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はてなキーワード: 分科会とは

2021-10-04

感染症専門医たち、医師会分科会メディア責任とれよ。これから何が起こるのか想像がつかない。

2021-09-09

知念実希人炎上について

知念実希人差別的ツイート大炎上しており、それ自体はあまりにひどいもので、弁護の余地がない。

ただ、この1年半感染症対策専門家が(正確に言うと知念はその専門家応援する医師小説家)、主に左派から数えきれないほどの誹謗中傷を浴び続けたきたことは強調しておきたい。Twitterで「尾身」「忽那」と「御用」で検索すれば膨大に引っかかるが、ともかくも感染対策最前線にいる人を、よくもここまで悪し様に言えるものかと感心してしまう。

野党も昨年の今頃までは、尾身氏を御用学者と決めつけるような詰問調の質問国会で行なっていた。ほとんどの専門家はそれで狂ったりはしないが、次第に左派基本的思想価値観にも悪印象を持つようになることは避けられない。そして、煽り耐性のない人も、中には当然いる。知念実希人最初は完全なノンポリだったと思うが、急速に「ネットコロナ論壇」の渦に巻き込まれしまい、左派に対する憎悪の言説をまきちらすようになってしまった。

知念はきちんと差別発言撤回謝罪するべきだ。他方で、専門家に対して陰謀論めいた批判(「五輪のために検査抑制して感染者を少なく見せかけている」など)を垂れ流したり、「ゴミ分科会」などと誹謗中傷を続けている金子勝ツイートなどを(真面目に読んでいる人は少数とは言え)許容している左派問題がないとは言えない。

2021-09-08

はてブTwitterワクチン推進派を自認する人が間違えている事について

コミナティ筋注及びCOVID-19ワクチンモデルナ筋注 添付文書改訂について 令和3年7月7日改訂

8. 重要基本的注意

本剤との因果関係不明であるが、本剤接種後に、心筋炎、心膜炎が報告されている。被接種者又はその保護者に対しては、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

15.1.1海外において、因果関係不明であるが、コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチンSARS-CoV-2)接種後に心筋炎、心膜炎が報告されている。報告された症例の多くは若年男性であり、特に2回目接種後数日以内に発現している。また、大多数の症例で、入院による安静臥床により症状が改善している。

第63回厚生科審ワクチン分科会副反応検討部会

令3 12回薬食衛生審薬事分科会医薬品安全対策部会(合同開催)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000802381.pdf

コロナワクチン接種時に渡される注意書きパンフの内容を差し替えて配布せよとの通達だが、あのパンフは何度かバージョンアップされている。

原因不明なれど接種後に心筋炎、心膜炎が発生するケースがあり、若年男子特に集中しているからその旨説明せよとの達しだ。

この2か月前にファイザーワクチンの接種年齢が16歳から12歳に引き下げられたがその年齢域で報告されている副反応事象があるので急遽注意喚起したもんである

 

兆候を逃さなければ重篤化しないが初めての心臓病発作は判り難い

ところがはてブを見ていると副反応報告の報道を見つけてはその報道機関を攻撃するような人がいる。更に所謂医クラの意見を聞きに行って「人間一定の死亡率があるので関連性が無い」との意見を貰って安心している人もいる。これは危険行為だ。

と言うのも、心筋炎は突然死に至る事があるが、通達中にあるとおりこれらの心筋炎は点滴を受けながらバイタルをモニタして安静にしておけば急死は免れるのが殆どなのだ。高度医療必要としないで済む。

もう一つは心臓疾病の判り難さだ。TV等で「うっ!」と胸を抑えて倒れる描写が多いが、実際の軽微な心臓発作はそうじゃない。「心臓が痛い」という感触は無いのだ。代わりにどこだか判らないが胸が痛い、背中が痛い、胃酸過多のような喉の痛み、げっぷが出る、肩が痛い、歯が痛い、後頭部が痛い、耳が痛いなどの症状が出る事も多く、胸痛が出ないので狭心症発作などに気づかない人もいる。

から心臓病を患った事が無い人は心筋炎などに気づかない可能性が高いのだ。故にこういう変な症状が出たら念の為病院に、とアナウンスしておけばば突然死の可能性はほぼ回避できる。ちゃんとした情報仕入れるべきだ。

 

そもそも厚労省副反応疑い報告を偶然とか言って無視するようなポリシーで動いてはいない。全例収集してこうやって注意もバージョンアップさせているし、補償スキームも作っている。

それは日本過去薬害などの間違いをしそれを認めて克服してきたのでそうやって行政規範に組み込まれている。

 

 

HPVワクチンについて

もう一つ、ワクチン推進派のつもりの人の関心が高いだろうHPVワクチンについて。

HPVワクチンは今でも保険適用無料接種が出来るが、第二次安倍政権発足直後の2013年6月積極的推奨を停止した。積極的推奨とは単純に適正年齢になったら接種クーポンと案内を送りつける事だ。これにより接種率が1%までに低下している。

この再開について厚労省は次のように条件を付けている。

副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされたところである

 

副反応症例について、可能な限り調査実施した時点で、速やかに専門家による評価を行い、積極的な勧奨の再開の是非を改めて判断する予定

平成25年6月14日健発0614第1号厚生労働省健康局長

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/kankoku_h25_6_01.pdf

こっちも

HPVワクチンQ&A Q24以下

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html

 

再開には副反応症例を集めて頻度が明らかになってそれが国民に周知される必要があると言っている。つまり副反応報道をした報道機関を反ワクチンと詰って攻撃して副反応報道をさせないというのはこの条件に反するのだ。

