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はてなキーワード: このミスとは

2016-06-18

ブログ飯を始めて3日以内に誰がカモか分からなければ、お前がカモになるんだよ!」

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%8A%E5%89%8D%E3%81%8C%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%88!:title]

「あびゃあああ、誰かだまして小金稼ぎたい。助けてイケハヤ!」「お前がカモになるんだよ!」

「おぎゃあああ、就職せずにブログだけで食っていきたい。助けてやぎろぐ!」「お前がカモになるんだよ!」

少し考えてみてほかの人が、誰からどうやってお金をもらっているのかがわからない場合お前がカモになるんだよ!

ミスターマーケット寓話」がありますこのミスターマーケット毎日市場に現れて値付けをします。あなたは彼の付けた価格で彼の株を買うか、自分の持ち株を売るか決めなければなりません。

しかし、ミスターマーケット感情的問題を抱えています。大した理由もないのに、やたら上機嫌になったり、反対に絶望的な気分になったりする人物です。株の値付けにもそれが反映され、気分によって非常に高い値段を付けたり、その逆もしてしまうのです。

「こうした状況では、彼が躁うつ病のような態度をみせればみせるほど、あなたにとっては好都合です。だが、もし彼の術中に落ちてしまえば、悲惨な目に遭うでしょう。ミスターマーケットよりはるか企業価値評価にたけているという自信があなたにないのなら、真の意味ゲームに参加しているとは言えないでしょう。『30分以上ゲームに参加して誰がカモか分からなければ、あなたがカモなのだポーカーで言うように」

2016-05-30

腐った大企業にある、自分部署仕事はするが他部署仕事自分に関わる話でも協力しないってあれ

あい行為自分の首を絞めて、企業全体を傾くレベルにする大ミスにするって気がついてるのだろうか。

下っ端社員が一人、このミスやべえよって叫んでも、外から批判されなきゃ、顧客からの重クレームがなきゃ、

業務ルールにないからどうでもいいって姿勢なんだよな。

 

そのミスというか怠慢で顧客不利益になってるのに、どうしてのんきな顔してられるのかなあ。

2016-04-01

春だよ!2016春アニメで迷ったらこれを見ろ!

本命

甲鉄城のカバネリ進撃の巨人作ったスタッフアニメWIT STUDIO監督デスノ進撃の荒木哲郎音楽澤野。キャラデザ古いというがクセがあるが味があっていい。美樹本晴彦キャラデザなのでトップとかマクロスっぽい感じ。懸念材料ギルティクラウンみたいになること。作画すごい演出すごい音楽すごい演技すごい、でも肝心の脚本だめだめ。そうならないように期待してます!!

ジョーカーゲーム→IG。PVみたらもう見るしかない。原作評価高いし、このミスで二位入賞吉川英治文学新人賞原作買ったんでアニメ始まる前に読んでおくかな。実写映画にもなってるらしいけど、実写は評判悪い。PVみると音楽川井憲次っての見なくても分かる感じのテンションあがる音楽!!血が滾る!!戦中のスパイ養成の話なのかな?スパイ心理面を描いているとか。原作よし、作画よし、音楽よし、大本命!!

僕のヒーローアカデミア評価高いよね原作。とりあえず。アニメ化いね長崎健司監督戦闘描写期待できるらしいよ。

ジョジョ→まあ。鉄板

マクロス!!→マクロスはFしかてへんのやけど、一応見ときます菅野よう子なんでいないんや。。シリーズ初っぽいね菅野さんいないの。


■期待

迷家 マヨイガ水島努監督岡田麿里脚本!とりあえず。

re:ゼロから始める異世界生活→割とブログ界隈じゃ評価高い、面白いかはしらん、ただのなろうの異世界系とは違う一歩進んだ話だとか、まあ、作画気合い入ってるしね、監督は元京アニなのかな?

クロムクロ岡村天斎監督PAワークス。ロボきたーー!!PAでロボって初じゃないですか?そういえば京アニフルメタでロボやってから全然やってへんなあ。ああ、先行上映じゃ評判良かったみたいよ。

キズナイーバーTRIGGER岡田麿里脚本

くまみこギャグアニメやな、正直原作面白いぞ、しまむらで服買ってるひとも、しまむらプークスクスだっせーって思う人も必見!!

坂本ですが?ギャグ。この漫画がスゴイ!でよく見ますね。

ふらいんぐうぃっち魔女のほのぼのらしい、、原作評価結構いいので試しに。

文豪ストレイドッグス→めちゃくちゃPVでは期待MAXな感じだが、amazon評価低い。ブロガー界隈でも評価低いというか、読んでる人少ない。まあ、何話か見てみるかなあと。今期面白そうなの多いからどうしようかな。。

ばくおん!!→まあ、バイク好きなんで。とりまぶるんぶるん!!


■どうなる!?

エンドライド音楽田中公平キャラ原案和月、るろけんの作者な。なぜ。。ん?萩原一至??バ、バスタードの作者やんけ!!

バハムート二期→どうなるんですかね。。スタッフいなくなったらしいが。

ぼのぼの声優変わってるやんけ!!

逆転裁判→たぶんこれあかんわ。

コンクリートボルティオ二クール目→虚淵玄さん、辻真先さん、中島かずき脚本参加!!

うしおととら三期


http://anond.hatelabo.jp/20151220233500

ちなみに冬も似たようなこと書いたんだけど、全話必ず見る枠の5個のうち2個しか見てねえ。すまんな。僕街と荒野荒野は途中で見なくなってもよかったかな。

とりあえず全部見る枠も4/9しか残ってない。ハルチカ、グリムガル赤髪落語。当てにならないから、今回は本命とかにした。

書いてないので評価高かったから見たのは、このすば。

ベストは僕街、落語、このすば、かな。僕街はこれから原作読むぜ。原作の方が面白いってウ・ワ・サ。・ワ・って顔にしか見えねえな。12話じゃなあ。実写化するからアニメ化もって話がいった感じやろうなあ。ちゃんと2クールでやってほしかったね。良いスタッフに恵まれていたのに最後の方がちょっとな。

