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はてなキーワード: ゲストとは

2021-08-07

クレしん映画おすすめ教えろください

ふらっと見たロボとーちゃんが期待より面白かったからまだたくさんあるしなんか見たい。

たことある作品とか書いとくので暇ならおすすめ映画あげてくれい

見た作品

よかった
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

大人向けのわかりやすパロディコピー人格ありがちな葛藤がほぼなくとーちゃんに対しても終始自分がとーちゃんだと張り合ってたロボとーちゃんしんちゃんとみさえの対比とかがよかった。

巨大ロボはもうすこし派手に暴れてほしかたか

ヘンダーランドの大冒険

ホラーコメディバランス、同居感がすごい好き。世代で録画してたから一番見てて好きな映画

暗黒タマタマ大追跡

ラストバトルのぼんやりとした記憶しかないけどオカマが好きだった気がする。

嵐を呼ぶジャングル

パラダイスキングと猿のキャラクター、格闘シーンがとてもよかった。

かすかべ防衛隊冒険シーンがちょっと中だるみ。

あと小桜エツ子が好きなのでミミ子くんが出ると加点です。

嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

大人がいなくなったときの子供だけの無政府状態感とひろしの無声演出?が好き。

ただテレビ放送で見すぎて食傷気味。

万博催眠状態がヘンダーランドと似てるかな。

普通
嵐を呼ぶ アッパレ!戦国合戦

タイムスリップ戦国時代は好きだけどしんちゃんで見たい話じゃなかったな。

イマイチ
嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロー

ストーリーにヤキニクロー関係ないなこれ…ってずっと気になって終始ノれなかった。

ギャグ結構好きだった。

バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

ストーリーキャラも魅かれなくて見るのが少しつらかった。


並べると思い出補正っぽいけどリアタイはたしかヘンダーとオトナ帝国ぐらいか

ジャングル、ヤキニク、B級はここ数年で見た。

雲黒斎とブタのヒヅメはよく話題にあがるから見ようと思いつつずるずる見ないままに…

カスカベボーイズは当時かすかべ防衛隊がメインっぽいから避けてて、あとのタイトルキービジュアルもわからない状態だな。


それからロボとーちゃんでは気にならなかったけどひまわり追加並みの知っておいたほうがいい設定追加があれば教えてください。

2021-08-03

よく共感出来る意見をしてた芸能人の本を買った

レビューも高かったしセールを機に買った

彼は学歴も高く文才もあるから期待して読んだ

悩んでることは一緒なんだけど「こんな賢いのにそんなことにまだ結論つけられないの?」と思ってその人のことが少し嫌いになってしまった

育ちが良すぎるせいなのか 芸能人からかわからないが

そんな年にもなって結論が付けられないのもなんだかな

番組では自分の悩みをゲスト問題提議して ゲストがうまく答えられず終わるみたいなことが多かった

しか質問する彼も答えを持ち合わせてないので はっきりとした答えがある私にとっては些かがっかりする内容だった

生理で倒れるか更年期症状で倒れるかの2択

愚痴

子宮内膜症で毎月症状が重く、ずっと低容量ピル出血量抑えるのを試してたけど全然効果がなくて

ジエノゲストというホルモン剤に切り替えて今年の春先には手術を受けた

そして今も再発防止のために飲み続けているがとにかく副作用がつらい

医師更年期症状のようなものが出る人もいますと言われたが本当にそうで

仕事に集中できなくてボヤーっとしたり、仕事したいのに何も進められなくてソワソワしたり

毎日どこかしら常に体調悪い感じで仕事スピードや精度がガタ落ちした

気を抜くと前の職場に居た迷惑なお局みたいになりそうなのでずーっと気を張って自制心で抑えているが

土日の休み反動で鬱っぽくてずっと横になってて

最低限の風呂トイレ歯磨き以外何もできずに終わる事も多い

でも年齢とか他の持病と照らし合わせて効くのがこれしか無さそう

こういう話するとお姉さま方が「あなた妊娠するといいよ〜☆」と言ってくるし、まぁ医師にも実際言われたけど

家庭環境が良くなかったのと遺伝性の別の病気持ちなので自分の子どもは欲しくない

もう諦めてキャパの小さい人間として生きていくしかないんだろうなぁ

2021-08-02

anond:20210802144840

そもそも765のアイドルに興味がない

俺が好きなのはシンデレラとあるアイドルであって765でもASでも抜擢されたデレのアイドルでもないんだ

ましてやASは全員採用でほかのブランドからつまみ食いってコンシューマ延命のためにゲストキャラ採用しましたって言ってるようなもんだろ?

誰がそんなん買うんだよ

2021-07-27

はてなブックマークアプリ仕様変更が鬱陶しい

個人的運用問題でもあるが、ホッテントリ更新された時に差分だけ見たいのですべて既読にする運用を続けていた。

しかし、最近更新既読になる条件が "記事タップして開いたら" から "記事の読み込みが終わったら" に変更された。

ゲスト時に既読にしない機能を入れた際になぜか紛れ込んできた変更だ。

これによって、広告などが詰まって読み込みが中々終わらない記事等の場合既読になるまで数秒から十数秒かかるケースが出てくるようになった。

最初複数端末間で既読状態管理するためにはてな通信して既読状態オンライン管理するようになったのか、と思ったのだが、

多端末で確認したところそんなことは無いようで、何故こんな仕様にしたのか理解に苦しんでいる。

問い合わせもこういう仕様だと一点張り説明が一切出てこない。

以前の開いた時点を起点に既読にするように戻してくれ。

2021-07-26

anond:20210726201048

からチェッカー人間がするなんてのは不正の温床でしかないんだよな

不正をなくすなら一個一個正確にスキャンするのだけが唯一解

たか商品の読み取りごときでなまぐさ開陳するクズバイト、それを擁護する甘やかしゲスト

どいつもこいつも不正擁護するシット

2021-07-25

anond:20210725145240

HEY!HEY!HEY!ゲスト出演で来た女性ミュージシャンから劇場出待ちしてる若い女の子たちの間では『松本人志中学生が好み』だという噂が流れていた。だから自分中学生の時に、松本人志からナンパしてもらうことができるかもしれないと思って、劇場出待ちをしていた」とは言われていたね。

