はてなキーワード: 普段使いとは
アラサー後半に入ったある冬の日、顔面がかゆくてかゆくて死にそうになった。
生まれてこの方、肌だけは褒められてきた、強靭で綺麗な肌を持っていたのに、
その耐えられないかゆみを無心で掻いていたら、ぼこぼこと蚊に刺されのように膨らんできた。
そのうち治るだろうと放置していたら、日に日に増えて、蕁麻疹と皮膚炎は顔の2/3を覆っていた。
酒・タバコしない、野菜も魚も肉もよく食べ、水を飲み、ホットヨガに通い、寝具は週一で変えていた。
そんな、肌荒れから遠ざかった生活をしていた増田でも、年齢には抗えなかった。
そんな増田が蕁麻疹をほぼ完治(いつ再発するかはわからない)させた方法を書く。
洗顔と化粧水を使っていたけれど、主な原因はこれだったっぽい。
2年使って急にだめになった。
どうやらピテラが刺激になって、肌のバリア機能が落ち、黄色ブドウ球菌が皮膚で繁殖した模様。
高いし、こうなるまではかなり肌に効いてたから、より塗ってたけどどんどん悪化。
調べるとこういう人は結構いるみたい。
皮膚炎に覆われた顔には、何を塗っても痛くてかゆかった。
皮膚科で処方されたヒルドイドだけが、唯一刺激を感じなかった。
しかし、普段使いできるほど処方はしてくれないので、ジェネリックであるピアソンローションを使っている。
楽天なら1個1000円弱で買える。
正直高いし、匂いもケミカルで、洗顔料によくあるいい匂いでは全くない。
皮膚炎の肌にスチーマーって大丈夫かって思ったけど、存外効果はあったっぽい。
スチーマーをあてて、ピアソン塗って、皮膚炎にロコイド塗るようにしたら2日後には皮膚炎は消えてた。
スチーマーをあてるまでは1ヶ月治らなかった。
メタボ解消のため思い切って20万超えのカーボン製ロードバイク買った。
楽しくて毎週走ってるけど、ある程度快適に走ろうと思って周辺のツール等々そろえていくと、思っていた以上に金がかかった。
ざっと挙げても以下のとおり(実際はもう少し細々としたものも買ってる)
■ウェア類
ヘルメット \25,000 (命を守るため)
サイクルキャップ \6,000 (ヘルメット取ってもカッコ悪くならないように)
財布(ナイロン製) \1,300 (普段使いの革の財布は汗でボロボロになるので)
グローブ \1,000 (手の平が痛い)
ジャージ \6,700 (なんとなく)
シューズ \19,000 (速く走りたい/遠くまで走りたい)
サイクルコンピュータ \6,000 (モチベーション維持のためGPSでどこ走ったか見たい)
サドルバッグ \3,200 (予備チューブ等を携帯するため)
SPDペダル \6,500 (速く走りたい/遠くまで走りたい)
鍵 \8,600 (盗難防止、軽くても丈夫なやつ)
ベル \4,900 (道路交通法対応、見た目ダサくならないやつ)
■メンテナンス用品等
グリス \900 (ペダル交換のため)
合計で 15万弱
幸い、独り身で自由に使える金はそこそこあるので大きな問題はないんだけど、こんなに金かかると思わなかった。
ロードバイク乗ってる人ってだいたいこんな感じなのかな?
