はてなキーワード: ゲストとは
ふらっと見たロボとーちゃんが期待より面白かったからまだたくさんあるしなんか見たい。
見たことある作品とか書いとくので暇ならおすすめ映画あげてくれい。
大人向けのわかりやすいパロディとコピー人格にありがちな葛藤がほぼなくとーちゃんに対しても終始自分がとーちゃんだと張り合ってたロボとーちゃん、しんちゃんとみさえの対比とかがよかった。
ホラーとコメディのバランス、同居感がすごい好き。世代で録画してたから一番見てて好きな映画。
ラストバトルのぼんやりとした記憶しかないけどオカマが好きだった気がする。
パラダイスキングと猿のキャラクター、格闘シーンがとてもよかった。
あと小桜エツ子が好きなのでミミ子くんが出ると加点です。
大人がいなくなったときの子供だけの無政府状態感とひろしの無声演出?が好き。
タイムスリップと戦国時代は好きだけどしんちゃんで見たい話じゃなかったな。
ストーリーにヤキニクロード関係ないなこれ…ってずっと気になって終始ノれなかった。
並べると思い出補正っぽいけどリアタイはたしかヘンダーとオトナ帝国ぐらいか。
雲黒斎とブタのヒヅメはよく話題にあがるから見ようと思いつつずるずる見ないままに…
カスカベボーイズは当時かすかべ防衛隊がメインっぽいから避けてて、あとのタイトルはキービジュアルもわからない状態だな。
悩んでることは一緒なんだけど「こんな賢いのにそんなことにまだ結論つけられないの?」と思ってその人のことが少し嫌いになってしまった
そんな年にもなって結論が付けられないのもなんだかな
子宮内膜症で毎月症状が重く、ずっと低容量ピルで出血量抑えるのを試してたけど全然効果がなくて
ジエノゲストというホルモン剤に切り替えて今年の春先には手術を受けた
そして今も再発防止のために飲み続けているがとにかく副作用がつらい
医師に更年期症状のようなものが出る人もいますと言われたが本当にそうで
仕事に集中できなくてボヤーっとしたり、仕事したいのに何も進められなくてソワソワしたり
毎日どこかしら常に体調悪い感じで仕事のスピードや精度がガタ落ちした
気を抜くと前の職場に居た迷惑なお局みたいになりそうなのでずーっと気を張って自制心で抑えているが
でも年齢とか他の持病と照らし合わせて効くのがこれしか無さそう
こういう話するとお姉さま方が「あなたも妊娠するといいよ〜☆」と言ってくるし、まぁ医師にも実際言われたけど
個人的な運用の問題でもあるが、ホッテントリが更新された時に差分だけ見たいのですべて既読にする運用を続けていた。
しかし、最近の更新で既読になる条件が "記事をタップして開いたら" から "記事の読み込みが終わったら" に変更された。
ゲスト時に既読にしない機能を入れた際になぜか紛れ込んできた変更だ。
これによって、広告などが詰まって読み込みが中々終わらない記事等の場合、既読になるまで数秒から十数秒かかるケースが出てくるようになった。
最初は複数端末間で既読状態を管理するためにはてなに通信して既読状態をオンラインで管理するようになったのか、と思ったのだが、
多端末で確認したところそんなことは無いようで、何故こんな仕様にしたのか理解に苦しんでいる。
問い合わせもこういう仕様だと一点張りで説明が一切出てこない。
以前の開いた時点を起点に既読にするように戻してくれ。
ネットで拡散している「ぐるぐる巻きにしてうんこ食わせた」という部分は
クイックジャパン記事で書かれている村田くん(仮名)との修学旅行についてのことなんだろうな(増田では7と8のページ)
『Quick Japan』95年3号 「いじめ紀行 第1回ゲスト 小山田圭吾の巻」 8
https://anond.hatelabo.jp/20210721001207
クイックジャパンでどう書かれているかというと、修学旅行でなぜか小山田、村田くん(障害児)、留年した怖い先輩の3人で班を組まされ、宿舎で村田くん相手にプロレスごっこをして(小山田の立場で)じゃれていると、先輩が入ってきて村田くんをぐるぐる巻きにして好きな女子の名前を言わせながらオナニーさせたからドン引きしてしまった(笑)とある。小山田本人の行為ではない。ウンコ食わせたという事実があるのなら、それをやったのも先輩なんだろう。
障害児童との修学旅行といえば↓の話が思い出されるが、はてな民はこれと自分の感想比較してくれ。教室から障害児童を排除すべきか、排除するなら子供はどこで障害者と接して多様性を持つことができるようになるのか。生活の場で接しなければ障害者はテレビの画面越しで見る架空の生き物と同じだしね。
