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はてなキーワード: デフレとは

2020-09-27

GoToキャンペーンで大盤振る舞いで「次も来てもらえるだろう」なんて楽観的なことを言ってる知事が居るけど、提供されるサービスに対してタダみたいな値段だから来てくれるわけで、次に正規の料金で来てもらえるって考えているのが笑えるよな

完全な官製デフレ状態!!

大盤振る舞いした後に残された税負担による格差拡大で、上級国民公務員を除いたらもう旅行を楽しむ余裕なんてなくなるだろ

クルーズ船に乗っている人たちをテレビで見ていた一般国民

まさに徒花

2020-09-25

デフレは蓄財を終えた金持ちにとっては天国である

デフレを望んでいるひとというのは、実は日本には結構いるんだよね。

そう。富裕層である

なぜなら、金が持っているだけで実質的価値が上がるからだ。

こんなことは基本的ことなので、今更繰り返すのも恥ずかしい。

からデフレは良いものという認識金持ちほど強いんだよね。

持ってるだけで金の価値は上がるし、労働力に再分配しなくてよいのだから

給料を上げろいい加減。

2020-09-23

デフレ経済を殺す

デフレものの値段が下がっていく=お金価値が上がっていく=何か買うより貯金しておく方が得。

まり企業設備投資より現預金の積み上げや自社株買いが正解になってしまう。

設備投資裾野も広く経済を回すが、自社株買いは富裕層のみにリターンが限られる。

格差が拡大する。

家計セクションでも、買うかどうか迷っている買い物があるなら、後回しにした方が良いことになる。

後で買った方が安くなるので。

企業家計お金を使わなくなっていく。景気が冷える。賃金も当然伸びない。

経済死ぬ

(適度な)インフレだと逆になる。

企業銀行からお金を借りてでも設備投資をする方が良い。

家計も買うかどうか迷ってる消費があるなら早く買った方が良い。

あとからだと設備も消費も今より値段が上がるから

経済が良くなるのは明らかにこっち。

2020-09-21

anond:20200921124452

それを言明すると、国民は将来に備えて貯蓄する

国民が貯蓄するとデフレ悪化して、たくさんの失業者が出る

国はお金は出して財務省に怒られるの嫌だけど、経済悪化責任取るのも嫌

からどっちつかずで勝手経済回って回復してくれねーかなーって思ってるよ

2020-09-19

anond:20200919235250

細ってきた中間層に対して、消費税減税でデフレになる理由説明されてないね

別の理由デフレになるって話があって、消費税減税はそれとは関係ないのじゃないかね?

関係なく、消費にかかっていた枷を外すのだから、消費が増えデフレに対抗してインフレに導く。

anond:20200919234712

細ってきた中間層は将来不安から金を貯め込むだろうし、消費税を下げたからその分消費が増えるとは限らない。デフレ債務者にとってはつらいし破産法改革とかモラトリアムとか金利控除とか考えていいと思うけど、それで消費が減ったら将来デフレになると思うから貯蓄したほうが特になるので(債務モラトリアムも解除できないと思われる)以下スパイラル産業政策別にほかでもできるけど。グリーンニューディール政府固定資本形成の一部フレキシブルフリーズを組み合わせて(もちろん将来不安による消費抑制を考えて福祉拡充するし、福祉フレキシブルフリーズしない)インフレデフレタイムラグに柔軟に対処できるようになってから消費税減税でいいでしょう。

anond:20200919234504

消費税はまさに金が動くところにかかる枷なのに、それを解き放ってデフレになる理由が全くわからんのだけど。

あとさ、社会保険は今のままでいいわ。社会保険租税化すると「消費税を上げて社会福祉と言いつつほぼ全額所得税法人税減税に使いました!」という詐欺ばなしの餌にされるから

anond:20200919234052

法人税所得税ベースはわかるし、医療保険とかは租税化してイギリスのnhsみたいにするとかでもいいとおもう。消費税減税はタイミングを間違えるとデフレになるし、産業政策にも使えるから柔軟性考えて軽減税率拡充のほうがいいのでは?