2016-03-12

広島万引き誤認の推薦取り消し問題の影に潜む、泣き寝入りする学生存在

高校生時代の仲が良かった友人の話。

仮にここでは、B君とする。


B君も自分高校3年生に進級し、いよいよ受験生の仲間入り。


彼は、今までの出席とか評定平均を見て、指定校推薦を選んだのね。

この手法指定校推薦の是非は置いとくとして、彼はとある大学への指定校推薦教師に頼んだ。


受け持った教師は、評定平均の確認やその他諸々も終えて、オッケーサインを出したのね。

まり、まあほとんど合格ですよってこと。


それで、彼は喜んでいたんだけれど、1ヶ月ほど経った後、自分に「勉強を教えてくれ」といきなり来たの。

「え、どしたんオマエ指定校推薦だったやん、なんで?」と聞くと、


「推薦がポシャってしまたから、一般入試を受けなきゃいけなくなった」


自分一般入試組で推薦入試にも詳しくなかったから、大学側の基準が相当に厳しいものだったのかなあ

指定校推薦も舐めたもんじゃねえなあ、恐ろしいとか思ってたら、そういうことではなかった。


「評定平均の数値」を教師が間違えて算出してたの。

どんな計算かは知らないけど、とにかくミスっちゃって、わずかだけど実際よりも高く見積もってしまった。

その結果、志望してた大学の推薦基準には届かなくなってしまい、推薦も出せなくなった。


このミスが、指定校を決めた時点ですぐに判明してたら別に問題などなかったんだけど、

実際に判明したのは、ほとんどの大学指定校推薦の出願時期が終わった時期だったんよ。


彼には他にも2、3個大学の候補があって、第一希望ダメだと分かれば当然志望校は変えたんだろうけど、

第二希望以下の大学の出願時期も終わってて、つまるところ指定校推薦不可能になってしまった。

教師からは「悪いことをしたが、一般で頑張ってくれ」との旨を伝えられて途方に暮れていた。

から一般入試である自分のところに来たと。


最初に聞いた時には、あぜんとした。口ぽっかり。

勉強を教える云々の前に、そんなことがあって何で問題にならないんだ???と頭の中はハテナマーク混乱状態


本人もすごく怒っていたけれど、まあそんなこと言ってても仕方ないねと、一緒に勉強し始めたんね。

あんまりこっちから何かできたとは思わないけど、彼はすごくバイタリティのある人で頑張って勉強してた。


それで、B君は一応のレベル大学に進学できたんだけど、当初望んでいた大学とは就職率その他諸々に歴然たる差があった。


終わったことだからと、かれはおくびにも出さずにその大学に通って卒業して就職した。

その大学が決して悪いわけじゃなくてね、一応だけど。



今は彼も僕も普通リーマンになった。

それで、先日久しぶりに「会おう!」ってなって、居酒屋で飲んでるとその話題が出たのよ。

やっぱあの指定校推薦のゴタゴタひどかったよなあっていう気持ちもあって、心の片隅で残っているようだった。

彼は、その話題以外は終始笑顔だしそのことに強く憤る様子は見せなかったけど、

話題に出した時には少し苦笑いになって、引っかかってる様子ではあった。



そんで、広島万引き誤認の推薦取り消し問題を見たときに、この事を思い出したんね。

なんであん大事が当時は、問題にならなかったんだろうと考えると、語弊があるかもしれないけれど自殺までしないと問題にならないのかって思った。

とうぜん、広島のあの子には何の罪もない。全面的教師学校が悪くて、本当にあの子は何も悪くない。


だけど、じゃあB君のような、

死ぬまでに至らなかったが、人生を大きく決める教師ミス」に対して、どうやって対処したらいいんだって思うようになってしまった。

(市教委はその地方にもよると思うけど、先生方の保護を優先するし。経験がある人は分かると思う)


B君は、自分の命を断ってはいないまでも泣き寝入りしてるわけで、それっておかしくねえかと。

自殺した子はとうぜん可哀想だけど、自殺しないと問題にすらされねえのはどうなの?っていう風に思った。

どこに問い合わせたら、きちんと問題として扱ってくれるんだろうと。


「死にまでは至らない教師ミス」が議題や問題として扱われず、当事者泣き寝入りするしかない現状は異常だと思う。

自殺しないと問題にならない現状も同様に異常だけど。

2015-12-29

http://b.hatena.ne.jp/entry/274862665/comment/zmoi

>ご質問の件は時間が取れれば解説しようと思います

こちらから質問にはすべて答えていただいたと思いますので「ご質問の件」が何のことかわからないのですが、あえてもうひとつ知りたいことを挙げるなら、「あのブコメURLはどういう意味で貼ったのか」です。

>ちなみに「↓」は、何を指すと思われたのですか?

URLです。いま見直してみましたがやっぱりそう見えます今野記事Aのブコメで「ダブスタ」と批判し、別の今野記事BのURLが貼ってあったら「B←と言ってること違う」と解釈するのはごく自然じゃないでしょうか。

zmoiさんのブコメ中の「取り締まりは無力」と、Aの見出し政府の『ブラック企業対策』では取り締まれない」の類似が、このミスリードを強化しています。ある記事に対して乱立するブコメ群(が含む語彙)が、その記事タイトルと重なるというのは不思議でも何でもないわけで、この類似は「不幸な偶然」ではなく「考えてみればごくありがちなこと」ですね。この気付きを今後に生かそうと思います

もし何かお返事があるのでしたら、この記事に対するトラックバックでお願いします、というか、それでどうでしょうか。先日何かで「ああ、増田トラックバック返しを重ねることで会話できるのか」と気付いたので。もちろん他によい方法をご存知でしたらお任せします。増田デスマス体で公開対話するヤツなんてキモいような気もします。

2015-03-15

関西弁がどうたら進撃の巨人がこうたら

いち関西弁ネイティブとしては、関西弁考証の十分な良い翻訳だと感心した

もちろん、違和感を感じる翻訳も有るには有ったが、翻訳者能力不足に因るものではないと思う

違和感理由として思いついたもの書く


日本語に無数の方言があるように、関西弁にも地域差がある

 奈良県北西部出身の私の関西弁はどちらかといえばマイナー関西弁なので、メジャー関西弁違和感を覚えることも有る

 (私は奈良弁話者なのかもしれないが、私は私自身を関西弁話者と認識している)