[B! 教育] 泡盛とらこ(心ない介護職員) on Twitter: "中学生の子ども(女子)が、 修学旅行をキャンセルしました。 実行委員長兼班長でしたので、 田舎の中学では前代未聞の事態。 私も何度も担任と話し合いました。 キャンセルの理由は、 「まったく交流のない障害学級の男子(保護者意向で診断… https://t.co/QegfQmAhbh"
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/torakoawamori/status/1411113159046270980
(村田くんをロッカーに閉じ込めてガンガン蹴ったり、日常のイジメ行為もクイックジャパンで告白されている)
小山田はもう1人の障害児の沢田くん(仮名)については良い思い出のように語っており会いたいとも答えているが、村田くんとはそうではないと言っている。
もう1人、朝鮮人の生徒をからかっていたとネットで拡散あるが、クイックジャパン記事では「家出したならうちに泊まりに来い」と小山田が誘って実際に泊めてあげており、いい思い出としか書かれていない。
今回僕が見た限りでは、いじめられてた人のその後には、
救いが無かった。
でも僕は、救いがないのも含めてエンターテイメントだと思っている。
それが本当のポジティヴってことだと思うのだ。
という趣の発言をしていた。
これを僕は、"ネガティヴなことも連れて行かないと、
ということだと解釈している。
でも、いや、だからこそ、
「卒業式の日に、
そんな別に沢田にサヨナラの挨拶をする奴なんていないんだけどさ。
僕は一応付き合いが長かったから、
『おまえ、どうすんの?』とか言ったらなんか
でも『なりたい』とか言って。
『へー』とかって言ってたんだけど。
高校生の時に、いい話なんですけど。
でも、やってないんですねえ」
―――沢田さんが「仲良かった」って言ってたのが、すごい救いっていう……
「ウン、よかったねえ」
―――よかったですよね。
そういう人の中でも僕好みのキャラなんですよね。
なんか、母ちゃんにチクったり、
わりとそういう特技なんかも持ってるっていう(笑)。
『レインマン』みたいな。
あの頃『レインマン』なんかなかったけどさ、
とか思うようなこともやるしさ。
―――"演技だった"っていう噂も、流れておかしくない……。
『やっと帰ったわ』とか言って、
そうかもしれないって思わせる何かを持ってたしね。
それで、たまに飽きてきた頃にさ、
なんかこう一個エピソードを残してくれるっていうかさ。
その人選からしてなんか、ねえ」
―――天然……。
「天然……。ホント『天然』って感じの」
「聴かしたいなあ(笑)。
どういう反応をするんだろうなあ(笑)。
ま、別に大した反応はしないですよ、多分。
―――街で会っちゃったりしたら、声はかけますか?
「はーん……分かるかな?」
「覚えてるかな?」
―――ええ。すっごい覚えてると思うな、僕の会った感触では。
「そうですね……。
でも結局一緒のような気もするんだけどね。
『結局のところどうよ?』ってとこまでは聞いてないから。
聞いても答えは出ないだろうし。
でも、いっつも僕はその答えを期待してたの。
『実はさあ……』って言ってくれるのを期待してたんですよね、
―――……ところで、小山田さんはいじめられたことってないんですか。
学校に限らず。
「はー。多分、僕が気付かなかったっていうだけじゃなく、
なかったと思うんですよ。
最後に、小山田さんが対談するなら一番会いたいと言っていた、沢田さんのことを伝えた。
「重いわ。ショック」
―――だから、小山田さんと対談してもらって、当時の会話がもし戻ったら、すっごい美しい対談っていうか……。
「いや~(笑)。
でも俺ちょっと怖いな、そういうの聞くと。
でも…そんなんなっちゃったんだ……」
―――沢田さんに何か言うとしたら……
「でも、しゃべるほうじゃなかったんですよ。
聞いた事には答えるけど」
―――他の生徒より聞いてた方なんですよね? 小山田さんは。
ファンっていうか、アレなんだけど。
どっちかっていうとね、やっぱ気になるっていうかさ。
で、だから色々試したりしてたけどね。
みたいなことが気になったから。
なんかそういうことを色々と知りたかった感じで。
で、いろいろ聞いたんだけど、
なんかちゃんとした答えが返ってこないんですよね」
―――どんな答えを?