現在ネットでされているHPVワクチン啓蒙効果というのは高く見積もっても精々接種率を1%上昇させるに満たないだろう。だが接種クーポンを送りつける方式ならそれだけで70%以上の接種率になる。

だとしたら今必要なのは積極的推奨を再開させることであり、その条件である副反応有効性のバランス報道することだろう。「副反応リスクを考えても有効性は否定されない」とされているので副反応報道によりワクチン否定される事はない。

から副反応報道攻撃してHPVワクチン自体の扱いを減らさせると再開の条件が何時までも満たされない。

こういう現在情況提示されている条件を認識しない行動は不合理だ。そしてその情況、条件を説明啓蒙せず、直情的フォロワーが己の意のままに泳いでいるのでヨシとする医療インフルエンサーには疑問を持たなければならない。

我々は社会を営むうちに間違いを犯すがそれを認めて経験を蓄積するから次の間違いを極小化できるんである。2bitサンプリングでは何も蓄積されない。間違いを極小化する知恵は間違い側の方にある。解像度の高い眼を持つようにしたい。

2021-09-04

やっぱ尾身さんも駄目なんじゃ

【接種で秋に旅行容認 分科会提言

https://t.co/cajVcz4wUk

政府の新型コロナ分科会は、今秋を念頭ワクチン接種が進んだ段階で、日常生活での行動制限緩和に関する提言をまとめた。

この人たち何をどうしたいんだ?

せっかく音楽フェスを叩いてやり辛い空気感にしたのに、旅行OKにするのか?

ワクチン接種していればという条件付きなのはわかるがちゃんと守るほど日本人は利口じゃないぞ?

2021-09-02

墨田区カッケーけど綾瀬はるか氏が墨田区民じゃなかったらどーすんの?だし、そもそもなんで全国墨田区みたいにしないんだ?って話だ。あと福井もまともだな

綾瀬はるか氏の好感度守りたいのか、ファン感情暴走か、いつもの逆張りか、いろんなところ爆破し過ぎでは?

芸能プロ()&記者逆張りマンはさ

そもそも綾瀬はるか氏よりも重症な人が入院出来ないという事実を多くの人は述べているただけで

肺炎でも入院すべきではないと言っているやつは誰もいない>

しろ肺炎で無くとも入院もしくは隔離はされるべきだろう

 

 

 墨田区のスゴさ


 

 墨田区は、50代のワクチン接種率が65・1%、40代が58・3%と他区を大きく引き離す。さらに自宅療養の割合が増えている現段階においては、自宅療養者への医師+看護師訪問診療オンライン健康観察、軽症で重症リスクの高い患者への抗体カクテル療法、区独自の優先病床20床を活用した中等症患者治療回復後の自宅への下り搬送と、「地域完結型」のコロナ戦略を打ち立てている。

 

 人口27万人の墨田区では、都立墨東記念病院(765床) が感染症指定病院として重症、中等症の患者を引き受けている。そのほかは同愛記念病院(403床)と200床以下の小さな病院が幾つかあるだけで大学病院はなく、町場の診療所が地域医療担い手だ。けっして医療資源が豊かとはいえない墨田区が、どうして先駆的なシステムを築けたのか。

   

じつは、墨田区の独行の始まりは、厚生労働省専門家会議(現・コロナ対策分科会)がPCR検査抑制していた昨春にさかのぼる。連日、墨田区保健所には区民から「熱があるので検査をしてほしい」と電話が入った。

 

 大多数の自治体キャパティ不足を理由検査を断っていたが、新任の保健所長、西塚至氏は「必要検査はすべてやろう」と職員鼓舞。自前の検査施設を立ち上げ、保健所医師自ら検体を採取した。西塚氏は、PCR検査の拡大に踏み切った医学的背景を、こう語る。

 

 「新型コロナ感染症では感染者に症状が出る前からウイルスが体外に出ており、かつ症状の強い人ほど多くのウイルスを体外に出すわけでもない。SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように、発熱した人から感染源をたどっていくことはできないということを、武漢からチャーター帰国便の感染者や、横浜に入ったクルーズ船の感染者を数多く診療した墨東病院医師から聞いていました。従来の常識通用しない。無症状の人までPCR検査を広げないと感染者を特定できないとわかったのです」

 

 墨田区は、保健所に最新鋭の検査機器を導入し、民間検査会社を誘致して検査キャパを拡大。クラスターが発生すれば「ローラー作戦」と呼ぶ大規模検査実施し、陽性者を隔離する。

 

 その一方で、西塚氏は区内の医師会、診療所と病院責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政医療機関との連携を図った。

 

 昨年暮れから今年初めにかけての第三波では、ウェブ会議病院間の情報を共有し、回復した高齢患者地域の七つの病院が受け入れる「下り搬送のしくみを機能させる。墨東病院回復した患者は、次々と地域病院に送られ、病床の逼迫が解消された。

 

 

 保健所を大増員


 

 こうした積み重ねの先に、第五波の現役世代対応型の医療システムが構築されている。西塚氏は、その基本的な考え方を、こう説く。

 

 「公衆衛生(パブリックヘルス)を担う保健所役割は、インテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)です。住民の心と体の健康を守るために地域に何が足りないか資源はどれぐらいあるか分析し、先を読んで人やモノを調達する。検査能力が足りなければ自分でつくればいい。住民ニーズは高いのです」

 当初、10人だった墨田区保健所マンパワーは、人材派遣会社から保健師(看護師)や区役所の他の部署から応援を含めて約100人に拡大している。西塚氏らは、今年5月、第四波で医療崩壊に見舞われた神戸市から医師を招いてウェブ会議で話を聞き、明日はわが身と病床の拡充に乗り出した。

