はてなキーワード: 矯正とは
(http://anond.hatelabo.jp/20160724235331)
こちらを書いた増田です。
これはそりゃそうだよ。だってさ、首長族なり、纏足なりっていうファッションは日本人には分からないけど、その文化の奴らは皆理解できている。これを先天的だと言い張るのはおかしい。
ただ、俺が言いたいのは「女がファッションを規定している」ってこと。男がしたいファッションを女が評価するのではなく、女が評価するファッションを男が矯正されているってこと。女が先天的に持っている「こういうファッションの男とならコミュニケーションしてやるよ!」っていう上から目線の押し付けがウザイってこと。
そりゃ、言葉には出さないけど、女はリア充向けファッションでリア充男だけとつるみ、清楚系ファッションでお兄系のファッションをできる男をセレクションしてる。つまり、女側が暗に男にファッションを要求しているわけ。
これができない俺みたいな男に対して、「あいつはヤバイ」という目を向ける(生理的嫌悪感でハゲを馬鹿にしたり)。そういう目を女が向けると、女のシグナリングを受け取れるつるんでいる男達も俺みたいな奴を「やばい奴として扱う」わけだ。
よーするに、不可触賤民とかそういう差別なんだよな、ファッションって。
やってることが首長族が首長くない奴に差別するのと同じ。論理的じゃないでしょ、首が長いからどうこうって。文化でなんとなく規定されてるだけで根拠が無い話なわけで。
本質的に俺が言ってることって、「えた・ひにんみたいな差別やめろよ」ってのと同じ。文化的な差別って論理ないから異常だよって。
科学的発見は世の中変えるけど、ファッションは何も変えないから。ファッションがレベルアップしても人類のレベルアップにならないけど、科学のレベルアップは人類のレベルアップにつながる。
昔は人口の95%以上が農民だったらしいが、緑の革命で肥料改革や遺伝子組み換えで人口の2%以下の農民で人間が養えるようになった。こっちのほうが圧倒的に人間として素晴らしいとしか俺には思えない。
結局あそこに意味を持てた人間ってのは俺とは全然違う人種としか思えないわけよ。
あの頃俺が何してたか振り返るとさ、勉強してたか、勉強サボってエロゲしてたか、エロゲの感想を2chや虹裏に書き込んでいたか、このどれか。
そんな奴が高校生にまた戻りましたって所で何の意味もないのよ本当。
社会性を身につけ直しましょうって言われてもそんなの矯正するなら幼稚園からやりなおさせて欲しいぐらいのレベルだしさ実際のニートなんて。
んでまあEDの懐かしい音楽ってのも1つの売りなんだろうけど全然刺さらないね。
途中ハショりすぎたねメンゴメンゴ、俺を虐めてたクラスの連中がとりわけリア充な感じの奴らで当時のヒットソングの話題とか大好きだったのよ。
そういうわけで当時流行っていた音楽ですよーとか言われても俺には何も響いてこないわけ。
そんなん流すならもうButterflyなりムーンライト伝説なり流したらどうですか?って感じよ。
アニメ見てるような層がヒットソングなんて好きなわけねーじゃん。
と思ったらそうでもないらしいね。
もう完全に時代が変わったわ。
リア充がやってなさそうな趣味としてオタクやってきたのにいつの間にかオタクもリア充の趣味ですか。
というか主人公ニートじゃないよねバイトして働いてるっぽいし就活してるし。
俺全くしてないよ。
就活してても結果が出てないからニートですなんて酷い言い草だと思う。
そんな奴が負け組の話を書こうとしても上手く行かねえよ嘘にしかならねえ誰も認めねえ世間が許さない。
本当の負け組がどういうモノか分かってない世間の自称負け組の皆さんや安全圏から負け組を見下ろしたいリア充に大人気だってね。
HAHAHAHAHAHAHA
本当嫌になるわ。
いやーマジで世間と自分が乖離してるってことをアニメ見てるだけなのに感じる日が来るなんて思わなかったよ。
最後に言わせてもらうぜ。
耐え忍んでいるところ申し訳ないが、お前の嫁のそれはヒステリーじゃないぞ。ただの強烈な察してちゃんだ。
>「これをやると4割ぐらいの確率で大騒ぎになる」っていうパターンみたいなのはあるんだよね。