2020-09-18

anond:20200918191810

都内の戸建てなら回らなくなったら回らなくなったで売れば金が増えて戻ってくるまであるんじゃないかなあ。

こっからまたデフレ突入して地価が下がってくとは思えんのだよなあ。

かいい車なんかそれこそ金をドブに捨てるようなもんだろ。

車好きの家が一番金残らないよ。

2020-09-12

デフレに反対してそうな人たちが草刈りボランティアをしている

お前らのせいだぞ。

anond:20200912041320

た たとえば、たとえばですね、私たち国会議員国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない

2020/04/07 新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見

http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0407kaiken.html 32分20秒より

ち ちょっと遺憾だった

2019/07/02 「大阪城エレベーターを付けてしまいました笑」と発言した事に対して。本人の直接発言動画は無さそう

https://youtu.be/kkVjt74DIkE?t=10

つ 次は私が金正恩委員長と向き合う番だと思っている

2018/08/23 動画は無かった

https://digital.asahi.com/articles/ASL8R72DLL8RUTFK01F.html

2019/04/26 何度か同じような発言をしている?こっちは動画があった

https://youtu.be/7n-s2OOPoJc?t=149

て デフレではないという状況を作り出すことはできたが、デフレ脱却という段階には至っていない

2016/01/04 安倍内閣総理大臣年頭記者会見

https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0104kaiken.html 16分20秒より

同じことを定期的に言ってる?

https://jp.reuters.com/article/abe-boj-monetary-easing-idJPKBN1FP0FF

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HDF_Q9A011C1000000/

2020-09-10

元総理名言かるた元総理名言集)

