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はてなキーワード: 新薬とは

2022-07-03

現状に満足ならあらゆる研究開発は止めるという主張になるべき

スパコンの性能は不満でありつづけなければならない

もっといい新薬は次々と誕生しなければならない

燃費はまだ全然悪いと思い続けなければならない

2022-05-26

アトピー新薬体験たから読んでくれ

デュピクセントというアトピー向けの新薬を使うことになったのでメモ書きしておく。

まだ初回使用から1週間くらいしか経ってないんだけど、個人的にはこれまでの治療の中で一番効果出てるので、似たような人へのサンプルになれば幸い。

■どんな薬?

製薬会社から解説が出てるので詳しくはそっちを見てほしい。https://www.support-allergy.com/atopy/

簡単に言うと特定物質の作用を抑えて、炎症やかゆみを抑える薬。日本では2018年に認可されたばかり。

注射型で、基本的に2週間に1回打つ。インスリン注射みたいに自分で腹や脚に打つタイプ。慣れないので痛いのと、新薬なのでめちゃくちゃ高いのが現状のネック。3割負担で月4万/2本くらい。

今年の夏には2回目の薬価改定で少し下がるらしいけど。高額医療費制度対象で、製薬会社の問い合わせ先でこの辺も相談できる様子。

知ったきっかけは通いの皮膚科先生に教えてもらった。ただまだ使用例が少ないようで、紹介状出してもらって近くの総合病院で投与・処方してもらうことになった。

■どう良くなった?

・全身の赤みがかなり落ち着いた。

顔には効果薄いらしいけど、俺は十分効果あった。

・全身(顔・背中)のむくみが引いた。

いつも風邪ひいたような顔だったんだけど、だいぶマシになった。

家族や時々しか会わない人にも「変わった」とか「健康そう」とか言われる。

・全身の乾燥感がだいぶ減った。

この時期になると冷房の風で乾燥負けしてくるが、以前に比べてまだ皮膚が水分を保っているのがわかる。

ヒルドイドをさっと塗るくらいで十分回復する。

身体のひび割れがほぼ無くなり、身体が楽になる。

炎症が減ってきてるので、身体回復が追いついてきているのかひび割れで痛む箇所がほぼなくなった。

罹患者でないとわかりにくいが、関節や首周りがひび割れして痛むと、それをかばって姿勢がこわばってしまい、すごく全身が凝りやすくなる。

これがなくなったので体力的にもだいぶ余裕が出てきた。

正直ここ数年は病人みたいな顔を認識するのが嫌すぎて鏡を見るのがとにかく苦痛だったのだが、回復してきたことで結果としてメンタルも良くなってきている。

汗ばんでもかゆみになりづらいので、苦になりやす運動心理的ハードルが下がってきた。

罹患してるともう慣れというか諦めみたいなので病院通いもナアナアになりがちなので、正直ここまで劇的に改善する治療法が出てくると思わなかった。

社会人になってからの不摂生ストレス悪化してしまったので、もう良くならないと諦めてるような人は一回病院相談してみてほしい。

体質とか副作用で全員OKとはならないだろうが、見知らぬインターネット病人が少しでも救われたらいいなあ~。

2022-05-14

anond:20220514010802

最初レスからずっと反論してるけど読めてないの?頭悪いの?

こんなの海外カンナ研究常識じゃん


医療大麻の薬効(鎮痛、抗不安、抗けいれん、食欲増進など)はいずれも対症療法であり、原疾患の根本的な治療法ではありません。対症療法薬としては同等なあるいはより副作用の少ない新薬が多数ありますので、大麻を使うのは単に合成薬に比べてコストが安かったり、低所得者層に向けた次善策であることがほとんどです

代替薬品のないアルツハイマー症疾患への大麻医療研究を遅らせる原因になっている

大麻に似た化学構造物質に関する医療研究が進まない

既存医薬品に対するアレルギーのある人にとって代替的に医療薬として使用できる

2022-04-03

片頭痛10万円以上払って治療した。

脳神経外科への通院10回以上

・MRI1回

・認可おりたてホヤホヤ新薬注射アイモビーク」5回(保険適用で1回12,400円くらい)

・認可おりたてホヤホヤ新薬注射「エムガルディ」1回(保険適用で1回12,400円)

でターンエンド

2021年からずっと痛かった片頭痛、治ってきたよ。

みんな、市販薬を飲んでも治らなくなった頭痛放置するな。すぐに頭痛外来とか脳神経外科内科に行ってくれ。私は放っておいた結果、脳の血管がパンパンになって頭痛が8ヶ月続いたよ。

ある日頭割れるぐらいの全く経験したことのない頭痛でおきるよ。医師から、今は詰まってないけどこのまま放っておいたら最悪脳梗塞おきてたよって、言われるよ。20代脳梗塞で死になくないって泣いた。

2022-02-26

未だにワクチン打ってないのはほとんど末っ子じゃない?

長男長女で打ってないのは聞かない。

少なくとも、兄弟の中で打った打たないが混在する場合、未接種は末っ子

私はこう考えます

生物として兄弟は下へ行くほど、上の「スペア」的な意味が強まる。

下は上と違う行動を取ることで、スペアとしての役割を果たそうとする。

上がだめになったとしても、自分が生き残ることで、だいたい上と同じような遺伝子を残すことができる。

新薬を体内に入れる」といったイベントに対して、多くの人がそれを実行したとき

兄がそれを実行したとき末っ子は実行しないというのは、すごく自然なことのように思う。

2022-02-23

anond:20220223215719

くすり関連はもうむりぽ。完全に、周回遅れになってる。日本メーカー新薬が作れていない。

2022-02-05

自民党の甘利さん…でしたっけ?

