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はてなキーワード: ワンピースとは

2022-12-18

anond:20221218012514

だが待ってほしい

ワンピースはいくら玉の健康には良いとしても

勃起したら一切隠し立て不可能じゃないか

それはあまりにも男らしすぎないか

anond:20221218012514

漫画家のなか憲人(いかついおじさん)が部屋着をユニクロワンピースにしてるって漫画見たけど

腰の締め付けがいから楽に過ごせるしたしかに部屋着ならアリだなと思った

男こそワンピースを着るべき

股間が蒸れないか金玉を冷やせて、

ひょいとめくるだけで小便できて

一枚着れば外に出ることができて

こんなに楽なのにオシャレしてます感も出せる

合理的な服

こんなにも便利なら

女より合理と論理に長けた男たちがワンピースのことを無視し続けられるはずがない

時代は男のワンピース!男のワンピース

2022-12-17

『あの時好きだった子の結婚式』のダメージ、でか過ぎて息ができん

時間は止まらない。ハレルヤ・チャンスは来なかった。一度だけスポットライトを眩しく感じて、もしかして、と、一縷の希望を抱いてみたりしたけれど、キザなシルクハットの初老妖精が私の前に現れることも、テーブル芽キャベツを摘んで飲み込み、私の過ちを揶揄することも、「後悔しているか」、と問われてどうしようもなく狼狽える瞬間も、ついに空想のままで終わった。当たり前だ。

彼女は数少ない私の貴重な友達の内の一人だった。そしてそんな私とは反対に、彼女にはたくさんの友達がいた。学生時代というのはこの世で最も尊く煌めいて、同時に最も残酷な数年である特に女の人生にとって。

女の子は可愛ければ自然友達ができる。綺麗な女は同性の好意さえ簡単に集める。綺麗でなくては、女の子特別にはなれないのだ。というのは、私が散々惨めな高校生活を経て脳裏に刻み込んだ偏屈極まる私見である。器量が悪くても幸せな女など無限存在していることに薄々いや割合はっきり勘付きながら、私はなんとブスであることに諦めがつかないとんと哀れなブスだった。要するに学校で一番痛ましい存在である悲劇はブスに生まれた所からではなく私だって美人になりたいと望み始めたところから始まる。一軍になりたい二軍、美人になりたいブス、男にモテたい喪女、目立ちたい陰キャ…………。

そんな救いようのない私の目前に彼女はまるで天使のごとく現れた。今で言う「たぬき顔」みたいな甘たれた顔立ちで、柔らかく日焼けしたセミロングの髪を緩やかに編んで両耳の下から下げ、私より背が高かった。本当にかわいい子だと思った。入学と同時にバスケ部に入部し、放課後はいつも臙脂色ハーフパンツを履いていた。

私の何を気に入ったのか知らないが、彼女は私に本当に良くしてくれた。二人で写真を撮ってくれたし、連絡もマメに取り合った。ビタミンカラーペンケースは色違いでお揃いだった。勉強で多数の上に立つことにしか一生懸命になれない私だったが、彼女に誘われればテスト前だろうと遊びに出かけた。

当時の私は所謂一軍グループに属することしか考えていなかった。そしてその野望は結論から言えば5割方は達成されていた。要するに、キラキラグループには入れたが当然自分自身キラキラにはなれず、なぜか一軍にいるぱっとしない子、という塩梅にそれでも自分立ち位置にそれこそしがみつくようにして生きていた。自分自身の最も忌むべき点は、身の程知らずに一軍になりたいと望んだことより、そこにいる友人たちをステータスしか捉えていなかったことにある。

7人グループは8年の時を経て解体し、彼女の式に呼ばれたのは私を入れて3人だった。

彼女と遊ぶとき、私はいつも憂鬱だった。

何人かで約束した日は良かった。でも二人きりの日は不安だった。なんのために私と二人で会い、何を求められているのかまったく不明だったからだ。私にとって、彼女かわいいというだけで彼女を好く理由は有り余るほどにあった。だからその逆が本当にわからなかった。けれど、顔を見れば不安は消えた。彼女はいつも本当に楽しそうに笑う。

好きな人がいるの、と、仲良くなってすぐ彼女は私に打ち明けた。あいつに可愛いって思ってもらえたら、他の誰に思われなくても構わない。校外学習に行くバスの中でひっそりと告げられた声の温度も、一緒に口ずさんだ阿部真央の曲も、午後3時半頃のあつい夕日も全部はっきり憶えている。

私も気になる人がいる、と、口から出まかせのように呟いた。そうしないと彼女がどこかに行ってしまう気がした。彼女好きな人がいたから、私にも男の子必要だった。彼女と恋話をするために必要だった。クラスメイト脳内で全員スキャンして一人の名字を口にした。彼女のくりくりしたタレ目がおおきく見開いて、絶対いいよ、とひどく嬉しそうに笑った。

