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はてなキーワード: 軽犯罪とは

2019-08-23

anond:20190823161940

軽犯罪でも常習だと改善の見込みなしって長期間ぶちこまれるらしいよ。

Netflixで観た。

2019-08-08

Google軽犯罪など警察情報提供すれば世の中良くなるんじゃなかろうか

名誉毀損などスマフォで何を入力たかとか、どこに居たとか、仕事サボってるとか、

そういうの警察に全部提供すれば良くなるんじゃないか

2019-08-06

世界が裕福になったとして、本当に『狂人』が現れないと思いますか?

いっさいゼロかは不明だがまず居ないだろう

ごく短期懲役刑だって普通人間は嫌だから万引き痴漢一般人はやらないし

逮捕されたら何十万円の慰謝料を用意して不起訴になろうとするし

基地外でも何でもない一般人もじっさい半数ぐらい不起訴になっている

貧乏高齢で行き場がない人を除いて刑務所生活を望む人などいない

口では何か言っていても内心は違う

高齢貧乏にしたって医療介護福祉カバーされていれば軽犯罪をして刑務所に入るやつなどいない

自分自分愛する人については内面グダグダ語って配慮しろとご熱心でいらっしゃる

人のことになると興味がないしどうでもいいと露骨な二枚舌

こんな人間に俺は関心がない anond:20190805225925

2019-08-02

俺が死刑廃止論者になった理由

きっかけは袴田事件っていう有名な冤罪事件(と言われている、まだ再審中)に関するドキュメントを見てから

そこから死刑執行された飯塚事件無罪が確定した足利事件など色々な冤罪事件について調べていく中で

殺人のような重犯罪から痴漢のような軽犯罪まで、この国には冤罪が生まれ構造が備わっているという考えに至った。

因みに俺は元々は死刑制度については特に何も疑問は持っていなかった。

人を殺めたら死んで償う、それが当然という風に割りとつい最近まで思っていた。

長ったらしく書くのもアレなんで、俺が思う死刑廃止すべき理由をできるだけ手短に列挙していく。

冤罪可能

死刑は一度執行されると後戻りできない、完全不可逆。

執行後に冤罪とわかっても二度と元には戻せない。

懲役刑は途中で冤罪とわかった場合は刑を中止できる。

既に服役した時間は二度とは戻ってこないが、国家賠償という形で補填することは可能

もちろんお金じゃ納得できない人もいるのは当然だが、命がある限り再出発はできる。

死刑執行されてしまうと再出発どころか、自分無罪になったことを知ることすらできない。

死刑による犯罪の抑止効果を示す明確なデータがない

日本以外の先進国死刑廃止が主流になっている大きな理由ひとつにこれがある。

カナダでは死刑廃止後に殺人の発生率が減少したという。(勿論、抑止効果があると主張する人もいる)

