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2014-02-14

名護市長選についてのご都合主義的言説

http://www.youtube.com/watch?v=N8UC1RjSvMg

【三荻祥】報道されない名護市長選の実態[桜H26/2/12]

動画を見た。見る前から大体、内容がどんなものか予想がついていたのだけれど、まあ「やっぱり」って感じ。要約すると:

1)名護市長選は、辺野古移設問題が「反日メディア」やサヨク操作によって、戦争賛成か反対かにすり替えられた。

2)住民の七割は辺野古移設に賛成だと思われるのに、賛成派は反対派から嫌がらせ等に苦しめられている。

3)マスメディアでは、辺野古移設反対という住民意思が反映されたと報道しているが、それは正しくない。

といったもの

問題点を列挙しておく。

1)「反日メディア」とか「サヨク」って言葉を使ってそこで思考停止するのはやめよう。そうやってレッテル貼りをして対話の機会を逃しているのは自分たちじゃないのか。

2)今回の選挙戦辺野古移設賛成/反対を問うものであったことは火を見るよりも明らかな事実だ。三荻祥氏の話には、それに対する客観的反論根拠がない。住民全員から話を聞くくらいのルポ精神を持たずして安易沖縄代表するな、と言いたい。

3)もし「七割が賛成」であるならば、賛成派が反対派から村八分」にされるわけがない。それは力学的に間違っているでしょう。そこを説得的に述べなければならない。

4)七割を超える投票率をほこった名護市長選において「選挙民意がただしく反映されていない」と考えるならば、五割以下の投票率であった都知事選についてはどう考えるのか。田母神票もまたデマゴーグ票ではないのか?(違うと言うでしょうが名護市長選を説明するときと同じ姿勢をもって接してください。あるいはその二つを説明する原理齟齬がないようにしてください。無理でしょうけど)

 上の諸論点が解決されない限り、私はご都合主義だと思うし、あるいはダブルスタンダードを持った言説である、と思っている。「動画を見る前から大体の内容の予想がついてて、それを裏切らなかった」って最初に言ったけど、それってご都合主義的だからなんだよね。ようは、沖縄という現実を見ずに、国防保守思想という空想と戯れているわけ私たちは正しく思考するためには、現実主義的思考をつらぬかなければならない。自分たちにとって都合の悪い事実から目を背けて、逆に自分たちにとって都合の良い事実ばかりを強調するご都合主義的思考には注意をしなければならない。「現実を見る」ということは自分の思考が不意に裏切られる経験、つまり思いもよらなかったような新たな発見をするという経験ではなかろうか。そうした精神のないところには、私は頑迷原理主義空想家の姿を見出さずにはいられないのである

2014-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20130613094716

理想主義どころか現実主義の鑑定から言えば、障害児を絶対に産まない方法はありません。

嫌ならしっかり避妊して一生子供を産まない事です。

2013-12-26

幻想とはそれほど悪いものだろうか?

 「現実を見ろ」という私の大嫌いな言葉があります現実しかし、はたして現実とは一体どこにあるのでしょうか。「現実を見ろ」という文句が使われるのは、例えば、良くも悪くも夢見がちな青年が、隣にいる彼の友人(この友人はいつも現実主義です)と飯を食っている最中、ついつい夢を語ってしまう時があります。すると彼の友人はこういう瞬間を逃さず、「おいおい芸術家になるだって? やめときなさい。現実を見なさい」などと忽ち活気を得てラーメンなんかをすすり始める時だったり、はたまた、漫画小説映画アニメなんかを趣味にしているマニアに向かって(彼らはよく標的になっている気がするのです)、「それは作り話だ。実際なかなかああいう風には行かない。シナリオ・ライターが苦心して観客を喜ばすように書いてるんだからね。現実を見なよ」等々の勝利宣言を放って、彼女を連れて大声で笑い始めるなんて輩もしばしば見受けられますしかしながら、私は時折ふっと、逆に現実をよく知っているのは芸術家マニアの方ではないのだろうか、と思い浮かべるときがあるのです。それはもちろんマイノリティーに属している彼らの境遇客観的自覚している、という意味合いもありますが、私の要旨はもっと別のところに有ります

 いちおう触れておきますが、私は主観客観についての哲学を始める気は全くありません。西田幾多郎純粋経験などもなかなか真に迫っており「現実幻想」という内容に大抜擢な気もしますが、あまり堅苦しいのはいけません。この段落はもう終わりましょう。

 さて、恋愛とは幻想の見せ合いであることを私は疑いません。またこういうことを言うとスグに嫉妬嫉妬叫び始める連中もおりますが、悲しいかな、これまでの私の恋愛で上手くいった経験は必ず最初から最期まで嘘を突き通しておりました。反対に、恋愛相方に神を見出ししまった場合なんかは、いつも壮絶な破局を迫られて自爆するのがオチでありました。全部の人間がこういう経験をしているのかはわかりませんが、所謂「家庭的な幸せ」「人並みの幸福」というものの正体は、どうやったって(オトナ的な?)妥協精神とは比翼恋理の関係を持たないでは成り立たないものである、と私は納得せざるを得ません。庶民的なシアワセ、それはそれでいいのですが、すると逃げ場を失うのは我われが以前から持っていた“幻想”であります挫折と失敗を繰り返して誕生した泥まみれの現実的シアワセとは対照的に、何も知らず生きていくうち自然と思い浮かんでしまったこっちの理想的幻想は実に純粋で、張りのあるすべすべの肌をした巫女みたいな輝きがありますしかしこのいと辛き浮世のもとで伴侶を手に入れたら、遍く全ての男たちはこの巫女をヤァッとカタナでバッサリやらねばなりません。それでそのまま死ねばいいのですが、どうやらそううまくいくのは少数派のようで、切られた巫女ゾンビになって蘇り、男の知らない間にソロソロと取り憑つきはじめ、より一層極上の幻想を求める奴隷調教されるのがどうやら普通のようです。巫女どころかまるでサキュバスであります

 私の言いたいところはだいたいこのような意味いであます。それでは、なかなか充実していそうな男に「現実を見なよ」と言われたらどうするか。これまでに私が言ったことを思い出して、恋愛幻想であり、全ては何も存在せず、一をして全である……と諭すのもどこか惨めなものがありますさらに一流の幻想家でさえ、どこかの女性にコロッとオチしまうことも無きにしもあらず。人間とは元来理屈権化ではないようで、バカの方が人生楽しいという説もなかなか揺らいでしま説得力があります

 それではやはり彼らが「現実を見ろ」と言うように、幻想はいけないものでしょうか。しかし私はとうとう幻想全否定する選択はできなかったようです。きっと我われには、現実幻想も両方必要なのでしょう。どうも両者には、お互い対極にありながら根底は繋がっていて、どちらかを失くしてしまったらもう一方も倒れてしまうような性質があるようです。現実を見ろ。よろしいでしょう、彼女とお幸せに。せっかくなので、私は現実幻想も貰っていきます

 人間現実直視する以外方法がなく、夢見の幸福がなかったら、人類はとっくの昔に全滅しているのではないでしょうか。毎朝、山手線死体で埋め尽くされ、リストカットは大流行し、樹海は人の海になる。練炭の燃やしすぎで温暖化は早まり玉川上水にて太宰治モノマネがブームになったり、負けじと三島由紀夫切腹無形文化遺産に登録される。……

 我われはきっと憎むべき幻想によって、何度も何度も立ち上がることができるのでしょうね。

2012-12-03

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2010年1月5日 庵野秀明ゲスト回その1

ナレーション

 

食事をとりながら鈴木庵野雑談

 

ナレーション

 

鈴木:いやあ、きょうはね、教えてもらいたかったんです。というのはね、『バッタ君(町に行く)』の……魅力。

庵野はい。魅力……。

鈴木:僕は正直言います告白します。お話のほうがね、なんでこういうものが作られたのかなって、見てるうちに終わっちゃったか(笑)、そこに気を取られて。アニメーション的にどうのこうのの前に、なんでこんなもの作ったんだろうって。だからきょう教えて欲しかったんです。

庵野:まあアニメーションとして好きっていうことですね。

鈴木アニメーションとして優れていますか。

庵野:そうですね……やっぱりアニメーション技術としてすごいと思いますね。やっぱ当時のアメリカは、ディズニーも、MGMも、ワーナーも、やっぱりすごいなって。

鈴木:どういう技術が優れてたの。だってバッタ君』好きだと思ったんでしょ?

