はてなキーワード: 感染症とは
のどれかでなければ話半分未満で聞くようにしている。
数日前に見つけた大木隆生氏の「大木提言(ver3)」は、その基準からすれば傾聴に値しそうだ。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3859177164173859&id=100002448400114
https://jikeisurgery.jp/wp-content/uploads/2021/01/COVID-19ver.3.pdf
(どちらのリンクも同内容)
大木隆生氏は、慈恵医大の外科統括責任者・対コロナ院長特別補佐。ベストドクター in NY (https://nymag.com/bestdoctors/ これ?)に4年連続で選出されているらしい。専門は感染症ではないけど、十分な実績と信任を持つ現場の人と言っていいだろう。
大木提言はFacebookでは現時点で2000件以上シェアされており、Twitterでも検索すると多くの人が反応している。反応は「私の実感と一致します!勇気が出ました!」「コロナ脳に読ませたい」と異口同音に絶賛だ。医療関係者も「理路整然とした重要な意見。さすが大木先生」といった口調で褒めそやしている。
でも僭越ながら、私はこの提言には論拠の弱さ・論理の飛躍を多く感じた。なのにそういう反対意見がSNS上には見当たらなかったので不安になっている。誰もやらないなら私がツッコみます。というわけで慣れない増田を書いてます。よろしく。
大木提言はかいつまめば「1. 感染者数が増えても実害はない」「2. 医療崩壊は起こらない」よって緊急事態宣言は意味がないので基本的な感染対策のみを行いながら経済を回せ、と言っている。この1,2について私の違和感を述べます。
何故そういえるのかというと、要は欧米と違って日本人にとってはコロナは死亡に繋がらず怖くないからだそうだ。ファクターXってやつですね。それがあるので、欧米の経験・政策・WHOの見解は日本の参考にはならないとのこと。
新型コロナは欧米においては恐ろしい感染症であるが、様々な理由から日本人にとっては季節性インフルエンザ程度の病気と位置づけられる。
それは日本での人口当たりの感染者数も死者数も欧米の約50~100分の一である事やオーバーシュートが一度も起こらなかった事など、過去1年間の経験とデータをみれば明白。
明白…? そのファクターXが何なのか、そもそもそんなものが存在するのかすら、結論って得られてたんでしたっけ?
大木氏が曖昧に言っている「様々な理由」つまりファクターXの内訳とは具体的には何なのか。調べてみると、2020/5版の提言に記述が見つかった。
http://www.japanendovascular.com/covid-19_proposal_Ohki.pdf (P10-11)
①BCG接種
②2020/1-2にステルス・オーバーシュートが起こり集団免疫が獲得された
を挙げている。
しかし①はこれまでの研究から棄却されているし(と思ってるけど違ったらごめん)、②は第2波・第3波の到来の事実を踏まえると非常に疑わしい。8ヶ月経って情報は大きく増えたが、他に「明白」といえるような根拠が見つかったのだろうか? 私はそういう根拠を知らないし、少なくとも「明白」の一言で済まされるような簡単なものじゃないと思う。そして、日本人が特別だという根拠が薄弱なのであれば、世界各国の現状・対策からの学びをあえて捨て去るのはリスキーすぎだと思うんだけど、ベストドクター的には違うんだろうか?
ちなみに大木氏、
上記を裏付ける事実として日本における2020年の死因別ランキングが示唆的である。2019年の死因ランキングに2020年の新型コロナによる死亡者数を挿入すると、新型コロナは第36位(11月末時点)。一方、季節性インフルエンザは2019年は31位(図2)。さらに、同様の手法で世界と米国の死亡原因ランキングを作成するといずれも新型コロナは死因第3位にランクインしており、日本人がいかに新型コロナに抵抗性を有しているかを如実に物語っている(文献4,5)
と言ってるんだけど、
の死者数比較を根拠にするのはガバすぎでは…!? さすがにこれは読んだ人の半分くらいはツッコめる部分だと思うんだけど、この感覚おかしい!?
要は「欧米(英国、米国)でも医療崩壊は起きていない。それより数十分の一の規模の日本で医療崩壊なんてありえない」という話をしている。
でも「欧米で医療崩壊が起こっていない」というのは事実として正しいのか?
