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はてなキーワード: 環境負荷とは

2017-06-24

再配達云々以前の問題だろ

土曜日指定荷物がくるので朝からずっと家で待つ。

待つ、朝からずっと待つ・・・未だに来ない。

一体何時に来るの?何時に来る予定なのか連絡してくれればちょろっと出かけて帰ってこれるんだけど未だに来ないんだけどいつくんの?

電話してもわかんないですーけど家に居て下さいってなめてんの?

再配達のせいでコストがっていうのはわかるよ?わかるんだけどさ、なんで俺は荷物を受け取るために家にずっといんの?

そもそもその荷物午前指定だったよね?午前中に来ないんだったら午後のいつに来るのか連絡しろ

電話してもわかんないとかなめてんのかよ

俺の休みを返してくれよ、新しい家電見に行こうと思ってたのにもうこんな時間だよ

こんな気分で家電買いに行く気分にもならないし新しいテレビがほしいかなーぐらいの気分だったわけで

もうこの気分を逃すとテレビを買わなくってもいっかってなっていくわけで

この残ったボーナスはそのまま貯金行で経済にまわらないわ。

再配達経済損失だ、環境負荷だの前にそういった部分でもお金使われなくなってくよね??????

一度システムを構築して連絡するシステムを作れば楽じゃないの???

それにかかるお金がたとえ10億だったとしても一回再配達郵便局配達から担当範囲は平均20前後でしょ???

再配達が一回だと仮定すれば1.8億時間再配達に使われているのであればこれで全てとは言わないけど半分には減らせるよね?

9000万時間浮くわけで時給を1000円と仮定した場合に数百億浮くよね???それだけあればシステム化出来るし運用も出来るよね???

再配達時間可能時間を削るとか金のかからない対策を取るばかりじゃなくって

そういったシステム化再配達を減らす努力をしないで不便にだけしていくのはおかしいんじゃないの?????

2017-05-10

安楽死はよ

うちのばあちゃんは96歳。もう一人で何もできん。

病院行けば山のように薬をもらってきて、毎日大量の薬を飲んでいる。

薬を大量投与というより、税金を大量投与だな。その薬代はほとんどは税金によって補填されてるからな。若者の将来を犠牲にしてな。

ばあちゃんの寿命を引き延ばすのに税金が大量に消費されるんだ。

ヘルパーさんやら何やらが家にきてはいろいろ手伝ってくれるが、この金もほとんど税金だ。

動けないばあちゃんのために、税金どころか貴重な労力がばあちゃんの介護のために奪われる。

家ではなんやかんやですごいエネルギーがかかる。あらゆるところに暖房をかけ、長時間かけて風呂にいれる。

ばあちゃん一人生かすのに税金だけでなくエネルギーの消費もすさまじい。環境負荷もはんぱない。

今日長生はいいことだなんてことをばあちゃんが言ってて本当腹がたった。

これさあ、政治家社会を維持する意思があるのか?

今の30代以下の人間の未来なんてみじんも考えて無いだろ?

無理がありすぎる。ろくに税金も払ってこなかったばあちゃんが湯水のように税金を使うんだ。

もう生きてても何もしてないのに税金だけ大量に消費される。これって何のため?

まじめに働いてきて蓄えもあって、年金がなくても生活できる人だったり、健康維持のために努力して歳でも動ける人なら長生きする資格があると思う。

でもばあちゃんはそうじゃない。

この不健全社会吐き気がする。

年寄りは早く死んでほしい。

でも死にたくないって人が多いんじゃなくて、苦しみたくないって人が多いんだと思う。

から無駄にだらだら病院に通うんだ。

薬漬けでダラダラ長生きされることが倫理的に正しいのか?日本資源豊富な国で、ここからお金が出ているなら100歩ゆずってよしとしよう。

でも日本未来犠牲にして今の社会があるんだよ。

日本にこそ、安楽死必要だ。切に。

安楽死はよ。

2017-01-15

なお自動車所有&運転の維持費とリスク

http://anond.hatelabo.jp/20170114082858

ちなみに維持費とリスク

自家用自動車を40年間所有してしまった時のトータルコストは3396万円 自動車を持たない賢い暮らしで豊かに暮らす

http://fukupon.jp/economy/14082521.php

http://cdn.xl.thumbs.canstockphoto.com/canstock35038283.jpg

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/pojihiguma/20160515/20160515101629.png

年収1000万円でも自家用自動車マイカーに興味なし 広がる持たずに済ます暮らし

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/19/news061.html

クルマ利用の維持費。一生懸命倹約して乗って、一日 1,500円も!倹約せずに乗ってしまうと、 一日 2000円以上もかかるのが自動車の維持費。。

http://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/drive/kashikoi/01-04.html

クルマを買うお金や、事故リスクや修理代、違反金等を考えると、実際にはもっとかかります

安いコンパクトカー(95万円)でも、全ての合計(購入から廃車までの平均)で約500万円もかかります

言うまでもありせんが、自転車バスは、格段に安上がりです。(そして環境負荷も低く、健康的です。)

金食い虫の負債である自動車を買うと小金持ちにもなれない

http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/797

【金食い虫】自動車負債であることが明らかに【持たぬが最善】2

http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/car/1463133052/

国民「クソ金食い虫な負債で死と刑務所直行な害物の自動車捨てるわ」

http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/car/1464430360/

2016-05-12

http://anond.hatelabo.jp/20160329193624

都心部では

・大規模ビルが増えた→人多い

安全管理上、敷地内に通勤者のクルマはおろかバイク自転車も停められない。

駐車禁止の徹底→クルマ無理、バイク無理。

環境負荷低減のため、建設業界もなるべく公共交通機関でという行政指導

車両定員オーバートラックで詰め込み輸送→昔はわりとあったが、今は無理。

2016-03-07

それなりの数"しか"いないんだろ?そんなら一般化して主語デカ馬鹿になるなってこった。

http://anond.hatelabo.jp/20160307162629

主語デカどや顔うんこって、本を書いて出してる老害にも多いから、ほんと癌だよなぁ。

本を輸送する自動車の余計な環境負荷交通安全負荷が非常に迷惑

2015-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20151015112544

俺も紙コップ・紙皿・割り箸を愛用していたぞ。間伐材のだけど。

水は「限りのある資源」だし、洗剤の環境負荷も高い。国産間伐材を使った製品環境負荷から漂白度は少ないほど尚良)を使えば、国内森林管理するために貢献できる。

ふきんも、トレペやティッシュ、もしくは不織布チックな紙ワイパー。

夏に、作った味噌汁を昼間放置していたら、カビがわんさか生えた。それを見て、夏は捨てるか洗うかしないとダメだと思った。

2015-06-06

公共建築にこそお金をかけて欲しい

国立競技場の件がようやくマシな方向に動き出したようだけど、こういう公共建築物を巡る話でいつも

お金をかけないで作って欲しい」「無駄は省いて欲しい」という話が出てくるのが気になっている。

俺は、公共建築こそ多少のコストがかかってもいいからきちんと考えられた素晴らしい物を作って欲しいと思う。


ちょっと前に地元図書館が建て替えられた。

省エネエコらしいが、なんのこだわりもないただの箱みたいな建物になった。

建て替えられる前の図書館には愛着が持てたけど、このプレハブみたいな新しい図書館には愛着を持てる自信がない。


一方、武蔵境に出来た武蔵野プレイスという図書館に行ってみたらこれが素晴らしかった。

老若男女が思い思いに使える自由雰囲気図書館だった。

多分あの建物地域住民に多大な影響を与え、愛されながら成長していくだろう。


でも、この武蔵野プレイスは明らかにうちの地元図書館よりコストがかかっている。


省エネ性能が優れていてコストも安いけどただの箱みたいな図書館と、

建築家自治体の創意工夫が詰まっているけどコストがかかっている図書館

今の日本なら、前者のほうが「正義」とされることも多い気がするけど、

本当に低コスト環境負荷が低いことだけが正義なのだろうか。


別に無駄お金をかけろとと言っているわけじゃない。

建築家がしっかりと知恵を使い、使う人や社会の事を考えた設計をしたものならば、

多くの人が利用する公共建築物は、かけたコスト以上に社会を豊かにできる可能性を持っていると思う。


今の日本では、建築家に頼む=使い勝手が悪い、無駄コストがかかる、建築家自己満足

しか思われていないが、上で挙げた武蔵野プレイスのように、俺は建築家からこそできる社会への提案もたくさんあると思っている。

(と同時に、社会ネガティブイメージを持たれるに至った経緯を建築家はきちんと反省して欲しいとも思う。)