進撃の巨人シリアス世界観と、「笑い」という概念を常に意識する関西弁は、どう考えてもミスマッチ

 このミスマッチを楽しむのがこの企画なのだろう。しか面白味の無い違和感ばかりのミスマッチ散見されたように思う

 こう書くと翻訳者能力不足のような気もしてきたぞ、うーむ

・この企画は関西以外から始まったのだろう。関西弁で笑おうとするのは関西以外の人間に違いない

 関西以外の人間を楽しませるために、普段使わない妙ちきりん表現を盛り込む必要があったのだろう、「吉本弁」というやつだ


この企画面白いから他の漫画でももっとやってくれないかな

2015-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20150309080623

岩崎夏海

ブログは「ハックルベリーに会いに行く」。

はてなにいた頃はツッコミどころ満載の記事ブックマークを荒稼ぎした。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が250万部超の大ヒットとなり、はてな村民土下座に追い込む。

葉真中顕

ブログは「俺の邪悪なメモ」。

当時からライター小説家として活躍。「ロスト・ケア」「絶叫」はこのミスなどでも高く評価される。

伊藤計劃

ブログは「伊藤計劃:第弐位相」。

小説家として「虐殺器官」「ハーモニー」などを送り出し、日本SF界に多大な影響を与えるも夭折

その他の作家

深町秋生森見登美彦月村了衛渡航大亜門など。

指原莉乃

HKT48メンバー2013年AKB総選挙で1位。

デビュー前に書いていたはてなダイアリーが発掘されて話題に。

川上量生

ブログは「はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記」。

カドカワンゴ社長

梅田望夫

ブログは「My Life Between Silicon Valley and Japan」。

はてな取締役として積極的ブログ更新し、また一般にもWeb2.0伝道師として名を上げる。

日本の残念なWeb絶望して「あちら側」へ消えていった。

山形浩生

ブログは「山形浩生 の「経済トリセツ」」。

翻訳家評論家として著名。

町山智浩

ブログは「映画評論家町山智浩アメリカ日記」。

映画評論家雑誌映画秘宝」を創刊。実写映画進撃の巨人」の脚本執筆

速水健朗

ブログは「【A面】犬にかぶらせろ!」。

人気ライターとしていくつもの単著上梓

荻上チキ

ブログは「荻上BLOG」。

イケメン若手批評家として名を馳せる。

ちきりん

ブログは「Chikirinの日記」。

荻上チキに多大なる風評被害をもたらす。

齊藤貴義

ブログは「サイバーメガネサザンクロスシティ」。

TBSから池上彰経済特番に出てみませんか」という話が来るもオーディションで落ちる。

関連 こんな人も書いてます日記一覧 - はてなダイアリー

2014-08-09

国の借金ってなに?

「国の借金」、過去最大の1039兆円 6月末、1人あたり約818万円

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL08H7L_Y4A800C1000000/

まぁいつものニュース

いつも思う。なんで国の借金を1人あたりで割るの?

1人で割ると国民借金してるみたいじゃん。ここがミスリードなわけでしょ?

このミスリードは誰が得するの?

セックスできる相手の年齢はペニスサイズで決めるべき

淫行条例だのなんだの、ちょっと杓子定規に過ぎないか?

大人のフル勃起ペニス子供に突っ込んだら確かに問題だろう。

破けちまうわな。

だけど、粗チンならどうだ?

しろ、しっぽりフィットするではないか!

逆に大人の女性を喜ばせようにも、緩すぎて満足させられないだろう。

このミスマッチを解消するために、粗チンは幼女セックスできてしかるべき!

最大幸福社会の実現だ!

2014-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20140503141159

ライムスター歌丸伊集院と同じような趣向のことを言っているんですが、そちらに関してはいわないんすねー。歌が良くてパワフルすぎて、それを含むと映画は5億点だけどストーリーは平凡かなって。 https://www.youtube.com/watch?v=bqQEt9wLwyA みんなフェミニズムとは全く関係ないこと言ってるよね。なにこのミスリードww

2014-04-28

五分でわかる日本SF作家クラブ大森望20年間

トラバで指摘を受けたので一部修正&追加

大森望氏が日本SF作家クラブに入会を拒否られ、それを契機に一部の作家クラブを退会していることが話題になっている。

日本SF作家クラブ大森望氏の入会を拒否→そのことに不満を持った作家が一斉に退会を表明

http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52095403.html

大森望氏といえば、文学賞メッタ斬り!であれやこれや言って文壇からの顰蹙を買ったり、清涼院流水デビュー時に本の帯に「新本格最凶のカードミステリ幸福時代に幕を引く」と書いて真面目なミステリファンの不興を買ったり、このミス匿名座談会作家たちから反感を買ったりと、あまり買うべきじゃないものばかりたくさん買い集めているが、しかしそれでも彼がSFにもたらしてきたものは大きい。

人気作品翻訳創元SF短編賞審査員、描き下ろしSFアンソロジーNOVA編纂、そして小松左京賞落選した伊藤計劃氏や円城塔氏をデビューさせる手助け。

どれをとっても重要仕事であり、冬が去りSFの夏が来てると言われて久しい昨今だが、その盛況っぷりに彼が一役買っているということを認めない人間はそう多くあるまい。

こうしてSF業界に多大な貢献をしている大森氏だが、不思議なことにSF作家クラブには所属していない。

SF作家クラブというぐらいだから作家以外は入会できないのかと思いきや、このリストを見ればわかるように、翻訳家批評家編集者など作家以外の人間も多く所属している。

では、なぜ大森氏が入会していないのか?

というのが一部にとっては長年の疑問、そして一部にとっては暗黙の了解だったわけなのだが、昨年末その暗黙の了解を打ち破ってしまったのが元日SF作家クラブ会長瀬名秀明氏だ。

瀬名秀明会長クラブ運営方針に関して、事務局人間と上手く折り合いがつかず会長職を辞任し退会することになったのだが、その際に自身のblogであまり世間一般のSFファンには知られていない事情を公開した。

2013年の終わりに際して(その2): 瀬名NEWS

http://news.senahideaki.com/article/383854699.html

ここで瀬名会長は、大森氏を嫌っているクラブ会員のA氏とB氏の強硬な反対により、大森氏が1992年に入会推薦が却下されていたことを明らかにした。

けど、そのA氏とB氏って誰なの? 僕子供からX-MENの爛れた人間関係は熟知していてもSF文壇人間関係とかよくわからないよ~

と思っていたら、数日後、上のエントリに登場した友成純一氏のメールを受け取り、A氏とB氏がSF評論家巽孝之、そしてその妻であり同じくSF評論家小谷真理であることが晴れて明らかになった(知ってるやつは皆知ってた)。

