はてなキーワード: 喪女とは
「女同士で助け合って暮らしたい」などとわざわざ口にする女に限って、実際には普通に男性と法律婚(それも男性の中でも高学歴高収入でハイスペックな相手と)
している現実を嫌と言う程見てきたから、その手の言説は本当に醒めた気分になる。
別に、恋愛も結婚も個人の自由だから、男が好きで男と結婚するのは勝手にすればいいよ
でもそれならば心にも無い「女同士で暮らしたい」なんて美辞麗句を言うな
まあ彼女達は分かってるんだよね、そういう台詞を言った方が「男を求めるけれど男から必要とされない惨めな女」にならずに済んで
つまり女達の言う「女同士で助け合って暮らしたい」は何処までも、
「私は積極的に男を欲しがるビッチでもなけれぱ男にモテない喪女でもありません。無欲でモテて価値がある女です」という、対男用のアピールに過ぎない
22年の年末は久々に学生時代の友人と会って飲んだんだけど、出てくる話題が結婚とか子どもとかマイホームで、今時間差でダメージを受けている。
学生の頃にぼんやりと考えていた「自分はこの頃には結婚するだろうな〜」と思っていた歳になってしまい、多少傷はついていたんだけど、今回の飲み会でマジで自覚させられてしまった。
けして喪女ではない(と思う)し、本気出せば結婚できる!と思っているが(バカの発言)、結婚への意欲が無いというか……。
自分にはやりたいことがあって上京してるし、好きな人を追いかける日々で、今のところ正直満たされている。
結婚してしまえばこのふたつをいっぺんに失う(諦める)ことになってしまうから、そこまでして結婚したいか?と言われると、う〜んなる。今も幸せなんだけど、でもその幸せって、心の遠いところで幸せになっている感じなんだよね。年末の飲み会はすごくアットホームで楽しくて、きっと近くにある幸せってこんなんなんだろな〜って感じちゃった。
そこで素直に「じゃあそっちの幸せを目指そ!」ってなれればいいんだけど、自分は全然シフトチェンジできない。出来たところできっとすごくモヤモヤが残って、常に心のどこかで『ワンチャン』を狙うようになってしまう。
今までの人生常にそんな感じで、人並みには何かをできるからそれなりの技術も得たと思ってるけど、『これだ!』ってものを習得・獲得できてない。きっとそれは人によって、仕事や結婚相手ややりがいになるんだろうけど。自分にとって『これだ!』と思うのは、本当に果てしないゴールで、辿り着けるかも分からないから、余計に不安になってフラフラしちゃう。そんな中で提案された『身近な幸せ』ってすごい誘惑なんだよね。それは全部悪い事じゃないし、人類みな幸せであれって感じなんだけど、自分がそれを受け取るのは、なんだか、なんか違う……って思っちゃう……。抗ってる自分がしんどいし、抗う意味ある?何と戦ってるのさ?とか思ってしまうわけ。私が知りたいよ。なんでこんなにその幸せにシフトチェンジしないのかをさ。
……増田に書いたらちょっと落ち着いてきた。とにかくアラサー女子に結婚の話題はなんだかんだでダメージを負うようです。
増田の仕様よく分かってなくて変な感じになってたのでアップし直した。
コメントくれた人ありがとう。『下方婚』の意味わからなくて調べた。またひとつ賢くなった……。
下方婚意識したことなかったな〜。結婚の出会いの場って、なんとなく職場とか趣味とかそういうところのイメージあったから、あんまりステータス意識してないかも?……と言いつつ、なにか惹かれるものがあれば惹かれてしまうよね。それが収入、才能、学歴……とかなんなのかは知らないけど……。
人によっては「2時間とか長すぎ」って思われそうだけど、増田はスマホ廃人なもんで・・・
ながらスマホだけでも辞めたい、あと意味もなくtwitterのトレンド眺めるとかの無意味な時間をなくしたい
ちなみにタブレットとかPCの時間規制する気はないから別にデジタルデトックスとかにはならない
お楽しみに♡
さすがに今年はやる気だしますわ
はたして増田はどれだけを実現させられるのか?!