「とにかく大きいのが欲しい」と言ったら最初に見せられたのがsonyのxperiaxz3。
次に見せられたのが同xz2premia(ウルトラだったか?記憶あいまい)。
それぞれ割り引き込みで75,6000円、54,000円。
一見xz2premiaの方が幅広く大きく見えたがxz3の方が端までディスプレイになっててインチ数が大きいとか。
それでまあどっちかにしようと思いつつ「ほかにありますか?」と聞くと
「あとは…ギャラクシーですね。韓国のメーカーですがお嫌いですか?」と微妙な笑みで聞かれて
「いやいや(笑)」と返して手にとって見た。性能は少しずつxz3よりよくて少し大きいんだけど、
価格が倍近いので「そこまで出すほどスマホに賭けてないな」と思ってやめた。
たぶん韓国メーカーのスマホは嫌って言う人がそれなりにいるんだろうな。
なんだろう。ストレージやモニターはサムスンやLG結構普及してると思うけど、
スマホはより身近に普段使いするものとして、気分悪い国のものは嫌ってことなのかな。
そう考えると自分もそんな気がしてきた。
「Googleで検索すると、Googleサジェストにて、酷い言葉が現れる」
「掲示板で貼っつけられる彼女の画像に、薄っすらと酷い言葉が埋め込まれている」
そのような酷い扱いをされてきた、松原早耶。
これにどれだけ心が折れ、どれだけ腹がたったか。
けど、書かなくちゃいけない。
何故なら、来年こそ彼女をシンデレラガールにしたいからである。
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2018年の総選挙、掲示板にて早耶のポスターに酷い言葉が書かれている事件があった。
それをまとめサイトで知ったときショックを受けたが、当時の自分は「どんな形であれ、早耶のことを話題にしてくれればいい...」ということで、自分の精神を安定していた。
実際、同情の形ではあったが、早耶に票を入れてくれた人がいたから、複雑な気持ちながらも、受け入れていた。
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しかしモバマスSRを皮切りに、最近早耶のことが好きな人、そして担当が増えてきているのを感じている。
実際、大体暇な時Twitteで早耶について検索しているが、早耶の話題が増えているのが確認できる。
それ故に、今自分の中には「今年/来年は早耶が躍進する、絶対に躍進できる」と確信している。
寝ても覚めても仕事中でも「どうしたら早耶のことを知ってもらえるか」「女性人気が高いから、普段使いできる早耶のグッズを作るのもいいだろう」「早耶は好きになるハードルが低いから、他のアイドルと絡みやすいよな」と、常に考えている。
例年通りだと、来年の総選挙は4月中旬〜5月上旬になるだろう。
この年、松原早耶を本気で応援し、本気で彼女のことを知ってもらい、同情で票を貰うということは絶対にされたくない。
早耶のことを知らない人に、ほんの少しだけでもいいから知ってもらいたい。
もう彼女、そして担当Pが悲しむような出来事は起こりたくない。
きっかけはこれ。
家事&育児で楽したい!! 面倒くさがり夫婦がおすすめする、お助け時短アイテム3選
https://srdk.rakuten.jp/entry/2018/07/11/110000
夏ごろに見てから準備を始めて、設置が終わったのが先月くらいでした。
食洗器は色々面倒なことが多かったので、気になったことを書いておくことにしたよ。
条件としては、「水道の近くで、シンクより上の、それなりの広さが取れる場所」の確保が必要。
今住んでいる場所に食洗器を買おうとしているなら、まずは自宅のキッチンを見返して、
「水道の近くに大き目な電子レンジを置けるかどうか」、って意識で確認してみると大体わかると思います。
(個人的には、エアコンの室外機がサイズ的には一番近いと思う。結構高さもあるので。)
これが本当に一番のネックといっても過言ではないので、
もし、食洗器も買いたいと思っているけど、それとは別に家を買おうとしていたり、引っ越しを検討しているなら、