2013年の終わりに際して(追記): 瀬名NEWS

http://news.senahideaki.com/article/384310771.html

そして、そうしたねちょねちょした因縁の背景には、テクスチュアル・ハラスメント裁判があると作家高野史緒氏は書いている。

SF作家クラブの退会も視野に入れています: Takano's diary”

http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/sf-8cb5.html

そんなテクスチュアル・ハラスメント裁判なんて言われても知らんよという人のためにざっと説明すると、評論家翻訳家野村総研研究員である山形浩生氏が97年に出版された『オルタカルチャー 日本語版』の中で

そもそも小谷真理巽孝之ペンネームなのは周知で、ペンネームなら少しは書き方を変えればよさそうなもんだが、そのセンスのなさといい (名前が似ているとか年代が同じとか、くだらない偶然の一致を深読みしようとして何も出てこないとか)、引用まみれで人を煙に巻こうとする文の下手さといい、まったく同じなのが情けないんだが、まあこれはこの種の現実から遊離した似非アカデミズムに共通した傾向ではある。

こんな文章を書いた結果、訴訟され裁判にまでなったのである

これだけだと、大森望関係ないじゃんと思われるだろうが、違うのだ。

これはSF関係者以外にはあまり知られていないのだが…………

山形浩生というのは実は大森望のもう一つのペンネームなのである









嘘です!

いや、この文章の前に山形氏は

(「山口さんちのつとむくん」のメロディーで:)

巽さんちの小谷真理

このごろすこーし変よー

どーしたのーかーなー?

日本コスプレ論じても

エヴァンゲリオン語っても

いつも言うこたお・な・じ

「それはね、レイプされているのよ!」

つまんねーなー

という替え歌歌詞を載っけており、この歌詞を一緒に考えたのが大森望氏だとされていたわけである

裁判の具体的な内容を、より詳しく知りたい人はこちらをどうぞ

オルタカルチャー日本版事件判決(事件の判決文)

http://www.law.co.jp/cases/ocj.htm

15年目のテクスチュアル・ハラスメント(事件に関する小谷真理氏のエッセイ

http://inherzone.org/FDI/ms_kotani_contents1.html

というわけで、例の裁判の全貌未満以上(事件に関する山形浩生のまとめ)

http://cruel.org/trial/

もっとも上でも紹介した瀬名秀明会長blogによれば、大森望氏が替え歌作成に関わっていたのは誤解だったという書かれているわけだが、

※追記ここから

大森から訊いたところでは、確かにその宴会には参加したが、替え歌をつくった人々とは席が離れており、替え歌づくりにはまったく関与していなかったとのことであった。

現場にいることはいたらしい。追記ここまで。

さて、ここまで読んだの方々の中で上記の文章におかしな部分があることに気づいた方もいるかもしれない。

山形浩生氏がテクハラ事件を起こしたのが97年。大森氏が最初に入会を断られたのが92年。

…………タイムスリップが起きてる!

身内の確執にも時間移動! さすがSF文壇だ!

というわけではなく、やはり先ほど紹介していた瀬名秀明会長blogをちゃんと読めばわかるのだが、大森望氏と巽孝之氏にはテクスチュアル・ハラスメント裁判以前からの軋轢があったわけである

私の印象では、A氏はかつてある文章によって大森氏にプライドを傷つけられたと強く感じ、大森氏を嫌うようになった。時が経ってもその態度を覆すことは、後のご自身のプライドが許さなかった、ということだと思っている。若いころの大森氏がやんちゃで、問題のある発言をしていたことは事実のようであり、そのことはご本人もいまは反省されているようだ。

ふむ。

こんなゴシップをまとめた匿名の文章などを読む下世話な貴方であれば、当然大森望氏が何を書いたのか気になるだろう。

その内容がこのまとめに書かれてある。

大森望単行本で削った巽孝之批判 - Togetterまとめ

http://togetter.com/li/600937

正直大したことは書かれていない。

別のところでもっとひどいことを書いていた可能性もなきにしもあらずだが、とりあえず存在を確認できるのはこれだけである

たったこれだけである

四半世紀前に書かれたたったこれだけの文章が2014年現在まで尾を引き、ここまで色々なものがこじれているのだ。

何を買っても構いませんが、やはり他人の恨みなんてものは買うべきじゃないですな。はっはっは。

たったこれだけでここまで根に持たれるのだから、そりゃあ私だってこんなもの匿名で書くしかないじゃないですか

あくまで、これらのまとめは私がネット上で見つけたパーツを組み合わせただけのもので、人によっては別の真実が見えており、別の言い分があるのかもしれませんが、それらに関しては関係者さらなる暴露に期待しましょう。

そして、ここまで書いてきた私が大森望氏に言いたいことはただ一つ。

帯文にコメントを寄せる作品はもうちょっと選べや!

ぶく速 大森望の帯に騙されることを楽しみに 本を買っている

http://2chbooknews.blog114.fc2.com/blog-entry-914.html

あっ、それと第34回日本SF大賞特別賞受賞おめでとうございます

以上です、編集長

2014-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20140420200750

元増田は、ライトノベル実質的定義を見誤っている。(たぶん、わかっている人は同じ指摘をしていると思う)

ライトノベル」とは、「ヤングアダルト向け」という言葉出自としており、もともとは販売上の対象読者のカテゴライズマーケティング上のキーワードしかない。

要するに、書店での「海外作家コーナー」「18禁コーナー」と同じ意味合いで、販売形態ひとつだ。

海外作家だってジャンルにそった小説を書くし、ミステリ仕立てだったりコメディだったりしてもエロければ(ほんとうなら)18禁だ。

トム・ソーヤーの冒険不思議の国のアリスに、イラスト調の表紙、挿絵扉絵などをつけ、登場人物訳者が会話しちゃうようなあとがきでもくっつけて、「ラノベレーベルから販売すれば、それは「ラノベ」だ。

から元増田質問に回答が集まっても、分析なんて意味がないよ。

でも回答してあげる。

わたしのスペック


ラノベしか読まない?他の小説は読む?それは何故?どこに魅力を感じている?

現在ライトノベルレーベルから刊行された作品を主に読むことが多いが、お気に入り作家が「一般向けレーベルから出版すれば、とうぜん読む。

※これは人によるんだろう。「フルメタルパニック!」はバカ売れしたが「コップクラフト」は売れてない。つまり作家買いするひともいれば、「作品のファン」というひともいるということ。

ラノベファンはラノベを一般娯楽小説定義付けのために一般と称しているだけ)と同じだと思っている?

