はてなキーワード: 二馬力とは
そして今40才で、私は結婚して地方のド田舎に住む小学生の子2人を持つ主婦で、彼女は実家暮らしでずっと東京でwebデザイナーとして働いている独身だ。
いつものようにLINEで雑談していて、自分たちの学生時代の話になり、ふと私は
「でも、子どもたちを大学に入れさせることは無理なんだよね、本当に残念ながら、経済的な理由で」
と言った。
ここはド田舎だから家から通学できる距離に大学はないし、一人暮らしさせて仕送りして、学費を払うだけの経済力がない、というかそんなに稼がせてくれる経済基盤がない。
大学に入れさせようとすると、夫にトヨタの工場勤務や工業地帯の長距離トラックの運転手など、いわゆる「出稼ぎ」をしてもらうしかない。
「えー、今四大出ないで好きな職に就けると思えないんだけど」
と、無邪気にというか、無神経?まあ私の神経を逆撫でするような返しをした。
だって私だって子どもを私のように大学に行かせたいし、大卒の方が他より色々な面で有利なのは知っている。
だが、無理なのだ、私や夫が二馬力で働いても、大学は「出稼ぎ」を延々としてもらわないと遥か彼方だ。しかし、父親不在で私が一人で家や子育てをしきるかわからないし、父親不在で大学進学と、家族揃って大学未満の学歴、どちらが良いのかも迷っている。
それらの諸々を話しまくるのも長くなるしな、と
「東京にずっといるとわからんかも。いや、地方都市でもわからないな」
と返信すると、全く考えたりした様子もない速度で
「じゃあわかんなくていいや」
一瞬、カッと血が昇ったか、サーッと降りたか、そんな感覚に陥り、そのまま既読スルーした。
そしていきなり涙が出てきて、止まらなくなった。
全く違う場所で、全く違う価値観を養い、互いに全く接点のない人間になった。
その分岐はもう15年前に起こっていた。
結婚して、彼氏の両親と同居になるから、めちゃくちゃ田舎に引っ越すから、滅多にこっちには帰れなくなるわ、と彼女に告げた時。
と言われた。言えとは言わないが、おめでとうより先に。
そう、あの時の血が昇る降りるを同時に味わうのは、もう15年前に経験してたじゃないか。それが別れのシグナルだと気づかなかった私は、なんてバカだったんだ。
そして彼女に関する情報を一切合切消した。貰った素敵なブレスレットは迷ったが、結局捨てた。
20年前からずっと、あなたは無邪気で、40才でも無邪気で、それでいいよ。
もう、それでいてくれ。
友人に、地方の旧家のお嬢様がいた。大学生ながらに「おばあちゃんのお下がり」のケリーバッグを持っちゃうような、仕送りでさらっと松濤のマンションに住んじゃうような子だった。
彼女はおっとりしていて大人しい子だった。アルバイト先で知りあった太ったフリーターと付き合っていて、彼に百万単位のお金を貸しているらしかった。友人一同で別れた方がいいと進言してみたが、「でも悪い人じゃないから」と取り合わなかった。そして気がついたら浮気されてフラれていた。なお、お金は戻らなかったらしい。
商社に就職した彼女は、仕事の傍で夢であるセレクトショップの設立のために尽力していた。その頃、彼女は同期の男性から告白された。彼は優しそうだったし、仕事も申し分なかった。私たち友人は彼と付き合うべきだ、もうあの大学時代のロクでもないフリーターみたいな男と付き合うべきではないと言った。彼女はその後、彼と結婚した。
新居においでよと言われて遊びに行くと、ごく普通のアパートだった。商社二馬力にしては控えめな家だなと思っていたら、なんと夫は会社を辞めていた。お笑い芸人になりたいらしい。彼女は彼は私を笑わせてくれる、と幸せそうに笑った。まあ本人が満足なら、と私たちは彼女の嬉しげな顔をただ見ていた。
1年経っても2年経っても彼女の夫はお笑い芸人になれていなかった。なんなら、養成所もすぐに辞めていた。独立してECストアを運営する彼女から小遣いをもらって暮らしているらしい(彼女はなかなかに商売のセンスがあったので、繁盛していた)。私たちは、彼女にそれでいいの?と聞いた。彼女は、でも彼にもいいところもあるからなあ、と取り合わなかった。