咄嗟名前を上げた男の子ホームベースのような顔の形がバスの前の方に見えていた。彼女の「絶対いいよ」、を聞いて、私もなんか、そんな気になった。

同じ教室で過ごしたのはたった一年のことだったが、その後の文理選択教室棟ごとクラスが離れたあとも、彼女と私の友人関係は変わらず続いた。休みの日には二人でカラオケに行ったし、相変わらず毎日のようにラインも続けた。何でも話せるふたりだった。けれども、いつまでたっても彼氏ができない私に気を遣ってか、いつしか恋愛の話だけはしなくなった。

高校3年生の頃、私が隣町から通っていたその市で一番のお祭りに一緒に行こうと誘われた。テレビ取材もくる大きなお祭りで、5月連休という時期的条件もあり、受験の年を迎えた同級生たちが最後の楽しみにと、こぞって一番の関心を寄せるお祭りだった。その高校生にとって特別な1日に、彼女はどうしてか私を選んだ。彼氏でも気になる人でも他の多くの華やかな友人たちでもなく、私を。やはり意味がわからなかった。

彼女がお揃いにしようと言ったから、一緒に服を買いにいった。その頃の私は醜形コンプのまさにピークにいて、服屋の商品に触れるときすら手が震えた。それでも、明るい彼女に悟られたくなくて我慢してひょうきんに振る舞った。

当日のことはよく覚えていない。彼女が知り合いとすれ違って挨拶するたび居た堪れない気持ちになっていた気がする。その日もやはり最後まで、彼女がどうして私なんかといたかったのか、ほんの少しもわからなかった。ただ、群衆を避け、駅前の寂れかけのイオン屋上で見た小さな花火だけはなんとなく覚えている。幼い日の名残りか、彼女はいつまでもその建物ダイエーと呼んでいた。いつ行っても盛れないプリクラ機のある小さなショッピングモールだった。

いいのか、と問うと、いいのだと答えた。疲れたからいいよと。彼女にとっては、十数年住んだ街での最後祭りだった。それなのに、小さな花火でいいと言った。暗がりの中の少し眺めの顎先まで好きだった。

長く続いた私達の友情がぷつりと途切れたのは大学入学してすぐのことだった。互いに遠く地元を離れたあとも私達はまめに連絡を取り合っていたと思う。夏休みに私が彼女の家まで行き、二人で遊園地に行った。例のごとくおそろいのワンピースを着て、髪を染めてまた綺麗になった彼女はとても目立っていて、キャストによく声をかけられた。それっきりだった。

その後私は整形をし、地元に顔を出さなくなった。加えて、正しくいなくても済む大学での人間関係に夢中だった。何より、また性懲りもなくその内の一人のことをしごく特別に感じていた。その子もまた、私には釣り合わないくら可愛い子だった。

たまにインスタで見る彼女はやはりあの本当に楽しそうな顔で笑っていた。気がつけば同じ高校の別の友人とおそろいの服を着て旅行していることもあった。もしかしたらそこにいたのは私だったかもしれない。そういう写真を見るとき、私はいつもそういうことを未練がましく考えた。自分から手を離しておいて全く自分本意な話である。けれども横に写っているのは私達の高校で一番かわいかった女の子で、その方がずっと彼女釣り合っている気がした。

彼女から招待状が届いたのは、それから数年後、すっかり社会に出て2年が経つ頃だった。

式は、まったく素晴らしいものだった。

私のイメージにあるステレオタイプな挙式とは全く違って、カジュアルで、愛に溢れ、来てくれるすべての人に楽しんでもらおうという新郎新婦の人柄がこれでもかというくらい詰め込まれた温かな数時間だった。遊び心とホスピタリティに溢れ、ほんのひと時も漏らさず楽しめる、本当にいい式だった、と、思う。円卓に集められた同じ高校の友人たちは皆美しく、ドレスの中で綺麗だった。

数名の友人代表が立ち上がり、彼女のために手紙を読んだ。どの子もとても綺麗で、どの子も同じように泣いていた。泣いていたのだ。チャペルのドアが開いた瞬間、披露宴に現れた瞬間、新郎が亡き父親手紙を読む瞬間に、その場にいる大勢が泣いていた。

ついに私は親友にもなれず、それでもなぜかここに呼ばれて、のこのこ顔を出しては無理に笑って突っ立っていた。

ありえないほど似合わないドレスに妙な頭に、他の友人達とはとてもじゃないが釣り合わない不器量な面構えで、たった一度も笑顔で手を振る花嫁の目を見れないまま。

久しぶりに会いたくて、と、彼女電子招待状と一緒に添えてきた。思い切って招待状を送ったのだと、だから、こ断ってくれても構わないのだよ、と。

そういうところが好きだった、私の臆病も偏屈も一息に飛び越えてなんでもないような顔で笑うあなたの、正しいところが好きだった。数年言葉をかわさない友人を、同窓会キャンセルするような私を、逢いたいと言う一言で誘ってくれるような貴方のその身軽さが、屈託のなさが、あなたのことが好きだった。

