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はてなキーワード: 性向とは

2022-09-03

anond:20220903144404

人と違って自然忖度してくれないから。お調子者が人に対して調子づく感覚自然に対して調子づいてしまい、敢え無く死亡という事故は絶えない。フールプルーフフェイルセーフで防げるなら防いでやりたいところではあるが、究極の原因は本人の性向から、そこはいかんともしがたい。

2022-08-10

余裕と遊びについてちょっと思ったこ

菜種油を絞るような働き方は本当に糞だと思う。

業務がきついならと人を採用していいと言われていたし、ゆっくりでもいい人をと言われていたのでいい人を取ろうとしているうちに人が増えないことにされた。

それどころか、人が減っても増員無しで頑張れーみたいなのが数回。もともと少数でチームを回していたのにそこから減っても人の採用なしですか???

そんな状況で予定通りの開発継続メンテナンスをやろうとするとどうしても無理がある。システム不安定でほかのチームに怒られる。多分、上司にも苦情がいく。

開発自体を一旦停止して安定性向上に時間を割くべきだと思うのだが、話し合いもなされず、システム不安定なのはどういうことだと文句ばかり上司に言われる。

しろ上司に状況の説明をすることで時間を取られて通常の開発業務どころかシステムの安定化作業もままならない状態

現状をまとめたレポート改善案を提出するようにというような官僚感満載な要求をしてきたのには、俺は本当にあきれてものが言えなかったよ。

査定の時期になり、会社に入ってこんな評価つけたことがないというレベルの糞評価をつけたのだが、そんな俺のブチ切れをよそに上司昇格。

俺の査定は低評価会社評価システムが本気で信じられなくなった。

今でも俺は根に持っている。

2022-07-20

anond:20220719173639

うちの奥さんSIerから学習塾社員を経て看護師さんになったのだけれど、確かにそれぞれの職業文化も求められる特性も違う感じはする。

ただ、看護学校時代からいままで泣いてるのは見たことがないし、周りで泣いてる人がいるという話も特に聞かない。

勤務先の病院も規模や科で雰囲気が色々と違うようで、NICU新生児集中治療管理室)にいた頃はちょっとしたミスでも命取りになるので諸々のチェックや確認も厳密にしてシステマチックにきびきびやってたけど、転居に伴い地域の中規模病院成人病棟に移ったら結構まったりした感じになった。

時間的にも気持ち的にも随分余裕が出てきたらしくシフトの空いてる日は有料老人ホーム看護師アルバイトもしてる。

と、いうことで、まずは「精神的に追い込まれすぎてどこに行ってもつらくなる」状態になる前に何度か環境を変えてみるのもよいかもしれない(既に何回か変わっているようだけれど本人の性向として無意識に同じ系統病院を選んでしまっているのかもしれない)。

職場環境に左右される要素が多い(し、他の職種でも同様のケースがあり得る)ので「看護師を辞める」という職種自体の変更は早計であるように思うし、本人としても人生における失敗体験としてその後の人生で「できるやつ」に戻れない瑕になりそうな気はする。