2021-07-24

anond:20210724003239

橋本は、アホか。第一声は、「選手の皆さん!」だろ。

あるいは、英語で話せ。なんで第一声が、「天皇陛下」なんだ。

国際大会で、ゲストもてなすのに。

2021-07-23

anond:20210721172728

ロッキンの座談会比較すると、

ネット拡散している「ぐるぐる巻きにしてうんこ食わせた」という部分は

クイックジャパン記事で書かれている村田くん(仮名)との修学旅行についてのことなんだろうな(増田では7と8のページ)

 

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 8

https://anond.hatelabo.jp/20210721001207

 

クイックジャパンでどう書かれているかというと、修学旅行でなぜか小山田村田くん(障害児)、留年した怖い先輩の3人で班を組まされ、宿舎で村田くん相手プロレスごっこをして(小山田立場で)じゃれていると、先輩が入ってきて村田くんをぐるぐる巻きにして好きな女子名前を言わせながらオナニーさせたかドン引きしてしまった(笑)とある小山田本人の行為ではない。ウンコ食わせたという事実があるのなら、それをやったのも先輩なんだろう。

障害児童との修学旅行といえば↓の話が思い出されるが、はてな民はこれと自分感想比較してくれ。教室から障害児童排除すべきか、排除するなら子供はどこで障害者と接して多様性を持つことができるようになるのか。生活の場で接しなければ障害者はテレビの画面越しで見る架空の生き物と同じだしね。

[B! 教育] 泡盛とらこ(心ない介護職員) on Twitter: "中学生の子ども(女子)が、 修学旅行キャンセルしました。 実行委員長班長でしたので、 田舎中学では前代未聞の事態。 私も何度も担任と話し合いました。 キャンセル理由は、 「まったく交流のない障害学級の男子(保護者意向で診断… https://t.co/QegfQmAhbh"

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/torakoawamori/status/1411113159046270980

 

村田くんをロッカーに閉じ込めてガンガン蹴ったり、日常イジメ行為クイックジャパン告白されている)

小山田はもう1人の障害児の沢田くん(仮名)については良い思い出のように語っており会いたいとも答えているが、村田くんとはそうではないと言っている。

もう1人、朝鮮人の生徒をからかっていたとネット拡散あるが、クイックジャパン記事では「家出したならうちに泊まりに来い」と小山田が誘って実際に泊めてあげており、いい思い出としか書かれていない。

2021-07-22

anond:20210722005405

これ、金剛地さんを炎上させようとしてるようにしか見えないから詮索とよくわからん妄想やめろよ。

あんたさ、いじめ記事の中身とかぜんぜん読んでないんだろ?

ネットで出回っている小山田バッシングに釣られて金剛地さんの人格疑う前に原文をちゃんと読めば?

『Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 1

2021-07-21

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 16

anond:20210721210929

今回僕が見た限りでは、いじめられてた人のその後には、

救いが無かった。

でも僕は、救いがないのも含めてエンターテイメントだと思っている。

それが本当のポジティヴってことだと思うのだ。

小山田さんは、最初アルバム

ファーストクエスチョンアワード』発売当時、

何度も「八〇年代的な脱力感をそんな簡単に捨てていいのかな」

という趣の発言をしていた。

これを僕は、"ネガティヴなことも連れて行かないと、

真のポジティヴ世界には到達できない"

ということだと解釈している。

でも、いや、だからこそ、

最後小山田さんのこの話でしめくくりたい。

卒業式の日に、

一応沢田にはサヨナラの挨拶はしたんですけどね、

個人的(笑)

そんな別に沢田にサヨナラの挨拶をする奴なんていないんだけどさ。

僕は一応付き合いが長かったから、

『おまえ、どうすんの?』とか言ったらなんか

ボランティアをやりたい』とか言ってて(笑)

『おまえ、ボランティアされる側だろ』とか言って(笑)

でも『なりたい』とか言って。

『へー』とかって言ってたんだけど。

高校生の時に、いい話なんですけど。

でも、やってないんですねえ」

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 15

anond:20210721210647

―――沢田さんが「仲良かった」って言ってたのが、すごい救いっていう……

「ウン、よかったねえ」

―――よかったですよね。

「うれしいよ。沢田はだからね、

キャラ的(キャラクター)にも、

そういう人の中でも僕好みのキャラなんですよね。

なんか、母ちゃんにチクったり、

クラス女の子に逃げたりしないしね。

わりとそういう特技なんかも持ってるっていう(笑)

なんか電話番号覚えてたり、漢字うまかったりさ。

レインマン』みたいな。

あの頃『レインマン』なんかなかったけどさ、

でも『もしかしたら、コイツ天才かもしんない』

とか思うようなこともやるしさ。

結構カッコいいんですよ、見方によっては」

―――"演技だった"っていう噂も、流れておかしくない……。

「『ああ~、疲れた』とか言ってね(笑)

『やっと帰ったわ』とか言って、

シャキーンとかして(笑)

そうかもしれないって思わせる何かを持ってたしね。

それで、たまに飽きてきた頃にさ、

なんかこう一個エピソードを残してくれるっていうかさ。

石川さゆり写真とか入れて来たりだとかさ。

そんなの普通ギャグじゃん』とか思うじゃん?