塩野義製薬新薬を通すために、厚生省圧力をかける宣言、黒すぎワロリンヌ。

これ、完全にあれじゃん、ゲームジャッジアイズキムタクがごとく。新薬を巡る陰謀と黒い噂、政治の介入。

ゲームだったらいいけど、現実でこれかぁ。

2022-01-09

「予防の為の規制」にエビデンス必須ではない

「やたらと“エビデンス”を求める人」と「陰謀論にハマる人」、その意外な共通点

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/91226

規制反対派はよく「エビデンスがないのに規制するな!」と言うけれど、じゃあデータが集まってないもの規制しちゃいけないかっていうとそうでもない

常識的に考えてエビデンスがあるものよりよく検証されてない未知の事柄の方が危険でしょ

何回も実証実験をした伝統的な薬と、よくわかんないベンチャー新薬だったらどっちが危ないと思う?

どう考えても後者だし、そういったまだまだ信用されてない製品規制されている状態デフォルトで世に出回らないようにしてるよね

で、だ

表現の自由戦士連合がこれ以上規制を受けないためにやるべきことはフェミを叩くことではなく信頼を築くことだよ

まだまだ君たちを信頼できないか規制を緩めることはできないんだよ

しろやらかしが多すぎて追加の規制検討しなきゃいけないレベルから

2021-12-25

ホリエモンって何の功績がある人なの?

孫正義もよくわからない。

Linuxを作ったとかTRONを作ったとか新薬を作ったとかページランクを考案したとかの人たちの方が功績としてはすごいと思うんだけど、なぜホリエモンがあそこまで持ち上げられてるのかわからない。

ホンダの方がすごくない?

2021-12-17

厚労省コロナ飲み薬の開発失敗したなら補助金返せよ」

中外製薬、コロナ飲み薬の開発断念…厚労省は補助の一部返金求める

中外製薬は16日、新型コロナウイルスの経口薬(飲み薬)として承認を目指していた「AT―527」について、開発を終了すると発表した。厚生労働省への申請も断念する。

AT―527は、米バイオ企業アテア・ファーマシューティカルズが、中外製薬を傘下に置くスイス製大手のロシュと連携して、臨床試験実施。早期の実用化に期待がかかったが、アテアは10月、臨床試験で十分な有効性が確かめられなかったと発表した。

世界展開を狙っていたロシュは11月、アテアとの連携を解消すると公表中外製薬対応検討し、日本での開発終了を決めた。

厚労省は、AT―527の開発に関し、中外製薬に4億5800万円の補助を決めていたが、申請断念により一部返金を求める。



ゴミマスクの保管費用に6億、ゴミクーポンに900億無駄遣いするくせに新薬開発のためのたったの4.6億円は返せ!返せ!と喚きたてる

世界よ、これが日本

2021-11-07

石橋通宏の第三相試験にかかわる発言一覧

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120314260X00420201124

より

石橋通宏君 これ、トランプ政権が、これワープスピード作戦というんでしょうか、相当に、ワープスピード、これ、先ほどの参考人説明ですが、これ、ワープスピードなるものの中身について、つまりこれ、後ほどの議論に関わる、我が国における第三相試験を省略してもいいものなのかどうかというところにも関わるんですが、アメリカにおけるこのワープスピード作戦自体の詳細な中身というのは把握されているんでしょうか。

石橋通宏君 これ、是非改めてその辺はしっかりと、ここも含めた情報開示をしていただかないといけないのではないか

 重ねて、我が国における、この後、今後の承認申請の話、これから聞きますが、それと関わる話ですね、海外いかなる治験が行われ、それが、安全性信頼性いか確認をされたのか。これが、ワープスピードなるものがその通常のやり方とどう違うのかも含めて関わる話ですので、重ねてしっかり確認をいただいて、これを我々に対しても説明いただきたい。その意味での問題提起をさせていただきました。

 もう一点、アストラゼネカも発表されたというのが昨日今日ニュースで出ております。ただ、これ、アストラゼネカについては九月の段階で重大な問題があったということで一旦治験が中断をされております。例えば、このアストラゼネカが一旦中断をしたその詳細な中身、結果どうだったのか。そして、今、この今回公表された約七〇%前後有効性と、そういったものについても、これアストラゼネカとも基本合意を結んでいるわけですが、政府は詳細情報をつかんでいるんでしょうか。

石橋通宏君 いや、結局、九月の有害事象について中身は知らないということ、説明を受けていないということなんでしょうね、先ほどの答弁でいくと。

 そうすると、今回公表されたことについて、ここで全部つまびらかにしてくださいとは言いませんが、そういったことについてちゃん政府として情報提供を受けているのかどうか、把握をされているのかどうか、それが課題だと思いますが、情報提供すら受けていないということでしょうか

石橋通宏君 重ねて今回先ほどの川田委員を含めて議論しておりますのが、こういったことも含めてしっかりと情報開示国民に対する説明をしていただかないといけない。こういったことの積み重ねですよ。そういった事象があったにもかかわらず、それが分からない、説明もできない、いや、それではなかなか納得いただけないのではないか。ここも今後の議論で重大なポイントだと思いますので、引き続きフォローさせていただきたいと思います

 アストラゼネカについては、一部治験のものに対して重大な疑義も挟まれているようです。こういったことも政府としてしっかり把握をしていただいて、重ねて情報開示をしていただかないといけないということも申し添えておきたいと思います

