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はてなキーワード: 村上春樹とは

2020-11-04

anond:20201104013753

昭和おっさんが言える事は村上春樹って知ってる?って事だな

自分ははっきり言ってよく分からんがなんか売れてたし褒められてたから良いものなんだろう、と

大体の芥川賞直木賞受賞作品もそうだ

賞とってから売れてた

多分根本的にはSNS世代とかは関係ないな

2020-11-03

心象風景

今日の帰り道、長い塀とその中にある高い木々に囲まれ屋敷を見かけました。随分昔からあるような雰囲気でした。大きな門のところにはぴかぴかの監視カメラがあって、そこだけちぐはぐな感じがしました。

私は散歩が好きで、気がつくと三時間くらい歩いていたりします。この街はくまなく歩き回ったと思っていたのですが、まだ知らない場所があったみたいです。こういうことがあると、物語の中に入ったようで少し楽しい気分になります。ここはそんなに大きな街ではないので、もう何ヶ月かしたらきっと、本当に行ったことがない場所などなくなってしまうでしょう。そう思うと少し残念でした。その時が訪れたら、人に迷惑にならない程度に少しばかり酒に酔って散歩するのも良いなと思いました。そうして、意識がはっきりしていない状態で歩き回ると、「猫町」に出てくるような遊びができるかもしれないと考えました。

小説といえば、昔に村上春樹小説を夢中になって読んでいたことがありました。近頃はあまり読まなくなってしまったのだけど、日常から日常へとシームレスに暗転していく感じが好きで、今でも地下鉄に乗っている時や、古いホテルの長い廊下を歩いている時などに小説の情景を思い出します。

どうして村上春樹のことが頭に浮かんだかというと、今横を歩いているこの立派な屋敷は「1Q84」に出てくる篤志家の老婦人が住む家の描写に似ていたからだと思います塀の中にはほうれん草が好きなドーベルマンや、隙なく鍛え上げられた肉体を持つガードマンタマル氏がいそうでした。思わず空を見上げましたが、月は一つしかありませんでした。

小説の内容は断片的にしか思い出せませんでした。ただ、タマル氏が語った木彫りのネズミを作る少年の話ははっきりと記憶しています。その少年タマル氏が育った児童養護施設にいて、ネズミを彫ることの他に何もしませんでした。少年ネズミを彫る情景は、何故かわからないが心に残っていて、それは自分にとって大切なもののように思える、というようなことをタマル氏は言っていました。それが彼の心象風景なのだと。

1Q84を初めて読んだときのことはよく覚えていますお金がなかったので本は買えず、図書館はずっと予約待ちでいつ読めるかわからず、でもどうしても読みたかったので、きっと責められるのでしょうが、隣町の図書館に行った帰りに本屋立ち読みをして少しずつ読み進めたものでした。

その当時の私は、失意のどん底にいました。大学受験に2回も失敗したのです。高校卒業して就職し、少し経って色々なことが見えてきて、大学に行きたくなって、仕事をしながら受験勉強しました。そして失敗しました。頑張って溜めたお金もどんどんなくなって、やっぱり自分馬鹿なんだ、甘かった、叶わない夢を見ていたのだと思い知らされて、本当に惨めでした。それでも諦められなくて、図書館自習室に通って勉強を続けていました。

そんな折にウッカリ病気になり、入院して手術を受けなくてはならなくなりました。高額医療なんとかという制度でかなりの額が戻ってきたのですが、それでもやはりお金は減るし、大部屋だったので周りの病人なんやかんや干渉されるし、古い病院なので暑くて臭いし、とにかく最悪でした。

