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2017-05-09

マニー・ラミレス見に行って来たで

GW四国アイランドリーグ初観戦

率直に、マニーの実力を評価するわ

ちなみにワイ、学生時代には大阪ドームに通い詰めで、3連戦3つとも観に行くのはザラ、社会人野球日本選手権準決勝2試合は毎年観に行ってた近鉄ファン

最近プロ野球あんまりからない

まずは四国アイランドリーグレベルから

社会人全国大会の中位くらいと思われる

四国アイランドリーグのチームが都市対抗に参戦しても、まず優勝はできないと思われる

やはり、ええピッチャープロに行きやすいし、社会人に比べて年齢も若いので、IL社会人に比べて打高投低なイメージを持った

観た日マニーに投げてたピッチャーは、社会人ならエースクラスだろうけど、ドラフトはかからなそうなレベル

スライダーカウントも取るし決めにも行けるタイプピッチャーだった

なんだろう、高2のマー君みたいな感じかなー

そんな中でみたマニー

2打席みたけど、2安打1打点

打球スピードは他の打者と桁違い

やっぱ、このレベルでは格が違うわ、というのはひと目でわかるレベル

スライダー5球見逃したフルカウントからストレートを一閃して、痛烈なセンター返しがひとつ

次もスライダー攻めの末、最後までストレートが来ず、外角スライダーをしゃあなしで打ちに行って右中間フェンス直撃

どちらもストレート待ちが完璧わかるようなタイミングの取り方だけど、待ってないスライダーも右に打てるし、ストレートも打ち損じない

まあ、このレベルピッチャーじゃさすがに無理よね、ってレベルだった

じゃあ、NPB通用するか?

それは難しい問題

かつてはウェスタンリーグも何度か観に行ったけど、かつて阪神レギュラーだった藤本近鉄で不動の1番だった大村なんかが、故障開けでファームで調整するような試合を観に行ったこともある

このようなケースでこのあたりの選手でも、ファームレベルじゃ抑えれんな、って印象を与えるほど強烈な印象を残すんよね

もし、ILファームが同レベルとするなら、フルでコンディション維持できたら、一軍でもあの頃の藤本大村と同じ程度、つまり3割程度は打てる可能性がある

ファームレベルなら確実に3割はクリアーするだろう

でも、ピッチャーは明らかにILレベルは高くなかったからなー、一軍レベルだとどうかなー

しかし、とにかく現在でも、もはや全然やで笑、みたいなことは決してない

打撃に限れば、確実に通用する

2割切るレベルでは絶対にない

控えめに予想して、、、、フルで出たら、、、、2割6分22本くらいかなー

もちろん、ネームバリュー無視すれば、マニーである必要はないと思う

が、やっぱりマニーマニーだった

見れて嬉しかったし、全国でも観てもらえたらな、という気持ちは持った

2017-04-25

いかげん野球ファンポリコレ棒で殴られたほうがいい

http://anond.hatelabo.jp/20170424015206

最近久しぶりに野球観るようになった。贔屓はベイスターズ

元増田は「プロスポーツ相手チームを罵る人が苦手」という話なんだけど、もっと苦手、というか「こういうのを放置しておいてNPB大丈夫なのか?」と思うことがある。

それは差別的スラングが罷り通ってること。

具体的に言うとラミレス監督を「煮卵」と蔑称で呼んでるようなの。

よく知らんけどラミレス板東英二ゆで卵みたいに煮卵好きっていうエピソードあるんならそれでいいよ。

じゃなかったら明らかに人種差別だろこれ。

こういうのをヤフコメとか匿名掲示板に巣食う連中に言ってもしょうがないことだけど、ツイッターアカウントを持ってスタジアムに行って

そこからツイートしてるような野球ファン、つまりいくらでもその気になれば特定可能な連中が言ってるのがヤバいと思う。

ヨーロッパサッカースタジアムだったらつまみ出されて出入り禁止レベル人種差別発言。

ダニエウ・アウヴェスに向かってバナナを投げ入れたファン防犯カメラ特定されて一生涯の入場禁止処分になったのは有名な話だし、

エバートンバークリーゴリラに喩えたTHE SUN記者も出入り禁止になった。

他のチームにもこういうのがあるのかどうかはよくわからん

チームかNPBか、とにかく運営対処すべきレベル問題だと思うのだがどうなんだこれ。

2017-04-24

プロスポーツ相手チームを罵る人が苦手

例えばプロ野球で、応援してるチームがあって、9回まで勝ってたのに抑えが打たれて逆転された!とか、相手の好守備に阻まれて点入らなかった!とかあるじゃん

あの時に相手必要以上に罵るファンが本当に苦手。

俺はプロ同士の、素人には到底できないすげープレーが見たくて来てんのに、そういうすげープレーした人間に対していくら敵チームの選手からって

「余計なことしやがって」とか「卑怯者」とか「ふざけんな死ね」とか声に出して言う意味がわからない。

ジョークで「おいまじかよー!◇◆めっちゃムカつくわー!笑」くらいはわかるけどここで言ってるのはそうじゃなくてガチでブチ切れてるやつ

そりゃ逆転されたりそのまま負けたりしたらあちゃー!と思うし、うわー悔しいな〜と思うけど、

でもあの場面で逆転ホームラン打つ◯◯はマジでスゲーな!あれをファールにさせずスタンドインするとかあいつの技術どうなってんだ!?今日はもうしゃーないけど次は抑えてくれよ△△!とか、

あの球が抜けてたらなぁ〜サードやべーな、あいつなんて名前だっけ?あー●●か!ていうかルーキーかよ!!とか

そういう思考回路で話してくれる人に出会えない。

プロ同士が戦った結果なんだから、まあ今日相手の方が一枚上手だったけど、明日は負けんなよ〜!!でいいじゃん。

なんで必要以上に相手馬鹿にするの?

あいつらだってNPB所属する選手じゃん…

全然理解できない。

2017-03-01

おしえて!サッカーの人

野球好きなのだが、サッカー好きの人に今聞いておきたいことがある

スタジアムによって違いってある?

野球場合球場によって広さが違うからホームラン必要な飛距離も変わってくる

ファールゾーンの広さも違うからあの球場だったらアウト取れてたのに、ってこともよくある

サッカーピッチの大きさはほぼ同じはずだけど、場所によってプレーに影響出てくる差ってある?

■国(リーグ)によって違いってある?