安らかにお眠りください。

……………………………

長い間総理お疲れさまでしたということで、印象に残る発言の数々を50音順に集めてみました。キラキラ輝くキャッチー発言、これこそがレガシーだ。

あ 悪夢のような民主党政権

い 意味のない質問だよ

う ウラジーミル君と僕は、同じ未来を見ている

え エンゲル係数上昇は食生活の変化によるものです

お お答えは差し控える

か 籠…池…さん…でしたっけ

き 緊張感を持って注視する

く 空前絶後の規模、世界最大の対策によって、この100年に一度の危機から日本経済を守り抜きます

け 権力ガンガン使うものなんですよ

こ こんな人たちに負けるわけにはいかない

さ サンゴについては移している

し 森羅万象すべてのことに答えなければならない立場ではあります

す スピード感を持って支援をお手元にお届けしてまいります

せ 責任を取ればいいというものではない

そ その日は外遊がありますので国会には出られません

た たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない

ち ちょっと遺憾だった

つ 次は私が金正恩委員長と向き合う番だと思っている

て デフレではないという状況を作り出すことはできたが、デフレ脱却という段階には至っていない

と トランプ大統領とは完全に一致しております

な なるべく冷静にしようと思い、息を4秒吸って8秒吐くようにしている

に 任命責任は私にある

ぬ 布マスクは洗剤で洗うことで、再利用可能なことから、急激に拡大しているマスク需要対応するうえで、極めて有効

ね 年金を充実する唯一の道は、年金の原資を確かなものにすること、すなわち経済を強くすることだ

の 農家不安にもしっかりと寄り添い、万全の対策を講じていくことが必要

は 幅広く募っているという認識でございました。募集してるという認識ではなかったものです

ひ 一つだけ大きなミスをしてしまいました。エレベーターをつけてしまいました

ふ 「復興五輪」と言うべき本年のオリンピックパラリンピックなどの機会を通じて、復興しつつある被災地の姿を実感していただきたいと思います

へ 辺野古への移設、全く新しい基地を新たに増やすのではない

ほ 本日、我が党所属であった現職国会議員が逮捕されたことについては、大変遺憾であります

ま まさに、日本モデルの力を示したと思います

み みっともない憲法ですよ、はっきり言って。それは、日本人が作ったんじゃないですから

む 無利子融資民間金融機関に拡大するとともに、前例なき26兆円規模で納税社会保険料の支払い猶予を行い、事業継続を後押しし、雇用を守り抜いていきたい。

め 目指すは、新たな日常をつくり上げることです

も 森友学園先生教育に対する熱意は素晴らしいと聞いております

や 野次は止めてください

ゆ ゆずは9年の花盛り。このゆずまでは責任を持って大きな花を日本に咲かせたい

よ 読売新聞に書いているので、熟読していただければいい

ら 拉致問題解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことはない

り 立法府の長であります

る ルールは守らなきゃ

れ Let me assure you the situation is under control.

ろ 論破をさせていただいた

わ 私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい

――――――――――――――――――――

(以下、空札)

い 印象操作するのはやめたほうがいいと思います

う 嘘をついたと認めたほうがいい

か 過去を振り返っても、あるいは前政権批判しても、今現在私たちが直面をしている危機課題解決されるわけではありません

こ ゴルフダメでですね、テニスはいいのか、将棋はいいのか、ということなんだろうと思います

け 玄関まで出てこられたプーチン大統領秋田犬のゆめを連れて出てこられまして、私も、見た目が結構迫力があったものでございますから、少しこわごわ手を出したところ、ぺろっとなめていただいたんですが

こ これからの長い人生、失敗はつきもの。何回も失敗するかもしれない。大切なことはそこから立ち上がること。そして失敗から学べれば、もっとすばらしい(2022/3/19 近畿大学卒業式 ※退任後の発言

さ サリンを弾頭に付けて着弾させる能力を既に北朝鮮保有している可能性がある

そ そのとき社会はあたかリセットボタンを押したようになって、日本景色は一変するでしょう

そ そんなに興奮しないで下さい

ち 朝鮮半島平和統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆様に敬意を表します(2021/9/12 UPF(天宙平和連合主催神統韓国のためのTHINK TANK 2022希望前進大会基調講演 ※退任後の発言

に 日教組日教組

は buy my abenomics

は 早く質問しろよ

ひ 非常にジューシーですね

ほ 方向性を持って検討する

り 両国のすべての国民利益をもたらすウィンウィンの合意となった

わ 私が言っていること、嘘だって言っているんでしょう? それは非常に無礼な話ですよ。嘘だって言っているんでしょ、あなたは。本当だったら、どうするんです、これ

わ 私の妻や友人が関わったので、国民疑念を持つのは当然

2020-09-08

住宅費高い

1人暮らしでも年間50万も60万もする。

いったいなにがそんなに金かかるんだ?

今はデフレであれもこれも安い時代だっていうのに。

2020-09-07

anond:20200907003944

日本は余裕でデフレが30年続いて30年停滞する国ですよ?

2020-09-05

https://anond.hatelabo.jp/20200902213816

どうも都合のいい総括が行われているようだ。

by-kingしろリフレ派は「なんでそのタイミング増税してるんだよ」ってキレてたでしょ

IthacaChasma 3本の矢のうち、1本目(金融緩和)は上手くいった。しか日銀金融緩和はできても需要は創出できない。2本目の財政出動が全く足りなかった。おかげでデフレ脱却ができず、賃金も増えなかった。消費税率上げは最悪。

yingze 金融緩和だけして、逆に緊縮財政増税してたよね。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200902213816

本来リフレ政策がどのようなものであったか、振り返ってみよう。

戦後の各国は、ケインズ経済学の影響の下で、財政政策および金融政策を用いてマクロ経済の安定化を実現するという枠組みを受け入れてきた。しかし、世界的な固定相場制が崩壊した1970年代以降は、マクロ安定化の手段金融政策を主軸とし、財政基本的公共財公共サービス供給に割り当てるという考え方が定着するようになった。(略)したがって、金融政策をそれ(引用者注国内マクロ経済の安定化)に適切に割り当てておけば、財政政策マクロ政策に用いる必要特にない。