医療崩壊の定義は当該診療科の医師が疲弊しているか否か、すべての患者がタイムリーに病院を受診できるか否かではなく、救える命が救えなくなったか否か
と大木氏は書いているので、その定義では少なくとも欧米については医療崩壊は「起きている」という結論になりそうなものだけど。
たとえば各国の状況を検証しているTwitterのツリーはこちら。
https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1347047822034685952
まあ欧米の状況は置いといて、日本で医療崩壊が起きているか?を問われたら、これは正直なところ私にはわからない。毎日医療崩壊のニュースが飛び込んできてるので感覚的にはヤバいと思ってるけど、実際は声の大きい現場の声ばかり聞いてて認識が狂ってるのかもしれないね。数字で語れるのは先の話なので保留したい。
大木氏によると、医療のリソースを余計に食い潰している原因は第二類感染症指定であり、それを五類に変えると改善するそうだ。これについてもそうかもしれないし、そうでないかもしれない。対立意見としては、高山義浩氏の「自治体によって柔軟に対応をカスタマイズできるので2類相当でも問題ない」という話がある。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3509866199066862&id=100001305489071
どちらにせよ門外漢なので、慈恵医大の対コロナ院長特別補佐に「医療崩壊は起こってない」と言われたら「ああそうなんですね」と黙るしかないんだけど…でもそもそも、論点が違うと思うんだよな。コロナ対策における医療崩壊の危険性について論じるべき点は「現状リソースが足りているか」じゃなく「いずれ感染が広がったときにリソースを維持できるか」ではないんでしょうか?
新型コロナの感染者数は指数関数的に増大する。しかし医療リソースはそうではない。だから実効再生産数を1未満に抑えないかぎりいずれリソースは破綻する。そして重症者・死亡者は3週間の遅行指標であり、その数字が出た時点ではもう手遅れになっている。
新型コロナとの戦いはそういう戦いだというのがすべての前提だと思ってるので、その観点に触れずに大丈夫と言われても全然納得できない。3週間後に何がきっかけで爆発してるかわからない以上、予兆が見えた時点で厳しい対策は必要だと思ってるし、大木提言はそこには何も答えられてないと私は思う。
(なお緊急事態宣言が「厳しい対策」として機能するかは別の問題です)
私が一番問題だと思ってるのは、こういう非賛同者の反論がネットじゅう探しても全然見当たらないということ。
「ヤバすぎ派」「騒ぎすぎ派」の対立みたいな記事が先日話題になったけど、もしかしてこの大木提言も「騒ぎすぎ派」が支持して内々で話題にしてるだけで、「ヤバすぎ派」にはガン無視されており視野にも入っていないんじゃないか。実際ブクマも全然ついてないし。
「ヤバすぎ派」「騒ぎすぎ派」の分断の問題は、それぞれの議論の前提自体が異なっていることだ。お互いの前提を共有して「この点は共有できるよね」「ここが意見の分かれ目だね」と止揚できればいいんだけど、お互いに殻にこもってしまうから議論が深まらない。結果、「コロナ脳」「正常性バイアス」とお互いを揶揄することしかできない。それは健全じゃないと思う。私はみんなが共通認識を持てる議論の土台をなるべく増やしたいし、そのためにはオピニオンリーダーには闊達に議論してほしい。
宮沢孝幸とか中野貴志みたいな明らかに専門外の連中ならただ単純に無視すればいいんだけど、大木提言はそれとは質が違う。何も情報がない状態で「この増田と大木先生をどっちを信用するか」と言われたら、私だったら実績ある大木先生を信用しちゃうよ。だから、もっとちゃんとした専門家に大木提言への反応をしてほしいと強く思う。
コロナが100年に一度という認識がそもそも甘い。感染症はこれからどんどん増えるよ。Nスペでも報道していた通り温暖化の影響もある。SARSやMARS、エボラ、ジカ熱など、予告編が充実していたのに、感染症のリスク対策を怠った政権の責任。
感情に流されず計算すると、外食1回1500円程度で感染症感染、そこからの二週間隔離、収入と治療と感染拡大のリスキーさを買うのはバカすぎる。
分かってるので友人たちからの白い目も受け入れる。別ライングループで陰口されても受け入れる。
