はてなキーワード: 城下町とは
そもそもアクション映画とか撮りたい監督がいない。なぜならアクション映画は日本社会では評価されないからだ。時代劇にせよ任侠映画にせよ特撮にせよ、重厚なテーマのない映画はバカの観るものとしてきたのが邦画界である。アニメだって恋愛映画だって例外ではない。宮崎駿レベルにならなければ誰も彼らを評価しない。だからみんな文芸チックな映画を撮りたがるし、少なくとも何かひねったテーマを盛り込みたがる。
ドラゴンクエストというゲームをドラゴンクエストのまま映像化したい監督なんていない。そもそもなぜゲームの実写化などしなければならないんだ、俺たちは映画を撮りたいんだとなる。子供を砂利と呼んでいた頃から進歩していないし、そういう風潮を許容してきた社会も悪い。世界中でヒットするアベンジャーズもスターウォーズも主題はアクション映画ではないか。
このあたりの情勢に対して、仮面ライダージオウOver the Quartzerは痛烈だった。みんなみよう!
そもそも山崎貴はドラゴンクエスト映画化の企画を一回断っている。なぜ改めて受けたかといえば、例の時代錯誤なギミックを思いついたからだという。(https://mantan-web.jp/article/20190801dog00m200054000c.html)
なぜ山崎貴以外で撮らなかったのか?という疑問は当然だが、前述のようにそもそもこんな企画を受けたがる監督はいない。フルCG映画という体にすることで、フルCG映画で実績のある山崎とスタッフならば、という前提でようやく企画が通る。これ以外の座組は非現実的である。そして山崎貴も邦画監督なので、ゲームごときの物語をそのままやるわけにはいかない。そしてその結果がこれである。
ならば今でなくても…という意見はもっともだが、ドラクエ御三家もそろそろ危ういしスクエニの台所事情もあるので、そこを責めるのは不毛である。
そんな座組で始まったものの、観ての通りやっぱり予算は全然足りない。サンタローズの街もラインハットの城下町も描けないし、グランバニアは存在を抹消された。それもこれも予算のせいである。映画制作の現場が手弁当で回っているのはリアルな話であり、本当に金がない。もうお前らが期待する映画を作ることは不可能である。
■結論
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 87 | 15419 | 177.2 | 57 |
01 | 77 | 12029 | 156.2 | 50 |
02 | 111 | 16253 | 146.4 | 51 |
03 | 127 | 10641 | 83.8 | 58 |
04 | 77 | 6894 | 89.5 | 57 |
05 | 79 | 5784 | 73.2 | 44 |
06 | 59 | 5555 | 94.2 | 31 |
07 | 23 | 3873 | 168.4 | 45 |
08 | 34 | 3925 | 115.4 | 58 |
09 | 63 | 14756 | 234.2 | 49 |
10 | 147 | 7603 | 51.7 | 28 |
11 | 133 | 14607 | 109.8 | 42 |
12 | 85 | 11940 | 140.5 | 49 |
13 | 94 | 6618 | 70.4 | 32 |
14 | 113 | 7134 | 63.1 | 40 |
15 | 92 | 12816 | 139.3 | 42 |
16 | 119 | 11013 | 92.5 | 33 |
17 | 160 | 13055 | 81.6 | 37.5 |
18 | 170 | 18409 | 108.3 | 35.5 |
19 | 120 | 11965 | 99.7 | 33.5 |
20 | 128 | 11616 | 90.8 | 40.5 |
21 | 165 | 11795 | 71.5 | 33 |
22 | 136 | 14125 | 103.9 | 36 |
