はてなキーワード: 猟奇殺人とは
○ご飯
○調子
むきゅーはややー。今日も家でむっきゅりしてた、親がおせちをくれたので堪能してた。
infinityシリーズや、極限脱出シリーズのメインライター打越鋼太郎さんがディレクターとシナリオを書いてるゲーム。
一気にグランドフィナーレまでプレイ。このゲームめっちゃ好きです、Ever17越えって言葉はあまり言いたくないし、極限脱出シリーズで既にそれは成し遂げてるとも思うけど、わかりやすく言っちゃえばEver17を超える打越鋼太郎最高傑作だったと思う。
猟奇殺人を追う刑事バディものという真面目な導入から、開始五分で面白選択肢がめっちゃめっちゃあって往年のP&Cタイプのアドベンチャーを彷彿とさせるコメディ色がかなり強い内容、(EVEのシリーズを書いたこともあるライターだから、そりゃまあそうなんだけど)
良い意味でくだらないし、数クリックで読めるあっさりした内容なので、往年のこめっちょのくどくどしたしつこさがないのが好印象。(僕もう、こめっちょが嫌いすぎてことあるごとに「こめっちょはくどくて長い」と書いてるせいで、本当にこめちょが長かったのかどうか具体的にどれぐらいなのか、自分の中でどんどん肥大化している気がしなくもなもない)
量もかなり豊富で、最後まで楽しませてもらえた。しょうもないダジャレやド下ネタとパロネタが大半なのだけど、それだけに頭空っぽにして読めて楽しめた。
次に、真面目な部分は、とあるSF的超常現象を巡る入り組んだ複雑な事件で、流石の打越鋼太郎だけあってグイグイ引き込まれた。
ただまあ、作中ある人物が映った段階で「あーあのネタかな? でも、そのネタだとしたらXXX、XXXXXXX、XXXXXXで通算3回ぐらいやってない? 好きすぎない?」と思ったのは正直な気持ちではあるけども。
けれど、別にそれが悪いと言ってるわけじゃなくて、何回も何回も挑戦しているネタだけあって洗礼されてて、今回はずいぶんシンプルでわかりやすくまとまっていた。
横筋がこのSF的超常現象を巡る殺人事件だとすると、縦筋にあたる物語的なテーマである、家族愛とのマッチ具合がとても良かったかのも大きい。
僕が、家族愛もの(特に血の繋がってない疑似家族)大好き差っ引いても、物語として泣かせる良い話だった。
特に、みずきを巡る一連のストーリーは涙なしにも読めないし、最後の選択肢を自分で選ばせる構造はゲームらしさもあって大好きだ。素直になれない子供の気持ちが文章だけじゃなく声の演技からも伝わって来る、みずき役の黒沢ともよの熱演も見所。
この、ストーリー部分とSF部分がちゃんと密接な関係にあって、SF部分があるからこそストーリー部分が輝くし、ストリー部分があるからこそSF部分に深みが出るって構成は、さすがこのジャンルの第一人者だけあって本当に綺麗で面白くて、最高だった。
いわゆる「悪いやつ」が少なく、ほとんどの登場人物が好感のもてる良いやつだったこともあって、グランドフィナーレで流れるムービーは笑いながら見ていたのに、妙な多幸感とお別れを惜しむ気持ちで笑いながら泣いてしまった。
正直、パンチラインでかなり打越さんのことをマイナスに評価してしまっていたのだけど、これでぐーんと評価し直した。今年また新作が出るそうなので、これはちゃんと新作のうちに買おうと思う。
(
あと、ちょっと気になるところとして、打越作品恒例といえば恒例のもいっこの方のあのSFネタ。
これだけ、作中で明確な説明がされていなくて、ボヤかした表現だけで終わっていたと思うけども、もしかしてグランドフィナーレの最後の一文であるあの作品を彷彿とさせる意味深な英文だけで説明したつもりなのだろうか。
だとすると不親切だけども、続編への布石みたいなものかなあ。(続編出なさそうだけど)
R11で、もうあのネタとの決別を図ったと思ってたけど、わりとそうでもないみたいだなあ
)
ガチャピン。40連。じゃんけんグーで勝利。虹は、ゴムーン1個。新規加入は、SRセン、SRユーリ、SRティナ。
なんかSR加入がめっちゃ続いた。何気に恒常SRもずいぶん揃ってきた。未加入の恒常SRは、アンジェ、ヴェリトール、アステール、サビルバラの4人。
そのやりたいことが女児レイプとか、女児監禁レイプ殺害だったらどうするんだって話だよね。