庵野:『バッタ君』は好きですね。

鈴木だってEVA』を作った人が『バッタ君』を好きなんでしょ。これみんな聞いてみたいよね

庵野:画で描いて、動かす……なんていうんですかね、エネルギーみたいなものですかね。日本とはもう桁が違うぐらい当時は差があったと思いますね。1940年代ですもんね。

鈴木:41年。

庵野戦前ですもんね。もしくは戦中ですよね。

鈴木太平洋戦争が始まった年。

庵野戦前、戦中、戦後はもう、やっぱり桁が違うと思いますね。

鈴木:ああ、その時代ね。

庵野:ええ。

鈴木戦争挟んで、10年ぐらい。

庵野日本東映動画ができてからはどんどん追いついていったと思いますけど。技術的な部分とかそういうのも含めて。でもあの時代はやっぱりアメリカ世界一ですよね、アニメーション技術は。その技術集大成ひとつだと思いますね。まったく。まあ話は子供向けなんだか、大人向けなんだか、ちょっと、どっちなんだろうってとこはありますけども。

鈴木:あのー、ロトスコープっていうの、アレ? 人間の部分は。

庵野はい

鈴木:あれは正直言うとびっくりしたね、改めて見て。なんかすんげえなと思って。今のみんなが、いわゆるコンピューターでやることを、ああ昔の技術ではこうやってやったんだなって。で、それがあまりにもリアリティがあって。その対照としての虫たちがああやって描かれるでしょ。だから少しそこに世界が違いすぎるから違和感があって。

庵野:ああ、それはよかったです。

鈴木人間のほうがすごく見えちゃったんですよ、僕は。だから、いきなり虫になると漫画になるじゃない。それが、もっと人間を見たかったなって(笑)。で、それを人間がやってるんだと思うとドキドキしちゃって。脚だけしか出てこないのに。でもそれが凄かったから。やっぱり機械じゃなくて人間がやったと思うとすごく見える。それと『(崖の上の)ポニョ』じゃないけれど、やっぱりすんごい描きまくってるね。動きまくってるというか。あのー、『カールじいさん(の空飛ぶ家)』。

庵野はい

鈴木:見た?

庵野:まだです。

鈴木:見てない? ちょっと――ちょっとびっくりしたんですよ。これもね、お話じゃないんですよ。隅々までエネルギーが満ちてて。だから絵筆じゃないけれど、コンピューターでやってるんだけど、ひとりひとりのスタッフの持ってる、描きたい、動かしたいというエネルギー。すごいですね。驚きました。そして、やっぱり比較しました。いろんなところと。いま勝てないと思った。で、そういうスタッフがどんどん育ってる。ちょっとすごいです、あれは。

庵野ピクサー最近食わず嫌いやめて見るようにしたんですね。

鈴木(笑)。どうかなあって思ってたんだけれど。ピートドクターっていうの、監督のね、よく知ってたんで。ちょっと見ようかなって思ったら。ちょっと全然別のそういう感想持っちゃった。お話とかそれは、まあ、ねえ、置いといて。とにかくスタッフがのびのびと、しかもやりたいだけやってる、やりまくってる。それってやっぱり作品を色々膨らませてるよね。

庵野:いや、ピクサーはすごいですね。

鈴木:うん、だから、もしかしたら『バッタ君』も、それに満ち溢れてたのかなあって思って。

庵野アニメーターが多分好きにやってるとは思いますよ。枚数制限なく。

鈴木:一切ないよね、あれ。

庵野:ええ。

鈴木だってすごい余分なところでも動いてるもんね。

庵野:ずうっと動いてますね。

鈴木:うーん、やっぱり凄いのか。

内藤映像に音声をつけるとか、カラー化でディズニーに先を越されてしまって――。

鈴木彼女担当なんだよ。あのー『バッタ君』の担当の、あのー……なんていう名前だっけ。

内藤内藤まゆです。

鈴木:ああ、内藤っていうの。フライシャー兄弟が超えようとしたんでしょ?

内藤はい。けど最終的には越されてしまったんだけど、さっき鈴木さんが仰ってたロトスコープだったり、あとは背景に奥行きを与える、模型を使ってやることで――っていう、そういうセットバックっていう方法を考えて、ひたすら、こう、追い越せーみたいな。

鈴木チャレンジ精神が厚い人だよね。俺はね、『ポパイ』はね、見てたんですよ。フライシャー兄弟でしょ、あれ。子供ときにね、幻灯機っていうのを買ってもらって(笑)。そしたら付いてきたフィルムがね、『ポパイ』だったんですよ。それでね、初めて35ミリフィルムっていうのを見て。これで回すとさ、動くわけじゃない。それで気になるわけよ、一枚一枚の画はどうなってるのかって(笑)。それが子供ときの体験。それで初めてね、幻灯機をね、色々いじるわけ。どうして動くっていうのを思って(笑)

内藤:たしか不思議ですよね。画が繋がってるだけで。それを映しても、なんでそれが動いてるように見えるのかって、すごく不思議で。

鈴木:そうなんだよ。それで子供ながらにね、色々分解したりしてるとね、わかってきたんです(笑)

内藤:えっ、幻灯機をですか。

鈴木:そうそうそうそうそうそ(笑)。って言ってもたいしたあれじゃないけどね。『ポパイ』って、僕は昭和23年で、戦争が終わって3年後に生まれた身としてはですね、漫画って言うと日本漫画もあったけど、一方で『ポパイ』だったんですよ。そのぐらい強烈な印象で。だから、まさかその人の、あれが最後の作品? 『バッタ君町へ行く』。だから、興行的に上手くいかなかったわけでしょ。だからディズニーってのは商業的に上手くいったからね。

内藤庵野さんは、あの作品の中でどのシーンが一番お好きなんですか?