代々木体育館だって当時はべらぼうなお金がかかったと思うんだけど、丹下健三はそれに応えて

2015年の今なお輝きを放ち続ける素晴らしい建物を作ったし、あの建物は当時の日本人の誇りであり希望であったはず。


価格.comのように最安値の案だけが正義になる社会は寂しい。

今回の国立競技場の件をきっかけにして、「コスト削減」ではなく「うまいお金の使い方」の話ができる社会

変わっていってほしいなと思う。

2015-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20150210144102

電車って、個人にとっては本来的にそんな使い勝手よくないとおもうぞ。

時間に縛られるし場所にも縛られるし、

結構あるくわりにはなかなか座れないし狭い空間に大量に詰め込まれ不快だし他人に気を遣わないといけないし痴漢出るし。

事故る可能性はないかもだが、しょうもない事件にまきこまれる可能性はあるし。

 

メリットとしては渋滞知らずであること、初期費用が安いことか。

人類的には環境負荷が低いとかあるけど。

 

もっと線路の周辺、つか駅から徒歩圏内で全てカタが付くって地域に住んでるならがんばってクルマ乗る必要ない。

渋滞しないぶん移動時間が読めるので電車のが確実に使い勝手いいだろう。

 

いちばんラクなのはタクシー呼ぶことだろうね。クソ高いけど。

http://anond.hatelabo.jp/20150210144102

電車って、個人にとっては本来的にそんな使い勝手よくないとおもうぞ。

時間に縛られるし場所にも縛られるし、

結構あるくわりにはなかなか座れないし狭い空間に大量に詰め込まれ不快だし他人に気を遣わないといけないし痴漢出るし。

事故る可能性はないかもだが、しょうもない事件にまきこまれる可能性はあるし。

 

メリットとしては渋滞知らずであること、初期費用が安いことか。

人類的には環境負荷が低いとかあるけど。

 

もっと線路の周辺、つか駅から徒歩圏内で全てカタが付くって地域に住んでるならがんばってクルマ乗る必要ない。

渋滞しないぶん移動時間が読めるので電車のが確実に使い勝手いいだろう。

 

いちばんラクなのはタクシー呼ぶことだろうね。クソ高いけど。

2014-12-12

自動車自転車推進による雇用創出及び低公害コスト環境実現化

http://anond.hatelabo.jp/20141129222108

http://blog.cycleroad.com/archives/52016430.html

さて、そんな中、イギリス大手新聞、“The Guardian”に、興味深い記事が載りました。

それによれば、ヨーロッパサイクリング経済が、65万人の雇用を生んでおり、2020年までに100万人の雇用が生まれると最新の研究が示しているというのです。

これは、鉱業や採石業で働く人口匹敵し、鉄鋼業セクター雇用されている人の2倍近いという、決して少なくない人数です。

さらに、現在ヨーロッパでの移動手段に占める自転車割合、3%が2倍の6%に増えただけで、その数は100万人を超える規模にまで拡大するとのサイクリング雇用創出調査が示されています

このことは、各国政府地方自治体に対して、非常に明快な示唆を与えることになると調査では指摘しています

いま現在でも、ヨーロッパ各国における自転車インフラの整備予算は、市民安全利便性気候変動や環境負荷健康の増進などの観点から正当なものと見なされています

多くの市民もそれを支持していますが、自転車インフラの整備と、それに伴う自転車人口の増加は、それらだけに留まらず、雇用の増加と経済の拡大、つまり経済対策にもつながると言うのです。

この調査では、他のどの交通手段投資するよりも、効率の高いことは明らかだとしています

規模が違うので、他との単純比較は難しいですが、投資額のわりに高効率なのはサイクリング客の増加がもたらす経済効果が、これまでにない新たな需要の創出であったり、より多くの人手を必要とする分野だったり、より広い波及効果があったりすることによるものなのでしょう。

