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はてなキーワード: シャンクスとは

2023-06-12

ワンピースネタバレ注意)

800年前の戦いの後、天竜人たちが唯一維持管理していたものの、エネルギー源が無く動かさなかった古代兵器ウラヌスを、隠していた場所がゴットバレー……ってコト!?

そのゴッドバレー守護を任されていた、武闘派天竜一族がフィカーランド家で、世界支配する野心を持ってウラヌスを奪いにきたのがロックス、それを迎撃するために手を組んだのがゴールド・ロジャーとガープ、しかし戦いの中で窮地に陥ったフィガーランドが、最後の手段としてウラヌスに残っていたエネルギーを使ってゴッドバレーごとロックスを吹き飛ばし、危うく島ごと吹き飛ばされそうになったが、ロジャーに助けられたフィガーランドの子供がシャンクスバギー(もしくはその両方)……ってコト!?

2023-04-03

ワンピースエアプで去年の夏filmREDだけ映画館に見に行って、何となく面白いなー」という感想けが残っていたかアマプラでもう一度観てみた

思っていたよりウタがメンヘラだった 新時代とか曲調めちゃくちゃポップだけど、言ってしまえば現実から逃げて夢の中にコミットする歌だし

INTERNET YAMEROと言ってる内容大差ない

世界毒電波巻き散らしてやべー女だ

シャンクスが「俺の娘だ」言うシーンで「こいつ子供養育費払ってなさそう……」と思ってしまった

シャンクスのこと何もわかってないけど

妻子ほったらかして行き先も理由も告げずに家から姿を消しそう 普通に離婚かもしれん

残された母親養育費の未払いで昼職と夜職の掛け持ちを余儀なくされるし、子供祖父母の家に預けられて育てられる

子供は苦労と浪人の末藝大に受かるんだけど、その頃偶然シャンクスと連絡がつく

今度こそ学費を払ってもらおうと新宿居酒屋で待ち合わせをして、怒りを煮えたぎらせながらそこに行くと、ラフな格好の癖に小物はやたらと超高級品の男

いざ顔を合わせてみれば想像以上に気さくな人柄で、「大きくなったなあ」なんて感慨深く呟かれて、お金ことなんか今はどうでもよくなってしま

それで結局学費の話はなあなあに流れてしまい、彼の素性も分からずじまい

ただ顔のいい父親

完結前にワンピース全巻買ってみるかー

2023-03-20

FILMREDみた

これはあくま個人の感想です

また、ネタバレが含まれます

前提として私のワンピース知識はにわレベルで、本誌の購読歴は10年以上だがそれより前のワンピースアニメ単行本をとびとびで見たかレベル知識。そのためキャラを割と知らなかったりする。

映画情報としてよく知らない奴が娘、幼馴染として主要キャラ過去にくい込んできていると思ってあまりいい感情は抱かなかった。なんというか設定が夢小説と呼ばれる原作世界わたしのかんがえたさいこうのヒロインを突っ込んだようにしか見えなかったからだ。

だけどもFAKE TYPE.が楽曲提供してたこともあり、映画にこそ行かなかったもののウタの曲発表直後に聞いてみたりしていた。

流行りには疎いのでAdoさんのことはうっせぇわ歌ってたハスキーボイスの方くらいしか知らなかったけども曲を聴くとやはり歌唱力が高いななんて圧倒された。特に楽しみにしていたウタカタララバイはFAKE TYPE.らしい曲調と言葉遊びでなかなか歌うには難易度の高いというのにかっこよく歌い上げていて凄いななんて思ったりもした。

私の周りの一部の方は面白いと何度も映画館にいってはいたが何となく映画館に行く気にも慣れず今の今まで映画を見ないままアマプラでの配信が始まった。

何度も行っている友人に勧められウォッチパーティで見ようと言われて言われるがまま見た。

1度しか、それも話しながら見ていたため記憶が怪しいところもあるが感想をここから書いていく。

最初からライブスタート新時代が丸々流れるシーンはライブとしての演出はなかなか面白く、また直前に10年ほど前のワンピース3Dの奴を見ていたためCG進歩が凄いななんて感心してしまった。新時代はよく流れることもあり知っている曲が流れるという安心感もある。

ライブが多すぎるという意見もあるようだがキンプリことキングオブプリズム映画に通いつめていた過去もある私としては全く気にならなかった。

あと声優歌声の声が合ってないみたいな意見も見たがそれもそんなに気にならなかった。

だけどもキャラクターとしてのウタが好きになれなかった。

ルフィの幼馴染で海賊に憧れていたのを知っていた上で笑顔海賊やめなよというシーン。私の言うこと聞いてくれるよね?と言った感じにしか見えなかった。何でこんなぽっと出のキャラがそんなルフィの根幹となる海賊というものさも当然のように奪い、思い通りにしようとするのか。この二人には幼馴染といえどそれほどの関係性はないはずだろう、傲慢すぎやしないかしか海賊を嫌うのは理由があるのだろうしとモヤモヤとしたものを抱えながらのスタート