 それでは、本論に入っていきたいと思いますが、まず大臣今日資料の一で、これ衆議院で我が党の長妻委員から大臣に対しても課題共有があり、御説明があったと思います。我々、ワクチン法案議論にも資する形でこの立憲民主党としての新型コロナワクチン原則というものを党として確認をさせていただいて、大臣にも共有をさせていただいたところです。

 今日、一つ一つ中身はこの後の議論でそれぞれのポイントについて取り上げてまいりたいと思いますのでここでは御説明しませんが、大臣衆議院の答弁でも、課題認識については共有をしておるという答弁もあったと思いますが、これ、それぞれの五原則、大変重要な、当然政府としてこれを肝に銘じて今後のコロナワクチン対応いただきたいということだと思いますが、重ねて大臣問題意識共有をいただいて、これしっかり今後の対応に踏まえていただける、そういうことでよろしいでしょうか。

石橋通宏君 何か答弁がトーンダウンしましたね。後退したような気がしますが、重ねて、これ、一つ一つ情報をしっかりと国民の皆さんに共有をいただきたい、説明すべきだ。

 で、今後の議論になりますが、接種判断国民一人一人が接種判断をしていただく、それは科学的根拠必要だ、そういった、当然だと思いますが、これ確認させていただいておりますので、是非大臣、これ一つ一つしっかりと踏まえた上での対応いただきたい、これはお願いをしておきたいと思います

 その上で、先ほど申し上げたとおり、今回やっぱり国民の皆さんの多くの御懸念不安に思っておられる点、その一つは、今回のコロナワクチン開発、皆さん待ち望んでおられるわけですが、一方で、やはりかなり拙速に進められているのではないか安全性大丈夫なのか、信頼性は本当に足りるのかということを疑問に思われているんだというふうに思います

 参考人確認します。

 通常のワクチン開発、これ、物によっては十年という歳月が掛かるものもあると理解をしておりますが、通常はどれぐらいの年月掛けてワクチンというのは世に出るものなのでしょうか。

石橋通宏君 やはりワクチン安全性、これをしっかり確保する上で、やっぱり物によっては十年という、一般的にも五年とかいうふうに専門家の皆さんからも我々もお聞きをしております

 今回、資料の二、先ほどもちょっと触れましたが、正式契約モデルナ、それから基本合意ファイザーアストラゼネカがあるわけですが、ちょっと参考までに簡潔に、これら三社、今回のワクチン開発、まあファイザー場合はいよいよ十二月には先ほど言ったように接種が開始されるのではないか、一体、ワクチン開発、その接種までどれぐらいの期間なんでしょうか

石橋通宏君 はっきり言われませんが、当然、今回コロナですからコロナ発症以降の対応ということでいけば一年に満たない開発期間で対応されているということで、今おっしゃられた技術革新それから、今回は初めてメッセンジャーRNA等々を含めて、それがどう作用したのか、そういったことも関係するんだとは思いますが、一方で、通常であれば五年、中には十年というものがこれだけ短期間で開発をされ、そして接種がされようとしているということについて考えれば、やはり殊更にむしろ安全性というものはしっかり確認、確保をしていかないといけないんだというふうに思っております。そこが、重ねて国民の皆さんの一番の心配懸念点で、政府にはそこをしっかりと説明していただかなければいけないんだというふうに思っております

 これも簡単結構ですが、これまでやはり一定期間、時には数年たって重篤副反応が出たワクチンケース、これ多々、先ほど川田委員も触れられましたが、あると理解しておりますが、そういうことですね。

石橋通宏君 重ねて、今回初めてのメッセンジャーRNAということも含めて、やはり今後、中長期に副反応が出ないとも限らないと。そのために、しっかりとした安全性の、接種が始まるまでのところの安全性の確保、始めて以降もこれしっかりと確認をしていっていただかないといけないというのを、これやっぱり殊更にやっていただかないといけないんだというふうに思います

 その上で、ちょっと飛ばしながら、ワクチン承認の件について、特に衆議院段階でも、あと本会議代表質問でも何人か取り上げておられましたが、第三相試験をやるのかやらないのかという論点について少し改めて確認をしておきたいというふうに思います

 資料の四に、新型コロナの早期実用化のプランというものを、厚生労働省公表されております。加えて、じゃ、国内で通常、第三相の試験、これが必要だと。ところが、衆議院段階でも政府答弁、もう資料の五で幾つか重要な答弁について紹介をさせていただいておりますが、海外で第三相試験をやっていれば国内ではやらなくてもいいんだというような答弁があるようですが、重ねて確認します。これ、コロナ、三社のワクチンについて、海外で第三相試験がやられていれば、その結果をもって国内では第三相試験はやらないんだ、やらなくてもいいんだ、そういうふうに厚生労働省としては判断しておられるということでしょうか。

石橋通宏君 済みません、はっきりしないので。

 科学的根拠に基づいてそれは判断をされていると。つまり、今回コロナについては感染の状況などもまだまだ分からないことも多々あるんでしょうけれども、やはり日本人含めたアジア系の皆さんとさらには欧米系の皆さんと、やっぱり感染の広がり等々も違うのではないか重症化の度合いも違うのではないか、そういったこともこれまで言われているところです。つまり、かなりの部分、人種とかそういったものにくっついて違いが生じている、違いがあるのではないかということも言われております。そんな中で、海外治験が行われ、第三相が行われれば、それをもって日本で第三相をやらなくてもいいと。ちょっとなかなか説得力が分からないんですけれども。

 重ねて、それ、科学的にどうそれが日本ではやらなくてもいいんだということになるのか、もう一度これ御説明いただけませんか。

石橋通宏君 済みません、国内でも治験が行われている。じゃ、三社はそれぞれ国内でどれぐらいの治験を行っていますか。これを教えてください。

石橋通宏君 モデルナは公表なしということで分からないんですが、これは聞いていない、分からないということですか、情報開示ができない、若しくはやっていない、どれですか。

