はてなキーワード: トホホとは
「40代で早期リタイアし、収入ゼロ。貯金1億2,000万円で不安に…」というお悩み相談。「自分にそんだけ貯金あったらとっとと仕事辞めるよ!」と言いたいが、収入ゼロで、月々の支出が多かったら確かに安心できないかも知れない。
こういうのって日々の支出の金銭感覚によって相当違ってくる気がする。だいたい毎月20万円ぐらいで暮らせたら600ヶ月分。それを12ヶ月で割ると50年分。奥さんも養わなければいけないし、突然病気になって医療費がかさむようになったらどうしよう…とか不安要素を考えたらきりがないんだけど、この相談を受けたFPさんの回答も「心配ないでしょう」とのこと。
身体を壊してリタイアしたようだけど、アルバイトレベルの労働にも耐えられないんだろうか?「収入がない」ということより「日々やることがない」人が精神的にどういう危機に陥るのかが想像つかない。自分だったら週3~4日で1日6時間ぐらいの労働が理想だ。
皆「宝くじで3億円当たったらどうしよう…」と妄想してみたことはあるだろうけど、その3分の1ぐらいの金額をこの人は持っているのだ。いっぺんに手に入れたあぶく銭ではなくて、コツコツと貯めたお金(それにしてはずいぶん多いけど)だから、ぱーっと無駄遣いはしないと思うけど、宝くじみたいな臨時収入だと金銭感覚のたがが外れて不幸な結末になるような気がする。
ちょっと話はずれるけど、夫婦で共稼ぎの元上司が、「妻が50歳過ぎたら仕事辞めたいっていうんだけどさ、俺は65歳まで働いてほしいんだよね。家にいてヒマだとついお金使っちゃうじゃん」と言っていたのを思い出した。たぶん世帯収入では楽勝で1,000万円を超えているはず。決してケチではなく、飲み会に行けば気前よく会計を払い、夫婦でよく旅行に行ったりしているらしい。たぶん元上司の収入だけで生活して奥さんの収入を全部貯金したらかなりの金額になると思うんだけど、それでもやっぱり稼ぎ続けてほしいというのだ。よく稼ぎ、よく使う生活をしている人にとって、稼ぎがなくなるのはやはり恐怖なんだなと思う。
自分も早期リタイアには憧れているけど、毎年100万から200万ぐらい貯金したとしても、1億円は果てしなく遠い。やっぱり仕事続けるしか道がないんだよな…と思いつつ、羨望も捨てきれないのだった。トホホ。
#metoo はリンチではありません(はあちゅう 公式ブログ)
https://lineblog.me/ha_chu/archives/67293163.html
いやリンチでしょ。加害者の実名挙げて告発すれば批判が加害者に集まるのは当然だし、その結果として加害者が社会的制裁を受けることは記事が出た段階でわかっていたこと。
公的な手続きを踏まずに誰かに制裁を加えるのは、原因のいかんや制裁の大小を問わず私刑とみなせる。刑事告発や民事訴訟ではなくBuzzFeedという私企業の力を使って社会的制裁を加えたのだから本件は立派にリンチですよ。
リンチと言われるのがいやだったら「加害者の実名は明かさないが過去にこういう仕打ちを受けた。加害者当人に取材して事実確認もした」という記事にすれば済むことだし、この方法でも立派に #metoo の目的は果たせる。
それをわざわざ岸氏の名前を出したのだから、岸氏に打撃を与えることが目的に含まれていたと思われても、これはしかたがないのではないか。
実際に岸氏は苦労して興したばかりの会社(従業員6名とは言え一国一城である)を手放すことになったし、この会社はそもそも岸氏のネームバリューを前提とした会社だろうから、いかに優秀なクリエイターを揃えていたとしても早晩解散するであろう。岸氏の自業自得とは言え、この結末が岸氏のこれまでの行状に見合ったものかどうかはわからない。
と、ここまで考えて、
「もしかしたら、当初は岸氏を実名で裁くつもりはなかったのではないか」
という可能性に思い当たった。
岸氏がnoteに発表した謝罪文は記事の公開に先駆けたフライングであったとBuzzFeedの記事にもある。このようなやり方で機先を制するのは不誠実だ、といったような感想をはあちゅうも述べているが……
もともとBuzzFeedの記事は「元電通K氏」などといった感じに名前を伏せるつもりだったが、本人が実名でフライング謝罪してしまったせいで伏せておく意味がなくなり、実名報道に踏み切った、という可能性はないだろうか。