そんな馬鹿な~と思う人は各自調べてくれ。

人道的観点

憲法36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」とある

究極の暴力である死刑絞首刑)が残虐でなくて、むち打ち刑や性器切断の刑は残虐だというのに疑問がある。

専門家の間でどういった法的論争があるのかはわからないが、絞殺でも銃殺でも薬殺でもむち打ちでも性器切断でも俺には全て残虐な刑罰に感じる。

被害者及び被害者遺族の報復感情

死刑存置論者はこれが主な理由っていう人が一番多いんじゃないかと思う。

もし自分の大切な人が殺されたら絶対死刑を望むと思うし、何なら自分で殺したいと思うかもしれない。

でも日本においては内乱罪外患誘致罪などで人が死んでいなくても死刑適用することができる。

(実際に適用されたということではなく「可能である」という意味

もし死刑被害者やその遺族の報復感情を果たすためにあるなら、人が死んでいない罪にも死刑適用できる説明がつかない。

それにもし殺人による被害者や遺族の報復感情を果たす為に死刑という暴力刑が存在するのなら

強姦罪傷害罪にもむち打ち刑や性器切断の暴力刑を適用すべきではないか

それに死刑執行被害者遺族のために公開するべきではないのか。

そう考えると今の日本死刑制度被害者やその遺族の報復感情を果たす為にあるとは到底思えない。

あと最近よく見る「海外では死刑がなくても現場で射殺するよね」っていう意見はまったくもって的外れだと思う。

言うまでもないが、現場で射殺するのはあくま警官自身人質を守ったりそれ以上被害を出さないようにするためで刑罰とは無関係

しろどういう理屈でこの犯人射殺と死刑が結びつくのかよくわからない。

あと懲役刑判決後すぐに執行されるのに対して死刑場合執行まで何年もかかるのも納得いかない。

本当に死刑判決誤審がないと100%言い切れるのなら某法務大臣の言う通りベルトコンベア執行すべきではないのか。

そうしないのは、絶対にあってはならない死刑判決でも誤審はありうるということを暗に認めているからではないのか。

同じ理由再審制度死刑判決適用できることにも納得がいかない。

色々書いたが、特に自分の中で大きかったのは

人間判断する以上は冤罪はなくならないという点と

死刑犯罪抑止効果を示す明確なデータがないという2点。

まぁあくま法律も何も知らない普通一般人ちょっと調べて考えて行き着いた結論であって

誤った認識もあるかもしれないので何卒お手柔らかにお願いします。(予防線

2019-07-31

日本安全って何によって支えられているんだろう

人口が減っていく中で、これからどうなるかに興味がある。


統計殺人事件が減っているが、テレビで重大な事件があったように盛り上げていることが気持ち的に影響しているのか。

人口が減れば確率的には件数は減っていくはずだ。


外国人は増えるだろうが、今の統計だと犯罪率は少ない。

Payなんちゃらのように、人目がないところに関しては増えるのか?


貧困によって増えるのは、高齢者による軽犯罪は増えていることからわかる。


日本に銃はないが、人口が減るということは警官の人数も減っていくということであり、対応出来るのか?

2019-07-30

anond:20190715102659

万引きなどの軽犯罪を繰り返すのは一種病気

一緒に住んでいて、保護監視義務があるなら、精神科に連れていくなどの適切な対処をすることもまた義務

それが嫌なら家を出ろ。デモデモダッテしてるだけの状態じゃ、傍から見たらあんたも母親と大して変わらん

2019-07-22

人を殺した精神障害者はどれぐらいの割合無罪になっているのか?

気になるので調べてみました!!

データ平成23年

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殺人受刑者総数・・・303人

内、精神障害者の占める割合・・・13.9%

受刑者内の精神障害者・・・42人 ( 303×0.139 )

同年、殺人等で不起訴となった心身喪失・・・93人

同年、殺人等で執行猶予となった心身喪失・・・10

殺人者総数・・・406

内、精神障害者・・・145人

殺人犯における精神障害者・・・35.7% ( 145÷406 )

殺人を犯した精神障害者起訴・・・64.1% ( 93÷145 )

殺人を犯した精神障害者シャバにいる率・・・70.9% ( (93+10) ÷145 )

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計算してみた感想

・不起訴想像よりずっと多い

・正直「殺人でこれなら、他の軽犯罪だともっと起訴になってない?」って思っちゃう

・「検挙人員に占める精神障碍者割合は低い(1%)!精神障害者より健常者のほうが危ない!」(平成23年)

・でも入所受刑者に占める割合は高い(9%)のよね・・・(平成23年)

・なお、↑の割合平成29年には13.4%まで上昇している模様

ちゃん医者にかかって、ちゃんと服薬してほしいマジで

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データ

法務総合研究所研究部報告50

http://www.moj.go.jp/content/000112398.pdf

平成24年犯罪白書

http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/59/nfm/n_59_2_4_5_3_1.html

「何故平成23年データを用いるか?」というと、

殺人 統計」でググったときに一番最初にでてきたデータ平成23年のものだったからです!!

2019-07-20

anond:20190720043843

元増田信号無視とかの軽犯罪納豆刑導入したら、納豆恐れる人たちには信号無視しなくなるかもしれないが、納豆好きな人たちの中に、納豆欲しくて信号無視するやつが出てくるだろう。

愛好者には抑止になるどころか、促進する効果があるんだ。多数への抑止と、愛好者への促進と、どちらの効果が高いか統計的にマトモな議論を見たことがない。

死刑も同じことだ。死を恐れる大半の人には抑止になるが、死にたい奴(愛好者)にはむしろ凶行を促進する効果がある。

何百万人に一人でも、凶行に及ばせたらアウトなのだから、促進する効果のある刑罰は、抑止と促進のどちらの効果が高いか考えるべきでは?

死は、年間三万人も、自分から進んで行う愛好者がいることが分かってる行為なんだぞ。

anond:20190720032454

国や役所に強大な権力を渡せば必ず腐敗するって人類史鉄板なのに、なんであんな無条件に国家を信用できるんだろうな。

政権にとって都合の悪い連中はどんな軽犯罪スピード違反信号無視などなど)でも監視カメラでチェックして逮捕。一方権力者側の犯罪カメラに写ってても見て見ぬふり。こんな感じになるなんてわかりきってるのに、安心安全のために自分らの権利自由を平気で売り渡せる連中が多いのに絶句するわな。

2019-07-19

どんな軽犯罪でも一律死刑にすれば万事解決では?