そのスペースに机を設置して、なんとか場所を確保しました。(冷蔵庫は反対側の壁に移しました。)
気を付けないといけないのは高さで、食洗器から水を排出する関係で、配置場所はシンクより高めにする必要があります。
うちの場合、机の高さをシンクより10cmも低めにしてしまったので、結局椅子の足の下に木材を置いて高くすることになりました。
スペースの問題はどこも難しいようで、ネットで検索するとシンクに設置するパターンや窓に乗っける苦肉の策がいくつか出てくるので、
どうしても設置したいなら、頑張ってなんとかなるようです。
(ちなみに水道よりネックじゃないけど、電源の確保も必要です。)
ちなみに買ったのはこれ。高さ以外は間取りに完ぺきにフィットでした。
https://item.rakuten.co.jp/e-kurashi/q3a49/
食洗器には、そこまでバリエーションがないので、あまり悩むこともないのかな、と思います。
パナソニックだと、プチ食洗か、そうじゃない大き目の奴かの二択になると思います。
基本的に食洗器は大きさ以外の要素での比較はあまり目立つほどのものはない、というのが個人的な印象。
詰め込めば皿何枚まで、と書いてはあるけど、使っててなんとなく間を置いたりしたくなるし、
皿って意外に容量とるな、と思うので。
さて、食洗器を買いに行く前に”分岐水栓”だけは調べておいた方が良いです。
工事の人にも絶対聞かれます。なんなら分岐水栓だけ先に買っておいた方がスムーズです。
分岐水栓というのは、水道の蛇口を二口にして、普段使い用と食洗器用にするもので、
詳しくは以下ご参照。
https://www.naniwa-ss.co.jp/support/bunki/index.html
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/bunki/
ものにもよるかもですが、店で買うより個人で調達した方が数千円単位で安いです。
工事といっても、食洗器自体は置くのと試運転とかで、主に分岐水栓の工事になります。
ちなみに分岐水栓を自分で取付もできるので、自信がある人はやってみても良いかもです。
大体手順としては、
水道の根元を止める → 蛇口を外す → 分岐水栓を付けて蛇口を戻す →水道を戻す。
ちなみに洗剤は必ず食洗器用の洗剤を使う必要があります。買ったらお試しの奴がついていました。
すぐに使うなら買っておいてもいいのかも。
食洗器の購入が面倒なのは、生活スペースの変更が必要になるからだと思うんです。
食洗器はかならずキッチンに置かないとだし、アパートだとキッチン=リビングだし。
ただ家電を買うんじゃなくて、キッチンやリビングを変更するってハードルの高さを踏まえると、
生活の途中でやる場合には、一緒に住んでいる人がいたら、その人の協力は必須だと思いました。
個人的には、自宅と駅までの距離が五分くらい縮まったくらいの便利さです。
五分くらい歩くのも無理じゃないけど、近い方が絶対良い。
家借りるときには、徒歩五分違えば数万違う場合もあるじゃないですか。
それが一回購入したら必要になるのは洗剤代くらいになるわけだから、これは良いよね。
時間がない時に楽とか、量が多かった時に楽とか言われてますが、時間がある時でも、量が少なくても楽です。
なんだかんだ、全部洗えるわけじゃないけど、量が減るだけで心理的にすごい楽。
お皿洗うのはそんなに負担じゃない方の私がそうなので、ちょっとでも負担に思う人は購入しても良いと思います。
分岐水栓はア○ゾンで買ったんですが、めっちゃ重い箱で来たんですよ。
で、いざ工事の時に開けてみたら五つ入ってたんです。
間違って注文したのかと思って、一つは使ったけど他の奴の値段分返品できないかな、とか思って、ア○ゾンに聞いたら普通に配達ミスでした。
集荷が来るので渡してくださいって言われて、クーポン貰いました。
そしたら、集荷が来ないんですよ。
また連絡したら、連絡ミスでしたって言われて、クーポン貰いました。
机の高さが足りないとか、こんなこととか、ほんと色々大変でした。
少しでも役に立てば幸いです。