思春期時代、猟奇殺人犯が大好きで、猟奇殺人犯について四六時中調べてたんだけど
多分そういうのを理解しようとしている自分、アウトローな自分に酔ってた部分も多分にあった。けど
何より法や世間の倫理があるのにもかかわらず、自分のやりたいことをやってる彼らに憧れた部分が一番大きいと思うんだよね。
今の子がyoutuberとかゲームデザイナーに憧れるのに似てるかもしれない。
実際に、大して法の無かった時代(つまり乗り越える壁の無い時代)のジルドレなんかは正直見ても何も思わなかった。
テッド・バンディみたいな、法や倫理にがちがちに固められた時代の猟奇殺人器には憧れた。
結局、やりたい事があっても、それで人を傷つけたり苦しめたりするのが嫌だから、結局しないんだよね。
地獄変を見ても思うのが、俺はこんな何かに心酔して、何かの為に自分の人生を捧げられないなって事。
みんながみんなやりたいことをやったらこの世は地獄みたいになると思うよ。
でもやっぱりやりたいことをやりたいわけで、俺はこの先一体どう生きていけばいいんだ、どうやれば幸せになるんだって考えるたびに
正直、マスターキートンは大好きだし、パイナップルアーミーも大好きだ。
だけどさあ、MONSTERの「本当の恐怖」は……ないよね……。怖いか……?
猟奇殺人や死亡事件に興味を持つ程度の好奇心があれば、アレ、ダメだと思うだろー……。
多重人格探偵サイコもそうだったけど、演出過剰で覚める。映画セブンですら犯人の恐ろしさの描写に苦労の臭わせてるというのに。
あのね、琵琶法師っているでしょ。既に答えは出てんのよ。彼らは自分たちが出しゃばっちゃ、物語りの面白みは半減するってことを。自分は黒子だってことを。
「本は月に10冊は読むね」と誇らしげに語るコンサルが谷崎潤一郎も読んだことがないことがままある。そういうやつらは大体MONSTERを読んで「めっちゃ面白かった」などと言う。
浦沢にも聞いて欲しいんだが、もう少し他の作品も見ましょうね……。
が、たくさんいるけどなんでなの?
「これは大量殺人事件ではなくテロリズムである」という文脈で言われている印象がある。
暴力や圧倒的な力を使って、有利な立場から自分の(政治的/宗教的な)目的を達成する行為
だと思ってて、殺人や放火は要求を飲ませる手段の一つだと思っていた。
今回は、殺人や放火自体が主目的のように感じたので、猟奇殺人事件や快楽殺人事件のカテゴリかと思っていた。
が、上の意見をよく目にしてなぜ?と思った。
思いついたのが以下のパターン
1.テロの意味を知らない人が、犯人を「大量殺人犯め!」と罵るより「テロリストめ!」と呼称したほうが、"効く"と思っている。
悪名としてのレベルが、殺人犯<テロリストだと思っていて、犯人を強く非難する目的で殺人犯ではなくテロリストであると呼称している。
2.テロ事件と認定されると判決が重くなったりなど、法律的に処遇に差があるのでテロ事件として取り扱うべきだと主張している。
表現規制反対派として有名な山田太郎前参議院議員の自民党公認が決まった。
そして、その一方で、ダウンロード違法化の対象拡大が棚上げされそうだという情報も飛び込んできた。
これでもう確信した。
(言っておくが、ここで言う「表現規制」は、漫画・アニメなどについてだ)
自民党は一切耳を傾けてくれなかった。だから必然的に規制反対派は反自民志向になっていった。
しかし、自民党が政権を奪還した後、第2次安倍政権以降になってからは、
規制反対派の言うことを聞くようになった。
出版業界が望んだ、軽減税率導入と引き換えの有害図書規制も潰した。
そして、今回のダウンロード違法化の対象拡大もそうなりそうだ。
安倍政権が規制推進派だったら、どんなに業界団体が反発しても、どんなにネット民が反発しても、
ゴリ押しするだろうが、そんなことはしなかった。
何故、安倍政権は自ら手を汚して表現規制するつもりはないのか。
それは、「規制推進派=左翼」というイメージを作り、ネット世論を操作するためだ。
安倍政権が表現規制しなければ、左翼の市民団体やネットユーザーばかりがギャーギャー騒ぎ、
安倍政権にとって、自民党が表現規制をすると思われることはあってはならないことなのだ。
だから、猟奇殺人はアニメの影響だとテレビ番組で発言した山本一太参議院議員も謝罪させられたし、
