はてなキーワード: 珠玉とは
歳をとるほど、実はソシャゲの方がいい説。
というのもsteamなんかにある立派なゲームは「ゲーム」であること集中しているので、歳を取るほどに「ゲーム」を乗りこなすのが難しくなる。
一方でソシャゲは、やり込もうとすれば立派なゲーム以上に沢山の事を考えなきゃいけないが、ライトにやる分には適当でよく、有名タイトルであれば珠玉のストーリーが感動的なサウンドと合わせて読めてキャラクターへの愛着が湧く。
これがsteamに並み居る「ゲーム」とは異なる、日本の切り開いた新しい『ゲーム』の地表である。基本無料であるのもそうだし、誰がどのような向き合い方をしても柔軟に相応の満足感が得られる。その点においては最先端であると言っても過言ではない。
『孤島部長』っていう漫画が好きすぎて、いろいろと廃人状態になっているっていうものです。
八海つむ先生という漫画家さんが描いていて、pixivやtwitterで最初の1話が読めるのでよかったらどうぞ。
ざっとしたあらすじは、ゆるい天然系の新卒・小松ちゃんと、小松ちゃんの会社(そこそこの商社らしい)の第一営業部の古藤部長(若くして部長にのぼりつめた昇り竜と呼ばれている男)が2人で遭難して無人島に流されるというところからはじまる、お仕事&サバイバル要素こみこみのラブコメです。今のところ、コミックは3巻まで出ていて、最近マンガワンというアプリで連載が完結し、8月くらいに最終の4巻が出る予定です。
もう…ほんと…好きすぎてしんどい…。
主人公が小松ちゃんという名前なのですが、最近はスーパーで小松菜を見ても目頭が熱くって、なんかすかさずかごに放り込んじゃうし、ストーリーの流れ(伏線回収?)上とても重要なある気候条件(?)があるのですが、そんな空を見るたびに(なかなかはっきり観測はできませんが)、あああああああーーーーーーー尊い!!あの作品の尊さに比べたら私とかまじゴミだけど、それでもこの空を見て少しでも前を向いて生きていくのよっていう気持ちになるし、なんていうか、病気を通り越して、もはや私ったら解脱してるな~って面持ちの澄み切ったまなざしで即身成仏を果たしています。
どのくらいになるんだろう、コミックを狂ったように読み返す日々をそれなりの長さすごしているんだけど、毎日の生活の中で、ある意味コミックが不要になってきたっていうか、皿を洗いながらでも脳内再生余裕みたいな状態になってきて、最近、きづいたら家事が終わっていて、「ん?タイムリープでもしたかな?」ていうことが多いです。いやー、家事ならまだいいんだけど、仕事とか何かとんでもない見落としとかしてないかな?ミスして部長に詰められたいっていう願望はありますが。しかしまあ、好きすぎて脳内に漫画がインストール完了みたいな便利な状態になってしまって、たぶん、私が今世での命を終えるとき、フランダースの犬のネロにおけるルーベンスの絵的な立ち位置で、小松ちゃんと部長が私の枕もとに現れて、私を天の御国へといざなってくれる気がする。
私はもうコミックもマンガワンのほうも、合計5000兆回くらい読み返しているのですが、その5000兆回のうち、1,2回くらいは「はー、結局男は、かわいくて、スキンケアしなくてもお肌ぷりぷりで、ムダ毛がはえなくて、パイオツカイデーで、びっくりするくらい華奢で、ゆるい天然だけど一生懸命な顔がかわいい、若い処女が好きだよな~」って思って、スン…って顔になったこともありますが(当方、人生に疲れた既婚経産婦)、いや、男だけじゃない!私も好き!!私もそういう子好き!!!っていうか小松ちゃん好き!!!!!大好き!!!!!!!!!!!って感じです。
私の解釈だと、部長はもう就活の面接の時点で小松ちゃんのことが好きで、できる男かつ悪い男だから「社会人として使い物になるよう、私のところで研修させてもらいます」(めがねスチャッ)みたいな流れで第一営業部にひっぱってきたと確信しているんですわ。コミック4冊分のストーリーの中で、部長がきびしめの顔やら、変顔してたりするのは、全部、小松ちゃんかわいさからくるニヤけをおさえているという目線で読んでしまっているので、全てのコマが愛おしいんですわ…。「(ネクタイ)キュッキュしすぎだったもんね!」(←本田山社長談)って、部長、どんだけリビドー自制してるんですか…がんばったね!!
そうそう、島の住人は、2人の他は、古藤部長の上客のパラレル不動産・本田山社長と社長秘書のセイコさん、そして、以前、古藤部長の部下だった染谷くん、という、なんで全員知り合いだよ、確率えぐいな、みたいなメンバーで、これもまた全員に対して私の愛が爆発してるわけなんだけど、特に本田山社長が好きすぎて、私もパラレル不動産に入社したい。初登場の時「ビジュアルきっつ…」と思ったこと、社長、ごめんなさい。社長はね、ほんと、大人物よ。社長の絶妙なアシストとひょうひょうとした感じで放つ核心を突いたセリフがもう最高です。社長の「人を動かすのにたけてらっしゃる」そのお力のおかげです、尊さの成就の相当な部分は社長のお力添えによるものと、私は思っております。
私、今まで、二次創作とか同人誌みたいな文化には一切触れてこなくて、そういう、ある作品への愛が募ったが故の創作物みたいなものが存在する意味が分からなかったんです(失礼な言い方にお気を悪くされる方がいらしたらごめんなさい)。でも、私、今ならわかるわ。ほんとに、ほんとに、続きが読みたい。これからの2人の生活のどんな断片でもいいから見せてほしい…。つむ先生にも描いてほしいと切に願ってるし、つむ先生が次回作に集中されるなら、誰か描いて!!!って感じ。とりあえず、なんらかの後日談がリリースされるのを心待ちにしつつ、日々、自分の脳内でこの珠玉の物語を反芻していこうかな。エブリデイ走馬灯。
たまーに聴きたくなる、視聴したくなるのでメモ的に。
増田の仕様的にリンク数上限が9つぐらいらしいので今回はこれぐらいで。
この楽曲以前はアニメ系のOP/EDのPVのフルバージョンがYoutubeにアップされるパターンは余り無かったと思う。
(バンド系で自分の公式チャンネルを持つところは例外になるが……)
この楽曲の圧倒的な視聴数により、他のアーティストもフルバージョンでのアップロードもありなんじゃないかと思ったところも多いだろう。
凝ったPVの出来の良さ。
300万視聴数目前!(この記事をアップしてしばらくすれば突破するかな?)
ヒット作となったアニメ『SSSS.GRIDMAN』のテーマに沿った内容の考えられた歌詞の素晴らしさをポップに歌い上げているPV。
説明不要とは思うがアニメ『血界戦線』の第2話から公開され話題になり、ここ数年でも珠玉の出来と思われるアニメのEDの一つだと思う。
「UNISON SQUARE GARDEN」の楽曲の中でも高い人気を誇る曲で、視聴数も4000万に達する勢いでまだまだ伸び続けることだろう。
独特の言語センスの歌詞と、高いレベルでの演奏スキル、アニメのEDと同様に踊るように動き続けるベースの田淵が必見!