ある日、彼女が泣きながら私の家に押しかけてきた。夫に殴られたらしく、右目に紫色のあざができていた。彼女に頼まれて、私は彼女の実家に連絡した。お父さんが慌てて迎えにきた。そして程なくして、彼女は離婚した。
2年ほど実家にいた彼女が、久しぶりにこちらに戻ってきた。父親の知り合いの、会社経営者と結婚するとのことだった。彼女は、知らない世界を教えてくれる男性が好きだったけど、私はそういう人とうまくいかないから、と言った。私が知ってるような世界の人と、一緒になるのが向いてるんだと思う、と力なく笑う彼女の指には、ハリーウィンストンとブシュロンのダイヤモンドがこれでもかという存在感で輝いていた。
姉は美人。たまにモデルの仕事をするらしい。国家資格を持っていて安定した職についている。旦那さんも姉と同様の人。二馬力で働いて大層金を持っている。
一方の私はブサイク。顔を褒められたことなんてない。資格もない。姉と比べ物にならない学歴。人と付き合ったことはない。親と同居している。
両親はかなり老いている。今にもガクッと体調を崩して寝たきりになってもおかしくない。母が拾ってきた猫は、両親同様に老いていて、毎月獣医に連れていかなければならない。
私は経済的に両親に依存している。だけどその分、同居して色々な世話をしてきたつもりだった。
姉が久しぶりに家に帰ってきた。姉は家の中を見渡してから、「可哀想」と言った。それから母親と父親から、二人がここ数年に患った病名を次々聞き出して、「何にも伝えてくれないんだね」と私を責めた。
姉は泊まりもせず帰っていった。父と母はそれから姉のことを褒めた。「モデルさんみたいに綺麗になって」とか、「あのドラマに出てる女優に似てた」とか。
それが1ヶ月前のことで、私はそれ以来頭が痛くて仕方がない。微熱が出ているからコロナを疑って病院に行ったが陰性だった。他の病院で血液検査を受けて、「特に問題はない」と返された。
寝る前に思い出すのは姉の帰ってきた日のことばかりだった。「腹が立つ」とかいう薄っぺらい言葉では表現できない、頭の中で怒りがハウリングするような感覚がした。
一昨日、姉に連れ出された。姉の持っている綺麗な車に乗り、数千円するランチを食べさせてもらった。姉は「ごめんね」と言った。1ヶ月前の話を夫に話して叱られたそうだ。「話したいことがあったら言って」と言われて、私は答えた。
母と父の病状を連絡しないのは、姉のラインの返信がいつもそっけないからだ。何行にもわたって書いたラインに、「めっちゃ長いね」と茶化すような返信が来るたびに、姉へ連絡する気持ちが削がれた。私もこれからはちゃんと連絡するようにするから、今度からはもう少し愛想のいい返事をしてほしい。
私が頼むと、姉は笑った。「家族なのに、そんな気遣いしてられない。忙しいのを察してよ」
その返事を聞いて、私は感情的になった。お金を置いて家へ帰った。家に帰り、父と母の食事を作った。父は私の様子がおかしいのに気づいて、何があったのかと聞いた。
私は姉と話したことを全て話した。姉のことが許せない、悔しい、虚しい。
私の話に返事をせず、父と母は料理の話を始めた。「久しぶりに食べると焼売って美味いな」
私は部屋に戻って眠った。
翌朝起きて、いつも通り働き、また眠った。
今朝起きて、午前の作業を終えた。
今の感情がうまく言葉にできない。大学にも行っていない私は語彙が少ない。もし私が姉だったら自分の気持ちをうまく両親に伝えられるのかもしれない。自分の気持ちを言葉にできないくせにわかってもらいたいなんて傲慢だろう。
私は両親に甘えていたのかもしれない。自分の方が出来が悪いから、親から愛されて然るべきだなんて思っていたのかもしれない。自分の方が親の世話をしているから、親から愛されると思っていたのかもしれない。そういう私の甘えが今の感情を産んだんだろう。
疲れて仕方がない。早く眠りたい。
逆にいえばナチュラルに仲が良い夫婦以外って金で苦労するよな。
余計なことで揉めて余計なことに金使うから二馬力でも余裕がない。
金がなければ愛もなく、愛がなければ金もないのがこの世の真理だわ。