私の心象風景は、そんな時期に起こったある一日の出来事です。

その日も最悪な気分でした。手術で受けた傷が痛みました。術後から数日間しか経っておらず、しばらくは風呂に入れないでいたので、自分臭いのがわかって辛かったものです。

気分転換でもと思って院内散歩しているうちに、見知らぬ病棟に入り込んでしまったようでした。エレベーターで一番上まで上がると、屋上に続くドアを見つけました。

屋上には誰もいませんでした。洗濯されたシーツがはためく耳障りな音と、やかましい蝉の声だけが聴こえました。季節は夏で、真っ青な空と真っ白な雲のコントラストが憎たらしいと思いました。しかしながら病院屋上というのはなかなか絵になるもので、まるで自分小説の中に入り込んだような心持ちがして少し気が晴れました。ですが、そんな雰囲気で柵に凭れたら、熱された金属が肌を焼いて飛び上がり、格好が付きませんでした。ため息をついてふと見下ろすと、ある病棟の窓から内部が見えて、目をこらすと病室から廊下に棺が運び出されているのが目に飛び込んできました。

私はますます憂鬱になりました。それで、とぼとぼと病室に戻ると、点滴を引きずりながら歩いたせいで血が逆流してしまったらしく、看護師さんに怒られました。

落ち込みながら、歩き回って汗をかいたので着替えて、脱いだTシャツを流しで洗濯していると、明らかに大掛かりな手術をしたと思われる包帯ぐるぐる巻きの人がやって来ました。その人は壺のようなものを重たそうに持ってよろよろと歩いていて、とても怪しい人物のように見えました。それを流し台に置いて居なくなったかと思うと、しばらくして綺麗な花束を持って戻ってきました。壺ではなく花瓶だったのかと私は思いました。

その人にとって、かがみこんで花を花瓶に入れることも、蛇口をひねることも、そしてその後に運ぶことも難しい状態に思えました。普段は、困っている人に親切な行為をするのに随分勇気が要るのですが、その時は反射的に声をかけることができました。

病室のテーブルに花瓶を置くと、その人は小さな板(何回でも書いて消すことができる子供用のお絵かきボードがありますが、それに似ているものです)のようなものを取り出し「ありがとう、とても助かりました」と書きました。そして、手術をしてもう喋ることができないのだと続けました。私はその時初めて、その人が今まで一言も発していなかったことに気が付きました。

私は何故かその瞬間、自分を恥じました。しかし、そう思ったこ自体もその人に失礼で、恥ずかしく思いました。

視線を落とすと美しい紫色の花が目に飛び込んできて、見たことがない花でした。とても綺麗な花ですねと私は言いました。

その人は花の名前を教えてくれました。名前は聞いたことがありましたが、こういう見た目の花ということは知りませんでした。

そう言うと、好きな花なんです。母が持ってきてくれた。と答えました。

それからもう10年が経ちました。あの夏を過ごした翌年に、私は何とか滑り止めの大学合格しました。その後、機会にめぐまれて、大学院にまで進学することもできました。いわゆるロンダリングです。恥を忍んで正直に言うと、大学に入るまで大学院を存在することを知らなかったので、それを初めて知った時はなんだか謎めいた機関のように思えました。周りに院を出ている人などいなかったし、そもそも大学を出ている人も多くはありませんでした。今では、本の奥付に書かれた著者のプロフィールにX大学大学院X課程修了などと書いているのが目に入るようになりました。昔から色々な本をたくさん読んでいたはずなのに、きっと見えていなかったのでしょう。

20代前半で初めて東京に出てきて、育った環境の違いに打ちのめされたものでした。中高一貫学校出身の人々に囲まれて、私が初めからこういう場所で育ったならどうなっていたかなと考えましたし、今でも考えます奨学金の残りの返済額に憂鬱になることもしょっちゅうで、そういう心配がない人はいいなと思います。進学してから変な経歴を笑われたこともありましたし、ロンダだと陰口を言われたこともあって、そうした時は悲しくなりました。

でも、いつからか、自分自分人生をある程度コントロールできているのだという充足感があって、これは昔にはなかったものでした。ただ、これは、大学受験を乗り越えて「分断」を渡った(かもしれない)ことだけが原因ではないように思えます