もし勉強等が得意なのであれば一定の実務経験必要になるけど特定看護師を目指すという手もある。

すごくメリットがあるとは言い難いのだけれど、看護師の中では分かりやす差別化できる部分だし、それなりに長い研修期間なので転職理由にもし易い。

なお、話を読み返してみると本人は看護師に前向きかつ「泣くのは職場として当たり前」と考えていて増田がそれに過剰反応してしまっている可能性もある。

2022-06-27

anond:20220627080602

消費税法人税の論争は、新自由主義VSケインズ主義象徴でもあるからな。

新自由主義政府裁量が良くないと考える。だから消費税を好み、裁量が入る法人税+減税措置を嫌う。

ケインズ主義財政金融税制を用いて経済を調整しようとする。消費性向が低い場所富裕層などを増税する。、消費自体に係る消費税を嫌う。

そのけっかはどうか?新自由主義資金循環を無視した税制をしてたがゆえに、失われた30年を作ったし、せっかくのアベノミクスによる回復も潰した。

使ったら減税、ため込んだら増税とするべきだ。つまり消費税減税、設備研究投資で逃げる余地を設けて法人所得金融所得、富裕者所得増税

2022-06-24

anond:20220624135338

やっぱ犯罪性向ある男には多くの女が集まるんやな

anond:20220621180952

最初過去の貯蓄の取り崩しや、資金調達しての支出で金が動いて(経済理論上の投資資金需要)、収入一定割合比率の消費性向で消費をしていって、残りは貯蓄され、最後に別の場所で止まる(資金供給)。なお、貯蓄の総和と経済理論上の投資の総和は等しくなる。

最初に動く金と最後誰かの懐にとどまった金は同じと言ってもよい。

経済規模とは経済理論上の投資を初項、消費性向を公比とした等比数列の和なんだよ。

税金強制的な貯蓄という側面もあるから、この消費性向を下げる。すなわち等比数列の和を下げて経済を落とす。だから消費税は景気に絶大なダメージを与える。

一方で法人所得金融所得、富裕者所得はため込まれやすい。このあたりを減税すると貯蓄を増やして景気を落とす。

その上で

(1)再分配政策収入が高いところに高い税金を課すことも要素の一つ。その上で、過去所得税を累進を下げて変わりに消費税を下げてをしてたから再分配が弱くなった。

(2)代替税金法人税、所得税、金融所得課税など減税した金が滞る懸念がある金でしょう。むしろ法人税、所得税、金融所得課税を下げるために消費税を上げてきた。しか消費税は消費にかかる税金で、貯め込まれ場所を減税したから景気が悪くなった。

(3)上げるのは貯め込まれ場所税金そもそも税金は使う場所を減税、貯め込まれ場所増税としないとならない。

(4)法人税、所得税を下げろと減税日本だとかいたの忘れてたのか?維新行政スリム化で減税を言ってたぞ。最もアイツラは官の仕事をお友達人材派遣会社で買い叩かせるのが主だが。

2022-06-23

悪夢倫理を作り上げる


 人生の節目に常々悪夢を見てきた

 僕の人生基本的悪夢によって規定されていると言ってもいい。そのような悪夢が初めて自分を襲ったのは四歳だか五歳だかの未就学児だった時期である

 この悪夢について僕は詳細を語るつもりはない。

 それは明確に僕にとっての呪いであり、そして僕の人生根本的に規定している夢だからである

 このような夢を安易に語ることによって、これまで僕が人生運営していく上で必要としてきたシステム――要するに倫理――に悪影響が出ないとも限らない。僕はこの悪夢基本的墓場まで持っていくつもりである。もし、僕がこの悪夢を誰かに語るとすれば、それは僕が誰かに呪いを移し替えたいという、純粋な悪意によって衝き動かされる時に限られるだろう。


 そのようにして、四歳だか五歳だかの時に、記憶に残る上では人生で初めての悪夢に見舞われ、僕の人生はある種決定付けられた。

 僕はその後悪夢に怯えて人生を過ごすことになった。

 悪夢とは――端的に落とし穴である。それは闇夜の落とし穴であり、夜になれば我々は必ず眠りに就かなくてはならず、つまり、闇夜の中を目印無しに歩かなくてはならなくなる。無事に夜明けまで辿り着ける場合もあれば、真っ逆さまに穴の中に転落することもある。それが我々にとっての――少なくとも僕が五歳だの六歳だった時の――悪夢だった。そのような悪夢を避けることは、基本的にはできない。偶発的に穴には落ちる。歩く限りで、そしてそこが闇夜である限りで、また、その闇夜の道に無数の穴が掘られている限りで――必ず我々は穴に落ちることになるのである。すなわち、悪夢を見ることになるのであるマーフィーの法則を持ち出すまでもなく、それが僕にとっての悪夢というものの在り方だった。

