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2017-05-04

ゴースト・イン・ザ・シェルを見ました

えーっとこれって本当にGHOST IN THE SHELLなんでしょうか?

確かにGHOST IN THE SHELLから多くのシーンを持ってきているとは思うのですが、精神性がGHOST IN THE SHELLでは無いような気がします。

言わば義体GHOST IN THE SHELLから持ってきているが、その中にいるゴーストは全くの別物といった所をでしょうか。

どちらかというとARISEとかに近いと思います

元々のGHOST IN THE SHELLの根っ子にあるものは「ネットは広大だわ」に尽きる訳ですが、今回の物語ではネットあくまでも舞台装置の一部に徹している印象です。

その為メインとなるのは少佐の正体、および義体研究です。

攻殻機動隊シリーズ世界線の変わる話が数多くあるので、こんなの攻殻機動隊じゃないとは言わないです。

しろ今までの攻殻機動隊とは違うある程度気軽に楽しめるハリウッド攻殻機動隊を目指そうとした意欲を買ってもいいぐらいです。

しかし、これはGHOST IN THE SHELLではないと思います。もちろんGHOST IN THE SHELL海外では攻殻機動隊のもの意味するのは分かります

しかし、それでもこの映画題名は別のモノであるべきだったと感じるのです。

邦題の「ゴースト・イン・ザ・シェル」を最初見たときずっこけましたが、見終わってみると納得しました。

この映画GHOST IN THE SHELLで無いのだからゴースト・イン・ザ・シェルなのでしょう。

いっそ海外題名も「KOUKAKU KIDOUTAI」で良かったのでは無いでしょうか?

荒牧大輔が座頭市っぽくなってしまったゴースト・イン・ザ・シェルにはピッタリな気がします。

2017-04-28

GHOST IN THE SHELL (2017) のホワイトウォッシュの話

みてきました。ネタバレ

海外ではホワイトウォッシュ問題が叫ばれる一方で、日本では「ハリウッド版だからスカヨハになるのは別にいいんじゃないの、面白ければ」という空気を感じた。

でも本編をみた人はわかると思うけど、物語としては単に他の作品アジア人だったキャラクター白人が演じているというだけの問題ではないんだと思う。スカヨハの演じるミラは義体白人タイプになっているだけで、中身の草薙素子アジア人であるということが判明するのだから

ざっくりまとめると、テロリスト(あるいはそれ未満の単なる貧困層)であったアジア人草薙素子が、ハンカ社の社長(テロリストアレルギーの人)に恋人や仲間ともども捕えられ、電脳技術によって記憶を消去され白人の見た目の超人ボディのサイボーグに作り変えられ、テロリスト狩りの兵器として利用する計画に巻き込まれるという話だ。仲間たちはみな手術に失敗し、その犠牲のもとで草薙素子はミラとして生まれ変わることに成功公安9課に所属して記憶のないままテロリストを追うことになる。

映画自体はミラが自分出自を明かしていくという構成になっていて、最終的には真実にたどり着いたミラ=草薙素子は(間接的にだが)ハンカの社長を殺す(ここら辺は父殺しの話っぽい。ダーリン博士は明らかに母としての位置をあたえられている。それはともかく)素子という本当の名前を取り戻し、ほんものの母(桃井かおり)との関係を再建したミラは、元恋人である失敗サイボーグと生きる道を選ばずに、「記憶ではなく何をするかによって自分は決まるのだ」と結論づけてスカヨハボディのまま草薙素子として公安9課で生き続ける選択をする。

ホワイトウォッシュ問題と関連するのは、ハンカ社長白人至上主義っぽいキャラクター像と、ミラの出自、そして最後草薙素子選択の部分ではないかと思う。ここらへんが差別的であると早々に結論づけるのは慎重にならざるを得ない部分で、例えば自身草薙素子であると思い出したミラが最終的にアジア人としてのアイデンティティに目覚めた結果、ボディをスカーレット・ヨハンソンタイプからルーシー・リュータイプに変えましたみたいなラストで終わったらそれこそ大炎上していたのではなかろうか。

個人的にはハリウッドヒーローとして見たときのミラはとても魅力的なキャラクターで、続編があったらいいなと思うが、詰めの甘さが目立って平凡な作品になっているのをみると、続編製作は難しいかなという気もする。攻殻機動隊という一連の作品群の中のひとつとしてみると劣ってしまうというのは惜しい。

キャラクター設定のよさや、ビジュアルの素晴らしさ、映画としての表現の甘さなどを総合的にみると、紀里谷和明CASSHERNと似た印象を受ける映画だった。

2017-04-16

ゴーストインザシェル感想

・なんかクラウドアトラスっぽい

少佐が弱い、色々

スカーレットハンソン結論悪くない、いいケツ良い乳いい腹筋。

SFは今回もまた、自分意識というテーマに対して敗北した。身体改造は答えじゃないから、それはわかってるからから脱却したい。

・全身義体ってセックスできんの?

2017-01-23

この新宿の片隅で

「ぼく!ぼく!できたよ!」

意識の中の限りになく奥で聞こえる、かすかな声。

徐々にクリアになる視界とサウンドを感じながら、現在の状況を呼び戻す。

スリープ状態から復旧する時のいつもの作業だ。

ああ、俺の義体ジャパニーズボーイだったけ?

視界に流れてきたのは、白髪の主人。

ここの店主だろうか?

見た目だけで「ぼく」呼ばわりなんて、ポリティカル・コレクトネスという言葉を知らないのだろうか?

義体が普及した現代で、見た目だけで中身を決めつけられて話されるのは不愉快しかない。

少しイラつきながらも、状況を整理する。

ああ、そうだった。

トランプタワーから逃げ出して、イーストジャパンに流れ込んだのが災難の始まりだった。

トーホーティを訪れたまでは良かったんだ。

トーホーティと言えばガッジーラの聖地

男なら一度は必ず訪れるべき場所。今は無くともだ。

一帯に広がる未認可の義体ショップ

その多くで扱われるガッジーラの義体

素直にガッジーラの義体にしておけばよかったのだが、その中で一際目を引いた義体があった。

日系で1112歳ぐらいのボーイのフォルムだろうか。

別に俺はショタ趣味があるわけじゃない。

俺の祖国義体実年齢の差には厳しかたから、単なる興味本位だ。

年齢制限がこんなに緩いなんて、さすがジャパンだ。

狂っているとしかいいようがない。

気付けば俺はもうサインをしようとしていた。

イエローシャツを来た義体士が色々と説明しているが、

まだ言語パックのダウンロードが完全でなかった俺には半分も理解できない。

とりあえず理解できたのは燃費が悪いから気を付けろということらしい。

半分も理解できないままサインをして、そのままシモキタクロークに送ってもらったが、これが失敗だった。

トーホーティ義体はガッジーラとウルトラマン以外はロクでもないと聞いていたが、その通りだった。

まさかこの義体あんな罠があったなんて、誰が想像できただろうか?