そして観客に向けての一方的なおしつけのような救済。途中からメンヘラめいた行動されてしまえばよっぽどの事情でもあったのだろうかなんて思いながら見進めていく。

しかし、海賊が嫌いなのはシャンクスに置いていかたから。一方的に救済へと走ったのはずっとウタの歌を聴いていたいという感想からといった感じだった。

海賊が嫌いになるのはまぁなんと言うか分かる。序盤に簒奪するタイプ海賊にやられた人々らの悲惨な声を描いていたためだ。それに序盤の段階ではシャンクス達が島を壊してウタを置いていったという状況であれば多少なりとも恨みたくもなるよなと。

しかしそこから何故救済に走るのかが分からなかった。現実で悲しいものを見すぎたためウタワールドに逃げ込みたかったのか。ひとりでにげ込めばいいのに周りを巻き込む意味がわからない。なまじ能力があっただけにそれこそ神にでも成り上がったつもりだったのだろうか。

またメンヘラめいた行動についてはネズキノコを食べて錯乱していたという説明があるが、その時の言葉が本当に上から目線で、ウタワールドではみんな平等と謳いながらも結局は自分の思い通りになる世界で一人は嫌だったから巻き込んだのを救済だとか綺麗事で覆ったようにしか見えないしそれをストーリーの展開でまわりが認めて持ち上げてるようでなんというか気持ち悪い。そもそもゲリラ的に人を集めて強制的にウタワールドに閉じ込めるとかテロしかない。

そして途中で島を壊したのは自分のせいだったと知っていたというのがわかり、海賊嫌いなのは逆恨みしかないじゃないかと驚いた。

そこからトットムジカを歌っての展開。本当になんでウタワールドに閉じ込めたのも、夢の中にいる人らの体を動かして怪我をおわせたのも、魔王が蘇りかけてやばいのもウタのせいなのにこんなことになると思わなかったなんて少なくとも最後のはヤベェって分かってただろうになんで……。世間知らずなとこはある描写はあったけど世間知らずってレベルではないだろ。

毒薬断ったあたりもよく分からなかった。命で償う、生きて償うそれぞれ賛否あるだろうが今回のは自分のせいでウタワールドに閉じ込めた人を助けるには自分が死んだらだめなのにさ。そこで歌って戻ってこれたか美談みたいな感じで終わったけれども。死んで償うのはいいけど先に助けてくれとしか

その辺のシャンクス解釈違いで、ただただウタを甘やかしてるようにしか見えず、親だというのならしっかり叱ってやれよ!!!と思ってしまった。そもそもウタを置いていったあたりも海賊よりも歌姫として活躍して欲しいという親心もあったかもしれないが個人意志確認しといて無視するというムーブは褒められたもんじゃない。魔王復活させる鍵抱えて冒険したくないから置いていったんではと邪推したくなるレベルだ。シャンクスがそんなやつだとは思いたくない。

あとは個人的には1番意味がわからなかったのはサニー号のマスコット化。かわいい以外の役割がない。出てきたからには何かしら絡むのかなと期待してたら特になんもなく終わった。ベポブルーノみたいにウタに危害を加えないように変えられたとかでもないから、本当になんで出てきたのかよくわからない。かわいいだけ。

総評としては頭空っぽにしてウタのライブをメインにシャンクスとの共闘とか楽しめると映画を見れば楽しいストーリーちゃんと考えたりキャラの深堀りをしようと考え出すと意味がわからなくて好きになれない作品だなといったところだ。

2023-03-13

ワンピースFilm RED

アマプラでやってたので初めて見た。

自分ジャンプでの連載当時から見ているのでまぁまぁのファンだが、今回の映画は受け付けられなかった。

いつも映画の質は高いわけじゃないけど、今回はことさらに低いと言うか。

まずプロットがひどい。話に登場人物を増やす必然性が無いのにやたら出てくる。

麦わらの一味とシャンクス達は良いとして、ローとかビッグマムとか必要だった?

まるでキャラたくさん出して戦わせとけば見るんでしょ?君ら、的な作り。

最後にちろっと出すだけじゃなくて赤髪海賊団をもっと掘り下げても良かったんじゃない?

戦闘シーンもチープ。苦労して乗り越える感が無い。

みんなでワーッと攻撃して力を合わせてがーっと行って最後にドーンみたいな。

子供だましか、と。ってまぁ子供向けなんだけど。

あと中で度々出てきた音符やCG違和感たるや。

CG手書き映像に溶け込ませる努力のかけらも無し。

TV向けアニメの進撃や鬼滅、チェンソーよりも映画向けなのにしょぼい絵作りってなんやねん。

ーーー

閑話休題

で、東映としては社員を養うために毎年ワンピ映画を作らなきゃいけない訳だけどこの後どうするんだろうね。

ここまで風呂敷広げた映画の後、本筋の話に影響ない範囲でこの後も映画作れる??