被害者感情

どんなに小さな憎しみや恨みも、死刑にしてしまえば一律リセットできる。

もちろん罪人の命なんてどうでもよく、金銭被害に対する補償を望む人もいる。

それも死刑になった罪人の全財産を国が没収し、それをプールして被害者の被害額に応じた補償をすれば

だいたい賄えるんじゃないかな。

罪人にかかるコスト

そもそも刑務所自体不要になる。死刑執行所や執行人は必要からコストゼロにはならないけど、

単位刑務所生活コスト比較すれば、ずっと安く抑えられるだろう。

再犯防止

全員死刑なので、再犯原理的に発生しない。

犯罪抑止

ちょっと魔が差して…」程度の犯罪も怖くてできなくなる。

当然過失事故労基法違反も含まれから交通違反による事故も激減するだろうし、

ブラック企業経営者パワハラセクハラ上司も、グッと減るだろう。

政治家汚職選挙違反ももちろん全部死刑






もっとも、罪がバレそうになった人や、こんな息苦しい社会に嫌気がさした人が開き直って、

周りを巻き込む無差別殺人事件をじゃんじゃん起こすかもしれないけど。

2019-07-15

体力腕力がなくて頭が悪くて

過集中とかそういうのもない無能地方一人暮らししつつ働くって無理じゃね?

実家派遣仕事しながら僅かな給料もらってるけど

親が軽犯罪やってて一緒に暮らすのが限界

いい歳だし家を出たいけど暮らしていけるほどの給料もらえる仕事転職なんてできる気がしないし車持ってないし何より実家の犬と離れるのが嫌なんだよなあ

2019-06-16

anond:20190616195436

男性の圧倒的大多数は痴漢じゃないぞ?

医療は国の根幹。

痴漢交通事故はるかに下回る超低確率軽犯罪しか本当にあったという証拠すら碌にない。

てか、土俵女人禁制を残せと俺がいつ言ったのかね?

2019-06-09

anond:20190609225529

軽犯罪死刑になるなら「死刑になりたかった」で大量殺人する輩はそこまでしなくても死刑になるから減るかもしれない

2019-06-04

anond:20190604134003

軽犯罪しないのは当たり前?そりゃそうだ。

から男性排除する理由もないな。

2019-06-03

殺人犯側に立とうとする人たち

大昔から疑問だけど

死刑囚とか、殺人犯とか

そういう人に対して強い批判が出ると

その反対側に立つ人が現れるんだけど、どういう現象

左巻きはてな界隈に多い印象(弁護士にも多いけど、それはさすがに理解できる。そもそもネット全体に多いかも?)

 

もちろん完全な擁護ではないんだけど

人権がとかそういう拡大した話になってくる

今回だって犯人というミクロに対して話していたはずなのに、いつの間にか話が拡大されている

しかも大体そういう人達攻撃的だし、非常に自分正義があると信じている傾向がある(少数派だからしょうがないのかもしれんが)

あと不思議なことに、軽犯罪ならそういう人達は喜んでボコボコ犯人を叩く

凶悪犯になるほど、何故か優しくなる

 

例えばアニマルライツあたりの話もそうなんだよ

「人と食料」というレベルの話に「動物権利」という拡大された何かが投入される

その枠の話してなかった側は突然強い反発を受けるので困惑する

2019-05-29

anond:20190529141523

私は主観しか物事を語れない前提で話を聞いてほしいんだけど。

わたしはいてほしいと思われる人間じゃあない、つまり大事人間」じゃないんだよね。

だったら周りも同じ「大事人間」じゃないわけでしょ?

戻ってこなくてもよくない?

普通価値観じゃないとか思うかもしれないけど、私の「普通」ではそうなるからあなたの「普通」を押し付けないでね?

社会から見放された無敵の人意見としてはこうかな?