 もともと墨田区には四つの入院重点医療機関」があり、そのなかの一つに区独自運用できるコロナ病床を13床確保していた。軽症者用の病床だったが、この墨田区優先枠を一挙に60床ちかくまで拡張するよう病院要請した。

 病院側は、これに応じ、7月初旬から墨田区優先病床が稼働する。さらに60床のうちの30床を中等症対応グレードアップ。そのうち20床が墨田区優先の中等症病床とされた。酸素投与やステロイドが使えるようにして8月上旬から中等症患者を受け入れている。

 

 

 オンライン診療軌道に乗った


 

 並行して、自宅療養者への医師訪問看護ステーション看護師の往診、オンライン診療による見守りを軌道に乗せた。8月6日時点で、墨田区には自宅療養413人、入院60人、宿泊療養126人の感染者がいる。全体の約7割が自宅療養だ。西塚氏は、自宅療養と墨田区優先病床の連携について、こう語る。

 「今回の波は、若くて軽症の患者さんが多いのですが、頭が痛い、お腹が痛い、薬が効かない、食べられないという自覚症状で重症だと思い、病院に行く、救急車を呼ぶ。つまり患者さんの不安が病床逼迫の大きな要因の一つなのです。その不安を減らし、安心の灯をどれだけ見せられるかが勝負です。だから往診やオンライン診療でひんぱんに連絡を取って、軽症の説明をし、治療をして落ち着いていただく。

 

 そして、もしも症状が悪化して中等症になったら、区の優先病床に入っていただく。ただ、この病床は区民共有の医療資源ですから回復したら休日でも夜間でも、退院していただき、ベッドを空けて、次の方が入れるようにする。10日間の療養期間中であれば民間救急車で自宅までお送りします。

 

 できるだけ軽症のうちに重症化の芽を摘む。そのために抗体カクテル療法も行っています

 

 海外治験入院・死亡リスクが約70%減らせるという抗体カクテル療法、まれインフュージョンリアクション(急性輸液反応)というアナフィラキシーショックに似た副反応も起きることから、国は登録した医療機関への入院で、発症から7日以内などの条件をつけて使用を認めている。

 

 墨田区では四つの入院重点医療機関登録。軽症でも抗体カクテル療法の条件に合う人がいれば、区の優先病床で実施する。同愛記念病院では、7月下旬から8月10日までに16人の患者抗体カクテル療法の点滴治療を受けている。

 

 「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいていますお金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

  

 

東京都では「自宅療養者のフォロー」も崩壊…そのウラで際立つ「墨田区の凄まじい戦略

https://news.yahoo.co.jp/articles/9594f7c90d5b5d23d30b78a39d30079fbe345497?page=2

 

墨田区パラリンピックお断りしました

「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいています

お金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。

いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

 ↓

パラ指定病院組織委の重症者受け入れ要請断る 「コロナ対応優先
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f103db73e6a1378d0280dd7cee159124156b23f

 

東京都墨東病院救命救急センター=東京都墨田区

 

 24日に開幕する東京パラリンピックで、競技会場で大会関係者に傷病者が出た場合に受け入れる「指定病院」の都立墨東病院墨田区)が、救急重症者を受け入れてほしいとの要請を断っていた。新型コロナウイルス感染症感染爆発で、医療が逼迫(ひっぱく)していることが理由という。ほかの複数病院にも同様の動きがある。

 

 病院によると、墨東病院パラリンピック "選手を除く大会関係者" に傷病者が出た際、通常診療範囲内で受け入れる協定大会組織委員会と結んでいる。

 

 これとは別に組織委は12日、墨東病院救命救急センターに対し、競技会場で重度のけが人や病人が出た際、救急搬送を受け入れるように協力を要請した。しかし、感染症指定医療機関であることからコロナ対応を優先するために断ったという。

 

 浜辺祐一救命救急センター部長救命救急センター本来、突発、不測の重症患者に備えるものであり、予定された行事バックアップをするものではない。災害モードコロナ対処すべきだと言われている時期に、こうした協力を約束することはあり得ない。大会直前の要請は、組織自体大会安全に開催できないと思っていることの反映ではないか。開催の是非を早急に議論するべきだ」と話している。

 

福井もまともだな

 福井では無症状者も含めて全陽性者を病院宿泊施設で受け入れてきた。現在も「自宅療養させず」を貫いている。県地域医療課の担当者が言う。

「自宅療養では容体が急変しても直ちに対応できない。感染判明後、すぐに医師診療を受ける体制必要なため、臨時施設を稼働させました。陽性者を速やかに隔離すれば、感染拡大の防止にもつながります

 病床が逼迫する中、県は福井市内の体育館に軽症者向け臨時病床を100床設置。常駐する医師看護師対応に当たる。6月に約5000万円の補正予算を組んで感染拡大に備え、今月2日から受け入れ可能となった。

 

福井県はステージ4でも「自宅療養させず」貫き体育館臨時病床100床設置! 国も東京都もなぜやらない

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba2e3a0339e812a7b56b248fad66accbf23bcb5

 

anond:20210902082914 anond:20210902112745

2021-08-26

新型コロナ対策分科会って経済専門家とかもいるだね

たかも尾見会長意見感染症観点だけから提言に見えるけど、分科会議論して最大限経済側にも譲歩した結果を尾見会長が発信してるんだね。感染症経済専門家結論無視する政治って何なんだろうか。

2021-08-21

anond:20210821075736

>「政権担当能力のある自民党」の議員の皆さんは何やってんのよ?