海軍すらも容易に手が出せない四皇になった麦わらの一味と遊んでくれるキャラをどこから持ってくるのか。

個人的にはもう毎週放映じゃないシーズン制にしてしっかり絵作りしながら、シーズンの間の空いた期間は過去再放送でしのぐみたいなのでも良いかなと。

そうしたら映画も鬼滅みたいな放映形式で食いしのげるし、チープな映画作らなくて良いのになと思う。

以上でした。

2023-01-20

FILM REDで苦しんでいるワンピースファンへ、ODYSSEYをやってくれ

(※ODYSSEYネタバレ有)

ONE PIECEのことが大好きで

からこそ映画の 内容・売り方・副音声 が受け入れられず原作を降りる決意をしながら今も苦しんでいる人たちへ

どうか連載25周年記念作品ONE PIECE ODYSSEY」をプレイしてほしい

FILM REDが切り捨てた今までのONE PIECEを、ODYSSEYは丁寧に描いているからだ

◾ 麦わらの一味全員に活躍の場があり、”一味の冒険”が描かれている

◾ 島でたった一人生きてきた海賊嫌いの少女リムは、一味の思い出の世界を共に冒険し成長してゆく

 (海賊嫌いの理由も唯一の友達海賊に殺されたから、誤解とかではない)

◾ 空島を思わせる遺跡やカルガラのようなデザインゲストキャラディオは本当に空島と関係がある

◾ 島の歴史解明にロビンが作中通して活躍する

◾ 島で見つけたキノコ物語進行上で役に立つことをサンジが見抜く

楽譜が関わる謎解きにブルック音楽家として活躍する

◾ 数年の付き合いだが親代わりと言うアディオリムは大切に思い、案じる姿が描かれる

敵対する相手理解できる目的や信念がある

◾ この物語はこのゲームの中できちんと完結する


ところでREDを想起させるような設定がいくつか見られるが

このゲームのメインストリー映画制作が始まる頃には既に固まっていたか、あるいは大筋が決まっていたと思われる。

https://www.4gamer.net/games/624/G062483/20220908163/

>尾田イラスト内「キャラデザ頼まれたの3年くらい前じゃない?笑」

都築氏:尾田先生キャラクターデザインのお願させていただいたのは,まさにメインストリーが固まった段階

映画2019年から制作イラストインタビュー2022年のもの

何も決まっていない段階でキャラデザを依頼したREDとは違うことが分かるはずだ。

共通した設定の使い方に対して言いたいことはあるが別件なので割愛する)


決して崩壊してしまったルフィシャンクス関係と第1話も、ルフィ音楽家を欲しがる理由がウタになってしまたことも

原作者や出版社に対する不信感も無くなるわけではないが

少なからずODYSSEYには映画で負った苦しみへの救いが描かれていると思う。


個人的な願いだが、共通した設定が見られる以上

今までのONE PIECE破壊して作られたFILM RED否定するならば

今までのONE PIECE踏襲して作られたODYSSEYも評価してみてほしい。


REDが描かなかったONE PIECE”らしさ”を追求し開発されたこゲームに触れて、

どうか終わることのない苦しみの日々の中に、僅かでも心安らぐ時間が生まれることを願ってやまない。

2022-12-23

anond:20221223092929

そこまで妄想しておいてなぜ

麦わら帽を返されて泣くシャンクスルフィが「泣くな男だろ」って言うシーンを想像しないんだぜ

最近ワンピースルフィシャンクスに麦わら帽子を返すシーンを想像して独り涙している。

正面からシャンクスと闘って(喧嘩して)、一通り殴り合った後に力を認めたシャンクスが「立派な海賊になったな」と言って帽子を受け取るとか。

もしくは黒ひげ相手絶対絶命の危機に陥ったシャンクスを突如救いにきたルフィが傷を負いながら守り、帽子を返すような意趣返しも良いし。

シャンクス墓参りに来たルフィ帽子を置いていくようなこともあるかもしれない…。

シャンクスって、ドラゴン以上にルフィにとっての親であり、超えなければいけない壁なんだよなぁ。

2022-12-15

あかね噺」がめちゃくちゃ面白いぞ!!

このマンガがすごい!2023』の4位になったらしい名作なんだ

月曜にジャンプラで電子版が公開されてたので読んでみたが、めちゃくちゃ面白い!!