日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグではストライクゾーンや、使っているボールなどが違う

移籍した人がそれで苦労するっていう話もよく聞く

サッカーではJリーグと、欧米リーグとか南米リーグとかで違いってある?

審判によって違いってある?

もちろんルールブック上ではちゃんと決められているんだけど、ストライクゾーンって結構曖昧なのね

同じ球でも審判によってストライクボールに分かれることはあるし、解説の人も普通に今日はここの球は取るんですね」とか言ってる

サッカーではそういう審判ごとの癖とかってある?

アンリトン・ルールってある?

いわゆる暗黙の了解で、特にメジャーリーグでは大量失点しているチーム相手盗塁をしてはいけない、などいろいろある

それを破るとわざとデットボールを当てることもあるくらい

サッカーではルールにはないけどやってはいけないことってある?

最後5分位の時間稼ぎってどう思う?

リードしてるチームって残り5分位になると急に痛がったり倒れたりするじゃない

別にそれを批判するつもりもないけど、サッカー好きの人はああいう場面をどういう風に見ているのか知りたい

煽ってるわけじゃなく、純粋にどう思っているのかを知りたい

http://anond.hatelabo.jp/20170228213633

監督とか代表選手って誰が決めてるの?

監督を決めてるのはNPBで、選手を決めてるのは監督

なんで小久保かって、ソフバン巨人所属してセパの権力者に通じているのと、あとは他に監督をやってくれる人がいないから。

野球ファンはどんな気持ちで見てるの?

楽しい楽しいシーズンに影響しないでくれよという気持ち。まあサッカーと一緒。

あとWBCボール普段のとはだいぶ感覚が違うそうなので、それで投手調子を崩すと嫌だなというのは思う。

サッカーと違って、WBCでは早々に優勝したのと、これまでドラマチックな試合が多かったのとで、W杯より期待は大きいと思うけど、歴史の浅さゆえに「悲願」感はない。

大谷は去年から痛めてたっていうから自業自得でしょ。

メジャーリーグ組が招集されないのってがっかりするもん?

そりゃね。

ひいてはMLBWBCに本腰を入れていないこと自体がっかりする。

WBCって正直、どのぐらいの重要度な試合なん?

(欧州諸国にとっての)EUROくらいかな。

でもMLBクラブワールドカップくらいに思ってそう。

2017-02-15

小町化する増田と、張本化した小町

最近日本死ねやそれに続く小町じみた内容の投稿には、正直そろそろうんざりしている。

自分も「小町でやれ」とトラバ飛ばしたくなってくる。

だが、小町で同じことを言ったとして、果たしてこうもバズっただろうか。

多少身内で盛り上がるかもしれないが、そこから外への広がりは期待できそうにない。

正月のアレにしても、「小町のことだし、どうせ年中同じこと言ってんだろ」と片付けられたはずだ。

ちなみに、小町個人的な印象は、「メインユーザーは暇でやたら自己顕示欲の旺盛な主婦層」で、

そいつらもドン引きの内容を投稿し、『びっくり』とツッコミ書き込みの集中砲火を食らっても、

なお己の見解を曲げようとしない業突張りの巣窟」というものだ。

これがどの程度正確かはともかく、いったんそういうイメージが多くの人の間で定着すると、

もはや何を言っても「小町発」という冠がついただけで割り引かれてしまう。

からこそ、主張の場は小町ガルちゃんではなく、増田でなければならなかったのだろう。

似たような例として思い出されるのが、日曜朝の張本勲である

番組では「御意見番」という扱いだが、もはや氏の意見など、言われるまでもなく誰もが予想できる。

とにかくNPB至上主義であり、マイナースポーツを見れば「何が面白いのか」としかわず

危険スポーツを見れば「こんな危ないことしちゃダメですよ」としか言わない。

張本氏の場合は一周回って様式美の域に到達しているが、そうでなければただ退屈なだけだ。

増田が外部で取り上げられるのも悪いことばかりではないだろう。教育困難校の人も気の毒だと思う。

だが、「増田=かわいそうな人たちの叫び場」なるイメージが定着することには、強い危機感がある。

多様性を失い、陳腐化した先には、メディアとしての衰退が待ち受けているからだ。

現実増田がそうであるように、他からイメージにもまた多様性必要なのだ

そういうわけで今からうんこ漏らします!

2016-06-18

MLB】盟友グリフィーJr.氏 イチロー日米通算記録に「“世界記録”は名案」(Full-Count)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00010007-fullcount-base


日米の記録と世界記録

多くが忘れてるが張本も日米通算で記録を抜かれた際、NPB記録はあくまで私ですからイチローを認めていない。

あとご存じの通り彼はMLBNPBよりクソだと思ってるから来年にはMLB単独でもイチロー安打数抜かれそうだけど、それも認めなそう。

実際問題それぞれリーグが違うのだからNPB記録は張本、MLB記録はピートローズというしかないというのが正しいかもしれない。

から世界記録イチローというのが最も正しいだろう。

それにMLBシーズン中に違うリーグ移籍すると年間成績が別々に取り扱われるくらいに記録の集計にデリケートから

国もリーグも違うものは尚更同じ記録扱いにされることを簡単に納得しにくいだろう。


日米のレベルの差と記録の難易度は必ずしも関係しない

賛否両論あれどイチローが日米両リーグに跨がって活躍したことはどちらか単独で記録を作ったのは良かったことだと思う。

イチローのようにそれぞれの国で5年から10年以上にかけて長年プレーしながら通算で記録を達成することはNPBだけもしくはMLBだけで記録を達成するより難しいことだと思われる。

日米のリーグ差の問題はあるが率や安打数においてはリーグとの相性も加味されるし、試合数の差も考えると同等程度か、レギュラーをとれる一流選手であればMLBの方が安打数は多く積み重ねやすいのではないかと思う。

イチローも言っていたがNPBだけで4256安打打つことが一番難しいかもしれない。

NPB記録保持者の張本勲が唯一の3000本以上で通算3085安打王貞治世界記録の868本塁打を打ったが2786安打

755本塁打ハンク・アーロンは通算3771安打。714本塁打ベーブ・ルースは2873安打

そのデータを見るとNPBの方が当時はより球場も狭く投手レベルも低いのでMLbより本塁打数を重ねやすいというのは分かるものの、その点からいうと安打数においてアーロンルースより王の方が少ないというのは少し違和感があるし、20世紀前半以前のMLB記録を抜いて考えるにしてもMLBでは3000安打達成者は最近でもジーターらを始め何人か生まれている。