>たとえばうちの場合、嫁が帰宅した瞬間に俺がリビングにいたりすると高確率で不機嫌になって……
>……疲れて帰ってきた後は1人になりたいみたいだ。
本当にヒステリーなら、お前が部屋に引きこもっていても同じくらいの確率で突然爆発してドアを蹴り破る。
多分お前の察する能力が高すぎて、嫁は甘えきってしまっているのだろう。ある意味ヒステリー以上によろしくない。
己の人生の制約条件として背負っていくべきものとまで覚悟を決めているなら、むしろ背を向けずに殴り合え。愛した女をまともにして見せろ。
子供の頃から、異常なほど勉強して、屈辱にも耐え、死にそうな賭けにも勝って。
これが、単なる金。学生時代はまったく相手されなかったのに、女がなびく。
だから、俺は傷ついているんだと思う。
俺が勝ったんだから、お前らが今度は苦痛を受けてみろよって思う。
だが、なんでそんなに頭おかしくなるほど頑張らなくちゃいけなかったのか。
そういう社会なのか。
発達障害でまったく向いてないのに、人並み以上に結果を出し続けてきて、見た目も頭もおかしくなっちゃった。
向いてないのに無理やり矯正してたら、人格がガンガンにゆがんで、見た目もパッとみておかしい人になってしまった。
自分がされてきたストレスに比べたら、安いもんだろって思うんだけど、それすらも受け入れてもらえない。
なんでなんだろうなあ。
俺は、淘汰される側だったのかねえ。
もろオタクっぽいバックパック背負ってたんよ。黒くてデカいやつ。
そう思っていた。
去年のはじめ頃からダイエットを始め、減量にプラスになるかと思って筋トレとジョギングも始めた。
13kg痩せて、生まれて初めて腹筋が割れた。割れ目が、割れ目が出来たよママ。
あと、猫背も矯正できて、まるで身長が伸びたように視線が高くなった。
先月、しばらくぶりに港を写真撮影をしに、あのバックパックを背負って横浜に行った。
ふと街中のウィンドウに写る自分の姿を見て驚いた。え、全然オタクっぽくないやん。
てか、このバックパック格好いいじゃん。
え、え、え、これがカメヲタ仕様の格好をした俺なの? おかしくない?
結論。バックパックは悪くなかった。
底辺大でよく質問する生徒を観察していると、意欲や意識の高さゆえの質問ではなく、質問のていをなしてない内容であることが多い。
しかも講義を中断させるレベルで質問する。おそらく小中高時代は授業を中断させる問題児として扱われていたか、黙っていろと矯正されたり、放置されていたのだろう。
他の生徒は、そういう狂った生徒と一緒にされたくないと思ってしまい、さらに、そういう狂った生徒がいるような大学にしか進学出来なかった自分を恥じる。
そしてスマホに逃避しつつ、自分の手が届く範囲でしか生きていこうとしないのだ。
http://www.tedium-life.com/entry/2016/06/16/190000
つーか元ネタ記事も今から俺が書くのと同じこと書いてると思ってたら全然違って拍子抜けしたから、じゃあ知ってる分だけでも俺が書くわって
魔乳秘剣帖の作者と言えば、なるほどと思う人も多いのでは
エロ漫画家でもある
一見粗くみえるが勢いがある線を用いて、表情豊かでユーモアも交えたエロ漫画を書く
まだエロ漫画を書いて欲しいから、ぜひ単行本買ってあげてほしい
個人的にすごく好みの絵柄
デッサンもしっかりしていていろんなアングル、ポーズで書いてくれるから、個人的に絵の勉強にもなるなあと思ってる
まあtoshだよね
昔はあんま好みの絵柄じゃなかったけど、今はすごく見やすく上手で好みの絵柄になったと思う
ただエロさ・フェティシズムがないから、味見シーンで脱いでもあんまりエロさを感じない
もっと汗ばんだ美味感の表現(もといエロい表現)を勉強してほしい
そしていつかまたエロ漫画にもう一度帰ってきてほしい
ちょっと違うかもだけど一応
プロになる前に個人サイトで書いてたのにちょっとエロいのがあったよ
今の絵柄はすごく少年ジャンプむきに矯正してるっつーか合わせてるんだなあとしみじみ感じる
以下追記
忘れてた
昔から絵はうまかった
成年向けも書いてた?