何かがあって落ち込んだり、何かなくてもふと悲しくなったとき、あるいはただ呆けているだけのときに、あの夏の病院出会った包帯の人との出来事が、鮮やかな紫色の美しい花のイメージとともに浮かび上がることがあります普段は忘れていて、そのとき見たもの匂いや状況などがトリガーになって出てくるのでしょう。この情景はとても印象的ではあるのですが、別に感動的ではないし、大きく感情を動かされることもなく、さして貴重な体験だったという訳でもないように思えます

ただ、思い出したとき何となく心が凪いで、これは私だけが持っているものだと言う気持ちになります。多分ですが、自分にとって大事ものであるような気がするのです。そう思うと、タマル氏が言っていたことが理解できるような気がしました。

「俺が言いたいことのひとつは、今でもよくそつのことを思い出すってことだよ」とタマルは言った。「もう一度会いたいとかそういうんじゃない。べつに会いたくなんかないさ。今さら会っても話すことなんてないしな。ただね、そいつが脇目わきめもふらずネズミを木の塊の中から『取り出している』光景は、俺の頭の中にまだとても鮮やかに残っていて、それは俺にとっての大事風景ひとつになっている。それは俺に何かを教えてくれる。あるいは何かを教えようとしてくれる。人が生きていくためにはそういうもの必要なんだ。言葉ではうまく説明はつかないが意味を持つ風景俺たちはその何かにうまく説明をつけるために生きているという節がある。俺はそう考える」

2020-10-30

村上春樹読んだことないけど、村上春樹言い回しを見させられすぎて村上春樹が嫌いになってる

何言ってるかわからないと思う。

でも本当なんだ。

村上春樹は一冊も読んでない。読んだことがない。

でも村上春樹風の言い回しをあちこちで読まされすぎて、個人的には文学界島耕作みたいな作風でしょってなっている。

偏見だと思う。

でもやたらスパゲッティが出てきたり、

やたらやれやれと言ったり、

しょっちゅうそれに興味もないし何かを言う権利もないと言ったり、

自由尊重してるようででもそれに言及してる時点で言い訳がましいのか女々しいのかよく分からない、

そういったイメージになっている。

あの文体を見させられすぎて、村上春樹本当に嫌だなって感じになっている。読んだことないのに。

そして、もっとひどいのがノーベル文学賞取れない取れないと話題になるたびに

そりゃあん文体だったら人に好かれないし評価されないだろうと読んでない自分からも思われてる。

読んでない自分からそんな風に思われてるだなんて、なんて不憫なんだろう。

2020-10-26

イケメンの何が得ってなにをやってもサマになるってのはめちゃくちゃメリットだよな

成功した時はもちろんかっこいいし失敗してもかっこいいし

村上春樹の本にあったけど立ち小便してる姿もかっこいいって、そういうのほんとメリットしかない

俺たちが失敗して無様な姿見せてもただの日常しかっこいいとこ見せようと思ってもカッコつけてとバカにされるだけだし

イケメンになって鼻くそを食べる姿もサマになるように一度くらいなってみてええな

2020-10-24

吐き気を催す」ってホント

Twitterとかブコメとか見てると、犯罪者思考だったり政治家汚職だったりに対して「吐き気がする」「吐き気を催す」って書いてる人がメチャメチャたくさんいる

もちろん言葉の綾というか、実際に吐き気がしているってことはないんだろう、と思ったところで、やっぱりそういう決めつけはよくないなと思い直した

俺もそういえば村上春樹さんの『ねじまき鳥クロニクル』で人が生皮を剥がれるシーンを読んだ時はけっこう気持ち悪くなった それでも吐き気まではいかなかったが

グロさみたいな直接的なものじゃなく、思想気持ち悪さだけで吐き気まで引き出せる感受性を持つ人が実際にいる可能性は捨てきれない

本当に吐き気、してますか?