割に合わない。
使い切れるかねえ。
https://toyokeizai.net/articles/-/208345?page=2
高齢化の進む先進国はどこでもそうじゃないか、と思われるかもしれませんが、そもそも健康保険というものが何のために存在するか(=国民による相互扶助)を考えると、税金をこれだけ投入しないと成り立たないというのはどこかオカシイと考える人が出てきても不思議ではありませんし、
実際高齢者への年金や医療提供を多少減らしてでも、大学や若者世代に公的資金を投入すべきという考え方はありうると思います。
(https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/20180526/1527308271)
また、例外的にアメリカでは医療への公的資金投入は非常に少ないです。オバマケアはそこをなんとかしようという政策と自分は理解していましたが。。。。
前提として、医療機関は患者が自分のところで対処できなくなると、より高次の医療機関へ搬送するという仕組みになっています。
この、「高次の医療機関」とは、専門医や設備がそろっていて、的確で集中的な治療ができる大病院、日本の場合、多くは公立の病院になります。
そして、公立病院は規模が大きく提供できる医療も高度ですが、絶対数が少ないのです。
つまり、新型コロナウィルス感染で重症になってしまうと、そもそもあてにできる病院は限られている、というのが正しい理解でしょう。
そして、その限られた「高度な医療機関」は、当然他の重病者(今すぐ治療しないと命にかかわる患者)も使いたいのです。
この部分の病院がヤバい、というのが、現状の都市圏における医療崩壊に対する正確な認識なのではと思います。
軽中等症だけみて重症になったら大病院に送れば良いんだけど、大病院のコロナ診療が崩壊している首都圏で重症になってもすぐにとってくれない可能性が高い。
元増田のこの記述は正確に現状をとらえているのではと思います。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72890
もともと厚生労働省(&財務省)は、1.に記した通り赤字の医療体制を、なんとか変えたいと思っています。
これが「地域医療構想」と呼ばれる改革プランで、小さい病院をつぶして集約したり、慢性期の病床を減らしましょう、というものです。
ただ、このターゲットになっているのは公立病院です。(民間病院には、国や都道府県は指示できない)
上記した通り公立病院こそがコロナ治療の要になっている現状に対して逆行しています。
厚生労働省(&財務省)は、今後、公立病院を中心とした病床削減の政策は見直さざるを得ないでしょう。
この記事では保健所の弱体化にも触れており、まさに日本のやってきた医療政策が今回のコロナ禍で完全に裏目に出ていることが示されています。
この記事では、どのような属性の病院で削減されているのかまでは記述はありませんが、上記したような「高度な医療を提供できる公立病院」の病床が削減されていることは想像に難くないでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/83dcfd661ebcd0b9b4fdbaa73401c41c9d818808
民間病院に対する指揮命令を、国や都道府県から行うことはできません。というか、できるという根拠となる法律がない、というのが正しい理解でしょうか。
(緊急事態宣言があれば、指揮命令ができる、という特措法の解釈もありえますし、実際小池知事をはじめとした各知事の行動はそれも目的の一つだったのでは?と思います。
しかし、夏場に感染者が少ない段階でそのあたりを準備していなかったのは知事側も国側も同じで、Gotoなんぞにうつつを抜かしていた、という誹りは避けられないのではとおもいます)
また、医師法にて、1・2類感染症(今回のコロナウィルス感染症)は、受け入れを拒否できるとされています。
当然、コロナ患者を受け入れれば経営が悪化するし、スタッフが院内感染するかもしれませんし、受け入れたくないというのが多くの病院経営者の本音でしょうね。
そんなのひどすぎる! とおっしゃる方、永寿総合病院で院内感染が発生したとき、何をしている!と思いませんでしたか? コロナ患者を受け入れた病院の看護士のボーナスが0になったのを見て、あんまりだ!と思いませんでしたか?