 いかにしてこの悪夢を避けるべきか――という思考が芽生えたのはいつのことだったか、それは流石に未就学児の時ではなかったと思う。僕はその後も順調に、人生の岐路において悪夢に見舞われ続けた。つまり積極的にこの悪夢を退けようとする姿勢――僕にとっての倫理姿勢――を身に着けるのは、もう少し後のこととなる。


 六歳だか七歳だかの時には、ランドセルほどのサイズの大きな蛾が、背中にしがみついた状態で、闇夜を歩く夢を見た。そして、その夢の中で僕の手には鎖と鉄球が結ばれており、それを引きずっていた。

 以前その夢について増田に書いた時があったのだけれど、それは僕にとっての「カフカ的な重み」であったと増田には記させてもらった。六歳だか七歳だかにして、過負荷(当時のブコメから引用)を背負うことは、はっきり言えばそれなりにハードなことだった。何でまた僕はこんな幼少期からこんな重みを引きずって歩かなくてはならないのだ? 僕はまともに歩くことさえ困難な状態におかれてしまっているじゃないか、と。



 時に美しい夢を見ることもあった。意中の女性を抱き締め、愛を語らう夢。そんな夢から覚めた直後には、朝の静かな空気の中で僕は幸せを噛み締めていた。

 とは言え、そのような美しい夢に比して、同数以上の悪夢を見ることに、青年期の僕はうんざりとしていた。その殆どは、僕が所謂カフカ的重み”――つまりは゛過負荷”を背負っていることを突き付けようとする悪夢であった。

 荷物が重すぎるのである。それを何度となく、僕は僕自身悪夢によって示されることになった。゛お前はここから逃げられない”と。゛荷物を下ろそうとしたところで、それは無駄なのだ”と。゛お前の背負っている重みを常に直視し続けろ”と。

 さて、僕はどうするべきだったのだろう。

 勿論、僕のやるべきことは一つだけだった。つまり荷物が何であるかを見定め、それをできる限りパージしていく――円満背中から下ろしていく――ということそれだけだった。

 僕は自分の重みから解放されなければならなかった。その手順を、一つ一つ確実に踏まなければならなかった。間違ったやり方をしてしまえば、その重みが加速度的に増して、自分背中を押し潰すことは、僕にとって殆ど自明のことだった。

 そう、゛間違えてはならない”のである

 正しいことをし続けなくてはいけなかったのである。何故なら、そこで間違った選択をすれば、僕は更に゛過負荷”に晒されることとなったであろうからである

 この場合の゛正しいこと”とは、繰り返すように、゛過負荷”について正しく理解し、目を逸らさず、誠実にその重みを扱っていくことである。幸か不幸か、僕は自分にとってのおぞましい重みが眼前に提示された際、その重みを瞬き一つせずに眺めてしまうという性向を持っていた。そのような性向ある意味では僕の青年期の情景に影を滲ませることになったが、同時に、その時の僕にとってこの上なく必要事柄をもたらしたのである

 僕はそこから目を逸らしてはならなかったのだ。


 僕が正しいことをしなくてはならない、そのために、全力を注がなくてはならない、そう決意したのは、悪夢の影響だった。自分にとって正しいことをし続けること、自分の素直な気持ちを大切にし、本当に大切なものだけを搔き集め、そうでないものに囚われないようにすること――かかる方法のみを以てしてしか自分の重みを取り除くことができないことは、僕にとって明らかだったのであるシンプルに言えば、僕は正しいことをし続けなければ死んでしまっていたのである。僕自身の過負荷によって。



 僕自身にとっての倫理とはかかるものである。つまり、『死にたくなければ(悪夢の過負荷に押しつぶされたくなければ)、正しいことをし続けろ』というシンプル命題。それが、僕にとっての倫理だった。

 僕は、そのような倫理個人的格率として保持し続けた。僕が人生を生き切るためには、自分の夢を敵に回すのではなく、自分の夢に味方になってもらうことが、必要不可欠だったのである