アニメ『城下町のダンデライオン』のED。
発表&発売後しばらく経った後にライブバージョンを公開するようなパターンも増えてきていますね。
アニメ『プリパラ』のポップやメロディアスな楽曲とはまた違ったライブ向けの明るい楽曲。
「声優とアイドルのハイブリッドユニット」である「i☆Ris」は、正面からの固定カメラでのフォーメーションやダンスの振りが確認できる「Dance Ver.」の公開に積極的で、プリパラ以降のシングル曲の楽曲のほとんどは「Dance Ver.」で公開されていると思うので、楽曲だけでなく、彼女達のダンススキルの高さも確認できるPVは、また別の楽しさがあるかと。
近年最大級のヒット作品となったアニメ『鬼滅の刃』のOPなので、誰でも知っていることだろう。
PVではなく正確に言えば企画系の動画になるが、ピアノのみ伴奏の中で歌い上げるLiSAの歌声に酔えるものとなっている。
「水瀬いのり」の場合は、アニメ『ViVid Strike!』のED「Starry Wish」を紹介するのも手の一つだったのですが、出るイベント・テレビなどで「Starry Wish」ばかり歌わされる時期が多かったので、敢えてこちらをチョイス。
拝啓。コロナ禍により家ごもりの毎日を過ごしている候、増田ならびに紳士淑女の諸君に夜のおかずとしてノクターンノベルズのおすすめ十篇を紹介したいと思う。あまり小説を読み慣れていない諸君を想定して、完結済みかつ出来るだけ短めの小説を選んでみた。各種ランキングには入ってこないような作品もあるので、嗜好が似ている人は参考にしてほしい(あとオススメ教えてほしい)。
言うまでも無いがノクターンノベルズとは男性向け18禁版小説家になろうである。女性向けのムーンライトノベルズは今回紹介しない。
紹介する作品は、「兄に惚れる妹などこの世に存在しないしオレも別に妹を愛しちゃいない 」、「茜色の世界に思いを馳せる」、「召喚術のいけない使い方 」、「注文の多い魔王城攻略され記 」、「ある日突然男友達が美少女になっているなんてよくある話で 」、「雪待茶屋 」、「恋愛金融 」、「魔界行きの鈍行列車の旅 」、「ウチのお嬢様の話を聞いてくれ 」、「彼女の妹しちゃだめですか? 」。
まずは自分の中で最高で満点で珠玉であり毎週続編待機中の短編シリーズをご紹介。(初っ端から完結済みという言葉を疑われるチョイスだが、独立した三篇で緩いシリーズを成しているのでセーフ)。内容としてはタイトルのままである。つまり兄(ツンデレ)は妹を愛していないし妹(ツンデレ)も兄に惚れていない。ただお互いにどうしようもなく求め合っているだけである。シチュは三篇とも同じ。いろんな場所(主にベッド)で互いに貶し合い煽り合いながらイチャイチャするだけ。お互いに年季の入ったツンデレ(ツン9:デレ1)なので基本的に交わす言葉は甘いものを含まずトゲトゲ一辺倒である。その分、一瞬だが素直になる二人が本当ほんとうに…
どれも短編なのでとりあえずツンデレケンカップルのイチャラブにみえないイチャラブが好きな人は騙されたと思って読んでみてくれ。特に好きで無い人も騙されて読んでくれ。そして一緒にエピソードゼロと続編を待とう。私は一年以上待ってる。
連続して兄妹ものを紹介。これは上の作品と異なり、中学生から高校生にかけて兄妹二人の距離が変化する過程を丁寧に描写した長編になる。うん…長編でごめん。でも百話とかざらにある中だと短めだから。一般(一般的とは…)にこういった作品は初めから互いに(もしくは片方が)思いを向けているものが多いのだが、この作品はまず肉親の肉体への嫌悪から始まるところが白眉。二次性徴を迎えた妹の肉体に嫌悪を感じる兄という視点から物語が始まることで、魅力的な肉体を目の前にした肉欲と本能的な近親嫌悪に挟まれるエロスという序盤の展開に重みがあり、行為への助走として実にマーベラス。しかも両思いになる過程が嫉妬心であるという妙。と書いたものの、露悪的な作品ではなく中盤以降はラブラブなのでご安心を。(最後の方は悲恋感あるけど一応多分ハッピーエンド)。
男と女が家族になるのではなく、家族が男と女になる。それが近親ものの醍醐味であると思う。
次はこの長編をご紹介。これは言い訳できないほんとうに長編。すまぬ。現代の日本から異世界に転生した主人公が身につけた召喚術で片思いをしていた同級生を拉致して性的にいぢめちゃう物語…なんだけどいじめちゃうのはごく序盤だけ。主人公ヴィロ(前世名は長峰)は魔法使いとして元同級生に対して強く出ているけど、なんだかんだ本性は善良な市民なので、異世界の幼馴染テフィーが出てきたあたりからは完全に女性陣の尻にひかれる。この作品をおすすめする理由は二つ。一つは料理の描写や召喚の手順などが丁寧で生活感に溢れる描写をされており、きっちりと日常パートに厚みを持たせる筆力があること。そしてもう一つが先述したサブヒロインのテフィーが純情可憐一途でしかも「ですわ」口調でうぶのお嬢様という自分のツボを完全に射抜くキャラクターをしていること。つまり、専門の小間使いがいたせいで自分で服を脱げず、人さらいから身請けされ隷属する立場なのに幼馴染特有の空気感でどっちが主人なのかわからない間柄の存在で、それでいてヴィロに長年に渡る秘めたる片思いをしているというキャラクターにピンときたら読んで。恋心がバレるシーンが最高にいいんだよ…
あと作中に出てくる異世界の風俗描写が結構好き。特にテフィーがフィンガーボウルを用いて手づかみで食事するところがお気に入り。これはなろう全年齢版の「召喚術の美味しい使い方(ttps://ncode.syosetu.com/n5951bl/)」での話だが、カトラリーが導入されるけどうまく箸が使えないテフィーがヴィロに焼き魚をあーんして食べさせてもらうシーンもよき。
一言で言うならば魔王が勇者に完敗する話である。よくある魔王と勇者をエコシステムとして用いる世界の話(最近では魔王が魔王らしく無いのがむしろ主流な気がするが)。本作ではいつものごとく復活した魔王(復活した時点で世界の法により負けが確定している)が、毎度毎度のやられ役に飽き飽きして、鬱憤ばらしとして今世の女性のみで構成された勇者パーティーへの嫌がらせのためだけに魔王城をセクハラ城に改造する。まあそれはそれはイヤーなセクハラを仕掛ける魔王さまなのであるが、勇者パーティーはそれらをものともせず正面から突破してくる。流石は勇者の名を冠する者たちである。だがそんな中、唯一、皆の希望の星には汚れて欲しく無いと、魔王のセクハラから仲間たちに守られていた勇者。その心に意図せず触れてしまう魔王。運命で縛られた魔王と勇者。覗き込んだ彼女の深く黒いひとみに彼は何を見いだすのか。
あまりにも綺麗なほんとうにきれいな敗北を見せる魔王に、願わくは永い幸せが訪れんことを。一応書いておくけど、エロ薄めっぽく紹介しているがエロいところはしっかりエロいのでご安心を。ちなみに同作者のイン・女神クロニクル(超長い)もストーリーがしっかりしており面白い。
ここらで TS(MtF)ものを一つ。誰よりも気が置けない親友が異性になってしまったらどうしますか。デート体験? いつも通り格ゲーで煽り合う? いやいや、男と女が一緒にいるなら合体一択、という頭の悪い内容である。TS ものには心まで女性化するものとそうでは無いもの(≒精神的 BL)があるのだが、本作はどっちとも取れる展開であるためその筋の方々にも認めていただけるでしょう。性愛が親友の間柄を上書きすると考える人は前者、恋愛感情より親愛の感情の方が燃える方は後者を想定して読めばよろしいかと。
恋愛感情無いけど自然体でいられる関係っていいよね… あと男同士のノリのままアホな会話して、そのノリのままなし崩し的に合体して、なんか気まずくて照れる、って展開とってもいいよね…
再び短編をご紹介。この作品は、正月の頭だけ神社で商いをする謎のお店「雪待茶屋」を訪れた男が茶屋の姉妹とワンワン(ネタバレ)する話である。かわいい姉妹が切り盛りするこのお店は、SNS に写真を投稿するとエラーになる、店員が客の病気を予知する、客の持っていた油揚げやいなりが気がついたら消えてしまう、など不思議な噂がある。腹に一物秘めた男は超高級品の限定いなり寿司をエサに二人に勝負を持ちかけ… 以下の展開は予想できるでしょう。
短編だがエロ以外の起承転結がしっかりしているので、おかずにはストーリー必要派にもおすすめである。
豊富なエロシーンが欲しいんだと言う人は、同作者のミックスベリーシリーズを読むべし。「花束」、「徒花」、「花園」合わせて二百話以上あるのでお気に入りのシチュが見つかるでしょう。
こちらの長編を一言で表すと、エロくてストーリーがしっかりしていてしかも青春もの。個人的に濡れ場を置き換えたら青年向け漫画の題材にしてもいいような気がするほど。−−代金が払えなくて困っているクラスメイトの女子に二百円を貸してあげたらお礼をするというので、「若い男に貸しを作って利息が金で済むと思ったかい?」と冗談を言った。そうしたらクラスメイトの処女を散らしていた。それに加えてそのクラスメイトと「カシ」と「カリ」を契約とする肉体関係を結ぶことになった−− エロ小説とはいえ、普通の女子の行動としておかしいと思う人はいると思うが、あなたは正しい。読み進めればすぐに分かることだが実際に彼女の常識は少し歪んでいるのだ。この作品はそんな彼女「陽奈」を、要領の良い普通の男「森岡」が結んだ契約を通して少しずつ健全な道へ、健全な関係へ導いていく青春ものである。
一言だけ付け加えると、森岡は聖人でもなんでもなく、陽奈の安全日を彼女より把握するほど並々ならぬ中出しへの情熱も持っている年頃の男である。
今回紹介するなかでは一番ラノベっぽい作品。家のトイレに行ったら魔界に召喚された主人公。召喚者である女の子(魔王の後継者。とても可愛らしい)に勝手に伴侶に指名され、魔王修行である魔界世直しに鈍行列車で出発するのであった。キーワードは旅、そしてイチャイチャである。そう、この作品はほぼ冒頭から純情爆裂の両思い全開イチャラブストーリーなのである! いやぁイチャラブはいい。読むだけで健康になる。もう二人が可愛いくていじらしくてたまらないの。主人公のすばるは思いやりのあるいい子だし、ヒロインのユーリは「〜のだ」口調ですばる大好きなやっぱりいい子だし、ラブ(LOVE)しかない。はやく結婚しろだし実際結婚する。