「『病気なんだ』とかね」
―――言ってたんだ。
「ウン。……とか、あといろんな噂があって。
『なんでアイツがバカか?』っていう事に関して。
子供の時に、なんか日の当たらない部屋にずっといた、とか。
あとなんか『お母さんの薬がなんか』とか。
そんなんじゃないと思うけど(笑)」
―――今会ったとすれば?
「だから結局、その深いとこまでは聞けなかったし。
聞けなかったっていうのは、
なんか悪くて聞けなかったっていうよりも、
僕がそこまで聞くまでの興味がなかったのかもしれないし。
そこまでの好奇心がなかったのかも。
かなりの好奇心は持ってたんだけど。
今とかだったら絶対そこまで突っ込むと思うんだけど。
その頃の感じだと、学校での生活の一要素っていう感じだったから。
個人的に興味があったっていうか」
小山田さんは「そこまでして記事が形にならないのは……」と言ってくれ、
ライターの僕のために、レコーディングに入っていたにもかかわらず、
二度目の取材に応じてくれた。
「でもパチンコ屋の店員って、すっげー合ってるような気がするな。
いわゆる……根本(敬)さんで言う『いい顔のオヤジ』みたいなのに絶対なるタイプって言うかさ」
―――もし対談できてたら、何話してますか?
でも分かんないけど、今とか会っても、
なんか分かんないけど。
『今何やってんの?』みたいな(笑)。
『玉拾ってんの?』とか(笑)。
きっと、そうなっちゃうとおもうんだけど」
―――やっぱ、できることなら会わないで済ましたい?
沢田に会いたいな、僕」
―――特に顔も会わせたくないっていう人は、いない訳ですね?
「どうなんだろうなあ? これって、僕って、いじめてる方なのかなあ?」
確かにヒドイことはしたし」
―――やましいかどうかっていう結論は、自分の中では出てない?
「うーん……。でも、みんなこんな感じなのかもしれないな、
なんて思うしね。いじめてる人って。
僕なんか、全然、こう悪びれずに話しちゃったりするもんねえ」
―――ええ。僕も聞きながら笑ってるし。
『俺ら殺されるわ』とか言って。
ホントにいなくなったっていうのは、僕も誰かから聞いてたんですよ。
誰も連絡とれなくなっちゃったって。
だから噂が流れて」
―――いま会ったら、何話します?
とりあえず『ごめんなさい』って。
でもそんな朴とか、一緒に遊んでたからな。
あやまるっていう程でもないかな」
●4月6日
聞けば、村田さんは、現在はパチンコ屋の住込み店員をやっているという。
でも、親子で話し合って解決していって。
小山田君も元気でやってるみたいだし」
電話だけだとラチが開かないので、アポなしでの最寄り駅から電話。
「今近くまで来てるんですが……」
お母さんによれば"学習障害"だという。
社会復帰はしていない。
小山田君とは、仲良くやってたと思ってましたけど」
―――対談してもらえませんか?
「(沈黙……お母さんの方を見る)」
―――……小山田さんとは、仲良かったですか?
「ウン」
●5月1日
手紙も『宛て所に尋ねあたりません』で戻って来た。
あのグループの一員だ。
ヤバい目つきの人だなあとは思っていたが。
それも結構笑いながら。
他人事とは思えなかった。
盛り上がる。私立って、独特の歪み方をする。
小山田さんは、「今考えるとほんとヒドかった。
だったら、ホントに再会したらどうなるだろう。
いじめっ子は本当に謝るのか?
ドキドキしてきた。
対談してもらおう!
