はてなキーワード: メシアとは
安倍先生が今後も政治家として活動される上で、統一教会やそのフロント組織と連携し、このようなイベントに協力、賛助することは決して得策ではありません
https://www.stopreikan.com/kogi_moshiire/shiryo_20210917.htm
命を失ったんだ。この人らの助言は正しかった。
山上容疑者は母の宗教団体の分派の団体に所属していたようですが、母が所属する団体を恨んで対立が生まれたようです。母が所属していた団体は安倍元首相ともつながりが濃いとされる団体で、それを理由に安倍首相を敵視するようになった可能性があります
『特定の団体に恨みがあり、安倍元首相と団体がつながっていると思い込んで犯行に及んだ』『そのせいで家族がバラバラになった』などと犯行の動機を説明しているようです
https://bunshun.jp/articles/-/55801?page=3
文鮮明先生が亡くなられた後、その妻・鶴子さんが教義を変えて“自分がメシアだ”と教祖を否定することを言い出した。そんな鶴子さんを担ぎあげる本部教会はおかしいと抗議しているのです
現在の統一教会では“七男派”が支持を集めつつあります。しかし、統一教会の不動産の大部分は宗教法人名義のため、結果的に、未亡人率いる“主流派”が不動産を握っている。衝突は、この遺産争いという面があります
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/03210559/?all=1&page=2
安倍さん、残念な宗教団体から金を引っ張って顔を貸してやり、そこには残念な内輪揉めがあって、それにより引き裂かれた残念な親子がいて、人殺しをやっちゃう残念な息子が作った残念な手作り銃で射殺された。
そんなところかね。全てが不毛だよ。
この話題でさあ、「じゃあこれからは、プロゲーマーも普段の生活から品行方正な言葉遣いにする必要があるし、視聴者とかゲームプレイヤーも自分の言葉遣いをよくし、またインフルエンサーの過激な言葉遣いを面白がらないようにするのが大事」みたいなことを大真面目に言う人いるけど、ヤバすぎるよな。
あのな、口が悪く、ガラが悪く、頭が悪く、アウトドアよりインドア派で、それでも生きてる人間達が楽しめてるのがゲームだったりするんだよ。
ハイソでインテリな皆様とは違う、ゲスで民度の低い会話が飛び交っておりますが、でも薄汚れたそこは大事なコミュニティであり文化なんだよ。
死ねとかキモとか雑魚とかが飛び交う、そんな泥沼でだけ呼吸できて救われるやつがいるんだよ。
「でもそれがネットで有名になるからにはキチンとしなきゃ」だって?
いや違うだろ。
薄汚れてはいるが誰かにとっては救いになるゲーム友達が作れなかったようなやつでも、ネットの発展によって、地方済みとか引きこもったままでも、そういうプレイヤー文化に混じれるようになったんだ。
情報リテラシーがなくて個人配信者を見つけられなかったやつにとっても、プロになって知名度上げて活動してくれるのは助かるんだ。
それを「有名になるから、プロだから」なんて清浄化しようとするのはやめてくれよな。
もちろんゲームの魅力は、ガラの悪さや野蛮さだけではない。
だから別に品行方正なプロゲーマーとか、優等生な配信者とかが出てくるなら、それは全然問題ない。
どんどんやってくれ。
だが、口が悪くてガラが悪くて差別的でそれでも人気のあるプロゲーマーや配信者だって、それはそういうものにしか馴染めない全国の少年少女おっさんおばさんのメシアになってんだから、そいつらはそいつらで堂々と活動させてくれよ。
大昔のロックンローラーがファックと叫んだりギターを燃やすのを見る時にだけ救われたやつ、人が死ぬ小説を読んでる時だけ救われたやつ、そして配信者が不道徳なジャーゴンでふざけてるのを楽しんでる時だけ救われるやつがいるんだ。
TheHabanero 2022/05/07
プライベートで「ガイジ」「(罵倒としての)障害者」「身長〜cm未満は人権なし」みたいなこと言ったことないし言ってる人間も周りにいないが、ゲーム界隈はそういうことを日常的に発する連中の集まりってこと?
