はてなキーワード: ノロマとは
アンパンマンはまだ来ない。
ちびゾウくんやカバオくん、そしてでんでん一座の役者達が岩の陰に隠れていた。
これはだいこんやくしゃが指示したことだ。
「絶対に声を出してはダメよ。大丈夫、カレーパンマンもしょくぱんまんもいるから。それにアンパンマンも必ず助けに来るわ」
だいこんやくしゃの言葉を聞いて、子ども達は少し安心したような表情になった。
だいこんやくしゃも大きなダメージを受けて倒れていた。
下手に動くと敵に見つかるので、うっすら目を開けて辺りを見渡した。
(ああ、なんてこと。カレーパンマンもしょくぱんまんもあんな姿に…。今動けるのはアタシだけ…考えるのよ…アタシにできること…)
アンパンマンが助けに来るまで、子ども達はもちろん一座の大事な役者達をなんとしても守らないといけない。
その時だった。
「はーっくしゅん!」
おそらくカバオくんだ。
「グゴゴ…?」
敵がその音に気付き、岩の方に視線を向けた。
(マズいわ!マズいマズい…!)
だいこんやくしゃは痛む体をムリヤリ起こした。
そして、考えるより先に走り出していた。
だいこんやくしゃの声があたりに響いた。
それは日頃の芝居で鍛えた、遠くまでよく通る声だった。
「グゴグガガァァァ!」
敵は雄叫びを上げて向かってきた。
だいこんやくしゃは子ども達の隠れている岩と反対方向に走った。
「ほら、ノロマさん!アタシはこっちよーーーー!」
だいこんやくしゃの挑発は敵を更に怒らせた。
「よ、よせ…その傷じゃ無理だ…」
「やめるんです…だいこんやくしゃさん…あなたがやられてしまう…」
カレーパンマンとしょくぱんまんの声はだいこんやくしゃには届かない。
「ほら!!こっちよ!」
だいこんやくしゃは力の限り走った。
しかし、思うように足が動かない。
敵はどんどん近づいてくる。
(なんのこれしき…芝居では見栄を切っていたけど、今は見栄を張らせてもらうわ!アタシの役者魂、ナメないでよね!)
「だいこんおろしーーー!」
「グワアアア」
少し距離は開いたが、奮起した敵はさらなる勢いで追いかけてきた。
だいこんやくしゃはついに崖っぷちまで辿り着いた。
「グォォォ!!!」
敵は咆哮し、今にも飛びかかってきそうだ。
「フフ、少しは早く動けるのねノロマさん。さあ、どうする?この先は崖。アタシに飛びかかったらどうなるか、おバカなあなたにも分かるでしょ?それとも、アタシと一緒に奈落の底に落ちてみる?」
その言葉に敵は動きを止めた。
だいこんやくしゃは捲し立てた。
「この崖から落ちたら、さすがのあなたでも助からないでしょうね。しかも、その図体の大きさ。アタシの何倍も、いや何十倍も痛いはずよ!」
敵は少し思案しているようだった。
「痛いのはやっぱり嫌なのね!かわいいとこもあるじゃない。さあ、これ以上馬鹿なことはやめて巣に帰りなさ…!?!?」
突然、だいこんやくしゃの体が浮いた。
敵の背中から植物のツルのようなものが伸び、だいこんやくしゃの体に巻きついたかと思うとそのまま空中に持ち上げたのだ。
「なあに、これ?こんなの隠し持ってたのね。面白いじゃない…う…ぐ…」
ギリギリと締め付けられる。
思わず顔が歪む。
敵はニヤニヤしながらだいこんやくしゃを見ている。
「うう……」
敵がグッと力を入れた。
「いやあーーーーー!!」
いっきに締め上げられただいこんやくしゃは耐えられず叫び声を上げた。
「アーンパーーーンチ!!!」
「グォォォァァァ」
突然の衝撃に怯んた敵は、触手を解いた。
触手から放り出されただいこんやくしゃをアンパンマンは素早く捕らえた。
そして、共に辿り着いたアンパンマン号のところまで連れて行った。
