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2011-06-03

http://anond.hatelabo.jp/20110603075650

フィクションにおける古代文明はわりと人類共通の「黄金時代神話(昔はよかった神話)」によるもので、

黄金時代」の言葉ルーツギリシャ神話であるヘシオドスの『仕事と日々』によると、かつてクロノスが神々を支配していた時代が、黄金時代である

黄金時代には、人間は神々と共に住んでいた。世の中は調和平和に満ち溢れて、争いも犯罪もなかった。あらゆる産物が自動的に生成され、労働の必要はなかった。人間は、不死ではないものの不老長寿で、安らかに死んでいった。

その後、ゼウスクロノスに取って代わると、黄金時代は終わりを告げ、白銀時代が始まった。白銀時代の人間ゼウスに滅ぼされ、青銅時代が始まった。以後、神話英雄活躍する英雄の時代、歴史時代である鉄の時代と続くにつれ、人々は堕落し、世の中には争いが絶えなくなった。

そうした理想郷崩壊した理由を行き過ぎた科学に求めるのはSFの手法で、人口に膾炙したのは Final Fantasy のようなRPGゲームの影響が大きい。また、日本社会アニミズム親和性のある社会だったし、RPGゲームが出た頃には初等教育公害問題を学ぶのが普通になっていたので、「理想郷崩壊した理由を行き過ぎた科学に求める」ことの下地はあった。

Final Fantasy は、「奇跡の力を独占・横領する、あるいはそれを使うことで暴走する」存在が倒すべき悪として描かれているが、これはニューエイジ思想がファッション化され、エンタテインメントに組み込まれたもの。根底にあるのは科学に対する不信感。正確には科学に対する期待外れ感。これは、マルサス的な人口容量の限界を感じる精神と表裏一体。

科学に対する期待外れ感がフィクション作品にどのように反映されているか岡田斗司夫「失われた未来」あたりで。

今、生き残っている文明は、環境負荷の増大による文明崩壊リスク人口制限や科学技術進歩で乗り越えてきているので、TYPE-MOON作品の「抑止力」と呼べるような精神性を持っているように思う(オカルト的発想だけども)。それがフィクション作品に「古代文明崩壊」という形で表象している。

2011-04-03

家電エコポイントもう一回

3月31日家電エコポイントが終了した

駆け込み需要もさほど盛り上がらず、報道を見て「まだやってたんだ」と感じるぐらいに、ひっそり終了。

リーマンショック後の経済対策として実施されてきたわけで、経済的には一定の効果があったとされる。

グリーン家電と称された省エネテレビ冷蔵庫エアコンを購入すると性能や大きさによってエコポイントがもらえるわけだけど、

それじゃぁ、いったい、どの程度、環境負荷を抑えられたのか。

朝日新聞の2月5日の記事によると、その試算はずいぶんずさんで、当初予測の6分の1しか達成できないらしい

http://www.asahi.com/eco/TKY201102050170.html

ひどい話だ。

でも、買い替えによって消費電力を減らせているのは確からしい

というわけで、また家電エコポイント復活しないかな。

今度は省エネ家電買い替えポイント制度名称を変更して。

とくにエアコンだけでも復活させてはどうだろうか。

夏場に消費電力のピークがやってくるが、雀の涙ほどかもしれないが、電力需要を押し下げる助けになるはずだ。

ポイントの付与方法は、ずさんな当初予測の基準を参考にして95年製を中心に古くなればなるほどポイント付与率を高くしていく。

経済対策になるし電力不足の対策にもなるし、一石二鳥はないだろうか。

我が家エアコンが壊れたので、ぜひお願いしたい

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321003210

質問に質問で返して申し訳ないけど、原子力を代替するには何か条件があるの? 単純に考えれば、代替できるだけの量の電力源を揃えれば代替できるわけだよね。

  1. この国の現状の原子力発電と同等の電力供給能力
  2. この国の現状の原子力発電と同等の燃料・材料の安定供給
  3. この国の現状の原子力発電と同等の通常稼働時の環境負荷
  4. その他諸々

(1)を満たせる現実的な代替方式は今の所火力発電くらいか。富津火力発電所(総出力500kw/h以上)並の施設を原発の数だけ増設する必要があり、用地確保や建設といった初期投資がかかる上に、重油LNGの輸入にも継続的なコストがかかる。これらは税金電気代等に跳ね返ってくる。(2)は産油国事情に完全に依存するので不透明。昨今の中東諸国民主化気運なども勘案すると、他の産油国も近い将来政情不安定になるリスク考慮しなければならない。

最後の(3)はまず確実に満たせない。

なので原子力発電そのものからの脱却には賛成出来ない。むしろ、より頑丈で最新の災害対策が施された新しい原子炉へのリプレースを推進し、災害時の電力安定供給のために数ももっと増やすべきというのが俺の考え。

http://anond.hatelabo.jp/20110321012612

そう。「普通に考えた」だけ。

はいえ、それすら難しいのが現状なんだけどね。俺だって被災者と同じ立場になったら冷静ではいられんだろう。

2010-09-20

環境自動車税について

http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201009150483.html

曰く、普通自動車軽自動車の間で4倍の負担差があるからこれを是正するという話であるが、もともとの自動車税の使われ方についての話が無い。

賦課額の差だけしかとりあげず、あたかも課税が正当な行為であるかのように主張し、他に論点が無いとする事で、正当化を推し進めるという、詭弁の見本のような手口である。

自動車にかかる税は以下のように分類される。

 

1)自動車取得税。 -車の購入時にかかる税。

2)自動車税、もしくは軽自動車税。 -車を保有している間、毎年かかる税。

3)燃料にかけられている揮発油税。 -車を使うことでかかる税。

4)消費税。 -税金に対しても課税する事ができる税。

 

1)の自動車取得税は物品税の流れを汲む税金で、贅沢品にかかる税であり、その役割を終えているが、未だに徴集が続いている。

今回問題になっている2)は、いわゆるナンバープレート代であり、軽自動車市町村管理となっていて毎年7200円であるのに対し、自動車は陸運局扱いとなっていて、毎年29500円から45000円が濡れ手で泡の売上となっている。これが4倍の負担差という主張の根拠である。

陸運局は、国土交通省の部局で地方支部局内地方運輸局の運輸支局の陸運関係事務所のことを指し、ナンバープレート地名毎に、相応の不動産を所有して所長・副所長・収入役以下の常勤職員が勤めている。1台あたり毎年3万円弱から4万5千円の普通自動車自動車税の過半は、この陸運支局の維持費・人件費に費やされている。自家用・業務用・貨物・乗合含めて、日本国内には約4000万台の陸運局所轄の自動車があるとされている。平均3万円としても1兆2千億円の売り上げになっている。

自動車が壊れやすく、その故障が、メーカー責任なのか利用者の責任なのかがわかりにくかった時代や、自動車産業を育てなければならなかった時代においては、国家権力自動車品質太鼓判を押す車検制度や、その合格の証拠としてのナンバープレートの交付や剥奪に対して効果があったが、自動車産業が十分に育って寡占体質になっている現状においては、もはや、国家権力によるお墨付きは必要無い。

自動車税そのものが、単なるナンバープレートの交付費用だけの存在となりつつあり、その意義が消滅しているのである。ここに、環境というバズワードをくっつけて、あたかも自動車税環境保護に使われていますと主張して延命を図るというのが、今回の主張の狙いであろう。

だが、本来の役割を終えているのであれば廃止するのが筋であるし、地球温暖化(笑)対策として課税を行いたいのであれば、新規の課税として、国民審判を受けてから行うべきであろう。

自動車産業の寡占体質が続く限り、自動車税ナンバープレート交付代以上の意義は無く、地方自治体に事務を移管して年額7200円で統一し、陸運局制度そのものを廃止するべきだ。

廃止されたくなくば、事前認証制度特許制度運用を改め、車検お墨付きを必要とする弱小メーカーが沢山存在する状況を作り出すことである。

自動車環境に負荷を与えているという主張は、課税しやすそうだからという話でしか無い。電気自動車ハイブリッド車にしても、走行中の二酸化炭素排出量は減るであろうが、製造時や廃棄時の環境負荷は通常の自動車よりもはるかに大きいし、電気を充電する時の、いわゆる非走行時の環境負荷については、発電所の負荷として自動車の負荷ではないとされている。見た目はエコだが、全体で考えればぜんぜんエコになっていないし、まだ使える自動車を買い替えさせるのでは、売り上げにはなるが、環境負荷はかえって大きくなっている。

壊れやすい製品を作って定期的に買い換えさせるという手法を使った電機メーカー倒産した例があるのに、自動車まで、そういう商売に手を染めるようになりかねない。本当に環境のことを考えるのであれば、10年でも20年でも壊れずに使い続けられるような製品を作る事である。

2010-04-02

Amazonの非人間的な梱包は「過剰包装」以前

これで思ったこと。過剰包装が文字通りに「過剰に包装された」ものだとすれば、槍玉にあがっている例は空間的なムダがありすぎる「馬鹿馬鹿しい」梱包がなされているということであって過剰な包装ではない。個人的には、アマゾンの包装は通販商品の送り方としては最小限度に簡略なのでよく思わない者もいるかもしれない、とさえ思う。とはいえ個別発送の結果消費された包装資源はたしかにムダに思える。どこまで個別の商品をまとめることができるか、というのは今のところかなり難易度の高い「人間的」なタスクであるのかも知れない。

別の話。アマゾンに大きな問題は感じないが、書店CD店などリアル小売店の袋が困る。もともとの書籍カバーさえ過剰なものに思えてしまうので常に「カバーなし、袋もなしで」と言う。すると決まって「店内ではレシートと一緒におもち下さい」といわれる。つまりこういう小売の包装はサービスを兼ねた (あるいは装った) セキュリティ上の施策に過ぎないということが分かる。こちらもそれは分かるので、相手が見ている前で自分かばんに入れるとか、レシートを分かるように挟んで持つなどしているが、だとすればもっと環境コストの低い方策がないものかと思う。

アマゾンペラペラダンボールよりもああいうビニール袋のコスト書籍カバーをとりつける時間的・技術コストなどの方がよほど環境負荷は高い気がする。そういう御仕着せの「丁寧さ」が「サービスの質」に留保なく直結すると考えられているとしたら微妙である。スーパーの「マイバッグ」とか、よい傾向はあるのだけれど。