まあ、ちょっとなさそうな妄想ではあるが、もし本当にそうだったとしたらと考えると岸氏の人生のトホホぶりがより際立って味わい深いのではないかと思った。
いや、クソ映画でもクソバンドでもクソラノベでもなんでも同じだけど、
そういう人たちが愛と称して作品をくさすのは作品を楽しんでる訳ではないんだよ。
作品ではなく、作品をトホホさを見い出せる自分のセンスに酔ってるだけ。
連中は自分のセンスをひけらかすための踏み台として作品を使っている。
自分自身を変化させようとする受容の相互性がセックスにたとえられるなら、
作品から距離を置いたまま自分は変わらずに相手を変えようとする行為、
相手の身体を使った一方的なオナニーって客観的にはレイプにしか見えないんだよ。
まして作品を攻撃することで自己満足だけを得ようとする行為って
クソだと呼ばれてるものの良さを見いだせば「世間様」に勝った気にもなれた。
アウトサイダー・アートをドヤ顔で見せびらかすあの感じ。胸が痛い。
「作品の楽しみ方は人それぞれ」というルールもまあ納得はする。
でもリョナ趣味はよっぽどうまくやるか信用がないとやっぱ共感得られないよ。
まして今のはてなや増田って例のアニメに概ね好意的じゃないですか。
そんな中で、
「あいつ頭弱そうだから一発犯してやろうと思ったら意外と強くて返り討ちにされた、死ね」
それで叩かれて反撃としてどっかのオタキングみたいに
なんてレコーディング結果を貼り付けたって、
周りの死ね感がかえって増すだけで軋轢もよけい広がっちゃうってば。
セックスと違ってオナニーは自慢しても同好の士にしか評価されないんだから。
結論。
だいじょーぶ、のけもの同士でもちほーによってはフレンズになれるから!
バンドのリハ前に一人で食べてた
混む前で、店内ガラガラ
そこへ家族連れが入ってきた
両親は推定30代前半
立ち振る舞いからも、なんとなく育ちの良さが表れている感じ
買い物帰りらしく、荷物で手がふさがっていた
注文前にテーブル席へ
「ここにしよっか」穏やかな口調のお父さん
「ボク、ここイヤだ」
すかさずお母さんが「じゃあこっちにしようか」と隣りのテーブル席へ
お父さんもすぐに荷物を移動し始める
「ボク、ここで食べるのイヤだ」
お父さん、お母さん「‥‥‥」
このときの沈黙、たぶん3秒間くらいだったと思うけど、妙に長く感じた
自分だったらどうするだろう?
なんて言いくるめるだろう?
とか、
とか
で、お父さん
「じゃあ、おウチ帰ろっか」
お母さん
「‥うん、おウチで食べよっか」
絶句した
いや、もちろん心の中で
推定3歳男児と推定生後6ヶ月の赤子を連れて買い物してまわるのが、どれだけ骨の折れることか
疲れているであろう
子どもが騒いでもわりと平気なはなまるうどんで、ササっと食べて帰る
帰って、オムツを替え、ミルクをやり、お風呂の準備、買い物の荷物の整理、その間も騒ぐ推定3歳男児の相手をし、自分たちも着替えたり、なんやかんや
しながらうどんを作って‥
いや、ないない
それをあっさり捨て去った
理由も聞かずに
帰り際のお父さんの一言
「なんだよぉ〜、ゆっくり食べれると思ったのに〜」
この口調が大事
怒りでもなく、悲しみでもなく、嘆きでもなく、嫌味でもない
こんな感じだった
衝撃だった
何を食べて、何を見て、どんな親の元で育ったら、こんな親に成れるのか
推定3歳男児の冷静な意思表示を思い返し、正に、この親にしてこの子ありなんだなと
次の日、娘を初めて動物園に連れていく日
行きの車内で娘が寝た
最近は、離乳食を食べない問題、保育園に落ち続ける問題などで、心穏やかに過ごせる日が少なくなっていた
頼れる親もなく、初めての子育てに戸惑うことが多かった
子の成長を願い、余裕のない中、時間をかけて栄養のバランスを考え、愛情たっぷりに作ったものを吐き出され、
握り潰され、床に撒き散らされ、泣き喚かれる
それが連日続く
さすがに見かねて、朝だけは自分が食べさせることにしていた
朝だけでも、相当堪えていた
出勤前、時間が迫る中、なんとかひと口でも食べてもらおうと焦る
そんな日が続いて、自分も余裕を失っていた
つい大きな声で叱ってしまったりすることが増えていた
互いを責めた
そしてお互いが自己嫌悪していた
このうどん屋の一件を、妻に話した
話し終えてバックミラーを見ると、妻が泣いていた
そこから、穏やかに過ごすにはどうすればいいかを冷静に、建設的に話し合えた