一気に引き込まれ無料公開分の3巻、25話まですぐに読んだ

そして、続きが読みた過ぎるし、電子版じゃなくて紙の単行本が欲しいわ!ってなったので本屋に行って4巻を買ってしまった

単行本買ったのなんて鬼滅の最終巻以来だよ(ブームの中、最終巻だけ買った)

こんな面白いマンガ、読まずに過ごしていくのは絶対に損だと思うので、プレゼンしていくぞ!

読んだことない人への布教のつもりだから勿論ネタバレには気を付けるけど、面白みの紹介のためには序盤数話分はどうしてもストーリー踏み込む必要があると思う

そこは申し訳ない

少しのネタバレも嫌な人は今すぐジャンプラへGOだ!

無料12月25日までなのでお早めに!

https://shonenjumpplus.com/episode/316190246999430065





…では、いいかい?

タイトルが「あかね噺」なわけだけど、噺とは「はなし」と読む

「話」と意味は変わらないのだけど、「話」よりも「噺」のほうが「語って聞かせる物語」的なニュアンスが強い漢字となる

現代で「噺」の漢字が使われる場面は「噺家(はなしか)」くらいかなと思う

噺家」とは物語を語って聞かせる職業の人で、ほぼ落語家同義

まりおわかりの通り、このマンガ落語を題材としたマンガ

これは主人公少女あかね」の、「あかねに関する物語」という意味と、「あかねの語る落語」という意味ダブルミーニングだと思う

長くなりそうだから章立ててくよ



基本ストーリー

じゃあ序盤のストーリー、少しだけ要約するよ

主人公あかね小学生時代から物語は始まる

あかねの父は落語家、阿良川志ん太

志ん太は落語家階級としては中堅で、最終ランクである真打」への昇進を目指している

中堅どころなので稼ぎはよろしくなく、妻、つまりあかねの母の稼ぎで家計が成り立っている

父はヒモだとクラス男児からかわれてケンカするほど、あかねは活発で気が強く、父を大切に思っている

そしてあかねは家で練習をする父の落語が大好きで、幼いころから父の真似をして、落語に親しんでいた

志ん太は家族のためにも真打へ昇進するための最終試験に挑むことになる

落語家一門の「阿良川一門」の重鎮たちが揃う中、昇進試験落語を行ったが、阿良川トップ、阿良川一生がなんとその日の受験者を全員破門にする

それ以降、志ん太は落語家を続けられなくなり、一般企業就職し、経済的にはむしろ裕福になった

しかし、あかねは父の落語が断たれたことに納得できない

そしてあかね高校生になり、父の落語を認めさせるためにも落語家への道を進んでいく…

というのが第一



ラスボスライバルの描き方がすごい

まず、落語マンガではあるのだけど、バトル物かと思うくらい、ライバルラスボスの描き方がうまい

最後までラスボスヴェールに包まれてわからないようなマンガも多くあると思うけど、このマンガ第一からラスボス良川一生がはっきりと描かれ、そこに向かってあかねが成長していくような熱い展開となっている

ラスボスを隠すパターンは謎解き感が演出されるのに対して、ラスボスがはっきり序盤で出てくるとそこに到達するときの盛り上がりがすごく熱くなる

ワンピースシャンクスとか、鬼滅の鬼舞辻無惨とかね。

あかね噺はそっちのパターン

父はその後もちゃんと生きているはずだが、マンガではその後単身赴任として描かれず、バトルマンガで言えば「父は阿良川一生に殺された」状態

まあ落語家としては殺されたんだけど

ラスボス良川一生と父、またあかねとの因縁がこれ以上なくはっきりしてて、かつ、阿良川一生は落語界最大の重鎮

そこに挑むために成長していくのだから熱くないわけがない

それに加えて、志ん太の元師匠で、今のあかね師匠である良川志ぐまも、何やら阿良川一生と因縁があるようで?ここははっきり描かれていない伏線になってそう


あかね初舞台出会う阿良川魁生もいい

おそらく中ボスという感じで、あかねと年齢は近いけど、天才的な実力で若くして中堅ポジションに昇格したカリスマ落語家で、阿良川一生の弟子

学生大会で戦うライバルたちも熱い

この辺の演出は本当にバトルマン王道物って感じの熱さがあってすごくいい



展開がめちゃくちゃスピーディ

ジャンプと言えば努力友情勝利だけど、あかね噺もそのパターンが組み込まれている

そしてそのサイクルがめちゃくちゃスピーディに展開する!

あかねが壁に当たる→兄弟子のふんわりした助言→あかね解釈努力→成長!

だらだら失敗したり、だらだら修行したりしない

何か掴んだ描写があったら、その後の練習は描かず本番に移るので、ダレるタイミングすらない!

なのに説得力はすげえあって、あかねの成長がすごくよくわかる

こんなにグングン成長していく様子が、読んでて気持ち良くないわけがない!