あとは、

まぁ周りの幸せを奪うためだよね。

ムカつくじゃん、自分が辛い思いをしてるのに周りが幸せだとさ。

そんで結局おこちゃまなんだよね、お菓子かってもらえなくて癇癪起こす子供と一緒。自分の欲が満たされないからあばれる。それだけ。

世間からの注目集めるために殺人になるのもそうだし、自分を不幸にした世界が悪いというメッセージを強く伝えるためでもあるかな

とにかく世の声が『一人で勝手死ねであるうちはまだまだ起こる事件だと思うし、

無敵の人になるような人はあなたの「軽犯罪で済ませる」なんて意見聞いても、「なんで周りに配慮する必要があるの?」としかならないですね。

死んだ人は帰ってこない、そうですね、人間を大切に思っているいい言葉ですね。

でも、無敵の人人間ですよ?あなたが本当に人間を大切に思っているのであればまず出てこなければならないのは根源となる主体を生み出さないようにという話のはずで、主体の行動にケチつける話ではないハズです。


あなたは「死んだ人は帰ってこない」という言葉に酔っているだけのマスターベーション大好き人間だ。最低ですね。

2019-05-28

未来予想

2019年

・7〜8月に大雨の影響で水害が起きる、特に九州は毎年危険

10月:消費税10%に増税

消費税増税を皮切りに、貧困に陥る人が増える。

2020年

東京オリンピックに乗じて軽犯罪が多発。警察対処に追われるが解決しづらい。

外国人観光客とのトラブル

東京オリンピック後、株価は下がるが日銀ETFの買い増しで最低にはならない。

2020年以降

東京オリンピックなのどの人が大勢集まるイベントが各地で開催される。その都度、軽犯罪が起こる。

消費税の影響から格差は顕著に表れるようになる、特に核家族世帯収入に大きく影響。

企業吸収合併が多くなる。それによって労働の場が激減。

政府財政難になる可能性が増す。

労働者と資本家との格差が拡大する。

貧困の影響で日本スラム形成される。

労働者の革命によって、資本主義が終わる。

2019-04-13

お父さんお母さん、私に謝ってください

自分の気持の整理のために書き連ねる。自分語りで相当長い。


昭和生まれ就職氷河期経験済みのアラフォー

二歳年上の兄(長男)がいる。自分は長女だ。

幼い頃は特に兄と自分への待遇に差を感じたことはなかった。

親は団塊世代で当時は給料右肩上がり時代で、それなりの中流家庭だったと思う。

習い事などもどちらもそれぞれ好きにやらせてもらえていた。

兄が通っていた地元の塾に自分も行かせてもらい、兄は一足先に中学受験をして某私立中高一貫校へ進学した。

自分最初の塾(兄と同じ)で、『御三家も狙える』と言われ、有名な大手進学塾へ通うようになった。

毎週土日のどちらかには親に連れて行ってもらって都内テストを受けに行き、自分純粋に楽しんでいたが、それに付きあう親は大変だったろうと思う。


そしてその頃から、どうやら兄は道を徐々に踏み外していったらしい。

具体的に中学生の兄の身に何があってそうなったのかは今でも知らない。

兄は万引きなど軽犯罪を繰り返すようになり、親が警察に行くこともたびたびあった(当時、自分にはそれらの事実は知らされなかった)。

自分と兄はひとつ屋根の下暮らしていたが、部屋は別々で元々仲の良い兄妹でもなかったし、

自分中学高校御三家の一つに受かった)で良い友人に恵まれ学生生活を楽しんでいて、兄のことはほぼ眼中になかった。

ただ、それでも兄や両親を見ていて、『兄が道を踏み外しつつある』こと、『親が兄の対応で大変らしいこと』は雰囲気でわかった。

から自分まで親に負担をかけてはいけないな、と子供ながらに思っていた。

別に親のためにいい子でいようと思ったわけではない。

道を踏み外していく兄を尊敬できなかった、いや、心から軽蔑していた。ああはなりたくない、と思っていただけだ。

学校の友人の兄弟はみな出来が良くて、どこに出しても恥ずかしくない「まっとうな」人達で、比べると自分の兄が恥ずかしかった。

学歴なんかの問題じゃない、今でもそれで兄を差別する気はない。

犯罪を犯すこと(万引き以外にも路駐やら何かでしょっちゅう警察から電話があった。警察バカにし、遵法精神などまるでなかった)、

それで親に多大なる迷惑と心労をかけていたこと、それを反省もせずにまた繰り返すこと。

兄の心理など知る由もないし、なにか彼の思春期問題があったのかもしれない。

だがだからといって兄の行為正当化される訳もない。繰り返すならなおさら弁護の余地もない。

私は心の底から兄を嫌い、軽蔑し、しかし表にはそれを出さずに、ただ兄とは接触しないようにしていた。

(なぜなら、兄は短気で暴力に訴える人間だったからだ。一度自分がそういった態度を見せた時、夜中に枕元に金属バッドを持ってすごんできたのは忘れられない。

  そしてそういった基質もまた、私の兄への侮蔑をより強める結果になった)