2009-09-26

Re: 支離滅裂な「鳩山イニシアティブ」

鳩山首相がCO2を25%削減する「鳩山イニシアティブ」を高らかに宣言し、世界各国がそれを賞賛するのをみて、経済学者ってどこの国でも無視されてるんだなと思った。Mankiw blogの読者ならご存じのように、世界の主要な経済学者は、排出権取引よりも環境税のようなピグー税のほうが効率的で公正だと主張しているのだが、政治家にはまったく理解されない。それどころか、この二つが代替的な政策手段だということさえ認識してない人が多い。民主党マニフェストに至っては、

* キャップトレード方式による実効ある国内排出量取引市場を創設する。

* 地球温暖化対策税の導入を検討する。

と併記する支離滅裂なものだ。この両方を同時に実施することは不可能である。たとえば、あるCO2排出企業が、その排出権を他の企業から買って排出量をまったく削減しなかったら、どうするのだろうか。その企業環境税を課税したら二重負担になるから、企業は購入した排出権を政府に買い取れと要求するだろう(つまり排出権取引無意味だ)。もし課税しなかったら税の公平に反するので、税務署は許さないだろう。

支離滅裂な「鳩山イニシアティブ」 - 池田信夫 blog

恒例のThomson-Reutersの予想によれば、今年の医学生理学賞の候補に小川誠二氏(濱野生命科学研究財団小川脳機能研究所)があげられている。張出のスウェーデン銀行賞の候補は

* Ernst Fehr & Matthew J. Rabin(行動経済学

* William D. Nordhaus & Martin L. Weitzman(環境経済学

* John B. Taylor, Jordi Gali & Mark L. Gertler(金融理論

今年のノーベル賞は? - 池田信夫 blog

ここで挙げられているMartin L. Weitzman先生によると、環境税によって環境負荷を減らすよりも、排出権取引によって環境負荷を減らすよりも、両方使った方が効率がいいよって言うのが結論なんですけど・・・・・・(論文はここを参照: http://www.jstor.org/pss/2296698)。

ノーベル経済学賞を取ろうとしている先生経済学は無視して、自分意味不明論理で主流の経済学馬鹿にするのはもうやめた方がいいんじゃないですか。

2009-08-31

民主党政策INDEX2009より

民主党政策INDEX2009より。

http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/index.html

気になった事項を抜粋。

個人的に、法務政治改革が危ない気が。

内閣

靖国問題国立追悼施設の建立

靖国神社A級戦犯が合祀されていることから、総理や閣僚が公式参拝することには問題があります。何人もがわだかまりなく戦没者を追悼し、非戦・平和を誓うことができるよう、特定の宗教性をもたない新たな国立追悼施設の設置に向けて取り組みを進めます。

子ども男女共同参画

・月額2万6000円(年額31万2000円)の「子ども手当」創設

次代の社会を担う子ども一人ひとりの育ちを応援する観点から、所得税の扶養控除や配偶者控除を見直し、子ども手当を創設します。子どもが育つための基礎的な費用(被服費、教育費など)を保障するため、中学校卒業までの子ども一人あたり、月額2万6000円(年額31万2000円)を支給します。

性的虐待性的搾取から子どもを守る

子どもたちを性的虐待性的搾取から守るため、児童買春・児童ポルノ処罰法を改正します。

児童ポルノ定義の明確化、児童ポルノ取得罪の新設、罰則の全般的引き上げと対象範囲の拡大、被害にあった子どもたちに対する保護規定の見直しやフォローアップ体制確立などを図り、実効性ある内容に充実させることを検討します。

消費者

危険情報公表法の制定

自動車回転ドア公園遊具など、消費者に危害を及ぼすおそれのある製品・物品等に関する情報について、消費者の立場に立って企業に公開を義務付ける「危険情報公表法」を制定します。これにより、一般消費者には製品等の危険情報が迅速に提供され、被害の発生を防ぐことができます。

行政改革

霞が関改革・政と官の抜本的な見直し

与党議員が100人以上、大臣副大臣政務官等として政府の中に入り、中央省庁の政策立案・決定を実質的に担うことによって、官僚の独走を防ぎ、政治家霞が関を主導する体制を確立します。なお、政・官の癒着によって公正であるべき行政が歪められることがないよう、政治家官僚の接触に関する情報公開など、透明性確保のための制度改善を図ります。また各省設置法のあり方を抜本的に見直し、内閣の意思によって柔軟かつ機動的な省庁再編を可能とするよう改めます。

政治改革

政治資金の透明化

政治に対する国民の信頼を回復するため、政治資金の実態をガラス張りにして国民の監視のもとにおきます。

具体的には、(1)政治団体普通預金等や保有する現金の残高を収支報告書に記載させる(2)政党本部や政治資金団体の収支報告書に対する外部監査を義務付ける(3)インターネットによる収支報告書の公開を総務省等に義務付けるとともに政治団体総務省等が収支報告書等を保存する期間を延長する(4)政治団体領収書等を保存する期間を現行の3年から5年に延長する――などを含む、政治資金規正法改正を行い、政治資金の透明化を強く推進します。

衆議院の定数80削減

政権選択の可能な選挙を実現するため、小選挙区選挙をより重視する観点から、衆議院の比例議席180中、80議席を削減します。

また、1票の較差拡大の原因となっている「基数配分」(小選挙区割りの際にまず47都道府県に1議席ずつ配分する方法)を廃止して、小選挙区すべてを人口比例で振り分けることにより、較差是正を図ります。

インターネット選挙運動解禁

政策本位の選挙・カネのかからない選挙の実現、候補者有権者との対話促進などを目的として、インターネット選挙運動を解禁します。

民主党2006年の164回通常国会に提出した「インターネット選挙運動解禁法案」を成立させ、政党候補者に加え、第三者もホームページブログメールインターネットのあらゆる形態を使って選挙運動ができるようにします。インターネット導入に伴って予想される不正行為に対しては、(1)誹謗・中傷を抑制するためにホームページ等を使って選挙運動をする者の氏名・メールアドレスの表示を義務付ける(2)「なりすまし」に対する罰則を設ける――など、きめ細かな対応策を講じます。

・永住外国人地方選挙

民主党は結党時の「基本政策」に「定住外国人地方参政権などを早期に実現する」と掲げており、この方針は今後とも引き続き維持していきます。

法務

国籍選択制度の見直し

国籍容認へ向け国籍選択制度を見直します。

日本では1984年国籍法改正により「国籍選択制度」が導入され、外国人との結婚外国での出生によって外国籍を取得した日本人は一定の時点までに日本国籍外国籍のいずれかを選択することとなりました。法改正以後出生した者がその選択の時期を迎えており、就労や生活、父母の介護などのために両国間を往来する機会が多い、両親双方の国籍を自らのアイデンティティとして引き継ぎたいなどの事情から、重国籍を容認してほしいとの要望が強く寄せられています。こうした要望を踏まえ、国籍選択制度を見直します。

人権侵害救済機関の創設

人権侵害を許さずその救済を速やかに実現する機関を創設します。

民主党2005年の162回通常国会に提出した「人権侵害による被害の救済及び予防等に関する法律案」(人権侵害救済法案)では、内閣府の外局として中央人権委員会、各都道府県地方人権委員会を設置し、人権侵害に係る当事者への助言・指導などの一般救済手続きと調査・調停仲裁等の特別救済手続きを行うことができるよう定めています。報道機関による人権侵害については特別救済手続きの対象とはせず自主的救済制度をつくる努力義務を定めています。

人権侵害の救済へ向け国際機関への個人通報制度を導入

人権侵害の救済機会を広げるため、国際機関に対し個人が直接に人権侵害の救済を求める制度(個人通報制度)が適用されるよう、政権獲得後速やかに関係条約の選択議定書の批准等の措置をとります。

個人通報制度を規定する人権条約には、女子差別撤廃条約選択議定書、自由権規約選択議定書、拷問禁止条約22条、人種差別撤廃条約14条があります。

●外務・防衛

日韓両国信頼関係の強化

東アジア世界の安定と平和寄与するために、日韓両国信頼関係を強化します。

韓国は、6者協議の当事国でもあり、良好な日韓関係の再構築は、北朝鮮による拉致・核・ミサイル問題の解決はもちろん、朝鮮半島平和と安定のために重要です。東アジア世界の安定と平和寄与するため、両国信頼関係を強化し、さらに日韓中3カ国の強力な信頼・協力関係を構築していきます。日韓FTA締結や竹島問題の解決等に取り組みます。

自衛権の行使は専守防衛に限定

日本国憲法の理念に基づき、日本および世界平和を確保するために積極的な役割を果たします。自衛権は、これまでの個別的・集団的といった概念上の議論に拘泥せず、専守防衛の原則に基づき、わが国の平和と安全を直接的に脅かす急迫不正侵害を受けた場合に限って、憲法第9条にのっとって行使することとし、それ以外では武力を行使しません。

農林水産

農業者戸別所得補償制度の導入

米、麦、大豆等販売価格生産費を下回る農産物を対象に農業者戸別所得補償制度を導入します。この制度は、食料自給率目標を前提に策定された「生産数量目標」に即した生産を行った販売農業者(集落営農を含む)に対して、生産に要する費用(全国平均)と販売価格(全国平均)との差額を基本とする交付金を交付するものです。交付金の交付に当たっては、品質流通直売所等での販売)・加工(米粉等の形態での販売)への取り組み、経営規模の拡大、生物多様性など環境保全資する度合い、主食用の米に代わる農産物米粉用、飼料用等の米を含む)の生産の要素を加味して算定します。これにより、食料の国内生産の確保および農業者の経営安定を図り、食料自給率を向上させ、農業の多面的機能を確保します。

●文部科学

教育の無償化

高等学校希望者全入とし、公立高校授業料無料化、私立高校などの通学者にも授業料を補助(年12万~24万円程度)します。この内容を具体化した「高校無償化法案」は参議院で可決されましたが、引き続き同法案の成立を目指します。

義務教育就学前の5歳児の就学前教育の無償化を推進し、さらに漸進的に無償化の対象を拡大することによって、保護者教育費負担の軽減を図ります。

経済産業

中小企業支援予算3倍増

中小企業支援予算の大幅増加を実現します。現在中小企業対策予算に加えて、最低賃金の引き上げに対応した中小企業支援のための財政金融上の措置にかかわる予算中小企業研究開発力の強化のための予算などの確保に努めます