その人選からしてなんか、ねえ」

―――天然……。

「天然……。ホント『天然』って感じの」

―――小山田さんの音楽は、聴いてないそうです。

「聴かしたいなあ(笑)

どういう反応をするんだろうなあ(笑)

ま、別に大した反応はしないですよ、多分。

ま、音楽とかそんなに興味ある訳じゃないから」

―――街で会っちゃったりしたら、声はかけますか?

「はーん……分かるかな?」

―――沢田さんは、覚えてますよ。

「覚えてるかな?」

―――ええ。すっごい覚えてると思うな、僕の会った感触では。

「そうですね……。

沢田とはちゃんと話したいな、もう一回。

でも結局一緒のような気もするんだけどね。

『結局のところどうよ?』ってとこまでは聞いてないから。

聞いても答えは出ないだろうし。

『実はさ……』なんて言われても困っちゃうしさ(笑)

でも、いっつも僕はその答えを期待してたの。

『実はさあ……』って言ってくれるのを期待してたんですよね、

沢田に関してはね、特に

―――……ところで、小山田さんはいじめられたことってないんですか。

学校に限らず。

「はー。多分、僕が気付かなかったっていうだけじゃなく、

なかったと思うんですよ。

被害者とか思ったことも、全然ないですね。」

next: anond:20210721214823

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 14

anond:20210721200054

"いじめ紀行"の終点

最後に、小山田さんが対談するなら一番会いたいと言っていた、沢田さんのことを伝えた。

沢田さんは、学校当時よりさらに人としゃべらなくなっている。

「重いわ。ショック」

―――だから小山田さんと対談してもらって、当時の会話がもし戻ったら、すっごい美しい対談っていうか……。

「いや~(笑)

でも俺ちょっと怖いな、そういうの聞くと。

でも…そんなんなっちゃったんだ……」

―――沢田さんに何か言うとしたら……

「でも、しゃべるほうじゃなかったんですよ。

聞いた事には答えるけど」

―――他の生徒より聞いてた方なんですよね? 小山田さんは。

ファンだったから。

ファンっていうか、アレなんだけど。

どっちかっていうとね、やっぱ気になるっていうかさ。

なんかやっぱ、小学校中学校の頃は

コイツおかしい』っていう認識しかなくて。

で、だから色々試したりしてたけどね。

高校くらいになると『なんでコイツはこうなんだ?』

って考える方に変わっちゃったからさ。

からストレートな聞き方とかそんなしなかったけどさ、

『オマエ、バカ世界って、どんな感じなの?』

みたいなことが気になったから。

なんかそういうことを色々と知りたかった感じで。

で、いろいろ聞いたんだけど、

なんかちゃんとした答えが返ってこないんですよね」

―――どんな答えを?

「『病気なんだ』とかね」

―――言ってたんだ。

「ウン。……とか、あといろんな噂があって。

『なんでアイツがバカか?』っていう事に関して。

子供の時に、なんか日の当たらない部屋にずっといた、とか。

あとなんか『お母さんの薬がなんか』とか。

そんなんじゃないと思うけど(笑)

―――今会ったとすれば?

「だから結局、その深いとこまでは聞けなかったし。

聞けなかったっていうのは、

なんか悪くて聞けなかったっていうよりも、

僕がそこまで聞くまでの興味がなかったのかもしれないし。

そこまでの好奇心がなかったのかも。

かなりの好奇心は持ってたんだけど。

今とかだったら絶対そこまで突っ込むと思うんだけど。

その頃の感じだと、学校での生活の一要素っていう感じだったから。

でも他のクラス全然しゃべんないような奴なんかよりも、

個人的に興味があったっていうか」

next: anond:20210721210929

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 13

anond:20210721190027

5月15日

小山田さんは「そこまでして記事が形にならないのは……」と言ってくれ、

ライターの僕のために、レコーディングに入っていたにもかかわらず、

二度目の取材に応じてくれた。

まず、小山田さんに会い、村田さんのその後のことを報告した。

「でもパチンコ屋の店員って、すっげー合ってるような気がするな。

いわゆる……根本(敬)さんで言う『いい顔のオヤジ』みたいなのに絶対なるタイプって言うかさ」

―――もし対談できてたら、何話してますか?

別に、話す事ないッスけどねえ(笑)

でも分かんないけど、今とか会っても、

絶対昔みたいに話しちゃうような気がするなあ。

なんか分かんないけど。

別にいじめるとかはないと思うけど。

『今何やってんの?』みたいな(笑)

パチンコ屋でバイトやってんの?』なんて(笑)

『玉拾ってんの?』とか(笑)

きっと、そうなっちゃうとおもうんだけど」

―――やっぱ、できることなら会わないで済ましたい?

「僕が? 村田とは別にあんま会いたいとは思わないけど。

会ったら会ったでおもしろいかなとは思う。

沢田に会いたいな、僕」

―――特に顔も会わせたくないっていう人は、いない訳ですね?

「どうなんだろうなあ? これって、僕って、いじめてる方なのかなあ?」

―――その区別って曖昧です。

「だから自分じゃ分かんないっていうか。

『これは果たしていじめなのか?』っていう。

かにヒドイことはしたし」

―――やましいかどうかっていう結論は、自分の中では出てない?

