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2021-08-03

毎日新聞記事がしれっと無断で書き換えられている。

医療関係の、しかも国を挙げての非常事態に関する内容において、飛ばし記事にはしっかり訂正の断りを入れてほしいものです。

記事

入院患者以外は原則自宅 政府宿泊療養を限定 感染加地

https://news.yahoo.co.jp/articles/edd30c6822606bf8869572c6ddb5906922e957c1

新型コロナウイルス感染症への対応厚生労働省は2日、感染者の多い地域では原則入院対象者重症患者特に重症リスクの高い人に絞り込み、入院しない人を原則自宅療養とすることを可能とする方針公表した。

無理やり修正したためにタイトルが「入院患者以外は原則自宅」と進次郎構文になっていますが、それはいいとして。

記事

中等症や軽症者は自宅療養を基本」 政府、病床確保方針

https://archive.md/20210802095036/https://news.yahoo.co.jp/articles/edd30c6822606bf8869572c6ddb5906922e957c1

政府は2日、新型コロナウイルス医療提供体制に関する関係閣僚会議を開き、病床の確保に向けた方針とりまとめた。

重症者については入院のための病床を確保するが、中等症や軽症者に関しては自宅療養を基本とする内容で、感染者増による医療提供体制の逼迫(ひっぱく)に備える。

日経や時事でも、

重症患者リスクの高い方は確実に入院できるように病床を確保する。それ以外の方は、症状が悪くなればすぐに入院できる体制を整備する」

とされています

ちなみにそもそも「中等症」自体入院必要とされる段階の症状なので、これを全て自宅療養と述べたのだとすれば、大問題ですね。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引きの重症度分類等について

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000672044.pdf

重症度分類 臨床症候診療ポイント
軽症・SpO2≧96%• 軽症患者のうち、リスク因子※1のある患者入院必要
急速な病状進行に備えた診療巡回必要
中等症Ⅰ・93%<SpO2<96%
息切れ肺炎所見
入院の上で慎重な観察が必要
1日3回のバイタルチェック(呼吸数、脈拍数酸素飽和度)、症状を訴えない低酸素血症を見逃さな
重症化早期発見のための一般血液生化学、尿検査等の実施
・抗ウイルス薬の投与を考慮
中等症Ⅱ・SpO2≦93%
呼吸不全あり
【中等症Ⅰの患者への対応に加えて】
酸素投与が必要動脈血液ガス分析検査呼吸不全病態評価
ステロイド適応外薬のトシリズマブ投与も検討
敗血症や多臓器不全の併発※2に留意必要
肺炎の進行状況を確認のため、血液ガス検査画像検査必要性を判断し、実施する必要
SpO2が保てなくなった場合は人工呼吸への移行を考慮し、実施
重症重症肺炎さらに】
ICUにおいて、人工呼吸器管理必要
・ECMOや血液浄化療法、血栓症対策実施

問題は「重症患者リスクの高い方『以外』」の方が、どこまでを指すのかですが、

中等症Ⅰでも「リスクの高い方」に分類するなら、従前と変わりないように思えますし、

楊井氏のコメントにもあるように、そもそも中等症に係る入院基準あいまいで、自治体任せだったとの指摘もあります

自宅療養者にパルスオキシメーターが配布されたという情報もあったので、

「中等症も自宅療養」はデマだとしても、軽症と中等症Ⅰの基準を調整して、医療逼迫を乗り切ろうということなのでしょう。

「1年もあったのに何してたんだ!」と怒っても、仕方ありません。

医療従事者は1年では増やせないので、しっかり行動制限しましょうとしか

いずれにしても今更ながら、毎日新聞医療関係記事についてはまず眉に唾付けて受け止めるべきだと、改めて確認した次第です。

2021-01-09

知事発言で完全に心が折れてしまった

毎日感染者数報告がもはやエンタメと化しつつある東京医療従事者だよ。

西の方の知事テレビインタビューで「違う立場生活している人もいる」って言ったらしくて泣けてきてしまった。

かに言う通りだと思うよ。

自分医療従事者には、明日生活がかかっている経営者たちの気持ちなんざ分からんだろうさ。

ボーナスカットだの何だのと騒ぎになってるけど、ありがたいことに自分病院はそこまで給料減ってないし、そもそも自分は今までボーナスもらってたことなかったし、なんだかんだ言って明日生活に困るような給料じゃない。