まったくこの国はクレイジーと言わざるを得ない。

翌日シモキタクローク義体を交換した私は、オダキュウ跡を伝いながら、ネオシンジュクを目指すことにした。

義体の慣らしと散歩を兼ねて、歩いて行こうとしたのだ。

だが、数十分歩いたところで異変に気付く。

何かを猛烈に欲しているのだ。

何だこの欲求は?

ヤサイヤサイヤサイ

ヤサイが瞬時に理解できなかったが、Vegetableだ。

何故だかは分からないが、猛烈に野菜が食べたい。

他にもいくつか欲しているものがあるが、

現在言語パックでは理解できない。

空腹が進むのも感じる。

昨日義体を購入した店にコールしてみる。

イエローの服を着た義体士曰く、この義体燃費が悪いだけでなく、

カネシを切らすと義体と神経構造が強く結びついてしまい、

義体交換ができなくなってしまうらしい。

なんてこったい。

早速教えてもらった音声コマンド入力する。

ニンニクイレマスカ?」

すると、AR領域にカネシが切れるまで時間が表示される。

残り40分少し。

カネシはラーメンジロウというヌードルショップ補給できるらしい。

急いで近隣店舗を探す。

あった、ニューダイタだ。

ガッデム!

休んでやがる。

次に近いのはネオシンジュクか!

俺は走った。走った。

今思えばUberを呼べば良かったのだが、そんなことが思いつかないほど焦っていた。

ようやく店に入った頃には、カネシが切れる直前だった。

時間帯が良かったのか、幸いにも並ばずに入ることができた。

少しでも時間が短縮できるようにカタメをコール

ゆでている間のカネシ切れを防ぐため、スリープモードに移行したわけだ。

どうやらこの義体、ドージンキングが趣味で作らせた特注品らしい。

ショタ趣味ジロリアンだったらしいが、とんでもなくクレイジー野郎だ。

危うくギルティーな生活から抜け出せないところだった。

そう言えばあの義体士、イエローシャツチャイニーズキャラクターが二文字書いてあったけ?

あれは何て読むのだろうか?

この言語パックでは解析できないようだ。

そうして、目の前の白髪の主人と向き合う。

ニンニク入れますか?」

2016-08-22

井上綾子さん以前のオタク熟女AV女優

http://anond.hatelabo.jp/20160821082459

井上綾子さん以前のオタク熟女AV女優に、2009年の某作品に出演しているSさんがいます作品紹介文では「アキバ系」と書かれてます

Sさんのしゃべり方はオタクありがちなもので、某所のコメントでは「読点がない」と評されています

話の流れで「スタチューとかでね」と話すSさん

スタチューという言葉不思議な語感が気に入ったのか、男優さんとスタッフが食いつきます

Sさんがスタチューに関して「フィギュア用語です。よくガレージキットとか」という説明をして、「昔アメコミが好きだったんで」という話に続きます

男優さんは「なんかわりとオタクっぽいですよね。(スタッフ「完全に本物ですよね」)見た目から想像つかない感じ」と反応。

そこからの流れで「今はね、なんとかこういうね、義体を手に入れましたみたいな」と返すSさん義体か!

2015-12-10

近未来SF作品さらにもう少し先の世界犯罪事情が気になる

近未来世界においてすでに当たり前になっている何らかの技術があり、それを一般人よりもずっと高いレベルで使いこなす人が主人公だったり敵キャラになったりする作品がよくある。

例えば攻殻機動隊で言えば、電脳化によって脳とネットワークが直結されている人間が大半の世の中で、義体と呼ばれるサイボーグ技術も普及していて一般人部分的義体を使う人は多いし、脳以外全身義体の人もたまにいる。軍人やなんかは特別に強化された義体を使ってスーパーマンのようなパフォーマンスを発揮したりもする。

そんな世界主人公やその周辺の人々は、高度な電脳スキル(ハッキング能力)で他人電脳に侵入し記憶を覗き見たり体を操作したりするわ、義体特別製だからバイク事故っても死なないしビルから飛び降りたりもできちゃうわでもう大活躍なわけですよ。

でもこれってさ、最先端設備(軍や警察特殊部署悪の組織など)がベースにあって、かつ世界最高クラススキルを持った人たちだけが大暴れしているかギリギリOKなわけであって、一般人までみんなそういうことをやりだしたら社会は大変なことになると思うわけですよ。

そんなことになる前に法整備はされてビル屋上からジャンプしちゃダメってことになるだろうし、侵入されにくい電脳も開発されると思うけどそれでも一部の犯罪者やヤンチャな人々は止められないと思うので、そうなるといったいどうなるのかなーと。

今で言うところのスクリプトキディや、DDoSサービスに金を払って依頼しちゃう人、違法ファイル交換なんかがもっとパワフルになるようなイメージだろうか。

そういう、一般人制御することができなくなった社会みたいなものを扱った作品ってなんかないのかなー?

それとも制御できなくなるというおれの妄想はあまり実現性が高くない(リアリティが無い)のだろうか。

いろいろ意見を聞きたい

現実世界でも個人が爆弾を作れるようになったりドローン飛ばして何かしら悪用したりできるようになってきているわけで、特別立場スキルのない一般人暴走社会に与えられるダメージってのは技術の発展によってだんだん大きくなっていると思うのです。今以上に技術の進んだ近未来世界ではきっともっと大変になっているのではないかなあという気がする。

2015-03-09

人生初めてのデートをすっぽかされた話

攻殻機動隊でいう義体化をしたときってこういう感情を抱くのだろうなあという悟りみたいなのを得て、やり場のない呆れであるとか絶望であるとかを、とにかく酒を飲み続けて忘れようとして、現在に至る。結局忘れられたのだろうか。自信の存在一時的に抹消することは可能であったが、出来事のもの忘却することは不可能であった。