当然ながら、それは自転車のもの需要の拡大による、自転車の製造や、関連商品の販売といった分野だけではありません。

自転車利用の拡大による周辺サービス需要増加もあるでしょうし、なかでも人々が自転車で出かけることによる観光関連の雇用創出効果が大きいと言います

続 http://blog.cycleroad.com/archives/52016430.html

[字幕つき] ライバルアムステルダムです|自転車の街・コペンハーゲン 積雪期でも自転車が走れるように整備する。

http://www.youtube.com/watch?v=fKALu_gOlY8

コンパクトシティ政策が実現すれば、少ない行政費用大勢の人々に好影響を与えることができる。

NHKクローズアップ現代 わがまちを身の丈に

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3418.html

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3418_1.html

さいたま市 公共施設マネジメント推進チーム

野口敦史主幹

「すべてのものを残していこうとすると、財政破綻に行き着いてしまう。

なるべく身の丈にあった施設を、今のうちから考えていく。」

町の集約化を進めなければ、今後さら負担が増していくと警告する専門家がいます

土木工学を専門にする名古屋大学教授の林良嗣さんです。

林さんは、各地の都市を500メートル四方に分けて道路上下水道の総延長距離と人口から1人当たりのインフラ維持費用を調べています

例えば名古屋市とその周辺の場合中心部の年間の平均維持費用は1人当たりおよそ1万6,000円。

一方、郊外の中には80万円近くかかる場所があることが分かりました。

今後さら郊外人口減少が進むと、中心部郊外の維持費用格差は最大180倍にも広がると林さんは指摘しています

名古屋大学 林良嗣教授

「1人当たり、こんなに負荷(費用)をかけているところがあったら、撤退できるように自治体なり国がうまい策を講じて、使わないようにしていくと。

人口が減るんですから、厳選していい所をきちんと選んで、そこへもう一回寄り集まっていくという。」

切迫する都市の維持費の問題に対して、9年前からコンパクトシティ事業を進める国は、さら施策を推し進めようとしています

2014-10-25

写真付き住基カードパスポートで手間はかかりませんよ。

http://anond.hatelabo.jp/20141025064357

それに高齢化自動車運転不要な都会への居住者続出で、これからどんどん写真付き住基カードパスポート身分証明書にしての手続きをする人が増えていくことは確実です。

手間を考えれば、むしろ自動車免許を取得するほうが費用がウン十万円、取得必要期間の長さも考えれば割にあわないと思いますが。

自動車所有における加害性、被害性、環境負荷の重大さ、重苦しい維持費を考えれば、あえて自動車免許取得を選ぶ必要性がある人は限られてきますね。

自動車免許というのは、危険物を扱うという意味では、劇物なんかを取り扱う危険物取扱者免状のそれとなんら変わりません。

そういうのを扱うことがなければその免許を取る必要もなく、そんなことをするのであれば、もっと有意義なことに時間を使うべきでしょう。

身分証明書安価で迅速なパスポート写真付き住基カードで解決ですね。

「その車、本当に必要ですか?」“金食い虫”の自家用車の維持コスト

http://diamond.jp/articles/-/24093

クラス別!車の維持費比較

http://kuru-ma.com/page317.html

一体、車を持つと維持費にいくらかかるのか【持たない暮らしで豊かに暮らす】

http://fx-style.boo.jp/car18.html

事故を誘発した違法駐車運転に6千万円の賠償命令 消防車救急車の行く手を阻む違法駐車 緊急事態現場への到着、未だ遠く

http://www.city.minokamo.gifu.jp/home/kouhou/IHAN/1.html

路上駐車の運転手が女児死亡事故を誘発したとして車庫法違反で約3400万円

http://www.47news.jp/CN/200408/CN2004080601003709.html

2014-07-20

http://anond.hatelabo.jp/20140718135408

自動車の運転には、チェーンソー作業や高所作業と同等以上のリスクがある。大勢他者を巻き込む点ではそれ以上のリスクを有している。

この事実には、なかなか気づきにくい。自動車産業マスコミとの癒着で、その事実はなかなか伝えられず、国民はそれに気づきにくい環境にある。

1トンを超える乗り物を、それと同等かそれ以上の乗り物の通行、歩行者自転車が混在するなかで行う。

これは、ちょっとでもハンドルペダル操作を誤れば、加害、被害とも甚大となる。

自動車凶器であり、凶器で人を加害すれば刑務所行きもある。

青山繁晴さんは自分はレーサーなのに

自分の息子二人には「車の免許なんか取るんじゃない」と教えたという

青山さんは言う

「車なんか危ない、乗らないほうがいい、乗らないことにこしたことはない

車はステアリングちょっと間違っただけで人様の人生を壊してしまう」

そしてこんな言葉もある

自動車を運転する必要のない地域は、豊かな証拠だ』

住みやすい街ランキング上位は、いずれも自動車の運転が必要のない地域

そういった地域ほど、高齢化が進むこの先、人口が増えていくことが予想されている。

自動車は一瞬にして大勢の人命を死傷する凶器

自動車から市民保護するために、自動車への規制取り締まり強化、自動車侵入防止柵等の積極設置を議員警察要請しつづけよう。

自動車の要らない地域ほど、基本的に便利が良く、発展している。

自動車依存引き起こしスプロール現象により、地方財政に重い負担を強いている。

NHK クローズアップ現代 わが町を身の丈に ~人口減少時代都市再編~』によると

自治体職員

「すべてのものを残していこうとすると、財政破綻に行き着いてしまう。」

また、自動車では移動がまったく運動にならないゆえに、肥満糖尿病、高血圧・・・メタボリック症候群蔓延させてしまっている。

自動車中毒蔓延は、郊外化による道路の維持費負担生活習慣病蔓延による医療費増大という2つの大きな問題を生み、地方は自滅しようとしている。

1.あなたの「まち」、これからどうしますか?|よくわかる中心市街地まちづくり 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/crd/index/pamphlet/01/index.html

都市機能無秩序拡散

住宅商業施設だけでなく、病院市役所学校なども郊外拡散しています農地の中に建つ建物農地の中に建つ建物 中心市街地空洞化

中心市街地から人が少なくなり、まちの活力や楽しみ、にぎわいが失われていますシャッター下り商店街シャッター下り商店街

このままでは「まち」が・・

生活利便性の低下

車を利用できないお年寄りなどが、公共公益施設店舗などを利用しにくくなり、生活が不便になります

公共サービスの低下、都市経営コストの増大

新たなインフラの整備が必要になり、維持管理コストも増えます

生活空間としての魅力の喪失

人との交流やにぎわい、文化などの機能がなくなり、まちとしての魅力を失ってしまます。 ■環境負荷の増大

車の利用が増え、多くのエネルギー必要になるとともに、開発により自然が失われます

「まち」に生活拠点を(集約型都市構造

郊外化の歯止め

都市機能拡散に歯止めを かける必要があります

生活拠点の再生

都市機能が集積した、アクセスやすい 「生活拠点」を作る必要があります

デトロイト破産が教えるもの - 馬上行動 山田冬樹の部屋

http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20130722/1374467968

あなたの「まち」、これからどうしますか? コンパクトまちづくりを目指して ──自動車不要で誰しもが安全安心、快適、便利に暮らせる地域づくり 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/crd/index/pamphlet/01/index.html

コンパクトまちづくり 理念手法 ──国土交通省九州地方整備局総務部

http://tochigi.jimusho.jp/koza/dai2kai/dai2kai.pdf

自動車増えて地域滅びる──自滅する地方都市

http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/archive?word=*%5B%BC%AB%CC%C7%A4%B9%A4%EB%C3%CF%CA%FD%5D

道路を広げてはいけない 自滅する地方都市

http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20070626/1182849631

コンパクトシティ限界集落を見捨てない

http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080930/1222765022

2014-05-03

クールビズとか環境とか省エネとか

クールビズ開始、今年で10年目 「認知率9割超」

http://www.asahi.com/articles/ASG5134KHG51ULBJ001.html

という記事があった。

クールビズとか環境のためとか省エネとか、なんかその辺で思考停止してるような感があるんだけど、確かに無駄を省き環境負荷を上げない事とかは大事だし理解は出来る。

ちょっとひねくれて考えれば、単に経費が浮いて会社がウハウハなだけな気がするんだよね。工夫したり我慢したりしている社員に何も返って来ない。浮いた経費の分、工夫したり我慢したりしている社員にばらまいてもらえんだろうかね?

だいたい、「環境のため」とか言えば誰も反対しないむしろ意見を言おうものなら非常識と思われるからな。会社にとっては安い言葉だよね。

2012-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20120726214737

2011-08-07

イラク戦費は火力のコストに含めるべきか

電源の種別コストを考える場合、電力会社自身が負担しない項目を加えていくときりがない。しかし次の項目くらいは一定の重率で算入したほうがいいだろう。

  1. 資源国との関係を築くために必要な開発援助等
  2. 非友好的な資源国同士を分断するための策謀・軍事協力
  3. CO2を完全回収した場合コスト環境負荷分)

本邦はLNG主体で発電の中東依存度は小さく、米国等が負担しているイラク戦費を資源確保コストとして計上しても影響は限定される。

原子力に関しても事故後の日本という条件での運用を前提に

  1. 今回の事故の処理費用(海底や20キロ圏を含めた全ての土地除染にするのに必要なコスト
  2. 次の過酷事故に備えた積立金(同等額)
  3. 最終処分場の10万年分の人件費管理費、および事故補償積立金

は算入したほうがよい。

2011-06-12

原発廃炉ビジネス国策産業にすると、政府にも日本国民にもオイシイかも

原子力発電所は、作るばかりでなく廃炉するのにも膨大なお金が使われるらしい。

世界中原発がやがて廃炉となるわけであって

コスト環境負荷も作業の安全性も十分考慮したノウハウを蓄積させて実績を上げていけば、

数年後以降から受注ひっぱりだこになるかもね。

引き受けたからと言って

何も核廃棄物まで日本に持ち込むわけではないんだからさ。

長年いままで大量の税金研究者を動員して溜めこんできた原発関連技術

作るばかりが能じゃない。

廃炉産業」は、原発をつくってしまった以上実際に必要な工程だし、

丁寧にやれば反原発層や環境保護論者からも支持されるし、

本腰入れたらビッグビジネスになると思うんだけどな。

(天下り先なら、作る企業でも壊す企業でもどうせ同じことだろうしさw)