明日食べるものに気を遣わなくていい生活からね。経営難にあえいでいる人たちの気持ちなんてわかってないんだろう。

コロナで死んでもいいか経営を続ける」って思って生きてる人たちの気持ちなんて、自分みたいな人間にはわからないんだろう。

たとえ、外来出会うのが「20人で飲み会したんですけど俺コロナですか!?」って喚く若者だろうと。

今にも人工呼吸器をつけそうな呼吸状態患者家族に、「もうすぐ家族結婚式なのでどうにかしてください!」って泣かれようと。

タバコの吸いすぎで肺ボロボロで、人工呼吸器つけようものなら肺が破裂してどうしようもなくなるだろう患者を前に、「うちの家族にもしものことがあったら訴えますよ!」って言われようと。

COVID-19において、医療従事者にできることなんて、そんなにたくさんはない。

デキサメタゾンだの、レムデシビルだのファビピラビルだの、トシリズマブだの、あれこれ報道されるけど、あれこれ投与してみるけど、こっちにできるのは「これ以上悪くならないでくれよ」って祈ることだけだ(体感としてデキサメタゾンはよく効くけど)。

経済団体が何を言おうと、政治家が何を言おうと、逆に医療従事者が何を言おうと、結局現場では運ばれてきた患者に数少ない選択肢を打ち込んで、あとはただひたすら見守るだけだ。

患者数がどうなろうと、重症者数がどうなろうと、医療従事者のやること、いや、できることは何も変わらない。できることを増やしようがない。

感染者数が急増してきてて、COVID-19はだいたい発症から6〜10日くらいで重症化するんで、多分来週か再来週くらいには重症者数が急増するんだろう。

これ以上感染者が増えて、重症者も増えて、第1波の頃のイタリアみたいに人工呼吸器が足りなくなったらどうなるんだろう。

病床が足りないなら五類感染症にしろとか、病床余ってるんだからもっと稼働させろとか、まだまだ医師の数はたくさんいるはずだとか、畑違いの人々どころか同じく医療従事者の方からも気が狂ったような論説が飛び交ってるけど、正直正気とは思えない。

五類感染症にしたら重症者が減るのか?減らんだろ。感染者を増やせば増やすだけ重症者は増えるぜ。

病床数を増やしたら解決するのか?ぶっちゃけ問題になるのは重症者なんだから重症対応ができなかったら増やしたところで何の解決にもならない。ついでにCOVID-19対応の病床数を増やすっていうのは、その分その他の病床が減らされるってことだから、今まで入院できていたような病気が全部後回しになっても文句言わないでくれよな。手術が後回しになっても文句言わないでくれよな。

現場医師を増やしたら解決するのか?重症管理舐めてんじゃねえぞ、その道の専門家必要領域だよ。門外漢を連れてきたところで邪魔なだけだ。

外来にきた発熱患者の鼻をPCR検査キットで抉りながら、入院患者家族に「万が一の覚悟はしてくださいね」って言いながら、酸素必死に吸ってる患者にかける言葉を探しながら、人工呼吸器につながって鎮静剤で眠っている患者をひっくり返しながら(腹臥位療法という)、とりあえず目の前にきたCOVID-19と戦ってきた。

一向に飲み会自粛しない人々を見ながら、日に日に増えていく感染者数を見ながら、死ぬほど腰が重い行政を見ながら、「経済問題がある」「明日生活がままならない人たちがいる」「生活に困窮していない自分には何も言えない」と思って、とにかく患者の全身管理に努めてきた。

でも、「違う立場の人」からすれば、あの知事みたいな発言で終わってしまうんだなと思った。


自分は、「患者に寄り添えるような医療者になれ」って言われて育てられてきた。

そうあるべきだと思ってきた。



患者に寄り添うって、何だろうな。もうわからん

2020-12-16

【全文翻訳】イベルクチンはCovid-19を治療するための奇跡の薬?