「うーん……。でも、みんなこんな感じなのかもしれないな、

なんて思うしね。いじめてる人って。

僕なんか、全然、こう悪びれずに話しちゃったりするもんねえ」

―――ええ。僕も聞きながら笑ってるし。

全然消息のつかめなかった、朴さんの事も報告した。

「今、なんか『朝鮮スパイだった』って噂が流れてて(笑)

『俺ら殺されるわ』とか言って。

ホントにいなくなったっていうのは、僕も誰かから聞いてたんですよ。

誰も連絡とれなくなっちゃったって。

から噂が流れて」

―――いま会ったら、何話します?

「あやまるかなあ、スパイだったとしたら(笑)

とりあえず『ごめんなさい』って。

でもそんな朴とか、一緒に遊んでたからな。

あやまるっていう程でもないかな」

next: anond:20210721210647

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 12

anond:20210721001728

いじめられっ子に会いに行く

事実を確かめなきゃ。

小山田さんにいじめられっ子名前を教えてもらった僕は、

まず手紙を書いた後、彼らとコンタクトをとっていった。

何かロードムービーの中に入り込んだような感覚になる。

4月6日

村田さんの家に電話する。お母さんが出た。

聞けば、村田さんは、現在パチンコ屋の住込み店員をやっているという。

高校和光を離れて定時制に。

お母さん「中学時代は正直いって自殺も考えましたよ。

でも、親子で話し合って解決していって。

ウチの子にもいじめられる個性みたいなものはありましたから。

小山田君も元気でやってるみたいだし」

住込みの村田さん家族とも連絡がとれないらしい。

パチンコ屋の電話番号は、何度尋ねても教えて貰えず、

最後は途中で電話を切られた。

4月28日

沢田さんに電話してもお母さんが出た。

電話だけだとラチが開かないので、アポなしでの最寄り駅から電話

「今近くまで来てるんですが……」

田園調布でも有数の邸宅で、沢田さんと直接会うことができた。

お母さんによれば"学習障害"だという。

家族とも「うん」「そう」程度の会話しかしない。

現在は、週に二回近くの保健所書道陶器教室に通う。

社会復帰はしていない。

お母さん「卒業してから、ひどくなったんですよ。

家の中で知ってる人にばかり囲まれてるから

小山田君とは、仲良くやってたと思ってましたけど」

寡黙ながらどっしり椅子に座る沢田さんは、

眼鏡の向こうから、こっちの目を見て離さない。

ちょっとホーキング入ってる。

―――対談してもらえませんか?

「(沈黙……お母さんの方を見る)」

―――……小山田さんとは、仲良かったですか?

「ウン」

数日後、お母さんから「対談はお断りする」という電話が来た。

5月1日

朴さんは、電話してもマンションに行っても違う人が出た。

手紙も『宛て所に尋ねあたりません』で戻って来た。

next: anond:20210721200054

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 2

anond:20210721172728

小山田圭吾=いじめっ子

小山田圭吾といえば、数年前にアニエスb.を着て

日本一裕福そうなポップスを演っていた、

あのグループの一員だ。

ソロになった今でも彼の音楽は裕福そうだが、

そんな彼は私立小・中学時代いじめる側だったらしい。

ヤバい目つきの人だなあとは思っていたが。

全裸にしてグルグル巻きにしてオナニーさせて、

バックドロップしたり」とか発言してる。

それも結構笑いながら。

僕も私立中学高校エスカレーターで通っていたので、

他人事とは思えなかった。

僕の当時の友人にはやはりいじめ加害者傍観者が多いが、

盆や正月に会うと、いじめ談義は格好の酒の肴だ。

盛り上がる。私立って、独特の歪み方をする。

小山田さんは、「今考えるとほんとヒドかった。

この場を借りて謝ります(笑)」とも言っている。

だったら、ホントに再会したらどうなるだろう。

いじめっ子は本当に謝るのか?

いじめられっ子はやっぱり呪い言葉を投げつけるのか?

キドキしてきた。

対談してもらおう!

最終的にはいじめられてた人の家の中まで入った。

しかし結局この対談は実現せず、小山田さんへの個人インタビューとなった。

以下、この対談の準備から失敗までを報告する。

2月22日

*14時、太田出版で『QJ』赤田・北尾両氏と会う。

いじめ対談のことを話す。

面白いね、やってよ。和光中学の名簿探してみるから

――まず、いじめられっ子を探すことにする。

20時、ボアダムズライヴを観に新宿リキッドルームへ。

終演後、何と観客の中に小山田圭吾発見

運命的なものを感じる。何か挨拶しとかなきゃ。

しかし、カヒミ・カリィと一緒の小山田さんにいきなり

「昔、いじめっ子だったんですよね」

という訳にもいくまい。

とりあえず『月刊ブラシ』を手渡す。

ミニコミ作ってるんで読んでください」

「あ、ありがとう

この間、約二秒。

ちなみに僕は普段いつも自分ミニコミを持ち歩いている訳ではなく、

この日持ってたのは本当に偶然だった。

ますます運命的なものを感じる。

2月25日

当時の和光中学の名簿を思いっきり入手。

太田出版バイトたまたま和光出身の人が入ったらしく、

そのルートから運命的なものを感じる。

いじめられてた人の名前まで判明した。

西河原法夫さん(仮名)といい、

「学年を超えて有名」だったとか。

対談依頼の手紙を書く。

3月15日

原宿の西河原さんの自宅へ交渉に。

住所を頼りに昔いじめられてた人の家に行く、

しか自分全然初対面。

この時の気分はうまく説明できない。

現実舞台ファミコンやってるような気になってくる。

よくよく西河原さんと話してみると、

自分消しゴムを隠される程度のいじめしか受けていない。

(前出のように)ハードいじめられてたのは別の人ではないか

とのこと。

じゃあ、本当にいじめられてたのは誰なんだ?

