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はてなキーワード: 心筋梗塞とは

2019-05-18

高齢者暴走について一言

高齢者暴走世間を騒がせてる。オレも今日、直進が黄色から赤になりかけ右折時間になりかかる瞬間に、直進で突っ込んできた対向の軽自動車を見たとき「危ねえな」と思った瞬間相手ドライバー確認してた。婆さんだった。ウンザリする。高齢者暴走してたから? 違う。「暴走してたか高齢者なんじゃないか」と自分が心の中で予断を持っていたことに対してだよ。相手の顔を見て「やっぱり」と一瞬思ってしまたことに対してだよ。

言うまでもなく、若いドライバーだって暴走する。中年ドライバーだって暴走する。デブドライバーなんて運転中に心筋梗塞起こすかも知れねえ。運転に自信があるドライバーなんて最悪だ。周りが全員下手に見えて始終イライラ運転する。社会的地位の高い連中もたちが悪い。周囲が自分に譲って当然だと思ってるから運転尊大危険存在だ。昔ならセンチュリー、今ならプリウス運転下手な車種の代名詞だ。廃版にしたほうがいい。スポーツカーなんて存在価値がない。ただただ暴走するための存在だ。購入者にはバカほど高い保険義務付け、些細な違反にも罰を重くしようじゃないか。誰もかれもが、暴走予備軍だといえるだろう。

…でもな。実際に暴走して叩かれるのは、高齢者だけだ。若いドライバーが、中年が、デブが、運転に自信のあるドライバーが、地位の高いやつが、センチュリープリウス乗りが暴走しても、その属性自体攻撃されたりはしない。属性持ち全体が批判に晒されたりはしない。どれをとってもの高齢者という属性」と同じくらい有意暴走との相関があるだろうに、誰も、「あいつらから免許を取り上げろ」とは言わない。おかしくねえか?

分かっている。高齢者が、判断力や反射神経が衰えた結果、事故の原因となりやすいということは。そこを否定したいわけではないんだ。ただ、昨今の報道が、事故の原因を「高齢者」という属性に起因させようとし過ぎているのがフェアじゃないと感じるって話なんだ。「高齢者危険存在」って話の持って行き方が、あまりにも誘導臭くて危険に感じるんだ。それが、自動運転車を普及させたい自動車会社と国の隠れた共同キャンペーンであり、実際そこにあるのがあくまで「善意である仮定しても…(そして自動運転社会が早く到来してほしいと思うオレにとって、大変都合の良い世論形成されつつあるとしても)…それでも、そのように特定属性について安易にその権利制限する(免許を返納させろ!という空気形成する)ことには、もっと慎重であるべきだと思う。そんな簡単に、人の権利を取り上げないでほしい。充分に慎重で善良でしか生活に車が必要高齢ドライバーに、やたらとプレッシャーを与え後ろめたい気持ちを感じさせないでほしい。

思慮の足りない若者運転していいなら、反射神経が衰えた老人だって運転していいはずなのだ。こういうと、「お前は高齢者暴走家族を殺されても恨まないのか」とか言う奴がいる。馬鹿じゃね? そんなん恨むに決まってんだろ。相手をぶっ殺したいと思うだろーな。でも、それは相手高齢者でも若者でもデブでもなんでも同じだ。そして、それはあくまで「ソイツ個人問題」であって、その属性問題とはしない、程度の理性は保っておきたいと思う。この社会は車の運転一般人に許容しその利便性享受する半面として、そこから生じる被害リスクとしてすでに計上しているんだ。俺たちはすでにカードゲームを楽しんでいて、お互いにジョーカー押し付けあって、自分だけは「アガリ」を引こうとしてる。だが、一定リスクがある以上誰かが最後ジョーカーを引く。それはゲームの一部だ。ジョーカーを引いてから文句を言ってもしょうがない。最後に泣く奴が出るのをあくまで防ぎたければ、この車社会と言うゲーム自体を変えるしか無い。そしてそのための方法なら、オレたちはすでに手にしているのだ。

から報道は、センセーショナル高齢者バッシングよりも、素直に自動運転車実証実験、早期推進キャンペーンやろうぜ。その方が確実に、社会幸福にすると思うんだけどな。

2019-04-18

anond:20190417132032

低能先生はもう亡くなられています

拘留中に心筋梗塞を起こしたんだとか...。

地方紙に小さく記事が出てました。

みたいなパターンは無いのかね。

誰も生存確認しておらんのやろ?