初々しくも求め合うイチャラブを欲している人におすすめ。
悪役令嬢ものが最近流行っているようなので、男性向けの短編シリーズをご紹介。乙女ゲー転生のフォーマットに則り、「転生したら乙女ゲーの主人公!? 王子や騎士団長の息子だけでも大変なのにさらに隠しキャラである王子の許婚(悪役令嬢)の執事まで私を? キャァ(はーと)」 …というのが「ゲーム」での主人公ポジに転生したマリア嬢の思考。この話の主人公は彼女をいじめる悪役令嬢(イザベラお嬢様)の執事であるクロウくんである。出自が平民にもかかわらず王子を侍らすマリア嬢をいじめるお嬢様だが、主人公補整+ゲーム知識で毎回しっぺ返しをうけ、婚約者でもある王子本人にも遠ざけられる。そんな彼女のストレスの吐け口とされ酷い目に遭わされ続けるクロウ。あるとき堪忍袋の尾が切れてしまいついにお嬢様に復讐を企て、睡眠薬を飲ませたお嬢様を一方的に嬲る。だが、そのことがきっかけで自身の秘めたる恋心に気がついてしまう。叶わぬ恋心だったが… というようお話。
ネタバレするけど、ちょっとご都合主義の面もあるがハッピーエンド。
実は作者が短編を基に長編として連載しているので、ビビッと来た人は連載版も追いかけよう。
あらすじを引用「彼女持ちの癖にその妹と隠れて情事に耽る二人のお話」。うん…ほとんどこの通り。ただ、彼女視点だと NTR なのだが、もうちょっと事態は複雑で、中盤から上記に加えて主人公は現彼女との浮気関係を重ねるようになる。意味わからないと思う。図示するとこう 彼女の妹 --(浮気)-- 主人公 --(妹の「彼氏」と浮気)-- 彼女。つまり主人公が彼氏兼妹の彼氏(ただし互いに別人設定)という役割を持つのである。メビウスの輪で織られた三角関係か? とりあえず主人公は最後までクズ。なんでいけないことに興奮してしまうのだろうか、ふう。
浮気しかしていない彼女の妹の純情さに対して、浮気したうえ彼氏も裏切る彼女がまじで淫蕩過ぎる。
終わりに。官能小説はえっちな漫画やえっち絵、音声作品と比べて感覚器官を直接刺激しない分、それらと比べて見劣りを感じるかもしれない。しかしながら想像により興奮する、つまりシチュエーションや会話といった記号を直接インプットする分、好みの作品が見つかりやすくまた飽きにくい気がしている。さらに創作のコストが少ないため多種多様な表現が存在することも前者を助けるし、個人的には文字だけであるがゆえに他のものより生理的な拒絶範囲が小さい気がしている。
おまけにもう一篇
入れようかと迷ったのだけど個人的な思い入れもあるこの短編も紹介。自慰後なぜか幽体離脱してしまい大学生の兄貴の体を乗っ取ってしまった妹。せっかくだしと抜け殻状態の自分の体で遊んでいると兄貴の兄の部分が反応してしまったので、自分で自分を慰めるのはノーカンと欲望に流されるまま自分を抱く話。男と女の快感を同時に受ける妹ちゃんの描写のエロいことよ。女性一人称のものってなぜこんなにも淫靡なのか。この作品は欲望に暴走していく描写も実にエロいのであるが、個人的にはまったくエロ描写の無い最後の段落が、行為そのものより遥かにエロいと思う。この後めちゃくちゃセ構文に繋がる完璧なセリフの一つである。
実はこの作品を初読したのはノクターンではなく、何年も昔に個人ページの相互リンクからたどり着いた今は無き作者のホームページだった。なのでノクターンでこの作品を発見して驚いたとともに懐かしさを感じたものだった。他にも同作者の長編「prismatic inane」も多少、人を選ぶがおすすめ。主人公の少女が自傷行為のように自分の体を売るという実に痛い物語なのだが、大きな腕に抱きしめられるエンディングが待っているので気力がある人はぜひ読んでくれ。そして読後感を噛み締めてくれ。
珠玉遣い――the bijou.
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 80 | 13342 | 166.8 | 35.5 |
01 | 36 | 3506 | 97.4 | 43 |
02 | 49 | 3406 | 69.5 | 39 |
03 | 28 | 4932 | 176.1 | 46.5 |
04 | 9 | 1209 | 134.3 | 50 |
05 | 16 | 1164 | 72.8 | 47 |
06 | 34 | 2494 | 73.4 | 29.5 |
07 | 33 | 3279 | 99.4 | 46 |
08 | 71 | 4191 | 59.0 | 35 |
09 | 112 | 15334 | 136.9 | 45 |
10 | 162 | 13459 | 83.1 | 39 |
11 | 105 | 10951 | 104.3 | 50 |
12 | 150 | 12274 | 81.8 | 35 |
13 | 148 | 12556 | 84.8 | 33 |
14 | 196 | 17106 | 87.3 | 38 |
15 | 102 | 9331 | 91.5 | 41 |
16 | 117 | 10693 | 91.4 | 32 |
17 | 119 | 17355 | 145.8 | 40 |
18 | 102 | 11145 | 109.3 | 37.5 |
19 | 107 | 8562 | 80.0 | 32 |
20 | 102 | 16685 | 163.6 | 37.5 |
21 | 96 | 9740 | 101.5 | 36.5 |
22 | 102 | 14557 | 142.7 | 58.5 |
23 | 108 | 15459 | 143.1 | 47.5 |
1日 | 2184 | 232730 | 106.6 | 40 |
千枚張り(5), ookami(8), hokke(8), 法華(8), 曽我部(3), 指値(3), 啼き(4), JPN(3), こんこん(3), 54歳(3), 百合子(6), 休業(26), 給付(20), 在宅(28), 終息(11), 補償(25), ワーク(25), リモート(26), 一律(16), ご時世(13), 配る(13), 緊急事態(21), 自粛(51), ワクチン(17), 感染者(43), 要請(21), コロナ(173), 外出(28), 勤務(28), マスク(66), 宣言(29), 感染(81), 新型(22), メンタル(20)
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リモートならまだしも、不幸にもリモート環境がなくて自宅待機になって暇を持て余してる
そんな会社員もいるに違いない
そんなのは暇を持て余してなくたって、趣味の一環で堂々と出来るしやるだろ?
でもって、エロゲーなんてものは、よっぽど暇を持て余してなければやらんだろ?
ということで、今から勧めるゲームを中古通販やダウンロード販売で買ってやってみてほしい
普通、エロゲってゲームバランスが酷くて、そこがコンシューマとの最大の差だと思うんだけど
これらのゲームは、バランス調整まで頑張ってて、素直に遊べるゲームになってるので楽しめるはず
アクションゲームとしての完成度はコンシューマに劣らないものがあり、
武器を育てて組み合わせでコンボを作るシステムで、操作技術を高めつつコンボを最適化しながら強敵を攻略していく事になるので
中毒性が高くハマるゲーム性を備えているというのが個人的な感想
https://www.youtube.com/watch?v=cbyCmpnap_o
それらを繋ぎながら独自のコンボを作り上げて、1コンボで大ダメージを与える組み合わせを考える
これだけでもかなり楽しめるはず
https://youtu.be/QRxDw7VHBe0?t=53
ストーリーも最終話に向けて絶望的な寂しさから徐々に盛り上がっていく展開の熱さがあり、
盛り上がったところで「貴様らぶっ殺してやる!」って気分で、敵の集団を蹴散らして、
是非やってみてほしいので、どんなストーリーだかは言わないが、世界観とかは公式ページを参考にしてほしい
http://www.web-giga.com/baldrsky/
俺は面倒になるとストーリーを読み飛ばしちゃう事も多いのだけど、BALDR SKYは全部読んだし
ちなみにBALDR SKYはSteamでも販売されているようだ
何十年か続いたシリーズの集大成のRPGだけに世界観とストーリーも売りなのだけど
キャラごとに制限回数があるスキルをうまく組み合わせながら攻略していくゲーム性の高さも魅力
じゃんけん的なシンプルなゲームシステムだけど、考えなしには勝てないので、RPGの作業感はあまりないと思う
小説の書き出しを愛でる、という趣向がある。例えば、フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』の書き出し、
「ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しい、りっぱな名をつけようか、私は迷う。 」
であれば、楽曲の歌い出しを愛でる風潮があってもいいじゃないか。というわけで、いくつかいろいろな意味で気に入っている歌い出しを挙げていく。
平易な文だが、わけがわからない。「バスの揺れ方で」「人生の意味がわかった」「日曜日」。それぞれの繋がりに全く論理性がない。飛躍も飛躍。猛スピードで爆走するバスが聴き手を置いてけぼりにしている。行間を読む力が試される。
さらに難解なのは、次段である。「でもさ」と逆説になっている。そこにいるのは「運命の人」である。運命に対して逆説で語るかね。ちょっとした諦めみたいなものさえ感じられる。果たしてこれはラブソングなのか?