MLBでは4~6番が主で、イチローのように打席が多く回りやすい1~3番の打順試合に出ることが少なかった松井秀喜でもMLB打率.305を記録した2005年には200本に迫る192安打を記録している。

松井日本ではシーズン167安打が最高だったが、MLBで怪我するまでの1~3年目は全試合出場していることもあり、安打数は日本時代キャリアハイより多い170本以上を毎年記録している。

したがって、それなりに打率を残して試合に出続けられる選手ならばMLBの方が安打数は積み重ねやすいのではないかという可能性が考えられる。


日米のリーグレベルの差の疑問点

日米の単純な野球レベル差というのも議論余地が多少残る。本塁打は明らかに日本の方が打ちやすいことが通算上位の安打数における本塁打率の差からも分かる。

ただそれもトップ中のトップになると四球責めになりやすNPBよりは同じ四球責めを喰らうにしてもやはり試合数が多いMLBの方が有利となるが。ソーサマグワイアボンズ日本でやったら毎年のように60本打てたかというと四球責めで減っていただろう。

実際ボンズは476打数で73本塁打の翌年から勝負を避けられて400前後打数で40本台に減っている。

日本だと試合数が少ないしさら勝負を避けられて250打数で40本とかになっていたかもしれない。


通用しやす選手と当たり外れ激しい選手

また、MLBトップなら誰でも日本MLB時代と同等以上に成功するかというとそれも難しい所がある。

オールラウンドに打てる巧打力があればどのリーグでもそれなりの率を残せるが、得意なコースや球種に偏りがあると日本ではあまり打てないということがありうる。

現役メジャーリーガーでもパワーヒッター系よりミート力の高い中距離打者の方が日本では成功率が高い印象がある。

彼らは信じられないほどの成績を残したりもしないが失敗例は少ない。フリオ・フランコシェーン・マック、元西武フェルナンデスなど。

1980~90年代は日米の年俸が近かったせいもあって意外と今よりもMLBの本当のレギュラークラスが多数来日している。

彼らは十分に日本でもレギュラーとして通用した選手が多いものの、センセーショナル活躍をしたかというと、そういう例は少ない。

特にフランコMLB首位打者獲得を経験しており、全盛時に来日したMLBでもトップクラス選手だが日本での2シーズンは.305 10本、.290 18本とさほど目立つ成績ではなかった。

本拠地千葉マリンロッテ所属したせいで本塁打が少なくなった影響はあるかもしれないが、ほぼMLB時代と同じくらいの成績になっている。

シェーン・マック来日前までのMLB通算打率が.2994というバリバリの一流レギュラー選手だったが、日本では2年間で通算.284と打率を落としている。本塁打数と長打率は増やしており安定して活躍したが、NPBMLBそれぞれの通算長打率OPSを見てもあまり差がない。

それらの成績を見るとNPBMLBよりレベルが遥かに劣るとは考えにくい。

また、マックは彼以外の日本成功する外国人選手共通点でもあるが、野球に取り組む姿勢に非常に優れていたらしい。

野球に取り組む姿勢の良さは、日本からMLBに行く日本人選手成功と失敗を分ける要因にもなっていることがいえるように思う。

その姿勢問題でよくネタにされるグリーンウェルバランスのいいタイプの中距離打者だったはずだから、真面目に取り組めばNPBでも通用したと思う。


投手やパワーヒッター系は当たり外れが激しい

日米でも、それぞれ何故か片方で通用しながら片方では通用した選手というのがいる。

日本から帰国後にMLB最多勝を獲ったガリクソン帰国後にMLB本塁打王を獲ったフィルダーなど日本で何かを掴んで覚醒して両国活躍した選手もいたが、その逆は比較的少ない。

井口城島福留西岡などは故障や衰え、メンタル問題などでMLBを去った後も日本活躍したといえるのだが、しか日本での全盛時に比べると物足りない。

岡島五十嵐などはMLBで一皮剥けて何かを掴んで帰ってきて日本でも活躍したが、大家マック鈴木などは結局日本では殆ど活躍できなかった。

日本に出戻りではないが韓国パク・チャンホも衰えていたとはい日本では通用しなかった。その後韓国でも通用しなかったようである

あとは中島松坂などを見ても、今はもはやアメリカ帰りが日本簡単活躍できる時代でもないし、MLBで1.5流程度にやれたら日本韓国では1流以上というわけでもないようである


レベルよりも適性と相性

今までで最も日本に衝撃を与えた外国人選手は多分ホーナーなのだろう。

マイナー経験なしでメジャーデビューしたエリートで、そのまま主軸で活躍していたメジャーリーガー来日し、その肩書き通りに凄まじい成績を残した。

恐らく最もNPBレベル相対的に高かった1990~2000年前後よりさらに日米のレベル差が激しかったと目される当時(1987年)で.327 31本。

故障離脱があり93試合での成績だからかなり凄いのだが、当初は4割60本くらい打たれてしまうのではというほどの期待と恐怖があっただろうに結局はその程度の人間らしい成績に収まったともいえる。

バースマートンペタジーニカブレララミレスロバートタフィ・ローズなどMLBでは大した成績を残していないながら日本レジェンド級の成績を残した選手が多いので日米のレベル差は激しいと考える人も多いが、

逆にMLBで彼らを遥かに上回る成績を残して日本にやってきながら日本では彼らに全く及ばない成績に終わっているメジャーリーガーも上述の打者達のように多く存在するため、レベル差というより相性の問題もかなり大きい気がする。

日本でいえばMLBでも通用した田口壮新庄は、アメリカでさっぱりだった中村紀洋中島裕之以上の打者といえるのか…など。

歴代最強助っ人バースは速球が苦手で変化球が得意だったらしく、そのおかげでMLBより速球投手の少ない日本適応して史上最高の助っ人と呼ばれるような成績を残すことになった。

一方、当時そんなバースに速球で真っ向勝負を挑んだ津田江川勇気と度胸が賞賛されていたみたいだが、そういう事情を考えるとむしろ速球が持ち味の投手が速球が苦手な打者に速球で挑んだのだからただのセオリー通りなのでは…という気もする。

打者に速球は怖いという先入観から変化球勝負で逃げたつもりが逆にバースにとっては都合が良かったというのが活躍の要因かもしれない。

もっとも、日本ではバースが苦にするほどの速球を投げる投手も限られているので速球勝負でも打たれていたのだろうが。


俺流の慧眼

落合はその当時ですらMLBで4番を打っていたホーナーよりMLBで実績のないバースの方がNPBにおいては成績を残せる打者だと評していたらしいが、そのあたりの本質を突ける度胸と観察眼は凄いものがある。