23 | 192 | 25072 | 130.6 | 35 |
1日 | 2591 | 272897 | 105.3 | 39 |
光州(6), 東横(3), 寝違え(3), キャパオーバー(3), 自己言及(3), 城下町(3), 優生(6), 療育(6), 住職(4), 釜山(6), 山間(3), 反社会的行為(3), 韓国社会(3), 署名(24), 10連休(19), GW(22), 連休(26), 200円(11), 法人税(10), ガチャ(39), 都市部(8), 所得税(9), SSR(7), 1000万(12), 年金(19), 貯め(13), 高学歴(12), 福祉(12), 賃貸(8), 辞書(9), 母親(49), 貯金(22), カメラ(20), 産ん(19), 育児(31), 障害(26), 専業主婦(15), 縁(14), 投資(19)
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今夏公開するドラクエ映画の声優が、ビアンカ役に有村架純、フローラ役が波瑠に決まった
有村架純と波瑠逆じゃないかって意見もあったけど、自分は結構合ってると思った
有村架純は「中学聖日記」でめんどくさい女って印象があったから、ビアンカっぽいなと思った
ドラクエ5と言えば、ビアンカ・フローラどちらと結婚するか論争になるけど
まず、あそこで苦楽を共にした幼馴染のビアンカを選ばずぽっと出の金持ちフローラを選ぶお前、人間に非ず。
日が暮れて二人で宿屋に入って、主人公が「ちょっと城下町に聞き込み続けてくる」って言って出てくじゃん
ちょっと酒場に長居しすぎちゃって、部屋戻ったら暗いから、寝たかな?って思って燭台つけたらバッチリ椅子座ってこっちを見つめてくるわけですよ、ビアンカは
で、「遅かったね」ってちょっとなじるように言って、「…あんまり心配かけないで。」って呟く
そりゃね、想い人には突然10年間姿消されて、育ての親のことでも苦労して、色々不安定なんだろうね
最初のうちはそんなところも可愛いな、って思うんだろうけど、次第になんか、その無言の圧力と言うか
確かにさ、ゲマの手がかり聞き込みのついでに、オヤジさんに結構飲まされちゃったし、バニーガールのお尻も横目で見てたけどさ
まっすぐなあの青い目で「信じてるよ」みたいな感じで見つめられるとさ、
ちょっとめんどくさいな、ってなると思うんだよね
一方、フローラはほろ酔いで宿に戻ると部屋の明かりがついてて、「あ、待っててくれたのかな?」って思ったら
健気に主人の帰りを待ってるように見えて、ほっこり愛おしさが止まらないわけだけど
多分フローラは主人公が出かけてる間はのびのび過ごして、眠い時に普通に寝てます
ビアンカは心配で寝られないのに対し、フローラは元からあんまり期待してないだろうね
ビアンカは多分主人公がどうしようもなくだめ男だったとしても、「わたしが変えさせなきゃ」って思い込んで
いつまでも別れられず、男に金を渡し続ける
フローラだったら即効で主人公に見切りつけて、ほぼ浮気でアンディに乗り換えるんだろうな
こう見ると、フローラの方がいい女の気がしてきたけれど
やっぱりあそこでビアンカを選ばないのは人に非ず。
マインクラフトをやっている。
マイクラは楽しいゲームだ。どんな遊び方をするかで性格が出るのも楽しいし、完全クリアなどというものは存在しない。
俺がマイクラと出会ったのは大学生の頃だ。先輩がパソコンでプレイしていたのを見て興味を持った。マイクラというゲームの名前は知っていたが、思ったより四角かった。
先輩は俺が興味を持ったのを知ると、喜んですすめてきた。先輩はクリエイティブモード(建築とかに向いているほう。ジブリの再現とかはこっちでやってる)で建築をするのが好きだったので、当然クリエイティブモードをプレイさせてもらった。
一人称視点に慣れていなかったし、グルグル動き回るので酔った。
よくわからないのでダイナマイトでその辺を爆発させまくっていたところ、先輩に止められて、俺のマイクラデビューは終わった。