 その後、僕は様々な人生トラブルに見舞われることとなった。最も最近トラブルは今年の初めくらいから生起しており、正直なところ正気を保つのに随分苦労しているのだが、しかし、ここまでやってきた努力の成果もあってか、夢だけは常に味方になってくれていた。

 夢の中で、僕は幼い日に恋心を抱いていた女の子出会う。

 彼女と僕は語らい、キスをする。幸せ気持ちになる。

 朝目覚め、少しだけ悲しい気分になるのだけど、でも、少なくともそれは悪夢の目覚めに比べれば、五千倍はマシなのだ



 倫理とは悪夢に対する恐怖であり、その、悪夢を退けるために、善行を為し続けることなである個人的に言えば。




anond:20220617134526

2022-06-18

ネトウヨキモオタハリウッドポリコレうっぜええええええええええええ」

わい「でも、そういう基準っていうのはさ、時代によって存在するのでは?」

ネトウヨキモオタ作品価値貶めるディズニースターウォーズがクソ化したのと同様に

これは表現に対する冒涜だ!!」

わい「例えば、国民の創生とか、南部の歌みたいなのがスタンダードだった時代があったわけじゃん?つまり差別万歳民族主義万歳時代が。それに対する反動なのでは?

作品ありのままを見せるという芸術上の使命を宿している反面、時代特有イデオロギーも必ず内在しているものだ。LGTBQが今や避けて通れない政治上の表明であると同様に」

ネトウヨキモオタ「大好きなアニメが大好きなアニメがあああああああああああ」

わい「君らの差別感情がそれによって炙り出されるというだけなのでは?

黒人同性愛者などのマイノリティを嫌う性向をお持ちのようだが、君らもマイノリティであるアジア人なのだが?

しろアジア人であるからにはこの傾向は喜ぶべきものなのではないか

君らの大好物日本好き外国人』を増やす要因にもなりえるだろうしな」

ネトウヨキモオタ名誉白人だ!!ハイルヒトラー!!(いきなり席をたって敬礼

わい「おもてなしの心とやらが、単なる自己撞着に過ぎないように、君らの最大の欠陥は自己愛が強すぎるということじゃないか

同性愛マイノリティテーマにした作品でも素晴らしい作品は出ている

例えば『それでも夜は明ける』や『ムーンライト』や『ブロークバックマウンテン』がそれだ

新しい表現領域だと思うよ。勿論、弊害もあるだろうが

というか、君らはいつも通りにアニメ美少女パンチラみながらしこってればいいのでは?」

ネトウヨキモオタフェミの手先め!!!!!」

2022-06-17

自分は年上で異性のきょうだいがいるのでその影響をたっぷり受けて異性がメインターゲットであろうのものを好むようになったけど、そういう家庭環境ではない、一人っ子とか同性複数人きょうだい構成の人が異性向のものを好むようになる切っ掛けって何が多いんだろう

異性の親? 異性の友人?

anond:20220617002508

そういうはてなー逮捕したところ、実際まともな社会生活を送っていないことがわかった前例がありますので

似た性向を持つ人は似た立場にあると仮定して差し支えないと思います

2022-05-10

anond:20220509191854

妻や娘にではなく「他人に」なら分からなくもないけど、特別扱い要求性向が強すぎでは

2022-04-26

anond:20220426203810

レディコミとTLは別物っす。

レディコミは大人の女性が読む大人の男女の恋愛とか性愛・下世話ネタ漫画本。

TLは元は少女漫画卒業したが大人()でもない、ハイティーンや二十代の若い女性向けの、性愛含む男女の恋愛を描いた漫画本。

ところが、未成年へのエロ規制が強まり、十代にはそういうのを売れなくなってしまったので、対象年齢を18歳以上……主に二十代の女性……に上げたの。そういう経緯で出来たジャンルなので、絵が少女漫画に近い。