ゲーム界隈全体ではないがゲームストリーマーの一部はそうである。そしてそれは何も悪くない。そいつらも、そういう発言を楽しむ奴らも、そうならざるをえなくてそうなったんだから、そのコミュニティ文化は肯定すべきだ。
マリみてのおねえさまみたいになんとか薔薇って訳せるIDの人いるやん?
今では自称ミサンドリストのタタリ神と化してるけどその人の最初の頃のコメントが穏やかすぎて悲しい気持ちになった。
最初穏やかな投稿をしていてもまるで相手をされず、ちょっと頭のおかしなコメントしたほうがいいねされたりお気に入りしてもらえるから
だんだんと壊れていったのがわかる。
はてなと言う空間が一人の人間の魂を壊してしまった記録になっている。
今この人は統一教会はヤバい、オタクは統一教会に取り込まれているという陰謀論がお気に入りのようだが
自分がはてなに取り込まれて壊されたということに気づいていない。
と同じことやっちゃう人ってほんとにいるんだな
意です。私の苦しいので聞いてください。お願いします。宇宙の記憶記憶層に(アカシア記録です)大変なことがあります。心霊です。血を吐きます。頭が割れます。脳が出るのがつらいです。舌を切られます。いろいろなことを書きました。だから書かされます。いろいろと妨害があるのですがそれはどうしても仕方がありません。法務省の崎川さんに連絡をしたのですが、梨の礫でした。妨害があるのです。緑の色の毒の電波が走っているのを見つけたのはクリスマスでした。12月25日です。キリストもメシアとして知っていました。だから血を流したり、腹を裂いて黄色い脂肪の玉を取り出したりしたのです。まるで蛙の解剖です。彼らにコントロールされ本当にけしかけられかなり高価なプログラムまでけしかけられ買い込みだましました。やつらが何か霊的な光をどろどろしたからなのです。違和感がある内に止めさせてください停止の命令をあなたが聞けないのなら、とか信用できないのなら、それはあなたがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られているからです。ではそれをどのようにすれば剥がしたり破ったりできるのか話しかけましょう。まず右手の薬指の爪の間に柔らかい泥を塗って置きます。それからニクロム線を手首に結んで反対側をミカンに差し込みましょう。差し込みましょう。差し込みましょう。あるいはマチ針を用意してください。血は出ません。それは脇腹に少しだけ穴を開けます。血が出ないのがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られている証拠です。証拠ならいくらでもあります。ですから私は証拠を持って法務省の崎川さんに訴えたのです。それを取り合わないのは、私が正しい証拠なのですが、それよりも崎川さんのことが心配です。私の優しさに付け込むのがやつらなのです。ですから注意を聞きましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とても地獄です。ですから注意しましょう。もしそのようなことがあなたに出来ないのならば、呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方が
私が怒ってるのはね、今迄無料だったものが突然有料化されてその分の利益はまるまるお店側がゲットしてることなの。
しかもそれをはっきりと言ってるならいいけどそうじゃないでしょ。
スーパー側が自動的に儲かるってこと自体は知る人だけ知るって感じじゃん。
これがさ、コロナで厳しいから支援のために時限的に認めようっていうならわかるよ。
そうじゃないよね。なし崩し的に社会の効率落とす代わりにこいつらが利益を得るわけだよね。
なんでそこを有耶無耶にしようとするの。あげく、環境のためとかそういうしょうもない嘘をつくの。
もっというとさ。これ今までスーパーが費用負担してきたって思ってる人いるけど違うよ。