 

墨田区運営しました

 

 

 墨田区のスゴさ


 

 墨田区は、50代のワクチン接種率が65・1%、40代が58・3%と他区を大きく引き離す。さらに自宅療養の割合が増えている現段階においては、自宅療養者への医師+看護師訪問診療オンライン健康観察、軽症で重症リスクの高い患者への抗体カクテル療法、区独自の優先病床20床を活用した中等症患者治療回復後の自宅への下り搬送と、「地域完結型」のコロナ戦略を打ち立てている。

 

 人口27万人の墨田区では、都立墨東記念病院(765床) が感染症指定病院として重症、中等症の患者を引き受けている。そのほかは同愛記念病院(403床)と200床以下の小さな病院が幾つかあるだけで大学病院はなく、町場の診療所が地域医療担い手だ。けっして医療資源が豊かとはいえない墨田区が、どうして先駆的なシステムを築けたのか。

   

じつは、墨田区の独行の始まりは、厚生労働省専門家会議(現・コロナ対策分科会)がPCR検査抑制していた昨春にさかのぼる。連日、墨田区保健所には区民から「熱があるので検査をしてほしい」と電話が入った。

 

 大多数の自治体キャパティ不足を理由検査を断っていたが、新任の保健所長、西塚至氏は「必要検査はすべてやろう」と職員鼓舞。自前の検査施設を立ち上げ、保健所医師自ら検体を採取した。西塚氏は、PCR検査の拡大に踏み切った医学的背景を、こう語る。

 

 「新型コロナ感染症では感染者に症状が出る前からウイルスが体外に出ており、かつ症状の強い人ほど多くのウイルスを体外に出すわけでもない。SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように、発熱した人から感染源をたどっていくことはできないということを、武漢からチャーター帰国便の感染者や、横浜に入ったクルーズ船の感染者を数多く診療した墨東病院医師から聞いていました。従来の常識通用しない。無症状の人までPCR検査を広げないと感染者を特定できないとわかったのです」

 

 墨田区は、保健所に最新鋭の検査機器を導入し、民間検査会社を誘致して検査キャパを拡大。クラスターが発生すれば「ローラー作戦」と呼ぶ大規模検査実施し、陽性者を隔離する。

 

 その一方で、西塚氏は区内の医師会、診療所と病院責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政医療機関との連携を図った。

 

 昨年暮れから今年初めにかけての第三波では、ウェブ会議病院間の情報を共有し、回復した高齢患者地域の七つの病院が受け入れる「下り搬送のしくみを機能させる。墨東病院回復した患者は、次々と地域病院に送られ、病床の逼迫が解消された。

 

 

 保健所を大増員


 

 こうした積み重ねの先に、第五波の現役世代対応型の医療システムが構築されている。西塚氏は、その基本的な考え方を、こう説く。

 

 「公衆衛生(パブリックヘルス)を担う保健所役割は、インテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)です。住民の心と体の健康を守るために地域に何が足りないか資源はどれぐらいあるか分析し、先を読んで人やモノを調達する。検査能力が足りなければ自分でつくればいい。住民ニーズは高いのです」

 当初、10人だった墨田区保健所マンパワーは、人材派遣会社から保健師(看護師)や区役所の他の部署から応援を含めて約100人に拡大している。西塚氏らは、今年5月、第四波で医療崩壊に見舞われた神戸市から医師を招いてウェブ会議で話を聞き、明日はわが身と病床の拡充に乗り出した。

 もともと墨田区には四つの入院重点医療機関」があり、そのなかの一つに区独自運用できるコロナ病床を13床確保していた。軽症者用の病床だったが、この墨田区優先枠を一挙に60床ちかくまで拡張するよう病院要請した。

 病院側は、これに応じ、7月初旬から墨田区優先病床が稼働する。さらに60床のうちの30床を中等症対応グレードアップ。そのうち20床が墨田区優先の中等症病床とされた。酸素投与やステロイドが使えるようにして8月上旬から中等症患者を受け入れている。

 

 

 オンライン診療軌道に乗った


 

 並行して、自宅療養者への医師訪問看護ステーション看護師の往診、オンライン診療による見守りを軌道に乗せた。8月6日時点で、墨田区には自宅療養413人、入院60人、宿泊療養126人の感染者がいる。全体の約7割が自宅療養だ。西塚氏は、自宅療養と墨田区優先病床の連携について、こう語る。

 「今回の波は、若くて軽症の患者さんが多いのですが、頭が痛い、お腹が痛い、薬が効かない、食べられないという自覚症状で重症だと思い、病院に行く、救急車を呼ぶ。つまり患者さんの不安が病床逼迫の大きな要因の一つなのです。その不安を減らし、安心の灯をどれだけ見せられるかが勝負です。だから往診やオンライン診療でひんぱんに連絡を取って、軽症の説明をし、治療をして落ち着いていただく。

 

 そして、もしも症状が悪化して中等症になったら、区の優先病床に入っていただく。ただ、この病床は区民共有の医療資源ですから回復したら休日でも夜間でも、退院していただき、ベッドを空けて、次の方が入れるようにする。10日間の療養期間中であれば民間救急車で自宅までお送りします。

 

 できるだけ軽症のうちに重症化の芽を摘む。そのために抗体カクテル療法も行っています

 

 海外治験入院・死亡リスクが約70%減らせるという抗体カクテル療法、まれインフュージョンリアクション(急性輸液反応)というアナフィラキシーショックに似た副反応も起きることから、国は登録した医療機関への入院で、発症から7日以内などの条件をつけて使用を認めている。

 