酒は百薬の長というけれど、あれは間違いではない。あと、こうした状況を笑い話にしてくれる友人に囲まれていたということに気づけたことが、何よりも幸せだった。

2015-02-25

マインドマップ

上司からメール添付でマインドマップが送られてきた

ここ最近議論してる業務システム権限周りについてのこと・・・

らしいようだが、パッと見してから少し読み込んでみたけどさっぱりわからん

「こうやってまとめてみました。ドヤァ!!!!」

ということなんだけど、

残念ながら・・・

「いいたいことはわかります部長目線でこういう風に整理されたんですねー」

部長の頭ってこうなってるんだー」

皮肉特盛でいう程度でしか扱えない。

個々人の思考記憶が並列化できている状態なら、このマインドマップは簡単にメンバー間で共有化され、

作成者思考意図を寸分たがわずに全員が瞬時に共有できただろう。

誰もが部長の思いを齟齬なく受け入れられる[評価はまた別です]だろう・・・

でもね、そんなことまだまだ無理なんです。

脳みそナノマシンをたぷんたぷんに注入できないし、義体化とかしてないし・・・

からマインドマップみたいな自己満で「意識高くなりたい系」のツールをぶっこんできて思考意識集団記憶の統制をはかろうとする、

カスアイデア当て馬で挙げといた後で、これまで上がった案のいいとこどりをスナッチする

とくに弱気な部下は追従するしかないわけで、そういう子はしばらくして沈黙し、のちにうつ病になる

思いつきひらめきは大事なんだけど、それをすぐではなく、せめて一晩寝かしてから提案してほしい。

2014-12-18

治らない扁桃

風邪どころかインフルでもなく扁桃炎というものにかかって生死の淵をさまよっている

39度出るんだぞ熱

4にそう。もう4日目で薬のむために寝て飲んで寝て飲んで・・・アクエリアスとか激まずい

食えない

この間も過労で入院したばっかなのに有給使い果たしてるしなんでこんなにおれは体が悪いんだ

俺の体を義体化してくれよおお

なんだよこの扁桃炎ってガキの病気じゃないんかよ

なんで大人になって晴れるんだよ

風呂も無理だしトイレもいくのだるい体が重い

まりに4にかけてて電話で親よんじまったよ

2014-10-22

新しいゲーム

一日のうちに大嫌いな同僚といかに顔を合わせない、顔を見ないかすゲーム

早く義体技術進んでそいつだけ超好みの女に見えるようにしてほしい

2014-09-08

人工知能学会」の表紙が全然ステキ物語に思えない件について

 一部で問題視された「人工知能学会」の表紙が実はステキな物語だった件についてという記事ホッテントリになっててさ、これについて筆者の不破雷蔵氏を始めブコメの中にも何人からステキだと評してる人いるけどさ、、、これキモくね?キモいよね?

 架空人間モデルにならともかくさ、「実在する」人物をモデルロボット作って売る子と考えると、自分自身で作った場合でも他人が作った場合でも、キモいしか考えられないのよね。自分が作ったとしたらだと普通に考えてマッドサイエンティストしかないじゃん。だって自分自身若い頃の姿を「万人に受け入れられる理想の姿」と考えて市販してるわけでしょ。良くても頭おかしナルシストだよね。阪大石黒教授自分にそっくりなロボット作ったりしたけどあれはあくまでも実験な訳だし。

 他人が作ったとしたらもっとキモいオリエント工業ラブドール小倉優子って製品名がつけられるくらいキモい。「実在する」人物にそっくりなロボットになるだろう、なるべきだ、と主張してる科学者っているのかね?多分オードリー・ヘップバーンくらいの認知度がある人をモデルにしても性的な部位は極力排除されて作られると思うんだが。

 唯一キモくないのは実はあれはロボットではなくてサイボーグで、お婆さんになった女性が全身義体化して若返った姿だっていうパターンくらい。2号目くらいに出てきた男の子は曾孫か何かで、サイボーグ技術自身研究が役立ったっていう感じ。家事ボケ防止にいいって言うしね。うん、いいね人工知能学会さんこれオススメだよ。

2012-04-11

オウム真理教ナウい教化法”を実践した広瀬死刑囚手紙 vol.2

【vol.1「カルトに係わる契機」】はこちら。

宗教経験

 カルトの「超越的世界観」によって、現実世界においては解決の困難な問題が解決することと述べました。他方、この類の世界観は非現実であるために、受容が困難なのも事実です。ところが、「神秘体験」、「超越体験」などと呼ばれる幻想的な宗教経験は、その受容を著しく促進します。

 オウムにおいても、教義の妥当性の根拠は、その種の宗教経験でした。つまり、多くの信徒は教義の世界を幻覚的に経験しており、その世界現実として認識していたのです。地下鉄サリン事件への関与は誠に愚かであり、心から後悔しておりますが、この事件についても、宗教経験から、私は教義上の「救済」と認識して行いました。

 このように、宗教経験は、「殺人」を肯定する非現実的な教義さえ受容させる原因となります。したがって、宗教経験を根拠とする思想やこれを起こす技術の使用には注意すべきです。

 以下、宗教経験検討のために、私の経験を述べさせていただきたく思います

 前述のように、高校三年生ときに、私は、「生きる意味」の問題を意識するようになりました。しかし、その後、私は目を引いた本を読んだり、簡単な瞑想指導する団体に入会したものの、その問題は棚上げ状態でした。大学で学ぶことが将来の職業に直結するので、学業や学費のためにアルバイト忙殺されていたのです。

 そのようなとき、偶然、私は書店で麻原の著書を見かけたのです。昭和六十三年二月ごろ、大学院一年ときでした。その後、関連書を何冊か読みましたが、彼の説く解脱悟りが気になりました。

 最終的な解脱悟りは、絶対自由・絶対幸福・絶対歓喜の境地であり、本来、私たちはその状態に安住していたにもかかわらず、煩悩にとらわれたために、輪廻して苦界をさまよい続けているとされていました。ここで、絶対自由とは、カルマ(業。転生する原因)から解放され、どの世界に転生するのも、最終解脱の状態に安住するのも自由という意味でした。絶対幸福とは、金、名誉など自分以外の外的存在を必要としない幸福という意味でした。絶対歓喜とは、自己存在しているだけで歓喜状態にあるという意味でした。

 不明な点が多いものの、何らかの絶対的に幸福な境地の存在事実であれば、その追求は「生きる意味」に値するのではないかと思いました。

 また、麻原は修行を完成させて最終解脱の境地にあり、弟子指導して彼らをも解脱させているとのことでした。麻原や弟子たちの体験談を読むと、解脱への確かな道が存在しているように思えました。彼らの体験には普遍性が感じられたからです。さらに、麻原は自身の体験の妥当性を、ダライ・ラマ十四世をはじめとするチベット仏教インドの聖者たちと交流して確認したとのことでした。