当然、病院経営側もそんな事態を避けたいと思っています。だから、受け入れない。合理的判断だと思います。
もちろん、善意からとか、医療者としての義務感から、受け入れを行っている病院も多いでしょう。
ただし、それらの病院では効果的・効率的な治療はできません。なぜなら、2.に書いた通り、各病院でそのような患者を診ることができる医師の絶対数が少なく、設備も限られているからです。よって、最終的には高度医療機関へ搬送せざるを得ません。
軽中等症だけみて重症になったら大病院に送れば良いんだけど、大病院のコロナ診療が崩壊している首都圏で重症になってもすぐにとってくれない可能性が高い。
医療崩壊しそうだから医療提供体制をいまからどうこうするなんて(日本政府には)無理無理の無理なので、みなさん行動変容をよろしくお願いします。
じゃないと本当にアメリカみたいになるよ。
毎日の感染者数報告がもはやエンタメと化しつつある東京の医療従事者だよ。
西の方の知事がテレビインタビューで「違う立場で生活している人もいる」って言ったらしくて泣けてきてしまった。
確かに言う通りだと思うよ。
自分ら医療従事者には、明日の生活がかかっている経営者たちの気持ちなんざ分からんだろうさ。
ボーナスカットだの何だのと騒ぎになってるけど、ありがたいことに自分の病院はそこまで給料減ってないし、そもそも自分は今までボーナスもらってたことなかったし、なんだかんだ言って明日の生活に困るような給料じゃない。
明日食べるものに気を遣わなくていい生活だからね。経営難にあえいでいる人たちの気持ちなんてわかってないんだろう。
「コロナで死んでもいいから経営を続ける」って思って生きてる人たちの気持ちなんて、自分みたいな人間にはわからないんだろう。
たとえ、外来で出会うのが「20人で飲み会したんですけど俺コロナですか!?」って喚く若者だろうと。
今にも人工呼吸器をつけそうな呼吸状態の患者家族に、「もうすぐ家族の結婚式なのでどうにかしてください!」って泣かれようと。
タバコの吸いすぎで肺ボロボロで、人工呼吸器つけようものなら肺が破裂してどうしようもなくなるだろう患者を前に、「うちの家族にもしものことがあったら訴えますよ!」って言われようと。
COVID-19において、医療従事者にできることなんて、そんなにたくさんはない。
デキサメタゾンだの、レムデシビルだのファビピラビルだの、トシリズマブだの、あれこれ報道されるけど、あれこれ投与してみるけど、こっちにできるのは「これ以上悪くならないでくれよ」って祈ることだけだ(体感としてデキサメタゾンはよく効くけど)。
経済団体が何を言おうと、政治家が何を言おうと、逆に医療従事者が何を言おうと、結局現場では運ばれてきた患者に数少ない選択肢を打ち込んで、あとはただひたすら見守るだけだ。
患者数がどうなろうと、重症者数がどうなろうと、医療従事者のやること、いや、できることは何も変わらない。できることを増やしようがない。
感染者数が急増してきてて、COVID-19はだいたい発症から6〜10日くらいで重症化するんで、多分来週か再来週くらいには重症者数が急増するんだろう。
これ以上感染者が増えて、重症者も増えて、第1波の頃のイタリアみたいに人工呼吸器が足りなくなったらどうなるんだろう。
病床が足りないなら五類感染症にしろとか、病床余ってるんだからもっと稼働させろとか、まだまだ医師の数はたくさんいるはずだとか、畑違いの人々どころか同じく医療従事者の方からも気が狂ったような論説が飛び交ってるけど、正直正気とは思えない。
五類感染症にしたら重症者が減るのか?減らんだろ。感染者を増やせば増やすだけ重症者は増えるぜ。
病床数を増やしたら解決するのか?ぶっちゃけ問題になるのは重症者なんだから、重症対応ができなかったら増やしたところで何の解決にもならない。ついでにCOVID-19対応の病床数を増やすっていうのは、その分その他の病床が減らされるってことだから、今まで入院できていたような病気が全部後回しになっても文句言わないでくれよな。手術が後回しになっても文句言わないでくれよな。
現場に医師を増やしたら解決するのか?重症管理舐めてんじゃねえぞ、その道の専門家が必要な領域だよ。門外漢を連れてきたところで邪魔なだけだ。
外来にきた発熱患者の鼻をPCR検査キットで抉りながら、入院患者の家族に「万が一の覚悟はしてくださいね」って言いながら、酸素を必死に吸ってる患者にかける言葉を探しながら、人工呼吸器につながって鎮静剤で眠っている患者をひっくり返しながら(腹臥位療法という)、とりあえず目の前にきたCOVID-19と戦ってきた。