2019-02-10

サウナと水風呂

おすすめする記事最近よく見るが、

熱の上下からくる心筋梗塞脳卒中

リスクに触れられてなくてもにょることがある

2019-02-07

anond:20190207183319

心筋梗塞でぶっ倒れたとしても浴槽内に顔面埋まってたら飲む。溺死だったら胃の中どころか気管までお水でパンパン。飲みまくって死ぬからね。しか奥さんいなくて孤独死だったら風呂の中は地獄絵図だな。まあそれは風呂場に限らんか。つまり溺死体が一番保湿されている状態なのかも。

2019-02-03

anond:20190203114951

運動睡眠痴呆の予防と改善有効の🦐はある

認知機能を高める効果がある運動は、ウォーキングジョギング、水中歩行などの有酸素運動です。この運動20~30分程度ややきついと感じる強度で行うと最も効果的です。

なお、オラオラジョギングすると脳梗塞心筋梗塞になるので

健康目的ならスロージョギング

2019-01-25

https://anond.hatelabo.jp/20190124145614

条件に当てはまらない作品を消去していくアルゴリズムじゃなくて

その条件に重み付けをして、一番近いものを探すアルゴリズムが、検索エンジン採用されるべき話かな。

一番近い作品群はコレ。というのがググって出てくると、深く考察をしたいとき便利。

患者が話した条件に合わせて病名を探すのと

患者は嘘をつく(摂食障害を隠すとかの意識的な嘘、肩が痛いと主張してるけど放散痛の心筋梗塞とか無意識の嘘)という前提で病名を探す

そういうのもあるね。

2019-01-08

anond:20190108132226

今回の心筋梗塞で亡くなった人には申し訳ないが、心筋梗塞程度では今後のコミケ中止にはならないだろう。

心筋梗塞だったら、東京モーターショーゲームショーでも発生しうる偶発事態からな。

しかし混雑による死者は正直言って「シャレにならない」。

コミケで死人が出た」と言う人間に対しては、「混雑が原因ではない」と繰り返し言い聞かせる必要がある。

anond:20190108131630

運営側が最も恐れる混雑による死者と、心筋梗塞による死者が同列なのか?

お前は本気で言っているのか?

それともこの論陣の場の雰囲気を盛り上げるためのただの冗談か?

anond:20190108125519

文脈というものを考えられないバカ

コミケの慢性化している混雑と、その混雑を少しでも緩和しようと努力している運営側がいる。

「混雑が解消されないと、いつか将棋倒しなどで死者が出る。そうなったらコミケは会場を貸してくれなくなりおしまいになる」と常にまとわりつく問題なんだよ。

それをすっとばして、心筋梗塞の死者と将棋倒しの死者とを同列に語るヤツがバカ

コミケで死亡者が出たことには違いないんじゃないの

某まとめで「コミケ初の死亡者!って煽ってる!」ってツイッターで言ってる人たくさんいたけど、ブログ読む限りコミケ心筋梗塞になったなら死亡者出たってことになるんじゃないの?