これ絶対条件なんだよな
1日8時間(以上)労働を週5でやり続ける人生を自分の子供に押し付けるのが論外なのは当然だが、1日2時間労働を週3とかでも十分気が引ける
月手取り20万円くらいの水準の生活を一切働かないで送れる世の中になったら子供を作ることが選択肢として現れてくる
つか、働かなくてよかったら万事OKだな
働かなくていいなら受験戦争もないだろうし、習い事もやんなくていいし、持病あってもまだマシだし、子育てもかなり楽だろう 二馬力でやれるわけだし
人間関係の悩みだって、いざとなれば引っ越しして誰も知り合いがいないところに行って引きこもってればいい、となればわりと気が楽になろう
職に、金に縛られているから全体的にシリアスに生きないといけない感じになる
資本主義競争社会が続くうちは、新たな命を生み出す気にはなれないわね
生殖やってる皆さんはすごい
このクソキツい社会で生きることを強いるのに全然躊躇がないように見える
やっぱそのくらいのバイタリティ・クルーエルティがないと生殖競争には勝てねえってことなんだろうな
ホンマに尊敬してるっす
無いよなぶっちゃけ。
「初めは女が姓を変えるのにこだわってたけど良い人と出会ってそんなのどうでも良くなった」
入会のときとかに相談したら、絶対「姓を変えたくないとのことですが、何か事情がおありなんですか?」とか聞かれるやつだもんなこれ。
ねーーーーよ事情なんて。強いて言えば改姓にデメリットがアホほど多いからだよ。
手続きがクソめんどくさい上にアイデンティティ喪失感半端ないという罰ゲームでしかないからだよ。
逆に姓変えてまで婚姻関係になる理由って深刻なの子ども絡みくらいでは?
二馬力で働かなきゃロクな生活できん昨今、わざわざ100万ちょいに収入落としてまで得られる税控除ってそんなデカいか???つーか今の仕事辞める気ないんですが???
相続税は確かにちょっとイタイけど、お互いに贈与関係の遺言書とか生前贈与とかきっちりやっとくんじゃダメ??
子どもはネックだよな…どっちの姓にするか…
例えば事実婚だと母親の姓になると聞くが、なんかそれってフェアじゃないよな…
しかしでは男女どっちか姓を変えて婚姻したとして、2人以上産んで将来子どもの一人に改姓させるってのもな…そもそも2人以上産めるかも不明だし…
「そういったお話は実際にお相手ができてから、そのお相手にご相談して決めればいいじゃないですか♪」
とか言われてとりあえず入会して普通に姓を変える覚悟のある女であるかのように婚活する羽目になるのは目に見えているんだよな…
「そういう話は好いた惚れたの関係になってから、惚れた弱みを使って丸めこめ」的なアレにされそうというか…
好いた惚れたになってからそんな話持ち出して、無駄に相手苦しめたくないやん。
だいたい私はそもそも自分も変えたくないが相手にも変えさせたくないねん。何が悲しくて惚れた相手にデメリットしかない罰ゲーム科したらなアカンのや。胃が痛なるわ。
いやんなってきたわーーーー。
うちは夫婦はともに30代で地方県庁所在地出身の私と、横浜市出身のパートナーの構成だけど、
子供の教育、学費の積立や習い事について話し合っていくなかで、
彼が与えられてきた教育や、その周辺の学ぶことに関する環境が、
ものすごく!圧倒的に!自分の実家より上だったことを早々に気づいて驚愕した……。
(なお、どちらの実家も教育については「できるだけのことはしてあげたい」という前向きな家庭)
というか、東京近郊の教育に関するリテラシーや文化資本の豊かさ…レベチすぎ……。
都会の子が小学校3~4年生から塾に行ってるなんて30歳になるまで知らなかったよ…
塾なんて早くても中学になってから行くものだったよ…小学生は公文式くらいだよ…
私は個別指導塾入れてもらったけど、同じクラスでそこまでしたらもってるのも私くらいだって驚かれるくらいよ…
あと東大をはじめとしたトップ大学に進学する子が、中学受験→都内私立中高一貫校のルートをたどる人が爆裂多いなんてのも知らなかった…
あと、塾のレベルもね!!SAPIXも鉄緑会もSEGも…そんなのあるの!?