庵野:牛の住んでる楽園が、人間の手でこう次々に壊されていくスペクタクルですね。あれがすごい一番。ええ、工事のシーンですね。工事の車とかシャベルとか無機質さと、この右往左往する虫の動きの、このコントラストっていうんですか。そういうのも含めて、大スペクタクルですね。手で描くのを知ってると「よくまあこんなのを……(苦笑)」とは思いますね。それだけでも、もうすごいと思いますね。

内藤鈴木さんは好きなシーンありますか。人間以外で。

鈴木:俺? 俺はねえ、あの屋上へ行ってね、こうやってアメリカは滅びて行くんだなあっていう(笑)

庵野:結局、楽園ですらも人の手で人工的に作られないと虫は生きていけないっていうことですね。

内藤:当時はもう、ああいう高いビルはいっぱいあったんですか。

鈴木アメリカはそうなのよ。エンパイアステートビルをはじめ、いわゆる高層ビルアメリカの象徴だったから。相当昔から造られてんだよね。いわゆる地震の少ない国だったから。

庵野:なぜ「町」だったんですかね、あれね。

内藤タイトルですか。

庵野:まあタイトルもそうだし、なぜ町を舞台に虫の話をしたんだろう。

鈴木:うーん……。だからまあ多分アメリカっていう国が大きな変化を遂げていった、1950年代、大繁栄を迎えるわけだから。その大繁栄のなかでアメリカ人が見失っていくもの? そこらへんのを予感したんじゃないかな。

内藤:すごい不思議だったんです。そんなに歴史詳しくないんですけど、真珠湾攻撃の直後に公開してるのに、なんでこんな平和というか、一見呑気な話が作れるのかなって。

鈴木世界大恐慌ってあったじゃない、1929年。結局アメリカの、ねえ、そういうのから始まるわけでしょ。それで結局色々やったけれど、ニューディール政策その他。アメリカ復興できなかったんですよ。ところがヨーロッパ戦場になることによって、その恩恵に預かって、それでアメリカ復興していく。結局その戦争を待つことによって景気回復したんだよね。だから、やっぱりこの映画が作られたころ、アメリカは非常に豊かだったんですね。方や日本は、っていう。貧しい国でしょ。小さな国で。やっぱり宮さん(宮崎駿)なんかもね、およそアニメーションを目指す者はこれを見なきゃ始まらないみたいなそういうコメントを寄せて。

庵野:まあ僕はそう思いますね。少なくともアニメーターは見て損はないと思いますね。

鈴木:なんか、ここのシーンだっていうところはあるの? ここがすごいって。

庵野:全編すごいですけど、やっぱり最後クライマックスの壊れていくところ。あの虫のモブを一枚一枚描いている。

鈴木:頭おかしいよね、あれ。

庵野:あれは凄いですね。

鈴木:俺、どっちが先か判らないけれど、僕は……誤解も与えますが、宮さんの一番すごい仕事って、やっぱり『ホルス(太陽王子 ホルスの大冒険)』だと思うんですよ。最後モブシーン。あれ宮さんだよね。いろんな人が縦横無尽に動く。それで空間がどんどん広がっていく。あれはちょっと舌を巻くんですよ。

庵野:宮さんのモブは本当にすごいですよね。

鈴木:うん、それで……あれ以来見たことないんだよ(笑)

庵野:やっぱり若いというのはね。

鈴木:いやー、あれはすごいよね。

庵野:すごいです。

鈴木:こんな風に人がね、動いて、しか人間の手で描いて、こんなシーンが作れるのかって。最初に見たときラストシーンどういう人がこの画を描いたんだろう、設計をしたんだろうって。それで後で聞いてね、やっぱり宮さんだってことがわかって。うーん、「すごかったんだなあ」なんていうと怒られちゃうけれど(笑)

庵野:いやあ、アニメ-ターとしては超一流ですよ。『(空飛ぶ)ゆうれい船』とかも好きですけどね、宮さんの仕事だと。

鈴木:やっぱり過不足なく描いてたものね。

庵野東映で、ここはすごいっていうところは大体宮崎駿原画のだったりしまからね。

鈴木:ああ、なるほど。……宮崎駿のことはいつ知ったの?

庵野:「アニメージュ」だと思いますけどね。

鈴木:じゃあ大学生とき

庵野大学……いや、高校のときですね。意識したのは『(未来少年コナン』ですね。その前も好きでは見てたんですけど、なんだろう、ちゃんと見るようになったのはやっぱり『コナンからですね。

鈴木リアルタイムで見たの?

庵野リアルタイムですね。妹とチャンネル権の争いで、なんとか。

鈴木:えっ、裏になんかあったの?

庵野:裏は『(女王陛下の)プティアンジェ』っていうアニメが。

鈴木:『プティアンジェ』ってのがあったの(笑)

庵野NHKからっていうのでなんとか親を説得して。

鈴木:「NHKから(笑)

庵野1話を見たら、親が続きを見たくなってくれてですね。そのあとは毎週ちゃんと見れるようになった。それまでは『プティアンジェ』でしたからね。

鈴木:そうなんだ(笑)

庵野:『プティアンジェ』、オープニングだけ見ればいいんだって

鈴木:そうなんだ。……それ以来ずっと注目してるの?

庵野:そうですね、あとは『カリ城ルパン三世 カリオストロの城)』ですね。

鈴木1978年、79年か。

庵野:あれは劇場に見に行きましたね。

鈴木:満足しまたか

庵野:2回見ましたね。僕のほうは田舎だったので同時上映があって、そのあいだはロビーに出て。

鈴木:『カリオストロ』はねえ、たしかにねえ。僕が初めて(宮崎駿に)出会ったころです。

庵野:いいですよね。

鈴木:よく働いてた……。

庵野:あれが(制作期間)半年ってのはやっぱりすごいと思います

鈴木:作画4ヵ月だもんね。

庵野:ええ、あのスピードはすごいですね。

鈴木会社から言われたのは3ヵ月で、それで1ヵ月余分にもらって。

庵野:あとでなんかあって「もう1ヵ月あれば」って言ってました。

鈴木だってコンテ描き直したもんね、あのローマ水道のとこ。

庵野:あそこは僕にもなんか悔しいって言ってましたね。

鈴木:でも宮さんって、そういうときに描き直す人なんだよね。

庵野:まあ現実的でいいですよね。できる範囲のものに落とし込むっていう。

鈴木:だから……見てて、よく宮さんがね、「理想を失わない現実主義者」って。これ宮さんも言うし、実は元は高畑(勲)さんかなっていう気もするんだけど。ふたりともそうなんだけど、その理想現実の――なんて言ったらいいかな。微妙ふたり違うんだよね(笑)微妙に違うんだよ。

庵野高畑さんはそんなに詳しくないんで……。

鈴木:よく知ってるくせに(笑)

庵野:でも、こわい人だとは思いますけどね。

鈴木:でもよく覚えてるんだけど――『ホルス』だとね、村があるんだけど、一人狡猾なおじさんがいるじゃない。その人がいることによって村が成立している。(『風の谷のナウシカ』の)風の谷の方はね、300人くらいいて、ああいう悪い人がひとりもいない。

庵野:ええ、みんないい人なんですよね。

鈴木:一種、理想主義に貫かれてるでしょ? それで映画見るとね、高畑さんは一方で現実映画のなかに入れようとするし、宮さんはその現実は置いといて。ところが映画作り始めると、宮さんは間に合わないと思ったらコンテを変えてでもその映画を完成させようとするっていう現実主義があるのよ。高畑さんは違うんだよね。

庵野:変えないですよね。

鈴木:変えない。それで遅れたときもね、「それは僕には責任ない」と。「それはプロデュースサイドがコンテができたときに把握してるべきだ」って貫くんだよね。映画のなかは非常に現実主義なのに、映画のなかは。やり方は理想主義というか(笑)

庵野:まったくです。

鈴木:でもふたりのそういう差って、なんですかこれは。

庵野:なんですかねえ。

鈴木:で、宮さんなんかは非常に面白いって思ったのは、結局、『ホルス』作ったあと、それこそ『コナン』もそうだけど、『ナウシカ』もそうだけど、『ホルス』をひきずるでしょ?