どこかの駅で心筋梗塞で亡くなったら「〇〇駅で死亡者がでた」ってことになるじゃん

なんだかなぁ

2019-01-07

日本総理大臣/韓国大統領任期と生没年

名前任期没年享年・死因
朴槿恵2013年 - 2016年存命(66歳)
李明博2008年 - 2013年存命(77歳)
盧武鉉2003年2008年2009年62歳・自殺
金大中1998年2003年2009年83歳・肺炎
金泳三1993年1998年2015年87歳・敗血症
盧泰愚1988年1993年存命86歳)
全斗煥1980年1988年存命(87歳)
崔圭夏1979年1980年2006年87歳・老衰
朴正煕1963年1979年1979年61歳・暗殺
尹潽善1960年1962年1990年92歳・老衰
李承晩1948年1960年1965年90歳・老衰
名前任期没年享年・死因
安倍晋三2006年 - 2007年
2012年 - 現職
存命(64歳)
野田佳彦2011年 - 2012年存命(61歳)
菅直人2010年 - 2011年存命(72歳)
鳩山由紀夫2009年 - 2010年存命(71歳)
麻生太郎2008年 - 2009年存命(78歳)
福田康夫2007年 - 2008年存命(82歳)
小泉純一郎2001年 - 2006年存命(76歳)
森喜朗2000年 - 2001年存命(81歳)
小渕恵三1998年 - 2000年2000年62歳・脳梗塞
橋本龍太郎1996年 - 1998年2006年68歳・腸管虚血
村山富市1994年 - 1996年存命(94歳)
羽田孜1994年 - 1994年2017年82歳・老衰
細川護熙1993年 - 1994年存命(80歳)
宮澤喜一1991年 - 1993年2007年87歳・老衰
海部俊樹1989年 - 1991年存命(88歳)
宇野宗佑1989年 - 1989年1998年75歳・肺癌
竹下登1987年 - 1989年2000年76歳・脊椎変形症
中曽根康弘1982年 - 1987年存命(100歳)
鈴木善幸1980年 - 1982年2004年93歳・肺炎
大平正芳1978年 - 1980年1980年70歳・心筋梗塞
福田赳夫1976年 - 1978年1995年90歳・肺気腫
三木武夫1974年 - 1976年1988年81歳・膵臓癌
田中角栄1972年 - 1974年1993年75歳・肺炎
佐藤栄作1964年 - 1972年1975年74歳・脳溢血
池田勇人1960年 - 1964年1965年65歳・喉頭癌
岸信介1957年 - 1960年1987年90歳・老衰
石橋湛山1956年 - 1957年1973年88歳・脳梗塞
鳩山一郎1954年 - 1956年1959年76歳・肺炎
吉田茂1948年 - 1954年1967年89歳・老衰

見た感じ、日本首相のほうが首は飛びやすいし、韓国のほうが長生きしてるよな。

anond:20190107105913

2018-11-23

anond:20181123192118

熱中症での死亡は突然死やであんちゃん

心筋梗塞での死亡もたいていも突然死な

突然死は「予期していない突然の病死」で「発症から死亡までの時間24時間以内」と定義されているんやで

2018-11-19

心筋梗塞と診断されたけど、激痛が無い

先月から、呼吸すると左肺に違和感がおったり、寝起きにみぞおち辺りが痛かったりするので、受診してみた。

加齢と激務が重なったので自律神経が乱れて、なんかそれっぽい症状だろうと思ってたら、心筋梗塞とのこと。

ただ、心電図コンピュータ判定(機種によってはあるんだろう)では異常なしと表示されて、Dr.がグラフを見る限りクロ。

でも悶えるような痛みがない。

どーすりゃいいんだ?

救急行った方がいいんだろうか。

2018-11-13

anond:20181113180225

今はどこの医者でも適切な診断をやってくれるわけじゃないので自分でググたりして探そう。

甲状腺ホルモンの過剰(甲状腺専門医

更年期障害(男女ある。女は婦人科ホルモン補充で楽になる。男は知らない)

・高血圧?(普通内科医。もういったのだろう)

心臓の軽い心筋梗塞、けっせん(循環器科

精神的なもの精神科)

 

はやくAI診断できるといいね

2018-11-12

孤独死はそんなにいけないことなのか?