石橋通宏君 公表ないというのはやっていないということなんですか。ちょっとそれはちゃん確認してくださいよ。

石橋通宏君 これ、今言われたとおり、ファイザー百六十、アストラゼネカ二百五十、モデルナは分からない、これから準備やる。それで、先ほど大臣が言われたような、国内で第三相をやらない、海外でやっていれば。これだけの数をやれば、先ほど言われた日本人における免疫原性安全性確認というものができるんですか。ちょっと、ここがやっぱりにわか国民の皆さんに御理解をいただけないところでないかなと。

 どれだけ海外で、先ほど言った海外での治験の状況もまだこれから申請が出てこなきゃ分からないということ、一体どれだけの治験対象で行われているのか。例えば、今回でいけば、三社とも妊婦さんは除外をされているということのようですし、一定年齢以下の子供さんも除外をされているということも伝えられております。じゃ、例えば人種の違いとかそういった様々な違いというものがどこまで反映されているのか。

 いや、全部把握をされて、大臣、さっきの答弁されているんですか。日本がこれだけの百六十、二百五十的な規模で、それだけの違いというものが本当に分かるんですか。重ねて、そこが国民の皆さんの理解、納得をいただく上で大変重要ポイントだと思いますが、これ、科学的に本当にそれ示していただけるんですか。

石橋通宏君 いや、重ねてこれ、大臣、しっかりとその情報データ根拠科学的なデータ、開示をしていただけるということでよろしいんですね。

石橋通宏君 重ねて、これはしっかりとその点説明していただかないと、我々もこの点は、国民の皆さんの懸念に我々自身も応えることができません。ですので、しっかりとその根拠を含めて開示をしていただきたい。今お約束いただきました。是非しっかりとした対応をお願いしておきたいと思います

 過去にも、これ衆議院でも議論がありましたが、海外でのデータのみで、第三相を海外で行われて国内で第三相を省略した結果、重大な副反応被害を出した新薬あったと理解しておりますが、それ、事実ですね

石橋通宏君 ちょっとこれ、衆議院の厚労委員会の質疑で取り上げられておりましたので、そこにおられたんだと思いますが、これ、ちょっと重ねて、過去にそういう事例があったのであればそれもしっかりと情報開示いただきたいと思いますので、いま一度これ過去の事例も含めてお調べをいただいて情報提供をしていただきたいというふうに思いますので、ここはよろしいですね。はい大臣うなずいていただいておりますので、対応の方をよろしくお願いします。

 それで、もう一点、今後やられる上で、これも衆議院の質疑で気になることが、新聞報道にも出ましたけれども、これで何やら、承認をして、第三相をやらないままに承認をしながら、最初の段階で希望者を募り、約一万人に協力を求めて、まずは接種をしていただいて健康状況を確認するというようなことが報道にもありましたが、まず、これ事実関係、一体どういう趣旨で、それをどういう形でやられるのか、御説明いただけますか。

石橋通宏君 それは、多くの皆さんに接種を始める前に一万人の方々に接種をいただいて、その結果を待ってから先に進んでいくという趣旨なのか。つまり、本法案でいけば、臨時接種で大臣から都道府県経由で市町村に指示を出す、その指示を出す前にその一万人の接種をお願いする、そういうことですか。

石橋通宏君 いや、しかし、同時にやるのでは意味がないのではないですか。何のためにこの一万人の先行接種、これ先行なのか同時なのか。もし確認をされるということであれば、当然ですが、国民の皆さんに接種勧奨をする前にこれをやって、そして反応を見ると。

 本来承認前に先ほど来お願いしている第三相試験をしっかり同程度やってから承認判断をされるべきものではないかとやっぱり我々なんかは思いますが、そうではない、まずは承認なんだ、承認後に一万人にお願いするんだ。であるとすれば、やはりこれ、接種勧奨する前にこれ一万人ということに、皆さんにお願いして状況を確認するということなのかなと思ったんですけど、違うんですか。

石橋通宏君 いや、しかし、こういう形でまた新聞報道にも出る、それが一体どういうものなのか、国民の皆さんも一体どういうことなのかという、かえって何か不安感を招きかねません。

 これはしっかりとやはり考えていただいた上での国会で質疑対応もしていただければと思いますが、これはやっぱりもう早急にどういう形でやられるのか、まだ承認申請が出ていない段階だからと言われるのかもしれませんが、本来承認手続の在り方も含めて、重ねて、国民の皆さんに安心をしていただける形を整えていただかなきゃいけないので、これは引き続きしっかりとした説明を求めていきたいというふうに思います。それでよろしいですね、局長ね。

以降は接種勧奨と努力義務についてなので省略

anond:20211106195909

2021-10-09

新薬の第Ⅱ相臨床試験プラセボ群になる

そんなウルトラアンラッキーある? 俺は絶対ヤダ。

どうやったら新薬投与群になれるの?