庵野はい

鈴木高畑さんは違うんだよね。全然違うものを作り始めるんです。

庵野:まあ宮さんのほうが根っこがいい人なんじゃないですか。

鈴木高畑さんに聞いてみたことがあるんですよ。なんでファンタジーやらないのか、って。そうしたらやっぱり『ホルス』で創造できるもの創造し尽くした、と。でも、唯一その世界に持ち込めなかったのが『思想』である、と言ったんだよね。そうするとファンタジーっていうのはそれが出来る人がやらなきゃ意味がない、それが自分の総括だ、って。僕が聞いて、高畑さんいまになると違うって言うかもしれないけど、すごい印象に残って。だから宮さんが『ホルス』をひきずって。なんかっていうと『ホルス』みたいなのに戻るでしょ、宮さん。

庵野:ええ、基本はそこですよね。ずっと『ホルス』のリメイクをしてるようなね、感じがしますよね。

鈴木宮崎……オタクとしてはどう思いますか? なんつって。オタクじゃないか(笑)

庵野別に宮さんオタクじゃないですよ。

鈴木(笑)。でも面白いよね、そういう宮さんも『バッタ君』のアニメーションの部分って非常に着目してるし。

庵野:やっぱり宮さんは基本アニメーターからだと思いますね。僕もアニメーター上がりなので。

鈴木:やっぱそこなんだね。

庵野:今でもやっぱり原画とか動画とかやっちゃいますよ。

鈴木:ああ、自分で。

庵野:ええ。間に合わないときは。

鈴木:宮さんがいま、原画やってるんですよ、自分で。やり始めたんです。本編やってるでしょ、それでその横で美術館用の短編やってるんだけど、「スタッフがいない」って。最初1分でやるって言ってたのが10分になるからいけないんだけど。老骨に鞭打って。でも結構楽しそうに。でももう69なんだよ。アニメーターっていつまで描けるんですか?

庵野:目と手が動けば大丈夫じゃないですか。

鈴木:手が動けば大丈夫? 本人もう動かないって言ってんだけど(笑)

庵野:やっぱり、目と手ですよね。

鈴木:目は大丈夫なの?

庵野老眼きました。

鈴木:ああ老眼が。もう50になったんだっけ?

庵野:まだです。いよいよ。50代なんて来るとは思いませんでした。

鈴木:宮さん喜んでるよ。「庵野っていくつになったの」って言うから「もう50だと思いますよ」っつったらすごい嬉しそうに。

庵野(笑)

鈴木:「そうか!」つって。「歳取れっ」って。「俺の苦しみがわかる」とかなんか言っちゃって(笑)

庵野:僕が50になったら宮さん70じゃないですか。

鈴木:でもみんな……歳を取ってきたんですね……。

内藤:その宮崎さんが「アニメーターをやる奴は見ておくべき」っていうインタビューをしたときに仰ってた言葉を(『バッタ君』の)宣伝の柱にしてたんですけど、やっぱりアニメーターを目指す方って一部じゃないですか。

庵野:すごく少ないと思います

内藤:もちろん、その人達にはできれば来て欲しいとは思ってるんですけど、やっぱりそれ以外の人に、どう魅力というか、アニメーターは目指していないけどちょっと気になるとか、そういう人に来てもらえるのかなっていうのを考えていて。どうしたら人の心に響くようにできるんですかね。

鈴木:あの作品を?

庵野:僕が『バッタ君』を宣伝するんだったら、ビデオで宮さん撮って、それをテレビで流しますね。ワイドショー枠的なものとかで。それぐらいだと思います。だからバッタ君』を流すよりは宮さん流しますね。それでこっちにちっちゃく枠でそれを流して、なんか宮崎駿お墨付き、これ、っていう。そういう風に。

内藤:そこだけ切り取って。

庵野調子のいいとこだけ切り取って、もう編集して。もう、ほぼ捏造でもいいから、そういう風にして流しますね。それで、あとで宮さんには謝ります。ごめんなさいって。

内藤鈴木(笑)

(以下に続く)

http://anond.hatelabo.jp/20121204035509

2012-10-22

http://anond.hatelabo.jp/20121022000540

アニメ好きな人って基本的に理想主義者じゃないの?

これがまず違うよね

話はちょっとズレるんだけどさ、アニメ好きな人というか虚構消費系のオタクの人って、そうじゃない人よりも、「虚構と現実の区別」にうるさい気がするんだよね

で、「現実世界理想性の対局にあるものであり、理想は主に虚構世界に求めるもの」というような基本姿勢があるように思える

なので、政治立場はさておいて、虚構オタクには現実主義的というか現状追認的な人が多い感じがするね

2012-05-29

大学一年現在心境ver1.1

・どこにでも、いつだって上位カーストになりたがる奴がいる。

自分が出来ることがすべて役に立つことで、出来ないことは役にたたないという考えの奴ってのは以外と多い。つまり思い上がり共。

自分の知らない事に関しては役にたたないと開き直るくせに、自分が出来ることに関しては鬼の首を取った気になる奴の多いこと多いこと。

・相手の本質を知るには、あえて弱者を演ってみればいい。貶してくる奴はやはり底が見える。

・男女間の何気ないやり取りが神聖化されすぎ、偶像崇拝も甚だしい。笑顔で相手の目をみてゆっくりと話を聞いてゆっくりと話すことがそんなに難しいことだろうか。

・もててこなかった男はいくら取り繕っても語気や挙動がやっぱり変だ、また肉食系というかサバサバ系を志しているような女の語気や挙動もやっぱり変だ。

・気持ち悪いから猫なで声で話すな、どんな男にも通用すると思うなよ。18年生きてきたら耐性ぐらいつく。

上下(先輩)左右(友達)の関係が大切と言うのは止めてほしい、人生他力本願自分にとって都合の良い人間を見つけようとでも言ってほしい。

スマホ猿、アプリ猿、SNS猿急増、メトロン星人も夕日も見ないで出て行くレベル

真剣に話の聞き手になると女の話に限らず、男の話だってめっっちゃくちゃつまらない事に気づく、特に下ネタと自慢話。そんな馬鹿話につきあっている女は賞賛したい。

別に深夜アニメをチェックすることは崇高な趣味じゃない、それと量産型萌えポルノアニメハーレムorオールハーレム系)を押し付けてくるな気持ち悪いから、

 面白いのはわかるがもっと静かに楽しんでくれ。

・恥ずかしいと言われていちいち躍起になるぐらいならアニメイトで買ったようなクリアファイルを持ってくるな、自慢げに誰かに落としてもらったアニメを授業前に垂れ流すな。

 ありふれた濡れ場シーンは食傷気味でもう正直勃起しない。

・忙しいことは別にえらくない、ただ余裕がないのを肯定的に受け取っているだけ。人間余裕があって然るべきだと思う。

・要領良いアピール、上位カーストアピールは結構承認欲求をいちいち下位カーストに求めてくるなうざったいんだから、能があるなら爪隠せバカ、でしゃばるな、みっともない。

自分が女に振られたからって、世の中所詮金ってどうなのよ?愛とか恋とかいってずっこんばっこんやってたじゃんないの?嫌なことあったらいきなり現実主義

 恋愛至上主義でやってきたんでしょ?真面目に世の中金って思ってる人に謝れ。

田舎が好きなら田舎にいろよ田舎もん、都会はせまいんだから地元愛強すぎだよ、エピソードを毎回詰め込むな、会話飽きる。

・私立文系は本当に糞、本気で下手したら何にも得られないで、バイトしてセックスして頭悪くなって卒業ってありえそう。今までそんな事ないだろと思ってたけど、本気で私立文系ダメだ。

 授業は簡単でも将来設計が難しいんじゃ意味がない。

・どうして今までジム・スナイパーⅡの格好よさに気付けなかったんだ、ただのジムじゃないぞこりゃ、たまんないぞ色々と。

 

2011-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20110818160045

いくら重みがあっても、大臣の発言を「電力会社自己申告」って言っちゃいけないでしょ。

あと「スルーしましょう」なんて言ってないよね。

もう頭の中で質疑応答表みたいのが出来ちゃってて、相手がそう言ったと思い込んじゃうんだろうけど。

普通の人々は偉い人の言動だけで判断するから俺もそうする」っていちばん駄目なパターン現実主義で、単なる現状追認だし。

もし君が「俺は偉い人の言動で判断するしか出来ない現状に甘んじる」と言うのであれば、

そんな人間の主張をまともに聞く人間なんていないよね。

いちおう言っとくけど「普通の人々すべからく全体を把握してから判断するべき」なんて話じゃないよ?