「ア…アタシのことはいいから早く行って、アンパンマン。岩陰に…子ども達が隠れてるの…アタシの一座の役者達もいるわ…。敵はまだ気付いてない…早くあいつを倒して、助けて…あげて…」
「なんだって!?子ども達があそこに!?アンパンマン、だいこんやくしゃのことは私とバタコに任せなさい」
「それいけ!アンパンマン!!」
そのあとは、あっという間だった。
アンパンマンは敵に触手があるのを逆手に取り、舞うように飛ぶことで敵自身をグルグル巻きにした。
また、アンパンマン号のおかげでカレーパンマンとしょくぱんまんも復活し、連続トリプル攻撃で瞬く間に敵を倒した。
岩陰で震えていた子ども達も、その勝利を見届け笑顔で駆け出してきた。
全てが元通りになったかに見えた。
「座長!!」
「座長!しっかりして!」
その声に、みんなが集まってきた。
そこには、アンパンマン号にもたれるように座るだいこんやくしゃがいた。
「私はパンのことなら何でもできるのだが、大根のことは残念ながら…」
「さ、さすがアンパンマン。ありがとう。よかった、みんな…助かったみたいね。大円団ってわけね」
「だいこんやくしゃの声のおかげで、みんなの場所が分かったんだよ。それで僕もジャムおじさん達も辿り着けたんだ!」
「そうなのね…毎日欠かさず発声練習をしていた甲斐があったわ…」
「だいこんやくしゃの演技のおかげで、敵が子ども達から遠ざかったんだぜ!あの傷で大したもんだったぜ」
「それに、崖に追い込まれても素晴らしい口上で敵を食い止めました!」
「ふふふ、今まで演じたどれよりも難しい役どころだったわ…。でも、大成功のうちに千秋楽ってところね。……ふう…あらら…私の役者生命もここまでみたい…」
「だいこんやくしゃ!!」
「座長!」
「アンアン!!」
「アタシはパワーもないしヒーローにもなれなかったけど、誇りを持って役者人生を生きてきたわ…。それが何のためになるのか…誰かの役に立つのか…悩んだこともあったけど…こうして大勢の人に見守られて逝けるのなら…私の選んだ道は…間違ってはなかったのね…」
「もう…喋らないで…」
「…そうね。表情で語るのも役者として大事よね…。一世一代の演技を演じ切れて…もう思い残すことは無いわ…。アタシの部屋に未発表の台本がたくさんあるから…演目には困らないはず…。これからもでんでん一座を…よろしく…ね…」
だいこんやくしゃの手がだらりと下がった。
まるで眠っているような穏やかな表情だった。
『機長!私はドジでノロマな亀です!』
これ結構明文化されて張り出されてるところが多いが、ほとんどの場合みんなガン無視して片側に寄って立っている。
片側に重さが偏って機械に良くないって話もあるし、単純に歩くと危ないというガキでもわかるような側面もあるのに、いい大人が全員揃ってルール無視を徹底しているのは清々しさすらある。
でも確かにみんな左側に立ってんのに右側で一人だけつっ立ってて、後ろから来た人にどいてくださいと言われたら張り紙を指さす、みたいなムーブはチョー性格悪くて異常な感じはある。
いじめていた側の話ってあんまりないよね。匿名ダイアリーらしくいじめっ子側の話を書くよ
いじめって流動的だったなーと今にして思う。
それまで別になんともなかったのに、クラスで人気の子供と偶然同じキーホルダー付けていて、(アイデアを)パクったとしていじめのターゲットになる。しかし一週間後には、体育の時間にノロマだったとかいう理由で別の子供がターゲットに。そしてまた別のターゲットができる。
自分がいついじめ被害側に回ってもおかしくなかった。誰ともキーホルダーがかぶらないように、目立たないように、かと言って地味すぎないように気を使った記憶がある。たぶんみんな同じだったと思う。ちょっとヘマやらかしたやつがやり玉にあげられただけだろう