母は癌になって入院した。見舞いに行く度に「家に帰りたい」と泣かれた。

彼女が家に帰れたのは2年の闘病後 死んでからだった。

父は 妻と死別後、自分の家で一人暮らし20年ほど続けた。

ある日の朝 顔を洗おうと蛇口をひねった直後 心筋梗塞で倒れた。

ディサービスに来ない父を心配して家を訪ねた職員が 水の流れる音はするのに返答がないのを不審に思い 発見された。

死後30分くらいとのことだった。

誰にも看取られずに死んだ父は 多分 「孤独死」になるんだろうけれど、どっちの死に方がいいか?と言われたら 断然 父の死に方なんだけどな。

2018-11-10

老人だけに

老人だけに伝染する死に至る病とか発生しないかな。

特効薬もなくて60過ぎたくらいから弱い人から順番に死んでいくような。

態度だけでかい今の老害を憎むところはあるんだけど、いつか自分もその立場になるわけで。

下の代には迷惑かけたくないし、そんなに長く生きたい理由もないし。

ひと昔前だったら、ガンとか心筋梗塞とかだったんだろうけど、いま治っちゃうし。

そういう自然っぽく淘汰できるように、ウイルスでも作ってバラまいてくれないかな。

2018-10-23

anond:20181022150622

起きなくていいよ。

早起きすると早死にすると、確かイギリス研究であったよ。

親くらいの年寄りになると早く目が覚めるらしいけど。

早起き」すると寿命が縮む!オックスフォード大の研究で判明~心筋梗塞脳卒中糖尿病リスク倍増

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/45782

2018-10-12

病院のベッドで死ぬこと

今まで身の回りの何人かが、死んできた。

 

・癌・アルツハイマー病院ベットにて

通勤途中に、心筋梗塞

風呂で頭を打ち、溺死

・癌、病院のベッドにて

自殺(詳細不明

 

最近web漫画を読んだ(猫の死が描かれていた)

https://comic-days.com/blog/entry/cat50

 

もう一個、"安楽死マシン"

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/04/news050.html

 

さらにもう一個、"『孤独死』の現場ミニチュアで"

http://www.jprime.jp/articles/photo/13521?cx_click=photo&cx_clicktype=special

 

正直、病院のベッドが良い死に場所だとは思えない。

自分が見てきたケースだと、相部屋の患者は皆、末期の患者

厳しいものがあった。

 

死に方については、題のような死に方を嫌った某小説家に始まり、色々な死に方がある。

周りを見回すと、その生活スタイルだと、病院じゃね?って思うことが多々ある。

まぁ、みんなそんなことあんま考えてないと思うんだけど、ここら辺どうなんだろう。

 

猫が一番良いなぁ〜、、、と思ってしまった自分がいる。

2018-10-08

anond:20181008102127

40までは若年性のガンにならない限り不摂生してもなかなか死なない

40過ぎると何の前触れもなく突然心筋梗塞とか脳卒中になって終わるよ

2018-09-07

anond:20180907194306

>そのあたりはクリエイター側の資質によるだろう。

クリエイター方針を決めてるわけじゃなくて、

運営権限を持つのプロデューサーディレクターなんだが。

妄想ゲーム制作者はチンコシコって心筋梗塞にでもなってろ。

2018-08-11

サマータイム心筋梗塞脳卒中を増やす

サマータイム健康へのリスク言及した記事をあまり目にしなかったので、メモ代わりに。

門外漢アブストラクトしか読んでいない&ザっとレビューしただけなので、細かいミスや見逃しがあるかもしれません。


Janszky, I., & Ljung, R. (2008). Shifts to and from daylight saving time and incidence of myocardial infarction. New England Journal of Medicine, 359(18), 1966-1968.

Janszky, I., Ahnve, S., Ljung, R., Mukamal, K. J., Gautam, S., Wallentin, L., & Stenestrand, U. (2012). Daylight saving time shifts and incidence of acute myocardial infarction–Swedish Register of Information and Knowledge About Swedish Heart Intensive Care Admissions (RIKS-HIA). Sleep medicine, 13(3), 237-242.