お互い至らなさを恥じ、反省した
子どもを連れてどこかに出かけてケンカせずに帰ってくるなんて、今までなかったかもしれない
その話、増田に書きなよ?と言われたので、書いた次第です
あの親子さん、ありがとうございました
一緒に住んでる人が結構な物持ちというか捨てられないタイプの人ってどうしてるんだろう。
勿論相手の物をコッソリ捨てたりなんかしないけどさ、毎月の請求書(紙)なんか写メってデータ化しときゃいいものを大事に取っておいてあるんだよ。
言ってくれれば自分が全部データ化するのに、後でやるって言って、結局やらないパターンね。
あともうそれ着てないでしょって服も物凄い持ってて2部屋のクローゼットは相手の服でパンッパン。
いや、分かるよ。着たい服いっぱいあるのも分かるし、オシャレなところは好きだよ。
けどさ、もう少しだけ減らしてほしいんだ。何年も着てないな、ってやつ、いっぱい持ってるでしょ。
管理しきれないくらい服を持ってても、最終的にカビはえちゃったりしてダメになっちゃうんだからさ。
部屋も1部屋、完全に倉庫みたいになっちゃっててなんだかなぁ…って感じ。
押し入れに入り切らないものは処分してほしいな。何回言っても聞いちゃくれないけどね。
相手の荷物が減らないから、自分の荷物を減らしてるけど限界ってあるよなぁ。
別に自分はミニマリストってわけじゃないから、なんでもかんでも捨てろなんか言わないよ。
でもさ、物が少なかったら片付けや掃除もしやすいし、管理もしやすいし、少しくらい減らしてくれてもいいんじゃないかなって思うんだけど。
なんでどんどん物だけ増えていくんだろうなぁ。家が狭いよ。トホホ。
○○さんはすごく仕事ができる人だ。
あの人が僕の部署を引っ張っているような気さえする。
それは○○さんはできる人だから周りもついつい仕事を与えてしまうから。
どうして?忙しそうにしてるのに?
あっちの☓☓さんもできる人なのにいつも定時ダッシュしてるよ?
そうなの。
○○さんはいつも残業してるから、みんな「ああ大丈夫な人なんだ」って思うの。
だからなの。
だってデキる人は多少の残業代払ってもいっぱい動かしたいもんね。
それに○○さんに感化されてというか、暗に迫られてというか、周りの人も残業し出すのが更にお気に入られポイント。
すごいよね。○○さんの影響力。
今年入社で毎日安定の定時退社だった新人くんなんか、○○さんのチームに入った途端、深夜残業を連発するようになったよ。
この新人くんの周りはみんな定時退社してるのにね。
へへー、僕よく知ってるでしょ?
実は、
「あれ?この新人くんこんなに「大丈夫です」って言う人だっけ?」
って思って勤怠状況調べてみたら案の定そうだったの。
僕のシックスセンスもこんな時にやる気を出して参ったね。
とにかく○○さんはスゴイよ。
この前ひどい記事で炎上したダイヤモンド社は○○さんを見習わなきゃ。
しんで。
スマホでネットをやっているときに、上からスゥ〜と広告が降ってくる。
紙の広告が俺の前に降ってくるわけじゃない。
画面上にわいてくる広告のことを言っているのだ。
結構びびる。
正直、イラッとする。
車を運転してるとき、フロントガラスに紙がくっつくぅ!!うひぃ!!…というその気分をスマホで味わっている。
意図せずしてクリックしてしまった時なんかは、あ゛っと思う。こんにゃくぅ!と。いや、こんにゃろう!と。
あの広告の何が嫌かって、最初はスケルトンタイプで徐々に見えてくるところだ。
今年の夏休みは3日だけだった。
世の中には9連休を取られる方もいるようだが、私の夏休みは公休の金曜日を含めて3日間であった。
今年は3日だけかよ、Fuckと思っていたが終えてみればかなりの充実感を得られた。
◆連休1日目
◆連休2日目
友人が家まで起こしに来てくださる
途中移動などがあるが、基本何かを食っていた
深夜に車で家まで送って貰い、別れる
◆連休3日目
目覚ましに催促される事なく目が覚める、正直さんぽ
◆今
彼の顔を見なくていいだけでこんなに心がぴょんぴょんするとは驚きだ
◆所感
月に1度こんなに満足度を得られるならこの先も頑張れそうだ。
文章を書くことがリハビリにいいと言ったので、ひとつ書いてみることにした。
スクールから家までの道のりは近くもなく遠くもなく、徒歩で10分、自転車だと10分といったところだ。