●厚生

中国残留邦人支援

老齢年金の満額支給や生活支援給付の実施を定める改正中国残留邦人等自立支援法が、民主党も含めた超党派の働きかけにより2007年成立しました。旧満州(現中国東北部)で終戦を迎え、親と死別・離別した日本人孤児など中国残留邦人に対する支援策を盛り込んでいます。民主党は改正法の実施にあたって、生活支援の収入認定について2世・3世と同居する者が不利にならないこと、残留邦人等が死亡した場合は配偶者も生活支援の対象にすること、医療支援については医療機関の選択を認めること等、きめ細かい運用を図ります。

労働

若者雇用就労支援

雇用失業情勢の悪化に伴い、派遣労働者を含む多くの非正規労働者が職場を追われ、ネットカフェ等で寝泊りしなければならない人が増加しています。この状況を改善するため、「住まい仕事の確保法」を制定し、住居がなく、安定した就職が難しい若者等に対して、ハローワーク自治体企業連携のもと、カウンセリング職業紹介、職業訓練賃貸住宅への入居などを支援します。

自立を希望する若者が安定した職業に就けるよう、(1)「若年者等職業カウンセラー」による職安での就労支援(2)「個別就業支援計画」の作成などによる職業指導(3)民間企業での職業訓練――等を行います。必要に応じて就労支援手当(1日1000円、月3万円相当)を支給します。

教育機関企業・国・自治体連携して、職業体験学習企業見学インターンシップなどを行い、若い世代の就労意欲の向上を図ります。

最低賃金の大幅引き上げ

まじめに働いた人が生計を立てられる水準まで最低賃金を着実に引き上げます。2007年に成立した改正最低賃金法には、民主党の修正提案により、「労働者健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう」との文言地域最低賃金の原則に加わりました。中小零細企業最低賃金の引き上げが円滑に実施されるよう財政上・金融上の優遇措置を実施します。そのうえで、最低賃金を全国平均1000円まで引き上げることを目指します。

●国土交通

高速道路無料

高速道路は、原則として無料とします。これにより、(1)生活コスト企業活動コストの引き下げ(最大2.5兆円の国民負担の軽減が可能、家計消費増や企業設備投資賃金引き上げ等で内需拡大)(2)地域活性化(生活道路地域道路としての利用、サービスエリアパーキングエリア活用を含む観光産業活性化など)(3)温暖化対策(渋滞の解消・緩和、CO2の発生抑制など)(4)ムダづかいの根絶(バイパス建設抑制による財政負担の軽減など)――を図ります。

首都高速阪神高速など渋滞が想定される路線・区間などについては交通需要管理(TDM)の観点から社会実験(5割引、7割引等)を実施して影響を確認しつつ、無料化を実施します。

実施に当たっては、道路会社の職員の雇用首都高速阪神高速株主たる自治体の理解、競合交通機関への影響及び交通弱者等に対する十分な配慮を講じます。

交通基本法の制定

交通基本法」を制定し、国民の「移動の権利」を保障し、新時代にふさわしい総合交通体系を確立します。

その内容は、(1)国民の「移動の権利」を明記する(2)国の交通基本計画により総合的な交通インフラを効率的に整備し、重複による公共事業のムダづかいを減らす(3)環境負荷の少ない持続可能な社会を構築する(4)都道府県市町村が策定する地域交通計画によって地域住民のニーズに合致した次世代型路面電車システム(LRT)やコミュニティバスなどの整備を推進する――等です。

憲法

・国民の自由闊達憲法論議を

憲法とは公権力の行使を制限するために主権者が定める根本規範である」というのが近代立憲主義における憲法定義です。決して一時の内閣が、その目指すべき社会像や自らの重視する伝統価値をうたったり、国民に道徳や義務を課したりするための規範ではありません。民主党は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という現行憲法原理は国民の確信によりしっかりと支えられていると考えており、これらを大切にしながら、真に立憲主義確立し「憲法は国民とともにある」という観点から、現行憲法に足らざる点があれば補い、改めるべき点があれば改めることを国民の皆さんに責任を持って提案していきます。民主党2005年秋にまとめた「憲法提言」をもとに、今後も国民の皆さんとの自由闊達(かったつ)な憲法論議を行い、国民の多くの皆さんが改正を求め、かつ、国会内の広範かつ円満な合意形成ができる事項があるかどうか、慎重かつ積極的に検討していきます。

最後の憲法自民が過半数以上の今なら、国民投票憲法が改正されることもあるのかな。

てか、財源どうすんだろ。

2009-05-02

そして僕の恋は終わった。

「何かいうことあるんじゃないの?」僕はげんなりとした気分を気取られないように注意しながら、そう口にした。「いえ、ですから、これを。」彼女は困惑した表情を浮かべながら1万円札を差し出してくる。僕は社会人一ヶ月目にして同僚の、だけれど二歳下の女性に惚れて、そしてその二日後に絶望した。

飲み会を行う、そう聞いたときは「もう一ヶ月経つのに、同じ課の新入社員しか面識ないもんな、そろそろ他の人たちとも交流深めなきゃ」と何となく思っただけだった。けれど、その飲み会の内容を聞いたとき僕は驚いて、思わず呟いてしまった。「100人…だと…」

飲み会、それは大学に居た頃には身近なものだった。就職祝い、誕生祝い。そう何かに理由を付けては近くのバーに行き、とりあえずギネスを、時々ハイネケンをマスターに頼み、やたらと背の高い椅子に座って友人と他愛の無い話をした。そんな時間は非常に心地よく、どうでもいい話に笑い、そして時には研究内容について真剣に話し合い、そしてまた笑った。そう、僕にとって飲み会は、変わり映えの無い大学生活の中での精神安定剤。そんな僕には、その100人という言葉がまるで葬式の中の笑い声ほどに違和感を覚えたのだ。

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「あーもう、辻田さん大丈夫ですか!?」そう僕は横の彼女に声を掛けて揺さぶった。「うーん……」「うーんじゃなくて、歩けます?」「うぅ……」飲み会が終わった夜11時、僕と辻田さんは魔都"新宿"を歩いていた。

仕事を早めに上がって集まった午後6時半、魚民をほぼ貸し切り状態にして飲み会乾杯音頭と共に始まった。慣れない大人数の飲み会、そして学部卒の人が多く、院卒のじぶんとしては少し居心地を悪く感じていた。しかし、やはり同じ新入社員として共通の話はいくらでもあり、気づいたら楽しく周りと飲み食い大盛り上がりをした。それが悲劇の原因となろうとは、そのときには気づかなかった。

吉田君、おーい吉田君?」「宮下さーん?この子も駄目だ。」入社一ヶ月、ピンと張った緊張の糸が緩んで、そして同期しかいないこの気軽な雰囲気で飲み過ぎてしまったようだ。「困ったなあ、こんなにつぶれる人が出るとは思わなかったよ。」「いやあ、流石にここまでは予想できないでしょう、どうしようねえ。」飲み会企画した幹事たちが、飲み過ぎて丸太のように転がった人たちの処理を相談している。周りを見渡してみると、完全に酔い潰れた人が20人は居るだろうか、惨澹たる状況を呈していた。「でもそろそろ店でないと不味いしねえ、頑張ってどうにかしようか。皆さーん、寝てる人を起こして、帰るの助けてあげてくださーい」その号令と共に、潰れてない人たちは各々周りの丸太をゴロゴロと揺すって、よいしょと抱え上げて店を後にする準備をし始めた。

「えー、君実家通いなの!?」そんな悲鳴が聞こえたのはそんな時だった。「ふぁい……すいません……」その声の方を振り返ると、同じ課の辻田さんがぐったりした様子で男に支えられているところだった。「どうしよう、これじゃまずいよなあ」「誰か送ってってやれよ」「いやー、流石に実家まで連れて行くのはなあ」そんな声が聞こえてきて僕はついイラっとしてしまって言ってしまった。「いいです、僕が連れて行きますから。彼女の鞄、それですよね。ちょっとこっちまで持って来て頂けますか?」

僕と同じエコプロダクト課の彼女は、環境負荷を下げる技術についての知識に長けており、エコプロダクト課の開発する商品に惹かれて入社した僕と意気投合して、課の中では一番仲が良くなっていた。そんな彼女意識し始めるのはそんなに時間が掛かる訳もなく。その彼女を誰が送って行く俺は嫌だとやりとりしている様を見ているのは気分が悪く、自分が送って行くと言ってしまったのだ。

終電間近の電車に乗り込み、彼女適当雑談をする。そうこうするうちに、列車は駅に着いて改札を出る。もう自分の家に戻るには間に合わない時間だ。諦めのため息をつきながら、「自宅は町田なんだっけ、大丈夫?」と聞いてみる。「大丈夫ですう」そう彼女は言ったけれど、明らかに呂律は回ってないし、歩みも覚束ない。僕は再びふぅと息をついてから、「分かった、タクシーで帰りな。ほら、これ使って。」と彼女に一万円を握らせた。タクシーに乗って目的地を告げる程度なら、今の彼女でも大丈夫だろう。そう考え、「それじゃ」とそこを後にした。そして歩くこと5分、ふと気がついた。「ここ、どこだ?」

花の金曜日とはほど遠い灰色の金曜日。雲が空を覆い雨粒を垂らす中、僕は2時間歩いて学生時代よく通った漫画喫茶になんとかたどり着き、そこで時間を潰した。そして始発の列車に乗って揺られ、チュンチュンと朝の雀の声をバックサウンドに家の鍵を開け、ベッドに倒れ込む前にメールチェックした。以前、大学生活の時に「今日の朝一に私の部屋まで来て下さい」というメールを昼過ぎに受信してひや汗をかいた経験から、朝一にメールチェックをするのが習慣となっている。すると、メール受信欄に"Tsujita"の差出人が目についた。「流石メール世代、メールでのお礼は早いもんだな」と僕は思いながらメールを開封した。「藤本さん 昨日は申し訳ありませんでした。色々ご迷惑をお掛けしたみたいで……」直ぐに、僕はこのメールに返信しようとメールを書きだした。「辻田さん 藤田です。余り気にしないで下さい。僕は謝られるような事はされていませんよ。」最初は「一万円の事はいつでも結構ですよ」だとか書こうとしたのだけれど、それだとこちらがお金の事をすごく気にしているみみっちい人間だと思われそうで、その下りは削除してシンプルメールを送った。そう、僕はいつでも余分な事は言わない、紳士なのだ。

朝帰りなんて社会人になってから初めてだな、そう僕は思いながらベッドに潜り横になった。どうやら思っていたよりも疲れていたようで、僕は思ったよりも長く眠ってしまい、気づくと午後6時を回っていた。本当なら今日は食器を買い足しに行こうと思っていたのに、と頭を振りながらパソコンの方を見やると、メールの受信ウィンドウが新規受信メールを知らせていた。また、彼女からだ。

藤田さん こんにちわ、辻田です。お優しいんですね、ありがとうございました。」

短いメールであったけれど、僕の心は嬉しさで溢れた。

#==========

翌日、彼女からきっと感謝言葉お礼がしてもらえると思いながら、少し浮ついた気持ちで会社に向かった。お金は要らないから、今度食事に行こうと誘ったらOK貰えるかな、でもそれはいきなり過ぎるかな。でもチャンスだよな。そんな事を考えるだけで僕はウキウキした気分になる。周りはきっとブルーマンデーな人ばかりなのだろう、だけれど僕だけはハッピーマンデー、平日のハッピーマンデーだ。しかし、そんな僕の浮ついた気持ちは一気に叩き落とされる事となる。カーンカンカン、前方に船影あり、急速潜航準備!