正解は、1年後!
月 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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01 | 76911 | 7473133 | 97.2 | 42 |
02 | 75299 | 6531830 | 86.7 | 38 |
03 | 71202 | 6653992 | 93.5 | 41 |
04 | 76147 | 7274615 | 95.5 | 42 |
05 | 74828 | 7187392 | 96.1 | 41 |
06 | 74723 | 7481541 | 100.1 | 43 |
07 | 87558 | 8381360 | 95.7 | 42 |
08 | 73931 | 7404282 | 100.2 | 42 |
09 | 70109 | 6703363 | 95.6 | 41 |
10 | 77557 | 7523511 | 97.0 | 43 |
11 | 70704 | 7036899 | 99.5 | 44 |
12 | 75036 | 7582951 | 101.1 | 43 |
1年 | 904005 | 87234869 | 96.5 | 42 |
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時間は止まらない。ハレルヤ・チャンスは来なかった。一度だけスポットライトを眩しく感じて、もしかして、と、一縷の希望を抱いてみたりしたけれど、キザなシルクハットの初老の妖精が私の前に現れることも、テーブルの芽キャベツを摘んで飲み込み、私の過ちを揶揄することも、「後悔しているか」、と問われてどうしようもなく狼狽える瞬間も、ついに空想のままで終わった。当たり前だ。
彼女は数少ない私の貴重な友達の内の一人だった。そしてそんな私とは反対に、彼女にはたくさんの友達がいた。学生時代というのはこの世で最も尊く煌めいて、同時に最も残酷な数年である。特に女の人生にとって。
女の子は可愛ければ自然に友達ができる。綺麗な女は同性の好意さえ簡単に集める。綺麗でなくては、女の子の特別にはなれないのだ。というのは、私が散々惨めな高校生活を経て脳裏に刻み込んだ偏屈極まる私見である。器量が悪くても幸せな女など無限に存在していることに薄々いや割合はっきり勘付きながら、私はなんとブスであることに諦めがつかないとんと哀れなブスだった。要するに学校で一番痛ましい存在である。悲劇はブスに生まれた所からではなく私だって美人になりたいと望み始めたところから始まる。一軍になりたい二軍、美人になりたいブス、男にモテたい喪女、目立ちたい陰キャ…………。
そんな救いようのない私の目前に彼女はまるで天使のごとく現れた。今で言う「たぬき顔」みたいな甘たれた顔立ちで、柔らかく日焼けしたセミロングの髪を緩やかに編んで両耳の下から下げ、私より背が高かった。本当にかわいい子だと思った。入学と同時にバスケ部に入部し、放課後はいつも臙脂色のハーフパンツを履いていた。
私の何を気に入ったのか知らないが、彼女は私に本当に良くしてくれた。二人で写真を撮ってくれたし、連絡もマメに取り合った。ビタミンカラーのペンケースは色違いでお揃いだった。勉強で多数の上に立つことにしか一生懸命になれない私だったが、彼女に誘われればテスト前だろうと遊びに出かけた。
当時の私は所謂一軍グループに属することしか考えていなかった。そしてその野望は結論から言えば5割方は達成されていた。要するに、キラキラグループには入れたが当然自分自身がキラキラにはなれず、なぜか一軍にいるぱっとしない子、という塩梅にそれでも自分の立ち位置にそれこそしがみつくようにして生きていた。自分自身の最も忌むべき点は、身の程知らずに一軍になりたいと望んだことより、そこにいる友人たちをステータスとしか捉えていなかったことにある。