だが、ゴールまで半分といったところで、落とし物にしていることに気がついた。
どうやら機内に置いたままだったらしく、それに今ごろ気づく自分も優しいものだ。
腹いせにそこらへんを走っている車を念力で爆破しようとするのが、私の処世術だ。
ここの講師は融通が利いて頼りになる。
きっと分かってもらえる。
滞りなく授業は終わった。
では、少し早いが次の用事を済ませよう。
次の用事は妻の頼みごとで、地図とコンパスを買ってくるよう言われた。
コンビニに置いてあるような陳腐なものではなく、百貨店にあるような高級なものが欲しいとのことだった。
「何の地図か」という肝心の部分を聞き忘れたが、とりあえず世界地図を買ってくれば文句は言われないだろう。コンパスも同じだ。
では電車に乗って百貨店に……、財布は水着の中に入れていたのだ。
仕方なく徒歩で百貨店を目指すことにした。
「トホホ」
思わず出てしまった言葉だったが、その短絡さに自ら呆れ、咄嗟に口を両手両足で覆った。
途中、妻の幻影に「あと3時間はかかる」と言われて辟易したが、どこか私の足は軽やかだった。
さすがに徒歩で帰る力は今の私には残っておらず、電車がダメなのでバスで帰ることにした。
しかし今日の私はどうも間が悪いようで、途中で尿意に目覚めた。
オムツをしているので最悪漏らしても大丈夫だが、できれば尊厳を保ちたい。
何とか漏らさず家路に着いた。
妻にコンパスを買い忘れたことを責められた。
今の私はそれどころではなく、「コンパスなら君がいるじゃないか」と嗜め、急いでトイレに駆け込んだ。
一息ついたところで、妻に詰め寄られて「申し訳がないか」と聞かれた。
あるかないかでいえばあるのだが、私がコンパスを買い忘れたことは事実だし、思いつく限りの案で妻を納得させる自信がないのも確かだ。
「ない」というしかなかった。
妻はそれを聞いて数分の沈黙の後、「そうか」とだけ漏らして去っていった。
明らかに彼女は不機嫌で、妻はこういうときひたすら寝て過ごす。
こうなったら、私がどうしようと明日になるまで妻は起きない。
実のところ内心では安堵していた。
なにせ今日の夕飯はカレーで、妻の作るモノはお世辞にも美味しくないからだ。
だが、カレーを食べたかったのも確かで、一人で食べたくないのも確かだ。
私は暇な友達を誘って、夕飯を済ませることにした。
私はカワチと落ち合うと、さっそく吉野家でカレーを食べようと持ちかけた。
彼もカレーを食べることには賛成してくれたが、カレーは松屋で食べようと言って来たのだ。
「あのほっといてくれる雰囲気が好きなんだ」
彼らしい意見だ。
のだが、カワチは吉野家へ行こうといった私の言葉を予想以上に重く受け止めていたらしい。
「それでいい」といった私に遠慮し、そこからは「どうぞ」合戦だ。
数分後、埒があかないと感じてココイチで食べることに決まったが、カワチも私もこういうことにはどうも不器用だ。
カワチはサラダ、私はカレーを食べながら、お互いの身内の話を始めた。
「お前んところの奥さん。どうだよ」
「まあ、相変わらず。でも、ありがたくもある。喧嘩をしてもすぐ仲直りできる子供同士みたいな関係で」
「俺のところは、最近ちょっと不気味にさえ思ってきた。絶対に思うところはあるだろうに、やたらといい夫として扱ってくれるしさ」
「実際そうなんだろう」
「どうかね。あいつが好きだったタバコを吸わなくなったのは俺と結婚してからだ。いや、妊娠が発覚してからだったか?」
「私に聞かないでくれはははははははは」
こうして、何気ない会話をして別れ、家路に着く。
いつもとさして変わらない休日。
妻の機嫌は思いのほか早く直っていた。
年末12月30日にApple Online Storeで注文したんだわ。
Twitterを見るとカスタマイズモデルを店頭で買える店舗が秋葉原に存在するというのを知って、さっそくのその店舗のWEBページを見ていると、そのWEBページに欲しいモデルの在庫があると書いてあったんだわ。
秋葉原にある店舗でMacbook買ったほうがすぐ手に入るやろと思って、(発送は中国から送るそうなので3日かかるっぽいらしいので)Apple Online Storeの商品は電話でキャンセルにした。
その後に、秋葉原にある店舗へ電話でWEBページに書いている在庫の確認をしたら、在庫はほとんどないとのこと。WEBページは更新していませんってさ。