そして兄は高校を(なんとか)卒業し、大学へは行かずにフリーターになった。

親はどこでもいいか大学へ行かせたかったようだが、兄本人が『大学でやりたいことがない』と進学しなかった(ここは兄が正しいと思う)。

ありがちな話だが、兄は音楽の道を進もうとしたらしい。バンドを組んで、いわゆるバンドマンになった。

音楽活動の実態は何をしてるのかさっぱりわからなかったが、さほど身を入れてやっている様子もなく、芽も出なかった。だが諦めきれないのか、フリーターをしながらだらだらと続けていた。

自分高校卒業大学へ進学した後も、兄はその生活をしばらく続けていた。

そのうち、兄は一人の女性(Aさん)と知り合った。そして二人は結婚を考える仲になった。

Aさんはとても良い女性だった。自分や両親とも仲良くしてくれて、兄は大嫌いだがこんな姉ができるなんてほんとに嬉しい、ようやく兄が自分にとって良い行いをしてくれたと思った。

しかしここで、両親は最大の過ちを犯した。

何を思ったのか、兄にマンションを買い与えたのだ。親の名義でローンを組んで、兄と彼女の新居にしろと兄に与えた。

フリーターの兄に月々のマンションに係る支払が払えるはずもない。それはすべて親が払っていたのだ。しか結婚も確定しないうちに買って与えた。

呆気に取られた。納得できないが親の気持ちになって考えてみれば、『Aさんに逃げられないように、住居が確定していれば結婚生活も楽になるだろう』ということだったのかもしれない。

『妹は大学へ行かせてやったのだから、兄にも何か与えねば』と思ったのかもしれない(しか自分国立大で、学費トータルしてもマンション費用20%にもならないのだが)。

兄は別に特段の感謝をする様子でもなく、当たり前のようにそれを受け取った。

そしてその後、結婚が決まっても一向に定職につこうとせずに自堕落生活を続ける兄は、Aさんに愛想をつかされて結婚前に出ていかれた。

(兄はAさんに入れ込んでいたらしく相当なショックを受けていたが、自分から見れば当たり前だばーかしか思えなかった)


この頃からだろうか、自分が『親は兄を贔屓している』と思うようになったのは。正確には、『親は兄を甘やかしている(自分には厳しいのに)』と感じ始めたのは。


自分は親に言われた。『私立大に行かせる金はないし仕送りをする余裕もないから、家から通える国立大しろ』と。

親の言うことに従おうとしたわけではなかったが、自分の行きたい大学はその条件を満たしていたので、結果として親ののぞみを叶えた形になった。

しかし心のどこかに、『親ののぞみを叶えたい』という気持ちがなかったとは言えない。兄で苦労させられている親を見てきて、自分だけは親が誇れる子供でいようとしたのかもしれない。

通おうと思えば通えたが、一人暮らしに憧れていたこともあり、親の援助は一切受けずに一人暮らしを始めた。貯金バイトでなんとかまかない、4年間それを続けた。

親が兄にマンションを買い与えるまではそれも納得していた。だが、親がそれをした時、自分の中で不公平だという気持ちが生じた。

根底に『「親に迷惑ばかりかける穀潰しろくでなしの」兄に、なぜそんなに金をかけて甘やかすのか?』という考えも当然あった。

自分にとって兄は「いないほうがマシ」で、存在する事で何もいいことがない、迷惑なだけの存在だった。

グレてようがフリーターだろうが、優しい兄なら愛せたろう。だが、兄としての優しさを見せてくれたことなど数える程もない(その数回も小学生以下の時だけ)。

家庭を持って子を為し、親に孫の顔を見せて安心させてくれたなら、「普通」で「まっとう」な人間になってくれたなら、それで兄を見直すこともできただろう。

しかし兄は正真正銘クズなので、逆の道にしか行かなかったのだ(それについては後述)。自分が兄を見直す機会はおそらく死ぬまで来ないだろう。

(余談だが、なかにし礼氏の小説再現ドラマ(兄との関係を描いたもの)を見た時、心からなかにし礼氏に共感した。自堕落でお調子者で弟にとって迷惑な兄。

なかにし礼氏が兄の葬式後につぶやく、『兄さん、死んでくれてありがとう』がわかりすぎて辛かった。

何年先かわからないが、おそらく自分も兄が死んだ時、『死んでくれてありがとう』と心から思うだろう。自分が先に死ぬかもしれないが)



Aさんに逃げられた後、しばらく兄は自堕落生活をしていた(親が金を払っているマンションで一人ぐらし)。

自分は何度も親に『マンションから出て行かせろ、でなければ兄は自立できない』と言ったが、親は『そんなこと実際にできるわけがない』『目の届かないところに行かせるほうが不安だ』と言って聞かなかった。