人災のような今回の災いを何とか福に転じさせなくては、やりきれないよ。

2011-06-03

http://anond.hatelabo.jp/20110603075650

フィクションにおける古代文明はわりと人類共通の「黄金時代神話(昔はよかった神話)」によるもので、

黄金時代」の言葉ルーツギリシャ神話であるヘシオドスの『仕事と日々』によると、かつてクロノスが神々を支配していた時代が、黄金時代である

黄金時代には、人間は神々と共に住んでいた。世の中は調和平和に満ち溢れて、争いも犯罪もなかった。あらゆる産物が自動的に生成され、労働の必要はなかった。人間は、不死ではないものの不老長寿で、安らかに死んでいった。

その後、ゼウスクロノスに取って代わると、黄金時代は終わりを告げ、白銀時代が始まった。白銀時代の人間ゼウスに滅ぼされ、青銅時代が始まった。以後、神話英雄活躍する英雄の時代、歴史時代である鉄の時代と続くにつれ、人々は堕落し、世の中には争いが絶えなくなった。

そうした理想郷崩壊した理由を行き過ぎた科学に求めるのはSFの手法で、人口に膾炙したのは Final Fantasy のようなRPGゲームの影響が大きい。また、日本社会アニミズム親和性のある社会だったし、RPGゲームが出た頃には初等教育公害問題を学ぶのが普通になっていたので、「理想郷崩壊した理由を行き過ぎた科学に求める」ことの下地はあった。

Final Fantasy は、「奇跡の力を独占・横領する、あるいはそれを使うことで暴走する」存在が倒すべき悪として描かれているが、これはニューエイジ思想がファッション化され、エンタテインメントに組み込まれたもの。根底にあるのは科学に対する不信感。正確には科学に対する期待外れ感。これは、マルサス的な人口容量の限界を感じる精神と表裏一体。

科学に対する期待外れ感がフィクション作品にどのように反映されているか岡田斗司夫「失われた未来」あたりで。

今、生き残っている文明は、環境負荷の増大による文明崩壊リスク人口制限や科学技術進歩で乗り越えてきているので、TYPE-MOON作品の「抑止力」と呼べるような精神性を持っているように思う(オカルト的発想だけども)。それがフィクション作品に「古代文明崩壊」という形で表象している。

2011-04-03

家電エコポイントもう一回

3月31日家電エコポイントが終了した

駆け込み需要もさほど盛り上がらず、報道を見て「まだやってたんだ」と感じるぐらいに、ひっそり終了。

リーマンショック後の経済対策として実施されてきたわけで、経済的には一定の効果があったとされる。

グリーン家電と称された省エネテレビ冷蔵庫エアコンを購入すると性能や大きさによってエコポイントがもらえるわけだけど、

それじゃぁ、いったい、どの程度、環境負荷を抑えられたのか。

朝日新聞の2月5日の記事によると、その試算はずいぶんずさんで、当初予測の6分の1しか達成できないらしい

http://www.asahi.com/eco/TKY201102050170.html

ひどい話だ。

でも、買い替えによって消費電力を減らせているのは確からしい

というわけで、また家電エコポイント復活しないかな。

今度は省エネ家電買い替えポイント制度名称を変更して。

とくにエアコンだけでも復活させてはどうだろうか。

夏場に消費電力のピークがやってくるが、雀の涙ほどかもしれないが、電力需要を押し下げる助けになるはずだ。

ポイントの付与方法は、ずさんな当初予測の基準を参考にして95年製を中心に古くなればなるほどポイント付与率を高くしていく。

経済対策になるし電力不足の対策にもなるし、一石二鳥はないだろうか。

我が家エアコンが壊れたので、ぜひお願いしたい

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321003210

質問に質問で返して申し訳ないけど、原子力を代替するには何か条件があるの? 単純に考えれば、代替できるだけの量の電力源を揃えれば代替できるわけだよね。

  1. この国の現状の原子力発電と同等の電力供給能力
  2. この国の現状の原子力発電と同等の燃料・材料の安定供給
  3. この国の現状の原子力発電と同等の通常稼働時の環境負荷
  4. その他諸々

(1)を満たせる現実的な代替方式は今の所火力発電くらいか。富津火力発電所(総出力500kw/h以上)並の施設を原発の数だけ増設する必要があり、用地確保や建設といった初期投資がかかる上に、重油LNGの輸入にも継続的なコストがかかる。これらは税金電気代等に跳ね返ってくる。(2)は産油国事情に完全に依存するので不透明。昨今の中東諸国民主化気運なども勘案すると、他の産油国も近い将来政情不安定になるリスク考慮しなければならない。

最後の(3)はまず確実に満たせない。

なので原子力発電そのものからの脱却には賛成出来ない。むしろ、より頑丈で最新の災害対策が施された新しい原子炉へのリプレースを推進し、災害時の電力安定供給のために数ももっと増やすべきというのが俺の考え。

http://anond.hatelabo.jp/20110321012612

そう。「普通に考えた」だけ。

はいえ、それすら難しいのが現状なんだけどね。俺だって被災者と同じ立場になったら冷静ではいられんだろう。

2010-09-20

環境自動車税について

http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201009150483.html

曰く、普通自動車軽自動車の間で4倍の負担差があるからこれを是正するという話であるが、もともとの自動車税の使われ方についての話が無い。

賦課額の差だけしかとりあげず、あたかも課税が正当な行為であるかのように主張し、他に論点が無いとする事で、正当化を推し進めるという、詭弁の見本のような手口である。

自動車にかかる税は以下のように分類される。

 

1)自動車取得税。 -車の購入時にかかる税。

2)自動車税、もしくは軽自動車税。 -車を保有している間、毎年かかる税。

3)燃料にかけられている揮発油税。 -車を使うことでかかる税。

4)消費税。 -税金に対しても課税する事ができる税。

 

1)の自動車取得税は物品税の流れを汲む税金で、贅沢品にかかる税であり、その役割を終えているが、未だに徴集が続いている。

今回問題になっている2)は、いわゆるナンバープレート代であり、軽自動車市町村管理となっていて毎年7200円であるのに対し、自動車は陸運局扱いとなっていて、毎年29500円から45000円が濡れ手で泡の売上となっている。これが4倍の負担差という主張の根拠である。

陸運局は、国土交通省の部局で地方支部局内地方運輸局の運輸支局の陸運関係事務所のことを指し、ナンバープレート地名毎に、相応の不動産を所有して所長・副所長・収入役以下の常勤職員が勤めている。1台あたり毎年3万円弱から4万5千円の普通自動車自動車税の過半は、この陸運支局の維持費・人件費に費やされている。自家用・業務用・貨物・乗合含めて、日本国内には約4000万台の陸運局所轄の自動車があるとされている。平均3万円としても1兆2千億円の売り上げになっている。

自動車が壊れやすく、その故障が、メーカー責任なのか利用者の責任なのかがわかりにくかった時代や、自動車産業を育てなければならなかった時代においては、国家権力自動車品質太鼓判を押す車検制度や、その合格の証拠としてのナンバープレートの交付や剥奪に対して効果があったが、自動車産業が十分に育って寡占体質になっている現状においては、もはや、国家権力によるお墨付きは必要無い。

自動車税そのものが、単なるナンバープレートの交付費用だけの存在となりつつあり、その意義が消滅しているのである。ここに、環境というバズワードをくっつけて、あたかも自動車税環境保護に使われていますと主張して延命を図るというのが、今回の主張の狙いであろう。

だが、本来の役割を終えているのであれば廃止するのが筋であるし、地球温暖化(笑)対策として課税を行いたいのであれば、新規の課税として、国民審判を受けてから行うべきであろう。

自動車産業の寡占体質が続く限り、自動車税ナンバープレート交付代以上の意義は無く、地方自治体に事務を移管して年額7200円で統一し、陸運局制度そのものを廃止するべきだ。