2022-04-25

anond:20220424173636

減税というか、国民の消費性向を増進する政策は常にありとあらゆる手で行われるべきだが、現在コストプッシュインフレに減税で対応するのは一般的な考え方で言えば愚策

円滑な賃上げのために労働力移動をしやすく、また適切に配置して社会全体の効率を上げるのが良さそうに見えるが、それはつまり企業に頼り切った日本型社会保障をdisruptするということなので…、まあ難しいですね、我慢してね、って感じじゃなかろうか。

2022-04-19

生娘シャブ漬け作戦を開始します。パンツァーフォー

みほ

広報さんチームは若い女性向けのCMを打って相手を攪乱。女子が店に来たらそのまま食べさせちゃってください。

厨房さんチームは店舗で待機。若い女性がきたら全速力で牛丼作っちゃってください。

それではこれより「生娘シャブ漬け作戦」を開始します。パンツァーフォー

2022-04-13

自分は優しいとか真面目だとかい自己評価

昔の男性向雑誌モテ指南記事とかでも「優しいだけじゃモテない」みたいの頻繁に見てたから、増田だけじゃなくて男が広く持ってる自己認識だと思う。

2022-04-07

anond:20220407145544

いやでも発達障害と言っても他害性向がない比較的まともなのは普通に会話ややり取りが通じるから問題なくない?

そういうコミュニティにいた経験あるけど、口下手だったり距離感が掴めないだけで意思疎通しようとする意思はあるってだけで大分違うよ

2022-04-06

anond:20220406033030

たらこ馬鹿アジに騙されて老人切り捨てなんかやったら、

現役世代だっていずれは自分たちが切り捨てられる側に必ずなるのだから

それを強く意識する中年以降消費性向がガタ落ちになる。

人生で一番お金を使う時期にますますお金を貯め込む日本人が増えて

内需が完全に死亡する

2022-04-03

anond:20220402215810

まずMMTで投げかけられたとおりに自国通貨建て国債問題ではありません。問題なのは外貨借金。経常赤字化して危険ではあるけれども、必要なのは輸出を増やして輸入を減らすことです。

それから国債の増大の原因は、企業資金余剰を放置した裏返しだよ。

資金需要資金調達しての支出資金不足)と供給(貯蓄、金融市場への資金拠出資金余剰)は等しくなります

なので、家計企業資金余剰で、政府中立というのはまずありえません。政府資金不足側となり、その結果が国債の大量発行。

なお、金融投資金融市場への資金拠出から資金供給側ですよ。必要なのは企業資金調達しての設備研究投資と、高い消費性向です。

消費税増税して、貯め込まれる形での法人税、累進所得税減税、金融所得課税設定をしたからの不景気という側面もあります。消費・設備研究投資に紐づいている金以外は減税してはなりませんでした。

今はまず、ロシア供給の穴で自分たちが増産できるもの設備研究投資して増産して、輸出を増やして輸入を減らすことでしょう。

政府国債を減らした上で経済を回したいのなら、増資や優先株劣後債を緩和して、政府国債を発行せずとも企業資金不足になり設備研究投資するように導くことです。

2022-04-02

anond:20220402233117

大谷はアホみたいに稼ぐのに派手な暮らししてないし貯蓄性向高すぎのクソ主体だな?