"嬉しいときは私より喜んで、悲しいとき自分の事のように泣いてくれる"

名前も知らない友人代表は立ち上がってそう読んだ。

知っている、と思った。

知っている、そんなこと。だから好きになったのだ。そういうあなたから、私はあなたを好きになった。

もしも私が男だったら、と、百万回近く考えた。もしも私が男なら、私はあなたと付き合いたい。

本当は違った。本当は、女のままでも、私のままで、私はあなたと添い遂げたかった。真っ白なドレスを着たあなたの、あなたの立っているのは私が良かった。スポットライトの当たるソファに私と一緒に腰掛けて、私の物語に泣いて欲しかった。

名前の知らないたくさんの参列者が、かつて同じ制服を着ていた友人達が、あなた幸せを願って涙する中でたった一人わたしが、私だけが、私のためだけに泣いていた。あなたのことが好きだった。たった一つ、その気持ちだけで泣いていた。ピンクグレーのカクテルドレスに身を包んで笑う、彼女世界一綺麗だった。

性格の悪い私は、あわよくばこれを読んでくれないだろうかとさえ思っている。ほんの小さな爪痕でも残せたら。

それでも、正しい彼女ははてぶなんて見ない。だからこのまま私の恋はここでゆっくり死んでいく。

祝儀袋に手紙を入れた。マナー違反かもしれないが、知るかと思ってぶち込んだ。「あなたのことが大好きだった」「今も、そしてこれからも」

大好きだよ、愛してるよ。

高校時代彼女はよくハグをしながらそう言った。大好きだよ、愛してるよ。

何でもないことのように付け加えた、大好きの意味はきっと伝わらない。それでも、私はあなたが好きだった。今も変わらず、好きだった。

MENって映画をみました(見た人用の共感を求める感想

あれって性差逆にしたWOMENって映画は今以降ずっと成立しないよな。

エロパロAVにしても無理だよな。

そう考えると、男女差別ってなんだろう?と思う。

MENの映画感想文にフェミ丸出しのがあって最後が「オトコは反省しなさい」で終わったり。

考察サイトってオトコが上から目線で教えてやるって感じでイヤじゃない?ってはじまりながらきっちり考察サイトだったり。

それも含めていろいろとなんだったかなあという映画だったわ。

追記

主演の女の人はノーブラワンピースなんだけど、ときおり乳首が立ったりそうじゃなかったりするだけど、それになんか意味があったんですかね?

anond:20221217151624

"ワンピース馬鹿売れしても日本人の子供はソマリア沖でタンカーを襲わないでしょう。"

恥ずかしげもなくこんな詭弁を言い出せる人が世の中にはいるんだよね

それしないんじゃなくてできないだけだろ

俺なら恥ずかしすぎてアカウント消すレベル

anond:20221217125519

「感動する」「泣ける」も、あまり美しい日本語と呼べるものではないと思うのだが。


「感動」は個人的な心の内での感情の動きを表現したもので、「外に向けて」堂々とアピールするものでは、本来ない。

日常的に気軽に披露するものではないのだ。

20年ほど前に小泉純一郎が「感動した!」と言ったときに、「なんて下品日本語なんだ」って批判があったくらいだよ。

まさに「劇場型」を謳う政治家らしい、キャッチコピー的な言葉遣いだと。

「泣ける」も、そういう対外的自己アピール目的で生まれた使い方で、非常に品がない。

「泣ける絵本ブームとか相当キモかった。

時代劇で「感動した!」「泣ける!」と言っている場面を想像すれば、自分自身ですら軽薄だと感じてることがわかるはず)

「泣く」というのも要は単なる排泄行為であって、「本来人前で見せるべきではない」という前提があり、「しかしそれでも涙を抑えることができない」ほどの状況である、という特別表現だ。

気軽になんでも「泣ける泣ける」言ってるのは、やはり表現機微を損なう使用である

(泣きドラとして有名な「おしん」も下品だとよく言われていた。ワンピースもこれに通じる感覚がある)