キャンセルのキャンセルなんて(キャンセルしたよメールきてたし)無理だろうと思って諦めた。
すべての失った私は、そのあとすぐ秋葉原でMacbookを扱っている店舗へ足を運んで、求めているスペックに近いモデルを探したけどどこにもなかった。やっぱりApple Online Storeで買うしかなかった。
その日の夜、改めてApple Online Storeで欲しいモデルを注文した。
数時間経ってからメールボックスを確認すると、クレジットカードの承認が通りませんでした、の旨のメールがApple Online Storeから来ていた。
キャンセルしまくったからだめだったのかなと思ったら、どうやらクレジットカードの利用可能金額を超えていたようだった。
電話でキャンセルした分の利用額が引かれたままになっているっぽい。
今は、クレジットカードの利用上限枠を増やす申請を行っているところ。いつになったら購入できるかは不明。
早く手に入れたくて、行動したのに結局何もしなかったほうがよかったなんてあるんだね。
僕、ゲイなんですけど、最近セクシャルマイノリティサークルに入ったんです。ずっといわゆるクローゼットというやつで、特に誰とそのことを相談することもなく生きてきたから、サークル入った時は、そーいうこと一切隠さずしゃべっていいんだってなって、すごく開放感がありました。近頃は、セクシャルマイノリティサークルではストレートの人(アライって言うとか)も入れるようにするか?で議論が起きてるんですが、このサークルではまだやめといてほしいなぁという程度には。
でも、しばらくするとその開放感も色あせてきてしまった。というのも、僕はゲイだし、セクシャルマイノリティサークルというのは大抵ゲイが最大勢力なのですが、ゲイには思想的に過剰な程、男性性が強い人が多いんですよね。違った書き方をすると、日本社会に残る男尊女卑感とか、ホモソーシャル的雰囲気と言いますか。あ、ホモがホモソーシャルなのは当たり前か?笑 冗談はさておき、というか冗談が冗談じゃないか、差別されておる側のホモがホモソーシャルになってどうするの……って感じ。これが本当に苦手なんです。僕、これが人付き合いにおいて一番の障壁だから、そーいう人が多いとウゥってなる。
改めて僕の話をすると、いわゆるナヨナヨしたゲイなんです。かわいいものが好きだし、かっこいいよりもかわいいって言われたいし。最近知ったんだけど、XジェンダーというやつでMtXとかかもしれない。あんまり自分のセクシャリティに興味はなくて、好きになるのが男性ってだけで後はどーだって良かったんだけど、なんかそう名乗ったほうがセクシャルマイノリティ界隈でさえ楽かもしれないって思うようになりました。
というのも、ナヨナヨしたゲイってのは本当に見た目で判断されやすくて、仕事で体育会系な男性に遭遇しますと、飲み会で高確率でからかわれるんですよね。「オカマなの?ww」とかしょっちゅうです。で、それがセクシャルマイノリティサークルにおいても繰り返されるってんだから、びっくりですよ。そーいう偏見から逃れられる場であって欲しいのに、同じ状況にいるはずの人に、そーいうこと言われるってショックでした。性的指向なんかで人を判断してはいけないんだって、逆の意味で教えられるとは……。トホホであります。他のコミュニティよりも言われることがあって、しかもそれ全部ゲイからだったので、ブーメランを恐れずに言えば、ゲイは過剰に社会に適応しちゃっている人が多い印象があるのです。そしてそれは心当たりがあるのです。自分がゲイだって言われないために、過剰に男性性を見せようとしてしまう。。。
http://www.j-comi.jp/book/comic/45521
何の予備知識もなくただのレトロゲー漫画だと思って読んで深い感銘をうけたので感想を書く。(※ネタバレ含む)
1979年からのゲームにまつわる著者の少年時代のエピソードを細かい小ネタ解説を交えて
進んでいく前半パートは気楽に楽しく読めた。
細かい文字が多く読みにくい部分はあるものの、スペースインベーダーを模したおもちゃの詳細な解説は読み応えがあるし、
近所のゲームコーナーのヒーローおじさんやお金持ちの男の子などしんみりさせるエピソードなどは
自分より一回り上の世代ではあるが共感とノスタルジーを感じた。
旧友が岡山弁丸出しでMZ-700のゲーム内容を語るシーンなどのギャグセンスは秀逸であり一気に登場人物に