こういういじめはどうすればなくなるのか。
自分はいじめのリーダーみたいな子供だったけど今は心から世のため人のために働きたいとおもって仕事やってるし、特に罪悪感からではなく、やりたいからチャリティ活動もしている。
父親はものすごい内弁慶で、人前に出たときは借りてきた猫のように大人しいが、
アルコールが入って家族しか周囲にいなくなると、人や物事をすぐにバカにしだす。
笑えたり個性的な視点がある毒舌ならまだ興味深いが、往々にして酷くつまらない。
少ない人生経験とネットでお手軽に接した情報から導き出された凡庸な偏見だ。
障害者なら障害者らしくハンデキャップを貰って生きていれば良かったのだが、
不幸なことに一応健常者としてラベリングされ、周囲もそう認識してしまったゆえに、
ノロマで頭が悪い上に性格も悪い人と認識されてしまったようで、これまで生きてきて他人との付き合いでは往々にしてひどい目にあってきたようだ
それもあって、年を取るごとにどんどん人付き合いを切っていき、今では家族ぐらいしか会話をしたがらない。
電話が鳴っていても出たがらないし、来客が来ても出たがらない。友人はいない。
それならそれで例えば電話に出ないなら契約解除すればいいと思うのだが、それは嫌がる。
使わないけど現状が変化するのが嫌いなようだ。発達障害者らしい。
人付き合いが嫌いで、性格も悪い父なので、喋る相手が家族しかいないわけだが、
なんせ口にする話題がテレビを見て、芸能人や知らない一般人の悪口なのだから、家族としても付き合ってはいられない
適当に流して黙殺するか、我慢できなくなったときは、反論したりお前の発言は気分が悪いから黙ってろと言ってみたりするのだが一向に治る気配がない。
まあとっくに定年引退するような年まできてしまったのだから、今更治るわけもないのだが。
そんなこんなで今の今まで続いてきたが、最近気がついたのは、おそらく毒舌は父親なりの一種のコミュニケーションの努力なのかもしれないと思い始めた。
出不精でコミュ障で頭が悪く性格もネガティブな父親は普通に話をしても話に中身がなくて家族であっても死ぬほどつまらない。
そんな父が人から反応をもらえる唯一の方法は、ひどい悪口を言うことなのかもしれない。
悪口を言ってる相手は、相手を不快にさせてもかまってもらえるからだ。
そう思ったからといって、これからは優しく接してあげようなどとは微塵も思わないのではあるが。
あーめんどうくさいなー。趣味でも作ってSNSで人と繋がって外に居場所作ればいいのにな。
Twitterで、すごいデブが痩せて人間が怖くなった、という漫画を読んだ。
その作者程ではないが私も小さい頃からずっとデブで、進学を機に数年かけて20kg以上のダイエットに成功した。
でも私は醜くても私を大事にしてくれる人、正しく評価してくれる人がいることを知っている。そして何より、醜い時はそういう人しか親しくならなかった。なれなかった。
それ以外の醜い私を見ない、あからさまに違うものとして扱う人達は私の世界の外にいる人達だった。
デブという見た目的な不利は、とっても優しい人とそれ以外を分ける、分かりやすいフィルター。
醜いことは圧倒的に有利だ。最小限のアクションで、いや寧ろ何もしなくても深く関わるべき人間を選別できる。
今はあの時よりずっと多くの人が私に優しい。
それで惚れられることさえある。
真面目でつまんないが丁寧で印象いいだって。
笑える。クソが。ほんとバカばっかりだな。
正直言ってこんなバカばっかりだと気づく前の+20kgの私の方が可愛かったし優しかったし純粋に生きてたし真っ直ぐだったよ。
見えてなかったんだろ?
気づいてなかったってことだろ?