MLB移籍前に日本で圧倒的な成績を残していたイチローだったが、当時は日本専門家の話でもMLBでは打率3割を打つことすら難しいとの声が多かった。

そのMLB移籍前のイチローとの対談において、落合メジャーに行ったらどの打順を打ちたいかという話題を振ったことがあった。

その際、イチローが「メジャー自分より凄い奴がいたら7~9番を打つ」と謙遜することを言ったのに対して、

落合は「(イチローより凄い奴はメジャーにも)いない」と突っ込んでいたのだった。


アジア人選手可能

日本人韓国人選手も今よりももっと多くの選手を輸出すれば、日本韓国では大したことなくてもMLB成功する打者が現れるのではないか

既に投手はそういう例が多数あるし、打者においても韓国チェ・ヒソプMLBレギュラー半でいながら2年連続15本塁打と健闘する成績を残した上でKBO(韓国)のチームに入団したが、韓国では期待に近い成績を残したのは1~2年だけで他はパッとしない成績しか残せないまま引退してしまった。MLBと比べたNPBよりもさらレベルが低いと目されるKBOですらMLBの実績の割にKBOでパッとしない例が散見することからも、少なくとも日米韓数字の見かけ上のレベル差はここ数十年でかなり縮まっていると思われる。

もちろん、主に内野守備球場など、総合的なプレーのスケール文化レベルにおいては向こう三十年以上埋まることがないと思えるほどの差があるが。


韓国レベル簡単には決めつけられない

韓国人選手NPBで通用しなくてもMLBで通用しそうなタイプ打者が多いように感じる。

イ・スンヨプキム・テギュンNPBよりMLBでの方が安定して成績を残せそうなタイプに感じていた。起用してもらえたらというのと、テギュンの場合環境への適応課題だが。

実際に今年は韓国人野手が何人もMLB移籍して打率の面で物足りなさはあるが長打の面では驚くくらいのレベルで健闘している。パク・ビョンホは打率は2割前後ながら既に11本塁打イ・デホは起用が少ないながら10本塁打打率も3割近い。怪我から復帰したカン・ジョンホも打率2割後半で9本塁打

あとはNPBでも活躍したとはいえ、信頼感抜群のクローザーだったとまでは言い難かったオ・スンファンMLB奪三振率が12以上で防御率も1点台で十分通用しているのを見ても、もはや日米のレベルの差は相性と調子が一番大きな要素になる程度なのではとすら感じる。

日本でも落合清原など外角を得意にして速球を得意にしていた打者MLBでやっても面白かったのではないかと思う。両者の日米野球での成績は散々だが、実は松井秀喜日米野球ではあまり打っていないながら通用したので、さほど直接的には関係しないように思う。

また、両者は飛び抜けた才能と技術の塊だから対応力があったのではないかとも思われる。特に体格的にもMLBの強打者に引けを取らない清原は何かの拍子によっては、むしろNPBで才能だけで適当に続けてしまった後の現状より成績的にも素行的にも好転していた可能性すら考えられる。実際清原が若かった頃はMLBからも注目されていたらしい。

しか関西出身野手アメリカ挑戦惨敗率の高さを考えると、清原メンタル的に微妙だったかもしれない。


イチローの唯一無二の偉大さ

つまるところ、全てのリーグ活躍した選手こそ最も優れている選手といえるのであって、MLBナンバーワンになった選手NPBでも必ずナンバーワンかというと怪しいのである

しかしたらマグワイアソーサボンズらはNPBでは松井中村紀、カブレラローズらより打てなかったかもしれないし、松井中村小笠原松中らはKBOではイ・スンヨプイ・デホよりも打てなかったかもしれない。

最近キューバトップクラス打者が何人かNPBに来たがさほど凄まじい活躍をしたといえるほどでもない。

グリエルは62試合で.305 11本、デスパイネも1年目は45試合で.311 12本だから凄さを見せたといえるが、2年目は103試合で.258 18本。十分通用はしているものの目を見張るような成績ではなく、単純にこのレベルの成績の選手MLBに行くと簡単に主軸を打てそうという想像はつかない。セペダに関しては逆に何故あそこまで打てなかったのか意味が分からないが…。

じゃあキューバ打者が大したことないのかというと、彼らとキューバ時代は同等程度の成績だったセスペデスやアブレイユらが亡命して、MLBの主軸として活躍できている。

グリエルデスパイネの成績から考えるとキューバ日本投手の相性があまり良くないのではないかと考えられる。つまりMLBで3割30本近い成績を残しているセスペデスやアブレイユでも、NPBではより成績を落とす可能性が低くないと思われるし、したがって、MLBの超一流なら高確率で、NPBで同程度から同等以上の活躍ができるとは決めつけられないのではないかと考えられる。

ピート・ローズだって試合数が少ないNPBで仮にやっていたらその期間はMLBと同等以上の安打数を稼げなかったことは間違いないし、それどころか、仮に1~2年間NPBにいたとして、通用しなかったりレギュラー争いで他の選手に敗れたりして100本も打てないまま日本を去っていたかもしれない。

推測や期待はロマンがあって面白いが、実際にやって証明した例に比べてしまうと、やってない以上はやってみなければ分からない要素がかなり大きい。

からこそ、NPBMLB両方のリーグで実際に何年もプレーした上で、両方で歴代最高峰の実績と印象的なプレーの記憶を残したイチロー現代野球では歴史上唯一といっていいくらケチの付け所のない世界歴代最高の選手だといえる。

また、それこそがNPB単独通算でもMLB単独通算でもない日米通算最多安打というイチローが残した実績の唯一無二の偉大さを表しているのである

2016-06-14

日米通算安打数記録の価値メジャー安打数記録の価値

ここ数日、イチロー日米通算安打数がピート・ローズ氏のメジャー安打記録を超えそうだと話題になっている。

そんな中、とても残念なニュースが入ってきた。

ローズ氏がNPBレベルが低いことに触れ、「高校時代に放った安打カウントしている」と言ったのである

メジャーよりNPBの方がレベルが低いのは間違いない。だからそう言いたくなる気持ちもわかる。

しかし、NPBメジャーより「ヒットをたくさん打てるリーグ」ではない。むしろ打てないリーグなのだ

イチローが一軍定着した2001年以降、NPB活躍した7年間でのヒット数は1242本であり、メジャー移籍後7年間でのヒット数は1592本である

彼の成績推移を見ると、2001年安打数のキャリアハイであり、すでにメジャーで大活躍できる能力があったのは間違いない。

まり選手として完成されていたにも関わらず、試合数の少ないリーグで7年間を費やしたことにより、ヒット200本を損したと言えるのだ。

もしローズ氏がこの事実を知っていれば、イチローの記録が参考記録にとどまることに感謝して、あん馬鹿げたことを言わないであろう。

2016-05-21

memo

プロ野球の各賞

一般社団法人日本野球機構(NPB, Nippon Professional Baseball Organization)が定める個人タイトルは次の通り.