ここの展開の速さが、このマンガにぐいぐい引き込まれる最大の要因だと思っている




ここまで読むと、王道バトル物をスピーディな展開で飽きさせないだけなのかな、って感じたかもしれない

当然それだけじゃないんだわ

落語マンガならではの強みがある

ちょっと専門的になるけど、ここを書きたかたからこの増田を書いているので頑張ってついてきてね

劇中劇のお手本になるような名作

このマンガの最大の魅力は「劇中劇」がふんだんに盛り込まれながらストーリー展開するところだ

劇中劇」とはなにかというと、「作中作」とか「物語物語」とかいわれるように、お話の中にさらお話入れ子になっている構造を指す

あかね噺」という物語の中で「饅頭怖い」という落語が語られれば、それは物語の中の物語なわけだ

で、その劇中劇がなんだってんだよ、と思うだろうけど、劇中劇で語られる物語が、外枠の物語リンクすることで、物語中で語られない意味合いを伏線として提示することもできたり、外枠の物語登場人物が感じていることを劇中劇人物リンクすることで強調したりすることもできる

まり劇中劇を上手に使えば、本編で深く語らない内容を読者に伝えることができるようになる

あかね噺」はこの劇中劇の使い方がめちゃくちゃうまい

文学理論教科書に載せたいくらいだ



あかね噺」は落語マンガなので当然、物語中に落語を演じる場面が多く出てくる

もちろん知らない人のために、最低限の演目の内容紹介はある

さらっと読むにはそれでじゅうぶん足りているし引っかかりもない

しかし、この劇中劇である落語が分かると、めちゃくちゃマンガ解像度が増すんだ

読者もyoutubeなどで探せばどの落語も全編視聴することができるし、その演目の見せ場や意味も読者はネットで調べて知ることができる

ぜひ、一度マンガを読んだ後、時間がある時に扱われている落語を視聴してもらいたい

そしてもう一度マンガを読んで欲しい

例えば冒頭の場面、あかねの父、志ん太が寄席で演じて、さら帰宅後にも練習する演目は「大工調べ」という落語

これは経済的に貧しくて家賃を滞納した人物が、大家商売道具である大工道具を取り上げられ、大工棟梁と一緒に大家に道具を返してくれるよう交渉するという話だ

これは、落語ほとんど稼げない志ん太そのもの立場と重なっているし、商売道具を取り上げられてしま未来を暗示しているとも読める

(その後最終的には奉行所までいって道具は取り戻すストーリーなので、最終回では大工棟梁あかねが父の落語を取り戻す、つまり父の落語(のもっと上の師匠落語?)を継承するエンドの暗示かもしれない)


父が真打昇進試験でやった演目は「芝浜」で、これはこんな話

日々真面目に働かない亭主がある日、浜で大金を拾ってきて、大酒飲んで寝てしまったので、妻が大金を拾ったのは夢だということにして金を隠し、亭主が真面目に働くように訴える

その日から更生し、財を成したある日、あの時は夢ではなく妻がお金を隠して亭主を騙したこと告白し謝るが、亭主はお前のおかげで身を立て直せたのだと感謝する

そんな人情話だ

これがなかなかすごい

志ん太は芝浜の亭主とは逆で本当にまじめで、家族のために昇進したいと、真面目に芸に取り組んだ試験だったのに、その挑戦は夢と散るという、芝浜のストーリーとは逆の構造を見出せすことができる