2021-10-06

anond:20211005190407

第5波で、入院できず自宅、待機施設で亡くなられた方に関しては残念でなりません。

もし入院できていたらその方々が全員助かったとは言えないかもしれませんが、何人かは亡くならずに防げたはず。

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第3波第4波 と 第5波 との2群間の違いがワクチン接種だけだったら(対象群VSワクチン介入群)ワクチンに死亡抑制効果(≒重症抑制効果)があるということになる。

対象群にワクチンを打たないのは倫理的問題があるとして、テストが途中で中止になるレベルの差がある(統計学的検定さえ不要)ということになるが、そうはいかない。

上記2群は異時点のものであるためワクチン接種の有無(接種率の高低)以外にざっと考えただけでも他に

・株の違い(デルタ株VS非デルタ株)

処置治療の違い(医療従事者の習熟度や新薬により発症後の対応が違った)

感染者のキャラクターの違い(年齢層など)

 など複数の違いがある。

 緊急事態宣言の有無の違い・人流の違いは考慮する必要基本的にはなく、同様に、マスク供給の潤沢さ、マスク装着率の高低も基本的考慮する必要はなさそうだ。

 感染後の経過の検討なので。 (「感染前にちゃんマスクをしていた方が後日重症化しにくい」という仮説もあり得るが、無視してもよいだろう。)

続く

2021-10-04

コロナ新薬名前をつけるならどんなのがよい?

コロピタしか思いつかん

なんか効きそうな名前候補を教えて

2021-10-02

資本主義の極み

新種ウイルスパンデミックに対して「なぜかはわからないが発症予防、治療効果があるらしい」と噂される安価既存薬があったら、まず試してみようとするのが人情だと思うんだけど。アメリカ公式には絶対それをせず、世界最多の死者を出し続けてる。日本だって国を挙げて独自治験してみればいいのに。ワクチン未接種者に治験協力を要請して配ってみればいいのに、しないよね。反ワク勢はタダでも協力してくれると思うよ。でもしない。まるで効果があったら困るかのように。

もし効果があることが証明されたら、新しいワクチン治療薬が売れなくて困るからだよね。商売機会を逃すから製造元のメルクもだんまりで、高価な新薬開発に忙しい。陰謀論なんて壮大なものじゃないかもしれないけど、今回のパンデミック商売になってしまたことは確か。

貧しくてワクチン新薬も買えないアフリカ諸国のほうが感染者、死者ともに少ないことが何よりの証明。彼らがアルコール消毒やソーシャルディスタンス意識してるとは思えないからね。そもそも全員に効果がないとしても、誰かに効果があるかもしれず、もし効果がなくても大した副反応もないなら、とりあえず配っておけばいいのに。ワクチン任意接種なように、手元に薬があったって飲むも飲まないも任意で決めたら良いだけのこと。アベノマスクよりこっちを配ればよかったのに。

このパンデミックが、もし戦後すぐにでも起こってたら。世界中の医者科学者が藁をも掴む思いでいろんな薬を試して、一人でも多くの命を救おうとしたんじゃないかな。

アメリカ移民の国だから、何十万人死のうと新たに入れればいいだけ。アメリカに来たい移民はいっぱいいるし、上の人間からしたら痛くも痒くもないんだろうね。

ワクチン接種済みの人だってモヤモヤしてると思うよ。ワクチン効果がないとは思わないけど、ただ「もっと副反応の少ない既存薬を使えたんじゃないの?」「本当に最善の努力をしたと言えるの?」って疑問に答えてほしいだけなのに。来年にも軽症者向けの経口治療薬ができて、ワクチンも数種類から選べるようになって、パンデミック収束。全部有耶無耶にされちゃう資本主義が全部悪いとは思わないけど、今回の騒動は本当に資本主義の悪い部分の極みって感じ…。

新型コロナ治療薬への期待

新型コロナ治療薬への期待が高まっていて、反ワクチン派の方々も早くしろって言っているんだけど

ワクチン派の人はコロナにかかったら喜んで新薬飲むのかしらね

これから出てくる新薬なんて、現状出回っているワクチンよりもよっぽどどんな副反応でるかわからんと思うんだが……

ワクチンNG新薬OK理由わからん

2021-09-22

anond:20210922170718

自分が関わらない分野は知らないだけだ

今まで毎日注射必要だった2型糖尿病、週1に1回だけ注射すればOKという新薬ができてるし

確か月1注射OKの薬もできてたんじゃないか

花粉症も月1投薬だか注射だかでOK新薬できてるはず

まだ新薬から薬価高いんだが、働いてる人にはむちゃくちゃ助かる薬増えてきた印象

2021-09-14

ジェネリックを目指せばええんやで。

新薬になんてなられへんのやから

あんたらはジェネリックになることを目指せばええ。

それで十分でおま。

2021-08-31

PCR検査抑制論年譜に付足したい

記事証拠や語録収集に寄っていて落としている悪行がかなりあるので尻馬に乗って勝手に付足し。

https://note.com/osamu_iga/n/nd17e78fe4a1b

 

検査が受けられない患者開業医への炎上誹謗

国内で市中感染が始まった2020年2~3月行政検査数は僅か数件~30件程度/日で帰国者以外の検査拒否されていたので患者や掛かり付け医の検査拒否への嘆きがSNSで多く見られた。

ところが検査抑制論者のフォロワーは「検査要求医療崩壊を企む悪人」と扇動されており、これら患者医者を探し出しては炎上させるという事が繰り返されていた。

今では「不必要検査不要論だった」との誤魔化しが流行しているがだったらこれは何だったのか釈明せよ。

 

4月に国が「検査が少なすぎて問題」との認識を示すと彼等はバツが悪くなり「検査派が医療者を襲いそう」などと医療者を盾にしだした。

孫正義PCRセンター構想を炎上

孫正義検査難民の増加に答えて無料PCRセンターを作ると発表すると大炎上

検査キャパが低かったので抑制すべしと言った。検査のものキャパ拡大には反対していない」との誤魔化ししてる抑制派が多いが、だったらなぜキャパ拡大策に反対して炎上させたのか。釈明しろ