最終的にはいじめられてた人の家の中まで入った。
しかし結局この対談は実現せず、小山田さんへの個人インタビューとなった。
以下、この対談の準備から失敗までを報告する。
いじめ対談のことを話す。
――まず、いじめられっ子を探すことにする。
「昔、いじめっ子だったんですよね」
という訳にもいくまい。
とりあえず『月刊ブラシ』を手渡す。
「ミニコミ作ってるんで読んでください」
「あ、ありがとう」
この間、約二秒。
ちなみに僕は普段いつも自分のミニコミを持ち歩いている訳ではなく、
この日持ってたのは本当に偶然だった。
「学年を超えて有名」だったとか。
対談依頼の手紙を書く。
住所を頼りに昔いじめられてた人の家に行く、
この時の気分はうまく説明できない。
よくよく西河原さんと話してみると、
(前出のように)ハードにいじめられてたのは別の人ではないか」
とのこと。
じゃあ、本当にいじめられてたのは誰なんだ?
とのこと。
事前に手紙は送っているが、反応はよくない。
当たり前か。
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追記:はてなブログにも同じものを投稿しました。こちらのほうが読みやすいかもしれません。
https://bibokj.hatenablog.com/
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インタビュー中心の雑誌で、二二の時に創刊して、もう二年が過ぎた。
五年間顔を合わせたことのない隣人、
今は閃いたことを全部やるようにしている。
インタビューをしてると、
関係ないけど「スティービー・ワンダーは必ず綺麗な女を選ぶ」とか
そんなエピソードも大好きだ。
そんな僕にとって、"いじめ"って、昔から凄く気になる世界だった。
例えば
この会は新聞を発行していた。
確かに彼の髪は油っぽかった。
誰かが彼の髪にライターで点火した。
といった話を聞くと、
とか思ってドキドキする。
だって細部までアイデア豊富で、何だかスプラッター映画みたいだ。
僕自身は学生時代は傍観者で、人がいじめられるのを笑って見ていた。
ぶっ飛ばすポジティヴさを感じる。
「ディティール賞」って感じだ。
どうせいじめはなくならないんだし。
「頑張って下さい」とか「死ぬのだけはやめろ」とか、
嘘臭くて吐き気がした。
いじめられた側の人がその後どうやって
いじめを切り抜けて生き残ったのか、
昔読んだ『ロッキング・オン・ジャパン』の小山田圭吾インタビューを
思い出した。
この養護学校も、今は無いらしい。
小山田さんが話しているのは、一〇年近く前の話だから、そういうこともあっておかしくない。
では、いじめられっ子たちはその後どうしているのだろう。
僕の学校の場合、同学年の奴のその後って全然付き合いの無かった奴のも含めて、
「学校やめた」とか「宗教入った」とか結構情報が伝わってくるのだが、
不思議なことにいじめられっ子のその後についてはまったく情報がない。
小山田さんは知ってるだろうか。
久々だから、みんなで『インタビューしよう』ってなって(笑)。
『おまえ、今何やってんの?』とか聞いたら、
「あのね、沢田にはね、『あれは実は演技なんだ』っていう噂が流れてて(笑)。
なんか一時期『沢田をどっかで見た』っていうウワサが流れてて。
「もともと噂の発端がいて。一コ下にやっぱ凄い奴で、
―――いるんだ、そういう人も。
「ウン。で、ちっちゃい頃に感電したとか言って、
手のところからブワ~っとなってて。
で、いつも学校にすげー早く来てて、校門の前にいるんですよ。
それでみんなが通学してくると、いきなり寄って来て『問題を出す』とか言って(笑)。
答えられないような、すっごい難しい問題を出してくるんですよ。
『赤と緑、どっちが黄色?』とか、そんな問題を出してくるのね。
『えー』とか言って、『何言ってんだよ』とか言ってね。
なんか適当に答えたりすると『ブ―』とか言ってね、ツバかけてくんの(笑)。
そうそう、スフィンクスみたいなの。で、ツバをペッ! ってかけてくんの。
俺とか先輩だから『ふざけんなよ!』とか言って、バ~ンとか蹴っ飛ばしたりするんだけど。
全然、バ~ンとかブッ倒れてもへこたれないの。
またフラフラ~ッと次の獲物に行って、『問題を出す』とか言って(笑)」
全く、いちいち面白い人のいる学校だ。和光とは、一体どんな学校なのか?