しかし、経済的意味では芝浜と同じで、落語なんて食えないことをやってたのが、夢から覚めてサラリーマンになって稼ぎが増えた、とも言える

この場面の志ん太と、芝浜の対比を考えるだけでいくらでも飲めそうな話になっている



あかね初舞台は「まんじゅう怖い」

これはこんな話

みんなが何かしら怖いものがあるだろう、と言いあってた時、何も怖いものなんかないと言い張る男がいたので、さらに追及すると、本当はまんじゅうが怖いと言い出した

そして寝込んでしまったので、もっとからかってやろうとみんなでまんじゅうを買い集めて、男の枕元に並べた

起きた男は、怖いーとおびえるふりをしながら美味しくまんじゅうを食べてしまった

怖い怖いと言ったらみんながまんじゅう持ってくるだろうと思っただけで、本当はまんじゅう大好きだった、という話

まり、怖いものなしの無敵感満載の男が躍動する滑稽話なんだけど、これをあかね初舞台で堂々とやるわけさ

あかねの強さの演出にはこれ以上ないよね、とうならされるわけ

いやもう、これで終わらずずっとこの調子で色んな落語が出てくる

劇中劇考察だけでいくらでも読み直せるよこのマンガ

と思うと、まじで電子書籍で一読するだけじゃダメなんだよね

マンガ読む→落語見る→漫画読み直す→落語見直す→また漫画読み直す、ってサイクルをずっとできる

紙で欲しいね、これは


その他

あとはですね

逆に、落語への理解度も増すよ

三方一両損」って落語があるんだけど、あれ、序盤の掛け合いは面白いんだけど、後半のお奉行様が出てくるところは別に面白くないのよ

それがこのマンガで、真面目過ぎると面白い、みたいに書かれてて、ああ、確かに、そう見ればそうかも、ってなった

おかげでイマイチわかってない落語についてもちょっとわかった気がする

マンガから落語落語からマンガ、どちらも理解度が増すってめっちゃ得だよね


もう少し魅力を語るならば、落語ってひとりの人物複数キャラクターを演じ分ける形態だけど、落語の語りを声色も何もないマンガで見せるわけなので、表情の描き分けなんかも面白い

あかね可愛い

絵の技術、というか、マンガ技術もしっかりある人じゃないと、このマンガ面白く描けなかっただろうなってのはちょっと思います

作画の馬上鷹将先生ありがとうございます

まあそんなわけだ

読んでみて

2022-11-17

anond:20221117094217

その理屈で行くなら、作為的な切断ではない

注釈したうえでいくらでも抜け穴通せてしまますやん

隻腕隻眼はOK、でも行為中はダメとかならシャンクスR18禁止みたいなもんだし

pixivで描けなくなるもの一覧

11月規約改定で以下のもの禁止され非公開化される事になった

これに対してTwitterではシャンクス描けなくなるじゃんと大喜利が行われている

そういう視点もありかという天啓を得たので禁止になりそうな作品を上げていこうかと思う


一覧といいつつ思いついたのこんだけだった。手塚治虫はまだまだ余罪あるよな~

他にもあったら教えて

2022-10-31

anond:20221031214440

普段はへらへらしてるけど怒らせると怖い」の説得力にもよらない?この二面性を持った人間リアルに描くのって難しくて、どうにもリアリティのない人物像になってしまう例が多いと思うんだよね。ちゃんリアリティを持ってそれをやってるキャラはあると思う。ワンピースシャンクスとか。

2022-10-12

anond:20221012165131

あのお魚覇気無しルフィに一発KOだったけど当時のシャンクスって覇気なかったのかな

悪魔の実食ってなくて懸賞10ベリー超えてる海賊

故ゴール・D・ロジャー(55億6480万)

シャンクス(40億4890万)

ジュラキュール・ミホーク(35億9000万)

ロロノア・ゾロ111100万)

ジンベエ(11億)

ヴィンスモークサンジ10億3200万)

海賊王だの最強覇王色男だの魚人だの血統因子生まれだのに挟まれてる真人間剣士共はなんなの?

2022-09-30

DB好きがONEPIECE film:REDを見て必ずしも映画が売れる事が良いとは限らないなと思った話

一昨日の夜、タイトルに書いた映画を見てきて、色々と気持ちが整理出来たので、備忘録としてこれを残す事にした。

先に結論から書いておくと、私はこの映画シナリオ以外の部分は文句なしで好きであるものの、シナリオもとい映画メインヒロインであるウタの存在に大いに疑問を抱いた。

そしてこのウタの存在映画の売れ方、更に自分本命作品であるドラゴンボールとの関連性を見てタイトル結論に達した。また、ワンピファンライトもヘビーも、特にfilm:REDが好きな方)にとってあまり良い印象を持たれないであろう内容を書いている事を明記しておく。それを念頭に置いて読むか読まないか判断をお願いしたい。

以下詳細に書き記す。

まずは私のワンピ遍歴から

といっても実は私は原作をしっかり読んだことが無く、昔にゾロが仲間になった付近までを読んで自分には合わないなと思い、読むのを辞めている。内容もほとんど覚えていない。それ以外では2chのまとめなどのネット記事ネタ動画コラ画像などの賛否別れるであろう二次創作でうっすら知っているぐらい。簡単に言えばにわかである

そんなワンピにわかの私がfilm:REDを見ようと思ったきっかけは単に周りで流行っていたからだ。ネットでもリアル人間関係でも耳にしていて好評を聞いていた。そして、それに加えて実は試写会から公開当初にかけて、原作ワンピースファンから著しく評判が悪かったのも風の噂で聞いていた。そんな評判で何故こんなに売れたのか?と不思議に思ったのだ。原作ありきのアニメ映画というのは、第一原作アニメファンの為に作り、それに加えて新規層の確保が主な目的だと思っているので、原作ファンに不評なのによくヒットしたもんだと純粋な疑問と好奇心が沸いたかである

また、話は変わるが私はドラゴンボールという作品の大ファンだ。ワンピ同様有名タイトルなので、知っている方も多いだろうから詳細は割愛するが、このDBワンピは実は関連性が非常に高い。