ネット上で規制推進派として槍玉に挙げられた、土屋正忠前衆議院議員も、
あの菅元総理が対抗馬なのにも関わらず、党幹部が応援に入らず落選した。
ひとたび表現規制すれば、自民党はネット上での支持を一気に失い、
民主党政権の悪夢の再来につながりかねないと恐れているのだろう。
麻生政権の末期に児ポ法改正案が審議され、「俺たちの麻生」に揺らぎが生じ、
繰り返すが、あくまでも「安倍政権は」であって、「自民党は」ではない。
なので、安倍政権が終わって、例えば、石破政権なり岸田政権なりになったらどうなるかは、
俺は知ったこっちゃない。
別に安倍総理の次の総理総裁の政権が山田太郎氏と対立して、山田太郎氏が離党しても、
ニュースを調べていて、
いつも「オタクは犯罪予備軍」だとか「ロリコンは犯罪予備軍」だとか「動物虐待者は犯罪予備軍」だとか
あまりエビデンスの無い短絡的な仮説が生まれてしまうのか不思議に思っていた。
だが、犯罪学の研究論文や書籍を読んでいるうちに、何となくその疑問の答えがわかってきた。
実のところ犯罪学の分野では、研究によって人が猟奇殺人犯になる「原因」について、
もうとっくに答えらしきものを発見していたのだ。それも、かなり初期の段階から。
何しろ統計調査で確認されている猟奇殺人犯のほぼ全員が×××××××××(伏字)という特徴を持っていると判明しているのだから。
だが、「×××××××××の人は猟奇殺人鬼になりやすい」なんて言説は
ポリコレ的に口が裂けても言えない。
だが、調査結果からいうと×××××××××が人が猟奇殺人を犯す原因である可能性はかなり濃厚だし、
まじめに「人が異常犯罪をする理由」を突き詰めてしまうと、この科学的事実は避けて通れない。
だから仕方なく、「オタクは殺人犯になりやすい」とか「ロリコンは殺人犯になりやすい」とか「動物虐待者は殺人犯になりやすい」とか、
感想とか聞けたら嬉しいです
ここでもしジェイが勝っていたとしたら相当会場の空気やばかったと思う。
ジェイが勝ってオカダが勝ってとなるとオカダの人気まで下がる誰も得しない展開になるからだ。
違うだろ?徹底的に技で潰しに行く猟奇殺人キャラを通して確立すべきだったんじゃなかったのか?
はっっきり寒かった。ここでEVILが勝ったのが良かったと思う。
これで心置きなく棚橋とオカダで素直に決まる展開になった。
棚橋は本気で勝ちに行ってた。事実最後のハイフライフローで決まってても不思議じゃなかった。
あれを返したのはオカダの最後の執念以外何者でもない。もう反射的にやったと思う。
ここまで惹きつけられるプロレスができるのが棚橋弘至でありオカダ・カズチカなんだろう。
推しはとある男子アイドルグループに所属していた。デビューしてからもう数年。所属グループの売り上げは鳴かず飛ばず。正直、人気とは言い難い。むしろ全くと言って良いほど売れてない。この何年かなんてほぼ休止状態に近かったくらい。毎月スケジュールは更新されるけど、それも真っ白。昔からのファンなんて今はもうほぼいない。いるのはタイとかベトナムとか、その辺の海外ファンだけ。自国のファンは皆無といっていい。
活動しなくなってすぐに、メンバーの脱退もあった。辞めてから麻薬でしょっぴかれたメンバーもいた。オタクとメンバーが繋がってたことがそのオタク本人にバラされる、なんて不祥事もあった。なんとも絵に描いたような三流アイドルだけど、それでも私はそのグループと、推しのことが大好きだった。初めて推しに出会った時の感動は今でも忘れられない。
推しは元々ちょっと変わった子だった。芸術肌というか、個性的というか。お姉ちゃんがいるせいか、男の子っぽくない、ちょっと女の子っぽいところもあった。絵を描くのが好きで、ダンスが好き。でも可愛らしい見た目とは逆にゴツゴツしたアクセサリーが好きだったりとか、服も小物も黒ずくめかと思えばやたら極彩色の柄ものをチョイスしてみたりとか。好きなアーティストや映画もちょっと同年代の男の子からはズレてて、いわゆるサブカル男子っぽい感じだった。