 墨田区では四つの入院重点医療機関が登録。軽症でも抗体カクテル療法の条件に合う人がいれば、区の優先病床で実施する。同愛記念病院では、7月下旬から8月10日までに16人の患者抗体カクテル療法の点滴治療を受けている。

 

 「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいていますお金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

  

 

東京都では「自宅療養者のフォロー」も崩壊…そのウラで際立つ「墨田区の凄まじい戦略

https://news.yahoo.co.jp/articles/9594f7c90d5b5d23d30b78a39d30079fbe345497?page=2

2021-08-20

東京五輪開催とコロナ感染爆発の関連を考察する前提として日程のメモ

オリンピック関連日程

6月16日 新型コロナウイルス感染症対策分科会スポーツイベントの有観客を一部解除

緊急事態宣言解除後1カ月程度、大規模なスポーツイベントは、観客数を「1万人」か「50%以内」のどちらか少ない方を上限とする経過措置

6月18日 橋本聖子組織委員会会長オリンピックの有観客開催方針公表

6月21日 東京まん延防止等重点措置開始

7月 8日 オリンピック無観客開催決定(1都3県の会場)[1]

7月11日 東京まん延防止等重点措置終了

7月12日 東京緊急事態宣言発令

7月13日 選手村開村

7月23日 東京オリンピック開幕(一部競技は21日から開始)

8月 8日 東京オリンピック閉幕

8月11日 選手村閉村

パラリンピックの予定

8月15日 選手村プレオープン

8月16日 パラリンピック原則無観客開催決定(ただし、「学校連携観戦プログラム」は実施

8月17日 選手村開村

8月24日 パラリンピック開幕

9月 5日 パラリンピック閉幕

9月12日 東京緊急事態宣言解除(8月20日時点での予定)

[1]政府東京都、大会組織委員会国際オリンピック委員会IOC)、国際パラリンピック委員会IPC)5者代表者会議による決定。

事実上オリンピック開催方針も確定したと言えるが、その後も中止の含みもあった。

例えば、

東京五輪・パラ】 武藤事務総長、中止の可能性を排除せず

2021年7月21日

https://www.bbc.com/japanese/57911609

[] 無症状の人までPCR検査を行い、「下り搬送」「WEB診療」を築いた墨田区

墨田区行政としてまとも過ぎて草生える

というか他国地域医療のために地域病院・小規模病院(いわゆる町医者)の「グループ化」を行って実現できているのに

常識的に考えて日本だけ出来ないわけがないんだよな

結局、『やる気』と『政治手腕』と『科学無視しない』、この3つだけに集約される話だ

 

 

 墨田区のスゴさ


 

 墨田区は、50代のワクチン接種率が65・1%、40代が58・3%と他区を大きく引き離す。さらに自宅療養の割合が増えている現段階においては、自宅療養者への医師+看護師訪問診療オンライン健康観察、軽症で重症リスクの高い患者への抗体カクテル療法、区独自の優先病床20床を活用した中等症患者治療回復後の自宅への下り搬送と、「地域完結型」のコロナ戦略を打ち立てている。

 

 人口27万人の墨田区では、都立墨東記念病院(765床) が感染症指定病院として重症、中等症の患者を引き受けている。そのほかは同愛記念病院(403床)と200床以下の小さな病院が幾つかあるだけで大学病院はなく、町場の診療所が地域医療担い手だ。けっして医療資源が豊かとはいえない墨田区が、どうして先駆的なシステムを築けたのか。

   

じつは、墨田区の独行の始まりは、厚生労働省専門家会議(現・コロナ対策分科会)がPCR検査抑制していた昨春にさかのぼる。連日、墨田区保健所には区民から「熱があるので検査をしてほしい」と電話が入った。

 

 大多数の自治体キャパティ不足を理由検査を断っていたが、新任の保健所長、西塚至氏は「必要検査はすべてやろう」と職員鼓舞。自前の検査施設を立ち上げ、保健所医師自ら検体を採取した。西塚氏は、PCR検査の拡大に踏み切った医学的背景を、こう語る。

 

 「新型コロナ感染症では感染者に症状が出る前からウイルスが体外に出ており、かつ症状の強い人ほど多くのウイルスを体外に出すわけでもない。SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように、発熱した人から感染源をたどっていくことはできないということを、武漢からチャーター帰国便の感染者や、横浜に入ったクルーズ船の感染者を数多く診療した墨東病院医師から聞いていました。従来の常識通用しない。無症状の人までPCR検査を広げないと感染者を特定できないとわかったのです」

 

 墨田区は、保健所に最新鋭の検査機器を導入し、民間検査会社を誘致して検査キャパを拡大。クラスターが発生すれば「ローラー作戦」と呼ぶ大規模検査実施し、陽性者を隔離する。

 

 その一方で、西塚氏は区内の医師会、診療所と病院責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政医療機関との連携を図った。

 

 昨年暮れから今年初めにかけての第三波では、ウェブ会議病院間の情報を共有し、回復した高齢患者地域の七つの病院が受け入れる「下り搬送のしくみを機能させる。墨東病院回復した患者は、次々と地域病院に送られ、病床の逼迫が解消された。

 

 

 保健所を大増員


 

 こうした積み重ねの先に、第五波の現役世代対応型の医療システムが構築されている。西塚氏は、その基本的な考え方を、こう説く。

 

 「公衆衛生(パブリックヘルス)を担う保健所役割は、インテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)です。住民の心と体の健康を守るために地域に何が足りないか資源はどれぐらいあるか分析し、先を読んで人やモノを調達する。検査能力が足りなければ自分でつくればいい。住民ニーズは高いのです」