スーパーの袋にロゴついてたでしょ。あれちゃんとチラシと一緒で広告になってたんだよ。
袋作る会社とスーパーはちゃんと利益としてもらってたんだよ。少なくともスーパーはもともと何も負担してないよ。
仕組みが変わって無地の袋になっただけだよ。
ぶっちゃけ我々が損してスーパーは利益を得る場所が変わって、広告がなくなっただけだよ。
わたしはこの茶番ぶりにムカついてるんだよ。そのことを誰もわかってくれない。
・daigan レジ袋削減の影響に依る客単価低下問題とかあるのだけれど、この人は経営や店の管理に携わったことも無ければ想像力もないんだろうかな。疑問を持ったら怒る前にまず調べる癖つけないと、人間として終わる気がする。
・jaguarsanjaguarsan レジ袋有料化で購入点数が少なくなったことによる減益に比べれば、レジ袋3~5円の利益なんてゴミみたいなもんだって話を聞いた
これは本題とは違うんだが、はてブの馬鹿が本題とずれたところでマウント取って満足してるようだから書いておく。
はてブくんさあ。
実際に小売店の売り上げがどういう風になってるのか全然知らずにコメントしてるだろ。
自分の感覚だけを根拠に「袋めんどくさくなったから客単価減る」とか思ってるだろ。
客単価上がってるんだよ。
ここ最近、日本の脱コル(韓国の脱コル運動についてはよくわからないため、ここでは日本に限定した)への違和感が最近高まってきているので、ここで整理する。
声を大にして言いたいが、このエントリを書くのは誰のためでも何の妨害でもなく、私のため、私の思索のためである。
1. 「男性化」ではないという主張
脱コルを推進する人達の一人称は「俺」。短髪にメンズもののファッション。しかし彼女達はこれは男性化ではなく、機能的な格好・他者に媚びない表現方法を選んだだけであると主張する。しかし、ラディカルフェミニズムの文脈における「女性性の徹底的な無力化と破壊」は自明に「男性性の入手と強化する」と同義ではないのか?なぜなら女性ではない男性、男性ではない女性、と二項対立で論じてきたのがラディフェミだからだ。違うとすれば、女性性を破壊した後には何が残るのか?性のないニュートラルな自分?
脱コル漫画を最近いくつか目にする。韓国で脱コルに取り組んでいる人達が書いた漫画の日本語訳である。
これには少々ずっこけた。
モテて、周りの男性達から綺麗、可愛いと称される子なんてごく少数。女子の大半はフツーである(当たり前すぎる話だ)。女性の美しさは男性から消費されるだけだ、要らない、美しくなくていい、美しさを追い求めることは男の奴隷となることなのだ、というラディカルな主張のわりにヒロインはモテる可愛い子、というおきまりの設定にハテナが浮かぶ。「走っていく女性」が1番反響を呼んだ漫画だと思うが、そこでは1人の可愛いモテそうな女の子がメシアの如く女性達を導き闘う。女性を導くリーダー的存在として、女性のうち少数しかいない可愛い子を設定していることは、脱コル漫画として自己矛盾を起こしている。漫画の内容としては「美しくなくていい女性」を追い求めているのに、作者も読者も、ヒロインをつとめるのは可愛いくて美しい女性が普通である、というお決まりの価値観から抜け出せていない。可愛くなく美しくない女性が大半なのに。可愛い子じゃないと、美しくないと画がもたないから?説得力がないから?だとしたら「全ての女性は美しくなくていい」はどこまで説得力があるのか。「不細工」と自称する女性の脱コル漫画もあることは知っているが、あくまでも体験記。ドラマティックな展開の脱コル漫画を2本ほど読んだがどちらも可愛いモテる女子だった。うーん…
脱コルについてもう少し考えていきたい。
ひとりなのに、ファミリー向け。ボーナスがない 年収の12分割
年収が1000万円を超えても、天涯孤独で一人で死ぬなら 年収200万の方がめぐまれたじんせいではないか?