もったいないねぇな。
別に気づかないまんまそうやって見た目だけ見て生きたらいいんじゃない。
でも私は気づける人間だよ。ざまーみろ。
醜いと中身だけを見てくれる人だけで人間関係が完結する。綺麗だと、中身を見てくれてる人と綺麗な人だから中身を見るって人の区別がつきにくく、後からいらない失望することになる。
って話。
ということを最近とみに感じるようになった。
少なくとも、本当に最初に成人向けコンテンツに触れたあたりでは
まだそこまでこじれた性的指向はなかったと思う。
当時から触手やオークに女の子が襲われるシチュエーションは好きだったけど、
でも基本的にモンスターであまり意思がないので、単純にぬるぬるしてて
割と女の子も(手段はどうあれ)気持ちよさそうになるやつが好きだった。
けど歳を重ねるにつれて、どうやら自分は社会の底辺なんだということに
薄々気が付きはじめた。何をしてもどんくさくて笑われるし疎外される。
みんな愛想笑いしてるが、本心ではこんなゴミと一緒に居たくないと思ってるのだろうなと
そういうことがようやくわかるようになったあたりで、
攻め役が人権を剥奪して罵倒し暴行まがいの行為をする話に興奮するようになった。
あれこれ作中で顔なし主人公が褒めそやされてもまったく感情移入できない。
たんなるフィクションだとはっきりわかる。
ラブラブなイケメンと美女がエッチしてるのはそれはそれでいいなと感じられるし、
ある程度は興奮もする。まあ普通に絵がよければヌける。
でも罵倒されて豚以下の扱いになる話の方が十倍くらい興奮する。
肯定された気分になるのだ。人間捨てて獣みたいに這いつくばって
喋んな動物らしく鳴いてろみたいな話も、
もう一生懸命考えて口に出した言葉でみんなが変な空気になることもないと思えば
嘲笑はされるけど、それは頑張った結果嘲笑されてるわけじゃない。
そのままバカをやってバカだと笑われるだけだ。裏切りはそこにない。
頑張れやればできるなんてまったく思ってもいない言葉を吐かれて
結果できないやつだと笑われるよりよほど単純明快、わかりやすくていい。
周りは何も求めてない。クズがみじめに踊ってれば笑える。それで十分だ。
もちろん、実際にそういう行為をやりたいわけではないし、
当たり前だが痴漢も拉致監禁強姦も違法薬物も全部犯罪だしやる奴が100%悪い。
うんこしか食えなくてもケツからアルコール注がれても死なないしね。
頑張れ前向きに生きろ努力して偉くなれなんて誰も言わない。
むしろどこに生産余力があると思ってた?ピエリ守山が来月からマスク工場にはさすがにならんぞ。
たまたまシャープの工場が遊んでただけで、なおかつ鳥取でマスク生産設備を寝かせてたのは鳥取だからだぞ。
二束三文の土地と税金だからな。それも売れない使い潰しの設備を酔狂な経営者が捨てなかった程度のものだ。
大体の日本の製造業の土地は売られてイオンモールかマンションになって、売れそうな生産設備は大陸に流れていくんだ。
もし来年から石炭が必要になったからって、夕張で掘ろうと思ってもたぶん5年後にしかならないぞ。こんなノロマな日本国ではな。
製鉄所も高炉の火を止めたら炭鉱みたいに廃墟萌えみたいな場所になって、いいとこ産業世界遺産でも目指すくらいしか用途はないぞ。たぶん二度と戻らない。
どこにも余裕もないし、メンテするような暇人もどこにもいないし、だいいちもう土地がない。
アビガンの原材料は富山の化学メーカーがコストで負けて寝かせてたプラントを7月までに立ち上げ直すらしいけどな。良くてもそんな程度だぞ。
色々と後悔も多いけど、それは今だから感じることで、当時の自分からしたら精一杯だったなと思う。
数年前を振り返ると、やっぱり子供だったし、甘かったし、視野が狭かった。
能力以上のことをやりたがって、いっぱいいっぱいだった。
特別なことじゃなくて、ありふれた普通のことでも、私にとっては無理があった。