7人グループは8年の時を経て解体し、彼女の式に呼ばれたのは私を入れて3人だった。
何人かで約束した日は良かった。でも二人きりの日は不安だった。なんのために私と二人で会い、何を求められているのかまったく不明だったからだ。私にとって、彼女がかわいいというだけで彼女を好く理由は有り余るほどにあった。だからその逆が本当にわからなかった。けれど、顔を見れば不安は消えた。彼女はいつも本当に楽しそうに笑う。
好きな人がいるの、と、仲良くなってすぐ彼女は私に打ち明けた。あいつに可愛いって思ってもらえたら、他の誰に思われなくても構わない。校外学習に行くバスの中でひっそりと告げられた声の温度も、一緒に口ずさんだ阿部真央の曲も、午後3時半頃のあつい夕日も全部はっきり憶えている。
私も気になる人がいる、と、口から出まかせのように呟いた。そうしないと彼女がどこかに行ってしまう気がした。彼女に好きな人がいたから、私にも男の子が必要だった。彼女と恋話をするために必要だった。クラスメイトを脳内で全員スキャンして一人の名字を口にした。彼女のくりくりしたタレ目がおおきく見開いて、絶対いいよ、とひどく嬉しそうに笑った。
咄嗟に名前を上げた男の子のホームベースのような顔の形がバスの前の方に見えていた。彼女の「絶対いいよ」、を聞いて、私もなんか、そんな気になった。
同じ教室で過ごしたのはたった一年のことだったが、その後の文理選択で教室棟ごとクラスが離れたあとも、彼女と私の友人関係は変わらず続いた。休みの日には二人でカラオケに行ったし、相変わらず毎日のようにラインも続けた。何でも話せるふたりだった。けれども、いつまでたっても彼氏ができない私に気を遣ってか、いつしか恋愛の話だけはしなくなった。
高校3年生の頃、私が隣町から通っていたその市で一番のお祭りに一緒に行こうと誘われた。テレビ取材もくる大きなお祭りで、5月の連休という時期的条件もあり、受験の年を迎えた同級生たちが最後の楽しみにと、こぞって一番の関心を寄せるお祭りだった。その高校生にとって特別な1日に、彼女はどうしてか私を選んだ。彼氏でも気になる人でも他の多くの華やかな友人たちでもなく、私を。やはり意味がわからなかった。
彼女がお揃いにしようと言ったから、一緒に服を買いにいった。その頃の私は醜形コンプのまさにピークにいて、服屋の商品に触れるときすら手が震えた。それでも、明るい彼女に悟られたくなくて我慢してひょうきんに振る舞った。
当日のことはよく覚えていない。彼女が知り合いとすれ違って挨拶するたび居た堪れない気持ちになっていた気がする。その日もやはり最後まで、彼女がどうして私なんかといたかったのか、ほんの少しもわからなかった。ただ、群衆を避け、駅前の寂れかけのイオンの屋上で見た小さな花火だけはなんとなく覚えている。幼い日の名残りか、彼女はいつまでもその建物をダイエーと呼んでいた。いつ行っても盛れないプリクラ機のある小さなショッピングモールだった。
いいのか、と問うと、いいのだと答えた。疲れたからいいよと。彼女にとっては、十数年住んだ街での最後の祭りだった。それなのに、小さな花火でいいと言った。暗がりの中の少し眺めの顎先まで好きだった。
長く続いた私達の友情がぷつりと途切れたのは大学に入学してすぐのことだった。互いに遠く地元を離れたあとも私達はまめに連絡を取り合っていたと思う。夏休みに私が彼女の家まで行き、二人で遊園地に行った。例のごとくおそろいのワンピースを着て、髪を染めてまた綺麗になった彼女はとても目立っていて、キャストによく声をかけられた。それっきりだった。
その後私は整形をし、地元に顔を出さなくなった。加えて、正しくいなくても済む大学での人間関係に夢中だった。何より、また性懲りもなくその内の一人のことをしごく特別に感じていた。その子もまた、私には釣り合わないくらい可愛い子だった。