いくつかの炎上案件を鎮火して、納品までプロジェクトをリードする。そうすると犠牲者、人身御供にされると業界では話題だ。もう選ばれたくない。いわゆるメシアポジション。自分を犠牲にしてみんなを救うポジ。
おまえ、等価交換でだまされて生贄にされる方だから、偽物のアルフォンスが本物に成る。いっぱい儲けるだろう。
ちんこじゃなくてナイフでさしてやろうかは犯罪だからだめだよ案件とかになるまえに、かかわるなというしかない。
意です。私の苦しいので聞いてください。お願い
を切られます。いろいろなことを書きました。だか
それはどうしても仕方がありません。法務省の崎
川さんに連絡をしたのですが、梨の礫でした。妨
害があるのです。緑の色の毒の電波が走ってい
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なのです。違和感がある内に止めさせてください
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てください。血は出ません。それは脇腹に少しだ
れは脇腹に少しだけ穴を開けます。血が出ない
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す。それを取り合わないのは、私が正しい証拠な
のですが、それよりも崎川さんのことが心配で
す。私の優しさに付け込むのがやつらなのです。
なことがあなたに出来ないのならば、呪われても
仕方がない。呪われても仕方がない。呪われて
も仕方がない。呪われても仕方がない。呪われ
ても仕方がない。呪われても仕方がない。呪わ
れても仕方がない。呪われても仕方がない。呪
われても仕方がない。呪われても仕方がない。
呪われても仕方がない。呪われても仕方がな
い。呪われても仕方がない。呪われても仕方が
※ ネタバレはしていないつもりです。
※ BL要素はありません。
知り合いの女性(刀ミュオタク)から、「チケットが余ったのでよければ一度観に来ないか」と誘われた。秋ごろのことだった。
彼女(以下、Aとしよう)はひとつの公演でそりゃもう何会場も回る筋金入りで、推し俳優のリリースイベントやバースデーイベントなどにも足繁く通うほどの生粋のオタクだ(ほめてる)。都市圏ならば全国どこでも行くような人物であるが、もちろんこういうジャンルは得てしてチケットの争奪戦が厳しい。というわけで仲間たちと複数人で申し込んで当たった誰かのチケットに便乗して……というのが通例になっているのだが、なんでも我々の地元・愛知会場も同じように複数人で申し込んでいたところうまいこと全員当たってしまい、誘うアテがなかなか見つからなかったため試しに私に声をかけてくれたのだそうだ。(ちなみにA名義で4席あったため、共通の女友達B、Cにも声をかけていた。)
最初は断ろうと思った。まあほぼ間違いなく浮くだろうし、「本当に観たい人がいるはずなのに自分なんかが行ってもいいのか?マナー的に。あとでツイッターで怖い女性ファンたちに匿名で叩かれ、磔刑にかけられるんじゃなかろうか」などということを思ったからなのだが、実際少なからず興味はあったのと、まあお金は出すんだし着席する権利はあるだろうと自分に言い聞かせ、誘いに乗ることにした。
私はもともと、女性向けコンテンツに興味がないわけではなかった。そもそも男性声優のラジオ(DGSとか)を聴く程度にはオタクであったし、アニメはほとんど見ないものの、ハマってしまったFree!!のブルーレイは2期+劇場版までそろっているし(ちなみに推しは宗介)、最近はヒプノシスマイクの曲を聴いており、キャラごとのドラマパートまで聞くようになってしまったし。それに、件の刀剣乱舞もサービス開始から1年程度はプレイしていたこともある。比較的少年系の刀が好きだったので、蛍丸や獅子王を最後までメインの編成に入れていた。