「他だったら特殊学級にいるような子が普通クラスにいたし。私立だから変わってて。
それで、高校の時とか、休み時間にみんなで外にタバコ吸いに行ったりするじゃないですか。
で、大体みんな行く裏山があって。
タバコ吸ってたり、ボーッとしてたりなんかするとさ、
で、ジャージ着てさ、男は紺のジャージで、女はエンジのジャージで、なんか走ってるんですよ。
で、ダウン症なんですよ。『あ、ダウン症の人が走ってんなあ』なんて言ってタバコ吸ってて。
するともう一人さ、ダウン症の人が来るんだけど、
ダウン症の人ってみんな同じ顔じゃないですか?
『あれ? さっきあの人通ったっけ?』なんて言ってさ(笑)。
次、今度はエンジの服着たダウン症の人がトットットとか走って行って、
『あれ?これ女?』とか言ったりして(笑)。
最後一〇人とか、みんな同じ顔の奴が、デッカイのやらちっちゃいのやらがダァ~って走って来て。
『すっげー』なんて言っちゃって(笑)」
「いじめっていうのとは全然違って、むしろ一緒に遊んでた奴なんだけど、朴(仮名)ってのがいて。
こいつは名前の通り朝鮮人なんだけど、朝鮮学校から転校して来たのね。
で、なんでからかわれたんだっけ……、とにかく、本当にピュアでいい奴なのね。
だからんだろうけど。
あ、思い出した! これ実は根深いんだけど。
初日の授業で、発表の時にはりきって『はい』って手挙げたんだけど、
挙げ方がこんな(ウルトラマンのスペシウム光線に似たポーズ)だったのね。
でもそれは朝鮮学校の手の挙げ方だったのね」
「あと、こいつの家は親が厳しくて、門限が五時とか。
で、無理やりひきとめてサ店とか入って、食うだけ食って五時過ぎたら『じゃあ!』とか言って(笑)」
で、朴がラジカセを買うって一万円ためてたんだけど、
ある時、ベランダに閉じ込められて、窓とか鍵閉められちゃったの。
そしたら窓ガラス蹴り破って出て来て。
先生に叱られて結局ラジカセの一万円でガラス代弁償することになったの(笑)。
「で、ある日『おまえ、そんな家出ちゃえよ。ウチ泊めてやるからさ』とか半分冗談でアドバイスしたら、
こいつのバッグが着替えじゃなくて教科書で一杯でさ。夏休みなのに(笑)。
しかも弟に『小山田の家に行く』って思いっきり告げてきちゃったらしくて、
結局すぐ親が迎えに来て。僕は怒られた(笑)」
しかしどんなタイプの奴でも行かなきゃいけないのが修学旅行だ。
「中三の時、一コ上の先輩でダブっちゃった人が下りてきたんですよ、ウチのクラスに。
で、その人が渋カジの元祖みたいな人で。
バカな先輩なんだけど。でも僕はわりと仲が良かったのね。
で、同じ班になっちゃって、そのまま修学旅行に行くことになっちゃったんですよ。
好きなもんどうしが集まったとかじゃ全然なくて(笑)、たまたまそういう班だったんですけど。
そいで修学旅行とか行ったら同じ班じゃないですか。
密室だしさ……他の班の奴とかも色々来てたりしてさ。
で、ウチの班で布団バ~ッとひいちゃったりするじゃない。
するとさ、プロレス技やったりするじゃないですか。
だけどそいつ軽いからさ、楽勝でできんですよ。ブレンバスターとかさ(笑)。
それがなんか盛り上がっちゃってて。
それは別にいじめてる感じじゃなかったんだけど。ま、いじめてるんだけど(笑)。
いちおう、そいつにお願いする形にして、『バックドロップやらして』なんて言って(笑)、
"ガ~ン!"とかやってたんだけど。
で、そこになんか先輩が現れちゃって。その人はなんか勘違いしちゃってるみたいでさ、
限度知らないタイプって言うかさ。
なんか洗濯紐でグルグル縛りに入っちゃってさ。素っ裸にしてさ。
『オマエ、誰が好きなんだ』とかさ(笑)。
だけど、そこでもまだ行けちゃってるような奴なんかもいたりして。
『ここはヤバイよな』っていうラインとかっていうのが、人それぞれだと思うんだけど、
『オマエ、誰が好きなんだ』とか言って。『別に…』なんか言ってると、