一向に飲み会を自粛しない人々を見ながら、日に日に増えていく感染者数を見ながら、死ぬほど腰が重い行政を見ながら、「経済の問題がある」「明日の生活がままならない人たちがいる」「生活に困窮していない自分には何も言えない」と思って、とにかく患者の全身管理に努めてきた。
でも、「違う立場の人」からすれば、あの知事みたいな発言で終わってしまうんだなと思った。
自分は、「患者に寄り添えるような医療者になれ」って言われて育てられてきた。
そうあるべきだと思ってきた。
もっともな疑問だと思うので、地方大学病院所属内科医の自分が分かる範囲で想像も交えて回答しようとおもう。
コロナの治療だけど、たいていは感染症科もしくは呼吸器内科が中心となってコロナ診療チームを作って行っていることが多い。
だから病院内にはコロナ診療チームともともとの通常診療に分かれて同時並行で行っている。
コロナ診療チームだけでは手が回らなくなってくると通常診療をしている医師・看護師が応援として診療に参加する。
それで首都圏の今の状況はコロナ診療は病床・医療従事者が足らなくなって医療崩壊状態。
通常診療はまだ何とか保っている様子。保っているといっても、予定手術の延期などの影響が出ている。
コロナ診療を立て直そうとすると病床・医療従事者をコロナ診療に参加させるから、通常診療が止まってこのままだと通常診療も崩壊する危険がある。
重症コロナ患者は陰圧室じゃなきゃダメだけど、陰圧室も簡単には増やせないから病床確保も簡単ではない。
うちの大学病院も病棟一つコロナ専用にして何個か確保したけど、あとはほかの通常診療している病棟に何個かある程度。それも通常診療で使うこともある。
まだコロナ診療に参加していない医療法人経営の病院が参加すれば良いじゃないかと思うかもしれないが、医療法人経営の病院てのは中小規模病院が多い。
この中小規模病院には感染症科がある所は珍しくて、呼吸器内科が無い所もある。しかも陰圧個室があるところも少ない。
全部そろっているところはたいてい大病院じゃないかな。だから既存のコロナ診療病院は大病院が多い。
軽中等症だけみて重症になったら大病院に送れば良いんだけど、大病院のコロナ診療が崩壊している首都圏で重症になってもすぐにとってくれない可能性が高い。
治療もできない・送り先もない重症患者なんか診たい病院はない(私も嫌だ)。
だからコロナ診療に参加する医療法人経営の病院は少ないと思う。
公立病院は嫌だと思っていても、立場的に拒否できないからどうしてもコロナ診療が公立病院に集中する。
医療法人経営の病院でがん治療や脳卒中の治療は受けられるからそこは心配する必要はない。
たださっきも言った通り医療法人経営の病院てのは中小規模病院が多いから、選択できる検査や治療が少ないことがある。
コロナは単なる感染症じゃなくて、政治経済社会と複雑に絡んだ問題ですよね?その全体を俯瞰できる専門家なんていないでしょう。例えば、医者の言うことだけ聞いて、経済そっちのけで感染予防だけ行うのは、必ずしも妥当ではないですよね?関連する分野の人間が意見を表明しあって議論が進むことは、有意義だと思いますが。
私は、致死率と、重症化する確率が高いコロナウイルス(covid-19)が世界を蹂躙している世界線に住んでいる。
でもなんか、真実として「人は新型コロナでは死んでない」らしい。
えっ、そんな世界線があるんですか。教えて!!という気持ちになった。
自分が「コロナは利権ビジネスだ」という人と話す機会があったので、その印象を一度まとめておきたいと思った。
陰謀論に説得力があるとは思えなかったし今思ってないけど、私だって「新型コロナ感染症」関連のニュースを鵜呑みにしているだけかもしれないし、
何よりそこにどんな論理があるのか気になったので。
教えてくれそうな人から少し聞いたところ、こういうことらしい。
①ウイルス防護には効き目が薄いもの(マスク・アルコール)が推奨されている→謎
②PCR検査法は不正確であるものなのに、なぜ採用されているのか→不明
④しかし、どんな死に方をしてもコロナ関連死としてカウントされるよう政府から通達がある→煽られている
以上を踏まえると、
・ゆくゆくは大資本が得をする仕組みに「新型コロナ」という概念が利用されている
という感じになるだろうか。
①~③については、そーなのかーとにかく危険ではないのだね、という感想だが、