桃栗みかん名義?それ以外?
いわゆる2ちゃんねるネタであり「あそこに書かれていることなんて気にしなくていいと思うぞ」で終わってしまう話を、あえて書いてみる。
就学前の幼少時から始められる楽器の代表例は、なんといってもピアノとヴァイオリンだろう。
そんなだから、当然2ちゃんねるにもヴァイオリンのスレはあるのだが、ピアノと違ってこのスレはほぼ十年来、ギスギスした空気で現在に至っているのだ。
理由は、幼少時から始めた人=アーリー組と、高校・大学・社会人くらいから始めた人=レイト組の対立にある。
結果、本スレから分家した、レイト向けスレの1に貼られるテンプレからして、その上から目線ぶりが尋常ではない。
以下の論争はすでに終結しています。
●耳の腐ったレイトに良し悪しは解らんだろう。
●ヴァイオリンはピタゴラス音律で弾く。レイトは基本的にヴィブラートを掛けてはならない。
●幼少期から習っている人に大人から始めて追いつけるワケがない。言語と同じ。
●チューナーは、調弦では仕方がない、運弓で使える、音階練習には使えない。
(中略)
汚い音、狂った音程に対する嫌悪感が、上達のインセンティブで、
これはもう、明らかに「にわかを見下す熟練者」「アーリー組自身が囚われている生存者バイアス」が合わさった結果であり、こういう対立がないピアノ組が正直羨ましい。
自分も一応はアーリー組の末席という立ち位置だが、どう見てもアーリー組のスタンスの問題だと思うのだ。
以下、そんなアーリーの特徴を、ヴァイオリンの特性も絡めて書いてみる。
主にピアノと比較したヴァイオリンの特性をシニカルに書くと、こんな感じである。
ヴァイオリンをとても良く弾ける人間がひとたび音を出せば、それはもう堂々の主役として、当たり前のようにステージを支配する点において「楽器の女王」であることは間違いない。
しかし楽器のポテンシャルや柔軟性から言えば、「楽器の王様」はピアノだろう。
そんなヴァイオリンは、親の時間的金銭的負担が大きい時点で幼少時からの学習者がピアノほど多くないところに、演奏技法習得の難しさ(≒誰もが知っている名曲を弾けるまでに至るための要求水準の高さ)から、恐らく多くの脱落者を生んでいることが容易に想像できるシロモノである。
それこそ面倒どころか、個人的には世界一難しい楽器としてギネス認定すべきだと思うくらいで、ヴァイオリン弾きの生存者バイアスが強いと思う理由である。
全5曲のうち、重要なのは3番以降の3曲で、これはプロオケの入団試験にも頻出する曲であり、つまりヴァイオリンでクラシックをやるなら、3曲のうちのいずれかをプロ・アマ問わず習得していることが望ましい曲である。
というかメンデルスゾーンの協奏曲やバッハのシャコンヌやチゴイネルワイゼンみたいな名曲を弾こうと思ったら、モーツァルトをまともに弾けるのは大前提だし。
そんなこともあり、実際プロ目指す人は小学生でモーツァルトをやってしまう。
しかしアマチュアになると、幼少時から習っていてもここまで来る人は1割程度だと言われている。
そして、そんなごく一部の人=アーリー組が、大人になってもヴァイオリンを続けていると、こういうわけだ。
しかし、アーリーにそんな自覚は多分ないはずで、それどころか超頑張って俺はここまで来た的な自負があり、これがレイトとの軋轢の根本原因だろう。
つまり、幼少時から始めた人が超上手くなって続けるか、そうならずにヴァイオリンを習っていたことそのものを無かったことにするかという両極端な事情をどうにかしないと、今後もこの憂慮すべき事態は続くと思われる。
というより、なぜつけるかが理解できない。
おそらくは、おしゃれのためだろう。
だが、なぜおしゃれをするのだろうか。
また、なぜおしゃれしていることを示すのが恥ずかしくないんだろうか。
正直、そう思ってしまう。
俺の場合、車なら、動けばいい。スポーツカーは乗りにくいし高いし寝れないから、ファミリーカーを買う。
服なら、着れればいい。部屋もインテリアいらない、生活できればいい。
ノートなんかも、キャラクターいらないし。カギなんかもジャラジャラと装飾しない。
これは、多分ある種の『センス』が無いんだろう。
女の子のノートなんか見ると、物凄く装飾されている。ハートがあったり、花丸があったり。
