はてなキーワード: 幹部とは
最近BBCワールドニュースのポッドキャストを通勤中に聞いているのだけど、安倍政権の桜を見る会のことをカバーしていました。
ざっくり言うと、安倍政権が開催している桜を見る会は、その年に特別な功績を残した人を招待するという本来の趣旨から外れ、政権支持者を接待する会になっている。税金を投入することが問題視され、政治的な腐敗が野党により追求され今年は中止になった、と。
ナイジェリアの若い女性がヨーロッパに不法移住を計画し、ヒューマントラフィックに捕まり奴隷として働かされた挙句に強制送還された。移住するために叔母から$4,000のお金を盗み、自分の子供を捨てた女性は家族から受け入れを拒否され心から後悔している。
もう一つは、イスラエルのネタニエフ首相がイスラム過激派の幹部を暗殺したことにより、パレスチナからロケット弾を撃ち込まれ緊迫が高まっている。今回の一連の行動は政権の支持率の低下から民衆の意識を逸らすための行動かと疑われている。
ナイジェリアは貧困のもたらす人間の辛苦であるし、イスラエルは政治家が人間の命よりも支持率を優先させるというリアルなニュースだ。それに比べると、安倍政権の話はなんかショボすぎて、ほんわかしてくる。平和であることってとても貴重なのだなと思いました。
京都府警「容疑者の青葉真司は意識不明の重篤な状態。意識を失う前に『応募した小説を京アニが盗用したから放火した』と話していた」(2019年7月19日)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/9361
>京都府警捜査本部(伏見署)は19日午後5時、記者会見を開き、現場にガソリンをまいたとみられる男の氏名を、職業不詳、青葉真司容疑者(41)と発表した。
>「小説を盗んだから放火した。多目的ライターを使った」との趣旨の話をしていたという。
↓
京アニ「青葉真司が小説を応募してきたことはない」(2019年7月20日)
https://web.archive.org/web/20190720015906/www.yomiuri.co.jp/national/20190720-OYT1T50157/
>京都アニメーションの八田英明社長は20日朝、京都府宇治市の本社で報道陣の取材に応じた。
↓
京都府警「青葉真司が意識を取り戻した。逮捕にはなお時間がかかる」(2019年7月26日)
https://www.asahi.com/articles/ASM7V365XM7VPTIL00D.html
>青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が意識を取り戻したことが捜査関係者への取材でわかった。
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京アニ「実は青葉真司から小説の応募があった。内容は明らかにしないが当社の作品との間に類似点はないと確信している」(2019年7月30日)
https://www.sankei.com/west/news/190730/wst1907300033-n1.html
>京アニの代理人は30日、京都府警が殺人などの容疑で逮捕状を取った青葉真司容疑者(41)と同姓同名の人物から、過去に小説の応募があったことを明らかにした。
>「応募の内容については明らかにしない」とした上で、「京アニがこれまで制作した作品との間に同一または類似な点はないと確信している」とコメントした。
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京都府警「青葉真司の小説は京アニの人気作品と同じジャンル。形式不備で落選したが小説として読める内容だった」(2019年8月18日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48696030Y9A810C1AC8Z00/
>青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が、京アニの人気作品と同じジャンルの「学園もの」など複数の小説を同社に応募していたことが18日までの捜査関係者への取材で分かった。
>形式面の不備で1次審査で落選したが「小説として読める内容」(捜査幹部)だったという。
↓
青葉真司「道に外れることをしてしまった。犯行の動機は応募した小説を京アニに盗用されたから」(2019年11月8日)
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019111002000065.html
>京都府警が青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=を初めて事情聴取していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
>「道に外れることをしてしまった」と反省とも受け取れる言葉を口にし「(治療を担当した)病院のスタッフに感謝している」と述べた。
京アニ「普段は専用カードがなければ出入りできない。当日はNHKの取材のためにシステムを解除していたから青葉真司に侵入された」(2019年7月21日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/258770