地方には!?そんな塾がめちゃ選べて!?エリート養成塾みたいなのがあるなんて!?想像もつかないよ!?
習い事の種類だって数だって、ぜんぜん違う。え?勝負は未就学児の時代から始まっていた…だと!?
そもそも地方勢には塾や習い事を精査するなんて文化がねぇ!母数が少なすぎて選択肢は3択くらいだからだ!
居住地によるアクセシビリティ格差が拡大してるってだれかがコメントしてたけど、これはガチ寄りのガチ。。。
文化資本の圧倒的な違いがどんどん開いていってるし、なによりも怖いのは、地方勢にはそれが可視化されていないってこと。
知らされない間にドンドンドンドン置いていかれてる。たぶん国は知ってて置いてってる。
今この瞬間もさ、「捨てられてる」言うの分かるくらい、本当に格差についてつまびらかにせず放置されてる。
これ読んでると、地方出身の私、保護者や子供に配り歩きたくなってくる、
そんで、みんなー!!!気づいて!!って言いたい。
"私は東京に生まれて彼らと同じ環境にいれば東大に合格できた。"
これは本当だよね、きっと、本当にそうだと思うよ。きっとすごく悔しいよね。
子供の教育につい話し合うようになってから、夫婦で2人で地方に旅行に行き、
離島とか山村とか風光明媚な土地に立ち寄ると「綺麗だね」と言いながら、教育格差について思い馳せることが多い。
「こういうところに生まれたら、遺伝子的にすごく頭のいい子が望んでも東大に行くのはすごくハードルが高いだろうね」って話して…悲しくなる。
不公平は人生につきものだけど、それでも地方と都会のこの教育格差はあまりにも不正義じゃない???って思う。
逆に言うと都会勢は下駄履きすぎじゃない???ってことなんだけど。
でも、もちろんその人達の努力を否定するつもりはないんだけどさ。
ただあまりに悲しいんだよ、「勉強したい、学びたい」と思ったりした、素質のある一生懸命な子供が、ただど田舎に生まれた、ってだけで圧倒的に救われないことが。
私は頭が良くないし増田みたいな努力家じゃないから、自分がマシだったはずなんて言うつもりないけど、
大学を出て5年ほど、周囲は着々と結婚・たまに出産、人生の次のステージへ進んでいる。自分は本当に醜くて全然誰にも選ばれなくて、選ばれないから選ぶことも恐ろしくてできなくてここまできてしまった。誰に好感を覚えたこともない。好意を持たれたこともない。周りが嵐のように好き合って嫌い合ってく中、自分だけが踏み出すこともできず取り残されてきた。
結婚したいと思ったことはない。不安しかない。選ばれないからできない。二馬力になって経済力に余裕が出るたって、結局どうせ私が家事をする。汚れとかカビとか気になる方だから。口約束なんて信じられないし、いちいち責め立てるのも疲れてしまう。子どもなんて産んでしまったらもう逃げられない。そもそも育てながら働くなんて無理。体力がきっともたない。自分が有能だなんて思えないし、一度離れた職場はもう受け入れてはくれないに決まってる。それで離婚でもした日には終わり。晴れてアンダークラス、終われば下流老人の仲間入りである。ワーキングプアだの非正規雇用で貧困だの、とにかく落ちるのが怖くて怖くて、やりたいことなんてひとつも思いつかなかった。世間の誰にも受け入れてもらえないと思ったので、常に何もかもが怖い。昔から変化が怖くてたまらなくて、通学路が変わるだけで泣いていたような奴である。本当に落ちるのが怖い。今より落ちる可能性が少しでもあるようなことはしたくない。できない。この世のどこにも居ていい場所がない気がする。どこに居てもそわそわする。笑い声が全部悪口に聞こえる。
それでも今のまま老いていくと不安な一人になる。どうしようどうしようどうしよう早く死なせてくれ〜〜っと最近は毎日頭皮を毟る。頭皮を毟っている間だけ無心になって怖いことを考えなくて済む。