岩田規久男(編)『まずデフレを止めよ』 pp123, 124

この認識を支えていたのが、

1920年代の長期的成長経路への回帰という意味での終焉については、さまざまな要因が指摘されている。「1940年3月のドイツ軍フランス侵攻によるヨーロッパからの大量の戦争資材の発注による輸出の急増とアメリカ自身軍事費の急増による拡張財政政策」(加藤[2001]199-200頁)を強調するのは加藤出氏である白川方明氏も同様に戦争を強調する(白川[2002a])。(略)

アメリカが参戦したのは1941年だが、生産はその前にすでに上昇している。1940年にはほぼ終焉が完成していると考えるべきである。(略)1941年以降、財政支出が増えたことはそのとおりであるしかし、それまでの時期については、それほど増えていない。(略)

さらに、安達氏の研究でも、公共投資の増額は大恐慌から回復終焉とあまり関係がないことがわかる。デフレから脱出が達成された1933年には公共投資は減少していたし(ルーズベルトは、就任と同時に緊縮財政を行っていた)、40年にはまた減少していた(図表5-3を参照)。

岩田前掲書 pp159, 160

という実証と、

そもそも先進国マクロ的な景気対策ほとんど金融政策に頼っている。というのは、資本移動自由場合金融政策財政政策より効果的というマンデル=フレミング理論のほかに公共投資のような財政支出は特定利益集団に利用される可能性が高いために敬遠されるからだ。広範な消費者対象とする減税政策であれば、こうした問題は避けられるが、財政赤字を考えると減税の余裕はないからだ。

岩田前掲書 p210

という理論だった。すなわち、緊縮財政であっても(緊縮でない方がベターであるにせよ)、レジーム転換を伴う十分な金融緩和を実行すればデフレ脱却可能だ、というのが本来リフレ政策であった。これを総括するのであれば、

  1. 本来リフレ政策は誤りで、レジーム転換を伴う十分な金融緩和を行ったとしても、緊縮財政の下ではデフレ脱却はできない。
  2. 本来リフレ政策は正しく、ターゲットインフレ率を実現できていない理由は、レジーム転換を伴う十分な金融緩和が行われていないかである

のいずれかでしかあり得ない。本来リフレ政策が実現されていたにもかかわらず消費増税のせいでデフレ脱却ができなかった、とする冒頭に掲げた意見は、本来リフレ政策は誤りであったというのが論理的必然であると考えるが、そのように理解していいのかな?

2020-09-03

白井聡氏の記事が全く理解できない

こんにちは大学政治学を学んでいる学生です。白井聡氏の論考が、鋭い指摘をしていると一部で話題になっているそうです。無料公開分を読んでみたものの、私にはどこが鋭いのか全くわからなかったので、疑問に感じた点をまとめました。

以下の引用は、論座掲載されている『【1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である』(白井聡)に基づきます

(1)

本稿で私は、第二次安倍政権2012年12月に発足し現在に至るまで続いたその間にずっと感じ続けてきた、自分の足許が崩れ落ちるような感覚、深い喪失感とその理由について書きたいと思う。

タイトルには「日本史上の汚点である」とあり、これまでの政権比較した上で安倍政権が汚点であるとの主張がなされている。しかし冒頭の段落で「深い喪失感とその理由について書きたい」とあり、タイトルと内容が乖離しているように読める。

(2)

「[多くの日本人安倍政権を支持してきたという]事実は、私にとって耐え難い苦痛であった」とあるように、記事の1ページ目全てを使って、白井氏は己の「知性と倫理基準」を満たさな政治家が支持されている現状に対する深い失望感を述べている。