ここから愚痴

してねえなら書いてんじゃねえぞカスという思いは正直あります

あれだ ツイッターバズレシピで、クソどーでもいい3流のおつまみみたいなやつに「悪魔的」「箸が止まらない」「世界一うまい」つってんのと同じ嫌悪感だわ

吐き気ってかなりのもんだぜ?

風邪ひいてもわりと悪くならないと吐き気はしねえよ

排水溝がかなり臭くても吐き気まで行くことは稀 うっかりグロ画像みても、胸がボンリムカムカすることはあっても吐き気はせん

吐き気がするっていうのはすごいことなんだ

それをポンポンポンポン連発しやがって

どうせアレだろ 昔見た誰かの表現猿真似してんだろ 深く意味も考えねえでよ

ニュース読んで、多少の怒りは覚えつつも、バッチリ健康体、そのままカルボナーラでも豚カツでもなんでも食えるような元気いっぱいの体調で「吐き気」なんて書いてんだろ

お前は嘘つきだ ホラ吹きの虚言癖のクズ

なめてんじゃねえよ

本当に一度くらい吐いてから言ってみやがれ

2020-10-21

anond:20190414175516

このタイプの方がオーム真理教信者にもいらっしゃったように思います

参照:村上春樹(1998)『約束された場所で―underground 2』文藝春秋

2020-10-19

いよいよだぞ

村上春樹も、新海誠も29歳でデビューした。

わしもいよいよその時が近づいている。

2020-10-12

anond:20201012181929

わかる

三谷幸喜とか村上春樹というか、三谷幸喜とか村上春樹ファンの「俺らセンスあるっしょ?」感とそれに迎合した作品群が無理

タモリを月に移住させる署名運動問題点

Twitterで盛り上がってるタモリ(森田一義)を月に移住させる署名運動問題点について書き残したい。

素質

ノーベル文学賞カズオ・イシグロが選ばれたのは記憶に新しいが、それによって村上春樹は今後20年受賞の目は無くなったと言われている。何が言いたいのかと言うと、タモリが月の移住者に選ばれたら次の日本人移住者はだいぶ後になると言うことだ。75歳のタモリに月のアダムイヴ(またはイザナギイザナミ)の役割を担わせるのは、年齢的にかなり厳しいと思う。そうでなくても、タモリは長いことお昼の顔を務めていた事もあり、夜の象徴とも言える月の始祖にはイメージ的にもしっくりこない気がする。

環境

地球に優しく」というキャッチコピーがあるが、当然ながら月も同様に大事にしなければいけない。タモリ芸人になる前、ボウリング場支配人をしていた事がある。ボウリングボールはウレタン製が多いが、昔はプラスチック製のボールもよく使われていた。今レジ袋が今問題視されているが、レジ袋がダメボウリングの球が良い道理はない。そういう観点からタモリは月に相応しくないと思う。

安全保障

タモリ祖父満州駅長をやっていたらしい。駅長というとJR私鉄駅長想像しがちだが、満鉄駅長はそれらとはまったく意味が違う。満鉄鉄道を敷くだけでなく病院学校や様々なインフラを整備し、駅の周辺の行政権を持っていた。企業国家運営するSF作品はよくあるが、あの時代満州は既にそれを実現していたのだ。そしてタモリ祖父はその中で一定職務を務めていた。もしタモリ祖父のその才覚を引き継いでいるとしたら、それはある視点では適任だと言えるだろう。しかしいつ何時タモリ月の裏側軍事基地を建造し地球に侵攻して来ないとは言えない。

2020-10-09

anond:20201008134355

なんでや!w

ワイは心からプレシオザウルスで書かれた小噺が読みたかったやで。村上春樹ならたぶんさらさら書いてくれるはずやで!

2020-10-08

なぜネトウヨ村上春樹ノーベル文学賞を逃すと喜ぶのか?