おそらく、論理とか事実とかより、その時の感情を記録してたりするんだろう。感情によって理解しているんだろう。
そのセンスが無いんだなあ俺は。
でも、たとえば服なんかはどうだろう。正直、個人的には着れればいいだけなんだけど、他人の目もあるということで、ある程度ファッションに気を使わざるをえない。
この場合、ハッキリ言って、イヤイヤやっている。
ファッションを好きになったり、興味持ってられる人間とは明らかに違う。
「なぜアクセサリーをつけるのか?」ということについて直感的な理解ができない。
なぜ耳なんていう見えにくいところにピアスするのか。そこを視ているもの同士では俺の知らないレベルでのコミュニケーションが成立しているのか?
なぜ髪を染めるのか、染めることで美的に主張が分かりやすくなって、より多くの人に見た目でいい印象が得られるようになるのか?
分からない。分からないが、おそらく俺みたいなわからない奴を『あっち行け』というシグナルになってるんだろう。
もちろん、悪意は無いだろう。皆が自分の得になるように行動しているだけだ。
だが、俺は、疎外感を感じる。
この疎外感すら感じないで長年過ごしてきていたが。
この世にペンキで耳を塗るのがファッションだったら、敏感な人は理屈ではなくやるんだろう。
この世に、首を長くするリングをつけるのがファッションだといわれれば、敏感な人はやるんだろう。
そのくらいに俺には理解できないのが、ピアスやネックレスや指輪なんだけど。
分かるヒトにはわかるんだろう。
アクセサリーで主張したほうが、髪染めでのカテゴライズと同じでキャラが分かりやすくって主張が分かりやすくなる。そういう理解でいいんだろうか?
たぶん、次に付き合った女性は、ノリノリで足コキプレイをしてくれたんじゃないかな。
女性からは、もっと足コキプレイをしてほしいなら、今度は私を満足させなさいと普通にセックスしてもらう。
歪んだ性癖を矯正するのではなくて、交換条件のような形で満たせれば結婚もできると思うよ。
足でペニスを刺激する『足コキ』を彼にせがまれました。足コキの経験者の方がいましたらやり方やコツを教えて下さい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1446504079
私も脚フェチの一人ですが、いつから?どうしてそうなったか?は自分でも分かりません。でも、今思えば中学の時には既に同級生や先輩の女子の脚や靴下に興奮していた記憶があります。その頃はまだAVなんて見たことはありませんでした。無論風俗もナシ。
アニメキャラの百合を好む人が「百合に男を混ぜるのはクソ」とか「同性愛者を異性愛者に矯正しようとするのはクソ」という発言をしてるのをよく見かける。
でもその一方で異性愛者を同性愛者に矯正しようとすることについては喜んで奨励するんだなあって
アイカツスターズの早乙女あこに対する反応をTwitterで見てて思った。
早乙女あこはいわゆるノンケで、男性アイドルであるところの結城すばるが大好きなキャラクターだってことがはっきりと描かれていた。
なのにその事実をことごとく歪めて無理やり同性愛者、レズビアンに仕立て上げようとする感想妄想が多数を占めていて正直引いた。
あこの恋路を応援しよう、あこの人となりを素直に肯定しようなんて感想はほぼ見かけなかった。
結局この人たちキャラクターなんてどうでもよくて百合っていう記号が好きなだけなんだなと思った。
まあ早乙女あこがバイセクシャルだって可能性もゼロではないし妄想するのはもちろん自由なんだけど。
あなたのその早乙女あこに対する発言って、あなたがいつも嫌ってる百合を男根で引き裂く行為とどこが違うの?と思った。
※追記・返信
・別に二次創作で性的志向を勝手に曲げるのが正道だとか言ってない。やることについては否定しないしやりたいなら謙虚な姿勢でいるべきだとは私も思っている。
・一緒なのがわかってて同時に自分にとって嫌な表現の存在も認められるなら良いと思う。
・断言してることで言及してる百合好き達と同列視されるのはちょっと、かなり不服だな。そもそも6話を見た時点でわかりやすく手に取れる事実を書いたに過ぎない。
すばるが好き→恋愛対象は男の子ってごく自然に考えられることだと思うんだけど、そんなに狭量な考え方だろうか?