 当初、10人だった墨田区保健所マンパワーは、人材派遣会社から保健師(看護師)や区役所の他の部署から応援を含めて約100人に拡大している。西塚氏らは、今年5月、第四波で医療崩壊に見舞われた神戸市から医師を招いてウェブ会議で話を聞き、明日はわが身と病床の拡充に乗り出した。

 もともと墨田区には四つの入院重点医療機関」があり、そのなかの一つに区独自運用できるコロナ病床を13床確保していた。軽症者用の病床だったが、この墨田区優先枠を一挙に60床ちかくまで拡張するよう病院要請した。

 病院側は、これに応じ、7月初旬から墨田区優先病床が稼働する。さらに60床のうちの30床を中等症対応グレードアップ。そのうち20床が墨田区優先の中等症病床とされた。酸素投与やステロイドが使えるようにして8月上旬から中等症患者を受け入れている。

 

 

 オンライン診療軌道に乗った


 

 並行して、自宅療養者への医師訪問看護ステーション看護師の往診、オンライン診療による見守りを軌道に乗せた。8月6日時点で、墨田区には自宅療養413人、入院60人、宿泊療養126人の感染者がいる。全体の約7割が自宅療養だ。西塚氏は、自宅療養と墨田区優先病床の連携について、こう語る。

 「今回の波は、若くて軽症の患者さんが多いのですが、頭が痛い、お腹が痛い、薬が効かない、食べられないという自覚症状で重症だと思い、病院に行く、救急車を呼ぶ。つまり患者さんの不安が病床逼迫の大きな要因の一つなのです。その不安を減らし、安心の灯をどれだけ見せられるかが勝負です。だから往診やオンライン診療でひんぱんに連絡を取って、軽症の説明をし、治療をして落ち着いていただく。

 

 そして、もしも症状が悪化して中等症になったら、区の優先病床に入っていただく。ただ、この病床は区民共有の医療資源ですから回復したら休日でも夜間でも、退院していただき、ベッドを空けて、次の方が入れるようにする。10日間の療養期間中であれば民間救急車で自宅までお送りします。

 

 できるだけ軽症のうちに重症化の芽を摘む。そのために抗体カクテル療法も行っています

 

 海外治験入院・死亡リスクが約70%減らせるという抗体カクテル療法、まれインフュージョンリアクション(急性輸液反応)というアナフィラキシーショックに似た副反応も起きることから、国は登録した医療機関への入院で、発症から7日以内などの条件をつけて使用を認めている。

 

 墨田区では四つの入院重点医療機関が登録。軽症でも抗体カクテル療法の条件に合う人がいれば、区の優先病床で実施する。同愛記念病院では、7月下旬から8月10日までに16人の患者抗体カクテル療法の点滴治療を受けている。

 

 「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいていますお金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

  

 

東京都では「自宅療養者のフォロー」も崩壊…そのウラで際立つ「墨田区の凄まじい戦略

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86141?imp=0

https://www.nhk.or.jp/covid19-shogen/story/story18/450375.html

 

参考になりましたか

anond:20210824225348 anond:20210825095319 anond:20210911175403

2021-08-16

緊急事態とまん延防止の拡大、17日の分科会政府方針提示へ…首相表明

首相が表明しようがしまいが日本にはあまり関係ないことになってしまったな

2021-08-15

anond:20210815041456

ことくらい枝野理解しているんでしょ。

理解してないと思うなぁ…。

政府分科会が仲違いしてたり、政府に都合の悪い情報を発信する西浦教授分科会から放逐されたりしてるんだから分科会や西浦教授、最悪でも岩田教授に乗っかっていけばそれだけで科学的かつ反政府政策案になるというのに、そこで何故か上昌広だもん。

大阪府は今年度に入ってからは、阪大に赴任した忽那教授を府の新型コロナ対策協議会委員に加えたりしてて、あのバカ知事暴走に対する反省と顕著な改善が見られる。

このままだと遅かれ早かれ維新に抜かれるわ。

2021-08-14

anond:20210814164149

立民は、政府の手先である分科会の言うことを聞くのは党派性により許されないと思い込んでるので、分科会と違うことを言う自称専門家に従うことになる。

政府分科会の言うことを聞いてないのだから分科会に乗っかるだけで政府への逆張りができる最高のチャンスなんだけどねぇ。

菅総理の行動原理

今日の会見でハッキリした。

菅総理は人流抑制感染拡大防止に効果が無いと思っている。

分科会諮問を通す手前一応「不要不急の外出を控えるように」とは口にするが人流抑制効果を信じていない。

からそれ以外の「抗体カクテル」とか「酸素ステーション」とか「ワクチン接種」とか人流抑制以外の施策ばかりに力を入れるのだ。

そう考えると緊急事態宣言宣言の発令に後ろ向きなことや、人流抑制を依頼する強いメッセージ総理から一向に発せられないことに合点がいく。

思い出してみれば去年感染が拡大してもいつまでもGoToトラベルを中止しなかった時から姿勢は一貫している。

不可解に見えた菅総理の今までの行動、言動が全て説明がつく。

専門家の話に耳を傾けず自分思い込み固執する総理を持った国民は不幸だ。

2021-08-12

「尾身氏が嫌い」と39歳男、スコップ独法玄関ガラス3枚割る

政府新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長理事長を務める独立行政法人地域医療機能推進機構東京都港区)の玄関ガラスを割ったとして、警視庁は12日、東京都東村山市無職の男(39)を建造物損壊容疑などで逮捕したと発表した。