この頃から自分の中で『兄が駄目になったのは親の(甘やかしの)せいではないのか』『親は己の見栄しか考えてないのではないか』という疑念が湧いてきた。

やがて自分大学卒業して、氷河期の中なんとか上場企業就職を決めた。

希望の会から内定が出ず、文系プログラムなど全くわからないのにSEになることになったが、就職できただけでよしとするしかなかった。

親の反応は『とりあえず上場企業から、外への体裁が整った』というものだった。親にとって自分は見栄のための存在なのだなということが、徐々にわかってきていた。

同じ頃、兄もようやく某リフォーム会社営業として働きはじめた。

兄の営業成績は良かった(もともと外面だけは良い)ので、いっとき小金持ちになれたらしい。外車を買ったが、マンションの金を親に返す気はさらさら無いようだった。

その外車ポンコツなのかあるいは外車とはそういうものなのか、しょっちゅう壊れて修理代がかかった。あまり乗らないせいもあっただろう。

乗らないのなら売ればいいのに『売っても二束三文しかならない』と兄は言い張り、親はなぜか修理代を肩代わりして払ってやっていた。

(散々修理代を払って直して、最後にはやはり壊れ、ろくに乗りもしないままに結局二束三文で売ったようだった)

マンションの支払いは親が続けていた。このころようやく、月々の管理費や積立金などの維持費だけは兄が支払うようになったようだった。

そのうち、バツイチ子持ちの女性Bさんと知り合い、今度は結婚した。Bさんについては自分ほとんど知らない。

その頃自分は向いていない仕事かつ長時間労働で心身を病みかけており、朝焼けの街を徹夜明けで泣きながら一人家路についたりしていたので、兄のことなど構う暇もなかった。

結婚式には一応出た。ストレスで過食気味になりむくんだ顔の自分愛想笑いを浮かべて写っている写真は見返したくもない。

兄の結婚になんの感慨もなく、『これで普通人間になってくれれば』と願っただけだった。兄に望むただ一つのことは『普通の家庭を築いてくれ』で、それ以上は望まなかった。


予想していたが、兄の結婚生活は長くは続かなかった。

営業成績が良いのに浮かれ、独立すると言って仕事を辞めた兄だったが、ろくなノウハウもない個人リフォーム営業がそうそう上手く行くわけもない。

あっという間に生活は行き詰まり、さっさとBさんに逃げられた(どうやら浮気されていたようだが、それを追い詰める気力もなかったようだった)。

そしてまた、マンションで自堕落生活に戻った(もちろんマンション維持費は親払いに戻った)。

自分はずっと『兄を甘やかしすぎだ、マンションから追い出せ、マンションを売ってしまえ、でなければ兄は自立しない』と親に言い続けていたが、ずっとでもでもだってで聞き流された。

『(万引きなどの)前科があるから、追い出したら何をするかわからない。もっと悪いことになるかもしれない』『どれだけ言ってもあいつはこちらの言うことを聞かない』。これが親の言い分だった。

しみじみ、親も兄も情けなく、どうしようもないと思った。『お前は冷たい』と言われた。

そもそも最初にあれが道を踏み外した時、お前の中学受験にかかりきりで、親としてろくに関わってやれなかったのが悪かったから』と。

そう言われて自分にどうしろと? 責任を感じろというのだろうか? もうとっくに成人していい年になった兄を憐れめと? 親でもない自分がなぜ親と同じ感情を共有せねばならないのか?

『ずっとそう言い続けて兄を甘やかして、それで状況が好転たか? 好転する見込みがあるというのか? 兄の自立を妨げているだけではないのか?』

そう言っても、親は同じ言い訳を繰り返して兄への甘やかし(マンション与え)をやめようとしなかった。 

自分の中で、兄への嫌悪と親への嫌悪比率は徐々に逆転していった。兄がどれほどのクズだろうが、どんな人生を送ろうがもはやどうでもいい。

自分と同じ親のもとで、恵まれ環境で育ったにも関わらず、兄は自ら堕ちていったのだ。兄の人生は兄のもの、好きに生きればいいしどこでのたれ死のうが勝手にすればいい。

兄よりも、そんな兄を甘やかし続ける親のほうに不信と不満が募っていった。なるほど、親がこうして甘やかすから兄は更生できないのだと納得した。

そして『兄が自分よりも甘やかされてる事実』にどうしても納得できなかった。自分特別扱いしろというのではない、兄を特別扱いするのが耐えられなかったのだ。同じ子供として平等に扱ってほしかった。