セパそれぞれ選出される.

2016-01-08

おそ松さんで感じた世間とのズレ

赤塚不二夫氏の生誕80周年を記念したアニメ、「おそ松さん

若いオタク腐女子の中ではとても人気である

アニメが放映された後、Twitterトレンドに必ず「おそ松さん」が存在する。

野球日本代表侍ジャパン」の強化試合コラボを行うを先日発表になった。

NPB若い女性にも野球を知ってもらう為、色々な取り組みを行っている。

そんな中、赤塚不二夫氏の「おそ松くん」の現代であるおそ松さん」が

若い女性に人気大爆発だと知れば、NPBとしてはこのチャンスを逃すまいと、

コラボをお願いしたのだろう。おそらくは。

世間一般とすれば、「おそ松さん」とは「おそ松くん」の現代版だという認識

からニュース記事でよく取り上げられているのだろう。

しかし、「おそ松さん」の実態は、人気男性声優推し、原作リスペクトがない、

製作陣のやりたい放題、ファンのマナーは悪いと様々な問題を抱えている。

何より、ファンのマナーが悪いのが大問題である

野球観戦者だって特別マナーが良いわけではない。

ただ、自分の贔屓の球団選手は応援している。

コラボ席はグッズ付きの為、来る層はグッズ目当てだろう。

声優始球式などイベントをしてみれば、

試合中はお互いの好きなキャライベント感想を駄弁っているだけだろう。

そういうのは侍ジャパンを応援してる観戦者としてはたまったものではない。

もちろん、対戦相手である台湾チームを応援してる観戦者にとってもだ。

同じコラボなら野球アニメはいけなかったのだろうか。

というよりも、未来を描いた作品で、性格も違い、オリジナルストーリーなら

おそ松くん」という作品でなくても良かったのではないか。

「選ばれし(自称)6人のクズニートと巻き込まれ人間による日常ドタバタギャグコメディ

とかなんとかオリジナルストーリー自由にやれば良かったのに。

2014-09-12

野球サッカーで怪我人が多くなってきた気がする

いずれもここ10年ぐらいの競技の変革にプロ選手の体が追いついていないかんじ。

野球投手に関してはもはや肘やったらすぐトミー・ジョンして1〜2年かけて復帰するのが当たり前になってきて、

ダルが苦言を呈してるけど中5日は最低取って欲しいところ。

肘をやってしまうのはまぁ変化球が多彩になってきたからだと思う。スプリットやらツーシームやらね。

わっちもよく戻ってきたけど2年も無駄にしてしまったね。

日本人打者は非力が増えてきたように思えるけど、

NPBMLB共にツーシームで芯を外されても強引にもっていく力は足りないってだけ。

筋肉量としてはあまり変わっていないのでは?

から更に体をデカくするんだけど、デカくしても節や骨が強くなるわけではないので、

その結果怪我をするっていうパターンだと思う。


サッカーはもはや走るサッカーでなければサッカーではないみたいな風潮すらあるため、

怪我が本当に多くなった。ウッチーなんか慢性化してるし、長谷部とかたぶんウチのサカティも…

ハードワーク・ハイプレス…全員で攻撃して全員で守るのはいいけれど、

ドルトムントシャルケを見ると選手資産としてきちんと守っているのか?そのサッカーでいいのか?と思ってしまう。

ショートカウンターなんか前線選手負担を考えると恐ろしい。Cロナウドやらロッベンやら大きな怪我もなく、本当にすごい。

MLBトミー・ジョンの流行で中5日が話題になったように、

サッカーでも選手の怪我が多いクラブは、運動量を極力減らして勝てるサッカーを追求するべきだと思う。

つまんないと言われようが選手を潰してまでやるよりは広島サッカーとかでいいんじゃないかな。


サッカーでも野球でも負傷箇所をトレーニングすれば?というのもあるけど、

大事なのは筋肉バランスから偏らないトレーニングをする必要があるし、骨についても考えなきゃいけない。

一番重要なのは腕のみせどころは監督でも選手でもなく、腕のいいスポーツトレーナーなんじゃないかな。

2013-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20131213233633

楽天三木谷社長は事ある毎に社員の前で「辞めたい奴は辞めれば良い」と言い放っております

そして退職をする際には「競合他社には行かない」と誓約書サイン強要されます

それなのに、田中将大に関しては辞めさせないというのはどういうことなのか?

私利私欲が絡むところには信念を捻じ曲げてでも抵抗するこの姿は最早北朝鮮将軍様しか見えません。

いや、信念は何も曲げてないだろ。

のものは俺のもの。もし俺のものでなくなるならば一切の価値を捨てて他では価値を生み出すな、ってことでしょ?社員に対しても田中に対しても一緒じゃん。

まーくんが、もうやだ、たいだんするー、って言ったらこのアホに引き留める権利は無いわけで。

ただ、本気でそうなったら、上にあるような、「他の球団には行かない」という契約書にサインさせるだろう。

というか、野球場合はこれが元々の権利として会社側にあるんだけどね。。。まあ、「球団」を1つの会社としてみるか「NPB」を1つの会社としてみるか、で違うから何とも言えんが。

2013-08-20

通算守備率.980以上の遊撃手メジャーでも活躍できる

松井稼頭央西岡剛中島裕之メジャーおい遊撃手失格の烙印を押され(押されかけて)、一方、川崎宗則はそこそこ評価されているのだけれど、なぜこういう事態が起こったか考察した。

その結果、通算守備率.980以上の遊撃手メジャーでも活躍できるであろうこと、そしてそれ以外の要素は判断材料足りえないことが分かった。

直感でいえば、NPB時代、前三者の守備は華があるけどどこか不安定であり、川崎うまいのだけれど目立たないという守備であった。

そして、メジャーおいては、NPBで華のある守備とされたもの日常光景であり、不安定さだけが目立ち、結果ミスのしない川崎けがポジションを維持できるという事態が生まれた。