男は7月21日未明、同機構玄関ガラス3枚をスコップで割った疑い。「尾身氏が嫌いだった」と容疑を認めている。

「尾身氏が嫌い」と39歳男、スコップ独法玄関ガラス3枚割る : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210812-OYT1T50174/

#プラグを抜こう から #ガラスを割ろう ですか。それとも、「ただの風邪から「ただの犯罪者」ですか。もしかして、「経済を回せ」から「手を後ろに回せ」ですか。

2021-08-11

分科会会長が別の人物だったら

微妙感染拡大がが延々と続くんじゃなくて、早めにクラッシュするもののそのおかげで軌道修正ができてトータルでもっとマシな状態だったかもしれないね

2021-08-03

anond:20210803162455

ごめんね。ググってないかのような印象を与えちゃったけど、

ここには載せなかったんだけど、途中で修正入れた毎日新聞日経も時事も別エントリに載せてたところへ(https://anond.hatelabo.jp/20210803004225)、

コニタン関係者談を引っ張ってきて「中等症Ⅰは全て自宅療養!」てぶち上げたので、

あれ?それはデマ可能性が高いですよ、という記事だったわけ。

ていうか、メディア情報小西ツイート齟齬をきたしているんだから、ある程度憶測に頼るしかなくない?

まあ結局、一番正確なのは分科会メンバー談、ということでOK

anond:20210803162455

分科会メンバーによれば、

過去病気、体質を踏まえて重症化のリスクを(医療従事者が)評価し今後の状況を予想しながら判断」だそうですよ。

https://twitter.com/i/events/1422202659189137409

やはり「中等症Ⅰ全てが自宅療養」はデマと言っていいのでは?

anond:20210803154057

分科会メンバー発言によれば、



ということだそうで、ほっといても重症化しないと判断されたら、中等症でも自宅。

中等症Ⅱは重症リスクが高いと判断されがちっぽいけど、まぁよくわからん医療従事者のさじ加減。


なお、現在でも現役世代の我々は中等症じゃなければ入院できなかったけど、70歳以上は軽症でも入院、65歳以上は軽症でも基礎疾患があれば入院など。

他には妊婦さんや日本語英語でも意思疎通が出来ない人などは入院措置

高齢者ワクチンはだいぶ進んでいるから、今入院している人で軽症ってあんまりいないんじゃないかな。わかんないけど。

年末年始は7割くらいは軽症だったっぽいけどね。

高齢者で先に感染が広がるとこれだからやっかいっていうことでもあるので、まぁ今回の判断はそんなに無しじゃないと思う。


どうせ若者は死なないからね!

若年層のワクチン忌避に対する批判正当性

絶対ワクチン接種したくない」20代〜30代の約1割

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000224300.html

この記事に対して概ね1割という数字の低さに安堵するブコメが多かったが、

やはり若年層に対してもワクチン積極的に接種する意向がない層に対する批判があったのでデータを元にその批判正当性検証してみた。


年代別の死亡率について

7月27日時点のデータを元に年代別の累計感染者数、死亡数を元に死亡率を算出。

本当は重症化率も出したかったがデータ元のサイトから年代別で累計の重傷者数(または入院者数)が取得できず、

また他のソースでの情報収集可能そうではあるが、ソース元が異なることでデータ整合性担保できないため死亡率のみ算出。

〜9歳 1020代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90歳〜
陽性者数 30429 68031 200693 133347 129247 114054 70318 59820 42247 16276
亡者 0 0 9 28116 313 980 3047 5249 3005
死亡率 0.0000% 0.0000% 0.0045% 0.0210% 0.0898% 0.2744% 1.3937% 5.0936% 12.4246% 18.4628%

データ元 厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染情報

https://covid19.mhlw.go.jp/


ワクチン副反応疑いについて

ワクチンによる副反応については副反応の有無、重症化、死亡いずれのケースに関しても、

現時点でそれがワクチン副反応によるものなのかの断定ができず、あくまで「副反応疑い(副反応可能性がある)」報告ケースとしての実数を参照。

※重ねて注釈を入れるが、この死亡件数を見て全てがワクチンを要因とする死亡では無いことに留意

日本ファイザー日本モデル米国ファイザー米国モデル英国ファイザー英国モデル
摂取回数 39,218,786 959,165 28,374,410 26,738,383 29,000,000 880,000
死亡報告件数 453 - 510 456 439 5
死亡報告/100万回 11.6(※17.3) - 18.0 17.0 15.1 5.7
死亡報告率 0.0012% - 0.0018% 0.0017% 0.0015% 0.0006%