>普段は専用カードがなければ第1スタジオ内に出入りすることはできないが、事件当日(18日)は午前11時からNHKの取材が入っていたため、システムを解除していた。
>入り口が開いていたため、青葉容疑者は難なく建物内に侵入し、バケツに入ったガソリンをフロアにまき、火をつけることができた。
↓
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/31/news059.html
>ネット上では、NHKの特定のディレクターを名指しして「容疑者と接点がある」「現場で遺留品を回収した」など、事件に関連付けるような書き込みがなされているが、これらは事実無根で、「NHKのディレクターは、事件や容疑者と何の関わりもない」という。
↓
京アニ「玄関は昼間は無施錠でシャッターも常に開けていた。実は専用カード・システム自体なかった」(2019年7月25日)
https://togetter.com/li/1380476
>京都アニメーション代理人の桶田大介弁護士は、青葉真司容疑者(41)が侵入した第1スタジオの玄関は自動ドアで、昼間の業務時間帯は無施錠だったと明らかにした。
>玄関にはシャッターがついているが、昼間は常に開けていたという。
>同社側は当初、玄関には専用のカードで出入りするシステムがあり、事件当日は会議のため朝から解除していた、と説明していたが、システム自体がなかったと訂正した。
私と生活を共にしている人は、人を見下す癖のある人。プライドが高く、自分は人とは違う特別な人間だと思っている。
普段から街を歩けば「かっこいいひといない、あの人ブス」と他人を勝手に評価。自分のことは棚に上げて汗水流して働いてる人を「労働に対して報酬が見合ってないのによくやるね」と見下す。
仕事から帰宅後、突然始まるプレゼンテーションは頭が痛くなる内容だった。
ネットワークビジネス、今はみんなやっているしお金も簡単に稼げるし、頑張れば幹部になれるんだ、と笑顔で語る顔が本当に不快だった。胡散臭い、根拠のない効能を謳ってサプリメントを購入させ、数に応じて報酬がもらえる所謂マルチ商法。ピラミッドの上の人だけがおいしい思いをする構造なのが明確なのにもかかわらず、それでもやりたいと言っていた。
頭おかしいんじゃないの?
楽しげに語っていた彼は仕事もせず私の収入に頼り切りの状態。初期費用10万だのなんだのかんだのいっていたけど、それも全て私の財布から出そうとしていた。普通という言葉はあまり好きではないけれど、普通はそんなことしない言わないやらない。こんなに想像力のない人だったんだと呆れた。
初期費用も出さない、許さない。今すぐ実家に帰るか、辞めるかどちらかにしなさいと話をした。人の弱みにつけ込んで稼いだお金なんて要らないし、そんな人と一緒にいたくないと告げた。いつか生まれる子供にも顔向けできなくなるよと伝えた。私が初めて反論したことで彼は驚き、そこまでいうなら辞めるといって足を踏み入れずに済んだ。
のだが。
今度は月収300万のアフィリエイトに手を出すらしい。呆れてものも言えない。法に触れない、真面目なアフィリエイトやってる人が月300万なんて稼げるわけがない。これも 普通 に考えればわかる話だ。Twitterのプロフィールに「夢は必ず叶う。やるかやらないか決めるのは自分。今日から人生を変えれるかは自分次第」とかなんとかいかにも胡散臭い、自己陶酔激しい内容をつらつら並べたアカウントとLINEを交換し、東京まで会いに行って(もちろん私の金である)私との予定をドタキャンした。
ただひたすらに、なんでこんなに想像力が無いのかと。もはや笑いすらこみ上げてくる。
怪しく無い、悪いことはしてない、ちゃんとした仕事、でも内容は良くわからない、やらなきゃわからない。って、内容は良くわからないのに怪しくないちゃんとした仕事と言い切れる根拠はどこに???
今時ネットワークビジネスもアフィリエイトもインフルエンサーもちゃんとした仕事だし、それを否定するのは時代遅れ、と反論される。
私はインターネットでやることができるビジネスを否定してるわけではなく、誇大広告、著作権侵害、情報弱者を食い物にする悪徳な方法で高額報酬を得ている人間を否定している。
私の倫理観では許せない事。愛してると言葉を紡ぐ口で人を騙して収入を得るなんて反吐が出る。
これって、私の頭が固いだけなのかな。
私と生活を共にしている人は、人を見下す癖のある人。プライドが高く、自分は人とは違う特別な人間だと思っている。
普段から街を歩けば「かっこいいひといない、あの人ブス」と他人を勝手に評価。自分のことは棚に上げて汗水流して働いてる人を「労働に対して報酬が見合ってないのによくやるね」と見下す。
仕事から帰宅後、突然始まるプレゼンテーションは頭が痛くなる内容だった。
ネットワークビジネス、今はみんなやっているしお金も簡単に稼げるし、頑張れば幹部になれるんだ、と笑顔で語る顔が本当に不快だった。胡散臭い、根拠のない効能を謳ってサプリメントを購入させ、数に応じて報酬がもらえる所謂マルチ商法。ピラミッドの上の人だけがおいしい思いをする構造なのが明確なのにもかかわらず、それでもやりたいと言っていた。
頭おかしいんじゃないの?