廃止されたくなくば、事前認証制度特許制度運用を改め、車検お墨付きを必要とする弱小メーカーが沢山存在する状況を作り出すことである。

自動車環境に負荷を与えているという主張は、課税しやすそうだからという話でしか無い。電気自動車ハイブリッド車にしても、走行中の二酸化炭素排出量は減るであろうが、製造時や廃棄時の環境負荷は通常の自動車よりもはるかに大きいし、電気を充電する時の、いわゆる非走行時の環境負荷については、発電所の負荷として自動車の負荷ではないとされている。見た目はエコだが、全体で考えればぜんぜんエコになっていないし、まだ使える自動車を買い替えさせるのでは、売り上げにはなるが、環境負荷はかえって大きくなっている。

壊れやすい製品を作って定期的に買い換えさせるという手法を使った電機メーカー倒産した例があるのに、自動車まで、そういう商売に手を染めるようになりかねない。本当に環境のことを考えるのであれば、10年でも20年でも壊れずに使い続けられるような製品を作る事である。

2010-04-02

Amazonの非人間的な梱包は「過剰包装」以前

これで思ったこと。過剰包装が文字通りに「過剰に包装された」ものだとすれば、槍玉にあがっている例は空間的なムダがありすぎる「馬鹿馬鹿しい」梱包がなされているということであって過剰な包装ではない。個人的には、アマゾンの包装は通販商品の送り方としては最小限度に簡略なのでよく思わない者もいるかもしれない、とさえ思う。とはいえ個別発送の結果消費された包装資源はたしかにムダに思える。どこまで個別の商品をまとめることができるか、というのは今のところかなり難易度の高い「人間的」なタスクであるのかも知れない。

別の話。アマゾンに大きな問題は感じないが、書店CD店などリアル小売店の袋が困る。もともとの書籍カバーさえ過剰なものに思えてしまうので常に「カバーなし、袋もなしで」と言う。すると決まって「店内ではレシートと一緒におもち下さい」といわれる。つまりこういう小売の包装はサービスを兼ねた (あるいは装った) セキュリティ上の施策に過ぎないということが分かる。こちらもそれは分かるので、相手が見ている前で自分かばんに入れるとか、レシートを分かるように挟んで持つなどしているが、だとすればもっと環境コストの低い方策がないものかと思う。

アマゾンペラペラダンボールよりもああいうビニール袋のコスト書籍カバーをとりつける時間的・技術コストなどの方がよほど環境負荷は高い気がする。そういう御仕着せの「丁寧さ」が「サービスの質」に留保なく直結すると考えられているとしたら微妙である。スーパーの「マイバッグ」とか、よい傾向はあるのだけれど。

2009-09-26

Re: 支離滅裂な「鳩山イニシアティブ」

鳩山首相がCO2を25%削減する「鳩山イニシアティブ」を高らかに宣言し、世界各国がそれを賞賛するのをみて、経済学者ってどこの国でも無視されてるんだなと思った。Mankiw blogの読者ならご存じのように、世界の主要な経済学者は、排出権取引よりも環境税のようなピグー税のほうが効率的で公正だと主張しているのだが、政治家にはまったく理解されない。それどころか、この二つが代替的な政策手段だということさえ認識してない人が多い。民主党マニフェストに至っては、

* キャップトレード方式による実効ある国内排出量取引市場を創設する。

* 地球温暖化対策税の導入を検討する。

と併記する支離滅裂なものだ。この両方を同時に実施することは不可能である。たとえば、あるCO2排出企業が、その排出権を他の企業から買って排出量をまったく削減しなかったら、どうするのだろうか。その企業環境税を課税したら二重負担になるから、企業は購入した排出権を政府に買い取れと要求するだろう(つまり排出権取引無意味だ)。もし課税しなかったら税の公平に反するので、税務署は許さないだろう。

支離滅裂な「鳩山イニシアティブ」 - 池田信夫 blog

恒例のThomson-Reutersの予想によれば、今年の医学生理学賞の候補に小川誠二氏(濱野生命科学研究財団小川脳機能研究所)があげられている。張出のスウェーデン銀行賞の候補は

* Ernst Fehr & Matthew J. Rabin(行動経済学

* William D. Nordhaus & Martin L. Weitzman(環境経済学

* John B. Taylor, Jordi Gali & Mark L. Gertler(金融理論

今年のノーベル賞は? - 池田信夫 blog

ここで挙げられているMartin L. Weitzman先生によると、環境税によって環境負荷を減らすよりも、排出権取引によって環境負荷を減らすよりも、両方使った方が効率がいいよって言うのが結論なんですけど・・・・・・(論文はここを参照: http://www.jstor.org/pss/2296698)。

ノーベル経済学賞を取ろうとしている先生経済学は無視して、自分意味不明論理で主流の経済学馬鹿にするのはもうやめた方がいいんじゃないですか。

2009-08-31

民主党政策INDEX2009より

民主党政策INDEX2009より。

http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/index.html

気になった事項を抜粋。

個人的に、法務政治改革が危ない気が。

内閣

靖国問題国立追悼施設の建立

靖国神社A級戦犯が合祀されていることから、総理や閣僚が公式参拝することには問題があります。何人もがわだかまりなく戦没者を追悼し、非戦・平和を誓うことができるよう、特定の宗教性をもたない新たな国立追悼施設の設置に向けて取り組みを進めます。

子ども男女共同参画

・月額2万6000円(年額31万2000円)の「子ども手当」創設

次代の社会を担う子ども一人ひとりの育ちを応援する観点から、所得税の扶養控除や配偶者控除を見直し、子ども手当を創設します。子どもが育つための基礎的な費用(被服費、教育費など)を保障するため、中学校卒業までの子ども一人あたり、月額2万6000円(年額31万2000円)を支給します。

性的虐待性的搾取から子どもを守る

子どもたちを性的虐待性的搾取から守るため、児童買春・児童ポルノ処罰法を改正します。

児童ポルノ定義の明確化、児童ポルノ取得罪の新設、罰則の全般的引き上げと対象範囲の拡大、被害にあった子どもたちに対する保護規定の見直しやフォローアップ体制確立などを図り、実効性ある内容に充実させることを検討します。

消費者

危険情報公表法の制定

自動車回転ドア公園遊具など、消費者に危害を及ぼすおそれのある製品・物品等に関する情報について、消費者の立場に立って企業に公開を義務付ける「危険情報公表法」を制定します。これにより、一般消費者には製品等の危険情報が迅速に提供され、被害の発生を防ぐことができます。

行政改革

霞が関改革・政と官の抜本的な見直し

与党議員が100人以上、大臣副大臣政務官等として政府の中に入り、中央省庁の政策立案・決定を実質的に担うことによって、官僚の独走を防ぎ、政治家霞が関を主導する体制を確立します。なお、政・官の癒着によって公正であるべき行政が歪められることがないよう、政治家官僚の接触に関する情報公開など、透明性確保のための制度改善を図ります。また各省設置法のあり方を抜本的に見直し、内閣の意思によって柔軟かつ機動的な省庁再編を可能とするよう改めます。

政治改革

政治資金の透明化

政治に対する国民の信頼を回復するため、政治資金の実態をガラス張りにして国民の監視のもとにおきます。

具体的には、(1)政治団体普通預金等や保有する現金の残高を収支報告書に記載させる(2)政党本部や政治資金団体の収支報告書に対する外部監査を義務付ける(3)インターネットによる収支報告書の公開を総務省等に義務付けるとともに政治団体総務省等が収支報告書等を保存する期間を延長する(4)政治団体領収書等を保存する期間を現行の3年から5年に延長する――などを含む、政治資金規正法改正を行い、政治資金の透明化を強く推進します。