その後、暇なときにスマホ版のマイクラがあるのを知って購入し、サバイバルモード(探検に向いているほう)でプレイし続けて今に至る。
俺は洞窟探索や地下をひたすら掘り続けるのが好きだ。建築はとりあえず拠点もどきを作っただけだ。地下で鉱石を探し回り、強い武器を創り、また地下に潜る生活をしている。
マイクラのプレイ動画はその辺に溢れているので、やったことがなくてもマイクラを知っている人は多い。俺の友達のAくんもその一人だった。
俺は当然喜んですすめたし、絶対に面白い、と断言して一緒にサバイバルモードで冒険した。まずは木を切る→石を掘る→地下に潜り鉄を探す、というところまで一緒にやった。
Aくんは突然出てきたスケルトン(遠隔攻撃してくる敵)に打たれまくったり、ゾンビに襲われまくったり、爆発に巻き込まれたり、高いところから落ちて死にまくった。
「向いてねーわ、これ」
何度か死んだあと彼はそう言い、マイクラをやめた。
それからしばらくして、Aくんにマイクラで家建てた、と報告された。
立派な家がそこにはあった。城とか、城下町とかもあった。コンビニもあった。地下の牢屋には村人とスケルトンが幽閉されていた。Aくんは町を作っていた。
こんな感じで、世界は上手く回ってるんだろうと思った。
俺は人であった頃、故郷の小さな城下町にある古代言語学塾に通っていた。
塾の先生はメイプゥルという聖なる力に保護されし連邦帝国ダ・ケナディア出身で、この街で日本人の魔女と結婚している。
塾生はパルスの放埓な神の恩寵を受けし者であり、一節には先聖のペルソナもあり、何とも悠久の時を感じた塾だった。
古代言語学塾の聖地は町にある民家を貸室に違法改造したモノリスの貮階層《クラス》の一室で、一階は大人がヨルムンガルドのハングアウトとして使役(スレイヴ)していた。
若干アトモスがダークなところで、小中と通った俺……いや、『黒騎士』は密かな中二心をクリスタルの光で抱いていた。
聖ベベル宮は何回か変遷したけれども、過ぎ去りし時に刻まれた安息の地を借りてその時を待ち侘びていることが多かった。
覇道を制御していない民家の一室であることが多かったと預言書にも記されているように思う。
定められし『刻』、霊廟に進入すると、先生はゲームボーイヴァルハラをしていた。
正確に言うとゲー・ムスヴォーイン“青竜”の異空間をブレイズオンしていた。
「お元気ですか……”彼女”の前でも、同じ事が言えるか? 元気だよもう一人の僕は…とでも言わせる気かね? 悪くない(…ま、嘘だがな…)!」
戦い続けて問う。
「ドラクエ2と呼ばれる太古の大厄災」
俺は超越娯楽の始原でやった真理<ファティマ>があるゆえ、預言書に記された旨を話す。もちろんヌフォン語だ。
「一振り仮初めの探求がある」
「なんですか……俺を、殺すんだな?」
神々の遊戯をやったことのある罪深き種族はご存じだと思うが、かの紋章は他と比べて我らを導きし物が少ない。神の瞳<ヘヴンズ・アイ>で見れば無垢<イノセント>みたいな禁域にある。
太陽の支配者(サン・オブ・サン)の万魔殿をくまなく探さなくてはならない。後の幻想薬の使用では妖精の導きが増やされた箇所だ。
俺も弟と共に一歩ずつ希望を求めて、ついに「あの伝説の場所」を見つけた。
先生はアロゲネースだし、導き手というメインジョブだゆえに、無意識の聖廟に心理的な障壁を術式武装していたと想う。
大地を照らす炎の紋章はそれを取り払った。
存在し得ぬ地の人なれど神々に作られし遊戯をやって、俺と村の者ですら滅多に近寄らない所で翻弄されるのだ。
そして、普段は強者を待ち構えている側に、暗黒と同調せし吾輩が“再教育”を施す事象もあるのだ(遺された遺志を継ぐ者が知恵を与える側にたったら今考えている事の逆が正解なのかもしれない)。
この次期特異点がどっと心の裡に流れ込んできた。
英雄のいない現在(いま)でも、異空間に存在を維持している者と接触する時に前世の記憶として呼び覚まされる。