特に意識して区別してはいない。私の場合は。

※「ラノベファンは」って聞き方が、すでにおかしい。「あなたは」でいいじゃないか。

※だいいち、「小説に求めるものが文章」とか書く時点でアレだ。文章の美醜や内容、その他から得られる己の情動重要なのに。

※いい年したおっさん子供向け作品情動を刺激されるなんて幼稚だって?うるせぇ。

ラノベで、パロディ要素が殆どを占めるようなものはどう思っている?

なにも思っていない。個人としては好みのタイプではない。

アニメ化などについてはどうしようもない。ある程度の人気があれば販路を広げようとするのは、商売ならそういうもんだろう。

ラノベは何故ジャンル分けされない?ライトノベルという呼称は既に不要ではないか?

前述のように、元増田認識が間違っている。ジャンル自体存在するし、販売上の理由でジャンルけが重要であればジャンルわけするだろう。

※そもそも、どこで「まとめて」語られているの?「売上でラノベ好調!」といったふうな見出しは見たことがあるが、内容についての話じゃないだろう。

本格ミステリ要素があるような作品だと、ラノベレーベルから出版されていても、「このミス」なんかにランクインすることがある。星雲賞なんかはラノベレーベル作品が受賞することもある。つまり、あるジャンルの中では、販売形態や発表形態によって生まれる差なんてない。

2014-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20140413133010

釣りだとは思うけど、書店員だった者として一言

このミスがあっという間にただの売れ線ランキングになった経緯もあるのに今さら何言ってんの?他人が作ったランキングに何を求めてんの? 

そもそも書店員は「私の好きな本(はあと」を売る職業じゃねえ。マイナーな本でも売りたいと言うなら自分の棚組みや企画力で勝負しろ。それも出来ない程度の力しか無いなら、愚痴を言う前に勉強しろ個性的商品構成、選択眼で勝負してる書店だってたくさんある。書店辞めてamazon行って、それで何が出来ると思ってるんだ?

甘ったれるな。

2013-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20131102093750

本とそうだよな。

漠然と思うのだけど、ある意味このミス」の功罪かもしれん。

おもしろミステリだけを読みたい人は、このミス待ちで図書館で借りればいいみたいになってるんじゃないだろうか。

とりあえず読んでみるって人が本当に減ってる…。

個人的には、作家自身がもっとプロモーションに熱心になってくれれば、

電子書籍で売る方向もなんとかなるのかなとは思うが。

2013-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20130419120014

何が好き?

って聞くのは話題が欲しいか

当然それを知ったらそこから話題を掘り下げたくなる

感覚については言葉で共有しづらいので当然知識の方向へ向く

それはいいと思う。

でも問題なのは~~が好きっていう分野がお互いにかぶった時に「話題がほしい」って欲求から自分を認めてほしい」っていう欲求へ欲の軸がぶれるからおかしくなるんだと思う。

会話の軸をどこに設定するか最初に決められればいいんだろうけど普通人間脳みその処理能力だとそこまで性格な計画作成は会話の滑り出しで出来ないので軸のブレは多分しょうがない。

よってそこのミスマッチは知識の薄い方が嫌な思いをするという形式で適当に終わらせるケースが多いように思う。

好きとは何であるかっていう哲学的な問いもいいけど、なぜ話題が必要だったのか、その人と話をして何を得ようとしてたのか、その人に自分を認めさせて嫌な思いをさせることは当初の会話をする目的よりも大事だったのか、そこら辺の判断が必要なんじゃないだろうか。

2013-01-13

大阪府が痛恨のミス犯してまだ気付いてない模様

http://www.pref.osaka.jp/jinji-i/saiyo/tieup.html

府職員の募集要項欄にある受験資格の「年齢区分」の枠。

このミス記載は修正した方がいいよ。

一応、雇用機会均等法で「年齢制限(年齢区分)」は記載してはならない事になってるのに記載してる大阪府馬鹿じゃないの?

2012-09-25

仕事の話

ああああ、今日は失敗した。しかも退社してから失敗したことに気づいた。いまヘコむのと明日行きたくないのといろいろな思いが葛藤中。

毎日毎日仕事なんて全く楽しくないのだから、せめてミスはしたくないのに、気がないからかミスが多い。こんなに失敗する子だったか自分

明日は自らこのミスに飛び込んで片付けようと思った。応援してほしい。

2011-07-23

アニメアイドルマスター 3話から見る秋月津子と自動車運転免許

※若干ネタバレ注意

アイドルマスター3話にて、765プロアイドル総出で田舎へ営業へ行くのだが

移動手段が自動車しかもまだ貧乏プロダクションという事で専属のドライバーがいる訳でもなく、

15人乗りのハイエースと思われるレンタカーで、スタッフ自らがドライバーになるというもの

行きの時のドライバーは、プロデューサー

そのプロデューサー仕事疲れからか営業が終わり、帰る頃には眠りこけるという流れ。

そこで帰路のシーンになるのだが、アニメはいえ、製作スタッフテレビでは考えられないミスを犯す。

そのシーンでのドライバーは、秋月津子…もとい、秋月律子嬢なのである

(アニメ3話現在での)765プロアイドル12人。

それに加えプロデューサー律子嬢を含めると

総勢14名が1台の自動車に乗車している事になる。

つまるところ、中型以上の運転免許が必要になってくる。

2基準なので律子嬢は公式プロフィールでは19歳。

しか中型自動車限定解除をするには、最低でも20歳以上でないと不可能。

きめ細かく作った設定が逆にアダになり、律子嬢は道交法違反をしてしまった。

しかもよりによって無免許運転である

この状況をどうにかする為には、シーン丸々差し替えか、律子嬢の年齢の改ざんのどちらかを迫られる。

幸いにも1話免許公開シーンでは、生年月日の生まれた年にはモザイクがかけられていたので、

実は20歳でした、でごまかす事ができる。ただ長年確立してきた設定を簡単に覆していいのだろうかという話ではあるが。

アニメスタッフこのミスをどう修正していくのか、楽しみである

実は律子とは別人の津子でした、なんてオチはないよね?