衆議院の定数80削減

政権選択の可能な選挙を実現するため、小選挙区選挙をより重視する観点から、衆議院の比例議席180中、80議席を削減します。

また、1票の較差拡大の原因となっている「基数配分」(小選挙区割りの際にまず47都道府県に1議席ずつ配分する方法)を廃止して、小選挙区すべてを人口比例で振り分けることにより、較差是正を図ります。

インターネット選挙運動解禁

政策本位の選挙・カネのかからない選挙の実現、候補者有権者との対話促進などを目的として、インターネット選挙運動を解禁します。

民主党2006年の164回通常国会に提出した「インターネット選挙運動解禁法案」を成立させ、政党候補者に加え、第三者もホームページブログメールインターネットのあらゆる形態を使って選挙運動ができるようにします。インターネット導入に伴って予想される不正行為に対しては、(1)誹謗・中傷を抑制するためにホームページ等を使って選挙運動をする者の氏名・メールアドレスの表示を義務付ける(2)「なりすまし」に対する罰則を設ける――など、きめ細かな対応策を講じます。

・永住外国人地方選挙

民主党は結党時の「基本政策」に「定住外国人地方参政権などを早期に実現する」と掲げており、この方針は今後とも引き続き維持していきます。

法務

国籍選択制度の見直し

国籍容認へ向け国籍選択制度を見直します。

日本では1984年国籍法改正により「国籍選択制度」が導入され、外国人との結婚外国での出生によって外国籍を取得した日本人は一定の時点までに日本国籍外国籍のいずれかを選択することとなりました。法改正以後出生した者がその選択の時期を迎えており、就労や生活、父母の介護などのために両国間を往来する機会が多い、両親双方の国籍を自らのアイデンティティとして引き継ぎたいなどの事情から、重国籍を容認してほしいとの要望が強く寄せられています。こうした要望を踏まえ、国籍選択制度を見直します。

人権侵害救済機関の創設

人権侵害を許さずその救済を速やかに実現する機関を創設します。

民主党2005年の162回通常国会に提出した「人権侵害による被害の救済及び予防等に関する法律案」(人権侵害救済法案)では、内閣府の外局として中央人権委員会、各都道府県地方人権委員会を設置し、人権侵害に係る当事者への助言・指導などの一般救済手続きと調査・調停仲裁等の特別救済手続きを行うことができるよう定めています。報道機関による人権侵害については特別救済手続きの対象とはせず自主的救済制度をつくる努力義務を定めています。

人権侵害の救済へ向け国際機関への個人通報制度を導入

人権侵害の救済機会を広げるため、国際機関に対し個人が直接に人権侵害の救済を求める制度(個人通報制度)が適用されるよう、政権獲得後速やかに関係条約の選択議定書の批准等の措置をとります。

個人通報制度を規定する人権条約には、女子差別撤廃条約選択議定書、自由権規約選択議定書、拷問禁止条約22条、人種差別撤廃条約14条があります。

●外務・防衛

日韓両国信頼関係の強化

東アジア世界の安定と平和寄与するために、日韓両国信頼関係を強化します。

韓国は、6者協議の当事国でもあり、良好な日韓関係の再構築は、北朝鮮による拉致・核・ミサイル問題の解決はもちろん、朝鮮半島平和と安定のために重要です。東アジア世界の安定と平和寄与するため、両国信頼関係を強化し、さらに日韓中3カ国の強力な信頼・協力関係を構築していきます。日韓FTA締結や竹島問題の解決等に取り組みます。

自衛権の行使は専守防衛に限定

日本国憲法の理念に基づき、日本および世界平和を確保するために積極的な役割を果たします。自衛権は、これまでの個別的・集団的といった概念上の議論に拘泥せず、専守防衛の原則に基づき、わが国の平和と安全を直接的に脅かす急迫不正侵害を受けた場合に限って、憲法第9条にのっとって行使することとし、それ以外では武力を行使しません。

農林水産

農業者戸別所得補償制度の導入

米、麦、大豆等販売価格生産費を下回る農産物を対象に農業者戸別所得補償制度を導入します。この制度は、食料自給率目標を前提に策定された「生産数量目標」に即した生産を行った販売農業者(集落営農を含む)に対して、生産に要する費用(全国平均)と販売価格(全国平均)との差額を基本とする交付金を交付するものです。交付金の交付に当たっては、品質流通直売所等での販売)・加工(米粉等の形態での販売)への取り組み、経営規模の拡大、生物多様性など環境保全資する度合い、主食用の米に代わる農産物米粉用、飼料用等の米を含む)の生産の要素を加味して算定します。これにより、食料の国内生産の確保および農業者の経営安定を図り、食料自給率を向上させ、農業の多面的機能を確保します。

●文部科学

教育の無償化

高等学校希望者全入とし、公立高校授業料無料化、私立高校などの通学者にも授業料を補助(年12万~24万円程度)します。この内容を具体化した「高校無償化法案」は参議院で可決されましたが、引き続き同法案の成立を目指します。

義務教育就学前の5歳児の就学前教育の無償化を推進し、さらに漸進的に無償化の対象を拡大することによって、保護者教育費負担の軽減を図ります。

経済産業

中小企業支援予算3倍増

中小企業支援予算の大幅増加を実現します。現在中小企業対策予算に加えて、最低賃金の引き上げに対応した中小企業支援のための財政金融上の措置にかかわる予算中小企業研究開発力の強化のための予算などの確保に努めます

●厚生

中国残留邦人支援

老齢年金の満額支給や生活支援給付の実施を定める改正中国残留邦人等自立支援法が、民主党も含めた超党派の働きかけにより2007年成立しました。旧満州(現中国東北部)で終戦を迎え、親と死別・離別した日本人孤児など中国残留邦人に対する支援策を盛り込んでいます。民主党は改正法の実施にあたって、生活支援の収入認定について2世・3世と同居する者が不利にならないこと、残留邦人等が死亡した場合は配偶者も生活支援の対象にすること、医療支援については医療機関の選択を認めること等、きめ細かい運用を図ります。

労働

若者雇用就労支援

雇用失業情勢の悪化に伴い、派遣労働者を含む多くの非正規労働者が職場を追われ、ネットカフェ等で寝泊りしなければならない人が増加しています。この状況を改善するため、「住まい仕事の確保法」を制定し、住居がなく、安定した就職が難しい若者等に対して、ハローワーク自治体企業連携のもと、カウンセリング職業紹介、職業訓練賃貸住宅への入居などを支援します。

自立を希望する若者が安定した職業に就けるよう、(1)「若年者等職業カウンセラー」による職安での就労支援(2)「個別就業支援計画」の作成などによる職業指導(3)民間企業での職業訓練――等を行います。必要に応じて就労支援手当(1日1000円、月3万円相当)を支給します。

教育機関企業・国・自治体連携して、職業体験学習企業見学インターンシップなどを行い、若い世代の就労意欲の向上を図ります。

最低賃金の大幅引き上げ

まじめに働いた人が生計を立てられる水準まで最低賃金を着実に引き上げます。2007年に成立した改正最低賃金法には、民主党の修正提案により、「労働者健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう」との文言地域最低賃金の原則に加わりました。中小零細企業最低賃金の引き上げが円滑に実施されるよう財政上・金融上の優遇措置を実施します。そのうえで、最低賃金を全国平均1000円まで引き上げることを目指します。

●国土交通

高速道路無料

高速道路は、原則として無料とします。これにより、(1)生活コスト企業活動コストの引き下げ(最大2.5兆円の国民負担の軽減が可能、家計消費増や企業設備投資賃金引き上げ等で内需拡大)(2)地域活性化(生活道路地域道路としての利用、サービスエリアパーキングエリア活用を含む観光産業活性化など)(3)温暖化対策(渋滞の解消・緩和、CO2の発生抑制など)(4)ムダづかいの根絶(バイパス建設抑制による財政負担の軽減など)――を図ります。