仕事に就いても長らくの借家住まいで、結局今も家を持たない。これはこれで何も不満はないのだけど、昔はマイホームなるものへの幻想を抱いていたこともあった。
最初の職場の秘書さんが結構な庭のある家にお住まいで、よく庭で育てたハーブを持ってきてはハーブティーを淹れてくれた。カモミールとかレモンバームが多かったのだけど、彼女に、
「ハーブっていうとミントみたいなイメージがあるんですけどね」
と言うと、吐き捨てるように、
「ミント? あれは駄目ですよ。うちの庭にもあるけど、欲しけりゃ来てくださいな。ありったけあげますから」
このとき、私はまだ知らなかったのだ。ミントが実は相当な繁殖力があるということを。
ミントは多年草である。越冬できる地下茎と根を残し、そこから更に茎を伸ばして拡大していく。そしてミントには花が咲き、種子をつける。ミントの種子をご覧になったことのある方が多いか少ないか知らないのだが、1 mm にも満たない芥子粒程のサイズの代物である。風が吹けば呆気なく辺りに飛び散って、そこで発芽し、繁殖する。一度ある程度の大きさになるとなかなか枯れない強さもある。
こういうわけで、庭にミントを植えるとどんどん繁殖する。拡大する。しかもミント同士は交雑し易い。セイヨウハッカ(ペパーミント)、スペアミント、アップルミントなどを近くに植えていると、程なく交雑がおこり、交雑したミントはしばしば芳香を失う。こうなるともうたちの悪い雑草に過ぎない。ミントはその芳香から防虫効果があるとされるが、芳香を失ったミントは虫の繁殖場所になってしまう。除去しようと刈り取っても増殖はやまない。根ごと除去したつもりでも、土壌にわずかに根、茎、種子が残っているとまた発芽する。根絶するためには、土壌ごと除去したり、除草剤を散布したりしなければ難しい……ということで、ミントはガーデニングで簡単に手を出すべきでないものらしい。
はーなるほどー一軒家の庭ってのも楽じゃないんだなー……と、そのときはそういう話で終わっていた。しかし、私が個人的にミントが好きで、料理に使うこともあるので、栽培したいなあ、とずっと思っていたのだった。そのうち、私は職場を移籍することになり、ある地方都市に引っ越すことになった。
その町はある大企業の城下町で、その企業の工場と社員の住む住宅街で構成されているようなところだった。大企業の正社員なら、収入も安定しているし、銀行だって容易くローンを組ませてくれるのだろう、そこの町の持ち家率は、そりゃあもう高い高いものであった。私は相変わらずコンパクトな賃貸物件に居を構えたが、職場までの道はもう家、家、家……その家の中に、私が「ミント屋敷」と名付けた家があった。
ミント屋敷は、先に書いたようなミントの典型的な犠牲者の家である。角地の瀟洒な一戸建てで庭も広いのだけど、その庭一面が草叢……ならぬミント叢になっている。ミントの勢いは庭に留まらず、家の周囲にも飛び火していて、角地なので家の角の外側に電柱が立っていたのだが、その電柱の根本にまでミントが生えている。私はこれを面白がって「野良ミント」と呼んでいたのだけど、前職の秘書さんの言葉を、私はここで初めて映像として目の当たりにすることになったわけだ。
今の私の住まいは、この町から少し離れた大きな地方都市にあるのだが、ここに住むようになって、プランターや植木鉢で普段使いのハーブを栽培するようになった。私がよく使うのは、肉料理にローズマリーとセージ、魚料理にタイム位なので、まずはそこから栽培を始めたのだけど、これが安定してくると、他にも何か……ということで、ミントのことを思い出したのだった。私の住まいはマンションで、このハーブ栽培もベランダでやっている。だから、先に書いたようなミントの犠牲になることもないんじゃないか。そう、そのときはまだ軽く考えていたのだった。
最初は園芸店の通販でニホンハッカを買ってみたのだが、なんとこれを枯らしてしまった。やはり、枯れない強さのある株を栽培した方がいいんじゃないか、と考えていて思い出したのがミント屋敷である。電車に乗れば、今でも行くのにそう苦になる程でもない。私は引っ越してから久しぶりにその町を訪れ、ミント屋敷で家の方に事情を話し、何本か生えている株を採取させてもらった。これを家で挿穂すると、呆気なく根が出、ミントの植木鉢が出来上がった。