【全文翻訳ピエールコリー博士上院証言:イベルクチンはCovid-19を治療するための奇跡の薬?

なぜ私たち以外の誰もが気にしないのか... WTF

The Auto Channel

原文URLhttps://www.theautochannel.com/news/2020/12/10/922677-senate-testimony-dr-pierre-kory-ivermectin-miracle-drug-to-treat.html

編集者の嘆願。それは研究する価値があるのではありませんか?

COVID-19の予防と治療におけるイベルクチン有効性を実証する新興のエビデンスレビュー研究(PDF)

証言 聖路加オーロラ医療センター准教授 ピエールコーリ医師

国土安全保障委員会会議の前に COVID-19の早期治療に注目

2020年12月8日

COVID-19に対する効果的な早期治療重要性と必要性に注目していただくために、ジョンソン上院議員と委員会の皆様に感謝の意を表すことから始めたいと思います。私は個人医師としてだけでなく、私の非営利団体である「Front-Line COVID-19 Critical Care Alliance」を代表して、本日お話しさせていただきます

私たちは、多くの人と同様に、効果的なワクチンの開発に成功したことに非常に励まされていますが、ワクチン以外の効果的な早期治療、在宅治療、予防治療選択肢についての指針や研究がほぼ完全に欠如していることに愕然としています私たち病院10万人以上のCOVID-19の患者入院して溢れており、毎日のように記録的な死亡者が報告されていますワクチン一般に配布されるまでには数ヶ月、この危機に十分な影響を与えるにはさら時間がかかると思われますので、効果的な早期治療必要性を強調したいと思います。私の所属する重症治療専門家組織は、このウイルス病気プロセスについての洞察を得て、効果的な治療プロトコルを開発するために、約9ヶ月間、科学的文献を精力的に検討してきました。その間、私たちはCOVID患者でいっぱいの集中治療室で長時間働いていました。私は、5月委員会の前でMATH+病院治療プロトコールについて証言できたことを誇りに思っています。この治療プロトコールは、その組み合わせ療法のほぼすべての構成要素が臨床研究検証されており、治療プロトコールの影響に関する詳細と報告書は、数日以内にJournal of Critical Care Medicineに掲載される予定です。

ポール・E・マリ教授率いる私たちグループが、COVID-19の予防と早期治療のための非常に効果的なプロトコルを開発したことを、私はここに報告することができ、大きな誇りと同時に大きな楽観主義を持っています。ここ3-4ヶ月の間に、新たに発表された論文は、抗寄生虫剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤と呼ばれるイベルクチンの深遠な有効性についての決定的なデータ提供しています私たちプロトコールは、これらのデータ確認した後、最近になって作成されました。ほぼすべての研究で、イベルクチン治療効果安全性が、この薬を服用しているほぼすべての人の感染病気の進行を防ぐことが実証されています