Čulić, V. (2013). Daylight saving time transitions and acute myocardial infarction. Chronobiology international, 30(5), 662-668.

Kirchberger, I., Wolf, K., Heier, M., Kuch, B., von Scheidt, W., Peters, A., & Meisinger, C. (2015). Are daylight saving time transitions associated with changes in myocardial infarction incidence? Results from the German MONICA/KORA Myocardial Infarction Registry. BMC public health, 15(1), 778.

Toro, W., Tigre, R., & Sampaio, B. (2015). Daylight Saving Time and incidence of myocardial infarction: Evidence from a regression discontinuity design. Economics Letters, 136, 1-4.

Sipilä, J. O., Ruuskanen, J. O., Rautava, P., & Kytö, V. (2016). Changes in ischemic stroke occurrence following daylight saving time transitions. Sleep medicine, 27, 20-24.


これだけ多くの研究例があるので、日本サマータイムが導入された場合には、心筋梗塞脳卒中発症が増加することが強く予想されます

サマータイムを導入しようとしている方々は、これだけの健康リスク国民押し付けていることをゆめゆめ忘れないでください。あなた判断で、人が死ぬんですからね。


このほかに睡眠障害交通事故との関連を調べた研究も膨大にあります

健康へのリスクという意味では、それらの影響も大きそうです。

2018-08-09

医者増田を書いてわかったこ

東京医大の女子減点問題について、いち小児科医が思うこと

優秀な医者とそうでない医者の違い

を書いた増田です。すいません、この2つですが、書いたのは実は同じ増田です。


どのくらい反響があるかを前の増田の影響がない状態で見てみたかったので、2つめはあえて文体を変えて書いてみました。

ばれるかなと思ってドキドキしていたので、今のところ同一人物じゃないかという指摘がなくて良かったです。


今回、東京医大事件によって、医療界が抱えている大きな歪みが一般の人の前にも明るみに出たので、いい機会だと思って普段なんとなく考えていることを文章化してみました。

読み返してみると2つとも無駄に長いですね。

現代医者の性かもしれませんが、できるだけ状況を丁寧に説明して相手選択してもらうような考えが染みついてしまっているので、ぐずぐずまとまりのない文章になってしまいました。

まぁ、もともとまどろっこしい性格なのですが。

こんな長い文章なのに、多くの人に読んでブックマークしてもらってうれしかったです。

あんなにたくさんの増田がある中で拾われるなんて、増田ウォッチャーの方は本当にすごいですね。


たくさんいただいたブックマークコメントを読んで感じたのは、やはり医療現場の外にいる人に医療現場のことをわかってもらうのは難しいということです。

別にすべての人にわかって欲しくて書いた訳ではないですが、中にいる人間としては、そんなに単純な話ではないんですと思うコメントもたくさんありました。単純に私の伝える力がヘボいだけかもしれませんが。

その現場の中にいる人にしかからない空気感があるというのはどの分野でもある程度同じだとは思いますが、病院はどうしても病気の人と病気を治す人という特殊かつ閉じられた環境になってしまうので難しいです。

風通しを良くするために、他力本願で大変申し訳ないですが、こうすればいいという考えを持たれている、他の分野、特にはてなユーザーに多数いらっしゃるであろうITエンジニアの皆様におかれましては、ぜひ病院という環境に飛び込んで、自分の分野を活かした医療環境改善プラン提案していただきたいものです。

ニーズは非常に高いので、ビジネスチャンスはたくさん転がっていると思いますし、なにより実際に環境改善されれば現場人間に非常に喜ばれると思います

さらに、現場環境改善はそのまま患者さんに提供する医療の質の向上につながります

みんな大喜びです。

可能であれば医師から何か提案したいところなのですが、医師特にマネージメントに関わるような立場にある医師は、結局その技術で何ができるのかと言うことまでキャッチアップできていないことが多いので、そもそも活用法を思いつきません。「IT活用して何とかして」とか言われたらみんな困るでしょう。