首都高速阪神高速など渋滞が想定される路線・区間などについては交通需要管理(TDM)の観点から社会実験(5割引、7割引等)を実施して影響を確認しつつ、無料化を実施します。

実施に当たっては、道路会社の職員の雇用首都高速阪神高速株主たる自治体の理解、競合交通機関への影響及び交通弱者等に対する十分な配慮を講じます。

交通基本法の制定

交通基本法」を制定し、国民の「移動の権利」を保障し、新時代にふさわしい総合交通体系を確立します。

その内容は、(1)国民の「移動の権利」を明記する(2)国の交通基本計画により総合的な交通インフラを効率的に整備し、重複による公共事業のムダづかいを減らす(3)環境負荷の少ない持続可能な社会を構築する(4)都道府県市町村が策定する地域交通計画によって地域住民のニーズに合致した次世代型路面電車システム(LRT)やコミュニティバスなどの整備を推進する――等です。

憲法

・国民の自由闊達憲法論議を

憲法とは公権力の行使を制限するために主権者が定める根本規範である」というのが近代立憲主義における憲法定義です。決して一時の内閣が、その目指すべき社会像や自らの重視する伝統価値をうたったり、国民に道徳や義務を課したりするための規範ではありません。民主党は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という現行憲法原理は国民の確信によりしっかりと支えられていると考えており、これらを大切にしながら、真に立憲主義確立し「憲法は国民とともにある」という観点から、現行憲法に足らざる点があれば補い、改めるべき点があれば改めることを国民の皆さんに責任を持って提案していきます。民主党2005年秋にまとめた「憲法提言」をもとに、今後も国民の皆さんとの自由闊達(かったつ)な憲法論議を行い、国民の多くの皆さんが改正を求め、かつ、国会内の広範かつ円満な合意形成ができる事項があるかどうか、慎重かつ積極的に検討していきます。

最後の憲法自民が過半数以上の今なら、国民投票憲法が改正されることもあるのかな。

てか、財源どうすんだろ。

2009-05-02

そして僕の恋は終わった。

「何かいうことあるんじゃないの?」僕はげんなりとした気分を気取られないように注意しながら、そう口にした。「いえ、ですから、これを。」彼女は困惑した表情を浮かべながら1万円札を差し出してくる。僕は社会人一ヶ月目にして同僚の、だけれど二歳下の女性に惚れて、そしてその二日後に絶望した。

飲み会を行う、そう聞いたときは「もう一ヶ月経つのに、同じ課の新入社員しか面識ないもんな、そろそろ他の人たちとも交流深めなきゃ」と何となく思っただけだった。けれど、その飲み会の内容を聞いたとき僕は驚いて、思わず呟いてしまった。「100人…だと…」

飲み会、それは大学に居た頃には身近なものだった。就職祝い、誕生祝い。そう何かに理由を付けては近くのバーに行き、とりあえずギネスを、時々ハイネケンをマスターに頼み、やたらと背の高い椅子に座って友人と他愛の無い話をした。そんな時間は非常に心地よく、どうでもいい話に笑い、そして時には研究内容について真剣に話し合い、そしてまた笑った。そう、僕にとって飲み会は、変わり映えの無い大学生活の中での精神安定剤。そんな僕には、その100人という言葉がまるで葬式の中の笑い声ほどに違和感を覚えたのだ。

#==========

「あーもう、辻田さん大丈夫ですか!?」そう僕は横の彼女に声を掛けて揺さぶった。「うーん……」「うーんじゃなくて、歩けます?」「うぅ……」飲み会が終わった夜11時、僕と辻田さんは魔都"新宿"を歩いていた。

仕事を早めに上がって集まった午後6時半、魚民をほぼ貸し切り状態にして飲み会乾杯音頭と共に始まった。慣れない大人数の飲み会、そして学部卒の人が多く、院卒のじぶんとしては少し居心地を悪く感じていた。しかし、やはり同じ新入社員として共通の話はいくらでもあり、気づいたら楽しく周りと飲み食い大盛り上がりをした。それが悲劇の原因となろうとは、そのときには気づかなかった。

吉田君、おーい吉田君?」「宮下さーん?この子も駄目だ。」入社一ヶ月、ピンと張った緊張の糸が緩んで、そして同期しかいないこの気軽な雰囲気で飲み過ぎてしまったようだ。「困ったなあ、こんなにつぶれる人が出るとは思わなかったよ。」「いやあ、流石にここまでは予想できないでしょう、どうしようねえ。」飲み会企画した幹事たちが、飲み過ぎて丸太のように転がった人たちの処理を相談している。周りを見渡してみると、完全に酔い潰れた人が20人は居るだろうか、惨澹たる状況を呈していた。「でもそろそろ店でないと不味いしねえ、頑張ってどうにかしようか。皆さーん、寝てる人を起こして、帰るの助けてあげてくださーい」その号令と共に、潰れてない人たちは各々周りの丸太をゴロゴロと揺すって、よいしょと抱え上げて店を後にする準備をし始めた。

「えー、君実家通いなの!?」そんな悲鳴が聞こえたのはそんな時だった。「ふぁい……すいません……」その声の方を振り返ると、同じ課の辻田さんがぐったりした様子で男に支えられているところだった。「どうしよう、これじゃまずいよなあ」「誰か送ってってやれよ」「いやー、流石に実家まで連れて行くのはなあ」そんな声が聞こえてきて僕はついイラっとしてしまって言ってしまった。「いいです、僕が連れて行きますから。彼女の鞄、それですよね。ちょっとこっちまで持って来て頂けますか?」

僕と同じエコプロダクト課の彼女は、環境負荷を下げる技術についての知識に長けており、エコプロダクト課の開発する商品に惹かれて入社した僕と意気投合して、課の中では一番仲が良くなっていた。そんな彼女意識し始めるのはそんなに時間が掛かる訳もなく。その彼女を誰が送って行く俺は嫌だとやりとりしている様を見ているのは気分が悪く、自分が送って行くと言ってしまったのだ。

終電間近の電車に乗り込み、彼女適当雑談をする。そうこうするうちに、列車は駅に着いて改札を出る。もう自分の家に戻るには間に合わない時間だ。諦めのため息をつきながら、「自宅は町田なんだっけ、大丈夫?」と聞いてみる。「大丈夫ですう」そう彼女は言ったけれど、明らかに呂律は回ってないし、歩みも覚束ない。僕は再びふぅと息をついてから、「分かった、タクシーで帰りな。ほら、これ使って。」と彼女に一万円を握らせた。タクシーに乗って目的地を告げる程度なら、今の彼女でも大丈夫だろう。そう考え、「それじゃ」とそこを後にした。そして歩くこと5分、ふと気がついた。「ここ、どこだ?」

花の金曜日とはほど遠い灰色の金曜日。雲が空を覆い雨粒を垂らす中、僕は2時間歩いて学生時代よく通った漫画喫茶になんとかたどり着き、そこで時間を潰した。そして始発の列車に乗って揺られ、チュンチュンと朝の雀の声をバックサウンドに家の鍵を開け、ベッドに倒れ込む前にメールチェックした。以前、大学生活の時に「今日の朝一に私の部屋まで来て下さい」というメールを昼過ぎに受信してひや汗をかいた経験から、朝一にメールチェックをするのが習慣となっている。すると、メール受信欄に"Tsujita"の差出人が目についた。「流石メール世代、メールでのお礼は早いもんだな」と僕は思いながらメールを開封した。「藤本さん 昨日は申し訳ありませんでした。色々ご迷惑をお掛けしたみたいで……」直ぐに、僕はこのメールに返信しようとメールを書きだした。「辻田さん 藤田です。余り気にしないで下さい。僕は謝られるような事はされていませんよ。」最初は「一万円の事はいつでも結構ですよ」だとか書こうとしたのだけれど、それだとこちらがお金の事をすごく気にしているみみっちい人間だと思われそうで、その下りは削除してシンプルメールを送った。そう、僕はいつでも余分な事は言わない、紳士なのだ。