しかし、白井氏が評価に用いた「基準」が明らかにされることはない。これは学術論文ではないことは重々承知だが、仮にも学者を名乗りメディア寄稿する者が、印象論を展開すべきだと私は考えない。

(3)

無論、あちこちで指摘されてきたように、どの領域においても安倍政権は長期安定政権にもかかわらずロクな成果を出せず、ほとんどの政策が失敗に終わった。

私の知る限りでは、安倍政権政策には賛否両論あった。例えば、政権代表的政策であるアベノミクスは、株価の上昇をもたらした一方で、日本経済の実力を示すとされる潜在成長率は低水準に留まっているし、デフレの脱却も達成されていない(「アベノミクスの8年とはいったい何だったのか」東洋経済オンライン)。外交についても、日米同盟を強化し安定的ものにしたという側面もある一方、拉致問題は進展を見せなかった("The Abe Era Ends, Cheering China, Concerning Washington", Foreign Policy)。これは評価問題であるから、「ほとんどの政策が失敗に終わった」と結論づけるならば、その理由を示すべきではなかろうか。少なくとも、「あちこちで指摘」されているのなら、それらを引用すべきである

(4)

こうして腐敗は底なしになった。森友学園事件加計学園事件桜を見る会問題などはその典型であるが、安倍政権は己の腐りきった本質さらけ出した。

白井氏は腐敗の例として、伊藤詩織氏に対する性的暴行事件森友学園事件加計学園事件桜を見る会問題を挙げている。これらに関しては、新しい政権の下で調査を行うことが必要だろう。流行語にもなった「忖度であるが、私には構造的な問題に思えた。というのも、忖度があるのならば、それは官邸の強い人事権、また中央省庁を頂点とするピラミッド型の組織を背景とするはずだからである官僚組織官邸から独立しているのであれば、何も官邸の顔色を伺う必要はない、また強い分権型の組織であれば、中央省庁忖度を汲む可能性も減る。つまり忖度組織構造がもたらすものであり、政権担当者関係なく起こりうるものではないか。腐敗が疑われる事例があったことは間違いないが、それを政権固有の問題として片付けるのは、政治学者としてあまり稚拙であると考える。

(5)

例えば、新元号の発表と改元の時の政権の振る舞いを思い出してみれば、それは明白だ。先の天皇(現上皇)の譲位意思に対しては執拗抵抗を試みたくせに、新元号の発表となれば、安倍は前面にしゃしゃり出て、「令和」に込めた自分の「思い」を滔々と語った。

私は年代的に平成改元とき事情を知らないが、これは比較することが必要ではないか。小渕元首相は「平成おじさん」と呼ばれていたと聞くが、それは白井氏のいう「抑制的」な振る舞いだったのだろうか。パフォーマンスとしての側面があったとするならば、今回は譲位という形をとり、準備に時間があったことも理由としてあるだろう。

(6)

十分に機能してきた制度センター試験)をわざわざ潰して民間業者を導入する主たる動機は、安倍の忠実な従僕たちの利権漁りである安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした。

「十分に機能してきた制度」、「安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした」という主張には根拠必要であると考える。両者ともに白井氏の印象ではないか特にセンター試験については、教育学等の知見があるのではないか

(7)

安倍政権下で失われたもの、すなわち公正と正義をめぐる議論が提起され、それが実行に移されなければならない。

3ページ目に入る。この引用では、安倍政権下で公正と正義をめぐる議論が失われたとあるが、果たしてそれはそもそも存在していたのだろうか?卑近な例を挙げるならば、雇用環境性差別をめぐる問題は、安倍政権以前からあったと記憶している。

(8)

体調不良とこれまでの政権運営における責任問題は、完全に無関係である

この箇所には同意できる。政権全体への評価必要だろう。

(9)