だいたいにして、歌詞の序盤で唐突に出てくる「運命の人」という重要且つ雑なフレーズについて、以降の歌詞で全く説明されない。繊細な歌詞を書くスピッツのことだから、これは意図的にやっているとしか思えないのだけれど、だとすればますます謎は深まるばかりだ。
スピッツ屈指のポップな名曲だが、歌い出しからしてわけがわからない。それを含めて名曲たる所以なのかもしれない。
「あたしの髪が伸びて驚くほど久しぶりになってしまわぬ様に
昨日より少しだけ多めにあたしのことを考えてほしい」
aikoは曲も素晴らしいが、歌詞も素晴らしい。一番好きなのがこの曲である。
歌い出しの部分、要するに「ずっと好きでいて」ということを言っている。西野カナならそのまま「ずっと好きでいて」と歌うか会いたくて震えるだろう。だが、aikoはたったそれだけのことを、これだけの文量で詩的に語っている。胸に迫る。
その続き、
「初めて逢った日にもう一度逢いに行って そしてまた同じ様に
ぎこちなく合った目の奥にいるあたしを愛して欲しい」
これは要するに「ふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね」ということを言っている。実際に西野カナは「トリセツ」で「ふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね」と歌っている。しかしaikoはたったそれだけのことについて、何でこんな奥行きのある言葉が思いつくのだろう。
ちなみに、私は西野カナのことが嫌いなわけではない。西野カナはメロディーにいい感じの歌詞を乗せる技術に関しては天才的だ。BGMとして心地よく聴ける。
「酒、飲ます」
アルバム『GO』の一曲目の歌い出しでいきなりこれである。聴きながら「おや、歌い出しが『酒、飲ます』って聞こえるな」と空耳かと思って歌詞カードを確認したところ、紛れもなく「酒、飲ます」であった。助走もなくいきなり飲んでる。
ついでに言えば歌詞の続きは「学校は最近どう?」であり、誰に酒を飲ませているんだ。
もう食べられるところはないんだ」
最近一番インパクトがあったのはこれである。爆笑した。巨大生物って何だね。メロウでバラードと言ってもいいほどの楽曲で、タイトルに「Confession」とか仰々しく付けられているにも関わらず、歌い出しでこれ。
ももすももすという人は、メランコリック写楽というバンドの元ボーカルももすのソロ名義である。メランコリック写楽時代を含めてほぼ全ての楽曲で作詞作曲編曲をこなしている。それにしたってメランコリック写楽とは何だ。ももすももすってなんだ。ロンゴロンゴかよ。
余談だが、相対性理論以降、ポップな楽曲にかわいい系のボーカルが意味不明な歌詞を乗せることを特徴とするアーティストが散見される。最近だとネクライトーキーとか。もしや遡れば椎名林檎「丸の内サディスティック」に行き着くのかもしれない。何だ歌い出しの「報酬は入社後」って。
こういうジャンルにそろそろ名前が欲しいと思うものの、名前をつけてしまったら陳腐だなとも思う。
You say stop and I say go go go.」
ポール・マッカートニーの作品である。甘くポップな曲調に、上記のような特に意味のないような平易な歌詞が乗せられる。
この曲に対してジョン・レノンが「君の曲には主義主張ってものがないからだめなんだ」みたいなことを言ったらしいけれど、個人的に、音楽は主義主張を抜きにしてポップであればあるほど好ましいと思っているので、この曲は私の中でポップ賛歌みたいな位置づけとなっている。
歌詞も気が抜けていていいじゃないか。ゴーゴーゴー。何も考えずに聴けて幸せになれる珠玉の一曲である。
※
この歌い出しが好き、意味わかんない、笑える、などあれば教えてほしいです。
Web小説大好きマンです。私見もりもりでアドバイス的なのを書きます。面白い小説書いてくれよな!!
※ざっと見ただけで読んでません。小説を書いたりもしてません。ライターみたいなことはしてるけど。
縦書きの体裁は、いわゆる本で読みやすい文章。Web小説を出版するときに、こっちに直したりしてる。スペースが少なくて、視界に対する文字の量が多い。この小説はこっちの体裁になってる。
一方、横書きの体裁は、Webで読みやすい文章。段落ごとに改行が一つ挟まってたりと、とにかく視認性・可読性を意識してる。場面転換、視点転換のときも大体記号が挟まって明示されてる。紙の本だと2行分の空白だけとかで伝わるけど、Webだとそうもいかないっぽい。
Webの文章が大体そういう作りになってるから、そっちに合わせてるのかも?
俺が好きな小説の1話をはっておくので、横書きの体裁を確認してみるといいかも。
https://ncode.syosetu.com/n6093en/1/
■Webは集中しにくい
Webを使うときは多方面に興味が移りがち。だから物語には集中しにくいと思うんだよ。
タイトルを長くしたり最初にあらすじがあったりするのは、レポートの目次的な役割として脳の負荷を下げてる側面があるのでは?
Web小説は珠玉混合だし、新しいものに手を出す人は自分の好みとかもそれなりにわかってるはずだから、そういう意味でもあらすじとかは大切と感じる。
■記号の使い方とか
!のあとは全角スペース開けるとか、三点リーダーは2つとか、そういう小説ルールを守ってるだけで「お?」と思うかなあ。とくになろうとかは、読み手で書き手みたいな人も多いし。
なろうなら流行りは大事。ほんとに読まれたいなら月間ランキングと日刊ランキングをさらって、ジャンルや内容の違いを分析して、そのときにあった内容で勝負だ。
「自分の感性で書いた小説を読まれたい!」みたいなことだったら、毎日もくもくと投稿していくしかない。毎日はめっちゃ大事。前の話を忘れられるのが一番アウト。次点で飽きられること。
https://ncode.syosetu.com/n1077eb/
あとは平易で読みやすい文章で、ポジティブなストーリーだと人気でやすいと思いました。
頑張れー
皆さんは『コブクロ』というデュオをご存知だろうか?「ゆず」と区別のつかない人、身長差がある方です。
今やその名をインターネットで検索すれば焼肉の部位よりも上位にヒットするようになった彼らは、2001年に『YELL〜エール〜』でメジャーデビュー。2007年に日本レコード大賞を受賞した『蕾(つぼみ)』や、卒業ソングとして知られるようになった『桜』も耳に馴染みがあるのではなかろうか。
「卒業式で歌った!」という方、羨ましい。
「ゆったりした応援ソングばかりのイメージ」という方、間違ってはいない。ロックな曲も多いがヒットするのはバラードばかりなのが歯痒い。
「ゆずと区別がつかない」という方、わかる。私も区別がつかない歌手は山ほどいる。
「自分は歌が上手いと思っているおっさんが部下を連れたカラオケで得意げに歌う歌手」という方も、まあそういう人が周りにいるのだろうから間違ってはいない。
「正直一時期流行りすぎて聞き飽きた、歌詞がサムくて胸焼けがした」と感じている人もいるかもしれない。コブクロの歌詞は綺麗事が多いから、そういうのがアレルギーな人もいるだろう。ただこれに関しては、小渕さん(小さい方。詞曲とギターを担当する)が「自分が落ち込んでる時に言われたい言葉を書いている」と言っていたので、そういう側面が大きい。ちなみに私は綺麗事や理想論を貫くタイプの創作物が大好きな人間だ。
「スキマスイッチ?」、豆知識だがコブクロとスキマスイッチはかなり仲良しだ。
「ゆず?」、違う。大先輩。
はてな語で書いているので前置きが長くなったが、本題は「コブクロの人生がほぼ漫画」という話だ。
ことわっておくと私はヤバいレベルのアニメオタクだ。ツイッター廃人で、ソシャゲに課金しまくり、dアニで毎日ホビアニを観て泣いている。同人誌も出している。家にはたくさんの漫画や小説がある。舞台も観に行く。映画もドラマも好きだ。
つまるところ「人の作った物語」が好きなのだ。人の作った物語には「テーマ」や「意図」があり、それを直接台詞で、あるいは暗喩で伝えてくれる。「これはこういう意味で描かれたんだなぁ……」と思うのが好きだし、作品を観ていて「なるほどこれがこの話のテーマだったのか、これを伝えるためにここまでの本編の全てがあったのか」と分かったときの感動は凄まじい。そういう意味でホビアニはテーマが明確なので最高だ。子供でもわかるように作ってある。
と、話がまた脱線したが、『コブクロ』という物語の持つ「テーマ」を私は「パートナーシップ」だと思っている。「パートナーシップ」というものを念頭に2人を見ているとエモくてエモくて仕方がないのだ。
小渕さん(小さい方)は宮崎県の生まれで現在42歳。18歳の時に亡くなったお母さま(有名な『蕾』の母だ)と、4年前に亡くなったお父さま(この時のことを歌った『星が綺麗な夜でした』という楽曲がある)は民謡を教えており、音楽に触れて育った。BOØWYに憧れるギター少年だった。