医療者がAIも含めたITリテラシーを高めるのと合わせて、IT側もビジネスチャンスと考えて積極的医療に関わり、その高い技術力を活かしてもらいたいものです。


偉そうなこと言ってないでお前も何とかしろよと言われそうですが、卒後10年弱で中堅に入りかかった程度の小児科医としては、増田を書いて少しでも理解裾野を広げることと、自分の周りの環境を何とか良くする程度しかできることがないのがつらいところです。

早く偉くなって自分の影響力が及ぶ範囲を広げたい。


最後に、前2つの記事ではできるだけフラット立場で読んで欲しかったので、自分の考えをあまり書きませんでしたが、「結局増田解決法についてどう考えるの?」というコメントをいくつかいただいていましたので、自分の考えを書いておきます

前もって断っておきますが、例のごとく非常に長いです。すいません。


医学部入試について>

今回の事件に限らず医学部入試に黒い噂がつきものなのは大学医学部医学科に入学した人のほとんどが医者になるという現状が原因で、これが諸悪の根源です。

まり入試不正をなくすためには、ほぼ入学ゴールという現状を変えなければいけません。

すなわち、医学部入学者を増やして医師教育入り口である医学部入学の門戸を広げて、代わりに国家試験という出口で医師の数を調整する、という方法です。

大学医学部に入れたところで医師になれるかどうかはその後の自分次第なので、不正をしてまで入学するメリットは大幅に減ります

出口を国家試験にしてしまえば試験による不正基本的には起こらないはずです。(このご時世なので何があるかはわかりませんが)

現行のペーパーテストのみの国家試験をより実践的なものに変更する改革と合わせれば、現場に出る医師レベルもある程度保証できるはずです。

国家試験受験者の大多数が合格できる試験でなくなり、さらにより実践的なものになれば、各大学間で合格率に大きな差が出ることになると思いますし、大学間での競争活性化されて問題のある大学は淘汰されていく流れになるかもしれません。学生競争さらされてしっかり勉強するようになるでしょう。

さらに、医学教育の出口で医師の人数を調整することにより、入り口で調整している現在より速いスピード医師需要の増減に対応できるようになります


問題点としては、医師になる教育を受けたのに医師になれない人が多く発生することです。タイミングによっては、氷河期みたいな現象が起きてしまうかもしれません。

医学生にとっては、大学に入ってしまえばほぼ医者になれる現状に比べてかなり厳しい状況ですが、世の大学生や大学院生たちは、就職においてかなり熾烈な競争を行っているようですので、現状が甘やかされすぎです。

ただ、医師になれなかった学生の受け皿は必要です。医師に準ずる知識技術を持った非医療職というのはある程度の需要があるとは思いますが、どこまで一般企業などがそういった人材を、しか国家試験に落ちてしまった人材を欲してくれるかは疑問です。

医師みたいな資格を作って病院で働くというのも一つかもしれませんが、どういった制度設計にするかは十分な議論必要です。

とにかく、国家試験に落ちてしまってもすべて自己責任としてしまうのは今の日本ではちょっと受け入れ難いと思いますし、この辺りは検討余地が多数残っています

他の問題点としては、やはり大学負担が増えることでしょうか。

大学時代によく言われたことですが、医者を一人育てるのにはお金を含めた莫大なコストがかかっているそうです。

国公立大学言わずもがなで多大な税金が投入されていますし、私立大学でもある程度は学生授業料でまかなわれているものの、少なくない税金が投入されています

その税金を、医師教育として医者にならない(なれない)人のために払うべきなのかというのは議論が分かれるところだと思います

国公立大学でも学生負担を増やすのは一案だと思いますが、結局お金持ちしか医師になれなくなっては本末転倒ですし、アメリカのように借金してでも大学に入ったのはいものの、最終的に医者になれなかったのでは救いのかけらもありません。