これを現在NPBに当てはめると、鳥谷井端は間違いなく守備ではそこそこ以上と思われる。一方、坂本今宮は論外となるであろう。

2013-02-28

2月28日(木曜)野球延長

NPBじゃないんですから

21:30なんかに終わるわけないんですから

人気深夜番組が集まる木曜日に終了まで延長・繰り下げなんかしないでください>TBSテレビ

 

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今度はこんなことないように

TBSとんび」で騒動勃発!“録画失敗”でシャープに苦情も…食い違う見解

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130228/enn1302281137007-n1.htm

2012-12-13

汚いなさすが日ハムきたない。大谷翔平に二刀流という口説き文句を使った真意について

大谷メジャー挑戦騒動は、結局、日ハムサイド(注目選手get)にとっても大谷サイド(ポスティング密約get)にとっても勝利となったと思うが、大谷くんは結局大人に騙されたようだ。

というのも、どうやらこの球団、二刀流でショートピッチャーやらせる予定らしい。もうこれは明白に、日ハム大谷野手として評価していることの現れだろう。

さて、球団資料「夢への道しるべ」(http://www.fighters.co.jp/news/detail/3251.html)。これをよく見ると、あることに気づく。

それは、韓国でドラ1高卒野手ドラフト拒否メジャー挑戦したのはチュシンスだけで、そして、彼は(大)成功しているということである

まり日ハム論破されぬよう大谷くんを野手としてとる可能性を隠さなければならなかったのだ。それが二刀流という玉虫色の誘い文句であり、

大谷君はそれを投手に加えて野手DHあるいは外野手?)もできるよと自分勝手解釈してしまった。そして、契約してしまたからにはもう遅い。

この球団野手で取る気しかはじめからなかったのだ。そして、メジャーで通用する遊撃手を育成する能力などNPBにはない(野球用は天然芝ですらないしね)。


ということで、大谷君は今後も大人たちにさんざん振り回されてしまうだろう。やはり、まずは親を説得するべきだった。

ともあれ、メジャー植民地にならないことを決定的にしたというてんで大谷くんの歴史的な役目は終わった。

後は、斎藤と同じ扱いにならないことを祈ろう。厳しきかな大谷君の人生。祝福を!

2012-10-27

二人の翔、そして亮―大谷翔平伊藤翔宮市亮

2011年10月23日、我々は日本サッカー未来を託して見送ったはずのある男が日本に帰ってきていること、

彼がプロサッカー選手となって初のゴールを奪ったことを同時に知った

もっとも、多少Jリーグに関心があるものは、2010年6月に彼と水野晃樹が帰ってきたことを知っていただろうが)。

その男名前は、伊藤翔23歳。

有名高校生プレイヤーとしてJリーグ発足後初、国内クラブを経由せずに直接海外クラブプロ契約した男の遅すぎるゴールだった。



2011年10月23日というその日まで伊藤翔がなかなかゴールを奪えないでいる頃、我々は違う若武者に快哉を叫んでいた。

宮市亮アーセナル練習生ではないベンゲルに認められた若武者、正所属の上でフェイエノールトレンタル移籍がなされあっという間に

欧州主要リーグ日本人最年少得点記録(2011年2月12日、18歳1カ月29日で記録)を決めた若武者にであった。



さて、このエントリ目的は、有名高校生プレイヤーとしてNPB発足後初、国内球団を経由せずに直接海外球団プロ契約しようとする

大谷翔平が"翔"なのか"亮"なのか当ててみようということではない。甲子園に出れなかった防御率がそこまで低くない「球速160km」の投手

日米親善高校野球藤浪晋太郎エースの座を触れさせてももらえなかった彼は、

確かに、「和製アンリ」という話題のみで実態が分からなかった"翔"と似ている。

しかし、海外戦前の"亮"だって、50m5秒台らしいものの、テクニックの不十分さは指摘されていたし、宇佐美貴史のような国際試合での

圧倒的な実績がある訳ではなかった。現時点で、"翔"なのか"亮"なのか当てることはあまり不毛だろう。



重要なのは、"亮"の為には、"翔"が必要であったという事である。直接に、宮市が海外挑戦する際、伊藤を参考にしたことを示す資料はない。

しかし、ほぼ確実に宮市あるいはその周囲の判断において、先輩(実際同じ高校のでもある)伊藤の顛末が一番の教訓として機能していただろう。

リップサービスにのせられてはいけない、若手を教育する気がない海外クラブはいってはいけないなど、学んだことは多かったはずである

"翔"があってこそ、"亮"があるのだ。そして、"亮"があるからこそ、未来日本人スタープレイヤーが生まれるだろう

もちろん、スタープレイヤー誕生には、Jリーグを一回経由することが重要と言う結論になることだってありうる。

しかし、その結論を出すためには、"亮"の未来、あるいはそれに続く直接海外クラブ契約する選手たちの行く末を見る必要があるだろう。

彼らの挑戦が、未来日本サッカーを作るのである

高校生以下の育成については久保英君の将来を見よう。しかし、久保君にも玉乃淳という見本がいたことを忘れてはならない)。



野球の"翔"のメジャーへの挑戦も、野球の"亮"を生み出し、そして、未来日本人スタープレイヤーを生み出すだろう。

"翔"の挑戦は、日本野球界に貴重な経験を与えるだろう。もしかしたら、NPB重要さを改めて認識させることなるのかもしれない。

誰かが捨て石になる可能性を覚悟してやらなければならなかったことなのだ



であるから大谷翔平よ、全ての誉れと怨嗟を受け止めながら、翔び立ってほしい。



そして、野球ファンは少なくとも"翔"が帰国して仮に日本のどこかの球団入団して、1年は成績が悪くてもかつての挑戦者を見守って頂きたい。

もっとも、2年目も成績が悪いのなら、本拠地で彼にブーイングで浴びせようとそれは自由だろう。

2012-10-21

ペニーに関するJapan Timesによるファルケンボーグインタビュー

ペニーの一件が示した、日本成功するには技術だけでは足りないということ」

Penny situation shows it takes more than skill in Japan

The Japan Times, Sports Scope

By Jason Coskrey

原文: http://www.japantimes.co.jp/text/sp20120515jc.html

先週、ブラッド・ペニー日本を去るというニュースが出ると、一部の日本のファンは素早く、かつ過激な反応をみせた。

今となってはソフトバンクホークスの「元」選手となったこの投手を、ファンはツイッターで責め立てた。「デブ」「詐欺師」「第二の(ケイ) イガワ」...他にはここで書くことのできない俗悪な言葉もあった。