でもステージに立っているときはどこまでもキラキラのアイドルで、ファン思いでメンバー思いで、明るくて甘ったれで、なのに時々ハッとするくらい儚くて、綺麗で、かと思うと地方出身だから男らしいところもあって、方言もサバサバしてて、笑い声がうるさくて、年上のメンバーにべったりしたり、年下のメンバーを溺愛してたりして、でも同い年の子にはツンケンしたりすることもあって、そういう色んなとそろのギャップと、どっか不安定で危なっかしいところが好きだった。
グループとしての活動が目に見えて減り、歌を出すこともなくなり、前述のあれやこれやが続いたある日だった。推しがSNSを始めた。推しバレ覚悟で書くけど、ツイッターのプロフィールには一言、paradise。インスタにはbutterfly。こりゃ拗らせてんなあと笑った。
もちろん、投稿内容もお察しである。ツイートはポエムと呼んで差し支えない感じだし、インスタの写真はモノクロか彩度MAXフィルター5枚重ねみたいなのばっかり。公式でファンクラブ名があるのにも関わらず、なぜか自分のファンのことをbutterflyと呼び始めたのも面白かった。私も自分のことbutterflyですって名乗ってた。この辺りまではまだ、推しの行動をそれっぽいなあって笑いながら見れていた。
でも、そういう不思議な行動にだんだんと違和感を覚えるようになった。最初にあれ?と思ったのはツイッターで生配信を始めたあたりだった。初めは推しだけがずっと見れるなんて!と思って喜んで見てたけど、見てるうちに初めは小さかったその違和感がどんどんハッキリしていった。
こんな喋り方する子だったっけ。
こんなこと言う子だったっけ。
そんなことがちょっとずつ増えていった。でもカバー動画とかダンス動画みたいなのも出してたから、歌やダンスが嫌になったわけじゃなさそうだし、それくらいは好きにしたらいいよ、と思っていた。
そうしたら少し目を離した隙にものすごい長髪になってた。ろ、ロン毛ブームなのかな?と思って見守っていたら、とうとう首の後ろにタトゥーを入れたらしい写メを上げてきた。ファッションタトゥーで済まないような、毒々しくて大きいやつ。親が泣くからタトゥーはしないって言ってたのに。この辺りから、いよいよちょっと変なんじゃないかと思い始めた。
元々そういうところのある子ではあったけど、歯止めがきかなくなったように思えたというか、これは明らかにおかしいなと思うほどになっていった。ファッションで済まないようなタトゥーもそうだし、生配信で虚ろな目で1時間近く、淡々と猟奇殺人事件の話したりとか、事務所の後輩とあんまり仲良くない、好きじゃない、と吐き捨てるように言ったりとか、あとはそこにコメントしてくるファンにマジギレして配信ぶち切ったこともあった。その時は本当にショックだった。今までの推しなら絶対やらなかったようなことだった。ファンにはとろけるような甘いことしか言わないし、怒ってもメッ!て感じだったし、心配だから言うんだよって言ってくれるような子だったから。
そういえばマネキンの生首に名前つけて友達って紹介してたこともあった。怖くて名前は忘れたけど、もうなんかその頃にはなんにも笑えなくなってた。
何かがおかしいって、ズレてきてるって思った。もう止められないところまできてるなって。推しがものすごい勢いで暗い方へ転がり落ちていくのがわかった。でも私たちには、そしてメンバーや事務所にも、多分どうしようもなかった。
そしてある日、決定的な事件が起きた。
外出先からの配信だった。もう明らかに様子がおかしかった。泣きながら「死にたい」って言ったり、道路を背景にして、笑いながらどの車に飛び込もうかなって選び始めたり、泣いてたかと思ったら狂ったように笑い出したり、ものすごく情緒不安定だった。見ていられなくって携帯の電源ごと切った。そして、もうダメだって思った。きっとこの子はもう限界なんだろうって。薄々感じてたことが、確信に変わった瞬間だった。
そこからしばらくして、インスタに投稿があった。今見たら消えてたから正確には思い出せないけど、「皆さん心配かけてすみませんでした。僕は今、治療を受けています」と、そんなようなことが落ち着いた文章で書いてあった。
涙が溢れた。病院に行くほど酷かったんだという思いと、ちゃんと治療を受けてるんだという安心と、推しが心を病んでしまうほど辛いことがあったんだって現実とで、泣いた。もちろん幻滅したわけじゃないけど、ただただ辛かったし、これまでのいわば奇行みたいなものにきちんと理由があったんだってわかってホッとした部分もあった。