結婚した友達のうち、早い方は自分から足をちぎったように見えた。何も変わっていないはずなのに、遠くに行ってしまったように思った。彼女が好きで選んだはずの男がひどく憎たらしく思えて、彼らの顔を見るだけで「お前の人生は間違っているんだ」と責められているように思えた。そう思っているうちに友人本人からも幼稚さ、愚かさを責められているような気分になってきて、もう耐えられなくなってしまったので、しばらく前から結婚おめでとう!とメッセージを送った後、頭の中で彼女らをカテゴリ「友人」からカテゴリ「お客様」に移動している。お客様だから、無心になって相手することができるのだ。別に表面上の態度を変えたりするわけではない。もういい大人なので、きっちり線を引くだけの話である。近寄らないから許してほしい、責めないでほしい。そうしてきっと3年くらいしたら本当に1人になっているんだろうな。キモくて金のないおばさんになる。
母が、「やっぱり子どものいないおばさん特有の喋り方というのがある。年相応でないというか」みたいなことを言っていた。私はきっとそうなる。それが恥ずかしい。今から、どうしようもなく惨めな気分になって暗澹としている。これからもっともっと色んな人に責められる。結婚するだけの社会性を獲得できなかったから。とにかく何もかもが怖い。怖いけど心療内科なんて受けたら終わりだ。病気じゃない。絶対病気じゃない。病院にいかなければ病気じゃない。あんな診断なんて受けるのは結局逃げ込む場所がある人だけです。もしも変な精神病の診断でもされたら、それが誰かにばれるのが怖い。ただでさえ普通になれなかったのに、書面でこいつは普通じゃないですと言われてしまうのが怖い。発達障害なんて抱えて生きてはゆかれない。こんなの個性だなんて認められない。普通。とにかく普通になりたい。普通になれないなら死んでしまえ。
周囲を見ると、だいたいの友人は結婚もしくは長く付き合っている彼氏がいる。自分もそろそろ「いい人」を見つけなければと思って、とりあえず行動に移してみた。
ひとまずマッチングアプリに登録。ドンドコドンドコ届く《いいね》は通知が来るだけでげんなりする。なんだよ、面白みもないテンプレートのプロフィールと顔写真で判断しやがって。
とりあえず清潔感があって年収300~600万くらいの、まぁ共通点がいくつかありそうな男性を選んで《いいね》を返す。自分が年収350万前後で、この先もフルタイムで働き続ければ40代には年収500万。年収1000万の男性と結婚してワンオペ家事育児をするより、世帯収入1000万を目指して家事育児をシェアしたいからだ。
結果、現在に至るまで5人の男性と実際に会ってみた。メーカーの開発・研究、教職員、システムエンジニアと職業は色々。なぜか全員が理系。外見については言及しないでおく。察してほしい。
いい人なのは分かる。相手の得意分野について聞けばイキイキとした返事が返ってくるのだが、こちらに質問を振ってこない。会話のキャッチボールとは何ぞや。ああ、私に興味を持てないのだな。残念だが諦めよう。数分ごとに訪れる沈黙に居心地の悪さを感じながら、ではこれで……と解散する。
私としては、もうここで終わりだ。会話を楽しめない相手と一緒に過ごす時間は、一人で過ごす時間よりもずっと苦痛である。
なのに、数分後に届くのだ。「楽しかったです^^ またお会いしましょう^^」というメッセージが。
冗談のつもりか?
楽しい時間を過ごすために必要なのは、お互いの協力だ。どちらかが一方的に話し、聞くだけでは成り立たない。すべてを委ねるな。あなたは私の何に興味があり、何を知りたいのか。聞かれれば答えるんだから聞いてくれ。
まぁそんなわけで、今のところ交際どころか2度目のアポイントもままならない状況が続いている。
相手選びが悪いのか。そもそも私が、男性と交際することに向いていない気もする。十中八九そうだろう。
「男なんていなくても平気!」と割り切れる日が、早めに来ることを願うしかない。
以下、追記
やたら反応がついて驚いた。気になったコメントに答えたいと思う。
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どういう会話で盛り上がりたかったの? ここ重要だから真面目に教えてほしい!