黒田さん(大きい方)は大阪府の生まれで同じく42歳。オトンとオカンの話はライブでも頻出するのだが、所謂ベタな"大阪人"家族だ。子供の頃から背が高く、ランドセルを背負っているとおかしいからと小学校は途中からトートバッグで登校させられていたらしい。めっちゃかわいそう。
2人が出会ったのは1998年、小渕さん(小さい方)は音楽で食べていきたいという夢をとうの昔に諦め、故郷を離れ大阪堺市でサラリーマンの仕事に精を出していた。シロアリ駆除会社の営業で主任をしていたそうだ。当時21歳で……すごいな……。そして仕事の憂さ晴らしに毎週末ストリートライブをしていた。いや元気すぎるだろ。ちなみにこのサラリーマン時代の経験から「会社はクソ!!!!」みたいな曲も幾つか作っている。強すぎる。
黒田さん(大きい方)はニートの傍ら(?)堺市の銀座通り商店街でストリートライブをしていた。「大きい方ってギターとか弾けるの?」と思った方、実はあまり弾けない。ノリで弾いていた。冬は軍手をして弾いていたらしいがそれって音とか出るのだろうか。にわかには信じ難いが歌がうますぎるので許されていたのだろう。
2人は偶然にも同じ時期に同じ商店街でストリートライブをしており、双方声がデカすぎるので徐々に周りから他のストリートミュージシャンがいなくなっていった。そして交流し、互いの歌を認め合い、「オリジナル曲を作ってくれないか」と頼んだのは黒田さん(大きい方)だった。カバーしか歌っていないのは小渕さん(小さい方)も同じだったがせっかくだからと了承し、仕事の合間を縫って少しずつ歌を考えた。そうして手探りで出来た歌が『桜』だ。テーマはうっすらわかるが、歌詞のまとまりがあまりなく、フレーズごとの繋がりがフワフワと宙に浮いているような感じがするのもそういう経緯が理由だ。
黒田さんは曲を貰うと早速ストリートで歌った。小渕さんが気になって聴きに行くと、歌はめちゃくちゃ上手いが相変わらずのめッッッッちゃくちゃなギターで珠玉の名曲『桜』は歌われていた。見かねた小渕さんが「イヤイヤイヤなんじゃその演奏は!!!!!貸せやい〜!!!!」(※イメージです)とギターを奪い取り、ノリでハモって一緒に歌い上げた。すると商店街の道を塞ぐほどの観客が集まり、その後二人はコンビを結成する。『桜』の歌詞カードに「こぶちとくろだだから、『こぶくろ』」と書いて配ったのが、コブクロ誕生の由来だ。
ここから先も時間があればあるだけ語れてしまうような長い道のりがあるのだが、あまり長すぎても読んでもらえないと思うので泣く泣くカットして「パートナーシップ」の話をしよう。
オタク的なデフォルメ説明をするなら、コブクロの二人は「夢を諦めた天才と、夢を直向きに追い続けてきた天才」のユニットだ。
夢を諦めてサラリーマンをしていた作詞曲の天才が、ガツンと頭を打たれたような衝撃と共に歌の天才に出会い、「この声を世界に届けたい、この声を一番生かせる歌を書けるのは俺しかいない」と創作意欲を刺激されて再びギターを握った(一人でストリートをしていたのでギターはずっと握っていたが、これは比喩です)物語だ。
いやもうキンプリのコウジとヒロじゃん?(オタクすぐそういうこと言う) オタクこういうの好きでしょ?うたプリ1期でもハルちゃんが言ってたじゃん、「皆さんの歌を作れるのは私しかいません!」って。まさにそれ。
1998年の夏、人生を変える出会いをしたんですよ二人は。ジョジョ4部か?
今でも小渕さんは黒田さんの歌が大好きで、ライブで黒田さんの『流星』聴いて泣くんですよ。好きすぎか?普通相方の歌聴いてステージ上で泣くか?
すごいのが、小渕さんわりと「小渕さんから見た黒田さんのことだろうな……」って歌詞を書いて黒田さんに歌わせるんですよ。黒田さんどういう気持ちで歌ってんだろうな、これ……てなる。
「夢を拾った桜の下で君に出会わなければ今ここにいない」(『STAGE』より)
「子犬のようにびしょ濡れでうずくまった rainy day 心にさす傘を探し彷徨った lonely days 君の声だけがどんな雨も避けてくれたんだ
(中略)いつでも 僕らここで一つになれる 夢だけ忘れないでいたなら」(『One Song From Two Hearts』より)
「短い針が止まれば長い針も止まる 同じ痛みを分け合えることいつしか喜びに変わるから (中略)出会えてよかった」(『時の足音』より)
イメソンだ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!(ニコイチに弱いオタクの叫び)
これらの曲以外にもコブクロはめちゃくちゃ自分たちのことを歌ってくれてるので、私オタクはコブクロのことを「二人のパートナーシップを題材にした少年漫画」と勘違いしてしまうんですよね。音楽系コンテンツみたいな。
前述したように私はテーマや作り手の伝えたいことが見えるものが好きなので、こうもはっきりそれを伝えられてしまうと大歓喜をしてしまう。先程歌詞を挙げた『時の足音』なんかは特に顕著。
「誰もが一人 一つ 一瞬 一秒 一度きり 巻き戻せない時を躊躇わず生きていける そんな出会いを探してる」
という歌詞、まじで、コブクロのことじゃん……自分がそういう出会いをできたから、こんな歌が書けるんだ……てなって泣くんですよ。
私は常々「誰か一人に向けたたった一つの強い感情が一番多くの人の心に届く」と思っていて、まあこれも実は小渕さんに気付かされたことなんですけど。
小渕さんが以前インタビューで「千人に向けて歌っても誰も振り向いてくれない。だけどたった一人に向けて歌えば、千人が千通りの受け取り方をしてくれる」と仰っていたことがあって。全然違う場所だけど、映画『ボヘミアンラプソディ』でもQueenが『Bohemian Rhapsody』をレコード会社に「意味わからん」と言われた時に「意味は聴く人自身が受け取ってくれる。聴き手はみんな自分のことだと思ってこの歌を聴くんだ」みたいなことを言ってて、マジでそれ〜!!!!と思った。
コブクロNo. 1ヒット曲の『蕾』もそう。ただ一人、世界でたった一人しかいない自分の母親に向けて作った曲だからこそたくさんの人の心に届いた。うたプリの初期曲だって春歌のためだけに作ったラブソングがめちゃくちゃ私たちの胸に響くし、伏見弓弦の『ずっとそばで…』とかたった一人の愛しい人に向けてるからこそ強い力を持った曲になってる。大衆向けにぼんやり作られた歌は、やっぱりぼんやりとしたメッセージしか持てない。
そういうわけで、コブクロの曲っていうのはメッセージを伝えたい相手がたった一人であることが多い。小渕さんが自分自身に向けてのメッセージを書いてることも多い。ファンに向けて書いてる曲も。他人の歌じゃなく、自分たちの中にある物語を歌ってる。
だから私はコブクロが大好きだし、コブクロの歌を「胡散臭」と思っている人たちにこの『コブクロ』という物語のイメージソングとして聴いてみてほしいと思っている。
コブクロファンが 『桜』のことをやたら大切にするのは、この曲がヒロとコウジで例えた時の『pride』だからだ。あんスタで例えた時の『ONLY YOUR STARS』だからだ。うたプリで例えた時のオーディションソングだからだ。
二十代の女が40過ぎのおっさん達に2次元アイドルさながらのコンビ萌えをしているのもどうかと思うが、ここで語ったことはコブクロに強く心惹かれる要因うちの一つであって、黒田さんの歌の強さ、声のすごさ、トークの面白さなどなど複合的な理由で私は一生コブクロのオタクをやめられないと思うし爆音でコブクロを聴いては「歌がうめえ……歌詞がエモい……イメソンじゃん……歌うま……ここのしゃくりが最高……」と一生泣いてると思うし、これからもライブに行きまくると思うし、とりあえず大阪に移住したい。
何言っとんのか分からなくなってきたけど、とりあえず終わり。今年のツアーのオープニング映像を見て生きてる人間同士の映画のような奇跡の出会い、共に20年歩んできたパートナーシップへの尊さが爆発して書きなぐったオタクの長話でした。
*SideMは除く
シャイニーカラーズがサービスインしてもうすぐ1年が経とうとしている。
もうすぐライブもある。
アイマスシリーズということもあるが、アンフィじゃ会場が小さすぎて、落選ばかり。
LVですら落選している人も多く(LVは地域で難度が違うけど)、人気の大きさを伺える。
でもまだ1年。
まだまだこれから、新曲、イベント、アニメ化等のいろんな展開でファン(P)を増やしていくのだろう。
ゲームがプレイできない。または下手なPにもアイドルたちを知る機会も増えて
アイドルたちの虜になっていくのだろう。
時間がないので、なかなかシャニマスをプレイすることができない。
しかも育成下手なため、いまだ推しアイドルすらTrueEndを迎えられない弱小Pで、
アイドルたちのことをまだまだわからないけれど。シャニマスには好感を持っている。
そんなシャニマスだが、やはりいままでのアイマスを駆逐していくのだろうか?