そんな考え方をするやつは前時代的な性差別者だとか言われるようなら謝る。
小学生とか中学生とかで普通は初恋も終わるし、学生時代までで普通に恋愛もして、告白もして恋人も作ったり作れなかったりする。
ちょっと甘酸っぱい感じ。
でも漫画とかアニメとかで燃え上がるような恋を描いてることが多いよね。
私はもちろんそれにならって恋ってそういうものだと思ってた。
この歳になってわかった気がする。そういう燃え上がるような恋とかができる人間は限られてる。
気持ち悪がられるんじゃないか、変に思われるんじゃないか、とかね。
容姿が絶望的な子は除いて、女の子とお話出来たら楽しいし、嬉しかった。
自分の容姿が好きなわけではないけど、いわゆるフツメンだとは思ってる。
男の友達も多いから、人間的にダメなやつでもないと自信を持とうと頑張ったよ。
だから、今は普通に話せてる。まぁ相手からしたら普通じゃないかもしれないけど。
そんな中、同期の女の子が気になった。
人生ってわからないものだよね、私は研修の後すぐに関東に出張になった。
研修中もその後も同期同士でよく遊ぶ間柄だったから、そういう場でその子ともすぐに仲良くなった。
今じゃ一番仲の良い女友達だと思う。
お話する度に
一緒にどこか行ってみたいなぁとか思うようになった。
それが私の恋。
燃え上がるようではないけど、いつまでも残り続けるような炎だと思う。
でも「好きです」とか「付き合ってください」とかの一言が遠い。
でも足踏みしてるのは、彼女を選んだ自分の目を疑ってるのかもしれない。
ただ臆病なだけなのかもしれない。
心地よい恋だが、苦しい恋だ。
2037年、音痴が障害であることが社会に一般化した。音痴という言葉は差別的な表現であるとされ、音声障害者と呼称されるようになった。
また音痴の人を影で笑うことは、四肢が欠落している人、目が見えない人を嘲笑することと同じように、差別的な振る舞いとされた。
音痴を矯正するリハビリ・発声練習には保険が付き、程度の差こそあれ安価で音痴が治る時代になった。リズム音痴・音声音痴はそれぞれ音声障害A型・B型と定められ、病状に応じたリハビリが行なわれた。
コミュニケーションツールとして数十年の歴史のあるカラオケ業界は、岐路に立たされることになった。
カラオケに行けば必ずや数人の音痴が現れる。音痴が障害になったことでカラオケから人が遠のいた。
カラオケ業界は対応策として、高性能のキー同調機能をカラオケに付与した。
カラオケで発せられるべき正しい音声に、自然と矯正して音が響くようにしたのだ。
この技術はそもそもテレビ業界が、歌の決してうまくないアイドルや歌手に対して施していた技術だ。
これがカラオケでも流用され、一般人も正しい音声で歌が聞こえるようになった。
この善後策によりカラオケボックスには一瞬だけ人が入ったが、すぐにまた誰もカラオケに行かなくなった。
誰が何を歌おうと同じだからだ。
こうして、旧石器時代から続いていた営みである歌舞の文化、歌って踊って楽しむ文化は打ち捨てられた。
2106年の現在、音声障害法の制定が、カラオケ文化の衰退を生んだとされているが、これは語ってきたとおり正確ではない。
数年前、たぶん山手線だったと思うけど、向かいの席におっさんが座っていたのよね。ごく普通のおっさん。そんな上品な身なりではなかったけど。