課のブースに入って「はよざいまーす」と挨拶をしながら自分の席に付くと、彼女が目に留まる。挨拶をしながら会釈をすると彼女笑顔で会釈を返す。それだけで僕のハートはアップテンポのビートを刻む。さあ、コチラに向かってお礼を言いに来るがいい!僕は華麗に「問題ないよ、そうだ、そんなに言うならに今日のアフター飲みに付き合ってよ。いつも一人で飲んでると寂しくてさ」そんな台詞を僕は頭の中で反芻しながら、顔がニヤつかないように書類に目を通すふりをする。しかし、彼女は会釈をした後すぅと自分の席に着いてしまい、肩すかしをくらってしまった。いや、きっと昼休みお礼を言いに来るだろう。僕は自分に言い聞かせ、しかし彼女の方をチラチラと気にしながら仕事を進めた。

そして迎えた昼休み。僕は直ぐにでも彼女が来るだろうと予想して、少しの間仕事を進めているフリを続けた。エクセルの画面を睨みながら「うーん、予想と少し違ったかなー、過去データをもう少し洗い直すかー」などと適当な事を口にしながら。しかし、そんな滑稽な一人芝居をしていても彼女が僕の机の方に寄ってくる気配はなく、気づくと10分も経ってしまっていた。ヤバい、社員食堂はもう一杯になってしまったかもしれない。僕は、慌てて社員食堂へ向かった。

結局、遅れたお陰で休み時間食堂で食べるだけで潰れてしまい、僕は朝の浮ついた気分が嘘のように沈んでブスっとした顔で午後の仕事を進めることとなった。隣の松田からは「朝はルンルンな顔して、昼は真面目な顔して、午後はむっつり顔か、忙しいなぁ、お前」とケラケラ笑われてしまった。そんな彼の笑い声が僕の斜めな気分を更に急勾配にして、終業時にはもう我慢が出来ない程のイライラに包まれていた。きっと、その時にはイライラという文字を空中に吐き出す事が出来たかもしれない、そう剛田 武-ジャイアンの「ほげ〜」のように。

彼女は次の日まで僕の堪忍袋の耐久試験を続け、その耐久試験に音を上げた堪忍袋の中身をぶちまけに僕は終業後、彼女のもとへと向かった。「……何か言う事あるんじゃないの?」「え、あ!」彼女は一万円を財布から取り出すと僕に渡して来る。僕の体の中を苛つきが駆け巡る。それをダイレクト彼女に浴びせかけそうになり、僕は黙ったま自分の席に戻る。すると、タタタっと僕の席に来る足音が聞こえ「ああ、謝りに来たんだな」と僕は思った。しかし、その期待は更に裏切られる。ポケットに一万円札がねじ込まれたのだ。

「ちょっと!」僕は声を荒げ、彼女のポケットにねじ込み返す。「君、失礼だよ!色々と!」もう、僕の理性のブレーキオイルは完全に切れてしまっていた。「社会人たるもの、頂いたものをそのまま返すとか無いわ!」自分が何を言っているのか良く分からないまま、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま彼女に叩き付ける。しかし、彼女は憮然とした顔で「じゃあ、一万円分何か買って返せって事ですか?」そんな、彼女の様子を見て僕は怒りを再び沸騰する。しかし、僕は社会人彼女よりも二つ上。先のように感情のままに暴走しても意味が無い。ぐっと怒りを噛み殺して言葉を繋いだ。「そういう考え方も……あるよね。でも、本当にそう思ってるなら、その一万円を持って早く帰ってくれないかな」「なんで……そんな冷たい事を言うんですか?」彼女は先ほどの憮然とした顔とは打って変わって、驚いたような、悲しいような表情を浮かべていた。もう僕はどうでも良くなり、「そういう付き合いが面倒だと思うのかな。だったら、もういいよ帰っても。」そう言って僕は出口を指で指し示した。すると、彼女は俯いて、走り去るように行ってしまった。

僕は彼女感謝の気持ちが欲しかっただけだ。何かしてもらったら、お礼を面と向かって言う。それは常識だ。たったそれだけの事を彼女はどうして分かってくれないのだろう。「ありがとう台詞を直接貰ってないよ」その一言を彼女に言うのは簡単だが、しかしそれで貰ったお礼言葉意味が無い。そう思ってその言葉を発するのは止めていたのだが、その気持ちは分かってもらえなかった。そう僕は怒りの悲しみの混ぜこぜになった気持ちになり、しかし少し言い過ぎたかもしれない、とも思い始めた。

女性、しかも先日までは淡い気持ちを抱いていた相手。やはり落ち込んで泣いている様子を想像すると、僕は心臓をギュっと荒縄で締め上げられるような感覚に陥った。すると、居ても立っても居られなくなった「ごめん、ちょっと辻田さんの様子を見て来てくれない?」そう隣に居た松田に頼むことにした。「お前も、色々難しいお年頃なんだね」そう苦笑しながらも、研修室に彼女の様子を覗いてくるのを快諾してくれた。

僕はふぅと息を吐きながら、もし彼女が泣いていたらどうしようか。僕が怒った経緯を一から順番に説明し、その上で謝った方が良いだろうか。それとも、何も言わずに謝罪の言葉を掛けた方が良いのだろうか。そう悩んでいると松田が戻って、彼女の様子を教えてくれた。「良かったな、彼女泣いてなかったぞ。談笑してた位だからさ、大丈夫だ。」そう笑いながら僕の背中をポムと叩いて来る。談笑、談笑。結局、彼女に僕の気持ちの一分も、一厘も伝わっていなかったのだ。僕の心は再び黒い感情に包まれ、僕は誓った。もう年下趣味ロリ趣味は捨てよう。これからの時代はお姉さんだ、ボディコンだ、と。これが、僕のささやかな恋の終わり。これが、僕が生まれ変わったきっかけ。

side-B: http://anond.hatelabo.jp/20090502112938

あとがき

原作: http://anond.hatelabo.jp/20090501193134

2009-04-17

使い捨て箸とエコバック太陽電池とその誤解

http://anond.hatelabo.jp/20090416215148

割り箸を使って森林資源を使うのと、プラスチックの箸を再利用するために使う洗剤、その他諸々の経費を十分考えて結論を出すべき問題だったと思うんだよね。

プラスティックというか、使い捨てでない箸が大量に登場し始めた背景には、箸を洗うことだけに特化した安価な洗浄機とのセットでの普及がある。実際の所「エコ」と言っているが本音では「エコロジー」ではなく「エコノミー」を重視してる。つまり安い。

プラスティック箸は、大量に作る場合、もちろん質にもよるが実は十数回再利用すれば元が取れるぐらい安い。(そのため、世の中にはプラスティック製の割り箸などというものまで存在する)一定以上の規模ならば機械の導入コストを含めても、実はかなりの経費節減になっているというわけ。さらに普通に考えても、少量であれれ多くの飲食店では食器洗い乾燥機を導入しているだろうから、そこに籠でもつけて入れるだけでいいのでほぼ追加コストがなくて導入できる。

それでも今まで導入してこなかったのは、やっぱり滑るし使いにくいとか、衛生面の懸念から(たとえ問題がなくても)の苦情とか、(さらに言えば、礼儀作法では高級な使い回しの箸よりも、割り箸の方がよいとされている)そういうことがあったからだけど、そういう所を、エコロジーブームにかこつけてみんな理由をつけることができるようになったから。

割り箸だって、間伐材を使うなどして、森林資源保護には十分気を遣っていたはずだけど。

それは、高価な国産材を使った一部の割り箸だけ。そんなコストが高いものをそういった激安な店が使っているはずもなく(というか激安とまではいかなくても、庶民が普通に行く店ではまず使ってない)、そういう理屈から行くとエコロジーではある。(悪かったところをやめる、と言うだけではあるが)また、間伐材の貴重な使用用途だった、と言うのは今は昔。実際には割り箸などは外国産に押され値段が下がってしまっている。そのため、割り箸を使うことだけをもって「間伐材の利用促進」とは言えなくなっている。(爪楊枝等も同様)

http://anond.hatelabo.jp/20090417024539

エコバックを作るのにビニール袋を作る何倍のCO2を排出しているのか

世の中には高級ブランドエコバックとか、贅沢な素材を使ったエコバックなどという「お前頭沸いてんのか?」と言いたくなる糞みたいなエコバック存在しているので程度ものだが、実用的なものであれば、基本的に単純なものなので、簡単に考えると値段で判断すればいい。

たとえば、ウォルマートグループ日本だと西友とか)が販売しているエコバックは不織布でできて、200円とか言う激安なものがある。構造もかなり簡単だが、それなりに丈夫で、作りもまとも。今まで同様の使い捨て前提の使い方を変えずに使うような人や、そもそもものを大事にしない考えが足らない人でない限り、相当持つ。(たとえば我が家ではこれを、農作業用の袋として数十枚使っているが、かなり丈夫である。とか書くとウォルマートの人に怒られそうだが)

そして、だいたい買い物袋は一枚5円と言われている。

単純計算すると

200/5=40

で、約40回で元が取れる。

このウォルマート商品はあまりにも安すぎるが、これがたとえ1000円でも、約200回で元が取れることになり、全く問題ない。

さらに言えば、超高効率で生産されていると思われる買い物袋はそのほとんどがエネルギー費や材料費であると考えられること、エコバック商品であるため、小売店利益も上乗せされて販売されているであろうことから、環境コストという面ではこれよりも召還が早いはずである。