2011-07-05

最近有吉マツコデラックスが異様に好き。

あの達観している感じと物言いが聞いてるとなんだかスカッとした。

「糞な世間に対する俺の代弁者」みたいな感覚もあるかもしれない

一方でAKBも好きだ。一見するとやってることは茶番

でも、割と過酷にポジション争いしてたり芸人ばりに体張ったりしてるのが一周回ってシュールに感じてきて、なんだかいい。

もともと美人より可愛いが好き。

キメキメ女は苦手。女の子はルックスよりも性格とかを含めた全体的なキャラで判断。

な感じだったので、クラスにいそうな女の子を集めましたっていう販売戦略に見事にはまった形。

まぁCDとかは買ったことなくて、

レギュラー番組結構チェックしてる程度にしかファンじゃないんだけどね。

ちなみに伊集院AKBに対する見解には妙に納得した。

ラジオ自体は聞いてなくて、話題になったときに字で読んだだけなのでニュアンスが変わってたら知らないけど


ここから本題

有吉とマツコが好きな俺はご多分に漏れず、怒り新党っていう番組を毎週見てる。

先週かな?その番組の中で有吉

「親に養ってもらってるやつは偉そうなこと言うな。

 俺は高校時代にバイトで稼いで卒業時に大金持ってた。

 免許取るのもなにするのも親に出してもらったことない」という主旨の発言をしていた

この主張に異論を唱える気はないし正しいと思う。

しかし、崇拝する人間が批判する相手がまさに自分だったことに絶望すら覚えた。

俺は親のすねかじりまくってる学生だ。

お前が免許取れば助かるから早く取れ、と親に言われたのを良いことに免許費用も出してもらった。

世間がどんなに馬鹿でも批判する土俵に上がる権利すらなかった

ここからは痛いとこ付かれて涙目

ムキになってると思ってくれて構わない

絶望を感じながらも

「高校行って大学行って就職してって言う平凡な人生でも、

 芸能人みないなギャンブル人生送ってる人にはわかんない苦悩もあんだよ!」

自分を慰めてみた。そしたらなんだか気付いた。

有吉もマツコもAKBみたいなところに噛みつくのが仕事じゃん。

AKBがいることによってある意味得してんじゃん。(たかがそれだけで偉そうに…的な感覚

そう考えると、ナイナイ岡村やら伊集院やらも同じに見えてきた。

世間のAKB人気を手放しで騒いでるニュースキャスターも、それに噛みついてる毒舌芸人も同じだ。

こんな記事書いてる俺も、AKBを目の敵にしてる2ちゃんねらも。

AKBを話題にすること自体茶番だ。

くだらないよまったく、虚しいね


(追記)

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iphoneで寝る前に打った文章だったので改行を直しました

マツコ有吉は極端に現実主義エンターテイメント

AKBは極端にファンタジーエンターテイメント

という感じで楽しんでたけどなんだかもうくだらない

2011-03-17

「買い占めるな」ではなく、効力のある施策

政治家東北関東への物資の補給について安心できる具体的な施策を提示できるなら、買い占めてしまった我々は政治家を信じ、新たに買わずに買い占めた食料を食べてしまえば良い。その間、買わなくなった分によって理屈の上では買い占めていないのと近い結果になるのだから

^^

震災当日、嫌というほど都市交通の脆さを味わい、震源の移動に関東大震災意識させられた関東の人々に、「買い占めるな」と口先で言っても無理に決まってることが何故偉い人には分からんのか。

少し在庫が減ったと意識した時点から集団心理は止められる訳も無く、逆に事態が悪化した場合は買い占めてでも飢えなかった者がいやしくも賢い選択をしたことになってしまう。。私も含めて、自分一人なら飢えてもいいという心理の人は多いと思うが、家族や大切な人を他の人より先に飢えさせたくないという気持ちは中々に抑えがたい

それが、指導者に対する信頼があまり無く、安心して頼れないのであれば尚更のこと。

逆に政治家震災後の関東で買い占めが起きないと本気で思っていたのなら無能としか言いようがない。

政治家が言うべきことは「買い占めるな」ではなく、「西日本海外で〇〇万人分の保存食と燃料、必要物資を手配し、〇〇日までに東北関東の各地に届ける手配を整えた」というような具体的な施策はないだろうか。その上で「(安心できるようにしたのだから)、買い占めるな」というメッセージ国民に訴えるべきでは無いか

補給に対する施策震災の数時間から継続的に発信されていればベストだったのだが、今からでも決意が伺えるようなメッセージと、具体的な施策を提示するべきだ。もし「買い占めるな」で買い占めないなら、「お金を使えば景気は上がる!」といえば景気対策は済む。それができれば政治がどれほど楽か(それもできる政治家が本当は最強だが

まず、政治家は安心できる施策を訴える。で、買い占めてしまった我々は政治家を信じ、新たに買わずに・・

この未曾有の国難に政治家現実主義で実効性のある施策で先手を打たなければ事態は悪化するばかりである。今後、物流が落ち着いた頃には間違いなく経済が危機的な状態になるだろうが、それに対する施策で後手に回れば本当に最悪の事態になってしまう。補給の初動にも概ね失敗したが、次こそは失敗が許されない。経済の安定だけは何としても保たれなければ復興は成し遂げようがないのだから

2011-02-23

http://anond.hatelabo.jp/20110223224953

実のところ俺は元増田が言いたいことはわかるんだけど、君の言ってることだけが気にくわないんだよね。

から元増田が言ってることとは基本的に切り分けてもらいたいんだ。できるよね?

で、本題に入るけど

文法を弁えるのが望ましいのは

その方が読み易く美しいから

文法は万人が了解するコードでありまた時間で洗練されて残ったもの。

前衛的な実験だとか時代の流行り廃りで一部が変わったりする事はあっても

それは意識的になされることであって

ただのバカとか無知が無教育のまま書く文は無残。

まずこの「美しい」というのがどういうものか人によって差があるのだろうけど、これは「読み易く」を修飾しており、かつ前文「その方=文法を弁える」に係っているので結局は可読性の問題だということがわかる。ではなぜわざわざ美しいということばを使ったのか。言語学的に「美しい」というものを示すことはできないというのは、その専門の人間でなくともちょっと耳年増な人間なら知っているかと思うが、美学として美しい文章とは可読性に宿るのだろうか?であるならばそれはやはり示されねばならないだろう。

この「文法は万人が了解するコード」というものと「ただのバカ~」の対立はかつて(というか今も)方言話者に対する差別の根幹の一部として機能していたわけなのだが、それを承知の上で言っているのだろうか?「イナカモノは日本語を知らねえからな~」と言っているに等しい

もっとも、そういう差別を肯定しそうな人間であることは文章の端々から伝わってくるが。こういう人って案外大学生に多いのよね。思想的に先祖帰りしたというか、やっぱりレイプは正しいんだよ、とか言い出すのがこのあたり。変に現実主義を気取って現状肯定に走るような方々。まあ多いってのは主観かもしれないけどね、もしかしたサラリーマン呼ばわりが嫌いな自称社会人に多いかもしれないし


ところで、先の質問に対する答えをまだいただいておりません。そちらの説明をしている暇があれば定義に関して文を割いてもらったほうがこちらとしてはまだありがたかったのですが。

あと、「美しい」というものに対する絶対普遍定義をお願いします

「見方によって変わることのない美しさ」ぜひ読んでみたいですね。

まさか質問に答えず逃亡などという、美しくないことをするわけでもないでしょう?