つの時代お金の話は悩ましいものです。

また、お金だけでなく人的なコストも増大します。

現状では大学教員診療教育研究を一手に引き受けており、学会活動なども含めて多忙を極めています

ただでさえ手薄な教育なのに、これ以上にリソースを割けと言われると行き着く先は地獄です。

解決策は大学教員を増員して診療教育研究のうち得意な分野に専念させることですが、そんなことができるお金のある大学日本には存在しないでしょう。

やっぱり先立つものは金です。

国民の皆さんに納得していただいて増税するしかありません。


医師労働環境改善について>

最初増田に書いたように、医師労働環境改善女性だけの問題でなく、今後は男性医師にとっても重要問題となってきます

特別女性が働きやす環境を作る必要はなく、性別関係なく医師が働きやす環境を作れば、その結果として女性もあまり無理なく働ける環境になると私は考えています

そのためには、賢明なるはてなユーザー諸氏と同様に、医師の数を増やし、医師業務を他の職種移譲できるもの移譲し、病棟業務については複数主治医制にすることが基本的には必要だと思っています


この3つのうち根本的かつ最も強力な改善策は医師の増員だと思うのですが、いかんせん現在制度では増やそうと思ってもどうしても10年近いタイムラグが生じてしまます

軍隊みたいに予備役みたいな制度があればいいんですが、医師に関してそんなバッファーを用意できるほどこの世の中に余裕はありません。

増えた頃にはAI進歩によって劇的に医師業務スリム化されていて、既に多くの医師が用なしになっているという未来も想定しておかなければいけないことを考えると、現実的には、今から医師を増やすよりはAI進歩を待つ方が良いのではないか個人的には思います。非常に悩ましいところです。

また、医師を増員する場合は、増員した医師診療科と勤務先が偏ってしまうと増やす意味がないので、国家試験の成績など何らかの形でそれらを制限する仕組みが必須です。

しろ医師を増やさな場合でも、今後の医療においてこの仕組みは必須になってくる可能性が高いでしょう。

これから医師を目指す学生諸君にとってはこれも厳しい話ですが、医者が好きなように診療科と勤務地を選べる時代は終わったと諦めるしかありません。


医師の増員についての問題点は、やはり人件費です。

業務量の減少に合わせて個々の医師給与は減ることになると思いますが、総量規制で「人数を倍にしてやるから給料半分な」というのはさすがに厳しいですし、それなりの人件費の増加は免れないでしょう。

また、上にも書いたように医師を増やすことで大学の育成のコストも増加します。

やっぱり先立つものは金です。

私の給料が減ることについては生活に困らない程度までは我慢しますので、国民の皆さんにも納得していただいて、増税のうえ健康保険料の値上げと医療費の自己負担割合を上げさせてもらうしかありません。


医師業務を他の職種移譲することについては、現在も徐々に進んできていると思いますが、現在既に忙しく働いている医療者に業務移譲しても仕方ないので、やはり追加の人員を確保することが問題となります

医師を雇うよりは人件費は抑えられると思いますが、日本全体で考えれば結構人件費の増加になるでしょう。

また、処置にせよ事務仕事にせよ、医師負担を減らせる程度までの業務移譲するためには、相手にもそれ相応の医療知識技術必要です。

その教育や育成にも金銭的・人的コストがかかります。やはり先立つものは金ですね。

カネカネ言い過ぎて、賢明なるはてなユーザー諸氏に「医療現場問題は放っておこう」と思われないか心配になってきました。

とは言え、退院マリを書けるくらいの医療知識と高い事務能力を備えた人材がいれば、病院においては引く手数多だと思うので、そういった人材を育成して派遣する会社を作れば儲かりそうです。実はビジネスチャンスなのかもしれません。


複数主治医制についても基本的に賛成です。医師がある程度安心して病院を離れるためには必要制度だと思います

ただ、患者さん側の理解必須です。

主治医団のメンバーすべてが同様の能力を持っている訳ではないこと」、「チームのメンバーのうちA医師にはできることがB医師やC医師にはできないこともあること」、「緊急時を始めとして常に望む相手診療が受けられるわけではないこと」。