ただ、店側が負担していたコストを、消費者に添加するのはどうよ、と言う話はもちろんあるが。

太陽電池を作るのに使ったCO2は太陽電池を使うことによるCO2削減で帳消しにできるのか

これはよくある誤解。"太陽電池を作るのに使ったCO2"というのがどういうものかよくわからないが(排出されたCO2の間違いでは?)、太陽電池を作成するためのエネルギーコストは、数年で回収できることがすでに立証されている。

説明すると長くなるし、自分がここで書くよりも読んでもらった方がよいと思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%80%A7%E8%83%BD

Wikipediaの上記記事(太陽光発電環境性能)を参照して欲しい。ちなみに太陽発電パネルは、メーカーによって十年単位保証がある。(建材では一般的な長さ)

後、こういった問いかけに対して、今はかなりの資料がネットから参照できるので、印象論で語らず、調べてみることをおすすめする。ただし、この手の技術は近年急速に発達しているので、5年前の資料でもすでに情報が古い可能性があることと、一カ所の情報を信じないことと言うことは忠告としておく。世の中には「リサイクルしないほうが環境によい」と主張する自称専門家もいるし。自分が知っているだけのちっぽけな知識で話をする奴もいるし。(例えば俺とか)

エコが本当にエコかを証明するのはあまりに難しい。

評価手法は確立している。国際標準ですでに規格(ISO14014/44)で規定されている「ライフサイクルアセスメント」という手法を使う事が一般的で、これを持って、国際的な環境負荷に対する基準と比較することが出来る。「あまりにも難しい」などと言うレベルでは少なくともない。

ちょっとした企業なら、すでに普通にやっていることである。国際認証を取得するためのコンサルティングをやっている企業などでは、たいていライフサイクルアセスメントのコンサルティングもやっているし、一般的な指標なら、政府や各種行政機関などから計算済みの資料を入手することも出来る。

これを「超長期の影響が不明であり、見逃し等があるため意味がない」という風に主張する人もいるが、そういった人々は何らかの利害関係があるか、結論のために理由をつけている様な人たちなのであまり相手にしなくてもよい。彼らが出す答えはいつも「人類は18世紀の産業革命前の暮らしに戻るべき。でなければ滅べ」であったり「標準が意味がないので、環境配慮などせず今まで通りでよい」という極論ばかりであるからだ。

最後。どっかのネットのアホが言った一部で有名な言葉に「やらない善よりやる偽善」という言葉がありました。わりと大事だと思うよ。

理由がないと行動できないツンデレ的に「あ、あんたのためにやったんじゃないんだからねっ」と言うためのいいわけも世の中にはそろいつつあるので、納得できないことを調べることは重要だが、わざわざ否定して回ることもないんじゃないかと思うがどうだろうか。

2009-02-22

ある都下在住はてなーの年間自動車経費

まずこのへんの記事から。

http://anond.hatelabo.jp/20090221231111

http://d.hatena.ne.jp/katzchang/20090222/p1

どのくらい車の維持費がかかるかを2chからのコピペ

1500ccクラス自家用車の年間維持費の一例

自家用車維持費 合計  822,380円/年

これを私の例で計算してみたくなった

そんなに金をかけてる覚えがないからである。

ある都内通勤都下在住者の、1600cc自家用趣味車の年間維持費の一例

自家用車維持費 合計  312,960円/年

総評

ざっと月2万6000円。このくらい趣味に使うのは普通だよな?

趣味じゃない奴にとっては確かに高すぎるかもしれないが。

車があることのメリットデメリット

これは一般論でなく自分の考えなので反論は受け付けない。

自動車税の決め方が理不尽

関係ないけど、車齢13年以上で自動車税割増は理不尽だと思う。

物を大事にするのは偉いことだってばっちゃんが言ってた。

それにこの1台スクラップにしたら環境負荷ガソリン何十年分になるだろうか。(断言してもいいがこの車を引き取ってくれるのはスクラップ屋しかいない)

2009-02-19

http://anond.hatelabo.jp/20090219013049

どうでもいいけど、太陽電池作るときに二酸化炭素なんかより遥かに環境負荷が高い三フッ化窒素http://sankei.jp.msn.com/life/environment/081024/env0810241114000-n1.htm)が出るってことが去年わかったらしいよ。

2008年の重大だけどスルーされたニュース」としてNewsweekに載ってたよ。

ミンスでも自滅党でもどっちでもいいから早く太陽光発電を推進すべき その1

ごめんね、タイトル釣りだよ。

大仏が率いる政党太陽電池パネルを全世帯に普及させるぞ!と吠えた、と言う記事がはてなブックマークで出ていたのを見たんだけど、すごく批判が多いのでぼくおどろいちゃった。

よく読んだら、僕がの知ってる程度の知識でもおはなしできるようなコメントがあったので、書いてみる。とはいっても「優先度が違うよ!」「この金があれば××ができるからむだだよ~」と言った話の本質からちがっちゃうコメント(そんなこと僕が知るわけないよねっ!)とか「政治的な意図に騙されるな!」なんて話は興味がいないのであんまり反応してないからよろしくね。

と言っても僕は専門家ではないので増田に書くチキン野郎ですさ~~~せん。なにか間違ってたらおしえてエロエライひと!

……なんて記事を書いてたら、あるふぁぶろがーさんが似たような記事をしかもコンパクトに書いてるじゃないか!むっきー!ひきょーだぞ!

さらにそれに対して反応だって?ちっくしょー。おぼえてろよ!

元が取れるの?系

まずいっちばん最初に、「自然エネルギーとして、どの段階から環境にやさしくなるか」という環境コストと、「いくらから儲かるか」という金銭面のコストを混同していると話は全く違う事をはっきりさせておくよ。そうしないと利権屋さんの詭弁に騙されちゃうからね!

これってどういう事かって言うと、たとえば「自然にやさしいことが付加価値ですから普通のやつより値段が高い」というありがちなボッタクリ商品だとこの環境コストと金銭面のコスト反比例することになるんだけど、一緒にしたら自然に優しいという付加価値をつけたボッタクリ商品のほうが自然に厳しい、地球いじめ商品なっちゃう。

この点で例の武田のおいちゃんなどは、意図的に混同してミスリードをさそってるね。(ちなみにこのおいちゃん、出している資料が古かったり間違っていたり、目盛りや単位がないグラフを載せていたり、下手すると事実無根なことを根拠なしに言いふらしてお金儲けしているよ! 商売上手だね! 僕もお金大好きだから、あんなコンビニ300円コミック並に原価が低そうな、はなっから出版社さんもキワモノ本として作ったに違いない簡易装丁の本であんなに売れるなんてうらやましいな~っておもうよ。僕もそういうボロい商売してみたい~っ)

環境コストの話よりもやっぱりお金だよね!というわけで、この間セールスにきた工務店のおいちゃんにきいてみたんだけど、うちの日照条件で2kwをコンスタントに使えるぐらいにすると、だいたい償却まで一回の電気系統の交換と年間メンテナンス、ローン金利等含めたパックを利用してだいだい27年かかると言われたよ。この年数、一般的な家の償却年数とほぼ同じだね。ちなみに工務店のおいちゃんによれば、メンテナンスのパックに入ってもらえば、年間いくらで保守できて保証もしますよって言ってた。

もうかるの?って話について、工務店のおいちゃんによれば「はした金程度しか儲からんけど、地球環境のために行動していますと表明したときに集まる注目の視線と優越感や、災害などで停電している時、愚民共が助けを求めてくるのをエアコンの効いた室内からワイン片手に眺める最高のながめの事を思えば安いもの(意訳)」だっていってたよ!すごいメリットだね!

ちなみに、僕にとってはどうでもいいことだけど、環境コストについてもてきと~にに調べてみました。算出方法にもよるけど数年で環境コストが取れると言う試算もあるみたいで、そうじゃなくてもだいたいの試算では一桁年数で環境コストプラスに転ずるとするのが多いよ。ちなみにこれはよく比較対象になる原子力発電所に比べれば圧倒的に早い数字なんだ。なんか原子力推進派の人は意図的に事故の際の環境への影響や、海などに大量に熱をまき散らすことなんかのコストを無視して単純に経済コストだけ問題にする人がいるけど(すごいのだと太陽光発電パネル製造コストは加味するのに原発製作コスト、燃料の採掘・処理コストは無視するんだよ! 人に意見を通すときはこれぐらいの能力がひつようだね!僕もみなわらなくっちゃ)環境コストは、リスク評価まで含めてまじめに計算するとすごいことになるはず。ただ規模も用途も耐用年数も能力も違うので全く評価対象としては不適切だけど。(ここをわざと家庭用太陽光発電原子力発電を比較対象に選んでる人は大抵わかっててやってるから気をつけようね!)

ちなみに、環境コストだけど、これ最近大幅に改善したので、5年ぐらい前の文献の数字はすでに古いので注意が必要です。ここのところの高効率化戦争は恐ろしいな~。しかもこの不況の中で集中的に投資されて中の人プレッシャーも大きいんだろうね~。中の人!死なない程度にせいぜいがんばってね!

それから、儲かるとわかったからか、最近いろいろな新技術や新方式がでてコスト削減に結びつきそうなものもたくさんあるけど、その割には量産品の効率と経済性がなかなか向上しないのはおそらくお金の問題なので、そのあたりに血税をつっこんで一気に競争力を上げるというのはありだと思うよ!

で、この環境コスト現実コストのボッタクリ価格環境保護が当たり前になってくれば来るほど縮まってくるはずだとおもう。環境にやさしいことがあたりまえになって、付加価値と言うより「環境保護がうたわれていなければ売れない」ようになれば。だけど残念ながらそうなるまでが一番コストがかかるかなって思う。そこの部分のコストを国が請け負って、一気にすっ飛ばしてある程度許容できるぐらいの量産効果が現れるまでの段階まで一気に押し上げるのはありだと思うな。今のタイミングでうまくすれば国家として見れば元を取るどころかガイジンから金をむしり取れるしね!