・連載期間は違うものの同じ雑誌掲載されているバトル漫画大人作品

原作者同士で仲が良く漫画で大々的にコラボや対談なども複数回行っている。

アニメ制作会社(東映)、アニメを放映している放送局フジテレビ)、グッズやゲームなどの販売会社バンダイナムコ)がモロに被っており、アニメ製作陣や販促に似通った節がある。アニメゲームでもパロ含めてコラボを行っているほど深い縁がある。

このようにかなり深い関係にあり、DB界隈にそれなりに深く長くいれば、確実にワンピ話題は耳に入り、恐らく逆も然りだと思われる。良くも悪くも比較されて並べて語られることも多いので、ファンが一部対立していたり、どっちも好きな人、片方嫌い片方好きな人がいるなど、色々とカオスである。かく言う私は良くも悪くもワンピは興味が無く、嫌いでも好きでもないと言った感じだ。しかし、ドラゴンボールはめちゃくちゃ大好きな為に近年のDB映画の高クオリティ作画に圧倒されていたこともあって、同じ東映作品作画陣が本気を出して作ったfilm:RED作画構成に興味を持った。恥ずかしながら、あわよくばワンピで使った最新技術を今後のDB作品でも使ってくれないかなーなんていう下心があったのも付け加えておく。とにかく東映映像技術の視察名目があった。

で、映画を見た感想に移ると映像面、音響面ではかなり満足する結果を得られた。CGや高クオリティ作画を駆使したライブシーンと戦闘シーン、ベテラン声優DBZの効果音をふんだんに使っており、迫力も満載だった。DBで一軍の作画である高橋優也さんの名前EDクレジットで見た時は本当に興奮した。

ウタ役の名塚佳織さんもadoさんも賛否両論あるもの自分はそこは受け入れられた。これは恐らく原作ファンではないからというのが大きい。鑑賞目的の一つである技術視察という面で言えば大収穫だったので、これだけで1800円払う価値があったと言える。あと、分かっていたとはいえ声優陣がDBともろ被りなのが、中々に笑いを誘った。

さて、本題である批判部分だが、第一にも第二にもシナリオ構成とウタにある。これが非常に疑問というか一部(多くの?)原作ファンから不評なのが納得する内容だった。1番言いたいのはウタはかなり悪どい事をしているにも関わらず他キャラ特に観客及びルフィ一派から許されすぎだと感じた。過去に悲しい出来事があったのも引き返せないのも分かるし、逃げたくなる気持ちも分かる。キノコ副作用暴走したのもわかるが、それでも世界の7割を巻き込んだ集団心中未遂はやりすぎだし、簡単に許されるものでは無いと思う。一番辛いのはウタじゃなく、ウタの歌を純粋に楽しんでいたのに不幸な事故に巻き込まれた罪なき観客達及びルフィ一派だと感じる。せめて、もう少し観客に叩かれる描写を強化するかルフィシャンクスゴードンなどがキノコ暴走する前のウタ(具体的に真実を知った1年前)を多少なりとも咎め描写を入れてくれれば溜飲が下がったのだが、自分が見た記憶ではそれは無かった。擁護派の方が特典冊子を読めばウタの事を理解出来るというので、2回ぐらいちゃんと読んだが残念ながら上記感想になった。とにかく自分倫理観的には受け入れ難い人物だった。全部トットムジカが悪くて、ウタは全く悪くないは流石に無理があったと思う。ただし、最後亡くなった事を考えると本当に全く悪くないとは思ってないだろう。多分

そして、どうやらこういう風に思ったのは私だけでは無いらしい。同じく受け入れられなかった人々が試写会から現在に至るまで苦言を呈している。それらの評価を読んでみると大いに同調出来るものが多い。ワンピにわかの私ですら、このような評価を下してしまうぐらいなので、原作ファンでこの映画が好きじゃない方にとっては耐え難い苦痛だろう。「原作者が関わっているとはいえ、後付けぽっと出の映画オリキャラチート能力を使って無双しまくり」「オリキャラを立てる為に既存キャラの設定が壊されて時系列等に矛盾が生じる」などが行われた(らしい)ので、たまったもんじゃないのは大いに賛同出来る。同じような事をDBでやられたらめちゃくちゃブチギレる自信があるぐらいには理解出来ているつもりだ。一応本編とはパラレルという補足はされてるらしいが、それでも嫌な物を見てしまった事実からは逃れられないのも理解出来る。せめてこれが映画という大々的な作品での発表ではなく、ゲームオリジナルストーリーなど明確に本編と違うおまけの物として扱われていれば、まだ受け入れられたのかなと感じた。それじゃあ、ado宣伝にならないか絶対やらないだろうけど。