しかし、2次元キャラでもなければ声優でもない、いわばゲーム原作が立ち上がった段階では関係のなかった、俳優たちによるゲーム原作のミュージカルに、果たして惹きつけられるような魅力はあるのか。一応演技のプロではあるが、歌のプロでもなく、ダンスのプロでもない。原作への愛はあるのかとか、クオリティはどうなのかとか、気になる部分はいくつもあったし、今思えば少し懐疑的に見ていたような気もする。その答え合わせのために行ったような側面もあったと思う。
今回の会場はセントレアすぐ横のスカイエキスポという場所。初めて行く所だったので、少し早めに名古屋駅から中部国際空港駅への電車に乗ったのだが、まずここで驚いた。乗客の9割が女性。「え?これは”やった”(女性専用車両に誤って乗ってしまうの意)か?」と思った。必死で背伸びし、血眼になって男性を探したところ、扉のすぐ前にスーツケースを持った初老の紳士を発見した。心から安堵した。私には彼が救世主(メシア)に見えた。違和感に気づいてから紳士を見つけるまで時間にしてわずか3秒ほどのことであったが、私にとってはひとつなぎの大秘宝をめぐる壮大な冒険の時間であった。ワンピースの正体が初老の紳士だったらウケるだろうな。
多くの女性たちはよく見るとなんかカバンとか髪とかに似たようなヒモみたいなやつをつけており、ああ、彼女たちが今日の公演の来場者か、とそれで察しがついた。
私は音楽が好きでライブやフェスにもよく行くのだが、そういったイベントに向かう来場者が一様に身に纏う”モード”みたいなものが好きだ。同じようなアイテムを身に着けた人々が、同じような期待感をもって同じ会場へ向かう。まったくの他人のはずなのに、全員で遠足に来ているような感覚に陥る。私は所有していた唯一の刀剣乱舞関連グッズ、蛍丸のラバーストラップをカバンにつけながら、そんなことを思った。
到着したのは開演の1時間ほど前だった。先に現地に来ていたAと合流し、遅れてくるB・Cを待ちながら辺りを見渡してみた。女性ばかりだ。チラホラ見かける男性も、その多くは隣で開催されているFGOの展示会に訪れたような風采で、見たことあるキャラの見たことないグッズを手に奥の施設へと歩いて行った。事前には聞いていたが、男子トイレはがらんどうで、広々としたスペースの中に3人いただけであった。普通にめちゃくちゃ刀剣男子の缶バッジつけてる方とかもいて驚いた。
B・Cとも合流し、我々は人波に流されるまま会場内へ吸い込まれた。会場内は予想していたより二回り以上大きくて、コンテンツの覇権っぷりを身に染みて感じた。
席は通路側から4席分だった。私のにわか知識でも通路側は人気だと知っていたため、さすがに通路に接する席はAに座ってもらい、私はその隣に座った。Aはなんとも用意周到で、私の分のペンライトやうちわまで用意してくれていた。刀ミュの専用ペンライトは優れもので、推しの色を先に登録しておけるらしい。私は操作の指南を受けながら、スタンダードな青色を初期配置として記憶させた。
またも話がさかのぼるが、私は以前からAに(オタク気質を見抜かれて)刀ミュ関連の画像や動画の視聴を勧められていた。男性が男性を推すというのは恐らくややイレギュラーなことなのだろうが、その中で私は2人の”推し”を見つけた。
1人は鳥越裕貴氏。役は大和守安定だ。刀剣男子自体の役どころとしては真面目で実直ながら、どことなく女性的で可愛らしいキャラクターだ。しかし、私はむしろ、役に入っていない状態の鳥越氏に非常に魅力を感じた。というのも彼は、ツッコミが上手い。
これは私の持論なのだが、いわゆるコント的な場の空気になったとき、「なんとなくボケる」ことは誰にでもできると思っている。もちろんその巧拙については個人差があるが、ボケは簡単なのだ(だからこそ才能の発揮される部分でもあるのだが……)。対してツッコミは、才能だけでは解決できない。その場の状況を整理し、その場に応じた言葉を、できるだけ早く用意する能力は、長年のトレーニングによってのみ形成される。そうして身につけた能力を、玉石混交のボケに対応して発揮してあげるのだ。その点で、ツッコミはサービスだ。だから、適切な、上手いツッコミができる人というのはボケの人数に対してかなり少ない。そして、鳥越氏のツッコミ能力は(少なくとも私が視聴したいくつかの動画でのトークで判断するならば)刀ミュ俳優の中では群を抜いている。おそらくこれは、彼が多様な人物と積極的にコミュニケーションを取り、相手を尊重しながら話すことを心掛けてきたからなのではないか。そんな背景が透けて見えたりするところに人間味と魅力を感じた。(あと筋トレの動画がシンプルに参考になった。)
