大学を出て5年ほど、周囲は着々と結婚・たまに出産、人生の次のステージへ進んでいる。自分は本当に醜くて全然誰にも選ばれなくて、選ばれないから選ぶことも恐ろしくてできなくてここまできてしまった。誰に好感を覚えたこともない。好意を持たれたこともない。周りが嵐のように好き合って嫌い合ってく中、自分だけが踏み出すこともできず取り残されてきた。
結婚したいと思ったことはない。不安しかない。選ばれないからできない。二馬力になって経済力に余裕が出るたって、結局どうせ私が家事をする。汚れとかカビとか気になる方だから。口約束なんて信じられないし、いちいち責め立てるのも疲れてしまう。子どもなんて産んでしまったらもう逃げられない。そもそも育てながら働くなんて無理。体力がきっともたない。自分が有能だなんて思えないし、一度離れた職場はもう受け入れてはくれないに決まってる。それで離婚でもした日には終わり。晴れてアンダークラス、終われば下流老人の仲間入りである。ワーキングプアだの非正規雇用で貧困だの、とにかく落ちるのが怖くて怖くて、やりたいことなんてひとつも思いつかなかった。世間の誰にも受け入れてもらえないと思ったので、常に何もかもが怖い。昔から変化が怖くてたまらなくて、通学路が変わるだけで泣いていたような奴である。本当に落ちるのが怖い。今より落ちる可能性が少しでもあるようなことはしたくない。できない。この世のどこにも居ていい場所がない気がする。どこに居てもそわそわする。笑い声が全部悪口に聞こえる。
それでも今のまま老いていくと不安な一人になる。どうしようどうしようどうしよう早く死なせてくれ〜〜っと最近は毎日頭皮を毟る。頭皮を毟っている間だけ無心になって怖いことを考えなくて済む。
結婚した友達のうち、早い方は自分から足をちぎったように見えた。何も変わっていないはずなのに、遠くに行ってしまったように思った。彼女が好きで選んだはずの男がひどく憎たらしく思えて、彼らの顔を見るだけで「お前の人生は間違っているんだ」と責められているように思えた。そう思っているうちに友人本人からも幼稚さ、愚かさを責められているような気分になってきて、もう耐えられなくなってしまったので、しばらく前から結婚おめでとう!とメッセージを送った後、頭の中で彼女らをカテゴリ「友人」からカテゴリ「お客様」に移動している。お客様だから、無心になって相手することができるのだ。別に表面上の態度を変えたりするわけではない。もういい大人なので、きっちり線を引くだけの話である。近寄らないから許してほしい、責めないでほしい。そうしてきっと3年くらいしたら本当に1人になっているんだろうな。キモくて金のないおばさんになる。
母が、「やっぱり子どものいないおばさん特有の喋り方というのがある。年相応でないというか」みたいなことを言っていた。私はきっとそうなる。それが恥ずかしい。今から、どうしようもなく惨めな気分になって暗澹としている。これからもっともっと色んな人に責められる。結婚するだけの社会性を獲得できなかったから。とにかく何もかもが怖い。怖いけど心療内科なんて受けたら終わりだ。病気じゃない。絶対病気じゃない。病院にいかなければ病気じゃない。あんな診断なんて受けるのは結局逃げ込む場所がある人だけです。もしも変な精神病の診断でもされたら、それが誰かにばれるのが怖い。ただでさえ普通になれなかったのに、書面でこいつは普通じゃないですと言われてしまうのが怖い。発達障害なんて抱えて生きてはゆかれない。こんなの個性だなんて認められない。普通。とにかく普通になりたい。普通になれないなら死んでしまえ。
病院へいこう🏥
悪いけど増田さんは病気か、病的な精神状態にあるように見えるの。 病気や障碍が個性かどうかはともかく、普通じゃないことは受け入れるしかないと思うの。 今は普通じゃなくても比...
好き
普通はこういう時診療内科に行くんだけど増田はそうしないんだね そんな判断もつかないなんてやっぱり普通じゃないよ…