自分大学時代、兄は親が与えたマンションゆうゆう一人暮らしして、自分仕送りを一切受けられずに生活費のすべてを自力で稼いだ。

就職してから、兄は親が与えたマンションで好き勝手暮らして、自分は親に金を入れていた。家に金を入れるのは当然だと思う気持ちもあったが、理不尽だと思う気持ちはどうしても拭えなかった。

その気持ちに耐えられず、『兄と比べてあまりにも不平等だ、兄にも金を支払わせろ、兄を甘やかすのもいい加減にしろ』と泣いて言ったら、『じゃあこれからお前も金は入れなくていい』と言われた(そうじゃないだろ)。


家庭のことや仕事ことなど色々あり、結局自分新卒で入った会社を3年ほどで辞めてしまった。親に『30までにやりたい道(フリーランス)で食っていく目処をたてる』と誓い、宣言どおりに28で目処を立てた。

兄は親が見つけてきた非正規パート仕事をなんとかこなし、その頃にはそこそこ年季も入って板についてきていた。新しい彼女(Cさん)もできたようで、マンションで一緒に暮らし始めた。

だが、そんな矢先。兄が、クスリで捕まった。

最初に一報を聞いた時、親はともかく、自分は『まあ、あるだろうな。やっぱりな』としか思わなかった(基本的に兄の人格を信頼していないので、何を起こしたと聞いても『やりかねない』としか思わない)。

もちろん家族の誰も気づいていなかった。家族の目の届かないマンションでずっとやってきたものらしい。

自分は『言わんこっちゃない、だからマンションから追い出せとあれほど言ったのに、甘やかし続けた結果がこれだ』と親に言った。親は『そんなこと今更言っても仕方ない』としか言わなかった。

そこからの詳細は省くが、兄は執行猶予がついて戻ってきて、兄を見捨てなかったCさん(菩薩かよ)と今でも親の与えたマンション暮らしている。Cさんが見張っているので再犯はないと思いたい。

Cさんには敬意と感謝しかない。彼女がいなかったら兄はもっとだめになっただろう。

しばらくCさんに食わせてもらっていた兄だが、今はまた派遣で職について、そこでの仕事軌道にのってきたようだ。今度こそは歳も歳なので落ち着いたと思いたい。

(ちなみに、また維持費だけは払うようになったが、購入費は一切払っておらず、名義は父のまま。毎年実家よりも高い固定資産税を払っているのも父)



兄はもうどうでもよく、二度と犯罪を犯すなCさんにだけは迷惑をかけるなCさんだけは大切にしろしか思っていない。

残念なことに、自分の中で兄の見方が変わることはこの先死ぬまでない。今の兄と表面上でも付き合えるのはCさんあってこそだ。Cさんを姉と慕っても、兄を兄と慕うことは生涯ない。

きょうだい他人の始まりとはよく言ったもので、兄への気持ちはもうこれでいいと落ち着いている。

だが、「未だに」なのか、「今だからこそ今まで積もり積もったものが」なのか、自分の中で親へのわだかまりだけはどうしても消えない。考えると落ち着かず、心がざわつく。

もう親も老い自分もいい年だ。親も人間であり、それも見栄っぱりで子供平等に扱わず贔屓するようなできの悪い人間だったんだと納得するしかないとわかっているのに、

自分はどうしても、親に『自分たちが間違っていた』と言ってほしい。子育ての過ちを認め、自分がどれほど辛い思いをしたか理解し、悪かったと謝ってほしい。

だが、過去喧嘩した時の経験から、親は絶対自分の過ちを認めない、ましてや子供から言われる言葉を決して正面から受け止めないとわかっている。

『それが親に対して言う言葉か』『何様のつもりだ』『はいはい、全部こっちのせいだって言いたいんでしょう』…そう言って絶対絶対自分の過ちを認めない。老いた今、なおさら頑なになり認めないだろう。



自分自分なりに、親の期待には応えてきたと思う。教育で親に金をかけてもらった事は感謝しているが、それだけの成果をちゃんと出し、結果をだした。

なのになぜ、自分は兄と同じに扱われなかったのだろう。自分けが要求され、応え続けねばならず、それなのにそれを評価もされなかったのだろう。

これを言うと嫌な人間だと思われるだろうが、客観的に見て自分のほうが親に貢献しているしまともな人間として育った(少なくとも前科ものでなく、親に迷惑をかけていない)という自負があるだけに、やるせない思いがある。