朝帰りなんて社会人になってから初めてだな、そう僕は思いながらベッドに潜り横になった。どうやら思っていたよりも疲れていたようで、僕は思ったよりも長く眠ってしまい、気づくと午後6時を回っていた。本当なら今日は食器を買い足しに行こうと思っていたのに、と頭を振りながらパソコンの方を見やると、メールの受信ウィンドウが新規受信メールを知らせていた。また、彼女からだ。

藤田さん こんにちわ、辻田です。お優しいんですね、ありがとうございました。」

短いメールであったけれど、僕の心は嬉しさで溢れた。

#==========

翌日、彼女からきっと感謝言葉お礼がしてもらえると思いながら、少し浮ついた気持ちで会社に向かった。お金は要らないから、今度食事に行こうと誘ったらOK貰えるかな、でもそれはいきなり過ぎるかな。でもチャンスだよな。そんな事を考えるだけで僕はウキウキした気分になる。周りはきっとブルーマンデーな人ばかりなのだろう、だけれど僕だけはハッピーマンデー、平日のハッピーマンデーだ。しかし、そんな僕の浮ついた気持ちは一気に叩き落とされる事となる。カーンカンカン、前方に船影あり、急速潜航準備!

課のブースに入って「はよざいまーす」と挨拶をしながら自分の席に付くと、彼女が目に留まる。挨拶をしながら会釈をすると彼女笑顔で会釈を返す。それだけで僕のハートはアップテンポのビートを刻む。さあ、コチラに向かってお礼を言いに来るがいい!僕は華麗に「問題ないよ、そうだ、そんなに言うならに今日のアフター飲みに付き合ってよ。いつも一人で飲んでると寂しくてさ」そんな台詞を僕は頭の中で反芻しながら、顔がニヤつかないように書類に目を通すふりをする。しかし、彼女は会釈をした後すぅと自分の席に着いてしまい、肩すかしをくらってしまった。いや、きっと昼休みお礼を言いに来るだろう。僕は自分に言い聞かせ、しかし彼女の方をチラチラと気にしながら仕事を進めた。

そして迎えた昼休み。僕は直ぐにでも彼女が来るだろうと予想して、少しの間仕事を進めているフリを続けた。エクセルの画面を睨みながら「うーん、予想と少し違ったかなー、過去データをもう少し洗い直すかー」などと適当な事を口にしながら。しかし、そんな滑稽な一人芝居をしていても彼女が僕の机の方に寄ってくる気配はなく、気づくと10分も経ってしまっていた。ヤバい、社員食堂はもう一杯になってしまったかもしれない。僕は、慌てて社員食堂へ向かった。

結局、遅れたお陰で休み時間食堂で食べるだけで潰れてしまい、僕は朝の浮ついた気分が嘘のように沈んでブスっとした顔で午後の仕事を進めることとなった。隣の松田からは「朝はルンルンな顔して、昼は真面目な顔して、午後はむっつり顔か、忙しいなぁ、お前」とケラケラ笑われてしまった。そんな彼の笑い声が僕の斜めな気分を更に急勾配にして、終業時にはもう我慢が出来ない程のイライラに包まれていた。きっと、その時にはイライラという文字を空中に吐き出す事が出来たかもしれない、そう剛田 武-ジャイアンの「ほげ〜」のように。

彼女は次の日まで僕の堪忍袋の耐久試験を続け、その耐久試験に音を上げた堪忍袋の中身をぶちまけに僕は終業後、彼女のもとへと向かった。「……何か言う事あるんじゃないの?」「え、あ!」彼女は一万円を財布から取り出すと僕に渡して来る。僕の体の中を苛つきが駆け巡る。それをダイレクト彼女に浴びせかけそうになり、僕は黙ったま自分の席に戻る。すると、タタタっと僕の席に来る足音が聞こえ「ああ、謝りに来たんだな」と僕は思った。しかし、その期待は更に裏切られる。ポケットに一万円札がねじ込まれたのだ。

「ちょっと!」僕は声を荒げ、彼女のポケットにねじ込み返す。「君、失礼だよ!色々と!」もう、僕の理性のブレーキオイルは完全に切れてしまっていた。「社会人たるもの、頂いたものをそのまま返すとか無いわ!」自分が何を言っているのか良く分からないまま、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま彼女に叩き付ける。しかし、彼女は憮然とした顔で「じゃあ、一万円分何か買って返せって事ですか?」そんな、彼女の様子を見て僕は怒りを再び沸騰する。しかし、僕は社会人彼女よりも二つ上。先のように感情のままに暴走しても意味が無い。ぐっと怒りを噛み殺して言葉を繋いだ。「そういう考え方も……あるよね。でも、本当にそう思ってるなら、その一万円を持って早く帰ってくれないかな」「なんで……そんな冷たい事を言うんですか?」彼女は先ほどの憮然とした顔とは打って変わって、驚いたような、悲しいような表情を浮かべていた。もう僕はどうでも良くなり、「そういう付き合いが面倒だと思うのかな。だったら、もういいよ帰っても。」そう言って僕は出口を指で指し示した。すると、彼女は俯いて、走り去るように行ってしまった。

僕は彼女感謝の気持ちが欲しかっただけだ。何かしてもらったら、お礼を面と向かって言う。それは常識だ。たったそれだけの事を彼女はどうして分かってくれないのだろう。「ありがとう台詞を直接貰ってないよ」その一言を彼女に言うのは簡単だが、しかしそれで貰ったお礼言葉意味が無い。そう思ってその言葉を発するのは止めていたのだが、その気持ちは分かってもらえなかった。そう僕は怒りの悲しみの混ぜこぜになった気持ちになり、しかし少し言い過ぎたかもしれない、とも思い始めた。

女性、しかも先日までは淡い気持ちを抱いていた相手。やはり落ち込んで泣いている様子を想像すると、僕は心臓をギュっと荒縄で締め上げられるような感覚に陥った。すると、居ても立っても居られなくなった「ごめん、ちょっと辻田さんの様子を見て来てくれない?」そう隣に居た松田に頼むことにした。「お前も、色々難しいお年頃なんだね」そう苦笑しながらも、研修室に彼女の様子を覗いてくるのを快諾してくれた。

僕はふぅと息を吐きながら、もし彼女が泣いていたらどうしようか。僕が怒った経緯を一から順番に説明し、その上で謝った方が良いだろうか。それとも、何も言わずに謝罪の言葉を掛けた方が良いのだろうか。そう悩んでいると松田が戻って、彼女の様子を教えてくれた。「良かったな、彼女泣いてなかったぞ。談笑してた位だからさ、大丈夫だ。」そう笑いながら僕の背中をポムと叩いて来る。談笑、談笑。結局、彼女に僕の気持ちの一分も、一厘も伝わっていなかったのだ。僕の心は再び黒い感情に包まれ、僕は誓った。もう年下趣味ロリ趣味は捨てよう。これからの時代はお姉さんだ、ボディコンだ、と。これが、僕のささやかな恋の終わり。これが、僕が生まれ変わったきっかけ。

side-B: http://anond.hatelabo.jp/20090502112938

あとがき

原作: http://anond.hatelabo.jp/20090501193134

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