楽しげに語っていた彼は仕事もせず私の収入に頼り切りの状態。初期費用10万だのなんだのかんだのいっていたけど、それも全て私の財布から出そうとしていた。普通という言葉はあまり好きではないけれど、普通はそんなことしない言わないやらない。こんなに想像力のない人だったんだと呆れた。
初期費用も出さない、許さない。今すぐ実家に帰るか、辞めるかどちらかにしなさいと話をした。人の弱みにつけ込んで稼いだお金なんて要らないし、そんな人と一緒にいたくないと告げた。いつか生まれる子供にも顔向けできなくなるよと伝えた。私が初めて反論したことで彼は驚き、そこまでいうなら辞めるといって足を踏み入れずに済んだ。
のだが。
今度は月収300万のアフィリエイトに手を出すらしい。呆れてものも言えない。法に触れない、真面目なアフィリエイトやってる人が月300万なんて稼げるわけがない。これも 普通 に考えればわかる話だ。Twitterのプロフィールに「夢は必ず叶う。やるかやらないか決めるのは自分。今日から人生を変えれるかは自分次第」とかなんとかいかにも胡散臭い、自己陶酔激しい内容をつらつら並べたアカウントとLINEを交換し、東京まで会いに行って(もちろん私の金である)私との予定をドタキャンした。
ただひたすらに、なんでこんなに想像力が無いのかと。もはや笑いすらこみ上げてくる。
怪しく無い、悪いことはしてない、ちゃんとした仕事、でも内容は良くわからない、やらなきゃわからない。って、内容は良くわからないのに怪しくないちゃんとした仕事と言い切れる根拠はどこに???
今時ネットワークビジネスもアフィリエイトもインフルエンサーもちゃんとした仕事だし、それを否定するのは時代遅れ、と反論される。
私はインターネットでやることができるビジネスを否定してるわけではなく、誇大広告、著作権侵害、情報弱者を食い物にする悪徳な方法で高額報酬を得ている人間を否定している。
私の倫理観では許せない事。愛してると言葉を紡ぐ口で人を騙して収入を得るなんて反吐が出る。
これって、私の頭が固いだけなのかな。
「ソウル便に乗って」は依頼?圧力? 県幹部に批判の声:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASMC14FDQMC1PFIB008.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00000013-asahi-pol
「担当者は「ノルマや強制ではなく、あくまでもお願い。直行便の良さを県民に伝える上で、まずは職員やその家族に知ってもらい、PRのきっかけになればと思った」と説明する。」
「複数の職員によると、依頼を受けたある部署では文書が作成され、職員の人数をもとに各課ごとの「目標人数」が定められたという。また、別の部署では上司から「うちからも必ず行かなくてはいけない」と説明されたという。」
公的機関では誤解をまねきかねないと言うか、過剰な忖度を生みかねない言動はつつしむべきで、こうでもしないと路線を維持出来ないと言うのであれば、市場に需要が無い事の証左として路線休止・廃止の手続きを進めるべき事かと。
なんとなく大学の講義っぽい名前にしただけなのでIIはない(なお各論はあり)
https://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B9%B3%E8%A2%8B
ここを見てもらえれば明快なのだが、乳袋は実在するか?と言う問には一言で言うと存在しない。
まず乳袋とは通常なら乳房の形が出たりしない素材、縫製の衣服で乳房の形が現れている様、あるいはその状態の胸を指す。
ここで重要なのは通常なら乳房の形がでない衣服で、ということ。欧州のドレスやビキニ水着など、乳房の形が現るような物を殊更乳袋とは言わない。
つまりセーラー服、ブレザー、あるいは巫女装束、ブラウスなどで乳房の形がありありと現れるものであると言うこと。
そして、主に成人向けゲームやそのコンシューマー版、性的な要素が売りの漫画やアニメゲームなどで主に男性の性的好奇心を刺激する物という文脈で使われていた。非オタクの人には意外かもしれないが、ポル産アニメと同じ様にその非現実性とエロ要素に対して否定的(と言っても自虐、揶揄、嘲笑の類)文脈で言及されることもままあった。
その源流はアメコミや特撮の女幹部、あるいはビキニアーマなどであろうが起源ははっきりとしない。
1994年8月26日発売のラングリッサー2のヒロインのりアナの服装はまさに乳袋という感じであるが、異世界なので、そういう材質、縫製なのだと言われると辛い。
という点では胸元が大きく開いているが下乳脇乳の1995年11月22日発売のEVE burst errorのシリア・フラットだろうか?