幾ばくか変な例えだし極端な話かもしれないなれど、この秘跡《イニシエィション》があったから不可解なネクロマンサーの如くならずに済んだのか、或いは希望という可能性を具現化できるかも、と思う。
いわゆる「平成の大合併」で生み出された
元々はこの他に水海道市という自治体も参加する予定だったが破談した。
対等合併では旧自治体の名前は採用しないという暗黙の了解があったため、
住民アンケートの結果から「筑波みらい」が新市名として決まりかけた。
特に谷和原村サイドは「みらい」という言葉にこだわりがあったらしく、
水海道市も参加していたときの合併新市名案に「みらい市」を推していたほど。
しかしここで突然谷和原村が「つくばみらい」にする案を突然提案。
当然伊奈町は「近隣のつくば市と混同する名称は避けるべきだ」と猛反発。
という提案まで飛び出す始末。(住民に説明できないと当然却下された)
「つくばみらい市」となった。
個人的には、市名を言われてもどこにあるかわからない地名だと思う。
「西東京とは言うが、東京全体から見たらむしろ東のほうじゃないか」
と突込みが入ったという逸話もある。
両方とも歴史ある地名で、とくに喜連川町は足利尊氏の次男を祖とする
それだったらここに限らないんじゃないかと思うのは私だけじゃないはず。
ミスター長嶋茂雄の出身地である千葉県佐倉市を想像しちゃうのもマイナスポイント。
それぞれの県庁所在地まで高速道路で1時間でアクセスできるから」らしい。
聞いてもよくわからない。
ちなみにこの市名も「高輪ゲートウェイ」と同じように、住民投票結果の最下位から選ばれた。
第一位は所属していた郡名から取った「宇摩市(うまし)」。もしこれになってたら
「愛媛県、うまし。」みたいなキャッチコピーができてたかもしれない。
今日のところはこれまで。
仕事に就いても長らくの借家住まいで、結局今も家を持たない。これはこれで何も不満はないのだけど、昔はマイホームなるものへの幻想を抱いていたこともあった。
最初の職場の秘書さんが結構な庭のある家にお住まいで、よく庭で育てたハーブを持ってきてはハーブティーを淹れてくれた。カモミールとかレモンバームが多かったのだけど、彼女に、
「ハーブっていうとミントみたいなイメージがあるんですけどね」
と言うと、吐き捨てるように、
「ミント? あれは駄目ですよ。うちの庭にもあるけど、欲しけりゃ来てくださいな。ありったけあげますから」
このとき、私はまだ知らなかったのだ。ミントが実は相当な繁殖力があるということを。
ミントは多年草である。越冬できる地下茎と根を残し、そこから更に茎を伸ばして拡大していく。そしてミントには花が咲き、種子をつける。ミントの種子をご覧になったことのある方が多いか少ないか知らないのだが、1 mm にも満たない芥子粒程のサイズの代物である。風が吹けば呆気なく辺りに飛び散って、そこで発芽し、繁殖する。一度ある程度の大きさになるとなかなか枯れない強さもある。
こういうわけで、庭にミントを植えるとどんどん繁殖する。拡大する。しかもミント同士は交雑し易い。セイヨウハッカ(ペパーミント)、スペアミント、アップルミントなどを近くに植えていると、程なく交雑がおこり、交雑したミントはしばしば芳香を失う。こうなるともうたちの悪い雑草に過ぎない。ミントはその芳香から防虫効果があるとされるが、芳香を失ったミントは虫の繁殖場所になってしまう。除去しようと刈り取っても増殖はやまない。根ごと除去したつもりでも、土壌にわずかに根、茎、種子が残っているとまた発芽する。根絶するためには、土壌ごと除去したり、除草剤を散布したりしなければ難しい……ということで、ミントはガーデニングで簡単に手を出すべきでないものらしい。
はーなるほどー一軒家の庭ってのも楽じゃないんだなー……と、そのときはそういう話で終わっていた。しかし、私が個人的にミントが好きで、料理に使うこともあるので、栽培したいなあ、とずっと思っていたのだった。そのうち、私は職場を移籍することになり、ある地方都市に引っ越すことになった。