感情移入してしまうが、その後急に内輪ノリでお友達がゼビウスについて語りだしてしまうのは突き放された印象でちょっと興ざめ。
レトロゲーム史の記録にこだわらず少年時代のノスタルジー漫画として割り切ったほうが、読ませる筆力がありそうである。
そのあたりから徐々に自伝的色合いを増し、第10話から話が急展開してゲームからアニメへ主人公の興味が移ってしまう。
3年間アニメ制作に情熱を燃やし尽くした筆者を待っていたのは、「まんが道」における「連続原稿落とし事件」並みの絶望であった。
努力はした、けれども能力が足りなかった。でもみんなで頑張ったんだからよかったじゃないか。
そんな自己欺瞞を「オネアミスの翼」に粉々に打ち砕かれるシーンには胸を打たれる。
「どれだけ熱意があっても、どれだけ精魂を傾けても、クズはクズだ。ぼくはこの時はじめてそれを学んだ」
この後、この挫折をバネに著者がゲーム業界で成功していれば、ゲーム版「まんが道」といってもいい希望に満ちた素晴らしい物語になっただろう。
だがその後モノローグはこう続く
「そして、それは最初であって決して最後ではないことをぼくはこの後何度も思い知らされることになる」
アニメフェスティバルで手塚治虫に会って、一生かかっても恩返ししたかったのだというエピソードのあと、
現在の著者近況に戻って物語は終わる。希望はなかった。ただ傍観者としてゲーム業界の進歩を眺めているというようなラストだった。
おそらくこれはまだ続きを書くつもりなのだと思う。
気になったので著者のその後について調べてみた。
大学在学中に漫画家デビューしたものの売れずその後セガに入社、現在はフリーライターとのことである。
セガガガ(2001年、セガ) - 原案・美術設計・プロデュース
ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-(2003年、セガ) - ディレクション・シナリオ・背景グラフィック
ガンスタースーパーヒーローズ(2005年、セガ) - ディレクション・シナリオ・背景グラフィック
ブラック・ジャック 火の鳥編(2006年、セガ) - ディレクション・シナリオ
サンダーフォースVI(2008年、セガ) - 企画原案・美術設計・プロデュース
セガガガはセガファンには有名な内輪ネタゲーであり、この人はやはり内輪ネタで本領を発揮するタイプなのかと思われる。
クソゲーとも言われているようだが情熱だけで独善的に突っ走る著者の性格がまだうまく作用したケースなのではないだろうか。
ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-は、火の鳥アトム編を補完するGBAの名作として手塚ファンに語り継がれている。
この実績を持って手塚治虫への恩返し云々というエピソードにつながってくるのだろう。
どの程度関わったのかはわからないが、これが現在のところ著者のゲーム業界におけるハイライトと言えそうである。
そして最新のキャリアがあの伝説のクソゲー、シリーズファンから存在を抹消されているサンダーフォースVIであったことを知って
とてもフクザツな気分になった。情熱だけで独善的に突っ走った結果手に負えなくなり、誰も喜ばない作品が出来上がって
「仕方なかったのだ、これはこれでよかったのだ」と自己欺瞞するしかなくなるという高校時代のエピソードとぴったり重なる。
ちょうどこのゲームをリリースしたあとにこのパートを執筆していたというのだから著者自身それを痛感していたことだろう。
思うにゾルゲ市蔵氏は才能豊かな人である。絵も上手いし、曲がりなりにも高校生で二十数分というアニメを完成させている。
自伝をこれだけ客観的で読み応えのある物語に仕上げる才能は相当なものである。
センスが無いのか、悪趣味なのか、思い込みが激しいのか、高校時代のエピソードとサンダーフォースⅥに関しては
情熱を発揮する初期の段階で方向性を間違えていたと思えてならない。
そのようなタイプは大勢のスタッフを引っ張ってプロデュースしていくゲーム制作の仕事が向いていないのでは、とも思える。
もっとも、このマンガも絶版になったうえJコミ無料公開してもそんなに閲覧数が伸びていないので、
漫画家のほうが向いているとも一概にはいえないのであるが、なんとか自分の才能を活かせる表現形態を見つけて欲しい。