ペニーソフトバンクでのキャリアは基本的には64球(6失点、自責点4)で終わった。なので、彼はそもそもこのような反応を呼び起こすに足りるほど長くチームに在籍していたわけではないようにも思える。

この先発のあと、ペニーアメリカに戻り痛んだ肩の治療をした。その後、彼は短期間ホークスにもどり、そして退団を申し入れ、それを認められた。日本に住み、プレーすることに慣れることができなかったからだ。

「あるとき、(ペニー球団)双方がもう道を分かつほうが良いと確信したんだ。」ソフトバンクの抑え投手ブライアン・ファルケンボーグは言った。「彼はハッピーじゃなかった。チームもハッピーじゃなかった。だからお互いに別々の道をいくことに同意したんだ。」

「これで、ホークスも前に進めるし、ブラッドも前に進める。そこにしか和解がなかった。」

ペニー以前にも日本にうまく順応できなかった選手は大勢いるし、ペニー最後でもないだろう。ただし、多くの選手は少なくともシーズンの最後まではなんとか耐える。

このことが彼に上記のような辛辣言葉が浴びせられたおもな理由だ。ファンは、順応できずに葛藤する選手、あるいは順応できずに辛いときを過ごす選手は許すことができる。でも、(他にいい言葉がないのだが)「逃げ去る」だけの選手を堪忍することはできないのだ。

ペニーは、他の多くのケースと同様、日本野球レベルに通用しなかったわけではない。しかし、単に技術の問題なら、こんなにも多くの(外国人)選手日本野球から消え去るということはないだろう。

「多くの理解が必要なんだ」二度のNPBオールスターファルケンボーグは言う。彼はMLBでの6シーズンののち、2009年から日本でプレーしている。

「これは独自の野球文化、すこし違った仕方で物事を行う文化なんだ。アメリカより良くはなく、アメリカより悪くもない。ただ、"違う"んだ。」

NPBのチームは(外国人)選手技術に関しておおまかな情報を得ることはできる。でも、彼が新しい環境にどのように反応するかを知ることは、ほとんど不可能だ。

「誰が日本環境を気に入って、誰が気に入らないか、あらかじめ知ることのできる奴なんかいないよ」ファルケンボーグは言う。

「もし、違うチームにいたら僕の日本での経験は全く違ったものになっていたかもしれない。違う監督、違うシステムだったら、僕はみじめな思いをしていたかもしれない。別の街に住んでいたら、福岡でも三ヶ月も二軍に送られることになったら、僕はみじめなことになっていただろう。」

「(日本で)成功するかしないか日本野球を楽しむことができるかどうかには多くの要素が関わってくる。」

二度のセリーグMVPで、今日本での12シーズン目を迎えているアレックス・ラミレスは初めて日本に来た外国人選手に、アメリカで学んだことを忘れるように常々忠告している。

これは多くの選手にとっては難しい忠告だ。うまく従うことのできる者もいるし、そうでない者もいる。

日本でやっていくには、強い精神力、忍耐力、そしておおらかな心が必要だ。試合クラブハウス雰囲気言葉食べ物、住環境、移動状況、その他多く諸々の微妙な違いに選手達は順応しなければならない。

「こっちに来て、こっちの環境が気に入らない理由は人によって千差万別なんだ。」とファルケンボーグは言う。「レストラン英語のメニューがないから、街に出てレストランに入って食べ物を注文できないことが気に入らない奴もいる。福岡では車の運転の環境を凄く気にする奴もいるね。」

野球に関していえば、違ったやりかたで物事が行われるから、一部の選手にはそれを理解するのが、ただただ難しいんだ。」

日本での生活をうまくこなすことができずに、プレーをし、小切手を受け取り、義務を果たすや否や最初飛行機に飛び乗って去って行った選手は数多くいる。そして、対応する能力と、環境にしがみついていく忍耐のある一部の選手がいる。ペニーの最大の失敗は、この二つのカテゴリーのどちらにも属すことができなかったことだ。物事が大変になるやいなや、彼は退団し逃げ去った。彼は(またもや)日本野球スムーズに移行するには技術だけでは足りないということを示したことになったのだ。

「深いところまで飛び込んでいかなきゃいけないんだ。」ファルケンボーグは言う。「『まあ、ちょっと向こうまで行ってみて、どんなもんかやってみるか』っていうわけにはいかないんだよ。本気で行って、アメリカでやるのと同じように試合自分のプレーを捧げなきゃいけない。そしたら、こっちでの何らかの結果がついてくるんだ。」