電車が駅で停車して、乗り込んで来た人の中に、黒人の女性がいたの。若くて小柄で華奢で、ヘアスタイルは縮毛矯正してなくてちょっとアフロっぽい感じだったと思う。若い頃のシーシー・ペニストンよりちょっとレベル落ちるくらいのルックス。つまりは、なかなかかわいかった。
その黒人女性が上に述べたおっさんの隣に座ったら、そのおっさんは急に立ち上がって、その向かいの空いている席に座り直した。その黒人女性を避けるように。彼の真意は当然ながら分からないけど、少なくとも私はそのように見えて、そのように感じた。
彼女もそのように感じたんだと思う。彼女はあらわに不快な表情をした。彼をかっと見つめて。
私は、彼女は怒る権利を持っていると思った。もっと簡単に述べると、これは人種差別であり、それ以外の何物でもない。決して許されないことだ。
入学式における校長の話は何一つ覚えていないが、学校の上履きや制服を売る業者に嫌味を言われたことは今でも鮮明に思い出せる。
申込用紙に足のサイズを書き、後日学校まで出張ってくる業者から受け取るのだ。足のサイズが合わない場合は、その場で別のサイズのものと交換する。
業者が売っていた靴は、恐ろしく幅狭であった。
私の足が特に大きいわけではないから、みんなきっと我慢して履いていたのだろう。
しかし私は正直だからその幅狭な靴を返品し、代わりの靴を受け取らなかった。中学時代の上履きを履こうと思ったのである。
商売だからだろうか。繁忙期に雇われたバイトらしかったが、ずいぶんと冷たい態度であった。
幸い、私の靴をめぐる一件はこれでしまいになる。
母が中学の靴を履き続ける旨を担任に手紙で伝えたからだろうか。学校に咎められることはなかった。
『そんなことできるわけない』の一言はそれからしばらく忘れていたのだが、大学進学後に再び思い出されることになる。
靴が権力の象徴であること、軍隊をモデルにして学制を敷いたこと、そしてキャンパスにも社会にも全く馴染めない自分。
日々、死にそうな苦痛を感じている私は、返品するべくして靴を返品したのだ。
人間を矯正する過程が教育なら、私は見事に""落ちこぼれた""のだ。
もし、我慢して幅狭の靴を履けるような人間なら、高校卒業後の毎日はずっと楽だったに違いない。
あの時、自分の居場所がないことに気づいていたら、人生は変わったのかもしれない。
私は理系だったのだが、ひょっとしたら哲学科や神学部への進学を選んだかもしれない。
卒業後は就職などせず、社会の外側を求めてヒッピーになっていたかもしれない。
どういった進路が良いという話ではなくて、ただのIFである。
しかし自分をよく知るという意味で、気付きはなるべく早い方が良かったなという後悔はある。
自分探しを小馬鹿にする人はいるし、私も肯定的な立場ではない。
オタクだからもてないという言葉で納得している人たちがいるけど、正しくは大人になれていないからもてないだと思う。
大人としてしっかりしている人はオタク趣味でもちゃんと伴侶を見つけている場合がおおい。
こいつもてないだろうなというオタクの人は、服装に気をつけていない、周りに不快感を与えているのに気づかないまま大声で喋りあう、TPOをわきまえない身体的接触がおおい。
これらは単純な話、周囲とのすり合わせができていないということが問題なのである。
オタク趣味を持っていない人に関しても同じで、モテるヤンキーとモテないヤンキーの違いもここにある。