とにかくこのミント、繁殖力が強いのだ。どんどん拡大しようとする。摘んで使うのだけど、ミントの使用量なんてたかが知れているわけで、やがて余ってくる。シソも栽培していたので、シソとミントの交雑というのは聞いたことがないのだが、ミントだけ少々離れたベランダの隅に置くことにした。
それから、1週間程経った頃だろうか。掃除しようとミントの鉢の辺りに行くと、鉢から根のような茎のようなものが伸び、ベランダの床の上を這い始めていた。これは……いわゆる匍匐茎というやつだ。これが地面と触れているところから根が出る。そうすれば茎が切れても、そこで根を張って繁殖することになる。要するに自分自身で挿穂をするようなかたちでの繁殖だ。いや、さすがは野良ミントである。そうか、こうやって拡大していくわけか。しかしベランダの床はモルタルだから、根の伸ばしようがない。私はしばらく放っておくことにしたのだ。
日毎に匍匐茎は伸びていくのだが……日が経つ度に、私は気味が悪くなってきた。その匍匐茎は、他のハーブのプランターや鉢のある一角に向けて、真っ直ぐに伸びていくのだ。ミントに目がある訳もないし、どちらの方に他の植物が、そしてその植物が生きている土壌があるか、なんて、知ることができるとは思われない。しかし、野良ミントの匍匐茎は、確実にその方向に、曲がることなく一直線に伸びていくのだ。こいつは……本当にただの植物なのか? 実は宇宙のどこかから飛来した謎の生物で、己の繁殖の為に最適な行動を、我々の想像を超えた生物的機能を以て為しているのではあるまいか。そう思うと、その匍匐茎がまるで触手か何かのように見えてきて、どうしようもなく恐ろしくなったのである。
私は結局、そのミントを捨てた。鉢の土ごと、燃えるゴミの袋に密閉して。植物とはいえ、自分の勝手な印象や都合で、結果的に弄ぶような育て方をしてしまったことが悔いとして残ったので、私はそれ以来ミントを栽培したことがない。これからも、きっと栽培することはないと思う。
商品名を教えてほしい
自分はつけてる時の呼吸と鼻の圧迫感と頬骨上あたりの肌が擦れてぼろぼろになるのがだめ
「暖かくなったし、飲まないか?」
「うーん、今週は予定があるから、来週はどうかな?」
いつも通りそう答えつつ、また何かあったのかなと思う。
仲間と会う時やこちらから気分が乗った時でも一緒に飲んだりするが、彼から誘われる時は大抵そうだから。
予定を合わせて、それじゃ、と電話を切り、付き合い長くなったなぁと思った。
同じ制服だったので、話もしやすかったのだろう。母は彼の母とすぐ打ち解けていた。
彼と僕とは、必ずしもそうではなかった。
話はしていたが、どうも上滑りしているところがある。そんな感触があった。
背は小さく、小太りで、話す度にキョロキョロする。けれども話す時は圧迫を感じる程こちらを見つめる。
話す度に身体を動かすものだから、距離感をどうしたものかと考えたことを覚えている。
そんな初対面だったが、クラスが同じだったこともあり、すぐに打ち解けていった。
部活などは一緒ではなかったが、昼食は弁当だったこともあり、よく一緒に食べていた。
ただ、箸の使い方や食べる音のさせ方は育ちの良さを感じさせた。
そういう所に彼のアンバランスさを感じてはいたが、その時はさほど重要だとは思っていなかった。
彼が気持ち悪いと言われているのを聞いたのは、オリエンテーションが済んだあたりだったと思う。
女子が何の気はなしに男子の評価をしている中で聞こえてきた言葉だった。
それでも後から考えれば同様の感触を彼女たちの言葉から感じ取っていた。
聞いた私は苦笑いしながら、話を流していた。
彼が小中といじめとまではいかなくとも、女子から嫌われていたことを聞いた。
彼はその頃から小太りで、背は女子よりも小さく、運動神経も良くはなかった。
そして出っ歯気味で、唇が厚いために、いつも唇を突き出しているように見えたのもあまり良くなかったようだ。
実際、有り体に言って、容貌としては良くはなかった。
よく心ない言葉を言われ続けたという。
そのせいで、女子に対する態度がおどおどしてしまうとも言っていた。
どうしても目を合わせられないと。