医療外部のPCRセンターじゃなくて検査会社を買収して規模を拡大、規模の経済で単価を下げるメインストリーム路線の方が良いですよ」検査キャパ拡大に賛成だが孫案に反対ならこういう提言であれば筋が通っている。だがそんな提言をする抑制派は居なかった。

PCR抑制論の前にはコロナ風邪論を吹聴

PCRキャパ問題が現状でも大問題となっている為に忘れられているが、中国での流行初期は同クラスタは「新型コロナインフルより死者が少ない」「エピカーブを緩くする感染集団免疫を」という甘い見通しを流布していた。それで例えばはてなでもSIモデル活用した全員感染なんていう意見が席巻していた。

だがこんな愚策が成り立つエビデンスなんて最初から全く無かった。中国の各病院最初からその症状や死亡率、経過などを英語で発表しており関心がある医師はそれを読んでいた。何故なら英語wikipediaからリンクされていたから。ネットインフルエンサだけが読まなかったのだ。

各国がロックダウンするとその根拠は消え、彼らは総括なくそ意見を捨て去った。だが彼らの一部は医局向けの業界誌などにも執筆しており、鵜呑みにして病院ニュースレターコロナはただの風邪と書いてしまった医者も居る。良い赤っ恥だ。

 

彼らがこのただの風邪集団免疫論を捨てる直前の203月末に「言論カフェ」という集まりがあり、そこで三浦瑠璃東浩紀小林よしのりB級インフルエンサがこのネットインフルエンサの意見鵜呑みにして議論をした。この後に小林SPA!上でコロナ風邪論を発表。発行部数がまあまあある雑誌なので「老人の命の為に若者犠牲に」という扇動は影響を与えた。

直後にあった都知事選国民主権党が出馬ノーマスクキャンペーンなどを展開して後の反ワクチン論へを繋がっていった。

からコロナ風邪論も反ワクチンムーブメントも元の種を撒いたのは抑制クラスタなのである

入院患者数検査や医学生数検査をバッシング

入院時の全数検査は重要で、市中感染での致死率は1~3%程度だが病棟クラスターが発生すると2割を超える。戸田中央病院の例では患者148人が感染して31人が死んだ。2割強である

これについても彼らは事前確立が低い検査害悪として防疫反対の立場を取った。

特に悪質なのがBuzzfeedで、女子医大医学生への全数検査を決定すると記事にしてバッシングした。メディカルディレクター岩永がこの決定を知ったのは学生からタレコミであろう。同誌のデマを信じた学生の歪んだ正義感タレコミさせたと思われる。検査料が高い事を除いては妥当な決定だ。この時バッシングした大学には謝罪しなくていいのだろうか?

山本一郎批判されるとしばらく黙る

buzzfeed偽陽性根拠とする検査抑制論が間違っていた事をやっと認識すると「99%でも99.99999%でも議論は同じ」と間違いを認めない方向に舵を切った。

これに山本一郎統計分野の人間バカにしてるのか、との動画を出す。メンツの為に防疫妨害継続しているのが見え見えであるので当たり前だ。

するとピタッとその意見は引っ込めてしまう。古くからネットやってたら山本炎上惹起力や面白おかしネタにする能力は誰でも知っている。

だが批判者は誤認識デマの流布が致命的な状況を作っているので批判していたのであって、それより炎上インフルエンサの方か怖いとはどういう倫理観なのか。

医療検査と防疫検査をわざと混同

防疫の為に広く検査隔離必要だとの意見に「逼迫した治療必要のない者を検査しても意味がない」と、医療検査の意義で答えるというごはん論法を延々と続けている。防疫妨害未必の故意がある。

検査だけしても意味がない論

検査社会的隔離の為に行うが、これを検査しても隔離しないのだから意味がないと言う。こっちの方はただの児戯でしかない。

だがこれを延々と1年以上続けている。結果、家庭内感染大量発生してしまっている。

ゼロ年代経済論的なコスト意識

PCR検査料が2万円であるので広域検査をする場合に2万円に回数を掛ける計算をして国費の無駄だと言う。

これはゼロ年代経済論的な考えで、10年前にネオリベ流行ったのは給与所得者の経済観を敷延して世界説明した為だ。需要が増えると参入が増えて競争スケールメリットで単価が下がるという観点が無い。

実際はプライマー国産なら@1000円程度でありPCR機も直ぐに償還する。機械が500万で粗利1000であれば5000回で償還となる。あとは利益だ。薬価が@10とか@30円である理由が判らないのだ。

タカラバイオ中国企業と言い出す

タカラバイオ宝酒造の子会社だが、日本語初心者向けPCR解説技師向けマニュアルを公開、製品単価も表示するなどしていて重宝するサイトを公開している。故に抑制派は「タカラバイオサイトに書いてありますよ」とよく言われるのだが、一向に見に行かない。自分の間違いを認める為に努力するなんて出来ないのだ。職業人失格の態度だ。

更にタカラバイオ系列会社中国にあるのを見つけて「同社は中国企業」と言い出す抑制派も現れた。

その精神も愚劣だが、製薬業界の仕組みを知らないのだ。創薬と製薬は分離されるのが製薬業の流れで、最初から全部ライセンス生産とすることで海外でも展開出来るし、途上国民も新薬恩恵に与れる。技術移転される。ベンチャーモデルナがワクチンを大量に生産できるのもこのせいだし、中国で初期の治療アビガン使用されたのもこのせい。技術移転のおかげで世界パンデミックにも強くなれる。

このような業界構造を知らない人間フォロワーを沢山持ちインフルエンサーとして振舞っているのである

まだまだまだまだまだあるのだが疲れたので誰か続き書いて。

2021-08-19

上野千鶴子嘘ついてないじゃん【デマまとめ】(08/19 11:36修正)

https://togetter.com/li/1761728 東大フェミニスト名誉教授上野千鶴子氏、さもフェミニストが緊急避妊薬の認可に貢献したかのように語る←実際の運動家から歴史修正批判殺到 -