比べて、「エモい自体は、「エモーショナルだと感じた」的な説明であるため、こちらの方が控えめで奥ゆかしい(悪く言えば曖昧自己主張がなくぼんやりとした)、

しろ日本語に馴染む表現なんじゃないのとすら思える。

「風情がある」なんかに感覚の近い、非常にぼんやりした言葉ではなかろうか。

「桜」に対する日本人感覚など、「エモい」という曖昧表現は割としっくりくると思う。

文字配列だけを見れば非常に似ている「ナウい」と比べても、

言葉が含む感情の多さや、すこし間違えて使うと台無しになる絶妙ニュアンスなど、いくらか洗練されていそうではある。


しかしこれもまた用法次第ではあり、「エモいから見て欲しい!」などは、当然下品文章である点には同意

単語問題ではなく、「泣ける絵本」的な語法が根本から下品なのだ

(もちろん時代劇で使うのも変)

3%で良いから進めてくれ

紫セーターの購入

茶色コートの購入

美容院でトリートメント

アニメグッズの売却

子宮口にあるポリープの切除

腹部エコー

精神安定剤の服用及びMC受診

TVアンテナ線延伸

青いワンピースの購入

2022-12-16

今更このマンガがすごいワンピースを入れるな

本当に意味が分からない。

2022年で一番無駄事象だと思うわ。

ワンピースなんて今読んでないやつが読み始める訳ないだろ。

今展開が熱いかランキングに入れましたとかどうでもいいから、「敢えてワンピースを選ぶ自分」っていう選者のオナニーでしょこれ。

せめて売りやす漫画ランキングに入れろ。

2022-12-15

30代40代のせいで日本ダメになっているんじゃないだろうか

よく言われる、庶民には金が無い、時間がないというのは嘘。

ワンピーススラムダンクようなクソつまらないアニメ映画を見に行く金や時間はある。

あれらの映画興行成績は、30代40代の金と時間を余らせている世代にヒットしているからだろう。

金も時間無意味なことに使っているから、日本ダメになっていくんじゃないだろうか。

せめてもっと面白いもの有意義ものコストをかけてほしい。

あかね噺」がめちゃくちゃ面白いぞ!!

このマンガがすごい!2023』の4位になったらしい名作なんだ

月曜にジャンプラで電子版が公開されてたので読んでみたが、めちゃくちゃ面白い!!

一気に引き込まれ無料公開分の3巻、25話まですぐに読んだ

そして、続きが読みた過ぎるし、電子版じゃなくて紙の単行本が欲しいわ!ってなったので本屋に行って4巻を買ってしまった

単行本買ったのなんて鬼滅の最終巻以来だよ(ブームの中、最終巻だけ買った)

こんな面白いマンガ、読まずに過ごしていくのは絶対に損だと思うので、プレゼンしていくぞ!

読んだことない人への布教のつもりだから勿論ネタバレには気を付けるけど、面白みの紹介のためには序盤数話分はどうしてもストーリー踏み込む必要があると思う

そこは申し訳ない

少しのネタバレも嫌な人は今すぐジャンプラへGOだ!

無料12月25日までなのでお早めに!

https://shonenjumpplus.com/episode/316190246999430065





…では、いいかい?

タイトルが「あかね噺」なわけだけど、噺とは「はなし」と読む

「話」と意味は変わらないのだけど、「話」よりも「噺」のほうが「語って聞かせる物語」的なニュアンスが強い漢字となる

現代で「噺」の漢字が使われる場面は「噺家(はなしか)」くらいかなと思う

噺家」とは物語を語って聞かせる職業の人で、ほぼ落語家同義

まりおわかりの通り、このマンガ落語を題材としたマンガ

これは主人公少女あかね」の、「あかねに関する物語」という意味と、「あかねの語る落語」という意味ダブルミーニングだと思う

長くなりそうだから章立ててくよ



基本ストーリー

じゃあ序盤のストーリー、少しだけ要約するよ

主人公あかね小学生時代から物語は始まる

あかねの父は落語家、阿良川志ん太

志ん太は落語家階級としては中堅で、最終ランクである真打」への昇進を目指している

中堅どころなので稼ぎはよろしくなく、妻、つまりあかねの母の稼ぎで家計が成り立っている

父はヒモだとクラス男児からかわれてケンカするほど、あかねは活発で気が強く、父を大切に思っている

そしてあかねは家で練習をする父の落語が大好きで、幼いころから父の真似をして、落語に親しんでいた

志ん太は家族のためにも真打へ昇進するための最終試験に挑むことになる

落語家一門の「阿良川一門」の重鎮たちが揃う中、昇進試験落語を行ったが、阿良川トップ、阿良川一生がなんとその日の受験者を全員破門にする

それ以降、志ん太は落語家を続けられなくなり、一般企業就職し、経済的にはむしろ裕福になった

しかし、あかねは父の落語が断たれたことに納得できない

そしてあかね高校生になり、父の落語を認めさせるためにも落語家への道を進んでいく…

というのが第一



ラスボスライバルの描き方がすごい

まず、落語マンガではあるのだけど、バトル物かと思うくらい、ライバルラスボスの描き方がうまい

最後までラスボスヴェールに包まれてわからないようなマンガも多くあると思うけど、このマンガ第一からラスボス良川一生がはっきりと描かれ、そこに向かってあかねが成長していくような熱い展開となっている