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例えば「お仕事って何されてるんですか?」「A社で〇〇の開発を……」「へぇ、凄い!私そちらの△△を使ったことがあるんですけど〇〇はどんな感じなんでしょう?」で相手が延々と語ったのを聞いたあとに、こっちの職業については「なるほど大変そうですね」の一言で終えられたりすると何だかな……と思ってしまう。お世辞でもいいから、仕事のやりがいとか聞いてほしかった。
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普通のコミュニケーションが取れて家事育児をシェア出来る、年収300万~600万の男って競争率物凄く激しそう
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自分の周りにはコミュニケーションが取れて家事ができる年収300万以上(おそらく)の女はゴロゴロいるけど、男性だと難しいんだろうか……
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年収800万のエリートぼくちんは増田に入り浸る年収350万のアラサーはお断りだ😃 当然、興味もないので質問も浮かんでこない😃
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マッチングアプリで《いいね》してメッセージを送ってきた時点で興味があるっていう認識だったよ。男性はそうじゃないのかな?
それと、ここであなたにお断りだと思われるのは当然だと思う。エリートの方には相応の女性がいるだろうし。
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で、男に色々求めるのはいいが、それに対してお前は何ができるんだ? アラサーでは肉体すら価値がないぞ?
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金銭の提供と家事、それから「男は家庭を持ってこそ1人前」と言われなくなる条件は与えられる。相手に養ってもらうつもりはないから、二馬力で家庭を運営するためのパートナーを求めてる。
いわゆる婚活サービスを利用したお見合い結婚ですが、現在「二馬力サイコー」な感じで生活しています。
各々、独身長丁場だったので、生活スキル?がそこそこ高くなっているせいか、上手いこと分担して生活できていると思ってます。
(相棒がどう思っているかは、相棒のみぞ知る、というところですが)
ながらく独り者でしたし、年齢も重ねすぎてしまっていたので、もう一生おひとりさまのつもりでした。しかし、こうしてパートナーを持っただけで、こんなにQOLが上がるとは....。
相棒と一緒に、「義理の実家」が増えたことも含めて、「所属するムレ」が広がった事も非常にプラスに感じています。
いままでの交際経験上、相手の家族も含めて、こうまで感じる事はたぶんなかったろうな、とも思ってます。
自分ひとりじゃたぶん、こういう人は選べなかったし、巡り合わなかった。お見合いサービス、侮りがたし、というのが率直な感想です。
人に選んでもらって、結婚という形をとる、っていうのはそう捨てたもんではないです。齢を重ねてからの経験だから余計にそう思うのかもしれないですけどね。
のに。
婚活女が、男に「結婚したい」と思ってもらうためには。料理が好き、家事全般好き、経済観念もそこそこあります!の家庭的メリット女子力()アピールが必要らしかった。
(人気の婚活本、愛されテクニック系の書籍、ブログなどを読む限り)
実際プロポーズの決め手は料理好きなところと、ふるさと納税の申し込みなどをきちんとやってくれる所(経済観念?)だったらしいから。
だってどれも別にライフワークにするほど好きじゃない(=作業)から。
(清掃業者になるくらい掃除好きとか料理研究家になるくらい料理好きとかそういう仕事にするレベルで好きならいいかもね)
その論理で行くと、そう言う家庭的女に食いつく男性は年収も【低〜中の上】くらいで
女性はこうあるべき!女子力とは!家事育児はお前の仕事!とか言うモラハラ予備軍な人になってしまうだろう。
※余談:年収が高すぎる人は家事もプロに外注したりするし、嫁にそこまで求めない傾向がありそう。
例) 若い金持ちはモテるから遊ぶ=そもそも結婚先送りしがちで嫁いない。
若くない金持ちは金持ってなかったら釣り合わないような若い子をトロフィーワイフ的に求めるから家事より容姿を求めがち。もちろん本人の外見等で例外あり。
高年収の人は置いておいて、要は、自分のママみたいな人が欲しいんだよね。美味しいご飯作ってくれて、身の回りのお世話を献身的にしてくれて、無償の愛を捧げてくれて。
さらに自分の子を生んで育ててくれて、稼いでくれる俺に感謝と尊敬をしてくれる、優しくて褒め上手な可愛い嫁が欲しいんだよね。
経済的に旦那に寄りかかるなら、旦那のママ代わりで尽くす覚悟はある程度必要なのかも。
今の30代以上の人の育った家庭(主に首都圏)の親世代は専業主婦家庭が恐らくメジャーなのでそのママのような良妻賢母が当たり前に求められるのかも。
でも今はうちのように正社員二馬力で年収もほぼ変わらない家庭も多い。
そうなると完璧な旦那のママ(専業主婦)と同じクオリティの尽くしをするには限界がある。
ただ、私も女として育てられてきた過程で、
『彼氏や旦那様のために美味しい手料理を作る、綺麗好きで子ども好きでママのように女子力の高いのが良い』
のような、女の子はこうあるべき、男の人に愛されて尽くして、それが女の幸せ!