もう1人の推しは、大平俊也氏。役は今剣。これは役のイメージと本人のイメージがぴったり合致する。中性的・少年的で、あどけなさが残るところが氏の魅力だと思う。普通に顔が可愛い。初めて写真を見たときは、そういう印象だった。
ただ実は、彼に関しては開演前、これ以上の印象がとくになかった。動画などを見ていても、ただ容姿や仕草が可愛らしい真面目な人という感じで、もう一歩魅力を感じる部分に欠けていた。強いて言うなら彼にはただ天真爛漫なだけではない、いわゆる「闇(この言葉が深い意味で使われることってほとんどないのであまり使いたくはないのだが)」を感じたような気がして、そこを興味深く考えたからなのかもしれない。(あとこれは完っっっ全に言いがかりなのだが、邦楽ロック界隈では見た目が中性的なバンドマンほど性欲が強くてファンと寝まくっているという根も葉もない(たぶん葉くらいはある)噂がまことしやかに囁かれており、同じく大平氏も男性的な部分を見せたりするんだろうかという謎の興味もあったのかもしれない。)
そういうわけで、私はひとまず、2人のうちとくに人間として魅力的だなあと思った鳥越氏(安定)を推しとして設定し、ペンライトの色を決めたというわけだ。
私の席から見渡した辺りはほんとうに女性ばかりで、電車内の女性が9割だったとしたらここはもう99割が女性だった。男性の存在についてAに訊いたところ、「まあほとんどが彼女に連れてこられてるだけの人だね」と言っていた。リア充爆発しろという一言でも言いたいところであったが、ここで爆発されたらイベントに影響あるし片付けとか面倒だろうな、と考えて口をつぐんだ。
照明が落ち、舞台が始まる。観劇自体がずいぶんと久しぶりだったので、なんだかいやに緊張した。隣に座るAは早速双眼鏡を取り出し、推しの額に光る汗を堪能しているようだった。(Aは同公演に何度も通っているため構成や内容を覚えてしまっており、推しが出てくる数秒前から出てくる位置にすでに双眼鏡を向けていたためさすがにすごすぎて笑ってしまった)
ドラマパートでは刀剣男子たちが次々に現れ、おのおののキャラクターらしい台詞で我々を楽しませてくれる。思っていたよりも総じて演技のレベルが高く、ちょくちょく挟まれる小ボケも普通に笑える。
そうこうするうち私が注目する安定が現れ、男子たちの会話の輪の中に飛び込んでいった。しかし、私はここで少し違和感を覚える。筋トレの動画を何度も見ていたせいか、あどけない口調の安定と兄貴肌の鳥越氏のイメージが重ならない。まあまあこれはこれでいいか、役なんだから、と納得させながら私は舞台のほうに居直った。
逆に、今剣は役と人物が寸分違わず重なった。大平氏の声・仕草は、本家のゲームで出てきた今剣のイメージとほとんど同じだった。鳥越氏の力不足とかそういうことでは断じてなく、これは純粋に大平氏の持つ魅力と、またそれを見越してあてがわれたキャスティングの妙だと思う。それほどまでに今剣の立ち回りは見事だった。
しばらくすると、おもむろに周囲の女性たちが起立し始めた。なんだなんだ、校歌でも斉唱するんかと思いながら付和雷同、私もペンライトを持って起立した。どうやらここからしばらくはライブパートらしい。ミュージカルと言いながらけっこう現代的な曲(EDMとかそっち寄り)なんだなあなどと思っていると、演者たちがステージで踊りだし、さらには客席中央のステージでもダンスが始まった。
先に言っておくが、歌もダンスも全員上手い。だがその中でも、大平氏のダンスは別格に感じた。なにって、踊っているのがはっきりと”今剣”なのだ。彼は背も高くない、体つきも華奢で、いわゆるダンサーとしての資質は他の刀剣男子に劣っているといえる。しかし、手足のフリが誰よりも大きい。大きいだけでなく、キレもある。そしてその懸命さが、彼のマイナスの資質をいっきにプラスへと逆転させていた。ステージ上で彼の弱点は、はっきりと長所だった。「おそらく今剣が踊ったらこんな風なんだろうな」という彼なりの答えが、あのダンスには込められていた。