理性的はてなユーザーの皆様には理解しがたいことかもしれませんが、この当たり前とも思えることを納得して受け入れてもらうことすら難しいのが医療現場の現状です。

2つめの増田に書いたシチュエーションはほぼ実話で、同じようなことは重症度は違えど年に数回は起こります複数主治医制での別の主治医とではなく、当直医との間においてですが。

もちろん、実際の状況はあんなに単純ではないので、自分主治医側の場合もあれば当直医側のこともあります

私は小児科医なので、実際に起こっていると言うことは、あの場で急変しているのは子どもです。生後1ヶ月に満たない赤ちゃんのこともありますし、中学生のこともあります

いずれにせよ、急変した我が子を見て、このまま我が子が死んでしまうかもしれないと言う状況で「これも運だから仕方ない」と冷静でいられる人はいません。A医師を呼んで状況が改善する可能性があるのだったら「A先生を呼んで!」と言わない親は現実はいません。そんな親はみたことがありません。

別にそれが悪いと言っている訳ではありません。自分がその親の立場だったら言ってしまうと思います

ただ、その希望が常に叶えられるものではないことくらいは理解して受け入れてもらうのが、複数主治医制が根付くために必要な前提条件だと思っています

簡単そうに思えるかもしれませんが、現場においては本当に難しいことです。

患者さんやその家族が、多くのはてなユーザーの皆さんのように、正しさのためならC先生我慢するか、と思える方ばかりならいいのですが。

この前提条件が成り立たない状態複数主治医制を実施すると、前の増田に書いたようなことになって、優秀な医師病院を離れられない空気感ができあがりA医師疲弊するだけです。

また、複数主治医制を機能させるためには、どうしても1つの医療機関にそれなりの数の医師を集めなければいけません。

上にも書いたように、医師の増員にはどうしても時間がかかるので、さし当たっては医療機関の集約化を行うしかありません。

中規模の病院を中心に統廃合が行われた結果、中規模以上の医療機関へのアクセス悪化し、患者さん側にはご負担をおかけすることになると思います


医師労働環境改善のための患者さん側の理解という点では、医師時間外の仕事を増やさないように協力していただくことも重要です。

夜間・休日不要不急の受診を控える、平日の日中以外に病状説明求めない、この2点で小児科医の労働環境結構改善すると思います

子ども医療費の自己負担額は多くの自治体でただ同然なので、その受診人件費を含めてどれくらいのコストがかかっているか無頓着な方が少なからずおられます

金銭的・時間的にアクセスが容易だから夜間・休日でもとりあえず受診しておこうという姿勢は、上に書いたように医療費の高騰や医療機関の集約化を通してその容易なアクセス崩壊させ、結果的に自らの首を絞めます

もちろんどうしようか非常に迷った上で受診して、ひどく申し訳なさそうに診察室に入ってこられる保護者の方もたくさんいますし、小児科に関しては子どもことなので、もちろん心配であれば夜間でも日曜でも受診してもらったらいいのですけどね。


AIについて>

AIは将来的に医療の様々な分野において医師業務を助けてくれる存在になると思いますしかAIの素晴らしいところは、いったん開発してしまえば計算機電気さえ食べさせていれば文句を言わずに働いてくれるところです。もちろんメンテナンス必要ですが。

上に何度も書いたように、先立つものは金というこの世知辛い世の中において、人件費がネックにならないのは非常にありがたい存在です。

咽頭画像撮影して、その画像からインフルエンザかどうかを診断するAIを作っているベンチャー記事をどこかで読んだ気がしますが、そういった特定の疾患かどうかを診断するようなAIは実現が間近のようです。

一方で、多くの人がAI診療と言われて思い浮かべるような、患者情報インプットすることで自動的に診断や治療法などをアウトプットしてくれる夢のようなAIはまだまだ実現は遠そうです。

そういったAIを実現するための最大の課題は、我々医師が診察の現場において収集している情報のうち数値化や言語化が難しい情報を、どのように計算機 Permalink | 記事への反応(10) | 23:00

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