 前述の解脱のような教義の話だけならフィクションを読んでいるようなものでしたが、このような実証的な姿勢は理解できることでした。この点は、私がそれまでに接した斯界のものとは違っていると思いました。

 しかし、事はそう簡単に運びませんでした。麻原が主宰するのは、宗教団体オウム真理教」だったのです。(なお、当時、オウムほとんど無名の団体でした。)

 私は新宗教に対して拒絶反応が起こるのを禁じ得ませんでした。「輸血拒否事件」、「霊感商法」…新宗教に関するマスコミ報道は、決まって言いようのない不快感を催すものでした。とりわけ、「輸血拒否事件」は、高校三年生ときに話を聞いた団体のことだったので、新宗教に対する問題意識が高まりました。

 この事件の報道では、事故に遭った子供が「生きたい」と言っていたのにかかわらず、両親が教義に従い、輸血を拒否したとされていました。この団体の聖書解釈が正しいという保証はないのだから―私にはほかの解釈も可能に思えました―、そのような不確実なことに基づいて命を犠牲にすることが信じられませんでした。ですから、この事件で、私の新宗教に対する不信は決定的なものになっていました。

 このようなわけで、私は本を読む以上にオウムに近づけなかったのです。

 ところが、本を読み始めた一週間後くらいから、不可解なことが起こりました。修行もしていないのに、本に書かれていた、修行過程で起こる体験が、私の身体に現れたのです。そして、約一ヶ月後の、昭和六十三年三月八日深夜のことでした。

 眠りの静寂を破り、突然、私の内部で爆発音が鳴り響きました。それは、幼いころに山奥で聞いたことのある、発破のような音でした。音は体の内部で生じた感覚があったものの、はるか遠くで鳴ったような、奇妙な立体感がありました。

クンダリニー覚醒―」

 意識を戻した私は、直ちに事態を理解しました。爆発音と共にクンダリニー覚醒した―読んでいたオウムの本の記述が脳裏に閃いたからです。クンダリニーとは、ヨガで「生命エネルギー」などとも呼ばれるもので、解脱するためにはこれを覚醒させる、つまり活動する状態にさせることが不可欠とされていました。

 続いて、粘性のある温かい液体のようなものが尾底骨から溶け出してきました。本によると、クンダリニーは尾底骨から生じる熱いエネルギーのことでした。そして、それはゆっくり背骨に沿って体を上昇してきました。腰の位置までくると、体の前面の腹部にパッと広がりました。経験したことのない、この世のものとは思えない感覚でした。

 「クンダリニーの動きが正しくないと、くも膜下出血を起こす」、「指導者なしの覚醒危険だ」―オウムの本の記述別世界の話でしたが、今や、我が身に起こりつつある現実でした。私はクンダリニーの動きを止めようと試みました。しかし、意志に反して、クンダリニーは上昇を続けました。

 クンダリニーは、胸まで上昇すると、胸いっぱいに広がりました。ヨガでいうチャクラ(体内の霊的器官とされる)の位置にくると広がるようでした。クンダリニーが喉の下まで達すると、熱の上昇を感じなくなりました。代わりに、熱くない気体のようなものが上昇しました。これが頭頂まで達すると圧迫感が生じ、頭蓋がククッときしむ音がしました。それでも、私は身体を硬くして耐えるしかなす術がありませんでした。

 突然の出来事に、どうなることかと思いましたが、それをピークに一連の現象は収束しました。どうやら、無事に済んだようでした。

オウム真実だ」

 オウム宗教世界観が、一挙にリアリティを帯びて感じられました。麻原をグル修行指導する師)として、解脱悟りを目指すことが私の「生きる意味である確信しました。麻原の著書を読み始めて以来相次いだ体験に、彼に強い「縁」を感じていたからです。クンダリニー自然覚醒したのは、前世グルの著書を読んだために、修行者だった私の前世記憶が甦ったからだと思いました。

 このように、急激に宗教観念を受容して、思考体系が一変する心理現象は、「突然の宗教的回心」と呼ばれています。これと漸進的な宗教観念の受容との違いについて、研究論文には次のように述べられています

 突然の回心は、被験者のものが全く変えられるように思われる経験として定義した。つまり、その変化は、被験者が生じさせるのではなく、彼にもたらされるように思われた。また、その変化は、被験者の生活様式、道徳的特性を形成する態度におけるものだった。

 漸進的な宗教的発達は、上で説明したような回心経験がないという特徴のもので、そして被験者が自身を無信仰と識別したことがないものである

 すべての回心者は、疑いの余地なく、無信仰の状態から信仰深い状態になった。

 二つの集団の特色をかなりよく示す、二つの自伝を下に引用する。一人の突然の回心者は、彼の経験を次のように記述した。

 この経験は、私が一四歳の秋に起きた。私は畑を耕して働いていた。突然、嵐が近づいたように思われ、そしてあたかも私の周りの全てが止まったようだった―私は神の存在を感じた。馬たちは完全に止まった状態になった。真っ黒な空がとどろいたので、私は祈った。嵐はすぐに通り過ぎたが、この瞬間だった、―私は祈りながら―主が望むならば、クリスチャンになり、主に仕える決心をしたのは。

 漸進的な宗教的発達をした集団の一員は、彼の経験を次のように記述した。

 私が信仰深いと自覚したときを説明するのは難しい。それに対し、何年か前に私は十ポンドで生まれ、そして現在はそれよりかなり重いという事実を説明するのは、全く簡単だろう。この成長には、出来事の印象がないわけではない。しかし、少なくとも回想では、そのプロセスはあまりに完全に連続したように霞んでいる。だから、私が自身の認識に現れた時点を思い出せる以上に、私は“信心深く”なった時点を分離できない。私はその二つの出来事はほとんど同時に違いないと思う。

引用英語で分からず。)

 このような宗教的回心は、人が葛藤状態にあるときに、幻覚的な超越体験と共に起こることがあり、このとき葛藤が解決するとされています。また、突然の宗教的回心においては、常識から非常に逸脱したビリーフ・システム(思考体系)が受容される場合があるとされています。そして、「カリスマグループの一つの注目せざるを得ない特徴は、入会の特徴がしばしば劇的な回心の経験であることだ」といわれています