ラスボスを隠すパターンは謎解き感が演出されるのに対して、ラスボスがはっきり序盤で出てくるとそこに到達するときの盛り上がりがすごく熱くなる

ワンピースシャンクスとか、鬼滅の鬼舞辻無惨とかね。

あかね噺はそっちのパターン

父はその後もちゃんと生きているはずだが、マンガではその後単身赴任として描かれず、バトルマンガで言えば「父は阿良川一生に殺された」状態

まあ落語家としては殺されたんだけど

ラスボス良川一生と父、またあかねとの因縁がこれ以上なくはっきりしてて、かつ、阿良川一生は落語界最大の重鎮

そこに挑むために成長していくのだから熱くないわけがない

それに加えて、志ん太の元師匠で、今のあかね師匠である良川志ぐまも、何やら阿良川一生と因縁があるようで?ここははっきり描かれていない伏線になってそう


あかね初舞台出会う阿良川魁生もいい

おそらく中ボスという感じで、あかねと年齢は近いけど、天才的な実力で若くして中堅ポジションに昇格したカリスマ落語家で、阿良川一生の弟子

学生大会で戦うライバルたちも熱い

この辺の演出は本当にバトルマン王道物って感じの熱さがあってすごくいい



展開がめちゃくちゃスピーディ

ジャンプと言えば努力友情勝利だけど、あかね噺もそのパターンが組み込まれている

そしてそのサイクルがめちゃくちゃスピーディに展開する!

あかねが壁に当たる→兄弟子のふんわりした助言→あかね解釈努力→成長!

だらだら失敗したり、だらだら修行したりしない

何か掴んだ描写があったら、その後の練習は描かず本番に移るので、ダレるタイミングすらない!

なのに説得力はすげえあって、あかねの成長がすごくよくわかる

こんなにグングン成長していく様子が、読んでて気持ち良くないわけがない!

ここの展開の速さが、このマンガにぐいぐい引き込まれる最大の要因だと思っている




ここまで読むと、王道バトル物をスピーディな展開で飽きさせないだけなのかな、って感じたかもしれない

当然それだけじゃないんだわ

落語マンガならではの強みがある

ちょっと専門的になるけど、ここを書きたかたからこの増田を書いているので頑張ってついてきてね

劇中劇のお手本になるような名作

このマンガの最大の魅力は「劇中劇」がふんだんに盛り込まれながらストーリー展開するところだ

劇中劇」とはなにかというと、「作中作」とか「物語物語」とかいわれるように、お話の中にさらお話入れ子になっている構造を指す

あかね噺」という物語の中で「饅頭怖い」という落語が語られれば、それは物語の中の物語なわけだ

で、その劇中劇がなんだってんだよ、と思うだろうけど、劇中劇で語られる物語が、外枠の物語リンクすることで、物語中で語られない意味合いを伏線として提示することもできたり、外枠の物語登場人物が感じていることを劇中劇人物リンクすることで強調したりすることもできる

まり劇中劇を上手に使えば、本編で深く語らない内容を読者に伝えることができるようになる

あかね噺」はこの劇中劇の使い方がめちゃくちゃうまい

文学理論教科書に載せたいくらいだ



あかね噺」は落語マンガなので当然、物語中に落語を演じる場面が多く出てくる

もちろん知らない人のために、最低限の演目の内容紹介はある

さらっと読むにはそれでじゅうぶん足りているし引っかかりもない

しかし、この劇中劇である落語が分かると、めちゃくちゃマンガ解像度が増すんだ

読者もyoutubeなどで探せばどの落語も全編視聴することができるし、その演目の見せ場や意味も読者はネットで調べて知ることができる

ぜひ、一度マンガを読んだ後、時間がある時に扱われている落語を視聴してもらいたい

そしてもう一度マンガを読んで欲しい

例えば冒頭の場面、あかねの父、志ん太が寄席で演じて、さら帰宅後にも練習する演目は「大工調べ」という落語

これは経済的に貧しくて家賃を滞納した人物が、大家商売道具である大工道具を取り上げられ、大工棟梁と一緒に大家に道具を返してくれるよう交渉するという話だ

これは、落語ほとんど稼げない志ん太そのもの立場と重なっているし、商売道具を取り上げられてしま未来を暗示しているとも読める

(その後最終的には奉行所までいって道具は取り戻すストーリーなので、最終回では大工棟梁あかねが父の落語を取り戻す、つまり父の落語(のもっと上の師匠落語?)を継承するエンドの暗示かもしれない)