他人よりも大分トロくさいし、バカだから、周りと同じようには生きられなくて、それに気づいていなかったわけではないけど、認めてはいなかった。
今は認めてるというか、もうそうなんだと納得してる。
そしてそれでも、いいやと思ってる。
よくないと思っても、言われても、どうにもならないことだから。
最近25才になった。
頑張ってたというか、必死ではあったと思う。
「退勤時間じゃないの?大丈夫?」ってどういう心理で言ってくるんだろう
お前のせいで大丈夫じゃないんだが
私は帰り時間を心配してあげたのに増田のやつが勝手に居残りしてるって方向性に持っていくためのポーズなんだろうか
それでこっちが2時間くらいサビ残してても「お疲れ様!頑張ってるね!遅くまでご苦労様!」って
労ってるつもりなんだろうけど
本当はお前が言うべきなのは「あなたは非常勤なんだしこんな時間まで居ちゃ駄目!」「仕事振りすぎたね、ごめんね」なんだと思うんですが
内心では「たとえ非常勤でもサビ残は当たり前」「増田、仕事おっそ!ノロマ!無能!終わらせるまで何時でも帰るなよ」と思ってるからそういう言葉が出てくるんだろうなあ
絶対に有り得ない。
役柄を毎回変える器用な役者ではないが、マッチョイメージってだけでラズベリーに選ばれたり、アクション俳優という「キャラクター」で不当に蔑まれてきた人だ。
スタローンの演技力の証明としては何より、「スタローンと競演した役者が輝く」という逸話がある。
『エクスペンダブルズ』のステイサムはわかりやすいが、『ロッキー』のエイドリアンにしても『ランボー』のトラウトマン大佐にしても、あんまり面白くない『暗殺者』で共演したバンデラスにしても、スタローンと絡んだ役者の活躍が記憶に残る。
共演者に花を持たせるのは「脇役役者」が持つ特性で、なんだ、主演の癖に脇役レベルじゃねえかと馬鹿にしたくなるかもしれないが、逆に脇役のように「他人を輝かせる」演技はうまくなければできないことなのである。
アイドルやタレントの主演作品で脇役を大御所俳優で固めるのと同じ事だ。
もちろんいくつも記憶に残るキャラクターを演じていることを考えれば、共演相手に食われているわけでは決してない。
あんなゴリゴリの見た目に濃い顔のアクション俳優なのに、自分が目立つのと同時に相手に合わせた「受け」の演技ができる柔軟さを持っている事に、みんなもっと驚くべきだ。
これはスタローンが演出家・脚本家としても優れているからこそできる芸当だろう。
(『ロッキーザファイナル』において、ロッキーの続編なんてと世間が馬鹿にする中、結果的に実力だけでその年の映画界の話題をかっさらった手腕を見よ)
ただの「筋肉バカ」「脳筋っぽい」と思っている人は、こういった彼の特徴に気づきもしないのだ。
伊達に、デニーロから超馬鹿にされながらも彼と共演して真正面からデニーロスタイルの演技対決を挑み、そして20年後にW主演で再共演を果たした男ではない。
世間からずっと馬鹿にされながらも、ファンはずっとスタローンの演技のうまさを唱え続けてきた。
そのたびにラズベリー賞なんていう何の権威も批評性もないただのお祭り騒ぎを根拠に、周囲からは馬鹿にされた。
その結果、「全盛期を過ぎてから評価する」でお馴染みのノロマなアカデミーでも、2015年、ついに『クリード』でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
新しい上司がやる気に満ち溢れていて眩しいくらいポジティブで最初は今までの放任主義の上司と違ってなんていい人だろうと思ってたけど真人間というか仕事人間というか自分と人種が違いすぎて辛い
上司と言っても別々の場所で別の仕事をしていることが多く、私の仕事は「レジピッピッするだけの仕事」と思われている
いやまあピッピッはするけど接客もあるしその合間に値札つけたり品物をいい感じの配置で並べたり廃棄処分の手続きとか色々あるんですよって言ってもピンと来てもらえなくて
これぜ~~~~んぶ棚に並べてね!あとここからここまでは処分しようね!簡単だね!と