3月23日

太田出版ルートでは、

「もはや誰が小山田さんにいじめられていたのかは判らない」

とのこと。

間抜けな話だが、小山田さん本人に聞くしかなくなった。

所属事務所「3-D」に電話

事前に手紙は送っているが、反応はよくない。

当たり前か。

next: anond:20210720235609

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 1

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追記:はてなブログにも同じもの投稿しました。こちらのほうが読みやすいかもしれません。

https://bibokj.hatenablog.com/

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僕は『月刊ブラシ』というミニコミ編集している。

インタビュー中心の雑誌で、二二の時に創刊して、もう二年が過ぎた。

今までにインタビューしたのは、爆弾製造青年

五年間顔を合わせたことのない隣人、

日本語学校の生徒、駆け出しの探偵、等々。

特に決まったジャンルとかは無いので、

今は閃いたことを全部やるようにしている。

インタビューをしてると、

相手が「マンガみたいな現実」を語ってくれる時がある。

例えば、爆弾製造青年高校の時に友達から

「不良にからまれから爆弾作ってくれ」って言われたとか、

探偵学校に潜入する時は用務員のフリをする」とか、

そんな話にはメチャクチャシビレる。

関係ないけど「スティービー・ワンダーは必ず綺麗な女を選ぶ」とか

ビーチ・ボーイズメンバー全員カナヅチだ」とか、

火葬場はやはり火事がおこりやすく、

職員が焼け死ぬことがよくある」とか、

そんなエピソードも大好きだ。

そんな僕にとって、"いじめ"って、昔から凄く気になる世界だった。

例えば

*ある学級では"いじめる会"なるものが発足していた。

この会は新聞を発行していた。

あいつ(クラスいじめられている男の子)と

あいつ(クラスいじめられている女の子)はデキている、

といった記事教室中に配布していた。とか、

*髪を洗わなくていじめられていた少年がいた。

かに彼の髪は油っぽかった。

誰かが彼の髪にライターで点火した。

一瞬だが鮮やかに燃えた。

といった話を聞くと、

"いじめってエンターテイメント!?"

とか思ってドキドキする。

だって細部までアイデア豊富で、何だかスプラッター映画みたいだ。

(あの『葬式ごっこ』もその一例だ)

自身学生時代傍観者で、人がいじめられるのを笑って見ていた。

短期間だがいじめられたことはあるから

いじめられっ子に感情移入する事は出来る。

でも、いじめスプラッターには、イージーヒューマニズム

ぶっ飛ばすポジティヴさを感じる。

小学校の時にコンパスの尖った方で背中を刺されたのも、

今となってはいエンターテイメントだ。

「ディティール賞」って感じだ。

どうせいじめはなくならないんだし。

去年の一二月頃、新聞テレビでは、

いじめ連鎖自殺が何度も報道されていた。

コメンテーター」とか「キャスター」とか呼ばれる人達

「頑張って下さい」とか「死ぬのだけはやめろ」とか、

無責任言葉を垂れ流していた。

嘘臭くて吐き気がした。

それに、いじめた側の人がその後どんな大人になったか

いじめられた側の人がその後どうやって

いじめを切り抜けて生き残ったのか、

これもほとんど報道されていない。

誰かこの観点いじめを取り上げないかな、と思っていたら、

昔読んだ『ロッキング・オン・ジャパン』の小山田圭吾インタビュー

思い出した。

next: anond:20210721172902

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 11

anond:20210721001544

この養護学校も、今は無いらしい。

小山田さんが話しているのは、一〇年近く前の話だから、そういうこともあっておかしくない。

では、いじめられっ子たちはその後どうしているのだろう。

僕の学校場合、同学年の奴のその後って全然付き合いの無かった奴のも含めて、

学校やめた」とか「宗教入った」とか結構情報が伝わってくるのだが、

不思議なことにいじめられっ子のその後についてはまったく情報がない。

小山田さんは知ってるだろうか。

ファーストクエスチョンアワード

中学同窓会があって。なぜか村田が来て。

久々だから、みんなで『インタビューしよう』ってなって(笑)

『おまえ、今何やってんの?』とか聞いたら、

ビートルズファンクラブ入っちゃった』とか言って(笑)

ビートルズ荻野目洋子ファンクラブに入ったとか言って、

会員証をオレとかに見せびらかして(笑)

「あのね、沢田にはね、『あれは実は演技なんだ』っていう噂が流れてて(笑)

なんか一時期『沢田をどっかで見た』っていうウワサが流れてて。

『そん時は沢田普通だった』ってね。

安部公房かなんかの本を読んでた』とかね(笑)

「もともと噂の発端がいて。一コ下にやっぱ凄い奴で、

犬川君(仮名)っていうのがいたんだけど。

そいつホントにマトモになったんですよ。

後に『あの頃の俺は俺じゃない』とか言っちゃうような(笑)

―――いるんだ、そういう人も。

「ウン。で、ちっちゃい頃に感電したとか言って、

なんか体の半分ブワ~っとケロイドみたくなっちゃってて。

手のところからブワ~っとなってて。

『オレは感電してバカになった』とか自分で言って(笑)

で、いつも学校にすげー早く来てて、校門の前にいるんですよ。

それでみんなが通学してくると、いきなり寄って来て『問題を出す』とか言って(笑)

答えられないような、すっごい難しい問題を出してくるんですよ。

ホント禅問答みたいな問題を出してくるの。

『赤と緑、どっちが黄色?』とか、そんな問題を出してくるのね。

『えー』とか言って、『何言ってんだよ』とか言ってね。

なんか適当に答えたりすると『ブ―』とか言ってね、ツバかけてくんの(笑)

うそう、スフィンクスみたいなの。で、ツバをペッ! ってかけてくんの。

俺とか先輩だから『ふざけんなよ!』とか言って、バ~ンとか蹴っ飛ばしたりするんだけど。

全然、バ~ンとかブッ倒れてもへこたれないの。

またフラフラ~ッと次の獲物に行って、『問題を出す』とか言って(笑)

ホント質問大賞はアイツなんですよ。ホント質問大賞なんですよ。」

next: anond:20210721190027

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 10

anond:20210721001359

全く、いちいち面白い人のいる学校だ。和光とは、一体どんな学校なのか?