自信を持って話をすることができないと。
それがまた、気持ち悪いと言われてしまうようになっていったとも。
彼は文化系サークルでそこそこ楽しくやっていたそうだ。
彼は女子の先輩からキモイキモイと言われながらも、かわいがられているようだった。
ただ、彼自身はその言葉に対して思うことはたくさんあったのだろう。
時折、泣きながら愚痴を私に言っていた。
多分、大学の友人達には話せなかったのだろう。そういう対話の関係性ができてしまっていたから。
お互い新人と言うこともあって、忙しかったのもあるし、会社が別方面だったと言うこともあるだろう。
ただ携帯を買った時、最初に登録した友人は彼の名前だったのは覚えている。
後で後輩の女子が「あの先輩キモイよね、セクハラとか本当にしそう」と言っていたのを聞いたという。
その頃には彼はそれなりの貫禄も出ており、服装もそれなりのものをしていて、立ち振る舞いも商社マンとしてしっかりしていたものだった。
その分、背は小さくとも、おじさん風味が早めに来ていたのは事実だった。
彼はそれ以来、講師は断っているそうだ。
大なり小なり、彼はそういうことで愚痴を言っていて、僕はいつも聞き役だった。
やりきれなくなれば、一緒に酒を飲みにいく。
もちろん高校時代の友人ともいくが、二人きりで飲むのはもっと多かった。
彼の電話を受けて、私は最近見つけた新しいイタリアンの店に誘った。
店長一人で回している、普段使いするのにちょうど良い店だった。
開店当初から通っていることもあり、店長も店の常連も僕を仲間として扱ってくれていた。
彼と訪れた日、名前は知らない顔見知りの女性の常連が酔っていた。
「あー、久し振りですー。あ、男二人ですか? キモーイ」と陽気に笑っていた。
僕は苦笑しながら、適当に挨拶を交わし、店長に注文をすると「どうもすいません」と言われた。
僕は笑いながら、「よくあることですから」と答えた。
北海道の大手菓子製造会社でこの数年結構有名になったんじゃないかと思うんだけど
(少なくとも柳月や六花亭くらいの知名度にはなってるかな、というのは道民の錯覚だろうか)
道内の市場では様々な種類のシュークリームや洋菓子、ソフトクリーム、
レストラン部門のオムライスなんかがメジャーで有名なんだと思うんだけど、
北菓楼は和菓子のほうが上手だ!って個人的にめちゃくちゃ思ってる
特に消費期限が1~2日の普段使いのおやつ、大福やまんじゅうがめちゃくちゃおいしい
これらは売っている店舗が限られていて、デパ地下でもあるところとないところがあるので
遭遇するのが結構難しいんだけど、時々店舗を通りかかる際に売っているのを見つけたらラッキーなので必ず買ってしまう
それらの中で特にすばらしいと思うのが「夢開拓草饅頭」というよもぎ饅頭で、
これは結構色んなところに置いてあるんだけどとにかくよもぎの濃さといったらすごくて
生地にたっぷり草!そのものの重量感と水分が残ってるようなもっちりしっとりした饅頭で餡子ももっちりしててとてもうまい
今はもう要介護5になってしまった祖母が昔作ってくれた手摘みのよもぎ饅頭のような感じでとにかくおいしい
大通本店にはよもぎ大福というのも売っていてこれがまた饅頭に負けないレベルの重厚なよもぎ感のある生地ですげーうまい
でも餅生地自体は結構さらっとしてて口溶けがよくておいしいんだ 89円っていう値段も素晴らしいと思う
今の時期はかぼちゃ饅頭というのも出ていてこれがまた蒸生地も中の餡もすばらしく柔らかくさらっとした口どけで
手亡豆の白餡に絶妙なバランスでかぼちゃ餡が混ざってるところにバターが入っていて、
洋菓子のような味わいをちょっとつけてあってこれがもうすごくおいしい…これも89円でさすが大手の菓子屋だなって思う
大手の菓子屋になったはなったんだけど北海道の田舎町によくあるお菓子屋さんは、
昔から基本ケーキも和菓子もお遣い物も日々のおやつも一手に作る和洋菓子屋で、
六花亭もそうだけどその名残を北菓楼も今もよく残してるというか
それこそこういう素朴なお菓子のおいしさが和洋菓子屋の面目躍如なんじゃないかな~、
大手菓子屋の「おやつ屋さん」的な側面を味わう楽しみってたまらない