2022-03-27

なぜ、味噌汁赤味噌を使わず白味噌を使うのか

味噌といえば赤味噌だ。

大豆・塩・水のみを原材料にした赤味噌こそがほんもの味噌だ。

日本において味噌起源中国からの伝来であり、わざわざ「赤」味噌などと「赤」の文字をいれずとも味噌とは赤味噌のことだった。

しかしながら、時代が過ぎるとともに豆の使用量をケチって米や麦でかさ増しした味噌が登場することになった。

それが白味噌だ。

酷い物だと大豆を全く使っていない白味噌もある。

白味噌の登場により、従来の味噌赤味噌もしくは豆味噌不名誉な再命名レトロニム)を受けることになった。

味噌白味噌よりも赤味噌の方が旨い。

勘違いしないでほしいが、「美味い(うまい)」ではなく「旨い(うまい)」だ。

すなわち旨味の成分であるアミノ酸の多さによる比較で、赤味噌の方が秀でているということだ。

米や麦はたんぱく質含有量大豆に劣るから味噌醸造する際のアミノ酸生成量も必然的に少なくなってしまう。

から大豆使用量をケチった(あるいは全く使用していない)白味噌赤味噌に比べて旨くないのだ。

赤味噌がすでに存在していたにもかかわらず旨味に劣る白味噌をわざわざ発明したのは、日本の歴史を鑑みるに致し方のないことだと考える。

明治時代以前の日本は常に飢饉と隣り合わせの生活を送ってきた。

凶作・不作は死活問題であり、政争や反乱の主要な原因は食糧難だったことは想像に難くない。

江戸時代徳川幕府)は三百年近く続く長期政権となったが、それとて飢饉による一揆武力で押さえ続けてきただけのことだ。

そうした時代においては、食糧生産生産効率カロリー効率観点から米や麦の生産に注力していただろう。

それに比べて大豆は米や麦に比べて高価になるので、味噌づくりにおいて高価な大豆使用を削減しようと白味噌発明したことは、日本の歴史の必然であったといえよう。

高価な大豆使用を削減して米や麦で味噌醸造しようとしてきたことと醸造した白味噌料理適用させて新たな食文化を作り上げてきたことには、不断努力があったことは想像に堪えない。

そうした先人の努力現在食文化を育んできたことを想像すれば、白味噌に携わってきた人に対して感謝の念は耐えない。

から白味噌の事を悪く言うつもりはない。

白味噌存在のものはもちろんとして、白味噌発明した人も醸造してきた人にも罪はない。

しかし、今では大豆安価で大量に海外から輸入できるのだ。

製造コストにおいても赤味噌白味噌とで大きく差が出る訳でもない。

事実赤味噌価格白味噌に比べて特段高価なわけでもない。

江戸時代から続く老舗であり、かつては宮内省御用達(※)だったカクキュー八丁味噌でも、スーパーで他の味噌と同程度の価格で売られているのだ。[※ 宮内庁ではなく宮内省であるGHQ占領前は宮内省だった。]

ちなみに八丁味噌とは伝統ある豆味噌商標だ。

八丁という名が示す通り、岡崎城から西に8丁(約870m)の距離にある愛知県岡崎市八帖町製造された味噌のことであり、製造業者は「まるや八丁味噌」と「カクキュー」の2社である

しかし、残念なことに八帖町以外の場所で作られた豆味噌でも八丁の商標を名乗る商品がいくつかあるのだ。

しかも、農林水産省地理的表示(GI)保護制度によって、八帖町以外で作られた味噌でも八丁味噌を名乗れるように行政が推進しているという政治問題をも内包している。

こうした八丁味噌の不遇についても熱く語りたいが、本題ではないので赤味噌(豆味噌一般に話を戻す。

今でこそ味噌は数ある調味料の一つだが、明治時代以前の食卓においては味噌汁として飲むだけでなく、小鉢盛り付けておかずとしてそのまま食べることも多かったという。

おかずとして食べる味噌は、なめ味噌という形で今もその文化を残しており、有名なもの金山寺味噌がある。

しかし、食事全体のバランスや水分補給という面を考えると「一汁三菜」という言葉にある通りに(たとえ「一汁一菜」だとしても)「汁」は欠かせないものであり、それはやはり味噌汁だというのが日本食文化において汎用的なありかたといえよう。

