いや、「ロビタ」はチヒロが登場する「復活編」であってるよ。
とある事故(「火の鳥」が原因だと後から判明)で致命傷を負い、死を回避するために肉体のほぼ全てを機械化(攻殻機動隊風に言えば全身義体化か?)した青年の悲劇。
紆余曲折を経てチヒロをつれて駆け落ちした主人公は機械の肉体を失う事になるが、その対価として自らの人格を愛するチヒロの電子頭脳に移植され名実ともにチヒロと一心同体となる(電子頭脳内で二人が抱き合ったまま溶け合うシーンが描かれる)。しかし電子頭脳の容量を確保するために図体はドラム缶に頭と手が生えたような醜い姿になりはて、完全に機械となった影響のせいか、もとの人格は次第に失われ安っぽい人工知能のような思考と口調になっていくのだった。
さらに紆余曲折を経た主人公は一般家庭にお手伝いロボとして拾われ「ロビタ」と名づけらる。その微妙な人間くささがウケたロビタは大量に複製されて全世界に普及していくが、ふとしたことで子供を死なせた事故の原因だと決め付けられてしまい、事故に関与したとされるロビタは欠陥商品として回収、廃棄処分の憂き目にあう。同時刻、それを感じとった全世界の無数のロビタが一斉に職務を放棄し、一台を除いた全てが溶鉱炉に身を投げるという大事件に発展していく(残った一台がどうなったかは他の編で描かれている)。
復活編の特徴は、人間と機械の狭間で苦悩する主人公が完全にロボットになってしまうまでの悲劇と、「ロビタ」と呼ばれるお手伝いロボが前代未聞の集団自殺を遂げるまでの経緯が時間をさかのぼるように同時進行で描かれ、まるで無関係に見える二つの物語が、「主人公の成れの果て」=「ロビタ」と判明する最後でリンクするというところにある(と俺は思ってる)。
その他、育児をベビーシッターに押し付けて自身の娯楽や仕事ばかりを優先させ、いざ我が子が死ぬと無理やりにでもロビタを犯人にしてしまう親の姿など、40年近く昔に描かれたとは思えないシーンも見所のひとつか。
ほってんとり経由で http://blog.livedoor.jp/news2chplus/archives/51283909.html を見てのマインドマップ的ポストイット 火の鳥じゃね? ロビタ?チヒロ? 大事故で手術の後、人間が人間に見えなくて...
ロビタはムーピーと心中してロボットになったエリートの後日談だったような・・・ いや、「ロビタ」はチヒロが登場する「復活編」であってるよ。 以下「火の鳥 復活編」のネタバレ...
http://anond.hatelabo.jp/20081018032720 チヒロ・ロビタは一つの話だったかぁ?? 確かに火の鳥はあの物語を何十年も前に描いたとこにすごさがあるよね アンドロイドのギャップといい、マサキの...
増田自体がイヴの時間のアンドロイドみたい。