2011-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20110718100627

横だけど。

子供を許さないことと子供を躾けることは別だろうが。

同じだよ。子供を躾けるには、まず「子供を全受容する気持ち」が無いと空回りするんだ。このお母さんは、言うこと聞かない(聞けない?)子供にずっとイライラさせられてて、子供が生きてるだけでいい、なんて気持ちにはとてもなれてないだろう。

まずは「子供存在することを許すこと」が「躾」の第一歩なんだよ。

この「許し(通常の感覚を持っている人なら、特に意識もしない親の愛情って奴)」が無い人間が「躾」をしようとすると「虐待一直線」になる。

「言うこと聞けないなら死んでしまえ」と言葉にはしなくても、子供メッセージを送ってしまからね。「躾」と称する行いをして、暴力虐待になるケースはほとんどこれだろ。

まあ、つまり増田を認めて今後を期待してくれているとわかっている人間からこのミスはひどかったね。もうしないように」と言われるのと、増田を否定して出来れば目の前から消えてほしいと思われてるとわかっている人間からこのミスはひどかったね。もうしないように」と言われるのでは、同じ言葉同じニュアンスでも伝わり方が違うということ。

大人でもそうなんだから、なんの予備知識もない子供が(出来れば目の前から消えて欲しい)と思っている親から毎日、躾と称して怒られたら「私の人生暗かった」と歌う羽目になること請け合い。

2011-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20110329091159

可哀想だけど、今までの福島原発ニュースから叩かれるのもしょうがない気がする

ミス、っていうが、このミスは絶対に許されないものでしょう?

安全神話したっけ


それと「ミス」や「失敗」がいつの間にか「悪」になるのは、福島原発以外でも割とあると思うけど

生きづらいよね

2010-10-03

ミステリマガジン 2004年9月号 桐野夏生インタビュー後半部

とある記事のはてなブックマークでその存在を知って、中身が知りたくなったのでミステリマガジンバックナンバーを借りてきたよ。

そしてその内容が個人的にグッと来るものだったから、メモ代わりに後半部だけをここに書き出してみるよ。

『OUT』という名の運命 桐野夏生


 九六年二月、私は、青山ベルコモンズカフェ言葉を失っていた。狭いテーブルの上に広げられたのは、探偵ミロを主人公にした旧『柔らかな頬』第二稿。付箋が挟まれ、赤字が入っている。対しているのは、新担当編集者だった。彼は、「うまく直っていない」と告げて沈黙した。第一稿が上がった時点で、様々な注文を付けたのは彼だった。複雑過ぎるからもっと単純に、対立を明確に、タイトルを変えろ、等々。エンターテインメント小説王道を説かれ、何とか努力して改稿した結果がこれなのだ。

 私は、紅茶の染みが飛んだ原稿を書類袋に仕舞い、「わかりました。これは捨てます」と言った。彼は、私の反応に少し慌てたようだった。だが、私は周囲のざわめきすら、気にならないほど打ち沈んでいた。誰も見方がいない、これから一人でやるしかないのだ。その思いが頭の中をぐるぐると巡っていた。「これからどうしますか」と問われ、「別の小説を書きます」と意地で答えた。この時、『OUT』の構想が生まれた。行き場のない中年女たちの小説を書こう、と。行き場のない中年女とは、まさしく自分のことだった。

 その年は、他の細かい原稿は一切書かず、『OUT』の書き下ろしに専念することにした。どのみち、デビューして間もない作家に、そう多くの注文は来ない。私は、原稿を捨てたトラウマを抱えつも、何とか『OUT』で勝負したい、と必死になっていた。その重圧に押し潰されそうだったし、『柔らかな頬』を捨てたことで、作家としての自信を失っていた。とりあえず、どん底にいる私が発見したのは、恐ろしく単純な事実だった。書くしか生きる方法がない、ということ。そして、それは恐ろしいほどの孤独を生きる、ということでもあった。

 取材は多岐に及んだ。井の頭公園バラバラ殺人事件の取材をした記者ルポライター、深夜の弁当工場、街金。取材対象のアポは、ルポライターを除いて、ほとんど私自身が行っていた。当時、私のような駆け出し作家には、出版社は金も時間も多くは割いてくれなかったのだ。しかし、自分で切り開いた取材先は、得るものも大きかった。結果としてはその方が良かったのである。私は一人で車に乗り、物語現場と仮定した東村山市に度々出かけた。駅前で描写のための写真を撮り、見知らぬ公団住宅広場を歩き回って、主婦の顔を見た。頭の中で、雅子邦子たちが息づき、喋り、早く書いてくれ、と叫んで、今にも爆発しそうだった。

 夏までにほとんどの取材を終えてプロットを作り、私は九月から書き始めた。千ニ、三百枚以上の長編になるはずだった。せいぜいが八百五十枚の経験しかない私には、初めての大作だ。ミロシリーズ一人称一視点をやめ、三人称多視点で物語の速度を速め、螺旋状に回すことを決める。十月に二百枚入稿年末に五百枚。順調だったが、書いている間は他の作家の華やかな噂を耳にして、心が乱れた。一人でパソコンに向かう日々は、実に孤独だ。書くしかない、と思っても、小説の終結まで途轍もなく長い時間がかかるのだ。そのことを考えるとどうしても落ち込んだ。短編小説の注文もぽつぽつあったが、理由を話して断った。その頃の私は、仕事を断ること自体が冒険でもあったから、これでその出版社からは、二度と仕事は来ないだろうと覚悟した。

 三月十七日の夜、最後の一行を書いた途端、涙が溢れた。やっと終わった、辛かった、と言葉にすると、また泣けてきた。しかし、ようやく脱稿した私に、厳しい現実が待っていた。初版部数は一万三千部だというのだ。内容に自信があったし、二年越しの仕事だったから、初版部数の少なさは衝撃だった。だが、これが現実だと思えば、やり遂げたという自信を胸に、次の仕事に賭けるしかない。それが作家だ。何とか自分を慰めた時、不思議なことが起きた。口コミで爆発的に売れ始めたのだ。『OUT』は作者の手を離れ、ひとりでに読者の元へ飛んで行ってしまった。

 九七年の『このミス』で一位、翌九八年直木賞ノミネート。破竹の勢い、と自分でも満悦だったが、ここから『OUT』の不思議運命が始まる。直木賞落選。次の吉川英治新人賞でも落選。ようやく推理作家協会賞で長編賞受賞。三度目の正直だった。賞にノミネートされる度に有望視された『OUT』は、その「反社会性」とやらで、メジャーの賞から弾き出されたのだ。そして、その不思議運命のとどめは、今回のエドガー賞候補である。