2011-02-03

革命する日本中国人留学生

自分大学教員をしている。
今いるところは中国人留学生比較的多いところなのだけど、
演習のクラスで授業を受けている中国人留学生
それも大陸出身(香港台湾以外の、共産党支配地域中国)の 学生怠惰さには、辟易していた。
授業は遅れてやってくるし、言い訳ばかりする。
日本人の友人は作らず、内輪で固まる。
同じ中国人でも、台湾香港出身者が、勉強熱心で、社交的なことと正反対なのだ。

ところが、先日、彼らを食事に誘ってみて、
そうした見方が間違っている…というわけではないにせよ、
一面的なものであったことを知った。

まず、不真面目そうだったAくん。
彼は無口で引きこもり気味、いかにもやる気がなさそう。
それでいて単位だけはほしいと言った感じで、
ぼくの持っている「ダメ大陸出身留学生」のステレオタイプそのままといった学生だった。
教室での、ぼくの勝手想像は、
「彼が日本に来るのはアルバイト目的で、勉強する気などないのだろう。
おそらく日本ことなど大嫌いなんじゃないか
「そのうち発狂して犯罪にでも手を染めるんじゃないか
そんなところまでエスカレートしていた。
彼について言う限り、ネット右翼が、
中国人想像するときとそんなに変わらない目で見ていたんじゃないかと思う。

ところが話してみると、
彼は、おそろしく日本通で、妙に日本流行文化に詳しい
飲み会の席での振る舞いなどについても非常に熟知していて、
なんと言ってもおもしろい。
あまりにも想像と正反対で、驚いた。
背景には、彼の父親が、
長年日本企業で働いているということの影響があったようだけど、
理由はともあれ、彼はかなりの知日派だったのだ。

授業中まじめだったBくんは、大学院早稲田に行って、
日本企業就職したいと言っていた。
勉強は良くできるが遅刻魔のCさんは、
日本仕事をするために資格を取りたいと言っていた。
いずれにせよ、彼らが自分の国に限界を感じていて、
今後の人生設計において、
日本を生活の基盤として生きていこうとしていることが分かった。

これはすごく大事なことだと思う。
日本人であるぼくだって日本の政治文化、嫌な部分は目につくし、
そういうのを含めて全部好きかって言われたら、好きじゃないところもある。
でも、自分の生活上の、また文化的な基盤だと思っているから、
より良い国であってほしいと思う。
無駄日本破壊してどこかにいこうとなんて思わない。
これは、偏狭な「愛国心」よりもずっと根源的なものだろう。
これは、良くも悪くも、このご時世に日本留学するという
選択をしてしまった彼らにとっても変わらないのだ。

ぼくは中国には何度か行ったことがあるし、
中国人に対してはそれほど偏見を持っていないつもりだった。
特に、一緒に仕事をするようなエリート層については、
立派な人も多いと思っていた。
ただ、ぼくの勤務先(偏差値50ちょっとの中堅校)の
大陸出身留学生あたりだと、
やる気もないし、不真面目、別の世界の人だと思っていた。
それが偏見だったと思い知らされた。

さて、宴もそろそろ終わりに近づいてきたころ、
知日派のAくんが口火を切った。「共産党についてどう思いますか?」。
それからいくつか意見が出たが、
今の中国を悪くしている元凶は共産党であること、
それに対して変えていく運動は、
政府の強力な情報統制によって進まないことなどが、
彼らの共通認識のようだった。

自分も、共産党に対する直接的な嫌悪感を伝えると同時に、
自分なりの情勢分析を伝えた。
今の中国の発展には、貧富の格差重要な役割を果たしており、
そのために、共産党による抑圧が貢献しているという面があるということ。
から民主化は、他の地域では例をみないほど大きな混乱を招く。
日本で暮らすぼくたちにも大きな影響を与えるが、
長い目で見たら、中国民主化地域の安定に必須であり、
ぜひ、さまざまな困難を乗り越えて実現してほしいと思っていることなど。

そうした中、いつか来る中国民主化に際して、
こうして外国勉強をして、外国語ニュースにそのまま接することができる
中国人留学生重要な役割を果たすんだという話が出たりして、
その場はもう、革命の闘士の集会のような雰囲気になっていた。

もちろん、事なかれ主義現実主義的な彼らのこと。
自分から行動をするようなことはないと思う。
タイトルに書いた「革命する中国人留学生」というのは大げさだけれど、
もし本当に民主化運動が起きたら、
何か自分にできないことはないかとは考えている。
いざことが起きたら、それに呼応して周囲を引っ張っていく可能性のある人たちなのだ。

彼らは一面では、人見知りで人と関わるのが苦手、
一部の人は遵法意識が低く、不真面目に思えることもある。
まぁ、はっきり言って、これだけ揃えば、
偏見の目で見る人が出てくるのは仕方ないのかもしれない。

ただ、それにもかかわらず、もう一面では…、
彼らはぼくたちと多くのものを共有している。
日本経済や国際関係を心配する眼差し
自由への渇望、共産党への嫌悪感
これから日本経済的にも政治的にも、
中国との難しい外交上の駆け引きを強いられる中で、
日本はもっともっと彼らを大事にしてもいいのではないだろうか。
別に人数を増やせとか、ビザを甘くしろとか、
補助金を増やせとかそういうことを言っているわけではない。
犯罪者を見るような目で見るのではなく、もっと暖かい目で見ること。
身近にそういう人がいたら、思い切って話しかけてみるということ。
拝外主義的な言説を見たら、ちょっと疑って考えてみること。

東アジア地域情勢が大きく変化する中、
自衛隊を増強するのも大事かもしれないけれど、
同時にこういう地道な努力、気持ちの変化のようなものが、
日本平和のためにも重要なんじゃないかと思う。

2011-01-26

http://anond.hatelabo.jp/20110126120053

消費者としては1つのハードで全てのゲームが遊べるのが理想

未来永劫ゲームハードは複数機存在するべきであって、

1台に集約されるのを夢見るような奴はゲームファン失格みたいな。

現実には、CPUの問題とか、機能の問題があるから、そう簡単にはいかず、

バーチャルコンソールでやっと実現され始めたって感じだな。

要は現実主義者と理想論者の争いなんだろ。

現実主義者の趣旨は、そのハードしか出来ない事をそのタイミングで味わえって事かと。

例としてポケモンを上げるが、当時ゲームボーイと通信ケーブルの組み合わせがあってこそだし、それをゲームギアPCエンジンGT移植するとか考えも付かんだろうよ。

FFなんかは色んな機種に移植されてるが、各ハードで特色出そうと頑張ってるぐらいだし。

ゲームファンというものは

別にキーホルダーの形状をしたテトリスを暇な時にピコピコ遊んだ

いつか壊れる釣竿を3000円で買ったりする人も名乗っていいものだと思う。

それでは、「ゲームファン」の定義が広すぎる。

日本人の大半が何かしら「ゲームファン」と呼ばれるものになるだろう?