たまにインスタで見る彼女はやはりあの本当に楽しそうな顔で笑っていた。気がつけば同じ高校の別の友人とおそろいの服を着て旅行していることもあった。もしかしたらそこにいたのは私だったかもしれない。そういう写真を見るとき、私はいつもそういうことを未練がましく考えた。自分から手を離しておいて全く自分本意な話である。けれども横に写っているのは私達の高校で一番かわいかった女の子で、その方がずっと彼女に釣り合っている気がした。
彼女から招待状が届いたのは、それから数年後、すっかり社会に出て2年が経つ頃だった。
式は、まったく素晴らしいものだった。
私のイメージにあるステレオタイプな挙式とは全く違って、カジュアルで、愛に溢れ、来てくれるすべての人に楽しんでもらおうという新郎新婦の人柄がこれでもかというくらい詰め込まれた温かな数時間だった。遊び心とホスピタリティに溢れ、ほんのひと時も漏らさず楽しめる、本当にいい式だった、と、思う。円卓に集められた同じ高校の友人たちは皆美しく、ドレスの中で綺麗だった。
数名の友人代表が立ち上がり、彼女のために手紙を読んだ。どの子もとても綺麗で、どの子も同じように泣いていた。泣いていたのだ。チャペルのドアが開いた瞬間、披露宴に現れた瞬間、新郎が亡き父親に手紙を読む瞬間に、その場にいる大勢が泣いていた。
ついに私は親友にもなれず、それでもなぜかここに呼ばれて、のこのこ顔を出しては無理に笑って突っ立っていた。
ありえないほど似合わないドレスに妙な頭に、他の友人達とはとてもじゃないが釣り合わない不器量な面構えで、たった一度も笑顔で手を振る花嫁の目を見れないまま。
久しぶりに会いたくて、と、彼女は電子招待状と一緒に添えてきた。思い切って招待状を送ったのだと、だから、こ断ってくれても構わないのだよ、と。
そういうところが好きだった、私の臆病も偏屈も一息に飛び越えてなんでもないような顔で笑うあなたの、正しいところが好きだった。数年言葉をかわさない友人を、同窓会もキャンセルするような私を、逢いたいと言う一言で誘ってくれるような貴方のその身軽さが、屈託のなさが、あなたのことが好きだった。
"嬉しいときは私より喜んで、悲しいときは自分の事のように泣いてくれる"
知っている、と思った。
知っている、そんなこと。だから好きになったのだ。そういうあなただから、私はあなたを好きになった。
もしも私が男だったら、と、百万回近く考えた。もしも私が男なら、私はあなたと付き合いたい。
本当は違った。本当は、女のままでも、私のままで、私はあなたと添い遂げたかった。真っ白なドレスを着たあなたの、あなたの立っているのは私が良かった。スポットライトの当たるソファに私と一緒に腰掛けて、私の物語に泣いて欲しかった。
名前の知らないたくさんの参列者が、かつて同じ制服を着ていた友人達が、あなたの幸せを願って涙する中でたった一人わたしが、私だけが、私のためだけに泣いていた。あなたのことが好きだった。たった一つ、その気持ちだけで泣いていた。ピンクグレーのカクテルドレスに身を包んで笑う、彼女は世界一綺麗だった。
性格の悪い私は、あわよくばこれを読んでくれないだろうかとさえ思っている。ほんの小さな爪痕でも残せたら。
それでも、正しい彼女ははてぶなんて見ない。だからこのまま私の恋はここでゆっくり死んでいく。
ご祝儀袋に手紙を入れた。マナー違反かもしれないが、知るかと思ってぶち込んだ。「あなたのことが大好きだった」「今も、そしてこれからも」
大好きだよ、愛してるよ。
高校時代、彼女はよくハグをしながらそう言った。大好きだよ、愛してるよ。
何でもないことのように付け加えた、大好きの意味はきっと伝わらない。それでも、私はあなたが好きだった。今も変わらず、好きだった。
小さい頃から小太りで内気で一重の私と、華奢で活発な二重の姉。どちらが人に好かれやすいかなど、言うまでもなかった。