④が今一つ分からなくて、「政府と大資本が結託してる」ということなのだろうなと認識している。
私は、結果としては十分あり得る事だと思っているが、その人はそれが目的だと思っている、ということがお互いの違いなのだろう。
以上を踏まえてよく分からない点・聞いてみたい点
②救急搬送や予定手術に支障が出る状況、ないしは医療崩壊状態の医療機関は存在しているのか、いないのか
③あなたや私はコロナにかかったとしても大して症状は出ないため、安全ということでいいか
もう今はその人に質問できないんだけど。
陰謀論といえども、多くの人が信じるところには何かしらの魅力があるものだと思う。
でもそれは自分にはよく伝わらなかった。頭があまりよくなくて、壮大な話がうまく呑み込めないからかもしれない。
米・英の海外ニュースとか見てると少なくとも人はcovid-19で死んでいるように見えるけれども、どうも嘘らしい。
自分にはそうは見えないが・・・世界単位でフィクション映画でも撮ってるとしたらかなり平和なプロジェクトで素晴らしいと思う。
嘘ならいいのにな、とも思う。
私はcovid-19の存在を、感染力と致死率が高い凶悪なウイルスとして認識しているが、その人はそうではない。
自分は今のところ、後遺症などで味覚が無くなったり肺機能が落ちたりすること・いま死ぬことは大変困るし身近な人を困らせるし、
身近な人に難病・基礎疾患持ちが数人いるから私が罹ると人が死ぬ可能性があるし、
そもそもどのような重さのものであれ風邪はひきたくない臆病な引きこもり気質の人間なので、マスク・手洗い・消毒・うがい・引きこもり・その他感染症対策は継続して行う。
願わくばその人も、できるだけ風邪をひかずに生きていてくれればいいのだけれども。
なんだろうな、お互いが信じられるものを信じているだけの、この状況で抱くこの違和感は・・・
人の生死がかかっている(ように私が感じている)からかね。
普段は、信じたいものを信じていても、あんまりそこに生死は関わらんからね。関わると普段はニュースになる。
それが君の真実か、じゃあ勝手にやっとけって言って放置すると、どこかで人が死ぬ気がするから、モヤモヤするのかなぁ。
でも、「それだと今以上に人が死ぬかもしれないんだ」ってその人に直接言ったら、「あなたは踊らされている」で終了する気がする。
たかが陰謀論、って馬鹿にしたり放置したりしてるとなんか痛い目を見る気がする。その人はいわゆる隣人なのだ。
間接的に、結果的に、私はこの人に殺されるのでは?と思っているのかもしれない。
それだけの影響力を私に対して持つ以上、その内容を信じるかは別として、論理を分かりたいんだけど、
よく分からなかった。
緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表・長谷川の考え方(2021年1月7日現在)
2021/01/07
緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表・長谷川の考え方
2021年1月7日現在の状況におきまして、当社は宣言が発令されても営業は平常通り行う予定でございます。
私はそう思えません。
緊急事態とは「国民の生命」、「健康」、「財産」、「環境」に甚大な脅威となり得る事態と認識しております。
幸いなことに日本における新型コロナによる死者数は米国と比べると約40分の1と極端に少なく、
東洋経済オンラインによりますと累計で3,718人。(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/ 1月5日現在)
比較として2018年の「季節性インフルエンザ」の死者数は3,328名。
大流行した1998年〜1999年は約10倍の35,000人程の方々が亡くなっている。
また、新聞にも出ていましたが、厚生労働省の人口動態統計速報によると、2020年10月までの総死者数は2019年と比べて約14,000人減少したとのこと。
一番の理由は、インフルエンザの感染が抑えられ、その死者数が激減した事だそうです。
⑵ ロックダウンを徹底している国々で感染が下火にならず、「時短」や「休業」が感染をコントロールするのに効果ないのは世界規模で証明されていると思っているからです。
これに対して(パニックを起こして)、医療崩壊とおっしゃっている国や自治体の関係者、感染症専門家の方々は何の準備もしていなかった?
また、死者数は米国などの約40分の1しかいないのに、なぜ医療崩壊?