父が真打昇進試験でやった演目は「芝浜」で、これはこんな話

日々真面目に働かない亭主がある日、浜で大金を拾ってきて、大酒飲んで寝てしまったので、妻が大金を拾ったのは夢だということにして金を隠し、亭主が真面目に働くように訴える

その日から更生し、財を成したある日、あの時は夢ではなく妻がお金を隠して亭主を騙したこと告白し謝るが、亭主はお前のおかげで身を立て直せたのだと感謝する

そんな人情話だ

これがなかなかすごい

志ん太は芝浜の亭主とは逆で本当にまじめで、家族のために昇進したいと、真面目に芸に取り組んだ試験だったのに、その挑戦は夢と散るという、芝浜のストーリーとは逆の構造を見出せすことができる

しかし、経済的意味では芝浜と同じで、落語なんて食えないことをやってたのが、夢から覚めてサラリーマンになって稼ぎが増えた、とも言える

この場面の志ん太と、芝浜の対比を考えるだけでいくらでも飲めそうな話になっている



あかね初舞台は「まんじゅう怖い」

これはこんな話

みんなが何かしら怖いものがあるだろう、と言いあってた時、何も怖いものなんかないと言い張る男がいたので、さらに追及すると、本当はまんじゅうが怖いと言い出した

そして寝込んでしまったので、もっとからかってやろうとみんなでまんじゅうを買い集めて、男の枕元に並べた

起きた男は、怖いーとおびえるふりをしながら美味しくまんじゅうを食べてしまった

怖い怖いと言ったらみんながまんじゅう持ってくるだろうと思っただけで、本当はまんじゅう大好きだった、という話

まり、怖いものなしの無敵感満載の男が躍動する滑稽話なんだけど、これをあかね初舞台で堂々とやるわけさ

あかねの強さの演出にはこれ以上ないよね、とうならされるわけ

いやもう、これで終わらずずっとこの調子で色んな落語が出てくる

劇中劇考察だけでいくらでも読み直せるよこのマンガ

と思うと、まじで電子書籍で一読するだけじゃダメなんだよね

マンガ読む→落語見る→漫画読み直す→落語見直す→また漫画読み直す、ってサイクルをずっとできる

紙で欲しいね、これは


その他

あとはですね

逆に、落語への理解度も増すよ

三方一両損」って落語があるんだけど、あれ、序盤の掛け合いは面白いんだけど、後半のお奉行様が出てくるところは別に面白くないのよ

それがこのマンガで、真面目過ぎると面白い、みたいに書かれてて、ああ、確かに、そう見ればそうかも、ってなった

おかげでイマイチわかってない落語についてもちょっとわかった気がする

マンガから落語落語からマンガ、どちらも理解度が増すってめっちゃ得だよね


もう少し魅力を語るならば、落語ってひとりの人物複数キャラクターを演じ分ける形態だけど、落語の語りを声色も何もないマンガで見せるわけなので、表情の描き分けなんかも面白い

あかね可愛い

絵の技術、というか、マンガ技術もしっかりある人じゃないと、このマンガ面白く描けなかっただろうなってのはちょっと思います

作画の馬上鷹将先生ありがとうございます

まあそんなわけだ

読んでみて

2022-12-14

anond:20221214000346

ルフィの事ニカ呼ばわりするとなんか冷ややかな目で見られる

ちなワンピース全然読んでない

2022-12-13

anond:20221213163218

ワンピースは一枚着るだけで通報されずに外に出ることができる上に、体型も隠れ、なぜかきちんとオシャレしてる感もでる非常にコスパのいい服装なんだよな

適当に済ませたいかワンピース着ればとりあえず今日服装オッケー!みたいな

よく男性服にそれに当たるものがないのはかわいそうだし、男の人もワンピース着れたら楽だったろうにと思っていた(男性服は適当に着たらそのぶんちゃんとダサくなるから

anond:20221213191246

性欲目的で見てるのが露呈するのがまずいんだろうな

子供の為にプリキュアのグッズ買うのはOKだけどシコるためにプリキュアのグッズ買ってたらドン引き

出玉の為にまどか見るのは良いけどシコるためにまどか見るのはドン引き

ワンピースチェーンソーマンだってキャラの話しかしなかったら普通にキモイよな

という話

10代ワイ「スカート絶対嫌!ワンピースとか絶対着たくない!!」

おばさんワイ「ワンピース楽ちんすぎワロタ一生これで済ませたいわ〜」

なぜなのか

ヒロアカとかワンピース実写化

俺もアメコミは読まないけどアメコミ原作映画は(たまに)見るからアニメ漫画は見ないけど実写なら子供に見せるみたいな層に需要があるのかな。

ワンピースで一番感動できるエピソードガイモン編になった29歳

ガイモン、29歳。

失恋をした。

というよりは、ちゃん失恋できた、が正しい表現かもしれない。

 