姉はよく笑う愛嬌のある女性で、高校・短大と合コンなどで知り合った男と付き合っては別れてを繰り返していた。早く結婚したい、いい人が見つかるといいな、そんなことをよく私にこぼしていた。私自身に小さなコンプレックスはあるものの、姉妹での仲は割と良かったし、明るく人気者な姉は私の自慢だった。
そんな姉が先月、24歳の若さで結婚式を挙げた。お相手は3歳年上の笑顔が素敵なスポーツマン。アウトドア派な2人にはお似合いだ。私は一人暮らし中の遠方から結婚式に駆けつけ、心から祝福した。酒豪で声の大きい姉の旦那は私には苦手なタイプだったが、姉が選んだ人なのだから、きっといい人なのだろう。
結婚式を終えたあと、親戚の集まりで、皆がこぞって私に言ってきた。「次は妹ちゃんの番ね」「妹ちゃんの彼氏はどんな人?」「妹ちゃんも早く良い人に出会えるといいわね」
私には、親戚がこう言っている気がしてならなかった。
結婚しない女は罪人だ…と。
私は友達が少ないぶん、青春を勉強に充てた人生を送ってきた。生まれ育った田舎を高校卒業とともに出て上京し、現在、某国立大学の理系学部の4年生。大学院への進学が内定している22歳である。
所属する大学の研究室は基本的に対人関係が乏しい。一人で作業する環境は、私にとっては居心地が良いのだが、異性との出会いが全くないのが難点とも言える。バイト先はオンラインの家庭教師で、コロナ禍でのサークル活動自粛も重なり、本当に誰とも出会いがない。合コンなどもちろん行ったことがない処女である。
活発な子どもではなかったぶん、勉強を頑張った。すると大人が褒めてくれた……。それだけを糧に今まで生きてきたが、現実はどうも違うらしい。疎い私に現実が突きつけられた。人生における『良い子』とは、クラスで1位の成績を納める子ではなく、早く結婚し子どもを産み、孫の顔を見せる子なのだと。
もちろん、そんなのは断じて違うと信じたい。フェミニストになる気はないが、一人で生きていけるだけの知識と職さえ持てれば、結婚なんてしなくてもいいと思っていた。だが、私の育った田舎の慣習が空気が、結婚式の時に無言で訴えかけてきた。そんな考えは間違っている…と。
さて、私には50歳の叔母がいる。叔母は人生を勉学に捧げた女で、今や大学の教授にまで上り詰めた強かな人間だ。ただし、独身。
私はそんな叔母の人生も素晴らしいと思っていたし、いくつもの論文に名を残す彼女を尊敬していた。しかし、結婚式も親戚の集まりもひと段落し、東京に戻るための新幹線のホームにて。見送りに来てくれた叔母の妹、すなわち私の母がこう言ったのだ。「あなたも誰かいい人を見つけないと、叔母みたいに寂しい人生を送る羽目になるわよ」……と。
母からそんな言葉は聞きたくなかった。私がテストで高得点を取るたびに褒めてくれて、受験の時は親身に寄り添って相談に乗ってくれた優しい母。今も仕送りで大学生活の支援をしてくれているし、時々食糧や日用品などを送ってきてくれる。そんな母が、まさかそんなことを言うなんて。
私はぎこちない笑顔で「うん」とだけ答え、足早に母と別れ、新幹線に飛び乗った。東京に向かう車内にて、マスクの下を涙と鼻水でぐしょぐしょに濡らしながら、マッチングアプリをインストールした。
真面目に出会いたい人が多数登録、と謳う某マッチングアプリでは、私と同じ状況の男性と見事マッチした。彼も理系大学の4年生で、来年は院に進学するのだそう。つい先日、そんな彼と初めて出会った。プロフィール写真の通り、さほど格好良くは無いものの、真面目で物静かな男性だった。互いに卒研が大変だね、だなんて談笑しつつ、イルミネーションの綺麗なデートスポットを散歩するという典型的なデートをし、そのままお互いに帰宅した。次に会う約束を彼の方から提案してくれた。