『OUT』は、私という作家ブレイクさせてくれた作品だが、同時に、私をOUTな作家にしてくれたらしい。それは、決して王道を行けない奇妙な小説家としての道でもある。その始まりは、旧『柔らかな頬』を捨てた日の、打ち沈んだ気持ちにある。誰も味方はいない、一人でやるしかない、というあの思い。だが、孤独作家を鍛える。再び、同じ思いをして自分を鍛えたい、と最近思うのである。

2009-04-21

「叱る」愛情

今日社会人三年目になって初めて後輩を叱りました。何についてかと言えば、新入社員がやってしまいがちな「遅刻の連絡をメールだけで済ませてしまいました」というアレです。今じゃフレッシュマンの心得としてR25にも載ってる失敗例を彼は見事に実践してくれたのです。

普通新入社員だったら“叱る”のではなく、普通に“注意”程度だったでしょう。ただ一つ違ったのは後輩君はわたしの一つ下、すなわち今年入社二年目だということです。新入社員ならまだしも二年目の子がこんな基本中の基本のミスをするとも思えず、帰り際そっと後輩君に事情を聴きに行きました(ちなみにこのミス偶然にも上司や他の先輩の耳には入っておりませんでした。つまり彼に協力した後輩がもう一人居たのですが…置いておきましょう)。

彼の返答はそれはもう見事なもので「メールで伝えました!」とのハキハキとした良い笑顔。うん、この時間にその元気はすばらしい。だがね、チミ…悪いが今から説教するよ?…と、今回の件の何が悪いのか、どうすればいいのかと後輩君に話し始めました。するとみるみるしぼんでいく彼の笑顔…ああ、なんという罪悪感。相手を傷つけないように慎重に言葉を選びながら、私も懸命に一つ一つ彼に伝えていきました。そうしていると、頭に広がっていくいくつもの既視感…あれ、これなんてデジャヴュ…ああそうか、そうなんだ。今私が彼に伝えている言葉は、今まで私が言われてきた言葉そのものなんだ。そして、目の前で落ち込んでいる後輩君は昔の私と同じなんだ。

「わかりました…反省します。教えてくださって本当ありがとうございました!」話し終わった後の彼の言葉にどれだけ安心したことか。正直言うと、話している最中の私は緊張と苛立ちで足が震えていました。人を叱るということがどれだけの労力を使うものか、やっと理解できた気がします。相手に伝えている言葉がそのまま自分に跳ね返り、逆に自分資質そのものを問われているような感覚に陥る…そして終わった後は、心の奥からどっと疲れが噴出す…叱るということは叱られる側の何倍もの力を使うものなのだと初めて知りました。

わたしに何時間説教してくれた大学の先輩、ダメな点を一つ一つ教えてくれたバイト先の上司、分かるまでとことん付き合ってくれた今の職場の先輩、そして怠け者のわたしを一社会人に育ててくれた両親…。今まで自分を叱ってくれたたくさんの人の想いが今になって感じられて、帰り道は一人泣くのをこらえていました。

嫌われ役でも悪役でもいいから、悪いことは悪いとちゃんと叱ってあげることのできる先輩になろう。自分が受けた愛情を下の子たちに伝えてあげよう。なんて、少しは自分社会人らしくなったかなと思った4月終わりでした。

2009-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20090322222540

レンタルコミックでこの前ドラマ化したQEDでも読んでは?

図書館に多分置いてる「このミス」調べて上位作品借りるとか。

2008-12-18

話すと長くなる、不可解(かどうかは知らんが)ルールの説明

http://anond.hatelabo.jp/20081217003010

より

まあしかし、確かに浅田も重大なミスをしたとはいえ、女子史上初、伊藤みどりも成し遂げなかった3A×2を成し遂げた業績の割には点が伸びなかったのは事実である。表現力もいいというなら、一般視聴者にとっては更にわけがわからなくなることだろう。一体何がダメなのか?そこは2年くらい前から変わってきた今のフィギュア界の不可解なルール関係しているのだが話すと長くなるので割愛する(キムヨナもジュニア時代からほとんどやっていることは変わりがないのに急に浅田に勝てるほどに点が伸びだしたのもルール改正と同時だ)。

 こと、今回の大会について「浅田の点が伸びなかった」理由は明確で、それは「一番点数の取れるジャンプで転倒したから」であり、その意味ではちょっと元増田の説明は当を得ていない。

 そもそも、今回見た目としてはキムは「2回ミス」していて、浅田は「1回ミス」しているのだが、浅田が転倒したのはコンビネーションジャンプで、キムは単独である。しかも、点数の高い「3回転+3回転」のコンビネーションの「1つ目でミス」であり、結果として2つ目は「跳べてもいない」からミスに見えなかっただけの話。跳ばなければ0点なのだから、このミスは実質「2回ジャンプミスしてる」に等しいのである。

 実質ミスの数が同じで、技術点だけで3点差をつけてSPPCSの不利を打ち棄てているのだから、技術的な意味でいうならば、十分に「完勝」だろう。

 ただ、その上で、増田の言うところの「不可解なルール」、もうちょっと言えば「浅田がキムに対して不利になるルール」みたいなのは存在するので、そこについて「話すと長くなるので割愛する」なんて言われると気にしてしまう人も多いことだろうし、軽く書いておく。07-08シーズンの改定を含む現在フィギュアスケートの採点方式では、以下の辺りがキムに有利に働いた点として挙げられよう。

要素に対する加点(GOE)の積極化

 フィギュアスケート技術点は、技術審判という人たちがまず要素(技)の種類を判定し、それに対して7人のジャッジが要素に対する加点を定義する。技術点はあらかじめルールで何点と決まっているけど(これを「基礎点」という)、各技がどの程度「やっとこ出来た程度」か「非常に洗練されているか」によって判定は変わってくるよね、という話で、これはまぁ筋が通っている。

 ただ、旧採点の減点方式に慣れていた当初のジャッジは、なかなかプラスを付けることに消極的だったので「それだと巧い選手が気の毒だし、GOEの意味無いよね」という話でGOEのプラスは積極化しましょうね、みたいなことを決めたりしてた、っぽい。この辺り記憶曖昧だが。