ネトウヨ文学なら自然主義派で村上作品は作り物で文学じゃないと思っているのだろうか?

2020-10-03

次のノーベル文学賞にふさわしい日本人といえば誰になるんだろう。

うちら書店的には売り上げ的に見てやっぱり村上春樹なんだけれど。

多和田葉子が次なんじゃないかと言う人がぼちぼち周りに出始めて。

受章歴から作風からも多和田が近いのは分かるけど知名度が低い。

多和田葉子?知らん、で終わられては売り上げが見込めなくて辛い。

日本人の大多数が知っていて、世界の人にもぜひ知ってほしい作家

そういう人がノーベル文学賞を獲ってくれたらみんな幸せだと思う。

西脇順三郎以降に詩の分野で候補に挙がったという話はないけれど、

そろそろ日本詩人が獲っても良いのではと私は思っているのです。

となると、ここは日本人に知られた谷川俊太郎ではないでしょうか。

増田の皆さんがノーベル文学賞獲ってほしいと思う作家は誰ですか?

2020-09-20

note小説家になろう

髭男を水で薄めてパチモン村上春樹を2、3滴垂らしたみたいなの

ゾワゾワしない?

2020-09-13

富樫さんの漫画って雰囲気で過剰評価されてるよね。

雰囲気は良いんだけど話自体はよく読むとそこまで面白いってわけでもない、っていう。

村上春樹小説に似てる現象

2020-09-11

インターネットキッズに対する「OOしてそう」という罵倒が好き

ピンフスキー氏のツイート:https://twitter.com/hideyosino/status/1136252884020895744?s=20より)

こうした「OOしてそう」、は自身オタクくん(ここでは狭義の「オタク」、すなわち「何かにはまっている人」ではなく、「深夜アニメソシャゲなどの教養のあるインターネット住民」を指す)要素がある人間であればだれでも聞いたことがあるだろう。

私は、この「OOしてそう」という定型文が好きである。ここではこの定型文の魅力と応用例を紹介したい。

「OOしてそう」の魅力

そもそも私はインターネット((特になんJ例のアレ界隈))特有の「罵倒ネタ」が好きである

この「罵倒ネタ」とはどういうことかというと、例えばこういうのである

https://www.nicovideo.jp/watch/sm30714097

このように、罵倒エンターテイメントとして消費する場面では、皮肉ウィットに富んだ表現をすることが勝負となる(例えば、巨人小笠原金本蔑称シリーズなど)。

したがって、欧米ジョーク好きな人は「罵倒ネタ」との親和性は高いかもしれない。

その中でも私は「OOしてそう」という罵倒が好きである理由を述べよう。

このように手軽・上品に高いダメージを与える罵倒句、それが「OOしてそう」である

次では、その応用例を見ていこう。

君だけの「OOしてそう」をつくろう

この「OOしてそう」を作る際に問題なのは、この「OO」である

私が秀逸だと思う基準は、

この二点である

この基準に基づけばいろんなインターネットの人やキャラに対して「OOしてそう」作ることができる。

君も自分だけの「OOしてそう」を作ってお手軽に罵倒しよう!

使用

この筆者「OOしてそう」のテンプレート面白いとか思ってそう。それでは。

2020-09-05

世間常識と違うおれって異端

スイカに塩をかけても甘くならない

・耳垢は掃除しないと自然と出てこない

卵かけご飯別に美味しくない

牛肉固くてそこまで美味しくない

関根勤芸能界で一番安定して面白い

ハナレグミ歌手で一番才能がある

ビートルズの何がいいかからない

セブン中本カップ麺は店のよりうまい

東海オンエアのゆめまるは実は必要

プログラマは実は稼げない(年収400円)