ペニーの一件が示した、日本成功するには技術だけでは足りないということ

ペニーの一件が示した、日本成功するには技術だけでは足りないということ

Penny situation shows it takes more than skill in Japan

The Japan Times, Sports Scope

By Jason Coskrey

原文: http://www.japantimes.co.jp/text/sp20120515jc.html

先週、ブラッド・ペニー日本を去るというニュースが出ると、

一部の日本のファンは素早く、かつ過激な反応をみせた。

今となってはソフトバンクホークスの「元」選手となったこの投手を、

ファンはツイッターで責め立てた。「デブ」「詐欺師」「第二の

(ケイ) イガワ」...他にはここで書くことのできない俗悪な言葉もあった。

ペニーソフトバンクでのキャリアは基本的には64球(6失点、自責点4)で

終わった。なので、彼はそもそもこのような反応を呼び起こすに足りるほ

ど長くチームに在籍していたわけではないようにも思える。

この先発のあと、ペニーアメリカに戻り痛んだ肩の治療をした。その後、

彼は短期間ホークスにもどり、そして退団を申し入れ、それを認められた。

日本に住み、プレーすることに慣れることができなかったからだ。

「あるとき、(ペニー球団)双方がもう道を分かつほうが良いと確信

たんだ。」ソフトバンクの抑え投手ブライアン・ファルケンボーグは言っ

た。「彼はハッピーじゃなかった。チームもハッピーじゃなかった。だか

らお互いに別々の道をいくことに同意したんだ。」

「これで、ホークスも前に進めるし、ブラッドも前に進める。そこにしか

和解がなかった。」

ペニー以前にも日本にうまく順応できなかった選手は大勢いるし、ペニー

最後でもないだろう。ただし、多くの選手は少なくともシーズンの最後

まではなんとか耐える。

このことが彼に上記のような辛辣言葉が浴びせられたおもな理由だ。ファ

ンは、順応できずに葛藤する選手、あるいは順応できずに辛いときを過ご

選手は許すことができる。でも、(他にいい言葉がないのだが)「逃げ去る」

だけの選手を堪忍することはできないのだ。

ペニーは、他の多くのケースと同様、日本野球レベルに通用しなかった

わけではない。しかし、単に技術の問題なら、こんなにも多くの(外国人)選

手が日本野球から消え去るということはないだろう。

「多くの理解が必要なんだ」二度のNPBオールスターファルケンボーグ

は言う。彼はMLBでの6シーズンののち、2009年から日本でプレーしている。

「これは独自の野球文化、すこし違った仕方で物事を行う文化なんだ。ア

リカより良くはなく、アメリカより悪くもない。ただ、"違う"んだ。」

NPBのチームは(外国人)選手技術に関しておおまかな情報を得ることは

できる。でも、彼が新しい環境にどのように反応するかを知ることは、

ほとんど不可能だ。

「誰が日本環境を気に入って、誰が気に入らないか、あらかじめ知るこ

とのできる奴なんかいないよ」ファルケンボーグは言う。

「もし、違うチームにいたら僕の日本での経験は全く違ったものになって

たかもしれない。違う監督、違うシステムだったら、僕はみじめな思い

をしていたかもしれない。別の街に住んでいたら、福岡でも三ヶ月も二軍

に送られることになったら、僕はみじめなことになっていただろう。」

「(日本で)成功するかしないか日本野球を楽しむことができるかどう

かには多くの要素が関わってくる。」

二度のセリーグMVPで、今日本での12シーズン目を迎えているアレックス

ラミレスは初めて日本に来た外国人選手に、アメリカで学んだことを忘れ

るように常々忠告している。

これは多くの選手にとっては難しい忠告だ。うまく従うことのできる者も

いるし、そうでない者もいる。

日本でやっていくには、強い精神力、忍耐力、そしておおらかな心が必要

だ。試合クラブハウス雰囲気言葉食べ物、住環境、移動状況、そ

の他多く諸々の微妙な違いに選手達は順応しなければならない。

「こっちに来て、こっちの環境が気に入らない理由は人によって千差万別

なんだ。」とファルケンボーグは言う。「レストラン英語のメニューが

いから、街に出てレストランに入って食べ物を注文できないことが気に

入らない奴もいる。福岡では車の運転の環境を凄く気にする奴もいるね。」

野球に関していえば、違ったやりかたで物事が行われるから、一部の選

手にはそれを理解するのが、ただただ難しいんだ。」

日本での生活をうまくこなすことができずに、プレーをし、小切手を受け

取り、義務を果たすや否や最初飛行機に飛び乗って去って行った選手

数多くいる。そして、対応する能力と、環境にしがみついていく忍耐のあ

る一部の選手がいる。

ペニーの最大の失敗は、この二つのカテゴリーのどちらにも属すことがで

きなかったことだ。物事が大変になるやいなや、彼は退団し逃げ去った。

彼は(またもや)日本野球スムーズに移行するには技術だけでは足りな

いということを示したことになったのだ。

「深いところまで飛び込んでいかなきゃいけないんだ。」ファルケンボー

グは言う。「『まあ、ちょっと向こうまで行ってみて、どんなもんかやっ

てみるか』っていうわけにはいかないんだよ。本気で行って、アメリカ

やるのと同じように試合自分のプレーを捧げなきゃいけない。そしたら、

こっちでの何らかの結果がついてくるんだ。」

2011-03-20

被災者の心の傷忘れずに

 読売巨人軍など主催セ・リーグが、29日に開かれる。NPB加藤良三コミッショナーは「今年の公式戦は全試合被災地被災者へのチャリティー試合とする。」と表明したしかし、東日本巨大地震犠牲者の全体数さえまだわからないこの時期に、セ・リーグを開幕しければならない理由はあるのか、疑問だ。

 コミッショナーは「『野球』を通して被災地被災者はもちろん、日本に、世界に元気を与えることが仕事であり、責務であり、使命でもあると考え、『前に進む』決断をいたしました」と説明する。

 試合収入を少しでも多く集め、カネを儲けたいとの気持ちはわかる。しかし、興業が主眼で、エンターテイメント要素があるプロ野球は、今開くべきかどうか。

 スポーツ界では、Jリーグが公式戦全試合の月内中止を決め、同じ20日開催予定の板橋Cityマラソン東京都)と全日本実業団ハーフマラソン山口県)も中止された。予定通りの開催を決めた大会もあるが、一般のイベントにも自粛が広がっている。

 フジテレビが行ったアンケートではセ・リーグの開幕延期を求める意見が93%。選手会ではボイコットストライキを求める声が、相次いでいるという。

 いつからなら開催OKという答えはない。しかし、少なくとも29日ではないと思う。義援金集めが目的なら、もっと効果的な方法があるはずだ。被災者の心の傷は、遠く離れた東京に住む私たち都民想像をはるかに超えているだろう。主催者や参加する選手にはそれを忘れてほしくない。

2010-04-14

ほんとうの強者は敗北をもってしか語れない

2006年から、将棋大賞に「名局賞」が制定された。文字通り、その年の最も素晴らしい対局に贈られる賞である。

羽生善治はこの名局賞を三年連続で受賞した。表彰されたのは、すべて羽生が負けた一局であった。

 

第35代横綱双葉山の70連勝を阻止した安藝ノ海に、師である出羽親方はこう言ったという。

「勝って褒められる力士より、負けて騒がれる力士になれ」

 

競馬に"Upset"(番狂わせ)という名前競走馬がいた。

競馬史上最強の一頭であるMan O' War(21戦20勝)に唯一土を付けた馬であり、この一勝とその馬名のみによって、今でも強く記憶されている。

 

野球の打撃"二冠王"のうち、最も稀な組み合わせは首位打者本塁打王である(NPB史上11例、三冠王と同じ回数)。

この二冠を獲得できるくらいの打者なら、打点王も獲ってしまって当たり前だからである。

しかし王貞治NPB史上ただひとり、この首位打者本塁打王を3回獲得している。

直後の4番に長嶋茂雄が控えていながら、それでも敬遠され続けたがゆえの珍記録である。

 

ほんとうの強者は敗北をもってしか語り得ないのかもしれない、と、タイガー・ウッズマスターズ4位コメントを見て思った。

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