また非現実性と言う点では難があるがアンミラインスパイアの1996年7月26日Pia♥キャロットへようこそ!!もかなりの影響があったと思われる。
改めて、最初の乳袋は実在するか?は、通常のセーラー服や巫女装束やブレザーを、胸が大きい人が着用してはっきり胸の形がでる、ということなので存在しない。
ありえるのは、胸の形が出るような衣服を着用すればいいが、非現実性という条件を無視するならビキニ水着を着ても乳袋と言うことになってしまう。
そして、重要な点だが、乳袋は性的要素の強調という点を無視できない。
それを踏まえて、胸が大きい人が無理なく快適に着られる服のブランドを乳袋と呼ぶのはそもそも誤りであるし、ことさらセクシーさを強調してるわけでもないのに性的な示唆を含む乳袋という言葉は使うべきではない。
お互いの気持ちを曇らせるために。
いろいろなものを捨てた。電話番号も写真ももらった手縫いのマフラーも。
ただ彼女のためにつくったSNSのアカウントだけは最後に残った。
開くまいと思いながら、数か月に一度、開いてしまう。
溢れるばかりのメッセージが目に飛び込む。
やがて彼女のメッセージの頻度は減っていった。そして返信もやめた。
あれから7年になる。
元気?
たったそれだけだ。恐らく彼女は、ときおりオンラインになっている俺をみつけては、
ひたすら返信を待ち、オフラインになって三日、一週間と経つのを眺めているんだろう。
俺が彼女にとって最後の男になってしまっているのだとすれば本当に切ないことだ。
しかし、俺にとってもまた、セックスが特別なものになってしまっていることにうすうす気が付いていた。
見つめ合い、肩を抱き合うだけで浮遊する感覚になった。
彼女と長い時間かけて重ねた唇、時には激しく駅弁スタイルでしたときの滑る汗、あの日々を上回るセックスはもう人生で経験することはできないだろう。
その通りだった。
村西が愛した黒木香は今、一体どこで何をしているんだろう。
NETFLIXの「全裸監督」で描かれた黒木香は、虚実交えているだろうが、
ものすごいリアリティがあった。黒木の母親役を演じた小雪の存在感も鳥肌ものだ。
・・せっかくしんみりとしたことを書こうと思っていたのに、だんだんズレてきた。
駅弁といえば。。
「全裸監督」は、今少しずつさまざなまレビューが出てきているが、
近年まれにみる傑作だ。
あの同世代を一歩遅れて歩んできた俺は、社会に出たときにはすでにバブルは崩壊していた。
学生の頃に、友人が苦労して入手した流出裏ビデオがどういう経緯で世に出ていたのか、ドラマでは虚実交えて克明に描いていた。
また、ビデ倫の仕掛け、ヤクザの関わり方を生々しく描いており、80年代のアダルトビデオの黎明期をここまでねちっこく映像化した作品は今まで存在しなかっただろう。
当時、やたらとモザイクが濃いものと薄消しのものがあって、なぜなのか、疑問にすら思わなかったが、「全裸監督」には、その答えが暗示されていた。
また、この作品で再現された、当時の歌舞伎町の舞台セットが素晴らしい。
とりわけ、村西率いる「サファイア映像」のスタッフ軍団が集うスタジオが興味深い。
スタジオの前に目に入ってくる、カレーの店タバサの看板。大量に麺類をつくっては、中華の回転円卓を囲んでスタッフ全員で豪快に食らうシーン。てんこ盛りのポテトサラダ。実にセンスがある。
昭和と平成のはざまの昭和63年暮れから昭和64年1月の冬の雰囲気。
当時、警視庁がわいせつ物の取り締まりを強化する流れに大きく動いていた。
日々の天皇の病状の深刻化が取り締まり強化の動機付けとして、象徴的に語られているのが技巧的だ。
彼は業界の大物を通じて、すでにヤクザとズブズブになっていたが、警察幹部からは、ガサ入れの方針が打ち出される。
一方、黒木香は、こうして業界の闇が描かれながらも、後方馬群でひっそりと控えている差し馬のような存在感で、ドラマ前半で静かに描かれていた。
横浜国大に在学していた彼女は、イタリア留学を夢見ながら、母親から抑圧された存在として、じわりじわりとエネルギーをためてゆく。
この見せ方も圧巻だ。村西とおるへの思いがあって、あのパフォーマンスが生まれた、というのは、このドラマの村西と黒木に対する解釈であって、本当のところはわからない。
しかし、村西と黒木の関係を物語るものとして、ものすごい説得力を感じた。セックスは一期一会といった村上の原点がここにあるんだろう。
