諸君には厳しいかもしれないが、僕も頑張るので共に頑張ろう。あとはそれ以前に重要なこととして、より多くの人が、「他者に対して寛容になる」ということや、ケネディが「国があなたに何をしてくれるかを問うな。あなたが国に対して何をできるかを問え」、といったが、「自分のために他人が何をしてくれるのか」ではなく、「他人のために自分が何をできるか」という視点を思い出すこと、ではないかと感じる。
長くなったが最後に、僕はこの予測が外れることを願っている。だが、当たっとしても、日本人は反出生主義的には倫理的な道を辿った民族である、とも捉えられるし、共に穏やかに死に堕落していこうじゃないか、という楽観的かつ破滅的な考えもある。でもみんな、できればいい人見つけて結婚しような。
女の子私含め2人だったからとりあえず同棲の友達!と思ってその子といたから最初はヤリサーみたいなグループだったと思う