「他だったら特殊学級にいるような子が普通クラスにいたし。私立から変わってて。

僕、小学校の時からダウン症って言葉、知ってたもん。

学校の裏に養護学校みたいなのがあるんですよ。

町田の方の田舎から、まだ畑とか残ってて。

それで、高校の時とか、休み時間にみんなで外にタバコ吸いに行ったりするじゃないですか。

で、大体みんな行く裏山があって。

タバコ吸ってたり、ボーッとしてたりなんかするとさ、

マラソンしてるんですよ、その養護学校の人が。

で、ジャージ着てさ、男は紺のジャージで、女はエンジジャージで、なんか走ってるんですよ。

で、ダウン症なんですよ。『あ、ダウン症の人が走ってんなあ』なんて言ってタバコ吸ってて。

するともう一人さ、ダウン症の人が来るんだけど、

ダウン症の人ってみんな同じ顔じゃないですか?

『あれ? さっきあの人通ったっけ?』なんて言ってさ(笑)

ちょっとデカかったりするんですよ、さっきの奴より。

次、今度はエンジの服着たダウン症の人がトットットとか走って行って、

『あれ?これ女?』とか言ったりして(笑)

最後一〇人とか、みんな同じ顔の奴が、デッカイのやらちっちゃいのやらがダァ~って走って来て。

『すっげー』なんて言っちゃって(笑)

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Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 9

anond:20210721001207

小山田の家に行く」

―――他にいじめてた人はいるんですか?

いじめっていうのとは全然違って、むしろ一緒に遊んでた奴なんだけど、朴(仮名)ってのがいて。

こいつは名前の通り朝鮮人なんだけど、朝鮮学校から転校して来たのね。

で、なんでからかわれたんだっけ……、とにかく、本当にピュアでいい奴なのね。

からんだろうけど。

あ、思い出した! これ実は根深いんだけど。

初日の授業で、発表の時にはりきって『はい』って手挙げたんだけど、

挙げ方がこんな(ウルトラマンスペシウム光線に似たポーズ)だったのね。

それで教室中大爆笑になって、それでからかわれ始めた。

でもそれは朝鮮学校の手の挙げ方だったのね」

「あと、こいつの家は親が厳しくて、門限が五時とか。

で、無理やりひきとめてサ店とか入って、食うだけ食って五時過ぎたら『じゃあ!』とか言って(笑)

「ここの親は、怒るとすぐ子供坊主にしちゃうのね。

で、朴がラジカセを買うって一万円ためてたんだけど、

ある時、ベランダに閉じ込められて、窓とか鍵閉められちゃったの。

そしたら窓ガラス蹴り破って出て来て。

先生に叱られて結局ラジカセの一万円でガラス代弁償することになったの(笑)

次の日、やっぱりこいつ坊主になってました(笑)

「で、ある日『おまえ、そんな家出ちゃえよ。ウチ泊めてやるからさ』とか半分冗談アドバイスしたら、

ホントに朝の六時に駅から電話かかってきた。

仕様が無いから迎えに行って家に置いてあげたんだけど、

こいつのバッグが着替えじゃなくて教科書で一杯でさ。夏休みなのに(笑)

しかも弟に『小山田の家に行く』って思いっきり告げてきちゃったらしくて、

結局すぐ親が迎えに来て。僕は怒られた(笑)

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Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 8

anond:20210721000715

しかしどんなタイプの奴でも行かなきゃいけないのが修学旅行だ。

この学校行事最大のイベントで、何も起こらない訳がない。

奇妙な立場

中三の時、一コ上の先輩でダブっちゃった人が下りてきたんですよ、ウチのクラスに。

で、その人が渋カジの元祖みたいな人で。

バカな先輩なんだけど。でも僕はわりと仲が良かったのね。

で、同じ班になっちゃって、そのまま修学旅行に行くことになっちゃったんですよ。

そのメンツっていうのが、村田と僕とその渋カジ(笑)

三人同じ班で。かなりすごいキャラクター(笑)

好きなもんどうしが集まったとかじゃ全然なくて(笑)たまたまそういう班だったんですけど。

そいで修学旅行とか行ったら同じ班じゃないですか。

密室だしさ……他の班の奴とかも色々来てたりしてさ。

で、ウチの班で布団バ~ッとひいちゃったりするじゃない。

するとさ、プロレス技やったりするじゃないですか。

例えばバックドロップとかって普通できないじゃないですか

だけどそいついからさ、楽勝でできんですよ。ブレンバスターとかさ(笑)

それがなんか盛り上がっちゃってて。

みんなでそいつプロレス技なんかかけちゃってて。

おもしろいように決まるから『もう一回やらして』とか言って。

それは別にいじめてる感じじゃなかったんだけど。ま、いじめてるんだけど(笑)

いちおう、そいつにお願いする形にして、『バックドロップやらして』なんて言って(笑)