 例えば、トリノでの荒川静香は、かの有名なイナバウアーの後に3連続ジャンプを入れているが、この際のGOEはプラス0.57で、半分近くのジャッジからは「イナバウアーから入った美しさ」に対して加点を貰っていない(PCSは伸びたかも、であるが)。現在はこの辺りをかなり改善している、とも言えるし、実際トリノ荒川のGOE加点の合計は5.02であるが、現在ルールならばもう3点か4点は加点が伸びたであろう。

 それはそれでいいのだけれど、一つ問題があった。

 それは、難しい要素に対して基礎点を上げないままに、GOEだけ上げましょう、となったこと。

 当たり前だけれど、難しい技のほうが「完璧に決める」とか「洗練された技にする」ことが難しい。それでGOEを積極的に上げたらどうなるかというと、要するに簡単なジャンプと難しいジャンプの点差が明らかに詰まる結果となってしまったんである。

 無論その背景には、新採点で少しでも点数上げようと難しいジャンプスピンに挑んで体力の消耗度が上がったことで、大会で転倒するケースが激増したから、少しでも美しい演技を増やしたいという事情もあるのだろうけど、既に難しい技に取り組んでる選手(浅田など)には明確な不利になった、と。

 今シーズンはその反省もあってか、3A以上のジャンプ基礎点が向上された。しかし、これがまた厄介で、「減点時のマイナス幅を大きくする」という改定とセットになっているのである。しかも「加算時のプラス幅」は広げずに。これではやはり「大技不利」の傾向は変わらないように見える。

アクセルジャンプの得点の「割の合わなさ」

 3Aというのは男子と女子で極端に成功率の違うジャンプである。

 男子だと一流半くらいでも、かなり多くは3Aを普通に入れられるので(まぁ中には4+3連続ジャンプ出来るのに3A苦手、って選手もいるが)、余り基礎点を上げても仕方ないのだけれど、女子は、たまたま現在浅田と中野が並び立つものの、3A跳べる選手などほぼ数年に1度レベルである。しかし、基礎点の点数は男女共通であり、こと3Aについてはそれが「男子に合わせて」設定されていて、要するに女子の3Aは難度に対し割に合っていない。或いは、オリンピックで浅田は3Aを2回は入れないのではないかな、とは思う。

 一方で、ある程度昨今のルールで「優遇」されている要素として、2回転アクセル(2A)がある。

 このジャンプは女子のシニアトップレベルならかなり高い成功率で、というか滅多にミスしない難度のジャンプである。ところが、先ほど「難しい要素に対して基礎点を上げないままに、GOEだけ上げた」という話をしたが、このジャンプに関してはルール改正でむしろ基礎点を上げてきた(3.3→3.5)のである。恐らくはジュニア辺りでの難度を考慮したと思われるが。

 さて、他のジャンプと比較すると、2回転でアクセルの次に難度が高いルッツは1.9点、一方3回転で最も基礎的なトゥループは4.0点であり、そこからサルコウ→ループフリップ→ルッツと0.5刻みで点数が上がる。言わば、3回転に準じるジャンプとして2Aは扱われていると言えるだろう。

 ところが、2回転である故に、ジャンプ数の回数制限から2回転は外されているのである。

 プログラムバランスを取るため、3回転以上のジャンプについては、回数に以下のような厳しい制限が適用される。

 ところが、2AはGOEによっては3回転に匹敵する点数を容易に出せるジャンプであるのに、これらの制限を受けず、「3回までならば、どういう組み合わせで跳んでも自由」ということになっているのである。

 キムは、この2Aを3回取り入れてGOEを稼ぐ戦術を取っており、自身が苦手なループを回避することが多い。勿論、点取りゲームとしてそれは正解ではあるのだけれど、どうもセコい感は否めないか。

 まとめると、シニアジュニア男子と女子みたいな括り差について敢えて考慮せずにジャンプの基礎点を完全に同じものとするという採点方式の仕組みと実態にミスマッチが生じているのが現状で、浅田のような選手には、それが不利に働いている印象。

エッジルール採用

 さて、その一方で、「減点」の方のルール改正が、このエッジルールである。

 ルッツジャンプ(Lz)とフリップジャンプ(F)という、素人には激しく区別の難しい(俺も等速では区別つかん)ジャンプがあるが、この両者を離氷時のエッジで区別して現在は採点している。その際、特にフリップが得意な選手はルッツもフリップっぽいエッジで跳ぶケースが多く、その逆も多い。こういう場合に、クセのあるジャンプはGOEで減点することは以前から行われていたが、従来はジャッジが「足し算と引き算」して減点がされていた。つまり、「洗練されているから+1、でもエッジがダメだから-1」みたいな判定になっていたのである。

 これを「無条件でマイナスにしようね」と技術審判が認定することにしたのが、俗に言う「エッジルール」で、昨シーズンから取り入れられている。

 このルールにおいて、例えばルッツが「フリップっぽくなる(フルッツ)」というクセのある浅田真央は06-07シーズンにはフリー演技終盤に3Lzからの3連続という高難度なジャンプを入れてたのだが、これを翌シーズンのルールで行うと、今までは「演技終盤にこの技が出来る」というプラス要素でエッジ減点を相殺していたのが、相殺が利かずエッジ減点のマイナスだけを組み込まれてしまうようになった、ということになる。

 結果として、浅田は3Lzをショートフリーで各1回跳ぶ際に、必ず減点を1点以上付けられる計算になり、これだけでほぼ3点から4点近くのダウンを余儀なくされる。逆にキムはこの両方においてクセが少なく(無い訳ではない。というかほとんどルッツとフリップの中間的な部分でバランス取ってるのがキムのクセで、採点に影響しづらい)、上述の加点の恩恵だけに預かれるので、このルールで両者の差は5点以上、つまり3回転ジャンプ1つ分は詰まったように思われる。

 ただ、これはまぁクセがある方が悪い訳で、浅田側も昨季は敢えて放置していたものの、今季から修正を行い、ショートでは加点が貰えるレベルまで改善してきた。フリーではまだ3Lz自体入れてないので、その分まだ完全に差を埋めきってはいないが。

 一方で、ルッツとフリップは表裏の関係であり、片方を矯正するのはもう片方の完成度を落とすリスクがある。例えば安藤は浅田と逆にフリップが「ルッツっぽくなる(リップ)」クセを昨年に矯正開始したが、結果としてルッツのフォームが不安定になり、苦しいシーズンを送ることとなった。浅田も先のGPFではフリップで転倒したが、果たして今後両方のバランスを如何に取ってミスを減らせるかがカギとなるだろう。

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