そこからは辛くて、怖くて、推しの動向を確認するのをやめた。ただ、久々に配信を見た時に自分がAセクシュアルであることを明かしたのにはちょっとびっくりした。けど、それに関してはなんとも思わなかった。人それぞれだし。ただ個人的にはバイなのかなぁと思っていたので真逆でびっくりしたくらい。つくづく現代を生きづらそうな子だなぁ、とだけは思った。
そこからは一時期より落ち着いた、まあ拗らせてるな、くらいの更新が続いた。事務所の指示なのか本当に安定してたのかはわからないけど、表面上は元気そうだった。実家にも帰ってるみたいだったし、家族は変わらず仲良さそうだし、仲のいい友達とも遊んでいるみたいだし、それで安心していた。
何だろうと思って、でも本当は読む前から何となくわかっていた。不思議と落ち着いた気持ちだった。
そこにはいろんなことが書いてあった。最初にメンバーが脱退したときすごく辛かったこと、笑って見送らなきゃと思ったけど本当は心が引きちぎれるくらい辛かったってこと、ずっとそばにいるって約束したファンのみんなに申し訳ないって、約束を守れなくてごめんなさいという言葉が何度も出てきた。今まですごく辛かった、たくさん泣いた、というくだりで、とうとう耐えきれずにわあわあ泣いてしまった。
最初に辞めたメンバーは推しとすごく仲が良くて、本当のお兄ちゃんみたいに懐いていたから、当時はものすごく心配していた。案の定あの子はあの時それを抱えきれなかったのだと思うと、そして珍しくぽつぽつと囁くように語られたあの子のセクシャルも、きっと長年抱えていた大きな悩みや痛みのもとであったのだろうと思うと、推しの味わったであろう途方もない悲しみと痛みに涙が止まらなくなった。胸が苦しくなった。そんな中、気丈に頑張っていたのだろう推しの、アイドルとして見た最後の笑顔が頭をよぎった。これまで話した色んなことを思い出した。
推しや推しのいたグループのメンバーと、そこのファンは最早友達か近所のお兄ちゃんかみたいな距離感だったので、私も推しとはとてもファンとアイドルがしないような話をたくさんした。学校休んでサイン会に行ったりしてたまに叱られることもあったけど、もう本当にしょうがないんだからって笑ってくれた。そして必ず手を握って目を合わせながら、いつもありがとうね、って笑ってくれた。手の骨が折れた時もギプスでガチガチに固めた手で踊りまくってサイン書いて、痛くないよって笑うような子だった。チョコレートが好きで、渡すとその場ですぐに食べちゃう子だった。あげた手紙をちゃんと読んで、次に会った時にその話をしてくれる子だった。誕生日も先にお祝いしてくれた。そんなことを次々と思い出した。
推しが弱かったと言われればそれまでだ。アイドルに向いてなかったと言われればそのとおりだと思うし、甘えだと言われればそうかもしれない。同じような経験をしたって、もっと辛いことがあったって、立派にアイドルしている子なんて大勢いる。
でも、私の推しは耐えられなかった。そしてアイドルを辞めた。それが全てだ。
周りに推しや推しのグループを好きな人が皆無だったので、この気持ちを分かち合える人がいないのが辛い。でも、推しの方が多分もっと辛いし、辛かったはずだ。
辛かったよね。しんどかったよね。嫌なこと、苦しいこと、悲しいこと、傷ついたこと、たくさんたくさんあったよね。大丈夫だよ。そんなに気に病まなくていいよ。私は辛くないよ。あなたが辛かった時に笑いながら「辛くない」と言ってくれたように、今度はこっちが言うから。大丈夫、ちゃんと笑ってお別れできるから。大丈夫。だからもう休んで良いよ。辛い時は辛いって言って、たくさん周りに甘えていいよ。
だけどお願い、これだけは守ってほしい。頼むからもう二度と死にたいなんて言わないで。自分から死のうとなんてしないで。あなたが死んだら悲しむ人が、あなたの思ってるよりたくさん、たくさんいるから。
本当に、本当に、今までたくさん頑張ってくれてありがとう。思い出をありがとう。私の十代の終わりと、二十代の初めにあなたがいてくれたことが、何よりも幸せだった。誰よりもキラキラしたアイドルだったあなたのをことを、わたしはずっと忘れません。ありがとう。ずっとずっと、大好きです。