だけど結局は環境にいくら金がはらえるか、って話だよなーとおもったり。

結局は今まで集中的に税金なども使われて賄われてきたインフラの一部を各家庭に分散化するわけだから、設置者が負う有形無形の余計なコストが増える、手間が増えるのは当然だよね。それをどこまで許容できるかなーという。

あと「作る方が削減できる効果よりも環境コストが高い」と言うのは思いこみだと思うので、ちょっと資料をあたってみてくださいな。近頃の文献でそういったことが書いてあるのなんて武田のおいちゃんの本と、武田のおいちゃんのビジネスモデルをぱくった人ぐらいだよ。(資料を読んでも本気でそういうことを言っている人は、きっと数字の読み方もわからないイエローモンキーかクロンボかホワイトトラッシュゆとりユダヤ三国人か、もしくは何かやましいことのある既得権益利権を持つ政治家とその一派に違いないね!)

耐久性が悪く、減価償却できるまでもたないだろ 系

太陽発電パネルそのものは基本的には致命的な劣化は起きないよ。だいたい20年で10%効率低下と言われているみたいだけど、そこまで劣化が起きる場合は理論値一杯まで高効率で発電しての結果だから、とっくに元が取れているわけで実際にはもっと低いはずだよ。基本的にエネルギーを変換だけだし、可動部分がないしね。「機械は必ず壊れるもの」と言っている人がいたけど、機械メカ)じゃないから壊れないよ!(形あるものはいつか壊れると言われちゃうと厳しーけど、そんなこと俺も貴様もいつか死ぬのでどうでもいいね!)ただこれは過去の例なので、今後はさらに改善していくっていってた。

このあたりって、太陽発電パネル技術は実は結構古くさいいいかんじに発酵してそろそろ隣のおいちゃんみたいな臭いすらだたよいそうなそうな技術なので、明らかに投資する時期を間違えたかわいそーな先人の遺体肥料にして育てた経験保証しているよ。すっごく枯れた技術なんだ。近頃おはやりのシリコン使用量を減らした太陽発電パネルとかも、フレーム保護材などの耐久性ノウハウは基本的には一緒だから、もうかなり枯れた古くさい技術と言ってもいいと思うよ。

ちなみにパネルメーカーも20年保証と長期保証普通みたい。つまり、経済的なコストが償還できるぐらいは平均保証があるんだね!僕んちに来た工務店のおいちゃんは、メンテナンスプランに入れば30年は保証するって言ってた。

で、一番劣化するのはコンバータなんかの電気を整える部分。これがだいたい15年ぐらいといわれてる。太陽発電パネルからできる電気直流なので、それを交流に変換して家庭で使えるようにしたりするシステム面なんだけど、(いわゆる変圧器とか、AC-DCコンバータとかいわれる部分)。で、こいつのコストだけど、こいつは人類電気を扱い始めてからずっとついて回ってる技術なので、予想寿命のころにだいたい壊れる。なので、馬鹿正直な業者にお願いすれば、コストに組み入れて計算できちゃうんじゃないかな。

後当然バッテリーを使っていればバッテリーも。まぁこちらは車載用ほどはシビアじゃないから問題なくなるだろうと思うよ。なんたって自動車産業が自腹切って大実験やってくれるんだから! だからそんなに過大な負担かな?こんなレベルで「耐久性に問題がある」なんて言われたら僕泣いちゃうよ。泣くと絡むよ僕。それでもいい?

ちなみに、AC-DCがかなりエネルギーをロスするんだよね。なので、大電力が必要なもので、なおかつ設備として一度設置すればほとんど動かしたり電源を抜き差ししたりしないものについては、AC-DC等を通さないシステムを考案するのも手だと思うんだ。たとえば電気自動車の充電システムや、空調、給湯、廃人正気じゃないドライヤー内蔵暖房機能付きゲーミングPCや、キチガイ自宅サーバロリ画像のためにWinnyを24時間稼働させてるPC、冬でもあたたかいPS3などにね。上手くすればXBoxの本体並みにでっかいアダプタだってすごく小さくできるかも知れない。そういうのに専用配線を使って供給すると言うのも手だと思うよ。え?ACにすると感電しやすくなって危ないって?そんなこと僕が知るわけないじゃないか。エライ人なんとか考えてよ。

メンテナンスできるの?系

砂などによる太陽光発電への劣化って、せいぜい最悪でも5%程度なんだって。なのでその分見越して多めに設置すればOKなレベルなのさ。ちなみに電気発電所から送られてくる際の送電ロスは5%だから、ほとんど無視できるレベルだってことがわかるよね!

なので今のものでも基本的にメンテナンスフリーでOK。時代遅れだって評判の自動車趣味の人の車みたく、いつでもぴっかぴかにしておきたいなら別だけど、多少の落ち葉や鳥の糞といったものでもそんなに影響しないそうだよ。というか、発電パネルに影響するぐらいの極端と主張する場合は、まず家の心配するか、施工業者を話が違うと訴えるか、キミ自身の強迫症のおそれを心配した方が良いと僕は思います。そんなところを気にするなら、日照条件なんかを気にしようね!

それに、従来一番やっかいだと言われていた幹線道路沿いの家の劣悪な環境で発生していた煙害や油分を含んだ粒子状物質などによる曇りだけれど、今は太陽発電パネル光触媒をはじめとした汚れ除去の技術が発達してきているので、ほとんど磨いたりする必要はないよ。

光触媒って紫外線によって働く触媒で、強烈な太陽光に晒すことが前提の太陽電池パネルはまさに光触媒と相性が良い技術なんだって。え?光触媒で透過率がおちないかって?そりゃ落ちるでしょうけど、それを感じられるほど発電量が落ちるなら、きっときみはなにか騙されているから訴訟の準備をしたほうがいいよ。

で、砂、ほこりやちりじゃなくって、雪じゃどうなの?と言う話があったけれど、融雪機能付き太陽電池パネルなんてのがあるよ!シャープさんによる技術解析がわかりやすい(PDF注意!)これ結構よくできていると思いました。さすが目の付け所がシャープだね!商品の特徴を一切説明しない意味不明キャッチコピーCMばかりの会社とはおもえないね!

普及にはやっぱりコスト課題なんだけど、基本的にはコンバータを双方向にするかどうかの話だけみたいなのでこれは時間の問題だと思うよ。で、普通太陽発電システムと比較してのコストが下がれば、あの雪下ろしの腰の痛さを知っている身からすると下手すると雪国の方が早く普及するかも知れないとすら思っちゃうな~。だって死活問題だもの。あ!ちなみに勘違いしないでね。雪は全部溶かす必要はないのよ。滑らせて雪を落とせばいいので。

何かあったときの専門的なメンテナンスの方だけれど、こちらは量産されればほとんど問題がない話だね。たとえば上下水道が普及したから「水道トラブル五千円!トイレトラブル八千円! 払えなきゃ、奥さん体ではらってくれてもいいんだぜ?」なんて商売ができるようになったわけで、量産さえ始まればメンテナンスを請け負う業者は増えるはず。なので、産業としてのスタート時のコストを国が請け負って、一番コストのかかる時期を全部すっ飛ばしていきなり普及期に押し込むと言うのもありだと思う。

自然エネルギーは安定供給ができないから電力計画が狂うだろ 系

おそらく自然エネルギーが普及する上で一番の問題はこれだと思う。そして、時期はともかくとして、将来的にこれが問題になり、長い間問題として続いていくことは明らかだと思う。だってこれは構造的な話だものしょうがないね。

なので、学者連中が禿頭をさらにハゲさせるぐらいハゲんだのか、結構いろいろな解決案が出てるよ。

その中で僕一押しなのが一番シンプル太陽電池とともに大容量のバッテリーを備える方式。いや、これをしても限度があるだろ、って話はありますがね。でも、これを利用することでピーク電力の山を大幅に落とすことができるはずなんですよ!

現在日本の電力は、高効率で高出力が可能な原子力や、安定していて低コストの水力をベース電力として、変動する電力を火力やその他の調整しやすい発電方法でまかなってるのは周知事実だね。え?知らない? 貴様!謝れ!でんこちゃんに謝れ!今すぐ謝れ!土下座してすりむけるまで頭を擦れ!ハゲろ!腐れ!

と言うことはどーゆうことかというと、大都市部のヒートアイランド現象が発生する真夏冷房をがんがん使うようなピーク時と、深夜寝静まって、かわいそうな労働条件でしか働けない弱者負け組のみなさんと、オンラインゲーム廃人馬鹿学生ぐらいしか起きていない深夜との電力差は、高効率で環境負荷も低い発電ではなくて、石炭発電や火力と言った発電に頼らざるをえないんだ。このベース以外の調節可能な電力というのは、高コスト環境コストも高いものがおおい。そりゃそうだよね!高効率の発電所を常に回しておくほうに使った方が、全体に金がかからなくて済むもの。

と言うことは、ここを削減するキーは、いかにピークの消費電力をあげないか、と言うことになるわけ。

で、ここに太陽光発電ですよ。太陽光発電はピーク時はだいたい真夏の一番暑い=一番太陽光が強い時期だからだいたい気温に比例して太陽光発電発電効率が上がるって性質がある。と言うことはつまり、ピークの時に必要なベースに加えての発電量を削減する効果があるんだ!

で、ここで「暑い夏の雨の日などはどうする気だ」とか「夕立とかの時どうするの?」と言う話が出てくるんだけど、そこで出てくるキーポイントが「各家庭で備蓄する」というのと「日本全国規模で平準化する」と言うこの二点。

「各家庭で備蓄する」というのは非常に単純な話で、いくからかの蓄電池を設置すればいいわけさ。早朝まだ暗いうちから電車に乗り、深夜終電でへとへとになって帰宅して、楽しみが唯一アニメ鑑賞という一体何が楽しくて生きてるのかわからないような人だって、これがあれば安心! 昼間の電気をためておけば、摩擦運動による自家発電するときも便利!であると同時に、特定のタイミングによる急激な需要の増加を和らげる効果が期待できるはずなんだ。洪水時の調整池みたいな感じかな。

え?バッテリーが高い?それは大丈夫だよ。ほっとけば車屋共が勝手に改良してくれるから。奴ら今かわいそうなぐらいに必死だからまぁニッポン名物カロウシは多少起きるかも知れないけど、その屍と悲しみを乗り越えた先には、数年以内には急速に値段が下がるはずさ。

で、日本全国規模で平準化するというのはつまり、規模がでかくなればなるほど、局地的な夕立などの現象にもカバーしやすくなると言う事。

わかりやすく言うと一人で走りに行って信号無視をすると捕まるけど、たくさん仲間を引き連れて走れば、多少一人や二人捕まっても全体としては一定量の人が確保できるってわけ。上手くすればポリ公や権力の犬共を混乱させて、全員うまいことまけるかもしれない。

と言うことは普及しはじめが一番つらいということで、本来なら誰か馬鹿な奴をだまくらかしておっかぶせる必要があるけど、リスクがあるし訴えられたりしたら面倒だよね!だからそこの部分のコストを国が請け負って、一気にすっ飛ばしてある程度カバーできるぐらいの規模まで一気に押し込むというのもありだと思う。

この手の話題を出す人の中の一定数は、エネルギーミックスのことを全く考えてない人がいるんだけど、あんまり相手にしちゃいけないよ。彼らはなぜか「火力」なら「火力」「原子力」なら「原子力」「太陽光」なら「太陽光」と特定のものですべて賄うかのように反論してくるんだけど、それぞれ一長一短。カバーしあえばいいのさ。

たとえるならたまにやたら不細工な馬鹿男に綺麗なよくできたお嫁さんがついてることあるでしょ? でもよくよく聞いてみると旦那は性格はよくって、奥さんがアレだったりするよね!そんな風に世の中は全体でバランスがとれるようにできているのさ!