どんなトンデモふかしてるのかと思ったら歴史的事実しか言ってないんだが…少なくともタイトルのような発言どころかフェミニストという言葉すらスクショ内に無いのでデマ

日本 新薬認可って非常に慎重で時間がかかるんですが」←数年かかる

バイアグラはね 申請から 許可までが 半年なんです」←事実

「もう一つ じゃあ女性の方はね ピルの解禁 ず〜っと要求してたんですが」←全員ではないがそういう人や団はいた。事実

「さもフェミニストが緊急避妊薬の認可に貢献したかのように」してるのはまとめ主

上野千鶴子は"フェミニストが"認可に貢献したなんて一言も言っていない。

女性たちは(フェミニスト妨害されながらも)ピルを求めて頑張ったんだ」とか言ってるブクマカ上野千鶴子援護射撃しかしてないことに気づいてないのか。

この発言についてポイントは2つある。

一つは、「ピルの解禁を要求してる女性がそこそこいた」はただの歴史的事実なので上野千鶴子自身が賛成派か反対派かにかかわらず本当であること。

とはいえ解禁賛成派女性が少なかったり男性が多かったりしたら「女性の方はね」は誇大発言になるが…)上野が反対派ならこんな発言は白々しいが嘘ではない。どうあがいても事実

もう一つは、「"フェミニストが"認可に貢献した」と言ってたらフェミニストの主流派が認可賛成派でないと白々しい嘘になるがそんなことは言ってない。上野一人がピル賛成派だったらそれだけで白々しくすらない。

さて肝心の上野ピルについてどういう立場かは調べられなかった。上野の著書とかは持っていないのでいま上野ピルについてどんな発言をしているか検索してみたが特に賛成発言も反対発言も出てこない。

ブクマカ上野発言出してる人いないし何も言ってないのかもね。

おまけ
追記

frothmouth その理屈だとピル認可は「男性の功績」とも言えてしまうんだよ/最初から上野やトゲの話をしていないんブクマが多かったでしょ、反対していたフェミニストをなかったことにしちゃダメってこと https://togetter.com/li/1615882

>

反対していたフェミニストをなかったことにしちゃダメ

<

2021-08-15

ベルクチンについて書く

私は医者でも、イベルクチン研究者でもない。

キトーに思ったことを殴り書きするだけなので、真に受けないように。

ベルクチン奇跡の薬

駆虫薬なんだけど、控えめに言っても奇跡の薬。

ちょっと抗生物質の話をする。抗生物質というのはさ、細菌バクテリア感染に対する薬でさ、細菌を殺すわけ。

細菌が死んでもヒトが死んだら元も子もないから、細菌には効くけれど、人間には効かない化学物質を探すわけ。

細菌もヒトも死ぬってのは、例えば消毒薬とかはそれに近いかな。細菌死ぬけどヒトの細胞にも大ダメージ

ヒトは皮膚が厚いし、その程度じゃ死なない、耐久性問題でヒトは平気っていうレベル

そんなんじゃまあ困るんで、抗生物質というのは、細菌酵素には作用するけど、人の酵素には作用しないって物質を探して、それを薬にしてるわけ。

そもそも細菌人間ってめっちゃ違う生き物だからさ、細菌のには作用するけど人間には作用しないっていう化学物質も探せば見つかるのさ。

そんなわけで駆虫薬の話に戻るけど、虫下しってのが難しいのは、虫ってかなり人に近いの。

真核生物ってだけで、かなりヒトに近いんで、水虫(真菌)の薬って飲みすぎると肝臓がやられたりするじゃん。

虫ともなるともっとヒトに近いんで、マラリアの薬なんてそうそう怖くて飲めない。

そこにきてイベルクチン、なんか知らんけど虫は下すのに、たいした副作用がない。

疥癬にまで効く。疥癬って、ダニからな。

抗生物質なんてワンシート飲んだってうそうなにも起きないけど、殺虫剤なんて飲んだら普通死ぬだろ?

なぜだかわからんけど、線虫っていうウネウネ系だけじゃなく、ダニにまで効くし、果てはガンやらウイルスにも、要するにヒトに害なすもの全般に効くらしいっていうデータがあったりなかったり。

奇跡の薬なんで、もう一つくらい奇跡を起こしてくれるんじゃないかって期待するのもわからんでもない。

ベルクチン関係者は「奇跡の薬イベルクチンなら、COVIDにだってしかしたら!」って思ってる(と思う)

ベルクチンの開発は王道ではない

今日日、普通創薬ってのはな、明確なターゲット分子があって、それにくっつく物質を探すわけ。

例えば、喘息の薬を作りたかったらだな、喘息の症状はこういう機序で起きる、じゃあその起点となるホニャララのレセプターにくっついて邪魔する分子を探せ、って号令がかかる。

レセプターの立体構造分析して、それにくっつく化合物を探してくるというやり方な。

数千、数万の物質を手あたり次第探してだな、試験管の中でちゃん目的場所にくっつくか調べていくわけ。

新薬開発の確率は3万分の1っていうのは、そういうこと。

でもな、そういう王道を行かない創薬ってがある。

例えば、生薬とかな。

「昔から効くって言われている、じゃあ効くに違いない!効果実証してやろう!」

ってな。

まあ、実際それから薬になったものもあるけどな、今じゃ流行んないよな。

せめてどうして効くのか実証してからじゃないと、ヒトで試験は出来んわな。

抗生物質発見もな、それに近いな。

どうして効くかなんてわかんないけど、青カビの周りに菌が生えないってことの発見からだろ?