踊る彼を見て、この人は無敵だ、と思った。
ダンスに魅入っているのも束の間、舞台はまたすぐにドラマパートに戻り、ライブパートと交互に展開しながら進んでいく。そしてついに山場、俳優たちが客席まで降りてくるフェーズが訪れた。通る刀剣男子から直接手を振ってもらえたり、ウィンクされたりすることを、ファンサービス(ファンサ)というらしい。私は自分の推しが通ったらなんとなくうれしいな、という程度で呑気に構えていた。(隣のAは推しの様子を見ながら奮起していた)
通りがかる刀剣男子たちをぼーっと見ていたときのこと、後ろ側からやってきた和泉守兼定が、私に向かって指をさし、はっきりと目線をくれた。一瞬、自分に向けられたものかどうかわからなかった。よくわからないが笑顔で応えたことだけは覚えている。こんなことを言うとタイトルの通り誤解されそうではあるのだが、私の知る限りあのときの感情に最も近いものは、恋だ。
理由は説明できない。できないのだが、「イケメンが選んでくれた」という感情は、きっと男であってもうれしいのだと思う。それほどまでに私が受けたファンサは衝撃的だった。そして、推しでもない人でこれなのだから、これを自分の推しから直接もらえるなどということがあれば、それはどれほどのクソデカ感情になるのか。想像すると、むしろ恐ろしくなるほどだった。
終演までのライブパート、私は自然と目で今剣を追っていた。彼の、あの衣装でのダンスをもっと見たい。いつまでも見たい。だんだんとそう思うようになっていた。
終演後、私はAに感想を伝えた。予想していたよりずっと面白かったと述べると、Aはしたり顔であった。彼女は物販に行くと(地元なのでここでお金を落としたいという敬虔なオタク然としたことを言っていた)私に伝え、人波に消えていった。
帰りの電車は行きよりも空いていた。今思えば、夜公演まで見ていく人たちがけっこうな数いるのかもしれない。私は大平俊也氏のツイッターアカウントを捜し、迷わずフォローした。
Fear, and Loathing in Las VegasというバンドのMinamiというメンバーがいる。彼はステージ上で、まさに狂人だ。髪を振り乱しながら叫び、かと思ったらわけわからんパラパラみたいなダンスを踊り、でも楽器はちゃんと弾く。そして、嘘くささが一切ない。
Soil&”PIMP”Sessionsというバンドの社長というメンバーがいる。紅白のとき、椎名林檎の後ろでヒマそうにしていたあの人だ。彼はジャズバンドの中にいながら、楽器を(ほとんど)弾かない。彼の担当は”アジテーター(煽動者)”。悪趣味なマフィアみたいな恰好で、ステージ上をふらつきながら、メンバーの演奏をのぞき込んだり、客席をメガホンで煽ったりする。ほんとうにこの役割を必要だと思っているのか。どこまでが演技で、どこまでが素なのか。まったく読めてこない。
私は彼らを見るたび、自分に成しえないことをしていると尊敬する。
私は、エンターテイナーが好きだ。それは、役を”憑依”できる人のことだ。舞台の上で演じる人たちは、素の自分のままではもちろんいられない。しかし、役を演じすぎると、それはそれで嘘くささが付きまとう。だから、役を演じていながら、まるでそれが役だと感じさせない立ち振る舞い。そういう”憑依”を楽しみに、私はミュージシャンのライブへ足を運んでいる。
大平俊也氏は、まさにこのエンターテイナーだと感じた。彼は舞台の上で、間違いなく今剣だった。仕草や声の可愛らしさと、ダンスの躍動感。(あと顔の良さとかもろもろ。)それらをひっくるめて、私はしてやられた。
鳥越氏はもちろん好きだ。しかし、実際に見た舞台では(少なくとも刀剣乱舞という題材では)、大平氏のエンターテイナー性のが私にとっては魅力的だった。それだけのことだ。間違いなく今後も、鳥越氏の動画は見続けると思う。
私は自宅に帰り、もらったペンライトを取り出した。推しの色をピンクに設定し、棚にしっかりとしまった。次は、ピンク色のヒモみたいなやつも手に入れたいところだ。