ちなみにこの件については、家庭でも常時通電保証のある電源ラインと、別にある程度ダウンタイムがあってもいい電源ラインをわけて、各家庭のブレーカーをさらにインテリジェントにして契約で振り分けを行うようにすれば解決するって話もあったね。これも僕はいいとおもうな。

風力発電のことも忘れないであげてください……系

別に太陽光発電を設置しても、風力発電ができない、と言うことではないので対立する話ではないのだけれど……。

日本の場合、各地で大型の風力に対して、「正気かな?」って思わず疑っちゃうようなおばちゃんや既得権益の犬、宗教その他反対運動でご飯を食べている人たちが沸いて結構反対運動が多いんだ。景観を崩すだの、よくわかんないけど科学的には測定できない「低周波」と言った話もあるんだけど(スカラー波みたいなものかな?)、結構感情的とも言える反対運動が起きてるんだよ。これにのせられる脳が足りない政治家も多くてこまっちゃう。

その点で、なんとなくいい物ってイメージのある太陽光発電の方がデメリットうまいことイメージの向こう側において、たくさんの人をだましやすいと思うんだ。また、可動部分がないだけ太陽光発電の方がメンテナンスフリーだっていえちゃうので(機械なので必ず壊れるよ!)、一般人が仮定に設置するなら、風力より太陽光だと思う。

僕としては、峰に回る巨大な風車ってな光景は、いかにも人類が緩やかに滅びていく終末的な光景でいいな~って思うんだけど、わりと感情的な反対が多いみたいで残念だなぁ。「無風と強風が入り乱れる季節のはっきりした日本のような土地でわざわざあんな馬鹿みたいなもの建てるなんて馬鹿じゃねーの?そもそも風力で独立して採算がとれる見込みなんてあんのかよ?プゲラ」とかなんておもってないですよ?

もちろん!風力発電装置のかなりの部分は外国から買わないといけないってのも問題だと思うよ。わざわざホワイトトラッシュ共に金をくれてやることなんかないもの。あいつら金を与えるとすぐに戦争するでしょ?まるで発情期のわんこみたいに。

とは言っても、産業としては普及させないことには奴らにやられっぱなしになっちゃうんで、研究費はどこかで助成する必要があると思うけど。だって儲け損なったらもったいないじゃない。

なぜか長文を投稿すると最後まで表示されない増田の糞バグ仕様のせいで分割する羽目になったので、その2へ続くよ!

2008-08-24

エコ換えってどうなの?

エコと言いながら買い換えを勧めて廃棄物を増やす」っていうことについては万遍もつっこみが入ってるからいいとして。

それに目をつむったとしても、大問題が残ってる気がする。

エコ換えを勧める理由の一つは、環境負荷の低い製品に変えることで、環境負荷を小さくするっていうもの。

だけどさ、車にしろなんにしろ製品を作る段階で、油を湯水のごとく使って環境に負荷をかけるわけで、

新たな環境負荷が掛かることになる。

ここで2点問題が出てくる。

ひとつは、そのような状況にあるわけだから新製品を長期間使用しないと"元は取れない"。

車は長期間の使用を前提とするモノだけど、そのように宣伝しているのかどうか。

もうひとつは、(意図的に?)新製品作るときの環境負荷について触れずにランニングコストの有利不利だけを語ることは詐欺的行為ではないか。

「即金でマンションを購入すれば月々の支払いが管理費だけになって、アパートの家賃より負担が大幅に減りますよ」

と言って無理矢理マンションの購入を勧めるのと同じように聞こえる。

2008-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20080821140601

とりあえず、木を使わずに(環境負荷を掛けずに)紙と同等の使い心地を出せる材質を早く作って欲しいな。

古紙配合もほとんど不可能だということが明らかになったことだし。

2008-05-13

農薬嫌い・殺虫剤嫌いな環境保護主義者って何様よ

レイチェル・カーソンが「沈黙の春」を書いてから、DDTは悪者になり、環境保護主義者が台頭するようになった。

環境保護主義者が活動し、DDTがどんどん禁止されていったせいで、何が起こったかというと、マラリアコントロールに失敗した。

その結果、失わなくてもいい人命が、数千万単位で失われた。

環境保護主義者は大量殺人者で、先導したのはレイチェル・カーソン。もっとも、彼女にはそのつもりは無かったかもしれないが。

環境のためなら、人間がちょっとくらい死んだっていいんだよね。

60億以上も居て、大きな環境負荷になってるんだもん。マラリアで死ぬほうがかえっていいくらいだよね。

環境保護主義者はそんな人たち。

最近だと、DDTの血中濃度と乳がんリスクが関連してるっていう報告もあったけど

 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/research/ehp/07_10_ehp_DDT_Breast_Cancer.html 

そんなことはありそうにないって反論も出されてる。反論が出されるのってわりと珍しいんじゃないかな。

 http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pubmed&pubmedid=18414606 

で、DDTだけじゃあきたらず、今度は有機リン危険とか言うんでしょ?環境保護主義者は。

日本だと、有機リン化学物質過敏症の原因になってるとか言ってる人たちがいて、禁止に向けてがんばってる。

じゃあピレスロイドだといいのか、っていう話になるんだけど、ピレスロイド化学物質過敏症の原因になるとかいって反対しる。

http://homepage2.nifty.com/smark/YukiRIN.htm このへんとか。

大体、化学物質過敏症なんて心因性じゃないかと疑われてるくらいなのに・・。

WAOニュース2007年3月(http://www.jsaweb.jp/wao/wao0703.html)では、

過敏症とは「正常被験者には耐えられる一定量の刺激への曝露により、客観的に再現可能な症状または徴候を引き起こす疾患をいう」と定義されているので、化学物質過敏症は過敏症の定義からはずれてしまう。今後は、過敏症としてアレルギー学者が扱う研究課題ではなく、心理学者、神経学者が扱う研究課題になるであろう。

なんて言われてるし。

あとは・・ピレスロイドには女性ホルモン活性があるとかもたまに言い出す人がいる。

ネオニコチノイドも、化学物質過敏症の原因になるとか言い出す。

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/tsuushin/tsuushin_08/pico_114.html

http://tabemono.info/report/former/12.html

じゃあ何使えばいいのさ。

殺虫剤を使わなければいいの?

他所の国でマラリアで死ぬのは一向にかまわないし、ウエストナイル熱が発生しても関係ないし、

害虫のせいで農業生産がおちても、しわ寄せが来るのは他所の国だし、私たちは農薬使ってない安全な食物が食べたい。

っていうのが、環境保護主義者なんでしょ?

筋萎縮性側索硬化症殺虫剤関係あるって言われてたけど、関係なかったし

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-04/aaon-cem040208.php

ピレスロイドの高暴露群では化学物質過敏症の人はいなかったし、

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18344101

どこをどう見ても安全なのに、環境保護主義者がごねてるだけなんでしょ?

そのせいで、間接的に、大勢の人を殺してる。

犯罪的だと思います。

2008-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20080504034902

先進国人口抑制すべきって話には必ずしもなんないと思うけど。

なぜなら、基本的には高等教育を受け技術や知見の進歩貢献しやすい人間を育てる土壌が整っているから。

技術や知見の進歩貢献できる人間はかなり稀だ。一方で先進国人間の平均的な環境負荷途上国より高い。これだけでも、少なくとも「子供を産むことが社会的な価値になる」と一見明白に断言できないことは明らかだ。

それに、君は「先進国」と話を限定してしまっているが、それでいいのかね?君の言い分を全面的に認めても、途上国においては「子供がいない人間子供がいる人間より社会価値が低い」という君の主張は通らないことになるが。

人口爆発ったって先進国は軒並み出生率低下してて後進国でだけ爆発してるわけで。

そもそも、なんで国単位の話になるのだ。個人単位の話だろうが。論点をすり替えちゃいかん。

人口問題って知ってるか?

http://anond.hatelabo.jp/20080504024840

そりゃ有益だろ。子供はいずれ労働をして社会にカネを生み出すからな。

しかし死んでしまえば金なんて使えないし、金の価値自体が暴落することだってあるし、どれだけ金を積んだってないものは買えない。

現在地環境問題が揉めているが、もし人類人口が数十億なんてオーダーじゃなくて数億でしかなければこんなのは問題にならない。資源は数百年持つし、温暖化も微々たるもんだし。どう考えても問題の深刻化よりも技術発展の方が問題にならないほど速い。

ところが現状はそうじゃないから、環境負荷を抑制しつつ環境対策技術に集中投資をして、そして人口抑制をしつつ頑張って乗り切るしかないということで全人類的な問題になっているんだよ。そうやって環境負荷を軟着陸させなければ、どこかで限界にぶち当たって全人類規模で悲惨な事態が起こる。

つまり、人口増加が外部不経済になっているんだ。はっきり言って俺とかあんたとかだけのエゴを満足したいだけなら、地球の裏側で伝染病が大流行して人口が激減した方がいいぐらいかもしれないんだよ。そんな状況下で、子供を産むことが価値だなんて脳天気言葉を何の躊躇もなく吐ける奴って単なる馬鹿としか思えない。