ガチンコのセックスに対するこだわりは、売れるからという動機を覆い隠してしまうほどに、リアリズムへの情熱であふれている。
午前七時半過ぎ、麻原の独居房の出入り口にある窓ごしに、いつもと違う刑務官が「出房だ」と声をかけた。
大抵の死刑囚はこの見慣れぬ顔と声で自分の運命を悟り、顔面を蒼白にしてうなだれながら刑務官の指示に従うか、大声を出したり暴れたりして抵抗するか、いずれもいつもと違う行動に出る。
麻原は二人の刑務官に両腕を抱えられ、「チクショー。やめろ」と叫びながら独居房から出ると、三人の警備担当者に身体を押されるように両側に独居房が並ぶ死刑囚舎房の通路を歩き、長く薄暗い渡り廊下を通って、何の表示も出ていない部屋の前に到着した。
そこで待機していた刑務官二人の手でギギッと妙に響く音を立てて扉が開けられると、その前には分厚いカーテンがかかった狭い通路があり、カーテンに沿って先に進むと急な階段が現れ、上で別の刑務官ら大勢の人が待っている気配が伝わってくる。
ここまで来ると、この先に何があるのか察する死刑囚が多いのだが、麻原はブツブツと小声で何か言うだけで、四人の刑務官に押されるように階段を上がった。
カーテンの下から流れる冷たい風が頬を撫でたか、麻原はブルッと身体を震わせた。実はカーテンの向こう側は刑場の地下室、つまりロープで吊り下がった遺体を処理する場所であり、冷たく血なまぐさい風が吹くのも当然なのかも知れない。
階段を上がった横にある部屋には、五人の男たちが待っていた。
麻原には誰が誰か分からなかったが、正面に拘置所長、その後ろに検事や総務部長ら拘置所幹部がいて、横には祭壇が設けられ、教誨師の僧侶も立っていた。
わいせつ図画頒布罪という犯罪が刑法175条で定められている。現在の日本には、たとえゾーニングされた場所で大人相手にしか売っていなくとも罪になる物がある。裏ビデオはその代表的な存在だ。
この法律は何を保護しているかと言うと、そのような性的な作品を見て不快になる人の見たくない権利…ではなく、最低限の性道徳である。(増田はこの解釈に激しく異論があるのだがとりあえず現時点ではそうなっている)
必ずしも件のポスターをめぐる問題と同一視することはできないが、『作品の社会的影響力』を問題にしている点は共通している。
そして、チャタレー事件の最高裁判決で『平均ではなく、あくまで最低限』の性道徳を基準とすること、四畳半の襖の下張事件の判決で『その時代の健全な社会通念に照らして』つまり、その最低限は時代に応じて変化し得るという判決が出ている。
これらの判決を覆すような判例は2019年10月現時点では出ておらず、現在も有効である。
なお、ここで言うわいせつ図画のわいせつ性の基準は(※1.いたずらに性欲を興奮又は刺激し、2.かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、3.善良な性的道義観念に反するものをいう)というのが大枠としてチャタレー事件で示された。(増田が漢字・かな遣いを現代に合わせ修正した部分あり)
(余談)
そして、現在の『最低限』の基準は性器を修正しているかである。AV、写真集、エロマンガ、エロゲーその他の18禁コンテンツに共通して、男性器と女性器は修正しなければならない。
いっぽうで、乳房、肛門などはモザイクが無くとも18禁コンテンツとしては流通できる。
『どの程度修正しなければならないか』の線引き上でAVの自主規制団体や出版社はしばしば攻防を行っているが、古典芸術(ダビデ像などの古典彫刻、春画など)や医学書(言うまでもない)を除けばこの原則はヘアヌード以降共通している。
さらに余談だが、AVで女性器内を内視鏡で見るシーンなどではある程度中に進むとモザイクが外れているのでどうやら基準は外性器らしい。
2.絵の影響力
実写の写真や文章(理論上は取り締まられる可能性がある)ならともかく、エロマンガはそこに含まれるのか、を巡って2002年に松文館という出版社の幹部とエロマンガ家が逮捕された。
その事件に対して高等裁判所は『(エロ)マンガであっても(上述したような)健全な性道徳を保護するためにはわいせつ図画頒布罪は適用される』とした上で『しかしながら、マンガのわいせつ性(上述の要件)は実写に比べ相当に低いので量刑は減らす』という判決(意訳)が出され、2007年の最高裁判決でも高裁の判決が支持された。