他のアイマスコンテンツは長く続きすぎ、新興のシャニマスと比べて、それぞれ問題を抱えている。
声優、ファンともに高齢化が進み、コンシューマの失敗が続く765AS。
そして人気の低さ。
TC選挙で近未来アウトサイダーのみ強さを見せたが、他のシナリオではほぼ惨敗しているし、
他のシナリオで取ったオオカミ役も最低投票数での役の獲得である。
アウトサイダーは765ASのPがそこだけは守りきろうと票が集中した結果であろう、
765ASアイドル単体での人気はもうほぼなくて、765ASという塊でしか人気が取れなくなっている。
何歳までもライブをやると演者たちは言ってるらしいが、演者にやる気があっても、収益的にはどうなるのであろうと思う。
近未来アウトサイダー次第ですこしは息を吹き返すかもしれないが。
声付き声無し、声付き内ですら格差が広がり、どこを歩いても地雷を踏んでしまうシンデレラガールズ。
5年も追加しなかったアイドルを、周年ライブで発表し、トップページでバナーに大々的に出す。というのは優遇していると思われても仕方がない。そのせいで新旧アイドルという対立構造ができてしまった。
新エリア追加しました。でこっそりやるかミリシタ見たくデレステ開始時にやればよかったのにと思う。
そして待遇格差、SSR、アイドルコミュ、カード数、イベント、ボイス付与に新曲。どこを見ても格差がある。
そのことでP間の諍いが絶えない。売上云々、人気云々、選挙結果云々。
あと、こじらせているP達が運営との解釈違いを起こして、炎上するとか。
声付き声無し両方担当しているというPたちもいるからまだなんとかなっているかもしれないが、
もう割と限界が近づいていると思う、新アイドルの扱いによっては、一気に崩壊してしまう。
765AS組とシアター組の間でバランスを取り続けないといけないミリオンライブ。
765ASの後輩として、アイマスの正統後継者として全員声付きと鳴り物入りで登場したミリオンライブ。
でも、その結果はおそらくバンナムが期待したほどではなかったであろう。
765AS原理主義者からはいらない子扱いされ、デレPの一部は移動し、そのままPになったりもしたが、
好みのアイドルがいないとデレに残っているPも多かった。
50人の固定人数というフットワークの軽さから、旧来のソシャゲプラットフォームを捨て、新プラットフォームに完全移行し、
ミリシタでは、しっかりとアイドルたちのローテーションを作り、うまいことやってはいる。
しかし、765AS組Pとシアター組Pの確執は結構根深い。その確執が一番明らかになったのがTC選挙。
ミリシタは続く限り、765AS組とシアター組の両輪のバランスを取り続けないといけない。
あと、765の後輩として出てきているため、アニメ化は非常に難しい。
信号機トリオを主役に据えたところでアニマス、アニデレの焼き直しにしかならない。
つまり、ミリシタとライブ、漫画以外のコンテンツの追加が難しいということ。
デレのように新アイドルやボイス付与のようなカンフル剤も射てず。
このままを維持することしかできない。
他アイマス勢と一切のしがらみがなく、新しく始まり16人というミリよりも軽いフットワーク。
スマフォのアプリという環境依存すら関係ない上に、初代を意識したゲーム性。
他のアイマスやキャラクター産業をずっと続けているバンナムが生み出した設定を練りに練られた珠玉のアイドルたち。
765AS組Pも、765ASが絡まないならと、そして初代をリスペクトしたゲーム性で好感触もらい。
ミリPのことはよくわからないので、ミリPがどれだけプレイしてるかは知らないが、移動してる者もいるだろう。
そして、まだ1年目という若さ、他のアイマスシリーズを駆逐する可能性しか有していない。
ラブライブのようにちゃんと終わらせなかったせいで続く765からのしがらみ、シャイニーカラーズで終わらせてほしいものと願う。
ここ最近のブームとして、愚痴やヘイトを言う、所謂雁字搦めの自意識をもってしまったネガティブマイナス思考人間より、人生楽しいし仕事も趣味も充実してます♡オタクだってキラキラしているし、拗らせとかバカじゃん。って感じのキラキラ最高ポジティブ思考人間がブームになっている。
ネガティブマイナス思考のオタク人間はさらに生きづらい世の中になってしまった、と感じながら過ごす日々です。
オタクが内向きで拗らせたままだと最悪、みたいな風潮になってしまうのは嫌なので、せめて私だけはブームには乗らないぞっていう強い意思ができました。
万が一(絶対ないと思うけど)私が雁字搦めになった自意識を捨て、キラキラ最高ポジティブ思考宗教を信仰しはじめたら、あんなにキラキラブームに疑問をもって、ブームに乗らないって言ってたのに宗教にハマってしまった可哀想な人としてみてほしい。
一部では、キラキラ最高ポジティブ思考宗教は人を傷つけない素敵な宗教って言われていますが、私みたいなグチャグチャ自意識をもったネガティブマイナス人間はたっぷり傷ついているので、基本的に人を傷つけない記事を書くのは難しいのだなぁと思います。
でも、これもキラキラ最高ポジティブ思考宗教の人からしたら狙いなのだろうな。マイノリティ人間をふるい落とすのが一番だし。
産まれたときからの人生の不平等さや貧困層、どうしようもないブス、もっている手札が少なすぎるやつ、マイノリティ、そういった現実的に救いあげ不可能な可哀想な人間は視野に入れずに、ないものとしてやっていくほうが楽だもんね。
キラキラ最高ポジティブ思考宗教って、長すぎるワードだから、短くまとめたいな。キラポジ宗教でいっか。じゃあ、逆のネガティブマイナス思考宗教はネガマイ宗教か。センスのないワードだけど、すまんね!
キラポジ宗教のなにが嫌かって、上記でも記した、現実的に救い上げ不可能な人の刻み込まれた心の傷のことを軽んじているし、その傷を無理矢理縫い合わせて、合併症の縫合不全が発症してようと、キラポジになれやって笑顔で威圧してくるところが嫌です。
それってネガマイ宗教特有の被害妄想では、って言われるかもしれないけど、キラポジ宗教の人が書く文章って、そういう圧を感じるんだけど、私だけなのかな?