2008-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20080421130859

その方の意見には同意するところもあるが、幾分状況を読み違えているところはあると思う。

以前Japan Bashing華やかなりしころに、日本人の割り箸は反環境だなどと言う事がアメリカ反日グループ煽りまことしやかに言われた事がある。ところが、そのころ日本の割り箸の半分は国産廃材の再利用だったし、残りの半分も南方の伐採総量から見ると微々たる物だった。割り箸を使わずにmy箸を使うのは、お義父さんのおっしゃるように偽善だった。

ところが、現在割り箸の消費の多数はコンビニ弁当だったりする。これは容器もワンタイムであるうえ、コンビニの隆盛によって莫大な消費量になった。しかもコンビニコストに厳しいので既存の国産箸業者など見向きもせず、輸入材をバンバン使った。コンビニ競争に引きずられる形で箸に対するコスト要求は強力になり、国産割り箸は壊滅状態。

こういう状況になると、「割り箸は使いたくありません」というのは決して偽善では無い。国産割り箸を使えと言うのは筋が通っていると思うが、おれはいちいちうどん屋で国産箸か確かめたりしない。それに箸を洗う環境負荷について話をしだすと、お椀を良く洗わずに出す店がエコだと言う事になりかねない。

そういうわけで、「みんな国産箸を使え」というのは、正しい意見だと思うが、「My箸など偽善」というのは、反対のための反対にしか聞こえない。

2007-12-19

どうですか、お客さん

其の零「虐められる側にも原因がある」

 "原因の追究"を途中で止めた結果陥る、典型的な錯誤である。理由がどうあれ、数ある選択肢の中からその行為を選択しているのは行為者自身。当然の事だが、虐める側が虐め以外の選択さえすれば、虐めは起こり得ないのである

 被行為者に自身の行為の原因を求めるのは行為者の甘え・責任転嫁でしかない。これは虐待差別嫌がらせ、暴行の他、思考、解釈、期待、信頼、妄想なども同じである

 この錯誤を主張する者は「虐めの原因」と「虐め発生以前に起きた他の事柄の原因」を混同していたり、原因(客観)と理由(主観)の区別すら付いてない事も多い

また加害者に上手く対処できない無能な教師が教育責任を放棄する際の論点ずらしとしても、しばしば使われる

 虐めの真の原因は唯一虐める側の慈愛心(包容力、想像力、表現力、忍耐、思いやり)の欠如に帰着する。つまり100%行為者(の心)に原因がある。第三者は行為者の言い訳を鵜呑みにしてはならない

其の一「学校を何度変わっても虐められる。これは虐められる側に原因がある証拠だ」

 この場合、本当の原因は「どの学校にも多様な個性を受け入れられず自己表現力に乏しい未熟者がいる事」である。「多数派は正しい」という誤謬を安易に盲信してはならない

其の二「虐められる側が変わったら虐めが止んだ。これは虐められる側に原因があった証拠だ」

 この場合、本当の原因は「虐める側に虐めたくなる理由・口実がなくなったこと」である。結局は行為者が変わらなければ行為は止まない。「被行為者が変われば行為を止める」というのは「自分が変わらずに済むための逃げ口上」でしかない

 これに類似した勘違いに「祈ったら病気が治った→祈ったことが治った原因」等がある。目に見える事象のみで物事の因果は測れない

其の三「虐めは人格に問題がある者を矯正する手段」

 人格矯正に必要なのは広く豊かな経験や知識であって虐めではない。寧ろ却って人間不信社会憎悪を増しかねず逆効果。この場合、矯正すべきは「虐め以外の手段を知らない」者の浅はかさである(躾と称した虐待体罰も同じ)

其の四「弱いから虐められる。強くなればいい」「この世は弱肉強食

 其の二と同じで、論点のすり替えである。虐め回避法として必ずしも間違いではないが、これによって虐めの原因が無くなる訳ではない。なお弱肉強食生物界の一側面に過ぎず、共生など異生物間ですら相互扶助している例は幾らでもある

其の五「周囲に不快感を与えたのだから虐められても仕方がない」

 感情に自己責任が取れない者の自己正当化である。不快感の原因はそれを感じる各人の固定観念であり自業自得。他人のせいにするのは筋違いである(虐められた不快感も同様。>1-3参照)

其の六「虐めは本能、必要悪

 本能とは呼吸・睡眠・摂食のように「生命維持に欠かせない行動」をいう。虐めてないと死ぬ人はいないので本能ではない。また必要悪とは自動車のように「危険性・環境負荷」を孕んでいても「利便性・経済効果」が上回るような事を言う

 これらの理屈は、虐める事で快楽を得る側の自己正当化に過ぎない

其の八「虐めは無くならない」

 いつの時代も「成長途中の人間」が存在する以上道理だが、それは「無くそうとしても無駄」という理屈にはならない

 多くの名も無き人々の不断の努力により人知れず無くなって(解決して)いる事例は幾らでもある。大きく報道されることだけが全てではない

其の九「虐めをしたら厳罰に処すればよい」

 飲酒運転と同じで、安易な厳罰化や一時的な対処は問題の陰湿化・冗長化を招くだけである。虐めは脳が未成熟な証拠。何らかのストレスが背景にある事も多いので、非難や制裁以前に監察や教育を施すべきである

其の十「虐められる側を助けるべき」

 緊急時なら間違いではないが、真に救うべきは”愛に飢えた”虐める側である。被害者を救う必要はない。加害者側を救えば被害者自動的に救われる。その事を無視して被害者のみを救おうとする行為は自己満足に他ならない

以上を読んでも尚「虐められる側にも原因が」と主張する人は、己の非(愛の欠如)を認めたくないか感情に自己責任が取れてないか、さもなくば読解力がないのである

2007-10-28

http://anond.hatelabo.jp/20071028213758

違う。PCのような環境負荷の高い製品はそもそも使うべきではない。ネットになどつないだらさらに化石燃料を消費するだけ。愚の愚の愚の愚の骨頂。

http://anond.hatelabo.jp/20071028212922

違う。紙のような環境負荷の高い製品はそもそも使うべきではない。リサイクルになどまわしたらさらに化石燃料を消費するだけ。愚の愚の愚の骨頂。

2007-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20071014202342

いち増田としての意見

増加しているのは確かだが微増にすぎない。

  • 事実2:地球の平均気温は、ここ数十年で0.5度上昇した。

地球の平均気温というくくりに否定的。

日本アメリカの地表付近の有人地区の気温の変化にすぎない。

二酸化炭素は、温室効果ガスには違いない。

だがこの主張は二酸化炭素の毒性を言うのと同レベル二酸化炭素の特性の話しでしかない。

相関がみとめられる。

二酸化炭素もそうだが煤煙、粉塵を大量に大気中に放出していることをくれぐれもお忘れなく。

フロンから生物まで、あらゆるものを地球上に巻き散らかしている。

劇的には大げさ。まだ疑念の余地はあるが、人類の活動は二酸化炭素の増加の要因のひとつにはあると思う。

  • 予想2:ここ数十年の平均気温上昇の主たる原因は、大気中の二酸化炭素濃度増加である。

これはノー。この程度の増加では二酸化炭素濃度の増加は主たる原因にはなりえない。

  • 事実6:ツバルは海面上昇と海水温上昇により被害を受けている。

詳しくは知らないがおそらくYes

初耳。

モルディブ聞かなくなったと思ったらそういうことだったの?

  • 事実8:地球の平均気温が上昇すると、陸上の氷河が融け、海面が上昇する。

ノー。10℃以下での気温の上昇と氷の融解は関連性は認め難い。

”気温”の上昇と陸地の氷河の融解に相関性は認めがたい。

しかしながら氷河が溶ける原因が人間かもしれないのは存分にありえる。

二酸化炭素と同時に放出された煤が極地まで届けば氷は太陽光で溶けうる。

陸上の氷河が融けたら海面が上昇するのはYes

そういう意味人類の活動が海面上昇に寄与している可能性は十分にありえる。

(とくに北半球の高度を飛び回る飛行機

  • 予想3:二酸化炭素濃度が上昇すると、地球の平均気温が上昇するため、海面が上昇する。

ノー。

ただ、気温が上昇した結果二酸化炭素濃度が上昇している可能性はある。

私のスタンス

二酸化炭素削減は効率的にエネルギーの使用をできているかという重用な指標になりうる。

エネルギー環境資源であるのでその効率化は税金を投じてでもおこなっていくべきである。

だけど二酸化炭素地球温暖化の主因ではない。

京都議定書のようなかたちで世界的に環境基準として強いるのならNOxのようなものでやるべきだ。

日本が主張しているような二酸化炭素放出しているから地球が暖かくなるという論法はナンセンスだ。

人類があらゆる経済活動をした結果地球環境に負荷がかかっているというのなら判る。

主因となりえるのは人類の活動であって二酸化炭素ではない。

二酸化炭素付属物だ。

環境負荷のひとつの結果として、地球規模で気象変動をもたらしている可能性は十分にある。

地球規模で気象が変動しつつあることに異存はない。

だがそれは地球上での一様な温暖化ではいない。

日本亜熱帯化というのならわかる。

昨今の気象変動については主には海流の変化だと考えている。

なにが原因で海流が変化したかはわからない。

スマトラの時の地震の影響がいまごろでたのかもしれないし、

季節風の上を飛行機が飛び回りすぎて影響がでたのかもしれないし、

今年の太陽の活動が活発だったのかもしれないし、

溶けた氷の量がおおすぎてかわったのかもしれないし、

もっといろいろひっくるめて全部かもしれない。

だが世界的に気象が変化しつつある様は、様々な報告から知ることができる。

関係ないかもしれないけど、太陽の活動だっていつも一定ってわけじゃないんだよね?

http://swc.nict.go.jp/sunspot/

2007-05-23

http://anond.hatelabo.jp/20070523051930

パックは洗って回収へ。

素朴な疑問なんだけれど、納豆パックを洗って出る排水が与える環境負荷と、

パックを再利用することで節約できるエネルギーって、

どっちが大きいのかな。

場合によっては、無理にリサイクルするよりそのまま捨てた方がいいものもあるような気がする。

風力発電も、風車の材料を作ったり寿命が来て撤去したときに出る廃棄物

処理とか考えると、必ず効率がいいってわけでもない、とか聞いたことがある。

2007-03-03

環境負荷のご相談

question:1171711365

>もっとも負荷の少ない洗い方を教えていただければ助かります。

誰しもが「舌で舐める」が100%正解だと思っている筈なのに、何故誰も答えなかったのでしょうか?

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