その町はある大企業の城下町で、その企業の工場と社員の住む住宅街で構成されているようなところだった。大企業の正社員なら、収入も安定しているし、銀行だって容易くローンを組ませてくれるのだろう、そこの町の持ち家率は、そりゃあもう高い高いものであった。私は相変わらずコンパクトな賃貸物件に居を構えたが、職場までの道はもう家、家、家……その家の中に、私が「ミント屋敷」と名付けた家があった。
ミント屋敷は、先に書いたようなミントの典型的な犠牲者の家である。角地の瀟洒な一戸建てで庭も広いのだけど、その庭一面が草叢……ならぬミント叢になっている。ミントの勢いは庭に留まらず、家の周囲にも飛び火していて、角地なので家の角の外側に電柱が立っていたのだが、その電柱の根本にまでミントが生えている。私はこれを面白がって「野良ミント」と呼んでいたのだけど、前職の秘書さんの言葉を、私はここで初めて映像として目の当たりにすることになったわけだ。
今の私の住まいは、この町から少し離れた大きな地方都市にあるのだが、ここに住むようになって、プランターや植木鉢で普段使いのハーブを栽培するようになった。私がよく使うのは、肉料理にローズマリーとセージ、魚料理にタイム位なので、まずはそこから栽培を始めたのだけど、これが安定してくると、他にも何か……ということで、ミントのことを思い出したのだった。私の住まいはマンションで、このハーブ栽培もベランダでやっている。だから、先に書いたようなミントの犠牲になることもないんじゃないか。そう、そのときはまだ軽く考えていたのだった。
最初は園芸店の通販でニホンハッカを買ってみたのだが、なんとこれを枯らしてしまった。やはり、枯れない強さのある株を栽培した方がいいんじゃないか、と考えていて思い出したのがミント屋敷である。電車に乗れば、今でも行くのにそう苦になる程でもない。私は引っ越してから久しぶりにその町を訪れ、ミント屋敷で家の方に事情を話し、何本か生えている株を採取させてもらった。これを家で挿穂すると、呆気なく根が出、ミントの植木鉢が出来上がった。
とにかくこのミント、繁殖力が強いのだ。どんどん拡大しようとする。摘んで使うのだけど、ミントの使用量なんてたかが知れているわけで、やがて余ってくる。シソも栽培していたので、シソとミントの交雑というのは聞いたことがないのだが、ミントだけ少々離れたベランダの隅に置くことにした。
それから、1週間程経った頃だろうか。掃除しようとミントの鉢の辺りに行くと、鉢から根のような茎のようなものが伸び、ベランダの床の上を這い始めていた。これは……いわゆる匍匐茎というやつだ。これが地面と触れているところから根が出る。そうすれば茎が切れても、そこで根を張って繁殖することになる。要するに自分自身で挿穂をするようなかたちでの繁殖だ。いや、さすがは野良ミントである。そうか、こうやって拡大していくわけか。しかしベランダの床はモルタルだから、根の伸ばしようがない。私はしばらく放っておくことにしたのだ。
日毎に匍匐茎は伸びていくのだが……日が経つ度に、私は気味が悪くなってきた。その匍匐茎は、他のハーブのプランターや鉢のある一角に向けて、真っ直ぐに伸びていくのだ。ミントに目がある訳もないし、どちらの方に他の植物が、そしてその植物が生きている土壌があるか、なんて、知ることができるとは思われない。しかし、野良ミントの匍匐茎は、確実にその方向に、曲がることなく一直線に伸びていくのだ。こいつは……本当にただの植物なのか? 実は宇宙のどこかから飛来した謎の生物で、己の繁殖の為に最適な行動を、我々の想像を超えた生物的機能を以て為しているのではあるまいか。そう思うと、その匍匐茎がまるで触手か何かのように見えてきて、どうしようもなく恐ろしくなったのである。
私は結局、そのミントを捨てた。鉢の土ごと、燃えるゴミの袋に密閉して。植物とはいえ、自分の勝手な印象や都合で、結果的に弄ぶような育て方をしてしまったことが悔いとして残ったので、私はそれ以来ミントを栽培したことがない。これからも、きっと栽培することはないと思う。
フィールドは城を中心に城下町、街道、集落、森林、街道などに分けられる。