本来なら自分のほうが親に贔屓されて然るべきではないのかという思いがあることは否定しないが、贔屓してほしいとは言わないしするべきでもない。

ただ自分に求めるものは兄にも求め、兄に与えたもの自分にも与えてほしい、子供の間に差をつけないで平等に接してほしかっただけだ。

男女の差だというのならばなおさら、兄には『長男』としての役割と責務を求めるべきだったろうに、なぜ私が長男役割も果たさねばならないのだろう。

兄が結婚した時、自分は『兄が孫を作ってくれたらそれだけが兄の親孝行だ、自分にも兄がいた意味がある。せめてそれくらい孝行しやがれ』とわずかに期待したが、兄は子供を作る間もなく離婚した(そもそも作る気もない)。

母は自分にだけ言う、兄には絶対に言わないのに、『老後の楽しみがほしい、孫が見たい』と。

子供はジジババの楽しみのために産むもんじゃねえし産んでおしまいじゃない、何ならあなたがたが育ててくれんの? 育てる金あるの? と応えたら沈黙した。

そんなに孫が見たいなら兄に言ってくれ、男なんだから自分よりよほど確率が高いだろうと言ったら、『あの子に育てられるわけがない』。『何を言っても無駄』と言って、兄には20年以上何も要求しない。

精子バンクとかあるでしょう』『50歳で産んだって例もあるし』とまで言われた日には本当に失望した。

50歳で産んだ女性はほぼ卵子提供で母方の遺伝子は入らないし、養子じゃ嫌だってんならそれ(母方の遺伝子が入らない)も嫌なんだろうに。

そもそも出産までにどれだけ苦労したか流産だって何度も経験してるはず)、不妊治療にどれだけお金がかかったかわかってて言っているのか、そして不妊治療高齢出産がどれだけ母体負担がかかると思っているのか。

娘の体など、自分の楽しみのためにはどうなってもいいのだろう。

孫の立場にしたって、父親がいない家庭に生まれることになるのだが、そういったことを考えてもいないのだろう。ただ、自分が欲しいから、だ。 

私の結婚も、自分の見栄だけのためにしてほしかったらしい。大切なのは見栄と体裁で、娘の幸福などどうでもよかった。

結婚しない女はなにか問題があると思われる』なんて言われても、それはあなただけの醜い価値観だろう、未婚率が三割の時代にそんな事思うほうが少数派だ。

図らずも未婚女性への「己の偏見」を曝け出したことにも気づかずに、『あなたのために言っている、それが世間だ』などと諭してくる醜さ。兄にも同じことを言えばいいのに。

結婚しろ』と言われるのが嫌で、それを避けるために誰でもいい、一回結婚さえすれば文句を言われまいと思って結婚したけれど、上手く行くわけもなく2年も経たずに破綻

(付き合っていた人とは、兄の事件で別れざるを得なかった。結婚した人には家族ぐるみで兄のことを隠した。そんな結婚うまくいくわけもなかったし相手には申し訳ないことをしたと思う)

その時の言葉も『せめて2年は持たせろ、外聞が悪い』『相手の親に私(母)の顔が立たない』『どうせお前のわがままだろう』…出てくるのは己の見栄と体裁のための言葉だけで、一度も娘の心情を慮る言葉は出てこなかった。

兄が同じように2年程度で破綻した時、兄に同じ言葉を突きつけたなら、そういう人なのだと納得もできたかもしれない。だが、兄の離婚に関して親は兄に何も言わなかったのだ。

(主に要求を突きつけ言ってくるのは Permalink | 記事への反応(7) | 00:37

2019-04-05

anond:20190405122439

ガキの頃は悪さしたいとかで、軽犯罪をやる馬鹿は居るだろうから

そこだけは認めてあげて欲しい。

(再犯したらスリストライクで)

2019-03-23

anond:20190323220319

そもそも恩赦って制度の意義が分からんよな。三権分立ナニソレ?みたいなもんだし。

天皇即位してめでたいことと、罪人が赦されることの関連性が分からん

誤審だったり社会情勢が変わったことにより恩赦が出されるならまだ分かるけどさ。即位して何が変わるねん。

「俺が即位たか生類憐れみの令撤回、それで捕まってた奴は許すわ」みたいなケースは現代じゃ起こらんだろ。

とくに今回は時期が予め分かってるから、はなから恩赦を目当てにして軽犯罪を企むような人間が出ることは容易に予想され、害悪しかないと思うんだが。

2019-03-19

anond:20190319180023

レイプ魔ほど周到に準備する軽犯罪はいないよ

誰でもいいからやりたいなら風俗店行く

2019-01-18

anond:20190118131717

「思いとどまった!だから褒めて!そうすれば直るよ!」って考えガキだなぁ。

性犯罪者軽犯罪者はガキの精神のままだってことだな。まぁ確かに

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