少なくともテトリスが好きなら、テトリスに関連するもので入手難易度の低いものは大概持っていて、それぞれのシステム比較できるとか。

釣りだったら、磯用と川用それぞれ数本持ってて、自分で仕掛け作ったりするよー。

位は絞っても良いんじゃないか

ゲームファン、ゲーム好きならハードを買って当然だ」という理屈

そりゃ、欲しいソフトが他のハードで出ないとか、

移植時間がかかって移植されたときには、乗り遅れてしまって楽しめなさそうだとか、

そんな時にウダウダ悩んだり、移植しろと叫んでみたりで結局タイミングを逃すぐらいなら、

買ってしまうほうが、精神的にも気が楽だろ。

すごく視野が狭いな

自分の持ってるハードの性能も分からずに無理な移植メーカーに強請る方が視野が狭いと思うよ?

早くiPhone桃鉄でねーかなーとか思っていた俺は正直ちょっと恐怖を覚えたりもした

桃太郎電鉄TOKYOなら、DS版が今のところおすすめだな。

iPhone版で通信対戦できるのか判らんし。

一応、ストIVが通信対戦できるから、やって出来ない事ではないようだが

まぁ、桃鉄なら据え置き機の方が良いんじゃね?

ゲームキューブGBAFFCCというか、DSWiiポケモンバトルレボリューションたいWiiコントローラーとしてDS使える奴が理想だろうけど。

まぁ、わざわざDS買えとは言わんが、桃鉄思い入れあるんなら買ってもそんは無いと思うぞ。

消費者の要望をメーカーの都合に立って批難する事がゲームファンの正しい姿なのか?

自分の持ってるハードゲームが出ないからって、嘆いたり叫んだりしてゲームの旬を逃す事が「ゲームファン」の正しい姿とはとても思えんよ。

「買うか買わないか、迷ったら買え」

「買わないで後悔するより、買って後悔しろ」

2010-10-02

夢を見せる仕事

テレビの中から、夢を見せたり、語ったり、そういうことやる人が居なくなったよね。

大衆』の立場では、そういうものを信じられない世の中になったと思う。

だからなのか、今の20代より下の子たちは現実主義的で刹那主義的。その場が楽しければいい。


で、テレビの中の世界とか政治家とかの「スゴイ人たち」は、夢を見せるのが一番の仕事なのに、

不景気やら業界規模の縮小やらで、影響力を持ちにくい、理想主義者や若者はどんどん切り捨てられた。

巧く馬鹿を踊らせて巧く稼ぐのがお仕事

利己的で扇動力のある人間、上手く立ち回れる人間、彼らに扱いやすい人間ばかりが生き残る。

この時代、「プロ」を志向したり、業界経験のある人は知っていると思うけど、

今から叩き上げで入ろうとしても、既にポジション確立した一部の人間以外は搾取される宿命だ。

働けど楽にならざりき。


魅力的なコンテンツを生み出す人間が新しく出てきても基本は使い捨て。「育てる」余裕なんてない。

そして人材業界外に流出する。その結果が今の有り様。

粋を集めた資本力技術力を注ぎ込むための業界システムは機能せず、内外のコンテンツの質は揃って落ちていく。

2010-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20100913120007

わたくしの息子は、妙に現実主義のところがありまして、女の子が空から降ってくるなどということは、微塵も信じていないようなのです。

そのかわり、このところの日照り続きのなかで、かえるさんと楽しく元気に遊んでいます。まだまだ子供なのだな、と微笑ましい気持ちで見守っております。

2010-09-10

仕事には意味なんてない

と、断言できる人は、生活に余裕がない。

生活に余裕がなければ、意味を考える(感知する)余裕もない。

こういう人は、自分現実主義者だと思っている。

けれど、単に現実に振り回されているだけだとも言える。

現実主義者になる以外に、選択肢がないということなのだ。

仕事をしているうちに、意味なんて見つかる」という話も聞く。

これは、「意味」というものの範囲を広く捉えれば、成り立つと思う。

具体的には、次のふたつを含めたい。

 1.「俺なんて、無駄で食っているようなものだよ。あはは」

 2.「仕事意味なんてない。生活(金)のため。甘いこと言ってないで、もっと現実を見ろよ。バカじゃねえの?」

これらを否定するのは、とても難しい。

その理由は、これらの意見が正しいからではなく、彼らが仕事をしているうちに、自分見出した「仕事意味」だからだ。

自分見出し意味」の力はとても強いので、それを彼らに捨てさせて、考えを変えさせることはできない。

また、そのようなことをする必要もない。他人は他人だ。

わたしは生活に余裕がないので、そのような説得をする余裕もない。そもそも、実際にそのようなことを言う人は、周りにいない。

なぜなら、周りに誰もいないからだ。

したがって、意味を見出すことは(良くも悪くも)適応の一種であり、意味を見出せない(ことに悩む)ことは不適応なのだといえる。

しかし、適応しているかどうかに、意味なんてない。

最も重要なのは、いくら金を持っているかだ。

ああ、はやく結婚したい。

2010-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20100828053916

なんで現実主義に傾倒した輩は決まって文盲なの?w

ここで言われている「証拠」は仮定を積み重ねることの一部ではない。

仮定を切り落とすことができる現実の事象。

この「仮定を切り落とす」というプロセスは「論」以外の何者でもないというのが元増田意見なんだが、馬鹿なの?日本語読めないの?

2010-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20100402140832

相談に対する回答ではないし、どこの馬の骨とも知れないヤツに説教されているようで面白くないと思うので、元増田は読まなくて良いんだが、感想というか、ふと思ったことを。

もしだ。「敵ないし仮想敵がその人間の器を決める」のならば、元増田の敵ないし仮想敵は「アルバイト派遣社員のちゃらちゃらした若い女性」である訳だ。……それってさ、人間として非常にちっちゃいというか、いや、人間としてのちっちゃさというのは生まれ持ったものがあるにせよ、人間としての器、幅、間口を広げる努力をしている人というのは、敵ないし仮想敵も巨大な訳で、元増田の敵ないし仮想敵はあまりにもみみっちいというか。

いや、酷いことを書いてしまったけど、決して嘆いている訳でもないし、日本って、元々そういう文化(愛でる文化)なのかも知れないなあ、とも思うのだけど、少なくとも、日本女性の志の大きさってどんどん小さくなってない?というか。例えば、大半の女性の最終目標が「専業主婦として、子孫を残し、豊かに遊んで暮らす」とかになっていないか?みたいな。

「それは、お前がマスコミ洗脳されているだけだ!」といわれればそうかも知れないし、実際、志の高い女性も俺の人生の中でいたことはいた。例えば、良い大学出ておきながら、NGO活動のために海外に行ってしまった人とか。でも、少数しか見なかったのも事実であり。男では野心家は結構いたけどさ(若いヤツも含めて)。

いや、パリス・ヒルトン辺りを仮想敵にして、「私が真のセレブになってやる!」という話ならば、おうがんばれ!と応援してしまうではないですか。女性としても魅力があるではないですか。

ところで、最近岡田斗司夫の活動が”いろんな意味”で面白い

http://okada.otaden.jp/e93765.html

 でも、マイケルはそんな絵空事みたいな夢じゃなく、本気で、本当に、この4年で世界環境破壊から救うつもりだった。「夢」じゃなくて具体的な「目標」だったんだ。

このマイケル・ジャクソンの器のでかさ、仮想敵の大きさ。

それならば、ユダヤ陰謀から世界を守る中二病患者が最強なのではないか?という話にもなるが、そこは「妄想力」と「想像力」の違いというか。結局、妄想力は、自分の都合の良い想定しかできないが、想像力がある人は、仕事にも使えるほどの現実主義者としての想定が出来るよね、という話でもあるし、その辺のブレンド具合で、単なる電波か、大物かが決まるんだと思う。

別に動機が嫉妬や恨みのようなマイナス感情でも良いから、今の自分の器よりやや大きめの仮想敵を設定できるか、もしその仮想敵を打ち破ったら(見破ったら)、次の仮想敵を設定し続け、自分の器を広げていくことが出来るか、が問題ではないかな。

2010-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20100303214134

金や社会的地位で男との付き合いを決める女ってヒステリックか?