私たちの再出発は、公正と正義理念の復活なくしてあり得ず、その復活のためには、総理自身違法脱法行為の究明が絶対的必須である

この箇所には同意しかねる。(4)でも述べたように、不正為政者個人問題ではなく、構造的な側面を持つものだと私は考えるからだ。政府という巨大な組織を、その頂点にいる者が意のままに動かしていると考えるのは、あまりにも非現実的ではなかろうか。総理個人だけを追求するのは、非本質的な結論しか導かない。

(10)

どの事件にも、その背後で進行する社会構造の大変化などを感じさせるものは何もなく、ただひたすら凡庸ケチ臭い

引用文を含む前後段落意図が掴みかねる。政治家スケールの大きな不正をする方が大物だと言いたいのだろうか。

全体を通して

政治には腐敗がつきものであり、安倍政権もその例外ではないはずであるから政権の終わりを調査の終わりとしてはいけないという意見には納得できる。しかし、政治と腐敗を特定政権と過度に結びつける白井氏の論調は、腐敗・不正を許しうる構造への追求を妨げるものだ。

また、この文章を「学者」として公開することの意義は何なのだろうか。少なくとも私は「学者」という職業に就く方には、その他大勢の「評論家」とは一線を画する議論を求めたい。

評論家」ならば、印象論で語ることも、明確な根拠を示さず何らかの主張を行うことも大目に見られるであろう。しかし、専門家としての訓練を経たはずの「学者」は「評論家」とは異なる論理展開をすべきである。主張には適切な引用があるべきだし、用いる言葉定義を明確にすべきである

もしも、本来ならば専門家たるべき「学者」が、都合よく「評論家」の顔を使うのであれば、それこそ知性の劣化ではないか

記事には直接関係ないが、白井氏はFacebook上で人の生き死に関する発言を軽々しく行なったと聞く。白井氏には、そして日本大学の全ての大学人の皆様には、是非とも学者としての矜持を持った発信をしていただきたい。印象に基づく議論は、分断と対立を深めるだけである

anond:20200903011135

ここ30年は頑なにお金を刷らずにデフレを維持した日銀と、

消費増税に狂って景気回復をその都度叩き潰してきた財務省の両輪によって長期停滞を強いられてきたからね

そういう意味で片輪だけでも破壊したアベは「秀」「優」「良」「可」「不可」の優か良は確実に与えられる

ただもう片方の財務省はあれだけの長期政権のアベですら手がつけられなかった

菅がその大役果たして消費減税選挙に踏み切れるかどうか

anond:20200903005728

結局誰が悪いと言えば30年前にバブルを強引に潰した当時の日銀とその時の大蔵大臣かつその後に総理大臣になって事後処理に完全に失敗した橋本龍太郎が悪いからねえ。

その後の総理は皆その尻拭いをさせられてるだけ。

まあ日銀金融緩和路線取らせたのは快挙だと思うわ。

日銀は失われた20年の間ずっとデフレ信者だったからな。

民主党政権の時も金融緩和求めてはいたけど白川抵抗を潰し切れなかったからなあ。

2020-09-02

anond:20200901093057

技術など先々国家にとってお金を生むようなところに投資することとセットで考えたほうがいい。

このお金が「外貨」であれば要素の一つではあるな。

だって財政破綻外貨問題から。輸入をする以上、売るものは作り続けないとならない。自国通貨必要に応じて増やしたり減らしたりできるが、外貨はそうは行かないから。

けども、他にも労働需要をやや高い状態を維持することも大事インフレ=財サービス需要が強いとき商売を広げようと労働者を雇い労働需要高まる

労働需要が高いと労働者不都合待遇を受けたら転職して逃げることもできるし、転職して逃げられるのが嫌だから賃金を上げたり待遇を良くする。

デフレ真っ盛りのときブラック企業が横行するのも転職して逃げるというのがしづいから。

2020-08-28

anond:20200828183724

安倍云々ではなく、今後のためにも正当に評価すべきところは評価せねばならない。

日本経済的衰退は、デフレサービス化、および性別分業を前提とした無限定正社員制度非正規との格差を生み出してることだ。

小泉内閣あたりからずっっとさんざん言われてきたのに、やれハイパーインフレが起こるからデフレでいいだの、派遣新自由主義のせいだのと、全く手付かずだったこれらの問題が、やっとまとまった形で対処されたのが安倍政権だった。