村上春樹最高傑作風の歌を聴け

・ここ最近ワンピース面白い

夏目漱石はクソ、全部クソ

手塚治虫もクソ、特にブラックジャック駄作

2020-08-29

もしかして新海誠は誤解されているのでは

新海誠作風童貞臭いとか、童貞力が持ち味みたいな意見を度々目にしてきたが、

実際に新海監督のプロフィールを見てみると、小学校時代スピードスケートをやっており、

中学時代バレーボール部部長を務め、高校では弓道部所属していたそうだ。

大学時代童話サークルに入ったのが謎だが、その後は美人高学歴女優結婚している。

こんなの童貞どころか、むしろリア充のもの人生を歩んでいるように見えるのだが。

 

君の名は』を新海らしくない一般受け作品だという人がいるが、それはむしろ逆で、

海監督は『君の名は』で、ようやく自分らしいキャラクター世界を描くことができたのではないか

言の葉の庭』以前は、いかにも村上春樹岩井俊二の影響を受けている感じの、

恋愛セックス普通にありつけるようなリア充憂鬱ごっこ孤独ごっこにふける軽薄な作品ばかりだった。

海監督は自分を偽っていたのだ。新海監督は自分リア充であることを認めてリア充アニメ君の名は』を作り、

村上春樹岩井俊二のようなファッション孤独と決別したのだ。

2020-08-23

文豪の本を読んだことをステータスにしないでほしい

「太宰とか芥川とか泉鏡花とか川端康成とか読んだことないの?笑」ってなんやねん!!!!!!