引用英語で分からず。)

 私の場合、「生きる意味」に係わる葛藤のために、回心が起き、オウムの教義体系が受容されました。このように、非現実的な世界観が突然現実として感じられ、それが受容されることがあるので、超越体験に基づく世界観には要注意でしょう。後述のように、それが日常生活との間に摩擦を生じる場合は問題が起こるからです。

 オウム宗教世界観現実となった私に、入信以外の選択はありませんでした。また、新宗教うんぬんといっていられる状況ではありませんでした。クンダリニー覚醒した以上、指導者は不可欠だったからです。私はクンダリニーコントロールできず、頭蓋がきしんでも、なす術がなかったのです。この状況について、ある共犯者は「広瀬君は、本を読んだだけでクンダリニー覚醒して、困って教団に相談に行ったと言っていた。ある種の困惑広瀬から感じた。」と法廷証言しています

 こうして、オウム真理教在家信徒としての生活が始まりました。在家信徒は、社会生活しながら、教義の学習、守戒など教義の実践ヨガの行法、奉仕などの修行をすることが基本でした。

 オウムの教義と修行目的について、あとの話の理解のために必要な部分のみ説明致します。

 教義において、修行の究極の目的は前述の最終解脱をすること、つまり輪廻から解放されることでした。なぜ解脱しなければならなのか―それは、輪廻から解放されない限り苦が生じるからだ、と説かれていました。これは、今は幸福でも、幸福でいられる善業が尽きてしまえば、これまでに為してきた悪業が優住になり、苦しみの世界に転生するということでした。特に地獄餓鬼動物の三つの世界三悪趣と呼ばれ、信徒の最も恐れる苦界でした。

 それに対して、解脱はすべての束縛から解放された崇高な境地でした。解脱に至るには、次のように、私たちが本来の最終解脱の状態から落下していった原因を除去していくことが必要と説かれていました。

 私たちは自己存在するためだけで完全な状態にあったにもかかわらず、他の存在に対する執着が生じたために輪廻転生を始めたとされていました。それ以来、私たちは煩悩(私たちを苦しみの世界に結びつける執着)と悪業を増大させ、それに応じた世界に転生して肉体を持ち、苦しみ続けているとのことでした。たとえば、殺生や嫌悪の念は地獄、盗みや貧りの心は餓鬼快楽を求めることや真理(精神を高める教え=オウムの教義)を知らないことは動物に、それぞれ転生する原因になるとされていました。

 これらの煩悩行為過去世のものも含め、情報として私たちの内部に蓄積しているとのことでした。この蓄積された情報が「カルマ(業)」でした。そして、「悪業に応じた世界に転生する」というように、自己カルマが身の上に返ってくることを「カルマ法則」といい、これも重要な教義でした。

 カルマ法則から考えると、解脱、つまり輪廻からの開放に必要なのは、転生の原因となるカルマを消滅(浄化)することになります。ですからオウムにおいては、カルマの浄化が重視され、修行はそのためのものでした。

 [なお、前述の「殺生」は、虫を殺すことも含みます。ですから、そのほかに挙げた行為もそうですが、一般人日常的な行為ほとんどが悪業となります。したがって、信徒についても、入信前は悪業を為してきたことになり、それらを浄化しない限り苦界に転生することになります。だから信徒たちは必死修行していました。また、家族など周囲の非信徒たちは苦界への転生が避けられないことになり、それを信徒たちは案じていました。後述しますが、日常生活と相容れないこの教義のために、一般社会は苦界への転生に至らせる世界とみなされました。そのために、信徒は一般社会を離れて出家していきました。さらに、苦界へ転生する現代人を救済する目的で、殺人まで犯すことになりました。]

 また、オウムの教義において、麻原は「神」といえる存在でした。それは、最終解脱者であり、様ざまな「神通力」を有するとされていたからです。特に麻原は、人を解脱させたり、高い世界幸福世界)に転生させたりする力があると主張していました。私たちに「エネルギー」を移入して最終解脱の状態の情報を与え、代わりに、苦界に転生する原因となる悪業を引き受ける―「カルマを背負う」といっていました―と説いていたのです。カルマを浄化していないと苦界に転生するのですからカルマを背負ってくれる麻原は、まさに「救済者=神」でした。

 麻原の指示が絶対だったのも、そのような「救済」の能力を有するためでした。オウム世界観においては、苦界への転生の防止が最優先であるところ、麻原の指示の目的は、苦界へ転生する人類の救済とされていたのです。

 回心による教義の受容の後、入信後は、私の身の上に個々の教義の体験が現われ、教義の世界観に対するリアリティがますますまりました。たとえば、入信の一週間後に、麻原の「エネルギー」を込めたとされる石に触れたところ、気体のようなものが私の身体に入ってきました。そして、胸いっぱいに広がり、倒れそうになったのです。そのときは、ハッカを吸ったような感覚がして、私は自身の悪業が浄化されたと思いました。

 その後も様ざまな形でこのような体験を重ねたので、私にとって、麻原が「カルマを背負う」能力を有することは現実でした。そのために、麻原は「神」であり、その指示は絶対だったのです。

 なお、現在は、この種の経験は暗示の機制による幻覚と理解しています。つまり、以前に接していた「エネルギーを移入してカルマを浄化する」という教義(二十一頁)が暗示になり、「エネルギーを込めた」とされる石に触れたところ、教義どおりの幻覚が現れたものと思います。(このように、回心後は幻覚的経験が極めて起きやすい状態になっていました。)

 なぜあの男が―麻原の地位が教団内で絶対だったことに対する疑問の声をよく聞きます。その理由の一つは、私と同様に、信徒にとっては麻原を「神」とする教義の世界観現実だったことでしょう。ヨガの行法によって、多くの信徒が教義どおりの宗教経験をしていたのです。

 現役の信徒は、今も、麻原の力でカルマが浄化されると感じる経験をしているようです。だから、麻原が法廷でどんなに見るに堪えない振る舞いをしても、彼は「神」であり続けているのです。私もそうでしたが、信徒帰依しているのは生身の麻原ではなく、宗教経験によって知覚した麻原です。「現実」よりも「宗教経験」のほうがリアリティがあるのです。

 このような宗教経験作用について、文献には次のように述べられています

 アメリカで(そしてしばしば国際的に)現在見られる多くのカルト様のビリーフ・システム概観することは、臨床医が特定のセクトを正しく評価するにあたり役に立つ。ビリーフ・システムは、一般に部外者を困惑させるもので、多くは超越体験や神秘体験に基づいている。あるものは、なじみのない東洋伝統から得ている。あるものは、教義を再構築する程度にまで、既存宗教を粉飾する。