SNSで、人生うまくいってるキラポジの明るい話に触れるたびに、私が普通じゃないから、私が努力できないから、私が実行に移さないから、私が甘ちゃんだから、そういう感じで自分を責めてきたんだけど、こちらがそう思ってしまうことが圧だと思うんだよね。
まあ、グチャグチャ自意識もちだから、そう責めてしまうのだけど。
キラポジの記事と、ネガマイの記事を両方読むと、どちらもそのどちらかを傷つける文章が大体書いてあるので(私の書いているものもそうだし)おあいこと言えばそれまでなのですが。
この人は世の中を底辺側から見たことがあるか、そもそもこの人の立ち位置はどこなのか、今もっているこの人の目線はどこなのか、この人にとっての普通とはなんなのか、この人のマイノリティとはなんなのか、この人は生きづらいと言う人間が、何故生きづらいと言うようになってしまったのか理解しているのか
私はそれらを文章から読みとり、筆者がキラポジ側なのかネガマイ側なのか選別しているのですが、当然ですが、ネガマイ側が圧倒的に地獄に寄り添えているんですよね。
底辺の痛みを知っているか、大きな心理的ダメージを受けたことがあるか、それらの有無で文章の珠玉さも変わってくる。
キラポジ宗教の書く文章って、だから印象に残らないんだろうなって、思います。
ブームから外れたとしても、私は生きづらい人に寄り添えるネガマイ文章を書いていく。
生きづらい人たちが少しでも楽になれますように。
https://dot.asahi.com/wa/2017121100008.html
珠玉の迷言で、ヤバい人物であることが窺い知れる。協調性という言葉を彼に送りたい。
観るものを魅了する”大相撲の起源を取り戻すべく現世への生まれ変わりの私の天命があると心得ており 貴乃花親方 (2017)
国家安泰を目指す角界でなくてはならず“角道の精華”陛下のお言葉をこの胸に国体を担う団体として組織の役割を明確にして参ります 貴乃花親方 (2017)
確かに、相撲は神事だけど。組織の役割を明確にするために調査の内容を明確にはできませんか。
角道、報道、日本を取り戻す 貴乃花親方 (2017)
youはshock!と聞こえそうなこの北斗の拳テイストの漂う表現。
自分に酔いすぎてて、人の話を聞ける状況じゃないんだろうなぁ
【追記 5/19】
仕事を終えて帰宅中の電車で開いたはてなアプリ。その新着ブコメに突如として俺の増田が表示されていて震えている。
っつうかGWはとっくの昔に終わってんじゃねぇか!でもコメつけてくれた皆さま、ありがとう。ちょうど週末だし、じっくり読むわ。
【追記ここまで】
GW中にぼちぼち読みたい。
自分でも漁っているが、約十年の間に蓄積された膨大なコメントを独力で掘り返すには時間が足りないと悟った。アルファブクマカー諸兄の英知を拝借したい。
自薦他薦は問わないし、判断基準もなんでもいい。「得心した」「感動した」「爆笑した」「思わず膝を叩いた」「考えさせられた」「蒙が啓けた」「このブクマカが好き(愛の告白)」等々、珠玉のコメントをお待ちしております。
http://b.hatena.ne.jp/entry/297994048/comment/confusion8
ブコメのリンクの貼り方なんざ分かんねえよ、という方は元記事のURLでもいいし、
「xevra先生のxxxx年xx月xx日の日記につけられた『○○』というコメント」
「xevraの野郎がxx月ぐらいに○○さんに突っかかっていった際のブコメ」
等、認識できれば何でもいいです。
1. デビッド・ボウイ
実はよく知らない。昔やんちゃしてた、でも今は素敵なおじさま、程度の認識しかなかった。
なくなる数日前BLACKSTARのMV見て、何で今までノーチェックだったのか己の不見識をなじってるタイミングで逝かれたので、結構ショックは大きかった。
2. グレン・フライ
イーグルスの人。親父がLPよく聴いてた。アメリカらしいアメリカ人アーティストという印象。
3. モーリス・ホワイト
P-FUNKやラムゼイ・ルイス大好きで聴き漁ってたけど、EW&Fには何故かたどり着かなかった。
でも皆September大好きだよね。
4. キース・エマーソン
リック・ウェイクマンと「どっちだったっけ?」ってなる人。幻魔大戦の方。ヒラヒラしてない方。
5. プリンス
彼の死は自分が想像していたよりも、遥かに大きなショックだった。
初期アルバムジャケから存分に伝わるキモさに覆い隠されがちだが、ガチの天才。
もしまだ聴いていない人がいるなら、PurpleRain ~Parade前後数枚でいいから是非とも聴いていただきたい。
事故死。なくなる数日前、現場を家族で訪れていたのでびっくりした。孤高の人。
7. ピート・バーンズ
Dead Or Aliveは聴いたことはあるはずだが、全く記憶にない。プリンスよりはマシだが充分キモかったのは憶えている。
8. グレッグ・レイク
KingCrimson時代しか知らないが、一般的に認知されるよりベーシストとして素晴らしいと思っている。
この人はジョン・ウェットンとかぶる。見分けるポイントはあまりない。歳とってまん丸になったのがグレッグ・レイク。
断るまでもなくアンソニーもフリーもチャドもジョシュもご存命である。が。
今年6月新作「The Getaway」発売。前作IWYがそんなに好みでもなかったので、しばらく手を出さず、たまたまタワレコで見かけたので入手。
家に帰って聴いてたまげた。二度見ならぬ二度聴きした。最低だった。
そのまま自棄酒飲みながらタワレコで買ったくせにAmazonレビューに罵詈雑言を書き散らした。後悔はしていない。
そのおかげでMIBのピカってやるやつのように、記憶からこの新譜は消去された。はずだった。
それからしばらくはポケモンGOで冒険していたのでiPodからは少し遠ざかっていた。
「RHCPのUKツアーにBABYMETAL参加」。大ニュースだ。
むくむく新譜の悪夢が蘇る。聴き直す。そびえたつクソSucks So Muchアゲイン。
しかし待てよそうだRHCPといえばライブ。生粋のライブバンドだ。ツアー出てるんか。つべにライブ動画上がってるか?上がってた。
そこで私は屍を見た。かつてRHCPと言われたものの残骸がグシャグシャに打ち砕かれて転がっていた。
誰しも老いる。容姿についてとやかく言うのはアンフェアだ。でも一言いわせて!ヴィーガンなって体ダルダルってお前それどないやねん。
動画に映るメンバーは「はいココ!」とアクセルを踏んでいるように見えるのだが、その車はまったく前進していない。
アメ車なのにコーナーでアウト側から3歳児の三輪車に抜かされるぐらいのスピードしか出ていないのだ。
正直、前作IWYから戦犯はジョシュだと思っていた。やっぱりジョンFUCKINGフルシァンテじゃないとダメとか思っていた。
ところがそのライブ動画は、全く逆の状況を明確に映し出していた。
残り3人がジョシュについていけてないのだ。1人の介護士がたちの悪そうな要介護3老人におんぶに抱っこさせられているブラックな現場が、ただひたすらに映し出され続けている。要介護ROCK。
ジョシュ、すまない。申し訳ない。誤解していた。君は才能あふれる最高のプレーヤーだ。君は今輝くべきだ。
そんなダメ親父どもは捨て置いて、君自身の音楽を世に見せつけてほしい。
ダメ親父3人、おまえらはMTVでMCでもしてろ。けっこういけるやろ。
90歳ぐらいまで続けて、曾孫みたいなアイドルに「儂ら昔世界一のバンドじゃったんじゃ」「えーウソー」とかやって、ちんぽソックスとか電球頭とか珠玉の名作見せつけてドン引きされとけ。
今までどんなアーティストが老いさらばえても、ちっとも気にならなかった。そう、誰しも老いるんだ。
エアロスミスのライブで、声出てなすぎて声かホワイトノイズか区別つかんかったって言われても、仕方ないやろ、としか思わなかった。
ロブ・ハルフォードがバイクで現れてステージ中央で立ちごけながらメロイックサイン上げてた、って言われても、歳はバランス感覚から攻めてくるからなぁ、で済ませた。
ジミー・ペイジがギター弾かなくてもオジーが芸人になっても、心は揺れなかった。
でもな、RHCP、お前らだけはダメだ。そんな姿になったお前らなんて、絶対見たくなかった。
ライブの曲間に繰り広げられる、あの張り詰めたJAMは到底言語化なんてできない美しい瞬間で、それは私自身の音楽を愛するヴァイブそのものだった。
いつも新譜を心待ちにしていたし、ライブ映像が届けば鳥肌を総動員させたし、WetSandのイントロ間違えた大阪の夜だって最高だった。
今回の新譜が最低で、ライブが見れたもんじゃなくて、でもその現実を受け止めきれずに悔しくてネットでお前らのこと漁りまくった。
そしたらさ。
あの小さかったクララ・バルザリーがさ。あの時のまんまの顔で、素敵な女性になって、誇らしげな親父と並んで写真に写ってんのさ。
アンソニーが某ブランドの公告で息子を膝の上に乗せてドヤってんだよ。
私にも息子がいる。6歳。アンソニーとその息子の距離感が、私自身と息子のそれにものすごく似ていて。
どう?いい父親になれそうかい?大変なこともあるけど、素晴らしい色々なことを共有できるよな、って。
私がそうであるように、彼らも人生のステージをひとつひとつ進んでいるんだ。
そんな彼らに、あの頃に戻ってくれなんて、とても言えない。
分かってる。たとえ止めたくてもお前らは止められない。お前らの周りには何千・何万の人達がいる。お前らをサポートすることに人生をかけているスタッフだっているだろう。
だから私は今年をもって、自分の中のRHCPに死んでいただくことにした。そうすることで、私は死ぬまでRHCPを愛す。
さぁさぁ、増田のみなさん!クソ雑魚ナメってますか?二段ジャンプってますか?
アナルパァぁああああーーーール!をケツに突っ込んで普及活動に勤しんでますか?
そ・こ・で!
はてな随一のサービスと謳われるはてな匿名ダイアリーの2016年ブックマーク数ランキングを発表したいと思いまーーーす!!!
順位 | ブクマ数 | 投稿日 | タイトル |
---|---|---|---|
1位 | 2598users | 3月31日 | お坊さんをお呼びした家族葬(D.I.Y.葬)が総額42,360円で完璧に出来たお話 |
2位 | 2596 users | 6月16日 | 我が家のインドカレー |
3位 | 2203 users | 2月15日 | 保育園落ちた日本死ね!!! |
4位 | 1976 users | 2月18日 | 保育園の第一志望受かったけどやっぱり日本死ね |
5位 | 1838 users | 5月31日 | リフォーム業者の営業が仕組みや値段について書くよ |
6位 | 1522 users | 1月 2日 | 1日10時間の勉強を半年続けた |
7位 | 1504 users | 1月23日 | SIはやめておけ |
8位 | 1478users | 1月18日 | 35年勉めて幹部もやった会社を辞めることになったので、愚痴る。 |
9位 | 1238 users | 4月13日 | 富士通を退職した話 |
10位 | 1168 users | 6月 2日 | 留置場入った日本死ね!!! |
11位 | 1116 users | 4月24日 | 富士通を退職して思うこと |
12位 | 1047 users | 5月30日 | 船員さんが足りなすぎてたぶん日本は死にます。 |
※本ランキングは2016年に投稿された増田で、6月30日時点でブクマ数が1000を超えているものを掲載しています。
さぁさぁ2016年増田ブクマ数ランキング!大方の予想を覆してTOPを飾ったのはー!
D.I.Y.葬!!D.I.Y葬です!!!