やっと味噌汁の話にたどり着けたが、タイトルで書いた通り味噌汁に使う味噌赤味噌であるべきだ。

単に赤味噌の方が旨いというだけが理由ではなく、米飯との相性においても赤味噌の方が秀でている。

主食である米飯甘味には、赤味噌もつ大豆の旨味が合う。

米と大豆のそれぞれが互いを生かし合って、口内で一つになるのが日本食の基本にして究極といえよう。

米は最上主食であり貨幣でもあり神でもあり、さまざまに変化をする文化でもある。

しかし、米だけを食べて人間は生きてはいけない。

かつて白米ばかりを食べていた江戸町人江戸わずらいに罹ったという。

江戸わずらいとはビタミンB1欠乏症のことであり、いわゆる脚気である

カロリー摂取だけに主眼を置いた食糧需給向上において生まれ社会の歪みが健康を蝕むことになったのだ。

似たような例は海外にもあり、19世紀アイルランドではジャガイモの不作が飢饉となるほどに食糧ジャガイモ依存していたので、国民病と呼べるほどに脚気蔓延していたという。

ちなみにジャガイモ原産地南米ペルーだという。

では、ジャガイモ主食とする南アメリカ大陸でも脚気蔓延していたのかというとそうでもなく、ジャガイモと一緒に豆料理も食べるのが伝統的な食文化なので、脚気になることはなかったという。

摂取カロリーのみを目的として食糧ジャガイモ依存した近世北欧は、さながら白米の生産流通を高度化して脚気患者蔓延させた江戸時代日本に近しいものがあったのだろう。

ちなみに、野菜穀物栽培することのできない地域に住むイヌイットは、発酵食品によりビタミン摂取している。

イヌイット伝統的な発酵食品キビヤックがあることは有名だ。

アザラシの腹に海鳥を詰めて発酵させたキビヤック悪臭の強い珍味として紹介されることも多いが、地元民にとっては貴重なビタミン摂取源だ。

南米イヌイットの例から伝統ある食文化には食糧生産カロリー摂取効率性だけではなく栄養にも一目を置いているといえよう。

日本においては、まさしくそれは赤味噌であると断言できる。

もちろん、食糧生産効率性向上によって生まれ白味噌なんかではなく、豆味噌たる赤味噌だ。

それにしても、白味噌白味噌文化否定するつもりはないが、白味噌味噌汁は白米の飯に合わないだろう。

米を発酵させて作った白味噌で白米を食べるなんて、まるでライスライスを組み合わせたライス定食ではないか

そのような脚気精神産物である白味噌ではなく、やはり味噌汁には赤味噌を用いるべきだと断言できる。

米は甘く、大豆は旨い。

米はカロリー摂取に優れ、大豆たんぱく質ビタミンなどの栄養に優れる。

米と大豆はどちらも日本食生活に欠かせない食品である

双方の象徴米飯と赤だしの味噌汁だ。

そこに、白だし味噌汁が入り込む余地はない。

味噌汁よ、赤味噌であれ。

2022-03-17

チビ男はクズ

「プーチンはサイコパス」非難後、行方不明のロシア人モデルが遺体で発見

それとともにプーチン大統領は幼い頃、小さな体格のため多くの屈辱を受けた。そうした人たちは小心者で臆病で見知らぬ人を恐れる」とし「慎重さ、自制力、コミュニケーションが不足している。私の考えでは、彼はサイコパスソシオパス性向があるとしか思えない」と述べた。



やっぱチビオスって歪んでるわ

チビオスをみたら犯罪者だと思え

2022-03-10

anond:20220310194343

今見たら、この一年くらいは上昇してたんだな。

2,3年前は、投資雑誌の読者アンケートとかで人気銘柄だったけど、配当性向が異常に高かったし、右肩下がりだったしよくこんな銘柄買うなって感じだったわ。

2022-02-22

anond:20220222114355

日本企業は言うほど株主還元やってないだろ。

アメリカ企業は自社株買いで株価支えたりしてるけど。

ソフトバンクみたいに異常に配当性向高い銘柄とかも一部あるけど。

anond:20220222084920

「安寧を求める性向」は、エンジニアに不調をもたらす?