とテレビドラマや女性向け雑誌のモテ技コーナー、また学校教育の中で染み付けられ、思い込まされてきたと感じている。
だから料理もがんばったし、彼女らしく、奥さんらしく尽くせることに幸せを感じたりもした。それも思い込みで、束の間だったけど。
私の家は貧しい方なので、親世代の中では珍しく共働きで、母は父より稼いでいたけど、それでも父は台所に立ったことも食器を片付けたことも掃除をしているのも見たことがない。
「男の子だったら塾に通わせたいけど…女の子はどうせ嫁に行くしな」
とも言われる始末。
今となっては「お母さんより稼いでないお前はなぜテレビ見て横になってるの?作って貰ったのに皿くらい片付けろよ。」と思えるけど、その時は思わなかった。
だから旦那が友達の奥さんのことを「あんな奥さん理想だなぁ。三歩下がって主人を立てて。」って言ってたのもそういう教育の賜物なんだと思う。
男も、女も、誰も悪くない。そう摺り込まれ、教育でプログラムされただけなのだから。
当時はそうしなければならない経済的(社会的?)事情があったのかもしれないし。
結婚してみて気付いたことで、男の人がずるいと感じてしまうのは、
独身時代同様、仕事や趣味に全振りして、職場ではそれなりに評価され、順当に昇進していくこと。羨ましい。
女性のように出産で1人産むごとに1年以上キャリアに穴を開けることもなければ、子どもがいる人は避けよう、と飲み会に誘われなくなることもない。
就活の面接で「結婚願望はありますか?折角育てて立場を与えてもすぐに寿退社や産休を取られてはねぇ…」と言われて悲しくて泣いたこともあったから。
でも女はそういうものと教育をうけ、それに納得しておきながら、結婚を望み、子どもを望み、今の生活を選んだ以上、私に責任がある。
今自分が選んだこの世界の中で、ただ家に尽くすだけの愛され婚活本の中の古きよきテンプレ女性像を目指すのではなく、
私は私らしく仕事も趣味も自分の好きなことをもっと頑張ればいいし、そのためには尽くしすぎず頑張りすぎないことを頑張ろうかな。
男性のことも妬んだり嫌いになりたくないし、男だからこうではなく、この人だからこんな魅力がある、と思えて家族を愛せるようになれたらいいな。
自分のことを家事育児ロボット(生活費稼ぎ機能付き)と思い蔑まず、1人の人間として大切にしたら、きっと旦那や周囲から大切にしてもらえる気がする。
「男は得してる」そう思えばそれを言い訳に頑張らなくなるから。
むしろ家事育児完璧にこなして旦那を愛しつつ旦那より稼げるようになったらかっこいいじゃん。はー、体力つけなきゃ。
黒人vs白人論争を男尊女卑に置き換えて語る人もいるけど、男女間で憎みあってもお互い不幸なだけと思う。
女だからを言い訳にせず、諦めることをやめ、しあわせになりたい。
だからせめて自分の子どもには、男尊女卑の摺り込み教育はしない。女も男も等しく価値のある存在で仕事でも夫婦間でも対等なライバルであっていいんだよと言ってあげたい。