本を読むのが好きだ。好きな作家特にいない。

本屋にふらっと入って、その時話題だったり平積みされてるのから面白そうなのを適当に選んで読む。

最近読んだ中では「蜜蜂と遠雷」とか「あきない正傳 金と銀」とかがハマって凄い面白くて一気読みした。ホームズとかも好き。

年代流行りの村上春樹は「騎士団長殺し」は50pくらいまで読んだもののどうしても合わなくて途中で売ってしまった。

けど、「遠い太鼓」はちょっと面白くて、1年くらいかけてちまちま読んだ。




そんなだから趣味読書ですって言っても良いと思ってるんだけど、

そうすると文豪の本をほとんど読んだことがないので、読書仲間の間ではなんとなく浮いている気がする。

読まず嫌いというわけでもなく、刺青とか堕落論とかは一応最後まで読んでみたものの、読み終わっても別になあ…っていう感じだった。

女生徒とか吾輩は猫であるも冒頭チラッと読んだけど、上がんなくて最後まで読めなかった。

文体が古くて読みづらいって言うか目が滑るって言うか。というのもあるけど、現代人が現代小説の方が好きなことって別に普通のことじゃないか

自分は当て勘で本を買っては当たったり外れたりしているけど、

それって自分にとってそうってだけで

他の人のハズレが自分にとってあたりだったり、その逆もあるってもちろん理解してる。

文豪文豪として扱われるだけの力があるんだろうなってこともわかる。


んだけど、やっぱり太宰治読んだことないよっていうと苦笑されたりするんだよな。

なぜか文豪の名著を読んだことってステータスになりがち。あれやめてほしい。

あと単純にあの重たい文体を楽しんで読めるのが羨ましいので、なんか読みやすくて面白いのがあれば教えてほしい。

2020-08-18

旅に出たくなる創作物

・【エッセイ深夜特急 / 沢木 耕太郎

・【小説ライ麦畑でつかまえて / J・D・サリンジャー

・【映画スタンド・バイ・ミー /

・【音楽】Trippin Life / Caravan

本、映画音楽なんでも良いから教えてクレメンス

追記: コメントで教えてもらった創作物を追加しました。 まだまだ募集中

・【CM】初代ゲームボーイCM

・【ゲームゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

・【エッセイニッポン居酒屋放浪記 / 太田和彦

・【クラシック巡礼の年 第3年 / フランツ・リスト

・【クラシック】版画 グラナダ / ドビュッシー

・【クラシックラプソディ・イン・ブルー / ジョージ・ガーシュウィン

・【クラシックローマの松 アッピア街道 / オットリーノ・レスピーギ

・【音楽1001のバイオリン / ブルーハーツ

・【TV水曜どうでしょう / HTB

・【アニメ宇宙よりも遠い場所 / よりもい

・【ゲームグランディア / ゲームアーツ

・【演歌三都物語 / 谷村新司

・【映画LIFE!/ ベン・スティラー

・【映画最高の人生の見つけ方 / ジャスティン・ザッカム

・【小説あやしい探検隊 / 椎名

・【小説マルコポーロの見えない都市 / イタロ・カルヴィーノ

・【コミック】ぱらのま / kashmir

・【コミック】ざつ旅 / 石坂ケンタ

・【コミックびわっこ自転車旅行記 / 大塚志郎

・【コミックメイドインアビス / つくしあきひと

・【コミックロケットマン / 加藤元浩

・【コミック水惑星年代記 / 大石まさる

・【コミック】片喰と黄金 / 北野詠一

・【コミックリアリズムの宿/ つげ 義春

・【映画プリシラ / ステファン・エリオット

・【TVドキュメント72時間 / NHK

・【映画グランド・ブダペスト・ホテル / ウェス・アンダーソン

・【音楽1/6の夢旅人2002 / 樋口了一

・【小説どくとるマンボウ航海記 / 北杜夫

・【小説羊をめぐる冒険 / 村上春樹

・【Webサイト】旅と執筆プログラミング

・【エッセイオーパ! / 開高健 

・【コミック】ヴィンランド佐賀 / 幸村誠

・【映画名探偵コナン 紺青の拳

・【音楽】シエノとレイン20形 / ADAM at

・【エッセイ第一阿房列車 / 内田百閒

・【バンドフリッパーズギター

・【バンドピチカートファイヴ

・【コミック】ぢるぢる旅行記インド編)/ ねこぢる

・【映画/小説モーターサイクル・ダイアリーズ / エルネスト・チェ・ゲバラ

・【映画/小説】イントゥザワイルド(荒野へ) / ジョン・クラカワー

・【エッセイ犬が星見た / 武田百合子

・【エッセイ】雨天炎天 / 村上春樹

・【作家池澤夏樹

・【音楽ハイウェイ / くるり

・【音楽】My Favorite Things / オスカー・ハマースタイン2世リチャード・ロジャース

・【音楽AMBITIOUS JAPAN! / TOKIO

・【ポスター青春18きっぷポスター

・【映画旅情 / デヴィッド・リーン

・【ラノベ/アニメキノの旅 / 時雨沢恵一

・【増田https://anond.hatelabo.jp/20190130014412

・【エッセイ】珍夜特急 / クロサワ コウタロウ

2020-08-16

anond:20200816114700

俺も今となっては村上春樹書籍を全部買って読んでるファンってことはリアルではなかなか言いにくい

2020-08-04

作者の発言公式設定なのだろうか

すこし前のことだが、とある掲示板で論争というかレスバトルになった。

議論テーマ一言でいうと「東方Projectで一番強いのは誰か」だ。

うん、まあなんだ、いい年した大人が顔真っ赤にして、バトるようなテーマではない。自分でもわかっているので、とりあえず、それは置いておいてほしい。

その議論において私はとあるキャラを最強だと推し相手は別のキャラを最強だと主張した。ここでは、その二人のどっちが真に最強か、とかそういうのはどうでもいい。私はここで最強議論をやりたいわけじゃないし、自分の思う最強キャラ推したくてこのエントリを書いたわけでもない。


私がひっかかったのは相手の主張のとある部分だ。

私には彼(あるいは彼女)の主張する最強説は根拠曖昧に思えたので、そこを突いた。彼はすぐさま反論した。曰く「ZUNがそう言ったから」と。

その後、いくつかレスが続いたのだけれども、彼が何をもって自分の推すキャラを最強と信じているかというと、要は「ZUNがそう言ったから」ということに大部分を拠っているようだった。