物は腐らないし取引先がいるわけでもないし締め切りもないのに○日までにやろう!と言われ
古い品物の処分なんかゴミ箱にポイ!するだけでいいと思っていていや処分にも色々手続きが……と説明してもやっぱりあまり分かってもらえなくて夏くらいに毎日サビ残をしていた
辛すぎて別の人に愚痴ったらそれとなく本人に伝えてくれて「急かしてごめん、○日に終わらせなくてもいいし勤務時間通りに帰っていいから」と言われていたのだが
今日見せてもらった人事評価が5段階中3中心で仕事のスピードについては2だった
そもそも人事評価を導入するのは来年と言われていたはずなのに唐突にいや今年からですけどみたいなことを言われて二重に不意打ちで言葉が出なかった
時間通りに帰っていいとか言っておきながら内心は増田さんってノロマだなあと思ってたんだな
上司は、というかこの業種の正規雇用の人たちはサビ残や持ち帰り仕事当たり前で休みの日にも仕事のために車を走らせ仕事に必要なものを見繕ってレンタルして車に積んで月曜日に積み荷を職場に運び込むなんて当たり前のようにやっていて
でも私は正規じゃないし手取りも10万くらいだし5年に一回契約切れる不安定な立場だし車も持ってないし休みの日にも働くなんてやりたくないのでやらない選択をしているのだが
何で増田さんは仕事のためになることをしないんだろう、勤務時間内にできないんなら勤務時間外にするべきなのに、どうして?とキョトンとした顔で何の悪気もなく不思議に思っているのかもしれない
たぶんそっちの地域だと私と同じ職種でも正規雇用でフルタイムでそれなりの給料をもらっているのかもしれない
だから上司は私が限られた予算でやりくりしなければならないことやフルタイム勤務じゃないことや給料が少ないし立場が不安定なので職場にそこまで尽くす義理を持たないことに思い至ることができないのかもしれない
超がつくポジティブでちょっと天然でネアカでセロトニン常時ドバドバ出てますみたいな人だし妥協して職種選んで嫌々出勤している人の気持ちなんて分からないんだろう
でもそんなにポジティブな上司がおそらくもっと上の人に「増田さんの人事査定しなきゃいけないんだけど増田さんの働きぶりはどう?」と聞かれ「仕事が遅いです、5段階で言うと2ですね」と伝えてこうなったであろうことを思うと気持ちが悪くなってくる
中学生の時よりまともな人間になれた気がしてたけどそれは自分のゴミっぷりを直視させられる機会が減ったからでやっぱりゴミはゴミなんだなあ
今年は契約が切れる年だからまた試験受け直して採用されなきゃいけないけどあの人事評価が影響するなら落ちるかもなあ
送別会は上司が花束を贈呈する役なんだろうけど増田さんはいつも頑張っていて~って心にもないことを言わせることになって申し訳ないなあ
と先のことばかり考えてしまう
あ~~~~仕事したくないなあ
強い奴のために世界は存在していて、強い奴は弱い奴になにをやってもいいっていうルールが未だに強い。
車が歩行者に優しくないのは、時速80kmで突っ走る車様の行く手を時速4kmでし歩くノロマ人間が邪魔していいはずがないっていう意識が根底にある。
障害者に対する扱いも、健常者様が作った社会の中でお前らを生かしてやっているのに生意気に口出しするなと認識されてる。
この国は、強くないと正しくなれないし、何も主張できない社会なんだ。
ただし、弱者にも強者に好かれる権利があって、それで強者に対して救いを求める機会が与えられている。
アンパンマンのカバオくんが、アンパンマンのお友達だからっていう理由で、バイキンマンからの不当な要求をアンパンマンという最大の強者の手を借りて跳ね返している光景が、幼児向け番組でやっていて、それを見せている親は「倫理観が育つわ~~」と安心している。
そういう国なんだよね。
強い奴の慈悲によって世界は成立しているという大前提で動いてる。
ノブリス・オブリージュなんてものは、この国ではいまだかつて一度も存在したことがない。
そういう国なの。