——登さんくらい常に気持ちフラットにできればいいのですが、仕事ストレスで参ってしまエンジニアも多くいます

そうですね。ストレスを感じる理由はさまざまあると思いますが、一つ例をあげるなら、仕事目的が「お金を稼ぐこと」それ自体になっている人は疲弊やすいかもしれませんね。

稼ぐことを目的としている人のゴールは、おそらくご自身の「安寧な暮らしの実現」にあるのだと思います。それがとても大事ことなのは言うまでもありませんし、否定するつもりも毛頭ありません。

一方で、私や私の周りにいる人たちは、現状の成果に満足せずに得たお金を次の進化のために再投資しようと試みる人ばかり。どちらが良いとか悪いとかではなく、価値観が違うだけのことです。

ただ、前者の「お金を儲けて安寧な暮らしがしたい」という人にとって、仕事から受ける疲労や気分の落ち込みというのは、ある種当たり前のことだとも思うんですよね。

——というと?

どこかで成長を諦め、安寧な生活を望むような性向が、かえって心身の不調やフラストレーションを生み、パフォーマンスを落とす一因になっているのではないかと思っているんです。

お金を稼ぐためだから、しょうがいか」と思ってやっていること自体が、ストレスになるのではないかと。

登 大遊さん

でも、こればっかりは人の価値観ですからね。変えようと思っても、すぐに変えられるものでもない。

どんな価値観で生きるのかを選ぶのはその人ですし、どんな人生を選んでもリスクはついて回ります

安寧な生活や休息を優先する生き方には、仕事に対するストレスやそれに付随する心身の不調などの副作用があるということに過ぎません。

ただ、一つ言えることがあります日本において、「大義を持って働く」生き方選択をした人は、これから大変有利だということです。

——どういう意味でしょう?

自分の手で未来を変えようと野心に燃える人が世界中から集まるシリコンバレーなどでは、埋もれてしまうかもしれない人であっても、日本旧態依然とした組織の中では、同じことをするだけで、比較相対的価値が高くなりますから

技術者がわざわざベンチャーを立ち上げ、投資からお金を引き出すために詭弁を弄したり、ニーズでっち上げたりしなくても、日本大企業にはストレート解決すべき課題いくらでもあります。そしてそれらの問題を、自分自身頭脳を用いて解決しようとする時は、必ず、従来とは異なる方法解決する必要があるのです。

なぜなら、まさに従来手法では解決できなかったこからその問題放置または堆積されているためです。

——その場合は、どうすればいいのでしょうか。

その問題を一旦一般化・抽象化した上で、これを解決することができるより低レイヤーフレームワークのようなものを作ってしまうことが重要です。一定の労力はかかりますが、それによって生じた汎用的成果物は、他の業務や他の組織においても普遍的価値を持つようになります

ここで重要なのは目的を「業務上の特定問題解決から昇格させ、「その特定問題本質的類似しており、かつ既存の最適な解決方法存在しない、新たな汎用的解決方法の実現」という、より価値の高い目標に設定する必要があるということです。

登 大遊さん

——目先の特定問題をその場しのぎで解決するのではなくて、普遍的価値を目指すと。

その結果、問題がうまく解決され、成果物が出たならば、サラリーマン的な自分自身個人)と自組織にとっての短期的な狭い利益だけでなく、同時に「世界における技術進歩」という長期的で大きな価値が生じます

具体例を挙げると、たとえば「UNIX」を構成する重要機能、たとえばシェルプロセス通信パイプgrepといった機能。これは電話会社であるAT&T社の特許部門における、膨大なテキストファイル全文検索するという特定業務解決しようとした同社の社員たちが、単にその社内問題解決にとどまらず、さまざまな組織目的で汎用的に利用できる仕組みを考案し、プログラミングして実装したものです。

結果として、「UNIX」は汎用的に利用される価値を有し、単に一企業業務に留まらず、全世界的に普及し現在サイバー世界の基礎となっています

このように考えれば、ICT技術者は、これまで組織内で放置または堆積されてきた多種多様課題について、目先の解決ではなく、「正しい普遍的方法解決する仕組みを作る」という気概で、真摯に向き合えば、自然に世の中に貢献できる成果ができるわけです。

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