 超越体験あるいは神秘体験は、回心のプロセスにおいてしばしば重要だが、このことはジェイムズフロイトが注目した。葛藤の解決における超越体験は、非精神病者精神病者の両方に急性の幻覚的エピソードが起こる程だが、この重要性も強調されてきた。これらの経験はまた、カリスマセクトの多くの全員にとって、グループの全員をを続けされる総体である。これらの出来事は、類似した現象を経験したことのある他の人たちとの友好関係を、最高潮に高める強力な感情的経験になる。

 宗教経験コンテクストにおける精神病様超越現象が生じることを説明できるモデルは、まだ開発されていない。しかし、注目すべきなのは、かなり注意を引く知覚現象を、これらのセクトの全員が普通に報告することである。たとえば、一つのグループの百十九人の全員のうちの三十パーセントが、瞑想中に幻覚様経験を報告した。明らかに、このような現象は、心理学者が正常な精神プロセスのみならず病的プロセスを理解するのにもかなりの影響があるはずだ。それらはたぶん、精神病といわれる人に幻覚状態を起こすあるコンテクストの性質を、心理学的に理解する助けになるだろう。

(前出 引用英語で分からず。)

 (A教団は)夢さえも「お父様(教祖)の夢を見ますよ」などと暗示を与えて教祖の夢を見やすいように誘導したりする。それらのプライミングの結果、信者は身辺でおきる現象がすべて神やサタンといった心霊現象ととらえることになっていると思われる。さらに、こうした経験西田のいう個人的現実性を高める。つまり体験や推論が教義と整合しているという認知を与え、ビリーフは強化される。

西田公昭 一九九五年 ビリーフの形成と変化の機制についての研究(4) 社会心理学研究、一一、一八-二九

プライミング―特定の情報に接触させることによって、人間情報処理一定の方向に誘導すること)

 瞑想のより高い段階は多くの経験を含む。これは、伝統的な文献によく載っており、明るい光のヴィジョン、身心の喜びに満ちた陶酔感、静けさ、明晰な知覚、および愛や献身感情を様ざまに含む。“超意識”、“超越体験”、“神秘体験”、あるいは“クンダリニー覚醒”と名付けられており、これらの状態は、人を引き込む影響を及ぼす。この影響は、瞑想伝統によれば、非常に深刻になるものだ。

引用英語で分からず。)

 また、宗教経験が起こる状態においては、世俗的なことに対する関心が薄れるという報告があります

引用英語で分からず。)

 以上のように、宗教経験およびそれが起こる状態は、非現実的な教義の受容や日常生活から離脱を促進するようです。


※「輸血拒否事件」1985年6月神奈川県川崎市高津区で起こった事件。ダンプカーにひかれた当時小学5年生の男の子が、両親の輸血拒否にあい、約5時間後に死亡。「大ちゃん事件」とも。

【vol.3「宗教的経験(後半)」】へ続く。

2011-02-19

まどかマギdis

魔法少女まどか☆マギカ』が耐え難い。いや、耐え難いなら見るのやめろよって言われるのは当然だけど、イヌカレー戦闘パートとかは本当に格好イイと思っているんだ。でも、24分のうち他の16分くらいが非常に辛い。イヌカレーパートを見るために耐えているが第6話で心が折れそうになった。

何よりもダイアローグが致命的にツマラン。口でうだうだと説明するアニメは云々……っていうテンプレート説教したくなる。この説教はその実は甚だ疑わしいけども、『まどか』くらいストレートに当てはまってしまアニメもないよね。『攻殻機動隊』のように聴いてて面白いダイアローグが展開されるわけでもない、ただただ退屈なだけのダイアローグが、なぜか毎回毎回長大な尺を占めている。ボクには訳がわからないよ。

聞いていると途中で聞き流すようになり、後からちゃんと聞こうとして再視聴してもやっぱり挫折して途中から聞き流す。演出の工夫を見せてくれればまだ耐えられるかも……と思ったが第7話でイヌカレーが会話パートに投入されたにも拘わらず途中で挫折してしまったので、ああこれは純粋脚本の問題なのかなと思った。こんなしんどいアニメをよくみんな直視できるよなって思う。いや、私の我慢が足りなすぎるのか。みんなすごい。

つかあれだけ映像の工夫を見せているのに、「ゾンビになった」とかいさやかヴィジュアルに何の変化もないのはどういうこってい。口先だけで「魂が抜かれた」とか「ゾンビになった」とか言われても見た目に変化がなければ共感できんよ。正確にいうとそういう抽象的なことをクソつまらダイアローグで処理するからキツイんだよ。6話の気を失っただけみたいな描写では弱いって。魂が抜かれたなんて口でいくら言われても実感なんて無いわ。QBも肉体の強度を上げたいんなら、草薙素子よろしくこの子たちを全身義体化すればいいんじゃないかな。

影絵バトルマジ良かったよ。

2009-08-12

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.cyzo.com/2009/08/post_2404.html

夏休みで暇なので、大凸の中の人からいろいろ誤解の多すぎるブクマコメントに全レスをつけてみる(メモっぽいものを除く)。本社研究部門所属です。会社内では、本文記事自体は調査がまだ甘くて低レベルだという扱いでした。

id:noitseuq ファンタって。

DNPも凸版もパッケージ印刷を何十年もやっています。DNPは缶やペットボトルが得意。凸版は紙器加工やビール瓶向けが得意という印象。どっちも全部できるけどね。どちらもパッケージ製作ラインだけでなく充填ラインも持ってて、DNPコカコーラ社とべったりで、だいぶ前に製造子会社工場ごと買収したため日本向けのはかなり作っているのです。お茶の「一」はそこそこヒットしたりもしたけどもう消えたね。IR報告を見るといいよ。

id:C_L 大凸は結構前から多角経営印刷以外の事業が大きいからほかの印刷屋さんから印刷屋さんじゃないとみなされているけど。業界分析とかも大凸含めて考えるとおかしくなるので省いてほしい

この人はDTP系のWebsite持ってる詳しい人なので、私もそう思います、という反応しかできません。

id:zm_nouveau 近くの凸版工場は人もずいぶん減ったし、機械もあまり動いてないみたい。凸版の下請けやっていたとこはほとんど潰れた。下請け回すほど仕事がないから。