しかし、残念ながら映画は大ヒットしてしまい、これがワンピースの代表作であり、この作品を絶賛する層と受け入れられない層とで決定的な溝が出来てしまった。どこもかしこ新規層によるRED及びウタの話題で持ち切りになっていたら、反RED古参から悲鳴という名の批判REDファンに突き刺さり、盛大な論争へと発展していることだろう。というかしている。最初の方でも書いたが、私は原作ありきのアニメ映画の正しいあり方というのは第一原作アニメファンに向けて作り、第二に新規層の開拓にあると思う。今回の映画は前者をやや蔑ろにし、後者に重きに置きつつ、ado宣伝に使ったという印象が強い。なので、興行成績的に言えば大成功だが、反RED原作ファンからすれば全く嬉しくない成功であろう。なんせ、これで売れるってのがわかってしまったので、またやらかす可能性が出てきてしまう。

私もDBに関してはガッツリ原作推しなので、もし万が一このような事態になったらと考えたら身震いがした。そして同じアニメ製作会社故にこのような方式DB映画が作られた可能性がある。よって某ネットミーム風に言えば「逆だったかもしれねェ…」ってやつになってた可能性さえある。もし仮に作られたとして流石にREDほどヒットするとまでは全く思わないが、成功しようが失敗しようがそんな映画自分の好きな作品に残るのは絶対に嫌なので、嫌な言い方になるが作られた時点で負けである。少なくとも私はめっちゃ嫌だ。

こうして、タイトル結論へと帰結していく。ぶっちゃけ、この記事対岸の火事に飛び込んで火達磨になった事のレポでしか無い。しかし、これを読んでRED及びウタ推しアンチワンピ好きな人DB好きな人、どっちも好きor興味無しetc…どんな層であっても何かしら感じ取れる部分があったなら、それで良い。是非コメントを残していただけたら有難い。なるべく削ったつもりだが、とんでもない長文になってしまった事をお詫び申し上げる。

そして、最後まで読んで頂きありがとうございました。

追記:ちょっと文章修正

コメント欄にてコメント返信を行いました。

また、記事を書いたあと時間が経って書いたものを読み直したり、色々と考えを深めていたら他にもウタに関して追記したい事があったので、補足

ウタが現実世界海軍民間人攻撃された際にやめてー!と言って必死で手当していたけど、あれを見て恐らく大部分の方はウタは優しい子なんだなーとか好印象を抱いたと思う。

しかし、私はいやいや、なんか必死こいてるけど元はと言えばそっちが勝手に巻き込んだせいだからな。海軍だってそういう選択を取るつもりは無かったのに、あんたのせいだからな。とシラケた感情になった思い出。

とにかくこの子は良い子で悪くないんですよ感を強調されてうんざり

あと最終的に死んでしまったのが気に食わない。

死んだ事が禊のつもりで逃げるいうテーマに沿ったものなんだろうが、寧ろ生きて自分が犯した罪を償って欲しかった。

まあそれじゃあラストに繋がらないからそうする理由はなかったんだろうな。はぁ…

最後にウタの心情補完をもっとみっちりやってくれたら、まだ私でも同情出来たかもしれない。

ウタと似たような動機境遇心中を測ったキャラ複数名知っており、普通に好きなキャラもいるぐらいだが、どれも原作者の心情描写が光る作品だったので、小説漫画などでそこら辺を補完してくれたら話が変わったかもしれない。

そしてそれらの作品基本的映画のような短編ではなく漫画ゲームなどのそれなりシナリオがみっちり描ける媒体からこそ、深堀出来たのだ。

批判レビューの中で映画でやるべきじゃなかった、ワンピでやるべきじゃなかったとあるが、正しくその通り。

ウタは映画で扱いきれるようなキャラではなかったのだ。

その他色々言いたいことはあるがマジで無限文句が出てくるので一旦ここまで。

シナリオ面は叩けば叩くほど埃が出てくる映画だな本当…

2022-09-25

大事ものを猫に気に入られて取られたときに使えるセリフ

「“新しい時代”に懸けて来た…」

これでキミも今日からシャンクス

2022-09-06

anond:20220906143808

シャンクスの腕を食いちぎった魚は何者だったのか、は?

ワンピース最終章って何年かかると思う?

とりあえずパッと出てくる伏線というか解決しないといけない話題

10年で足りる?

安倍晋三              216億5000万

ゴール・D・ロジャー    55億6480万

エドワード・ニューゲート  50億4600万

カイドウ            46億1110

シャーロットリンリン   43億8800万

シャンクス             40億4890万

ジュラキュール・ミホーク  35億9000万

バギー                31億8900万

モンキー・D・ルフィ      30億

トラファルガー・ロー     30億

ユースタス・キッド       30億

マーシャル・D・ティーチ  22億4760万

サー・クロコダイル      19億6500万

マルコ               13億7400万

ロロノア・ゾロ         111100万

シャーロットカタクリ   10億5700万

ヴィンスモークサンジ   10億3200万

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