2016年TOP増田を飾ると予想されていた保育園落ちた日本死ね!!!を追い越しD.I.Y葬がTOPに躍り出ました!!
やはり葬儀を4万で済ませられる魅力にはブックマーカーも勝てなかったか!?
そして2位、2位はこれまた保育園落ちた日本死ね!!!ではなく
TOPのD.I.Y葬との差は本ランキング集計時点でたったの2ブックマーク!
たかだか半月前に投稿された増田にも関わらず猛烈な勢いを見せています!!
やはり増田といったらウンコ!ウンコといったらカレー!鯖よりもインドか!!!?
国会に取り上げられたというアドバンテージを以ってしてもライフハック系の増田には歯が立たなかったか!?
しかししかし、3位に陥落してもその影響力は健在!日本死系の増田が以降のランキングに3件も続いております!
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(以降のランキングの発表につきましては都合上割愛させていただきます。各人、トラバ・ブクマにて思い思いに盛り上がり下さい)
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たしかにこれは似てる。
じゃあ俺もひとつ書いてみるかとエディタを引っ張り出してきた。どれだけ似せて書けるもんかな。これをご覧の方もやったらいいんじゃないんですかね。んで、最終的には全世界の人間が「仰向けに寝転んだところに幼女のおしっこを浴びたい」などと発言するネット空間を目指すのはどうでしょうかね。だめか。
といっても元の文章がうまくて書くことがない。「おすそわけ」の部分はまさにそのとおりだなと思う。あと「原初的な感動」のとこ。俺自身、人生がクソみたいな状況にあっても誰が読むわけでもない言葉をエディタにたたき続けてきた。今も紙とペンがあればなにかしら書いている。それは呪いだ。ずっと昔、今から見ればゴミでしかない俺の文章をたまたま何人かが見て奇跡かなにか知らないが、面白いなと笑ってくれた。そんな呪いだ。そのときの胸にこみあげたなにかが、たぶん元の文章で言う「原初的な感動」なんだろう。まあ俺にはこれ、感動であり呪いとも思えるんですけどね。
でも、「読んでもらえる」ということだけですばらしいのは紛れもない事実。ただこれは「読む」だけじゃない。俺にとっては文章だが、ブログにのっけるのは絵でも写真でも動画でもいろんな形がある。内容だって万人に役立つライフハックネタだとかでも、アニメの画面からかぎ取った幼女パンツの香りの考察だとかでもなんでもいい。読んでもらう、見てもらう、聞いてもらう、それでなにかをおもしろがったりしてもらう。中身に巧拙の差はあるだろうが、それが俺の理解できるブログの形だ。
だから、炎上とかを狙って人目をひくことが理解できない。良い悪い、でなく俺個人が理解できないだけだ。イケダなんとかさんは名前をよく聞くし、文章も何度か読んだことはあるはずだが覚えていない。なので、イケダさんのことでなく炎上だとかのこと、元の文章で言うなら「付加価値」を利用して人目をひくこと全体に言及する。しかし元の文章のこの言葉選びはうまいな。
で、俺はそういう付加価値による集客で文を読ませることが理解できない。いったいその文章でなにをどう楽しませたいのか、それが俺には見えないからだ。
というわけで元の文章と俺は同意見で、「んじゃあ俺が書く意味ねーな」となった。だけど、それでもなにかしらをひねり出してでも書かなければならない。でないと、あれを書いた人に対してなぜか申し訳ない気分になってしまうのだ。これは私情であり、今読んでいる人たちには関係ないわけだが、可能なかぎりには超うまいカレーを作るつもりであるので、楽しんでいただけるとうれしい。俺がうれしい。
さて、上に書いたように理解できないわけなんだが「分からない」で終わるのも面白みがない。
で、無理にでも考えてはみたのだが、「ブログというものの意味が今と昔では違う」という、手垢がつきすぎて誰も口にしないレベルの結論しか浮かばなかった。そりゃそうだ。俺の「ブログ=文章をのせる場所」なんて認識がもはや少数派の思考でしかないのだから。
現代で求められるブロガーは、ブログに書いた文章を介して多くの人間に影響を与えられる書き手だ。もちろんその中身が面白ければそれに越したことはないが熱心な読み手との交流といった付加価値で影響を与えてもいい。twitterで仲間を広げる、セミナーで弟子を集める、オフ会で友達を増やす、そうして輪を作ってその中に文章を投げる。
勘違いしている人も多いが、その輪に投げられた文章は実に「面白い」のだ。笑いのプロが真剣に時間を掛けて考えたネタ以上に、仲間の間で次々に産まれるバカ話が面白かったりする。炎上なんてものも、身内だと武勇伝として熱く語られる。その「面白さ」には優劣も貴賤もない。プロだろうが素人だろうがだれかを楽しませるのは同じ。むしろ「面白さ」を生み出そうとする情熱も能力も、仲間向けのブロガーの方が高いこともある。外部から見ればなにひとつ面白みの感じない文章であろうと、仲間の嗜好にあわせきった珠玉の文章だったりするわけだ。
俺は、優れたものにはなにかしらの熱意があると信じている。ただむやみやたらに暑苦しいだけでなく心地よい熱意。そうした熱意のこめられた文章はやはり人目を強くひく。
だが、新しいブロガーのその熱意は文章だけに注がれているわけではない。だからダメだとかいいたいわけじゃない。彼らは外部から見えるブログの文章ではなく、彼らとその読み手がつながる世界を面白くすることに熱意を注いでいる。彼らはまぎれもなく誰かを明確に楽しませているのだ。
だとするなら、俺がイケなんとかさんとかのブログを見て、「なんも役に立つもんねーな」と外から言葉を投げたところで、彼らの世界にはなにも届きはしないのだろう。だからまあ、関わるだけムダとも言える。てか、批判している側の人間も意外と中に入ってしまえば楽しめるかもしれない。世の中には交流の力も文章の質も並外れて高く、あふれる熱意でとんでもない規模の「内輪」を形成しているブロガーもいるだろう。そういう人間になら、俺は素直に感心したいと思う。
しかしだ。こんなものは旧世代の人間のつまらない感情でしかないのだろうが、俺はただ寂しい。
文章一つで見ず知らずの誰かの心を強く揺さぶったときの、書き手としての感情。どこの誰とも分からない人間が書いた文章に腹がよじれるほど笑えた、読み手としての感情。それらは本当にかけがえのないものだったと思う。ブログの書き手とブログの読み手、ただそれだけでつながるようなブログはどんどんと消えるのだろう。SNSなんかが広がってこれだけ簡単に人と人がつながれる時代なのだから当然の流れだとは分かっている。
だが俺はそれでも思う。文章が自由に書け、それが誰かに読まれる。ただそれだけでもすばらしいことなのだと。
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とまあ書いてみたけど、私の文章で一瞬でも「もしかしてこっちが店長かな」とか疑ってくれたら幸い。(うーん、読み返してみたけど全然やった…)
私は底辺ブロガーなんで特定される心配はないけど、やっぱ店長はすごいな。元の増田を見返しながら書いたけど、見れば見るほど文体から店長っぽさが伝わってくる。
もしも他の人が文体模写で書いたっていうなら、それもまた超弩級の変態技術の持ち主だわ。
まあ、この文章は店長好きの気持ち悪いファンレターだと思ってくださいな。元増田を見かけて、うっひぃよおぉおおおんん!と喜びまくった勢いで書いた文章です。
今のはてなでは文章で読ませるってブログは少なくなりました。それは時代の流れで仕方ないことなのだと思います。
熱意が不特定多数に向けた文章以外、たとえばPV狙いの炎上や仲間内の交流だとかに注ぎこまれる割合が多くなったってだけで、「楽しませよう」「目をひこう」という気持ちにはたぶん変わらないのだと、私は信じています。
ぺらっぺらの内容の記事がホットエントリー入りしてイラッとくることもありますが、それも今のはてなの一つなんだと思います。
だけど、やっぱり私はまだ見たい。
交流系だろうが、炎上系だろうが、変態アニメペロペロ系だろうが、文書が面白ければなんだっていい。
私自身も微力ながら、でも自由気ままに、文章中心のブログを書きはじめました。(半分休止中ですが)
もっと見たいって言うなら、自分からはじめるしかないですしね。非力であっても。
だから、もしあの増田が店長だったなら言っておきたいことがあります。
そんな言葉なんて、まああればうれしいでしょうけど、本質的に求めていたものじゃないですよね。
批判にしろ肯定にしろ、書いた内容について真剣に言及されたいって思ったりはしないですか。
たぶん、今のままだと、増田に書くたびにそんな反応しか返ってこないと思います。
なので、ブログに腰を据えて、不特定多数に突き刺さるような文章を書いてくれませんか。
じゃないと、いつまで経っても「おかえり」で埋められる反応になるかなって思います。
そんなの寂しいんじゃないかなと勝手ながら思ってしまいました。
この増田を書いたのも、元の記事について、なにかしら踏みこんだ内容の反応を見せたかったからです。