しか消費増税は致命的だし、働き方改革など道半ばの部分もあるが、頼むから安倍憎しのあまり経済雇用改革について後戻りするような真似はせんでくれよ。

anond:20200828163731

日本の最大の問題であるデフレサービス化、そして日本型働き方の問題に真っ向から取り組み、デフレ脱却に道をつけつつ、ジョブ雇用の導入、派遣法改正非正規待遇問題もかなり前進した。

消費増税が致命的だったな。ただ他の人物ではリフレ政策すら行われず、また非正規規制の方向に進んでいたかもしれないと思えば十分だった。

とにかく、経済面ではかなりマシな方だった。

2020-08-26

コロナが終息し、インフレが来る

株価が落ちない。さすがアベノミクスは、ご本尊が息絶え絶えでも健在だ。というわけではなく、皆が買っているか株価が上がる。シンプル

なぜ、株に投資をするのか? 常識で考えたらおかしい。コロナのおかげで生産は落ち込んでいる。経済指標は最悪だ。ふつう、業績が落ち込んだ会社株価が下がる。価値がなくなってしまっては元も子もないから、売り込まれる。安くなっても倒産してゼロになるよりはマシだとばかりに、株価は下がる。コロナ需要で潤った少数の企業を除けば、多くの企業が業績を悪化させている。だったら株価は下がりそうなもんだ。けれど、株価はついにコロナ以前を回復した。

実際、コロナ騒動が持ち上がったとき、多くのひとがそう考えて株を売った。どうせ下がるから、いまのうちに売ってしまえとばかりに売り急いだ。結果、株価は大暴落した。とはいえ企業価値がなくなるわけではない。騒動の中でも人間は生きていくのだし、そのためには一定企業活動は続くし、経済も動く。だからそこそこのところで値頃感、割安感が出て、暴落は止まる。今回の特徴は、暴落が止まるとともに一気に株価が上昇を始めたことだ。二番底らしい落ち込みもなく、ほぼ右肩上がり株価回復した。いったいどういうことかと、皆首をひねりながら、買い続けた。

なぜ不思議に思いながらでも買い続けるのかというと、それは株価が上がるからだ。株価が上がるから人々は買い、人々が買うから株価が上がる。とはいえ、これでは理由にならない。理由は、買わなければ損をするからだ。株が上がるとき、株をもたないことはリスクになる。

いや、資金がなければ、リスクへったくれもない。株どころか、何も買えない。ところが運用しなければならない資金は、どういうわけか手元にある。自分の手元にあるだけではなく、他の投資家の手元にはもっとたくさんあることがわかっている。機関投資家公的基金にも潤沢に資金がある。なぜなら、各国政府コロナでの景気落ち込みを防ぐために、市場に大量の資金を投入している。これは秘密でも何でもない。もちろんコロナ関係予算の多くは株式市場買い支えのものではない。けれど、困窮した現場ピンポイント必要十分の資金が行き渡るはずもなく、その多くは避けることのできないロスとなって、市中に流れ込む。たとえば一律の現金支給は、それを必要とする困窮者には絶対的必要で、効率的にそこに行き渡らせるためにはやむを得ない政策であるけれど、一定水準以上の所得が確保できた大多数の人々にとっては単に余剰の現金を増やすだけになる。そういった現金は、まわりまわって投資市場に流れ込まざるを得ない。なぜならこの不安時代であり自粛時代であるコロナ下においては、余分な現金は消費に回されるよりも備蓄に回されるからだ。それが投資資金として集められ、市場ちょっとしたインフレ状態にしている。ちょっとしたどころか、相当なインフレ状態にしている。