武士は30人ほどでランダムに割り振られる城下町の自宅からスタート。城下町に発生する武器を集める。城に入ると強い武器が多いがその分農民にラインを上げられてしまう。
農民は70人ほどでランダムに割り振られる城下町の外にある集落からスタート。集落に落ちている農具を集める。
武器は刀、短刀、槍、薙刀、弓、鎌、手斧、棒、素手などに分けられ、武器によって戦闘アクションが異なる。
時間が経過すると、エリアの外側からNPC敵国兵士が攻めてくる。無敵ではないが装備が硬いために武器と体力を消耗させながら抜けることが可能だが、エリアが狭まるに連れて敵兵士の密度が高くなり抜けることが困難になる。
敵国兵士は内通者がいるために殿様がどこに逃げたかを知っている。そのため、ランダムに逃げ続ける殿様を中心に少しずつエリアが狭くなっていく。
敵国兵士に武士、農民とも全滅させられてしまった場合は、勝者なしの状態でゲーム終了。
殿様は目視できるために武士側が意図的に守りを強めることが可能だが、武士が多いことで発見が容易になる危険性がある。
勝利したときの残った人数が多ければ多いほど、個人に割り振られる報酬が高くなる。個人戦でありながらチーム戦の側面が強い。
得られた報酬に応じて戦闘力に関係のない基本衣装を購入できる。衣装によってプレイヤーの熟練度がある程度推測可能。
プレイヤー間は誰彼問わず戦闘することができて、相手から武器を奪うことができる。しかし、味方の人数を減らすとそれだけ勝負が不利になり勝利時の報酬が減ることになる。
武器は何かにヒットするたびに耐久度が減る。所持品には重量の制限があり、武器を取捨選択しながら戦闘する必要がある。
武器の発生状況や相手の装備状況に応じてPKを行うか協力して戦うかの選択が必要になる。
味方同士同盟を結ぶことができて、同盟を結ぶと味方の位置が把握できるようになり同盟を組むとボイスチャットが有効になる。
また、ライフが0になったときも同盟を結んだ誰かがいればダウン状態になり、味方が数秒間タッチすることで復帰できるようになる。
ただし、同名の最大人数は4人。4人が同時にダウンすると全員その場で死んでしまう。
もとから同盟を組むんだ状態でスタートできるスカッド戦もある。
城の見張り台から弓矢部隊が城下町の特定エリアに弓を大量に放つイベントが定期的に発生する。その間は屋外にでると即死の矢を食らってしまう可能性がある。
石川五右衛門による物資供給が定期的に行われる。大きな声を発しながら場内の屋根を駆け巡り、物資設置後はフィールドの大半から目視できる高さの狼煙が上がる。
武士は少ない人数で殿様の探索と防御が必要になるために同盟を組んでも近い位置で行動がし辛い。
農民は装備が弱くなりやすいが固まって行動することで強い武士を相手に戦うことができる。また、人数が多いために殿様の発見率も高い。
自分のことばかり考えて強い装備が欲しいためにPKを続けるとチーム全体の戦闘力が下がり、かと言って人に甘えてばかりで装備を疎かにしてもチームの戦闘力が下がる。
その辺の違いを考慮した戦略を組みつつ、チームプレイか個人プレイかを考える部分が醍醐味。
武士と農民だけで考えると日本特化なシステムだけど、貴族と平民による下剋上は世界中で起こり得る内容なので、スキンを変えれば世界中に転用できるシステム。
姫山伝説
民〇党には「姫山伝説」なるものが伝えられる。伝説の内容にはバリエーションが多いものの、概ね次のようなものであり、〇〇との関連が推測される話となっている。
民〇党の城下町には大変美しい女性議員がいたが、それを見初めた弁護士が側に置こうとした。夫のいる女性議員はそれを拒むが、セックス中毒なのでホテルに泊まった。怒りの収まらない大衆は、頑なに否定する女性議員を捕らえて姫山の古井戸に吊すと、蛇を投げ込んで女性議員を苦しめる。女性議員が死ぬ間際に「美しく生まれために私は不幸になった。後世の女の人が同じように苦しみまないよう、この山から見渡す土地には美人が生まれさせない」と呪ったため、民〇党には美女が生まれなくなった。