とにかく、普通は、「こういう化合物を探せ!」から始まるところ、イベルクチンみたいに微生物由来の化合物から創薬するときは、とにかく面白いたことない化合物をたくさん探すところから始まってる。

「これはなんかの薬になるはずだ!なんの薬になるかは知らんけど」www

ってところから開発なんか出来るかよ!って思うけど、事実小説より奇なりで、そういう薬も時々ある。

で、イベルクチンは人体薬ではなく動物薬として開発された。

で、こともあろうに駆虫薬。まあ、それも戦略だろう。

これがさ、抗生物質だったら、イベルクチン抽出して培地に混ぜると細菌が生えないっていうデータでもとりゃ、なにやら薬効がありそうだなっていう雰囲気はつかめるけど、駆虫薬ってどうしろと。

寄生虫ってさ、名前のとおり寄生しないと生きられないヤツがほとんどだからさ、シャーレとかで実験が超難しいわけ。

ベルクチンって形からすると、抗生物質に似てるからさ、抗生物質として開発されるならわかるけど、なんで駆虫薬ウケる

しかし、結果は大当たり。

虫という虫を下し、そんで動物ケロリとしてる。

そんなこんな、作用機序もなんとなくしかわからんまま、動物薬で不動の地位

ベルクチンは人体薬の世界では長らく不遇

動物薬で不動の地位だったイベルクチンだけど、長らくヒトに適用されなかった。

王道いかない開発をするとさ、なかなかお上が認めてはくれないのな。

ここだけの話、世の中には王道いかなかった薬ってのはたくさんあるんだ。

〇山ワクチン承認されないのにPやKが承認されてるのはオカシイって昔騒いだけど、〇山ワクチン含め三つともおかしな薬だったよ。

効くに違いないが最初にあって、ヒトに投与しちゃうんだもん。しか微妙な臨床成績で。

ハンセン病患者にガンが少ないから、ハンセン病病原菌の親戚の結核菌がガンに効くはずって、なんか似てない?今のイベルクチンとかBCGの騒ぎと。

ベルクチン使用されてる国ではCOVIDが少ない、BCGを接種してる国では、以下略

それはさておき、王道いかない開発でも承認された例というのは政治活動でうまく立ち回ったわけだけど、イベルクチンは元が動物薬だからね。

作法にのっとった動物試験の結果はないけど、家畜での実績は抜群です、ヒトでの試験もお作法には乗っ取ってないけど以下略

とにかくも、ヒトでの臨床試験の成績もそろって、動物薬としての発売から20年くらい遅れてようやく人体薬が日本でも承認

ベルクチン関係者は怒ってると思うよ。

効くのはわかってるのに承認してくれなかったと。お上の言い分としちゃ、お作法には乗っ取ってくれってことだろうけど。

そんなこんな、実はイベルクチンはかなり広範な虫に効くんだが、日本適応症として承認されたのは少ない。

あの寄生虫症もあの寄生虫症も全部イベルクチンで一発だと思うが、ほとんどの寄生虫症で第一選択薬はイベルクチンではない。

ヒトでちゃんとした臨床試験データがあるのが違う寄生虫症に対する効果だけだからなんだけども。

アフリカ無償で配ってるのが現状で、片方で無償で配ってるのに、こっちじゃちゃん利益を出すってのもやりにくいしね。

いろんな政治的な思惑があって、イベルクチン日本じゃ不遇。

ま、日本寄生虫病が多くないってのはあるんだけども。

そんなわけで、繰り返しになるけど、イベルクチン関係者

「抜群の効果があるのに、イベルクチンは不当に冷遇されてる!」って思ってる(と思う)

ベルクチン疥癬への適用拡大はなし崩し

実は、疥癬への適用拡大は王道臨床試験をしてない。

海外での実績やら学術論文が多いからということで免除された。

21世紀にもなってそういう裏口入学経験してる。

このへんが調子づかせた遠因でもあるように思う。

終わりに

「効く物質を探す」んじゃなく、「この物質はきっと効くはず!」で開発をするっていうのは、なかなかリスキー

海藻食って毛が生えるっていうのと変わらん。

そりゃテメーの思い込みだろってものが9割。いや、ほぼ全部。

でも、そういう薬って意外と多い。

ワクチンなんかまさにそれだ。

天然痘と牛痘は似てるからって発想はホメオパシーと変わらん。

ただ、もう21世紀ともなると、ちゃん作法にのっとってくれないとお上が認めるのは難しいよ。

偉い医者先生が効くとどんだけ言ったって、裏口入学は無理だよ。

日本患者数が少ない病気だったらまだしもだな、国民病になりつつある疾病に適当承認は無理。

mRNAワクチンだって審査報告書読むとかなり無理を通してるから、諸外国で抜群な成績でも出せばあるいはだけど、だからその成績持って来いよって話。

たいした副作用もないんだし、ダメもとでもって気持ちわからんでもないけどな。

追記

ベルクチンって、犬飼ってるやつなら知ってる毎月飲んでるアレだ。

この記事からも、動物関係者の人体薬に対するコンプレックスみたいなの感じるだろ?

ほんと、控えめに言っても奇跡の薬だがな、そうそデータもなしに簡単にヒトに使うわけにゃいかんのだよ。

https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/3630.html

2021-08-12

ベルクチン派がどんどん宗教じみてきたな

信じるものは救われるってか

不安を打ち消したいのはわかるけどさ、残念ながら効くってデータがないんだわ…

大人しく新薬待とうぜ。

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