"ガ~ン!"とかやってたんだけど。

で、そこになんか先輩が現れちゃって。その人はなんか勘違いしちゃってるみたいでさ、

限度知らないタイプって言うかさ。

なんか洗濯紐でグルグル縛りに入っちゃってさ。素っ裸にしてさ。

そいでなんか『オナニーしろ』とか言っちゃって。

『オマエ、誰が好きなんだ』とかさ(笑)

そいつとか正座でさ。なんかその先輩が先頭に立っちゃって。

なんかそこまで行っちゃうと僕とか引いちゃうっていうか。

だけど、そこでもまだ行けちゃってるような奴なんかもいたりして。

そうすると、僕なんか奇妙な立場なっちゃうというか。

おもしろがれる線までっていうのは、おもしろがれるんだけど。

『ここはヤバイよな』っていうラインとかっていうのが、人それぞれだと思うんだけど、

その人の場合だとかなりハードコアまで行ってて。

『オマエ、誰が好きなんだ』とか言って。『別に…』なんか言ってると、

パーン! とかひっぱたいたりとかして。

『おお、怖え~』とか思ったりして(笑)

松岡さん(仮名)が好きです』とか言って(笑)。『じゃ、オナニーしろ』とか言って。

松岡さ~ん』とか言っちゃって。かなりキツかったんだけど、それは」

以上が2人のいじめられっ子の話だ。この話をしてる部屋にいる人は、

僕もカメラマンの森さんも赤田さんも北尾さんもみんな笑っている。

残酷だけど、やっぱり笑っちゃう。まだまだ興味は尽きない。

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Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 7

anond:20210721000454

いじめ談義は、どんな青春映画よりも僕にとってリアルだった。恋愛クラブ活動けが学校じゃない。

僕の学校でも危うく死を免れている奴は結構いたはずだし、今でも全国にいるだろう。

小山田さんには、いじめられっ子の二人目、村田さん仮名)の話もしてもらった。

毒ガス攻撃

村田は、小学生の頃からいたんですよ。こいつはちょっとおかしいってのも分かってたし。

だけど違うクラスだったか接触する機会がなかったんだけど、中学に入ると、同じクラスになったから。

で、様々なな奇行をするわけですよ。

村田っていうのは、わりと境界線上にいる男で、やっぱ頭が病気おかしいんだか、ただバカなんだか、

というのが凄い分りにくい奴で、体なんかもちっちゃくて、それでこいつは沢田とは逆に癇癪が内に向かうタイプで。

いじめられたりすると、立ち向かってくるんじゃなくて、自分で頭とかを壁とかにガンガンぶつけて、

畜生畜生!』とか言って(笑)ホントマンガみたいなの。

それやられるとみんなビビッて、引いちゃうの。『あの人、やばいよ』って。」

「お風呂に入らないんですよ、こいつは(笑)

まず、臭いし、髪の毛がかゆいみたいで、コリコリコリコリ頭掻いてるんですよ。

何か髪の毛を一本一本抜いていくの。

それで、10ハゲみたくなっちゃって、そこだけポコっとハゲててルックス的に凄くて。

勉強とか全然できないし、運動とかもやっぱ、全然できないし」

段ボールの中に閉じ込めることの進化形で、掃除ロッカーの中に入れて、ふたを下にして倒すと出られないんですよ。

そいつなんかはすぐ泣くからさ、『アア~!』とか言ってガンガンガンガンかいってやるの(笑)

そうするとうるさいからさ、みんなでロッカーガンガン蹴飛ばすんですよ。

それはでも、小学校の時の実験精神が生かされてて。密室ものとして。

あと黒板消しはやっぱ必需品として。"毒ガスもの"として(笑)

村田は、別に誰にも相手にされてなかったんだけど、

いきなりガムをたくさん持ってきて、何かみんなに配りだして。

『何で、あいつ、あんなにガム持ってるんだ? 調べよう』ってことになって、

呼び出してさ、『お前、何でそんなにガム持ってるの?』って聞いたら、『買ったんだ』とか言っててさ。

三日間ぐらい、そういう凄い羽振りのいい時期があって。

そんで付いて行って、いろんなもん買わせたりして。

そんで、三日間くらいしたら、ここに青タン作って学校に来て。

『おまえ、どうしたの?』とかきいたら、『親にブン殴られた』とか言ってて(笑)

親の財布から一五万円盗んだんだって

でも何に使っていいか分かんないから、ガム買ったりとかそういうことやって(笑)

からそいつにしてみればその三日間っていうのはね、人気があった時代なんですよ。

一五万円で人が集まって来て。

かなりバカにされて、『買えよ』って言われてるだけなのに。

全然沢田なんかよりも普通に話せるしね。

普通に話とかも全然できるしね。

体がおかしいとか、障害があるような、そういうタイプでもないっぽいんですよ」

next: anond:20210721001207

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 6

anond:20210721000134

沢田の"プライマル・スクリーム"

―――休み時間は、どこに?