先に進む前に、そもそもこのヒアリング必要とされてきたわが国の治療対応には2つの重大な欠陥があることに注意を喚起したい。ヒドロキシクロロキンに対する初期の関心と研究のほかに、すでに存在する安全で低コスト治療薬の使用研究するための重要な取り組みを見つけることができません。私たちが全国規模で観察した唯一の研究治療の焦点は、レムデシビルモノクローナル抗体トシリズマブなどのような新規または高コストの薬剤設計製品であり、そのような治療法はすべて数千ドル費用がかかります。これは、Covid-19について議会相談したある医師が「低コスト治療法の価値をどうやって証明するかという問題議会蔓延している」と結論づけたときに出された結論と一致しています。もう一つの障壁は、私たちのページが繰り返しブロックされているフェイスブックや他のソーシャルメディア上で重要科学情報を発信しようとする私たちの試みのすべての検閲でした。最後に、既存タスクフォースに臨床の専門家がいないことが、効果的な治療法の特定の進展をさらに妨げていると考えています私たちの専門的な臨床医グループスキルセット、臨床知識ベース患者ケア経験類似しているメンバーほとんどいません。既存メンバーはすべて、大規模な医療機関の医師リーダーであるか、研究バックグラウンドを持っているようである。多くの人はキャリアの中で患者ケアのベッドサイドでの経験があるはずですが、今回のパンデミックの間にCOVID-19の患者のベッドサイドに相当の方法で立ったことがある人はほとんどいないようです。私たちのような専門の臨床医パネルには大量の貴重な見識と知恵があり、COVID-19におけるイベルクチンの絶大な効力を最近発見したことを共有できることを大変嬉しく思っています

ベルクチン安全性が高く、広く入手可能で、低コストである。その発見ノーベル医学賞を受賞し、すでにWHOの "世界必須医薬品リスト "にも掲載されています現在20以上のよく設計された臨床試験データがあり、そのうち10試験無作為比較試験で、どの試験でも感染率の低下、回復期間の短縮、入院の減少、死亡者数の大幅な減少など、大きな規模と統計学的有意効果が一貫して報告されています。この臨床データは、複数基礎科学、体外および動物実験によっても裏付けられています。1週間前に完成した我々の原稿は、ほぼ毎日のように新しいイベルクチンの陽性研究が出現しているため、すでに古いものとなっています。この原稿は、医療プレプリントサーバーOSF(Open Science Foundation)に掲載されており、こちら(https://osf.io/wx3zn/)、または当組織ウェブサイトwww.flccc.netからダウンロードできます博士号を取得した研究者や科学者のグループ執筆した、より更新されたメタアナリシスレビューは、2020年12月4日時点でのすべてのイベルクチン研究を含み、c19study.comのウェブサイト掲載されていますhttps://ivmmeta.com/

これらのデータは、イベルクチンがCOVID-19に対する効果的な「奇跡の薬」であることを示している。その効果の大きさは、世界中の多くの地域寄生虫疾患に対してノーベル賞を受賞した歴史的な影響に似ています。イベルクチン発見に貢献した製薬会社であるメルクは、この薬が最初に発売された時からWHO寄生虫撲滅プログラム支援するために、何億回もの投与量を無料寄付していることに注目すべきでしょう。私たちは、COVID-19の惨劇から地球を根絶するためには、同様のイニシアチブ必要であると信じています私たちグループは、この金曜日12月4日ヒューストンユナイテッドメモリアルメディカルセンター記者会見を開き、"Call to Action "を発表しました。私たちは、イベルクチンに関する科学的根拠の高まりを迅速に評価し、それに応じて治療ガイドライン更新するために、私たち国内および世界医療機関と指導者たちに正式要求を行いました。私たちは、イベルクチンに関する最後治療勧告8月27日のものであり、NIHウェブサイトでは、イベルクチン臨床試験でのみ使用することを推奨しており、当時は臨床研究が不足していたため、「専門家意見」としてその勧告に基づいていることに注目しました。今ではイベルクチン有効性を報告している研究豊富にあります記者会見私たちは、治療法の推奨がなされ、それによって何千人もの命が早く救われることを期待して、このエビデンスの迅速かつ最新のレビューを行うよう呼びかけました。記者会見は、世界中のほぼすべての国にAP通信ユニビジョンを介して放送されました。ウガンダ政府の保健省は現在私たち治療プロトコルを国の治療ガイドラインに組み込むことを意図して、私たち原稿レビューしています。それが48時間後の現在、広く共有されているにもかかわらず、私たちには何の連絡もありません。

 
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