それがはっきりとわかるときに、もしも手持ち資金があったらどうだろう。仮に10万円の資金があるとする。10万円の価値はいつでも10万円だろうか。インフレ時にはそうではない。つい数日前に10万円で買えたものが気がつけば15万円出さなければ買えなくなってしまう。放っておけば実質価値が失われるのだ。だから市場にカネがだぶついているとわかっているとき株価が上がるのなら、手持ち資金現金で置いていてはいけない。それははっきりと損失を生む。だから投資家は、市場への通貨供給量を察知して、買いに走る。実体経済なんかはクソ喰らえ、損を出してはいけないから、みんなが買うならビッグウェーブに乗らないわけにいかない。だから株価は上がる。半信半疑薄氷を踏むような気持ちで、あるいは首をひねりながら、とにかく買い続ける。その行動原理においては、投資家は決してバカではない。

ただ、問題は、これがそれだけでは終わらないことだ。

コロナはやがて終息する。それはもう、はっきりしている。人間は、いつまでも厳戒態勢を続けられない。医学的に解決するかどうかにかかわらず、遠くないうちにコロナ問題過去のものになる。確かにwithコロナ時代になって日常が大きく変化するのかもしれないが、それでも日常日常だ。人々はそれなりの日常をとりもどす。自粛ムード批判され、やがて過去のものになる。消費は回復する。

本当のインフレが一気にやってくるのはそのときだ。いま、インフレ状態投資市場の内部だけでおさまっている。それは、人々の心が消費に向かわないからだ。けれど、自粛ムードが去り、緊張状態がほどけたらどうか。人々はいまよりももっと消費に向かうだろう。そして、その消費を支えるだけのカネはある。貯蓄や投資に回したコロナ時代資金が、バブルで膨れるだけ膨れている。そこからちょっとぐらいの贅沢にカネを回してもバチは当たらないだろうと、人々はモノを買いはじめる。健全経済が戻ってきたと喜ぶべきだろうか。いや、政策的に膨張してしまった投資市場の勢いは、そこでとどまらせてくれないだろう。投資市場からカネが流れ込むせいで、実体経済の部分まで、通貨供給量が過剰になる。ブレーキは効かない。そしてインフレが起こる。

身も蓋もない話をしよう。インフレだろうがデフレだろうが、基本的に多くのひとは困らない。なぜなら、通貨とモノの交換比率が変化するだけで、日常消耗品の売買はふつうに行われるからだ。けれど、インフレデフレで大きな影響を受ける人々も存在する。それは両極端の人々だ。一方の極にいるのは資産家で、資産が目減りしたり、評価額が上がってもちきれなくなったりするだろう。だが、そういうのは放っておけばいい。本当に困るのはもう一方の極にいる人々だ。ロクに収入が増えないのに、物価がどんどん上昇する。当然、食えなくなる。命に関わる。

投資家たちは、実体経済インフレになり、その反動株式市場を直撃すれば、必ず大きな打撃を受けるだろう。だが、そんなことははっきり言ってどうでもいいことだ。株で失敗して首をくくるなら、それは自業自得というものだ。本人だって、それを知った上でバクチに参加している。同情はしない

コロナが終わり、インフレがやってきて、そういった社会問題が深刻化するのは、かなりの確率で避けられない。ただ、問題は、それがいつ来るかを誰も知らないことだ。いつ起こるのかを言わなければ、多くの予言はあたる。「あなた死ぬだろう」という予言は、100%当たるのだ。だから、こんな話には意味はない。意味はないから、ここに垂れ流しておく。

2020-08-25

あれだよな、どう考えても服とかガジェットとか微妙にあってもなくてもいい商品デフレにになるよな

だって買ってる世界中中間層みたいなのが需要減りまくるから作り元のチャイナが値下げしまくるだろうし

逆に食い物とか高騰しそうだけど

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