凸版は普通印刷部門の半数は広告関係。景気の影響を受けやすい。しかも凸版はDNPと違って拠点が集中していないためリストラ余地が大きいといったところ。

id:ryoubi *コメント デジタル化が進んで衰退が必至な印刷業界の今後の大まかな事業展開。他分野に生かせる技術はあるから既に多角化しているだろう。後で調べるかも

入社案内とか取り寄せるとサーベイは簡単ですよ。Web求人情報でもいいけど。

id:nanoha3 インクジェット系の印刷最近面白かったのが服の生地への印刷。 最近何かと印刷業者を使うことが多いけど、確かに一般人にはあまり印刷技術の違いは見えない。選択出来る紙の種類が150種類以上あるとか楽しいけど。

布への印刷EPSONですね。広丘見学に行くとくれます。印刷技術も幅広いのでなんともいえません。紙は150種どころじゃなくあります。直接紙を持ち込めばどんなものでも使えますよ。カタログなんかを見せて営業に頼んでも大丈夫印刷技術の違いどころか印刷で作ってることすらばれてないものも多々あったり。

id:u-chan media, book 大凸は、大手マスコミと比較しても、まだ考えてる方。

何で大手マスコミってすぐ権力利用とか工作とかに走るんでしょうね。やっぱり競争原理を一切働かせてない腐った業界だからですかね。

id:atawi 出版, 印刷, ビジネス 昨今の社内プリプレスは赤字垂れ流し部署だと思うけどなぁ。ワンストップは魅力だけど、それだけの体力と需要があるかどうか。

実は社内プリプレス部門は効率化が進みすぎて利益率20%とかになってたりする……。もう材料消費とかもあまりないし設備も安くなってるし昔ほど人も要らないし。少量多品種になってるから印刷は大変だけどプリプレス仕事量は減ってなかったんだよね。ちょっと今年は稼働率がやばいみたいだけど。まあでも全部合わせても百億円単位程度なので両者の事業規模からしたら誤差。

id:comogly 経済, 社会 大凸以外が生き残るには依存体質からの脱却が必須

どっちもまだ依存心理が残りすぎてるのが営業への課題らしいですよ。御用聞きと雑用しかできない営業がいっぱい生き残ってますからね!

id:meganebaka Business DNP迷走

技術の正当な応用です。

id:MATO 読み物 小さいところの印刷会社は、例えばデザインから看板の施工まで全部うちでやれます!的な営業が多いかも。

大凸もそういう囲い込みをずっとしてますが大会社しか狙ってないから目立たないだけですね。

id:kirishima2813 ビジネス, メディア, 経営, 読み物, 出版 結局、インターネットの普及で「紙媒体」の需要が激減なのは仕方ない。ただ記録的資料は、保存においてはデジタル媒体よりも優れている。「エコ」の流れとはいえ、刊行物の需要が落ちるとは思わないが、必死だな。

えーとしらけ世代老害中学生でしょうか。必死なほうがいろいろ出てきて面白いですよ。

id:filemente 出版, ビジネス, 経営媒体が衰退している。全くゼロになることも無いだろうが/紙媒体は記録性、携帯性において優位/ホワイトボードWebスケジューラの最大の的は手帳とペンだ。当面逆転は無さそうだ。

まあそうですが手帳やペンは文房具屋の領域かも。

id:hidematu book, business, publishing, media 雑誌ネットはイスとケーキくらい違う。

大凸は基本的に雑誌の内容を作っていたわけではないので。

id:ken_c_lo publishing, media, platform DNPも凸版も情報産業本質根本から考え抜いて動いてる感じ。こういう企業がITやメディアじゃなくて大手印刷から出てくるっていうのは、何だか日本っぽいかもしれない。

不思議ですよね。

id:yo4ma3 business, 経営, 印刷 "印刷業界は、景気の影響を受けにくい業種だと考えられていた。" ⇒ いまは相当値下げ圧力が強くなってるのも確か。発注側の目も厳しくなってる

ええ、近ごろは発注側要求が厳しすぎです。価格だけでなく品質も。「景気の影響を受けにくい」は記事が嘘だと思いますね。基本的に日本の成長率とほぼ同一の成長率で来てますから。バブル崩壊の影響がたまたま出版ブームや技術革新(DTPとか)で相対的に少なかっただけ。

id:zakkie ビジネス 記事の内容は業界にとって十年以上のトレンドだし、技術屋から見れば強みを生かしたまっとうな事業が成功しているわけだが、「あまりなじみがない」人からは「不穏な動きを繰り返す」ように見えるんだ。なんか新鮮。

まったくです。

id:hira_fumi 出版, 印刷 これ、何年後かにもう一回読んだらどんな気持ちになるだろ。

私も楽しみです。どこかに転職しているかもしれませんが(笑)

id:mk16 ビジネス, メディア, book, business, 社会, 経営, 経済, media, publishing, 出版 印刷技術だけでマザーボード作れたら、世界制覇できる。

凸版もDNPプリント基板のシェア日本トップクラスですよ。LSI部分は作ってないけど。どちらもプリンティングエレクトロニクスは当然手を出してます。フォトマスク液晶カラーフィルタなら両者合わせて世界の2/3は押さえているし。

id:mayoneez 出版, ビジネス, 経済 『約99%が従業員300人以下の規模』300人ってかなり多いんじゃ……

一般に用いられる大企業中小企業の分類法をそのまま使っただけでしょう。

id:spoichi 経済, 技術 早くインクジェット太陽電池とか有機ELとか人工細胞とか義体とか作れYO

いまがんばってるよ!でもインクジェットより普通印刷のほうが本気で桁違いに効率が違うから(4桁くらいかな?世間の人は輪転機の速度をなめてる節があるね)電池やEL印刷法で作るでしょうね。この前DNPグラビアでOEL作ってたじゃない。ちなみに人工細胞はまだだけど細胞構造ならもう大学研究室レベルで存在します。

id:kobeni_08 印刷, メディア媒体は必要最低限になる、という事態そのものをどう考えているんだろう?印刷業会は。

雑誌とか本とかの紙媒体以外にも印刷っていろいろあるし。考えてるからエレクトロニクスとかに手を出してるんですよね。あと記事にないけどバイオ系とかもかなり。

id:julajp 印刷から、もう一度塗装の側に立ち戻ってみつめなおしたらまだまだできる事やニーズの掘り出し見出せたりしないのだろうか。

塗装と印刷はちょっと別物なんだけど、コート加工技術には強いので、フィルム系の加工とかインクリボンとか液晶フロントガラス部とか太陽電池バックシートとか壁紙とか応用製品はものすごくいろいろやってるよ。