理系大学を出て真面目な会社に務めて2年くらいが経ったころ、当時数年間付き合っていた彼女結婚するのかなーとぼんやり考え始めていた。

人生で初めての彼女であり、ちゃん可愛いなと思って付き合い始めた。

しかし、これで俺の人生終わるのか?と思ったときに、そうじゃないだろと言ってる自分がいた。

男子校出身女性との関わりがあまりなかった自分女の子が好きすぎた。

街中を見渡してみても、すれ違う女性に目が行ってしまう。

こんな状態結婚をするのは、後ろ髪が引かれすぎている。

もっと自分はたくさんの女性を知るべきだ。たくさんの女性を知った上で、それでもなおこの子と一生一緒にいたいとそう思える人に出会えたなら結婚でもなんでもすればいいじゃないか

そう思い、特に大きな不満があったわけでもなかったが、彼女とは別れた。

 

そして学生の頃からブログTwitterウォッチはしていて、でも半ばファンタジーだろと思いながら見ていたナンパ界隈なるものに足を踏み入れていくことになった。

講習なるものお金を払って受けて1年くらいして、結構いい感じの成果は出ていた。

街中で、クラブで、合コンで、マッチングアプリで色々な場所女の子口説いていた。

仕事もうまく行ってきていて、女の子の扱いもうまくなってきていて、調子づいていた。

その頃に出逢った女の子にこれまで3年間ずっと恋をしていた。

 

出会ってすぐに関係は持って、そこから定期的に会っていた。仕事で忙しいフリをして他の女の子ともたくさん遊んでいた。

別に付き合っていたわけではなかったので、悪いことをしていたわけでもないのだが、ある日それがバレてしまい、結果そこから相手の中でも遊びなんだなという気持ちになって、付き合いたいという気持ちはなくなっていったらしい。

なので、私は私でちゃんとした人を探さないとなと行動し、そして見事彼氏ができた。そうして会えなくなってしまった。

 

会えなくなってから初めて自分はその子のことがめちゃくちゃ好きだったことに気がついた。

仕事も一週間くらい休んだ。こんなにも自分恋愛メンタルを左右される人間だなんて知らなかった。

しかしもう後の祭りコロナタイミングもあってかしばらく連絡も取らないでいた。

そしてほとぼりが冷めた頃に連絡をしてみると、ご飯にいくのはOKをもらった。普通にご飯に行くだけだよという念押しを添えて。そして本当に何もなかった。その後も何回かご飯には行っていたが、一度たりとてなにもなかった。むしろそういう彼氏大事にするその子のことは、ますます好きになるところしかなかった。でもそれだけで幸せだった。もしいつか彼氏と別れたら今度はちゃんと付き合えるかもという淡い期待を持っていたこともあり、この関係をほそぼそと続けようと思った。その矢先、彼氏LINEを見られてしまい、もう会えないと言われた。

 

本当にやましいことがないゆえに特に隠すこともしていなかったので、ひょんなことから発覚し、彼氏から咎めを食らって流石に会うのは禁止とのお達しが渡ったという次第だ。

会えない宣言をされてから気持ちはずっとその子にあり、どれだけの女の子を抱いても、いつもどこかでその子のことを考えていた。

彼氏と別れてくれるという一縷の希望にかけて何ヶ月かに1回ジャブを入れてみた。

しかし一向に分かれる気配はないどころか、同棲まで始めるという。

同棲までしようという女の子に、この一人の女の子にずっと固執し続けて連絡をし続けるのは良くないし、何よりそんな自分ダサいなと思い、もう連絡できないようにブロックしてねというお願いをした。その代わりもし結婚するか、別れたら教えてねとだけ言って。

たぶん別れたら本当に連絡をくれるんだろうなという期待はあった。そういう子だった。

からそういう約束をしておいて、自分からはその子のことは忘れようと思った。その間に仕事に集中しようと。あるいは別の大事にしたいと思える女の子出会うかもしれないし。

 

そう思って2年間が経過した。結果としては、ただの一日たりともその子のことを忘れることはできなかった。

あれからたくさんの女の子には出会ったが、その子を忘れられるような子はついぞ今日まで現れなかった。

結婚したらちゃんと教えてくれるような子だから、連絡がないってことはまだ結婚していないんだ。そんな都合のいい期待だけを目の前の女の子を好きにならないでいる理由に使っていた。付き合ってすらいないし、たかだか数ヶ月くらいの関係しかないその子のことを、うちのパパはすごいんだぞーと親の威をかる子供のごとく、大人になってもあと1点だけ足りず不合格になった大学のことを自慢気にひけらかすかのごとく、目の前の女の子否定する材料として使っていた。