パーン! とかひっぱたいたりとかして。
『おお、怖え~』とか思ったりして(笑)。
『松岡さん(仮名)が好きです』とか言って(笑)。『じゃ、オナニーしろ』とか言って。
『松岡さ~ん』とか言っちゃって。かなりキツかったんだけど、それは」
以上が2人のいじめられっ子の話だ。この話をしてる部屋にいる人は、
いじめ談義は、どんな青春映画よりも僕にとってリアルだった。恋愛とクラブ活動だけが学校じゃない。
僕の学校でも危うく死を免れている奴は結構いたはずだし、今でも全国にいるだろう。
小山田さんには、いじめられっ子の二人目、村田さん(仮名)の話もしてもらった。
「村田は、小学生の頃からいたんですよ。こいつはちょっとおかしいってのも分かってたし。
だけど違うクラスだったから接触する機会がなかったんだけど、中学に入ると、同じクラスになったから。
で、様々なな奇行をするわけですよ。
村田っていうのは、わりと境界線上にいる男で、やっぱ頭が病気でおかしいんだか、ただバカなんだか、
というのが凄い分りにくい奴で、体なんかもちっちゃくて、それでこいつは沢田とは逆に癇癪が内に向かうタイプで。
いじめられたりすると、立ち向かってくるんじゃなくて、自分で頭とかを壁とかにガンガンぶつけて、
『畜生、畜生!』とか言って(笑)、ホントにマンガみたいなの。
それやられるとみんなビビッて、引いちゃうの。『あの人、やばいよ』って。」
まず、臭いし、髪の毛がかゆいみたいで、コリコリコリコリ頭掻いてるんですよ。
何か髪の毛を一本一本抜いていくの。
それで、10円ハゲみたくなっちゃって、そこだけポコっとハゲててルックス的に凄くて。
「段ボールの中に閉じ込めることの進化形で、掃除ロッカーの中に入れて、ふたを下にして倒すと出られないんですよ。
そいつなんかはすぐ泣くからさ、『アア~!』とか言ってガンガンガンガンとかいってやるの(笑)。
そうするとうるさいからさ、みんなでロッカーをガンガン蹴飛ばすんですよ。
それはでも、小学校の時の実験精神が生かされてて。密室ものとして。
あと黒板消しはやっぱ必需品として。"毒ガスもの"として(笑)」
いきなりガムをたくさん持ってきて、何かみんなに配りだして。
『何で、あいつ、あんなにガム持ってるんだ? 調べよう』ってことになって、
呼び出してさ、『お前、何でそんなにガム持ってるの?』って聞いたら、『買ったんだ』とか言っててさ。
三日間ぐらい、そういう凄い羽振りのいい時期があって。
そんで付いて行って、いろんなもん買わせたりして。
『おまえ、どうしたの?』とかきいたら、『親にブン殴られた』とか言ってて(笑)。
でも何に使っていいか分かんないから、ガム買ったりとかそういうことやって(笑)。
だから、そいつにしてみればその三日間っていうのはね、人気があった時代なんですよ。
一五万円で人が集まって来て。
かなりバカにされて、『買えよ』って言われてるだけなのに。
何かどっか外行ったり、そういう感じだったけど。
沢田は、……っていうか、こういう障害がある人とかって言うのは、
しかもウチの学年だけじゃなくて、全学年のそういう奴のなぜか、
拠り所になってて、きっと逃げ場所なんだけど、そん中での社会っていうのがまたあって。
さっき言った長谷川君っていう、超ハードコアなおかしい人が、一コ上で一番凄いから、
イニシアチブを取ってね、みんなそいつのことをちょっと恐れてる。
そいつには相棒がいて。耳が聞こえないやつで、すっごい背がちっちゃいのね。
何か南米人とハーフみたいな顔をしてて、色が真っ黒で、そいつら二人でコンビなのね。
で、そいつら先輩だから、ウチの学年のそういう奴にも威張ってたりとかするの。
何かたまに、そういうのを『みんなで見に行こう』『休み時間は何やってるのか?』とか言ってさ。
そういうのを好きなのは、僕とか含めて三、四人ぐらいだったけど、