個人的には全然ヒステリックじゃないと思うんだが

ぶっちゃけ元増田言葉の使い方間違えてないか?

そういう女は冷たい、功利的、利己的、浅慮、って言うなら分かるよ

それをヒステリックって……思いっきり逆だろ

そういう女は冷酷なまでに現実主義で合理的だよ

ヒステリー起こすどころか、むしろ冷め切ってる

2010-02-25

科学って、現実主義だと聞いた。

科学計算した通りの事と、実験の結果が高確率で一致して、はじめて科学として意味がある。

そして、そこだけに意味を求める、と。

途中の科学計算が、いかに現実に即しているか否か、統一論的な「全てを計算できる完璧計算」であるか?という事に対する意味は、もうまったくなくなっているのだと

じゃあ、どんなトンチンカンな方法論でも、それによって一定値の効果が得られるのだったら、それでいいじゃん?ってのが科学だと思うが。

2010-01-13

民主党はお花畑だけど、自民党アナクロ化には驚いた

政権を握っていた頃は靖国参拝とか改憲とかはナアナアだったのに、今になってそれを前面に押し出してくるという姿勢が分からない。ナアナアだからこそ支持されてきたのに。これじゃアナクロだよ。現実主義政党はもうどこにもないのか?

アレか、何か派手なマニフェスト言わなきゃならないと思いこんじゃったのかしらん?

2009-12-08

現実主義者の言う現実って一体何なんだろう

現実には襲われるリスクがあるんだから、自衛しなくちゃ仕方がないじゃないか」みたいな事言ってる人達

現実にはクレーマーに批判されるリスクがあるんだから、叩かれるような事は書かないのは仕方がないじゃないか」という発想にたどり着かないのが謎。

曽野のようなことを書けば反発する人が出てくるのはわかりきった事なんだから、大騒ぎする必要なんかないだろうに。

ネットで吠えてたら、いつの日か人権派フェミニストプロ市民はてな左翼のいない世の中がやってくるとでも思ってるんだろうか。

2009-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20091128210332

サイバーテロをしかけられる可能性や、輸出入を止められる可能性、

外資産を没収される可能性が、ゼロにできないのと同じように、

核を打ち込まれる可能性もゼロではない。

 

冷戦下でもゼロではなかったし、今でもゼロではない。

平和を唱えようが核を保有しようがゼロにはならない。

んで、そのリスクに対してどのように対処するべきか。

複数の要素の絡む利害判断をどのように行うべきか。

別に軍事力や核だけが特別な問題ではない。

 

正義平和の問題ではなく、貿易立国日本国家戦略の問題として、

核保有というのは「損」だ。

というか特定要素しか見れない視野の狭い右派自己満足に過ぎない。

 

自称現実主義者の方々は正義とか平和とかいうと笑うけど、

正義平和を信じているフリ」は、外交上、非常に便利なスタンスなのを知らないのかな。

必要に応じて理想主義的建前を使ってみせるくらいでないと現実主義者は名乗れないよ。

2009-10-07

右翼とか左翼とか

はてな界隈では「はてサヨ」なる言葉があるぐらい、右翼とか左翼とかという単語はバズワードなので、

そもそもそれぞれどういう思想を指すのが適当なのかについて、整理してみた。

一般的な用語として

フランス革命政権において、非特権階級利益を代表する勢力(=共和派・革新派)を左翼、それに対して旧体制における受益者の利益を代表する勢力(=保守派)を右翼と言ったことから(議会の座席の位置取りに由来)

持たざる者である左翼が、(平等志向の)分配を要求し、持てる者である右翼が非分配を主張するという構図が一般的。

左翼は(理想主義的な)平和志向が強く、右翼好戦的とは限らないが、交戦権自体は主張する。

ただし、これに関しては例外は多い。

  • 共通点

議会政治の中での争いを念頭に置いている点。

日本国内での事情(主にイメージについて)

左翼
右翼

互いの非難の仕方

互いの自己評価(または好きな言葉

思想的な話

  • 左翼は「全体」の定義が人によってまちまちなので、傾向としてブレやすい(=内部分裂が起きやすい)。
  • 右翼は起点はハッキリしているので主張はブレないが、勢力が大きくなるにつれて政策のチグハグが目立つようになる(∵究極的にはみんな敵)。





(個人的感想日本の政治について

自民党政治について

自民党のやってきたことは「右」路線なのは間違いない。(陳情によるボトムアップは正に「右」の手法)

しかし徐々にボトムアップの「ボトム」が経団連に代表される巨大企業になっていったことで、義理人情の代表ではなくなった為、

小泉手法のような奇策に走らざるを得なくなり、そのあとは政権を失ってしまったのだと思う。

ここで重要なのは、陳情をしてくる相手が票をまとめられる存在であり続けたなら惨敗にはならなかったという事ではないかと思う。

企業トップの利益がその従業員、および取引先企業利益と決定的にかけ離れてしまっているからこそ、自民党路線は民衆の支持を得られなくなってしまった。

また、一方で、企業の側も、(国内)政治による利益誘導がどうしてもと言うほど重要ではなくなっているからこそ、票をまとめられるような待遇政治への要求をしなくなったのでは無いかとも思える。

もはや舞台は国内の議会政治メインではなくなったのだと言う事で、もう議会の中での勢力争いそのものも時代遅れになっている。

民主党の「友愛」について

民主党が「左翼政党」かと聞かれれば、微妙だと言わざるをえない。

なぜなら、左翼は最適社会の構築の為にこそ奔走するのであって、それに「友愛」が必要な筈はないからだ。

どちらかと言えば「人情」を謳う(日本的で穏健な)右翼の手法に近いが、「友愛」は外国に向けても謳われているところが違う。

推測するに、「全体」の範囲を「地球」に拡大した上での、経済的分配を伴わない「最適化」のツールとして言っているのではないか。

新種の左翼だとしても、多分200年は早い(かりに方向性があっていたとして)。



おまけ:国内ネット事情

2ch.net界隈

ネトウヨが有名に。

自民党支持コピペが乱造される

はてな界隈

・なぜか「はてサヨ」が有名に(はてな界隈で)

・頻繁に誹謗中傷が飛び交う

・しかし余り極端な左翼論者が多いようには見えない

個人ブログ

ナチュラル右翼な発言の人が散見される(そしてホッテントリ入り)

・個人ブログでの左翼な発言は目立ちにくい?(ホッテントリ入りはあまりしない)

※誰か、特に、はてサヨって呼ばれてる人、「おまけ」について意見ください。
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