多忙な大学の授業と貧乏生活による質素な自炊があいまって、気付けば私は高校時代より10キロほど痩せていた。ただ痩せるだけでどんな服もある程度は似合うことが分かり、安物を古着屋で掘り出してコーディネートを楽しむ趣味ができた。都会に揉まれて生きてく中で、一重の目など化粧でどうとでもなることを学んだ。
今では姉にそっくりだと言われるようになった私は、幸いにもマッチングアプリで出会ったこの男性に好印象を与えられたのだろうか。しかしこの先、どのような関係が発展するのかなど、喪女の私に分かるわけがない。
いずれ私は結婚するのだろうか、しなければいけないのだろうか、できるのだろうか。
最近はそんなことばかりを考えながら、試験管と睨めっこする日々を送っている。
明るい姉が好きだ。優しい母が好きだ。そして田舎ながら自然豊かな地元が好きだ。昔からその気持ちは変わらないはずなのに、今年の年末年始に帰省するのだと思うと、どうも憂鬱になる。話のベクトルがまるで違う姉の旦那への挨拶文を考えるのは、データ解析のプログラミングを書くよりも難解である。
年末の帰省の際に彼氏が出来たとでも言えば、姉や両親は喜ぶのだろうか。そんなことを考えながら、私は今も件の男性と中身の薄いメッセージをやり取りしている。
昔からヒラヒラしたフリルや服に憧れていたものの地黒ブサイクなので似合わねぇなと気づき普段は地味な服を着ている。金もないし。
数年前親戚の結婚式でレンタルしたパーティードレスを着た時に謎の高揚感があった。フワフワヒラヒラのドレスって動く度に揺れるから楽しくて着心地が良かったのだ。
それ以降古着屋やネットで1000円以下の可愛いドレスを買って部屋着にしている。パーティドレス、ウェディングドレス、ゴスロリドレス。それらを着ながら家事したりゲームやったり筋トレしたり寝転んで鼻毛抜いたりケツ掻きながら煎餅食ったりしてる。
ヘアメイクはしてない。ドレス着たらヘアメイクをしなくてはならない法律が無くて良かった。
友達にも家族にも言ってないが言う必要も無い。宅配便来たら上にジャージ着て出てるし誰かに見せるつもりも毛頭ない。年齢と見た目から似合うものではないのは生まれつき知っている。これは私による私のためのイベントなのだ。
下着がない
下着はあるけど人に見せられるのがない
喪女すぎてカップ付きキャミとサニタリーショーツで生活してるけど、「可愛い下着着るとテンション上がるよ」と周りが言うので段々欲しくなってきた
何より私は婚活を決意したのだ
と思ってある程度男性ウケを念頭に探し始めたんだけど、可愛い下着なくない?
レースとかフリルとかリボンとか花柄とか蝶々とか、ダサくない?
流石の私も花柄フリルが流行ってないことくらいわかるんだけどなぜ下着だけはまだ20年前のオタサーの姫みたいな装飾が可愛いとされてるんだ?
男ウケの話だけなら「あー男は好きだけど女はダサいと思うやつね」って納得するけど、なんかオシャレでいけてる女もレースフリル花柄ブリブリの下着を紹介してたりするしわけがわからない
とりあえず男性から見て引かないレベルのものならなんでもいいんだけど、まっっったく装飾ない黒のやつとかでも許されるのか?
追加
話がしっちゃかめっちゃかだったけど、
「本当はそんなにやりたくない婚活するにあたって覚悟決めるためにやる気の出る可愛い下着が欲しかったが、可愛いと思えるのがなかったからとりあえず万一透けたりしてもセーフなものがほしい。しかしそれもどこまでがセーフカウントなのかわからない」ということだった
いきなり下着剥き出しで見せることはないけど、気持ちの問題で(私男子小学生みたいな下着なんだよな…)って思いたくないし、そもそも下着ってなんやかんやライン出ない?
教えてもらった中ではウンナナクールがよかったのでライトグレーで若干レースに覆われてるものを買います
これ喪ならわかってくれると思うんだけど、顔がおっさんみたいだからフリフリでピンクとか白の女の子みたいなデザインの下着着ると化け物になるんだよね