「僕は、休み時間は、他のクラスの奴とか仲いい奴いたから、

何かどっか外行ったり、そういう感じだったけど。

沢田は、……っていうか、こういう障害がある人とかって言うのは、

なぜか図書室にたまるんですよ。

図書室っていうのが、もう一大テーマパークって感じで(笑)

しかもウチの学年だけじゃなくて、全学年のそういう奴のなぜか、

拠り所になってて、きっと逃げ場所なんだけど、そん中での社会っていうのがまたあって。

さっき言った長谷川君っていう、超ハードコアおかしい人が、一コ上で一番凄いから、

イニシアチブを取ってね、みんなそいつのことをちょっと恐れてる。

そいつには相棒がいて。耳が聞こえないやつで、すっごい背がちっちゃいのね。

何か南米人とハーフみたいな顔をしてて、色が真っ黒で、そいつら二人でコンビなのね。

で、そいつら先輩だから、ウチの学年のそういう奴にも威張ってたりとかするの。

何かたまに、そういうのを『みんなで見に行こう』『休み時間は何やってるのか?』とか言ってさ。

そういうのを好きなのは、僕とか含めて三、四人ぐらいだったけど、

見に行ったりすると、そいつらの間で相撲流行っててさ(笑)

図書館の前に、土俵みたいなのがあって、相撲してるのね。

その長谷川君っていうのが、相撲が上手いんですよ。

凄い、足掛けてバーンとか投げる技をやったりとかすんの。素人じゃないの。

小人プロレスなんて比じゃない! って感じなんですよ、もう(笑)

で、やっぱりああいう人たちって……ああいう人たちっていう言い方もあんまりだけど……何が一番凄いかって、

スクリーミングするんですよ。

叫び声がすごくナチュラルに出てくる。『ギャーッ』とか『ワーッ』とかいう声って、

普通の人ってあんまりさないじゃないですか、

それが、もう本当に奇声なんか出てきて、すごいんです」

「その中で沢田って、その人たちからしてみれば、後輩なんだけど、体とかデカい、

でも、おとなしいタイプなのね。フランケンタイプっていうか。

だけど怒らすと怖いって感じで。で、その軍団でたまに食堂で食うんですよ。

リーダー長谷川君がラーメンとか頼むと、箸ちゃんと持てないから、

半分は口に入るんだけど、半分はお盆に落ちるのね。

そうすると、また、こうやって(お盆に口をつける)食ったりしてるの。

その中で一回、ケンカなっちゃったの、食堂で。

沢田に対して長谷川が何かをやったかなんかで、沢田あんまり切れないんだけど、

久々に切れて、お茶があるじゃない、それをかけちゃったんですよ」

―――学校って図書室とか用務員室とか、もの凄いはっきりとした"場所"がありますよね。

理科室とか、体育倉庫とか。何かが起こりやすい。

太鼓クラブとかは、もうそうだったのね。体育倉庫みたいなところでやってたの、クラブ自体が。

から、いろんなものが置いてあるんですよ、使えるものが。

からマットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、

そんなことやってたし、跳び箱の中に入れたりとか。

小道具には事欠かなくて、マットの上からジャンピング・ニーバットやったりとかさー。

あれはヤバイよね、きっとね(笑)

next: anond:20210721000715

Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 5

anond:20210720235857

石川さゆり VS ジザメリ

学校で透明な下敷きに好きなの入れるのって流行るじゃないですか。

僕とかも入れてたんだけど、それ見て真似したのか何なのか、

ある日透明な下敷きを沢田が買ってきたんですよ。

それで、『あの下敷きに何が入るのか?』って僕はかなり注目してたの。

で、シャレでも何でもなくて、ホント石川さゆり写真が入ってたんですよ。

それで『何、お前、石川さゆり好きなの?』って聞いたら『ウン』って言ってるの。

ちょっとお母さんの『週刊女性』とかそういうのから切り取ったような。

石川さゆりが出てる本なんて持ってないよね、高校生(笑)

かなりタイプだったみたいで」

―――ちなみに、同時期に小山田さんは下敷きに何を入れてたんですか?

「何だ……ジーザスメリーチェーンとか」

―――(笑)

「こいつ、高校ぐらいになると、ちょっと性に目覚めちゃうんですよ、それがまた凄くてね、

朝の電車とかで、他の学校女子高生とかと一緒になったりするじゃん、

そうすると、もう反応が直だからさ、いきなり足に抱きついちゃったりとかさ。

あと、沢田じゃないんだけど、一個上の先輩で……そいつはもう超狂ってた奴だったんだけど…長谷川君(仮名)という人がいて、

そいつとかもう、電車の中でオナニーとか平気でするのね、ズボンとか脱いで、もうビンビンに立ってて(笑)

いつも指を三本くわえてて、目がここ(右の黒目)とここ(左の黒目)が凄く離れてて、

かなりキてる人で、中学だけで高校は行けなかったんだけど。

沢田は、そこまではいかなかったけど、反応は直だから

沢田はね、あと、何だろう……"沢田ちょっといい話"は結構あるんですけど……超鼻詰まってんですよ。

小学校の時は垂れ放題で、中学の時も垂れ放題で、

高校の時からポケットティッシュを持ち歩くようになって。

進化して、鼻ふいたりするようになって(笑)

『おっ、こいつ、何かちょっとチケットも気にし出したな』って僕はちょっと喜んでたんだけど、

ポケットティッシュってすぐなくなっちゃうから、五・六時間目とかになると垂れ放題だけどね。

で、それを何か僕は、隣の席でいつも気になってて。

で、購買部で箱のティッシュが売っていて、僕は箱のティッシュ沢田プレゼントしたという(笑)

ちょっといい話でしょ?しかも、ちゃんビニールひもを箱に付けて、首に掛けられるようにして、

首に掛けとけ』って言って、箱に沢田って書いておきましたよ(笑)

それ以来沢田ティッシュ首に掛けて、いつも鼻かむようになったという。

それで五・六時間目まで持つようになった。

かなり強力になったんだけど、そしたら沢田、僕がプレゼントした後、自分で箱のティッシュを買うようになって」

「でも別に、仲いいって言ってもさ、休みの日とか一緒に遊んだりとか、

そういうことは絶対なかったし、休み時間とかも、一緒に遊んだりっていうのは、絶対なかったんだけど」

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