見に行ったりすると、そいつらの間で相撲が流行っててさ(笑)。
凄い、足掛けてバーンとか投げる技をやったりとかすんの。素人じゃないの。
小人プロレスなんて比じゃない! って感じなんですよ、もう(笑)。
で、やっぱりああいう人たちって……ああいう人たちっていう言い方もあんまりだけど……何が一番凄いかって、
スクリーミングするんですよ。
叫び声がすごくナチュラルに出てくる。『ギャーッ』とか『ワーッ』とかいう声って、
それが、もう本当に奇声なんか出てきて、すごいんです」
「その中で沢田って、その人たちからしてみれば、後輩なんだけど、体とかデカい、
でも、おとなしいタイプなのね。フランケン・タイプっていうか。
だけど怒らすと怖いって感じで。で、その軍団でたまに食堂で食うんですよ。
リーダーの長谷川君がラーメンとか頼むと、箸ちゃんと持てないから、
半分は口に入るんだけど、半分はお盆に落ちるのね。
そうすると、また、こうやって(お盆に口をつける)食ったりしてるの。
沢田に対して長谷川が何かをやったかなんかで、沢田があんまり切れないんだけど、
久々に切れて、お茶があるじゃない、それをかけちゃったんですよ」
―――学校って図書室とか用務員室とか、もの凄いはっきりとした"場所"がありますよね。
「太鼓クラブとかは、もうそうだったのね。体育倉庫みたいなところでやってたの、クラブ自体が。
だから、マットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、
そんなことやってたし、跳び箱の中に入れたりとか。
「学校で透明な下敷きに好きなの入れるのって流行るじゃないですか。
僕とかも入れてたんだけど、それ見て真似したのか何なのか、
ある日透明な下敷きを沢田が買ってきたんですよ。
それで、『あの下敷きに何が入るのか?』って僕はかなり注目してたの。
で、シャレでも何でもなくて、ホントに石川さゆりの写真が入ってたんですよ。
それで『何、お前、石川さゆり好きなの?』って聞いたら『ウン』って言ってるの。
ちょっとお母さんの『週刊女性』とかそういうのから切り取ったような。
かなりタイプだったみたいで」
―――ちなみに、同時期に小山田さんは下敷きに何を入れてたんですか?
―――(笑)。
「こいつ、高校ぐらいになると、ちょっと性に目覚めちゃうんですよ、それがまた凄くてね、
朝の電車とかで、他の学校の女子高生とかと一緒になったりするじゃん、
そうすると、もう反応が直だからさ、いきなり足に抱きついちゃったりとかさ。
あと、沢田じゃないんだけど、一個上の先輩で……そいつはもう超狂ってた奴だったんだけど……長谷川君(仮名)という人がいて、
そいつとかもう、電車の中でオナニーとか平気でするのね、ズボンとか脱いで、もうビンビンに立ってて(笑)。
いつも指を三本くわえてて、目がここ(右の黒目)とここ(左の黒目)が凄く離れてて、
「沢田はね、あと、何だろう……"沢田、ちょっといい話"は結構あるんですけど……超鼻詰まってんですよ。
『おっ、こいつ、何かちょっとエチケットも気にし出したな』って僕はちょっと喜んでたんだけど、
ポケットティッシュってすぐなくなっちゃうから、五・六時間目とかになると垂れ放題だけどね。
で、それを何か僕は、隣の席でいつも気になってて。
で、購買部で箱のティッシュが売っていて、僕は箱のティッシュを沢田にプレゼントしたという(笑)。
ちょっといい話でしょ?しかも、ちゃんとビニールひもを箱に付けて、首に掛けられるようにして、
『首に掛けとけ』って言って、箱に沢田って書いておきましたよ(笑)。
それ以来沢田はティッシュを首に掛けて、いつも鼻かむようになったという。
それで五・六時間目まで持つようになった。
かなり強力になったんだけど、そしたら沢田、僕がプレゼントした後、自分で箱のティッシュを買うようになって」
「でも別に、仲いいって言ってもさ、休みの日とか一緒に遊んだりとか、