でもいつか、でもいつか別れたよっていう連絡が来るかもしれないからと、負けが込んで来ているのに最後大穴を当てれば全部チャラにできると信じてもう引くに引けなくなったギャンブル中毒者のそれと変わりがなかった。

でも当たりは入っている。自分がそれを引けるかどうかは置いておいて、当たりが入っていることだけは確か。いや、入っているはず。本当に入ってるかどうかはわからないけど、入っているかもしれない。というよりも入っていてほしい。入っていてくれないと困る。

当たりが入っていないことが証明されていない以上、期待値は0にはならない。それだけが自分支配していて、そうして2年が経った。

 

 

先日、ふとその子LINE確認してみると、ブロックが解除されていた。

ちょうどW杯日本クロアチアに前半で1点をリードしていたときだった。このまま守りきれば史上初のベスト8入りという試合だった。

見た瞬間からずっと心拍数が上がっていた。もしかしたらサッカーの熱とごっちゃになっているのかもしれないと思ったが、日本が負けてもなお自分感情は大きく大きくポジティブに傾いていた。

 

ブロック解除と共に相手からメッセージが来ないのはどうしてだろう?と考えたが、そこはポジティブ解釈した。

まりはこうだ。彼氏とは別れたけど、別れたよーって連絡したときこちらに彼女がいたら傷心の中さらちょっと落ち込むことになると。告白してないのになんか勝手に振られたみたいな気持ちになるのは嫌だなと。だから解除はしたけど、あっちから連絡あるまではこちからは連絡はしないでおこうと。

これしかないなと思った。

からちょっとしてから自分から連絡してみるのがいいかなと。

 

そして満を持して連絡をしてみた。

結果としては、もう結婚していた。しかも2年も前に。

とっくの昔に宝箱は空だったんだ。

ずっと眺め続けてきた宝箱は空だった。

しかもうまく行ってないというわけでもなく、むしろ旦那さんのことは大好きなようだった。

ここにきてようやっと初めて諦めることができそうになった。忘れるように前を向けそうな気がしてきた。

何を思い立ってこのタイミングで解除したのかはわからないけど、でもそれを知れたことで次に進めそうな気がしてきた。

今に向き合っていかないといけないとようやく踏ん切りをつけることができた。

本当にありがとう

 

もう虎視眈々と別れるのを待っているとかそういう気持ちは一切なくなった。

ただただその子には幸せになってほしいし、ずっと大事にされてほしいと本当に思う。

いい子という言葉では形容しきれないくらいのいい子だから、その子とりまくすべてが幸せであってほしいなと思う。

自分本意な生き方をしてきた自分他人幸せをここまで切に願う気持ちが芽生えるなんて知らなかった。

思い出としてこの先消えることはないとは思うけど、その子出会たことで結果今の自分幸せがあると、そう思える人生を作っていかなきゃなと今日決意を新たにした。

今まで本当にありがとう。あと結婚したことを教えてくれてありがとう

私は私でがんばります。お互いいい人生しましょう。

 

 

 

 

最後に、もし曲がり間違ってこれがバズってしまっても多分その子の目にとまることはないだろうと思う。

もも旦那さんの目は止まって、もしかして?って思ってもそっとしておいてほしいです。

の子あなたのことがすごく大好きだし、あなた大事にし続けてくれる限り、自分含め他の人に目がいくことはないと思いますし。それは本人が一番わかっていることだと思います

この先ずっと大事にしてください。悲しませるようなことはしないでください。

 

2022-12-12

鬼滅が図書室にあるよりは新海誠さんのヒットかなあ

鬼滅が図書室にあるのはすごいとは思う。

ただ昔からワンピースNARUTOとかのジャンプ漫画は読んでいてもオタクとして迫害はされなかった。

個人的オタク迫害がもうなくなったと感じたのは新海誠さんのヒット。

新海誠さんはminoriっていうエロゲー会社のオープニングとかを作っていたこともあり

絵も美少女アニメっぽい絵だと思う。

それが国民映画監督になったあたりで時代は変わったんだなと感じた。

カラ松おしっこ我慢大会は一松ファンの偽旗

一松受の人たちがカラ松受に対してのレピュテーションひとつだったんだけど

当時の「私達はのほんとにおもらしカラたゃが好きなんですゥ〜www」の空気気持ち悪かった

あと白ワンピース自分生理の血が漏れて染みてるのに気が付かない一松ブームとかあった

2022-12-11

anond:20221211204340

ワンピースずっと追っかけてたのにイケメンが出始めてから見なくなったとかいう男いたな

近頃のジブリイケメンが出てくるから見れないらしい(ナウシカとかトトロは好き)

今の漫画アニメ化ってなんでコナンとかサザエさんみたいにずっと継続して放送されるアニメにならないの?

例外ワンピースぐらい?

でもあれも終わりが見えるといえば見える。

基準は何…?

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