知らない人のために説明するとZUNというのは東方Projectの作者である

ZUNラジオかなにかのインタビューで、とあるキャラクターのことを「いままでのキャラよりずっと偉い。はるかに高位の存在」みたいなことを言っていて、それが彼らの根拠となっているようだった。


そのインタビュー自体は私も知っていた。

だが私はそれは根拠にならないと思っていたので「作者の言ったことは公式設定ではない。あくまゲーム公式書籍から読み取れることを根拠議論すべきだ」と書き込んだ。

そうすると即座に「なにを馬鹿なこと言っているんだ。作者の言っていることは公式設定に決まっているだろう」という反論が多数寄せられた。


最初レスバに勝ちたいからそう言っているのかと思ったけれど、どうもそんな感じでもない。

どうやら、彼らは本気で「作者の発言したこと公式設定」と信じ切っているようだった。

世の中には「作者の発言公式発言」と思っている人間が、思った以上に多いということである。私はなによりもその事実に衝撃を受けた。

しかし、そう思うのは勝手だけど、それを否定されたからといって自分馬鹿にされたかのように怒るのは意味わからん。なぜかこの私への反論レスはほかと比べても感情的になっている人が多かった)


はたして作者の発言公式設定なんだろうか。


私はそうは思わない。

作品の持つ価値とか主題かいったもの作品自身から読み取るべきであり、作者の発言はそこに含まれない。

はっきり言えば、作者が作品外で発言したことは、一個人発言と変わらないと思っている。参考資料ぐらいの扱いがせいぜいだろう。


仮に村上春樹が「『ノルウェイの森』は核兵器の廃絶をテーマにして書いた小説だ」と発言したら、その日からノルウェイの森』は核兵器廃絶がテーマ小説になるのか?

夏目漱石日記が見つかって、そこに「『坊っちゃん』は自然保護をうったえる小説だ」ってあったら、坊っちゃん環境保護小説になるのか?

いやいや、そうはならんでしょう。

だって作品内にそんなこと書かれてないもの


作者は作品の中で自分の主張なり、美意識なり、好き嫌いなり、といったこと、要は全てを表現しないといけない。

作品内でそれが表現しきれていないのに、別の場所で「あれは実はこれこれでね~」とか言ってもしかたがないんじゃないか

いや、別に言うこと自体はかまわないし、私もそういうの聞くの好きだけれど、それを作品の正当な解釈として扱うのは違う。


「作者の発言から」とそれを絶対的ものと考えるんじゃなくて、「ふ~ん、この人はこういう解釈なんだ」と、あくま解釈ひとつとして、相対的に扱うべきではないだろうか。

少なくとも私は、たとえ作者の発言であっても、それが作品から読み取れないことであったらノイズしか思えない。


無論、作品を産み出してくれた作者には敬意は払う。尊敬もするし、作品というのは作者のものだとも思う。しかし、それと「作者が作品外で発した発言を、その作品の一部とすること」は別問題である

追記

公式資料集は個人的には重視しない。ああいうのってたいていむちゃくちゃだし。作者のチェックなんかほとんどなしで編集者勝手に作ってるだけでしょ。

仮に作者ががっつり関わっているとしても、それが「作品から読み取れること」を補足するための資料足り得るのかどうかは物によるとしかいえない。

あくま重要なのは作品のものから読み解く」という姿勢であって、別に作者の発言公式資料集を否定しているわけじゃないのよ。「作者の意見は一個人解釈にすぎない」という前提さえ理解してくれるのであれば。

作品を読み解くにあたり有用だと思えば作者の発言も(参考資料として)採用すればいい。ただ問題は、そういうレベルで作者の発言を捉えている人間は少なくて、彼らは「作者の発言作品のもの」って思っているってことなんよ。

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