⑷ 今の行政からの協力金やサポートでは時短要請に応えられません。
飲食で19時までの飲食の提供、20時までの営業では事業の維持、雇用の維持は無理です。
それにしてもコロナのことしか考えない人が1年経っても絶えない。
チェックポイントをいくつか考えたので、自己診断をしてみてほしい。
飲食店がやるべき対策って「会話してる客を追い出す」ことだったんだよね。
それをやらなかった結果、現在がある。
アルコールで入店前に、手をシュッとやるだけって居酒屋しかなかったよ。
客を個室に入れたあとはマスクを外してぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーと騒いでいてもノータッチ。
それで、「感染症対策やっているのに。我々だけ悪者にされている」って、それは都合良すぎるよね。
「感染症対策のためにマスクを外して会話をしている客がいたら出禁にする」って店がないんだよね。
それがあるべき姿なのに、どんな飲食店も大半は見て見ぬ振りをしてた。
だから危なくて入れないんだよ。
パーテーションで囲おうが、マスクを外して会話する客を追い出さない限り、飲食店の感染は増え続けるよね。
だから最初は「マスクを外して会話をする、キャバクラ、ホストクラブ」だけで感染が広まった。
「すべての感染症対策をしているのに。どうして」ってテレビで被害者ぶってけれども、やるべきことは「マスクを外して会話してる客を追い出すこと」だけ。
でもそれをやってる店屋はないよね。
ギリギリの人数を体力の限界まで使い倒すことで「格安の国民皆保険」を維持してきたツケだからね。
でも、そういう政権を支持してきたわけでしょ。
のどっちかなわけよ。
それを考えたら、感染症が蔓延している期間ぐらい、経済とめて我慢する方が安上がりかも知らんよ。
日本人はPCR検査について、どうも間違った知識の方が未だに多いと思われる。
(高名な感染症医が間違った事を言って、訂正していないため)
PCR検査は解析で分かってるゲノム配列との「部分一致」で判定する。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/NC_045512
配列が一致した時だけピカーと光る薬剤を混ぜて、温めるだけ。
温めるとウイルスが増幅されて、より光る反応が増える。
何回かループ(40回など)を繰り返して、光の反応の増え方で判定する。
rubyで書くとこんな感じと思われる。
for i in 0 .. 40 if input =~ /LVATAEAELAKNVSLDNVLSTFISAARQGFV/ flag = 陽性 else flag = 陰性 end end
ゲノム配列は初期の中国製薬剤には他のウイルスに反応するものもあったが、
PCRの判定自体(採取は除く)は特異度、感度共に100%と(日本以外では)されており、
こういった原理から考えると、検査精度的な偽陽性は発生しない事がわかると思う。
検体採取だけの問題で、ウイルスが上手く取れれば100%反応するし、取れないときは反応しない。
おそらく分科会の言ってることは全て守っている。
しかし、ここでもうだめだと思うようになった。
感染症対策をまともに守らない人間が広げているということに徒労感を感じる。
酒を飲んで騒いだりしている人間がいるということが、もうダメだ。
つらい。
世間の95%の人間は感染を広げていない。残り5%が問題なのだ。
だから、その5%を徹底的に縛ってしまえばいいのだ。残り95%は関係ない。
そんな考え方に陥っていたら、自分は狂っていた。
とりあえず病院に行く。
居酒屋が時短営業の被害者ポジションを取り続けてるが、じゃあ感染対策を重視した運営されてるかっていうと全然してないよ。
客がマスクせずに飲食の合間にギャーギャー騒いでるのを見ても放置してるじゃん。
ホストクラブで感染が広まったのは、結局緊急事態宣言時にマスクを外して酒飲んで大騒ぎするのがホストクラブだけだったってこと。営業を再開した居酒屋が、酒飲んでマスクせずに大騒ぎしてる客を追い出して出禁にするかっていうと、そこは「お客様は神様です」で見て見ぬふりをしてるんだよね。
それが感染対策をしてる店だと安心して行った途端、ぎゃーぎゃーぎゃーと大声で客がマスク外して騒いでて逃げ出すしかないってケース。「予約したコースの代金払うから帰る」って逃げるしかない。
新型コロナウィルス感染症で大変だというのは同情する。しかし「感染症対策をやっている居酒屋」も結局マスクを外して客が騒いでるから無意味なんだよね。
騒いだ客を追い出すかっていうと追い出さないし、客も店も「感染対策をしてるふり」で誤魔化してる。
食事中に会話する客を追い出してくれ。
そうでないならなんの意味もない。
アルコールで手を消毒してもマスクを外して大騒ぎする客がいたらなんの意味もない。
安心して外食できるって対策してる店に行ってこのザマだったら金だけ払って逃げることしかできない。飯食いながら会話する客を追い出してほしい。
きちんとやれ。本当に。