100万人当たり死亡報告数。2回摂取している人がいるため100万回当たりと、100万人当たりで数値が異なる。

データ元 厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会副反応検討部会資料

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000802395.pdf

10代、20代ワクチン接種について

などなど不確定要素ばかりの中で自分も断定的に是非を述べるつもりはさらさらない。

しかし表面的なデータでは20代以下に関してはワクチン接種のリスクコロナ罹患リスクを上回る「可能性」がある。

集団安全性のみを考慮するのであれば当然若年層も含め全員がワクチン摂取感染抑制を図るのが望ましいが、

それがもし強制・半強制的な空気が醸成されてしまえば若年層にとっては「年寄りのためにお前の命をかけろ」と言われてるのと同義となることに留意しなければならない。

また、ある程度運の要素も絡んでしまコロナ感染に対して、ワクチン接種は自らの意思(または他者からの推奨・強制)で行うことになる。

そこに心理的ハードルがあることも当然留意した上で若年層のコロナワクチン接種意向についてはある程度の配慮をして欲しい。

「反ワクチン」への反動によって、ワクチン接種に消極的な層が正当性もなく無条件で叩かれるようになるべきではない。

あ、30代以上に関しては自分のためにも周りのためにワクチン接種なる早でしてください。

2021-07-31

anond:20210731095654

ちょっと違う

コロナ分科会新型インフルエンザ対策法律に準じて、有識者会議の下に

新型コロナウイルス感染症対策分科会

医療公衆衛生に関する分科会

社会機能に関する分科会

が設置され、2~3は1の取りこぼしを扱うようになっている。

から公衆衛生社会機能に関するもの、例えば飲食店営業地方行政も、基本的に1で扱う。

経済についての分科会の設置は法律に則っていないので行わないし、

2~3の例と同じく基本的に1で扱うのが原則的だし正しい。

anond:20210731095654

初期の感染症学者だけで構成された有識者会議と違って今の分科会には経済学者も入ってるからそれは違う

経済のことも織り込み済みで提言してる分、政治家がとれる選択肢の振れ幅は少なくなってる

コロナ分科会提言が偏ってるって言う人

分科会は、感染症専門家会長にして感染症対策提言させてるんだから、「感染症を抑えるための」提言するのは当然で、偏ってると批判する人は本気で馬鹿なんじゃないかと思う

提言を踏まえた上で、経済とのバランス取るのは政治家仕事だろ

経済学者が会長分科会を作って戦せれば満足するのか?

2021-07-23

オミーはいつまで分科会会長やってるんだあいつに任期はないのかよ?

年収いくらださっさと開示しろ上級国民

2021-07-02

コロナ禍で間違え続けた左派

最初に断っておくと自分政治的左派(とりあえず安倍菅政権批判派ぐらいに理解して欲しい)であるTwitterフォローしている人の圧倒的多数も、当然ながら左派であるしかし、昨年2月以来コロナ禍では、左派のあまり認識や見通しの間違いに幻滅と失望連続で、次第にTwitterを開くこと自体も若干苦痛になっていた。あまりにひどいのでフォローを外した人も複数いる。

1)最初期、韓国イタリアPCR検査数の多さを絶賛して安倍政権批判するが、その後イタリアでは感染爆発で医療崩壊に。その後もアメリカなど検査数の多さを絶賛した国が、ことごく感染爆発と医療崩壊に見舞われるという結果に(そもそも韓国台湾検査ではなく入国管理の水際対策強化で感染拡大を抑制した)。

2)それ以外にも、マスク供給金銭補償など、政権批判するために諸外国対策を絶賛するという論法を多用した。しかし実際は諸外国の多くも当然ながら理想郷ではなく、マスク供給金銭補償は不十分で、日本とそれほど変わらないことが現地在住の人の情報から明らかなる。(例えば「アメリカではマスク自由に手に入る」とデマを流してしまった人までいた。)

3)感染症の専門家意見政府と一緒に仕事をしているというだけの理由拒否し、かわりに厚労省陰謀論者で感染症については素人の上昌広氏を、政権専門家批判的というだけで積極的リツイートしていた(最近はさすがに減ったが)。感染症の専門家現場医療者が出し続けている情報を軽視あるいは黙殺しつづけ、「できない理由を並べるな」と突き放す態度は現在に至るまで続く。

4)「検査も休業補償もろくにしない安倍政権の無策無能対策では感染拡大は確実」と言い続けるものの、昨年7月頃には感染者・重症者ともに小康状態になり、全く外れてしまった。

5)ワクチン供給が始まる前にワクチン拙速承認や「ワクチン頼み」の姿勢批判し、結果としてワクチン承認ワクチン供給が大幅に遅れる結果になった。慎重なことは必ずしも悪いことではないが、結果として供給が遅れたことも他人事のように批判している。

6)尾身氏や分科会など政府の下で働いている専門家が、御用学者であるかのように批判し続けている。今年の6月に尾身氏が国会で厳しいことを言うと一転して絶賛支持し、そしてその後に五輪中止を提言しないと、またそれに失望して批判している。内容ではなく政権批判的かどうかでしか専門家の言っていることを評価していない。分を守り筋を通す尾身氏の姿勢は次第に世論の多数から信頼されるようになっており、相変わらず批判しているのは左派(および先頃の竹中平蔵)だけという事態となっている。

7)ワクチン供給の遅れや接種体制の初期の混乱について、政権無能怠惰象徴として口を極めて批判していたが、次第に落ち着いて現在ワクチン接種体制は順調で安定している。少し前までは「中国では外国人でもワクチンがすぐ打てる、混乱している日本とは違う」などという情報まで盛んに流していたが、日本の現状も悪くはなくなっている(周知のように中国ワクチンファイザー製などと比べて効果が若干弱い)。

8)ワクチン接種が一応順調に進んでいる現在でも、いまだに初期のPCR検査問題にこだわって専門家批判をやめない人が一部いる。ここまで来ると陰謀論者だろう(「感染専門家集団が自らの利権を守り政権忖度するために職務放棄している」という仮説なしには理解不可能なので)。

正直、コロナ禍を通じてネット世論における左派の信用度は、かなり落ちてしまったと思う。菅政権は全く支持されていないし、五輪開催も含めて自分全面的不支持だが、残念ながらそれ以上に左派も支持されていないことは野党支持率にも表れている。コロナ禍や感染対策に対する分析評価を、常に政権批判という文脈でのみ論じる態度は、身内以外には完全に見透かされている。ここから左派はどう立て直していけばいいのか・・・

2021-06-30

「広域水道企業団」と「分析研究分科会」と「ドンドドドンキーコング2」は響きが似ている。

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