輪転機で表面加工やコーティングができるってのはあまり想像されていない節があるね。

結論:

http://www.dnp.co.jp/about/dnp_info02.html

とか

http://www.dnp.co.jp/works/index.html

とか

http://www.here.toppan.co.jp/

とか

http://www.toppan.co.jp/corporateinfo/fields/

あたりを見てみるといいんじゃないかなー。多角化が進んで、もはや何だこいつら状態になってると思うよ。景気が良いころは2010年ころに正式社名をDNPやTOPPANに変える計画もあったみたいだけど今はどうなっているんだろう。

2009-02-12

化粧が嫌い

化粧するのが嫌で嫌でたまらない。

顔に塗りつけるファンデーションの匂いが嫌だ。肌にべったり付いた

粉の粒子が肌の水分を奪い取るような気がする。

口紅のべったりした感触が気持ち悪い。肌が汚れる。嫌な臭いがする。

化粧下地の日焼け止めもまた気持ちが悪い。べったりしたものが

顔に塗られるとうっかり触ることもできない。汗も拭けない。

というか汗すらかけない。

何より臭いも感触も自分の顔から来るものだから逃げられない。

唯一平気でいられるのは化粧水乳液といった基礎化粧のみ。

皮膚を汚すための化粧とは違い、皮膚を保守するためのものだと

分かっているから耐えられるのか、それともあれだけは

嫌な臭いがしないように作られているものなのかは分からない。

かと言って、しないとしないで「何で化粧しないの?」と言われるかと思うと

しないこと自体に罪悪感を植えつけられるようで気分が悪い。

世の他の女性はあのおぞましい感触に平気でいられるのかと思うと感嘆を禁じ得ず、

それと同時に平気でない己が憎くすらなってくる。

いっそこの顔ごと感覚器官を自由にオンオフできる義体にすげ替えて

しまえるのならどんなに楽か。

2008-12-12

http://anond.hatelabo.jp/20081212094009

YES

脳や身体といったハード記憶意識といったソフトが不可分な人間と違って、ソフトハードが可分かもしれない人工知能は完全に取り替えることの出来る自身の身体をどのように意識しえるのだろうかという問題の直接的な答えは、攻殻機動隊義体という人間ハードが可分になった世界に見るように単に衣服や道具の延長であろうが、その背景を掘り下げたときに、本来的に可分かもしれない人工知能はそもそも自身の身体というものに興味を覚えるだろうか?と言う事を表す問いが「鏡を見たいと思うだろうか」であり、そして人工知能が持ちえる自身のイメージとはどうなりえるか?と言う事を表す問いが「何が映るのだろうか」であり、そもそも人工知能が自身のイメージを持ちえるのかという?と言う事を表す問いが「自分の夢を見るか」であり、そして自身のイメージを持つということは自意識の象徴の一つであって、逆説的に自分自身・自分の身体のイメージを持たない自意識人工知能存在しえるか、身体のないコンピューター上の仮想空間において人工知能は実現可能であるのか言う問いとなるのだが、しかし、私自身は私自身を夢の中でみたという記憶はなく「自分の夢を見るか」という問いは適切ではないという気がしつつもテンプレに従ったわけだが、ミギーとシンイチが夢で会話するシーンにおいてシンイチが自身を見て異常に驚き目を覚ますというエピソードに見る様に、潜在意識下における自身のイメージ化がどのようになりえるのか?という意味メタ視した「意識は自身の夢をみるか?」とすると、これはもうテンプレを逸脱しているので、自己複製ネタも絡めた「コンピューター電気回路に卵を産むか?」というタイトルでどうか。

2008-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20081018021517

ロビタはムーピーと心中してロボットになったエリート後日談だったような・・・

いや、「ロビタ」はチヒロが登場する「復活編」であってるよ。

以下「火の鳥 復活編」のネタバレ注意

とある事故(「火の鳥」が原因だと後から判明)で致命傷を負い、死を回避するために肉体のほぼ全てを機械化(攻殻機動隊風に言えば全身義体化か?)した青年の悲劇。

紆余曲折を経てチヒロをつれて駆け落ちした主人公機械の肉体を失う事になるが、その対価として自らの人格を愛するチヒロ電子頭脳移植され名実ともにチヒロと一心同体となる(電子頭脳内で二人が抱き合ったまま溶け合うシーンが描かれる)。しかし電子頭脳の容量を確保するために図体はドラム缶に頭と手が生えたような醜い姿になりはて、完全に機械となった影響のせいか、もとの人格は次第に失われ安っぽい人工知能のような思考と口調になっていくのだった。

さらに紆余曲折を経た主人公は一般家庭にお手伝いロボして拾われ「ロビタ」と名づけらる。その微妙人間くささがウケたロビタは大量に複製されて全世界に普及していくが、ふとしたことで子供を死なせた事故の原因だと決め付けられてしまい、事故に関与したとされるロビタは欠陥商品して回収、廃棄処分の憂き目にあう。同時刻、それを感じとった全世界の無数のロビタが一斉に職務を放棄し、一台を除いた全てが溶鉱炉に身を投げるという大事件に発展していく(残った一台がどうなったかは他の編で描かれている)。

復活編の特徴は、人間機械の狭間で苦悩する主人公が完全にロボットになってしまうまでの悲劇と、「ロビタ」と呼ばれるお手伝いロボが前代未聞の集団自殺を遂げるまでの経緯が時間をさかのぼるように同時進行で描かれ、まるで無関係に見える二つの物語が、「主人公の成れの果て」=「ロビタ」と判明する最後でリンクするというところにある(と俺は思ってる)。

その他、育児ベビーシッターに押し付けて自身の娯楽や仕事ばかりを優先させ、いざ我が子が死ぬと無理やりにでもロビタを犯人してしまう親の姿など、40年近く昔に描かれたとは思えないシーンも見所のひとつか。

2008-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20080710004309

あー、散歩いいねー。

アフリカあたりちょっと散歩したいね。

でもねー、個人的には義体ほしいな。

そしたら、ガードレールに勝てそーじゃない?

2008-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20080602094854

マンガアニメ自体の力も侮れない。

今の日本ロボティクスを支える力の源は、アトムガンダムパトレイバーといっても過言ではない。

そして、近い将来には「義体を作りたい」という夢が牽引力になっているかも知れない。

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